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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

三信電気

SANSHIN ELECTRONICS CO., LTD.8150 · Prime · 卸売業

半導体・電子部品の専門商社。デバイス販売に加え、電子機器やシステムのソリューションも提供。

概要

三信電気は、半導体・電子部品を中心とする専門商社である。1951年に創業し、東京都港区に本社を置く。半導体(システムLSI、マイコン、パワー半導体、メモリ等)や電子部品(コネクタ、コンデンサ、液晶パネル等)の安定供給に加え、技術サポートやソフト開発を提供する。2026年3月期の連結売上高は1724億円、営業利益69億円、従業員642名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

デバイス事業が売上の87%を占める二本柱構造

三信電気の事業はデバイス事業とソリューション事業の二つで構成される。デバイス事業は半導体・電子部品の販売・輸出入が主体で、2026年3月期の売上高は1502億円(連結全体の87.1%)を計上した。一方、ソリューション事業は電子機器の販売や情報通信システムの技術サービスを手掛け、売上高は221億円(同12.9%)である。利益面ではデバイス事業のセグメント利益が26.9億円、ソリューション事業が33.8億円と、売上規模が小さいソリューション事業の利益率が高い。デバイス事業は顧客の多様なニーズに対応するため、車載向けやAI関連など成長分野へのリソースシフトを進めており、2026年3月期は機構部品や海外メーカー商材が堅調に推移した。半導体市場の拡大を背景に増収基調にあるが、販売構成の変化による粗利益率低下が課題となっている。

8カ国に広がる海外販売子会社

三信電気は1976年に台湾に初の海外現地法人を設立して以来、アジア・北米を中心に販売ネットワークを拡大してきた。現在、連結子会社として台湾三信電気、香港のSANSHIN ELECTRONICS (HONG KONG)、シンガポール法人、アメリカのSANSHIN ELECTRONICS CORPORATION、タイ法人、中国の三信国際貿易(上海)、韓国のSANSHIN ELECTRONICS KOREAを擁する。さらに非連結子会社としてマレーシア法人や深圳の三信力電子がある。これらの海外拠点は半導体・電子部品の販売・輸出入に加え、技術サービスや情報提供も行う。海外売上高の比率は開示されていないが、各地域の電子機器メーカーや組立工場との取引を通じて、グローバルサプライチェーンの中で重要な位置を占める。特にアジア地域は成長市場であり、現地法人の設立時期から見ても同社の海外展開の重心がアジアにあることがわかる。

グループ企業による開発・技術サービス体制

三信電気のグループは当社と子会社12社で構成される。主要な連結子会社には販売会社のほか、株式会社TAKUMI(電子機器・ソフトウェアの開発・受託開発)がある。TAKUMIは2016年に子会社化され、同社の技術開発力を強化した。また、非連結子会社としてアクシスデバイス・テクノロジー(半導体技術サービス)、三信力電子(深圳)(技術サービス)、三信システムデザイン(半導体・コンピュータ技術開発)などがあり、技術面でのサポートを担う。2024年4月には三信ネットワークサービスと三信メディア・ソリューションズを吸収合併し、グループ組織の効率化を図った。これらの子会社はデバイス事業とソリューション事業の両方を支え、単なる商社機能を超えた技術提案型のビジネスモデルを形成している。

ROE8%目標を掲げる中期経営計画

三信電気は自己資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標と位置づけ、安定的に8%以上を実現することを目指している。2026年3月期のROEは11.5%と目標を上回ったが、同社は同業他社と比べて収益性・安定性・成長性に課題があると認識し、第76期(2027年3月期)を最終年度とするV76中期経営計画を策定した。最終年度目標として経常利益50億円以上、親会社株主帰属当期純利益35億円以上を掲げる。具体的な取り組みは、デバイス事業では成長市場へのリソースシフトと収益性向上、ソリューション事業ではDX/AI商材の拡販や消防防災関連のエリア拡大である。財務面では資本効率の改善と連結配当性向50%を目処とした配当継続を打ち出している。

業界の中での役割は電子部品・半導体の専門商社(デバイス事業)およびソリューションプロバイダにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,724億円
営業利益
69億円
営業利益率
4.0%
純利益
50億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
デバイス事業1,502億円87.2%27億円1.8%
ソリューション事業221億円12.8%34億円15.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電子機器メーカー(半導体・電子部品)主力

半導体・電子部品を国内外のメーカーから仕入れ、電子機器メーカーなどに販売・輸出入。技術サービスや情報提供も行う。子会社TAKUMIでは電子機器やソフトウェアの開発・受託開発も実施。

主な製品・サービス2
半導体
各種半導体デバイス(メモリ、マイコン、ロジックIC、アナログICなど)を販売。
電子部品
抵抗、コンデンサ、コネクタ、センサなどの電子部品を販売。

02情報通信・産業機器準主力

電子機器の販売・輸出入、情報通信システムに関する技術サービスを提供。ソリューション事業として、顧客のシステム構築を支援。

主な製品・サービス2
電子機器
計測機器、産業用機器、通信機器などを販売。
情報通信システム技術サービス
ネットワーク構築やシステムインテグレーションに関する技術サポート。

製品と技術

システムLSIからパワー半導体まで幅広い半導体品目

三信電気のデバイス事業では、システムLSI、マイコン、ロジックIC、アナログIC、パワー半導体、液晶ディスプレイドライバIC、メモリなど多様な半導体デバイスを扱う。特に車載向けビジネスが成長しており、2025年3月期に本格化した新規案件が翌期の業績に大きく寄与した。また、海外メーカーの商材も積極的に取り扱い、顧客の調達ニーズに応える。半導体はエレクトロニクス機器の心臓部であり、同社はメーカーとユーザー企業の間に入り、技術情報の提供や在庫管理、納期調整などの付加価値を提供している。近年はAI関連半導体の需要も拡大しており、同社は成長市場へのリソースシフトを進めている。

コネクタ・コンデンサ・液晶パネル等の電子部品

半導体と並んで主力となるのがコネクタ、コンデンサ、液晶パネル、モジュール、抵抗、センサなどの電子部品である。これらの部品はあらゆる電子機器に不可欠であり、同社は国内外の有力メーカーから仕入れ、電子機器メーカーに販売している。2026年3月期は機構部品(コネクタなど)が堅調に推移し、業績を下支えした。特に車載向けや産業機器向けの需要が安定している。電子部品は半導体に比べて単価は低いが、大量に使用されるため、安定した収益源となっている。同社は長年の取引実績に基づく仕入れ網と在庫管理能力を強みとしている。

ネットワーク構築からセキュリティまで一貫提供

ソリューション事業では、クラウドサービスを利用したネットワークインフラやセキュリティ製品の設計・構築から運用・保守までを一貫して提供する。主要なビジネスユニットとしてネットワークシステム、プラットフォーム、アプリケーションシステム、消防防災などがある。特にDX推進ニーズを背景に、2026年3月期はネットワークシステムとプラットフォーム分野が好調で、売上高は過去最高の221億円に達した。また、AI商材の拡販にも注力しており、新規顧客の開拓を進めている。同社はオンプレミスからクラウドまで様々な形態で基幹系業務システムや人事給与会計システムを提供し、顧客の業務効率化を支援している。

TAKUMIによる受託開発と技術サポート

子会社の株式会社TAKUMIは、電子機器、半導体・電子部品、ソフトウェアの開発及び受託開発を手掛ける。同社のエンジニアが顧客の要求に応じてカスタム設計を行い、試作から量産まで対応する。また、デバイス事業の技術サポートとして、顧客への半導体・電子部品の選定支援や回路設計の提案も行う。TAKUMIの強みは、商社としての部品調達力と開発力を組み合わせ、顧客の製品開発をトータルで支援できる点にある。2026年3月期の個別業績は開示されていないが、グループ全体の技術提案力を高める重要な役割を担っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社で中規模、収益改善中

三信電気は電子部品・半導体を主力とする専門商社。リョーサン菱洋ホールディングスほどの規模ではないが、売上高1,573億円(2025/3)と中規模で、営業利益率は3.69%とやや改善傾向。2026/3期は売上1,724億円、利益率4%と成長が見込まれる。同業の高千穂交易(IT商社)とは異なる電子部品に特化した強みを持つが、競争激化と市況変動の影響を受けやすい。イメージワン(アパレル)とは異なる業態で、景気感応度が比較的高い。

強み

  • 半導体・電子部品に特化した商社として、技術提案力を持つ。
  • 2024~26年度で売上高1,402→1,724億円と二桁成長が見込まれる。
  • 営業利益率が2024/3期の非開示から4%へ改善し、収益性向上。
  • 家電、自動車、産業機器など多様な業界に販路を持つ。

課題

  • 電子部品市況の変動に収益が左右されやすく、在庫リスクも存在。
  • 大手商社や同業との競争が激しく、差別化が課題。
  • 営業利益率4%は卸売業として平均的だが、更なる改善余地。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字が三信電気

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16875メガチップス2,019億円18.3倍
2167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
33156レスター1,606億円19.5倍
47595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
58159立花エレテック1,039億円12.6倍
68150三信電気545億円8.3倍
77537丸文509億円14.4倍
88141新光商事486億円40.5倍
99880イノテック473億円10.8倍
107510たけびし439億円14.8倍
116844新電元工業314億円5.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

1951年創業から国内支店網の整備

三信電気株式会社は1951年11月に設立された。創業後すぐに営業拠点の拡充に着手し、1959年9月に大阪営業所(現大阪支店)、1961年8月に高松支店、1963年9月に静岡営業所、1969年10月に上諏訪営業所(現長野支店)と、主要都市に次々と拠点を設けた。1978年6月には名古屋営業所、1983年2月には長岡出張所を設置し、国内の販売網をほぼ完成させた。この時期は日本の高度経済成長に伴い電子部品需要が拡大しており、同社は国内メーカーへの安定供給ルートを構築することで事業基盤を固めた。1980年10月には物流センターを設置し、物流機能の強化も図っている。

アジアを皮切りに海外進出を加速

1976年9月、台湾・台北に松栄電気股份有限公司(現台湾三信電気)を設立したのを皮切りに、海外展開が本格化する。1977年2月には香港にSANSHIN ELECTRONICS (HONG KONG) CO., LTD.、同年12月にはシンガポールに現地法人を設立。1988年12月には米国カリフォルニア州にSANSHIN ELECTRONICS CORPORATIONを設立し、北米市場にも進出した。1990年代以降も拡大を続け、1997年8月にタイ・バンコク、2002年8月に中国・上海、2006年3月に韓国・ソウル、2009年4月に中国・深圳、同年9月にマレーシアと、アジア全域に販売拠点を広げた。これらの海外法人は現地のエレクトロニクスメーカーへの販売に加え、日本企業の海外生産拠点への部品供給も担い、同社の国際競争力の源泉となった。

東証上場と合併による事業拡大

1985年7月、三信電気は東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場後の1995年10月には日本情報機器株式会社を吸収合併し、事業規模を拡大。1996年9月には東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、市場からの資金調達力を高めた。また、1999年4月には宇都宮支店を設置し、国内の販売網をさらに強化した。この時期、半導体業界は景気変動の影響を受けながらも成長を続け、同社は上場企業としての信用力を背景に取引先を拡大した。1981年10月には三信エンジニアリング株式会社の営業の一部を譲受するなど、事業領域の拡大も進めた。

2016年のTAKUMI子会社化と事業多角化

2016年4月、三信電気は株式会社TAKUMIを子会社化した。TAKUMIは電子機器やソフトウェアの開発・受託開発を手掛ける企業であり、同社の買収により商社機能に加えて技術開発力を内部化することになった。同年7月には株式会社三信システムデザインを設立し、半導体・電子部品及びコンピュータシステムに関する技術開発を開始。これにより、単なる部品販売にとどまらず、顧客の製品開発段階から提案が可能な体制を整えた。なお、2009年9月にはアクシスデバイス・テクノロジー株式会社を設立しており、技術サービス面での強化は継続的に行われてきた。

プライム市場移行とグループ再編

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、三信電気は市場第一部からプライム市場に移行した。上場企業としてのガバナンス強化が求められる中、同社はグループ組織の再編を進めた。2024年4月には三信ネットワークサービス株式会社および株式会社三信メディア・ソリューションズを吸収合併し、子会社の統合による効率化を図った。これらの再編により、ソリューション事業の体制が一本化され、クラウド・ネットワーク・映像関連のサービスをより一体となって提供できるようになった。同時期に策定されたV76中期経営計画では、資本効率の改善とサステナビリティへの取り組みが重点課題として掲げられている。

半導体需要拡大を追い風に過去最高業績

2020年代に入り、半導体市場はAIや車載向け需要の拡大で急成長した。三信電気はこの流れを捉え、2022年3月期以降増収増益傾向が続く。2026年3月期の連結売上高は1724億円(前期比9.5%増)、営業利益69億円(同19.4%増)、親会社株主帰属当期純利益は49.5億円(同40.7%増)となり、いずれも過去最高を更新した。ROEは11.5%に達した。ただし、デバイス事業では販売構成の変化により売上総利益率が低下し、セグメント利益は前期比2.8%減の26.9億円にとどまった。一方、ソリューション事業はDX需要を取り込み、売上・利益ともに過去最高となり、グループ全体の収益を支える形となった。

年表27件を開く

1950年代

  • 1951年11月創業三信電気株式会社を設立。
  • 1959年9月大阪営業所(現大阪支店)を設置。

1960年代

  • 1961年8月高松支店を設置。
  • 1963年9月静岡営業所(現静岡支店)を設置。
  • 1969年10月上諏訪営業所(現長野支店)を設置。

1970年代

  • 1976年9月台湾・台北に現地法人松栄電気股份有限公司(現台湾三信電気股份有限公司)を設立。(現連結子会社)
  • 1977年2月香港に現地法人SANSHIN ELECTRONICS (HONG KONG) CO., LTD. を設立。(現連結子会社)
  • 1977年12月シンガポールに現地法人SANSHIN ELECTRONICS SINGAPORE (PTE) LTD. を設立。(現連結子会社)
  • 1978年6月名古屋営業所(現名古屋支店)を設置。

1980年代

  • 1980年10月物流センターを設置。
  • 1981年10月三信エンジニアリング株式会社の営業の一部を譲受。
  • 1983年2月長岡出張所(現長岡支店)を設置。
  • 1985年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1988年12月米国・カリフォルニア州に現地法人SANSHIN ELECTRONICS CORPORATIONを設立。(現在はミシガン州に移転、現連結子会社)

1990年代

  • 1993年5月マレーシア・クアラルンプールに現地法人SAN SHIN ELECTRONICS (MALAYSIA) SDN. BHD. を設立。(現非連結子会社)
  • 1995年10月M&A日本情報機器株式会社を吸収合併。
  • 1996年9月東京証券取引所市場第一部に指定替え。
  • 1997年8月タイ・バンコクに現地法人SANSHIN ELECTRONICS (THAILAND) CO., LTD.を設立。(現連結子会社)
  • 1999年4月宇都宮支店を設置。

2000年代

  • 2002年8月中国・上海に現地法人三信国際貿易(上海)有限公司を設立。(現連結子会社)
  • 2006年3月韓国・ソウルに現地法人SANSHIN ELECTRONICS KOREA CO., LTD.を設立。(現連結子会社)
  • 2009年4月中国・深圳に現地法人三信力電子(深圳)有限公司を設立。(現非連結子会社)
  • 2009年9月アクシスデバイス・テクノロジー株式会社を設立。(現非連結子会社)

2010年代

  • 2016年4月M&A株式会社TAKUMIを子会社化。(現連結子会社)
  • 2016年7月株式会社三信システムデザインを設立。(現非連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部から東京証券取引所プライム市場に移行。
  • 2024年4月M&A三信ネットワークサービス株式会社および株式会社三信メディア・ソリューションズを吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益2027年3月期まで50億円以上
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年3月期まで35億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業構造の最適化とリソースシフト

    長期的な事業構造の最適化に向けたリソースシフト、組織・制度の整備を進める。SFA活用による売上・収益拡大、間接業務の効率化を図る。

  2. 02

    デジタル技術を活用した成長事業開拓

    デジタル技術を活用したソリューションによる成長事業の開拓を進める。既存事業の枠を超えた新規ビジネス創出に取り組む。

  3. 03

    資本収益性の改善と株主還元

    ROEと経常利益を重要な指標とし、資本効率の継続的な改善を行う。連結配当性向50%を目処とした配当を継続する。

  4. 04

    サステナビリティ推進

    人的資本経営の推進、サプライチェーンにおける環境マネジメント、事業を通じた社会課題解決への寄与に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で642人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は730万円で、9期前と比べて+12.2%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月633
2018年3月627
2019年3月65143.718.7603
2020年3月65843.018.3614
2021年3月65442.617.7569
2022年3月66542.617.5579
2023年3月70543.117.8567
2024年3月71042.116.6584
2025年3月69941.415.8616942
2026年3月73041.315.36421,075

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 1 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都港区5,887百万円
デバイス事業・ソリューション 事業・全社
大阪支店 — 大阪市淀川区66百万円
デバイス事業・ソリューション 事業
別館 — 東京都港区65百万円
デバイス事業・ソリューション 事業・全社
主な関係会社
  • 海外
    SANSHIN ELECTRONICS (HONG KONG)CO.,LTD. (注)2、5
    香港
    議決権100.0%
  • 海外
    SANSHIN ELECTRONICS SINGAPORE(PTE)LTD.
    シンガポール共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾三信電気股份 有限公司(注)2、5
    台湾 台北市
    議決権100.0%
  • 海外
    SANSHIN ELECTRONICS CORPORATION
    米国 ミシガン州
    議決権100.0%
  • 海外
    SANSHIN ELECTRONICS KOREA CO.,LTD.
    韓国 ソウル市
    議決権100.0%
  • 海外
    SANSHIN ELECTRONICS (THAILAND)CO.,LTD. (注)4
    タイ バンコク市
    議決権100.0%
  • 海外
    三信国際貿易(上海)有限公司(注)4
    中国 上海市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社TAKUMI
    東京都港区
    議決権74.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    衆議院LAN用パーソナルコンピューター 一式
    衆議院 · 2022-11-08
    5.4億円
  • 調達
    令和7年度 首相官邸ホームページ映像制作環境構築及び運用・保守業務等
    内閣官房 · 2026-01-29
    1.2億円
  • 調達
    職員端末等用ウィルス対策ソフトのライセンスの購入
    最高裁判所 · 2021-02-03
    3,088万円
  • 調達
    職員端末等用ウィルス対策ソフトのライセンスの購入
    最高裁判所 · 2020-02-10
    2,900万円
  • 調達
    確定申告期に相談会場で使用するICカードリーダライタの購入 9,820台
    国税庁 · 2022-08-30
    1,982万円
  • 調達
    衆議院LAN用プリンタ一式
    衆議院 · 2022-01-12
    1,608万円
  • 調達
    Web会議システムを活用した税務相談の環境整備に係るPC周辺機器の購入
    国税庁 · 2025-01-24
    1,493万円
  • 調達
    ノートパソコン(90台)購入
    法務省 · 2021-01-12
    1,260万円
  • 調達
    オンライン用ノートパソコン(80台)購入
    法務省 · 2020-09-18
    1,199万円
  • 調達
    首相官邸ホームページに係る映像コンテンツの素材撮影用機材一式の購入
    内閣官房 · 2025-12-23
    1,056万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,724億円営業利益69億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.6%、利益が+19.0%。

売上高
+9.6%
1,724億円
営業利益
+19.0%
69億円
純利益
+42.9%
50億円
営業利益率
4.0%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,860億円1,724億円
営業利益56億円69億円
純利益36億円50億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は436億円、営業利益は11億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+32.1%、営業利益は+10.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3508
2024年1Q330103.02
2024年2Q413184.411
2024年3Q341113.25
2024年4Q3189
2025年2Q752222.914
2025年4Q821364.421
2026年2Q878333.825
2026年4Q846364.325
2027年1Q436112.58

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,480億円から1,724億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は4.0%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,4801611
2014年3月1,9222718
2015年3月2,1913120
株式会社TAKUMIを子会社化。(現連結子会社)
2016年3月1,9911510
2017年3月1,677−10−16
2018年3月1,573189
2019年3月1,4791714
2020年3月1,2311915
2021年3月1,1281916
2022年3月1,2363625
2023年3月1,6115538
三信ネットワークサービス株式会社および株式会社三信メディア・ソリューションズを吸収合併。
2024年3月1,4023927
2025年3月1,57358493.735
2026年3月1,72469614.050

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,724億円のうち、営業利益として残るのは69億円4.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は50億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.3%1,540億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.7%115億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.0%69億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
4.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.4pt
11.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが57億円、投資CFが7億円で、差し引きのフリーCFは64億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は96億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−358−17−27112
2014年3月983−3101218
2015年3月−61−2−35−63125
2016年3月−52−435−56101
2017年3月51−75344196
2018年3月−20−106−30172
2019年3月9118−110109171
2020年3月121−3−103118184
2021年3月−17−489−21255
2022年3月22−1−1862193
2023年3月−803−889
2024年3月57−4−595388
2025年3月40−22−111894
2026年3月577−666496

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は910億円。このうち返さなくてよい自己資本が460億円で、自己資本比率は50.5%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月82959923072.3
2014年3月93562331266.6
2015年3月1,01565635964.6
2016年3月95563432166.4
2017年3月93961532465.6
2018年3月93661831865.9
2019年3月88342745648.3
2020年3月73742031757.0
2021年3月84643241451.0
2022年3月72830742142.1
2023年3月78634344343.5
2024年3月78938440548.5
2025年3月84040643548.2
2026年3月91046045050.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
97億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
317億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
450億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中52位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中144位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.6%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,350で、1年前と比べて+26.5%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥3,350-1.8%1ヶ月+8.9%1年+26.5%時価総額545億円
過去52週の値幅
安値¥2,571高値¥3,435

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.3倍
PER (会社予想)11.4倍
PBR0.90倍
配当利回り4.18%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月4日に3075円と急騰し、その後も高止まりしています。8月14日には3130円と1カ月で9.79%上昇しました。25日移動平均線(2933円)を6.7%上回り、75日線・200日線も上回っており、強い上昇トレンドにあります。52週高値3275円に対しては約4.4%下回っており、高値更新が目前です。出来高は8月4日〜6日に15万株前後と急増し、その後も5万株前後で推移しています。RSIは66.5と中立圏ですが、上昇モメンタムが続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER実績7.73倍、予想10.6倍で業界平均18.16倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBR0.84倍は平均1.25倍を下回り、解散価値対比でも割安。ROE11.5%は平均並みで資本効率は良好。配当利回り4.47%は平均2.92%を上回り、配当性向52.3%と株主還元も積極的。業績は増収増益で、収益性も改善傾向。全指標で平均を上回るか、割安であり、バリュエーションは明確に割安と判断する。ただし予想PERが上昇するのは注意点。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.3倍17.9倍
PER (予想)11.4倍
PBR0.90倍1.24倍
ROE11.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

三信電気の投資論点は、売上高の拡大と収益性の改善が続くか。強気派は、産業機器や車載向け需要の増加で売上高が2025年3月期に前年比+12%増、2026年予想も+10%増と成長が続く点や、営業利益率が3%台を維持している点を評価。また、PBR0.84倍、PER7.7倍と割安で、株主還元も利回り4%超。一方、弱気派は、2024年3月期に減収減益を経験しており、需要変動のリスクがあること、専門商社としての競争が激しく、差別化が難しいことを懸念。また、ROEは11.5%と良好だが、過去の業績変動を考慮すると成長の持続性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長持続

    2026年3月期予想売上高1724億円、2年連続増収。

  • 割安な株価指標

    PER7.7倍、PBR0.84倍、配当利回り4.5%超。

  • 高いROE

    ROE11.5%と資本効率が高く、収益力がある。

  • 営業利益69億円と前期比19%増加決算発表後影響

    営業利益は58億円から69億円に増加、営業利益率も4%に改善。

  • 純利益50億円と前期比42.9%増加決算発表後影響

    純利益は35億円から50億円に増加、最終増益が顕著。

  • ROE11.5%と高い資本効率継続影響

    ROE11.5%、PBR0.84倍と資本効率に見合った評価が可能。

  • 配当利回り4.47%の株主還元継続影響

    配当利回り4.47%、安定配当で下値支援。

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定性

    2024年3月期は減収減益。需要変動に弱い。

  • 競争の激化

    専門商社は競争が激しく、他社との差別化が難しい。

  • 成長の持続性に疑問

    過去の変動を考慮すると、成長率が維持できるか不透明。

  • 予想PER10.6倍は実績7.73倍から上昇通年影響

    予想PER10.6倍は実績PER7.73倍を上回り、来期の減益予想が示唆。

  • 株価は1年で30.17%上昇し過熱継続影響

    株価上昇率30.17%、高値警戒感が強い。

  • PBR0.84倍と割安感は後退継続影響

    PBR0.84倍、1倍に接近し割安感が薄れる。

  • 外国人保有比率9.23%の売り圧力継続影響

    外国人保有比率9.23%、変動時に売りが膨らむリスク。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
継続的な増収が成長企業の前提となる。
営業利益率
収益性の改善が見られるか。3.7%から4%超えが焦点。
顧客セグメント別売上
車載・産業機器向けの需要動向を把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+40.7%いまの株価に対する利回りは4.18%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
4.18%
いまの株価に対して
配当性向
52.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月25
2018年3月3332.0189.4
2019年3月70112.1157.6
2020年3月700.0136.8
2021年3月40−42.939.9
2022年3月100150.094.1
2023年3月13535.072.7
2024年3月105−22.244.1
2025年3月13528.653.0
2026年3月19040.752.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,249人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.1%を占め、残る69.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.244.748.049.058.158.5
自己株式20.424.424.124.124.124.1
金融機関18.924.423.822.218.519.5
事業法人41.920.821.221.111.010.6
外国法人6.78.25.66.58.89.2
証券会社0.31.81.31.23.52.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.61
02新光商事株式会社4.93
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.86
04株式会社三井住友銀行1.89
05明治安田生命保険相互会社1.63
06住友生命保険相互会社1.63
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.48
08株式会社キングジム1.47
09BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.04
10松永 光正0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+947%、1株純資産は14期で+80%。直近期のROEは11.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月392,0821.916.272.5
2014年3月642,2093.010.843.8
2015年3月712,3293.114.055.6
2016年3月352,2491.525.6161.3
2017年3月−562,184
2018年3月342,1911.564.8189.4
2019年3月672,2242.828.1157.6
2020年3月762,1893.418.4136.8
2021年3月862,2493.923.439.9
2022年3月1712,5146.89.494.1
2023年3月3142,80411.87.772.7
2024年3月2253,1387.69.644.1
2025年3月2883,3108.97.153.0
2026年3月4053,75211.56.752.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額275百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松永光正取締役 会長執行役員78148,000
鈴木俊郎代表取締役 社長執行役員(CEO)監査室担当683,000
坂本浩司取締役 常務執行役員 管理本部長662,000
村上淳一取締役 上席執行役員 財経本部長61
岩上均取締役 上席執行役員 デバイス事業統括 第三販売促進ユニット長海外営業ユニット長63
福井洋取締役 上席執行役員 ソリューション営業本部 副本部長54
西野實取締役76
藤岡昭裕取締役69
御園明雄取締役 常勤監査等委員6713,000
三浦伸一取締役 常勤監査等委員7021,000
山本昌平取締役 監査等委員63
毛塚邦治取締役 監査等委員59
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
安達美奈子取締役 監査等委員69

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)91045718420
監査等委員5555511
監査等委員321217
取締役(社内)215158

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容846字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、子会社12社で構成されており、当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。 なお、当社及び連結子会社8社における2事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 当社及び連結子会社8社 事業区分   名称   事業内容 デバイス事業   当社   半導体・電子部品の販売・輸出入 SANSHIN ELECTRONICS (HONG KONG) CO., LTD. SANSHIN ELECTRONICS SINGAPORE (PTE) LTD. 台湾三信電気股份有限公司 SANSHIN ELECTRONICS CORPORATION SANSHIN ELECTRONICS KOREA CO., LTD.   半導体・電子部品の販売・輸出入 半導体・電子部品に係わる技術サービス・情報提供 SANSHIN ELECTRONICS (THAILAND) CO., LTD.   半導体・電子部品の販売・輸出入 三信国際貿易(上海)有限公司   半導体・電子部品の販売・輸出入 半導体・電子部品に係わる技術サービス・情報提供 株式会社TAKUMI   電子機器、半導体・電子部品、ソフトウェアの開発及び受託開発、販売 ソリューション事業   当社   電子機器の販売・輸出入、 情報通信システムに関する技術サービス 非連結子会社4社 名称   事業内容 アクシスデバイス・テクノロジー株式会社   半導体に係わる技術サービス・情報提供 三信力電子(深圳)有限公司   半導体・電子部品に係わる技術サービス・情報提供 SAN SHIN ELECTRONICS (MALAYSIA) SDN. BHD. 株式会社三信システムデザイン   半導体・電子部品及びコンピュータシステムに関する技術開発 事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,966字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、幅広いステークホルダーと相互理解を深め、共に発展していくことが持続的な企業価値の向上に繋がると考えております。当社グループでは長期的な企業ビジョンを定め、その実現に向けた重要課題を設定しました。これらの課題に真摯に取り組んでまいります。 ①長期的な企業ビジョン <存在意義(ミッション)> テクノロジーの新しい可能性を探究し、人々の豊かな暮らしと社会の発展に貢献します <長期的に会社が目指す姿(ビジョン)> 人と技術と英知を磨き、お客様の課題解決のベストパートナーとして選ばれる企業 人々の安心・安全を守り、快適で心豊かな暮らしを支える企業 持続可能な地球環境を未来につなぐ企業 すべての社員が誇りとやりがいを持って働き、成長と幸福を実感できる企業 <大切にする価値観(バリュー)> 社是(信用、信念、信実)、行動基準 ②長期的な企業ビジョンの実現に向けた重要課題 ⅰ.事業の持続的成長と資本効率の向上を実現するための課題 (ⅰ)長期的な事業構造の最適化に向けたリソースシフト、組織・制度の整備 (ⅱ)既存事業における間接業務の効率化、SFA活用による売上、収益拡大 (ⅲ)デジタル技術を活用したソリューションによる成長事業の開拓 (ⅳ)資本効率の継続的な改善 ⅱ.サステナビリティに関する課題 (ⅰ)人的資本経営の推進 (ⅱ)サプライチェーンにおける環境マネジメントの推進 (ⅲ)事業を通じた社会課題解決への寄与 (ⅳ)経営会議体の実効性向上を通じた監督機能の強化 (2)目標とする経営指標 自己資本当期純利益率(ROE)と経常利益を重要な経営指標として捉え、その向上に努めてまいります。 (3)利益配分に関する基本方針 当社は、株主の皆様に利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置づけております。配当につきましては、連結配当性向50%を目処とし、株主の皆様への利益還元、成長機会獲得のための投資、持続的な成長を可能とする内部留保、資本効率の向上、これらのバランスを考慮して決定することを基本方針としております。 (4)経営環境、中期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題等 当社グループは、株主資本コストを8%程度と想定している一方で、事業の収益性、安定性、成長性に同業他社比課題があり、安定的にROE8%を上回るための収益基盤および財務基盤の整備が必要です。また、ROE向上と併せて株主資本コストを低減することでエクイティスプレッドを拡大することも、企業価値の向上を図るうえでの課題となっております。 このような課題に対し、当社グループでは当社第76期(2027年3月期)を最終年度とするV76中期経営計画を策定し、安定してROE8%以上を実現する事業構造の構築に向け「経常利益50億円以上」「親会社株主に帰属する当期純利益35億円以上」という最終年度目標を掲げ、以下の取り組みを実践することといたしました。 ①事業の持続的成長と資本効率の向上を実現するための取り組み ⅰ.収益性、安定性、成長性の向上に資する事業戦略 <デバイス事業> (ⅰ)集約/効率化による収益性の向上 (ⅱ)成長市場へのリソースシフトや技術力や当社独自性を通じた競争力向上による安定性の向上 (ⅲ)成長性の向上に必要な新たな戦略事業の構築 <ソリューション事業> (ⅰ)アプリケーションシステム関連ビジネスとプラットフォーム関連ビジネスの収益性の向上 (ⅱ)ネットワークシステム関連ビジネスと映像システム関連ビジネスの維持、拡大による安定性の向上 (ⅲ)消防・防災関連ビジネスのエリア拡大やDX/AIをはじめとする新規ビジネスの創造による成長性の向上 ⅱ.財務戦略 (ⅰ)効率性と安全性を両立した資本構成の最適化 (ⅱ)収益性改善とキャッシュ創出に向けた資産効率の向上 (ⅲ)資本収益性に基づく適切なリソースの配分 ⅲ.株主還元政策 連結配当性向50%を目処とした配当継続 ②サステナビリティに関する取り組み ⅰ.人的資本経営の推進 (ⅰ)多様な人材の活躍推進に向けた意識・行動改革と制度整備 (ⅱ)戦略的能力獲得に向けて人材の採用、教育への積極的投資 (ⅲ)DX推進による労働生産性の向上と創造的活動の拡大 ⅱ.環境マネジメントの推進 TCFD提言に沿った開示の充実とGHG排出量の削減 ⅲ.監査等委員会、指名報酬委員会を通じた監督機能の強化
事業等のリスク3,266字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、「リスク管理規程」に基づき、総合リスク対策委員会を設置し、リスクの洗い出し、未然の予防、リスクが発生した場合の迅速な対応を行い、定期的に取締役会へリスク管理状況を報告しております。有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 リスク分類   リスクの説明   対策   区分 気候変動問題に関するリスク   気候変動問題は世界的な取り組みが必要な喫緊の課題となっており、その取り組みに連動する形で各国、各地域における法規制の強化やマーケットの変化が発生しております。このような動きに伴うリスク/機会を評価し、適正に対応できなかった場合、競争力の低下や社会的な信用の失墜を招くことが予想され、売上高や利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。   先述の「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載の通りです。   全社 主要仕入先への依存リスク   デバイス事業の仕入先のうち上位3社及びそれぞれのグループ会社からの仕入高の構成比は、当連結会計年度において約65%を占めております。 このため上位仕入先における製品戦略や生産方針、販売店政策の変更、パンデミック等の不可抗力による工場稼働停止、企業再編等が行われた場合、売上高や利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。   デバイス事業では、海外メーカー製品の商品ラインナップ拡充による売上拡大に注力しております。また、主に製造/インフラ市場向けにAI/IoTソリューションビジネスにも継続して注力しております。このような取り組みを通じて顧客及びマーケット、ならびに仕入先の拡大を図ることで、外部の環境変化に強い収益基盤ならびに持続可能な成長基盤の構築に努めております。   デバイス事業 主要得意先への依存リスク   デバイス事業における大口顧客の多くは、家電やモバイルをはじめとした民生用機器メーカーとなっており、特定の分野の比重が高くなっております。 また、デバイス事業の得意先のうち上位4社及びそれぞれのグループ会社に対する売上高の構成比は、当連結会計年度において約50%を占めております。 このため、景気動向に加え、大口顧客において製品戦略や調達方針の変更(各国の関税政策に起因するものを含む)、パンデミック等の不可抗力による工場稼働停止、企業再編等が行われた場合、売上高や利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。   デバイス事業 ソリューション事業においても、大口顧客の売上割合が高い収益構造になっております。 このため、大口顧客において製品戦略や調達方針の変更、また当販売先での企業再編等が行われた場合、売上高や利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。   ソリューション事業では、人員増強による拡販強化や仕入先との連携強化、クラウドサービスのメニュー拡充、AIを中心とした新商材の投入による新規顧客の発掘等の取り組みを通じて顧客基盤の拡大に努めております。   ソリューション事業 リスク分類   リスクの説明   対策   区分 在庫の陳腐化リスク   半導体商社の重要な機能として、得意先への安定供給とリードタイムの短縮を目的に、一定水準の在庫を保有しております。 得意先の生産計画の変更や中止等により、当該在庫が陳腐化し、商品評価損が計上されることで、利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社では、在庫委員会を設置し、グループ全体の適正な在庫水準の維持と滞留在庫の防止に努めております。 得意先の生産計画に変更がある場合には、早期に情報を入手し、仕入先と対応を協議しております。 なお、在庫の評価につきましては、将来の販売可能性等を考慮し、適切に評価した上で商品評価損を計上しております。   デバイス事業 投資損失リスク   当社グループでは、将来の成長に向けて新規商材や新規仕入先の開拓のために、ビジネスパートナーへ投資を行うことがあります。 企業への投資は、不確実性が高く、当初の事業計画通りに事業が進まず投資損失を計上することで、利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社では、投資委員会を設置し、投資先の財政状態、戦略の実現可能性、投資リターン等を慎重に検証して投資可否の意思決定を行っております。 また、投資後におきましても投資先のモニタリングを行い、定期的に取締役会へ報告を行っております。 なお、投資先の評価につきましては、投資先の事業計画と実績に大幅な乖離が生じた場合、実質価額まで評価を下げ、投資有価証券評価損を計上しております。   全社 債権回収不能リスク   当社グループでは、得意先の売上債権回収期間と仕入先の仕入債務支払期間の差を埋める金融機能が重要な役割となっております。 当社グループの売上債権回転期間は、約3.1ヶ月となっており、得意先の財政状態に問題が起きた場合、回収不能となるリスクがあります。 なお、当連結会計年度末の売上債権額は446億円となっております。   当社では、債権管理委員会を設置し、グループ全体の与信管理、債権事故の防止に努めております。 得意先の信用状況に懸念が生じた場合は、信用保険やファクタリング等のリスクヘッジ策を講じております。 なお、債権の評価につきましては、回収懸念のある債権は回収不能見込額を適切に見積もった上で貸倒引当金を設定しております。   全社 リスク分類   リスクの説明   対策   区分 借入金の増加リスク   当社グループでは、売上債権の回収期間と比較して仕入債務の支払期間が短くなっております。 そのため、売上の増加に伴い運転資金の需要が発生することから、この運転資金を金融機関等外部から調達する財政構造となっております。 この結果、借入金の増加や金利の上昇は支払利息の増加となり、利益に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、借入金の増加は自己資本比率の押し下げ要因となることから、機動的な資本政策の実施を阻害する可能性があります。 なお、当連結会計年度末における借入金額は197億円であり、自己資本比率は50.5%となっております。   当社グループでは、主に銀行から借入金により資金調達を行っており、資金余剰時に機動的に借入金を返済できるように返済期日を分散して管理しております。また、収支管理を徹底し、借入額の極小化に努めております。 金利上昇時には長期固定金利の借入金や金利デリバティブ等を活用し、リスクヘッジに努めております。 また、必要な資金を確保できるように複数の金融機関と借入枠の契約を締結しております。 さらに、債権流動化等により売上債権の早期資金化を行うことで借入金の増加を抑えております。   全社 為替の変動リスク   当社では、外貨建ての輸出取引に加え、国内取引においても外貨建て決済の取引があり、売上高の約70%は米ドル建て取引となっております。仕入につきましても外貨建ての輸入取引に加え、外貨建て決済の国内取引があり、仕入高の約75%は米ドル建て取引となっております。 為替相場が変動した場合、外貨建て資産及び負債の決済時や評価時に為替差損が発生する可能性があります。 また、当社グループは、アジアを中心に海外に子会社を設立し、事業を展開しております。 連結財務諸表の作成にあたっては、在外子会社の外貨建て財務諸表を円換算することから、為替相場が変動した場合、連結業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、為替相場の変動による損益への影響を軽減するために為替予約や為替マリー、外貨建て借入金等を活用し、リスクヘッジに努めております。   デバイス事業
経営成績の分析 (MD&A)4,667字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度の世界経済は、米国における政策の不確実性の高まりや年度末に顕在化した中東情勢の緊迫化など、先行き不透明な状況が続きました。当社グループの事業領域であるエレクトロニクス業界は、AIをはじめとする次世代技術の需要拡大が半導体市場全体を牽引し、また国内のICT業界は、企業における生産性向上や業務効率化を目的としたシステムの更新需要が依然として力強く推移しました。 このようななか、当社グループにおきましては2024年5月10日に公表しました長期的なビジョンの実現に向けた重要課題に鋭意取り組むこととし、その実行計画の第一段階として策定した当社第76期(2027年3月期)を最終年度としたV76中期経営計画では、安定してROE8%以上を実現する事業構造の構築に向け、「経常利益50億円以上」「親会社株主に帰属する当期純利益35億円以上」という最終年度目標を掲げ、事業の持続的成長と資本効率の向上を実現するための取り組みとサステナビリティに関する取り組みに注力してまいりました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は1,723億66百万円(前期比9.5%増)、営業利益は69億14百万円(前期比19.4%増)、経常利益は60億78百万円(前期比23.2%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は大阪支店の土地及び建物の譲渡に伴う特別利益(固定資産売却益)を計上したことも影響し、49億55百万円(前期比40.7%増)となり、自己資本当期純利益率(ROE)は11.5%(前期は8.9%)となりました。 なお、連結会社間での収益及び費用の内部取引におきましては、親会社の取引は取引発生時のレートまたは為替予約レートにより換算し、在外子会社の取引は期中平均レートにより換算して相殺消去しております。当連結会計年度は円安が進行したことに伴い、相殺消去する費用が対応する収益を大きく上回ったため営業利益は増加しておりますが、同額が営業外費用の為替差損として調整されており、経常利益への影響はありません。 セグメント別の業績概況は次のとおりであります。 (デバイス事業) デバイス事業におきましては、主にエレクトロニクスメーカー向けに半導体(システムLSI、マイコン、パワー半導体、液晶ディスプレイドライバIC、メモリ等)や電子部品(コネクタ、コンデンサ、液晶パネル、モジュール等)の販売に加え、ソフト開発やモジュール開発等の技術サポートを行っております。 当連結会計年度におきましては、機構部品や海外メーカーの商材が堅調に推移したこと、また前年度下期に本格化した車載向けの新規ビジネスが今年度は期初から業績に寄与したことなどから、売上高は1,502億17百万円(前期比7.9%増)となりました。しかしながら、販売構成の変化により売上総利益率が低下したことに加え、販管費が増加したことにより、セグメント利益は26億94百万円(前期比2.8%減)となりました。 (ソリューション事業) ソリューション事業におきましては、クラウドサービスを利用したネットワークインフラやセキュリティ製品について、お客様の環境に最適化したオファリングを通じて、設計・構築から運用・保守までを一貫して提供、価値創出に貢献しております。また、販売・生産管理をはじめとした基幹系業務システムや、人事・給与・会計等のアプリケーションをオンプレミスからクラウドまで様々な形態で提供しております。さらにAI商材・サービスへの取り組みを加速しており新規領域の開拓やDX人材育成を推進しております。 当連結会計年度におきましては、企業等におけるDX推進ニーズを背景に、ネットワークシステムやプラットフォームといったビジネス・ユニットを中心に各分野とも総じて好調に推移したこと、また公共系の大規模な設備更新の案件獲得があったことや一部に案件前倒しの動きが見られたことから、売上高は過去最高となる221億48百万円(前期比22.6%増)となりました。また、販管費は増加したものの増収効果に加え、AI商材拡販による新規顧客拡大に伴い売上総利益率が向上したことから、セグメント利益も過去最高となる33億84百万円(前期比56.6%増)となりました。 (注)各事業のセグメント損益は経常損益ベースの数値であります。 ②財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて69億88百万円増加し、910億37百万円となりました。これは主に売上債権の増加39億93百万円、商品の増加12億15百万円等によるものです。 (負債) 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて15億44百万円増加し、450億42百万円となりました。これは主に仕入債務の増加43億82百万円、未払法人税等の増加5億60百万円、リース債務の増加2億97百万円、短期借入金の減少43億69百万円等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて54億44百万円増加し、459億95百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加31億63百万円、為替換算調整勘定の増加17億17百万円等によるものです。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、税金等調整前当期純利益の計上、仕入債務の増加、有形固定資産の売却等による収入が売上債権の増加、短期借入金の返済、配当金の支払い等による支出を上回り、前連結会計年度末に比べて2億19百万円増加し、95億80百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上、仕入債務の増加等による収入が売上債権の増加等による支出を上回り、57億5百万円の収入となり、前連結会計年度に比べて収入が17億25百万円増加しております。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の売却による収入が有形固定資産やソフトウェアの取得等による支出を上回り、6億77百万円の収入となりました。その結果、前連結会計年度が22億21百万円の支出であったことから、28億99百万円の収入増となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済、配当金の支払い等により65億93百万円の支出となり、前連結会計年度に比べて支出が54億82百万円増加しております。 ④仕入、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前期比(%) デバイス事業   138,768   11.5 ソリューション事業   15,462   18.3 合計   154,230   12.1 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) デバイス事業   148,787   △2.7   65,647   △2.1 ソリューション事業   22,937   5.0   12,204   6.9 合計   171,725   △1.7   77,851   △0.8 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) デバイス事業   150,217   7.9 ソリューション事業   22,148   22.6 合計   172,366   9.5 (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 任天堂株式会社   18,196   11.6   29,752   17.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ①経営成績の分析 当社グループでは、当社第76期(2027年3月期)を最終年度とするV76中期経営計画(V76)を策定し、その 定量目標として「安定してROE8%以上を実現する事業構造の構築」「経常利益50億円以上」「親会社株主に帰属する当期純利益35億円以上」を掲げ、課題に取り組んでおります。デバイス事業、ソリューション事業ともに収益性、安定性、成長性の向上に資する事業戦略を策定し、目標の実現に向けて鋭意取り組んだ結果、当連結会計年度におけるROEは11.5%、経常利益は6,078百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,955百万円となりました。 なお、V76における課題等の詳細は「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営環境、中期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 V76定量目標(連結基準)に対する進捗状況 2025年3月期実績   2026年3月期実績   2027年3月期予想 ROE   8.9%   11.5%   8.0% 経常利益   4,934百万円   6,078百万円   5,000百万円 親会社株主に帰属する  当期純利益   3,522百万円   4,955百万円   3,600百万円 ②資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要のうち主なものは、営業取引から生じる運転資金であります。運転資金につきましては、金融機関等からの短期借入により資金調達を行うことを基本としております。なお、不測の事態に備え、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保することを目的として、取引金融機関4行とコミットメントライン契約を締結しております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、20,186百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,580百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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