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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

理研ビタミン

Riken Vitamin Co., Ltd.4526 · Prime · 食料品

食品改良剤やビタミン、エキス・調味料など食品業界向け原料・添加物に強み。わかめ商品などの家庭用食品も展開。

概要

理研ビタミンは1949年にビタミン油の製造販売から創業し、現在は食品用改良剤、ビタミン、健康機能食品、化成品用改良剤などを手掛ける機能性食品素材の総合メーカーである。2026年3月期の連結売上高は963億円、従業員数は1,887名。国内食品事業を中心に、海外18社の子会社を通じて世界38の国と地域に販売網を持つ。特に葉酸やDHAで高い市場シェアを有し、安定した収益基盤を築いている。

三つのセグメントで構成される事業構造

理研ビタミングループは国内食品事業、国内化成品その他事業、海外事業の3セグメントで構成される。国内食品事業は家庭用加工食品(わかめ商品、ドレッシング)、業務用加工食品(エキス・調味料類)、加工食品用原料・添加物(食品用改良剤、ビタミン、健康機能食品)を扱う。同事業が連結売上高の約7割を占め、主力である。国内化成品その他事業は化成品用改良剤(樹脂・ゴム添加剤)と飼料用添加物を販売する。海外事業は食品用改良剤、化成品用改良剤、エキス類をマレーシア・中国の製造拠点から供給し、北米・欧州・アジアの販売子会社を通じてグローバルに展開する。2026年3月期のセグメント別売上高は国内食品657億円、国内化成品103億円、海外204億円(内部消去後)である。

高い利益率を支えるスペシャリティ製品群

同社の収益構造の特徴は、食品用改良剤やビタミンといったニッチな機能性素材における高いシェアと安定した需要にある。特に葉酸やDHAでは国内トップクラスの市場シェアを持ち、サプリメント原料や化粧品原料としても供給している。これらの製品は他社が容易に参入できない技術的障壁があり、長期にわたって高い利益率を維持している。一方、家庭用のわかめ商品やドレッシングは、ブランド力と販売網を活かした定番商品として安定した収益を生む。2026年3月期の営業利益は69億円(売上高営業利益率7.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は70億円であった。

38の国と地域に広がる海外ネットワーク

海外事業は1991年にマレーシアへ進出したのを皮切りに、中国、シンガポール、アメリカ、ドイツ、ベトナム、タイ、インド、トルコなど18の子会社・関連会社を擁する。製造拠点はマレーシア(RIKEVITA MALAYSIA)と中国(天津理研維他食品)が中心で、アメリカのGUYMON EXTRACTSではエキス製品を生産する。販売子会社は各地域の市場に合わせて食品改良剤や化成品用改良剤を供給している。2026年3月期の海外売上高は204億円で、連結売上高の21%を占める。ただし、同年度は中国景気減速や競争激化の影響で減収となり、営業損失を計上した。中長期では海外売上高比率35%を目標に掲げ、北米での事業拡大に注力している。

業界の中での役割は食品・化成品向け素材・添加物メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
963億円
営業利益
69億円
営業利益率
7.2%
純利益
70億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内 食品事業664億円68.9%64億円9.6%
海外事業213億円22.1%-4億円-1.9%
国内化成品その他事業87億円9.0%9億円10.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内食品事業主力

家庭用加工食品(わかめ商品、ドレッシング等)、業務用加工食品(エキス・調味料類)、および食品業界向け原料・添加物(食品用改良剤、ビタミン、健康機能食品)の製造・販売。海藻商品は理研食品が製造し当社が販売。ドレッシングは自社製造。

主な製品・サービス6
海藻商品(わかめ)
一般家庭向け乾燥わかめ、カットわかめ、わかめスープ等の加工食品。
ドレッシング
家庭用・業務用の各種ドレッシング。自社製造・販売。
エキス・調味料類
食品加工向けの風味原料、調味料。当社及び理研食品が製造。
食品用改良剤
パン、麺類、水産練製品等の品質改良剤。当社製造、栄研商事も販売。
ビタミン
食品添加用ビタミン類(ビタミンA、D、E等)。当社製造。
健康機能食品
サプリメント形態の健康食品。当社製造・販売。

02国内化成品その他事業準主力

化成品用改良剤(樹脂・ゴム等の添加剤)及び飼料用添加物の製造・販売。化成品用改良剤は当社及び健正堂が製造。飼料用添加物は栄研商事が仕入・販売。

主な製品・サービス2
化成品用改良剤
プラスチック、ゴム、塗料等の工業用添加剤(可塑剤、安定剤等)。
飼料用添加物
畜産・水産飼料向けのビタミン等の添加物。栄研商事が仕入・販売。

03海外事業準主力

食品用改良剤、化成品用改良剤、エキス・調味料類を海外で製造・販売。マレーシア、中国に製造拠点を持ち、シンガポール、ベトナム、タイ、欧州、米国、中国、台湾等の子会社が各地域で販売。エキス・調味料類は米国子会社GUYMON EXTRACTSが製造。

主な製品・サービス2
食品用改良剤・化成品用改良剤
海外向けの食品改良剤及び工業用改良剤。当社、RIKEVITA(MALAYSIA)、天津理研維他食品等が製造。
エキス・調味料類
GUYMON EXTRACTS INC.が製造する天然エキス・調味料。当社及びRIKEN VITAMIN USAが販売。

製品と技術

食品用改良剤:多様な加工食品の品質を支える縁の下の力持ち

食品用改良剤は、パン、麺類、水産練製品、畜肉加工品など多岐にわたる食品に使用される添加剤である。同社は分子蒸留技術を応用した乳化剤(蒸留モノグリセライド)や、組織改良剤、品質安定剤などを製造する。これらの製品は食品の食感・保水性・保存性を向上させる役割を果たす。2026年3月期、国内食品事業内の加工食品用原料等は堅調に推移し、フードロス問題への対応や生産効率向上につながる提案が評価された。海外でもマレーシア工場から世界各国に供給しており、北米市場では大手取引先での採用が拡大した。

ビタミン・健康機能食品:葉酸やDHAで高いシェアを誇る

同社の祖業であるビタミン事業は、食品添加用ビタミンA、D、Eなどを中心に展開する。特に葉酸(ビタミンB9)とDHA(ドコサヘキサエン酸)では国内トップクラスの市場シェアを有する。これらの製品はサプリメント、化粧品、栄養補助食品の原料として供給されるほか、健康機能食品として自社ブランドでも販売している。分子蒸留技術により高純度・高品質なビタミンを安定供給できる点が強みである。2025年3月期には機能性食品用原料の販売が伸長し、収益に貢献した。

海藻商品とドレッシング:家庭用食品の定番ブランド

家庭用食品の代表格が海藻(わかめ)商品とドレッシングである。海藻商品は子会社の理研食品が製造し、「ふえるわかめちゃん®」や「わかめスープ」などのブランドで広く知られる。2026年3月期は「わかめスープ」と「ふえるわかめちゃん®」の販売金額が前期を上回り、増収に寄与した。ドレッシングは自社製造で、「リケンのノンオイル®」シリーズが主力だが、同年度は販売数量減少の影響で減収となった。一方、「洋食屋さんのただただおいしいドレッシング」や「ふわじそ®青じそとチーズのドレッシング」などの新商品が実績に貢献した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

ビタミンで国内トップ、収益力高い

理研ビタミンは食料品業界において、ビタミン・ミネラルなどの栄養強化素材を中心に展開。国内ビタミン市場でトップシェアを持ち、食品・医薬品・飼料向けに製品を供給。同業のニップンや日清製粉グループ本社は製粉が主力だが、理研ビタミンは栄養強化剤で独自地位を確立。売上高は915億円(24/3期)から963億円(26/3期)へ増加基調、営業利益率も9.1%(25/3期)と高水準。ヘルスケア需要の拡大を背景に安定成長が期待される一方、26/3期には利益率が7.17%へ低下見込み。

強み

  • 国内ビタミン素材でトップシェア、ブランド力と販売網が強み。
  • 営業利益率9%超と、食料品業界でトップクラスの収益性。
  • 健康志向の高まりで、栄養強化製品の需要が拡大。
  • 売上高が915億円から963億円と着実に増加。

課題

  • 26/3期営業利益率7.17%へ低下、コスト上昇が影響。
  • 原料となる化学品価格変動の影響を受けやすい。
  • 国内シェアは高いが、海外市場でのプレゼンスは限定的。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が理研ビタミン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12281プリマハム1,243億円27.0倍
22109DM三井製糖1,186億円29.7倍
37611ハイデイ日高1,173億円23.5倍
48237松屋1,097億円49.1倍
59887松屋フーズホールディングス1,061億円26.2倍
64526理研ビタミン1,030億円14.1倍
79997ベルーナ1,029億円8.8倍
84368扶桑化学工業1,007億円20.9倍
92264森永乳業984億円16.6倍
102590ダイドーグループホールディングス981億円
112292S Foods945億円10.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

ビタミン油の製造から始まった1949年の創業

1949年8月、資本金300万円で理研ビタミン株式会社の前身が発足した。本社を東京都中央区、工場を東京都江東区と宮城県塩釜市に設け、ビタミン油の製造販売を開始した。戦後間もない時期に、栄養強化の需要を見越した事業立ち上げであった。当初は魚油由来のビタミンA・Dを中心に生産し、食品添加物としての基礎を築いた。

分子蒸留技術の確立で高単位ビタミンAの量産に成功

1953年7月、東京工場を板橋区に移転拡充し、ビタミンAの分子蒸留技術を確立した。さらに1955年10月には大型分子蒸留装置を設置し、高単位ビタミンAの量産を開始した。この技術は不純物を除去しながら高濃度のビタミンを抽出するもので、同社のコア技術となった。これにより食品・医薬品向け高品質ビタミンの安定供給が可能となり、成長の基盤が固まった。

上場と食品分野への多角化を進めた1960年代

1961年10月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。1963年5月には理研油脂工業を吸収合併し、即席ラーメン用スープや乳化剤の製造を開始して食品分野へ本格参入した。同年本社を千代田区に移転。1964年7月には子会社の理研食品を設立し、仙台工場で生わかめの加工とスープの小分け包装を開始。わかめ事業の幕開けとなった。1968年には埼玉県草加市に草加工場を新設し、即席ラーメン用スープの生産を拡大した。

食品用改良剤と化成品事業の拡充(1970~80年代)

1973年8月、千葉県千葉市に千葉工場を新設し、食品用改良剤の研究・製造を本格化した。1980年1月には商号を理研ビタミン株式会社に変更。1985年10月には京都府亀岡市に京都工場を新設した。また、子会社の健正堂は1986年に埼玉県に電子機器用精密部品工場を新設したが、後に同事業は廃止され、化成品用改良剤の製造に転換した。この時期、食品用改良剤と化成品用改良剤の両軸が確立された。

マレーシア・中国進出で海外生産を開始した1990年代

1991年1月、マレーシア・ジョホール州にRIKEVITA(MALAYSIA) SDN.BHD.を設立し、1993年に蒸留モノグリセライドの製造を開始した。同年10月には中国天津市に天津理研東元食品有限公司(現・天津理研維他食品)を設立。1994年にはシンガポールと中国山東省に販売拠点を設置した。1996年には栄研商事を子会社化し、飼料添加物事業を強化。1999年には国内の草加工場内にアプリケーションセンターを開設し、顧客への技術提案力を高めた。

欧米・アジアへ販売網を広げた2000年代

2000年以降、海外販売拠点を急速に拡大した。2003年12月にドイツ・デュッセルドルフにRIKEN VITAMIN EUROPE GmbH(欧州・アフリカ・中近東向け)、2004年3月に米国オクラホマ州にGUYMON EXTRACTS INC.(エキス製造)、同年12月に米国イリノイ州にRIKEN VITAMIN USA, INC.(北米・中南米向け)を設立。2005年3月には中国上海市に理研維他精化食品工業(上海)を設立し、中国での販売・技術サポートを強化した。2006年には台湾に理研維他亜細亜股份有限公司を設立。2011年には上海にアプリケーションセンターを開設するなど、現地密着型の展開を進めた。

東証一部指定と中長期ビジョン策定による成長戦略(2010年代以降)

2014年12月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定された。2015年にはインドとトルコに子会社を設立。2019年7月には天津の化成品技術部門を上海に移設し、中国での化成品事業を強化した。同年10月には千葉工場内に「アプリケーション&イノベーションセンター」を開設し、研究開発機能を集約した。2025年4月には2034年度をゴールとする中長期ビジョンを策定し、2028年3月期を初年度とする中期経営計画2027をスタート。売上高1,100億円、営業利益100億円、ROE10%以上を目標に掲げている。

年表37件を開く

1940年代

  • 1949年8月創業当社は、資本金3百万円をもって発足し、本社を東京都中央区に、工場を東京都江東区及び宮城県塩釜市に設け、ビタミン油の製造販売を開始

1950年代

  • 1953年7月東京工場を江東区より板橋区に移転拡充、ビタミンAの分子蒸留に成功
  • 1955年10月東京工場内に大型分子蒸留装置を設置し、高単位ビタミンAの量産開始
  • 1959年2月M&A株式会社健正堂を子会社化(現・連結子会社)

1960年代

  • 1960年1月大阪府枚方市に理研油脂工業株式会社大阪工場(現・大阪工場)を新設 同工場で乳化剤蒸留モノグリセライド及び即席ラーメン用スープの製造開始
  • 1961年10月上場株式を東京証券取引所市場第二部へ上場
  • 1963年5月M&A理研油脂工業株式会社を吸収合併し、食品分野への進出と企業基盤の拡大を図る 本社を東京都港区より東京都千代田区に移転
  • 1964年7月東京都千代田区に理研食品株式会社(現・連結子会社)を設立し、宮城県多賀城市に仙台工場を新設し、特殊加工した生わかめの製造と即席ラーメン用スープの小分け包装を開始
  • 1968年7月即席ラーメン用スープ、だしの素等の生産合理化及び集中化を図るため埼玉県草加市に草加工場を新設

1970年代

  • 1973年8月食品用改良剤の研究と製造を行うため千葉県千葉市に千葉工場を新設

1980年代

  • 1980年1月商号変更商号を理研ビタミン株式会社に変更
  • 1985年10月京都府亀岡市に京都工場を新設
  • 1986年8月株式会社健正堂が、埼玉県比企郡に電子機器用の精密部品工場を新設

1990年代

  • 1991年1月マレーシア・ジョホール州にRIKEVITA(MALAYSIA)SDN.BHD.を設立(現・連結子会社)
  • 1991年4月理研食品株式会社が、仙台市宮城野区に仙台新港工場を新設
  • 1993年1月RIKEVITA(MALAYSIA)SDN.BHD.で蒸留モノグリセライドの製造開始
  • 1993年10月中国天津市西青経済開発区に天津理研東元食品有限公司(現・天津理研維他食品有限公司)を設立(現・連結子会社)
  • 1994年8月シンガポールにRIKEVITA(SINGAPORE)PTE LTDを設立(現・連結子会社)
  • 1994年11月創業中国山東省青島膠州市に青島福生食品有限公司を設立
  • 1996年9月M&A栄研商事株式会社を子会社化(現・連結子会社)
  • 1999年6月草加工場内にアプリケーションセンターを開設

2000年代

  • 2000年6月東京都新宿区にプレゼンテーションセンターを開設 RIKEVITA(MALAYSIA)SDN.BHD.が、アプリケーションセンターを開設
  • 2000年7月天津理研維他食品有限公司が、アプリケーションセンターを開設
  • 2003年12月ドイツ・デュッセルドルフ市にRIKEN VITAMIN EUROPE GmbHを設立(現・連結子会社)
  • 2004年3月アメリカ・オクラホマ州にGUYMON EXTRACTS INC.を設立(現・連結子会社)
  • 2004年12月アメリカ・イリノイ州にRIKEN VITAMIN USA, INC.を設立(現・連結子会社)
  • 2005年3月中国上海市に理研維他精化食品工業(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2006年6月中華民国台北市に理研維他亜細亜股份有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2007年3月RIKEVITA(MALAYSIA)SDN.BHD.からRIKEVITA(SINGAPORE)PTE LTDに、アプリケーションセンターを移設

2010年代

  • 2010年3月株式会社健正堂が、電子機器用の精密部品事業を廃止し、化成品用改良剤の製造工場を新設
  • 2011年11月理研維他精化食品工業(上海)有限公司が、アプリケーションセンターを開設
  • 2013年1月インド・ムンバイにRIKEVITA(INDIA)PRIVATE LIMITEDを設立(現・非連結子会社)
  • 2014年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2015年3月トルコ・イスタンブールにRIKEVITA TURKEY FOOD INDUSTRY LIMITED COMPANYを設立(現・非連結子会社)
  • 2015年8月RIKEN VITAMIN USA, INC.がアメリカ・カリフォルニア州に移転
  • 2019年7月天津理研維他食品有限公司の化成品技術部門を理研維他精化食品工業(上海)有限公司へ移設し、上海市に化成品アプリケーションセンターを開設
  • 2019年10月千葉工場内にアプリケーション&イノベーションセンターを開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで1,100億円
  • 営業利益2028年3月期まで100億円
  • EBITDA2028年3月期まで142億円
  • ROE2028年3月期まで10%以上
  • 配当性向2028年3月期まで40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外事業の強化と拠点拡充

    海外拠点での人員増強、米国子会社のテキサス州への拠点移転、食品用改良剤のアプリケーションセンターとラーメンラボの規模拡張により、全米展開を視野に事業拡大を図る。

  2. 02

    国内食品事業の成長と生産性向上

    加工食品市場全体より高い伸び率を目指し、生産性向上・省人化のための設備投資を行う。家庭用・業務用・加工食品用原料等の各分野で市場創造型商品の開発や新市場への提案を強化する。

  3. 03

    国内化成品事業の選択と集中

    得意分野に絞り込んだ国内市場の深掘りと、海外展開する日系企業への提案強化により、売上高97億円、営業利益9億円を目指す。

  4. 04

    海外事業への先行投資と体制再構築

    スペシャリティ品の市場拡大に備え、マレーシア基幹工場への重点投資、中国工場の早期稼働率拡大、国内部門を巻き込んだ新体制構築によりスピード感ある先行投資を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,887人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は841万円で、9期前と比べて+14.1%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は15.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,361
2018年3月2,306
2019年3月73739.215.82,285
2020年3月73839.215.82,274
2021年3月72139.416.02,248
2022年3月73639.516.11,825
2023年3月74139.616.11,848
2024年3月77339.716.01,857
2025年3月82439.415.61,858468
2026年3月84139.515.51,887366

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率95.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 6 / 海外 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
千葉工場 — 千葉県千葉市美浜区3,968百万円
国内食品事業
海外事業 — マレーシア国 ジョホール州3,692百万円
東京工場(東京都板橋区)(注)33,436百万円
国内食品事業
草加工場 — 埼玉県草加市3,310百万円
国内食品事業
海外事業 — 中華人民共和国 天津市2,741百万円
大阪工場 — 大阪府枚方市2,602百万円
国内食品事業 国内化成品その他事業
本社工場 — 宮城県多賀城市1,373百万円
国内食品事業
京都工場 — 京都府亀岡市1,362百万円
国内食品事業
海外事業 — 米国 オクラホマ州1,259百万円
仙台新港工場 — 宮城県仙台市宮城野区1,149百万円
国内食品事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    理研食品株式会社(特定子会社)
    宮城県 多賀城市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社健正堂
    埼玉県 比企郡
    議決権100.0%
  • 国内
    栄研商事株式会社
    東京都 千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    サニー包装株式会社
    茨城県 笠間市
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEVITA(MALAYSIA) SDN.BHD. (特定子会社)
    マレーシア国 ジョホール州
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEVITA(SINGAPORE) PTE LTD
    シンガポール国
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEN VITAMIN EUROPE GmbH
    ドイツ国 デュッセルドルフ市
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEVITA VIET NAM CO., LTD.(注)3、5
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEVITA(THAILAND) CO., LTD.(注)3、6
    タイ王国 バンコク都
    議決権100.0%
  • 海外
    RIKEN VITAMIN USA, INC.
    米国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    GUYMON EXTRACTS INC. (特定子会社)
    米国 オクラホマ州
    議決権98.2%
  • 国内
    天津理研維他食品 有限公司(特定子会社)
    中華人民共和国 天津市
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • 理研維他精化食品工業(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • 理研維他亜細亜股份 有限公司中華民国(台湾)台北市100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は963億円営業利益69億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.7%、利益が-20.7%。

売上高
+0.7%
963億円
営業利益
-20.7%
69億円
純利益
-25.5%
70億円
営業利益率
7.2%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,000億円963億円
営業利益71億円69億円
純利益75億円70億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は251億円、営業利益は22億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.1%、営業利益は−12.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q21515
2024年1Q2222511.321
2024年2Q224219.416
2024年3Q2453112.724
2024年4Q22427
2025年2Q471469.833
2025年4Q485418.561
2026年2Q473418.734
2026年4Q490285.736
2027年1Q251228.819

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は776億円から963億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は7.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
インド・ムンバイにRIKEVITA(INDIA)PRIVATE LIMITEDを設立(現・非連結子会社)
2013年3月7763724
2014年3月8545336
トルコ・イスタンブールにRIKEVITA TURKEY FOOD INDUSTRY LIMITED COMPANYを設立(現・非連結子会社)
2015年3月8564738
2016年3月8815341
2017年3月8726241
2018年3月8954648
天津理研維他食品有限公司の化成品技術部門を理研維他精化食品工業(上海)有限公司へ移設し、上海市に化成品アプリケーションセンターを開設
2019年3月8904426
2020年3月83050−89
2021年3月77717−16
2022年3月79262216
2023年3月8887764
2024年3月91510388
2025年3月95687949.194
2026年3月96369777.270

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高963億円のうち、営業利益として残るのは69億円7.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は70億円、売上の7.3%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.1%665億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.8%229億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.2%69億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.0pt
7.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
7.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.4pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが60億円、投資CFが17億円で、差し引きのフリーCFは77億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は191億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月31−57−13−26122
2014年3月69−36−933151
2015年3月59−57−122146
2016年3月84−64−3120132
2017年3月81−31−1950162
2018年3月58−16−5942145
2019年3月67−34−2533152
2020年3月59−43−3116136
2021年3月76−23−253187
2022年3月68−37−7631151
2023年3月78−20−4658167
2024年3月105−6−7199201
2025年3月794−10083188
2026年3月6017−8077191

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,164億円。このうち返さなくてよい自己資本が834億円で、自己資本比率は71.6%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月94360733663.9
2014年3月1,02367335065.1
2015年3月1,14176138066.2
2016年3月1,09174434767.7
2017年3月1,09353655748.5
2018年3月1,10358951453.0
2019年3月1,09759250553.5
2020年3月1,01946855145.5
2021年3月1,06546759843.3
2022年3月1,02766536264.8
2023年3月1,05271433867.8
2024年3月1,18876642264.5
2025年3月1,13079233870.1
2026年3月1,16483433071.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
201億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
684億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
98億円
在庫として抱えている分
負債合計
330億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率123社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.2%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.6%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,355で、1年前と比べて+18.5%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥3,355-1.2%1ヶ月+8.4%1年+18.5%時価総額1,030億円
過去52週の値幅
安値¥2,662高値¥3,470

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.1倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR1.15倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で3.96%上昇し、8月14日に3280円と前日比0.46%高。25日移動平均線3170円を約3.5%上回り、75日線・200日線も上回っている。52週高値3295円に接近しており、あと約0.5%に迫る。出来高は8月5日に58700株とやや増加したが、全体的に安定。RSIは63.11と中立から強気圏で、上昇トレンドは継続中。ただし高値圏での上値の重さも見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER13.77倍は業界平均28.75倍を大きく下回り、割安感が強いです。PBR1.13倍も業界平均1.64倍を下回り、株価は純資産に対して低く評価されています。配当利回り3.35%は業界平均2.23%を上回り、株主還元が充実しています。ROE8.7%は収益性が中程度ですが、安定した利益を上げています。売上高は増加傾向ですが、営業利益率は9.1%から7.17%へ低下しており、収益性の悪化が懸念されます。割安だが利益率低下に注意が必要と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.1倍28.6倍
PER (予想)13.0倍
PBR1.15倍1.63倍
ROE8.7%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

健康志向の高まりを背景に機能性素材の需要は堅調だが、原料価格の高騰や競争激化が利益率を圧迫している。強気派は高シェア製品の値上げと新製品開発による成長を期待。弱気派は2026年3月期の営業利益率低下に見られる収益性悪化と、他社の参入によるシェア低下を懸念。

プラスに働く材料7
  • 安定需要と高いシェア

    葉酸で世界シェア約7割、DHAも国内トップクラス。

  • 健康市場の拡大

    サプリメントや機能性表示食品の市場は拡大が続く。

  • 株主還元の継続

    配当利回り3.35%と高く、自己株取得も実施。

  • 25年3月期の純利益94億円と高水準通年影響

    24年3月期88億円から増益。営業益87億円と収益力示す

  • 今期予想PER12.7倍と収益回復期待決算発表後影響

    現在13.77倍から12.7倍へ、EPSの増加が見込まれる

  • 外国人保有11.53%と需給改善期待継続影響

    外国人保有比率11.53%と食品株では高めで需給に寄与

  • 配当利回り3.35%と安定株主還元継続影響

    配当利回り3.35%とPBR1.13倍、財務の健全性が下支え

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下

    2026年3月期の営業利益率は7.17%と前期の9.1%から悪化。

  • 原料コストの上昇

    魚油やビタミン原料の価格高騰が価格転嫁を難しくしている。

  • 競争の激化

    海外メーカーや新規参入による価格競争でシェアが脅かされる恐れ。

  • 26年3月期の営業利益69億円と減益通年影響

    前期87億円から20.7%減益、純利益も94億円から70億円へ

  • 売上高が前期比0.7%増と低成長通年影響

    26年3月期売上高963億円と前期956億円から伸び悩み

  • ROE8.7%と資本効率の伸び悩み継続影響

    ROE8.7%と2桁成長に届かず、PBR1.13倍の評価

  • 1年で17%上昇後の利益確定売り不定影響

    株価は1年で17.26%上昇、高値圏での調整リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
原材コストと価格転嫁のバランスを見る重要な指標。
機能性素材の売上構成
ヘルスケア事業の成長性を測る。
海外売上比率
海外でのシェア拡大が将来の成長に直結する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+17.0%いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
41.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3329.8
2018年3月367.627.2
2019年3月4114.169.7
2020年3月423.7
2021年3月420.0
2022年3月469.57.3
2023年3月5928.345.7
2024年3月8137.332.6
2025年3月9416.030.3
2026年3月11017.041.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ40,994人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.1%を占め、残る58.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.644.833.941.039.546.0
金融機関24.424.928.625.326.221.6
事業法人24.724.729.021.421.019.5
外国法人5.04.87.510.111.611.5
自己株式18.918.92.19.42.14.3
証券会社1.40.71.02.21.71.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01理研ビタミン取引先持株会10.91
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.87
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・ミヨシ油脂株式会社口)*みなし保有株式3.52
04理研ビタミン社員持株会2.51
05住友生命保険相互会社(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)2.36
06株式会社みずほ銀行2.26
07朝日生命保険相互会社(常任代理人株式会社日本カストディ銀行)1.43
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.38
09清水食品株式会社1.16
10三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-07
    理研ビタミン取引先持株会 理事長 保坂 晴彦
    新規の大量保有報告
    11.05%
  • 2026-08-07
    理研ビタミン取引先持株会 理事長 小林 光夫
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -10.60pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+123%、1株純資産は14期で+5%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1072,7234.121.432.8
2014年3月1623,0155.714.538.6
2015年3月1723,4135.324.039.8
2016年3月941,6795.521.438.4
2017年3月1281,6706.415.829.8
2018年3月1471,7838.614.027.2
2019年3月801,7924.521.969.7
2020年3月−2721,412
2021年3月−491,407
2022年3月6582,02838.32.57.3
2023年3月1962,1749.39.845.7
2024年3月2682,52411.89.632.6
2025年3月3102,65012.17.830.3
2026年3月2382,8558.712.141.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額300百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
山木一彦取締役 会長67
望月敦代表取締役 社長64
仲野隆久代表取締役 専務 管理部門(コンプライアンス・総務・人事)化成品事業部門担当66
道津信夫代表取締役 専務 事業戦略部門 調達部門 ヘルスケア事業部門担当66
冨取隆浩常務取締役 管理部門(サステナビリティ・経理・システム)経営戦略部門担当61
中野正明取締役 食品改良剤事業部門 国際事業部門担当61
平野伸一取締役70
牧之段武彦取締役 常勤監査等委員63
藤永敏取締役 常勤監査等委員66
末吉永久取締役 監査等委員58
末吉亙取締役 監査等委員69
氏原亜由美取締役 監査等委員64
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
青木巧取締役 食品事業部門 ヘルスケア事業部門担当60

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)616510471022337
社外取締役5606012
取締役(社内)217179

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,165字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社18社で構成されており、その主な事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)国内食品事業 家庭用食品(一般家庭向け加工食品)、業務用食品(業務用市場向け加工食品など)及び加工食品用原料等(食品業界向け加工食品用原料・食品用改良剤・ビタミンなど)の製造、販売を行っており、以下の製品群を取り扱っております。 海藻(わかめ)商品 … 理研食品㈱が製造し、当社が販売しております。 ドレッシング ………… 当社が製造、販売しております。 エキス・調味料類 …… 当社及び理研食品㈱が製造し、また当社が製造する一部製品はサニー包装㈱が小分け包装し、当社が販売しております。 食品用改良剤 ………… 当社が製造、販売しており、栄研商事㈱も当社製品を含め販売しております。 ビタミン ……………… 当社が製造、販売しており、栄研商事㈱も当社製品を含め販売しております。 健康機能食品 ………… 当社が製造、販売しております。 (2)国内化成品その他事業 化成品用改良剤、飼料用添加物などの製造、販売を行っております。 化成品用改良剤 ……… 当社及び㈱健正堂が製造し、当社及び栄研商事㈱が販売しております。 飼料用添加物 ………… 栄研商事㈱が仕入、販売しております。 (3)海外事業 食品用改良剤、化成品用改良剤、エキス・調味料類などの製造、販売を行っております。 食品用改良剤及び 化成品用改良剤   …   当社、RIKEVITA(MALAYSIA)SDN.BHD.及び天津理研維他食品有限公司が製造し、海外7拠点の子会社等が販売しております。 各子会社とその主な販売地域は以下のとおりであります。 子会社名   販売地域 RIKEVITA(SINGAPORE)PTE LTD   東南アジア、南アジア、オセアニア RIKEVITA VIET NAM CO., LTD.   ベトナム RIKEVITA(THAILAND)CO., LTD.   タイ RIKEN VITAMIN EUROPE GmbH   ヨーロッパ、アフリカ、中近東 RIKEN VITAMIN USA, INC.   北米、中南米 理研維他精化食品工業(上海)有限公司   中国 理研維他亜細亜股份有限公司   台湾、韓国 エキス・調味料類   …   GUYMON EXTRACTS INC.が製造し、当社及びRIKEN VITAMIN USA, INC.が販売しております。 以上に述べた事項を事業系統図で示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,521字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社は、 1.社会に対し、食を通じて健康と豊かな食生活を提供する 2.コンプライアンス精神に基づいた事業活動を行い、社会的責任を果たす 3.フレキシビリティのある、かつ創造力に溢れた企業として発展する 4.事業活動の視点・範囲を海外にも向け[世界の理研ビタミン]としてのブランドを高める 5.人間尊重の思想に基づき魅力ある職場をつくる の経営理念のもと、創業以来一貫して「天然物の有効利用」を事業展開の根幹に据え、独自の技術力・開発力を通じて食品・食品用改良剤・化成品用改良剤・ビタミンの各分野において多彩な製品を創り出し、日本のみならず世界各地にお届けしてまいりました。 当社グループを取り巻く事業環境は、緊迫する中東情勢をはじめとする地政学的リスクの高まりを背景に、原材料価格およびエネルギー価格の高騰、サプライチェーンの混乱が顕在化しつつあり、米国通商政策の動向や中国経済の停滞なども相まって、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような環境下において、外部環境の変化に的確に対応していくことが極めて重要であり、当社グループ各社との連携を一層強化するとともに、迅速かつ機動的な意思決定を行っていくことが強く要請されていると認識しております。 加えて、社会からの信頼に応えるため、公正で透明性の高いコンプライアンス体制、および企業グループ全体における健全な事業運営を支えるガバナンス体制のさらなる高度化が求められております。 食品業界におきましては、国内市場において原材料価格の高止まりに加え、人件費や物流費等の各種費用の上昇を背景とした価格改定が相次いでおります。その一方で、消費者の生活防衛意識の高まりにより節約志向が一層強まっております。さらに、不安定な国際情勢の影響を受け、今後も原材料価格および各種費用の上昇が継続するものと見込まれます。このような激しい事業環境の変化に対し、顧客のニーズを的確に捉えた製品・サービスを、機動的かつ柔軟に提供していくことが重要であると認識しております。また、サステナビリティの観点から、フードロス(食品ロス)問題への取組みも重要であると考えております。成長が見込める海外市場においても、地政学的リスクの高まりを背景とした原材料価格、エネルギー価格および物流コストの上昇懸念など、各国経済の先行きに対する不透明感が一層強まるものと予測されます。 このような事業環境のもと、当社グループは海外事業への取組みを一層強化すべく、海外拠点における人員増強を進め、事業展開の加速を図ってまいります。また、販売子会社であるRIKEN VITAMIN USA, INC.(アメリカ)においては、全米展開を視野に入れ、アクセス性に優れたテキサス州への拠点移転を進めるとともに、食品用改良剤のアプリケーションセンターとラーメンラボの規模拡張を通じて、さらなる事業拡大を図ってまいります。 当社グループは、2034年度をゴールとする中長期ビジョン「持続可能な社会をスペシャリティな製品とサービスで支え、成長する会社になる」の実現に向け、2025年4月に「中期経営計画2027」を策定いたしました。 (1)中期経営計画2027の位置づけ 当社グループは、中長期ビジョンのゴールである2034年度に営業利益135億円、海外売上高比率35%、ROE10~12%という目標を掲げています。この目標達成に向け、「中期経営計画2027」では、積極的な設備投資と事業体制の再構築を進める3年間と位置付けています。 あわせて、バランスシートや株価を意識する経営にシフトし、株式市場との対話を進めることで、中長期的な企業価値向上を目指します。 (2)経営目標・キャッシュアロケーション ①経営目標 2028年3月期目標 成長性   売上高   1,100億円 収益性   営業利益   100億円 EBITDA*   142億円 効率性   ROE   10%以上 株主還元   配当性向   40%以上 財務規律   自己資本比率   60~65% ガバナンス   政策保有株式純資産比率   10%未満 為替前提:150円/$ *EBITDA:営業利益+減価償却費 ②キャッシュアロケーション ・営業キャッシュ・フロー、政策保有株式縮減による売却益と現預金を活用し、積極的な投資と株主還元を実行 ・インオーガニックも含めた戦略投資は必要に応じて負債を活用 (3)事業戦略 ①事業環境認識 ②国内食品事業 2028年3月期目標 売上高   719億円 営業利益   75億円 ・加工食品市場全体より少し高い伸び率を目指す ・生産性向上・省人化のための設備投資 ・家庭用食品:市場創造型商品の開発・育成、既存商品群の活性化 ・業務用食品:中食・即食市場、人手不足に起因して拡大する新市場への提案強化 ・加工食品用原料等:調達不安定な原料の代替機能、生産効率向上、フードロス削減につながる提案強化、健康関連市場への提案強化 ③国内化成品その他事業 2028年3月期目標 売上高   97億円 営業利益   9億円 ・得意分野に絞り込んだ国内市場の深掘り ・海外展開する日系企業への提案強化 ④海外事業 2028年3月期目標 売上高   300億円 営業利益又は営業損失   16億円 ・スペシャリティ品の市場拡大局面に備え、スピード感を重視した先行投資を行う ・基幹工場であるRIKEVITA(MALAYSIA)SDN.BHD.に投資額を重点配分 ・国内部門を巻き込み、新体制を構築 ・中国で生産ラインを再編し、新工場の早期稼働率拡大に注力 (4)非財務戦略 ・社会課題の解決につながる中長期的な研究開発 ・人財方針にもとづく人事制度の構築 ・グループ・ガバナンス強化
事業等のリスク3,162字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市況変動のリスクについて 当社グループは国内外で事業を展開しておりますが、中でも食品事業は消費動向や販売先の業界の需要動向の影響を受けやすい傾向にあります。特に国内食品事業においては、人口減少、少子高齢化による市場縮小が進み、競合他社による新商品の投入や販売促進活動によりますます競争が激しくなっております。今後、更に市場の縮小が深刻になった場合や、経済状況及び業界の需要動向に想定外の変動があった場合には当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、食品事業において市場ニーズの変化に対応した商品開発に注力するだけでなく、コア技術の水平展開を基盤として改良剤事業、ヘルスケア事業、化成品その他事業、海外事業といった多角的な経営を行うことでリスクの分散を図り、かつそれぞれの事業分野において高付加価値製品の開発・拡販により差別化を図ることに継続して努めております。 (2)安全性のリスクについて 食品をはじめとする当社が事業を営む業界においては、これまでも鳥インフルエンザ・口蹄疫・ノロウイルス等の感染症や放射能汚染等さまざまな事案が発生しております。品質については万全を期しておりますが、当社グループの取組みの範囲を超える事態の発生により、製品・商品の回収や多額の製造物賠償責任が生じた場合には、当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、世界的に認められた品質管理システム(ISO、HACCP、FSSC等)に従って各種製品を製造するとともに、原材料から製品及び仕入商品について自主検査体制やトレーサビリティシステムを構築するなど、品質保証体制の強化に努めております。 (3)原材料の調達リスクについて 当社グループで使用する天然物を中心とする原材料は国内外から幅広く調達しておりますが、市況の急激な変動、原産地における天候、需給バランス、社会情勢などの変化や、自然災害の発生により、安定的な価格や品質及び十分な調達量を確保出来なくなった場合には、当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、安全かつ安定的な供給先を複数確保することに努め、特定の調達先への集中を回避すると共に、計画的な在庫確保を行うことでリスクの低減を図っております。 (4)為替変動のリスクについて 当社グループは全世界で事業展開しているため、外国為替相場の変動により当社及び連結子会社が外国通貨で販売する製品及び調達する原材料に、取引リスクという形で影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、為替予約取引等によりリスクの低減を図っておりますが、急激な為替変動が生じた場合は当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、連結財務諸表作成のために在外子会社の財務諸表を円貨に換算しているため、換算リスクという形で為替変動の影響を受けます。 (5)知的財産権のリスクについて 第三者が当社の知的財産権を侵害した場合、或いは当社が意図せずして第三者の知的財産権を侵害した場合には、当社ブランド価値の低下、訴訟費用や賠償費用の発生等により当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、法務部及び関連部門が連携して当社商品に関連する知的財産権の取得及びノウハウ化等を行い、当社商品の保護に努めています。また、第三者による当社の知的財産権の侵害予防、侵害者への警告等を行うとともに、第三者の知的財産権を尊重した商品開発及び営業活動を推進しております。 (6)情報、管理システムのリスクについて 大規模災害(自然災害含む)、機器障害、情報システムへの不正なアクセスや予測不能なウイルスの侵入、その他不測の事態の発生により、情報システムが一定期間使用できなくなった場合には、当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 通常時はもとより、上記のような有事が発生した場合に備えて、当社グループでは、開発・生産・販売・物流等の情報システムについて適切な管理体制をとり運営するとともに、重要な情報の紛失、誤用、改ざん等を防止するため、情報システムを含め、情報管理に対して適切なセキュリティ対策を実施するよう努めております。 (7)自然災害等のリスクについて 当社グループは、国内外に複数の製造拠点を有しておりますが、当該地域において大規模な地震や風水害等の自然災害の発生により製造設備に重大な被害を受けた場合や、新型インフルエンザ等の生命・健康に重大な影響を及ぼす感染性疾病が流行拡大して人員確保が困難になった場合には、操業停止に伴う製造能力の低下と売上高の減少、設備修復費用の発生などにより、当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 当社グループでは、事業継続計画(BCP)を策定して有事に備えると共に、リスク管理委員会の活動を通して安否確認システムの導入や設備の耐震補強、必要物資の備蓄強化、従業員に対する訓練やマニュアル配布による啓発等を行うなど社内体制を整備し、リスクの低減を図っております。 (8)法的規制のリスクについて 当社グループは、事業を運営する上で、食品衛生法、JAS法、薬機法、環境リサイクル関連法規等、さまざまな法的規制の適用を受けております。また、日本のみならず、事業を展開する各国の関係法令、規制等の適用も受けております。これらの法令、規制等が変更された場合、又は予期し得ない法的規制等が新たに導入された場合、当社グループの業績と財政状態に悪影響を与える可能性があります。 これに対し当社グループでは、各担当部門がコンプライアンスの遵守及び強化を第一義に、情報収集力の強化と法規制対応に注力しています。 (9)海外事業におけるリスクについて 当社グループは、日本国内のみならず、世界各地においても事業を展開しており、これまで挙げたリスクは海外事業についても同様に存在すると捉えております。 特に米中両国間の貿易摩擦や新型感染症の流行等に起因する世界経済の減速について注視する必要があると共に、グローバルに事業を展開していく上では、言語、地理的要因、法制・税制度を含む各種規制、自主規制機関を含む当局による監督、経済的・政治的不安、食習慣、宗教の違い等のさまざまな潜在的リスク、特定の国や地域又はグローバルにおいて競争力を有する競合他社との競争が熾烈化するリスク、更には外国政府及び国際機関により関係する諸規制が突然変更されるリスクや、カントリーリスクを含む信用リスクについても常に注視していく必要があり、これらリスクが顕在化した場合は当社グループの海外事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらリスクは完全に回避できない可能性もありますが、当社グループでは、当該リスクが顕在化する前に適切な対応が図れるよう情報収集に努め、リスク管理意識を高めると共に、社内規程に基づいた活動やリスクヘッジ対応を進め、有事においては構築済みの危機管理体制の中で迅速かつ的確に対応してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,967字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績の概況 当社グループは、2034年度をゴールとする中長期ビジョン「持続可能な社会をスペシャリティな製品とサービスで支え、成長する会社になる」を掲げています。2025年4月より2028年3月までの3年間を対象とする「中期経営計画2027」においては、人口動態の変化を見越して事業体制の再構築に取り組み、持続的な成長を目指しています。 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)における当社グループの事業環境は、日本国内において外食およびインバウンド消費の伸びが継続する一方で、物価上昇の継続により消費者マインドが弱含んで推移しました。海外では中国景気が緩やかに減速したほか、アメリカの政策動向や中東情勢などの影響で経済の不透明感が高まりました。 このような中、当連結会計年度の売上高は、海外事業が前期実績を下回りましたが、国内食品事業、国内化成品その他事業が前期を上回る実績を確保し、963億円(前期比7億17百万円、0.8%増)となりました。 また、利益面では営業利益が69億円(前期比18億23百万円、20.9%減)、経常利益が77億4百万円(前期比17億13百万円、18.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は70億35百万円(前期比23億52百万円、25.1%減)となりました。 なお、当連結会計年度において、アスベスト除去費用に関する資産除去債務の見積りの変更を行いました。当該見積りの変更により、営業利益、経常利益および税金等調整前当期純利益がそれぞれ8億72百万円減少しております。 セグメント毎の経営成績の概況 〔国内食品事業〕 『家庭用食品』は、前期比で増収となりました。 海藻商品は「ふりかけるザクザクわかめ®」の販売数量が減少しましたが、「わかめスープ」「ふえるわかめちゃん®」の販売金額が前期を上回り、前期比で増収となりました。 ドレッシングは、「洋食屋さんのただただおいしいドレッシング」や「ふわじそ®青じそとチーズのドレッシング」が実績に貢献しましたが、期中に実施した一部製品の価格改定や、主力の「リケンのノンオイル®」シリーズにおける販売数量の減少が影響し、前期比で減収となりました。 食塩無添加のだしの素「素材力だし®」は、前期に引き続き最大需要期の第3四半期にテレビCMを実施するなどコミュニケーション施策に注力した結果、前期比で増収となりました。 また、下味冷凍用おかずの素「パッとジュッと®」は新たなカテゴリを創出する商品として、市場への浸透を図っています。 『業務用食品』は、前期比で増収となりました。 加工食品メーカー向けでは、消費者の節約志向による需要減が一部で続いたものの、価格改定や新規提案の強化によりカバーしました。外食・給食産業向けは冷凍海藻や調味料などの製品群で新規需要を獲得し、価格改定による数量減を吸収しました。また、CVS向け海藻商品が好調に推移しました。 『加工食品用原料等』は、前期比で増収となりました。 フードロス問題への対応など多様化する顧客ニーズに合わせた食品用改良剤の提案強化に加え、下期にかけて価格改定効果が徐々に発現し、実績は堅調に推移しました。また、機能性食品用原料の販売が伸長しました。 利益面では、労務費や減価償却費などの増加により売上総利益が押し下げられたほか、人件費や手数料の増加などにより販管費も増加しました。こうしたコスト上昇に対して価格改定を進めるとともに、広告宣伝費を抑制しました。しかしながら、アスベスト除去費用に関する資産除去債務の見積りの変更により売上原価および販管費が8億40百万円増加し、結果として減益となりました。 〔国内化成品その他事業〕 国内化成品その他事業では、化成品用改良剤と飼料用油脂を販売しています。化成品用改良剤では、化学工業用分野(プラスチック、食品用包材、農業用フィルム、ゴム製品、化粧品など)において、顧客ニーズをとらえたソリューションビジネスを展開しています。建材向けは減少したものの新規テーマの実績化などにより全体の数量は増加し、前期比で増収となりました。また、飼料用油脂の販売も増加し、前期比で増収となりました。 利益面では、原材料価格の上昇に対し価格改定の効果が十分に及ばず、減益となりました。 〔海外事業〕 海外事業では、主に食品用改良剤、化成品用改良剤を世界各地に販売しています。北米と台湾では実績が前期を上回りましたが、台湾を除くすべての地域で販売数量が減少しました。中国では消費低迷の影響を受けて販売数量の落込みが続いたほか、ヨーロッパや東南アジアでは汎用品において競合との価格競争が激化しました。北米では第2四半期以降大手取引先での採用が拡大し、エキス製品の伸長とあわせて前期比で増収となりましたが、全体では前期比で減収となりました。 利益面では、減収による売上総利益の減少や、人件費の増加などにより、営業損失となりました。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントごとの業績をより適切に管理するため、従来、報告セグメントごとに配分していなかった全社費用の一部を主に海外事業に配分しています。営業利益の前期比増減額および増減率については、当連結会計年度の測定方法に基づいて作成した前連結会計年度の営業利益に基づいて算定しています。 中期経営計画との比較分析 当社グループは、2025年4月より2028年3月までの3年間を対象として中期経営計画2027を策定しており、当連結会計年度は初年度に位置付けられます。 当連結会計年度の目標として、売上高1,000億円、営業利益85億円、経常利益90億円、親会社株主に帰属する当期純利益82億円を掲げるとともに、新たな指標としてEBITDA120億円を設定しております。 売上高につきましては、国内食品事業において、家庭用食品では「洋食屋さんのただただおいしいドレッシング」および新商品「ふわじそ®青じそとチーズのドレッシング」が寄与したものの、主力の「リケンのノンオイル®」シリーズの販売が低調に推移しました。業務用食品では、価格改定および新規提案の強化に取り組みましたが、一部客先における需要減少の影響を受けました。加工食品用原料等では、フードロス問題への対応など多様化する顧客ニーズに合わせた食品用改良剤の提案強化に加え、価格改定および機能性食品用原料の拡販に取り組んだものの、一部業界において苦戦を強いられました。その結果、国内食品事業は、目標を下回る実績となりました。国内化成品その他事業においては、化成品用改良剤の価格改定および新規テーマの実績化に取り組んだ結果、概ね目標並みで推移いたしました。海外事業においては、各国経済の先行き不透明感に加え、競合との価格競争激化の影響により、目標を大幅に下回る実績となりました。その結果、連結全体では963億円となり、目標を下回りました。 営業利益につきましては、海外事業の販売不振に加え、アスベスト除去費用に関する資産除去債務の見積りの変更等により、69億円となり、目標を大幅に下回りました。 また、親会社株主に帰属する当期純利益は70億35百万円となり、目標値を大幅に下回りました。 なお、営業利益に減価償却費を加算したEBITDAは115億78百万円となり、目標を下回る実績となりました。 目標とする経営指標との比較分析 当社グループは、中期経営計画2027における第92期(中期経営計画最終年度)の経営指標として、ROE(自己資本利益率)10%以上、自己資本比率60~65%、および政策保有株式の連結純資産比率10%未満を掲げております。 当連結会計年度における各経営指標の状況は、以下のとおりであります。 a.ROE 当連結会計年度のROEは8.7%となり、目標を下回りました。これは、海外事業の販売不振に加え、アスベスト除去費用に関する資産除去債務の見積り変更の影響により親会社株主に帰属する当期純利益が減少したこと、さらに保有株式の株価上昇および円安の進行により連結純資産が増加したことによるものであります。この結果、ROEは前連結会計年度に比べ3.4ポイント低下いたしました。 b.自己資本比率 当連結会計年度の自己資本比率は71.6%となり、目標を下回りました。資産除去債務が見積りの変更により増加したものの、それを上回る連結純資産の増加により、自己資本比率は前連結会計年度に比べ1.5ポイント増加いたしました。 c.政策保有株式の連結純資産比率 当連結会計年度における政策保有株式の連結純資産比率は17.9%となり、目標を下回りました。政策保有株式を一定程度売却したものの、株価上昇の影響により残高は前連結会計年度末と概ね同水準となり、これに加えて連結純資産残高の増加も相まって、同比率は前連結会計年度に比べ1.1ポイントの改善にとどまりました。 当社グループは、引き続き、これらの経営指標の改善に向けた取組みを推進してまいります。 (2)財政状態の概況 当連結会計年度末の総資産は1,163億87百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億87百万円増加しました。主な増加は、棚卸資産24億49百万円、建物及び構築物20億87百万円、機械装置及び運搬具18億86百万円、主な減少は、現金及び預金22億28百万円、建設仮勘定18億73百万円であります。 負債は330億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億91百万円減少しました。主な増加は、資産除去債務15億86百万円、主な減少は、短期借入金14億32百万円、長期借入金13億41百万円であります。 純資産は833億79百万円となり、前連結会計年度末に比べ41億79百万円増加しました。主な要因は、自己株式が19億75百万円増加したこと、為替換算調整勘定が19億48百万円増加したことによるものであります。また、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益の計上で70億35百万円増加し、剰余金の配当で32億45百万円減少しております。 (3)キャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は191億31百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億95百万円増加しました。 営業活動によるキャッシュ・フローは59億63百万円の収入となりました。主な増加は、税金等調整前当期純利益102億44百万円、減価償却費46億77百万円であり、主な減少は、法人税等の支払額28億38百万円、投資有価証券売却益25億82百万円、棚卸資産の増加額19億43百万円であります。 投資活動におけるキャッシュ・フローは17億47百万円の収入となりました。主な増加は、投資有価証券の売却による収入39億6百万円、定期預金の払戻による収入37億53百万円であり、主な減少は、有形固定資産の取得による支出48億63百万円、定期預金の預入による支出10億23百万円であります。 営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローは77億11百万円の純収入となっております。 財務活動によるキャッシュ・フローは80億40百万円の支出となりました。主な減少は、配当金の支払額32億42百万円、長期借入金の返済による支出25億73百万円、自己株式の取得による支出20億円であります。 当社グループの資金需要は、製品の製造販売に関わる原材料費やエネルギー費、営業費用などの運転資金、設備投資資金及び研究開発などであります。資金調達は主としてフリー・キャッシュ・フロー及び銀行借入により十分な資金を確保しております。これらに加えて、国内金融機関と借入枠60億円の貸出コミットメントライン契約を締結することにより財務の安定性及び流動性を補完しております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (5)生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 国内食品事業   64,941   104.6 国内化成品その他事業   7,904   118.3 海外事業   21,616   94.2 合計   94,462   103.0 (注)金額は生産者販売価格で算出しており、セグメント間取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当社グループは一部の製品について受注生産を行っておりますがウエイトも小さく、大部分の製品は販売計画に基づく生産計画に従った見込生産を主体としております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 国内食品事業   66,360   102.4 国内化成品その他事業   8,686   109.1 海外事業   21,252   93.2 合計   96,300   100.8 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間取引については相殺消去しております。 2.セグメントの各事業内容は次のとおりであります。 国内食品事業 …………… 一般家庭向け加工食品、業務用市場向け加工食品、食品業界向け加工食品用原料・食品用改良剤・ビタミンなどの製造、販売 国内化成品その他事業 … 化成品用改良剤、飼料用添加物などの製造、販売 海外事業 ………………… 食品用改良剤、化成品用改良剤、エキス・調味料類などの製造、販売 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満のため記載を省略しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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