概要
兵庫県姫路市に本社を置くノバック(旧大谷建設)は、1965年創業の総合建設会社である。土木工事と建築工事を二本柱とし、国土交通省や地方自治体発注の公共工事を中心に、民間の共同住宅工事も手掛ける。2025年4月期の売上高は275億円、従業員291名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。元請比率が100%(当社規定5,000万円以上)と高く、監理技術者資格保有率49.1%と業界平均を大きく上回る技術力が特徴である。
公共と民間をカバーする土木・建築の二本柱
ノバックの事業は土木工事と建築工事の二本柱で構成される。土木工事は国土交通省各地方整備局、東京都・姫路市などの地方自治体、高速道路会社から発注される社会インフラ工事が中心である。道路工事、河川工事、ダム工事、シールド工事、上下水道工事など、年間約15件の工事を首都圏・関西圏を中心に全国で受注・施工している。建築工事は民間企業発注の共同住宅(マンション)工事を主とし、学校・福祉施設・庁舎・高速道路サービスエリアなど官公庁発注の建築工事も手掛ける。両セグメントとも元請比率が100%(当社規定5,000万円以上)と業界平均(約60%)を大きく上回り、高品質・高収益の要因となっている。
高い技術者比率が支える品質と利益率
同社の従業員に占める監理技術者資格者証保有者の割合は49.1%(2025年4月末)で、全国平均の約25%を倍近く上回る。この技術者集団による最適な人員配置と施工効率化が品質確保と向上につながっている。2025年4月期のセグメント別営業利益率は土木工事が10.9%、建築工事が△0.9%と差があるが、土木工事の高収益がグループ全体の利益を支える構造である。中期経営計画(2024〜2027年)では2027年4月期に売上高400億円以上、営業利益率8%以上、ROE9%以上を目標に掲げる。
全国に広がる拠点とグループ展開
ノバックの施工拠点は全国に広がる。本社のある姫路に加え、大阪支店・京都支店・名古屋支店・福山(現広島)支店・四国支店・九州支店、そして東京本店・横浜支店を有する。2003年には丸紅建設から土木・建築事業を譲り受け、北海道・東北・新潟・東京・横浜・四国・九州の拠点を一気に拡大したが、北海道支店は2009年、新潟支店は2010年に閉鎖している。子会社としては、1986年に神戸で設立したシンダイ建設(2005年に全株式譲渡)を過去に保有した。2025年2月には株式会社TOMTENの全株式を取得し、連結子会社化している。
業界の中での役割は国土交通省や地方自治体、高速道路会社などを主な発注者とする公共工事のゼネコン。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01官公庁(社会インフラ)主力
国土交通省各地方整備局や地方自治体、高速道路会社が発注する道路・河川・ダム・上下水道などの社会インフラ整備工事を全国で受注。シールド工事やダム建設、災害復旧など大規模・高難度の案件を手掛ける。元請比率100%を維持し、高い技術力を誇る。
元請比率100%と監理技術者資格者証の保有割合の高さ
主要顧客国土交通省、東京都、姫路市、西日本高速道路株式会社
- 道路・橋梁工事
- 高速道路の新設・4車線化に伴う橋梁下部工事や遮音壁工事、耐震補強工事など道路インフラを整備する工事。
- 河川・ダム工事
- 河川の堤防強化や洪水対策のシールド工事、治水・利水・環境保全を目的としたダム建設工事など。
- シールド工事
- シールドマシンを用いて地中にトンネルを構築する工事。下水道・共同溝などのインフラ整備に貢献。
02民間・公共建築準主力
民間企業発注の共同住宅工事を主軸に、学校・福祉施設・庁舎などの公共建築、高速道路サービスエリアなどの特殊建築まで幅広く手掛ける。非住宅分野やリニューアル工事にも積極展開。
- 共同住宅工事
- 民間企業が発注するマンションなどの共同住宅を首都圏・関西圏・中部圏を中心に年間約15件受注・施工。
- 公共建築工事
- 小中高等学校の新設・耐震補強、特別養護老人ホームや庁舎などの公共施設の建築工事。
- 農作物専用貯蔵倉庫建設
- 農協・青果生産業者・食品メーカー向けに、低温貯蔵庫や乾燥貯蔵庫など用途に応じた倉庫を建設。
03不動産賃貸副次
自社保有不動産を法人顧客に賃貸する不動産賃貸事業。
製品と技術
シールド工事とダム工事に代表される土木技術
ノバックの土木工事で中核となる技術に、シールド工事とダム工事がある。シールド工事はシールドマシン(強固な鉄製円筒状の掘削機)を用いて地中にトンネルを構築する工法で、主に共同溝(上下水道・ガス管・電気通信ケーブル等の収容施設)や雨水幹線(洪水対策の排水路)の建設に用いられる。首都圏・関西圏・中部地方で洪水対策事業として多くの実績を持つ。ダム工事は、兵庫県内で治水・利水・環境保全を目的に施工している。他にも高速道路新設や4車線化のための橋梁下部工事、遮音壁工事、耐震補強工事、東北・中国地方での災害復旧工事や堤防強化工事、北海道新幹線のトンネル工事にも取り組んでいる。
マンションから物流倉庫まで多様な建築工事
建築工事では、民間企業発注の共同住宅(マンション)工事が主力であり、年間約15件を首都圏・関西圏・中部圏で受注する。事業主の立ち上げ時から参画し、現地調査・概算見積・コスト低減提案を行うなど、顧客ニーズに応じた対応を強みとする。マンション以外の実績として、西日本最大級の高速道路サービスエリア休憩施設新設工事、小中高等学校の新設・耐震補強工事、特別養護老人ホームなどの高齢者福祉施設、庁舎建替、医療施設、物流倉庫、商業施設、そして農協・青果生産業者・食品メーカー向けの農作物専用貯蔵倉庫の建設など、非住宅分野にも積極的に展開している。リニューアル・改修工事も視野に入れている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 官公庁(社会インフラ)元請比率100%と監理技術者資格者証の保有割合の高さ
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
橋梁補修で中堅、受注回復途上
建設業の中でも橋梁・トンネル等の補修補強工事を主力とする。競合のショーボンドホールディングスが構造物補修で国内首位、ミライト・ワンが通信・電力設備工事で大手に対し、ノバックは中堅規模で地域密着型の案件を中心に展開。2025/4期は減収となったが、2026/4期は売上高354億円と大幅増収計画であり、受注環境の改善が見込まれる。営業利益率は3.27%から5.37%へ改善見通しで、収益力向上を目指す。国内公共投資に依存する傾向が強く、海外比率は低い。
強み
- 橋梁・トンネルなど社会インフラの補修工事で高い技術力を有し、公共工事の需要を取り込む。
- 売上高354億円(前期比28.7%増)と大幅増収を見込み、受注回復が顕著。
- 営業利益率が3.27%→5.37%へ上昇し、収益性改善が見込まれる。
- 老朽化インフラの補修需要は長期的に堅調で、官公庁案件が安定収入源。
課題
- 公共工事の入札動向に業績が左右されやすく、年度毎の受注変動が大きい。
- 海外売上高がなく、国内市場縮小時に成長機会を逃す可能性。
- ショーボンドなど大手が補修市場で強い中、規模とブランド力で劣る。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字がノバック
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1787ナカボーテック | 151億円 | 12.0倍 |
| 2 | 1826佐田建設 | 147億円 | 13.7倍 |
| 3 | 1848富士ピー・エス | 145億円 | 13.8倍 |
| 4 | 1981協和日成 | 144億円 | 11.4倍 |
| 5 | 1430ファーストコーポレーション | 138億円 | 6.6倍 |
| 6 | 5079ノバック | 136億円 | 11.4倍 |
| 7 | 1873日本ハウスホールディングス | 129億円 | 9.6倍 |
| 8 | 1450TANAKEN | 128億円 | 8.5倍 |
| 9 | 1966高田工業所 | 127億円 | 10.1倍 |
| 10 | 1897金下建設 | 126億円 | 17.2倍 |
| 11 | 1807佐藤渡辺 | 125億円 | 13.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
個人住宅用地造成から始まった1965年創業
1965年4月、兵庫県姫路市十二所前町に資本金150万円で大谷建設株式会社を設立した。目的は個人住宅用地造成及び建築、レジャー施設用地造成であった。同年7月には建設業許可(土木・建築)を取得し、1972年3月には一級建築士事務所の登録と大阪営業所(後の大阪支店)の開設を行った。1973年には建設業許可の追加取得(舗装・造園・水道施設)と宅地建物取引業免許を取得し、1974年には建設大臣許可に移行した。創業から10年余りで土木・建築の総合建設会社としての基盤を固めた。
支店網拡大と子会社設立の1980年代〜1990年代
1978年3月に本社を姫路市砥堀へ移転した後、1986年10月には神戸市に子会社シンダイ建設株式会社(資本金2,000万円)を設立した。これは神戸市での小中規模官庁土木工事の受注を図るためであった。1987年10月には現住所(姫路市北条一丁目)へ本社を移転している。1990年9月に福山支店(後の広島支店)、1994年2月に京都営業所(後の京都支店)、1996年5月に名古屋支店を開設し、西日本から中部地方へと営業エリアを拡大した。1997年12月にはISO9002(現ISO9001)認証を取得し、品質管理体制を整えた。
社名変更と全国展開を実現した2000年代の転換期
2003年8月、株式会社ノバックに社名を変更した。翌9月には丸紅建設株式会社から土木及び建築事業の営業譲渡を受け、北海道・東北・新潟・東京・横浜・四国・九州の7拠点を新設した。これにより全国規模の施工体制が整ったが、北海道支店は2009年9月、新潟支店は2010年5月に閉鎖されている。合わせて北海道エリアで建設資材リサイクル事業と除雪事業を引き継いだが、2004年12月には廃止した。2005年10月には子会社シンダイ建設の全株式を譲渡し、非子会社化した。2010年11月にはISO14001認証を取得している。
上場と子会社化で次の成長へ向かう2018年以降
2018年12月、経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定された。2019年3月には国土交通大臣許可に解体工事を追加、同年10月には電気工事を追加し、施工可能分野を拡大している。2022年3月、東京証券取引所市場第二部に上場。翌4月の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行した。上場後初の連結決算となる2025年4月期には、同年2月に株式会社TOMTENの全株式を取得し子会社化。同社との連携による建設需要の新たな開拓と業容拡大を図っている。
年表28件を開く
1960年代
- 1965年4月創業個人住宅用地造成及び建築・レジャー施設用地造成などを目的とし、兵庫県姫路市十二所前町1番地に資本金150万円にて大谷建設株式会社を設立
- 1965年7月建設業兵庫県知事登録(ぬ)第4852号(土木、建築)
1970年代
- 1972年3月一級建築士事務所登録(兵庫県知事登録(ト)第359号)
- 1972年3月大阪営業所(現大阪支店)開設
- 1973年5月建設業兵庫県知事許可(特-48)第6447号(土木、建築、舗装、造園、水道施設)
- 1973年9月宅地建物取引業免許(兵庫県知事(1)第6267号取得)
- 1974年9月建設大臣許可(特-49)第4947号(土木、建築、舗装、造園、水道施設)
- 1978年3月姫路市砥堀90番地に本社移転
1980年代
- 1986年10月神戸市での小中規模の官庁土木工事受注を図るため、子会社のシンダイ建設株式会社を資本金2,000万円にて神戸市に設立
- 1987年10月姫路市北条71番地(現住所:北条一丁目92番地)に本社移転
1990年代
- 1990年9月福山支店(現広島支店)開設
- 1994年2月京都営業所(現京都支店)開設
- 1996年5月名古屋支店開設
- 1997年12月品質管理及び品質保証に関する国際規格ISO9002(現ISO9001)認証取得
2000年代
- 2000年9月建設大臣許可(特-12)第4947号(とび・土工、しゅんせつ)追加取得
- 2003年8月商号変更株式会社ノバックに社名変更
- 2003年9月丸紅建設株式会社から土木及び建築事業に関する営業の譲渡を受け、北海道支店(2009年9月閉鎖)、東北支店、新潟支店(2010年5月閉鎖)、東京本店、横浜支店、四国営業所(現四国支店)、九州支店を開設。北海道エリアで建設資材のリサイクル事業及び除雪事業を引き継ぎ
- 2003年12月国土交通大臣許可(特-15)第4947号(鋼構造物)追加取得
- 2004年12月国土交通大臣許可(特-16)第4947号(管、機械器具設置)追加取得 宅地建物取引業者(国土交通大臣免許第6975号取得)北海道エリアで建設資材のリサイクル事業及び除雪事業を廃止
- 2005年10月M&Aシンダイ建設株式会社の全株式を譲渡し、非子会社化
2010年代
- 2010年11月環境に関する国際規格ISO14001認証取得
- 2018年12月経済産業省「地域未来牽引企業」に選定
- 2019年3月国土交通大臣許可(特-30)第4947号(解体)追加取得
- 2019年10月国土交通大臣許可(特-1)第4947号(電気)追加取得
2020年代
- 2022年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行
- 2025年2月M&A株式会社TOMTENの全株式を取得し、子会社化
- 2025年8月労働安全衛生に関する国際規格ISO45001認証取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/4期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年4月期まで400億円以上
- 営業利益率2027年4月期まで8%以上
- 従業員数2027年4月期まで350人以上
- ROE2027年4月期まで9%以上
- DOE2027年4月期まで3%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
公共・民間の二軸で事業安定化
景気変動の影響が少ない公共工事を軸とする土木工事事業と、民間工事を軸とする建築工事事業の二大セグメントを推進し、事業の安定化を図る。
- 02
中期経営計画の推進と企業価値向上
2024年4月期から2027年4月期を対象とする中期経営計画を策定し、外部・内部環境の変化に対応しながら、企業価値の向上と人的資本経営の推進を図り、持続的な事業成長を目指す。
- 03
DX推進による生産性向上
システム導入やICT技術の活用などDXの推進により、業務・施工の効率化、省力化を図り、生産性を向上させ、労働時間の短縮や働き方改革を進める。
- 04
シナジー創出による業容拡大
連結子会社であるTOM TENとの連携を強化し、建設需要の新たな開拓や業容拡大などシナジー効果の創出に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で302人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は772万円で、4期前と比べて+12.2%。平均年齢は44.2歳、平均勤続年数は15.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年4月 | 688 | 45.2 | 15.4 | 284 | — |
| 2023年4月 | 716 | 44.0 | 15.1 | 288 | — |
| 2024年4月 | 734 | 44.3 | 15.8 | 274 | — |
| 2025年4月 | 750 | 44.4 | 15.7 | 291 | 309 |
| 2026年4月 | 772 | 44.2 | 15.2 | 302 | 629 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年4月期の売上高は354億円、営業利益は19億円。前期と比べると増収増益で、売上が+28.7%、利益が+111.1%。
会社が出している今期の予想2027年4月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 320億円 | 354億円 |
| 営業利益 | 13億円 | 19億円 |
| 純利益 | 8億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥120 | ¥120 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は179億円、営業利益は13億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+23.4%、営業利益は+62.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 81 | 8 | 9.9 | 5 |
| 2023年4Q | 72 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 75 | 1 | 1.3 | 1 |
| 2024年2Q | 88 | 4 | 4.5 | 2 |
| 2024年3Q | 90 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 91 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 130 | 1 | 0.8 | 1 |
| 2025年4Q | 145 | 8 | 5.5 | 5 |
| 2026年2Q | 175 | 6 | 3.4 | 4 |
| 2026年4Q | 179 | 13 | 7.3 | 8 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年4月期からの9期で、売上は297億円から354億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年4月 | 297 | — | 31 | — | 20 |
| 2019年4月 | 306 | — | 27 | — | 18 |
| 2020年4月 | 276 | — | 18 | — | 12 |
| 2021年4月 | 306 | — | 25 | — | 17 |
| 東京証券取引所市場第二部に上場 | |||||
| 2022年4月 | 354 | — | 29 | — | 21 |
| 2023年4月 | 319 | — | 26 | — | 21 |
| 2024年4月 | 344 | — | 7 | — | 3 |
| 株式会社TOMTENの全株式を取得し、子会社化 | |||||
| 2025年4月 | 275 | 9 | 8 | 3.3 | 6 |
| 2026年4月 | 354 | 19 | 17 | 5.4 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年4月期
売上高354億円のうち、営業利益として残るのは19億円で5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.5%317億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.1%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%19億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年4月期は営業CFが−58億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−62億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は46億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年4月 | −92 | −1 | −1 | −93 | 35 |
| 2021年4月 | 57 | −1 | −1 | 56 | 91 |
| 2022年4月 | 9 | 4 | 14 | 13 | 118 |
| 2023年4月 | 51 | −16 | −8 | 35 | 144 |
| 2024年4月 | −100 | −1 | 11 | −101 | 55 |
| 2025年4月 | 43 | −1 | −23 | 42 | 75 |
| 2026年4月 | −58 | −4 | 33 | −62 | 46 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2026年4月期の総資産は321億円。このうち返さなくてよい自己資本が188億円で、自己資本比率は58.4%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4月 | 211 | 95 | 116 | 45.1 |
| 2019年4月 | 228 | 113 | 115 | 49.4 |
| 2020年4月 | 219 | 124 | 95 | 56.5 |
| 2021年4月 | 231 | 140 | 91 | 60.7 |
| 2022年4月 | 290 | 176 | 114 | 60.6 |
| 2023年4月 | 282 | 188 | 94 | 66.7 |
| 2024年4月 | 295 | 184 | 111 | 62.3 |
| 2025年4月 | 260 | 182 | 78 | 70.1 |
| 2026年4月 | 321 | 188 | 134 | 58.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で140社中10位あたり、逆に低いのはROEで140社中120位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,605で、1年前と比べて-2.1%。過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 |
| PER (会社予想) | 17.4倍 |
| PBR | 0.72倍 |
| 配当利回り | 4.61% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+4.7%上昇し、25日線(2540.52円)を約+3%上回る。52週高値(2940円)からは-11%の水準で、建設セクターは堅調。75日線(2559.05円)もほぼ回復し、中期トレンドは上向き。出来高は直近で数千株と低いが、株価は底堅い。RSI61.4で上昇余地を残す。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは11.45倍で同業界平均13.95倍を下回り、PBRは0.74倍と1倍を大きく割り込む。配当利回りは4.59%と平均3.44%を上回るが、ROEは6.4%と低めで、今期予想PERは17.5倍と来期の収益改善が織り込まれていない。売上高は変動が大きく、2025/4期に減少したが2026/4期に回復見込み。割安だが収益力の弱さがリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.4倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 17.4倍 | — |
| PBR | 0.72倍 | 1.55倍 |
| ROE | 6.4% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2025/4期は売上・利益が大きく減少(純利益6億円)したが、2026/4期は大幅な増収増益を見込む。弱気派は公共投資の先行き不透明感と受注変動の大きさを懸念。強気派はインフラ老朽化対策で需要が安定し、回復計画の達成で業績がV字回復すると見る。PBR0.74倍、配当利回り4.59%と割安感があり、業績回復の確度が焦点。
- 業績回復計画
2026/4期は売上354億円、営業利益率5.37%と大幅改善予想。
- インフラ需要
老朽化インフラの更新で交通安全施設の需要は底堅い。
- 割安感
PBR0.74倍、配当利回り4.59%とバリュエーションは魅力的。
- 2026年4月期に営業利益が19億円と倍増2026年4月期影響強
売上高は275→354億円、営業利益は9→19億円へ拡大
- 営業利益率5.37%と前年3.27%から改善2026年4月期影響中
営業利益率3.27%→5.37%へ2.1ポイント改善
- 配当利回り4.59%で下値を支える継続影響弱
配当利回り4.59%は高く、株主選好で下支え
- PBR0.74倍と1倍割れで割安不定影響弱
PBR0.74倍は1倍割れで、増益時にPBR改善の可能性
- 受注の波が大きい
2025/4期の売上は前期比20%減と大きく変動。
- 公共事業依存
政府の公共投資削減や予算遅延に業績が影響されやすい。
- 利益率の低さ
営業利益率5%前後と低く、固定費の変動に弱い。
- 2025年4月期に売上高20%減の実績2025年4月期影響強
売上高は344→275億円(-20.0%)となり、営業利益は9億円に圧縮
- 予想PER17.5倍は実績より高倍率通年影響中
予想PER17.5倍は実績PER11.45倍を約6ポイント上回る
- 営業利益率3.27%と低水準不定影響中
2025年4月期の営業利益率3.27%は売上減で赤字転落の懸念
- ROE6.4%と低く資本効率課題継続影響弱
ROE6.4%はPBR0.74倍の要因で、改善策が乏しい
- 受注高
- 将来の売上を占う先行指標。公共工事の動向を反映
- 売上高成長率
- 計画通りの回復が達成されるか確認
- 営業利益率
- 低採算分野での改善度合いを見る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり120円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.61%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年4月 | 120 | — | 30.1 |
| 2024年4月 | 160 | 33.3 | 286.7 |
| 2025年4月 | 120 | −25.0 | 101.8 |
| 2026年4月 | 120 | 0.0 | 54.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥120
株主
有価証券報告書より
2026年4月期末の株主数は延べ5,802人。区分でいちばん多いのは個人・その他で97.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.0%を占め、残る99.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年4月% | 2023年4月% | 2024年4月% | 2025年4月% | 2026年4月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 97.7 | 97.3 | 96.9 | 97.4 | 97.1 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.5 | 0.9 | 0.8 | 1.1 |
| 事業法人 | 0.7 | 0.8 | 0.6 | 0.5 | 0.9 |
| 自己株式 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 0.9 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.4 | 1.6 | 1.2 | 0.4 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ノバック従業員持株会 | 16.59 |
| 02 | 立花 充 | 5.81 |
| 03 | 大谷 敏博 | 4.07 |
| 04 | 東山 正人 | 2.92 |
| 05 | 山本 博和 | 2.84 |
| 06 | 大谷 博三 | 2.50 |
| 07 | 大谷 敏彦 | 2.31 |
| 08 | 牧野 久 | 2.31 |
| 09 | 中末 浩一 | 2.03 |
| 10 | 齋木 純一郎 | 1.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−48%、1株純資産は9期で+77%。直近期のROEは6.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年4月 | 441 | 2,056 | 24.0 | — | 4.5 |
| 2019年4月 | 393 | 2,438 | 17.5 | — | 5.1 |
| 2020年4月 | 265 | 2,692 | 10.3 | — | 5.7 |
| 2021年4月 | 372 | 3,052 | 13.0 | — | 5.4 |
| 2022年4月 | 454 | 3,411 | 13.3 | 5.3 | 22.0 |
| 2023年4月 | 399 | 3,652 | 11.3 | 6.6 | 30.1 |
| 2024年4月 | 56 | 3,568 | 1.5 | 54.5 | 286.7 |
| 2025年4月 | 111 | 3,532 | 3.2 | 22.4 | 101.8 |
| 2026年4月 | 228 | 3,640 | 6.4 | 11.5 | 54.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/4期の役員報酬は総額178百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 立花充 | 代表取締役 会長 | 69 | 302,500 |
| 大谷敏博 | 代表取締役 社長 | 67 | 211,597 |
| 東山正人 | 専務取締役 工務本部長 | 65 | 151,900 |
| 大野正喜 | 常務取締役 東京本店長 | 67 | 74,250 |
| 原久人 | 取締役 営業本部長 | 59 | 65,700 |
| 中末浩一 | 取締役 管理本部長兼 経理部長 | 62 | 105,800 |
| 笹山淳 | 取締役 | 79 | 300 |
| 友石敏也 | 取締役 | 65 | 200 |
| 林宏和 | 監査役 | 46 | — |
| 沖剛誠 | 常勤監査役 | 59 | — |
| 吉原美由希 | 監査役 | 52 | — |
| 佐藤昌孝 | 取締役 | 65 | — |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 秋元光晴 | 常勤監査役 | 58 | 29,000 |
役員報酬の内訳2026/4期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 84 | 55 | 6 | 146 | 24 |
| 社外取締役 | 5 | 25 | — | — | 25 | 5 |
| 監査役 | 1 | 7 | — | — | 7 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/4期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,889字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,698字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,950字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,633字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2025/05/01-2026/04/30)2026-07-29
- 半期報告書半期報告書-第62期(2025/05/01-2026/04/30)2025-12-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2024/05/01-2025/04/30)2025-07-29
- 半期報告書半期報告書-第61期(2024/05/01-2025/04/30)2024-12-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2023/05/01-2024/04/30)2024-07-30
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第3四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-15
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第2四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-15
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2022/05/01-2023/04/30)2023-07-28
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第3四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-15
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- 四半期報告書四半期報告書-第59期第1四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-14
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