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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ウェルネオシュガー

WELLNEO SUGAR Co., Ltd.2117 · Prime · 食料品

砂糖事業が中核。精製糖から機能性素材・甘味料へ展開し、フィットネスクラブ運営も手掛ける多角化食品企業。

概要

ウェルネオシュガーは、2011年に日新製糖と新光製糖が経営統合して設立された大手製糖会社である。精製糖(砂糖)の製造・販売を中核事業とし、国内製糖業界で有数のシェアを占める。2026年3月期の売上収益は1129億円、営業利益103億円、従業員755名。砂糖事業に加え、機能性素材やフィットネスクラブ運営などFood&Wellness事業も展開し、グループ全体で10社の子会社と12社の関連会社を擁する。

2つの報告セグメントで構成される事業構造

ウェルネオシュガーグループは、有価証券報告書において「Sugar」と「Food&Wellness」の2つの報告セグメントに区分される。Sugarセグメントは主に精製糖(砂糖)の製造・販売を担い、売上収益の85.7%を占める中核事業である。Food&Wellnessセグメントは、機能性素材や甘味料の製造販売(フードサイエンス事業)とフィットネスクラブ運営(フィットネス事業)で構成され、売上構成比は14.3%である。セグメント間の調整額を除くと、Sugarセグメントは営業利益110億円超を計上する一方、Food&Wellnessセグメントは1億円程度の利益に留まっており、収益の大半を砂糖事業に依存する構造にある。

原料市況と価格転嫁に左右されるSugar事業の収益

Sugarセグメントの収益は、原料である粗糖(海外原糖)の国際市況と為替レートに大きく影響される。2025年度(2026年3月期)のニューヨーク市場粗糖先物は、期初18.89セント/ポンドから期中に13.61セントまで下落し、期末は15.52セントで終了した。国内精糖市況もこれに連動し、上白糖1kg当たり241〜243円まで値下がりした。こうした変動に対し、ウェルネオシュガーは業務用・家庭用製品の販売量拡大で収益を維持している。特に家庭用の独自製品「きび砂糖」の出荷が好調で、販売量は前期を上回った。また、東洋精糖の連結子会社化が増収に寄与し、セグメント利益は前期比18.9%増の110億84百万円となった。

グループ内の機能分化と全国展開

ウェルネオシュガーグループは、製糖工場を複数保有し、生産から販売までを分業体制で運営する。主な製糖子会社として東洋精糖、新東日本製糖、太平洋製糖、新光糖業などがあり、原料粗糖の製造は南栄糖業、久米島製糖、宮古製糖が担う。販売はトーハンが担当し、包装加工は新豊食品が行う。また、物流面では衣浦埠頭が原料糖の荷役・保管を担い、衣浦ユーティリティーが工場向けの蒸気・電気・用水を供給する。このようにグループ内で機能を細分化し、全国に生産・販売拠点を配置することで、安定的な供給網を構築している。

収益多角化を目指すFood&Wellnessセグメント

Food&Wellnessセグメントは、砂糖事業に次ぐ収益の柱として育成が進められている。フードサイエンス事業では、腸内環境を整える「カップオリゴ」(ガラクトオリゴ糖)や「CI」(サイクロデキストラン)などの機能性素材を展開し、美浜バイオプラントで増産体制を整えた。また、ツキオカフィルム製薬は箔押製品や食用純金箔、可食フィルムの製造販売を手掛け、2026年3月期は増収増益を達成した。フィットネス事業は子会社の日新ウエルネスが運営し、子ども向けスクール事業に注力するが、不採算店舗の閉鎖や減損損失の計上により収益は低調である。倉庫事業(ニューポート産業)も同セグメントに含まれ、輸入合板取扱量の増加で増収となった。

業界の中での役割は砂糖メーカー(精製糖・原料糖)。食品・飲料・菓子メーカー向けに砂糖・機能性素材を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,129億円
営業利益
103億円
営業利益率
9.1%
純利益
65億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/3
事業売上構成比利益利益率
砂糖その他 食品事業449億円92.0%28億円6.2%
健康産業事業24億円4.9%0億円0.0%
倉庫事業15億円3.1%3億円20.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01Sugar(砂糖)主力

主に精製糖(砂糖)の製造・販売。国内製糖会社を傘下に持ち、原料粗糖の製造も行う。

主な製品・サービス1
砂糖(精製糖)
主に原料糖から精製した砂糖。食品・飲料・菓子メーカー等へ供給。

02Food&Wellness(機能性素材・甘味料・フィットネス)準主力

機能性素材や甘味料の製造販売、フィットネスクラブの運営。箔押製品・可食フィルム等も手掛ける。

主な製品・サービス2
機能性素材
健康食品向け機能性素材や甘味料。
ツキオカフィルム製薬の箔押製品・食用純金箔・可食フィルム
箔押し製品や食用純金箔、食べられるフィルムの開発・製造・販売。

製品と技術

精製糖:業務用から家庭用まで幅広い製品群

砂糖(精製糖)はウェルネオシュガーの主力製品であり、原料糖から精製した上白糖、グラニュー糖、三温糖などを製造・販売する。業務用は飲料・菓子・調味料メーカー向けが中心で、家庭用には独自ブランド「きび砂糖」を展開する。2025年度は家庭用のきび砂糖の出荷が好調で、販売量が前期を上回った。また、グループの製糖子会社が各地で生産を担い、トーハンが販売を一元化することで効率的なサプライチェーンを構築している。粗糖市況の変動に対し、価格転嫁や商品構成の見直しで収益を安定させる取り組みを続けている。

機能性素材:カップオリゴやCIで健康市場を開拓

フードサイエンス事業では、腸内・口腔環境を整える機能性素材を開発・販売する。主要製品に「カップオリゴ」(ガラクトオリゴ糖)と「CI」(サイクロデキストラン)があり、美浜バイオプラントで生産している。2025年4月からカップオリゴの本格生産を開始し、2026年4月からはCIの生産も開始した。また、子会社のツルヤ化成工業は甘味料や健康食品素材を扱い、東洋精糖はルチン・ヘスペリジンなどの機能性食品素材を製造する。これらの素材は、食品メーカー向けの付加価値提案として位置づけられ、将来的に砂糖に次ぐ収益源への成長が期待されている。

ツキオカフィルム製薬の箔押製品と可食フィルム

ツキオカフィルム製薬は、箔押製品、食用純金箔、可食フィルムの開発・製造・販売を行う。箔押製品は包装資材や装飾用途に、食用純金箔は高級食品の演出に使われる。可食フィルムは食品に直接貼って食べられる薄膜で、食品保存やデコレーション用途に展開している。2025年度はコスト上昇に対する売価への反映を進めた結果、増収増益を達成した。同社は2018年に完全子会社化され、ウェルネオシュガーの食品関連の差別化技術としてグループ内でユニークな位置を占めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

砂糖精製国内首位、内需安定型

国内砂糖市場は寡占化が進んでおり、当社は精製糖大手として川崎・横浜に製糖工場を有し、業務用・家庭用に安定供給。業界内では三井製糖や大日本明治製糖と競合するが、原料糖の調達や価格転嫁力で一定の地盤を築いている。近年は糖アルコールなど高付加価値品も強化し、収益性向上を図る。製粉各社(ニップン、日清製粉グループ本社)とは原料・用途が異なるが、食品原材料として間接的に競合する場面もある。国内需要が成熟する中、コスト削減と製品多様化が継続課題。

強み

  • 川崎・横浜に大型工場を持ち、国内精製糖シェアで上位。安定供給体制が強み。
  • 製菓・飲料メーカーなど大口顧客との長期取引が多く、安定的な需要を確保。
  • オリゴ糖や糖アルコールなど機能性糖類を展開し、収益源を多様化。
  • 国際的な原料糖相場変動に対し、先物活用などで調達リスクを低減。

課題

  • 人口減少と健康志向で砂糖消費量が減少傾向。新市場開拓が急務。
  • 原料糖の国際価格高騰が収益を圧迫。適切な価格転嫁が必要。
  • 同業他社との製品差が小さく、価格競争に陥りやすい。ブランド力向上が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がウェルネオシュガー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19997ベルーナ1,029億円8.8倍
24368扶桑化学工業1,007億円20.9倍
32264森永乳業984億円16.6倍
42590ダイドーグループホールディングス981億円
52292S Foods945億円10.0倍
62117ウェルネオシュガー921億円14.2倍
77130ヤマエグループホールディングス805億円7.3倍
87421カッパ・クリエイト795億円
92585ライフドリンク カンパニー786億円22.6倍
102613J-オイルミルズ774億円16.1倍
118079正栄食品工業768億円19.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 4件

日新製糖と新光製糖の経営統合で設立された2011年

2011年5月、日新製糖と新光製糖の2社は経営統合に関する覚書を締結し、共同持株会社設立のための株式移転計画書を作成した。同年6月の両社の定時株主総会で承認を得て、2011年10月に日新製糖ホールディングス株式会社(後のウェルネオシュガー)を設立。同日、東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。統合の目的は、国内製糖業界の再編に対応し、スケールメリットを活かした競争力強化にあった。設立時の商号は日新製糖ホールディングスで、その後グループ再編を経て現在のウェルネオシュガーに至る。

子会社吸収と事業再編を進めた2012〜2015年

2012年3月、当社は2013年4月1日付で日新製糖と新光製糖の両社を吸収合併し、商号を日新製糖株式会社に変更することを決議した。さらに2015年4月1日付で、連結子会社の日新カップ株式会社を吸収合併。同じく2015年には、余暇開発本部の健康産業事業を会社分割により新設会社(株式会社ドゥ・スポーツプラザ)に承継し、その後、同社が日新余暇開発株式会社を吸収合併してフィットネス事業を集約した。これらの再編により、グループの事業基盤を整理し、経営効率の向上を図った。

ツキオカフィルム製薬を子会社化し新領域に進出

2015年10月、当社は東京証券取引所市場第一部に指定された。同年12月にはツキオカフィルム製薬株式会社の発行済株式総数の80.0%を取得し、2018年12月に残りの株式を追加取得して完全子会社化した。ツキオカフィルム製薬は箔押製品や食用純金箔、可食フィルムの開発・製造・販売を手掛ける企業であり、食品関連の周辺領域への多角化を加速させた。また、この時期に株式会社エヌエーシーシステムを完全子会社化し、後に日新ウエルネスに吸収合併させている。

中期経営計画と東洋精糖の連結子会社化で成長を目指す

2024年度を初年度とする中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」を策定し、2028年3月期に営業利益+持分法投資損益101億円、ROE9%の目標を掲げた。2025年度には東洋精糖株式会社を連結子会社化し、売上収益が前期比16.3%増の1129億円に拡大した。2026年10月1日付で当社を存続会社として東洋精糖を吸収合併する予定であり、機能性素材の新工場建設(2027年4月稼働予定)など、Food&Wellness事業の拡大にも積極的に投資している。

年表4件を開く

2010年代

  • 2011年5月創業日新製糖株式会社および新光製糖株式会社(以下「両社」といいます。)は、両社間で経営統合に関する覚書締結ならびに共同持株会社設立のための株式移転計画書作成
  • 2011年6月M&A両社の定時株主総会において、株式移転の方法により日新製糖ホールディングス株式会社(以下「当社」といいます。)を設立し両社がその完全子会社となることについて承認決議
  • 2011年10月創業当社設立(東京証券取引所市場第二部に株式上場)
  • 2012年3月M&A2013年4月1日をもって両社と吸収合併することを決議し合併契約締結 両社を吸収合併し、商号を日新製糖株式会社に変更 2015年4月1日付で当社を存続会社とし、日新カップ株式会社(連結子会社)を吸収合併することを決議し合併契約締結 2015年1月29日付で余暇開発本部に属する健康産業事業を会社分割によって新設会社(株式会社 ドゥ・スポーツプラザ)に承継することを決議 本新設分割後、当該新設会社は、2015年3月1日付で当社の連結子会社日新余暇開発株式会社を吸収合併することを決議 株式会社ドゥ・スポーツプラザ(連結子会社)設立 株式会社ドゥ・スポーツプラザは日新余暇開発株式会社を吸収合併 日新カップ株式会社を吸収合併 東京証券取引所市場第一部に指定 ツキオカフィルム製薬株式会社(連結子会社)の発行済株式総数の80.0%を取得(2018年12月に株式を追加取得し完全子会社化)株式会社エヌエーシーシステム(連結子会社)の発行済株式総数の100%を取得 王子製糖株式会社の砂糖事業を会社分割により承継 株式会社ドゥ・スポーツプラザは株式会社エヌエーシーシステムを吸収合併し、商号を株式会社日新ウエ

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益+持分法による投資損益2028年3月期まで10,100百万円
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益2028年3月期まで7,000百万円
  • ROE2028年3月期まで9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    フード&ウェルネス事業の拡大

    健康増進に貢献するフードサイエンス事業とフィットネス事業の両輪で展開。機能性素材(フローラデザイン素材、糖転移技術など)の新規用途開発や生産能力増強、組織体制刷新により、将来的に砂糖事業に次ぐ収益柱を目指す。

  2. 02

    砂糖事業の基盤強化

    安全な砂糖の安定供給を最優先に、原料調達の有利化やコスト上昇の売価反映、基幹システム統合による生産性向上、高付加価値品の強化を推進。吸収合併による調達・生産・物流・販売の最適化で更なるシナジーを追求。

  3. 03

    人的資本経営の推進

    従業員の能力を最大限に引き出し企業価値を向上させるため、挑戦を促す企業文化の醸成、個の成長・自律支援、HR-Tech活用による基盤整備を推進し、働きがいのある職場と従業員のWell-beingを実現する。

  4. 04

    サステナビリティ経営の推進

    5つのマテリアリティを特定し、「サステナブル・ビジョン2030」に基づきCO2排出削減や人権リスク低減などのアクションを実施。社会的価値と経済的価値を両立する事業展開で、持続可能な社会と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で755人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は793万円で、9期前と比べて+10.1%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月
2018年3月
2019年3月72044.820.9484
2020年3月74344.119.9497
2021年3月73043.919.4496
2022年3月72644.019.3503
2023年3月643
2024年3月644
2025年3月77243.318.47391,110
2026年3月79342.317.87551,364

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 20 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
中部工場 — 愛知県碧南市7,540百万円
Sugar
関西工場 — 大阪市城東区5,065百万円
Sugar
主な関係会社
  • 国内
    東洋精糖㈱(注)3
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    トーハン㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新豊食品㈱
    千葉市 美浜区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日新サービス㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    シー・アンド・エス・サービス㈱
    愛知県 碧南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ツキオカフィルム製薬㈱
    岐阜県 各務原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱日新ウエルネス
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニューポート産業㈱(注)3
    千葉市 美浜区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新東日本製糖㈱
    千葉市 美浜区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    太平洋製糖㈱
    横浜市 鶴見区 · 持分法適用会社
    議決権33.3%
  • 国内
    新光糖業㈱
    鹿児島県 熊毛郡 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    南栄糖業㈱
    鹿児島県 大島郡 · 持分法適用会社
    議決権40.4%
残りのグループ会社8社を開く
  • 久米島製糖㈱(注)4沖縄県 久米島町35%
  • 新中糖産業㈱(注)4沖縄県 中頭郡29%
  • 宮古製糖㈱沖縄県 宮古島市25%
  • 衣浦埠頭㈱愛知県 碧南市29%
  • 衣浦ユーティリティー㈱愛知県 碧南市28%
  • ツルヤ化成工業㈱山梨県 韮崎市20%
  • 伊藤忠商事㈱(注)4東京都 港区37%
  • 住友商事㈱(注)4東京都 千代田区25%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,129億円営業利益103億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.3%、利益が+25.6%。

売上高
+16.3%
1,129億円
営業利益
+25.6%
103億円
純利益
+14.0%
65億円
営業利益率
9.1%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,100億円1,129億円
営業利益92億円103億円
純利益65億円65億円
1株あたり配当¥119¥119

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は286億円、営業利益は31億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.1%、営業利益は+158.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2033
2024年1Q225125.319
2024年2Q225156.712
2024年3Q250239.217
2024年4Q2227
2025年2Q4824810.035
2025年4Q489347.022
2026年2Q578529.036
2026年4Q551519.329
2027年1Q2863110.821

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は531億円から1,129億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.1%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5312917
2014年3月5193219
2015年3月4973316
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2016年3月4983422
2017年3月4993126
2018年3月4882619
2019年3月4783626
2020年3月4783222
2021年3月4382411
2022年3月4612417
2023年3月5831811
2024年3月9227655
2025年3月97182868.457
2026年3月1,129103989.165

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,129億円のうち、営業利益として残るのは103億円9.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は65億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.9%891億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.4%129億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.5%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.1%103億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.0pt
9.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
5.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが108億円、投資CFが−47億円で、差し引きのフリーCFは61億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は105億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月277−53478
2014年3月45−64−5−1953
2015年3月21−45−6−2424
2016年3月1949−56887
2017年3月1924−2143109
2018年3月37−19−301897
2019年3月48−36−241288
2020年3月40−22−251881
2021年3月33−5−242885
2022年3月22−7−241576
2023年3月−1646−3730113
2024年3月67−8−4659125
2025年3月89−9030−1154
2026年3月108−47−11061105

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,058億円。このうち返さなくてよい自己資本が772億円で、自己資本比率は72.9%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月54944610381.3
2014年3月56946510481.7
2015年3月5834869783.3
2016年3月5754948185.9
2017年3月5815027986.4
2018年3月5975088985.1
2019年3月64348216175.0
2020年3月60848012879.0
2021年3月61348512879.2
2022年3月61148912280.0
2023年3月93668325373.0
2024年3月95971124874.1
2025年3月1,10673136066.1
2026年3月1,05877228672.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
105億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
364億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
286億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
88
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中8位あたり、逆に低いのはROE123社中50位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.1%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
72.9%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
16.3%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,808で、1年前と比べて+18.3%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥2,808-1.3%1ヶ月+4.3%1年+18.3%時価総額921億円
過去52週の値幅
安値¥2,467高値¥3,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.2倍
PER (会社予想)14.1倍
PBR1.19倍
配当利回り4.24%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+6.4%上昇、25日線(2666円)を+3.5%上回る。52週高値3050円から-9.5%と高値圏。週足は上昇トレンド継続。出来高は2万株前後で安定、底堅い需給。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER13.95倍は同業界平均28.03倍を大きく下回り割安。PBR1.17倍も業界平均1.62倍を下回る。配当利回り4.31%と高く、ROE8.6%は安定。業績は増収増益基調で、配当性向70.4%と高めだが、利益成長が続けば持続可能。割安ながら配当の伸びは緩やか。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.2倍28.6倍
PER (予想)14.1倍
PBR1.19倍1.63倍
ROE8.6%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

粗糖価格の変動に収益が左右されやすい中、価格転嫁と高付加価値品シフトがどこまで進むかが争点。強気派は業績改善傾向と増配余地を評価。弱気派は粗糖価格下落時の在庫評価損リスクや、少子化による国内需要減退を指摘する。PER約14倍、配当利回り4.31%で割安感もあるが、需給環境の不透明感が残る。

プラスに働く材料7
  • 価格転嫁の進展

    営業利益率9.12%と改善、売上も増加

  • 高い配当利回り

    配当利回り4.31%と魅力的

  • 安定した需要基盤

    砂糖は生活必需財、需要が大きく崩れにくい

  • 国内砂糖需要回復による増収2026年Q2影響

    2026年3月期売上高1,129億円、営業利益103億円と前期比25%増収見込み

  • コスト削減効果による営業利益率改善継続影響

    営業利益率9.12%と前期8.44%から0.68pt改善、利益額約7億円増加

  • 高配当利回りによる下支え継続影響

    配当利回り4.31%は1.3%の10年国債利回りを大幅に上回り、株主還元姿勢が評価

  • 自己株式取得の可能性不定影響

    時価総額905億円に対し、自社株買いでEPS向上余地。PBR1.17倍と割安感

マイナスに働く材料7
  • 粗糖市況リスク

    原料価格急騰で採算悪化、下落で在庫評価損

  • 国内需要減少

    少子化・健康志向で砂糖消費量は減少傾向

  • 競合との競争

    製糖業界は寡占も価格競争が続く

  • 原料糖価格高騰による収益圧迫継続影響

    国際粗糖価格上昇で製造原価増、営業利益10%超減少の可能性

  • 国内人口減少による砂糖需要減少長期影響

    国内砂糖消費は年率1-2%減少、売上高に影響

  • 輸入自由化による競争激化2027年〜影響

    関税低下で安価な海外品が流入し、国内シェア低下リスク

  • ペットボトル飲料向け需要の季節変動通年影響

    夏場の気温次第で需要変動、売上高に数%程度影響

次の決算で確かめる点
粗糖価格
原料コストに直結し、利益率を左右
営業利益率
価格転嫁の成功度を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり119で、前期から+16.7%いまの株価に対する利回りは4.24%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥119
1株あたり
配当利回り
4.24%
いまの株価に対して
配当性向
70.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7068.7
2018年3月700.084.6
2019年3月700.070.1
2020年3月66−5.7
2021年3月65−1.585.9
2022年3月673.1120.1
2023年3月704.5145.3
2024年3月10245.71060.6
2025年3月1020.039.1
2026年3月11916.770.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥119

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ39,278人。区分でいちばん多いのは事業法人65.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が71.0%を占め、残る29.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人45.545.464.763.665.765.0
個人・その他23.725.123.726.122.124.2
金融機関18.918.17.65.47.36.0
外国法人9.59.62.53.13.53.7
証券会社2.41.91.61.71.41.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式2.62.56.56.50.00.0
政府・自治体0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊藤忠商事株式会社37.03
02住友商事株式会社24.81
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.91
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.27
05JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.55
06DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.54
07日本生命保険相互会社0.47
08むさし証券株式会社0.47
09関 定夫0.42
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+158%、1株純資産は14期で+17%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月772,0213.910.094.9
2014年3月872,1054.28.13.9
2015年3月742,2003.411.828.1
2016年3月982,2364.414.037.0
2017年3月1162,2735.116.268.7
2018年3月852,3023.724.784.6
2019年3月1162,1825.417.470.1
2020年3月982,1764.520.3
2021年3月512,1982.335.785.9
2022年3月782,2133.521.7120.1
2023年3月432,0841.838.5145.3
2024年3月1692,1707.913.81060.6
2025年3月1762,2488.013.339.1
2026年3月1982,3588.614.570.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額283百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
仲野真司代表取締役会長6527
山本貢司代表取締役社長5923
小西正人取締役 常務執行役員61
伊藤成人取締役 執行役員605
飯塚佳都子取締役61
藤原浩取締役68
山東理二取締役682
南勝之取締役55
太田晋二取締役50
今井秀明常勤監査役59
浅岡香保里常勤監査役622
和田正夫監査役74
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
成瀬圭珠子監査役63
渡邉篤取締役52

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5108721419539
社外取締役752527
監査役3363612

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容978字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社10社および関連会社12社により構成されています。 主要な事業内容は以下のとおりです。 (Sugarセグメント) ・精製糖事業:主に砂糖を製造・販売しております。 (Food&Wellnessセグメント) ・フードサイエンス事業:主に機能性素材やその他甘味料を製造・販売しております。 ・フィットネス事業:主にフィットネスクラブを運営しております。 各事業を主に構成する当社グループ各社の主要な事業の内容は以下のとおりです。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に掲げるセグメントの区分と同一です。 当社、子会社および関連会社   主要な事業の内容   セグメント Sugar   Food&Wellness ウェルネオシュガー㈱   砂糖および機能性素材の製造、販売   〇   〇 東洋精糖㈱   砂糖および機能性素材の製造、販売   〇   〇 トーハン㈱   砂糖および機能性素材の販売   〇   〇 新豊食品㈱   砂糖等の加工および包装   〇   〇 日新サービス㈱   合成樹脂等の販売   〇 シー・アンド・エス・サービス㈱   中部工場内の設備点検、管理   〇 ツキオカフィルム製薬㈱   箔押製品・食用純金箔製品・可食フィルム製品の開発、製造、販売       〇 ㈱日新ウエルネス   フィットネスクラブの運営       〇 ニューポート産業㈱   冷蔵倉庫・港湾運送業の運営       〇 新東日本製糖㈱   砂糖の製造   〇 太平洋製糖㈱   砂糖の製造   〇 新光糖業㈱   国産分蜜糖の製造、販売   〇 南栄糖業㈱   原料用粗糖の製造、販売   〇 久米島製糖㈱   原料用粗糖の製造、販売   〇 新中糖産業㈱   不動産の賃貸および取引   〇 宮古製糖㈱   原料用粗糖の製造、販売   〇 衣浦埠頭㈱   原料糖・穀物の荷役、保管   〇 衣浦ユーティリティー㈱   蒸気・電気・用水の供給、排水の処理、役務の提供   〇 ツルヤ化成工業㈱   甘味料を中心とした添加物、各種食品素材、健康食品、高機能性食品等の製造および販売       〇 以上に述べた事項の概要図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,483字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、以下のパーパス・ビジョンを実現するために、判断・行動の基準となるバリューを定め、これに基づき事業活動を行ってまいります。 (2)資本政策の基本的な方針 当社の資本政策は、以下の4点により構成しております。 ①中長期的なROE向上 当社は、親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)を持続的な企業価値増大に関わる中核的な指標と捉えています。売上収益利益率、財務レバレッジ、および総資産回転率を常に改善してまいります。 ②安定性の上に業績連動を加味した株主還元 株主還元については、親会社所有者帰属持分配当率(DOE)の目標値を設定し、継続性・安定性を保持した上で、当期利益に対する比率(連結配当性向(DPR))目標を設定し、業績が好調な場合の連動性を高めた配当を実施します。配当に加え、自己株式の取得については、市場環境、資本効率等に鑑み適宜実施する可能性があります。 ③長期的な成長と総資産回転率向上のための投資採択基準 長期的な成長と総資産回転率向上のための投資の規律として、リスクと戦略性のランク別に、投下資本利益率と投資回収期間を設定し、投資を厳選します。 ④財務レバレッジの向上と安定性のバランス 成長投資の加速と株主還元の増大により、財務レバレッジを長期的に改善するとともに、継続的・安定的に企業理念を実現するため、健全なバランスシートを維持し、結果としてROEの持続的な改善を実現します。 当社では、こうした資本政策によって、成長投資と安定した株主還元を両立し、持続的な株主価値向上に努めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略および目標とする経営指標 当社グループは、上記の「(1)会社の経営の基本方針」および「(2)資本政策の基本的な方針」に基づいて、以下の重点戦略を推進してまいります。 重点戦略1: Food&Wellnessの事業拡大 重点戦略2: Sugarの基盤強化 重点戦略3: 人的資本経営の推進 重点戦略4: サステナビリティ経営の推進 重点戦略の詳細については、「(4)経営環境および優先的に対処すべき課題」に記載しております。 また、目標とする経営指標につきましては、上記のとおり、ROEを中核的な指標と捉えております。 (4)経営環境および優先的に対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境につきましては、消費の持ち直しや雇用・所得環境に改善の動きが見られる一方で、地政学リスクの高まりや国際情勢の緊張の長期化に伴い、エネルギー価格の高騰、サプライチェーンへの影響、為替変動等が続いており、2026年度においても先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社は、2026年10月1日付で当社を存続会社とし、連結子会社である東洋精糖株式会社を吸収合併する予定です。本合併を通じ、事業基盤の拡充を図るとともに、競争力の強化および最適なサプライチェーンの構築を推進し、わが国の精製糖業界におけるリーディングカンパニーとして、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 (中期経営計画の進捗状況) 当社グループは、2024年度を初年度とする中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」(2024年4月~2028年3月)に取り組んでおります。この中期経営計画では、4つの重点戦略(①Food&Wellnessの事業拡大②Sugarの基盤強化③人的資本経営の推進④サステナビリティ経営の推進)を掲げ、最終年度となる2028年3月期の経営目標を、営業利益+持分法による投資損益10,100百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益7,000百万円、ROE9%としております。2年目となる当連結会計年度におきましては、営業利益+持分法による投資損益9,742百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益6,472百万円、ROE8.6%となっております。 引き続き経営目標の達成に向けて4つの重点戦略を推進し、当社を取り巻く様々なステークホルダーの“Well-being”の実現を目指してまいります。 ①Food&Wellnessの事業拡大 Food&Wellnessセグメントは、健康増進を通じた人々の生活の質の向上への貢献を目指し、フードサイエンス事業とフィットネス事業の両輪で、多岐にわたる機能性素材とサービスを提供してまいります。 特にフードサイエンス事業においては、腸内・口腔環境を整えるフローラデザイン素材や、天然素材を基盤とした糖転移技術による機能性素材を展開しております。これらのユニークな素材を強みに、新規用途開発を進めるとともに、お客様の課題解決に貢献するソリューションを提供することで、将来的にはSugarセグメントに次ぐ新たな収益の柱へと成長させることを目指してまいります。 生産能力増強と安定供給体制の確立はこの成長戦略の要であります。既に2025年4月からは美浜バイオプラント(千葉市美浜区)で「カップオリゴ」(ガラクトオリゴ糖)の本格生産を開始しており、2026年4月からは同プラントでCI(サイクロデキストラン)の生産も開始いたしました。さらに、2026年10月に吸収合併を予定している東洋精糖株式会社においても、需要拡大を見据え、機能性素材の新工場建設が始まっており、2027年4月の本格稼働に向けて工事は順調に進捗しております。 これらの安定供給体制の確保に加え、機能性素材事業を統括する組織体制を刷新し、グループの知見を最大限に活用できる強固な事業基盤を構築してまいります。吸収合併により新たな高付加価値素材をラインアップに加えることで、より広範なユーザーニーズに対応し、フードサイエンス事業を当社の成長エンジンとして強力に推進してまいります。 連結子会社であるツキオカフィルム製薬株式会社の「可食フィルム」は、医薬品分野での採用やプラスチック代替としての活用が進んでおります。 フィットネス事業では、会員数は増加傾向にあるものの、競合サービスの台頭等、業態の多様化が進み経営環境は依然として厳しい状況にあります。顧客ニーズにあわせた健康・からだづくりの場の提供を行うとともに、集客促進のための広告宣伝も実施し、総合型店舗における子ども向けスクール事業の強化と採算を重視した経営に努め、早期の業績回復を目指してまいります。 ②Sugarの基盤強化 国内砂糖消費量は、家庭内調理機会の減少等の需要減を、インバウンドの拡大による土産菓子、外食関係向け等の需要増が補う傾向が継続しており、全体として底堅く推移しています。海外原糖市況につきましては、世界需給が緩和傾向にあることから軟調地合いとなっておりましたが、国際情勢の緊張化により非常に不安定な状況となり、金融市場と共に先行きは不透明であります。 当社グループとしては、消費者の皆様に対して、生活必需品である安全な砂糖を安定的に供給することで社会的責任を果たしていくことを最優先に取り組みながら、有利な条件での原料調達やコスト上昇に対する売価への反映を進め、採算性を重視したオペレーションに努めてまいります。基幹システムの統合によるデータ利活用基盤の整備・高度化や生産性の向上、「きび砂糖」をはじめとする高付加価値品の商品力・販売力の強化に加え、今般の東洋精糖株式会社の吸収合併による更なるシナジー発揮に向け、全国5生産拠点体制の下、調達・生産・物流・販売面での最適化をはじめとする各種施策を深化させ、効率化を推進してまいります。今後も予想される業界再編の動きにも適切に対応できるよう、引き続き、経営効率と経営品質の向上に取り組んでまいります。 ③人的資本経営の推進 当社グループでは、従業員の思いを叶えながら、当社らしい価値創出のストーリーを示す人的資本経営を推進しております。会社と個の共創が成果を創出し、多様な人材から「選ばれる企業」になるという考えのもと、個の能力を最大限に引き出し、企業価値を向上させることで、働きがいのある職場の実現(エンゲージメントの向上)により、従業員の“Well-being”を目指してまいります。具体的には、挑戦を促す企業文化の醸成、個の成長・自律支援の促進、およびHR-Techを活用した人的資本経営の基盤整備を推進することにより、経営戦略と人材戦略を連動させ、当社グループの持続的成長につなげていきます。 ④サステナビリティ経営の推進 当社グループでは、サステナビリティ経営の推進は、それ自体が企業の持続可能性と経営品質の向上につながるものと考えております。そのため、「公正で透明性の高い経営」「事業を通じたステークホルダーへの貢献」「お客様への満足と安心の提供」といった健全な企業姿勢を貫きながらサステナビリティに関する活動に取り組むことで、当社グループの持続可能性を高め、企業価値の向上を目指してまいります。 当社グループは、これまでに社会課題および事業上の課題を抽出したうえで5つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、それぞれのKGI(Key Goal Indicator)および2030年度中期目標として、「サステナブル・ビジョン2030」を策定いたしました。現在、CO2排出量の削減や事業上の人権侵害リスク低減に関するアクションプランや目標等を掲げて、当社グループが一丸となって社会課題の解決に向けて取り組む姿を社内外に対して公開しております。 「サステナブル・ビジョン2030」については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (サステナビリティ関連)(3)指標及び目標」に記載しています。 このように、当社グループでは、環境や社会に対する責任を自覚して各種社会課題に真摯に向き合いながら、社会的価値と経済的価値を両立する事業を展開し、全てのステークホルダーの皆様とともに持続可能な社会の実現と企業価値の向上を引き続き目指してまいります。 今後も社会環境、事業環境の変化を適切に捉えながら、ガバナンス体制の強化、既存事業の成長と事業領域の拡大を着実に進め、強固な経営基盤を構築することにより、プライム市場の上場企業として、更なる企業価値向上に努めてまいります。 ※2026年5月27日に「2026年3月期決算・中期経営計画説明会」の詳細資料を公表いたしました。 上記資料は当社ウェブサイトに掲載しております。 以下のウェブサイトをご参照ください。 https://www.wellneo-sugar.co.jp/ir/library/explain/
事業等のリスク3,734字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、(2)主要なリスクに記載のとおりです。これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、リスクの把握および管理体制の整備を通じて、リスクの低減および影響の最小化に努めております。なお、記載したリスクはすべてを網羅するものではなく、将来的に新たなリスクが発生する可能性があります。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものです。 (1)当社グループのリスク管理体制 当社グループは、リスク管理の基本方針および管理体制を「リスク管理規程」において定め、その基本方針および管理体制に基づき、全社横断的なリスク管理のため、代表取締役をリスク管理の最高責任者とし、リスク管理担当執行役員を委員長とするリスク管理委員会で管理を行っております。 (2)主要なリスク 当社グループは、顕在化あるいは潜在しているリスクを各組織から抽出・分類し、経営に与える影響度・発生可能性を基準に評価のうえ、優先して対策を打つべきリスクを選定し、リスク対策を実行しております。当該リスクへの対応を通じて、リスク発生の未然防止に努めるとともに、発生した場合でも、経営への被害を最小限に抑えるよう措置を講じています。また、これらのリスクのうち、ステークホルダーに開示すべきと判断したリスクを記載しております。 ①精製糖への依存と精製糖消費量減少・農業政策等に関するもの 当社グループは、売上収益の約8~9割をSugarセグメントが占めており、その主力製品は精製糖です。そのため、当社グループの業績は、精製糖業界を取り巻く環境の変化を受けやすい構造にあります。精製糖業界は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」等の適用を受けており、政府の農業政策および国際経済協定の影響を受けます。また、国内の精製糖消費量は減少傾向にあります。 当社グループは、政府の農業政策や市場動向に関する情報収集・分析を継続的に行うとともに、Sugarセグメントにおける原価低減施策の推進、高付加価値品の商品力・販売力強化、加えてSugarセグメント以外の事業領域への展開を通じて事業基盤の強化と事業ポートフォリオの多角化を図っております。市場動向の変化が急激に進行した場合には、当社グループの収益構造、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②新規事業領域への進出に関するもの 当社グループは、既存事業において安定的に創出するキャッシュ・フローを基盤とし、将来の持続的成長を実現するために新規事業領域への投資を行っております。しかしながら、新規事業への投資には、市場環境の変化、需要動向の変動、競争環境の激化等、さまざまな不確実性が伴います。 当社では投資審査委員会、経営会議および取締役会において、投資案件の妥当性およびリスクを慎重に審査するとともに、投資実行後も定期的なモニタリングを実施しております。 しかしながら、事業環境の変化や事業計画の未達等により、期待した収益を確保できない場合には、固定資産または投資の減損損失を計上する可能性があり、その結果、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③食品の安全に関するもの 当社グループは、「糖のチカラと可能性を切り拓き“Well-being”を実現する」ことをパーパスとして掲げ、「食」と「健康」の両面で豊かな生活の実現に貢献することを目指しております。食品を取り扱う企業として、製品の安全性および品質の確保は最重要課題の一つであり、品質保証体制を整備するとともに、品質不良を未然に防止する仕組みの構築に取り組んでおります。 しかしながら、原材料や製造工程に起因する問題、予測困難な外部要因等により品質問題が発生する可能性は完全に排除できず、製品回収、損害賠償の発生、社会的評価の毀損等が生じた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④医薬品の安全に関するもの 当社グループのツキオカフィルム製薬株式会社は、医薬品に関わる素材を取り扱っており、高い品質基準のもとで製造および管理を行っております。 しかしながら、何らかの原因により製品の安全性、品質または副作用に関する問題が発生した場合には、製品回収、損害賠償の発生、社会的評価の毀損等につながり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤原材料の高騰に関するもの 精製糖の原料である輸入粗糖やその製造過程で使用されるエネルギー・資材は、海外商品市況および為替相場の影響を受けて価格が変動します。製品の販売価格は市況に応じて変動する傾向にあるものの、地政学リスクの高まりや需給バランスの変動、投機的な相場変動等により、原材料価格が急激に上昇する場合があります。 当社グループは、市況動向および為替動向の継続的な把握、調達方法の最適化、製造コストの削減活動の推進、取引先との適正価格形成に向けた協議等を通じて価格変動リスクの低減に努めておりますが、原材料価格の上昇分の一部または全部を製品価格に適時適切に転嫁できない場合には、収益性が低下し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥災害・感染症等に関するもの 当社グループは、地震・台風等の自然災害や事故の発生に備えたリスク管理を実施しております。また、従業員の安全および健康を経営の基盤と位置づけ、安全で働きやすい環境整備を推進しております。 しかしながら、大規模災害の発生や電力・ガス・水等のライフラインの停止が生じた場合には、生産活動や物流機能に支障が生じる可能性があります。また、大規模な感染症の蔓延により、店舗の一時閉鎖や利用客減少等が生じた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦火災事故・設備トラブルに関するもの 当社グループは、火災や爆発等の重大事故の防止に向けて、定期的な設備点検および保守管理を実施するとともに、従業員への安全教育および災害対策訓練を行っております。 しかしながら、これらの対応によりすべての事故の発生を未然に防止できるものではなく、設備・機械の老朽化の進行や外的要因等により予期せぬ事故が発生し、復旧に時間を要する場合には、生産活動の停止や追加費用の発生等により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧情報システムに関するもの 当社グループは、生産、販売、管理等の業務において情報システムを活用しており、業務効率化およびデータ管理の高度化を図っております。サイバーセキュリティおよびデータセキュリティの確保については、経済産業省が公表する「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」や関連法令に準拠し、多層的な対策を講じております。 しかしながら、不正アクセス、マルウェア感染、システム障害等の事象を完全に防止することは困難であり、これらが発生した場合には、業務の停滞や情報漏洩等につながり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨環境に関するもの 当社グループは、気候変動をはじめとする環境問題が事業活動に与える影響を重要な経営課題の一つとして認識しております。特にサトウキビ等の農産物を原料とする事業特性上、気候変動による原料調達への影響等のリスクが存在します。 環境規制の強化や社会的要請の変化に適切に対応できない場合には、製品の競争力低下や企業価値の毀損につながり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 詳細は「2 サステナビリティに関する考え方及び取組(気候変動関連)(2)戦略」に記載しています。 ⑩人材確保に関するもの 当社グループは、多様な人材が活躍できる組織づくりを重要課題と認識し、採用活動の強化、従業員の育成および労働環境の整備を進めております。 しかしながら、人材獲得競争が激化し、必要な人材を十分に確保または維持できない場合には、事業活動に支障が生じ、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 詳細は「2 サステナビリティに関する考え方及び取組(人的資本関係)(1)戦略」に記載しています。 ⑪コンプライアンスに関するもの 当社グループは、法令や社会規範等の遵守を企業活動の基本と位置づけ、コンプライアンスに関する教育・研修の実施および内部通報制度の整備を行っております。 しかしながら、役職員による法令違反や不適切な行為が発生した場合には、法令による処罰、許認可の取消、訴訟の提起または社会的信用の低下等につながり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,623字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)重要性がある会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しています。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しています。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針、会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しています。 また、当連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前連結会計年度に係る数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させています。 (2)経営成績の状況・分析 ①事業全体の状況・分析 当連結会計年度におけるわが国の経済につきましては、雇用・所得環境の改善に支えられ、景気は緩やかな回復基調を維持しました。一方で、不安定な国際情勢や為替変動影響等から、依然として先行きは不透明な状況にあります。 2026年3月期 (百万円)   2025年3月期 (百万円)   増減率(%) 売上収益   112,904   97,069   16.3 売上原価 販売費及び一般管理費   89,125 12,886   77,595 10,964   14.9 17.5 営業利益   10,324   8,206   25.8 金融収益 金融費用 持分法による投資損益(△は損失)   208 186 △581   185 84 252   12.7 120.5 - 税引前利益   9,764   8,558   14.1 親会社の所有者に帰属する当期利益   6,472   5,746   12.6 事業全体の経営成績の分析は以下のとおりです。 報告セグメントごとの分析については「②セグメントごとの状況・分析」をご覧ください。 (売上収益) 売上収益は、前期比16.3%増の112,904百万円となりました。 東洋精糖株式会社を連結子会社化したこと等から増収となりました。 (営業利益) 営業利益は、前期比25.8%増の10,324百万円となりました。 東洋精糖株式会社を連結子会社化したことや、フィットネス事業において前期に続き減損損失を計上したものの、減損損失計上額が前期を下回ったことにより増益となりました。また、前期に全社費用として東洋精糖株式会社取得関連費用を計上していたこと等により増益となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 親会社の所有者に帰属する当期利益は、持分法適用会社における一過性費用の発生により、持分法による投資損益が減少したものの、営業利益が増益となったことにより前期比12.6%増の6,472百万円となりました。 ②セグメントごとの状況・分析 (百万円、%) 事業全体   調整   内訳(報告セグメント) Sugar   Food&Wellness 売上収益 対前期増減率 (構成比)   112,904 16.3 (100)   - - (-)   96,712 15.4 (85.7)   16,192 22.0 (14.3) セグメント利益 対前期増減率 (構成比)   10,324 25.8 (100)   △879 - (△8.5)   11,084 18.9 (107.4)   118 - (1.1) (注)1.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と一致しています。 2.各セグメント利益は全社費用879百万円を含んでいません。 [Sugarセグメント] 海外原糖市況につきましては、1ポンド当たり18セント台後半で始まり、今期最高値となる19セント台半ばまで上昇しました。その後、米国の相互関税政策の発表による世界景気に対する不透明感や、主要生産国の増産見込み等から今期最安値となる13セント台半ばまで下落したものの、中東情勢悪化に伴い上昇し15セント台半ばで当連結会計年度を終了しました。 海外原糖市況(ニューヨーク市場粗糖先物相場(当限)) 日付   セント/ポンド   円/kg   為替(円/ドル) 始値   2025年4月1日   18.89   62.81   150.82 高値   2025年4月2日   19.63   65.28   150.84 安値   2026年3月5日   13.61   47.29   157.60 終値   2026年3月31日   15.52   55.05   160.88 (注)1ポンドは約0.4536㎏として換算し、為替は当日の三菱UFJ銀行直物為替公表TTSによっています。 国内精糖市況(日本経済新聞掲載、東京)につきましては、上白糖1kg当たり249円~251円で始まり、海外原糖市況の下落等を受け、11月に8円値下がりし、上白糖1kg当たり241円~243円で当連結会計年度を終了しました。 このような状況のもと、業務用製品の販売量は、飲料や調味料向けの減少があったものの、東洋精糖株式会社の連結により前連結会計年度を上回りました。家庭用製品の販売量は、当社独自製品の「きび砂糖」の出荷が好調に推移したこと等から前連結会計年度を上回りました。利益面においては、東洋精糖株式会社の連結等から増益となりました。 以上の結果、Sugarセグメント合計の売上収益は96,712百万円(前期比15.4%増)、セグメント利益は11,084百万円(同18.9%増)となりました。 [Food&Wellnessセグメント] Food&Wellnessセグメントは、主にフードサイエンス事業とフィットネス事業により、幅広い場面で活用される多種多様な機能性素材・サービスを提供しています。 フードサイエンス事業につきましては、当社独自製品の「沖縄・奄美のきびオリゴ」は安定的な出荷を継続しており、「カップオリゴ」(ガラクトオリゴ糖)とCI(サイクロデキストラン)は美浜バイオプラントにおける増産体制を整備しました。東洋精糖株式会社におけるルチン・ヘスペリジン等の機能性食品素材の製造・販売も堅調に推移しています。ツキオカフィルム製薬株式会社では、コスト上昇に対する売価への反映を進めたこと等から増収増益となりました。 フィットネス事業につきましては、子ども向けスクール事業の広告宣伝手法の改善、スクール生の受入態勢の拡充に取り組んでいます。会費収入は堅調に推移したものの、前連結会計年度において店舗の閉鎖を実施した影響により減収となりました。一方、当連結会計年度において不採算店舗の減損を実施したものの、前連結会計年度においても不採算店舗の減損を実施していたことにより増益となりました。 倉庫事業につきましては、港湾運送において輸入合板の取扱量が増加したこと等から増収増益となりました。 以上の結果、Food&Wellnessセグメント合計の売上収益は16,192百万円(前期比22.0%増)、セグメント利益は118百万円(前期はセグメント損失16百万円)となりました。 なお、各セグメントに関する他の情報は、「(3)財政状態 ②セグメントごとの状況」および「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.セグメント情報」に記載のとおりです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前期比(%) Sugar(百万円)   67,623   109.1 Food&Wellness(百万円)   3,162   196.6 合計(百万円)   70,786   111.3 (注)1.金額は製造原価によっており、内部取引額を除いています。 2.上記の金額には、消費税等は含まれていません。 b.受注実績 生産は原則として見込み生産であり、少量の受託加工を除き受注生産は行っていません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   前期比(%) Sugar(百万円)   96,712   115.4 Food&Wellness(百万円)   16,192   122.0 合計(百万円)   112,904   116.3 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しています。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりです。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 伊藤忠食糧㈱   38,262   39.4   37,435   33.2 住商フーズ㈱   12,491   12.9   11,659   10.3 ④中期経営計画の達成状況 当社は、中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」(2024年4月~2028年3月)に取り組んでおります。計画2年目となる当連結会計年度におきましては、定量目標(連結)である営業利益+持分法による投資損益、親会社の所有者に帰属する当期利益、ROEそれぞれ2026年3月期の予想を上回っており、2028年3月期の計画の達成に向けて、順調に進捗中です。 なお、2026年5月27日付公表の『中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」の一部見直しについて』に記載のとおり、事業環境や各事業の状況等を総合的に勘案し、2028年3月期のセグメント別計画を見直した結果、Sugarセグメントは9,900百万円(変更前9,000百万円)、Food&Wellnessセグメントは1,500百万円(変更前2,400百万円)に変更しております。 (百万円) 定量目標(連結)   2026年3月期   2027年3月期   2028年3月期 (予想)   (実績)   (予想)   (計画) 営業利益+持分法による投資損益   8,500   9,742   9,500   10,100 Sugar   8,800   10,738   9,800   9,900 Food&Wellness   700   △ 117   700   1,500 全社費用   △ 1,000   △ 879   △ 1,000   △ 1,300 親会社の所有者に帰属する当期利益   5,900   6,472   6,500   7,000 ROE   8.0 %   8.6 %   8.3 %   9.0 % (注)1.2026年3月期のSugarセグメント実績には、一過性費用(458百万円)を含んでいます。 2.2026年3月期のFood&Wellnessセグメント実績には、フィットネス事業における減損損失と一過性費用(694百万円)を含んでいます。 (3)財政状態 ①事業全体の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は40,835百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,216百万円減少しました。これは主に現金及び現金同等物が4,983百万円、棚卸資産が1,264百万円、それぞれ減少したことによるものです。非流動資産は64,992百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,458百万円増加しました。これは主に持分法で会計処理されている投資が578百万円、使用権資産が488百万円減少した一方で、有形固定資産が1,596百万円、その他の金融資産が834百万円、それぞれ増加したことによるものです。 この結果、資産合計は105,827百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,757百万円減少しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は24,558百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,450百万円減少しました。これは主に借入金が5,800百万円、営業債務及びその他の債務が1,881百万円、それぞれ減少したことによるものです。非流動負債は4,071百万円となり、前連結会計年度末に比べ82百万円増加しました。これは主にリース負債が272百万円、退職給付に係る負債が102百万円減少した一方で、繰延税金負債が273百万円、引当金が177百万円、それぞれ増加したことによるものです。 この結果、負債合計は28,630百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,368百万円減少しました。 (資本) 当連結会計年度末における資本合計は77,197百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,610百万円増加しました。これは主に親会社の所有者に帰属する当期利益6,472百万円、剰余金の配当による減少3,587百万円、自己株式の処分による増加683百万円および東洋精糖株式を追加取得したことによる非支配持分の減少1,512百万円によるものです。 この結果、親会社所有者帰属持分比率は72.9%(前連結会計年度末比6.8ポイント増)となりました。 ②セグメントごとの状況 [Sugarセグメント] 当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末に比べ34百万円減少し、79,521百万円となりました。 [Food&Wellnessセグメント] 当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末に比べ696百万円増加し、15,386百万円となりました。 (4)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より4,983百万円減少し、10,461百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、10,764百万円の収入(前期は8,927百万円の収入)となりました。 主なものは、税引前利益9,764百万円、減価償却費及び償却費2,552百万円、減損損失465百万円、持分法による投資損失581百万円、棚卸資産の減少1,269百万円、法人所得税の支払額△3,065百万円、ならびに営業債権及びその他の債権の減少、営業債務及びその他の債務の減少による△1,344百万円です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、4,707百万円の支出(前期は8,977百万円の支出)となりました。 主なものは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△4,560百万円です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、11,039百万円の支出(前期は2,986百万円の収入)となりました。 主なものは、短期借入金の純減額△5,800百万円、非支配持分からの子会社持分取得による支出△1,397百万円、ならびに配当金の支払額△3,588百万円です。 (5)資金需要および資金の調達・使途 ①資金需要 当社グループの資金需要は、主に運転資金需要と設備資金需要です。 運転資金需要として、製品を製造するための原材料の仕入・製造費・商品の仕入・販売費及び一般管理費等、設備資金需要として、砂糖生産設備等の経常的更新等および業務関連システム等のIT投資にかかるものが含まれます。 ②資金の調達・使途 当社グループは運転資金につきましては、短期借入金と自己資金により充当しており、設備資金につきましては、自己資金により充当しています。

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開示資料

出典

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