概要
リョーサン菱洋ホールディングスは、2024年4月にリョーサンと菱洋エレクトロの共同持株会社として設立された電子部品・半導体専門商社である。東京証券取引所プライム市場に上場し、連結従業員数1644名。デバイス事業とソリューション事業の2軸で展開し、2026年3月期の連結売上高は3599億円、営業利益101億円を計上する。
デバイスとソリューションの二本柱
当社グループは「デバイス事業」と「ソリューション事業」の2セグメントで構成される。デバイス事業は半導体(メモリ、マイコン、アナログIC)や電子部品(抵抗、コンデンサ、コネクタ)の販売・製造をグローバルに展開する。2026年3月期の売上高は2546億円(構成比71%)で、営業利益は57億円と前期比27.9%増加した。ソリューション事業はIT機器(サーバ、ストレージ、ネットワーク機器)の販売およびシステム構築・保守、クラウド・セキュリティソリューションを提供する。同事業の売上高は1052億円(同29%)、営業利益は43億円で同19.9%増と堅調に推移した。両事業とも国内外の子会社を通じて法人顧客にサービスを提供している。
アジア・欧米に広がる販網
デバイス事業とソリューション事業のそれぞれが独立した海外子会社を持ち、地域ごとに現地法人を配置している。デバイス事業では香港・中国・シンガポール・マレーシア・タイ・インド・韓国・米国・欧州に子会社を有し、半導体と電子部品の調達・販売を現地化している。ソリューション事業でも香港・中国・インド・マレーシア・タイ・台湾・欧州・米国に法人を置き、ITソリューションを提供する。これにより、顧客のグローバルなサプライチェーンに対応するとともに、地域ごとの需要変動に柔軟に対応する体制を構築している。
統合による収益基盤の安定化
2024年4月の設立後、初年度となる2025年3月期は売上高3598億円、営業利益85億円、純利益94億円を計上。翌2026年3月期は売上高3599億円と横ばいながら、営業利益は101億円(前期比18.6%増)に拡大した。これはデバイス事業における収益性の高い製品構成の改善や、ソリューション事業でのAI関連案件の拡大が寄与した。一方、2025年3月期に計上した段階取得差益の剥落や投資有価証券売却益の減少により、当期純利益は74億円(同20.7%減)となった。負債はコマーシャル・ペーパーの増加で拡大したが、自己資本比率は54.6%と健全水準を維持している。
持株会社体制の下で進む経営統合
当社はリョーサンと菱洋エレクトロの共同持株会社として設立され、両社を完全子会社とする形でスタートした。2026年4月1日には、株式会社リョーサンが菱洋エレクトロを吸収合併し、商号をリョーサン菱洋株式会社に変更。これにより事業子会社が一本化され、営業体制の一体化と経営効率の向上が図られた。統合後2年間は「お客様課題起点への転換」を掲げ、生産性向上・シナジー創出・独自性創出の3施策を推進してきた。今後は組織横断の迅速な意思決定とリソース配分最適化により、さらなる成長を目指す。ただし、主要取引先ルネサスエレクトロニクスからの特約店契約終了申し入れを受けて、中長期計画の見直しを余儀なくされている。
業界の中での役割は電子部品・半導体の専門商社(デバイス事業)およびIT機器・システムインテグレーター(ソリューション事業)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| デバイス事業 | 2,547億円 | 70.8% | 57億円 | 2.2% |
| ソリューション事業 | 1,053億円 | 29.3% | 44億円 | 4.2% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01デバイス事業主力
半導体や電子部品の販売および製造をグローバルに展開。アジア、欧米の子会社を通じて幅広い顧客に供給している。
- 半導体
- メモリ、マイコン、アナログIC等を含む半導体製品の販売。
- 電子部品
- 抵抗、コンデンサ、コネクタ等の受動部品、機構部品を含む電子部品の販売。
02ソリューション事業主力
IT機器(ハードウェア・ソフトウェア)の販売、システム構築・保守、ソリューション提供を行う。国内外の子会社を通じて法人顧客にサービスを提供。
- IT製品
- サーバ、ストレージ、ネットワーク機器、ソフトウェアなどのIT機器販売。
- ソリューション
- システムインテグレーション、クラウドサービス、セキュリティソリューション等の提供。
製品と技術
半導体:メモリ・マイコン・アナログICの品揃え
デバイス事業の中核を成す半導体分野では、メモリ製品(DRAM、NANDフラッシュ)、マイクロコントローラ(MCU)、アナログIC(電源管理IC、オペアンプ等)を広く取り扱う。これらの製品は産業機器、自動車、通信機器、民生機器など多様な最終市場に供給される。特に近年はAI関連半導体の需要拡大が顕著で、データセンター向けの高付加価値メモリやエッジAI向けマイコンの需要が増加している。当社はメーカーと顧客の間で技術選定から供給までを担い、在庫リスクを管理しながら安定供給を実現している。
電子部品:抵抗・コンデンサ・コネクタのラインアップ
デバイス事業では半導体と並んで、抵抗、コンデンサ、コネクタなどの受動部品・機構部品も扱う。これらは電子回路に必須の部品であり、自動車の電動化や5G通信機器の普及に伴い需要が拡大している。当社は積層セラミックコンデンサやチップ抵抗、基板対基板コネクタなど幅広い品目を在庫し、顧客の生産計画に合わせて短納期で供給できる体制を敷く。また、中国や東南アジアの子会社を通じて現地調達・現地販売を強化し、サプライチェーンの最適化を図っている。
IT機器とシステムソリューションで顧客のDXを支援
ソリューション事業では、サーバ、ストレージ、ネットワーク機器、ソフトウェアなどのIT製品を販売し、さらにシステムインテグレーション、クラウドサービス、セキュリティソリューションを提供する。AI分野ではGPUサーバや高速ストレージを含むインフラ構築が拡大しており、2026年3月期のソリューション事業売上高は前期比5.0%増と堅調に推移した。また、クラウド移行やセキュリティ対策の需要も高く、データ利活用や業務効率化を目的とした投資が続いている。当社はこれらの製品・サービスを組み合わせ、法人顧客のデジタルトランスフォーメーションをトータルに支援する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
卸売業のなかでの位置
電子機器卸で大手、低収益体質
当社は電子機器・半導体関連の専門商社で、売上高約3,600億円と卸売業セクター内で大規模。同じく半導体商社の高千穂交易やY K Tと競合するが、当社は特に菱洋エレクトロニクスとの統合効果で規模拡大。しかし営業利益率2.4%と低く、収益性が課題。2026/3期は2.8%へ改善見込みも、依然低水準。販管費削減や高付加価値サービスの提供が必要。
強み
- 売上高約3,600億円と国内電子機器卸で大手。多数の取引先を有する。
- 半導体から電子部品、システムまで幅広く扱い、一括調達ニーズに対応。
- 大手電機メーカーなど長期取引先が多く、安定した受注基盤を持つ。
- リョーサンと菱洋の統合により、仕入れ力と営業網が強化された。
課題
- 営業利益率2.4%と業界平均並みかやや低く、利益率改善が急務。
- 半導体サイクルや電子部品需給に業績が左右され、在庫リスクも存在。
- 同業とのサービスの差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字がリョーサン菱洋ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8050セイコーグループ | 4,422億円 | 39.7倍 |
| 2 | 6526ソシオネクスト | 3,487億円 | 39.1倍 |
| 3 | 8154加賀電子 | 2,572億円 | 7.8倍 |
| 4 | 2737トーメンデバイス | 2,292億円 | 22.9倍 |
| 5 | 6875メガチップス | 2,019億円 | 18.3倍 |
| 6 | 167Aリョーサン菱洋ホールディングス | 1,747億円 | 17.5倍 |
| 7 | 3156レスター | 1,606億円 | 19.5倍 |
| 8 | 7595アルゴグラフィックス | 1,040億円 | 4.9倍 |
| 9 | 8159立花エレテック | 1,039億円 | 12.6倍 |
| 10 | 8150三信電気 | 545億円 | 8.3倍 |
| 11 | 7537丸文 | 509億円 | 14.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
統合への第一歩:2023年5月の基本合意
2023年5月、株式会社リョーサンと菱洋エレクトロ株式会社は経営統合に関する基本合意書を締結した。両社はともに半導体・電子部品の専門商社として国内市場で競合関係にあり、統合により規模の拡大と事業の補完を目指した。リョーサンはデバイス事業に強みを持ち、菱洋エレクトロはソリューション事業に強みを持つため、統合によって両事業のバランスが強化される構図が描かれた。この合意は、2023年10月の最終契約書締結へとつながる重要な布石となった。
株式移転による共同持株会社の設計
2023年10月、両社は共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関する最終契約書を締結した。統合方式として株式移転を採用し、両社の株主に対して持株会社の株式を割り当てる方法が取られた。この方式により、リョーサンと菱洋エレクトロはそれぞれ独立した上場企業としての地位を失い、新設される持株会社の完全子会社となる。統合比率やガバナンス体制がこの時点で確定し、両社の株主総会での承認手続きに進むこととなった。
株主総会での承認と統合への最終手続き
2023年12月、リョーサンと菱洋エレクトロの各臨時株主総会において、株式移転計画が承認決議された。両社の株主から支持を得たことで、統合は法的な障害を乗り越えた。承認後は、金融商品取引所への上場申請や登記手続きなど、実際の設立準備が加速した。この承認をもって、2024年4月の持株会社設立と上場への道筋が確定した。
2024年4月の設立とプライム市場上場
2024年4月、リョーサン菱洋ホールディングス株式会社が設立され、同日付で東京証券取引所プライム市場に新規上場した。設立時の上場により、両社の株式は持株会社株式に切り替わり、市場での売買が開始された。これにより、リョーサンと菱洋エレクトロは上場廃止となり、新たな経営体制の下で一つの企業グループとしての活動が始まった。設立後の初年度から連結決算が開示され、両社の業績が統合された形で報告されることとなった。
事業子会社の合併で経営一体化へ
2026年4月、株式会社リョーサンが菱洋エレクトロ株式会社を吸収合併し、商号をリョーサン菱洋株式会社に変更した。これにより、持株会社の下にあった2つの事業子会社が一つに統合され、営業・管理機能の重複が解消された。合併後は「リョーサン菱洋株式会社」として、デバイス事業とソリューション事業の両方を一つの法人で運営する体制となる。この統合は、2023年からの経営統合プロセスの仕上げに位置づけられ、さらなるシナジー創出とコスト削減が期待された。
年表5件を開く
2020年代
- 2023年5月M&A株式会社リョーサンと菱洋エレクトロ株式会社が経営統合に関する基本合意書を締結
- 2023年10月創業両社の共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関する最終契約書を締結
- 2023年12月両社の臨時株主総会において株式移転計画を承認決議
- 2024年4月創業リョーサン菱洋ホールディングス株式会社を設立し、東京証券取引所プライム市場へ新規上場
- 2026年4月M&A株式会社リョーサンと菱洋エレクトロ株式会社が合併し、リョーサン菱洋株式会社に社名変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
生産性の向上
営業活動の高度化、業務プロセスの最適化、IT基盤の整備を通じて、お客様接点の絶対量を拡大し、ニーズ把握力を強化する。
- 02
統合シナジーの創出
両社の強みを活かした重点領域へのリソース集中により、ソリューション提案力を強化し、バリューチェーン全体で提供価値を最大化する。
- 03
独自性の創出
AI・ロボティクスなどの成長領域で知見・ノウハウを蓄積・高度化し、競争優位性を確立する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で1,644人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は765万円で、1期前と比べて−3.4%。平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は18.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 792 | 47.4 | 18.5 | 1,649 | 515 |
| 2026年3月 | 765 | 47.0 | 18.0 | 1,644 | 614 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社26社(国内 11 / 海外 15、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社リョーサン東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内菱洋エレクトロ株式会社東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外HONG KONG RYOSAN LIMITED香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外EDAL ELECTRONICS COMPANY LIMITED香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ED-POWER TECHNOLOGY COMPANY LIMITED香港 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内EDAL RYOSAN ELECTRONICS (SHENZHEN) COMPANY LIMITED中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ZHONG LING INTERNATIONAL TRADING(SHANGHAI)CO., LTD.中華人民共和国 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外RYOTAI CORPORATION台湾 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SINGAPORE RYOSAN PRIVATE LIMITEDシンガポール · 連結子会社議決権100.0%
- 海外RYOSAN IPC(MALAYSIA) SDN. BHD.マレーシア · 連結子会社議決権100.0%
- 海外RYOSAN(THAILAND)CO., LTD.タイ · 連結子会社議決権100.0%
- 海外RYOSAN INDIA PRIVATE LIMITEDインド · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社14社を開く
- KOREA RYOSAN CORPORATION大韓民国100%
- RYOSAN TECHNOLOGIES USA INC.アメリカ 合衆国100%
- RYOSAN EUROPE GMBHドイツ100%
- リョーヨーセミコン株式会社東京都 中央区100%
- 株式会社スタイルズ東京都 千代田区100%
- RYOYO ELECTRO SINGAPORE PTE., LTD.シンガポール100%
- RYOYO ELECTRO HONG KONG LIMITED香港100%
- 菱洋電子(上海)有限公司中華人民共和国100%
- RYOYO ELECTRO INDIA PVT. LTD.インド100%
- RYOYO ELECTRO (MALAYSIA) SDN. BHD.マレーシア100%
- RYOYO ELECTRO (THAILAND) CO., LTD.タイ100%
- 台湾菱洋電子股份有限公司台湾100%
- 株式会社プリケン埼玉県 ふじみ野市19%
- 四川芯世紀科技有限責任公司中華人民共和国40%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,599億円、営業利益は101億円。前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+18.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,700億円 | 3,599億円 |
| 営業利益 | 120億円 | 101億円 |
| 純利益 | 75億円 | 74億円 |
| 1株あたり配当 | ¥140 | ¥140 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
5期分
直近は2027年1Qで、売上は987億円、営業利益は39億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 1,801 | 34 | 1.9 | 56 |
| 2025年4Q | 1,797 | 51 | 2.8 | 38 |
| 2026年2Q | 1,722 | 39 | 2.3 | 37 |
| 2026年4Q | 1,877 | 62 | 3.3 | 37 |
| 2027年1Q | 987 | 39 | 4.0 | 28 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 2期分
2025年3月期からの2期で、売上は3,598億円から3,599億円へほぼ横ばい。営業利益率は2.4%から2.8%になった。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 3,598 | 85 | 71 | 2.4 | 94 |
| 株式会社リョーサンと菱洋エレクトロ株式会社が合併し、リョーサン菱洋株式会社に社名変更 | |||||
| 2026年3月 | 3,599 | 101 | 89 | 2.8 | 74 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,599億円のうち、営業利益として残るのは101億円で2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は74億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.6%3,223億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.6%275億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%101億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 2期分
2026年3月期は営業CFが−15億円、投資CFが38億円で、差し引きのフリーCFは23億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は357億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 132 | −153 | −176 | −21 | 297 |
| 2026年3月 | −15 | 38 | 16 | 23 | 357 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 2期分
2026年3月期の総資産は2,508億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,369億円で、自己資本比率は54.6%(業種中央値50.6%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 2,305 | 1,315 | 991 | 57.0 |
| 2026年3月 | 2,508 | 1,369 | 1,139 | 54.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
卸売業 284社との比較
同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで284社中40位あたり、逆に低いのはROEで284社中215位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,235で、1年前と比べて+14.6%。過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.5倍 |
| PER (会社予想) | 17.3倍 |
| PBR | 0.94倍 |
| 配当利回り | 4.33% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1日で+0.53%、1ヶ月で+5.8%と上昇基調。25日線(2,762円)を+2.8%上回り、短期トレンドは強気。52週高値(3,450円)からは-17.7%と戻り余地があるが、200日線(2,909円)を下回っており中長期では調整色が残る。出来高は7月29日に324,100株と増加。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが15.3倍と業界平均17.2倍を下回り、PBRも0.83倍と1倍を割り込んで割安感が強い。ROEは5.5%と低いものの、配当利回り4.93%は平均2.96%を大きく上回る。ただし配当性向が96.5%と高く、今後の増配や財務健全性には注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.5倍 | 17.9倍 |
| PER (予想) | 17.3倍 | — |
| PBR | 0.94倍 | 1.24倍 |
| ROE | 5.5% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
統合効果の具体化が焦点。売上高横ばいの中、営業利益率が2.36%から2.81%へ改善見込み。強気派はコスト削減やクロスセルによる収益向上を期待。弱気派は、半導体市況の変動や電子部品需要の鈍化、統合による一時的な混乱リスクを指摘。PBR0.83倍と割安感があるが、ROE5.5%と資本効率は低い。
- 統合シナジーの顕在化
コスト削減やクロスセルで営業利益率改善
- 安定配当
配当利回り4.93%と高く、インカム投資家に需要
- 割安株価
PBR1倍割れで純資産価値より低い評価
- 営業利益率改善による収益性向上2026/3期影響中
営業利益101億円、前期比19%増、営業利益率2.81%に上昇
- 高配当利回り4.93%の安心感継続影響中
配当利回り4.93%は魅力、株主還元姿勢明確
- PBR0.83倍の割安感継続影響中
PBR1倍割れ、自己資本比率向上で是正期待
- 電子部品需要回復の恩恵2026年下期影響弱
半導体市況回復で電子部品販売増加の可能性
- 低収益性体質
営業利益率3%未満で、改善ペースは緩やか
- 半導体市況リスク
需要変動で在庫リスクや減損発生の可能性
- 統合コストの不透明感
統合関連費用が収益を圧迫する懸念
- 純利益減少懸念2026/3期影響強
営業利益増も純利益74億円(前期94億円)、特別損失の可能性
- 売上高横ばいの成長鈍化通年影響中
売上高3599億円、前期比横ばい、成長期待乏しい
- 卸売業の競争激化継続影響中
他社との価格競争で粗利圧縮リスク
- 外国人保有7.2%の低水準継続影響弱
外国人売買少なく、株価活性化に課題
- 営業利益率
- 統合効果の進捗を示す最重要指標
- 売上高成長率
- 拡大するか見極める
- 統合関連コスト
- 一時的費用の規模と収益影響
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり140円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.33%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 140 | — | 94.5 |
| 2026年3月 | 140 | 0.0 | 96.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥140
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ63,686人。区分でいちばん多いのは個人・その他で63.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.8%を占め、残る72.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 63.0 | 63.9 |
| 自己株式 | 25.8 | 25.7 |
| 金融機関 | 20.6 | 19.0 |
| 事業法人 | 9.8 | 8.8 |
| 外国法人 | 5.7 | 7.2 |
| 証券会社 | 0.9 | 1.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 9.23 |
| 02 | エス・エッチ・シー有限会社 | 3.92 |
| 03 | 住友生命保険相互会社(常任代理人:株式会社日本カストディ銀行) | 2.57 |
| 04 | 日本生命保険相互会社(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.56 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.08 |
| 06 | マリアート株式会社 | 0.98 |
| 07 | 株式会社シープ商会 | 0.97 |
| 08 | 株式会社三井住友銀行 | 0.91 |
| 09 | JP MORGAN CHASE BANK(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.90 |
| 10 | 山嶋由子 | 0.79 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額440百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中村守孝 | 代表取締役 社長執行役員 | 66 | 63,500 |
| 稲葉和彦 | 代表取締役 副社長執行役員 | 59 | 26,151 |
| 遠藤俊哉 | 取締役 常務執行役員 | 59 | 8,892 |
| 髙橋則彦 | 取締役 常務執行役員 | 63 | 4,786 |
| 佐野修 | 取締役 常務執行役員 | 63 | 11,600 |
| 髙田信哉 | 社外取締役 | 74 | — |
| 川辺春義 | 社外取締役 | 70 | — |
| 金子好久 | 社外取締役 | 63 | — |
| 脇清 | 取締役(常勤監査等 委員) | 66 | 22,700 |
| 小川真人 | 社外取締役(監査等委員) | 65 | — |
| 大井素美 | 社外取締役(監査等委員) | 49 | — |
| 福田佐知子 | 社外取締役(監査等委員) | 64 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 高橋正行 | 取締役(常勤監査等 委員) | 64 | 5,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 10 | 180 | 89 | 47 | 318 | 32 |
| 取締役(社内) | 4 | 60 | — | — | 60 | 15 |
| 監査等委員 | 3 | 38 | — | — | 38 | 13 |
| 取締役(社内) | 4 | 24 | — | — | 24 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,236字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,416字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,501字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,241字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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