概要
高田工業所は、北九州市八幡西区に本社を置くプラント建設会社である。2026年3月期の連結売上高は581億円、従業員数は1,666人。鉄鋼、化学、石油、ガス、電力、原子力、半導体など多岐にわたる産業設備の設計・製作・据付・配管・電気・計装・保全を手掛け、子会社8社とともに国内・東南アジアで事業を展開する。日揮株式会社と資本業務提携関係にあり、EPC(設計・調達・施工)事業を強化している。
プラント建設・保全とEPCが収益の二本柱
高田工業所グループの事業は、プラント建設・保全とEPC(設計・調達・施工)の2分野が中心である。建設・保全分野では国内化学プラントや石油・天然ガスプラントの定期修理工事、稼働維持に伴う需要を獲得。EPC分野では日揮株式会社との連携を深め、上流工程のF EED(基本設計)から一貫したサービスを提供する体制を整えている。2026年3月期の営業利益は29億円と前年から増加し、売上高581億円のうち大半がこれらプラント事業による。
東南アジアに広がる生産・サービス拠点
同社グループはシンガポール、マレーシア、タイに現地法人を持つ。シンガポール・タカダ・インダストリーズ、スリ・タカダ・インダストリーズ(マレーシア)、キクチ・インダストリー(タイランド)などが、アジア地域でのプラント建設・保全を担う。これにより海外の顧客ニーズに現地対応し、日本のプラント事業と連携したグローバルなサービス網を構築している。
連結子会社8社で構成されるグループ体制
当社グループは高田工業所、高田プラント建設、高田サービス、渡部工業、タカダ・コーポレーション・アジア・リミテッドなど8社の連結子会社で成り立つ。その他の関係会社として日揮株式会社が存在する。各子会社はプラント建設の施工、保全、装置製造など専門分野を分担し、グループ全体で一貫した事業運営を実現している。
売上高500億円前後で推移、2026年3月期は581億円
2012年3月期の売上高は395億円、2026年3月期には581億円と約1.5倍に成長した。経常的な純利益は5~23億円の範囲で変動し、2026年3月期は23億円の過去最高益を記録した。営業利益は同年に29億円と黒字を確保。財務体質の強化と成長投資のバランスを取りながら、安定的な収益基盤を築いている。
業界の中での役割は産業用プラントのEPC(設計・調達・建設)およびメンテナンスサービスを提供するエンジニアリング企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01鉄鋼・非鉄金属主力
鉄鋼プラント向けに、設備の設計、製作、据付、配管、電気計装工事を提供。製鉄所の新設・更新・保全に対応し、稼働率維持に貢献。
- 鉄鋼プラント設備
- 製鉄所向けの各種設備。設計から据付、試運転まで一貫して手掛ける。
02化学・石油・ガス主力
化学プラントや石油精製、ガス処理施設向けに設備設計・建設・保守を提供。安全規制に対応し、安定操業を支援。
- 化学プラント設備
- 化学反応プロセス向けの設備。設計・製作・据付・配管・計装を一体で提供。
03電力・原子力準主力
火力発電所や原子力発電所向けの設備工事・保全サービス。高い安全性・信頼性が要求される分野に対応。
- 発電プラント設備
- 火力・原子力発電所向けのタービン周辺設備、配管、計装工事。
04自動車・エレクトロニクス準主力
自動車工場や電子機器製造向けに、生産設備の設計・据付・メンテナンスを提供。高精度な品質管理に対応。
- 自動車生産設備
- 自動車組立ライン向けの設備設計・据付・配管工事。
- エレクトロニクス製造設備
- 半導体・電子部品製造ライン向けのクリーンルーム設備やユーティリティ設備。
05環境・水処理副次
上下水道処理施設、廃棄物処理場、公害防止設備の設計・建設・維持管理。環境規制の強化に対応したソリューションを提供。
- 水処理設備
- 工業用水・排水処理向けのろ過・沈殿・膜処理などのプラント設備。
- 廃棄物処理設備
- 焼却炉やリサイクル設備など、廃棄物処理関連プラント。
06海外プロジェクト副次
シンガポール、マレーシア、タイなどの子会社を通じて、東南アジアを中心にプラント建設・工事・保全を展開。現地ニーズに対応。
07その他産業その他
通信、新素材、バイオテクノロジー、ガラス、食品、医薬品、物流など多岐にわたる産業向けに、プラント設備の設計・建設・保全を提供。多様な顧客ニーズに対応。
- 産業用プラント設備
- 各種産業向けの生産設備、施設設備、ユーティリティ設備。設計から据付・試運転まで一貫対応。
製品と技術
超音波カッティング装置と枚葉式ウエハ洗浄装置
装置事業において高田工業所は、半導体製造向け生産装置として「超音波カッティング装置」と「枚葉式ウエハ洗浄装置」を開発・製作している。超音波カッティング装置はスマートフォン、ウェアラブル機器のセンサー、車載・エネルギー向けパワーデバイス市場に販路を拡大。枚葉式ウエハ洗浄装置は環境配慮型としてカーボンニュートラルとSDGsへの貢献を掲げる。2026年には光電融合や車載センサー分野の需要に対応すべく、新規市場開拓を進めた。
設備診断ツール「電流情報量診断システム」
保全事業向けに開発された「電流情報量診断システム」は、モーターなどの電気設備の電流波形を分析して劣化や異常を検知する技術である。国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)および経済産業省のスマート保安技術カタログに登録され、新技術として高い評価を得ている。2026年には適用範囲拡大のため新製品「TM-EDGEWARE」を投入し、製品サイト開設や販促部門新設、アライアンス強化を実施。インフラ施設や半導体分野向けのソリューション提供を本格化した。
EPC事業における設計・調達・施工の一貫体制
EPC(Engineering Procurement Construction)事業では、設計・調達・施工を一貫して請け負う。同社は日揮との連携により、FEED(基本設計)から詳細設計、機器調達、現地施工まで上流工程から関与することで付加価値を高めている。対象は化学プラント、石油・天然ガスプラント、半導体関連設備など多岐にわたり、2026年にはEPCキャパシティー向上のためのツール導入も進めた。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
設備エンジニア、収益率低下懸念
高田工業所はプラント設備の設計・施工を手掛ける建設系エンジニアリング会社である。売上高は約523~581億円と安定しているが、営業利益率は3~5%と低く、競争激化や人件費上昇で2026年3月期には3.35%に低下見通し。同業のミライト・ワン(電気通信設備)などと比較ても収益性は見劣りする。案件の大型化や採算管理の改善が課題。財務面は大きな問題はないが、低収益体質からの脱却が必要。
強み
- 長年のプラント工事実績により、高い技術力と信頼を有する
- 産業用プラント需要に支えられ、安定的な売上を確保
- 負債水準が低く、財務基盤は堅実
- 複数業種の顧客を持ち、特定セクター依存が低い
課題
- 営業利益率3~5%と低く、改善が急務
- 建設業界全体で価格競争が激しく、採算が悪化傾向
- 技術者不足で人件費が増加し、収益を圧迫
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が高田工業所
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1981協和日成 | 144億円 | 11.4倍 |
| 2 | 1430ファーストコーポレーション | 138億円 | 6.6倍 |
| 3 | 5079ノバック | 136億円 | 11.4倍 |
| 4 | 1873日本ハウスホールディングス | 129億円 | 9.6倍 |
| 5 | 1450TANAKEN | 128億円 | 8.5倍 |
| 6 | 1966高田工業所 | 127億円 | 10.1倍 |
| 7 | 1897金下建設 | 126億円 | 17.2倍 |
| 8 | 1807佐藤渡辺 | 125億円 | 13.8倍 |
| 9 | 1850南海辰村建設 | 121億円 | 5.8倍 |
| 10 | 1433ベステラ | 118億円 | 15.6倍 |
| 11 | 604Aビーエイブル | 112億円 | 23.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
第5次中期経営計画を策定した2022年
高田工業所は令和4年度(2022年)から令和8年度(2026年)までを実施期間とする第5次中期経営計画を策定した。基本方針として「成長する産業分野での拡大」「既存事業の維持・拡大」に加え、「一人ひとりが新しい仕事・やり方に挑戦し、レベルアップすることで現要員体制での生産・利益の拡大を目指す」という項目を新たに掲げた。SDGsへの取り組み、挑戦をリスペクトする組織変革、設備技術産業の雄への挑戦、新事業領域への挑戦を指針とする。
日揮との資本業務提携を強化した2024年
2024年、同社は資本業務提携先である日揮株式会社との間でEPC運営体制の再構築と強化を進めた。人材交流や共同施工など様々な施策を通じ、両社のプラントエンジニアリング及び保全分野における施工対応力の維持・強化を図った。提携推進委員会による活動で連携を深め、FEED(基本設計)から一貫した付加価値の高いサービス提供体制の構築に取り組んだ。
第三者割当増資で資金調達した2025年
2025年3月26日、高田工業所は第三者割当増資を実施し、調達資金を全社基幹システム(ERP)の本格稼働に充てることを発表した。このシステム導入により、調達・工程管理・要員管理・施工管理などの各管理システムを抜本的に見直し、付加価値・生産性の向上を目指す。加えてEPCキャパシティー向上のためのツール導入も順次進め、中長期的な企業価値向上を図る方針を示した。
DX推進と働き方改革で成果を上げた2026年
2026年、同社のデジタル人材育成プロジェクト「TAKADA DX University」が日本デジタルトランスフォーメーション推進協会主催のPeople Innovation Awards 2026でチャレンジ賞を受賞した。社員が自ら変革を進める人材へ成長する仕組みが評価されたもの。同時に、長時間労働対策ガイドラインを改訂し、完全週休二日制や半日有給休暇制度を導入するなど、働きやすい職場環境の創出を推進した。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
成長産業分野での事業拡大
成長する産業分野での事業拡大と既存事業の維持・拡大を軸に、付加価値・生産性の向上を図り、事業構造変革を推進する。
- 02
現要員体制での生産・利益拡大
一人ひとりが新しい仕事や方法に挑戦し、レベルアップすることで、現在の人員体制のまま生産性と利益を拡大する。
- 03
全社基幹システム(ERP)の導入
第三者割当増資で調達した資金を活用し、全社基幹システム(ERP)を本格稼働させ、調達・工程管理・要員管理・施工管理等の業務プロセスを抜本的に見直し、付加価値と生産性を向上する。
- 04
EPCキャパシティー向上と中長期価値向上
EPCキャパシティー向上に向けた各種ツールを順次導入し、中長期的な企業価値向上を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 11期分
グループ全体で1,666人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は606万円で、10期前と比べて+21.6%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年3月 | — | — | — | 1,851 | — |
| 2017年3月 | — | — | — | 1,817 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,737 | — |
| 2019年3月 | 498 | 41.2 | 17.4 | 1,668 | — |
| 2020年3月 | 498 | 40.9 | 16.9 | 1,672 | — |
| 2021年3月 | 505 | 40.7 | 16.5 | 1,656 | — |
| 2022年3月 | 511 | 40.6 | 16.4 | 1,709 | — |
| 2023年3月 | 544 | 40.5 | 16.2 | 1,726 | — |
| 2024年3月 | 558 | 40.7 | 16.3 | 1,718 | — |
| 2025年3月 | 558 | 41.1 | 16.4 | 1,694 | 171 |
| 2026年3月 | 606 | 41.5 | 16.6 | 1,666 | 108 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 3 / 海外 3) を有報から抽出しています。
- 国内高田プラント建設㈱北九州市 八幡西区議決権100.0%
- 国内高田サービス㈱北九州市 八幡西区議決権100.0%
- 海外スリ・タカダ・インダストリーズ(マレーシア)・エスディエヌ・ビーエッチディマレーシア議決権65.0%
- 海外タカダ・コーポレーション・アジア・リミテッドタイ議決権45.6%
- 海外キクチ・インダストリー(タイランド)・カンパニー・リミ テッド(注)2、4タイ議決権100.0%
- 国内渡部工業㈱北海道 苫小牧市議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は537億円、営業利益は18億円。前期と比べると減収減益で、売上が-7.6%、利益が-37.9%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 557億円 | 537億円 |
| 営業利益 | 17億円 | 18億円 |
| 純利益 | 9億円 | 13億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は142億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.6%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 164 | — | — | 8 |
| 2024年1Q | 137 | 5 | 3.6 | 3 |
| 2024年2Q | 142 | 11 | 7.7 | 8 |
| 2024年3Q | 122 | 6 | 4.9 | 4 |
| 2024年4Q | 122 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 281 | 16 | 5.7 | 11 |
| 2025年4Q | 300 | 13 | 4.3 | 12 |
| 2026年2Q | 254 | 3 | 1.2 | 1 |
| 2026年4Q | 283 | 15 | 5.3 | 12 |
| 2027年1Q | 142 | 5 | 3.5 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年3月期からの15期で、売上は395億円から537億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 395 | — | 10 | — | 5 |
| 2013年3月 | 379 | — | −7 | — | −5 |
| 2014年3月 | 396 | — | 5 | — | 2 |
| 2015年3月 | 476 | — | 18 | — | 9 |
| 2016年3月 | 427 | — | 13 | — | 8 |
| 2017年3月 | 473 | — | 17 | — | 7 |
| 2018年3月 | 454 | — | 12 | — | 6 |
| 2019年3月 | 492 | — | 22 | — | 14 |
| 2020年3月 | 497 | — | 23 | — | 14 |
| 2021年3月 | 478 | — | 22 | — | 11 |
| 2022年3月 | 472 | — | 13 | — | 8 |
| 2023年3月 | 579 | — | 27 | — | 16 |
| 2024年3月 | 523 | — | 24 | — | 17 |
| 2025年3月 | 581 | 29 | 29 | 5.0 | 23 |
| 2026年3月 | 537 | 18 | 17 | 3.4 | 13 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高537億円のうち、営業利益として残るのは18億円で3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金88.6%476億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%43億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%18億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2026年3月期は営業CFが−11億円、投資CFが−18億円で、差し引きのフリーCFは−29億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は45億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 8 | −5 | −11 | 3 | 17 |
| 2013年3月 | 6 | −1 | −4 | 5 | 18 |
| 2014年3月 | −8 | −3 | 7 | −11 | 19 |
| 2015年3月 | 11 | −2 | −9 | 9 | 20 |
| 2016年3月 | 33 | −6 | −21 | 27 | 24 |
| 2017年3月 | −26 | −5 | 32 | −31 | 24 |
| 2018年3月 | 46 | −3 | −44 | 43 | 23 |
| 2019年3月 | 16 | −5 | −9 | 11 | 25 |
| 2020年3月 | 20 | −8 | −11 | 12 | 25 |
| 2021年3月 | 21 | −11 | −10 | 10 | 25 |
| 2022年3月 | 17 | −10 | −3 | 7 | 31 |
| 2023年3月 | −5 | −6 | 19 | −11 | 42 |
| 2024年3月 | 17 | −16 | −6 | 1 | 40 |
| 2025年3月 | −6 | −25 | 40 | −31 | 49 |
| 2026年3月 | −11 | −18 | 23 | −29 | 45 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2026年3月期の総資産は477億円。このうち返さなくてよい自己資本が220億円で、自己資本比率は45.5%(業種中央値55.5%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 253 | 99 | 154 | 39.2 |
| 2013年3月 | 236 | 89 | 147 | 37.9 |
| 2014年3月 | 268 | 94 | 174 | 34.0 |
| 2015年3月 | 300 | 100 | 200 | 32.2 |
| 2016年3月 | 274 | 94 | 180 | 33.0 |
| 2017年3月 | 323 | 99 | 224 | 29.9 |
| 2018年3月 | 279 | 101 | 178 | 35.0 |
| 2019年3月 | 308 | 112 | 196 | 35.5 |
| 2020年3月 | 285 | 116 | 169 | 39.6 |
| 2021年3月 | 310 | 124 | 186 | 39.1 |
| 2022年3月 | 326 | 137 | 189 | 41.3 |
| 2023年3月 | 397 | 161 | 236 | 39.8 |
| 2024年3月 | 376 | 169 | 207 | 44.0 |
| 2025年3月 | 452 | 206 | 246 | 44.9 |
| 2026年3月 | 477 | 220 | 257 | 45.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで140社中44位あたり、逆に低いのはROEで140社中129位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,738で、1年前と比べて+14.0%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.1倍 |
| PER (会社予想) | 14.0倍 |
| PBR | 0.59倍 |
| 配当利回り | 4.03% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価1,710円。前日比-1.10%で反落。25日線(1,742.44円)を-1.9%下回り、75日線(1,720円)も割り込み。1ヶ月で-1.4%と伸び悩み。52週高値2,049円から-16.5%。出来高は総じて低水準で、方向感に欠ける。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが10.0倍と業界平均14.0倍を下回り、PBRも0.58倍と1倍割れで割安。配当利回り4.09%は業界平均3.41%を上回り厚い。ROEは6%と低く、収益性改善が課題。業績は今期増益見込みだが、翌期は減益予想で変動リスクあり。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.1倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 14.0倍 | — |
| PBR | 0.59倍 | 1.55倍 |
| ROE | 6.0% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績は設備投資サイクルに依存し、2026/3期の減収減益予想が弱気派の主な論拠。一方、強気派は2025/3期の増収増益と低PBR・高配当利回りを評価し、老朽化プラント更新需要の追い風を指摘する。
- 低PBR・高配当利回り
PBR0.58倍、配当利回り4.09%と割安感あり。
- 設備更新需要
国内老朽プラントの更新・補修需要が中期的な追い風。
- 利益率改善期待
2025/3期は営業利益率5%と改善し、収益力向上。
- 2025/3期営業利益29億円の増益2025/3期影響中
営業利益率4.99%と前期比改善、業績回復
- PBR0.58倍割安、株主還元余地継続影響中
PBR1倍割れ、配当利回り4.09%が下支え
- ニッチ市場での安定需要不定影響弱
特定産業向け設備工事で継続受注見込む
- 2026/3期減益後の反動期待2027/3期影響中
2026/3期営業利益18億円(前期比-38%)からの反動増
- 業績の不安定性
2026/3期売上は前期比▲7.6%の減収予想。
- ROEの低さ
ROE6%と資本効率が低く、成長性に疑問。
- 競争激化
建設業界全体で人手不足・競争激化が利益率を圧迫。
- 2026/3期営業利益18億円へ減益2026/3期影響強
前期比-38%減益、売上も-7.6%
- 外国人保有率0.98%の極低流動性継続影響弱
需給薄く、大口売りで急落リスク
- ROE6%の低収益性通年影響中
収益性低く、株価上昇には利益成長が必要
- 業績変動大きく下方修正リスク決算発表毎影響中
2025/3期から減益、予測不確実性高い
- 受注高
- 将来の収益の先行指標。設備投資動向を反映。
- 営業利益率
- 収益性改善の進捗を確認する重要指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.03%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 10 | — | 13.8 |
| 2019年3月 | 10 | 0.0 | 4.7 |
| 2020年3月 | 20 | 100.0 | 10.8 |
| 2021年3月 | 10 | −50.0 | 5.3 |
| 2022年3月 | 10 | 0.0 | 8.4 |
| 2023年3月 | 10 | 0.0 | 4.6 |
| 2024年3月 | 50 | 400.0 | 26.0 |
| 2025年3月 | 70 | 40.0 | 20.1 |
| 2026年3月 | 70 | 0.0 | 37.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,355人。区分でいちばん多いのは個人・その他で49.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.6%を占め、残る51.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 55.8 | 55.8 | 49.5 | 49.1 | 38.2 | 49.5 |
| 事業法人 | 18.8 | 26.7 | 26.9 | 29.0 | 52.3 | 42.0 |
| 金融機関 | 16.2 | 12.4 | 13.2 | 13.0 | 6.6 | 6.6 |
| 外国法人 | 5.7 | 3.7 | 4.5 | 4.8 | 1.2 | 1.0 |
| 証券会社 | 3.5 | 1.1 | 5.7 | 4.0 | 1.6 | 0.9 |
| 自己株式 | 10.2 | 10.2 | 10.2 | 12.4 | 0.0 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.3 | 0.2 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日揮株式会社 | 19.99 |
| 02 | 西日本興産株式会社 | 10.70 |
| 03 | UH Partners2投資事業有限責任組合 | 6.48 |
| 04 | 高田工業所社員持株会 | 5.94 |
| 05 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 5.58 |
| 06 | 株式会社UH Partners 3 | 4.87 |
| 07 | 株式会社福岡銀行 | 4.25 |
| 08 | 日本製鉄株式会社 | 3.00 |
| 09 | 佐藤 一孝 | 2.05 |
| 10 | 嶋 陽一 | 1.61 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+147%、1株純資産は15期で+220%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年3月 | 69 | 927 | 5.1 | 4.3 | 16.1 |
| 2013年3月 | −81 | 857 | −5.4 | — | — |
| 2014年3月 | 30 | 880 | 2.6 | 11.6 | 41.4 |
| 2015年3月 | 138 | 968 | 9.7 | 4.9 | 14.9 |
| 2016年3月 | 133 | 934 | 9.0 | 3.6 | — |
| 2017年3月 | 99 | 1,017 | 7.5 | 6.2 | 14.8 |
| 2018年3月 | 89 | 1,125 | 6.1 | 8.2 | 13.8 |
| 2019年3月 | 220 | 1,342 | 13.7 | 2.9 | 4.7 |
| 2020年3月 | 222 | 1,509 | 12.8 | 2.9 | 10.8 |
| 2021年3月 | 164 | 1,724 | 9.0 | 5.4 | 5.3 |
| 2022年3月 | 122 | 1,938 | 6.2 | 5.9 | 8.4 |
| 2023年3月 | 258 | 2,302 | 11.3 | 5.1 | 4.6 |
| 2024年3月 | 264 | 2,618 | 10.3 | 7.4 | 26.0 |
| 2025年3月 | 362 | 2,765 | 12.5 | 4.1 | 20.1 |
| 2026年3月 | 171 | 2,965 | 6.0 | 10.4 | 37.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
15名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額405百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 髙田寿一郎 | 代表取締役 社長 | — | 68,000 |
| 長谷川啓司 | 代表取締役 経営企画部・安全衛生管理部・品質保証部担当 | — | 16,000 |
| 田所弘 | 取締役 コンプライアンス推進室・総務部・人事部・財務部・DX推進部担当 | — | 17,000 |
| 丸山裕 | 取締役 プラント事業本部長 | — | 8,000 |
| 岩本健太郎 | 取締役 営業本部長 東京支店長 | — | 10,000 |
| 仲村公孝 | 取締役 技術統括部・設計技術センター・診断ソリューション部・電気計装部・原子力事業部・装置事業部担当 | — | 8,000 |
| 荒井岳彦 | 取締役 調達部担当 EPC本部長 | — | 5,000 |
| 稲葉和彦 | 取締役 | — | 4,000 |
| 鳥居玲子 | 取締役 | — | — |
| 坂本剛 | 取締役 | — | — |
| 牟田郁二 | 常勤監査役 | — | 7,000 |
| 福田剛 | 常勤監査役 | — | 4,000 |
残りの役員3名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 奥村勝美 | 監査役 | — | 7,000 |
| 林秀之 | 監査役 | — | — |
| 神尾康生 | — | — | 8,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 258 | 18 | 346 | 49 |
| 監査役 | 2 | 36 | — | 36 | 18 |
| 社外取締役 | 5 | 23 | — | 23 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容598字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,239字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,401字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,924字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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