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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

B-R サーティワン アイスクリーム

B-R 31 ICE CREAM CO.,LTD.2268 · Standard · 食料品

概要

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社は、アメリカのバスキン・ロビンス社のフランチャイズとして1973年に設立されたアイスクリーム専門店チェーン運営企業である。全国に1,066店舗を展開し、2025年12月期の売上高は343億円、純利益18億円と過去最高を更新。自社工場で製造した31種類のフレーバーを核に、フランチャイズ方式で事業を拡大している。

フランチャイズとライセンス契約に基づく事業構造

当社はバスキン・ロビンス・フランチャイジング エルエルシーと「ライセンス及び技術援助契約」を結び、アイスクリームの製造・販売とフランチャイズ運営のノウハウ提供を受けている。売上高の一定率をロイヤリティとして支払う一方、不二家との間でフランチャイズ契約を締結し、小売店にアイスクリーム等を卸売するとともに小売売上高の一定率をロイヤリティとして受取る。この二重構造により、当社は卸売収入とロイヤリティ収入の両方を得ている。連結子会社として31 Aikalima LLCを保有する。

自社工場と製造体制の変遷

静岡県小山町の富士小山工場は1979年に建設され、当初年産2,000千ガロンから1987年には7,000千ガロンへ増強された。1999年にはHACCP認定を取得。2007年には冷凍倉庫を改修し庫内搬送を自動化した。アイスクリームケーキの生産設備は1990年に1ライン増強。さらに2025年には神戸三木工場の増築が完了し、アイスクリームケーキの生産能力を拡大した。原材料の約60%を国内(ミルクは北海道産)、約40%を海外から調達し、為替予約で変動リスクをヘッジしている。

店舗網と販売拠点の多様化

1983年に200店舗、1986年に300店舗、2003年に500店舗、2004年に600店舗、2005年に700店舗、2006年に800店舗と順調に拡大。2025年末の店舗数は1,066店舗で前期比21店舗純増した。立地はロードサイド、商業施設、駅前、繁華街など多様で、大学やサービスエリア、空港・駅への出店も進める。通常店舗とは別に国内ポーションカップ販売拠点439ヶ所、台湾・ハワイの海外店舗51店舗を含む総販売拠点数は1,556ヶ所に上る。店舗デザインでは「F1(Flavor1st)」「MOMENTS」を導入し、952店舗が新デザインに刷新された。

バスキン・ロビンスと不二家を軸とするグループ関係

当社は1974年に不二家とバスキン・ロビンス社の合弁会社として第三者割当増資を実施。現在はその他の関係会社である不二家とフランチャイズ契約を結び、不二家乳業から原料を購入し、不二家神戸へ一部製造を委託している。バスキン・ロビンス社とはライセンス契約を継続し、世界的なブランドネットワークに属する。子会社の31 Aikalima LLCは当社が100%出資し役員を兼任する。この3社連携により、原材料調達から製造、販売までを一体化している。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
343億円
営業利益
28億円
営業利益率
8.2%
純利益
18億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書のセグメント情報(2025/12期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
製品売上高266億円77.6%
ロイヤリティー収入53億円15.5%
店舗用設備関連収入24億円7.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

製品と技術

31種類のフレーバーと毎月の新作戦略

商品の中核は常時31種類のアイスクリームフレーバーである。毎月「新作フレーバー」を発売し、専門店ならではの選ぶ楽しさを提供している。2025年には人気キャラクターとのコラボレーションフレーバー(スーパーマリオ、ポケットモンスター、ハローキティ、ONE PIECE、不二家ペコちゃん)を投入し、幅広い世代の来店を促進した。小売売上高の伸びは、こうしたフレーバー戦略とプロモーションに支えられている。

アイスクリームケーキ「31 パティスリー」の拡充

2025年、アイスクリームケーキの新カテゴリー「31 パティスリー」を立ち上げ、自分へのご褒美や手土産として支持を集めた。同時に子供向け人気商品を含むケーキラインナップ全体を充実させた。生産能力拡大のため神戸三木工場を増築し、アイスクリームケーキの製造体制を強化した。1996年には「クレープ」を併売商品として正式導入しており、デザート派生商品の開発も継続している。

デジタル技術を活用した販売・顧客管理

会員制アプリ「31Club」の会員数は2025年に1,000万人を突破し、会員の購入額が売上全体の43.2%を占める。モバイルオーダーは予約受付にも対応し、顧客の利便性と店舗の生産性を向上させている。デジタルサイネージの導入など、デジタル技術で店舗オペレーションの簡素化も進めている。これらのデジタル化施策は長期経営計画の柱の一つであり、客数の増加に寄与している。

原料調達と品質管理の取り組み

アイスクリームの原料は約60%を国内から調達し、ミルクは北海道産を使用。残り約40%は海外から輸入しており、為替変動の影響を受けるため、為替予約によるヘッジを行っている。複数社購買で調達価格の上昇を抑制し、自社工場ではHACCP認証(1999年取得)に基づく衛生管理を徹底。富士小山工場では食品残渣削減や電気使用量削減にも取り組み、環境負荷低減を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がB-R サーティワン アイスクリーム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12908フジッコ489億円32.4倍
22931ユーグレナ474億円
32594キーコーヒー461億円44.0倍
42820やまみ411億円21.4倍
52923サトウ食品400億円14.2倍
62268B-R サーティワン アイスクリーム390億円23.4倍
72910ロック・フィールド379億円368.9倍
82831はごろもフーズ379億円13.1倍
92221岩塚製菓366億円15.4倍
102114フジ日本352億円10.9倍
112915ケンコーマヨネーズ341億円10.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

不二家との合弁で創業した1973年

1973年12月、株式会社不二家が米バスキン・ロビンス社との合弁事業を目的にビー・アールジャパン株式会社を資本金40百万円で設立した。翌1974年1月、バスキン・ロビンス社への第三者割当増資により正式な合弁会社となる。同年、東京・目黒に第一号店とトレーニングセンターを開設した。この時期、不二家の国内流通網とバスキン・ロビンスのアイスクリーム技術を組み合わせる基盤が作られた。

自社工場建設と生産能力増強の1979〜1987年

1979年3月、静岡県小山町に富士小山工場を建設し、年産2,000千ガロンの体制を確立。1984年に年産3,500千ガロンへ増強、1987年には年産7,000千ガロンに引き上げた。1987年には併せてスペシャリティデザートの生産設備も完成。一貫生産体制を強みに、店舗網拡大に対応した。同じ1987年には店舗数が400店を超え、株式を店頭公開した。工場増強と店舗拡大が同時に進んだ成長期である。

ブランド刷新とロードサイド展開への転換(1985年)

1985年4月、カラーデザインを変更した第1号店「渋谷公園通り店」を出店するとともに、社名を「B-R サーティワン アイスクリーム株式会社」に変更した。ブランド名に「サーティワン」を入れ、車社会に対応するロードサイドタイプの出店を本格化した。従来実験的に行っていたロードサイド店を正式な戦略とし、郊外での店舗展開を加速させた。同年、店舗数は400店に達し、新たな成長軸が確立された。

フランチャイズ契約制度の大幅変更(2000年)

2000年4月、フランチャイズ店の売上向上と収益性改善を目的に加盟店契約制度を大幅に変更した。卸売価格を31%引き下げる一方、店頭小売売上高に対してロイヤリティ5%、広告宣伝分担金3%を徴収する制度を導入した。この変更によりフランチャイジーの負担構造が変わり、店舗の競争力向上につながった。同年、自己株式の取得・消却も実施している。

上場市場変更と店舗数急増の2004〜2006年

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。同月に店舗数600店を達成し、2005年12月には700店、2006年11月には800店へと急増した。上場による資金調達と知名度向上が店舗拡大を加速させたと考えられる。2007年には登記上の商号を「B-R サーティワン アイスクリーム株式会社」に再度変更した。

長期経営計画の策定と過去最高更新の2025年

当社は2031年12月期に税金等調整前当期純利益31億円を目標とする長期経営計画を掲げ、4つの柱(ブランドパワー強化、デジタル化、スマート31、販売拠点拡大)を推進した。2025年12月期は売上高343億円、純利益18億円、国内総小売売上高679億円、一店舗当たり小売売上高64百万円と全て過去最高を更新。長期経営計画の5期目で、神戸三木工場の増築、会員アプリ会員数1,000万人突破などの成果を上げた。

年表29件を開く

1970年代

  • 1973年12月株式会社不二家が米国のバスキン・ロビンス社との合弁事業を行う目的で、ビー・アールジャパン株式会社を設立(資本金40百万円)しました。
  • 1974年1月米国のバスキン・ロビンス社に対して第三者割当増資を行い株式会社不二家とバスキン・ロビンス社の合弁会社としました。
  • 東京・目黒に第一号店及びトレーニングセンターを開設しました。
  • 1979年3月静岡県駿東郡小山町に自社工場(富士小山工場)を建設し、年産2,000千ガロン体制を確立しました。

1980年代

  • 1983年12月店舗網の全国展開により、店舗数(フランチャイズ店及び直営店)200店台乗せを達成しました。
  • 1984年2月関西以西の店舗展開の拡大のため、配送能率向上の見地から、外部営業倉庫の利用を開始しました。
  • 富士小山工場の生産能力を年産3,500千ガロンに増強しました。
  • 1985年4月カラーデザインを変更した第1号店「渋谷公園通り店」を出店しました。
  • 商号変更「サーティワン」のブランド名を入れ、社名をB-R サーティワン アイスクリーム株式会社(登記上商号 ビー・アール サーティワン アイスクリーム株式会社)に変更しました。車社会への対応として従来実験的に進めてきたロードサイドタイプの出店を本格的に開始しました。
  • 1986年3月店舗数300店台乗せを達成しました。
  • 1987年5月富士小山工場の生産能力を年産7,000千ガロンに増強しました。
  • 富士小山工場のスペシャリティデザート生産のための設備が完成しました。
  • 店舗数400店台乗せを達成しました。
  • 社団法人日本証券業協会東京地区協会に当社の株式を店頭登録し、公開しました。

1990年代

  • 1990年9月富士小山工場のスペシャリティデザート生産のための設備を1ライン増強しました。
  • 1991年9月全世界で統一使用される新しいトレードマークを導入し、21世紀へ向けての新しいイメージ戦略を打ち出しました。
  • 1996年6月フランチャイズ店及び直営店の一部にてテスト販売を行ってきました「クレープ」を併売商品として正式に導入しました。
  • 1998年6月自己株式を1,050,000株、850,500千円で取得し、すべてを消却いたしました。
  • 1999年3月富士小山工場では、1999年3月25日に厚生省よりHACCPの認定工場として承認されました。

2000年代

  • 2000年4月フランチャイズ店の売上向上と収益性の改善を目的として、加盟店契約制度を大幅変更しました。フランチャイズ店への卸売価格を31%引き下げると共に、店頭小売売上高に対してロイヤリティ5%、広告宣伝分担金3%徴収制度を導入しました。
  • 自己株式を447,000株、319,605千円で取得し、すべてを消却いたしました。
  • 2003年12月店舗数500店台乗せを達成しました。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場しました。
  • 店舗数600店台乗せを達成しました。
  • 2005年12月店舗数700店台乗せを達成しました。
  • 2006年11月店舗数800店台乗せを達成しました。
  • 2007年3月商号変更登記上の商号をビー・アール サーティワン アイスクリーム株式会社からB-R サーティワン アイスクリーム株式会社に変更しました。
  • 富士小山工場冷凍倉庫の改修を行い、製品の庫内搬送を自動化しました。
  • 中京、関西、九州の各営業所で、環境マネジメントシステム規格であるISO14001を取得しました。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で301人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は868万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は11.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月209
2017年12月216
2018年12月206
2019年12月74841.811.0221
2020年12月71840.911.0229
2021年12月75541.312.0222
2022年12月81541.612.0252
2023年12月78741.511.0252
2024年12月85342.112.0269892
2025年12月86841.311.0301930

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
神戸三木工場 — 兵庫県三木市志染町4,860百万円
各賃貸先店舗2,054百万円
富士小山工場 — 静岡県駿東郡小山町1,559百万円
米国 ハワイ州1,110百万円
目黒店(東京都品川区)他直営40店956百万円
本社、富士小山工場及び神戸三木工場475百万円
本社 — 東京都品川区264百万円
その他35百万円
主な関係会社
  • 海外
    ダンキン ブランズ インターナショナル ホールディングス リミテッド
    英国 ロンドン
    議決権36.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は343億円営業利益28億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.7%、利益が+16.7%。

売上高
+11.7%
343億円
営業利益
+16.7%
28億円
純利益
+20.0%
18億円
営業利益率
8.2%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高358億円343億円
営業利益28億円28億円
純利益18億円18億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は186億円、営業利益は14億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+17.7%、営業利益は−17.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4924.12
2023年2Q6469.44
2023年3Q751114.77
2023年4Q60−1
2024年1Q5635.42
2024年2Q861214.08
2024年4Q16595.55
2025年2Q1581710.811
2025年4Q185115.97
2026年2Q186147.510

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は208億円から343億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2082916
2013年12月2052111
2014年12月18663
2015年12月1860−1
2016年12月19762
2017年12月19863
2018年12月20263
2019年12月19584
2020年12月17684
2021年12月194148
2022年12月2201712
2023年12月2481912
2024年12月30724247.815
2025年12月34328298.218

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高343億円のうち、営業利益として残るのは28億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.4%173億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金41.7%143億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
49.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.0pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.0pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.1pt
12.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが45億円、投資CFが−43億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は72億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月26−12−81439
2013年12月17−17−9030
2014年12月13−262−1320
2015年12月5−2515−2015
2016年12月25−13−91218
2017年12月20−15−7516
2018年12月19−4−71524
2019年12月11−15−7−413
2020年12月31−13−51826
2021年12月40−7−63354
2022年12月20−13−5758
2023年12月27−16−61164
2024年12月35−3213380
2025年12月45−43−10272

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は318億円。このうち返さなくてよい自己資本が150億円で、自己資本比率は47.1%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1551094670.3
2013年12月1581124671.1
2014年12月1711086363.1
2015年12月180988254.3
2016年12月184968852.2
2017年12月183958851.8
2018年12月183948951.3
2019年12月183968752.4
2020年12月174987656.0
2021年12月1901028853.8
2022年12月2001148657.1
2023年12月2141249057.9
2024年12月26313612751.8
2025年12月31815016847.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
72億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
137億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
168億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中12位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中92位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.4%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.2%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
47.1%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,045で、1年前と比べて-0.7%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥4,045-0.1%1ヶ月-0.2%1年-0.7%時価総額390億円
過去52週の値幅
安値¥3,965高値¥4,265

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.4倍
PER (会社予想)21.7倍
PBR2.54倍
配当利回り1.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.2%と小幅下落。25日線(4,087円)をわずかに下回る水準で推移し、週足ではもみ合いが続く。52週高値4,350円から約6.1%下、52週安値3,965円は約3.0%上。出来高は平均並みで方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER22.2倍は業界平均27.9倍を下回るが、PBR2.69倍は業界平均1.59倍を上回る。ROE12.4%に対してPBRがやや高め。配当利回り1.47%は業界平均1.94%を下回る。収益成長は緩やかで、現状のバリュエーションは妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.4倍28.6倍
PER (予想)21.7倍
PBR2.54倍1.63倍
ROE12.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

増収増益が続き、2025年12月期も営業利益率8.2%への改善見通し。強気派はブランド力と新商品戦略による持続的成長を評価、またインバウンド需要や値上げ効果も期待。弱気派は原材料高や人件費上昇が収益を圧迫するリスク、さらに外食全体の競争激化や消費低迷を懸念。PER22倍は割高感もある。

プラスに働く材料7
  • ブランド力と新商品戦略

    31種類の多彩なフレーバーと季節限定で集客力。

  • 安定した増収基調

    売上高3期連続増加、2025年も増収予想。

  • 収益性改善トレンド

    営業利益率7.8%→8.2%へ上昇見込み。

  • 店舗拡大による収益増通年影響

    売上高343億円(前期比+11.7%)、既存店伸び率3%超

  • 営業利益率改善継続影響

    営業利益率8.16%(前期比+0.34%)、コスト効率化

  • 海外展開加速中期影響

    アジア地域出店加速、海外売上比率20%目標

  • 高ROE・高PBR維持継続影響

    ROE12.4%、PBR2.69倍はブランド価値反映

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇リスク

    原材料・人件費高騰が利益率を圧迫。

  • 消費低迷の影響

    可処分所得減少で外食需要が鈍化。

  • バリュエーション懸念

    PER22倍は食品セクター平均並みで割安感乏しい。

  • 原材料高騰継続影響

    乳製品価格上昇で営業利益2億円圧迫

  • 天候不順による売上変動夏期影響

    冷夏で売上5%減少、営業利益3億円減

  • 競合激化継続影響

    コンビニアイス拡大で市場競争激化、値下げ圧力

  • 外国人株主の売却リスク不定影響

    外資保有39%と高く、リスクオフで売却圧力

次の決算で確かめる点
既存店売上高伸び率
店舗の稼働状況とブランド人気の指標。
店舗数増減
フランチャイズ網の拡大ペースを示す。
原材料コスト比率
収益性へのコスト影響を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+60.0%いまの株価に対する利回りは1.48%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
1.48%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月40219.8
2017年12月400.0145.6
2018年12月30−25.0102.4
2019年12月300.065.8
2020年12月20−33.365.3
2021年12月3050.037.1
2022年12月300.024.4
2023年12月4033.333.4
2024年12月5025.030.7
2025年12月8060.040.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ15,481人。区分でいちばん多いのは外国法人38.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.6%を占め、残る62.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人43.543.643.542.040.638.9
事業法人44.244.244.242.740.337.5
個人・その他11.911.711.614.618.522.6
証券会社0.30.40.60.60.70.8
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
金融機関0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ダンキン ブランズ インターナショナル ホールディングス リミテッド(常任代理人 株式会社三井住友銀行)36.73
02株式会社不二家36.73
03ジェーピー モルガン チェース バンク(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.55
04UBS AG London A/C IPB Segregated Client Account(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)0.32
05サーティワン従業員持株会0.31
06JPモルガン証券株式会社0.27
07JPLLC CLIENT ASSETS-SK J(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)0.26
08モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.21
09ビ-エヌワイエム エスエーエヌブイ ビー エヌワイエム ジーシーエム クライアント アカウンツ エム エルエスシービー アールデイ(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.21
10ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.15

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+12%、1株純資産は14期で+37%。直近期のROEは12.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月1641,13415.019.554.9
2013年12月1171,16510.235.168.2
2014年12月291,1182.6142.6273.5
2015年12月−131,013−1.2
2016年12月189951.8219.2219.8
2017年12月279822.8147.9145.6
2018年12月299763.0135.0102.4
2019年12月469924.687.665.8
2020年12月461,0124.585.565.3
2021年12月811,0587.849.737.1
2022年12月1281,18310.832.024.4
2023年12月1251,28410.132.433.4
2024年12月1601,41511.925.130.7
2025年12月1841,55512.421.840.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額344百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
ジョン・キム代表取締役 会長 兼 社長 CEO552,000
安齊正明取締役 シニアアドバイザー65
白井康平取締役 CFO48
パウロ A.P.ニコラス取締役55
ピーター・ジャンセン取締役57
河村宣行取締役71
瓜生徹取締役63
セオドール・ガイルド取締役71
阿部絵美麻取締役46
肥沼邦幸常勤監査役69
川井克之監査役68
萩森正彦監査役63
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
若林翌取締役 常務執行役員53

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)310317917299100
社外取締役431318
監査役11321414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容643字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社である31 Aikalima LLCの計2社で構成されております。当社グループは関係会社(その他の関係会社)であるバスキン・ロビンス・フランチャイジング エルエルシーと「ライセンス及び技術援助契約」を締結しており、アイスクリーム類の製造・販売並びにフランチャイズ方式によるアイスクリーム販売の組織化及び運営に関するノウハウの提供を受けております。それに対し、当社は売上高の一定率をロイヤリティーとして同社に支払っております。 当社は関係会社(その他の関係会社)である㈱不二家との間に、バスキン・ロビンス31アイスクリーム小売店の運営並びに同アイスクリームに係る商標、意匠、小売店販売方法等の使用に関する「フランチャイズ契約」を他のフランチャイジーと同様に締結し、同社に対して、アイスクリーム等の販売及び店舗用設備を賃貸するとともに、小売売上高の一定率をロイヤリティーとして受取っております。 当社は連結子会社である31 Aikalima LLCに100%出資し、役員の兼任をしております。 当社はその他の関係会社である㈱不二家及びその子会社(関連当事者)である不二家乳業㈱から原料を購入し、㈱不二家神戸へ製品の一部を製造委託しております。以上述べたことを事業系統図で示すと次のとおりであります。 なお、当社はアイスクリーム製品の製造及び販売等を行う単一セグメントのため、セグメント別の記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,789字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループの企業理念 We make people happy. ~アイスクリームを通じて、人々に幸せをお届けします。~ 当社グループは、1973年設立以来、高品質で楽しく夢のあるアメリカンタイプのアイスクリームを紹介し、市場のパイオニアとして今日のアイスクリームショップ文化を根付かせてまいりました。 世界各国・地域で7,700店にも及ぶサーティワンアイスクリームのネットワークの中で、当社グループはアメリカ・韓国と並ぶ世界でも重要な市場として、北海道から沖縄まで全国に約1,500ヶ所以上の販売拠点を展開する日本最大規模のアイスクリーム専門店チェーンを築くに至ります。 このような成長を遂げることができたのは、サーティワンアイスクリームファミリーの企業理念「“We make people happy.”~アイスクリームを通じて、人々に幸せをお届けします。~」のもと、全てのお客様に、安心・安全で高品質な美味しいアイスクリームとFUN(楽しいこと、嬉しいこと、感動すること)に満ちたひとときを提供することを第一に考えて行動したことが、お客様の支持につながった結果と受けとめ、引き続き企業の成長に努めてまいります。 (2) 長期経営計画 当社グループは、4つの戦略の柱(①ブランドパワー強化、②デジタル化、③スマート31、④販売拠点拡大)により、2031年12月期に税金等調整前当期純利益31億円を目指した長期経営計画を掲げております。当連結会計年度における4つの戦略の柱のそれぞれについての具体的な施策と成果を、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況及び分析」において記載しております。 (3) 目標とする経営指標 当社の経営指標は、持続的な利益成長と株主還元政策にもつながる「自己資本利益率(ROE)」8%を安定的に超える水準を目指し、経営努力を続けていくことを目標としております。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としまして、以下の点を優先的に対処すべき課題と認識しております。 ① 安定的な原材料の調達 当社はアイスクリーム製造業であり、自社工場(富士小山工場、神戸三木工場)で製品を製造しております。原材料・副材料は、約60%が国内調達で、約40%が海外から輸入しております。ミルクは北海道産を使用しており、国内の酪農業において生産量は安定しております。また、約40%の原材料は海外から輸入しているため、為替変動の影響を受けます。 これに対し当社は、原材料・副材料の調達において複数社購買を実施し、競争原理を働かせることで調達価格上昇を抑えております。輸入原材料調達に関しては、製造原価安定のため支払の一部に対して為替予約によるヘッジを行い、為替相場見通しに応じ、柔軟に対応をしております。 ② 物流網の強化 当社は自社工場で生産した製品を、国内13ヶ所の契約した冷凍倉庫へ移送し、冷凍倉庫から配送車で全国の店舗へ納品しております。国内の物流業界は、ネットショッピング需要拡大による小口配送の増加やトラックドライバーの高齢化・人手不足、CO2削減や長距離運転時間の規制など大きな課題を抱えており、配送料は上昇してきております。また、石油価格の変動の影響も受けます。 これに対し当社は、冷凍倉庫の場所・拠点数の見直しや、店舗配送ルートの効率化、積載率向上への取り組み強化などを継続的に実施しております。 ③ 社会情勢・人口動態の変化への対応 当社ビジネスの根幹は、フランチャイズ展開によるアイスクリーム専門店であり、社会情勢や景気動向、消費マインド、ライフスタイルの変化などが店舗売上に影響を及ぼすことがあります。 これに対し当社は、長期経営計画のとおり、「ブランドパワー強化」を推進してまいります。 以上を実施することにより、消費者に安全かつ安心な商品と、美味しさと楽しさ、新鮮な驚きを提供し、業績の向上、企業価値の増大に邁進していく所存であります。
事業等のリスク1,155字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況・経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 製品の安全性について 当社はフランチャイズビジネスを展開しており、自社工場でアイスクリーム製品を製造し、日本全国の約1,500の販売拠点においてアイスクリーム商品を販売しております。常にお客様に対して安心・安全な商品の提供を心掛けており、工場においても店舗においても徹底した衛生管理を実践しておりますが、予見不可能な原因により製品の安全性に疑義が生じ、製品回収や製造物責任賠償が生じた場合は、当社の業績に影響を与える可能性があります。 これに対し当社は、富士小山工場・神戸三木工場でのQC活動、フランチャイジー店舗を含む全社的なサービス・オペレーション向上運動の推進を、継続的に強化・実行しております。万一、製品の安全性が疑われる事態が発生した際は迅速に対応出来るよう、出荷停止・回収指示の模擬訓練(リコールシミュレーション)を毎年実施し、お客様の安全を守るための万全の備えを尽くしております。 (2) 自然災害等の発生 大規模地震や大型台風上陸等による風水害が発生した場合も、販売及び生産活動に関して多大な打撃をこうむる可能性があります。そのような事態の発生時期、規模等を予測することは不可能で、事前の対策にも限界があります。 これに対し当社は、災害発生直後速やかに「危機管理委員会」を立ち上げ、人的・物的被害の把握、サプライチェーンへの影響度の試算、フランチャイジーや従業員の安全を最優先し、かつ様々な対策や支援策を講じ、事業継続が可能な体制を整えます。 (3) 新たな感染症リスクの発生 新たな感染症発生により、店舗の一時休業や営業時間短縮等、通常の営業活動が行えない事態が発生する可能性があります。そのような事態の発生時期、規模等を予測することは困難ですが、先ずは当社グループ及び店舗において発症者を出さない不断の努力が肝要と認識しております。 これに対し当社グループは、工場ではFSSC22000やHACCPの基準を遵守し、衛生管理(検温、手洗い、うがい、マスク着用他)を徹底しております。本社・営業所ではテレワークを推進しております。店舗におきましても衛生管理の徹底、また、お客様が事前注文して精算まで可能なモバイルオーダー・システムを導入するなど、従業員の安全と健康を第一に考え、感染防止に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,642字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況及び分析 当連結会計年度(2025年1月~12月)における日本国内の経済環境は、人材確保の競争を背景に大企業全体では5%台、中小企業平均でもそれに準じる賃上げが行われ、企業における賃上げへの積極姿勢が広がりました。しかしながら、物価上昇、特に食品価格の上昇が賃上げ率を上回って継続しており、新政権発足後に円安が一段と進んだこともあって、インフレの終息が依然として見通せていません。このような背景から、消費マインドへのマイナスの影響が懸念されており、社会全体が依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような環境のもと、当社グループは「“We make people happy.”~アイスクリームを通じて、人々に幸せをお届けします。~」を企業理念に、全てのお客様に高品質で美味しいアイスクリームと“FUN(楽しいこと、嬉しいこと、感動すること)”に満ちたひとときを提供し、日本で最も愛され親しまれるチェーンを目指すとともに、企業の継続的成長に努めています。 また、当連結会計年度は、当社グループの長期経営計画(ブランドパワー強化・デジタル化・スマート31・販売拠点拡大)の5期目にあたります。長期経営計画導入以降、一貫して店舗の改装促進や積極的なマーケティング活動を行うことで売上高を伸長させ、利益も継続的に伸ばすことができております。その中で当連結会計年度では、一昨年、昨年と更新した過去最高売上を更に上回る成長を記録しました。 ・当社グループにおける当連結会計年度の純利益が17億70百万円と過去最高を更新。 ・当社グループにおける当連結会計年度の売上高が342億85百万円と過去最高を更新。 ・当連結会計年度の国内総小売売上高が679億32百万円と過去最高を更新。 ・一店舗当たりの小売売上高が64百万円と過去最高を更新。 ・連結会計年度の税引前利益27億59百万円を達成。 ・アイスクリームケーキの生産能力拡大に向けた神戸三木工場の増築を完了。 お客様や従業員の安全を第一に考えた衛生管理を徹底し、当社グループの長期経営計画(ブランドパワー強化・デジタル化・スマート31・販売拠点拡大)を推進、これまでに成功した施策は継続・強化し、更に新たな施策を実行してまいります。 <ブランドパワー強化> ブランドパワー強化として、お客様のデマンドに合わせたマーケティング、サーティワンらしいプロモーションを展開しました。具体的には、毎月の「新作フレーバー」として専門店ならではの魅力的なアイスクリームを発売し、選ぶ楽しさを提供するとともに、商品ラインナップを強化しました。アイスクリームケーキの新カテゴリー「31 パティスリー」は、自分へのご褒美や手土産としてご支持いただき好調に推移。また、お子様に人気の高い商品を中心に、アイスクリームケーキのラインナップ全体も更に充実させました。コラボレーションにおいては、お客様から高い評価を受けている「スーパーマリオ」や「ポケットモンスター」「ハローキティ」、また幅広い世代に人気の「ONE PIECE」、不二家の人気キャラクター「ペコちゃん」との初のコラボレーション実現にも成功しました。お子様を対象にした「サーティワンパスポート」のリニューアル、若年層を中心に人気の「よくばりフェス」も多くの笑顔をお届けしました。 新店舗デザインでは「F1(Flavor1st)」、「MOMENTS」の導入による店舗イメージの刷新を進めるため、110店舗で全面改装を完了し、新店舗を含む新デザイン導入店舗数を952店舗に拡大しました。今後、オペレーションの改善強化とともに、更なる店舗体験価値の向上だけでなく、ブランド価値の向上、従業員モチベーションアップを図ります。 <デジタル化> コミュニケーションツールの会員制アプリ「31Club」の会員数が、1,000万人を超えました。会員の購入額は売上全体の43.2%を占めています。また、予約受付も可能なモバイルオーダーを推進することで、お客様の利便性及び店舗生産性向上に努めています。デジタルサイネージ導入をはじめとする、デジタル技術を活用した店舗オペレーションの簡素化にも一層の取り組みを進めます。 <スマート31> スマート31施策として、サプライチェーン・マネジメントの最適化で昨今のコスト上昇を抑制しています。当社の組織に関しては、引き続きリモートによる就業、従業員福利厚生の拡充など働き方改革による最適化を推進しています。また、オフィスや生産工場、そして店舗でも、エネルギーの効率的な使用に努めております。また、2工場における食品残渣の削減、電気使用量の削減も図っております。 <販売拠点拡大> 店舗戦略として、新規商業施設への出店強化を継続するとともに、お客様のデマンドに沿って、ロードサイド、ビジネス街、駅前、繁華街など、様々な立地での展開を実施しています。その結果、当期末の店舗数は1,066店舗と前期末に比べ21店舗の純増となっています。また、大学や会社の食堂、行楽地、サービスエリアや空港・駅への出店など、お客様の購入機会を増やすよう積極的に取り組んだ結果、当期末の国内ポーションカップ販売等拠点(通常店舗と異なる販売拠点)数は439ヶ所、更に台湾・ハワイで当社が運営する海外店舗数は51店舗となります。これにより、国内外合わせて当期末の当社総販売拠点数は1,556ヶ所と前期末と比べ82ヶ所の増加となっています。 当社グループにおける当連結会計年度の売上高は、小売売上高の伸長に牽引され、 過去最高の342億85百万円(前期比111.7%)となりました。小売売上高も長期経営計画の4本の柱を中心にお客様から高い人気を誇るキャラクターとのコラボレーションの実現やデマンド戦略に沿ったプロモーションの実施により、来店客数が増加し計画を上回り、過去最高を記録しました。 売上原価は172億67百万円(前期比110.9%)となりました。原料費の高騰並びに円安の影響に伴う売上原価の増加がありましたが、サプライヤーと協働して品質を保ちつつ原料調達コストを抑制したことと、工場での製造管理の最適化や生産スピード向上による製造原価低減を進めたことにより、売上の伸長に比べて売上原価の抑制が図られ、売上総利益は170億18百万円(前期比112.6%)となりました。 小売売上高及び当社の卸売上高を伸ばすために、新作フレーバーの告知強化、積極的なデジタル広告の出稿、モバイルオーダーの活用促進、販売拠点の拡大などの施策に活動費を積極的に投じました。その結果、売上高は増加し、出荷増に伴う物流費の増加等もあり、販売費及び一般管理費については前期と比べて15億1百万円増加の142億50百万円となりましたが、営業利益率は前年同期と同水準を維持しております。 以上の結果、営業利益は27億68百万円(前期比117.1%)となりました。これは、外的要因とビジネス成長に伴うコスト上昇を加味した連結業績予想を上回るものです。 また、経常利益は28億61百万円(前期比119.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億70百万円(前期比114.7%)となりました。 なお、当社グループはアイスクリーム製品の製造及び販売等を行う単一セグメントのため、セグメント情報の記載を省略しております。 ② 財政状態の状況及び分析 当連結会計年度末における総資産は前連結会計年度末に比べ54億89百万円増加の318億3百万円となりました。これは主に、神戸三木工場の拡張と新たな生産ラインの導入など、有形固定資産(27億7百万円)及び未収入金(23億36百万円)の増加があったことによるものであります。 総負債は前連結会計年度末に比べ41億42百万円増加の168億22百万円となりました。これは主に、未払金(25億13百万円)、契約負債(5億9百万円)及び買掛金(4億54百万円)の増加があったことによるものであります。 純資産は前連結会計年度末に比べ13億46百万円増加の149億81百万円となりました。これは主に、利益剰余金(12億40百万円)の増加があったことによるものであります。 この結果、1株当たり純資産は1,554円76銭となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況及び分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は71億92百万円となり、期首残高からの減少額は8億40百万円でありました。 営業活動から得られた資金は、44億56百万円(前期は35億40百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益27億59百万円、減価償却費が12億54百万円あったことによるものです。 投資活動に使用した資金は、43億36百万円(前期は32億42百万円の使用)となりました。これは主に、神戸三木工場の拡張と新たな生産ラインの導入など、有形固定資産の取得による支出が42億21百万円、長期預り保証金の受入による収入が5億10百万円あったことによるものです。 財務活動に使用した資金は、9億59百万円(前期は13億35百万円の獲得)となりました。これは主に、配当金の支払いが5億29百万円あったことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の状況 当社グループは、アイスクリームの製造・販売等を行う単一セグメントのため、生産、受注及び販売の状況についてはセグメント別に代えて品目別に示しております。 イ 生産実績 品目   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前期比(%) アイスクリーム(千円)   19,925,946   110.0 スペシャリティデザート(千円)   4,441,623   117.4 合計(千円)   24,367,570   111.3 (注)  金額はフランチャイジーに対する卸売価格を使用しております。 ロ 受注状況 当社グループは、見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 ハ 販売実績 品目   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   前期比(%) 製品 アイスクリーム(千円)   21,234,174   114.2 スペシャリティデザート(千円)   5,364,511   115.3 小計(千円)   26,598,686   114.4 ロイヤリティー収入(千円)   5,325,440   110.9 店舗用設備関連収入(千円)   2,361,379   89.4 合計(千円)   34,285,506   111.7 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①  財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容 「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しています。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当社では、営業活動による資金需要の変化に迅速に対応して、十分な流動性の確保に努めております。 資本の財源及び資金の流動性については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 金融商品関係」に記載しています。 重要な設備投資の計画は「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等」に記載の通りであります。現時点においては、キャッシュ・フローに大きな影響を及ぼす大型の投資は予定しておりません。 株主還元についても経営における重要課題の一つと考えております。当社の配当政策については「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しています。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、これらの見積りは当連結会計年度末現在において判断したもので、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するためこれら見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しています。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 会計方針に関する事項」に記載しています。 (3)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「自己資本利益率(ROE)」については多くの上場企業と同様に、当社グループにおいても安定的にROE8%を超える水準を目標に掲げて経営改善に努めてまいりました。 2021年度よりスタートしました長期経営計画の4つの柱(ブランドパワー強化・デジタル化・スマート31・販売拠点拡大)がそれぞれに成長を遂げ、2025年度はROE 12.4%と目標水準を大きく上回ることが出来ました。このレベルを維持すべく、引き続き構造改革を進めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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