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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

丸文

MARUBUN CORPORATION7537 · Prime · 卸売業

半導体・電子部品の専門商社。デバイス・システム・アントレプレナの3事業で、グローバルにテクノロジー商材を供給。

概要

丸文は、半導体・電子部品から航空宇宙機器、医用機器、ICTソリューションまでを扱うエレクトロニクス専門商社である。1947年の創業以来、国内外のメーカーと顧客を結ぶ中間流通を担い、東京都中央区に本社を置く。東京証券取引所プライム市場に上場し、従業員1193名。米国Arrow Electronics社との合弁網を活用したグローバル販売網を持つ。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

丸文の事業はデバイス事業、システム事業、アントレプレナ事業の三つに分かれる。デバイス事業は各種半導体(アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ等)や電子部品(水晶振動子、コネクタ、受動部品等)を扱い、全社売上高の約7割を占める。システム事業は航空宇宙機器、製造・検査機器、レーザー機器、医用機器を販売し、技術サービスも提供する。アントレプレナ事業はICTソリューション、AIロボット、モジュール製品、ソフトウェア、技術ライセンスを扱う。2026年3月期のセグメント別売上高はデバイス事業1522億円、システム事業586億円、アントレプレナ事業26億円。

Arrow Electronicsとの合弁ネットワーク

丸文は1998年に米国Arrow Electronics社と折半出資でMarubun/Arrow Asia Ltd.を設立し、アジア地域の電子部品販売会社を統括させた。その後、米国にもMarubun/Arrow USA LLC.を設立。現在、シンガポール、香港、タイ、フィリピン、マレーシア、中国、インドネシア、メキシコ、欧州に合弁子会社を展開する。Arrow社のグローバル調達網と丸文の日本市場での強みを組み合わせ、国内外の顧客に半導体・電子部品を供給している。

国内外の子会社と販売拠点の展開

丸文は国内に丸文通商、丸文ウエスト、フォーサイトテクノなどの子会社を持ち、金沢や神戸など地域密着型の販売網を構築。海外では台湾、シンガポール、香港、タイ、フィリピン、マレーシア、中国(上海・深圳)、インドネシア、メキシコ、ハンガリーに子会社を有する。また、Marubun USA Corporationは米国合弁会社の持株会社として機能する。これらの拠点を通じて、日本企業の海外展開を支援するとともに、現地市場の開拓を進めている。

財務の推移と収益の変動

丸文の売上高は2010年代半ばに2700億円前後で推移したが、2018年3月期には3475億円に拡大。その後、半導体市況の変動や取引構造の変化により減少し、2022年3月期には1678億円まで落ち込んだ。2023年3月期以降は回復傾向にあり、2026年3月期は2134億円となった。純利益は2020年3月期に1億円の赤字、2021年3月期に21億円の赤字を計上したが、その後は黒字転換し、2026年3月期は33億円の黒字。営業利益率は3%前後で安定している。

業界の中での役割はエレクトロニクス専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,134億円
営業利益
78億円
営業利益率
3.7%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
デバイス 事業1,522億円71.3%6億円0.4%
システム 事業586億円27.5%37億円6.3%
アントレプレナ事業26億円1.2%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体・電子部品市場主力

各種半導体(アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ等)や電子部品(水晶振動子、コネクタ、受動部品等)を国内外のメーカーから仕入れ、電子機器メーカー等に販売。グローバルな販売網とArrow Electronicsとの連携により、幅広い顧客に製品を供給。

主な製品・サービス2
各種半導体
アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ、特定用途IC、カスタムIC等。電子機器の制御・演算・記憶機能を担うキーデバイス。
電子部品
水晶振動子、コネクタ、受動部品等。回路のタイミング・接続・フィルタリングに使用。

02航空宇宙・製造・医用機器市場準主力

航空宇宙機器、製造・検査機器、レーザー機器、医用機器を販売。また、電子応用機器の保守・技術サービスを提供。産業用先端機器の需要に対応。

主な製品・サービス4
航空宇宙機器
航空機・宇宙関連の電子機器や計測機器等。安全性と高性能が要求される分野向け。
製造・検査機器
半導体製造装置、電子部品実装機、検査装置等。生産ラインの自動化・品質管理に貢献。
レーザー機器
レーザー加工機、計測機器等。微細加工や高精度計測に使用。
医用機器
医療用電子機器、診断装置等。ヘルスケア分野に貢献。

03ICT・ロボット市場副次

ICTソリューション、AIロボット、モジュール製品、ソフトウェア、技術ライセンス等を販売。新興技術領域の顧客開拓とソリューション提供を行う。

主な製品・サービス5
ICTソリューション
ネットワーク構築、クラウドサービス、セキュリティ等のシステムインテグレーション。企業の情報化に貢献。
AIロボット
人工知能を搭載したロボットシステム。製造現場やサービス業での自動化に対応。
モジュール製品
無線通信モジュール、センサーモジュール等。組み込み用途向けの機能モジュール。
ソフトウェア
組込みソフトウェア、制御ソフト等。ハードウェアの動作を制御。
技術ライセンス
自社開発技術や第三者技術のライセンス提供。技術の権利化と収益化を支援。

製品と技術

各種半導体と電子部品のラインアップ

デバイス事業の中核をなす製品群は、アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ、特定用途IC、カスタムICなどの半導体と、水晶振動子、コネクタ、受動部品といった電子部品である。これらの製品は民生機器、産業機器、自動車、通信機器など幅広い分野の電子機器メーカーに供給される。丸文は多くの半導体メーカーと代理店契約を結び、Arrow社のグローバル調達網も活用して品揃えを拡充している。

航空宇宙・製造・医用機器

システム事業が扱う航空宇宙機器は、人工衛星向け高信頼性部品や航空機用電子機器が中心で、防衛関連市場の拡大を背景に成長している。製造・検査機器には半導体製造装置、電子部品実装機、検査装置が含まれ、生産ラインの自動化に貢献する。レーザー機器は微細加工や計測に用いられる。医用機器は診断装置や医療用電子機器で、ヘルスケア分野を支える。技術サービスはフォーサイトテクノが担う。

ICTソリューションとAIロボット

アントレプレナ事業は、ネットワーク構築、クラウドサービス、セキュリティなどのICTソリューション、人工知能を搭載したAIロボット、無線通信モジュールやセンサーモジュールなどのモジュール製品、組込みソフトウェア、技術ライセンスを提供する。通信インフラ向け時刻同期システムなども手がける。新興技術領域の顧客開拓とソリューション提案を推進しているが、2026年3月期はソフトウェア販売減少により経常損失を計上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社、小型で収益低め

丸文は電子部品・半導体を主力とする専門商社。売上高は約2,100億円と同業のリョーサン菱洋ホールディングス(約7,000億円)に比べ小規模で、営業利益率も4%前後と低い。同社は特定分野に強みを持つが、品揃えや規模の面で大手商社に劣る。業界再編が進む中、差別化が課題。

強み

  • 半導体・電子部品に特化し、技術提案力を持つ。
  • 中小メーカー中心に長期取引関係を構築している。
  • 効率的な在庫管理によりリスク低減を図る。
  • 大手が手掛けない需要に対応できる柔軟性。

課題

  • リョーサン菱洋に比べ売上規模が小さく、価格競争力で劣る。
  • 営業利益率が4%前後と低く、改善が必要。
  • 半導体市場の需要変動に業績が左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字が丸文

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
23156レスター1,606億円19.5倍
37595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
48159立花エレテック1,039億円12.6倍
58150三信電気545億円8.3倍
67537丸文509億円14.4倍
78141新光商事486億円40.5倍
89880イノテック473億円10.8倍
97510たけびし439億円14.8倍
106844新電元工業314億円5.5倍
116616トレックス・セミコンダクター216億円17.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

合併による創業と戦後の商社活動

丸文は1947年7月、堀越合資会社と中善商事株式会社の合併により、東京都中央区に資本金703万円で設立された。創業時の事業は機械器具及び日用雑貨類の販売業並びに輸出入業であった。同年12月には理化学機器、計測器、医療機器の販売を開始。1952年10月からは米国製機器の輸入販売を手がけ、本格的な商社活動を展開した。

トランジスタ・集積回路の輸入販売への進出

1958年9月、丸文はトランジスター及びダイオードの輸入販売を開始し、同時に本社内に技術室を設置して輸入機器の技術サービス業務を開始した。1965年5月には集積回路(IC)の輸入販売に参入。半導体の普及期にいち早く対応し、電子部品専門商社としての基盤を固めた。この時期に蓄積した技術サポート力が後の競争力の源泉となる。

海外拠点の創設とアジア展開

1968年4月、先端情報入手と仕入先開拓を目的に米国駐在事務所を設置。1983年10月には同事務所をMarubun USA Corporationとして分離独立させた。1988年4月にシンガポール、1989年11月に台湾、1994年8月に香港に現地法人を設立。アジア地域の半導体需要の高まりに対応し、販売拠点を拡充した。1998年にはMarubun/Arrow Asia設立など合弁戦略へと発展する。

上場とArrow社との大型合弁

1997年1月、丸文は東京証券取引所市場第二部に上場。1998年11月、シンガポールと香港の子会社株式を現物出資し、米国Arrow Electronics社との折半出資合弁会社Marubun/Arrow Asia Ltd.を設立。翌1999年1月には米国でも同様の合弁会社Marubun/Arrow USA LLC.を設立した。これにより、丸文はArrow社の世界規模の販売網を活用できる体制を築き、電子部品のグローバル流通で存在感を高めた。

国内外の企業買収と子会社再編

2000年代以降、丸文はM&Aによる事業拡大を進めた。2005年5月に神戸支店を分社し丸文ウエストを設立。2007年4月にはフォーサイトテクノを子会社化。2010年代には丸文通商を通じて北信理化や池田医療電機の株式を取得し、2015年までに100%子会社化した。2017年4月に池田医療電機を吸収合併、2018年10月にケィティーエルを吸収合併、2019年4月に北信理化を吸収合併し、国内グループの再編を完了した。

プライム市場移行と最新の経営

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、丸文は市場第一部からプライム市場に移行した。最新の2026年3月期の連結業績は売上高2134億円、営業利益77.6億円、親会社株主帰属当期純利益33.0億円。3事業セグメント体制を維持し、2025年度から2027年度を計画期間とする中期経営計画「丸文 Nextage 2027」を推進中である。

年表39件を開く

1940年代

  • 1947年7月創業堀越合資会社と中善商事株式会社の合併により、機械器具及び日用雑貨類の販売業並びに輸出入業を目的として丸文株式会社を東京都中央区に資本金703万円で設立。
  • 1947年12月理化学機器、計測器及び医療機器の販売を開始。

1950年代

  • 1952年10月米国製機器の輸入販売を開始。
  • 1958年9月トランジスター及びダイオードの輸入販売を開始。本社内に技術室を設置し、輸入機器の技術サービス業務を開始。

1960年代

  • 1961年3月金沢支店を分離独立させ、丸文金沢株式会社を設立。(現:丸文通商株式会社 連結子会社)
  • 1965年5月集積回路の輸入販売を開始。
  • 1968年4月先端情報の入手及び仕入先開拓のため、米国駐在事務所を設置。

1980年代

  • 1983年10月米国駐在事務所をMarubun USA Corporationとして分離独立。(現:連結子会社)
  • 1985年11月物流機能強化のため、南砂物流センター(現:成田物流センター)を設置。
  • 1988年4月Marubun Electronics (S) Pte Ltd.を設立。(現:Marubun/Arrow (S) Pte Ltd. 連結子会社)
  • 1989年11月Marubun Taiwan,Inc.を設立。(現:連結子会社)

1990年代

  • 1994年8月Marubun Hong Kong Ltd.を設立。(現:Marubun/Arrow (HK) Ltd. 連結子会社)
  • 1997年1月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1998年11月Marubun Electronics (S) Pte Ltd.及びMarubun Hong Kong Ltd.の全株式を現物出資し、米国Arrow Electronics,Inc.との間で折半出資合弁会社Marubun/Arrow Asia,Ltd.を設立。(現:連結子会社)
  • 1999年1月創業Marubun USA Corporationの営業の一部と米国Arrow Electronics,Inc.の営業の一部をそれぞれ出資し、Marubun/Arrow USA,LLC.を設立。(現:関連会社)
  • 1999年3月創業三岩商事株式会社(現:ミツイワ株式会社)と共同出資にて株式会社フォーサイトテクノを設立。

2000年代

  • 2000年10月Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がMarubun Arrow (Thailand) Co., Ltd.を設立。(現:連結子会社)
  • 2001年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2001年5月ISO14001認証取得。
  • 2001年10月Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がMarubun/Arrow (Phils), Inc.を設立。(現:連結子会社)
  • 2002年9月創業Marubun/Arrow (HK) Ltd.がMarubun/Arrow (Shanghai) Co., Ltd.を設立。
  • 2003年12月Marubun USA Corporationの営業活動を終結し、Marubun/Arrow USA,LLC.の持株会社となる。
  • 2005年5月神戸支店を分社し、丸文ウエスト株式会社を設立。(現:連結子会社)
  • 2006年6月Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がMarubun Arrow (M) SDN BHD.を設立。(現:連結子会社)
  • 2007年4月M&A株式会社フォーサイトテクノの第三者割当増資を引き受け、子会社化。(現:連結子会社)
  • 2007年11月ISO9001認証取得。

2010年代

  • 2010年3月丸文通商株式会社が株式会社北信理化の株式の35%を取得。
  • 2010年10月丸文通商株式会社が株式会社池田医療電機の株式の35%を取得。
  • 2013年4月M&A丸文通商株式会社が株式会社北信理化の株式の100%を取得し子会社化。
  • 2013年6月Marubun/Arrow (HK) Ltd.がMarubun/Arrow (Shenzhen) Electronic Product Consulting Co.,Ltd.を設立。(現:連結子会社)
  • 2013年8月Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.がPT. Marubun Arrow Indonesiaを設立。(現:連結子会社)
  • 2014年4月創業Marubun/Arrow USA,LLC.がMarubun-Arrow Mexico, S. de R.L. de C.V.を設立。
  • 2015年6月丸文通商株式会社が株式会社池田医療電機の株式の100%を取得。
  • 2016年4月M&A株式取得により、株式会社ケィティーエルを子会社化。
  • 2017年4月M&A丸文通商株式会社が株式会社池田医療電機を吸収合併。
  • 2017年11月創業Marubun/Arrow USA,LLC.がMarubun Arrow Europe Kft.を設立。
  • 2018年10月M&A株式会社ケィティーエルを吸収合併。
  • 2019年4月M&A丸文通商株式会社が株式会社北信理化を吸収合併。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益2027年度まで80億円 以上
  • ROE2027年度まで9.0% 以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    レスポンシブル・ビジネスの追求

    環境・社会課題の解決に貢献するビジネスモデルを構築し、経済価値と社会価値を両立する。地球環境保全、サステナブル社会の実現、最先端技術による課題解決、ステークホルダー・エンゲージメントの向上に取り組む。

  2. 02

    新規事業の収益化と既存事業の基盤拡充

    デバイス事業では成長分野への選択と集中、商流拡大、新技術開拓を推進。システム事業では新規事業開発や国家施策関連ビジネスの取り込みにより成長を牽引。アントレプレナ事業では独自価値の創出とAI関連商材の開拓を進める。

  3. 03

    グループ・シナジーの強化

    グループ各社間の連携を深め、経営資源の有効活用と事業基盤の拡充を図る。戦略的な協業機会の追求や海外オペレーションの確立を通じて、グループ全体の競争力を高める。

  4. 04

    人的資本戦略とガバナンスの高度化

    パーパスと融合した人材育成・活用戦略を展開し、働きやすい職場づくりを推進。盤石なグループガバナンスを構築し、効果的かつ安定的なITシステムの開発・運営により企業価値向上の基盤を固める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,193人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は787万円で、9期前と比べて+21.8%平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は16.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,397
2018年3月1,381
2019年3月64743.113.91,336
2020年3月64043.514.81,324
2021年3月60342.815.51,145
2022年3月67943.716.21,119
2023年3月80344.216.61,117
2024年3月75144.316.51,167
2025年3月74044.116.41,179780
2026年3月78744.116.51,193654

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率44.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 3 / 海外 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社(石川県金沢市)他支店5、営業所4、技術センター12,966百万円
システム事業
本社(東京都中央区)他支社2、支店2、営業所11969百万円
デバイス事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    丸文通商株式会社(注)8
    石川県金沢市
    議決権100.0%
  • 国内
    丸文ウエスト株式会社
    兵庫県神戸市中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社フォーサイトテクノ
    東京都江東区
    議決権51.0%
  • 海外
    Marubun USA Corporation
    San Mateo, California, U.S.A.
    議決権100.0%
  • 海外
    Marubun Taiwan,Inc.
    Taipei, Taiwan
    議決権100.0%
  • 海外
    Marubun/Arrow Asia,Ltd. (注)2、5
    British Virgin Islands
    議決権50.0%
  • 海外
    Marubun/Arrow (S) Pte Ltd. (注)6
    Howard Road, Singapore
    議決権50.0%
  • 海外
    Marubun/Arrow (HK) Ltd. (注)6
    NT,Hong Kong, China
    議決権50.0%
  • 海外
    Marubun Arrow (Thailand) Co.,Ltd. (注)7
    Bangkok, Thailand
    議決権50.0%
  • 海外
    Marubun/Arrow (Phils), Inc. (注)7
    Laguna, Philippines
    議決権50.0%
  • 海外
    Marubun Arrow (M) SDN BHD. (注)7
    Penang, Malaysia
    議決権50.0%
  • 海外
    Marubun/Arrow Electronics (Shenzhen) Company Limited (注)7
    Shenzhen, China
    議決権50.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • PT.Marubun Arrow Indonesia (注)7Jawa Barat, Indonesia50%
  • Marubun/Arrow USA, LLC.Centennial, U.S.A.50%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    人体評価用計測装置(音圧・爆風圧測定)
    防衛省 · 2023-10-18
    9,246万円
  • 調達
    GNSS受信機の購入
    気象庁 · 2020-12-22
    1,888万円
  • 調達
    セシウム周波数標準器の購入
    国土交通省 · 2024-06-11
    1,441万円
  • 調達
    セシウム周波数標準器の購入
    国土交通省 · 2017-02-02
    1,081万円
  • 調達
    水晶加速度センサ
    国土交通省 · 2026-06-05
    809万円
  • 調達
    長距離音響発生装置3式買入
    海上保安庁 · 2017-12-06
    719万円
  • 調達
    ボアスコープ
    防衛省 · 2021-12-22
    312万円
  • 調達
    通過型電力計の購入
    総務省 · 2023-11-29
    208万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,134億円営業利益78億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.2%、利益が-15.2%。

売上高
+1.2%
2,134億円
営業利益
-15.2%
78億円
純利益
-25.0%
33億円
営業利益率
3.7%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,250億円2,134億円
営業利益78億円78億円
純利益40億円33億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は523億円、営業利益は18億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.4%、営業利益は−41.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q63012
2024年1Q604315.1−3
2024年2Q633426.614
2024年3Q558295.222
2024年4Q5701
2025年2Q986444.521
2025年4Q1,122484.323
2026年2Q1,027272.610
2026年4Q1,107514.623
2027年1Q523183.45

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,163億円から2,134億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
丸文通商株式会社が株式会社北信理化の株式の100%を取得し子会社化。
2013年3月2,163248
Marubun/Arrow USA,LLC.がMarubun-Arrow Mexico, S. de R.L. de C.V.を設立。
2014年3月2,5693820
2015年3月2,7373920
株式取得により、株式会社ケィティーエルを子会社化。
2016年3月2,7963318
Marubun/Arrow USA,LLC.がMarubun Arrow Europe Kft.を設立。
2017年3月2,7072717
株式会社ケィティーエルを吸収合併。
2018年3月3,4754221
丸文通商株式会社が株式会社北信理化を吸収合併。
2019年3月3,2673016
2020年3月2,87620−1
2021年3月2,8930−21
2022年3月1,6784124
2023年3月2,2627952
2024年3月2,3655634
2025年3月2,10892654.444
2026年3月2,13478423.733

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,134億円のうち、営業利益として残るのは78億円3.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の1.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.4%1,887億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%169億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.7%78億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.4pt
3.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.9pt
1.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが64億円、投資CFが7億円で、差し引きのフリーCFは71億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は243億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月81−4−9277174
2014年3月60−2−5458190
2015年3月22−2−1520215
2016年3月−125−67−7137
2017年3月−59−1963−78122
2018年3月−76−10104−86137
2019年3月20−51215160
2020年3月−3−652−9205
2021年3月152−8−82144263
2022年3月−2914−28247
2023年3月−190−3141−193207
2024年3月227−14−200213230
2025年3月186−21−164165235
2026年3月647−6671243

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,450億円。このうち返さなくてよい自己資本が628億円で、自己資本比率は39.2%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,04737567232.2
2014年3月1,10642568134.0
2015年3月1,28346382031.5
2016年3月1,06546360237.9
2017年3月1,26047678433.1
2018年3月1,35749286531.7
2019年3月1,28249778533.9
2020年3月1,31548283332.2
2021年3月1,27045082031.5
2022年3月1,4824761,00628.8
2023年3月1,7605311,22927.1
2024年3月1,7415641,17729.1
2025年3月1,45260884437.8
2026年3月1,45062882239.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
247億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
403億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
434億円
在庫として抱えている分
負債合計
822億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中44位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中212位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.7%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.2%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,813で、1年前と比べて+63.2%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥1,813-4.0%1ヶ月+8.9%1年+63.2%時価総額509億円
過去52週の値幅
安値¥1,025高値¥1,924

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.4倍
PER (会社予想)11.9倍
PBR0.83倍
配当利回り4.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-6.74%の1730円と急落したが、1カ月では+2.6%と小幅高となっている。8月14日に1890円まで上昇したが、高値圏で調整した。25日移動平均線(1723.04円)をほぼ同水準で推移し、75日線(1653.01円)は上回る。52週高値1924円からは約-10.1%の水準で、週足では上昇トレンドが続くか注目。RSIは58.32。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 13.49倍は卸売業界平均17.53倍を下回り割安感がある。PBR 0.78倍と業界平均1.21倍に対し割安だが、ROE 5.9%は低水準で収益性に課題。配当利回り2.97%は業界平均2.66%を上回る。割安指標が目立つが、ROEの低さからほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.4倍17.9倍
PER (予想)11.9倍
PBR0.83倍1.24倍
ROE5.9%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

時価総額477億円、PER13.5倍の電子商社。2025/3期は営業利益率4.36%と堅調。強気派は「売上高2000億円規模の安定感」や「PBR0.78倍の解散価値割れ」を評価。弱気派は「営業利益率の低下傾向」や「ROE5.9%の低さ」を指摘。争点は低PBRに注目したバリュー投資と、収益力改善の不透明さ。

プラスに働く材料7
  • PBR0.78倍の割安

    解散価値も割れておりバリュー感。

  • 安定した売上高

    2000億円超の売上で基盤強固。

  • 幅広い顧客基盤

    産業機器・医療等多様なセクター。

  • PBR0.78倍の割安感継続影響

    解散価値割れ水準で、資本効率改善策への期待

  • 2026年3月期の増収見通し2026年3月期影響

    売上高2108→2134億円、微増ながら回復傾向

  • 高外国人保有によるガバナンス強化継続影響

    外国人比率17.5%と高く、株主還元圧力

  • 配当利回り2.97%の安定的継続影響

    業績連動であるが、現状維持なら利回り魅力

マイナスに働く材料7
  • 低ROE

    ROE5.9%と資本効率低い。

  • 営業利益率低下

    2025年4.36%→2026年3.66%予想。

  • 競争激化で差別化困難

    大手商社との競合厳しい。

  • 営業利益減少トレンド2026年3月期影響

    営業利益92→78億円、前期比15%減

  • 売上高の本格回復不透明継続影響

    2024年3月期比で売上高2365→2134億円と減少

  • 電子部品市況の変動リスク不定影響

    半導体関連需要の変動が業績に影響

  • 自己資本利益率(ROE)の低位継続影響

    ROE5.9%と資本効率が低く、改善課題

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益力の改善がバリュー解消の鍵。
ROE
資本効率向上が課題。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から24.2%いまの株価に対する利回りは4.25%。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
4.25%
いまの株価に対して
配当性向
37.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月25134.7
2018年3月3020.095.0
2019年3月300.042.9
2020年3月300.0154.5
2021年3月16−46.7
2022年3月3087.523.9
2023年3月80166.737.4
2024年3月52−35.044.9
2025年3月6626.937.2
2026年3月50−24.237.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,008人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.7%を占め、残る64.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.646.847.843.545.344.7
事業法人20.320.720.221.622.121.4
外国法人12.712.013.914.714.017.5
金融機関16.617.216.016.916.914.3
自己株式6.86.86.86.86.76.5
証券会社1.83.42.03.31.72.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ARROW ELECTRONICS,INC. 590000 常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部8.38
02一般財団法人丸文財団8.21
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.12
04株式会社千葉パブリックゴルフコース4.99
05合同会社堀越4.28
06堀越 毅一3.59
07INTERACTIVE BROKERS LLC 常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社2.26
08堀越 百子2.15
09株式会社三菱UFJ銀行1.71
10丸文社員持株会1.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+308%、1株純資産は14期で+68%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月311,2922.413.133.3
2014年3月751,4395.57.055.5
2015年3月761,5485.110.040.1
2016年3月691,5444.511.188.0
2017年3月631,5964.011.3134.7
2018年3月791,6474.912.495.0
2019年3月631,6653.810.242.9
2020年3月−31,618−0.2154.5
2021年3月−821,531−5.2
2022年3月931,6345.97.723.9
2023年3月1991,82711.56.937.4
2024年3月1301,9386.911.944.9
2025年3月1692,0948.45.937.2
2026年3月1262,1685.98.837.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額221百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
堀越裕史代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)47379,000
中田雄三常務取締役 兼 最高財務責任者(CFO)最高戦略責任者(CSO)5714,000
藤野聡常務取締役 兼 最高イノベーション責任者(CINO)6215,000
秋山竹彦取締役538,000
今村浩司取締役6113,000
柿沼幸二取締役(監査等委員)69
木曽川栄子取締役(監査等委員)64
茂木義三郎取締役(監査等委員)7510,000
八木克眞取締役(監査等委員)69
安田潮太郎取締役581,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6121641518531
社外取締役536367

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,467字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社13社及び持分法適用の関連会社1社で構成され、半導体、電子部品、電子応用機器等、国内外のエレクトロニクス商品の仕入販売を主な事業内容としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 デバイス事業 当社が販売するほか、子会社Marubun Taiwan,Inc.、Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.、Marubun/Arrow (HK) Ltd.、Marubun Arrow (Thailand) Co.,Ltd.、Marubun/Arrow (Phils), Inc.、Marubun Arrow (M) SDN BHD.、Marubun/Arrow Electronics (Shenzhen) Company Limited及びPT.Marubun Arrow Indonesiaにおいても販売しております。なお、商品の一部について上記連結会社間で売買取引があります。 子会社Marubun/Arrow Asia,Ltd.は、電子部品等の販売会社(Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.及びMarubun/Arrow (HK) Ltd.)の全株式を保有する持株会社であります。 関連会社Marubun/Arrow USA,LLC.は、電子部品等の販売をしており、商品の一部について当社との間で売買取引があります。 子会社Marubun USA Corporationは、Marubun/Arrow USA,LLC.の50.0%の持分を保有する持株会社であります。 主な商品は次のとおりであります。 各種半導体(アナログIC、メモリーIC、マイクロプロセッサ、特定用途IC、カスタムIC)、電子部品(水晶振動子、コネクタ、受動部品等) システム事業 当社が販売するほか、子会社丸文通商株式会社及び丸文ウエスト株式会社においても販売しております。なお、商品の一部について上記連結会社間で売買取引があります。 子会社株式会社フォーサイトテクノは、電子応用機器の保守・技術サービスを行っており、当社及び国内連結子会社は当該業務の一部を委託しております。 主な商品は次のとおりであります。 航空宇宙機器、製造・検査機器、レーザー機器、医用機器、技術サービス アントレプレナ事業 当社が販売しております。子会社株式会社フォーサイトテクノは、ICTソリューションの保守・技術サービスを行っており、当社は当該業務の一部を委託しております。 主な商品は次のとおりであります。 ICTソリューション、AIロボット、モジュール製品、ソフトウェア、技術ライセンス等 以上の事項を事業の系統図によって示すと、次のとおりであります。 (注)1.Marubun USA Corporationは、Marubun/Arrow USA,LLC.の持株会社であります。 2.Marubun/Arrow Asia,Ltd.は、電子部品等の販売会社(Marubun/Arrow (S) Pte Ltd.及びMarubun/Arrow (HK) Ltd.)の全株式を保有する持株会社であり、商品の一部について当社及びMarubun Taiwan,Inc.と当該販売会社間で売買取引があります。
経営方針・対処すべき課題3,580字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社グループが判断したものであります。 (1)企業理念体系について 当社グループは、長期的視点に基づく「パーパス」「ビジョン」「ミッション」「バリュー」を経営の基本的な考え方として定義し、株主、取引先、社員などすべてのステークホルダーのご期待に応えるよう企業価値の向上に努めるとともに、社会に貢献することを目指しております。 <丸文パーパス> テクノロジーで、よりよい未来の実現に貢献する <丸文ビジョン> 独自の価値を提供するオンリーワンのエレクトロニクス商社として最も信頼される存在となる <丸文ミッション> 「先見」と「先取」の精神のもと、人と技術とサービスで社会とお客様の課題を解決する <丸文バリュー> 「誠実で透明な経営」「健全な経営活動の実践」「社会との調和」「環境保全への貢献」「お客様の満足の向上」「企業リスクの適切な管理」「人権の尊重」「働きやすい職場作り」 「パーパス」は当社グループの存在意義、「ビジョン」は当社グループの目指す姿、「ミッション」は当社グループの日々の取り組み、「バリュー」は当社グループが大切にしている信条・価値観を表しています。 (2)当社グループを取り巻く環境 当社グループが属するエレクトロニクス業界は、新しい技術や社会課題に対応しながら、進化を続けております。AIやIoT、ロボットが社会生活に普及するとともに、自動車のEV化や電装化、通信の高速化、半導体・電子部品の高集積化、再生可能エネルギーの活用などに伴う需要の増加が見込まれます。また今後も新たな技術革新の到来により、市場は広がっていくものと見込まれます。 ① 企業構造 当社グループはデバイス事業、システム事業、アントレプレナ事業の3事業セグメントにおいて、当社を中心に機能別の事業会社によって構成されております。各事業会社は経営の基本方針に則りグループ間で連携した事業運営を行っておりますが、取り扱い商材や地域の特性に合わせ、主体的に事業管理を行い運営しております。 現在の企業体系は、業績の状況、事業運営の状況等から判断し、良好に機能していると認識しております。 ② 市場環境 当社グループが属するエレクトロニクス市場は、技術の高度化に伴って応用製品が広がり、市場拡大を続けています。一方で、企業の生産活動と生活のあらゆる場面で利用されているため、景気の変動や企業の設備投資の動向に影響を受けやすく、変動の大きな市場であります。 製品・技術面では、自動車のEV化やAI/IoT、ロボティクス、次世代通信など新たなテクノロジーの活用が進んでおりますが、物価上昇や米国の政策動向、金融資本市場の変動などにより、市場の不確実性が高まってくるものと予測しております。当社グループはこうした状況下でも成長を図るため、付加価値の高い商品・サービスの開発・強化に取り組んでおります。 ③ 顧客動向 当社グループは、民生機器・産業機器・自動車関連・医療機器メーカーや医療機関、通信関連企業など多くの顧客と長年にわたり取引を継続しております。当社グループでは、これまでに培った信頼と信用をさらに深化させるため、顧客密着型の営業活動と拠点展開を推進するとともに、取引先評価による自社の取り組み改善を実施しており、全体としては顧客との良好な関係を構築できていると認識しております。 また現在は、自動車のEV化や生産現場のスマートファクトリー化といったインダストリアルDXの取り組みなど、社会基盤の変化も進んでおります。これまでとは異なった市場・分野での顧客層が広がりをみせていることから、当社グループでは品揃えの拡充と技術サポート力の強化により顧客基盤の拡大を図っております。 ④ 仕入先動向 当社グループは多くの仕入先と代理店契約を締結しております。近年は半導体メーカーの代理店政策の変更により、代理店を担うエレクトロニクス商社の数は減少傾向にあり、今後も当面は同様の傾向が続くものとみています。 当社グループはデジタルマーケティングの強化やソリューション提案力の向上に取り組み、仕入先とのパートナーシップの強化に努めるとともに、新規仕入先の開拓を行い、関係強化のために必要な場合は投融資やM&A、アライアンスを実施しております。 ⑤ 競合他社動向 仕入先のM&Aや代理店政策の変更を背景に、近年は半導体商社間でも事業統合や買収など業界再編が進んでおり、業界全体の競争が激化しております。 当社グループは長年培ったサプライチェーンのノウハウや専門性の高い技術サポート力、グローバルサポート力により独自のポジションを築いていると認識していますが、他社とのさらなる差別化を図るべく、サービスと機能の拡充に取り組んでおります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが属するエレクトロニクス業界は、地政学リスクに伴うサプライチェーンの再編や通商政策の動向を注視する必要がある一方、車載・産業用エレクトロニクス技術の進展、省エネルギー化などのサステナビリティ対応を背景に、中長期的には半導体・電子部品市場の安定的な成長が期待されます。 このような経営環境の下、当社グループは、2025年度~2027年度を計画期間とする中期経営計画「丸文 Nextage 2027」を推進しています。中期経営計画を通じて、“独自の価値を提供するオンリーワンのエレクトロニクス商社”としてさらなる成長を図るとともに、「レスポンシブル・ビジネス」(社会・環境への影響や広範なステークホルダーの利害を考慮しつつ、持続可能な事業成長を目指す経営姿勢)の追求を通じて、社会価値と経済価値を創出し社会の発展に貢献してまいります。 (「丸文 Nextage 2027」基本方針) ① 「レスポンシブル・ビジネス」の追求 ② 新規事業における収益化実現 ③ 既存事業における基盤拡充 ④ グループ・シナジーの強化 ⑤ 価値創造モデル推進のための戦略管理高度化 ⑥ 人的資本戦略の展開 なお、上記の各基本方針項目について、①を「レスポンシブル・ビジネス」の視点、②~④を事業戦略の視点、⑤~⑥を基盤戦略の視点に基づくものと分類しています。 Ⅰ.「レスポンシブル・ビジネス」の視点に係わる戦略テーマ 当社の理念体系の下、独自のビジネスモデルとバリューサイクルの循環を通じて、経済的価値のみならず社会的価値を創出するとともに、環境・社会の課題解決にも貢献するため、以下の関連テーマに取り組んでいます。 ・ 地球環境の持続可能性の回復と保全への寄与 ・ 安全で豊かなサステナブル社会の実現 ・ 最先端技術とソリューション開発を通じた社会課題の解決 ・ ステークホルダー・エンゲージメントの継続的向上 Ⅱ.事業戦略の視点に係わる戦略テーマ 財務目標達成に向けて取り組みを推進している「事業戦略の視点に基づく重点戦略テーマ」は、以下のとおりです。 イ. デバイス事業 デバイス事業は、基盤強化事業として以下の取り組みを推進します。 ・ 成長分野への選択/集中 ・ 商流の拡大・維持/再構築支援 ・ 新技術・商材の開拓/受動部品の拡販 ・ グループ・シナジーの発揮 ・ マスマーケットにおける販売チャネルの拡大 ロ. システム事業 システム事業は、成長牽引事業として以下の取り組みを推進します。 ・ 新規事業の開発/新規商材の開拓 ・ 既存事業の領域/規模拡大 ・ 国家推進施策の関連ビジネス取り込み ・ グループ経営強化/事業基盤拡充 ・ 海外オペレーションの確立 ハ. アントレプレナ事業 アントレプレナ事業は、価値創造事業として以下の取り組みを推進します。 ・ 新規事業の開発 ・ 提供価値の独自性発揮 ・ AI関連商材の開拓・拡販 ・ 戦略的な協業機会の追求 Ⅲ.基盤戦略の視点に係わる戦略テーマ 当社の「価値創造モデル」を通じた持続的企業価値向上のための基盤を確固たるものとするべく、以下の基盤戦略テーマに取り組んでいます。 ・ パーパスと融合する人的資本戦略の高度化 ・ 盤石なグループガバナンスの構築と運営 ・ 効果的かつ安定的なITシステム/インフラの開発と運営 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 2025年度から3ヶ年の中期経営計画「丸文 Nextage 2027」では、最終年度である2027年度に以下の目標値の達成を目指しております。 経常利益   80億円 以上 ROE   9.0% 以上
事業等のリスク3,756字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)業務関連リスク ① 半導体の需要動向及び企業の設備動向による影響について 当社グループは半導体や電子部品、電子応用機器等の国内外のエレクトロニクス商品の仕入販売を主な事業とする商社であります。主な販売先は民生機器、産業機器、自動車関連、医療機器メーカーであり、顧客企業やエレクトロニクス市場全体の需要が大きく変動した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、安定的なビジネスの維持・拡大のため、販売先の拡大や付加価値の高い商品の開発拡充に取り組んでおりますが、当社の施策を以て当該リスクを完全に回避できるものではなく、市場が急変した場合には、大きな影響を受ける可能性があります。 ② 技術革新・顧客ニーズへの対応について 当社グループが属するエレクトロニクス業界は、技術革新や事業環境の変化のスピードが極めて速く、顧客が当社グループに求める機能も年々、多様化・複雑化しております。 当社グループが提供する商品が陳腐化した場合や顧客ニーズへの対応遅れなどが発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また商品やサービスに不具合や欠陥が生じた場合、その補償費用や追加コストが発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、技術革新・顧客ニーズへの対応のため、商品ラインナップの拡充や技術サポート力の強化、品質管理体制の整備などに取り組んでおります。加えて、商品・サービスの不具合等による補償費用や追加コストが発生する場合に備え、保険を付保するなどリスクの移転を図り対応しておりますが、顕在化の時期や影響度を事前に予測することは困難であると認識しております。 ③ 特定の仕入先への依存度が高いことについて 当社グループの主要な仕入先は、インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社及びAnalog Devices International Unlimited Companyであります。2026年3月期における総仕入実績に対する割合は、それぞれ13.5%、10.4%となっております。 当社グループでは各仕入先との良好な関係の維持に努めるとともに、継続的に新規仕入先や新規商材の開発に取り組んでおりますが、仕入先の代理店政策の見直しにより契約内容に変更が生じた場合や契約が解除された場合には当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。かかるリスクについては顕在化の時期を事前に予測することは困難でありますが、リスクが顕在化した場合、当該仕入先との取引額によっては大きな影響を受ける可能性があると認識しております。 ④ 在庫の廃棄や評価の影響について 当社グループが取り扱う半導体や電子部品は、お客様からの要求納期にジャストインタイムで所要量を提供できるよう常に一定量の在庫を確保、保有しております。 当社グループでは、顧客の需要動向ならびに仕入先の供給状況の把握に努め、在庫が滞留しないよう在庫管理を徹底しておりますが、当初見込んでいた所要量に差異が生じた場合には、在庫の評価損や廃棄損が生じる可能性があります。当該リスクの顕在化に備え、当社グループは事業計画の策定に当たっては直近の在庫保有状況や回転期間に応じて一定額の引当を行っておりますが、その時期や影響額等の影響度を予め正確に見積もることは困難であると認識しております。 (2)財務関連リスク ① 為替及び金利変動の影響について 当社グループの事業では、外貨建ての輸出入取引の割合が高く、また経済のグローバル化に伴い、国内取引であっても外貨建てでの取引が経常的に発生しております。 外貨建取引において、当社グループの大部分が仕入と売上が同一外貨取引であることから、仕入と売上の通貨が同一の場合には外貨ベースでの「ナチュラルヘッジ」、仕入と売上の通貨が異なる場合には取引毎に「為替予約ヘッジ」を行うことで、為替変動リスクに対応しております。しかしながら、為替相場が著しく変動した場合には、円建て換算での売上高や売上総利益額、棚卸資産等の評価において大きな影響を及ぼすことがあり、その結果、当社グループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、海外連結子会社の財務諸表を円換算する場合にも影響を及ぼします。 また当社グループは、事業運営に必要な運転資金の調達を金融機関からの借入を通じても行い、調達手段の多様化や金利スワップ取引など様々な手段を用いて金利変動等によるリスクを軽減するよう努めております。しかしながら、借入通貨の金利変動が大きい時には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 為替相場や金利の変動リスクについては、当社グループの施策を以て当該リスクを完全に回避できるものではなく、その時期や影響度を事前に見積もることは困難であると認識しております。 ② 投融資リスクについて 当社グループは、新規商材の販売権の確保や関係強化を目的として、仕入先への出資や開発資金の貸付などの投融資を行う場合があります。投融資にあたっては、その金額に応じて取締役会などで審議した上で決定し、また投融資先の経営状態や事業の進捗などを定期的にモニタリングしております。投融資先のビジネスプランや業績が投融資時点における想定と大きく乖離し、減損処理が必要となった場合や貸付金の回収が困難になった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの顕在化の時期や影響額を予測することは困難でありますが、顕在化した場合には各投融資先の投融資額に応じた影響を受けることになります。 ③ 退職給付債務について 当社グループの退職給付費用及び年金債務は、割引率等の数理計算上で設定する前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出されますが、実際の年金資産の運用利回りが低下した場合や数理計算上の前提条件に変動が生じた場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。数理計算上の差異は、年1回実施している退職給付見込額の再計算や年金資産の運用実績により発生するため、毎年度一定の影響を被ることは不可避と認識しております。 (3)基盤関連リスク ① 法的規制について 当社グループは、わが国をはじめ、事業を展開する諸外国の国家安全保障に関する規制や輸出入に関する規制、製造物責任、独占禁止、特許、環境規制など様々な法令・規制の下で事業活動を展開しております。 当社グループでは、各種法令・規制の最新情報の入手に努めるとともに、全社員へのコンプライアンス教育や関係者へのセミナー等を通じて啓蒙活動を行い、法令・規制の遵守に取り組んでおります。これらの法令・規制を遵守できなかった場合、当社グループの活動が制限され、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。かかるリスクの顕在化の時期や影響度については予め見積もることは困難でありますが、顕在化の可能性は現時点では高くないと認識しております。 ② 優秀な人材の確保について 当社グループの競争力を維持、向上していくためには、優秀な人材の確保と育成が重要と考えております。当社グループでは新卒採用や通年での経験者採用、全社横断的な教育研修ならびにOJTによる育成、本人の能力を活かした適材適所の人材配置などを実施しておりますが、人材の確保や育成ができない場合、当社グループの将来の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。かかるリスクの顕在化の時期や影響度については予め見積もることは困難でありますが、顕在化の可能性は現時点では高くないと認識しております。 ③ 自然災害などのリスクについて 当社の基幹コンピュータシステムは東京都内に、物流拠点は千葉県山武郡に設置し、大規模地震被災や台風などの自然災害に備え、事業継続計画を策定、BCP体制を構築し、定期的に訓練を実施するとともに、電力や通信回線などのライフラインの多重化や基幹業務システムのバックアップを確保しております。加えて、当社グループでは外部からの不正アクセスやサイバー攻撃、コンピュータウイルスの感染等に対する保全策を講じておりますが、災害や感染症などが発生した場合のリスク全てを回避することは困難であり、昨今の気候変動などに伴う災害の大規模化や感染症の拡大などにより、想定していない規模でのリスクの顕在化も考えられます。その場合には、事業活動の縮小など当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性がありますが、かかるリスクが顕在化する時期や影響度を予め見積もることは困難であると認識しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,725字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられるなど、総じて緩やかに回復いたしました。一方で、緊迫化する中東情勢が供給網や資源価格に与える影響を注視する必要があるほか、米国の通商政策をめぐる動向や金融資本市場の変動など、依然として先行き不透明な状況が続きました。 当社グループが属するエレクトロニクス業界におきましては、生成AIの普及拡大を背景に、先端ロジックやメモリの需給が逼迫するなど、データセンター関連分野での投資競争が一段と加速いたしました。一方、PCやスマートフォン関連分野では、部材コストの上昇やCPU・メモリの供給不足が響き、出荷台数は減少傾向で推移するなど、期待された回復には至りませんでした。産業機器分野におきましては、社会インフラやデータセンター向けなどの一部で堅調な需要がみられたほか、足元では半導体製造装置向け受注に回復の兆しがみられるものの、業界全体としては依然として一進一退の状況が続きました。 こうした状況の下、当連結会計年度における当社グループの売上高は、低調に推移した産業機器向け需要を、底堅く推移したモビリティ向けや民生機器向けが補完したほか、システム事業において人工衛星関連の需要が大きく伸長し全体を牽引したことから、前年同期比1.2%増の213,425百万円となりました。利益面では、代理人取引の減少に加え、商品ミックスの変動に伴い売上総利益率が低下したことなどから、営業利益は前年同期比15.2%減の7,763百万円となりました。また、営業外損益では期中を通じて円安方向に進行したことに伴い、1,866百万円の為替差損を計上した結果、経常利益は前年同期比35.5%減の4,218百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比25.1%減の3,303百万円となりました。 なお、当連結会計年度より、棚卸資産の評価方法について変更を行っており、前連結会計年度については、遡及適用後の数値で比較分析を行っております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 当連結会計年度より、2026年1月の組織変更による事業セグメントの再編に伴い、報告セグメントの構成内容を見直し、従来「デバイス事業」に含めていた一部事業を「アントレプレナ事業」に変更しております。 また、当連結会計年度より、従来「ソリューション事業」としていた報告セグメントの名称を「アントレプレナ事業」に変更しております。当該変更はセグメント名称の変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。 さらに、当連結会計年度より、報告セグメントの利益を「営業利益又は営業損失」から「経常利益又は経常損失」に変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (デバイス事業) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 売上高   150,525   152,245   1,719   1.1% 経常利益   2,965   562   △2,403   △81.0% デバイス事業は、産業機器向け需要が低調に推移したものの、モビリティ向けや民生機器向けが堅調に推移いたしました。その結果、売上高は前年同期比1.1%増の152,245百万円となりました。一方、経常利益につきましては、代理人取引の減少や商品ミックスの変動により売上総利益率が低下したことに加え、円安基調に伴う為替差損を計上したことなどから、前年同期比81.0%減の562百万円となりました。 (システム事業) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 売上高   57,336   58,623   1,287   2.2% 経常利益   3,342   3,670   328   9.8% システム事業は、航空宇宙・防衛関連市場の拡大を背景に、人工衛星向け高信頼性部品等の航空宇宙機器が大きく伸長しました。その結果、売上高は前年同期比2.2%増の58,623百万円となりました。一方、経常利益につきましては、増収効果に加え、事業セグメント内で相対的に利益率の高い航空宇宙関連の構成比が高まったことで売上総利益率が改善したことにより、前年同期比9.8%増の3,670百万円となりました。 (アントレプレナ事業) (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額   増減率 売上高   2,975   2,556   △419   △14.1% 経常利益   231   △14   △245   - アントレプレナ事業は、通信インフラ向け時刻同期システムやソフトウェア製品の需要が減少したことにより、売上高は前年同期比14.1%減の2,556百万円となりました。経常利益につきましては、相対的に利益率の高いソフトウェア製品の売上が減少したことなどにより、14百万円の経常損失(前年同期は231百万円の経常利益)となりました。 当連結会計年度末(2026年3月31日)の総資産は、前連結会計年度末(2025年3月31日)に比べ172百万円減少し、145,001百万円となりました。このうち、流動資産が1,308百万円減少の129,298百万円、固定資産が1,136百万円増加の15,702百万円となりました。 流動資産が減少した主な要因は、前渡金が3,381百万円、受取手形及び売掛金が2,804百万円増加した一方で、商品及び製品が6,118百万円、未収入金が1,364百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産が増加した主な要因は、建物及び構築物が1,369百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,179百万円減少の82,211百万円となりました。このうち、流動負債が3,084百万円減少の76,137百万円、固定負債が905百万円増加の6,074百万円となりました。 流動負債が減少した主な要因は、短期借入金が1,594百万円、未払法人税等が1,148百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債が増加した主な要因は、繰延税金負債が687百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,007百万円増加の62,790百万円となりました。これは主に利益剰余金が1,576百万円、その他有価証券評価差額金が315百万円それぞれ増加したことによるものであります。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の37.8%から1.5ポイント増加し、39.2%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、短期借入による純減少、前渡金の増加等があったものの、棚卸資産の減少、税金等調整前当期純利益等により、前連結会計年度末に比べ767百万円増加(前年同期比3.3%増)し、当連結会計年度末には24,300百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は6,383百万円(前年同期は18,617百万円の収入)となりました。これは主に前渡金の増加額が3,381百万円あった一方で、棚卸資産の減少額が6,073百万円、税金等調整前当期純利益が5,187百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は730百万円(前年同期は2,146百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が1,033百万円あった一方で、投資有価証券の売却による収入が1,124百万円、定期預金の払戻による収入が736百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は6,649百万円(前年同期は16,405百万円の支出)となりました。これは主に短期借入による純減少額が4,358百万円、配当金の支払額が1,725百万円あったこと等によるものであります。 ③ 仕入、受注及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) デバイス事業   133,783   99.5 システム事業   48,277   101.7 アントレプレナ事業   1,278   91.1 合計   183,338   100.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の仕入実績及び総仕入実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社   29,368   16.0   24,777   13.5 Analog Devices International Unlimited Company   16,411   9.0   19,005   10.4 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) デバイス事業   147,073   107.7   69,005   93.0 システム事業   63,898   98.2   43,258   113.9 アントレプレナ事業   2,708   119.9   2,240   107.3 合計   213,680   104.8   114,503   100.2 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) デバイス事業   152,245   101.1 システム事業   58,623   102.2 アントレプレナ事業   2,556   85.9 合計   213,425   101.2 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 任天堂株式会社   33,185   15.7   32,491   15.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や当該事象の状況等に照らして合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績等の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績等の分析は以下のとおりであります。 売上高は、低調に推移した産業機器向け需要を、底堅く推移したモビリティ向けや民生機器向けが補完したほか、システム事業において人工衛星関連の需要が大きく伸長し全体を牽引したことから、前年同期に比べ2,587百万円増加の213,425百万円となりました。 売上総利益は、代理人取引の減少に加え、商品ミックスの変動に伴い、前年同期に比べ1,521百万円減少し24,701百万円となりました。売上総利益率は11.6%となりました。 販売費及び一般管理費は、前年同期に比べ130百万円減少の16,938百万円となりました。 営業利益は、売上総利益の減少により、前年同期に比べ1,391百万円減少し7,763百万円となりました。 営業外収益は、前期に計上された為替差益が当期は発生しなかったことなどから、前年同期に比べ546百万円減少し646百万円となりました。営業外費用は、期中からの円安進行に伴い、為替差損1,866百万円を計上したことにより、384百万円増加の4,191百万円となりました。 以上の結果、経常利益は前年同期に比べ2,322百万円減少し4,218百万円となりました。 特別利益は、前年同期に比べ729百万円増加し982百万円となり、特別損失は、前年同期に比べ1百万円増加し14百万円となりました。 法人税、住民税及び事業税は前年同期に比べ1,056百万円減少し1,076百万円、法人税等調整額は前年同期に比べ335百万円増加し429百万円となりました。また非支配株主に帰属する当期純利益は前年同期に比べ232百万円増加の376百万円となりました。 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期に比べ1,105百万円減少し、3,303百万円となりました。 ロ.資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの事業活動に必要な運転資金需要の主なものは、商品の仕入代金及び人件費や販売諸掛、業務委託費、旅費交通費などの販売費及び一般管理費であります。投資を目的とした資金需要は設備投資や取引先への投融資であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金や設備投資、投融資に関わる資金の調達は、自己資金及び金融機関からの借入れを基本としております。 なお当連結会計年度末におけるリース債務を含む有利子負債の残高は48,943百万円となっております。また当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は24,300百万円となっております。 ハ.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、ROE及び経常利益を重要な経営指標と位置づけ、2027年度にROE9.0%以上、経常利益80億円以上の達成を目標とし、収益性と効率性の向上に取り組んでおります。 直近3事業年度のROE及び経常利益の推移は次のとおりであります。 2024年3月   2025年3月   2026年3月 ROE (自己資本利益率)   6.9%   8.4%   5.9% 経常利益   5,627百万円   6,541百万円   4,218百万円 (注)ROE:親会社株主に帰属する当期純利益/期首・期末平均自己資本

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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