概要
TANAKENは、建設業に属する解体工事専門の企業である。建物の構造物解体を主力とし、それに付随する土木工事や有害物質除去までワンストップで提供する。首都圏を中心に官公庁や民間から受注し、2026年3月期の売上高は148億円、経常利益22億円、従業員110名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
単一セグメントで構成される事業構造
当社の事業セグメントは「解体事業」の単一である。売上の全額が解体工事及び関連工事から生じており、2026年3月期の販売実績は148億円に達する。工事の施工管理と安全管理を自社で行い、実際の施工は協力会社を指導・監督する体制を取る。収益の多くは元請工事から得ており、リピート顧客の維持・拡大を経営の重点課題と位置づけている。
首都圏を核とする営業拠点展開
本社は東京都港区東新橋に置く。かつては埼玉営業所や千葉営業所を有していたが、2017年に埼玉を廃止し千葉を開設、2020年には千葉を閉鎖して大阪営業所を新設した。現在の営業拠点は東京本社と大阪営業所の2か所であり、関西方面への展開を図っている。受注の多くは首都圏の再開発やマンション建て替え案件であり、三井不動産など大手ディベロッパーからの継続的な発注がある。
協力会社とのネットワークが施工力を支える
当社は自ら重機や作業員を抱えず、施工管理に特化する。工事の作業は「TANAKEN安全協力会」に参加する協力会社が担う。同協力会はパートナーシップの強化と安全技術の共有を目的としており、2026年3月期時点で20社以上が加盟する。このネットワークにより、繁忙期でも柔軟な人員確保が可能となり、大型案件の同時施工を支える仕組みが出来ている。
業界の中での役割は建設業界における解体工事の専門施工管理会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01建設(解体工事)主力
建築構造物の解体工事およびそれに付随する土木工事、山留工事、基礎解体工事、杭抜き工事等の施工管理を提供。現況調査から工法提案、設計、施工計画、施工管理、安全管理までワンストップで行い、協力会社を指導監督する。有害物質(アスベスト、PCB、ダイオキシン等)の除去や土壌改良にも対応。
- 建築物解体工事
- 建物構造物の解体とそれに伴う各種工事の施工管理を一括で提供するサービス。
- 有害物質除去・土壌改良工事
- アスベストやPCBなどの有害物質の除去、地下水浄化、土壌改良を関連法令を遵守して実施。
製品と技術
建物解体工事と付帯工事のワンストップ提供
主力は建築構造物の解体工事である。高層ビルから低層住宅まで幅広く対応し、工事に伴う山留め、基礎解体、杭抜きなどの土木工事も自社で管理する。現場ごとに最適な工法を提案し、設計から施工計画、外注手配、近隣対応までを一貫して請け負う。2026年3月期の受注工事高は186億円に達し、うち元請け比率が高いことが収益の安定要因となっている。
有害物質除去と環境改善工事
解体時に発生するアスベスト、PCB、ダイオキシンなどの有害物質の除去・処理工事も提供する。さらに地下水の浄化や土壌改良といった環境改善工事にも取り組む。これらの分野は法規制の強化に伴い需要が増加しており、経営戦略上の重点分野にも位置づけられている。同社は産業廃棄物収集運搬業の許可を埼玉、東京、千葉、神奈川で取得し、関東一円で対応可能な体制を整えている。
施工管理を核とするビジネスモデル
当社は自社で直接施工を行わず、施工管理に特化する。協力会社への指導・監督を通じて品質と安全を確保する方式であり、固定費を抑えながら受注変動に対応できる。現場ごとに「現況調査→工法提案→設計・施工計画→施工管理→完了フォロー」の流れを回し、顧客からの相談を起点とした営業の好循環を形成している。この仕組みがリピート受注の源泉であり、元請工事の維持・拡大につながっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
中堅建設、高い収益性が強み
建設業界において、売上高は約123億円(2025/3期)と小規模ながら、営業利益率18.7%と高い収益性を達成している。同業のエムビーエスやウエストホールディングスと比較しても、利益率で優位にある。特定の分野(例えば道路メンテナンス等)に強みを持つ可能性が高く、高付加価値サービスに特化した戦略が収益性向上に寄与していると推察される。
強み
- 営業利益率18.7%と業界平均を大きく上回る。
- 直近2期で売上高が107→123億円と増加傾向。
- 特定工種に特化し、高い技術力と品質を提供。
- 安定した需要が見込める公共工事やリピート案件。
課題
- 売上高が100億円規模であり、事業基盤が脆弱。
- 建設業界全体で人手不足が深刻化している。
- 公共工事依存の場合、予算の影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字がTANAKEN
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1848富士ピー・エス | 145億円 | 13.8倍 |
| 2 | 1981協和日成 | 144億円 | 11.4倍 |
| 3 | 1430ファーストコーポレーション | 138億円 | 6.6倍 |
| 4 | 5079ノバック | 136億円 | 11.4倍 |
| 5 | 1873日本ハウスホールディングス | 129億円 | 9.6倍 |
| 6 | 1450TANAKEN | 128億円 | 8.5倍 |
| 7 | 1966高田工業所 | 127億円 | 10.1倍 |
| 8 | 1897金下建設 | 126億円 | 17.2倍 |
| 9 | 1807佐藤渡辺 | 125億円 | 13.8倍 |
| 10 | 1850南海辰村建設 | 121億円 | 5.8倍 |
| 11 | 1433ベステラ | 118億円 | 15.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 31件
創業者ののれん分けで設立された1982年
1982年2月、創業者である田中俊昭が勤務先の株式会社中野工務店の業容拡大の一環として、のれん分けのような形で東京都文京区後楽に同一名称の株式会社中野工務店を設立した。同年5月に田中工業株式会社へ商号変更し、6月には東京都知事許可のとび・土工工事業許可を取得した。これが現在のTANAKENの出発点である。設立当初から建設業に特化し、後に解体工事へと事業を絞り込んでいく。
建設許可を拡充した1990年代
1993年7月に本社を港区新橋四丁目へ移転した。1995年には千葉県の産業廃棄物収集運搬業許可を取得し、翌1996年9月に田中建設工業株式会社へ商号を変更する。同年10月には建設大臣許可の建築工事業を追加し、12月には一級建築士事務所を登録した。1998年には土木工事業の許可も取得し、事業範囲を拡大した。これらの許可取得は後の総合解体業者への布石となった。
ISO認証取得と品質管理体制の構築
2002年8月、一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001を取得し、品質管理体制を整えた。2017年9月には同機構からISO14001(環境マネジメント)を取得。2019年12月に認証機関をIntertekに変更し、2020年9月には労働安全衛生の国際規格ISO45001も取得した。3つのISO認証を保有することで、官公庁や大手企業からの受注要件を満たす基盤を固めた。
JASDAQ上場からスタンダード市場へ移行
2018年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場した。上場に先立ち2017年12月に会計監査人設置会社となるなど、内部統制を強化した。2022年4月の市場区分見直しにより、JASDAQからスタンダード市場へ自動的に移行した。上場後は売上高が2018年3月期の79億円から2026年3月期には148億円へと拡大し、成長を加速させた。
社名変更と本社移転でブランド刷新
2023年5月、本社を東京都港区東新橋一丁目へ移転し、就労環境の改善を図った。その後の2025年4月、商号をTANAKEN株式会社に変更した。社名から「建設工業」を外し、解体工事に特化した企業であることを明確にした。この刷新は長期ビジョン「TANAKEN Vision NEXT 10」の一環であり、ブランド価値向上を狙った戦略的な変更である。
年表31件を開く
1980年代
- 1982年2月創業創業者である田中俊昭が、勤務していた株式会社中野工務店の業容拡大の一環として、いわゆるのれん分けのような形で東京都文京区後楽に当社の前身である同一名称の株式会社中野工務店を設立
- 1982年5月商号変更田中工業株式会社に商号変更
- 1982年6月建築業許可(東京都知事許可(般-57)第63851号 とび・土工工事業)を取得
- 1985年1月本社を東京都港区新橋四丁目28番4号へ移転
- 1986年1月埼玉県産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:01101009085号)を取得
- 1987年3月建築業許可(建設大臣許可(般-61)第12050号 とび・土工工事業)を取得
- 1988年6月東京都産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:第13-00-009085号)を取得
1990年代
- 1993年7月本社を東京都港区新橋四丁目27番4号へ移転
- 1995年8月千葉県産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:01200009085号)を取得
- 1995年11月建築業許可(建設大臣許可(特-7)第16351号 とび・土工工事業)を取得
- 1996年9月商号変更田中建設工業株式会社に商号変更
- 1996年10月建築業許可(建設大臣許可(特-8)第16351号 業種追加:建築工事業)を取得
- 1996年12月一級建築士事務所(登録番号:東京都知事登録 第41646号)を登録
- 1998年9月建築業許可(建設大臣許可(般-10)第16351号 業種追加:土木工事業)を取得
2000年代
- 2001年4月本社を東京都港区新橋四丁目24番11号へ移転
- 2002年8月一般財団法人日本品質保証機構よりISO9001(登録番号:JQA-QM8703)を取得
2010年代
- 2015年11月神奈川県産業廃棄物収集運搬業許可(許可番号:01400009085)を取得(県内許可を集約)
- 2016年8月建設業許可(国土交通大臣許可(特-28)第16351号 業種追加:解体工事業)を取得
- 2017年4月埼玉営業所を廃止し、千葉営業所を開設
- 2017年7月建設業許可(国土交通大臣許可(特-29)第16351号 業種追加:塗装工事業・内装仕上工事業)を取得
- 2017年9月一般財団法人日本品質保証機構よりISO14001(登録番号:JQA-EM7362)を取得
- 2017年12月会計監査人設置会社となる
- 2018年12月上場東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)市場へ上場
- 2019年12月ISO9001及びISO14001の認証機関をIntertekに移転
2020年代
- 2020年4月千葉営業所を廃止し、大阪営業所を開設
- 2020年9月IntertekよりISO45001(登録番号:13772)を取得
- 2020年11月建設業許可(国土交通大臣許可(特-2)第16351号 業種:解体工事業、とび・土工工事業、建築工事業、塗装工事業、内装仕上工事業)を更新
- 2020年11月建設業許可(国土交通大臣許可(般-2)第16351号 業種:土木工事業)を更新
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場へ移行
- 2023年5月本社を東京都港区東新橋一丁目9番1号へ移転(現本社所在地)
- 2025年4月商号変更TANAKEN株式会社に商号変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
成長戦略「Secondary Phase」の推進
2026年度から始まる3ヵ年の中期経営計画。TANAKENブランドの価値向上、人財の量的・質的強化、安心安全施工のための体制強化を基本方針とし、各種施策を着実に実施する。
- 02
営業戦略の5本柱
都市再生案件の取り込み、顧客基盤の充実、地下関連工事の受注拡大、環境改善関連工事の受注、人財育成と生産性向上を推進。相談起点の営業サイクルを維持拡大し、リピート顧客と元請工事の拡充を図る。
- 03
人財採用・育成の強化
採用チャネル拡充や採用ブランディングによる採用体制強化、人財マネジメント体制の強化、研修制度の拡充、働き方改革を推進する。
- 04
安心安全施工体制の強化
現場マネジメント研修制度の確立、施工管理者育成、現場ITサポートシステム強化、現場支援体制の強化により安全性向上と生産性向上を図る。
- 05
技術力向上とアライアンス強化
既存工法の安全施工技術開発による競争力強化、安全協力会を通じた協力会社とのパートナーシップ拡充、施工管理を中心としたアライアンス強化を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 8期分
グループ全体で110人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は722万円で、7期前と比べて+22.0%。平均年齢は44.6歳、平均勤続年数は7.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 591 | 46.4 | 6.3 | 75 | — |
| 2020年3月 | 626 | 47.4 | 6.9 | 80 | — |
| 2021年3月 | 657 | 47.0 | 6.5 | 93 | — |
| 2022年3月 | 658 | 46.1 | 6.4 | 107 | — |
| 2023年3月 | 702 | 44.2 | 6.8 | 101 | — |
| 2024年3月 | 660 | 43.7 | 7.1 | 105 | — |
| 2025年3月 | 703 | 44.3 | 7.3 | 102 | 2,255 |
| 2026年3月 | 722 | 44.6 | 7.0 | 110 | 2,000 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は148億円、営業利益は22億円。前期と比べると増収減益で、売上が+20.3%、利益が-4.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 160億円 | 148億円 |
| 営業利益 | 21億円 | 22億円 |
| 純利益 | 14億円 | 15億円 |
| 1株あたり配当 | ¥55 | ¥55 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は40億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+73.9%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 20 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 23 | 3 | 13.0 | 2 |
| 2024年2Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2024年3Q | 31 | 4 | 12.9 | 3 |
| 2024年4Q | 32 | — | — | 5 |
| 2025年2Q | 56 | 11 | 19.6 | 7 |
| 2025年4Q | 67 | 12 | 17.9 | 9 |
| 2026年2Q | 67 | 9 | 13.4 | 6 |
| 2026年4Q | 81 | 13 | 16.0 | 9 |
| 2027年1Q | 40 | 6 | 15.0 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 13期分
2014年9月期からの13期で、売上は36億円から148億円へ4.1倍に増えた。直近期の営業利益率は14.9%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年9月 | 36 | — | 4 | — | 2 |
| 2015年9月 | 40 | — | 9 | — | 5 |
| 2016年9月 | 56 | — | 11 | — | 6 |
| 埼玉営業所を廃止し、千葉営業所を開設 | |||||
| 2017年3月 | 28 | — | 4 | — | 2 |
| 東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)市場へ上場 | |||||
| 2018年3月 | 79 | — | 13 | — | 8 |
| 2019年3月 | 62 | — | 8 | — | 5 |
| 千葉営業所を廃止し、大阪営業所を開設 | |||||
| 2020年3月 | 67 | — | 8 | — | 6 |
| 2021年3月 | 90 | — | 15 | — | 10 |
| 2022年3月 | 98 | — | 14 | — | 10 |
| 2023年3月 | 112 | — | 16 | — | 11 |
| 2024年3月 | 107 | — | 16 | — | 11 |
| TANAKEN株式会社に商号変更 | |||||
| 2025年3月 | 123 | 23 | 23 | 18.7 | 16 |
| 2026年3月 | 148 | 22 | 22 | 14.9 | 15 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高148億円のうち、営業利益として残るのは22億円で14.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の10.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.4%116億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.8%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益14.9%22億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 10期分
2026年3月期は営業CFが−6億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−7億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は28億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1 | −1 | −4 | 0 | 8 |
| 2018年3月 | 5 | 1 | −4 | 6 | 11 |
| 2019年3月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 10 |
| 2020年3月 | 8 | 0 | −3 | 8 | 14 |
| 2021年3月 | 0 | −1 | 1 | −1 | 15 |
| 2022年3月 | 19 | 0 | −6 | 19 | 28 |
| 2023年3月 | −2 | −2 | −3 | −4 | 21 |
| 2024年3月 | 5 | 0 | −3 | 5 | 22 |
| 2025年3月 | 21 | −1 | −3 | 20 | 39 |
| 2026年3月 | −6 | −1 | −5 | −7 | 28 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 13期分
2026年3月期の総資産は122億円。このうち返さなくてよい自己資本が93億円で、自己資本比率は76.6%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2014年9月 | 34 | 16 | 18 | 46.7 |
| 2015年9月 | 45 | 19 | 26 | 42.7 |
| 2016年9月 | 43 | 24 | 19 | 55.4 |
| 2017年3月 | 39 | 20 | 19 | 52.7 |
| 2018年3月 | 47 | 29 | 18 | 61.5 |
| 2019年3月 | 45 | 36 | 9 | 79.7 |
| 2020年3月 | 52 | 39 | 13 | 75.6 |
| 2021年3月 | 70 | 48 | 22 | 68.2 |
| 2022年3月 | 71 | 54 | 17 | 77.1 |
| 2023年3月 | 80 | 62 | 18 | 77.5 |
| 2024年3月 | 91 | 70 | 21 | 76.7 |
| 2025年3月 | 114 | 82 | 32 | 72.2 |
| 2026年3月 | 122 | 93 | 29 | 76.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で140社中9位あたり、逆に低いのは配当利回りで140社中62位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,470で、1年前と比べて+5.8%。過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.5倍 |
| PER (会社予想) | 9.1倍 |
| PBR | 1.39倍 |
| 配当利回り | 3.74% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で株価は5.1%上昇し、25日移動平均線(1422円)を2.1%上回る水準に位置。ただし、8月7日には前日比2.8%下落し1452円となり、52週高値(1870円)からは22%下の圏内。出来高は7月末に12000株と膨らんだ後、直近は3500株と落ち着いており、上値追いの勢いは一服。75日線(1407円)を下支えに、中期的なレンジ相場が継続する可能性が高い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが8.41倍と業界平均の14.08倍を大きく下回り、PBRも1.37倍と平均の1.51倍を下回る。配当利回りは3.79%と平均の3.48%を上回り、ROEも17.1%と高い。割安感はあるが、売上高成長に対して純利益の伸びが鈍く、予想PERも9倍とやや上昇見込みで、配当性向は31.9%と安定しているものの増配余地は限定的とみる。総合的に割安だが、成長の鈍化を考慮し100点とはしない。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.5倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 9.1倍 | — |
| PBR | 1.39倍 | 1.55倍 |
| ROE | 17.1% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
オフィス需要の変化や働き方改革がFM市場に与える影響が論点。強気派は、老朽化する建物の維持需要の増加や、アウトソーシング拡大の流れを追い風と見る。弱気派は、人件費上昇や競争激化による採算悪化を懸念する。また、新型コロナ後のオフィス空室率上昇が需要を減退させる可能性も議論される。
- 需要の安定性
建物管理は必需サービスであり、景気変動の影響を受けにくい。
- 高収益モデル
営業利益率が約15%と高く、コスト管理が徹底している。
- 成長戦略
M&Aや新規受注拡大で売上高が増加傾向にある。
- 2026年3月期売上高148億円と大幅増収決算発表後影響中
売上高は前期比20%増の148億円と高い伸び
- 2025年3月期営業利益率18.7%の高収益通年影響中
営業利益率18.7%、営業利益23億円と収益力が高い
- 予想PER9倍でもなお割安継続影響弱
現在PER8.41倍、予想PER9倍と10倍未満を維持
- 配当利回り3.79%と高い株主還元継続影響弱
配当利回り3.79%と高水準
- 人件費上昇
最低賃金の引き上げで、労働集約型のビジネスはコスト増が避けられない。
- 競争激化
同業他社との価格競争で受注単価が低下する可能性がある。
- オフィス需要の減退
リモートワーク普及でオフィス稼働率が低下し、管理需要が縮小する恐れ。
- 2026年3月期は営業利益22億円と減益決算発表後影響中
営業利益は前期比4%減の22億円、純利益も15億円と6%減
- 営業利益率が18.7%から14.9%へ低下通年影響中
売上高は増えるが利益率は3.8ポイント低下し収益構造が悪化
- 予想PER9倍と現在PERから悪化継続影響弱
予想PER9.0倍は現在の8.41倍から約7%上昇
- 外国人持ち分1.82%と低い継続影響弱
外国人持ち分比率1.82%と低く、海外投資家の需要は限定的
- 契約件数と契約単価
- 受注の拡大と収益性の変化を確認するため。
- 人件費率
- コスト管理の状況と利益率への影響を把握するため。
- 官公庁・民間の構成比
- 需要の安定性と成長性を評価するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり55円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.74%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 20 | — | 31.5 |
| 2021年3月 | 34 | 70.0 | 30.1 |
| 2022年3月 | 37 | 7.4 | 32.8 |
| 2023年3月 | 40 | 9.6 | 32.0 |
| 2024年3月 | 40 | 0.0 | 31.9 |
| 2025年3月 | 55 | 37.5 | 30.4 |
| 2026年3月 | 55 | 0.0 | 31.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥55
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,016人。区分でいちばん多いのは事業法人で66.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.0%を占め、残る32.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 72.8 | 73.4 | 73.2 | 70.5 | 66.8 | 66.2 |
| 個人・その他 | 21.9 | 22.6 | 23.1 | 25.7 | 28.0 | 29.0 |
| 金融機関 | 1.2 | 1.0 | 0.7 | 0.9 | 1.3 | 1.8 |
| 外国法人 | 2.5 | 1.7 | 1.8 | 1.1 | 1.5 | 1.8 |
| 証券会社 | 1.7 | 1.2 | 1.1 | 1.7 | 2.4 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位11者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | スリーハンドレッドホールディングス株式会社 | 59.55 |
| 02 | 富士倉庫運輸株式会社 | 2.56 |
| 03 | 田中 俊昭 | 2.56 |
| 04 | 大栄不動産株式会社 | 1.52 |
| 05 | 吉岡 和利 | 1.32 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.29 |
| 07 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 1.14 |
| 08 | 鈴木 徹 | 1.06 |
| 09 | 田中 俊恒 | 1.02 |
| 10 | 松野 洋子 | 1.02 |
| 11 | 鬼塚 麻紀子 | 1.02 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 13期分
1株利益は13期で−93%、1株純資産は13期で−94%。直近期のROEは17.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年9月 | 2,393 | 16,634 | 15.3 | — | 62.7 |
| 2015年9月 | 4,963 | 20,097 | 27.0 | — | 40.3 |
| 2016年9月 | 6,449 | 24,959 | 28.6 | — | 96.9 |
| 2017年3月 | 58 | 529 | 10.1 | — | 30.0 |
| 2018年3月 | 216 | 728 | 34.0 | — | 29.4 |
| 2019年3月 | 130 | 823 | 16.3 | 9.9 | 30.8 |
| 2020年3月 | 127 | 907 | 14.7 | 11.1 | 31.5 |
| 2021年3月 | 113 | 550 | 22.5 | 11.6 | 30.1 |
| 2022年3月 | 111 | 625 | 18.9 | 8.2 | 32.8 |
| 2023年3月 | 125 | 715 | 18.6 | 10.9 | 32.0 |
| 2024年3月 | 125 | 804 | 16.5 | 8.0 | 31.9 |
| 2025年3月 | 181 | 945 | 20.7 | 7.4 | 30.4 |
| 2026年3月 | 173 | 1,072 | 17.1 | 8.8 | 31.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
18名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中尾安志 | 代表取締役(社長執行役員) | 64 | 36,300 |
| 内田政美 | 取締役(専務執行役員)本社統括兼コーポレート本部長 | 61 | 7,400 |
| 白石憲治 | 取締役(常務執行役員)施工本部長 | 66 | 8,284 |
| 中目隆夫 | 取締役(注)1 | 72 | 2,400 |
| 鈴木和宏 | 取締役(注)1 | 74 | — |
| 安田優 | 監査役(常勤)(注)2 | 75 | 19,800 |
| 矢内訓光 | 監査役(注)2 | 72 | — |
| 中満祐二 | 監査役(注)2 | 68 | 1,100 |
| 織田隆次 | — | 69 | — |
| 神澤繁 | 常務執行役員 | — | — |
| 佐怒賀功 | 常務執行役員 | — | — |
| 山田哲也 | 上席執行役員 | — | — |
残りの役員6名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 松﨑吉憲 | 上席執行役員 | — |
| 河原年宏 | 執行役員 | — |
| 鬼塚勝 | 執行役員 | — |
| 鈴木正毅 | 執行役員 | — |
| 飯塚貴之 | 執行役員 | — |
| 田中学 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 84 | 11 | 95 | 32 |
| 社外取締役 | 5 | 27 | 1 | 29 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容570字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,256字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,746字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,221字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 四半期報告書四半期報告書-第42期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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