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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

井村屋グループ

IMURAYA GROUP CO., LTD.2209 · Prime · 食料品

和菓子・調味料の老舗。国内中心に冷菓や点心も手掛け、海外展開も推進。

概要

井村屋グループは、和菓子・冷凍食品・点心などを主力とする食品メーカーである。1947年にパン委託加工業者として創業し、1964年発売の「肉まん・あんまん」や、あずきバーシリーズで知られる。連結売上高537億円(2026年3月期)、従業員964名。国内に加え、中国・米国・マレーシアで現地生産・販売を展開する。

菓子・冷菓・点心を横断する流通事業

井村屋グループの売上の約9割を占める流通事業は、和菓子(ようかん・饅頭)、冷菓(アイスクリーム・あずきバー)、点心・デリ(肉まん・あんまん)、デイリーチルド(豆腐・チルドまん)、スイーツ(アンナミラーズ・JOUVAUD)の各カテゴリーで構成される。主力の「あずきバー」シリーズは2025年度に過去最高の3億3500万本を達成。冷凍・チルド分野では「パックまん」シリーズが伸長し、ようかんでは「片手で食べられる小さなようかん」シリーズが好評を得た。BtoB向け食品加工(井村屋フーズ)も手掛け、スパウチ商品の受託加工が増加している。

調味料事業が支える業務用・海外市場

調味料事業は、連結子会社の井村屋フーズが国内で粉末調味料や調味料素材を製造販売し、中国大連の井村屋(大連)食品有限公司(IDF)が粉末調味料を生産、北京京日井村屋食品有限公司(JIF)が販売を担う。2025年度の同事業売上高は46億500万円(前期比4.3%増)で、機能性素材を用いたOEM商品の販売が伸長した。中国国内では業務用ルートの開拓が進み、台湾やEUへの輸出も視野に入れている。

地域別に見る生産・販売ネットワーク

日本国内では本社(三重県津市)に津工場を擁し、ようかん、肉まん、アイスクリームなどを一貫生産する。中国では北京市の井村屋(北京)食品有限公司(IBF)が和菓子・点心の販売、大連のIDFが製造と輸出を担い、北京京日井村屋が調味料を手掛ける。米国ではカリフォルニア州のIMURAYA USA, INC.が冷菓「MOCHI ice cream」を現地生産・販売。マレーシアのIMURAYA MALAYSIA SDN. BHD.は冷菓の委託販売を展開し、ASEAN市場開拓を目指す。

子会社群とその他事業の役割

グループは持株会社体制(井村屋グループ株式会社)のもと、11社の連結子会社で構成される。製造子会社の井村屋フーズ(七根工場)、外食・スイーツ運営の井村屋フードサービス(アンナミラーズ、JOUVAUD)、リース代理業と不動産管理のイムラ、新規事業創出を担う井村屋スタートアッププランニングなどを擁する。その他事業として、自社所有地を活用した賃貸住宅(ヴィルグランディール)の管理や、アウトレット店「MOTTAINAI屋」の運営も行う。

業界の中での役割は菓子・食品および調味料メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
537億円
営業利益
32億円
営業利益率
6.0%
純利益
24億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01流通事業(菓子・食品)主力

和菓子、洋菓子、冷菓、点心等の菓子・食品を製造販売。国内では井村屋ブランドで展開。海外では中国、米国、マレーシアで現地生産・販売。また、喫茶店「アンナミラーズ」「JOUVAUD」の運営も行う。

主な製品・サービス3
和菓子(ようかん、饅頭等)
伝統的な和菓子製品。井村屋の主力製品。
冷菓(アイスクリーム等)
アイスクリームなどの冷凍菓子。米国で製造販売。
点心・デリ商品
中国向け点心やデリカテッセン商品。

02調味料事業準主力

各種調味料素材(粉末調味料等)を製造販売。中国大連で製造、北京で販売。国内では井村屋フーズが製造販売。

主な製品・サービス2
粉末調味料
各種料理に使用される粉末状の調味料素材。
調味料素材
業務用・家庭用の調味料の素。

製品と技術

片手で食べられる小さなようかんと定番和菓子

ようかんは井村屋の創業以来の基幹製品である。近年は「ギュッと押すだけパッケージ」を採用した「片手で食べられる小さなようかん」シリーズが好評で、菓子カテゴリーの売上を押し上げている。2025年度の菓子カテゴリー売上高は97億1500万円(前期比7.6%増)。冷凍和菓子では「井村屋謹製 たい焼き(つぶあん)」および新商品「同(白つぶあん)」が伸長し、季節商品の「ぜんざい」「おしるこ」も堅調に推移した。

過去最高売上本数を記録したあずきバーシリーズ

冷菓カテゴリーの中核を成す「あずきバー」は、2025年度に過去最高の販売本数3億3500万本を達成した。期間限定の「やわもちアイス ずんだもち味」も好評で、冷菓カテゴリー全体の売上高は178億9700万円(前期比6.7%増)。米国子会社のIMURAYA USA, INC.では、現地生産の「MOCHI ice cream」が売上を伸ばし、マレーシアでも委託生産による冷菓販売を拡大している。

肉まん・あんまんシリーズとコンビニ・量販店向け点心

1964年発売の「肉まん・あんまん」は、井村屋を代表するロングセラー商品である。2025年度下期には17年ぶりのTVCMを放映し、冷凍・チルドの「パックまん」シリーズの販売促進を強化。点心・デリカテゴリーの売上高は91億6200万円(前期比1.5%減)と気温高の影響で微減したが、冬場の需要期に向けたブランド浸透を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

食品・製粉で中堅、あんこ製品に強み

井村屋グループは製粉・食品加工の中堅企業で、特に「あんこ」製品で高いシェアを持つ。同業のニップンや日清製粉グループ本社が大手製粉として規模で勝るのに対し、井村屋は「あずきバー」や「ようかん」など加工食品で差別化。2025/3期は売上511億円・営業利益率5.87%と安定し、2026/3期も増収増益見込み。ただし原料の小豆など価格変動リスクや、消費者の低価格志向への対応が課題。

強み

  • あずきバーなどのあんこ製品で国内シェアが高く、強いブランド力。
  • 売上500億円超で営業利益率約6%と安定しており、堅調な成長。
  • ようかん、アイスなど多様な加工食品を展開し、安定需要を獲得。
  • 製粉事業と食品加工のシナジーにより、原料調達の安定性を確保。

課題

  • 小豆などの原料価格が収益に影響しやすく、価格転嫁が課題。
  • ニップンなど大手製粉との競合で、価格競争に晒される可能性。
  • 消費者の節約志向が強まる中、付加価値訴求とコスト削減の両立が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が井村屋グループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13139ラクト・ジャパン345億円10.5倍
27596魚力342億円25.0倍
32915ケンコーマヨネーズ341億円10.4倍
49900サガミホールディングス339億円41.6倍
53221ヨシックスホールディングス335億円16.4倍
62209井村屋グループ316億円12.9倍
72217モロゾフ314億円46.4倍
82220亀田製菓307億円3.5倍
92533オエノンホールディングス301億円8.0倍
107520エコス300億円10.9倍
112753あみやき亭286億円22.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

パン委託加工から製菓専業へ転換した1947~1953年

1947年4月、資本金19万5千円で株式会社井村屋が設立された。本店は三重県松阪市、主たる事業はパン委託加工であった。翌1948年9月、津市高茶屋にビスケット工場(津工場)が竣工し、農林省指定乾パン工場となる。1949年9月にはキャラメル工場、1953年11月にはようかん工場が相次いで竣工し、この間の1953年1月に社名を井村屋製菓株式会社に変更。菓子製造へと事業の軸足を移していった。

肉まん・あんまん発売と外食事業への進出(1964~1973年)

1964年11月、コンビニエンスストアの普及を見据えた「肉まん・あんまん」が発売され、後に同社を代表するロングセラー商品となる。1964年春には森下仁丹と業務提携し一時「仁丹井村屋食品」に社名変更したが、同年8月には解消、1965年1月に井村屋製菓へ戻った。1973年2月、アンナミラーズ事業部(後の井村屋フードサービス)を発足、同年6月に青山で1号店を開店。喫茶・レストラン事業に乗り出した。

調味料事業と中国進出で多角化を進めた1979~2006年

1979年1月、調味料事業部と七根工場(井村屋フーズ)が発足。粉末調味料などの業務用市場に参入した。2000年10月、中国に合弁会社「北京京日井村屋食品有限公司」を設立し、調味料の現地生産を開始。2006年11月には「井村屋(北京)食品有限公司」を設立し、和菓子の製造販売に乗り出した。国内では2005年6月に井村屋乳業を吸収合併し、アイスクリームラインの増設も進めた。

持株会社体制へ移行し中期経営計画を推進(2010年~現在)

2010年10月1日、持株会社制を導入し「井村屋グループ株式会社」に商号変更。グループ全体の戦略立案と子会社管理に専念する体制へ転換した。2025年6月にはフードサービス事業の成長を目的に井村屋フードサービス株式会社を新設。2026年3月期の売上高は537億円(過去最高)に達し、中期経営計画「Value Innovation 2026」の最終年度(2026年度)には売上高550億円、営業利益33億円を目標とする。

年表38件を開く

1940年代

  • 1947年4月創業株式会社井村屋設立(資本金195千円、本店・松阪市新町、主たる事業・パン委託加工)
  • 1948年9月津市高茶屋にビスケット工場(津工場)竣工、農林省指定乾パン工場となる
  • 1949年9月キャラメル工場(津工場)竣工

1950年代

  • 1953年1月商号変更社名変更(井村屋製菓株式会社)
  • 1953年11月ようかん工場(津工場)竣工

1960年代

  • 1960年1月焼菓子(半生・カステーラ)工場(津工場)竣工
  • 1961年3月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1961年9月創業井村屋乳業株式会社設立
  • 1962年8月ゆであずき発売
  • 1963年1月アイスクリーム発売
  • 1964年5月商号変更森下仁丹株式会社との業務提携(提携開始は4月)により社名変更(仁丹井村屋食品株式会社)
  • 1964年8月森下仁丹株式会社との業務提携終了
  • 1964年11月肉まん・あんまん発売
  • 1965年1月商号変更社名変更(井村屋製菓株式会社)
  • 1967年4月氷みつ発売
  • 1969年1月日本フード株式会社(食品の製造販売、1982年3月期から連結子会社)設立

1970年代

  • 1973年2月創業アンナミラーズ事業部(現在の井村屋フードサービス株式会社)発足、同年6月レストラン アンナミラーズ1号店(青山)開店
  • 1973年3月イムラ株式会社(現在、リース代理店業務他、1989年3月期から連結子会社)設立
  • 1973年6月本店を移転(現在の津市高茶屋)
  • 1979年1月創業調味料事業部・七根工場(現在の井村屋フーズ株式会社)発足及び生産開始

1980年代

  • 1980年3月日本フード株式会社(豊橋)子会社となる
  • 1987年5月アイスクリーム・焼菓子工場(津工場)竣工

1990年代

  • 1990年11月コーポレートマークを採用実施
  • 1994年9月七根工場液体調味料・ブレンド工場竣工
  • 1996年8月肉まん・あんまん工場(津工場)竣工
  • 1997年11月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1998年8月調味料事業部 ISO14001認証取得(2003年4月にはISO9001も認証取得)

2000年代

  • 2000年10月中国に合弁会社北京京日井村屋食品有限公司(調味料の製造、2003年3月期から持分法適用関連会社、2012年3月期から連結子会社)を設立
  • 2001年1月津工場 第一工場竣工
  • 2002年6月北京京日井村屋食品有限公司の工場が操業を開始
  • 2002年7月日本フード株式会社 ISO14001認証取得
  • 2003年5月真空ドラムドライヤー工場(七根工場)竣工
  • 2003年9月JOUVAUD(ジュヴォー)1号店(カフェタイプ・玉川)開店
  • 2005年6月M&A井村屋乳業株式会社を吸収合併
  • 2005年11月流通事業の10事業所でISO14001認証取得
  • 2006年1月低層賃貸住宅(ヴィルグランディール 津市高茶屋)竣工
  • 2006年6月アイスクリーム工場(津工場)「バーサライン1号機」を増設
  • 2006年11月中国に合弁会社井村屋(北京)食品有限公司(和菓子の製造販売、2008年3月期から連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで550億円
  • 営業利益2027年3月期まで33億円
  • 売上高営業利益率2027年3月期まで6.0%
  • 海外事業売上高比率2027年3月期まで8.8%
  • 温室効果ガス排出削減(原単位)2027年3月期まで2023年度比30%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    冷菓「あずきバー」の生産能力増強と付加価値向上

    成長が期待される冷菓事業において、過去最高販売本数の「あずきバー」シリーズの販売強化のため、生産能力向上と付加価値の高い商品開発機能を備えた新工場を本社敷地内に建設し、2025年6月竣工予定。

  2. 02

    環境負荷低減対策の推進

    井村屋フーズでバイオマスボイラー導入を計画し、温室効果ガス排出削減および廃棄物量削減の目標達成を目指す。

  3. 03

    海外事業の拡大と販路開拓

    米国では和素材活かした現地生産アイスクリームの販売強化、中国では焼菓子のEU向け輸出や調味料の業務用ルート拡大、マレーシアではASEAN市場への輸出拡大に取り組む。

  4. 04

    コスト対策と生産性向上への設備投資

    生産効率を高める設備投資を継続し、生産性向上に向けたイノベーションに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で964人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、9期前と比べて+17.7%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は13.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月917
2018年3月923
2019年3月54537.514.5944
2020年3月50837.614.2961
2021年3月48638.214.4984
2022年3月53238.513.9964
2023年3月52735.411.9931
2024年3月57737.412.5944
2025年3月60238.413.2952315
2026年3月64138.513.8964332

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 5 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
工場他 — 三重県 津市106億円
流通事業
工場他 — 三重県津市 愛知県豊橋市6,961百万円
流通事業
工場他 — 愛知県 豊橋市1,774百万円
流通事業 調味料事業
事務所兼店舗他 — 三重県津市1,724百万円
その他事業
工場他 — 愛知県豊橋市1,137百万円
調味料事業
工場他 — 三重県 津市868百万円
流通事業
本社事務所他 — 三重県津市他551百万円
全社共通
工場他 — 米国 カリフォルニア州アーバイン市36百万円
流通事業
工場他 — 中国 大連市10百万円
流通事業 調味料事業
事務所 — 中国 北京市2百万円
調味料事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    井村屋㈱(注)3、5、7
    三重県津市
    議決権100.0%
  • 国内
    井村屋フーズ㈱(注)6、7
    愛知県豊橋市
    議決権100.0%
  • 国内
    イムラ㈱(注)7
    三重県津市
    議決権100.0%
  • 海外
    北京京日井村屋 食品有限公司
    中国北京市
    議決権100.0%
  • 海外
    井村屋(北京)食品有限公司(注)3
    中国北京市
    議決権100.0%
  • 海外
    IMURAYA USA, INC. (注)3
    米国 カリフォルニア州 アーバイン市
    議決権100.0%
  • 海外
    井村屋(大連)食品有限公司
    中国大連市
    議決権100.0%
  • 海外
    井村屋(北京)企業管理有限公司
    中国北京市
    議決権100.0%
  • 国内
    井村屋スタートアッププランニング㈱
    三重県津市
    議決権60.0%
  • 海外
    IMURAYA MALAYSIA SDN. BHD.
    マレーシア クアラルンプール
    議決権70.0%
  • 国内
    井村屋フードサービス㈱(注)7
    三重県津市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業/マーケットイン輸出ビジネス拡大緊急支援事業/海外サプライチェーン構築に向けた投資可能性調査緊急支援事業
    農林水産省 · 2024-02-16
    37万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は537億円営業利益32億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.1%、利益が+6.7%。

売上高
+5.1%
537億円
営業利益
+6.7%
32億円
純利益
+9.1%
24億円
営業利益率
6.0%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高560億円537億円
営業利益33億円32億円
純利益24億円24億円
1株あたり配当¥38¥38

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は116億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q103−1
2024年1Q91−1−1.10
2024年2Q139128.610
2024年3Q140117.97
2024年4Q1122
2025年2Q244145.711
2025年4Q267166.011
2026年2Q262207.615
2026年4Q275124.49
2027年1Q11632.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は337億円から537億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。売上は4期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月33751
2014年3月36393
2015年3月36374
2016年3月38674
2017年3月420137
2018年3月4511511
2019年3月4511613
2020年3月42341
2021年3月42297
2022年3月4222115
2023年3月4472316
2024年3月4822919
2025年3月51130325.922
2026年3月53732356.024

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高537億円のうち、営業利益として残るのは32億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は24億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.4%351億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.7%154億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.8pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
4.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.8pt
10.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが38億円、投資CFが−52億円で、差し引きのフリーCFは−14億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は13億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−151−116
2014年3月26−7−181918
2015年3月9−16−5−710
2016年3月30−10−19209
2017年3月23−262−38
2018年3月15−3243−1734
2019年3月12−256−1327
2020年3月34−25−24912
2021年3月36−13−242311
2022年3月29−10−201911
2023年3月25−244117
2024年3月27−355−813
2025年3月61−18−414315
2026年3月38−5211−1413

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は433億円。このうち返さなくてよい自己資本が250億円で、自己資本比率は57.7%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月24810414441.8
2014年3月24510613943.2
2015年3月25011014044.1
2016年3月23310812546.3
2017年3月26211314943.2
2018年3月33315218145.5
2019年3月34715818945.5
2020年3月29415414052.2
2021年3月29516213354.9
2022年3月29417412059.0
2023年3月34118715454.7
2024年3月38121017155.1
2025年3月36722114660.3
2026年3月43325018357.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
151億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
39億円
在庫として抱えている分
負債合計
183億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE123社中37位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中88位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.1%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.7%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,413で、1年前と比べて-4.9%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥2,413-0.2%1ヶ月+4.2%1年-4.9%時価総額316億円
過去52週の値幅
安値¥2,183高値¥2,684

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.9倍
PER (会社予想)12.9倍
PBR1.23倍
配当利回り1.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に2465円まで上昇したが、8月に入り下落に転じ、8月5日には2299円まで下落した。直近は2368円と反発している。25日線は2391円で株価は下回るが、75日線は2326円で株価は上回る。200日線は2412円で株価は下回る。RSIは43.4とやや弱含み。52週高値2684円からは11.8%下落し、52週安値2183円からは8.5%上昇した位置。出来高は8月に入り2万株程度で推移し、大きな変化はない。全体的にはもみ合いながらも、75日線がサポートとして機能している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.69倍と業界平均28.34倍を大幅に下回り、PBRも1.2倍で同1.63倍を下回る。ROEは10.1%と良好で、配当利回りは1.6%と同業界平均2.33%に及ばない。予想PERも12.6倍と低く、収益成長を考えると評価は割安と言える。ただし配当利回りは相対的に低く、株主還元の伸び悩みが懸念される。業績は増収増益傾向で、営業利益率も改善しており、割安感はさらに強まる可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.9倍28.6倍
PER (予想)12.9倍
PBR1.23倍1.63倍
ROE10.1%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加傾向で、2025/3期は511億円、営業利益率5.87%。強気派は、ブランド力の強い商品が多いため安定した販売が見込め、原材料高を価格改定で吸収すれば利益率の改善余地があるとみる。また、海外市場や新商品開発で成長を目指す。一方弱気派は、少子化による国内需要の縮小や競合他社との競争激化を指摘。原材料価格の高騰が続けば利益率が悪化する可能性もあり、将来の成長には不確実性が伴うとされる。

プラスに働く材料7
  • ブランド力

    「井村屋」の看板商品は知名度が高く、安定した需要がある。

  • 増収基調

    売上高は毎年増加しており、特に2025/3期は前期比6%増。

  • 値上げ余地

    食品の値上げが価格転嫁されつつあり、利益率改善の可能性がある。

  • 営業利益30億→32億円と増益基調通年影響

    売上高537億円、営業利益32億円、純利益24億円とすべて増加し業績が拡大

  • 売上高482億→537億円と2年で11%増通年影響

    売上高は511億円から537億円へ5.1%増、食品事業の安定成長が続く

  • 予想PER12.6倍と実績から小幅低下決算発表後影響

    予想PER12.6倍は実績12.69倍を下回り、来期増益期待を反映

  • PBR1.2倍とROE10.1%で割安継続影響

    PBR1.2倍、ROE10.1%、配当利回り1.6%と配当含みで下値リスクが限定的

マイナスに働く材料7
  • 国内需要縮小

    少子化と人口減少で菓子・食品市場は中長期的に縮小する。

  • 利益率の低さ

    営業利益率6%未満で、原材料高などコスト変動の影響を受けやすい。

  • 競争激化

    同業他社も多く、価格競争でブランド価値が低下する恐れがある。

  • 営業利益率5.96%と低水準、収益力に懸念通年影響

    売上高537億円に対する営業利益は32億円、利益率5.96%と規模の割に低収益

  • 売上高伸び率が前期6.0%→当期5.1%に減速通年影響

    2025/3期は511億円、2026/3期は537億円と増収率が低下、成長期待が縮小

  • 株価1年で7.02%下落、トレンド悪化継続影響

    株価は2,368円と1年前より7.02%低下、短期的な戻りは鈍い

  • 外国人持株比率1.64%と低い継続影響

    外国法人の持ち株比率は1.64%で、海外資金の選好対象になりにくい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
国内需要縮小の中で増収を維持できるかが重要な焦点。
営業利益率
コスト増を価格転嫁し、収益性を維持できるかを確認する。
海外売上比率
海外展開の進捗を示し、国内市場縮小のカバー策を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり38で、前期から+5.6%いまの株価に対する利回りは1.57%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥38
1株あたり
配当利回り
1.57%
いまの株価に対して
配当性向
21.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2273.6
2018年3月234.573.3
2019年3月244.319.6
2020年3月240.042.7
2021年3月240.064.2
2022年3月268.351.6
2023年3月287.733.4
2024年3月3110.718.7
2025年3月3616.127.1
2026年3月385.621.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥38

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,741人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.3%を占め、残る46.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他37.439.140.339.041.844.2
金融機関33.233.432.433.130.328.7
事業法人26.825.625.424.624.924.6
自己株式0.00.00.00.02.22.2
外国法人1.81.31.32.01.61.6
証券会社0.80.60.71.31.40.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.80
02株式会社三十三銀行4.83
03株式会社百五銀行4.42
04株式会社三菱UFJ銀行4.27
05井村屋取引先持株会4.05
06株式会社サンライフ2.45
07株式会社西村商店1.83
08株式会社榎本武平商店1.64
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.56
10三井住友海上火災保険株式会社1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4153%、1株純資産は14期で+360%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月44251.0110.7
2014年3月144353.244.0
2015年3月164553.539.810.5
2016年3月378924.135.049.9
2017年3月609476.529.573.6
2018年3月911,1588.442.773.3
2019年3月961,2058.125.319.6
2020年3月111,1730.9171.642.7
2021年3月501,2364.250.564.2
2022年3月1131,3268.820.151.6
2023年3月1231,4269.018.133.4
2024年3月1481,6049.717.118.7
2025年3月1681,72910.214.327.1
2026年3月1871,95610.112.921.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額317百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大西安樹代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)最高執行責任者(COO)6712,000
冨永治郎代表取締役副社長 最高財務責任者(CFO)576,000
中島伸子取締役 取締役会議長(COB)7314,000
中野憲一取締役591,000
田中洋取締役(注)174
土田繁監査役(注)254
甲斐下方俊常務取締役63
田中穣治取締役582,000
井村慎取締役519,000
田中里沙取締役(注)159
福谷朋子取締役(注)155
廣田恵子取締役(注)168
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
脇田元夫常勤監査役7539,000
岩上真人常勤監査役636,000
若林正清監査役(注)268

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)151837025317
社外取締役637376
監査役2272714

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,158字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、2010年10月1日から持株会社制を導入しており、当社、連結子会社11社により構成されております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められている数値基準について連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当社グループが営んでいる主な事業内容と、当該事業に係る位置付けは、事業の種類別セグメント情報における事業区分によれば次のとおりであります。 流通事業 「井村屋㈱」が製造販売するほか、同社製品の一部については、製造を「井村屋フーズ㈱」に委託しております。また中国国内においては北京市所在の「井村屋(北京)食品有限公司(IBF)」が菓子、点心・デリ商品の販売及び日本からの輸入商品の販売を行っており、菓子商品については、製造を大連市所在の「井村屋(大連)食品有限公司(IDF)」に委託しております。また「井村屋(大連)食品有限公司(IDF)」において、菓子の輸出販売を行っております。米国カリフォルニア州アーバイン市所在の「IMURAYA USA, INC.」ではアメリカ国内における冷菓の製造販売及び日本及び中国からの輸入商品の販売を行っております。加えて、「井村屋フードサービス㈱」では「スイーツ」カテゴリーとして、「Anna Miller’s(アンナミラーズ)」「JOUVAUD(ジュヴォー)」のブランドを活かしたサービスの提供及び流通商品化の取り組みを行っております。 また、「IMURAYA MALAYSIA SDN. BHD.(IMM)」はマレーシア国内で製造委託した冷菓の販売を行っております。ASEAN市場での開拓を目指しております。 調味料事業 「井村屋フーズ㈱」が各種調味料素材を製造・販売しております。また、中国大連市に設立している「井村屋(大連)食品有限公司(IDF)」では粉末調味料の製造を行う他に、「井村屋フーズ㈱」の製造受託を行っており、中国北京市に設立している「北京京日井村屋食品有限公司(JIF)」では、委託加工した調味料の販売を行っております。 その他事業 「イムラ㈱」がリース代理業を営み、賃貸住宅ヴィルグランディールの管理業務等を行っております。また、当社が自社所有の土地を活用した不動産の賃貸を営んでおります。中国北京市所在の「井村屋(北京)企業管理有限公司(ICM)」は、中国事業会社全体の管理及び支援等を行っております。 「井村屋スタートアッププランニング㈱」は井村屋グループの将来の柱と成る事業を創出することを目的とし、新規事業の企画、事業化に関する総合的な支援を行っております。 以上を、事業系統図によって示しますと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,742字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「おいしい!の笑顔をつくる」をパーパスに掲げ、ステークホルダーや多様な食、自然環境を大切にしながら、パーパスを実現するための5つの方針を策定しています。 そして「おいしい!の笑顔」を世界へ、未来へ届けるために挑戦を続けます。 パーパスを実現するための5つの方針 顧客の笑顔・従業員の笑顔・取引先の笑顔・社会の笑顔・地球の笑顔 を掲げ、「不易流行」の考え方のもと、「特色経営」を磨き、独創的な楽しい商品とすぐれたサービスの提供を通じて、社会から必要とされるグループ企業を目指します。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、SDGsのゴールでもある2030年を見据えた成長戦略の実行と経営基盤の強化を図るため中期経営計画「Value Innovation 2026(新価値創造)」の実行に取り組んでおります。 当社グループは、売上高、営業利益、売上高営業利益率、海外事業売上高比率を重要な経営指標としております。当該指標を採用した理由は、投資家が当社グループの経営方針・経営戦略等を理解するうえで重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や企業価値の的確な把握が可能であると判断するためであります。 井村屋グループ中期経営計画 最終年度(2026年度)の数値目標 <財務指標> 売上高 550億円 営業利益 33億円(売上高営業利益率 6.0%) 海外事業売上高比率 8.8% <非財務指標> 温室効果ガス排出削減 2023年度比30%削減(原単位) 国内事業廃棄物量削減 2023年度比30%削減(原単位) 女性管理職比率 30%以上 (3)会社の対処すべき課題及び中長期的な会社の経営戦略 今後の経済動向につきましては、政府の経済政策や雇用・所得環境の改善により緩やかな回復が期待される一方、中東情勢の悪化などの地政学リスクの高まりによる原材料価格の高騰など、先行き不透明な状況が予想されます。 このような状況のもと当社グループは、SDGsのゴールでもある2030年を見据えた成長戦略の実行と経営基盤の強化を図るため策定した中期経営計画「Value Innovation 2026(新価値創造)」の最終年度にあたり、パーパスである「おいしい!の笑顔をつくる」ために、顧客志向と特色ある価値創造を追求し、社会から共感される企業を目指してまいります。 流通事業(BtoC事業)の中心となる井村屋株式会社においては、今後も成長が期待される冷菓事業について過去最高の売上本数を記録した「あずきバー」シリーズの販売を更に強化するため、生産能力を高めるとともに付加価値の高い商品開発機能を備えた新工場を本社敷地内に建設し、6月に竣工を予定しております。 井村屋フーズ株式会社におきましては、環境負荷低減を目的にバイオマスボイラーの導入を計画しております。 海外事業におきましては、アメリカのIMURAYA USA, INC.では、和の素材を活かした現地生産のアイスクリーム商品の販売活動を強化してまいります。中国事業におきましては、井村屋(北京)食品有限公司(IBF)は焼菓子のEU向け輸出に注力し、また日本からの輸入商品の販路拡大を目指します。調味料事業を展開する北京京日井村屋食品有限公司(JIF)及び井村屋(大連)食品有限公司(IDF)においては、中国国内の業務用ルートでの売上増加を図るとともに、台湾やEUをはじめとした海外市場での販路開拓に取り組みます。マレーシアのIMURAYA MALAYSIA SDN. BHD.では、マレーシア国内市場の販路拡大を進め、ASEAN市場への輸出拡大を目指します。 コスト対策として、生産効率を高める設備投資を引き続き行い、生産性向上に向けたイノベーションに取り組みます。 以上の状況を踏まえ、次期の連結業績見通しにつきましては、売上高560億円、営業利益33億円、経常利益34億円、親会社株主に帰属する当期純利益24億円を想定しております。
事業等のリスク3,793字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 リスク   関連するリスク   主な取り組み 気象状況及び原材料価格との関連に係るもの   ・農作物由来の原料等の市況の影響 ・異常気象あるいは異常気温の影響   ・仕入先との連携強化、取引の安定化 ・グローバルな調達先の選定 ・需要予測による発注精度向上 得意先の経営破綻   ・海外を含めた予期せぬ得意先の経営破綻   ・情報収集、与信管理、債権保全 資金調達   ・金融危機による資金の枯渇 ・各種リスク要因により計画を達成できないことで生じる追加の資金調達等のリスク発生   ・資金調達先及び機関の適度な分散 ・財務体質の維持・強化 ・各種リスク要因の適時の分析と対策 ・最新の情報に基づく適時の計画の見直し 減損   ・買収又は設立した子会社等の事業計画未達 ・金利の急激な上昇   ・経営会議等における適正価格の審議 ・シナジー実現に向けたフォローアップや定期的なモニタリング 退職給付費用及び債務に係るもの   ・割引率の低下や運用利回りの悪化   ・適度な分散投資 ・安全性高い運用先への投資 税効果の変動リスク   ・将来課税所得の見積り変更等による税金費用の減少又は増加   ・各国における税制変更情報収集 ・税金及び税金関連費用の最小化スキームの立案実行 特定の販売先への高い依存度に係るもの   ・加温製品の「肉まん・あんまん」の主要販売先はコンビニエンスストア   ・様々なカテゴリー展開による特定ポートフォリオ依存度低減 ・大手スーパー、新規販路開拓 競合の出現   ・参入障壁が低い事業分野において、多数の競合企業が存在   ・競合に対する差別化、技術、サービス向上 グローバルな競争激化への備え   ・市場変化、カントリーリスク ・海外現地に対する技術、ノウハウ不足   ・外部連携による価値創造 ・バリューチェーン再構築 為替・金利等変動リスク   ・為替・金利の変動による海外での事業活動の停滞 ・為替・金利の変動による海外子会社業績の円換算への影響   ・為替予約及び変動金利から固定金利へのスワップ等 ・親会社を含めた為替変動リスクの低い国での資金調達 カントリーリスク   ・貿易規制 ・戦争や紛争、暴動などの発生リスク   ・進出国の適度な分散 ・段階的な投資の実施 製品の安心安全性   ・ネガティブな風評拡大による業績悪化 ・製品の品質クレーム、トラブルによるお客様からの信頼低下   ・品質基準を設け、商品品質向上 ・ステークホルダーへの適切な情報公開、「お客様の声」の製品・サービスの開発・開発への反映 ・賠償責任保険へ加入しリスク低減 情報漏洩   ・お客様情報漏洩   ・情報コントロール、体制整備 ・ウイルス制御ソフト等体制整備 法的規制   ・法的規制の変更 ・関連法規改正   ・各種業界団体への加入等情報収集 ・各会議によるリスクマネジメント強化、体制整備、社員教育の実施 前記の中で、当社グループが特に注目している主な事業等のリスクは以下のとおりです。 ・財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動 1.経営成績等と気象状況及び原材料価格との関連に係るもの 当社グループの流通事業における製品は季節商品の占める割合が高く、販売期間における異常気象あるいは異常気温の影響を受けることがあります。 また、製品に使用する原材料においても、主要原料であります小豆・砂糖をはじめとする農作物由来の原料等に関しましては特に市況の影響を受けます。 2.キャッシュ・フローの状況の変動に係るもの 当社グループのキャッシュ・フローは、当連結会計年度において、借入金を計画通り返済しております。しかし、今後とも資金の効率的配分を行い来期以降のキャッシュ・フロー計画を立案しておりますものの、かつてのオイルショック時の原材料仕入に関しての支払サイトの短縮等を余儀なくされたような、現在の収支状況が崩れる場合が生じた際は、全事業セグメントにおいて、営業活動によるキャッシュ・フローの状況等にも影響を及ぼす可能性があります。 3.保有資産の評価に係るもの 当社グループが保有する土地や投資有価証券等の資産価値が時価等に基づき下落する場合には、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 4.退職給付費用及び債務に係るもの 当社グループの従業員に係る退職給付費用及び債務は、割引率や年金資産の期待運用収益率等の数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されておりますが、実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は累積され将来にわたって規則的に認識されるため、将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。従って割引率の低下や運用利回りの悪化は、業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ・特定の取引先・製品・技術等への依存 1.特定の販売先への高い依存度に係るもの 加温製品の「肉まん・あんまん」の主要販売先はコンビニエンスストアであり当社グループも大手数社に対して販売しておりますが、販売先の事業方針、営業施策等に変更があった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2.特定の製品への高い依存度に係るもの 菓子・食品の製品については、元来その成分および製造方法について、業界自体が特許権のハードルが低く、比較的容易に新規参入や類似商品の販売が予想され加えて競合先との価格競争激化の可能性があります。 また、当社の販売商品には「水ようかん」「ゆであずき」「肉まん・あんまん」「あずきバー」等ロングセラー商品が多くあり販売ウエイトも高いものですが、商品サイクルが短期化している業界にあって、市場のニーズに適合する新商品の開発も必要となっております。 ・特定の法的規制・取引慣行・経営方針 1.事業の今後の展開に係るもの 中国、アメリカ及びマレーシアで展開しております海外での事業につきましては、現地の消費動向等により、計画通りの販売ができない場合は、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 2.業界関連等の法的規制等に係るもの 当社は食品等の製造や販売等事業の展開において、現時点の規制に従いまた規制上のリスクを伴って業務を遂行しております。 将来における輸入制限、独占禁止、特許、消費者、使用原料、租税、環境・リサイクル関連等の法規制や規則、政策、業務慣行、解釈、財政及びその他の政策の変更ならびにそれによって発生する事態は当社の業務遂行や業績等へ影響を及ぼす可能性があります。しかしそれらの内容・程度等の予測は困難であり、また当社が制御できるものではありません。 ・その他 1.食の安全性に係るもの 当社グループは「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、食を提供するものとし、お客様に高品質で安全な商品・サービスを提供し、より多くのお客様のご満足をいただけることを第一義として使用原料の検査体制の充実や生産履歴の明確化(トレーサビリティ)等に努めてまいりました。2014年度には井村屋フーズ株式会社七根工場、2015年度には井村屋株式会社全工場で「食品安全管理システム認証22000」(FSSC22000)を取得し、より一層の食の安全性の追求と品質保証体制の確立を図ってまいります。また、新商品の開発におきましても、「安全・安心・安定」を基本指針としておりさらなる改善を目指しております。 製品等の安全性と商品開発、生産、流通販売の各段階を通じた品質管理体制については最大限の努力を払っております。しかし、偶発的な事由によるものを含めて製品事故が発生した場合や当社グループの取り組みの範囲を超える事態が発生した場合には、業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 2.自然災害に係るもの 当社グループは、地震や台風等の自然災害に対して社内体制を整備し、緊急時の対応に備えておりますが、当社グループの危機管理対策の想定範囲を超えた天変地異の場合には、業績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.情報システムに係るもの 当社グループでは、生産、販売、管理等の情報をコンピューターにより管理しています。また、ルートセールスや通信販売等の営業取引や消費者キャンペーンを含む販売促進活動等を通じて、お客様情報を保有しております。これらの情報システムの運用については、コンピューターウイルス感染によるシステム障害や、ハッキングによる被害及び外部への社内情報の漏洩が生じないよう万全の対策を講じています。しかしながら、今後これらの情報が外部に流出するような事態が起きた場合、当社グループの信用低下を招き、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,995字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財務状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 1) 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益の改善や雇用・所得環境の改善が続く等、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、エネルギー価格や原材料価格の高騰が続く中、物価上昇による消費者の節約志向の高まりや中東情勢の緊迫化などがあり、依然として先行き不透明な市場環境が続いております。 このような状況下で、2025年度は当社グループの中期経営計画「Value Innovation 2026(新価値創造)」の2年目を迎え、目標達成に向け今期の活動指針を「不易流行」とし、企業価値アップと収益構造の強化にグループ全体で取り組みました。 また、2025年6月20日付「連結子会社の会社分割(新設分割)による子会社設立に関するお知らせ」に記載のとおり、フードサービス事業の成長戦略を推進するため、2025年10月1日に井村屋フードサービス株式会社を設立しました。 当社グループの売上高については、流通事業における冷菓カテゴリー、菓子カテゴリー、食品カテゴリーを中心に売上が増加しました。 損益面では、原材料価格の高騰や物流費などのコストが上昇する中、一部商品の価格改定を実施するとともに、生産性の向上を図り、営業利益が増加しました。 以上の結果、連結売上高は537億23百万円(前期比5.1%増)となりました。営業利益は32億円(前期比6.5%増)、経常利益は35億33百万円(同11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は23億89百万円(同8.7%増)となり、売上高及び各利益ともに過去最高の業績となりました。 各セグメントの概況は次のとおりであります。 ① 流通事業 流通事業(BtoC事業)の中心となる井村屋株式会社では、菓子、食品、デイリーチルド、冷菓カテゴリーで売上が増加しました。また、下期に17年ぶりとなる「肉まん・あんまん」シリーズのTVCMを放映し、販売促進を強化した結果、冷凍・チルドの「パックまん」シリーズの売上が伸長しました。BtoB事業の井村屋フーズ株式会社では、スパウチ商品の受注が増加しました。 以上の結果、流通事業の売上高は488億81百万円(前期比5.2%増)となり、セグメント利益は44億17百万円(同4.8%増)となりました。 流通事業におけるカテゴリー別の概況につきましては以下のとおりです。 (菓子カテゴリー) 独自の 「ギュッと押すだけパッケージ」を採用した「片手で食べられる小さなようかん」シリーズが好評をいただき、売上が伸長しました。冷凍和菓子では、「井村屋謹製 たい焼き(つぶあん)」と新商品「井村屋謹製 たい焼き(白つぶあん)」はともに売上が伸長しました。 以上の結果、菓子カテゴリーの売上高は97億15百万円(前期比7.6%増)となりました。 (食品カテゴリー) 冬物商品の「ぜんざい」や「おしるこ」と冷凍食品の「ゴールドまん」シリーズの売上が伸長しました。井村屋フーズ株式会社の食品加工事業では、スパウチ商品の受託加工が伸長しました。 以上の結果、食品カテゴリーの売上高は90億75百万円(前期比6.3%増)となりました。 (デイリーチルドカテゴリー) 「豆腐類」では、「大豆屋和蔵 大豆ッ子」の売上が順調に推移しました。「チルドパックまん」の売上も伸長しました。 以上の結果、デイリーチルドカテゴリーの売上高は24億39百万円(前期比8.0%増)となりました。 (冷菓カテゴリー) 主力商品の「あずきバー」シリーズが好調に推移し、過去最高の売上本数3億35百万本を記録しました。また、期間限定販売の新商品「やわもちアイス ずんだもち味」も好評を得ました。アメリカのIMURAYA USA, INC.では、現地生産商品の「MOCHI ice cream」の売上が伸長しました。マレーシアのIMURAYA MALAYSIA SDN. BHD.もマレーシア国内市場拡大に取り組みました。 以上の結果、冷菓カテゴリーの売上高は178億97百万円(前期比6.7%増)となりました。 (点心・デリカテゴリー) 「肉まん・あんまん」などの点心・デリカテゴリーは、冬場の気温が高かったこともあり、売上は前年並みとなりました。 以上の結果、点心・デリカテゴリーの売上高は91億62百万円(前期比1.5%減)となりました。 (スイーツカテゴリー) スイーツカテゴリーでは、「La maison JOUVAUD(ラ・メゾン・ジュヴォー)」の売上は広尾店、虎ノ門ヒルズ店、JR京都伊勢丹店で前年同期を上回りました。また、2026年2月に「アンナミラーズ 南青山店」と、三重県津市に「imuraya sweets marché Russelia(イムラヤ スイーツ マルシェ ラッセリア)」をオープンし、多くの方から反響及び好評をいただきました。 以上の結果、スイーツカテゴリーの売上高は4億75百万円(前期比8.8%増)となりました。 (VISON(ヴィソン)カテゴリー) VISON(ヴィソン)カテゴリーでは、日本酒の製造・販売を行う「福和蔵」と和菓子を販売する「菓子舗井村屋」の2店舗を三重県多気町の大型商業リゾート施設VISON内で運営しております。VISONへの来場者数の減少とともに来店者数が少ない平日のイートイン営業を縮小した事により、売上は減少しました。 以上の結果、VISON(ヴィソン)カテゴリーの売上高は1億16百万円(前期比11.4%減)となりました。 ② 調味料事業 井村屋フーズ株式会社のシーズニング事業では引き続き機能性素材を用いたOEM商品の販売が伸長し、中国事業会社においても中国国内の売上が伸長しました。 以上の結果、調味料事業の売上高は46億5百万円(前期比4.3%増)となり、セグメント利益は6億62百万円(同4.3%増)となりました。 ③ その他事業 イムラ株式会社では、SDGsの取り組みの一環として井村屋商品のアウトレット販売を行っている「MOTTAINAI屋」が引き続き地域のお客様に好評いただき、売上は増加しました。 以上の結果、井村屋グループ株式会社の賃貸事業を加えた、その他事業の売上高は2億36百万円(前期比1.4%増)となり、セグメント利益は71百万円(同15.6%増)となりました。 2)財政状態の状況 当連結会計年度末の財政状態は以下のとおりであります。 総資産は433億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ66億48百万円の増加となりました。流動資産は、販売増加に伴う棚卸資産の増加などにより、6億84百万円増の136億57百万円となりました。固定資産は、新工場建設に伴う有形固定資産の増加などにより、59億63百万円増の296億68百万円となりました。 負債は182億94百万円となり、前連結会計年度末に比べ37億40百万円の増加となりました。流動負債は、設備投資に伴う短期借入金の増加などにより、28億51百万円増の148億51百万円となりました。固定負債は、長期リース債務や繰延税金負債の増加などにより、8億88百万円増の34億42百万円となりました。 純資産は利益剰余金の増加などにより、29億8百万円増の250億31百万円となりました。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、13億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億5百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動による資金の増加は38億41百万円(前連結会計年度は60億68百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益を計上したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動による資金の減少は52億9百万円(前連結会計年度は18億33百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動による資金の増加は11億35百万円(前連結会計年度は40億83百万円の減少)となりました。これは、主に借入による資金調達を行ったことによるものです。 4)生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度における生産等の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 ① 生産等の状況 (1) 生産実績 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 流通事業   30,861,849   106.2 調味料事業   4,994,000   102.7 消去(セグメント間取引)   △285,443   ― 合計   35,570,406   105.6 (注) 1.金額は、製造原価によっております。 2.その他事業における生産実績はありません。 (2) 製品仕入実績 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 流通事業   4,141,124   110.4 合計   4,141,124   110.4 (注) 1.金額は、仕入原価によっております。 2.調味料事業、その他事業における製品仕入はありません。 (3) 商品仕入実績 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 流通事業   49,545   92.7 その他事業   49,355   101.6 消去(セグメント間取引)   △47,382   ― 合計   51,518   81.8 (注) 1.金額は、仕入原価によっております。 2.調味料事業における商品仕入はありません。 ② 受注状況 当社グループでは、流通事業及び調味料事業において一部受注生産を行っております。なお、金額は僅少のため記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) 流通事業   48,957,870   105.2 調味料事業   4,867,452   104.5 その他事業   255,733   102.2 消去(セグメント間取引)   △357,529   ― 合計   53,723,528   105.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱日本アクセス   15,684,294   30.7   15,992,878   29.8 三菱商事㈱   5,429,162   10.6   6,093,087   11.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の検討における重要な項目について当社及び連結子会社の経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローは、「第2〔事業の状況〕3〔事業等のリスク〕」に述べる各項目の影響を受けますが 、当連結会計年度末において当社グループの経営者は、経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの動向を検討する上で、以下の項目、指標が有用であると考えます。 ① 売上高 売上高は、国内事業会社において冷菓カテゴリーや菓子カテゴリー、食品カテゴリーを中心に売上が増加しました。その結果、連結売上高は537億23百万円となりました。売上高等の詳細については「第2〔事業の状況〕4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりですが、さらに前連結会計年度と比較した連結会計年度の事業別売上高実績を示すと下記のとおりであります。 企業集団の事業別売上高 (単位:百万円) 事業区分   前連結会計年度   当連結会計年度   前期比増減 金額   構成比   金額   構成比   金額   増減率 流 通 事 業   菓子   9,032   17.7%   9,715   18.1%   682   7.6% 食品   8,540   16.7%   9,075   16.9%   534   6.3% デイリーチルド   2,258   4.4%   2,439   4.5%   180   8.0% 冷菓   16,772   32.8%   17,897   33.3%   1,124   6.7% 点心・デリ   9,301   18.2%   9,162   17.1%   △138   △1.5% スイーツ   436   0.9%   475   0.9%   38   8.8% VISON   131   0.3%   116   0.2%   △14   △11.4% 流通事業計   46,473   90.9%   48,881   91.0%   2,407   5.2% 調味料事業   4,414   8.6%   4,605   8.6%   190   4.3% その他事業   233   0.5%   236   0.4%   3   1.4% 合計   51,121   100.0%   53,723   100.0%   2,601   5.1% ② 売上原価及び営業利益 営業利益については、前期比1億95百万円(6.5%)増の32億円となりました。その要因として、一部商品の価格改定を行うとともに、継続した生産性向上活動の効果によりコストの削減が図られたことによります。一方、原材料・エネルギー価格の高騰等により、売上原価率は65.4%となり、前年より0.2%増加しております。 販売費及び一般管理費については、前期比6億13百万円(4.2%)増の154億4百万円となりました。主な要因としては、物流費や人件費が増加したことによります。 ③ 経常利益 経常利益については、前期比3億63百万円(11.5%)増の35億33百万円となりました。その結果、経常利益率は6.6%となり、前年より0.4%増加しております。 ④ 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1億90百万円(8.7%)増の23億89百万円となりました。 なお、今後の見通しにつきましては、「第2〔事業の状況〕1〔経営方針、経営環境及び対処すべき課題等〕(3)会社の対処すべき課題及び中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおりであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては「第2〔事業の状況〕3〔事業等のリスク〕」に記載のとおりであります。 2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当事業年度における各キャッシュ・フローの詳しい状況につきましては、「第2〔事業の状況〕4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料、製商品仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。株主還元策につきましては、「第4〔提出会社の状況〕3〔配当政策〕」に記載のとおりであります。 また、当社グループは、資金の効率的な活用と金融費用の削減を目的としてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、グループ内の資金調達・管理の一元化を行い、グループ全体の資金効率化を進めております。 当社グループは、健全な財務体質、継続的な営業活動によるキャッシュ・フロー創出能力により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達や、個別投資案件への資金調達は可能であると考えております。 なお、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は13億11百万円、有利子負債の残高は43億33百万円となっております。 3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 重要な判断を要する会計上の見積り及び当該見積りとは、会社の財政状態や経営成績に重要な影響を及ぼす会計上の見積りであり、かつ本質的に不確実な事柄に関する経営者の重要な、或いは主観的な判断を反映させることを要するものです。 以下の各項目は、その認識及び測定にあたり、経営者の重要な判断及び会計上の見積りを必要とするものです。 ① 固定資産の減損処理 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価格を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損損失が必要となる可能性があります。 ② 繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産に計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ③ 確定給付費用及び確定給付制度債務 従業員の確定給付費用及び確定給付制度債務は、割引率、退職率及び死亡率等年金数理計算上の基礎率に基づき見積られております。実績と見積りとの差はその他の包括利益として、認識されております。経営者は、この数理計算上の仮定を適切であると考えておりますが、実績との差異や仮定の変動は将来の確定給付費用及び確定給付制度債務に影響します。 当社及び連結子会社の割引率は、各年度の測定日における日本の長期国債の利回りに基づき決定しております。各測定日に決定した割引率は、測定日現在の確定給付制度債務及び翌年度の純期間費用を計算するために使用されます。 確定給付費用及び確定給付制度債務に関する見積りや前提条件については「第5〔経理の状況〕1〔連結財務諸表等〕〔注記事項〕(退職給付関係)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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