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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

神田通信機

KANDA TSUSHINKI CO.,LTD.1992 · Standard · 建設業

通信設備工事と照明制御を柱に、オープンな技術で社会インフラを支える特定建設業者。

概要

神田通信機株式会社は、1947年に東京都千代田区で通信機器の部品製造・修理販売会社として創業した。現在は情報通信事業、照明制御事業、不動産賃貸事業の3セグメントで構成され、日立製作所や三菱電機、キヤノンマーケティングジャパンとの取引関係を持つ。従業員244名、連結売上高72億円(2025/3期)、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

情報通信・照明制御・不動産の3事業を柱とする

当社グループの事業は、情報通信事業、照明制御事業、不動産賃貸事業に区分される。情報通信事業は建設業許可に基づき、電話交換設備やネットワークシステムの設計・施工・保守、ならびに三菱電機製情報機器の販売・ソフトウェア開発を手掛ける。連結子会社の日神電子株式会社は無線・映像通信機器の販売・施工・保守を担当し、非連結子会社の日本電話工業株式会社は通信・OA機器の販売・保守を行う。照明制御事業では国際標準規格DALIを採用したシステムや、ビル設備とIT機器を接続するマルチゲートウェイ®を提供する。不動産賃貸事業は自社所有物件の賃貸である。

2013年度以降の売上高は概ね60億円前後で推移

2013年3月期の売上高は46億円であったが、2016年3月期には61億円に拡大した。その後も50億円台後半から60億円台前半で推移し、2023年3月期は60億円、2025年3月期は72億円(連結)と過去最高を更新した。営業利益は2025年3月期に6億円、親会社株主に帰属する当期純利益は4億円と安定した収益を計上している。自己資本利益率(ROE)と株主資本配当率(DOE)を重要な経営指標として掲げており、財務体質の強化を図っている。

日立・三菱・キヤノンと長期取引関係を構築

1952年に株式会社日立製作所と販売特約店契約を締結し、同社の通信機特約店第1号となった。その後も日立製オフィスコンピュータの販売・ソフト開発(1965年)やファクシミリ・ワードプロセッサの販売(1982年)を開始。1992年には日立との特約店契約を一本化した。同年にはキヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)とも取引基本契約を締結し、通信・コンピュータ・事務機器の販売を開始。1994年には三菱電機との取引基本契約を結び、同社製コンピュータ・OA機器の販売を引き継いだ。

9支店体制で全国をカバーする営業ネットワーク

東京本社のほか、札幌、仙台、立川、北関東(大宮)、千葉、横浜、名古屋、大阪の各支店を置く。初の出先機関は1959年開設の立川出張所で、その後1963年に大宮、1968年に千葉、1971年に大阪、1973年に仙台、1974年に札幌、1978年に横浜、1986年に名古屋と順次拡大した。この全国ネットワークを活用し、顧客の事業インフラである通信設備の設計・施工から保守までを一貫して提供している。

業界の中での役割は建設業者として、通信ネットワークと照明制御の設計・施工・保守を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
68億円
営業利益
4億円
営業利益率
5.9%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
情報通信事業62億円91.2%5億円8.1%
照明制御事業5億円7.4%-1億円-20.0%
不動産賃貸事業1億円1.5%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報通信主力

電話交換設備やネットワークシステムの設計・施工・保守、および情報機器・ソフトウェアの販売を行う。三菱電機の代理店として情報システムの企画・提案・構築も手がける。子会社を通じて無線・映像通信機器も展開。

主な製品・サービス3
電話交換設備
企業向けの電話交換機システムの設計・施工・保守サービス。
ネットワークシステム
LAN/WAN構築など各種ネットワークシステムの設計・施工・保守。
情報機器・ソフトウェア
三菱電機製を中心とした情報機器やソフトウェアの販売、システム構築・サポート。

02照明制御準主力

国際標準規格「DALI」を採用したメーカーフリーな照明制御システムを企画・提案・構築。建物設備とIT機器を接続する「マルチゲートウェイ」も提供し、省エネ・省人化などの社会課題解決に貢献。

主な製品・サービス2
照明制御システム
DALI国際標準規格に準拠した照明制御の企画・設計・施工。メーカーを問わず機器を制御できる。
マルチゲートウェイ®
建物設備(照明・空調)とIT機器・クラウドシステムを接続するゲートウェイ。オープン化をキーワードに様々な通信方式に対応。

03不動産賃貸副次

所有する不動産を有効活用し、賃貸事業を営む。

製品と技術

電話交換設備からネットワーク構築まで手掛ける情報通信事業

情報通信事業の中核は、電話交換機(PBX)を中心とした音声通信インフラの設計・施工・保守である。1952年の日立特約店契約以来、オンプレミス型PBXの販売・設置を主力としてきたが、近年はクラウドPBXや光回線サービス「かんだ光」などの利用料ビジネスにシフトしている。また、各種ネットワーク工事や映像系ソリューション、セキュリティ強化サービスも展開。24時間365日対応の保守体制を強みに、顧客の事業継続性を支えている。

DALI国際標準を採用した照明制御システム

照明制御事業では、国際標準規格DALI(Digital Addressable Lighting Interface)を採用し、メーカーフリーな照明制御システムを提供する。新築ビルのスマートビル化需要に対応し、大手ゼネコンや通信事業者との協創を進めている。導入から10年程度で更新時期を迎えるリプレース工事も収益源である。ただし、大型案件の完工時期により売上高が変動しやすく、2025年3月期は前期比35.8%減の4億90百万円となった。

ビル設備とITを接続するマルチゲートウェイ®

マルチゲートウェイ®は、建物設備(照明・空調など)とIT機器・クラウドシステムを接続するゲートウェイ製品である。スマートビルディング共創機構に参画し、ゼネコン・通信事業者と連携してビルOSへのデータ蓄積・設備制御を実現する。2025年3月期には実物件への導入が数件進み、パッケージソリューションの展開を開始した。ただし、業績への本格的な貢献にはなお期間を要する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

通信設備工事で地域密着、売上安定も減速

建設業界の中でも、当社は通信設備工事を中心とした電気通信工事会社である。同業他社にはウエストホールディングスやミライト・ワンのような大手が存在し、規模では差がある。当社は売上高70億円程度と中小規模ながら、地域に密着した事業展開で安定した受注を確保している。営業利益率は8.3%から5.9%へ低下傾向にあり、通信需要の変化や競争激化の影響を受けている。インフラ老朽化や5G需要など成長機会はあるが、大手との差別化には技術力とコスト競争力の強化が求められる。

強み

  • 地元企業との強固な関係を活かし、安定した受注と施工実績を持つ。
  • 通信インフラ整備・保守に特化し、専門的な技術とノウハウを蓄積。
  • 売上高は直近で横ばいを維持しており、事業基盤の安定性がある。
  • 営業利益率は5%台と低下したが、依然として健全な水準を保つ。

課題

  • 営業利益率が低下傾向にあり、コスト削減や高付加価値工事の拡大が必要。
  • 大手建設会社や通信会社との競争が激化しており、価格競争に巻き込まれるリスク。
  • 通信技術の進歩(5G、光ファイバー)に対応した最新技術の習得が必須。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が神田通信機

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1407AUNICONホールディングス94億円
21844大盛工業90億円17.2倍
31997暁飯島工業85億円7.8倍
41420サンヨーホームズ85億円5.2倍
51718美樹工業83億円5.0倍
61992神田通信機78億円18.3倍
71768ソネック78億円5.5倍
81438岐阜造園75億円14.9倍
91436グリーンエナジー&カンパニー70億円42.3倍
10253AETSグループ66億円9.8倍
111840土屋ホールディングス66億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

通信機器部品の製造・修理販売で創業した1947年

1947年9月、資本金19万5千円で神田通信機株式会社を設立。東京都千代田区神田鍛冶町に本社、神奈川県横浜市戸塚区に戸塚工場を置き、通信機器の部品製造・販売、電気用品・通信機器の修理販売、通信・電灯工事の請負を開始した。1949年12月には建設業法に基づく建設業登録(東京都知事)を取得し、電気通信設備工事の受注が可能となった。

日立製作所の通信機特約店第1号となった1952年

1952年9月、株式会社日立製作所と販売特約店契約を締結。日立の通信機特約店第1号となり、電話交換機・電話機の販売を開始した。翌1953年8月には日本電信電話公社(現NTT)の機械工事認定業者となり、東京・関東地区の電話局内機械及び電力設備工事の請負を開始。この2つの取引が、のちの情報通信事業の基盤となった。

全国9支店体制へ拡大した1959~1986年

1959年3月に立川出張所(現立川支店)を開設したのを皮切りに、1963年4月大宮出張所(現北関東支店)、1968年2月千葉営業所(現千葉支店)、1971年12月大阪営業所(現大阪支店)、1973年12月仙台支店、1974年7月札幌営業所(現札幌支店)、1978年4月横浜営業所(現横浜支店)、1986年3月名古屋営業所(現名古屋支店)と順次開設。1989年5月には日本証券業協会に店頭登録し、資本市場へのアクセスを確保した。

コンピュータ・OA機器分野に進出した1965~1992年

1965年10月、日立製作所製オフィスコンピュータの販売及びソフトウェア開発を開始。1982年3月には日立製ファクシミリ・ワードプロセッサや、小西六写真工業(現コニカミノルタ)製複写機などのOA機器販売に乗り出した。1992年3月、日立との特約店契約を一本化し、日立情報特約店契約に統一。同年11月にはキヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)とも取引基本契約を結び、通信・コンピュータ・事務機器の販売を開始した。

株式上場と子会社再編を経た2000年代

2000年3月、通商産業省のSI(システムインテグレーター)認定を取得。同年12月にISO9001、2001年3月にISO14001認証を取得した。2002年4月にはビジネスユニット制に組織を改革。2004年12月に店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式上場。2007年4月には子会社の株式会社神田製作所の全株式を譲渡し、製造部門から撤退した。2009年9月にはISO27001認証を取得。

子会社取得と市場区分変更(2015~2022年)

2015年4月、日神電子株式会社の株式を取得し子会社化(無線・映像通信分野を強化)。2016年10月には日本電話工業株式会社の株式を取得し子会社化(通信機器・OA機器の販売保守を補完)。2010年以降、大阪証券取引所ヘラクレス・JASDAQ・NEOの統合や東京証券取引所との統合を経て、2022年4月の市場区分再編により東京証券取引所スタンダード市場に上場した。

年表37件を開く

1940年代

  • 1947年9月創業通信機器の部品製造・販売、電気用品、通信機器の修理販売、通信・電灯工事の請負を事業目的として資本金19万5千円で神田通信機株式会社を設立し、東京都千代田区神田鍛冶町二丁目8番地に本社を、神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4796番地に戸塚工場を置き開業。
  • 1949年12月電気通信設備工事を請け負うため、建設業法に基づく建設業登録(東京都知事)。

1950年代

  • 1952年9月株式会社日立製作所と販売特約店契約を締結し、同社の通信機特約店第1号となり、電話交換機・電話機の販売開始。
  • 1953年8月日本電信電話公社(現NTT)の機械工事認定業者となり、東京並びに関東地区の電話局内機械及び電力設備工事請負開始。
  • 1959年3月東京都立川市に立川出張所(現立川支店)を開設。

1960年代

  • 1963年4月埼玉県大宮市(現さいたま市)に大宮出張所(現北関東支店)を開設。
  • 1965年10月株式会社日立製作所製のオフィスコンピュータの販売及びソフトウエア開発開始。
  • 1967年5月商号変更建設業法に基づく建設業登録を大臣登録(現許可。2001年1月からは国土交通大臣許可)に変更。
  • 1968年2月千葉県千葉市に千葉営業所(現千葉支店)を開設。

1970年代

  • 1971年2月福島県東白川郡矢祭町に子会社として株式会社神田製作所(元連結子会社)を設立。
  • 1971年12月大阪府大阪市に大阪営業所(現大阪支店、大阪府吹田市)を開設。
  • 1973年12月宮城県仙台市に仙台支店を開設。
  • 1974年7月北海道札幌市に札幌営業所(現札幌支店)を開設。
  • 1975年10月東京都千代田区に子会社としてリョーシン事務機株式会社を設立。
  • 1978年4月神奈川県横浜市に横浜営業所(現横浜支店)を開設。

1980年代

  • 1982年3月株式会社日立製作所製のファクシミリ、ワードプロセッサ、並びに小西六写真工業株式会社(現コニカミノルタ株式会社)製の複写機等、OA機器の販売開始。
  • 1986年3月愛知県名古屋市に名古屋営業所(現名古屋支店)を開設。
  • 1989年5月日本証券業協会に店頭登録。
  • 1989年12月商号変更決算期を9月30日から3月31日に変更。

1990年代

  • 1992年3月M&A株式会社日立製作所との特約製品及び販売区域契約を整理統合のため、日立情報機器特約店及びOAシステム特約店は、併せて日立情報特約店契約に一本化。
  • 1992年11月キヤノン販売株式会社(現キヤノンマーケティングジャパン株式会社)と取引基本契約を締結し、同社の取扱う通信機器商品、コンピュータ機器商品及び事務機器商品の販売開始。
  • 1994年10月M&A子会社であるリョーシン事務機株式会社を吸収合併。三菱電機株式会社と取引基本契約を締結し同社製コンピュータ・OA機器の販売及びソフトウエアの開発を引き継ぐ。

2000年代

  • 2000年3月通商産業省(現経済産業省)のSI(システムインテグレーター)認定企業となる。
  • 2000年12月品質マネジメントシステム審査登録(ISO9001)の認証を取得。
  • 2001年3月環境マネジメントシステム審査登録(ISO14001)の認証を取得。
  • 2002年3月環境マネジメントシステム審査登録(ISO14001)の拡大認証を取得(千葉支店、北関東支店、立川支店)。
  • 2002年4月市場単位に事業単位を絞り経営資源を結集したビジネスユニット制に組織を改革。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年4月子会社である株式会社神田製作所の全株式を譲渡。
  • 2009年9月情報セキュリティマネジメントシステム審査登録(ISO27001)の認証を取得。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場および同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2012年1月プライバシーマークを取得。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2015年4月M&A日神電子株式会社の株式を取得し子会社化。
  • 2016年10月M&A日本電話工業株式会社の株式を取得し子会社化。

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所(スタンダード市場)に株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    スマートビル共創のアライアンス推進

    スマートビルディング共創機構を通じ、ゼネコン・通信事業者と連携。ビルOSとマルチゲートウェイ®を活用し、省エネ・省人化を実現するパッケージソリューションを展開。既設ビル向けレトロフィットも目指す。

  2. 02

    利用料ビジネスの拡大

    回線コンサルによる顧客課題解決と「かんだ光」などのサービス提供で、クラウドPBX、セキュリティ、マルチゲートウェイ®、福祉情報システム等の利用料収入を拡大する。

  3. 03

    事業変革と新規事業創出

    オンプレPBXからクラウドへのシフトに対応し、モノ売りからコト売りへ変革。マルチゲートウェイ®を軸に、AI等先端技術を活用したデータ解析ソリューションなど新規事業創出と人材投資を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で244人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は732万円で、9期前と比べて+34.4%平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は20.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月281
2018年3月278
2019年3月54443.620.6263
2020年3月53843.020.1260
2021年3月55043.119.8259
2022年3月56942.819.9254
2023年3月60644.321.3243
2024年3月67544.020.7249
2025年3月75244.221.0240250
2026年3月73244.620.6244164

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.9%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社(東京都千代田区)綾瀬第1ビル 綾瀬第2ビル(東京都足立区)札幌支店事務所・共同住宅 — 北海道札幌市中央区1,104百万円
全社共通 情報通信事業 照明制御事業 不動産賃貸事業
主な関係会社
  • 国内
    日神電子株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    千葉第2合同庁舎電話交換機等電話設備供給及び更新作業請負契約一式
    検察庁 · 2024-09-06
    3,200万円
  • 調達
    横須賀地方合同庁舎電話交換機更新工事
    財務省 · 2024-10-02
    1,890万円
  • 調達
    図書管理システム機器の更改に係る賃貸借及び運用・保守支援等業務
    財務省 · 2025-01-15
    1,512万円
  • 調達
    札幌運輸支局電話設備更新工事
    国土交通省 · 2026-07-21
    694万円
  • 調達
    財務省図書館図書管理システム用(財務省行政情報化LAN接続)サーバ・端末機等の賃貸借
    財務省 · 2015-06-01
    607万円
  • 調達
    内閣府日本学術会議事務局電話交換設備更新工事
    内閣府 · 2022-01-27
    490万円
  • 調達
    図書管理システム政府共通ネットワーク公開用サーバ等の賃貸借
    財務省 · 2021-01-19
    468万円
  • 調達
    中部空港事務所構内電話交換機更新作業
    国土交通省 · 2024-10-21
    450万円
  • 調達
    津法務総合庁舎電話交換機等更新契約
    検察庁 · 2025-12-02
    373万円
  • 調達
    成田署、千葉所及び船橋所 電話設備機器更新工事
    厚生労働省 · 2017-01-16
    325万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は68億円営業利益4億円前期と比べると減収減益で、売上が-5.6%、利益が-33.3%。

売上高
-5.6%
68億円
営業利益
-33.3%
4億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
5.9%
前期比 -2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高71億円68億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円4億円
1株あたり配当¥85¥85

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は13億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q212
2024年1Q1100.00
2024年2Q1715.91
2024年3Q16212.51
2024年4Q283
2025年2Q3239.43
2025年4Q4037.51
2026年2Q3026.72
2026年4Q3825.32
2027年1Q13−1−7.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は46億円から68億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月4610
2014年3月4921
日神電子株式会社の株式を取得し子会社化。
2015年3月420−1
日本電話工業株式会社の株式を取得し子会社化。
2016年3月6134
2017年3月5922
2018年3月5922
2019年3月6233
2020年3月5932
2021年3月6563
東京証券取引所の市場区分再編に伴い、東京証券取引所(スタンダード市場)に株式を上場。
2022年3月5946
2023年3月6064
2024年3月7285
2025年3月72678.34
2026年3月68455.94

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高68億円のうち、営業利益として残るのは4億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.6%48億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.1%15億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.5%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.9pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は32億円で、売上の5.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月41−1510
2014年3月−21−1−18
2015年3月11−128
2016年3月04−1412
2017年3月30−1314
2018年3月11−1216
2019年3月2−3−1−113
2020年3月−20−1−210
2021年3月140−11423
2022年3月12−2324
2023年3月01−2124
2024年3月50−3525
2025年3月5−1−4425
2026年3月72−2932

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は98億円。このうち返さなくてよい自己資本が64億円で、自己資本比率は64.9%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53262748.3
2014年3月55272848.7
2015年3月53272650.3
2016年3月66343251.3
2017年3月66363054.1
2018年3月71373451.9
2019年3月68392957.7
2020年3月67402759.8
2021年3月81453655.0
2022年3月84503460.1
2023年3月86533361.4
2024年3月95583761.0
2025年3月95613464.5
2026年3月98643464.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
34億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中41位あたり、逆に低いのはROE140社中129位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.9%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.6%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

8月28日の終値

直近の終値は¥2,986で、1年前と比べて+13.7%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥2,986+0.0%1ヶ月+1.4%1年+13.7%時価総額78億円
過去52週の値幅
安値¥2,607高値¥3,150

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.3倍
PER (会社予想)22.7倍
PBR1.11倍
配当利回り2.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2912円で横ばいが続く。25日線(2922.68円)を下回って推移し、52週高値(3055円)から約4.7%下の水準。出来高は薄く方向感に欠ける。RSIは20.54と売られ過ぎ圏だが反発のきっかけをつかみ切れていない。週足では上値切り下げ基調で、75日線(2824.44円)が下支えとなるか注目。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

予想PERは22.4倍と実績PER18.1倍を上回り、業界平均14.1倍を大きく超過。PBRは1.06倍と業界平均1.51倍を下回り割安感はあるが、ROE6%と低く収益性が課題。配当利回り2.88%は業界平均3.48%を下回り、今期減益予想も重し。割安なPBRと割高なPERが混在するが、成長性乏しく妥当よりやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.3倍14.4倍
PER (予想)22.7倍
PBR1.11倍1.55倍
ROE6.0%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

神田通信機の投資論点は、通信設備投資の変動と競争激化の中で、収益性を維持できるか。強気派は、安定した通信インフラ需要や、5G・光回線など技術進歩に伴う投資拡大を期待する。一方、弱気派は、売上高・利益が横ばいから減速に転じ、営業利益率が低下している点を懸念する。利益率低下の背景にコスト増があると見ており、持続的な成長には不透明感が漂う。

プラスに働く材料7
  • 通信投資の拡大

    5Gや光回線などインフラ整備で需要増が見込める

  • 専門技術の蓄積

    通信工事の専門業者として技術・実績が豊富

  • 安定的な顧客基盤

    通信キャリアとの取引が長期にわたって継続

  • 2025年3月期は営業利益6億円と黒字確保2025年3月期影響

    売上高72億円、営業利益6億円、営業利益率8.33%を達成

  • PBR1.06倍で解散価値近辺に下値硬さ継続影響

    時価総額77億円に対しPBR1.06倍、純資産とほぼ同水準で下値不安が小さい

  • 配当利回り2.88%と相対的な高利回り通年影響

    配当利回り2.88%を公表、株主還元姿勢が株価を下支え

  • 時価総額77億円と小型で需給タイト継続影響

    浮動株が少なく、わずかな買いでも株価が反応しやすい需給構造

マイナスに働く材料7
  • 業績の減速

    2026年3月期は売上高が減少し、営業利益率が低下

  • 競争過激化

    建設業界の競争で受注競争が激しく単価が下落

  • コスト上昇

    人件費や資材費の高騰が収益を圧迫

  • 2026年3月期売上高68億円と前期比5.6%減2026年3月期影響

    売上高72億円から68億円へ4億円減収、成長鈍化が鮮明

  • 2026年3月期営業利益4億円と33%減益2026年3月期影響

    営業利益6億円から4億円へ2億円減少、営業利益率5.88%に低下

  • 予想PER22.4倍と現在の18.12倍から悪化2026年3月期影響

    2026年3月期予想PERは22.4倍と実績PER18.12倍を上回り割高感

  • 純利益4億円と横ばいで成長停滞2026年3月期影響

    純利益は2025年3月期と2026年3月期とも4億円で、利益成長が見込めない

次の決算で確かめる点
通信設備投資動向
通信キャリアの投資計画が需要規模を左右する
受注残高
将来の売上高の裏付けを確認
営業利益率
競争環境下での採算性の変化を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり85で、前期から+17.1%いまの株価に対する利回りは2.85%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥85
1株あたり
配当利回り
2.85%
いまの株価に対して
配当性向
58.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1736.0
2018年3月170.037.4
2019年3月2020.017.9
2020年3月200.028.3
2021年3月200.027.5
2022年3月60200.026.9
2023年3月600.037.2
2024年3月6610.032.7
2025年3月706.139.6
2026年3月8217.158.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥85

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,189人。区分でいちばん多いのは個人・その他95.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.0%を占め、残る96.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他85.284.482.282.282.395.9
自己株式7.89.79.210.713.112.7
事業法人14.015.117.417.517.54.0
証券会社0.30.10.20.10.00.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
金融機関0.40.40.10.00.00.0
外国法人0.10.00.10.20.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01佐藤正10.98
02佐山浄徳8.71
03UHPartners2投資事業有限責任組合無限責任組合員 株式会社UHPartners26.20
04光通信KK投資事業有限責任組合無限責任組合員 光通信株式会社5.88
05平野博美4.92
06神田通信機従業員持株会4.23
07神部雅人3.90
08佐藤久世2.33
09株式会社ナカヨ2.30
10エスアイエル投資事業有限責任組合無限責任組合員 株式会社エスアイエル2.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3155%、1株純資産は14期で+771%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月53191.624.259.9
2014年3月83332.418.538.8
2015年3月−8331
2016年3月5342312.53.620.0
2017年3月1894,4394.49.936.0
2018年3月1884,6214.212.137.4
2019年3月1211,6337.66.317.9
2020年3月811,6654.910.028.3
2021年3月1381,8477.88.627.5
2022年3月2342,11711.95.026.9
2023年3月1612,2187.59.637.2
2024年3月2322,4639.99.732.7
2025年3月1862,6837.314.739.6
2026年3月1632,7756.017.458.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
神部雅人代表取締役社長65102,467
小笠原雅浩常務取締役601,663
森川幸一常務取締役 事業本部長5512,320
神藤善行取締役461,892
杉岡久紀取締役67669
土生哲也取締役611,099
佐々木邦治取締役691,096
田辺正行常勤監査役638,239
大塚有希子監査役60
東志穂監査役51
一政夫東志63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)470401312331
社外取締役4115164
監査役11041414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容724字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社及び連結子会社1社、非連結子会社1社で構成されており、情報通信事業、照明制御事業及び不動産賃貸事業を営んでおります。 当社グループの事業における当社及び子会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 情報通信事業   当社は、建設業法に基づく特定建設業者として、国土交通大臣許可をうけ、電話交換設備、各種ネットワークシステム及びサポートサービスを展開しております。また、三菱電機株式会社の代理店となっており情報機器、ソフトウェアの販売、情報システムの企画・提案・構築及びサポートサービスを展開しております。 連結子会社の日神電子株式会社は、建設業法に基づく特定建設業者として、国土交通大臣許可をうけ、無線関係、映像通信関係、その他電子機器の販売、設計、施工、保守を展開しております。 非連結子会社の日本電話工業株式会社は、通信機器・OA機器の販売・電気通信機器の設備、設計、保守を展開しております。 照明制御事業   当社は、照明制御方式として国際標準規格である「DALI」を採用し、メーカーフリーな照明制御の企画、提案、構築及びサポートサービスを展開しております。また、建物設備(照明・空調など)と、IT機器、クラウドシステムなど様々な通信方式を接続可能となる「マルチゲートウェイ®」も同様に企画からサポートまで展開しており、どちらも「オープン化」をキーワードにお客様のニーズに沿った製品活用を基に、省エネ・省人化等の社会課題解決ソリューションを提供しております。 不動産賃貸事業   当社は、所有不動産を有効活用するため、賃貸事業を営んでおります。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,079字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、以下の3点を経営の基本方針としております。 ① 経営理念に基づいた経営の推進 当社グループは、経営理念として「社会貢献」「改革・成長」「明朗・誠実・協力」の3つを掲げ、この理念に基づいて経営を推進しております。 「社会貢献」については、当社のすべての技術を結集し、ITとOTの技術を融合させた独自のエンジニアリング力を集結し、ネットワークに繋がる全ての機器を制御・最適化することで新たな価値を創出し社会に貢献します。 「改革・成長」については、日頃から、改革・改善に取組み、毎日毎日の創造と絶えざる前進をし、社会の発展に寄与します。現在推進中の中期経営計画においては、この理念を具現化するものとして「旧来ビジネスからの事業構造転換に向けた土台作り」をテーマに掲げ、新規ビジネスの創出や人材等への投資に意欲的に取り組んでおります。 「明朗・誠実・協力」については、明朗・誠実・協力を社是とし、遵法精神の下、良き企業人として活動します。 ② 顧客インフラに対する責任 当社グループの主力ビジネスである情報通信事業は、顧客にとって通信・情報の生命線であるインフラに関わる業務です。顧客の業務プロセスに合致したインフラ構築を行う必要があり、公共性、継続性、安定性の維持が求められる責任の重い仕事です。 また、照明制御事業においても、照明制御設備は、顧客の事業環境に大切なインフラであり、新規事業として取り組んでいるマルチゲートウェイ®に関しては、スマートビルディングにおける社会インフラになり得ると期待をしております。 情報通信事業・照明制御事業共に、当社グループでは、中長期にわたって安全と安心を提供し続けることを使命と捉え、この業務に取組んでおります。 さらに、近年、無線技術の進化やクラウド化の進展等、技術面での高度化が著しく、顧客の既存設備を最大限に活かしたソリューションサービスを提供するためには、当社グループのコアな技術と先端技術を高め続けていく必要があります。 ③ 企業価値及び株主価値の中長期的な向上 「経営理念に基づいた経営の推進」や「顧客インフラに対する責任」を果たしていくためには、ステークホルダーと中長期的な信頼関係を構築することが非常に重要だと認識しております。当社は、上場会社として、資本コストを意識した経営を行うとともに、当社の存在価値を発 揮することを通じて、企業価値及び株主価値を向上させてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、株主の皆様への利益還元を経営の最重要課題の一つと位置づけ、収益性の向上と財務体質の強化を図ってまいります。そのため、ROE(自己資本利益率)とDOE(株主資本配当率)を重要な経営指標と捉え、その向上に努めてまいります。 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、「顧客の事業環境や事業空間を顧客と共に創り、守り、育てる会社」とした経営方針のもと、IT(情報)×OT(制御)の技術を有する企業グループとして、世の中に新しい価値を創出すべく、ネットワークに繋がる全ての機器を制御するエンジニアリング会社となることを目指し、事業に取組んでまいりました。 当社事業への影響としては、地政学リスクの上昇や金融政策に伴う物価高からの原材料の値上げや人件費の上昇で収益性が低くなること、既存事業であるPBX市場がオンプレからクラウド化にシフトしていることにより市場が縮小していること等が外部要因として、また、企業風土の改善や人的資本への投資として従業員の待遇改善や教育を実施しているものの、人材・労働力共に不足している状況が続いていること等が内部要因として課題となっております。そのような中で全体としては人的資本の強化のために、採用ならびに教育等の投資を継続してまいります。 情報通信事業では、利用料ビジネスの拡大や技術者レベルの向上は実施できたものの、業績としては従来型のレガシーPBXの分野が変わらず大部分を占めており、事業構造の転換に課題を残しております。今後は、レガシー分野からのシフトを加速させるため、クラウドサービス等の成長分野への投資を強化するとともに、将来の収益基盤となる新規事業としてAIやセンシング技術等を取り入れた新たなソリューションへの取り組みや、それに伴う技術者のさらなるスキル向上(リスキリングやマルチ化)に向けた人材投資を継続して図ってまいります。 照明制御事業では、DALIの認知が広がり、特に大規模開発物件での採用メリットが出ております。DALI+マルチゲートウェイ®による、他設備連携が容易に可能となり、施主や入居企業主導のDX・IоTソリューションとビル設備を繋げることで、省エネ・省人化・効率化を図れるようになりました。更なる市場・規模の開拓を行うため、規模に合わせたDALI製品の採用や、既設ビルにも採用可能なスモールソリューションの創出に力を入れて、社会課題解決を行うために投資も継続して図って参ります。 (4) 中長期的な経営戦略 当社グループでは、社会の課題解決に向けた以下の取組みを行ってまいります。 ① スマートビルディングの実現に向けたマルチゲートウェイ®活用のアライアンス戦略 「スマートビルディング共創機構」が立ち上がり、ゼネコン・通信事業者・ディベロッパーが社会課題解決を行うべく、ビルOS(※1)の活用を推進しております。 ビルOSへのビル設備データの蓄積と、ビル設備の制御を実行するマルチゲートウェイ®をゼネコン・通信事業者に選定いただいております。概念実証(PoC)を行って参りましたが、実物件への導入が数件出てきており、各社とスマートビルディング普及に向けて、パッケージソリューションの展開を行っております。今後は、既設ビルにも容易に導入できるような「レトロフィット」を目指し、社会課題である省エネ・省人化・多様化の解決に取り組んでまいります。 ※1 ビル設備に関わる様々なデータを収集・蓄積・連携する機能を備えたソフトウェア/ サービスのこと ② 利用料ビジネスの推進 当社は回線コンサルタントとして顧客に寄り添い、電話・ネットワーク回線の見直しと不要回線の整理・削減による管理業務の効率化、さらに「かんだ光」サービスの導入による費用削減を同時にご提案し、お客様の課題を解決します。あわせて、クラウドPBX、セキュリティ対策、マルチゲートウェイ®、福祉向け会員総合情報システム「ここる」等も含め、利用料ビジネスの拡大をさらに推進してまいります。 ③ 事業変革の取り組み PBXがオンプレからクラウド化へ徐々にシフトしていっており、「モノ」売りから「コト」売りへの事業変革を進めております。お客様の多様な課題の解決を追求し、あらゆる設備を一元管理する当社独自のシステム「マルチゲートウェイ®」を活用したソリューションの展開を軸としつつ、さらなる成長に向けた新規事業として取り組み始めたAI等の先端技術を活用したデータ解析ソリューションなど新たな価値創出や、さらにはそれらを担う高度な技術者の育成など人的資本への投資を推進することで、オンプレPBX中心の事業体質の変革を実行してまいります。
事業等のリスク1,846字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 景気変動について 当社グループは、特定の取引先に依存することなく、幅広い顧客からの受注を確保しており、安定した顧客基盤を有しております。しかしながら、景気の動向によっては、設備投資等の抑制が進み、計画されていたプロジェクトが延期・中止となる等、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 主力事業の縮小傾向について 当社グループの主力事業であるPBX市場は、PBXのクラウド化や高速大容量の通信環境の充実により、市場規模が相対的に縮小傾向にあります。一方で、既存設備の継続活用や従前の機能保持ニーズも存在し、一定規模のPBX市場は残っているため、顧客の事業環境を守るとの観点から設備の新設、維持・保守については継続して取組んでまいります。しかしながら、市場縮小傾向が急激に加速し、各企業との契約が大幅に減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 新規事業・先端技術領域への投資について 当社グループは、既存の事業構造からの転換と中長期的な企業価値の向上を図るため、AIやセンシング技術などの先端技術を取り入れた新たなソリューションの開発や、将来の収益基盤となる新規事業の創出に意欲的に取り組んでおります。これらの立ち上げにあたっては、新たなシステムの開発や高度な技術者の育成など、多額の先行投資と経営資源の継続的な投入が必要となります。 しかしながら、これら未開拓の事業領域においては技術革新のスピードが極めて速く、市場ニーズの形成にも高い不確実性を伴います。そのため、想定通りの市場が立ち上がらない場合や、競合他社に対する優位性が確保できない場合など、新規事業を創出するための取り組みそのものが計画通りに進捗しない結果として、投下した資金や経営資源を十分に回収できず、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 照明制御事業について 照明制御事業の拡大を図るべく、マルチゲートウェイ®を活用したスマートビルディング市場の開拓を実施しております。ゼネコン・通信事業者・ディベロッパー・メーカー等が集う「スマートビルディング共創機構」が立ち上がり、「脱炭素化に向けたエネルギー効率化」「人手不足に対するビル管理効率化」「ワークライフスタイルに適応した新たな価値創出」の解決を目指しております。 しかしながら、スマートビルディングが当たり前の世の中になるビジョンが2030年以降と、まだ実装標準化になっていないことが、新たな事業展開に大きな影響を与える可能性があります。 (5) 災害等について 当社グループの展開地域において、地震・台風等の自然災害が発生し、当社グループの支店・営業所及びその他の施設に物理的な損害が生じた場合、並びに取引先や仕入・流通ネットワークに影響を及ぼす何らかの事故等が発生した場合も同様に、当社グループの事業計画や業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報漏洩に関するリスクについて 当社グループは、2009年9月にISMS(情報セキュリティーマネジメントシステム)、2012年1月にはPマーク(プライバシーマーク)の認証を取得し、個人情報の保護には細心の注意を払っております。しかしながら、個人情報保護管理について不適合が生じた場合、当社グループの社会的信用並びに当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 工事契約の履行義務の充足に係る収益認識について 電話交換設備工事、照明制御システム工事等における建設工事の請負契約に係る収益は、履行義務の充足に係る進捗度(見積総原価に対する実際原価の割合)を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。当社グループでは、工事案件ごとに継続的に見積総原価の見直しを行い、適切な原価管理に取組んでおります。 しかしながら、工事着工後の作業内容の変更や機器材料価格又は外注価格の変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,591字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢の堅調な推移や賃金上昇を背景として、個人消費を中心に緩やかな回復の動きが継続しております。一方、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクの高まりによる原材料・エネルギー価格の高騰ならびに物価の上昇等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社グループの中期経営計画『Change & Challenge 80th』(2024年4月~2027年3月)は2年目の計画期間が経過いたしました。当社の存在価値である「顧客の事業活動の生命線となるインフラ(事業環境・空間)を顧客と共に創り、守り、育てる会社」であり続けるため、旧来ビジネスからの事業構造転換に向けた土台作りの3年間と位置づけ、新規ビジネスのメニュー化や人材・事業投資に引き続き取り組んでおります。さらに、変革を支える組織基盤の強化を目指し、会社風土の刷新にも本格的に着手しております。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して3億6百万円増加し、97億92百万円となりました。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して69百万円増加し、34億39百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して2億37百万円増加し、63億53百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における受注高は75億24百万円(前年同期比20.9%増)となり、売上高は67億77百万円(前年同期比5.6%減)、営業利益は4億38百万円(前年同期比29.9%減)、経常利益は5億20百万円(前年同期比26.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億72百万円(前年同期比13.6%減)となりました。 なお、当連結会計年度におけるセグメントの概況は、次のとおりです。 (a) 情報通信事業 24時間365日対応の強みを活かし、従来のネットワークインフラの設計・提案・構築、お客様の問題解決につながるソリューション提案を展開いたしました。 既存事業であるレガシーPBX市場については、底堅いニーズに支えられ、受注高は増加に転じた一方、期初の受注残高が乏しかったこともあり、売上高は減少いたしました。顧客動向としてクラウドサービス等への志向が強まっており、かかるニーズへの対応、また、各種ネットワーク工事の拡大や映像系ソリューションの事業化等、事業ポートフォリオの見直しを進めてまいりました。 新規事業の柱として位置づけております、様々な設備をつなぐソフトウェア[マルチゲートウェイ®]につきましては、積極的な営業展開や技術研究開発への取り組みを通じ、受注・売上の拡大に向けた基盤形成が進んでおりますが、業績への本格的な貢献にはなお一定の期間が必要な状況であります。 また、安定収益の源泉である保守料・利用料の状況については、オンプレミス型PBXの減少に伴い、その保守料が減少する一方、光回線サービス[かんだ光]をはじめとした利用料収入は着実に増加を続けていることから、さらなる収益基盤の強化に向け、セキュリティ強化等のサービスメニューの拡大を図ってまいりました。 利益面では、高騰する材料価格を販売価格へ転嫁する取り組みを引き続き実施したこと、また、本社ビルの移転・建て替え費用が前期と比較して当期は大幅に減少したことによる一般管理費の負担軽減もあったことから、利益率は改善いたしました。 また、中期経営計画に掲げている事業構造転換に向けた人材投資の一環として、給与水準の引き上げ、社員のスキルアップのための社内外教育等を継続して実施してまいりました。 以上の結果、当セグメントの受注高は64億62百万円(前年同期比11.9%増)、売上高は62億26百万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は5億39百万円(前年同期比20.9%増)となりました。 (b) 照明制御事業 DALI制御による照明制御システムの設計・販売・施工を軸として、売上規模の拡大のため、ゼネコン・設計事務所を中心に積極的にビジネスを展開いたしました。新築ビル案件のスマートビル化対応の需要が増えており、大手ゼネコンや通信事業者との協創も進めております。しかしながら、前期においては、複数の大型案件の手持ち工事が順調に進捗した結果、業績を押し上げましたが、これらの工事が前期末までにほぼ完工したことにより、当期における大型案件の売上は大幅に減少いたしました。導入から10年程度が経過した設備の更新時期到来に伴うリプレース工事の増加など、一定の売上を確保できたものの、短納期案件による売上高上積みの取り組みが十分な成果に結びつかなかったことから、売上高は前年同期と比較して大幅に減少いたしました。 利益面では、当セグメントを将来の主力事業へ成長させるべく、体制強化のための人員増強や積極的な開発投資を進めた結果、労務費や経費などの固定費が増加しました。一方、売上が大幅に減少したため、増加した固定費を吸収することができず、利益は前年同期を大きく下回る結果となりました。 以上の結果、当セグメントの受注高は10億1百万円(前年同期比159.4%増)、売上高は4億90百万円(前年同期比35.8%減)、営業損失は99百万円(前年同期は営業利益1億46百万円)となりました。 (c) 不動産賃貸事業 不動産の賃貸を事業としており、当セグメントの受注高は60百万円(前年同期比4.7%減)、売上高は60百万円(前年同期比4.7%減)となりました。一方、所有する賃貸用建物の大規模修繕に伴う費用増加の影響により、営業損失は1百万円(前年同期は営業利益32百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は31憶66百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は6億57百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益5億96百万円、売上債権の減少2億21百万円等の増加要因があった一方、投資有価証券売却益1億29百万円、未払消費税等の減少63百万円等の減少要因があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は2億35百万円となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入2億29百万円、リース投資資産の回収による収入69百万円等の増加要因があった一方、有形固定資産の取得による支出44百万円、無形固定資産の取得による支出26百万円等の減少要因があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は2億26百万円となりました。これは主に配当金の支払額1億57百万円、リース債務の返済による支出68百万円によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループが展開している事業の大部分を占める情報通信事業及び照明制御事業では請負形態をとっているため、生産実績及び販売実績を定義することは困難であります。 よって、記載可能な情報を「経営成績等の状況の概要」における各事業の業績に関連付けて記載しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (a) 財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は97億92百万円となり、前連結会計年度末と比較して3億6百万円増加しました。これは主に、現金預金が6億75百万円増加し、投資有価証券が2億20百万円、受取手形、完成工事未収入金等及び契約資産が1億86百万円減少したこと等によります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は34億39百万円となり、前連結会計年度末と比較して69百万円増加しました。これは主に、支払手形・工事未払金等が1億83百万円増加し、退職給付に係る負債が93百万円、電子記録債務が34百万円減少したこと等によります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は63億53百万円となり、前連結会計年度末と比較して2億37百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が2億13百万円、資本剰余金が16百万円増加したこと等によります。 (b) 経営成績の分析 (売上高) 連結会計年度における売上高は、67億77百万円(前年同期比5.6%減)となり、セグメント別の売上高については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は19億54百万円(前年同期比12.0%減)となりました。売上総利益率は前連結会計年度比2.1ポイント減少し28.8%となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は4億38百万円(前年同期比29.9%減)となりました。セグメント別の営業利益については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における営業外収益は85百万円(前年同期比6.7%減)となり、営業外費用は3百万円(前年同期比34.1%減)となりました。営業利益の減少により、経常利益は前連結会計年度と比較して1億91百万円減少し5億20百万円(前年同期比26.9%減)となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益129百万円を計上した一方、特別損失として計上した解体関連費用が前連結会計年度の115百万円から53百万円へ減少したこと等により、前連結会計年度と比較して58百万円減少し3億72百万円(前年同期比13.6%減)となりました。 (c) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 (中期経営計画の進捗状況等) 当社グループは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画(2024年4月~2027年3月)を策定しており、目標とする経営指標とその進捗状況については次のとおりであります。 <目標とする経営指標> 指 標   2025年3月期   2026年3月期   2027年3月期 売上高   6,400百万円   6,700百万円   7,000百万円 経常利益   450百万円   547百万円   611百万円 ROE(自己資本利益率)   4.9%   8.5%   9.0% <当連結会計年度までの実績> 指 標   2025年3月期   2026年3月期 売上高   7,180百万円   6,777百万円 経常利益   712百万円   520百万円 ROE(自己資本利益率)   7.3%   6.0% 当社グループは、ROEを重要な指標として位置づけております。 (d) 今後の見通し 企業を取り巻く環境は、企業収益や雇用・所得環境の改善による、緩やかな回復基調の継続は期待できるものの、中東情勢の緊迫化をはじめとした地政学リスクの高まりに加えて、米国の政策動向、原材料やエネルギー価格の高騰および物価上昇継続への懸念などにより、依然として先行きは不透明な状況が続くものと予想されます。 当社は、このような環境下、情報通信事業では、レガシーPBXに対する底堅い顧客ニーズへの対応を継続しつつ、クラウドPBXによるサービス提供を強化してまいります。また、様々な設備をつなぐソフトウェア[マルチゲートウェイ®]等のネットワークインフラ構築、映像系ソリューション等の新規事業を推進するとともに、利用料ビジネスへの取り組みも加速してまいります。照明制御事業では、DALI+[マルチゲートウェイ®]により、施主や入居企業主導のDX・IoTソリューションとビル設備を連携し、省エネ・省人化・効率化と快適性を両立する環境を構築、提供してまいります。また、さらなる市場・規模の開拓を行うため、規模に合わせたDALI製品の採用や、既設ビルにも採用可能なスモールソリューションの創出に力を入れ、社会課題解決を行うための投資も継続して図ってまいります。 中期経営計画の最終年度となる次期の見通しにつきましては、売上高は71億00百万円を予定しております。利益面では、会社の持続的な発展を遂げるために必要な企業文化や風土をはじめとする会社変革のための投資、人的資本への投資を継続して見込んでいること等により、営業利益が4億00百万円(前年比8.8%減)、経常利益が4億50百万円(前年比13.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億00百万円(前年比19.5%減)を予定しております。 なお、企業を取り巻く環境が不透明であることから、今後の国内の設備投資動向等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。業績見通しに修正の必要が生じた場合は、速やかに開示いたします。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。 当社グループの資金需要のうち主なものは、サービス提供の為に必要な材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の費用および設備改修等に係る投資であります。 これらの必要資金につきましては、自己資金および短期借入金で賄っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、その作成にあたって適用している重要な会計方針については「第5 経理の状況」に記載しております。また、この連結財務諸表の作成において必要とされる見積りについては、一定の会計基準の範囲内で継続して検証し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際とは異なる結果となることがあります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要と考えるものは以下のとおりであります。 (工事契約の履行義務の充足に係る進捗度の見積りによる収益認識) 当社グループは、工事契約に係る収益について、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識する方法にて算出しております。 工事原価総額は、個々の案件に特有の状況を織り込んだ実行予算を使用しておりますが、工事着工後の作業内容の変更や機器材料価格又は外注価格の変動等に伴い、履行義務の充足に係る進捗度が変動することにより、認識する収益の金額に影響を与える可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の事業計画に基づく課税所得の発生時期及び金額によって見積っており、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。 当該見積りは、将来の不確実な経済状況の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の時期及び金額が見積りと異なった場合、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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