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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

モスフードサービス

MOS FOOD SERVICES,INC.8153 · Prime · 卸売業

ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を中核とする外食企業。国内FC展開に加え、台湾など海外にも進出。サブブランドや農業・衛生事業も展開。

概要

モスフードサービスは、1972年に東京都新宿区で創業したハンバーガーチェーン運営企業である。主力ブランド「モスバーガー」を日本国内で約1,310店舗、海外では台湾、シンガポール、香港、タイ、韓国、フィリピンに展開する。2026年3月期の連結売上高は1,027億円、営業利益65億円、純利益45億円で、中期経営計画では2027年度に売上高1,080億円を目標とする。

国内モスバーガー事業が売上の約9割を占める

当社の主力は「モスバーガー」ブランドによるフランチャイズチェーンである。2026年3月期末の国内店舗数は1,310店(前年比8店減)。既存店売上高は前年比109.0%、客数106.3%、客単価102.5%と全てで増加した。商品開発では「価格のグラデーション化戦略」を掲げ、幅広い価格帯の商品を投入。地域限定商品や「和ごころエンジョイ」キャンペーンにより差別化を図る。食材のパティ・バンズ・ポテトはグループ会社の紅梅食品工業やタミー食品工業が製造し、アグリ事業では6つの農業生産法人を通じてトマトやレタスを生産する。

海外事業は6カ国で展開、台湾が最大

海外事業は1991年の台湾進出を皮切りに、現在は6カ国・地域でモスバーガーを運営する。台湾では安心食品服務(持分法適用関連会社)が多数の店舗を展開し、魔術食品工業が現地でパティ・ソース類を製造。シンガポール、香港、タイ、韓国、フィリピンにはそれぞれ現地法人があり、2020年にはフィリピンに1号店を開店した。海外事業の中期方針は既存国の収益力改善とブランディング強化で、台湾新工場の稼働によりグローバル食材供給ネットワークを構築する。

新規飲食事業で多角的に展開

モスバーガーとは別の業態として、紅茶とワッフルのカフェ「マザーリーフ」、和風旬菜料理のレストラン「あえん」、高級ライン「モスプレミアム」などを運営する。2025年度より「MOS50」「Stand by Mos」「mosh」を新規飲食事業に移管し、各ブランドの育成を促進する。中期計画では既存業態のブラッシュアップに加え、時代に対応した新業態開発や紅茶事業の外部卸強化を掲げる。

その他事業でチェーン全体を支援

衛生事業では子会社エム・エイチ・エスが衛生検査や関連商品の販売を行い、グループ全体の衛生管理を徹底する。金融業ではモスクレジットがFC加盟店への事業資金貸付や保険代理を手掛け、レンタル業ではPOSレジスターや看板を提供。さらに特例子会社モスシャインは障害者雇用を推進し、グループ内アウトソーシング事業を担う。これらの事業は中核の飲食事業を支える役割を果たす。

2026年3月期の業績と中期目標

2026年3月期の連結業績は、売上高1,027億73百万円(前期比6.8%増)、営業利益65億61百万円(同25.6%増)、経常利益71億7百万円(同27.6%増)、純利益45億87百万円(同45.6%増)と増収増益。全社的な販管費抑制や在庫回転率向上によるコスト削減が寄与した。中期経営計画(2025-2027年度)では、2027年度に売上高1,080億円、営業利益63億円、営業利益率5.8%、ROE6.6%を目標とする。

業界の中での役割はフランチャイズ方式によるハンバーガーチェーンの運営企業(外食産業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,028億円
営業利益
66億円
営業利益率
6.4%
純利益
46億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内モスバーガー事業主力

日本国内で「モスバーガー」等のブランドをフランチャイズ展開。ハンバーガー、ライスバーガー、サイドメニュー等を提供。食品製造(パティ・ソース等)やアグリ事業(トマト・レタス等の生産)もグループ内で行い、バリューチェーンを統合。

主な製品・サービス3
モスバーガー
主力のハンバーガーチェーン。テリヤキバーガー等の独自商品で差別化。FC店舗を中心に全国展開。
パティ・バンズ・ポテト等の食材
グループ会社(紅梅食品工業、タミー食品工業)が製造するハンバーガー用食材。品質と安全性を確保。
包装資材
カップ、パッケージ等の包装材。店舗運営に必要な資材をグループ内で供給。

02海外事業準主力

台湾(安心食品服務)、シンガポール、香港、タイ、韓国、フィリピン等で「モスバーガー」を展開。現地法人を通じてフランチャイズまたは直営で運営。食品製造子会社もあり、現地での食材供給を担う。

主な製品・サービス1
モスバーガー(海外)
現地の嗜好に合わせたメニューも展開するハンバーガーチェーン。

03新規飲食事業副次

「マザーリーフ」(紅茶・ワッフル等の喫茶)、「あえん」(和風旬菜料理のレストラン)、「モスプレミアム」等のブランドを展開。モスバーガーとは異なる業態で新たな需要を開拓。

主な製品・サービス2
マザーリーフ
紅茶とワッフルを中心としたカフェチェーン。
あえん
和風旬菜料理を提供するレストラン。

04その他の事業副次

衛生事業(衛生検査・関連商品販売)、金融業(FC加盟店への貸付・保険代理)、レンタル業(POS・看板)、グループ内アウトソーシング事業を展開。中核事業を支援。

主な製品・サービス3
衛生検査・衛生関連商品
ハンバーガー等の衛生検査サービスや衛生用品の販売。
事業資金貸付・保険代理
FC加盟店向けの事業資金貸付、生命保険・損害保険の代理業。
POSレジスター・看板レンタル
店舗運営に必要な機器や備品のレンタル。

製品と技術

テリヤキバーガーに代表される差異化メニュー

モスバーガーの特徴は、日本の食文化を反映した独自のバーガーにある。「テリヤキバーガー」は和風テリヤキソースを使用した看板商品で、発売以来ロングセラーとなっている。季節ごとに「新とびきりシリーズ」(国産牛100%パティ使用)や「海老カツバーガー」、「月見フォカッチャ」などを投入。2025年度は「モスタコスバーガー」「黒毛和牛の肉盛りバーガー」などのプレミアム商品も発売した。地域限定商品では「淡路島産たまねぎバーガー」や「金沢カレーカツバーガー」など、各地の食材を活かしたメニューを展開する。

ライスバーガー:ご飯を使った和風バーガー

モスバーガーはパンの代わりにご飯を使用した「ライスバーガー」をいち早く導入した。これは米食文化に根ざした商品で、和風テリヤキチキンや焼肉など、ご飯に合う具材を組み合わせる。現在でも定番メニューの一つとして位置づけられ、日本人の嗜好に合わせた差異化の象徴となっている。

グループ内製造で品質を支える食材供給

ハンバーガーのパティやソース類は、子会社の紅梅食品工業とタミー食品工業が製造。パティは国産牛100%のものもあり、品質とトレーサビリティを確保する。バンズやポテト、包装資材もグループ内で調達し、バリューチェーンを統合。海外では台湾の魔術食品工業が現地向けのパティ・ソースを生産し、フィリピンではモスサプライ・フィリピンが食材供給を担う。

アグリ事業による野菜の自社生産

2006年から農業生産法人への資本参加を開始し、現在は国内6つのファーム(熊本、むかわ、すずなり、マルミツ、信州、千葉)がトマト、レタス等を生産。これにより、レタスの一部を自社調達し、品質管理と安定供給を実現している。アグリ事業はCSRの一環でもあり、地元農業との連携も図っている。

新業態:マザーリーフとあえん

新規飲食事業の柱として、「マザーリーフ」は紅茶とワッフルを主力とするカフェチェーンで、スリランカ産茶葉を使用した紅茶が特徴。「あえん」は和風旬菜料理を提供するレストランで、健康的な和食メニューで女性客を中心に支持を得ている。これらのブランドはモスバーガーと異なる客層を開拓し、グループ全体のポートフォリオを拡大する役割を果たす。

デジタル技術と店舗オペレーション革新

2025年度は「非対面受注」の拡大として全店に「お席で注文」システムを導入。フルセルフレジやドライブスルーのデジタルサイネージも推進する。さらにAI音声認識を活用した自動注文システムの実証実験を開始し、人手不足対策と顧客利便性向上を図る。これらの技術投資は、中長期的な競争力強化の一環である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

モスバーガー運営、安定成長

モスフードサービスは、ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営する外食企業である。業界内では、既存店売上高の回復と新規出店により安定した成長を続けており、2026年3月期には売上高1,028億円、営業利益率6.42%と収益性の向上が見込まれる。同業のリョーサン菱洋ホールディングスやイメージ ワンと比較しても、食品卸売ではなく直営店主体のビジネスモデルが特徴である。内需依存度が高く、海外展開は限定的ながら、国内でのブランド力と品質重視の戦略が強みとなっている。

強み

  • モスバーガーは国内ハンバーガー市場で高い認知度と支持を得ている。品質重視のメニューが差別化要因。
  • 既存店ベースの売上回復と新規出店により、売上高が増加傾向。2026/3期に営業利益率6.42%を見込む。
  • フランチャイズではなく直営店比率が高く、品質管理とサービス水準の維持が容易。
  • 季節限定商品やヘルシー志向のメニュー開発に強みがあり、顧客のリピート率向上に貢献。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内市場の縮小や競争激化の影響を受けやすい。
  • 牛肉・野菜などの原材料価格上昇が収益を圧迫するリスクがある。
  • 外食業界全体で人手不足が深刻化しており、人件費増加とサービスの質維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がモスフードサービス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17630壱番屋1,754億円68.3倍
23087ドトール・日レスホールディングス1,548億円19.9倍
38276平和堂1,386億円14.2倍
43543コメダホールディングス1,351億円
52004昭和産業1,262億円11.7倍
68153モスフードサービス1,247億円26.2倍
72281プリマハム1,243億円27.0倍
82109DM三井製糖1,186億円29.7倍
97611ハイデイ日高1,173億円23.5倍
108237松屋1,097億円49.1倍
119887松屋フーズホールディングス1,061億円26.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

実験店から始まった1972年の創業

1972年3月、東京都板橋区成増に実験店をオープン。同年6月にモスバーガー1号店「成増店」を開業し、7月に東京都新宿区で「ハンバーガーの製造販売及び販売指導」を目的として株式会社モス・フード・サービスを設立した。創業当初から「日本生まれ、日本の味を大切にする」方針を掲げ、手作りのおいしさと真心のサービスをモットーとした。

フランチャイズ方式で拡大し47都道府県へ

1973年11月、フランチャイズ1号店となる「新瑞店」(愛知県)をオープン。以後FCチェーンを急速に拡大し、1986年6月には健軍店(熊本県)と彦根大藪店(滋賀県)の開店により、外食産業初の全47都道府県出店を達成した。この間、1977年にモスサプライ(現エム・エイチ・エス)、1978年にモスクレジットを設立し、グループの支援機能を整備した。

上場と商号変更、台湾進出

1984年6月、商号を株式会社モスフードサービスに変更。1985年11月に株式を店頭公開し、1988年3月に東京証券取引所市場第二部に上場した。1991年2月には台湾に海外1号店「新生南路店」をオープンし、本格的な国際展開を開始。1993年にはシンガポールに進出、1996年9月には東証第一部に指定替えとなった。

農業法人への資本参加と6つのファーム

2006年2月、農業生産法人サングレイス(現モスファーム・サングレイス)に資本参加し、食材の安定調達と品質管理を強化。その後2013年から2017年にかけて、熊本、むかわ(北海道)、すずなり(静岡)、マルミツ(熊本)、信州(長野)、千葉の各ファームを設立。これによりトマト・レタス等の原材料を自社グループで生産する体制を構築した。

香港、タイ、韓国、フィリピンへ拡大

2006年10月に香港、2007年3月にタイに1号店を開店。2012年2月には韓国・チャムシルロッテ店をオープンした。2020年2月にはフィリピン・ロビンソンガレリア店を開店し、東南アジアへのプレゼンスを拡大。海外事業は現地法人による運営を基本とし、台湾では魔術食品工業が食材製造を担う。

新規飲食事業の拡充と特例子会社設立

2008年2月、ダスキンと資本・業務提携を締結し、新業態開発を加速。2017年4月に特例子会社モスシャインを設立し、障害者雇用を推進(2018年4月に認定取得)。2022年4月の東証市場区分見直しによりプライム市場に移行。新規飲食事業では「マザーリーフ」「あえん」などのブランドを育成し、モスバーガーとは異なる客層の獲得を目指す。

2025年度の中期経営計画と構造改革

2025年5月、中期経営計画(2025-2027年度)を発表。スローガン「アントレプレナーシップ&イノベーション」の下、2030年に「世界が注目する外食のアジアオンリーワン企業」を目指す。国内モスバーガー事業では「価格のグラデーション化戦略」を継続し、海外事業では収益力改善に注力。2026年3月期の既存店売上高は前期比109.0%と好調で、全社的なコスト削減も進む。

年表33件を開く

1970年代

  • 1972年7月創業当社は1972年7月に東京都新宿区で設立され、「日本生まれ、日本の味を大切にする」ハンバーガー専門店「モスバーガー」を、手作りのおいしさと真心と笑顔のサービスをモットーに、フランチャイズ方式の店舗を拡大してまいりました。企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。
  • 1972年3月東京都板橋区成増に実験店オープン
  • 1972年6月モスバーガー1号店「成増店」(東京都)オープン
  • 1972年7月創業東京都新宿区に「ハンバーガーの製造販売及び販売指導」を事業目的として株式会社モス・フード・サービスを設立
  • 1973年11月フランチャイズ1号店「新瑞店」(愛知県)オープン
  • 1977年12月創業株式会社モスサプライ(現・株式会社エム・エイチ・エス)を設立
  • 1978年6月創業株式会社モスクレジットを設立

1980年代

  • 1984年6月商号を「株式会社モスフードサービス」と変更
  • 1985年11月株式を店頭売買銘柄として社団法人日本証券業協会に登録
  • 1986年6月健軍店(熊本県)、彦根大藪店(滋賀県)のオープンにより、外食産業初の全47都道府県出店を達成
  • 1988年3月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場

1990年代

  • 1991年2月台湾におけるモスバーガー1号店「新生南路店」オープン
  • 1993年5月シンガポールにおけるモスバーガー1号店「イセタンスコッツ店」オープン
  • 1996年9月東京証券取引所市場第二部より同市場第一部へ指定替え

2000年代

  • 2005年4月創業株式会社モスフードサービス北関東(東京都)を設立
  • 2005年4月創業株式会社モスフードサービス南関東(東京都)を設立
  • 2006年2月農業生産法人(現・農地所有適格法人、以下同様)株式会社サングレイス(現・株式会社モスファーム・サングレイス)に資本参加
  • 2006年10月香港におけるモスバーガー1号店「APN店」オープン
  • 2007年3月タイ王国におけるモスバーガー1号店「セントラルワールドプラザ店」オープン
  • 2007年9月本社を東京都品川区に移転
  • 2008年2月株式会社ダスキンと資本・業務提携契約を締結
  • 2008年10月M&A株式会社モスフードサービス北関東と株式会社モスフードサービス南関東が合併し、株式会社モスフードサービス東日本に商号変更

2010年代

  • 2012年2月大韓民国におけるモスバーガー1号店「チャムシルロッテ店」オープン
  • 2012年11月商号変更株式会社モスフードサービス東日本を株式会社モスストアカンパニーに商号変更
  • 2013年4月創業農業生産法人として2例目の株式会社モスファーム熊本(関係会社)を設立
  • 2014年3月創業農業生産法人株式会社モス・サンファームむかわ(現・株式会社モスファームむかわ)(関係会社)を設立(北海道)
  • 2014年4月創業農業生産法人株式会社モスファームすずなり(関係会社)を設立(静岡県)
  • 2015年4月創業農業生産法人株式会社モスファームマルミツ(関係会社)を設立(熊本県)農業生産法人株式会社モスファーム信州(関係会社)を設立(長野県)
  • 2017年4月創業株式会社モスシャインを設立
  • 2017年7月創業農地所有適格法人株式会社モスファーム千葉(関係会社)を設立(千葉県)
  • 2018年4月株式会社モスシャインが「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく「特例子会社」の認定を取得

2020年代

  • 2020年2月フィリピンにおけるモスバーガー1号店「ロビンソンガレリア店」オープン
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年度まで1,080億円
  • 営業利益2027年度まで63億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2027年度まで38億円
  • 営業利益率2027年度まで5.8%
  • ROE2027年度まで6.6%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内モスバーガーの既存店基盤強化

    消費の二極化に対応した価格グラデーション戦略の推進、モスの価値を体現する高付加価値商品の開発、デジタル化による顧客利便性向上、フランチャイズチェーンを活用した地域密着活動、中長期視点での出店・リロケーション、店舗改装、スクラップアンドビルドの機動的実施に取り組む。加えてマーチャンダイジング事業(EC、物販)を拡大し、「MOS BURGER」から「MOS」ブランドへの進化を図る。

  2. 02

    海外事業の収益力改善と基盤再構築

    前中期経営計画からの構造改革を継続し、BtoC事業では既存国の課題解決を優先、店舗収益化とブランディング強化を進める。BtoB事業では台湾新工場稼働によりグローバルな食材供給ネットワークを構築、グループ内の生産・供給機能を強化する。マネジメント体制の強化も図る。

  3. 03

    新規飲食事業の育成

    既存業態のブラッシュアップによるブランドイメージ向上、時代に対応した新業態の開発、スリランカとの関係強化による紅茶事業の育成、外部への卸事業強化に取り組み、グループの次代を担う成長事業へ育てる。

  4. 04

    衛生事業の領域拡大

    検査技術能力の向上とモスグループ内の衛生管理徹底に加え、これまで培った衛生ノウハウを活かし、新たな外部チャネルの獲得と事業領域の開拓を進める。

  5. 05

    人的資本経営と戦略的投資

    「モスの心」の浸透と人材モデルに基づく育成計画を実践。ジョブ型要素の導入や働く環境整備を進め、経営戦略と人材戦略を連動させる。投資戦略では3ヶ年総額約222億円を予定し、成長性・収益性に基づく集中投資、M&Aや事業提携にも取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,323人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は688万円で、9期前と比べて+6.7%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は14.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,335
2018年3月1,372
2019年3月64541.916.21,384
2020年3月64242.016.31,351
2021年3月63142.316.71,377
2022年3月66042.216.01,370
2023年3月63742.516.11,399
2024年3月63541.915.01,410
2025年3月66541.714.61,362382
2026年3月68841.614.31,323499

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 7 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
フランチャイジー(加盟店)向け 貸与資産3,910百万円
国内モスバー ガー事業
店舗他 — シンガポール共和国1,743百万円
海外事業
店舗他 — 香港1,705百万円
海外事業
成増店(東京都板橋区)他1,043百万円
国内モスバー ガー事業
本部 — 東京都品川区642百万円
各事業及び 全社管理業務
工場・物流センター他 — 台湾540百万円
海外事業
あえん自由が丘店(東京都目黒区)他180百万円
新規飲食事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱エム・エイチ・エス
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱モスクレジット(注)2
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱モスストアカンパニー(注)3、5
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱モスシャイン
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 海外
    モスフード・シンガポール社(注)3
    シンガポール共和国
    議決権100.0%
  • 海外
    魔術食品工業(股) (注)3
    台湾
    議決権85.0%
  • 海外
    モスフード香港社(注)4
    香港
    議決権100.0%
  • 海外
    モスサプライ・フィリピン社(注)4
    フィリピン共和国
    議決権60.0%
  • 国内
    紅梅食品工業㈱
    東京都練馬区
    議決権22.2%
  • 国内
    タミー食品工業㈱
    東京都西東京市
    議決権23.1%
  • 海外
    安心食品服務(股)
    台湾
    議決権25.0%
  • 国内
    モスバーガーコリア社
    大韓民国
    議決権46.4%
残りのグループ会社2社を開く
  • モスバーガー・タイランド社タイ王国26%
  • モスバーガー・フィリピン社フィリピン共和国35%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,028億円営業利益66億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.9%、利益が+26.9%。

売上高
+6.9%
1,028億円
営業利益
+26.9%
66億円
純利益
+43.8%
46億円
営業利益率
6.4%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,100億円1,028億円
営業利益58億円66億円
純利益36億円46億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は246億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.3%、営業利益は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q209−12
2024年1Q221104.57
2024年2Q240145.88
2024年3Q245114.516
2024年4Q225−5
2025年2Q476275.718
2025年4Q486255.114
2026年2Q508407.928
2026年4Q520265.018
2027年1Q24683.36

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は624億円から1,028億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は7期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
農業生産法人として2例目の株式会社モスファーム熊本(関係会社)を設立
2013年3月6242115
農業生産法人株式会社モス・サンファームむかわ(現・株式会社モスファームむかわ)(関係会社)を設立(北海道)
2014年3月6532417
農業生産法人株式会社モスファームマルミツ(関係会社)を設立(熊本県)農業生産法人株式会社モスファーム信州(関係会社)を設立(長野県)
2015年3月663157
2016年3月7114023
株式会社モスシャインを設立
2017年3月7094931
2018年3月7143924
2019年3月6637−9
2020年3月690124
2021年3月7201410
2022年3月7843634
2023年3月8514−3
2024年3月9314426
2025年3月96252565.432
2026年3月1,02866716.446

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,028億円のうち、営業利益として残るのは66億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.5%550億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.1%412億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%66億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.2pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
8.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが92億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは60億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は277億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月400−940105
2014年3月46−36−1010106
2015年3月41−49−9−890
2016年3月51−35−101695
2017年3月54−4678110
2018年3月51−34−1717110
2019年3月8−222−1498
2020年3月57−4−2553121
2021年3月440−2744137
2022年3月104−8−3896197
2023年3月14−306−16190
2024年3月102−21−3981232
2025年3月73−16−3757253
2026年3月92−32−3560277

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は873億円。このうち返さなくてよい自己資本が596億円で、自己資本比率は67.6%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月50439810678.8
2014年3月53241411877.5
2015年3月55342412976.5
2016年3月57743813975.8
2017年3月61646115574.6
2018年3月61848013877.3
2019年3月60645515174.8
2020年3月64345119269.8
2021年3月64845319569.6
2022年3月69648621069.4
2023年3月74548126464.3
2024年3月79752127665.0
2025年3月80654326367.1
2026年3月87359627767.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
277億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
321億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
41億円
在庫として抱えている分
負債合計
277億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中51位あたり、逆に低いのは配当利回り284社中276位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.9%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,895で、1年前と比べて-0.5%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥3,895-0.9%1ヶ月+4.0%1年-0.5%時価総額1,247億円
過去52週の値幅
安値¥3,420高値¥4,430

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)26.2倍
PER (会社予想)33.4倍
PBR2.06倍
配当利回り0.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に4055円まで上昇しましたが、その後は下落に転じ、8月5日には3670円まで値を下げました。8月20日には3895円まで回復し、25日線(3805.8円)を約2.3%上回っています。ただし、200日線(4001.48円)は下回っており、長期トレンドは上値が重い状況です。RSIは40.83と中立より弱く、52週高値4430円からは約12%下、52週安値3420円からは約14%上に位置します。出来高は8月10日に192300株と膨らみましたが、その後は減少しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PER26.18倍は業界平均17.93倍を上回り、予想PER33.4倍とさらに上昇見込みで割高感が強い。PBR2.06倍は平均1.23倍を大きく上回り、ROE8.1%と良好だが、株価が収益力を織り込み過ぎ。配当利回り0.87%は平均2.94%を大幅に下回り、株主還元は乏しい。ただし業績は増収増益で、営業利益率も6.42%と改善。成長性を評価しても現在のバリュエーションは割高で、配当利回りの低さが投資妙味を減じている。

指標この会社業種平均
PER (実績)26.2倍17.9倍
PER (予想)33.4倍
PBR2.06倍1.24倍
ROE8.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、店舗拡大と収益性向上のバランス。強気派は、2026年3月期の増収増益予想や、独自メニューによる競争優位性を評価。また、外食需要の回復やインバウンド需要に期待する。一方、弱気派は、競合のマクドナルドとの価格競争で客数が伸び悩む懸念や、原材料費・人件費の上昇による利益率の悪化を指摘。さらに、出店コストの増加で投資回収に時間がかかるとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 増収増益の見通し

    2026年3月期は売上高1028億円、営業利益率6.42%と着実な成長予想。

  • ブランドと差別化

    テリヤキバーガー等の独自メニューで、競合と異なるポジションを確立。

  • 需要回復への期待

    外食業界の回復により、客数と客単価の上昇が見込める。

  • 2026/3期売上高1028億円へ増収、1000億円突破2026/3期影響

    売上高962億円→1028億円、前期比+6.9%増収。

  • 営業利益66億円へ前期比+26.9%増益2026/3期影響

    営業利益52億円→66億円、営業利益率5.41%→6.42%。

  • 純利益46億円と3期連続増益2026/3期影響

    純利益26→32→46億円と拡大、最終利益も増益基調。

  • ROE8.1%とPBR2.04倍に見合う収益性継続影響

    ROE8.1%で、利益成長が続けばPBR2.04倍の正当化が可能。

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    マクドナルドなどとの価格競争が激しく、客数の伸びが鈍る恐れ。

  • コスト上昇の懸念

    原材料費や人件費の高騰が利益を圧迫する可能性がある。

  • 過去の赤字実績

    2023年3月期に純損失を計上しており、収益の不安定さが残る。

  • 予想PER33倍と割高な評価継続影響

    実績PER25.95倍に対し予想PER33倍、市場が過度な成長を期待。

  • 配当利回り0.88%と低水準通年影響

    配当利回り0.88%は相対的に低く、株主還元が弱い。

  • 株価が1年で-2.97%と下落継続影響

    業績は好調も株価が振るわず、需給は冴えない。

  • 来期以降の増益率鈍化リスク2027年〜2028年影響

    2026/3期の純利益46億円は前期比+44%増で、翌期は高基数の反動減の可能性。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の稼働状況とブランド力を測る重要な指標。
客単価
メニュー構成や価格戦略の効果を見る。
出店数と閉店数
今後の成長性と投資効率を判断するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+13.3%いまの株価に対する利回りは0.87%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
0.87%
いまの株価に対して
配当性向
25.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2634.3
2018年3月287.740.0
2019年3月280.0
2020年3月280.0277.2
2021年3月22−21.4
2022年3月2827.336.7
2023年3月280.0818.7
2024年3月280.024.3
2025年3月307.130.6
2026年3月3413.325.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ51,399人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.1%を占め、残る66.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他49.154.155.655.456.655.7
事業法人23.923.722.020.519.118.7
金融機関16.514.815.916.117.614.4
外国法人8.76.35.26.56.110.3
自己株式2.42.42.32.32.22.1
証券会社1.71.11.21.50.60.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社8.42
02紅梅食品工業株式会社4.37
03株式会社ダスキン4.11
04株式会社ニットー3.79
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.78
06山崎製パン株式会社2.24
07株式会社日本カストディ銀行1.65
08JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.13
09モスフードサービス協力会社持株会1.00
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+201%、1株純資産は14期で+49%。直近期のROEは8.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月491,2873.939.639.0
2014年3月571,3384.336.734.4
2015年3月221,3721.6116.8113.5
2016年3月741,4185.339.747.7
2017年3月991,4916.832.834.3
2018年3月771,5505.141.040.0
2019年3月−291,469−2.0
2020年3月121,4570.8211.7277.2
2021年3月321,4642.2100.5
2022年3月1111,5677.326.136.7
2023年3月−101,552−0.7818.7
2024年3月831,6805.241.024.3
2025年3月1021,7526.035.930.6
2026年3月1491,9148.128.525.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額208百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中村栄輔取締役社長(代表取締役)6814,000
福島竜平取締役常務執行役員 リスク・コンプライアンス室担当6321,000
太田恒有取締役上席執行役員 グロース事業本部長544,000
笠井洸取締役上席執行役員 FC事業本部長 兼 ストアイノベーション室担当446,000
安藤芳德取締役上席執行役員 商品本部長641,000
瀧深淳取締役上席執行役員 台湾サポート担当633,000
中山勇取締役68
小田原加奈取締役61
小山薫堂取締役62
村瀨孝子71
平林篤取締役上席執行役員 国際本部長531,000
工藤環取締役上席執行役員 衛生事業部長 兼 株式会社エム・エイチ・エス 代表取締役社長531,000
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
臼井司常勤監査役656,000
平山美夫常勤監査役60
藤野雅史監査役52
松村卓治監査役56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6483614324
社外取締役5377
監査役22814

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,629字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、㈱モスフードサービス(当社)及び子会社9社、関連会社12社により構成されており、主にフランチャイズシステムによる飲食店の展開を事業としております。事業は大きく主に国内で「モスバーガー」等の商標を使用した飲食店を展開する「国内モスバーガー事業」、主に海外で「モスバーガー」等の商標を使用した飲食店を展開する「海外事業」、「マザーリーフ」「あえん」「モスプレミアム」等の商標を使用した飲食店を展開する「新規飲食事業」、これらの飲食事業を衛生業、金融業、保険業等で支援する「その他の事業」に分けることができます。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの名称及び区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 事業内容と当社及び関係会社等の当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 セグメントの名称   主要製品   主要な会社 国内モスバーガー事業 「モスバーガー」等の運営   ハンバーガー、ライスバーガー、モスチキン、スープ、ドリンク等及びパティ、バンズ、ポテト等の食材並びにカップ、パッケージ等の包装資材   [国内]㈱モスフードサービス㈱モスストアカンパニー 食品製造、食材販売事業   パティ、ソース類等   [国内]紅梅食品工業㈱、タミー食品工業㈱ アグリ事業   トマト、レタス等   [国内]㈱モスファーム熊本、㈱モスファームむかわ、㈱モスファームすずなり、㈱モスファームマルミツ、㈱モスファーム信州、㈱モスファーム千葉 海外事業 「モスバーガー」等の運営   ハンバーガー、ライスバーガー、モスチキン、スープ、ドリンク等及びパティ、バンズ、ポテト等の食材並びにカップ、パッケージ等の包装資材   [台湾]   安心食品服務(股)[シンガポール]   モスフード・シンガポール社[香港]   モスフード香港社[タイ]   モスバーガー・タイランド社[韓国]   モスバーガーコリア社[フィリピン]   モスバーガー・フィリピン社 食品製造、食品販売事業   パティ、ソース類等   [台湾]   魔術食品工業(股)[フィリピン]   モスサプライ・フィリピン社 新規飲食事業 喫茶   紅茶、ワッフル、パスタ、スイーツ等   [国内]㈱モスフードサービス レストラン   和風旬菜料理   [国内]㈱モスフードサービス その他の事業 衛生事業   ハンバーガー等の衛生検査、衛生関連商品の販売   [国内]㈱エム・エイチ・エス 金銭貸付業、保険代理業、レンタル業   フランチャイジー(加盟店)への事業資金貸付、生命保険・損害保険の代理、POSレジスター、看板等のレンタル   [国内]㈱モスクレジット グループ内アウトソーシング事業   グループ内アウトソーシング事業   [国内]㈱モスシャイン 以上の企業集団等について事業系統図を図示すると次のとおりであります。 子会社及び関連会社の連結の範囲は、次のとおりであります。 子会社   関連会社 ㈱エム・エイチ・エス   ※紅梅食品工業㈱ ㈱モスクレジット   ※タミー食品工業㈱ ㈱モスストアカンパニー   ※安心食品服務(股) ㈱モスシャイン   ※モスバーガーコリア社 モスフード・シンガポール社   ※モスバーガー・タイランド社 魔術食品工業(股)   ※モスバーガー・フィリピン社 モスフード香港社   ㈱モスファーム熊本 モスサプライ・フィリピン社   ㈱モスファームむかわ ㈱モスファームすずなり ㈱モスファームマルミツ ㈱モスファーム信州 他 非連結子会社1社   ㈱モスファーム千葉 計9社   計12社 (注) ※印は持分法適用会社であります。
経営方針・対処すべき課題3,749字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営理念 当社グループは、理念体系「モスの心」のもと、「食を通じて、世界中の人を幸せにすること。」を私たちの使命と位置づけ、「おいしさ、安全、健康」にこだわった商品を「真心と笑顔のサービス」とともに提供することに取り組んでおります。同時に、「どうせ仕事をするなら、感謝される仕事をしよう。」を全ての活動の基になる考え方として掲げ、お客様、そして株主の皆様の信頼と期待にお応えするように努めております。これらの実現に向けて、商品開発、店作り、サービスの一層の充実、新業態の開発などによるチェーン基盤の強化と、当社グループならではの独自性の確立に向け、努力を続けております。 (2) 経営環境、中長期的な会社の経営戦略 雇用・所得環境の緩やかな改善やインバウンド需要によって、国内の外食需要は底堅く推移しました。一方で、原材料・エネルギー価格の高止まりや人手不足の深刻化、人件費の上昇など、依然として予断を許さない事業環境が続いています。このような環境の中、当社は2025年5月に中期経営計画(2025-2027年度)を発表しました。スローガンに「アントレプレナーシップ&イノベーション」を掲げ、2030年のありたい姿である「世界が注目する外食のアジアオンリーワン企業」の実現に向け、初年度の各施策に懸命に取り組みました。 なお、中東情勢の影響が懸念される一部資材につきましては、手元在庫を十分に確保しており、今後の業績に関して重要な影響はないものと判断しております。 主力の国内モスバーガー事業では、消費の二極化に対応する「価格のグラデーション化戦略」が奏功し、幅広い層のお客様の獲得につながったことで、全店売上高、既存店売上高、客数・客単価のすべてで前年度を上回る成績を残すことができました。あわせて、全社的な販管費の抑制、在庫回転率の向上による保管費の抑制、輸送の効率化など、多角的なコスト抑制にも継続して取り組みました。 ①  中期経営方針 当社グループは、創業当時から50年以上に渡り理念体系「モスの心」が持つ価値観が全従業員に共有され、浸透しております。この度、「私たちの基本方針」に込められた私たちが大切にする精神を、商品やサービスを通じて世界のお客様にお伝えしていくため、中期経営計画(2025-2027年度)を策定いたしました。 中長期のモスグループのありたい姿として、『「心のやすらぎ」「ほのぼのとした暖かさ」を、世界の人々に』を実現し、世界が注目する外食のアジアオンリーワン企業になる、を掲げました。 その実現に向け、主力事業である国内モスバーガー事業、海外事業については、1店舗あたりの収益性を高めることに取り組んでまいります。また、マーチャンダイジング事業、新規飲食事業、衛生事業については、主力事業に次ぐ新たな事業の柱として育成してまいります。 ②  中期経営目標 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)は売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益、営業利益率、ROEであります。当該KPIを採用した理由は、投資家が当社グループの経営方針・経営戦略等を理解するうえで重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。 2027年度 連結財務数値 売上高   1,080億円 営業利益   63億円 親会社株主に帰属する当期純利益   38億円 営業利益率   5.8% ROE   6.6% (注)上記KPIについては有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 ③  セグメントごとの中期計画 <国内モスバーガー事業> 中期方針としては、モスの提供価値を実現することと、既存店の基盤強化を掲げております。既存店の成長に向けた取り組みとして、選択した市場において優位性が発揮できるマーケティングの展開や、モスの価値を体現する商品を開発し、お客様の期待に応える商品を展開してまいります。また、お客様を起点にしたデジタル化を進め利便性向上に努めるほか、当社の強みであるフランチャイズチェーンの基盤を活用した地域密着活動にも取り組んでまいります。さらに、将来に向けた拠点を確保するために、中長期視点での出店・リロケーションを進めていくほか、店舗価値向上のための改装や、商圏の変化に対応したスクラップアンドビルドも機動的に実施してまいります。そのほか、マーチャンダイジング事業では、ECビジネスを確立させマーケット拡大による新規顧客の獲得と、他社の仕組みを活用した新たなチャネルを開拓し、販路を拡大してまいります。 <海外事業> 中期方針としては、前中期経営計画からの構造改革を引き続き進めていくことと、収益力の改善を掲げております。具体的な取り組みとして、BtoC事業では、既存国の課題解決を優先し、店舗収益化の実現とブランディング強化を図ってまいります。また、BtoB事業では、今回、台湾に新工場を稼働させることで、グローバルで最適な食材供給ネットワークを構築し、グループ及び関係企業への生産・供給機能を強化いたします。さらに、これらの事業を支えるマネジメント体制も強化してまいります。 <新規飲食事業> 新規飲食事業では、既存業態をブラッシュアップして、ブランドイメージを向上させていくほか、時代に対応した新たな業態開発にも取り組んでまいります。さらに、紅茶茶葉の産地であるスリランカとの関係性を強化するほか、外部への卸事業を強化し、紅茶事業を育成してまいります。 <その他の事業(主に衛生事業)> 衛生事業では、引き続き、検査技術能力を向上させ、モスグループ内の衛生管理を徹底していくほか、これまで培ってきた衛生ノウハウをもとに、新たな外部チャネルの獲得と、事業領域を開拓してまいります。 <全社横断テーマ> グループ全体では、人的資本経営を通して自社の課題を解決し、未来のための適切な投資を実施してまいります。人事戦略として、グループ共通の価値観、理念である「モスの心」の浸透と、「モスの心」を中心とした人材モデルに基づく育成計画を策定し、実践してまいります。具体的には、経営戦略と人材戦略を連動していくほか、ジョブ型要素の導入、働く環境の整備などに取り組んでまいります。投資戦略として、3ヶ年の投資額は総額約222億円を予定しております。投資・撤退基準を再整備し、成長性や収益性に基づいて集中的な投資を行っていくほか、中長期的な利益成長を実現するためM&A案件や事業提携に取り組んでまいります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 不安定な国際情勢による景気減速リスクや個人消費の先行き不透明感に加え、原材料・エネルギー価格の高止まり、為替変動による調達費用の増大など、依然として予断を許さない事業環境が続いております。厳しい経営環境下ではありますが、お客様の生活様式の変化に対応しつつ、ブランド価値及び業績のさらなる向上を目指し、以下の取り組みを実施してまいります。 ①  国内モスバーガー事業(マーチャンダイジング事業を含む) 中期方針として、既存店の基盤強化を掲げております。独自の強みを活かしたマーケティングの展開や、モスの価値を体現する高付加価値商品の開発により、お客様の期待に応える商品を展開してまいります。また、お客様を起点にしたデジタル化を進め、利便性向上に努めるほか、当社の強みであるフランチャイズチェーンの基盤を活用した地域密着活動を推進してまいります。さらに、ECや物販等のマーチャンダイジング事業を拡大し、店舗以外でもモスブランドに触れる機会を創出することで、「MOS BURGER」から「MOS」ブランドへの進化を図ってまいります。 ②  海外事業 中期方針として、事業基盤の再構築と収益力の改善を掲げております。日本の食文化を大切にした定番商品に加え、現地の嗜好を取り入れたローカライズ商品の販売や、地域に根差した店舗展開を進め、日本発の外食チェーンとしてモスブランドの定着を図ってまいります。さらに、商圏の変化及びお客様のニーズの変化を捉えたマーケティングと個店ごとの販売力強化、リブランディングに取り組んでまいります。 ③  新規飲食事業 各業態の運営力を磨き上げるとともに、収益源の多様化に向けた新たなビジネスモデルの構築を進め、グループの次代を担う成長事業へと育てるべく取り組んでまいります。 ④  SDGsの推進 理念体系「モスの心」に基づき、事業活動を通じて社会課題の解決と価値創造に取り組みます。環境負荷の低減や地域社会への貢献を通じ、当社の基本方針である「心のやすらぎ」と「ほのぼのとした暖かさ」を世界の人々に広げていくことを目指します。
事業等のリスク8,490字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクとそのマネジメント体制等については、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) リスクマネジメント体制 ① 背景と基本的考え方 大規模自然災害の増加や国際的な政治情勢の変化、世界的な原材料・エネルギー価格の高騰等、当社グループを取り巻く事業環境の不確実性(リスク)は増大しており、当社ではリスクマネジメントの重要性はますます高まっているものと認識しております。 当社グループは、リスクマネジメントについて、これを資本・リスク・収益のバランスを取りながら、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図る一連の経営管理プロセスと位置付けており、リスクを損失や脅威(マイナスの面)として捉えるだけでなく、その機会の面(プラスの面)にも着目し、損失の回避・低減を図りつつ、リターンの最大化を追求してまいります。 ② 取締役会によるリスクマネジメント 取締役会は、内部統制システムの整備及び運用の監督並びに緊急時(重大なコンプライアンス違反、重大な食品事故、甚大な被害が生じた災害等)の危機対応を行います。 また、重要な投融資、新規事業投資等については、取締役社長及び役付執行役員並びに執行役員で構成する経営会議の下に設置した管理部門確認会及びスクリーニング会議において、事前に資本・リスク・収益のバランスに関する分析を行ったうえで取締役会に付議する体制を構築しており、これによって財務リスクのマネジメントを行っております。具体的には、取締役会の付議書には、資本コストと比較した投資額とその回収期間、想定されるリスクとその対処方法を明記することになっており、取締役会はリスク選好とリスク許容度(許容可能なリスクの特定とその水準)を明確にしたうえで付議議案を決裁することにより経営リスク及び戦略リスクのマネジメントを行っております。なお、経営企画部門は、取締役会、経営会議、その他重要会議の事務局として、それぞれの会議が適正に運用されるよう起案すべき議案が漏れていないか、その経営判断に必要な資料、データ等が揃っているか等を確認しております。 ③ 委員会によるリスクマネジメント オペレーショナルリスク、クライシスのマネジメント及びコンプライアンス体制の推進等に関しては、リスク・コンプライアンス委員会を、ディスクロージャーの信頼性リスク(財務報告リスク)のマネジメントに関しては内部統制委員会を設置し、両委員会で緊密に連携しながらこれらについて全社横断的に対応しております。 リスク・コンプライアンス委員会は、取締役社長を最高責任者、担当取締役を統括責任者とし、主要リスクを主管する各部門の部門長及び子会社の社長を委員に、リスク情報を管理している部門の部門長をオブザーバーに加え、リスクマネジメント部門の部門長を委員長として構成しております。内部統制委員会は、財務報告において実務的役割を担う部署の責任者を委員に、内部監査部門の部門長を委員長として構成しております。また、内部監査部門は、独立的かつ客観的な立場から内部監査を行うため、取締役社長直轄の独立部門として組織されております。 なお、2025年4月から、両委員会の連携をさらに緊密にするため、リスク・コンプライアンス委員会の統括責任者がオブザーバーとして内部統制委員会に参加しております。 (2) 主要リスク・重大リスクの評価プロセスとマネジメントサイクル ① 定義 当社は、当社グループの「事業に影響を及ぼす可能性があるリスク」を「主要リスク」と定義し、各事業の抱える多様なリスクを網羅的に把握・特定したうえで、リスク・コンプライアンス委員会が一連のサイクルを循環させることによって、継続的な改善活動を展開しております。主要リスクのうち「全社的に優先対応すべきリスク」を「重大リスク」と定義し、リスクマネジメント部門を中心に部門横断的に対策を実施し、当社グループ全体で重大リスクのマネジメントを推進しております。 ② リスク評価プロセス リスク・コンプライアンス委員会は、中期経営計画の策定サイクルに合わせて主要リスクを主管する各部門の部門長等にリスク調査票を配布し、部門長は新たなリスクや既存のリスクの大きさと変化がある場合はその変化量を報告しております。これにより把握・特定されたリスクについて、リスク・コンプライアンス委員会内のリスク評価会議においてその影響度と発生可能性に関して協議し、リスクの大きさを決定しております。リスクの影響度については、定量的な評価(売上・資産の減少、損害賠償等の経済的損失)と定性的な評価(社会的評価、ブランドイメージの毀損等)の両面からアプローチして評価を行っております。 リスクマネジメント部門は、主要リスクに対し、顕在化のスピード、そのリスクを主管する部門で取られている対策の有効性についての評価も加えた総合的なリスク評価によってこれを絞り込み、取締役社長と担当取締役との協議により順位付けを行ったうえで今期の重大リスクを決定しております。 影響度(a)   発生可能性   顕在化のスピード   対策の有効性 定量評価   定性評価       評価結果 (ア)   (イ)   (ウ) 売上・資産の損失額   損害賠償額(違約金・補償金等含む)   ブランド評価企業イメージ毀損   (ア)~(ウ)の最大値(a)   (b)   (c)   (d)   最大値(a)×(b)×(c)×(d) ③ リスクマネジメントサイクル リスク・コンプライアンス委員会の委員長は、各リスクの対応に関する基本方針と年間の活動スケジュールを「コンプライアンス・リスクマネジメント推進プログラム」(以下、「推進プログラム」という)として取締役会に報告しております。 取締役会は、主要リスクについてダウンサイドだけではなくアップサイドの面にも着目し、グループの成長戦略に反映しております。 リスクマネジメント部門及び主要リスクを主管する各部門は、上記の推進プログラムに基づいてリスク対応を行い、その実施状況について四半期に1回リスク・コンプライアンス委員会に報告し、同委員会では必要に応じリスク対応の変更、施策の追加等について協議し、その結果を当該部門にフィードバックしております。 月次の活動として、リスク対応の実施状況、モニタリングの結果及びフォローアップの状況について、取締役会に報告しております。 (3) 内部監査部門、監査役との連携 内部監査部門はリスク評価プロセスの検証を行います。具体的には、部門の谷間に落ちて評価の対象となっていないリスクがないか、相互に作用しあう関連する複数のリスクを合わせて評価しているか、対策が部門間のリスク移転になっていないか、固有リスクに対し残余リスクが低く見積もられていないか(対策の有効性が高く評価されすぎていないか)等の視点で、リスクの特定、分析、評価、絞り込みの各プロセス全般を検証しております。また、内部監査部門は、リスクアプローチの考え方を取り入れ、リスク・コンプライアンス委員会によるリスク評価や三様監査ミーティングで共有した監査結果、内部監査で得たリスク情報等に基づき年間の監査計画を策定しております。 監査役との連携については、常勤監査役2名はリスク・コンプライアンス委員会及び内部統制委員会に出席し、独立社外監査役2名はその知識、経験、能力に応じて分担してそれぞれがどちらかの委員会に出席して、必要に応じ意見を述べております。また、監査役会では、重大リスクと監査役監査における主な検討事項との整合性を確認しております。 (4) 当社グループの主要リスクは以下のとおりであります。 分類   リスク項目   内 容 主 要 リ ス ク   重大リスク   食品事故リスク   危険異物の混入、食中毒の発生、工場等での食品事故により店舗に対し食材を供給できない等 店舗マネジメントリスク   設備に起因する事故、交通事故、お客様及び従業員の個人情報漏えい、その他店舗における事件・事故、トラブル、法令・条例違反、マニュアル・内規違反、店舗が集中している地域での自然災害の発生等 人事労務リスク   労働基準法等の法令・条例違反、ハラスメント、就業規程・社内ルールからの逸脱、人手不足、メンタル疾患、人的損失の発生、業務品質の低下、生産性の低下等 法令違反リスク   経営者や社員による不正行為、法令・条例違反、食品衛生法をはじめとする食品衛生関連のほか、環境関連・設備関連・労働関連等の様々な法規制等が変更又は強化された場合の対応等 サプライチェーンリスク   自然災害やパンデミック、政治的不安や地域紛争、原材料や部品の価格高騰や欠品、当社グループや取引先に対するサイバー攻撃やシステム障害等によって、食包材や消耗品・厨房機器・家具・看板等を加盟店に計画どおりに供給できない等 情報セキュリティリスク   サイバー攻撃による被害や不測の事件・事故による個人情報や機密情報等の漏えい、情報システムの停止による店舗への食材供給の停止や障害、風評被害等 海外事業リスク   海外店舗における事件・事故、コンプライアンス違反、進出国やその周辺地域における政情・経済・法規制等の各国・地域に特有なカントリーリスク、パートナーリスク等 人権リスク   自社事業及びサプライチェーン等の活動における強制労働、児童労働、ハラスメントや差別、プライバシー侵害等 ガバナンスリスク   不適切な情報、虚偽情報等の発生、人権問題等に関する対応、不祥事による株主代表訴訟等 フランチャイジー(加盟店)リスク   本部とフランチャイジー(加盟店)及びフランチャイジー(加盟店)間のトラブルや摩擦、訴訟、フランチャイジー(加盟店)オーナーの高齢化等による経営意欲の減退、事業承継の停滞等 環境リスク   気候変動による調達リスクの増加、多大な食品ロスの発生、環境関連の法令・条例の制定や改正等 感染症リスク   店舗閉鎖・休業・営業時間短縮等による業績の悪化、風評被害、罹患、クラスター発生、安全配慮義務の不足、生産性の低下等 (5) 当社グループの重大リスクは以下のとおりであります。 ① 食品事故リスク <リスクの概要> 店舗の営業において、危険異物の混入や食中毒の発生等の食品事故が発生した場合に、営業停止等の処分を受ける可能性があります。工場等での食品事故により、当社グループが店舗に対し食材を供給できない事態となった場合も含め、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 <脅威と機会> 衛生問題による営業停止、商品供給の停止等が発生した場合は、社会からの信頼喪失と企業価値の低下にもつながりかねません。一方、重点的にリスク対策を行い、発生可能性を継続的に抑制することによって、食の安全・安心ブランドを確立し、競争優位性を確保することもでき、当社グループにおける飲食事業の持続的な成長を支えることが可能となります。当社グループは、「食を通じて、世界中の人を幸せにすること。」という私たちの使命のもと、食品の「安全」「安心」を確実なものとするために、持続的な食品安全レベルの向上に取り組んでまいります。 <対応策> 当社グループでは、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理に加え、ISO22000に準拠した独自の「モス食品安全基準」を構築しております。この基準は、農産物の産地選定、製造工場の選定・管理から、物流管理、トレーサビリティ管理、店舗での衛生管理までの一連の流れに加え、店舗の設計、商品開発も含めて幅広くサプライチェーン全体をマネジメントするシステムとなっております。また、「モス食品安全基準」に基づき、年2回の店舗衛生監査の実施、毎週開催の食品安全会議における各専門部署によるモニタリングと改善活動等を行っております。さらに「モス食品安全基準」は毎年見直しを行っており、当社グループの事業の多様化や、社会情勢、お客様の価値観の変化等に速やかに対応できる体制も整えております。 ② 店舗マネジメントリスク <リスクの概要> 当社グループの店舗において事件・事故、トラブル、コンプライアンス違反等が発生した場合には、お客様と従業員に安全管理上の問題が生じるほか、発生店舗の営業継続が困難となり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 <脅威と機会> 営業活動の短縮や停止に至った場合は、風評による影響が懸念される事態も想定されます。一方、お客様と従業員の安全管理を徹底し、お客様相談室にて常にお客様の生の声をお聴きしてその声を積極的に活かすことによって、社会から信頼されるブランドとなり、地域社会においてなくてはならない店舗として安定的な事業の基盤を作ることが可能となります。 <対応策> 当社グループは、全店での定期的な安全管理検査や従業員へのリスクマネジメント教育の実施等により、お客様と従業員の安全管理を徹底しております。特に、当連結会計年度においては、過去の一酸化炭素中毒事故の再発防止策として、各店での月例安全点検に加え、全店一斉調査を実施して、安全の再確認を行いました。また、自然災害や感染症等の緊急事態に備え、店舗の営業中止、継続等に関する基準を設定しており、迅速に対応できる体制の整備、強化を進めております。 ③ 人事労務リスク <リスクの概要> 労働基準法等の法令違反、ハラスメント、就業規程、社内ルールからの逸脱等があった場合には、働きがいやモチベーションの低下を招きかねず、労働市場が逼迫する中、それらが起因して優秀な人材の流出や人材確保が困難となる事態に至った場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 <脅威と機会> 人材不足や人件費の高騰、組織力、帰属意識、労働生産性等の低下に陥る場合も想定されます。一方、現在当社グループが取り組んでいる「人的資本経営」を推進することによって、多様性があり健康で安全な職場、働きがいのある会社を実現し、優秀な人材の確保、労働生産性の向上につなげることも可能となります。当社グループは、私たちの文化である「どうせ仕事をするなら、感謝される仕事をしよう。」を「人的資本経営」の中心に置き、グループ一丸となってこれを推進してまいります。 <対応策> 当社グループは、「人材育成と支援」をマテリアリティのテーマに位置付け、「人材育成」「健康経営」「ダイバーシティの推進」に取り組んでおります。具体的には、女性従業員の育児休業復職率100%の継続、男性従業員の育児休業取得促進、専門性の高い中途人材の採用、ベトナムからの特定技能資格取得者の受入れ等、多様性を推進してまいりました。また、「モスフードサービス健康宣言」を定め、産業医・保健師から社内への定期的な情報提供によるヘルスリテラシーの向上セミナーを実施する等、健康的で働きがいのある環境整備にも努めております。さらに、従業員の成長は組織の成長につながり、その積み重ねが未来へとつながっていくという考えのもと、キャリアパスと求められる能力を明確にするとともに、管理職や専門職、店長等の認定制度を整備し、さらに従業員のチャレンジをサポートする制度の拡充も図っております。 ④ 法令違反リスク <リスクの概要> 経営者や従業員による不正行為、法令・条例違反等があった場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、当社グループの店舗は食品衛生法をはじめとする食品衛生関連のほか、環境関連、設備関連、労働関連等の様々な法規制等を受けております。これらの法規制等が変更、強化された場合は、その対応のための費用が増加する可能性があります。 <脅威と機会> 万一の事態が発生した場合は、社会的信用の毀損、喪失等も想定されます。一方、関連法規制に迅速に対応するだけでなく、それらの法規制の改正を待たずに先行して対応を行うこと等によって社会から信頼されるブランドの確立につなげることも可能となります。 <対応策> 当社グループでは、店舗を含むグループの全従業員が「モスグループ企業行動規範」を確認する「読む日」を毎年設け、その周知徹底を図っております。また、役員・従業員を対象にコンプライアンス研修を実施しており、当連結会計年度は、役員を含む管理職を対象に、「職場環境改善のための適切なコミュニケーション」をテーマとしたハラスメント防止研修を、一般社員を対象にハラスメントを含むコンプライアンス全般のe-ラーニングを実施し、対象者全員が受講いたしました。同時にコンプライアンスに関する意識調査も行い、その効果を検証したうえで、翌年度の活動に活かす仕組みとしております。内部通報制度については継続的な周知により、法令違反や不正等の防止に努めております。なお、3月には「モスの心」を実践しステークホルダーとの信頼を確固たるものにするために同規範及び「社員行動基準」を刷新いたしました。 ⑤ サプライチェーンリスク <リスクの概要> 当社グループでは、お客様が安心して店舗をご利用いただけるよう、一定レベル以上の基準を設けたうえで、食材をはじめとする店舗の営業に必要な包装資材、消耗品、厨房機器、家具、看板等のほぼ全てを加盟店に供給しております。従って、自然災害やパンデミック、政治的不安や地域紛争、原材料や部品の価格高騰や欠品、当社グループや取引先に対するサイバー攻撃やシステム障害等によってこれらを加盟店に計画どおりに供給できない事態となった場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 <脅威と機会> 上記のような事態となった場合は、一部商品の販売停止、店舗の休業、これらによるお客様の利用動機の減少等も想定されます。一方、どのような事態でも安定的に供給できる、それができない場合は、最低限の影響にとどめる、又は短期間で回復できるレジリエントなサプライチェーンを構築することによって、加盟店に対する供給責任を果たしつつ、当社グループにおける卸売収益の安定化を図ることも可能となります。 <対応策> 当社グループでは、複数社購買や複数拠点での生産等の供給ルートの複線化、物流の最適化等を推進するとともに、主要食材の一部については数ヶ月分の在庫量を確保し、不測の事態に備えております。生鮮野菜においても、店舗へ安定的に供給できるよう産地の分散及び改廃を実施しております。また、首都直下型地震等で本部機能が不全となった場合でも、店舗への供給を継続する仕組みを整えております。 ⑥ 情報セキュリティリスク <リスクの概要> 当社グループでは、店舗の営業活動、食材等の受発注のための情報システムに障害が発生した場合、店舗への食材供給が停止し、決済や各種注文等お客様へのサービスが困難になることで、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、サプライチェーン全体を狙ったサイバー攻撃による被害や、不測の事件・事故による個人情報や機密情報等の漏えい等が発生する可能性があります。 <脅威と機会> 情報漏洩やシステム停止といった事態が発生した場合、社会的信用の失墜は計り知れず、企業価値を大きく損なうことも想定されます。一方、強固な情報セキュリティ基盤を構築し、適切な対策を講じることは、お客様や取引先からの信頼獲得につながり、「安全・安心」な企業イメージを確立する機会となります。また、効率的かつ安定的な事業運営を支え、当社グループの持続的な成長を支える基盤となります。 <対応策> 当社グループでは、情報セキュリティ統括責任者及び当該統括責任者が選任した情報セキュリティ管理責任者を置き、「情報セキュリティ管理規定」に基づいて、情報セキュリティの組織体制を整備しております。従業員への教育・訓練としては、年2回の情報セキュリティに関するe-ラーニング、標的型攻撃訓練メール等を実施しております。さらに、定期的な第三者機関による監査の結果に基づき計画的な情報セキュリティシステムの強化に取り組んでおり、マルウェア対策(ランサムウェア対策等)、アクセス制御の強化、不正アクセス対策、脆弱性対策、バックアップ体制の構築、インシデント発生時の復旧体制の整備等、さまざまな対策を講じております。
経営成績の分析 (MD&A)11,679字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、2025年5月に中期経営計画(2025-2027年度)を発表いたしました。この中期経営計画では、『「心のやすらぎ」「ほのぼのとした暖かさ」を、世界の人々に』を実現し、世界が注目する外食のアジアオンリーワン企業になるというありたい姿を掲げ、各施策の実行を開始いたしました。 基幹事業である国内モスバーガー事業においては、消費の二極化に対応するため、前年度に引き続き「価格のグラデーション化戦略」と「時間帯別売上の平準化」を推進いたしました。これにより、幅広い層のお客様の獲得に繋げ、売上基盤の強化を図りました。さらに、費用対効果を意識して全社的に販管費の抑制に努めたほか、在庫回転率の向上による保管費の抑制や物流の効率化など、前年度に引き続き多角的なコスト抑制策を実行いたしました。 海外事業では、既存進出国の課題解決を最優先とし、店舗収益力向上とブランディング強化に取り組みました。また、グローバルで最適な食材供給ネットワークの構築に向けて、グループ及び関係企業の生産・供給機能の強化も進めております。 また、ESGの観点から当社グループのマテリアリティ(重要課題)のテーマを、①食と健康、②店舗と地域コミュニティ、③人材育成と支援、④地球環境の4つに定め、事業活動を通じて社会に向けた価値創造に取り組んでおります。 これらの結果、当連結会計年度の連結業績は売上高が1,027億73百万円(前年度比6.8%増)、営業利益65億61百万円(同25.6%増)、経常利益71億7百万円(同27.6%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は45億87百万円(同45.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントを変更しております。従来の「その他飲食事業」を「新規飲食事業」へ名称変更を行うと共に、従来「国内モスバーガー事業」に含まれておりました「MOS50」「Stand by Mos」「mosh」にかかる事業を「新規飲食事業」に移管しております。この移管は、各ブランドの育成を促進することを目的とした組織変更に伴うものであります。 以下の前年度との比較につきましては、前年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 <国内モスバーガー事業> 国内モスバーガー事業では、お客様のニーズに合わせた商品開発、マーケティング展開に加え、「価格のグラデーション化戦略」として幅広い価格帯の選択肢を提供いたしました。さらに、既存店の基盤強化と地域に密着した店舗運営を推進したことで、既存店売上高・客数・客単価が前年度を上回りました。 モスバーガー既存店及び全店実績(2025年4月~2026年3月)   (前年度比) 既存店売上高   既存店客数   既存店客単価   全店売上高 109.0%   106.3%   102.5%   109.2% a.  商品・マーケティング施策 当年度は、日本の食文化を大切にした商品開発と、「和ごころエンジョイ」をキャッチフレーズにしたマーケティングを展開してまいりました。また、新しい価値創造に挑む当社の姿勢と、BMXの中村輪夢選手の「チャレンジ」への思いが共鳴し、同選手とパートナー契約を締結いたしました。あわせて、そのパフォーマンスを通じて「新とびきり」シリーズの魅力を伝える新CMを放映し、ブランド価値の向上を図りました。 春キャンペーン   「新とびきり」シリーズからは国産牛100%使用のパティを使用した「新とびきりトマト&レタス ~和風ジンジャーソース~」を、「海老カツ」シリーズからは、「バジルマヨの海老カツバーガー ~国産バジル~」を販売いたしました。 夏キャンペーン   「夏の味覚・彩りをラインアップで魅せるキャンペーン」のメイン商品として「モスタコスバーガー」を発売し、辛口やパティ2枚の「ダブル」といったバリエーションで多様なニーズに対応するとともに、夏のプレミアム商品として「黒毛和牛の肉盛りバーガー」を投入し、ご褒美バーガーとして訴求いたしました。 秋キャンペーン   月見商戦で盛り上がる9月には「月見」シリーズを展開し、定番の「月見フォカッチャ」をより濃厚な味にリニューアルしたほか、“裏月見”としてボリューム感を重視した「メンチカツチーズバーガー」を発売し、ご好評をいただきました。 冬キャンペーン   年末年始のご褒美需要に対し、お得感を高めて健康意識の高い層へ訴求した「アボカドバーガー」や、素材と製法にこだわり抜いた数量限定のプレミアム商品「『モスの匠味(たくみ)』 黒毛和牛のダブルチーズバーガー」を発売し、多様なニーズに対応いたしました。 地域限定商品   日本で生まれたハンバーガーチェーンとして、日本各地の食材や特色を活かした魅力ある商品を、地域限定商品として展開いたしました。「淡路島産 たまねぎバーガー 和風しょうゆ仕立て」(兵庫県ほか)「KANSAI限定 国産牛すじバーガー」(大阪府ほか)「まぜるシェイク 埼玉県産いちご」(埼玉県)「金沢カレーカツバーガー」(石川県ほか)「黒アヒージョ ベーコンバーガー」(千葉県ほか) b.  店舗施策 居心地の良い店舗空間づくりを推進したほか、「時間帯別売上の平準化」の取り組みの一環として、カフェ需要に対応したドリンクやスイーツの充実を図りました。さらに、店舗スタッフのオペレーション効率化を実現する機器を導入し、商品の提供時間の短縮に努めました。 また、不採算店舗の整理を進める一方で、家賃や建築コストが高騰する環境下でも利益を確保できる高収益モデルの開発に着手しております。今後も厳選した新規出店と低収益店舗のクローズを並行し、次期中期経営計画での再成長に向けた収益基盤の強化を図ってまいります。 出退店実績(2025年4月~2026年3月)   (2025年3月末比) 出店数   退店数   店舗数   増減 19   27   1,310   △8 ※ブランド育成を促進するため、国内モスバーガー事業に含まれていた「MOS50」「Stand by Mos」を新規飲食事業に区分変更いたしました。 c.  デジタル技術の活用 お客様を起点としたデジタル化を進め、利便性の向上に取り組みました。具体的には、「非対面受注」の拡大を図るため、全店舗に導入しているレジに並ばずに注文できる「お席で注文」の活用を引き続き促進しました。また、将来の人手不足を見据えた「フルセルフレジ」の導入、ドライブスルーにおける注文時間短縮のためのデジタルサイネージ活用などを推進いたしました。 さらに、ドライブスルーにおける店舗オペレーションの効率化とホスピタリティの向上を目指し、AI音声認識を活用した自動注文システムの実証実験を開始いたしました。最先端技術による顧客体験の向上と省人化の両立に向け、今後もデジタル技術の活用を強化してまいります。 d.  新たな事業展開 マーチャンダイジング事業では、公式オンラインショップ「Life with MOS」において商品ラインアップの充実を図っております。当期は、お弁当の定番である“のり弁”をモス流にアレンジした「モスライスバーガー〈のり弁〉~白身魚フライときんぴら~」を発売し当初計画を上回るなど、ご好評をいただいております。 今後もこの取り組みを拡大し、ブランド価値の向上とともに新たな収益源へと育成してまいります。 以上の事業活動の結果、国内モスバーガー事業の売上高は839億93百万円(前年度比9.7%増)となり、セグメント利益(営業利益)は78億76百万円(同22.9%増)となりました。 <海外事業> 海外事業では、現中期経営計画を基盤強化の期間と位置付け、収益性の改善に注力しております。具体的には、商圏及び人流の変化に合わせた不採算店舗の整理や既存店の改装、本社経費の抑制を推進しております。 マーケティング面では、店舗の看板のカタカナ表記化などの具体策を通じて「日本発祥のブランド」としての訴求を強化するとともに、店舗改装と販促強化を同時に実施することで相乗効果を高め、収益力の回復とブランド力の強化を図っております。 また、商品展開においては、日本の食文化を大切にした定番商品に加え、現地の嗜好を取り入れたローカライズ商品の販売など、地域に根差した店舗展開を進めております。 さらに、グローバルで最適な食材供給ネットワークを構築するための新たな拠点として、台湾の製造子会社にて新工場稼働に向けた準備を進めております。 現中期経営計画で再整備した強固なグループ機能やマネジメント体制を活かし、次期中期経営計画では戦略実行期として、新規国への出店など成長に向けた施策を本格的に実行してまいります。 海外店舗数増減 国・地域名   2024年12月末時点   2025年12月末時点   増減数 台湾   299   297   △2 香港   43   42   △1 シンガポール   36   30   △6 タイ   24   24   ±0 韓国   13   13   ±0 フィリピン   7   5   △2 合計   422   411   △11 ※海外事業に属する関係会社の会計期間は2025年1月から12月であるため、同期間の情報を記載しております。 以上の事業活動の結果、海外事業の売上高は154億77百万円(前年度比6.8%減)、セグメント利益(営業利益)は3億28百万円(同32.5%減)となりました。 <新規飲食事業> 新規飲食事業では、経営資源の選択と集中による店舗網の最適化に加え、商品力の強化やサービス品質の向上を図っております。 2026年3月に「玄米食堂あえん 町田パリオ店」をオープンいたしました。「玄米食堂あえん」は、低投資・省人化モデルとして多店舗展開に向けた基盤育成を進めております。 新規飲食事業概要   (2026年3月末時点) 事業   事業の内容   店舗数 マザーリーフ   スリランカの茶園直送の紅茶とアメリカンワッフルを提供する紅茶専門店   2 マザーリーフティースタイル   新しい紅茶のスタイルを提案するセルフスタイルカフェ   6 モスド   モスバーガーとミスタードーナツとのコラボレーションショップ   2 モスプレミアム   グルメバーガーとお酒が楽しめるフルサービスレストラン   2 カフェ 山と海と太陽   バリエーション豊かなドリンクとハンバーガーを提供するカフェ店舗   2 あえん   四季折々の旬菜料理を提供する和風レストラン   4 玄米食堂あえん   こだわりの玄米定食をメインにした食堂タイプの「あえん」※「町田パリオ店」オープン(3月)   4 MOS50   2022年の創業50周年を記念して導入された、特別メニューを提供するキッチンカー   2 Stand by Mos   主に規格外品などで廃棄されてしまう野菜を使用したドリンクを販売する新業態のドリンクスタンド   1 合計   25 ※ブランド育成を促進するため、国内モスバーガー事業に含まれていた「MOS50」「Stand by Mos」を新規飲食事業に区分変更いたしました。 以上の事業活動の結果、新規飲食事業の売上高は20億15百万円(前年度比7.4%増)、セグメント損失(営業損失)は2億10百万円(同83百万円の損失増)となりました。 <その他の事業> 連結子会社の株式会社エム・エイチ・エスは衛生管理、株式会社モスクレジットはフランチャイジー(加盟店)を対象とした機器レンタルや保険・金融、株式会社モスシャインはグループ内業務のアウトソーシング等により主に国内モスバーガー事業や新規飲食事業を支援しております。 これらによるその他の事業の売上高は12億87百万円(前年度比12.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は5億68百万円(同4.0%減)となりました。 なお、2026年4月1日付で完全子会社である株式会社モスクレジットを吸収合併することを決定いたしました。本合併により、同社が担ってきた金融・保険・レンタル業務等の機能を統合し、グループ全体の業務効率化を図ってまいります。 上記以外の取り組みとして、モスグループの各事業を通じて社会課題の解決に貢献するために、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点から4つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、サステナビリティ経営を通じてさらなる企業価値の向上を推進しております。 「モスグループカスタマーハラスメント対応方針」を策定   モスグループは、共に働く全従業員の人権、健康、安全を尊重し、カスタマーハラスメントのない公平で持続可能な社会の実現を目指し、「モスグループ カスタマーハラスメント対応方針」を2025年4月1日付で策定いたしました。 乳幼児向け視力測定検査機器の共同研究開発を開始   当社では、名古屋大学医学部附属病院、株式会社夏目綜合研究所と共同で、乳幼児向け視力測定検査機器の研究開発を開始いたしました。6月10日の「こどもの目の日」を機に、モスバーガー店舗で弱視早期発見のための啓発リーフレット配布など、情報提供活動も推進いたしました。 「こだわりサラダ」リニューアル   減塩ドレッシング、障がいのある社員(チャレンジメイト)が育てた野菜の使用、テイクアウト容器の紙製化を実施いたしました。 こども支援活動「こどもごちめし」に参画   夏休みの子育て世帯を支えるため、夏休み期間に子育て世帯へ食料(全国で1万食)を無償提供する支援活動に参加いたしました。 「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」プラントベース食品認証取得   植物由来の「グリーンバーガー〈テリヤキ〉」がプラントベース食品認証を取得し、食の多様性への対応と環境負荷の低減に取り組みました。 障がい者アートの紙カップで社会参加支援   新潟県及び群馬県内の店舗において、障がいのあるアーティストの作品をあしらった「MOSごと美術館イラストカップ」を導入し、地域社会との共生と表現活動の支援を推進いたしました。 障がい者アートを内装に採用(原宿表参道店)   改装に合わせて店舗内装に採用しているアート作品を入替え、障がいのあるアーティストの独創的なアート作品を店舗内装に7点採用し、作品発表の場を提供することで、さらなる社会参加と多様性をサポートいたしました。 ホットドッグ新パッケージが「アクセシブルデザイン包装賞」受賞   「2025日本パッケージングコンテスト」の「アクセシブルデザイン包装賞」を受賞。新パッケージは、ワンハンドでの喫食を可能にしたほか、紙・プラスチックの使用量を削減するなど、環境負荷低減にも貢献しております。 “MOS RECORDS”第2回オーディション「音楽」「アート」両部門の受賞者決定   店舗で働くキャストの才能を発掘・応援するプロジェクトの第2回オーディションを実施し、音楽部門では「星野美月」が、アート部門では「Ebio.」がグランプリに輝きました。 「愛のモスボックス」募金贈呈式の実施   全国の店舗に設置している「愛のモスボックス」でお預かりした募金を、視覚障がいのある方々の歩行を支援する公益財団法人アイメイト協会及び「ジェフ愛の募金」に寄付いたしました。 「第17回マザーズセレクション大賞2025」を受賞   「こどモス」プロジェクトを通じた安心・快適な店舗づくりや、親子で野菜をおいしく食べられる商品提供が評価され、子育て期の父母の投票による「マザーズセレクション大賞」を受賞いたしました。 「全日本高等学校女子サッカー選手権大会」に協賛   2025年12月29日から兵庫県で開催された「第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」に協賛いたしました。 「EARTH HOUR 2026」に参加   22社50ブランドを超える外食チェーン・ホテルと合同でWWF(世界自然保護基金)の活動「EARTH HOUR 2026」に参加いたしました。 当連結会計年度の財政状態につきましては以下のとおりであります。 a. 資産 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度に比べ67億66百万円増加し、873億42百万円となりました。流動資産は前連結会計年度に比べ35億72百万円増加し、固定資産は31億93百万円増加しております。資産が増加した主な理由は、現金及び預金が増加したこと、売上の増加により売掛金が増加したこと、キャッシュレス決済増加により未収入金が増加したこと及び設備投資等により有形固定資産が増加したことによるものであります。 b. 負債 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度に比べ14億72百万円増加し、277億22百万円となりました。この増加の主な理由は、キャッシュレス決済に伴うフランチャイジー(加盟店)への未払金が増加したことによるものであります。 c. 純資産 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度に比べ52億93百万円増加し、596億20百万円となりました。この増加の主な理由は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加したこと及び時価の変動等によりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末67.1%から当連結会計年度末は67.6%と0.5ポイント増加しております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フロー92億21百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△32億6百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△35億30百万円等により、前連結会計年度末に比べ23億90百万円増加し、276億78百万円(前年度比9.5%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な理由は以下のとおりであります。 a. 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により得られた資金は92億21百万円(前年度は73億46百万円の収入)となりました。その主な理由は、税金等調整前当期純利益65億34百万円、減価償却費40億61百万円及び法人税等の支払額19億89百万円によるものであります。 b. 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により使用した資金は32億6百万円(前年度は16億42百万円の支出)となりました。その主な理由は、有形固定資産の取得による支出33億19百万円によるものであります。 c. 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により使用した資金は35億30百万円(前年度は37億30百万円の支出)となりました。その主な理由は、リース債務の返済による支出18億71百万円及び配当金の支払額9億40百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績及び受注実績 当社グループのうち一部の連結子会社において生産を行っておりますが、グループ事業全体における重要性が低いため、生産実績及び受注実績については記載しておりません。 b. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 国内モスバーガー事業   45,455   111.3 海外事業   4,082   92.8 新規飲食事業   722   112.0 その他の事業   985   109.5 合計   51,245   109.6 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 国内モスバーガー事業   83,993   109.7 海外事業   15,477   93.2 新規飲食事業   2,015   107.4 その他の事業   1,287   112.4 合計   102,773   106.8 (注)    セグメント間取引については、相殺消去しております。 (i) 国内モスバーガー事業 (ア)部門別販売実績 部門   金額(百万円)   前年同期比(%) 加盟店への卸売上高   54,498   111.0 直営店売上高   25,614   106.4 その他の営業収入   3,403   116.1 顧客との契約から生じる収益   83,516   109.8 その他の収益   477   102.5 外部顧客への売上高   83,993   109.7 (イ)地域別店舗売上高 地域   期末店舗数(店)   金額(百万円)   前年同期比(%) 北海道・東北地域   131   13,217   110.8 関東・新潟地域   223   23,494   111.1 東京・神奈川地域   270   30,494   108.7 甲信・静岡地域   75   7,909   110.9 中京・北陸地域   141   17,852   108.4 近畿地域   182   20,800   109.2 中国・四国地域   108   13,037   108.2 九州・沖縄地域   180   20,905   107.3 合計   1,310   147,711   109.2 (注) 1.期末店舗数は直営店舗数とフランチャイジー(加盟店)の店舗数の合計であり、合計の内訳は、直営店舗229店、フランチャイジー(加盟店)1,081店であります。 2.店舗売上高とは当社グループ直営店及びフランチャイジー(加盟店)の売上高を合算したものであり、連結損益計算書に記載されている売上高とは一致しておりません。 (ⅱ) 海外事業 (ア)部門別販売実績 部門   金額(百万円)   前年同期比(%) 加盟店への卸売上高   -   - 直営店売上高   9,272   88.4 その他の営業収入   6,204   101.4 顧客との契約から生じる収益   15,477   93.2 その他の収益   -   - 外部顧客への売上高   15,477   93.2 (イ)地域別店舗売上高 地域   期末店舗数(店)   金額(百万円)   前年同期比(%) シンガポール   30   3,772   83.3 香港   42   5,499   92.3 合計   72   9,272   88.4 (注) 1.期末店舗数は直営店舗数とフランチャイジー(加盟店)の店舗数の合計であり、合計の内訳は、全て直営店舗であります。 2.連結子会社のみを記載対象としております。 (ⅲ) 新規飲食事業 (ア)部門別販売実績 部門   金額(百万円)   前年同期比(%) 加盟店への卸売上高   -   - 直営店売上高   2,015   108.5 その他の営業収入   -   - 顧客との契約から生じる収益   2,015   107.4 その他の収益   -   - 外部顧客への売上高   2,015   107.4 (ⅳ) その他の事業 (ア)部門別販売実績 部門   金額(百万円)   前年同期比(%) 加盟店への卸売上高   -   - 直営店売上高   -   - その他の営業収入   177   100.7 顧客との契約から生じる収益   177   100.7 その他の収益   1,109   114.6 外部顧客への売上高   1,287   112.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりであります。 2025年度においては、雇用・所得環境の緩やかな改善やインバウンド需要が、外食市場を下支えする要因となりました。一方で、不安定な国際情勢による景気減速リスクや個人消費の先行き不透明感に加え、原材料・エネルギー価格の高止まり、為替変動による調達費用の増大など、依然として予断を許さない事業環境が続いております。 このような環境の中、当社グループでは、2025年4月より開始した中期経営計画(2025-2027年度)に基づき施策の推進に取り組んでまいりました。 経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等であります。投資を目的とした資金需要は、店舗の設備投資、システム開発投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は47億38百万円、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は276億78百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、この連結財務諸表の作成に当たりまして、会計上の見積りについて入手可能な情報に基づき実施しております。 当社グループは以下の項目が、当社の連結財務諸表の作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと理解しておりますが、経済環境が変化した場合には、見積りの結果に影響し、将来の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 a. 固定資産の減損 固定資産の減損に関する見積り及び当該見積りに用いた仮定に関しては、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 b. 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少し繰延税金資産の一部又は全部を将来実現できないと判断した場合、その判断を行った期間に繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

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