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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

亀田製菓

KAMEDA SEIKA CO.,LTD.2220 · Prime · 食料品

国内米菓トップメーカー。あられ・せんべいを中心に、海外でも米菓事業を展開し、さらに長期保存食・プラントベースフード等の食品事業も手掛ける。

概要

亀田製菓は新潟市に本社を置く米菓製造大手。売上高1000億円超、連結従業員4500人超。「亀田の柿の種」「ハッピーターン」など国内米菓市場でトップシェアを持つ主力ブランドを擁し、海外や長期保存食・植物性食品にも事業を広げる。国内米菓、海外、食品の3セグメントで構成され、2026年3月期の売上高は1381億円に達した。

国内米菓市場でトップシェアを占める主力事業

国内米菓事業は、あられ・せんべい等の米菓を製造販売する中核セグメント。主力ブランド「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」は全国的な知名度を持ち、国内米菓市場でトップシェアを維持する。新潟県内に亀田工場、水原工場、白根工場などの生産拠点を持ち、品質マネジメント規格ISO9001(2001年取得)や食品安全規格FSSC22000(2017年取得)を認証取得している。価格改定やブランド強化施策により収益性の向上を図っている。

北米・アジアに広がる海外事業

海外事業は、米国、タイ、中国、ベトナム、カンボジア、インドなどで現地法人を通じ米菓等を製造販売。2008年にKAMEDA USAを設立、2009年タイのTHAI KAMEDAを子会社化、2012年米国Mary's Gone Crackersを子会社化(2025年売却)。2025年にはTH FOODSを完全子会社化し北米戦略を再構築。アジアではカンボジアのLYLY KAMEDA、ベトナムのTHIEN HA KAMEDAなどを持つ。

米菓以外の食品領域へ多角化

食品事業は、長期保存食、植物性乳酸菌飲料、米粉パン、プラントベースフードなどを手がける。2013年に尾西食品を子会社化しアルファ化米などの非常食を展開。2000年に「植物性乳酸菌ヨーグルト」販売開始、1994年には低タンパク質米飯「ゆめごはん」を発売。2019年に株式会社マイセン及びマイセンファインフードを子会社化し米粉パン事業に参入。2021年には株式会社タイナイを子会社化。

グループ構成と「アセットライト」戦略

グループは当社、子会社18社、関連会社2社で構成。報告セグメントは国内米菓、海外、食品の3つで、その他に貨物運送等を行う新潟輸送などがある。2023年8月に「亀田グループ中長期成長戦略2030」を公表し、固定資産中心から無形資産中心の「アセットライト」モデルへの転換を掲げる。2026年度中に収益基盤を整備し、その後さらなる事業拡大を目指す。

業界の中での役割は米菓・加工食品の製造販売メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,381億円
営業利益
75億円
営業利益率
5.4%
純利益
246億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内米菓事業主力

国内市場向けに、あられ、せんべい等の米菓を製造販売。主力ブランド「亀田の柿の種」等を擁し、国内米菓市場でトップシェア。

主な製品・サービス1
米菓(あられ・せんべい等)
「亀田の柿の種」「ハッピーターン」等、米を原料とした菓子。多様なフレーバーと形状で展開。

02海外事業主力

米国、タイ、ベトナム、中国、インド等で米菓等の製造販売。現地法人を通じ、日本式米菓を現地の嗜好に合わせて展開。

主な製品・サービス1
米菓等
海外市場向けにあられ・せんべい等の米菓を製造販売。現地の味付けやパッケージで提供。

03食品事業準主力

長期保存食(尾西食品)、植物性乳酸菌飲料、米粉パン、プラントベースフード等の製造販売。災害備蓄や健康志向市場に対応。

主な製品・サービス4
長期保存食
尾西食品ブランドで、アルファ化米等の長期保存可能な非常食を製造販売。
植物性乳酸菌飲料
植物由来の乳酸菌を使用した飲料等。健康志向の消費者向け。
米粉パン
米粉を主原料としたパン。グルテンフリー等のニーズに対応。
プラントベースフード
植物由来原料を使用した代替肉等の食品。

製品と技術

「亀田の柿の種」と「ハッピーターン」——二大看板ブランド

「亀田の柿の種」はピリッと辛い柿の種型の米菓で、おつまみとして定着。近年は「うましお」などフレーバーを拡大し、スナック需要へ領域を広げている。「ハッピーターン」は甘じょっぱい味わいのターン型煎餅で、長年愛されるロングセラー。「ハッピーターンスパイス」など派生品も展開。その他「無限シリーズ」「技のこだ割り」「こつぶっこ」「亀田のつまみ種」などの定番ブランドも抱え、品揃えを強化している。

海外市場向け米菓の現地適応

海外事業では、各国の嗜好に合わせた米菓を製造販売。米国ではTH FOODSを通じてスナック市場向けに展開、タイでは現地子会社が現地原料を活用した製品を生産。中国(青島)では日本式米菓を現地向けにアレンジ。カンボジアやベトナムでも現地法人が稼働。インドでは現地企業との合弁で米菓を販売。フレーバーやパッケージを現地化し、日本式米菓の世界展開を進めている。

長期保存食とプラントベースフード

食品事業では、尾西食品ブランドのアルファ化米が災害備蓄用として広く流通。1994年発売の「ゆめごはん」は慢性腎不全患者向け低タンパク米飯。2000年には咀嚼・嚥下困難者用「ふっくらおかゆ」を上市。植物性乳酸菌ヨーグルトや、米粉パン、プラントベースフード(代替肉等)も手がける。2019年に買収したマイセンとマイセンファインフードは米粉パン事業の中核。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

米菓トップブランド、海外展開加速中

米菓業界のリーディングカンパニーで、「亀田の柿の種」などの強力ブランドを持つ。国内シェアは約3割と推定され、競合のニップン・昭和産業とは異なり米菓に特化している。売上高は1,000億円超で増収基調にあり、2026年3月期は1,381億円を見込む。海外売上高比率は約2割で、北米・アジアを中心に拡大中。利益率も5%超と安定している。

強み

  • 「亀田の柿の種」は国内米菓市場でトップシェアを誇り、高い認知度。
  • 現地生産・販売を強化し、海外売上高が年率10%以上で増加。
  • 営業利益率5%超を維持し、コスト管理と高付加価値品の投入が奏功。
  • 季節限定品や地域限定品など、消費者ニーズを捉えた製品展開。

課題

  • 国内米菓市場は縮小傾向にあり、成長の鈍化が懸念される。
  • 米や包装材の価格上昇がコスト増要因となり、利益率を圧迫する。
  • プライベートブランドや他社の新製品との競争が激しく、シェア維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が亀田製菓

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12915ケンコーマヨネーズ341億円10.4倍
29900サガミホールディングス339億円41.6倍
33221ヨシックスホールディングス335億円16.4倍
42209井村屋グループ316億円12.9倍
52217モロゾフ314億円46.4倍
62220亀田製菓307億円3.5倍
72533オエノンホールディングス301億円8.0倍
87520エコス300億円10.9倍
92753あみやき亭286億円22.5倍
102933紀文食品256億円23.2倍
117554幸楽苑249億円19.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

農産加工組合から法人化した1957年

1957年8月、新潟県中蒲原郡亀田町の農産加工農業協同組合を母体として亀田製菓株式会社を設立。亀田工場(元町)で米菓の製造を開始した。創業当時は地域の農家の米を活用した小規模な生産だったが、後に機械化量産技術を磨き、全国的な米菓メーカーへと成長する基盤を築いた。組合組織から株式会社への転換により、経営の自主性と資金調達力を高めた。設立以来、一貫して米を原料とした菓子作りに特化している。

新潟県内に生産拠点を拡充した1960~70年代

1962年5月に本社を新設移転、1971年9月に水原工場、1976年9月に白根工場をそれぞれ新設。新潟県内に複数の生産拠点を整備し、生産能力を拡大した。1987年には亀田第二工場(現亀田工場工業団地)を新設し、後の主力工場となる。これらの工場は現在も国内米菓事業の基幹生産拠点として稼働している。

証券取引所に上場した1984年

1984年10月、新潟証券取引所に株式を上場。2000年3月には新潟証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い東京証券取引所市場第二部に上場、2012年4月には市場第一部に指定された。上場により資金調達力を強化し、その後の多角化や海外展開の原資とした。証券コードは2220。

多角化と子会社化が進んだ1990年代

1992年4月、亀田あられ株式会社と合併、同時に新潟輸送株式会社とアジカルフーズを100%子会社化。1993年には株式会社ユーノスロード新潟(現エヌ.エイ.エス)を子会社化。同年9月には米国SESMARK FOODS(現TH FOODS)を関連会社化。1994年には低タンパク質米飯「ゆめごはん」の製造販売を開始し、1996年には主食米販売に参入。菓子以外の食品領域へ進出した。

国際規格取得と中国進出の2000年代

2001年3月に品質マネジメント規格ISO9001、2002年12月に環境規格ISO14001を取得。2003年1月には中国青島市に子会社「青島亀田食品」を設立。2005年7月には天津亀田食品(康師傅との合弁)を設立。2008年4月、米国カリフォルニア州にKAMEDA USAを100%出資で設立。2009年2月にはタイのSMTC(現THAI KAMEDA)を子会社化し、海外生産拠点を拡大した。

M&Aによる海外・食品事業拡大の2010年代

2012年12月に米国Mary's Gone Crackersを子会社化、2013年1月に尾西食品を子会社化し長期保存食事業に参入。2013年6月ベトナムに関連会社設立、2017年4月インドに関連会社設立。2018年6月カンボジアにLYLY KAMEDA設立。2019年2月には株式会社マイセン及びマイセンファインフードを子会社化し米粉パン事業に進出。2020年6月タイのSingha Kamedaグループを子会社化。2021年にはベトナムTHIEN HA KAMEDAを子会社化し、海外と食品の両面で拡大を遂げた。

北米事業再編と特別利益計上の2020年代

2025年4月、Mary's Gone Crackersの全株式を譲渡し、北米事業をTH FOODSに集中させる戦略を実行。同時にTH FOODSを完全子会社化し、北米戦略を再構築。この段階取得に伴い20,598百万円の特別利益を計上し、2026年3月期の純利益は24,647百万円と前期比354.9%増となった。2023年8月には「亀田グループ中長期成長戦略2030」を公表し、「アセットライト」経営への転換を打ち出している。

年表42件を開く

1950年代

  • 1957年8月創業新潟県中蒲原郡亀田町大字貝塚35番地1において、亀田町農産加工農業協同組合を母体として亀田製菓株式会社を設立、現亀田工場(元町)にて米菓の製造を開始。

1960年代

  • 1962年5月新潟県中蒲原郡亀田町大字城所甲564番地に本社を新設移転。

1970年代

  • 1971年9月新潟県北蒲原郡水原町に水原工場を新設。
  • 1972年10月新潟県中蒲原郡亀田町元町1丁目3番5号に本社を新設移転。
  • 1976年9月新潟県白根市に白根工場を新設。

1980年代

  • 1984年10月上場新潟証券取引所に上場。
  • 1987年10月新潟県中蒲原郡亀田町に亀田第二工場(現亀田工場(工業団地))を新設。

1990年代

  • 1990年11月新潟県中蒲原郡亀田町大字早通2871番地8に本社を新設移転。
  • 1992年4月M&A亀田あられ株式会社と合併。新潟輸送株式会社、アジカルフーズ株式会社(現アジカル株式会社)を100%子会社化。
  • 1993年3月M&A株式会社ユーノスロード新潟(現株式会社エヌ.エイ.エス)を子会社化。
  • 1993年9月米国イリノイ州のSESMARK FOODS, INC.(現TH FOODS, INC.)を関連会社化。
  • 1994年9月慢性腎不全患者の食事療法用低タンパク質米飯「ゆめごはん」の製造販売を開始。
  • 1996年11月主食米の販売を開始。
  • 1997年10月情報システム事業部を分社化し、100%子会社ケイ・システム株式会社を設立。
  • 1998年4月エンジニアリング事業部を分社化し、100%子会社株式会社アデマックを設立。

2000年代

  • 2000年2月咀嚼・嚥下困難者用「ふっくらおかゆ」の製造販売を開始。
  • 2000年3月「植物性乳酸菌ヨーグルト」の販売を開始。
  • 2000年3月上場新潟証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2001年3月品質の国際規格ISO9001認証取得。
  • 2002年12月環境の国際規格ISO14001認証取得。
  • 2003年1月中国青島市に、子会社「青島亀田食品有限公司」設立認可。
  • 2003年3月M&A亀田工場と旧本社工場の機能を統合し、その呼称を亀田工場に統一。
  • 2004年2月M&Aとよす株式会社を子会社化。
  • 2004年10月M&A株式会社日新製菓を子会社化。
  • 2005年4月新潟輸送株式会社100%子会社の亀田トランスポート株式会社を設立。
  • 2005年7月天津亀田食品有限公司(康師傅控股有限公司との合弁会社)を設立し、関連会社化。
  • 2008年4月米国カリフォルニア州に、100%子会社 KAMEDA USA, INC.を設立。
  • 2009年2月M&Aタイ国のSMTC Co.,Ltd.(現THAI KAMEDA CO., LTD.)を子会社化。

2010年代

  • 2010年9月M&Aケイ・システム株式会社と株式会社アデマックの2社を吸収合併。
  • 2011年3月とよす株式会社において、柿の種専門店「かきたねキッチン」を大阪の百貨店にオープン。
  • 2012年4月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2012年12月関連会社の天津亀田食品有限公司の持分を全て譲渡。
  • 2012年12月M&A米国カリフォルニア州のMary's Gone Crackers, Inc.を子会社化。
  • 2013年1月M&A尾西食品株式会社を子会社化。
  • 2013年6月創業ベトナムにTHIEN HA KAMEDA, JSC.を設立し、関連会社化。
  • 2017年4月食品安全マネジメントシステム規格FSSC22000認証取得。
  • 2017年4月創業インドにDaawat KAMEDA(India)Private Limited(現KAMEDA LT FOODS (INDIA) PRIVATE LIMITED)を設立し、関連会社化。
  • 2018年6月M&Aカンボジア王国にLYLY KAMEDA CO., LTD.を設立し、子会社化。
  • 2019年2月M&A株式会社マイセン及び株式会社マイセンファインフードを子会社化。

2020年代

  • 2020年6月M&Aタイ国のSingha Kameda (Thailand) Co., Ltd.及びSingha Kameda Trading (Thailand) Co., Ltd.を子会社化。
  • 2021年7月M&A株式会社タイナイを子会社化。
  • 2021年10月M&AベトナムのTHIEN HA KAMEDA, JSC.の株式の一部を追加取得し、子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    アセットライトモデルへの転換

    固定資産中心の成長から、ブランド・技術・ノウハウなどの無形資産を軸とした高収益なビジネスモデルへ転換。パートナーシップの強化やライセンスビジネスの展開により、初期投資を抑えつつ収益性を高める。

  2. 02

    米菓の世界展開と3極シナジー

    当社の原点である米菓の強みを活かし、北米・アジア・日本の3極でシナジーを追求。日本・米国・中国・タイ・ベトナムに加え、カンボジアやインドへ事業展開を拡大するとともに、有力パートナーとの連携やM&Aを推進。

  3. 03

    国内新領域開拓と米国事業再構築

    国内ではプラントベースフードや米粉パンなどの新領域を開拓。米国ではTH FOODS, INC.に経営資源を集中し、Mary's Gone Crackersの譲渡を実施。インオーガニックな成長戦略も組み合わせながら中長期成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,533人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は569万円で、9期前と比べて+6.9%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,152
2018年3月3,428
2019年3月53344.121.93,197
2020年3月53942.720.93,379
2021年3月54042.419.93,362
2022年3月53941.919.83,776
2023年3月54741.819.63,858
2024年3月54341.819.54,040
2025年3月56441.318.44,090134
2026年3月56941.017.84,533165

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率63.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 12 / 海外 8、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
亀田工場 — 新潟市江南区127億円
TH FOODS, INC. — 米国123億円
白根工場 — 新潟市南区8,111百万円
尾西食品㈱ — 宮城県大崎市6,812百万円
食品
水原工場 — 新潟県阿賀野市6,785百万円
LYLY KAMEDA CO., LTD. — カンボジア王国2,856百万円
新潟輸送㈱ — 新潟市江南区2,758百万円
その他
Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd. — タイ国2,041百万円
㈱タイナイ — 新潟県胎内市1,570百万円
とよす㈱ — 大阪府池田市1,440百万円
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アジカル 株式会社
    新潟市江南区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    とよす 株式会社
    大阪府池田市 · 連結子会社
    議決権89.4%
  • 国内
    株式会社 日新製菓
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 海外
    KAMEDA USA, INC.
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    THAI KAMEDA CO., LTD.
    タイ国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.
    タイ国 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    青島亀田食品 有限公司
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    LYLY KAMEDA CO., LTD.
    カンボジア王国 · 連結子会社
    議決権90.7%
  • 海外
    THIEN HA KAMEDA, JSC.
    ベトナム · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    TH FOODS, INC.
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Watch City Properties, LLC.
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    尾西食品 株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • 株式会社 マイセン福井県鯖江市100%
  • 株式会社 マイセンファインフード福井県鯖江市100%
  • 株式会社 タイナイ新潟県胎内市100%
  • 新潟輸送 株式会社新潟市江南区100%
  • 亀田トランス ポート株式会社新潟市江南区100%
  • 株式会社 エヌ.エイ.エス新潟県阿賀野市56%
  • 株式会社マスヤ三重県伊勢市20%
  • KAMEDA LT FOODS (INDIA) PRIVATE LIMITEDインド49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,381億円営業利益75億円前期と比べると増収増益で、売上が+33.7%、利益が+36.4%。

売上高
+33.7%
1,381億円
営業利益
+36.4%
75億円
純利益
+355.6%
246億円
営業利益率
5.4%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,430億円1,381億円
営業利益83億円75億円
純利益43億円246億円
1株あたり配当¥24¥24

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は354億円、営業利益は21億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+59.5%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2323
2024年1Q22273.28
2024年2Q21920.92
2024年3Q260207.710
2024年4Q2543
2025年2Q486183.78
2025年4Q547376.846
2026年2Q658223.3223
2026年4Q723537.323
2027年1Q354215.914

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は813億円から1,381億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ベトナムにTHIEN HA KAMEDA, JSC.を設立し、関連会社化。
2013年3月8134328
2014年3月9284224
2015年3月9485133
2016年3月9736140
インドにDaawat KAMEDA(India)Private Limited(現KAMEDA LT FOODS (INDIA) PRIVATE LIMITED)を設立し、関連会社化。
2017年3月9827127
カンボジア王国にLYLY KAMEDA CO., LTD.を設立し、子会社化。
2018年3月9956541
株式会社マイセン及び株式会社マイセンファインフードを子会社化。
2019年3月1,0006644
タイ国のSingha Kameda (Thailand) Co., Ltd.及びSingha Kameda Trading (Thailand) Co., Ltd.を子会社化。
2020年3月1,0386945
株式会社タイナイを子会社化。
2021年3月1,0336948
2022年3月8526144
2023年3月9505219
2024年3月9556823
2025年3月1,03355695.354
2026年3月1,38175755.4246

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,381億円のうち、営業利益として残るのは75億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は246億円、売上の17.8%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.2%983億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.3%322億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%75億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+14.6pt
17.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+20.3pt
27.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが119億円、投資CFが−260億円で、差し引きのフリーCFは−141億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は186億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月52−8015−2851
2014年3月59−54−16542
2015年3月76−47−262946
2016年3月65−5521057
2017年3月74−86−10−1235
2018年3月74−8314−939
2019年3月70−738−343
2020年3月80−76−2446
2021年3月87−63−32465
2022年3月83−9812−1559
2023年3月83−8410−170
2024年3月97−81−131674
2025年3月94−78−121681
2026年3月119−260235−141186

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,882億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,065億円で、自己資本比率は54.7%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月64734330451.9
2014年3月66137728456.1
2015年3月67243024263.2
2016年3月72643529159.4
2017年3月72644328360.8
2018年3月77148029162.0
2019年3月83352131261.3
2020年3月85853931961.6
2021年3月92959933062.7
2022年3月1,03466037461.3
2023年3月1,11268043258.3
2024年3月1,20573746858.0
2025年3月1,23978945061.0
2026年3月1,8821,06581854.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
206億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
879億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
54億円
在庫として抱えている分
負債合計
818億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中82位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.6%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.7%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
33.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.8%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,374で、1年前と比べて-1.9%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥1,374-0.4%1ヶ月+11.6%1年-1.9%時価総額307億円
過去52週の値幅
安値¥1,165高値¥1,538

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)3.5倍
PER (会社予想)20.2倍
PBR0.83倍
配当利回り1.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7月中旬までは1,250円前後で推移していましたが、7月29日に出来高32.5万株超を伴って1,299円まで上昇しました。8月に入ってからは1,230円まで下落する場面もありましたが、8月7日以降は再び上昇し、8月14日には1,345円と年初来高値に接近しました。8月18日には1,331円と小幅反落して取引を終えています。25日移動平均線(1,272.28円)を約4.6%上回っており、上昇トレンドが確認できます。52週高値(1,538円)からは約13%下の水準にあり、上値余地が残っています。出来高は上昇局面で増加しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは3.42倍と同業界平均の28.51倍を大幅に下回るが、これは特別利益による一時的な利益増加の影響。PBRは0.81倍で平均の1.62倍の半分以下。ROEは27.6%と非常に高いが、配当性向は148.5%と利益を超える配当を出しており、持続性に懸念。予想PERは19.6倍と高めで、来期の利益正常化を織り込む。資産価値に比べて割安だが、配当の持続性に注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)3.5倍28.6倍
PER (予想)20.2倍
PBR0.83倍1.63倍
ROE27.6%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国内市場が成熟する中での成長戦略と、原材料価格や為替変動への対応力。強気派は、ブランド力と商品開発力で海外市場や新カテゴリーに成長余地を見出す。また、コスト削減効果で利益率が改善している点も評価する。弱気派は、人口減少で国内需要が縮小する中、海外比率がまだ低く、成長の不確実性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 海外展開

    アジアで和食人気が高まり、米菓需要が増加

  • 利益率改善

    営業利益率が5%を超え、コスト管理の成果が見える

  • ブランド力

    「ピザポテト」のブランドでトップシェアを維持

  • 純利益54億→246億円、4.5倍に急増決算発表後影響

    直近決算の純利益は246億円で前期54億円から192億円増加

  • 売上高1033億→1381億円、33.7%増収通年影響

    売上高は前期比348億円増の1381億円、営業利益も55→75億円

  • 営業利益率5.32%→5.43%に改善通年影響

    営業利益75億円と前期55億円から20億円増、営業利益率5.43%

  • 配当利回り1.78%と安定的な還元継続影響

    配当利回り1.78%を確保、株主還元姿勢を維持

マイナスに働く材料7
  • 国内需要減

    人口減少で米菓市場は縮小傾向にある

  • 原材料高

    米や油などの価格高騰が利益を圧迫する

  • 海外リスク

    海外事業がまだ未成熟で、為替や現地競争に弱い

  • 予想PER19.8倍と実績PER3.45倍の乖離決算発表後影響

    実績PER3.45倍に対し予想PER19.8倍、利益正常化なら株価調整

  • 営業利益75億円と純利益246億円の乖離通年影響

    営業利益75億円、純利益246億円で最終益は本業の3倍超

  • ROE27.6%なのにPBR0.82倍、市場は持続性を疑問視継続影響

    ROE27.6%は高いがPBR0.8154倍と1倍割れ、収益の質に疑念

  • 株価1年で2.48%下落、上値重い継続影響

    1年間の株価変動はマイナス2.48%と横ばい圏

次の決算で確かめる点
海外売上比率
成長市場への依存度を測る指標
原材料コスト
利益率に影響を与える主要因の変動を監視
新製品売上比率
ブランド価値向上と市場創出の効果を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり24で、前期から+15.8%いまの株価に対する利回りは1.75%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥24
1株あたり
配当利回り
1.75%
いまの株価に対して
配当性向
148.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月14149.2
2018年3月1616.644.8
2019年3月174.149.2
2020年3月171.943.7
2021年3月182.026.9
2022年3月181.933.1
2023年3月181.8101.0
2024年3月191.9
2025年3月191.834.5
2026年3月2215.8148.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥24

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,584人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.0%を占め、残る46.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他33.735.535.236.036.837.1
事業法人33.332.932.432.532.531.7
金融機関23.923.723.423.123.022.3
外国法人8.67.28.37.56.88.0
自己株式5.55.55.55.55.55.5
証券会社0.60.70.70.80.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エイケイ9.42
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.13
03KAMEDA共栄会8.02
04株式会社第四北越銀行4.66
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.52
06亀田製菓従業員持株会1.91
07株式会社原信1.86
08株式会社みずほ銀行1.71
09キッコーマン株式会社1.55
10第四北越リース株式会社1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+189%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは27.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1351,5918.918.927.0
2014年3月1141,7606.826.929.7
2015年3月1572,0128.331.130.8
2016年3月1882,0469.223.932.0
2017年3月1282,0926.238.1149.2
2018年3月1952,2688.926.444.8
2019年3月2092,4198.925.449.2
2020年3月2122,5088.623.443.7
2021年3月2262,7618.621.426.9
2022年3月701,0037.318.933.1
2023年3月301,0253.049.0101.0
2024年3月361,1063.339.9
2025年3月861,1957.415.234.5
2026年3月3901,62727.63.7148.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額344百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
ジュネジャ・レカ・ラジュ代表取締役会長7417,000
髙木政紀代表取締役社長548,000
小林章専務取締役6014,000
古泉直子常務取締役56922,000
三宅峰三郎取締役746,000
伊藤好生取締役73
金井孝行取締役674,000
井植敏雅取締役634,000
尚山勝男取締役713,000
佐々木淳常勤監査役667,000
田辺真理常勤監査役6512,000
青木和義監査役70
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
伊藤彰浩監査役651,000
土田亮58
内田和成取締役74
藤井佳子監査役61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41329222456
社外取締役7848412
監査役2363618

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容975字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(亀田製菓株式会社)、子会社18社及び関連会社2社で構成され、菓子の製造販売を主な事業内容とし、更に当該事業に関連する運送等の活動を展開しております。 当グループは、当社の国内米菓事業、海外事業、食品事業及び連結子会社単位を基礎とした事業セグメントに分かれており、主に「国内米菓事業」、「海外事業」及び「食品事業」により構成されているため、この3つを報告セグメントとしております。 「国内米菓事業」は、国内において米菓の製造販売を行っております。「海外事業」は、海外において米菓等の製造販売を行っております。「食品事業」は、長期保存食、植物性乳酸菌、米粉パンおよびプラントベースフード等の製造販売を行っております。 セグメント名   事業内容   当社、連結子会社及び持分法適用関連会社 国内米菓   国内における米菓の製造販売   当社(連結子会社)アジカル株式会社とよす株式会社株式会社日新製菓(持分法適用関連会社)株式会社マスヤ 海外   海外における米菓等の製造販売   当社(連結子会社)KAMEDA USA, INC.THAI KAMEDA CO., LTD.Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.青島亀田食品有限公司LYLY KAMEDA CO., LTD.THIEN HA KAMEDA, JSC.TH FOODS, INC.Watch City Properties, LLC.(持分法適用関連会社)KAMEDA LT FOODS (INDIA) PRIVATE LIMITED 食品   長期保存食、植物性乳酸菌、米粉パンおよびプラントベースフード等の製造販売   当社(連結子会社)尾西食品株式会社株式会社マイセン株式会社マイセンファインフード株式会社タイナイ その他   貨物運送等   当社(連結子会社)新潟輸送株式会社亀田トランスポート株式会社株式会社エヌ.エイ.エス (注) THAI KAMEDA CO., LTD.は、現地の法律にしたがい必要な手続きが完了次第、清算結了となる予定ではありますが、具体的な日程は現時点では未定であります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,419字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 <経営方針> 当グループは、「お米の恵みを美味しさ・健康・感動という価値に磨き上げ、健やかなライフスタイルに貢献する “Better For You”」をPurpose(存在意義)として位置付けております。お米の可能性を最大限に引き出し、世界に新たな価値と市場を創造することを目指し、Visionである“Rice Innovation Company” の実現を通じて、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでおります。今後は、これまでに蓄積してきた技術やノウハウを強みとして、国内外のパートナーシップを積極的に活用しながら成長を加速させ、アセットライト※で高収益なビジネスモデルへの転換を目指してまいります。 2026年度内にグループの収益基盤を整備し、その後は強固な基盤のもと、さらなる事業拡大を推進することで、持続的な成長と企業価値の向上に邁進してまいります。 ※アセットライト:企業が保有資産を最小限に抑え、資本負担の軽減を図る経営手法 <中期経営計画等> ・中長期の事業構想 当社は、変化を続ける外部環境に打ち勝ち、2023年8月に公表した「亀田グループ中長期成長戦略2030」で打ち出した長期目標を達成するべく、北米構造改革を実行しました。大型構造改革を通じて、当社の原点である米菓の強みを再認識し、その世界展開を加速し、無限の可能性を秘めるお米で未来を切り拓くという趣旨から中長期成長戦略をアップデートしました。再構築した成長戦略の中で、KAMEDA2.0においては、事業領域および地域の拡大を力強く推進し、次フェーズKAMEDA3.0の実現に向けては、日本・北米・アジアの3極でのシナジーを追求するとともに、食品事業の拡大を図ることで、ビジネスモデルを進化させ、サステナブルな事業体制を確立します。 ・事業規模の成長のロードマップ 当グループは、2023年8月に「亀田グループ中長期成長戦略2030」を公表するとともに、企業活動の原点となる当グループの理念体系を再構築し、「ALL KAMEDA」としての歩みを開始しました。 当社は創業以来、米菓の量産技術を磨き上げ、おいしさと感動をお届けする商品を数多く創出してまいりました。これらは商品ブランドとして、また技術やノウハウとして社内に蓄積され、強固な事業基盤を形成しております。国内米菓事業を中核とするビジネスモデルをKAMEDA 1.0と位置付けるならば、事業領域および地域の拡大を進めてきた段階はKAMEDA 2.0といえます。 KAMEDA 2.0の段階においては、従来の米国、中国、タイ、ベトナムに加え、カンボジアやインドへと事業展開を拡大するとともに、国内ではプラントベースフードや米粉パンなど新たな事業領域を加えてまいりました。この過程では、海外における有力パートナーとの連携やM&Aを通じた成長戦略も推進してきましたが、製造業を基盤とし、設備投資を積み重ねながら事業規模を拡大するという基本的なビジネスモデルに大きな変更はありませんでした。 一方で、将来を見据えると、固定資産である工場や設備投資を重ねながらグローバルに事業を拡大していく従来型モデルには、資金面および人的リソースの両面で制約が生じる可能性があります。そこで、当グループは次の成長段階であるKAMEDA 3.0において、「アセットライト」を重要なキーワードとして掲げ、固定資産中心の成長から、無形資産を軸とした成長モデルへの転換を図ってまいります。 KAMEDA 3.0では、パートナーシップのさらなる強化やライセンスビジネスの展開なども視野に入れ、初期投資を抑えつつ高い収益性を実現するビジネスモデルの確立を目指します。そのため、無形資産である強いブランド、技術、ノウハウの創出と蓄積に注力し、「Rice Innovation Company」として社会に大きな価値を提供する企業グループへの進化を進めております。 米国事業戦略の再構築を検討する中で、当グループは、TH FOODS, INC.の成長に経営資源を集中することが、さらなるシナジー創出につながると判断しました。この方針のもと、2025年4月にMary’s Gone Crackers, Inc.の全株式を譲渡し、連結子会社から除外しております。 当グループは、こうしたインオーガニックな成長戦略も組み合わせながら、中長期成長戦略においてPurpose(存在意義)として掲げる“Better For You”の考え方のもと、お米の可能性を最大限に引き出し、世界で新たな価値と市場を創造する「Rice Innovation Company」の実現を目指し、米国市場のさらなる活性化に取り組んでまいります。 これら長期のありたい姿、事業構想、経営戦略等からバックキャストで2026年度の経営方針及び目標を策定しており、その詳細については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ⑤ 経営戦略の現状と見通し」に記載しております。 厳しい環境変化においても機会を見出し、グループビジョン「Rice Innovation Company」を実現し、企業価値向上につなげていきます。 ※ 将来に関する留意事項 将来の経営環境や業績予想に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報や計画策定の前提としている仮定などに基づくものであります。実際の業績は様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。
事業等のリスク3,663字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) 当社のリスクマネジメント体制 リスク管理の対応については、当社のリスク管理委員会が中心となってリスクの把握・対応を行っております。同委員会は原則として四半期に1回以上開催し、「亀田製菓グループリスク管理規程」にもとづき、当社およびグループ各社の事業活動を継続するにあたって、経営に対し重大な影響を及ぼすと想定される重要リスクの管理に関する具体的な実践計画を毎年策定することで、リスク管理活動の実効性を確保するとともに、事前予防活動を推進し未然防止策の検討を行っております。また、外部専門家を講師とする「危機管理セミナー」を開催し、役職員の危機対応への意識向上にも努めております。万一、係るリスクが現実のものとして顕在化した場合には、直ちに危機対策本部を設置し、「危機管理マニュアル」に定められた手順に沿って迅速に適切な対応と情報開示を行うこととしております。 また、当グループは、グローバル化等に伴うリスクの高まりに対し健全に牽制する経営体制の構築・社外取締役による高度なモニタリングモデルの実現を図るため、取締役会について取締役の過半数を独立性の高い社外取締役で構成しております。さらに、監査役会設置会社として、監査役の機能を有効に活用しながら経営に対する監査・監視機能の強化を図っております。 加えて、当グループは、中長期的な企業価値の向上の観点から、サステナビリティに対する取り組みを重要な経営課題として認識しており、人的資本や気候変動等に関するリスク管理についても経営レベルで行っております。 (2) 主要な事業等のリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、◎印を付したリスクについては、特に重要なリスクとして認識しております。 また、以下に記載したリスクは当グループの全てのリスクを網羅したものではなく、これ以外のリスクも存在し、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中の記載内容および将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 リスク   対応策 基幹プロセスリスク   原材料及び商品の安全(◎) ・原材料や製造工程のトラブルによる生産活動の停止・上記に起因した製品の回収や販売の中止など   ・品質保証委員会を中心とした品質保証体制の強化・グループ品質保証担当者会議の開催・役員・従業員向けの定期的な品質管理に関する教育の実施・食品安全管理体制構築のための「FSSC22000」(食品安全マネジメントシステムの国際規格)などの認証取得・維持・商品の安全性確保のための装置導入・原材料仕入先、製造委託先の評価・点検 資金調達 ・金融市場の不安定化、金利上昇による資金調達コストの増加   ・国内金融機関において120億円のコミットメントラインの設定・一部の海外子会社が利用できる総額80億円のグローバルコミットメントラインの設定 有形固定資産、無形固定資産 ・事業環境の変化及び業績低迷による減損損失の発生の可能性   ・社内基準に基づく経済合理性の検討・投資時における厳格なリスク管理・投資実行後の投資効果について継続的モニタリング 退職給付債務等 ・計算基礎率の変動による貸借対照表計上額の変動・退職給付制度の変更による追加負担の発生   ・経済、金融動向のモニタリング・外部研修への参加・当社監査部による監査体制強化 新会計基準の適用、会計基準の変更および税制改正等 ・新会計基準の適用、会計基準の変更および税制改正等による、既存会計処理からの変更   ・外部研修への参加・当社監査部による監査体制強化 買収(M&A)等の投資 ・買収後における偶発債務や未認識債務の発生・のれん発生による償却費用負担増加・買収後の業績低迷による減損損失の発生の可能性   ・詳細なデューデリジェンスの実施・当社からの基幹人材の派遣・当社による、管理・統括・運営面でのサポート・当社監査部による監査体制強化 リスク   対応策 災害事故リスク   情報セキュリティ(◎) ・災害等によるシステムの作動不能や内部データの消失・想定外のサイバー攻撃や不正アクセス、コンピュータウイルスの感染等による、社内情報の漏洩、改ざん等・システム変更によるシステム停止、障害等   ・情報の適切な保存・管理に向けた「文書保存規程」「個人情報保護管理規則」「亀田製菓グループ情報管理規程」「亀田製菓グループ情報システム規程」など各種規程を整備・定期的なセキュリティ専門会社による外部評価の実施と評価にもとづく個別対応・老朽化した通信機器の定期交換・役員、従業員向けの定期的な個人情報保護を含む情報セキュリティ教育の実施・旧システムとの並行稼働 自然災害、パンデミック、大規模な事故(◎) ・経営インフラが新潟県下越地方に集中することによる、生産拠点および販売拠点の喪失や、従業員等の安全被害、サプライチェーンの寸断等・火災等の大規模事故による信用低下   ・「危機管理マニュアル」の整備・リスク別対応フロー、BCP(事業継続計画)の策定および随時見直し・従業員安否確認システムの導入および定期的な訓練の実施・生産拠点など主要施設の耐震補強・火災や自然災害等を想定した防災訓練の実施これらの対応策を超えた被害が発生するリスクについても継続して研究を行い、可能な限り被害を最小化し、当グループの業績および財政状態への影響を低減することに努めております。 環境(◎) ・気候変動への対応   詳細は「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3) 気候変動関係」をご参照ください。 外部環境リスク   サプライチェーン(◎) ・主な原料の農産物における、気候、作柄、相場などによる、調達量や調達価格への影響・原材料全般における、需給動向や原油価格などによる調達価格への影響・物流起因による商品供給の不安定化   ・原材料の品種や産地などの分散調達による安定した数量の確保と特定の調達先への集中回避・品種や産地が特定される原材料等の複数年契約・在庫の分散化・デジタル化推進による物流効率化・パレット輸送の推進・共同配送・ダブル連結トラックの活用・モーダブルシフトの推進・アグリ事業への参入 流通の変化と競合等(◎) ・業界や特定企業の経営状態や販売政策などの変化による販売機会の減少、販売価格の低下・競合企業による新商品の導入や販売促進活動による商品の陳腐化、販売機会の減少   ・フィールドスタッフを配置することによる小売店へのきめ細かなフォロー・提案型営業によるお客様目線での売場づくりとサポート・新商品開発体制の強化 海外事業の状況(◎) ・国または地域における経済状況、政治、社会情勢等の著しい変化、食品の安全性、気候変動、自然災害の発生による需要の減少、操業の中断、供給不足など・為替レート変動に伴う業績変動   ・当社から海外グループ会社への基幹人材の派遣・当社海外事業本部による、海外グループ会社の管理・統括・運営面でのサポート・当社監査部による海外グループ会社の監査体制強化・金融商品の市場リスク管理会議の定期的な開催 リスク   対応策 外部環境リスク   人材確保・育成(◎) ・雇用情勢の変化や国内の少子高齢化による労働人口の減少・事業活動に必要となる優秀な人材の確保難や育成計画の遅れ   ・外部人材や多様な国籍の人材の活用、性別・年齢にかかわらず能力を発揮できる組織体制の構築・多様な価値観を尊重し、挑戦を後押しする組織風土の醸成・働きやすい環境整備(在宅勤務、フレックスタイム、シフト限定、ハッピーリターン制度等)・イノベーター、エキスパート人材の育成・グローバルKAMEDAで活躍できる人材の育成・ものづくりを牽引するリーダーの養成を目的とした「技術学校」の継続・ホワイト物流※の推進※物流業界全体の労働環境を改善し、持続可能な物流システムを構築するための取り組み コンプライアンスリスク   法的規制等(◎) ・海外進出先の現地法令を含む法的規制の強化、新たな規制の施行などによる事業活動の制限・重大な法令、規則違反・企業イメージの棄損・風評被害・人権問題(強制労働、ハラスメント等)による、訴訟の発生や退職者の増加   ・当社関連部門によるサポート・当グループのコンプライアンス委員会の開催・当社監査部による監査体制強化・外部研修への参加・内部通報の体制整備・カスタマーハラスメントの対応方針・SNS等のモニタリングと専門会社によるサポート・役員・従業員向けの定期的なコンプライアンス、人権、内部者取引防止に関する教育の実施
経営成績の分析 (MD&A)12,835字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は56,806百万円となり、前連結会計年度末に比べ23,531百万円の増加となりました。これは主に「現金及び預金」が10,513百万円、「受取手形、売掛金及び契約資産」が4,089百万円、「商品及び製品」が1,734百万円、「原材料及び貯蔵品」が3,913百万円、「その他」が3,132百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は131,416百万円となり、前連結会計年度末に比べ40,829百万円の増加となりました。これは主に「建物及び構築物」が5,689百万円、「機械装置及び運搬具」が5,769百万円、「のれん」が14,469百万円、「顧客関係資産」が18,308百万円、「商標資産」が10,645百万円、「退職給付に係る資産」が2,416百万円それぞれ増加した一方で、「建設仮勘定」が2,852百万円、「投資有価証券」が14,181百万円それぞれ減少したことによるものであります。 この結果、総資産は188,223百万円となり、前連結会計年度末に比べ64,360百万円増加となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は28,673百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,592百万円増加となりました。これは主に「短期借入金」が2,727百万円、「その他」が2,049百万円それぞれ増加した一方で、「電子記録債務」が1,349百万円減少したことによるものであります。固定負債は53,083百万円となり、前連結会計年度末に比べ33,210百万円の増加となりました。これは主に「長期借入金」が22,678百万円、「繰延税金負債」が10,586百万円それぞれ増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は81,757百万円となり、前連結会計年度末に比べ36,802百万円増加となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は106,466百万円となり、前連結会計年度末に比べ27,557百万円増加となりました。これは主に「親会社株主に帰属する当期純利益」24,647百万円及び「剰余金の配当」1,201百万円により「利益剰余金」が23,445百万円増加したことや、「為替換算調整勘定」が2,637百万円増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は54.7%(前連結会計年度末は61.0%)となりました。 b.経営成績 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前連結会計年度比(%) (百万円)   (百万円) 売上高   103,262   138,052   33.7 営業利益   5,500   7,528   36.9 経常利益   6,916   7,501   8.5 親会社株主に帰属する当期純利益   5,417   24,647   354.9 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に底堅く推移したものの、物価高の長期化により節約志向が強まり、個人消費の回復は緩やかなものとなりました。 また、国際情勢の不安定化や原材料価格の高騰、物流コストおよび人件費の上昇などが企業活動に影響を及ぼし、景気の先行きには依然として不透明感が残っております。 国内の食品業界では厳しい経営環境が続いており、米菓業界においては、原料米価格が高止まりするなど、コストプッシュ・インフレの影響を強く受けております。このような経営環境下、当グループは「中長期成長戦略2030」の実現に向け、着実に歩みを進めております。 当社は、“お米の恵み”を「美味しさ」「健康」「感動」といった価値へと高めることで、お客様の健やかなライフスタイルに貢献することを、パーパス(存在意義)である“Better For You”に込めております。 また、ビジョン(目指す姿)として、お米の持つ可能性を最大限に引き出し、世界に向けて新たな価値と市場を創出する“Rice Innovation Company”の実現を掲げております。 これらの取り組みを通じ、持続的な成長と企業価値の一層の向上を目指しております。 2025年度は、ビジョンの実現に向け、「事業基盤の徹底強化」と「本格的なグローバル展開への推進」を基本方針とし、国内米菓事業においては、独自価値の訴求を通じたキャッシュ創出力の強化に取り組むとともに、海外事業においては、TH FOODS, INC.の完全子会社化を軸とした北米戦略の再構築を進めてまいりました。また、食品事業においては、シーズ事業の成長に向けた各種施策に取り組んでまいりました。 当連結会計年度の売上高は、食品事業が前期を下回ったものの、国内米菓事業は重点ブランドの成長、海外事業はTH FOODS, INC.の完全子会社化によって前期を上回る実績を確保し、138,052百万円(前期比33.7%増)となりました。 営業利益については、食品事業が前期好調に推移した尾西食品の反動減もあり前期を下回ったものの、国内米菓事業は価格改定の効果により収益性が回復、海外事業も完全子会社化したTH FOODS, INC.が堅調に推移したことで、7,528百万円(前期比36.9%増)となりました。また、経常利益については、TH FOODS, INC.の連結子会社化による影響(持分法による投資利益の減少)を営業増益が補い、7,501百万円(前期比8.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益については、TH FOODS, INC.の連結子会社化に伴い、第1四半期連結会計期間に段階取得に係る差益20,598百万円を計上したことから24,647百万円(前期比354.9%増)となりました。 各セグメントの概況は、次のとおりであります。 <国内米菓事業> 国内米菓事業については、独自価値訴求型の競争戦略への転換を推し進めており、原料米の高騰など変化を続ける事業環境に柔軟に対応できる、収益性の高い事業構造の確立を目指してまいりました。 具体的には、従来の重点6ブランドを中心としたブランド強化策の継続展開に加えて、価格改定に対する需要底支えの観点から定番ブランドの強化にも取り組みました。 「亀田の柿の種」は、スナック需要への拡張を目指し「うましお」の拡販を継続、「お酒のおつまみ」というイメージから「いつでも、どこでも、誰とでも」楽しめるブランドを目指した施策に取り組みました。「ハッピーターン」は前期に続き「ハッピーターンスパイス」の強化を通じたおつまみ需要への拡張、「亀田のつまみ種」は「午後のつまみ種」の商品改良やプロモーションを通じたおやつ需要への拡張に努めました。「無限シリーズ」は発売後初となる大幅リニューアルを実施、「こつぶっこ」「技のこだ割り」は定番商品の品揃え強化によって需要促進を図るなど、顧客起点でブランド・商品の独自性に磨きをかける取り組みを進めました。また、定番ブランドは需要底支えの観点から品揃えやプロモーションの強化に努めました。加えて、重点6ブランドの生産能力増強や販売促進費用の効率的な執行等、価値訴求に軸足を置いた活動を展開しました。 これらの取り組みの結果、重点6ブランドの売上高については、「無限」シリーズが前期を下回った一方、「亀田の柿の種」「ハッピーターン」「亀田のつまみ種」「こつぶっこ」「技のこだ割り」は前期を上回りました。 また、百貨店向け商品や土産物用商品を製造販売するグループ会社は、拡大するインバウンド需要を取り込むため、新規チャネル開拓などに継続的に取り組みました。これらの結果、国内米菓事業全体の売上高は72,309百万円(前期比3.7%増)となりました。 営業利益については、単体米菓において原材料価格の高騰に対し「亀田の柿の種」や定番ブランドを中心とした価格改定を実施。従前より進めている重点6ブランドへの集中化や定番ブランドの底支えによるプロダクトミックス(販売構成比)の改善、販売促進費用の効率的な執行、生産効率向上など各種施策の効果により収益性は大幅に改善しました。また、百貨店向け商品や土産物用商品を製造販売するグループ会社も価格改定や生産効率向上など収益性改善による堅調な業績が加わり、国内米菓事業全体の営業利益は5,139百万円(前期比15.7%増)となりました。 <海外事業> 海外事業については、北米戦略の再構築、アジア地域での持続的成長を通じ、成長性と収益性の強化に取り組んでまいりました。北米は、6月に連結子会社化し、堅調に推移したTH FOODS, INC.の取り込みが寄与し大幅増収となりました。また、アジアでは、OEM事業(カンボジア・タイ法人)が減収となりましたが自社ブランド事業(ベトナム、中国)は堅調に推移しました。これらの結果、海外事業全体の売上高は49,477百万円(前期比187.0%増)となりました。 営業利益については、北米では戦略再構築の効果により大きく改善した一方、アジアではカンボジア法人における輸出量の減少、タイ法人における豪州向け輸出量の減少や為替変動(バーツ高)の影響により減益となりました。これらの結果、海外事業全体では1,792百万円の営業利益(前期比1,223.1%増)となりました。 <食品事業> 食品事業については、亀田製菓本体とグループ会社の連携を通じ、成長投資の効果を引き出すべく事業拡大に取り組んでまいりました。長期保存食は官公庁・企業向け需要は堅調な一方、拡大基調にあった個人需要の反動減により微減収となりました。災害時などの突発的な需要への対応余力を高め、更なる成長に備えて建設した新工場は、2026年1月に稼働を開始しております。また、米粉パンは「おこめ食パン」の販路拡大を通じた事業成長に取り組みました。さらに、植物性乳酸菌についても、機能性の訴求を通じた販路拡大を継続、欧米市場への本格参入に向けたKerry社との協働も順調に進捗しております。加えて、プラントベースフードはコンセプトを「代替肉」から「植物性たんぱく質食材」に改め、商品の販路拡大やBtoB市場開拓に継続的に取り組んでまいりました。これら各事業の売上高は前期を上回っておりますが、前期で販売を終了した「低たんぱく質米飯」の減収分を補うには至らず、食品事業全体の売上高は8,820百万円(前期比2.7%減)となりました。 営業利益については、投資先行フェーズにあるプラントベースフードや米粉パンに加え、尾西食品が想定を超える原料米高騰の影響を受けたこともあり、451百万円(前期比31.0%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   増減 (百万円)   (百万円)   (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   9,442   11,897   2,455 投資活動によるキャッシュ・フロー   △7,830   △26,024   △18,194 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,215   23,507   24,722 現金及び現金同等物に係る換算差額   282   1,100   818 現金及び現金同等物の期末残高   8,120   18,601   10,481 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10,481百万円増加し、18,601百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は11,897百万円(前期比2,455百万円の収入増加)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益に、減価償却費や減損損失、のれん償却額等の非資金項目、退職給付に係る資産や売上債権等の営業活動に係る資産及び負債の増減、段階取得に係る差益、関係会社株式売却益、法人税等の支払額を加減算したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は26,024百万円(前期比18,194百万円の支出増加)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式売却による収入によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は23,507百万円(前期は1,215百万円の支出)となりました。 これは主に、長期借入れによる収入や長期借入金の返済による支出、配当金の支払額によるものであります。 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたフリー・キャッシュ・フローは△14,127百万円となりました。 キャッシュ・フロー関連指標の推移は、次のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   61.3   58.3   58.0   61.0   54.7 時価ベースの 自己資本比率(%)   81.0   83.3   74.7   66.5   48.7 キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(年)   2.3   2.8   2.4   2.6   4.2 インタレスト・ カバレッジ・レシオ(倍)   191.4   71.0   131.1   73.9   30.8 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い 1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。 3.キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 数量(屯)   金額(百万円) 国内米菓   65,830   66,885   102.1 海外   44,690   47,472   333.4 食品   3,556   6,526   94.6 報告セグメント計   114,077   120,883   139.5 その他   -   -   - 合計   114,077   120,883   139.5 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去前の金額を記載しております。 2.記載金額は販売価格で表示しております。 3.当連結会計年度において、生産実績に著しい変動がありました。これは、海外セグメントにおいてTH FOODS, INC.を連結子会社化したこと等によるものであります。 b.受注実績 当グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 金額(百万円) 国内米菓   72,309   103.7 海外   49,477   287.0 食品   8,820   97.3 報告セグメント計   130,607   136.0 その他   7,445   103.3 合計   138,052   133.7 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 3.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは、海外セグメントにおいてTH FOODS, INC.を連結子会社化したこと等によるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.財務戦略の基本的な考え方 当社は財務戦略の基本方針として機動性を重視し、変化への対応力と投資効率の最適化を図ることで持続的な成長を目指します。 新たな中長期成長戦略のキャッシュアロケーションの考え方は、2025〜2027年度を前半期、2028〜2030年度を後半期と定め、期間ごとの方針の違いを明確化しました。前半期においては、累積の営業キャッシュ・フローは約460億円を見込み、2025年6月に実施した米国TH FOODS, INC.の完全子会社化に伴う借入金増加への対応として、拡大するキャッシュ・フローを財務体質の改善と将来の投資に備えるべく、連結キャッシュ・フローを整理しました。前半期の営業キャッシュ・フローの使途については、株主還元および借入金返済を優先的に充当した上で、国内米菓事業の主要ブランドの生産能力増強投資に配分します。その他の投資については、残余資金および一部外部調達により実施し、資本効率の向上を図ります。国内米菓事業においては、高収益の主力ブランドの能力増強に選択と集中を推進します。後半期においては、TH FOODS, INC.の収益拡大を起点としたグループ全体の資本効率向上およびキャッシュ創出力の強化に取り組み、営業キャッシュ・フローは約540億円を見込んでいます。前半期同様に、株主還元および借入金返済を拡大するとともに、成長ポテンシャルの高い北米市場への事業拡大投資に軸足を置いて、中長期的な企業価値向上に資する投資行動を徹底します。 b.経営資源の配分に関する考え方 当グループでは、資本効率の指標であるROIC(投下資本利益率)の現状から、過去の投資に対する回収が決して十分ではないと認識しています。こうした問題意識のもと、投資判断におけるハードルレートを8%に設定し、投資回収ルールの厳格化を図っています。このハードルレートは、投資案件ごとの可否判断に加え、投資効果の振り返りや事業別の資本効率性のマネジメントを通じて、投資回収の促進や資本効率向上のための基準として機能しています。 また、外部生産委託の活用やロイヤリティビジネスの展開を通じて、運転資本および保有資産の圧縮を図るアセットライトを推進します。同時に、人的資本経営にもとづく人材育成や、技術継承・ノウハウ蓄積を目的とした研究開発(R&D)投資は継続的に強化していきます。 c.資金需要の主な内容 当グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では、主に米菓の製造に関わる原材料費、運賃、製造費用(生産に関わる償却費、賃借料、保険料など)、販売費(販売業者へ支払うリベートや、販売促進費用)、人件費などがあります。 また、投資活動に係る資金支出は、食品の安全、安心のために不可欠な設備や施設への投資、製造原価低減のための構造改革投資などの設備投資のほか、海外における事業領域の拡大に向けた生産能力の増強や新規製販拠点の設立などがあります。 d.資金調達 当グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金および外部資金を有効に活用しております。 資金需要の主な内容に記載している運転資金および投資資金などの調達に当たっては、主に国内金融機関からの借入を活用しております。 また、安定的な外部資金調達能力の維持向上は重要な経営課題と認識しており、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しております。加えて盤石な財務基盤を有していることから、当グループの事業の維持拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題なく実施可能と認識しております。 機動的な資金枠を確保するため、国内金融機関において120億円のコミットメントラインを設定しているほか、一部の海外子会社が利用できる総額80億円のグローバルコミットメントラインを設定し、機動的な資金調達ができる仕組みを確保しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当グループは、「中長期成長戦略2030」において、お米の可能性を最大限に引き出し、世界で新価値・新市場を創造する“Rice Innovation Company”をビジョン(目指す姿)として掲げ、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。 当グループを取り巻く事業環境は、原材料価格や物流コストの高止まり、為替変動、国内市場の成熟化に加え、海外事業拡大に伴う経営の複雑化などにより、引き続き不確実性の高い状況が続いております。このような環境下において、中長期的な成長と企業価値の向上を実現するため、当グループは以下の重点課題に取り組んでまいります。 a. 国内米菓事業における持続的な収益力の強化 国内米菓事業では、市場成熟が進む中、コスト構造の変化への対応が重要な課題となっております。重点ブランドへの資源集中や価格改定の定着を図るとともに、生産効率の向上や商品構成の最適化を通じ、安定的かつ持続的な収益基盤の強化に取り組みます。 また、一つの市場(国・地域・顧客層)に対して、グループを挙げて一体で取り組む「ONE KAMEDA for ONE MARKET」の考え方のもと、単体米菓を中心にアジカル株式会社・とよす株式会社・株式会社日新製菓との事業連携を深化させ、国内米菓市場を一体として捉えたシナジー創出を進めてまいります。 b. 北米を起点とした海外事業の収益拡大と経営基盤の確立 海外事業は、当グループの成長を牽引する重要な領域と位置付けております。 TH FOODS, INC.を中核とする北米事業においては、買収後の統合を着実に進め、グループシナジーの早期顕在化と収益力の強化を図ります。 アジア地域では、ベトナムを中心とした自社ブランド事業の拡大に加え、OEM事業の戦略再構築やパートナーシップの深化を通じ、収益性の向上に取り組みます。 c. 食品事業における成長投資の回収と収益基盤の確立 長期保存食、機能性素材、米粉パン、プラントベースフードなどの食品事業は、社会的ニーズの高まりを背景に成長余地を有する一方、投資回収と安定的な収益創出が課題となっております。尾西食品株式会社の事業拡大を通じた投資回収を進めるとともに、株式会社タイナイ・株式会社マイセン・株式会社マイセンファインフードの新規顧客開拓や乳酸菌ビジネスの拡大を通じ、食品事業を第三の収益基盤として確立してまいります。 d. グループ経営の高度化と資本効率の向上 事業領域および地域の拡大に伴い、グループ全体の経営管理体制の高度化が求められております。選択と集中を軸とした資源配分を徹底し、ROICをはじめとする資本効率を重視した経営を推進することで、持続的なキャッシュ・フロー創出と株主還元の両立を図ってまいります。 以上を踏まえた、2027年3月期の業績見通しは以下のとおりであります。なお、中東情勢の影響については、一定の想定に基づき影響額を推定しているものの、現時点では流動的であることから本業績見通しには織り込んでおりません。 (単位:百万円) 2026年3月期業績   2027年3月期 業績予想   増減額   増減率(%) 売上高   138,052   143,000   4,947   3.6 調整後営業利益   9,934   10,700   765   7.7 営業利益   7,528   8,300   771   10.3 経常利益   7,501   7,700   198   2.6 親会社株主に帰属する当期純利益   24,647   4,300   △20,347   △82.6 (注)調整後営業利益は、営業利益からTH FOODS, INC.の完全子会社化に伴うのれん償却額等を控除した実質的な利益を示す指標であります。 また、業績見通しの前提となる為替レートにつきましては、1US$150.0円、1CNY=21.5円、1THB=4.6円、1VND=0.0060円を想定しております。 ※ 将来に関する留意事項 将来の経営環境や業績予想に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報や計画策定の前提としている仮定などに基づくものであります。実際の業績は様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.固定資産の減損 当グループが減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、中期経営計画及び企業買収時の事業計画の前提となった数値を、経営環境などの外部要因に関する情報や当グループが用いている内部の情報(予算など)と整合的に修正し、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画等を考慮し見積っております。当該見積りには、売上高に影響する米菓に関連する市場成長率の見込や各国の長期インフレ率、顧客減少率などの仮定を用いております。中期経営計画の見積期間を超える期間の将来キャッシュ・フローは、中期経営計画の前提となった数値に、それまでの計画に基づく趨勢を踏まえて見積っております。 当グループは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係) ※8 減損損失」に記載のとおり、当連結会計年度において減損損失1,011百万円を計上いたしました。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。 b.繰延税金資産の回収可能性 当グループは、繰延税金資産の回収可能性については、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するに当たっては、一時差異等の解消見込年度及び繰戻・繰越期間における課税所得を見積っております。課税所得は、中期経営計画の前提となった数値を、経営環境等の外部要因に関する情報や当グループが用いている内部の情報(過去における中期経営計画の達成状況、予算など)と整合的に修正し見積っております。当該見積りには、売上高に影響する米菓に関連する市場成長率の見込などの仮定を用いております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 c.退職給付債務及び費用の算定 当グループには、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、将来の給与水準、退職率、死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率等が含まれます。当社及び国内子会社の年金制度においては、割引率は国債の利回りに基づき、長期期待運用収益率は、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮して決定しております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る資産(負債)及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(退職給付関係) (9) 数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 d.返金負債及び変動対価の算定 当グループは、変動対価の算定に際して、販売額に対する値引き、割戻し、返品等を含む変動対価の割合は過去の実績と概ね整合するとの仮定のもと、過去の実績率に基づき、将来発生見込額を見積っております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する返金負債及び変動対価の金額に重要な影響を与える可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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