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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

レスター

Restar Corporation3156 · Prime · 卸売業

電子デバイス・EMS・システムソリューション・IT&SIerの4セグメントで構成。半導体・電子部品販売から植物工場まで多角展開。

概要

レスターは、半導体・電子部品を主力とする総合電子商社である。2009年に株式会社ユーエスシーと共信テクノソニック株式会社の経営統合により設立され、その後M&Aを積極的に推進し事業領域を拡大。2026年3月期の売上高は6309億円、営業利益167億円と過去最高を更新した。デバイス、EMS、システムソリューション、エコソリューション、IT&SIerの5つのセグメントで構成され、国内外に多数の子会社を持つ。東京都港区に本社を置き、連結従業員数は4637名である。

5つの事業セグメントで構成されるグループ体制

レスターの事業は、デバイスビジネスユニット(BU)、システムBU、IT&SIer BUの3つの報告セグメントに分類される。デバイスBUは半導体・電子部品の販売や技術サポート、LSI設計、サプライチェーンマネジメントを担い、子会社に株式会社PALTEK等がある。システムBUは放送・教育・医療向けの映像・音響・通信ソリューション、キャッシュレス端末やマイナンバー認証製品の開発・販売、再生可能エネルギー事業、植物工場事業を含む。IT&SIer BUはソフトウェア開発、産業用PCの設計製造、半導体設計・テスト等の情報サービスを提供し、PCIホールディングス株式会社が中核である。EMS事業はCU TECH CORPORATIONが担当し、自社工場で電子機器の実装受託製造を行う。

M&Aによる規模拡大と多角化の経営戦略

レスターの成長は、積極的なM&Aによって支えられている。2010年のCU TECHグループ買収、2018年の株式会社LSIテクノ(現UKCシステムエンジニアリング)子会社化、2021年の株式会社PALTEK、2022年のカードサービス株式会社、2023年のAITジャパン(現レスターWPG)、2024年の都築電気傘下のエンベデッドソリューションズ等、継続的に企業を買収してきた。2024年4月には純粋持株会社から事業会社へ再編し、商号を株式会社レスターに変更。2025年にはDexerials Hong Kong LimitedやPCIホールディングスなどを子会社化し、欧米市場への展開も加速している。こうしたM&Aにより、取扱商材の拡充とグローバルな販路獲得を実現している。

2026年3月期の業績は全指標で過去最高

2026年3月期の連結業績は、売上高6309億円(前期比12.5%増)、営業利益167億円(同18.1%増)、経常利益137億円(同44.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益76億円(同2.9%増)と、全ての利益項目で過去最高を更新した。好調の要因は、M&Aによる寄与に加え、データセンター向けや車載向け商材の拡大、産業機器市場の回復である。一方、エコソリューション事業では新電力の需給調整市場の競争激化により減益となった。総資産は3495億円、自己資本比率は28.1%、ネットDEレシオ(ハイブリッド考慮後)は0.7倍と財務体質は堅調である。中期経営計画では2027年3月期に売上高7000億円、営業利益180億円、ROE10.5%以上を目標としている。

業界の中での役割はエレクトロニクス領域の商社・製造・ソリューション・ITサービスプロバイダにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
6,309億円
営業利益
167億円
営業利益率
2.6%
純利益
77億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
半導体 及び 電子部品3,476億円67.8%94億円2.7%
調達1,243億円24.3%31億円2.5%
電子機器238億円4.6%6億円2.5%
環境 エネルギー167億円3.3%48億円28.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エレクトロニクス(デバイス)主力

国内外の半導体/電子部品及び関連商材の販売、システム提案、高付加価値ソリューション提供、技術サポート、設計受託/製造受託、LSI設計開発/支援、信頼性試験受託サービス、グローバル調達トレーディング及びサプライチェーンマネジメントのオペレーションと提案を行う。

02エレクトロニクス(EMS)主力

自社工場における最先端の実装技術と購買、生産管理、品質保証機能を付加した電子部品/モジュール等の電子機器実装受託製造サービスを提供。

03システムソリューション(放送・企業・教育・医療・官公庁等)準主力

放送、企業、教育、医療、官公庁自治体等、多岐にわたる分野への映像/音響/通信のソリューション提案、設計/施工、保守/メンテナンスを提供。また、デジタル通信技術とNFC技術を融合したキャッシュレス端末の開発製造及び販売、マイナンバー個人認証関連製品の開発・製造・販売も行う。

主な製品・サービス2
キャッシュレス端末
デジタル通信等の基幹技術とNFC技術を融合したキャッシュレス端末の開発製造及び海外端末の販売/アプリケーション開発。
マイナンバー個人認証関連製品
マイナンバー個人認証に関連する製品の開発、製造、販売。

04IT&SIer(ソフトウェア開発・産業用PC等)準主力

ソフトウェア開発、産業用PCの設計/製造/自社ソリューションの開発/保守、半導体の設計/テスト等の情報サービスを提供。

主な製品・サービス1
産業用PC
産業向けパソコンの設計・製造・自社ソリューションの開発・保守。

05エコソリューション(再生可能エネルギー・植物工場)副次

自社太陽光発電所・風力発電所等による再生可能エネルギーの運営管理サービス、電力供給・コンサルティング。また、完全閉鎖型の植物工場産野菜の生産/販売、システムコンサルティングを行う。

主な製品・サービス1
植物工場産野菜
完全閉鎖型の植物工場で生産した野菜を業務用・リテール市場へ販売。

製品と技術

半導体・電子部品の販売とサプライチェーンサービス

デバイスBUの中核事業は、国内外の半導体・電子部品の販売である。多様なラインカードを組み合わせたシステム提案や、液晶系・海外サプライヤーを得意とする技術サポートを提供。LSI設計開発・支援や信頼性試験受託サービスも行う。また、グローバル調達トレーディングとサプライチェーンマネジメント(SCM)の受託サービスを展開し、最適な調達・在庫管理を顧客に提案する。子会社の株式会社レスターサプライチェーンソリューションがSCMのオペレーションを担い、半導体不足などの供給リスクに対応している。

キャッシュレス端末とマイナンバー認証製品の開発販売

システムBUでは、デジタル通信技術とNFC(近距離無線通信)技術を融合したキャッシュレス端末を自社開発・製造し、海外端末の販売やアプリケーション開発も手掛ける。また、マイナンバー個人認証関連製品の開発・製造・販売を行い、医療機関やリテール市場向けに展開している。これらの製品は、官公庁や自治体のデジタル化需要を背景に成長が期待される。2025年にはカードサービス株式会社を子会社化し、決済関連のラインナップを拡充している。

植物工場と再生可能エネルギーによるエコソリューション

エコソリューション事業では、完全閉鎖型の植物工場で野菜を生産し、業務用・リテール市場へ販売する。子会社の株式会社バイテックベジタブルファクトリーが生産・販売を担い、システムコンサルティングも提供する。また、自社保有の太陽光発電所・風力発電所による再生可能エネルギー事業を展開。運営管理サービスに加え、公共施設や民間企業への電力供給、アグリゲーションビジネスによる電力市場への参加も行う。系統用蓄電池のEPC(設計・調達・建設)事業とO&M事業の一体展開も進めている。

EMS事業とIT&SIer事業

EMS事業はCU TECH CORPORATIONが担い、自社工場で最先端の実装技術を活用した電子機器の受託製造(EMS)を提供。購買、生産管理、品質保証の機能を統合し、車載向けなど新規分野の開拓を進めている。IT&SIer事業では、ソフトウェア開発、産業用PCの設計・製造・自社ソリューションの開発・保守、半導体の設計・テスト等の情報サービスを提供。PCIホールディングス株式会社が中核企業であり、データセンター向け商材の拡大にも寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

独立系総合商社、中規模で内需中心

卸売業に属し、独立系の総合商社として3000億規模の収益を有する。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比べ、売上高は中規模だが、営業利益率は2.5%程度と低めで、収益性改善が課題。電子機器や産業資材など複数分野をカバーするが、海外比率が低く国内需要に依存する。成長企業への投資や新規事業開拓で差別化を図るが、競合との差は顕著ではない。

強み

  • 特定資本に依存せず、柔軟な事業展開と意思決定が可能。
  • 電子機器・産業資材など多岐にわたる商材でリスク分散。
  • M&Aやスタートアップ投資で新たな収益源を開拓。
  • 中堅・中小企業中心に幅広い顧客ネットワークを構築。

課題

  • 営業利益率2.5%程度と低く、高千穂交易などに劣る。
  • 収益の大半が国内需要に依存し、市場縮小の影響を受けやすい。
  • 同業との機能差が薄く、独自の競争優位を打ち出しにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体デバイス・設計の時価総額近傍。太字がレスター

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16526ソシオネクスト3,487億円39.1倍
28154加賀電子2,572億円7.8倍
32737トーメンデバイス2,292億円22.9倍
46875メガチップス2,019億円18.3倍
5167Aリョーサン菱洋ホールディングス1,747億円17.5倍
63156レスター1,606億円19.5倍
77595アルゴグラフィックス1,040億円4.9倍
88159立花エレテック1,039億円12.6倍
98150三信電気545億円8.3倍
107537丸文509億円14.4倍
118141新光商事486億円40.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体デバイス・設計)に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

二社の対等統合で誕生したUKCホールディングス(2009年)

2009年5月、半導体・電子部品商社の株式会社ユーエスシーと共信テクノソニック株式会社が経営統合に合意。同年10月、株式移転により共同持株会社「株式会社UKCホールディングス」を設立し、東京証券取引所市場第一部に上場した。統合の目的は、両社の事業基盤を融合し、仕入・販売網の効率化と規模の拡大を図ることであった。この統合により、UKCグループの基礎が形成された。

吸収合併による事業会社化と商号変更(2011年)

2011年10月、UKCホールディングスの完全子会社であったユーエスシーと共信テクノソニックが合併。存続会社を共信テクノソニックとし、商号を「株式会社UKCエレクトロニクス」に変更した。これにより、持株会社体制から事業会社体制へ移行し、半導体・電子部品事業を一本化。2015年4月には事業分割により、UKCエレクトロニクスが保有する同事業をUKCホールディングスに承継し、UKCエレクトロニクスは「株式会社UKCテクノソリューション」に商号変更した。

バイテックホールディングスとの統合と持株会社化(2019年)

2019年4月、株式会社UKCホールディングスと株式会社バイテックホールディングスが経営統合し、商号を「株式会社レスターホールディングス」に変更した。バイテックは省エネ・新電力事業、植物工場事業などを展開しており、統合により事業領域がエレクトロニクス以外にも拡大。グループ全体でシステムソリューション、エコソリューションなどの新たなセグメントを形成した。2020年4月には革新的グループ経営体制へ移行し、持株会社としてグループを統括する体制を強化した。

積極的なM&Aで事業ポートフォリオを拡充(2021年〜2023年)

この時期、レスターグループはM&Aを加速した。2021年6月に株式取得により株式会社PALTEKを子会社化し、半導体設計・販売力を強化。2022年2月にはカードサービス株式会社を子会社化し、キャッシュレス決済関連事業に参入。2023年7月にはAITジャパン株式会社(現株式会社レスターWPG)を子会社化し、ワイヤレス給電・通信技術を取り込んだ。2023年8月には本社を東京都品川区から港区港南に移転し、事業拡大に対応した。

持株会社から事業会社への再編と商号変更(2024年)

2024年4月、株式会社レスターホールディングスを存続会社とし、100%子会社である株式会社レスターエレクトロニクス、株式会社レスターコミュニケーションズ、株式会社バイテックエネスタの3社を吸収合併。同時に商号を「株式会社レスター」に変更し、純粋持株会社から事業会社へ移行した。これにより、グループ内の事業会社を一体化し、迅速な意思決定とシナジー創出を目指した。同年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行している。

欧米・アジアでの拠点拡大と販路拡充(2024年〜2025年)

2024年7月、Dexerials Hong Kong Limitedを子会社化しアジアでのプレゼンスを強化。同年9月にはPCIホールディングス株式会社を子会社化し、IT&SIer事業を拡大。2025年1月・2月にはDexerials Korea CorporationとDexerials Taiwan Corporationを相次いで子会社化し、韓国・台湾市場に進出。さらに2025年10月、連結子会社ViMOS Technologies GmbH(現RESTAR FRAMOS Technologies GmbH)がFRAMOSグループの米国子会社を取得し、欧米でのソニー製半導体の販売権を獲得。これにより、産業機器向けのグローバル販売体制を強化した。

年表22件を開く

2000年代

  • 2009年5月創業株式会社ユーエスシー(以下「ユーエスシー」)と共信テクノソニック株式会社(以下「共信テクノソニック」)が共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に合意し、統合契約を締結。
  • 2009年10月創業ユーエスシーと共信テクノソニックが株式移転の方法により共同持株会社「株式会社UKCホールディングス」を設立(東京証券取引所市場第一部に上場)。

2010年代

  • 2010年10月M&A株式取得により、CU TECH CORPORATION及びその子会社である、東莞新優電子有限公司を子会社化。
  • 2011年10月M&A存続会社を共信テクノソニックとする吸収合併により、ユーエスシーと共信テクノソニックが合併し、商号を「株式会社UKCエレクトロニクス」へ変更。
  • 2015年4月吸収分割により、株式会社UKCエレクトロニクスの半導体及び電子部品事業に関する権利義務を承継。株式会社UKCエレクトロニクスは、商号を「株式会社UKCテクノソリューション」へ変更。
  • 2018年5月M&A株式取得により株式会社LSIテクノを子会社化し、商号を「株式会社UKCシステムエンジニアリング」へ変更。
  • 2018年6月監査等委員会設置会社へ移行。
  • 2019年4月M&A株式会社UKCホールディングスと株式会社バイテックホールディングスが経営統合し、商号を「株式会社レスターホールディングス」へ変更。

2020年代

  • 2020年4月革新的グループ経営体制へ移行。
  • 2021年6月M&A株式取得により株式会社P ALTEK を子会社化。
  • 2022年2月M&A株式取得により カードサービス 株式会社を子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行。
  • 2023年7月M&A株式取得によりAITジャパン株式会社(現 株式会社レスターWPG)を子会社化。
  • 2023年8月本社を東京都品川区東品川から東京都港区港南に移転。
  • 2024年1月M&A株式取得により都築電気株式会社傘下の都築エンベデッドソリューションズ株式会社(現 株式会社レスターエンベデッドソリューションズ)、都築電産貿易(上海)有限公司、都築電産香港有限公司、及び TSUZUKI DENSAN SINGAPORE PTE.LTD.を子会社化。
  • 2024年4月M&A当社を存続会社とし、100%子会社である株式会社レスターエレクトロニクス、株式会社レスターコミュニケーションズ、株式会社バイテックエネスタの3社を対象として吸収合併し、社名を株式会社レスターに変更。
  • 2024年7月M&A株式取得によりDexerials Hong Kong Limitedを子会社化し、商号を「Restar Dexerials Hong Kong Limited」へ変更。
  • 2024年9月M&A株式取得によりPCIホールディングス株式会社を子会社化。
  • 2025年1月M&A株式取得によりDexerials Korea Corporationを子会社化し、商号を「Restar Dexerials Korea Corporation」へ変更。
  • 2025年2月M&A株式取得によりDexerials Taiwan Corporationを子会社化し、商号を「Restar Dexerials Taiwan Corporation」へ変更。
  • 2025年7月M&A当社子会社CU TECH CORPORATIONがLavinics Co.,Ltd.を吸収合併。
  • 2025年10月M&A当社子会社ViMOS Technologies GmbH(本取引完了後、RESTAR FRAMOS Technologies GmbHに商号変更)が株式取得によりFRAMOS Holding GmbH傘下のFRAMOS Technologies Inc.(本株式取得完了後、RESTAR FRAMOS Technologies Inc.に商号変更)を子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで7,000億円
  • 営業利益2027年3月期まで180億円
  • ROE2027年3月期まで10.5%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    エレクトロニクスの情報プラットフォーマーを目指す

    課題解決型の情報プラットフォーマーとして、グループ融合・事業最適化、共創ビジネスや新規事業の拡大を推進。持続可能な社会への貢献として再生可能エネルギー発電拡大など社会的課題の解決に取り組む。

  2. 02

    事業間シナジーと共創の推進

    報告セグメントごとに主要課題を設定。デバイス事業ではグループシナジー加速・クロスセル・車載深耕・グローバル展開。EMS事業では生産ライン合理化と新規事業拡大。システムBUではデータセンター核としたシナジー創出、ストックビジネス転換、AI活用。エコソリューションでは蓄電池EPC・O&M一体展開、アグリゲーション収益化。IT&SIerBUではソフト・ハード・情報サービス提供。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,637人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は748万円で、9期前と比べて+8.1%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は13.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,925
2018年3月2,201
2019年3月69243.314.42,195
2020年3月69042.49.72,288
2021年3月74244.410.02,512
2022年3月72944.010.12,831
2023年3月78744.19.02,601
2024年3月77542.88.03,232
2025年3月73245.212.04,655305
2026年3月74845.013.24,637360

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率46.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都港区126億円
全社
本社 — 台湾 台北市9,549百万円
システムBU
本社 — 大韓民国 京畿道896百万円
デバイスBU
本社 — 中華人民 共和国 広東省708百万円
デバイスBU
本社 — 千葉県 千葉市611百万円
IT& SIer BU
本社 — ベトナム 社会主義 共和国 ハナム省516百万円
デバイスBU
主な関係会社
  • 国内
    株式会社PALTEK(注)3
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社レスターサプライチェーン ソリューション(注)3
    東京都港区
    議決権80.0%
  • 国内
    CU TECH CORPORATION(注)2
    大韓民国
    議決権69.4%
  • 国内
    株式会社バイテックベジタブル ファクトリー(注)2
    東京都港区
    議決権76.8%
  • 国内
    PCIホールディングス株式会社(注)2、4
    東京都港区
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社コクホーシステム
    神奈川県藤沢市
    議決権40.0%
  • 国内
    株式会社ケイエムエフ
    神奈川県横浜市
    議決権23.4%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    防護装置等整備(14階西側)
    防衛省 · 2024-09-12
    6,834万円
  • 調達
    ガス感知器他1件
    防衛省 · 2025-12-08
    4,440万円
  • 調達
    ガス感知器
    防衛省 · 2025-01-15
    1,498万円
  • 調達
    テレビ会議用 音響・撮影セット
    防衛省 · 2024-12-17
    1,200万円
  • 調達
    【再公告】【下北】無人航空機(ANAFI UKR GOV)
    防衛省 · 2026-01-08
    1,025万円
  • 調達
    【下北】動画編集機他3品目
    防衛省 · 2026-01-21
    575万円
  • 調達
    税務大学校和光校舎階段教室棟C教室のプロジェクター更新
    国税庁 · 2024-12-23
    410万円
  • 調達
    【下北】小型無人機(ドローン)(3)の改修
    防衛省 · 2025-08-01
    205万円
  • 調達
    プロフェッショナルカムコーダーほか24品目
    防衛省 · 2026-02-25
    200万円
  • 調達
    空気浄化装置故障品修理(その2)
    防衛省 · 2025-02-20
    85万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は6,309億円営業利益167億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.5%、利益が+17.6%。

売上高
+12.5%
6,309億円
営業利益
+17.6%
167億円
純利益
+2.7%
77億円
営業利益率
2.6%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高7,500億円6,309億円
営業利益265億円167億円
純利益135億円77億円
1株あたり配当¥145¥145

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,914億円、営業利益は96億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.0%、営業利益は+242.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,19212
2024年1Q1,196282.37
2024年2Q1,257433.427
2024年3Q1,296423.214
2024年4Q1,37622
2025年2Q2,730682.544
2025年4Q2,880742.631
2026年2Q2,781491.817
2026年4Q3,5281183.360
2027年1Q1,914965.054

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,782億円から6,309億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,7828250
2014年3月3,0147244
2015年3月2,5384523
2016年3月2,767−39−62
2017年3月2,738−74−87
株式取得により株式会社LSIテクノを子会社化し、商号を「株式会社UKCシステムエンジニアリング」へ変更。
2018年3月3,0143921
株式会社UKCホールディングスと株式会社バイテックホールディングスが経営統合し、商号を「株式会社レスターホールディングス」へ変更。
2019年3月2,0584222
2020年3月3,7959057
株式取得により株式会社P ALTEK を子会社化。
2021年3月3,2385741
株式取得により カードサービス 株式会社を子会社化。
2022年3月3,9966760
株式取得によりAITジャパン株式会社(現 株式会社レスターWPG)を子会社化。
2023年3月4,87112071
株式取得により都築電気株式会社傘下の都築エンベデッドソリューションズ株式会社(現 株式会社レスターエンベデッドソリューションズ)、都築電産貿易(上海)有限公司、都築電産香港有限公司、及び TSUZUKI DENSAN SINGAPORE PTE.LTD.を子会社化。
2024年3月5,1259770
株式取得によりDexerials Korea Corporationを子会社化し、商号を「Restar Dexerials Korea Corporation」へ変更。
2025年3月5,610142962.575
2026年3月6,3091671382.677

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高6,309億円のうち、営業利益として残るのは167億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は77億円、売上の1.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.5%5,773億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.8%369億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%167億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
8.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
1.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.5pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−33億円、投資CFが−56億円で、差し引きのフリーCFは−89億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は447億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−84−1630−100106
2014年3月116−10−72106158
2015年3月102−2−11100261
2016年3月−69−434−73219
2017年3月−81−1163−92193
2018年3月−38−222−40174
2019年3月101−12−13189130
2020年3月166−164272212
2021年3月201135−153336402
2022年3月−266−162345−428334
2023年3月−4−5637−60320
2024年3月157−66−3091398
2025年3月2021−161203443
2026年3月−33−5676−89447

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,496億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,095億円で、自己資本比率は26.6%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,14245468839.4
2014年3月1,18450468042.2
2015年3月1,29954475541.6
2016年3月1,15847168740.3
2017年3月1,24237287029.6
2018年3月1,16139876333.9
2019年3月97438958539.4
2020年3月1,9717381,23335.7
2021年3月1,9047631,14138.6
2022年3月2,4208171,60332.1
2023年3月2,6948511,84330.0
2024年3月2,9179102,00728.9
2025年3月3,1001,0012,10027.7
2026年3月3,4961,0952,40026.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
449億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
542億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
641億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,400億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中52位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中267位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
12.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,340で、1年前と比べて+116.7%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥5,340-4.5%1ヶ月+23.0%1年+116.7%時価総額1,606億円
過去52週の値幅
安値¥2,469高値¥5,640

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.5倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR1.53倍
配当利回り2.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

終値5070円は、25日移動平均線4138.2円を約22%上回り、52週高値5540円に接近しています。8月14日には5510円まで上昇しましたが、8月17日に-7.99%と急落し、高値圏でのボラティリティが高まっています。RSI74.16と買われすぎ圏で、1ヶ月で39.29%上昇、年初来で103%高と上昇トレンドが明確ですが、過熱感から調整局面に入る可能性もあります。出来高は199400株と高水準を維持しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER12.9倍は業界平均17.3倍を下回り割安。PBR1.07倍は業界平均1.20倍を下回る。ROE8.6%は安定的で、配当利回り3.62%は業界平均2.96%を上回り魅力的。2026/3期も増収増益予想と堅調だが、卸売業のため利益率が低く成長鈍化リスクも存在。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.5倍17.9倍
PER (予想)11.1倍
PBR1.53倍1.24倍
ROE8.6%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調に推移。強気派は電動化・デジタル化による半導体需要拡大と、同社の高付加価値商材強化を評価。弱気派は電子部品市況の循環変動リスクや、同業他社との競合によるマージン低下を懸念。PER約13倍、PBR約1.07倍と割安感があり、収益成長の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の拡大

    電動化・DXで半導体需要は中長期で増加見込み。

  • 高付加価値戦略

    技術提案型営業で粗利率改善、2026年3月期も増収増益予想。

  • 割安なバリュエーション

    PER12.9倍は業界平均比で割安、配当利回り3.62%。

  • 2026年3月期営業利益17.6%増予想2026年3月期影響

    営業利益167億円(前期比+17.6%)、収益拡大でEPS向上

  • 卸売業界でのシェア拡大2026年〜2027年影響

    売上高6309億円(前期比+12.5%)、規模の経済働く

  • PER12.9倍・PBR1.07倍の割安感継続影響

    PER13倍割れ、同業平均15倍比20%割安

  • 配当利回り3.62%の高利回り継続影響

    株価3540円、配当3.62%は市場平均超、インカム需要

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    半導体需給の変動で在庫評価損や売上減少の可能性。

  • 競争激化

    多くの電子商社が存在し、差別化が難しくマージン低下傾向。

  • 低い営業利益率

    営業利益率2.5%前後と薄利多売体質が続く。

  • 市況製品価格下落による利益率低下不定影響

    営業利益率2.65%と低く、価格変動で利益割れリスク

  • 業績依存度の高い特定取引先継続影響

    大口取引先の調達方針変更で売上高減少リスク

  • 在庫リスクとキャッシュフロー悪化継続影響

    在庫保有リスク、金利上昇で在庫コスト増

  • 純利益成長の鈍化(+2.7%)2026年3月期影響

    当期純利益77億円(前期比+2.7%)、増益率低く株価限定的

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向とシェア拡大の度合いを測る。
営業利益率
収益性改善の進捗を確認。
在庫回転率
在庫管理の効率性とリスクの指標。
取扱高成長率
総取扱高の増加は事業規模拡大を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり145で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは2.72%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥145
1株あたり
配当利回り
2.72%
いまの株価に対して
配当性向
58.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月30
2018年3月90200.024.4
2019年3月10011.1109.8
2020年3月80−20.095.3
2021年3月10025.032.9
2022年3月1000.0
2023年3月11515.0
2024年3月1150.0418.0
2025年3月1204.318.5
2026年3月1286.758.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥145

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,496人。区分でいちばん多いのは事業法人30.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.2%を占め、残る42.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人31.335.338.337.431.030.8
個人・その他21.923.323.222.630.130.5
金融機関31.831.328.727.427.626.4
外国法人14.29.38.411.010.511.0
自己株式0.00.00.00.06.56.5
証券会社0.90.91.41.60.81.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ケイエムエフ21.91
02みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 ソニーグループ口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行9.81
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.19
04SBIホールディングス株式会社3.33
05株式会社三菱UFJ銀行2.72
06レスター従業員持株会2.41
07株式会社みずほ銀行2.30
08新光商事株式会社1.83
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5052231.70
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-25
    SBIホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    5.15%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−15%、1株純資産は14期で+15%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3202,86911.96.759.8
2014年3月2803,1869.36.457.5
2015年3月1453,4424.414.493.0
2016年3月−3972,973−12.419.2
2017年3月−5532,341−20.8
2018年3月1362,5065.616.324.4
2019年3月1402,4465.614.7109.8
2020年3月1902,3418.38.095.3
2021年3月1352,4415.615.132.9
2022年3月1982,5807.910.0
2023年3月2362,6868.99.2
2024年3月2332,8008.513.0418.0
2025年3月2573,0518.88.918.5
2026年3月2743,3108.69.658.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額392百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
今野邦廣代表取締役会長CEO863,225
林眞一代表取締役社長COO628,123
今野宏晃取締役専務執行役員5332,284
戸川清取締役常務執行役員78402
二島進取締役執行役員5815,609
尹晋赫取締役72
鈴木俊幸取締役(常勤監査等委員)6324,400
今野剛実取締役(常勤監査等委員)5625,008
手塚仙夫取締役監査等委員78
伊達玲子取締役監査等委員74
笠野さち子取締役監査等委員49
杉本茂次75

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7250662534149
取締役(社内)230003015
社外取締役42100215

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,331字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は2019年4月1日付で株式会社UKCホールディングスと株式会社バイテックホールディングスが経営統合し、2024年4月1日に純粋持株会社から事業会社への事業再編を経て株式会社レスターとなりました。2026年3月31日現在の当社グループの主な事業内容及び主要な会社は次のとおりであります。 以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 報告セグメント   事業   事業内容   主要な会社 デバイスビジネスユニット(以下、デバイスBU)   デバイス   ・国内外の半導体/電子部品及び関連商材の販売、多様なラインカードの組み合わせによるシステム提案、高付加価値ソリューションの提供及び液晶系/海外サプライヤーを得意とする技術サポート、設計受託/製造受託、LSI設計開発/支援、信頼性試験受託サービス・エレクトロニクスに係るグローバル調達トレーディングと関連業務の受託サービスによる最適なサプライチェーンマネジメントのオペレーションと提案   ・株式会社レスター・株式会社PALTEK・株式会社レスターサプライチェーンソリューション EMS   自社工場における最先端の実装技術と購買、生産管理、品質保証機能を付加した電子部品/モジュール等の電子機器実装受託製造サービス   ・CU TECH CORPORATION システムビジネスユニット(以下、システムBU)   システムソリューション   ・放送、企業、教育、医療、官公庁自治体等、多岐にわたる分野への映像/音響/通信のソリューション提案、設計/施工、保守/メンテナンス・デジタル通信等の基幹技術とNFC(近距離無線通信)技術を融合したキャッシュレス端末の開発製造及び海外端末の販売/アプリケーション開発、マイナンバー個人認証関連製品の開発、製造、販売   ・株式会社レスター エコソリューション   ・自社太陽光発電所(国内外)、風力発電所等による再生可能エネルギーの導入/普及に向けた地域共存型運営管理サービス・再生可能エネルギーを中心とした、公共施設、民間企業への電力の供給、及び地域活性化に向けた電力の地産地消等の電力コンサルティング・コンビニエンスストアやスーパーマーケット、外食チェーン等の業務用市場またはリテール市場へ向けた完全閉鎖型の植物工場産野菜の生産/販売、及びシステムコンサルティング    ・株式会社レスター・株式会社バイテックベジタブルファクトリー 報告セグメント   事業   事業内容   主要な会社 IT&SIerビジネスユニット(以下、IT&SIerBU)   IT&SIer事業   ・ソフトウエア開発、産業用PCの設計/製造/自社ソリューションの開発/保守・半導体の設計/テスト等の情報サービスの提供   ・PCIホールディングス株式会社 以上に述べた事業について、事業系統図を図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,361字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「情報と技術で、新しい価値、サービスを創造・提供し、社会の発展に貢献します」という経営理念のもとに、課題を解決する「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」を目指し、グループの融合と各事業の最適化、積極的な共創ビジネスの展開や新規事業の拡大を進めてまいります。 企業活動に対しては持続可能な社会への貢献がますます求められる中で、多様な領域にビジネス展開している当社グループは、再生可能エネルギーの発電拡大をはじめ、社会的な課題の解決に向けた更なる取組みに努めております。 刻々と変化する事業環境において、永続的に成長・進化し、未来を見据えた長期経営を実現しうる体制の構築を目指してまいります。 (2) 企業価値の向上 当社は、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画において、売上高7,000億円、営業利益180億円、ROE10.5%以上という目標を掲げております。将来の成長に向けた積極的な戦略投資や合理化投資とともに、一層の利益の拡大と資本効率の改善を通じた企業価値向上に努めてまいります。 (3) 対処すべき課題 各事業における主要課題については下記のとおり認識しており、上記の基本方針に基づきながら、継続的に対応策の推進に努めていく考えであります。 当社グループは「情報と技術で、新しい価値、サービスを創造・提供し、社会の発展に貢献します」という経営理念の下、「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」を目指し、事業間シナジー及び外部パートナーとの積極的な共創、多様な事業展開、技術領域の伸展、持続的な規模拡大を推し進めています。 今後の重点取り組みは、以下のとおりです。 報告セグメント   事業   主要課題 デバイスBU   デバイス事業   ・グループシナジーの更なる加速、クロスセル戦略・産業機器、車載市場における顧客深耕と新規事業の拡大・グローバル展開に向けた取り組み促進・サプライチェーンマネジメントサービスを基盤としたグループシナジーの伸展・付加価値提供によるビジネス領域の拡大 EMS事業   ・生産ラインの合理化/集中と選択・車載向けなど新規事業の拡大 システムBU   システムソリューション事業   ・データセンターを核としたグループシナジーの創出と地域デジタル社会基盤の構築・フロービジネスからストックビジネスへの収益構造転換・AI活用/組織改革による生産性/品質の向上・マイナンバーカード普及を背景とした認証端末の医療機関向け展開及び新市場開拓・本人確認端末の自社開発によるリテール市場開拓 エコソリューション事業   ・系統用蓄電池のEPC事業(設計/調達/建設)とO&M事業の一体展開・アグリゲーションビジネスによる電力市場収益の獲得・植物工場における生産効率向上と収益化 報告セグメント   事業   主要課題 IT&SIerBU   IT&SIer事業   ・ソフトウエア開発、産業用PCの設計/製造/自社ソリューションの開発/保守・半導体の設計/テスト等の情報サービスの提供
事業等のリスク3,877字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループが持続的に成長・進化するにあたってグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、また、事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。 (1) 競合についてのリスク 当社グループが属するエレクトロニクス業界は、「市場の成熟化と新興企業の参入」、「IoT(モノのインターネット)/AI(人工知能)の進展」、「ニーズの多様化・高度化」といった大きな環境変化の中にあり、競争が非常に激しい業界であります。そのため、価格競争の激化、技術革新に伴う当社の製品やサービスの対応の遅れといった要因が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、業務の効率化を進めるとともに、グループの技術力を高めワンストップサービスや新たなビジネスモデルの提供を推し進め、付加価値の向上を目指します。 (2) 海外進出に伴うリスク 当社グループは、海外各国・地域で事業を展開しております。そのため、関連する海外各国・地域における政治・経済状況の変化、法律・税制の変化、テロ・戦争、パンデミック等による社会的混乱、債権回収リスク、労働力不足・人件費高騰等が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、国ごとのリスクを事前に把握し、現地専門家や海外現地のパートナー企業とコミュニケーションをとり可能な限りの対策を講じてリスクマネジメントを図っております。 (3) 金融市場の変動リスク 当社グループは、日本国内の他、海外でグローバルな事業活動を展開しているため、円の他にUSドルやユーロなどの他国通貨の取り扱い及び借入金があります。各通貨は、通貨国の経済状況や、中央銀行の政策金利の影響を受けており、著しい為替変動や金利上昇は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 為替リスクや金利上昇リスクを完全に払拭することは困難ではありますが、当社グループとしましては、為替差損益を極力縮小させることや、在庫削減や資金の効率運用などで、借入金を抑制し、金利負担低減を図ってまいります。 (4) 新規事業の立上げ及び投資に関するリスク 新規事業の立上げやその他投資にあたっては、その市場性や採算性等について十分な検証を行った上で、意思決定を行っておりますが、市場環境の急激な変化や不測の事態等により当初計画に乖離が生じた場合には、減損処理等を実施することとなり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、取締役会、投資/財務委員会においての議論を通じ、目的の適切性や定量的な検証等、事前の精査を高める一方、投資後においても投資/財務委員会等で、各進捗状況の検証を行い、事業や投資の継続有無を検討してまいります。また、事業の立上げや契約に伴って生じる事業特有の法的リスクに対処できるように努めてまいります。 (5) 人財の確保及び育成についてのリスク 当社グループは、優れたスキル・ノウハウを保有した人財の採用及び育成が重要であると認識しております。必要な人財を確保又は育成できなかった場合には、当社グループの事業展開や業績に影響が及ぶ可能性があります。 当社グループとしましては、人財の棚卸を行い、スキルを明確にした上で採用活動を進めてまいります。また、評価・報酬制度や教育制度を整備してまいります。 (6) 気候変動・自然災害及び事故災害・感染症等のリスク 当社グループは、多様な事業を展開しており、気候変動や、地震・洪水・台風等の自然災害、火災等の事故災害又は感染症が発生した場合、自社の従業員や関連施設が直接的な被害を受けるリスクに加えて、仕入先メーカー・顧客メーカー等の操業停止に伴い、当社グループの事業活動が停滞し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 気候変動によるリスクへの対応については、再生可能エネルギーの発電拡大等を通じて事業化の取組みを進めております。 気候変動におけるリスク管理の重要度の観点からは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに基づいたScope1・2におけるCO2削減の取組みを進めてまいります。 また、自然災害や事故災害、新型コロナウイルスを含む感染症等のリスクについては、未然の防止を想定した業務マニュアルの徹底を図るとともに、防災対策、在宅勤務制度、サプライチェーンの継続を柱とする迅速な事業継続(BCP)体制の推進、損害保険への加入等でリスクヘッジを図ってまいります。 (7) システム障害及び情報漏洩のリスク 当社グループは、仕入や販売、及び会計などの業務処理に様々なシステムを活用しておりますが、企業規模の拡大に伴い、システムエラーやサイバー攻撃などによるシステム障害リスクは年々高まっております。また、取引先から入手した機密情報や個人情報等を保有しており、それらの情報資産が漏洩した場合には取引先情報資産の損失だけでなく、当社グループの社会的信用の失墜や業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、障害に強いシステム環境の構築を促進すると共にシステム運用体制や管理手順を整備し、障害リスクの低減を図ってまいります。情報漏洩リスクに対しても、グループ管理体制の強化、より高度なセキュリティツールの導入、システム運用管理の徹底等によりリスク低減を図ってまいります。 (8) 当社グループが展開する事業に関するリスク ・顧客の需要動向に関するリスク 当社グループが販売する半導体及び電子部品は、顧客(セットメーカー)製品に搭載され、機器は顧客の業務プロセスの一部に組み込まれ、使用されています。そのため、顧客製品の需要動向・搭載機能や経済環境・景気の変動に伴う顧客の設備投資動向に変更が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・顧客及び仕入先に関するリスク 当社グループは、国内外の多岐に渡る企業と取引を行っております。デバイス事業及びシステムソリューション事業では、特定の企業の商材を多く取り扱っているため、当該企業への依存度が高くなっており、当該企業の経営方針の変更や特定部品の需給逼迫動向等が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、仕入先の事業再編(M&A等)や販売チャネル・テリトリー政策の見直し等により、当社グループの商権に変更が生じた場合にも、当社グループの業績と財務状況に影響が及ぶ可能性があります。 ・事業の季節要因についてのリスク 当社グループが展開するシステムソリューション事業は、放送関連市場、企業・学校・官公庁市場を主な市場としている特性から、顧客の予算執行の関係で期末の3月と9月に売上高が集中する傾向にあります。そのため、顧客の予算実行計画の変更等により、業績予測に影響を及ぼす可能性があります。 ・施策の変更等に関するリスク 当社グループが展開するエコソリューション事業は、国の施策や環境規制等の様々な法令・規制との関連性が高い面を有しております。そのため、国の施策や環境規制等に変更があった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・電力市場価格の変動に関するリスク 原油価格の上昇や為替の大幅な変動、また、自然災害等による原子力発電所の稼働停止等の要因で、電力の市場価格が大きく変動することにより、エコソリューション事業の採算性に影響を与える可能性があり、その場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ・植物工場の経営に関するリスク エコソリューション事業の植物工場内において、設備の故障や植物の病気が発生した場合又は感染症に罹患した場合は、工場の操業を一時停止し問題を解決する必要があり、生産計画に影響を与える可能性があります。また、提供する商品の不具合の発生等において第三者から費用請求等を受け、その責任が当社グループに起因するものと判断された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 個々の事業リスクについては、迅速な情報収集や特定のビジネスに依存することのないようにラインナップの拡充、新規の仕入先・顧客の開拓等に努めるとともに、グループ戦略として多様な事業展開を進めることで、リスクの分散を図ってまいります。 (9) 長期経営に関するリスク グループビジョンの達成に向けて代表取締役会長CEO 今野邦廣氏の判断に依存しているリスクがあります。今野氏に突然の離脱があった場合には当社の経営成績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社は永続的な成長・進化を目指すことを目的に、会長兼社長を担ってきた今野 邦廣が代表取締役会長CEOとして経営全般の責任を担い、グループ全体を牽引するとともに、代表取締役社長COOを担う林 眞一が既存事業の一層の成長と深化を推進する経営体制といたします。 当社グループとしましては、「リスク管理規程」に基づき、各社各部門においてリスクの識別・評価・対応を行うと共に、各種委員会・会議等を開催しモニタリングを実施しております。また、重要度に応じて、親会社の取締役会等へ報告する体制を構築しております。
経営成績の分析 (MD&A)12,795字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、賃金が上昇傾向にある中、設備投資においても持ち直しの動きが見られました。一方で、継続する物価上昇による個人消費への影響や米国の通商政策の変化・不確実性の高まりによる景気の下振れリスクが懸念されています。加えて、急激に悪化した中東情勢やその他地域の地政学的リスクや為替変動など先行きは依然として不透明な状況が続いています。 半導体市場においては電気自動車(EV)の市場成長が想定より伸び悩みはあるものの、AI関連商材は好調に推移したことに加え、産業機器向けの市況にも回復傾向が見られました。 このような状況下、当社では2025年6月から、会長兼社長を担ってきた今野邦廣が代表取締役 会長CEOとして経営全般の責任を担い、グループ全体を牽引するとともに、代表取締役 社長COOを担う林眞一が既存事業の一層の成長と深化を推進する経営体制といたしました。2027年3月期までの中期経営計画に基づき4つのビジネスユニット(BU)体制の確立を目指し各種施策を推し進め、事業の一層の拡大と収益力の向上に取り組んでまいります。 さらには、2025年10月には当社の連結子会社であるViMOS Technologies GmbH(現:RESTAR FRAMOS Technologies GmbH)が、FRAMOS GmbHのソニーセミコンダクタソリューションズ社製半導体製品の代理店事業の譲受、及びFRAMOS Technologies Inc.(現:RESTAR FRAMOS Technologies Inc.)の株式を取得いたしました。これにより、欧米での当該製品の販売権を取得し、欧米におけるラインカード拡充を図ります。当社グループの強みのある商材とのクロスセルを加速させることで、特に産業機器領域での事業拡大とグローバルでの販売強化に努めます。 また、当社の掲げるビジョンである「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」に向け、データドリブン経営を牽引・加速させるための専門組織を立ち上げました。グループ内に存在する情報を統合・蓄積して情報プラットフォームの構築を進め、経営構造や採算性の可視化・最適化を図ります。さらにグループ外の市場や取引先などの多面的なデータに基づく高度な分析により、従来の商社機能を昇華させ、新たな事業創造を通じた顧客への付加価値創出を目指してまいります。 加えて、2026年3月には、経済産業省及び日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されました。当社は「人こそが財産」という考えのもと、社員の健康と幸せを企業成長の基盤と捉え、社員一人ひとりが誇りと安心感をもって働ける環境づくりを経営的な視点で推進しています。今後も、各種健康支援やワークライフバランスの充実など、社員が長期にわたって活躍できる環境構築に取り組み、健康経営をより一層推進することで、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 引き続き、国内外でのM&Aや資本業務提携に加え、グループシナジーの追求により、あらゆるニーズに対応できる「エレクトロニクスの情報プラットフォーマー」を目指し、情報と技術で世界・社会の持続可能な発展を実現し、企業価値の向上を図ってまいります。 (連結経営成績の概況) a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して39,529百万円増加し、349,551百万円となりました。これは主に、電子記録債権が6,290百万円減少したものの、売掛金が30,542百万円、商品及び製品が10,424百万円増加したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比較して30,086百万円増加し、240,047百万円となりました。これは主に、長期借入金が5,458百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が18,604百万円、短期借入金が15,976百万円増加したことによるものであります。 純資産は前連結会計年度末と比較して9,442百万円増加し、109,504百万円となりました。これは主に、利益剰余金が4,317百万円、為替換算調整勘定が2,580百万円及び非支配株主持分が2,192百万円増加したことによるものであります。 これらの結果、当連結会計年度末におけるリース債務等を除く有利子負債は119,435百万円、ハイブリッドファイナンスの資本性考慮後のネットDEレシオ(※1、2)は0.7倍となり、安定的に1.2倍を下回る水準を維持しております。自己資本比率(※2)は、当連結会計年度末においては28.1%となり、前連結会計年度末の29.3%から1.2%低下いたしました。 (※1)ネットDEレシオ=(リース債務を除く有利子負債-現金及び預金)÷自己資本 (※2)2024年8月に調達したハイブリッドローン(劣後特約付きローン)100億円について、格付上の資本性50%を考慮して計算しております。 b.経営成績 (単位:百万円) 2025年3月期(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   2026年3月期(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   増減率 売上高   561,001   630,905   12.5   % 営業利益   14,174   16,739   18.1   % 経常利益   9,559   13,762   44.0   % 親会社株主に帰属する当期純利益   7,473   7,691   2.9   % ・業績ハイライト 当連結会計年度においては、M&Aや前連結会計年度に設立した合弁会社の連結子会社化、高機能カメラ向けやPC関連機器向け、さらには生成AI用などのデータセンター向けを中心とした商材の伸長により売上高は5期連続で増収となりました。利益面では、エコソリューション事業における新電力の需給調整市場の競争激化による減益はあったものの、データセンター向けや車載向けが好調に推移したこと、さらには産業機器向けの回復もあり営業利益は増益となりました。また、経常利益は営業利益の増益に加え、資金調達に係るコストの低減などにより増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益においても増益となり、売上高及び各段階利益の全てにおいて過去最高を更新いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は630,905百万円(前年同期比12.5%増)、営業利益は16,739百万円(前年同期比18.1%増)、経常利益は13,762百万円(前年同期比44.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,691百万円 (前年同期比2.9%増)となりました。 (報告セグメント別の経営成績) 当社グループの報告セグメントは、「デバイスBU(ビジネスユニット)」及び「システムBU(ビジネスユニット)」とし、また、2024年9月のPCIホールディングス株式会社(以下、「PCIグループ」といいます。)の連結子会社化に伴い、前中間連結会計期間より「IT&SIerBU(ビジネスユニット)」を加えた3つを報告セグメントとしております。 また、当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社レスターエンベデッドソリューションズから全ての事業を当社が譲り受け、経営管理区分の見直しを行い、事業ごとに適切な報告セグメントへの組替えを行っております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 イ.デバイスBU 報告セグメント   事業   主な事業内容 デバイスBU   デバイス   ・国内外の半導体/電子部品及び関連商材の販売、多様なラインカードの組み合わせによるシステム提案、高付加価値ソリューションの提供及び液晶系/海外サプライヤーを得意とする技術サポート、設計受託/製造受託、LSI設計開発/支援、信頼性試験受託サービス・エレクトロニクスに係るグローバル調達トレーディングと関連業務の受託サービスによる最適なサプライチェーンマネジメントのオペレーションと提案 EMS   自社工場における最先端の実装技術と購買、生産管理、品質保証機能を付加した電子部品/モジュール等の電子機器実装受託製造サービス (単位:百万円)   2025年3月期   2026年3月期   増減率 売上高   495,243   555,863   12.2% デバイス   466,453   533,805   14.4% EMS   28,789   22,057   △23.4% セグメント利益   11,213   14,669   30.8% ・業績の概況 デバイス事業は期後半において、生成AI用などのデータセンター向けを中心とした商材が好調に推移したことに加えて、前連結会計年度の合弁会社設立による連結子会社化(2024年7月Restar Dexerials Hong Kong Limited、2025年1月Restar Dexerials Korea Corporation、2025年2月Restar Dexerials Taiwan Corporation)が売上に貢献しました。また、高機能カメラやPC関連機器を中心とした民生向けは好調に推移したこと、さらには車載向けにおいては新規ビジネスの立ち上げがあったほか、産業機器向けにおいても回復がみられたことにより、売上高は増収となりました。EMS事業は前連結会計年度におけるスマートフォン新機種への搭載効果が剥落したことなどにより減収となりました。セグメント利益はデバイス事業における増収に加え、販売ミックスの改善に伴い増益となりました。 以上の結果、売上高は555,863百万円(前年同期比12.2%増)、セグメント利益は14,669百万円(前年同期比30.8%増)となりました。 ロ.システムBU 報告セグメント   事業   主な事業内容 システムBU   システムソリューション   ・放送、企業、教育、医療、官公庁自治体等、多岐にわたる分野への映像/音響/通信のソリューション提案、設計/施工、保守/メンテナンス・デジタル通信等の基幹技術とNFC(近距離無線通信)技術を融合したキャッシュレス端末の開発製造及び海外端末の販売/アプリケーション開発、マイナンバー個人認証関連製品の開発、製造、販売 エコソリューション   ・自社太陽光発電所(国内外)、風力発電所等による再生可能エネルギーの導入/普及に向けた地域共存型運営管理サービス・再生可能エネルギーを中心とした、公共施設、民間企業への電力の供給、及び地域活性化に向けた電力の地産地消等の電力コンサルティング・コンビニエンスストアやスーパーマーケット、外食チェーン等の業務用市場またはリテール市場へ向けた完全閉鎖型の植物工場産野菜の生産/販売、及びシステムコンサルティング (単位:百万円)   2025年3月期   2026年3月期   増減率 売上高   52,678   48,860   △7.2% システムソリューション   32,025   31,493   △1.7% エコソリューション   20,652   17,367   △15.9% セグメント利益   4,197   3,164   △24.6% ・業績の概況 システムソリューション事業はライブイベントの回復による需要増加や大型スタジオ移転案件の獲得、公共関連分野における新規入札案件の獲得などにより堅調に推移しました。しかしながら、決済端末などのシステム機器における販売が低調に推移したことなどにより減収となりました。エコソリューション事業は太陽光発電所の新規稼働による増収効果はあったものの、新電力分野における電力小売ビジネスの減収や需給調整市場の競争激化に伴い減収となりました。セグメント利益は、主にエコソリューション事業における減収により減益となりました。 以上の結果、売上高は48,860百万円(前年同期比7.2%減)、セグメント利益は3,164百万円(前年同期比24.6%減)となりました。 ハ.IT&SIerBU 報告セグメント   事業   主な事業内容 IT&SIerBU   IT&SIer   ・ソフトウエア開発、産業用PCの設計/製造/自社ソリューションの開発/保守・半導体の設計/テスト等の情報サービスの提供 (単位:百万円)   2025年3月期   2026年3月期   増減率 売上高   13,079   26,181   - セグメント利益   468   1,245   - (注)2024年9月27日にPCIグループを連結子会社としたことに伴い、当該セグメントは前中間連結会計期間より連結対象となったため、前連結会計年度の数値は6ヶ月分(2024年10月から2025年3月まで)の業績を記載しております。また、連結対象期間が異なることから、増減率は記載しておりません。 ・業績の概況 PCIグループの技術力を活用し、当社グループの顧客基盤を活かした案件獲得に向けた提案活動を推進する中、精密機器メーカーや産業機器メーカーなどの製造業における新規領域での案件も獲得しております。さらには、デバイスBUと連携した当社グループのエンジニアリング機能の強化を図っており、売上高は26,181百万円、セグメント利益は1,245百万円となりました。 引き続き、デバイスBU、システムBUとのシナジー創出に向けて取り組んでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度の期首より表示方法の変更を行っており、当該表示方法の変更を反映した組替え後の前連結会計年度の連結財務諸表の数値を用いて比較しています。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(表示方法の変更)」をご参照ください。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、3,282百万円(前年度は20,196百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益12,977百万円の計上、仕入債務の増加15,557百万円があったものの、売上債権及び契約資産の増加20,414百万円、棚卸資産の増加9,422百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、5,556百万円(前年度は61百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入2,345百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出4,912百万円、ソフトウエアの取得による支出1,612百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、7,622百万円(前年度は16,110百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出3,825百万円、配当金の支払額3,374百万円及びリース債務の返済による支出1,376百万円があったものの、短期借入金の純増加15,670百万円によるものであります。 (参考) キャッシュ・フローの関連指標の推移 第13期   第14期   第15期   第16期   第17期 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率   32.1%   30.0%   28.9%   27.7%   26.6% 時価ベースの自己資本比率   24.6%   24.2%   31.3%   20.8%   21.1% 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 (注) 1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式総数をベースに計算しております。 株式時価総額=期末株価終値×(発行済株式総数-自己株式数) 3.2024年8月に調達したハイブリッドローン(劣後特約付きローン)100億円について、格付上の資本性50%については考慮せずに計算しております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) デバイスBU(百万円)   22,198   77.5 デバイス(百万円)   266   118.7 EMS(百万円)   21,931   77.2 システムBU(百万円)   10,788   113.5 システムソリューション(百万円)   5,859   118.4 エコソリューション(百万円)   4,928   108.2 IT&SIerBU(百万円)   18,142   - 合計(百万円)   51,130   109.6 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は製造原価により表示しております。 3.2024年9月27日にPCIグループを連結子会社としたことに伴い、当該セグメントは前中間連結会計期間より連結対象となったため、連結対象期間が異なることから、増減率は記載しておりません。 4.当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社レスターエンベデッドソリューションズから全ての事業を当社が譲り受け、経営管理区分の見直しを行い、事業ごとに適切な報告セグメントへの組替えを行っております。また、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) デバイスBU(百万円)   38,893   95.6   10,122   108.7 デバイス(百万円)   16,855   140.7   9,686   110.8 EMS(百万円)   22,038   76.7   435   76.4 システムBU(百万円)   35,168   106.2   9,866   129.6 システムソリューション(百万円)   35,168   106.2   9,866   129.6 エコソリューション (百万円)   0   156.0   -   - IT&SIerBU (百万円)   29,625   -   5,583   - 合計(百万円)   103,687   116.6   25,572   120.5 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は販売価格により表示しております。 3.2024年9月27日にPCIグループを連結子会社としたことに伴い、当該セグメントは前中間連結会計期間より連結対象となったため、連結対象期間が異なることから、増減率は記載しておりません。 4.当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社レスターエンベデッドソリューションズから全ての事業を当社が譲り受け、経営管理区分の見直しを行い、事業ごとに適切な報告セグメントへの組替えを行っております。また、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 c.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) デバイスBU(百万円)   460,640   116.2 デバイス(百万円)   458,341   116.6 EMS(百万円)   2,298   70.0 システムBU(百万円)   41,340   110.3 システムソリューション(百万円)   28,350   118.2 エコソリューション(百万円)   12,989   96.4 IT&SIerBU(百万円)   1,080   - 合計(百万円)   503,060   115.7 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は仕入価格により表示しております。 3.2024年9月27日にPCIグループを連結子会社としたことに伴い、当該セグメントは前中間連結会計期間より連結対象となったため、連結対象期間が異なることから、増減率は記載しておりません。 4.当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社レスターエンベデッドソリューションズから全ての事業を当社が譲り受け、経営管理区分の見直しを行い、事業ごとに適切な報告セグメントへの組替えを行っております。また、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) デバイスBU(百万円)   555,863   112.2 デバイス(百万円)   533,805   114.4 EMS(百万円)   22,057   76.6 システムBU(百万円)   48,860   92.8 システムソリューション(百万円)   31,493   98.3 エコソリューション(百万円)   17,367   84.1 IT&SIerBU(百万円)   26,181   - 報告セグメント計(百万円)   630,905   112.5 (注)1.2024年9月27日にPCIグループを連結子会社としたことに伴い、当該セグメントは前中間連結会計期間より連結対象となったため、連結対象期間が異なることから、増減率は記載しておりません。 2.当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社レスターエンベデッドソリューションズから全ての事業を当社が譲り受け、経営管理区分の見直しを行い、事業ごとに適切な報告セグメントへの組替えを行っております。また、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 3.前連結会計年度及び当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10に満たないため記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する記載事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析内容 a.財政状態の分析 イ.資産の部の分析 流動資産については、電子記録債権の減少6,290百万円、商品及び製品の増加10,424百万円により、280,536百万円となりました。 固定資産については、機械装置及び運搬具の増加2,648百万円、建設仮勘定の減少1,807百万円により68,984百万円となりました。 ロ.負債の部の分析 流動負債については、支払手形及び買掛金の増加18,604百万円、短期借入金の増加15,976百万円により、181,046百万円となりました。 固定負債については、長期借入金の減少5,458百万円、リース債務の減少427百万円により、59,001百万円となりました。 ハ.純資産の部の分析 親会社株主に帰属する当期純利益7,691百万円、利益剰余金からの配当3,374百万円により株主資本の部は4,320百万円増加し、83,697百万円となりました。 また、その他有価証券評価差額金が451百万円増加し、為替換算調整勘定が2,580百万円増加した結果、その他の包括利益累計額は2,948百万円増加し、9,364百万円となりました。 以上により、純資産の部合計は前連結会計年度末より9,442百万円増加し、109,504百万円となりました。 b.経営成績の分析 当社グループの2027年3月期を最終年度として策定している中期経営計画において、経営指標等の目標値として定めている当連結会計年度の売上高(計画:6,000億円)及び営業利益(計画:160億円)は、以下の通りとなりました。ROEについては、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標値(10.5%以上)の達成に向けて、各種施策の実行に努めてまいります。 当連結会計年度における売上高は630,905百万円(前年同期比12.5%増)となり、前連結会計年度に比べて69,903百万円増加しました。これはM&Aや前連結会計年度に設立した合弁会社の連結子会社化、高機能カメラ向けやPC関連機器向け、さらには生成AI用などのデータセンター向けを中心とした商材の伸長などが主な要因となっております。セグメント別の売上高・主要因については「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 営業利益は16,739百万円(前年同期比18.1%増)となり、前連結会計年度に比べて2,565百万円増加しました。利益面ではエコソリューション事業における新電力の需給調整市場の競争激化による減益はあったものの、データセンター向けや車載向けが好調に推移したこと、さらには産業機器向けの回復による増益が主な要因となっております。 経常利益は13,762百万円(前年同期比44.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,691百万円(前年同期比2.9%増)となりました。 自己資本当期純利益率は前連結会計年度の8.8%から当連結会計年度は8.6%となりました。また、経常利益の減益並びに総資産の増加に伴い、総資産経常利益率は前連結会計年度3.2%から当連結会計年度4.2%となりました。自己資本比率は前連結会計年度の27.7%から当連結会計年度は26.6%となりました。今後も資本効率の改善と企業価値向上に向けてより一層努めてまいります。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 イ.キャッシュ・フローの分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ロ.資金需要及び財務政策について 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、売上の回収と支払のサイト差及び商品在庫の保有の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資に係る主な資金需要としては、エネルギー事業、植物工場事業の設備投資の他、IoT/AIといった成長市場の深耕に向けた開発投資や戦略的なM&A・資本提携のための投資等があります。 当社グループでは、運転資金については、売上債権の流動化及び金融機関からの借入により調達することとしております。設備投資並びにM&A等の事業投資の長期資金需要につきましては、資金需要が発生した時点で、金融機関からの長期借入等、金利コストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。 今後につきましても、引き続き健全な財政状態の維持を図っていくとともに資本効率を高めてまいります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは次のとおりであります。 a.繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しております。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しております。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積りに影響を与える要因が発生した場合は、回収懸念額の見直しを行い繰延税金資産の修正を行うため、当期純損益が変動する可能性があります。 b.固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、原則として、事業用資産については会社毎の資産を基本単位としてキャッシュ・フローを生み出す最小単位、のれんについては継続的に損益を把握している管理会計に準じた事業単位をもとに資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。 固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、当初見込んでいた収益が得られなかった場合や、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合、固定資産の減損を実施し、当社グループの業績を悪化させる可能性があります。 c.投資有価証券 当社グループは、市場価格等のある有価証券と市場価格のない有価証券を所有しております。 市場価格等のある有価証券は、決算日の市場価格等に基づき時価評価を行い、税効果調整後の評価差額を純資産の部のその他有価証券評価差額金に計上しております。 また、期末における時価等が取得原価に比べ50%以上下落した場合には原則減損処理を行い、30~50%未満下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行うこととしております。一方、市場価格のない有価証券は、実質価額が取得原価に比べ50%程度以上下落した場合には、回復可能性等を考慮して減損処理を行うこととしております。 なお、将来の市場悪化または投資先の業績不振等により、現在の帳簿価額に反映されていない損失が生じ、減損処理を行う可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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