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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ダイドーグループホールディングス

DyDo GROUP HOLDINGS,INC.2590 · Prime · 食料品

自動販売機を主体に清涼飲料を販売する国内トップクラスの飲料メーカー。海外や医薬品・食品にも展開。

概要

ダイドーグループホールディングスは、自動販売機運営最大手のダイドードリンコを中核とする飲料メーカーである。缶コーヒー「ダイドーブレンド」や海洋深層水飲料「MIU」などのブランドを持ち、全国約26万台の自販機網を強みとする。2026年1月期の売上高は2412億円だが、自販機関連資産の減損損失などで最終赤字303億円を計上した。従業員数は5375人(連結)。

国内飲料事業が売上の約9割を占める自販機チャネル特化型

国内飲料事業は、ダイドードリンコが企画開発し外部メーカーに委託製造する清涼飲料を、自販機とコンビニエンスストア等で販売する。売上高の約90%が自販機経由であり、全国の特約オペレーター組織「ダイドーベンディング共栄会」と自社販売会社11社が運営を担う。主力製品は缶コーヒー「ダイドーブレンド」「ダイドーデミタスコーヒー」、茶系飲料など。自社工場を持たないファブレス経営で、生産・物流を協力企業に委託し、企画・開発と自販機オペレーションに集中する。2026年1月期の同事業は、販売数量減少と原価高騰でセグメント損失となった。

トルコ・ポーランドを中心に海外5カ国で現地生産・販売

海外飲料事業は、トルコ(Della Gıda)、ポーランド(Wosana S.A.)、中国(上海大徳多林克)、イギリス(DyDo DRINCO UK)、日本からの輸出で構成される。トルコでは高インフレとリラ安の中、販売価格と広告投下で販売量・金額ともに増加し、増収増益を達成。ポーランドでも現地生産を展開。中国では日本からの輸入品をコンビニで販売する。海外売上高は連結の約2割を占め、成長ドライバーとなっている。ただし超インフレ会計の適用により、営業外費用に正味貨幣持高損失が発生している。

医薬品・食品・希少疾病用医薬品で非飲料領域を多角化

非飲料事業として、医薬品関連事業(大同薬品工業によるドリンク剤やパウチ製品の受託製造)、食品事業(子会社たらみのフルーツゼリー)、希少疾病用医薬品事業(ダイドーファーマの「ファダプス®錠10mg」)を展開する。医薬品関連はグループ外からの受託が主体で、パウチ製品の好調がドリンク剤の需要減退を補う。食品事業は節約志向と猛暑の外出控えで減収。希少疾病用医薬品は2025年1月に販売開始し、赤字幅は縮小した。これらは「グループミッション2030」で掲げる第2の柱として育成中だ。

業界の中での役割は清涼飲料の製造販売(自販機主体)及び受託製造にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,412億円
営業利益
42億円
営業利益率
1.7%
純利益
-303億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
国内 飲料事業1,425億円59.1%-23億円-1.6%
海外 飲料事業653億円27.1%75億円11.5%
食品事業196億円8.1%5億円2.6%
医薬品 関連事業132億円5.5%8億円6.1%
希少疾病用医薬品事業6億円0.2%-3億円-50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内飲料事業主力

清涼飲料(コーヒー、茶系飲料等)を企画開発し、グループ外の飲料製造業者に委託製造。自販機およびコンビニ等の店頭を通じて消費者に販売。ドリンク剤(医薬部外品)も自販機で販売。

主な製品・サービス2
清涼飲料(缶コーヒー、茶系飲料等)
自販機・コンビニ向けに販売される主力の清涼飲料。外部委託製造。
ドリンク剤(医薬部外品)
大同薬品工業が製造するドリンク剤を自販機で販売。

02海外飲料事業準主力

中国、トルコ、イギリス、ポーランドで清涼飲料の製造販売または輸出。トルコ・ポーランドでは現地製造、中国・イギリスでは販売子会社を通じて販売。

主な製品・サービス1
清涼飲料(海外ブランド)
トルコ、ポーランドで現地生産される清涼飲料、および日本からの輸出商品。

03医薬品関連事業副次

大同薬品工業がグループ外の製薬会社等から受託してドリンク剤、パウチ製品(医薬品・医薬部外品・清涼飲料水表示)を製造。一部はグループ内でも使用。

主な製品・サービス1
受託製造(ドリンク剤、パウチ製品)
製薬会社等からの受託によりドリンク剤やパウチ製品を製造。

04食品事業副次

子会社㈱たらみがフルーツゼリーの製造・販売を行う。

主な製品・サービス1
フルーツゼリー
㈱たらみが製造・販売するフルーツゼリー。

05希少疾病用医薬品事業その他

ダイドーファーマ㈱がランバート・イートン筋無力症候群治療剤「ファダプス®錠10mg」の製造販売承認を取得し、日本国内で販売。

主な製品・サービス1
ファダプス®錠10mg
ランバート・イートン筋無力症候群治療剤。国内で販売。

製品と技術

自販機向け缶コーヒー「ダイドーブレンド」シリーズ

1975年の創業と同時に発売された「ダイドーブレンドコーヒー」は、同社の原点である。1992年には「ダイドーデミタスコーヒー」を投入し、ラインアップを拡充。いずれも缶コーヒーで、自販機チャネルを通じて全国に供給される。2025年現在も両製品は国内飲料事業の主力であり、コーヒー飲料カテゴリーで高い認知度を持つ。製造はすべてグループ外の飲料メーカーに委託するファブレス方式を採用しており、品質管理とブランド維持に注力する。

海洋深層水を使用した「MIU」ブランド

2000年5月に発売された「MIU(ミウ)」は、高知県室戸沖の海洋深層水を原料とする清涼飲料である。製造は合弁会社ダイドー・タケナカビバレッジが担当。水分補給飲料として発売され、その後フレーバー展開や機能性表示を追加した。自販機に加えコンビニエンスストアでも販売され、同社の看板ブランドの一つに成長。海洋深層水のミネラルバランスを訴求し、健康志向の消費者に支持される。

大同薬品工業による医薬部外品ドリンク剤の受託製造

大同薬品工業は、グループ外の製薬会社から受託してドリンク剤(医薬部外品)やパウチ製品を製造する。この受託製造は医薬品関連事業の中核であり、1991年の新工場稼働以来継続している。製品の一部はダイドードリンコの自販機でも販売される。パウチ製品はゼリー飲料や栄養補助食品として需要が高く、売上を牽引。2026年1月期は工場再編に伴う稼働停止設備の減価償却費を営業外費用に計上したが、事業全体としては増益を達成した。

子会社たらみのフルーツゼリー製品

食品事業を担う株式会社たらみは、フルーツゼリーの製造・販売を専門とする。カップ入りゼリーやパウチゼリーなど多様な製品を展開し、主にスーパーやコンビニで販売される。たらみの製品はダイドーグループのブランドとは別に、自社ブランドとして市場に流通。2026年1月期は節約志向の高まりと記録的猛暑による外出控えで販売数量が減少し、減収減益となった。グループ全体の「第2の柱」の一角として、収益改善が課題である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

飲料・製粉の複合企業、低収益構造が課題

ダイドーグループホールディングスは自動販売機向け飲料と製粉事業を手掛ける複合企業。同業のニップンや日清製粉グループ本社は製粉専業だが、当社は飲料と製粉の両輪。売上高は2000億円超と大手だが、営業利益率は2%前後と低水準。直近2026年1月期は営業利益率1.74%とさらに低下。コスト上昇や競争激化が収益を圧迫しており、収益構造の改善が急務。

強み

  • ダイドーブレンドなど知名度の高い飲料ブランドを保有し、全国に販路。
  • 全国に約25万台の自動販売機ネットワークを持ち、強固な流通基盤。
  • 製粉事業は安定的な需要があり、飲料の季節変動を補完する役割。
  • 飲料と製粉の二事業で景気変動リスクを分散。

課題

  • 営業利益率が2%前後と低く、原材料高や人件費上昇でさらに圧迫。
  • コーヒー飲料などで競合が多く、価格競争が激しく収益性が低い。
  • パン・麺類の消費減少で製粉事業の成長が期待できない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がダイドーグループホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19887松屋フーズホールディングス1,061億円26.2倍
24526理研ビタミン1,030億円14.1倍
39997ベルーナ1,029億円8.8倍
44368扶桑化学工業1,007億円20.9倍
52264森永乳業984億円16.6倍
62590ダイドーグループホールディングス981億円
72292S Foods945億円10.0倍
82117ウェルネオシュガー921億円14.2倍
97130ヤマエグループホールディングス805億円7.3倍
107421カッパ・クリエイト795億円
112585ライフドリンク カンパニー786億円22.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

大同薬品工業の清涼飲料販売を継承し1975年に創業

1975年1月、大阪市都島区に資本金2000万円でダイドー株式会社を設立。目的は清涼飲料の製造・販売である。同年11月には最初の主力製品「ダイドーブレンドコーヒー」を発売した。創業当初は、現在も100%子会社である大同薬品工業の清涼飲料販売事業を引き継ぐ形でスタート。1978年10月には特約オペレーター組織「ダイドーベンディング共栄会」を発足させ、自販機チャネルの基盤を築いた。1984年6月には商号をダイドードリンコ株式会社に変更し、ドリンク事業に特化した。

自販機網の拡大と医薬品受託生産への進出(1990年代)

1991年4月、奈良県に大同薬品工業の新工場を建設し、医薬品等の受託生産を本格化。1992年7月には大同薬品工業を子会社化し、医薬品事業をグループ内に取り込んだ。同年11月には「ダイドーデミタスコーヒー」を発売し、コーヒー製品のラインアップを強化。1997年頃から自販機オペレーションの効率化を進め、1998年10月には大同薬品工業を完全子会社化した。この時期に国内の自販機網を全国規模に拡大し、販売会社の設立も始めた。

海洋深層水「MIU」発売と株式上場(2000~2001年)

2000年4月、高知県室戸市にダイドー・タケナカビバレッジを設立し、海洋深層水飲料の製造に着手。同年5月に発売した「MIU(ミウ)」は、同社の代表的なブランドとなった。2001年8月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場。翌2002年8月には中部カーラ・コマースとの合弁で販売会社を設立、2003年1月には東証第一部に指定された。2003年から2008年にかけて全国各地に販売会社を設立・買収し、自販機ネットワークの直接管理を強めた。

中国・トルコ・欧州への海外展開とグループ再編

2008年7月、中国上海市に上海大徳多林克商貿有限公司を設立し、中国市場に参入。2010年3月には国内販売会社6社を吸収合併し、ダイドービバレッジサービス株式会社に統合。2014年から海外拡大を加速し、トルコのDella Gıda、ポーランドのWosana S.A.を子会社化。イギリスにも販売子会社を設立した。海外飲料事業が連結業績を牽引する一方、国内市場の成熟と節約志向の高まりに対応するため、2018年からサプリメント通販や新たなチャネル開発に着手。

2026年1月期に大型減損で303億円の最終赤字

2026年1月期、国内飲料事業で自販機等の事業関連資産に減損損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は303億22百万円に達した。売上高は過去最高の2412億円に伸びたものの、営業利益は41億63百万円と前年比13.1%減。経常利益も超インフレ会計に伴う正味貨幣持高損失や為替差損で半減した。グループは「中期経営計画2026」の下、国内飲料の再成長、海外事業の再構築、非飲料領域の育成を掲げるが、減損により財務基盤の立て直しが急務となっている。

年表30件を開く

1970年代

  • 1975年1月清涼飲料の製造及び販売を目的として、大阪市都島区において資本金2千万円にてダイドー株式会社を設立。大同薬品工業株式会社(現・100%出資連結子会社、現・本店所在地奈良県葛城市)の清涼飲料販売の事業を引き継ぎ営業開始。
  • 1975年11月「ダイドーブレンドコーヒー」を発売。
  • 1978年10月創業当社特約オペレーター(当社商品を取り扱う自販機運営事業者)を組織する「ダイドーベンディング共栄会」を発足。

1980年代

  • 1983年3月本社を大阪市南区(現・大阪市中央区)に移転。
  • 1984年6月商号変更商号をダイドードリンコ株式会社に変更。

1990年代

  • 1991年4月奈良県北葛城郡新庄町(現・奈良県葛城市)に大同薬品工業株式会社工場を新設し、医薬品等(飲用)の受託生産の本格的取扱いを開始。
  • 1992年7月M&A大同薬品工業株式会社の減資に伴い、同社を子会社化。
  • 1992年11月「ダイドーデミタスコーヒー」を発売。
  • 1994年1月M&A株式の額面金額500円を50円に変更のため、株式会社ティーアンドティー(形式上の存続会社)と合併。
  • 1998年10月M&A医薬品を含めた総合飲料事業の本格的推進のため、大同薬品工業株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。

2000年代

  • 2000年4月海洋深層水を使用した飲料の取扱いのため、高知県室戸市に株式会社タケナカと合弁で清涼飲料等の製造会社、ダイドー・タケナカビバレッジ株式会社(持分法適用関連会社)を設立。
  • 2000年5月海洋深層水を使用した水分補給飲料「MIU(ミウ)」を発売。
  • 2001年8月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2001年9月本社及び中部自販機管理センターにおいてISO14001の認証を取得。(2019年9月、グループ全体のサステナビリティプログラムを構築し、認証は返上)
  • 2002年8月静岡県袋井市に中部カーラ・コマース株式会社と合弁で販売会社、株式会社ダイドービバレッジ静岡(現・66.6%出資連結子会社)を設立。
  • 2003年1月当社株式、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2003年6月創業東京都港区に販売会社として株式会社ダイドービバレッジ東京(イー・ドリンコ東京株式会社に商号変更、2010年3月に販売会社6社と吸収合併を行い、ダイドービバレッジサービス株式会社に商号変更)を設立。
  • 2003年8月商号変更愛媛県西条市に販売会社としてイー・ドリンコ四国株式会社(2004年11月に商号変更、100%出資連結子会社)を設立。
  • 2003年10月商号変更販売会社として株式会社宝泉社(イー・ドリンコ株式会社に商号変更、100%出資連結子会社、本店所在地静岡県三島市)の全株式を取得。
  • 2003年12月大同薬品工業株式会社工場においてISO9001の認証を取得。
  • 2004年7月創業埼玉県草加市に販売会社として株式会社ダイドービバレッジ埼玉(イー・ドリンコイースト株式会社に商号変更、2010年3月にダイドービバレッジサービス株式会社に合併し解散)を設立。
  • 2005年2月創業大阪市平野区に販売会社として株式会社ダイドービバレッジ大阪(イー・ドリンコ大阪株式会社に商号変更、2010年3月にダイドービバレッジサービス株式会社に合併し解散)を設立。
  • 2005年9月本社を大阪市北区(現在地)に移転。
  • 2005年11月M&Aイー・ドリンコ四国株式会社とイー・ドリンコ株式会社が合併、イー・ドリンコ株式会社(2010年3月にダイドービバレッジサービス株式会社に合併し解散)として営業を開始。
  • 2006年2月創業川崎市川崎区に販売会社としてイー・カナゾン株式会社(イー・ドリンコ神奈川株式会社に商号変更、2010年3月にダイドービバレッジサービス株式会社に合併し解散)を設立。
  • 2006年12月商号変更株式会社ダイドードリンコサービス栃木(株式会社ダイドードリンコサービス関東に商号変更、現・50%出資連結子会社)の株式を取得し、持分法適用関連会社とする。
  • 2007年3月大阪市東成区にイー・ドリンコ株式会社と林一二株式会社との合弁で販売会社、センタンビバレッジ株式会社(51%出資連結子会社)を設立。
  • 2007年8月創業茨城県ひたちなか市に販売会社としてイー・ドリンコ関東株式会社(2010年3月にダイドービバレッジサービス株式会社に合併し解散)を設立。
  • 2007年11月イー・ドリンコ株式会社が林一二株式会社の所有するセンタンビバレッジ株式会社の全株式を取得し、100%出資子会社とする。
  • 2008年7月中国市場における飲料ビジネスの展開を図ることを目的として、中国上海市に上海大徳多林克商貿有限公司(100%出資連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROIC(成長ステージ 国内飲料事業)2027年1月期まで4%
  • ROIC(成長ステージ 海外飲料事業)2027年1月期まで13%
  • ROIC(成長ステージ 非飲料事業)2027年1月期まで0%
  • ROIC(成長ステージ 連結)2027年1月期まで4%
  • ROIC(飛躍ステージ 連結)2030年1月期まで8%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国内飲料事業の再成長

    自販機市場で確固たる優位性を確立するため、AIなどの最新技術を活用したスマート・オペレーションを進化させ、アサヒ飲料との合弁会社を通じたシナジー効果を追求する。お客様の健康志向に応える商品開発・提供にも注力する。

  2. 02

    海外事業戦略の再構築

    トルコ、ポーランド、中国等の既存事業を拡大・安定化させ、将来の収益ドライバーに育成する。健康ニーズに対応したグローバルブランドの育成に挑戦する。

  3. 03

    非飲料領域の強化・育成

    サプリメント通販、医薬品受託製造、食品事業など既存事業を強化し、パウチライン増設等の設備投資を推進。新規事業の長期的育成にも取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,375人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は848万円で、9期前と比べて+2.1%平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は11.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年1月3,602
2018年1月3,771
2019年1月3,912
2020年1月83141.29.24,160
2021年1月1,04141.69.93,922
2022年1月91440.19.54,029
2023年1月87940.210.34,122
2024年1月73639.110.15,182
2025年1月80440.310.95,55586
2026年1月84840.811.25,37578

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東工場 — 群馬県 館林市5,368百万円
医薬品 関連事業
本社・本社工場 — 奈良県 葛城市4,964百万円
医薬品 関連事業
Andrychów工場 — Andrychów,Poland4,431百万円
海外飲料事業
小長井工場 — 長崎県 諫早市4,429百万円
食品事業
Akyazı 工場 — Sakarya, Akyazı, Turkey3,221百万円
海外飲料事業
Adana 工場 — Adana, Sarıçam, Turkey2,713百万円
海外飲料事業
本社 — 大阪市北区2,634百万円
全社(共通)
Hendek 工場 — Sakarya, Hendek, Turkey2,362百万円
海外飲料事業
Turów工場 — Turów,Poland1,180百万円
海外飲料事業
Köyceğiz 工場 — Muğla,Turkey578百万円
海外飲料事業
ほか5件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は2,412億円営業利益42億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.7%、利益が-12.5%。

売上高
+1.7%
2,412億円
営業利益
-12.5%
42億円
純利益
-897.4%
-303億円
営業利益率
1.7%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高2,463億円2,412億円
営業利益123億円42億円
純利益60億円-303億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年2Qで、売上は1,201億円、営業利益は67億円。前年の2026年2Qと比べると、売上は+2.0%、営業利益は+378.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q471−5−1.1−3
2024年2Q546305.526
2024年3Q636335.219
2024年4Q4812
2025年1Q532−6−1.131
2025年2Q644294.518
2025年4Q1,196252.1−11
2026年2Q1,177141.2−14
2026年4Q1,235282.3−289
2027年2Q1,201675.628

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年1月期からの14期で、売上は1,489億円から2,412億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年1月1,4897744
2014年1月1,5486037
2015年1月1,4954523
2016年1月1,4994323
2017年1月1,7143733
2018年1月1,7275425
2019年1月1,7166039
2020年1月1,6832918
2021年1月1,5825732
2022年1月1,6265740
2023年1月1,6016−5
2024年1月2,1343144
2025年1月2,37248302.038
2026年1月2,41242151.7−303

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高2,412億円のうち、営業利益として残るのは42億円1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-303億円、売上の-12.6%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.8%1,322億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.4%1,048億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%42億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比15.8pt
-12.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比46.1pt
-38.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-18.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年1月期は営業CFが114億円、投資CFが−121億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は279億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年1月165−67−298291
2014年1月148−166−5−18269
2015年1月14037−26177420
2016年1月146−8112465609
2017年1月153−206−94−53461
2018年1月143−89−3854475
2019年1月109−169−26−60384
2020年1月115−155−41−40303
2021年1月125−76−2349327
2022年1月81−65−3716301
2023年1月51−50−111292
2024年1月92−12−3280337
2025年1月108−116−17−8296
2026年1月114−1213−7279

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年1月期の総資産は1,628億円。このうち返さなくてよい自己資本が649億円で、自己資本比率は39.5%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年1月1,40579161455.1
2014年1月1,46582663955.1
2015年1月1,47984763256.0
2016年1月1,63785278550.8
2017年1月1,63985778251.3
2018年1月1,71190980252.3
2019年1月1,71693977754.0
2020年1月1,63489274253.9
2021年1月1,57682675051.8
2022年1月1,59083375752.1
2023年1月1,64284180150.9
2024年1月1,77691586150.4
2025年1月1,85293591749.6
2026年1月1,62864997939.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
280億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
614億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
113億円
在庫として抱えている分
負債合計
979億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
59
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中75位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中107位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-38.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.5%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.0%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,960で、1年前と比べて+17.9%過去52週の値幅のなかでは49%の位置にある。

¥2,960-0.9%1ヶ月+3.8%1年+17.9%時価総額981億円
過去52週の値幅
安値¥2,400高値¥3,550

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)15.6倍
PBR1.43倍
配当利回り1.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中旬に急伸し、8月12日時点で2945円と1カ月で4.86%上昇した。25日移動平均線(2909円)を上回って推移し、週足でも上向きの傾向が続く。52週高値(3135円)にはまだ6%程度の距離があるが、52週安値(2400円)からは22%上昇しており、中期的な上昇トレンドにある。出来高は7月14日に28万7900株と急増した後、徐々に縮小しており、上値追いにはやや慎重な需給バランスが見える。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 38/100)

PBRは1.42倍で業界平均1.63倍をやや下回るが、ROEが-38.8%と大幅な赤字で収益性が極端に悪い。予想PERが開示されておらず、実績PERも算出不能。配当利回り1.03%は平均2.33%を大きく下回り、2026年1月期に大幅な最終赤字を計上。割安に見えるが、業績悪化で割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (予想)15.6倍
PBR1.43倍1.63倍
ROE-38.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自販機チャネルに強みを持つが、2026年1月期に大型減損で最終赤字となった。強気派は、減損は一時的なもので、自販機ネットワークの収益力やブランド価値は健在であり、一過性の要因を除けば収益は改善すると見る。弱気派は、飲料市場の成熟や健康志向の高まりで自販機需要が減少傾向にあり、赤字は構造的問題の表れと警戒する。

プラスに働く材料7
  • 自販機ネットワーク

    全国に展開する自販機網は強固な販売チャネルで、競争優位性の源泉。

  • ブランド力

    「ダイドーブレンド」など認知度の高いブランドを保有。

  • 一過性の減損

    2026年1月期の赤字は大型減損によるもので、営業利益は黒字を維持。

  • 売上高2412億円、3期連続の増収通年影響

    2026/1期売上高は2412億円、前期2372億円から約1.7%増収

  • 最終赤字303億円、特別要因なら翌期V字回復2027年〜2028年影響

    純損益は前期38億円から-303億円へ悪化、反動で改善時は時価総額の30%超のインパクト

  • PBR1.42倍・配当利回り1.03%で割安修正継続影響

    時価総額970億円に対し純資産は約683億円、1.42倍のPBRは相対的に割安

  • 外国人保有3.1%と低位、買い増し余地継続影響

    外国人所有比率3.1%と低位で、追加投資による需給改善余地

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    飲料自販機市場は健康志向などで縮小傾向にあり、需要減が続く。

  • 減損リスク

    ブランドや設備の減損が再度発生するリスクがあり、信用不安を招く。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は近年2%前後と低く、収益力の改善が見込めない。

  • 純損益303億円の赤字、38億円から大転落決算発表後影響

    純損益は前期38億円から303億円の赤字へ341億円悪化、時価総額970億円の35%超

  • 営業利益率2.02%→1.74%と低下通年影響

    2026/1期営業利益は42億円と前期比6億円減、低収益構造が鮮明

  • ROE-38.8%で株主資本が大きく毀損決算発表後影響

    純損失303億円によりROEは-38.8%、自己資本の棄損が続く

  • 無配転換・減配リスクで利回り支えが消失次回株主総会影響

    純損失303億円で株主還元余力が縮小、減配なら利回り1.03%の支えが消える

次の決算で確かめる点
自販機の稼働率
チャネルの収益性を測る重要な指標。低下は需要減のサイン。
減損損失の金額
追加減損の有無が当期利益を大きく左右するため。
営業利益率
低収益体質の改善が投資判断のカギ。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から25.0%いまの株価に対する利回りは1.01%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.01%
いまの株価に対して
配当性向
40.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年1月3074.1
2018年1月300.053.2
2019年1月300.017.1
2020年1月300.040.6
2021年1月300.0106.2
2022年1月300.065.4
2023年1月300.049.1
2024年1月300.032.5
2025年1月4033.340.7
2026年1月30−25.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ44,878人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.0%を占め、残る54.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他42.444.145.745.146.350.2
事業法人39.138.938.938.538.138.1
金融機関10.510.010.19.29.27.8
自己株式4.14.14.14.03.93.9
外国法人6.35.33.95.25.83.0
証券会社1.61.71.42.00.50.7
外国人個人0.10.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ハイウッド株式会社14.91
02有限会社サントミ12.14
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.47
04タイタコーポレイション株式会社3.75
05髙松富也3.00
06髙松富博2.99
07髙松章2.98
08ダイドーグループホールディングス社員持株会1.35
09株式会社レモンガスくまもと1.35
10住友不動産株式会社1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−460%、1株純資産は14期で−57%。直近期のROEは-38.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年1月2664,6705.913.326.2
2014年1月2244,8734.719.233.0
2015年1月1405,0002.835.334.8
2016年1月1425,0222.836.142.0
2017年1月1975,0753.930.374.1
2018年1月1525,4302.938.853.2
2019年1月2345,6294.223.417.1
2020年1月542,6712.040.640.6
2021年1月1012,6123.825.4106.2
2022年1月1272,6454.818.165.4
2023年1月−162,664−0.649.1
2024年1月1412,8445.121.032.5
2025年1月1212,9094.227.940.7
2026年1月−9582,029−38.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/1期の役員報酬は総額241百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙松富也代表取締役 社長50994,000
殿勝直樹取締役 執行役員 財務部長628,600
西山直行取締役 経営戦略・内部統制担当役員612,800
井上正隆取締役71200
栗原道明取締役72200
河野純子取締役62
伊藤三奈取締役59
長谷川直和常勤監査役625,400
森内茂之監査役69
渡辺喜代司監査役58
石原真弓監査役63200

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)312945918461
社外取締役424246
社外監査役318186
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,388字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社20社、持分法適用関連会社6社、非連結持分法非適用子会社1社、持分法非適用関連会社1社により構成されております。 当社グループの主な事業の内容は次のとおりであります。なお、次の5部門は、第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等](1)連結財務諸表[注記事項](セグメント情報等)に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1) 国内飲料事業 ダイドードリンコ㈱及び販売会社11社が、主に、ダイドードリンコ㈱が企画開発しグループ外の飲料製造業者に容器等の資材を支給して製造委託した各種清涼飲料を、自販機とコンビニエンスストア等の店頭を通して消費者に販売しております。海洋深層水を原料に使用した清涼飲料を製造するダイドー・タケナカビバレッジ㈱にも製造委託を行っております。また、大同薬品工業㈱が製薬会社と業務提携して製造するドリンク剤(医薬部外品)を自販機で販売しております。 (2) 海外飲料事業 (日本) ダイドードリンコインターナショナル㈱が、ダイドードリンコ㈱より商品を仕入れ、海外市場への輸出事業を行っております。 (中国) 上海大徳多林克商貿有限公司が、ダイドードリンコインターナショナル㈱等より商品を仕入れ、コンビニエンスストア等の店頭を通して消費者に販売しております。 (トルコ) Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.にて清涼飲料の製造販売を行っております。また、Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.の販売子会社のDyDo DRINCO TURKEY İçecek Satış ve Pazarlama A.Ş.が、Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.で製造された清涼飲料等を店頭を通じてトルコ国内や海外市場の消費者へ販売しております。 (イギリス) Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.の販売子会社であるDyDo DRINCO UK Ltdが、Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.より商品を仕入れ、イギリス国内にて清涼飲料等を販売しております。 (ポーランド) Wosana S.A.にて清涼飲料の製造販売を行っており、店頭を通じてポーランド国内や海外市場の消費者へ販売しております。 (3) 医薬品関連事業 大同薬品工業㈱が、主にグループ外の製薬会社等から受託したドリンク剤やパウチ製品等(医薬品・医薬部外品・清涼飲料水表示)の製造を行うほか、一部、当社グループで販売する清涼飲料を製造しております。 (4) 食品事業 ㈱たらみが、主にフルーツゼリーの製造及び販売を行っております。 (5) 希少疾病用医薬品事業 ダイドーファーマ㈱が、ランバート・イートン筋無力症候群治療剤「ファダプス®錠10mg」の製造販売承認を取得し、日本国内で販売しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (注)上記の他、子会社が1社ありますが、重要性が乏しいため記載しておりません。
経営方針・対処すべき課題8,103字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、国内飲料事業を取り巻く経営環境が大きく変化する中、グループ一丸となって将来の持続的成長をめざすべく、2014年に「グループ理念・グループビジョン」「ブランドメッセージ」を制定しています。 「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。その実現のためにDyDoグループは、ダイナミックにチャレンジを続ける。」というグループ理念は、創業以来培ってきた「共存共栄」の精神を謳っています。お客様、従業員、取引先、地域社会、株主といったすべてのステークホルダーの皆様との共存共栄を図りながら、企業の成長とともに従業員が成長していくために、チャレンジする企業風土の醸成に取り組み、当社グループの文化である「共存共栄」の精神を未来へとつないでいきます。 そして、ブランドメッセージ「こころとからだに、おいしいものを。」は、グループ理念・グループビジョンを、当社グループに関わるすべての皆様にわかりやすく表現した言葉です。DyDoグループは思いを一つに、チャレンジとアイデアをもって、価値ある製品の提供や企業活動を通じて、人に社会に奉仕していきます。 また、当社グループのコアビジネスである国内飲料事業は、清涼飲料という消費者の皆様の日常生活に密着した製品を取り扱っており、セグメント売上高の約90%は地域社会に根差した自販機を通じた販売によるものです。また、自社工場を持たず、生産・物流を全国の協力業者に委託するファブレス経営により、当社は製品の企画・開発と自販機オペレーションに経営資源を集中し、業界有数の自販機網は当社グループの従業員と共栄会(当社機のオペレーションを行うパートナー企業の総称)により管理しています。 このような当社独自のビジネスモデルは、ステークホルダーの皆様との信頼関係によって成り立っていることから、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」ことが会社としての責務であり、経営上の最重要課題であると認識しています。そして、その実現のために、「ダイナミックにチャレンジを続けていく」ための基盤として、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みであるコーポレート・ガバナンスを継続的に改善していくことが、株主共同の利益に資するものと考えています。 (2)経営戦略等 当社グループは、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。その実現のためにDyDoグループは、ダイナミックにチャレンジを続ける。」のグループ理念のもと、2030年のありたい姿を示す「グループミッション2030」“世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトするDyDoグループへ”を定めています。2030年に向け、社会価値・環境価値・経済価値の創出による持続的成長と中長期的な企業価値向上をめざしていきます。 また、当社グループは、「グループミッション2030」実現への取り組みを通じて、サステナビリティ経営を推進しています。近年、地球規模での人口の増加や、それに伴う資源・エネルギー・食料の逼迫、環境問題、高齢社会の到来や格差の拡大等、企業が直面している課題は多岐にわたっています。このような環境や社会の変化による潜在的なリスクに備えるとともに、事業を通じて社会的課題の解決を図り、豊かで持続可能な社会の実現へ貢献していくことが、企業としての責務です。当社グループは、「中期経営計画2026」のスタートにあたり、サステナビリティの観点から、中長期的な経営課題について議論し、「グループミッション2030」の実現に向けた8つのマテリアリティを特定しました。当社グループのマテリアリティへの取り組みを通じて、世界中の人々が楽しく健やかに暮らせる持続可能な社会の実現に貢献していきます。 「グループミッション2030」では、その達成に向けたロードマップを描いています。具体的には、2030年1月期までの期間を「基盤強化・投資ステージ」「成長ステージ」「飛躍ステージ」の3つに区分し、それぞれのステージに応じた事業戦略を推進することにより、競争優位性の高いビジネスモデルを構築していきます。現在は、将来の飛躍に向けた「成長ステージ」として、5カ年(2023年1月期~2027年1月期)の「中期経営計画2026」に取り組み、国内飲料事業の再成長および海外飲料事業戦略の再構築に注力しつつ、長期視点での事業育成に取り組んでいます。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、「グループミッション2030」の経営指針として、社会価値・環境価値・経済価値の創出に向けた定性的・定量的な指標を以下の通り定めています。 ① 経済価値創出に向けた財務KPI 当社グループは、「グループミッション2030」における基本方針として、「国内飲料事業のイノベーション」「海外での事業展開の拡大」「非飲料事業での第2の柱の構築」の3つを掲げています。この基本方針のもと、事業の「稼ぐ力」の強化を図るべく、経済価値創出に向けた財務KPIは資本生産性指標である「ROIC」を採用し、「成長ステージ」と「飛躍ステージ」の最終年度における目標数値をそれぞれ設定しています。ROICを活用した事業ポートフォリオ戦略を推進するとともに、事業別ROICツリーを活用した各事業の資本効率の改善に取り組んでいます。 ●ROIC目標値※1 国内飲料事業※2   海外飲料事業   非飲料事業※3   連結 成長ステージ (2023年1月期~2027年1月期)   4%   13%   0%   4% 飛躍ステージ (2028年1月期~2030年1月期)   17%   5%   17%   8%以上 ※1 超インフレ会計適用前、投下資本はセグメントへの投下分 ※2 サプリメント通販事業を除く ※3 国内飲料事業のうちサプリメント通販事業、医薬品関連事業、食品事業、希少疾病用医薬品事業 ② 環境価値創出に向けた非財務KPI 近年、気候変動をはじめとする環境問題への企業の取り組み姿勢に対するステークホルダーからの評価や市場の価値観の変化は、消費者の商品・サービスの選択に大きく影響するものとなっており、気候変動抑制のため、世界的規模でのエネルギー使用の合理化や地球温暖化対策等の法令等の規制も強まっています。また、気候変動に起因する水資源の枯渇、コーヒーをはじめとする原材料への影響、大規模な自然災害による製造設備の被害等のサプライチェーンに関わる物理的リスクの高まり等、グローバル社会が直面する重要課題である気候変動問題への対応は、当社グループの持続的成長の実現に向けた大きな経営課題であると認識しています。このような状況を踏まえ、脱炭素社会へ貢献するべく、環境価値創出に向けた非財務KPIとして、グループとしてのCO2排出削減目標を設定しています。 なお、当社グループは、2022年1月に、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)による提言への賛同を表明しており、TCFDのフレームワークに基づく気候関連情報は、当社ウェブサイトに掲載しています。 https://holdings.dydo.co.jp/sustainability/eco/tcfd/ (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2030年のありたい姿を示す「グループミッション2030」として、「世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトするDyDoグループへ」を掲げています。そして、その実現に向けた「成長ステージ」として、5カ年(2023年1月期~2027年1月期)の「中期経営計画2026」を策定し、「国内飲料事業の再成長」「海外飲料事業戦略の再構築」「非飲料領域の強化・育成」の3つの基本方針のもと、取り組みを推進してきました。 その結果、2023年1月にアサヒ飲料株式会社(以下、アサヒ飲料)との共同出資により自販機の直販チャネルを一体的に運営する新会社としてダイナミックベンディングネットワーク株式会社を設立したほか、2024年2月にはポーランドで清涼飲料の製造・販売を行うWosana S.A.(以下、ヴォサナ社)を子会社化するなど、中長期的な企業価値向上に向けた事業基盤を強化しました。また、2022年以降、国際情勢の変化などを背景に、グループ各社において原材料価格をはじめとするコストが上昇した一方、トルコ飲料事業においては急激なインフレが進行するなど、当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化しています。 このような内部・外部環境の変化を踏まえ、「中期経営計画2026」の残期間(2026年1月期~2027年1月期)における計画の見直しを2025年3月に実施しました。基本方針は維持しつつ、経営指標の目標値、事業戦略、投資資金/資金配分を見直しています。本中期経営計画において将来の成長に向けた投資を実行するとともに、収益体質への転換を図ることで、次の「飛躍ステージ」に向けた再成長軌道への道筋を確かなものへとしていきます。 ●経営指標の目標※1 (単位:百万円) 最終年度(2027年1月期)目標 当初目標値   修正後目標値 売上高成長率(年平均成長率)※2   +3%※3   +9% (参考)連結売上高   175,000   255,300 営業利益率   4%   3% (参考)連結営業利益   6,800   7,800 連結ROIC※4   6%   4% ※1 超インフレ会計適用前 ※2 2021年度比 ※3 為替中立ベース ※4 投下資本はセグメントへの投下分 ① 国内飲料事業の再成長 当社グループのコアビジネスである国内飲料事業は、創業来、「お客様の求めるものをお客様に身近なところでお届けする」独自のビジネスモデルによって発展してきました。そして、業界有数の自販機網と、直販と共栄会によって一体的に運営する品質の高いオペレーション体制を強みとしています。 コロナ禍を経て、消費者の行動様式は大きく変容し、自販機市場においては本格的な販売回復に至らない中、自販機に対する業界各社の取り組み姿勢は二極化し、上位寡占化の傾向がより強いものとなっています。また、各種原材料高騰によるコスト増や、価格改定に端を発した消費者の節約志向の高まりなど、自販機市場を取り巻く環境は厳しい局面を迎えています。このような状況の中、短期的には自販機ビジネスにおける着実な利益創出に注力するとともに、中長期的には市場における確固たる優位性の確立を最優先課題として取り組み、お客様の楽しく健やかな暮らしに貢献する「こころとからだに、おいしい商品」の開発・提供をめざしていきます。 足元では、アサヒ飲料との共同出資で設立したダイナミックベンディングネットワーク株式会社の子会社である「ダイドービバレッジサービス株式会社」を存続会社として「アサヒ飲料販売株式会社」を合併し、「ダイドーアサヒベンディング株式会社」に商号変更して運営を開始し、アサヒ飲料傘下にあった直販チャネルへのスマート・オペレーション※1の導入を完了※2させるとともに、混載オペレーション※3をはじめとした両社の直販チャネルの一体的運営を通じたシナジー効果の創出に努めています。また、AIをはじめとした最新のテクノロジーを活用し、スマート・オペレーションの高度化にも取り組んでいます。 今後については、国内飲料事業の2030年のありたい姿「自販機市場において、絶え間ない挑戦と共創で新しい価値を提供し、トップランナーとして業界をリードし続けます」のもと、スマート・オペレーションのさらなる進化と展開先の拡大に取り組むとともに、DyDoの店舗である自販機を通じて、お客様の求める価値をお届けすることにより、自販機市場における確固たる優位性を確立していきます。 ※1 デジタル技術を活用し効率化を実現した自販機オペレーションを示す当社の造語 ※2 株式会社ミチノク、九州アサヒ飲料販売株式会社を除く ※3 1台のルート車両でDyDo機とAsahi機の両方をオペレーションすること ② 海外事業戦略の再構築 当社グループは、2010年代から海外展開を積極化し、現在は現地企業のM&Aを通じて進出したトルコとポーランドを中心に、中国、英国に拠点を設け、飲料事業を展開しています。海外飲料事業を将来の収益ドライバーとして育成すべく、既存事業の拡大・安定化を進めるとともに、海外飲料事業戦略の再構築に取り組んでいます。 足元では、トルコ飲料事業において高インフレやリラ安が継続していますが、戦略的な価格改定とサプライチェーンマネジメントによる収益性改善が進んでいます。ポーランド飲料事業では、2024年2月に買収したヴォサナ社において「自社製品の製造・販売」「他社製品の製造」「流通チェーンのプライベートブランドの製造」の3つのビジネスモデルを有し、変動の激しい市場環境の中でも安定した経営基盤を維持しています。また、中国飲料事業においては、2021年より無糖茶の現地製造を開始し、中国国内での拡販に注力しています。 今後については、海外飲料事業の2030年のありたい姿「世界中の人々の健康を支えるグローバルブランドを生み出します」のもと、海外飲料事業戦略の再構築に取り組むとともに、健康ニーズの高まりに対応したグローバルブランドの育成にチャレンジしていきます。 ③ 非飲料領域の強化・育成 当社グループは、中長期的な成長性・収益性向上に向けて、非飲料領域の強化・育成を基本方針の一つに掲げ、既存事業の強化と新規事業の長期視点での育成に取り組んでいます。 既存事業について、国内飲料事業を担うダイドードリンコ株式会社が運営するサプリメント等の通信販売事業では、主力商品である「ロコモプロ」を中心に定期顧客の獲得に向けた取り組みを進めています。医薬品関連事業を担う大同薬品工業株式会社では、医薬品・医薬部外品のドリンク剤の受託製造企業としてトップシェアを誇りながら、新たな剤形の受託製造に取り組み、2020年に新たに製造を開始したパウチ製品の受注が好調に推移しております。こうした事業環境の変化を踏まえ、現在パウチラインの増設をはじめとした工場の再編を進めており、2026年度から2027年度にかけて順次稼働開始をめざしています。また、食品事業を担う株式会社たらみは、フルーツゼリー市場においてトップシェアを有し、多様化する消費者ニーズに応じた付加価値の高い商品開発とともに、安定供給と生産性向上に向けたサプライチェーン改革に取り組んでいます。 当社グループの新規事業領域拡大への取り組みとして、希少疾病用医薬品事業に参入すべく2019年に設立したダイドーファーマ株式会社は、2024年9月に、初の新薬となるランバート・イートン筋無力症候群治療剤「ファダプス®錠10mg」の製造販売承認を取得し、2025年1月に日本国内で販売を開始するなど、マテリアリティに掲げる「社会的意義の高い医療用医薬品の提供」に向けて、着実な歩みを進めています。 超高齢化社会・健康長寿社会が進展する中、人々の健康・予防・衛生に対する意識の高まりも相まって、今後、ヘルスケア関連市場は着実に成長していくことが想定されます。今後については、お客様の健康と生活の質の向上に貢献すべく、大きな成長が期待されるヘルスケア領域の事業の強化・育成を図り、非飲料事業での第2の柱の構築にチャレンジしていきます。 ④ 財務規律と投資戦略 当社グループは、持続的成長の実現に向け、財務健全性を維持できる適正水準の自己資本比率を維持しながら、将来の成長が期待できる分野へ投資するとともに、株主の皆様への安定的な還元を基本的な考え方としています。そして、再投資した資本をもとに資本コストを上回るリターンへとつなげていくことで、さらなる成長投資と株主還元の実現をめざしています。 2025年3月に見直しを行った「中期経営計画2026」における資金配分の方針は、2026年1月期~2027年1月期の2年間で生み出されるキャッシュ・フロー260億円以上を元手に、自販機関連資産への投資を中心に既存事業の維持・強化に向けた投資と、安定配当方針のもと実施する株主還元へと振り向けていく考えです。 また、上記とは別に、ネットキャッシュ内の範囲を戦略投資枠として設定し、「飛躍ステージ」での飛躍的成長に向けた投資を検討していきます。投資判断にあたっては、当社グループの経営成績及び財政状態等への影響に十分注意を払いながら、定性的・定量的な基準をもとに、適切な投資判断を実行していきます。 (5)経営環境についての経営者の認識 「中期経営計画2026」の期間中(2023年1月期~2027年1月期)において、計画立案当初には想定していなかった外部環境の変化が相次ぎ、期中での計画見直しを余儀なくされました。外部環境の変化が企業の経営戦略や業績に与える影響は従来より大きく、変化のスピードは一段と速くなっています。 当社グループにおいては、2022年以降のコーヒー豆をはじめとした原材料価格の高騰がコア事業である国内飲料事業の収益性を圧迫する一方、中東情勢の悪化を背景としたトルコ飲料事業の特需が発生するなど、事業への影響は多面的に及んでいます。 私たちは持続的成長の実現に向けて、中長期的な視点をもって重点課題として掲げている8つのマテリアリティへの取り組みを着実に推進していくとともに、外部環境の変化に対して柔軟かつ機動的な対応を講じていく必要があると考えています。   主力の国内飲料事業においては、原材料価格の上昇に加え、度重なる価格改定に伴う消費者の節約志向の高まりを受け、収益体質への転換を強く打ち出しました。コーヒー豆の高騰や消費者志向の変化に対応するため、コーヒーからソフトドリンクへのシフトを進めるとともに、収益性を重視した自販機ネットワークの構築に向け、不採算先の撤去を強力に推進しました。しかしながら、自販機ビジネス全体の立て直しは道半ばであり、収益構造の変革に向けた取り組みを継続していきます。 一方、海外飲料事業が2024年度に続きグループ業績を牽引しました。特にトルコ飲料事業は、ハイパーインフレやリラ安といった経営環境下にありながら、競合動向を踏まえた戦略的な事業展開により着実に業績を伸ばし、かつての低収益な状況から脱却し、確かな収益基盤を持つ事業へと成長しています。   中長期的な視点では、ダイドーグループの「こころとからだにおいしい商品の提供」をより高度に実現するため、2025年4月にグループ横断の研究開発機能として「ダイドーグループ未来共創研究所」を設置しました。インフレ環境下で付加価値創出の重要性が高まる中、飲料・食品を軸とした健康価値創出力を強化していきます。また、希少疾病用医薬品事業では、ダイドーファーマ初の新薬であるランバート・イートン筋無力症候群治療剤「ファダプス®」の本格販売を開始しました。まだ小規模な事業ですが、患者様のお役に立てる事業として育てていきます。   「中期経営計画2026」の最終年度である2026年度は、将来の成長に向けた投資を実行するとともに、国内飲料事業を中心に収益体質への転換を図り、次の「飛躍ステージ」に向けた再成長軌道を確かなものにしていきます。   ダイドーグループホールディングス株式会社 代表取締役社長 髙松 富也
事業等のリスク5,395字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態などに重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、以下に記載している将来に関する事項は、当連結会計年度において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 当社グループでは、企業理念に基づく経営戦略達成において発生する様々な阻害要因をリスクと位置付け、「内部統制システムの整備に関する基本方針」に基づき、当社グループにおけるリスク管理体制に関する基本的事項を定め、リスク管理の効率的かつ確実な運用を図っています。常設委員会として、代表取締役社長を委員長とする「グループリスク管理委員会」を年2回開催するほか、必要に応じて都度開催することとしています。「グループリスク管理委員会」は、リスク管理の方針や重要リスクの評価及び対策の承認、統制状況の効果検証・是正指導等の役割を担っています。 グループリスク管理委員会においては、リスク項目を「グループ横断のリスク」と「事業特有のリスク」に分類して整理し、評価を行っています。さらに、2023年度より採用した新たなリスクマネジメントの手法として、TCFDのシナリオ分析の枠組みを活用した、人口動態の変化に伴う中長期的なリスクに対する評価並びに対応策の進捗確認を実施しました。 (1)グループリスク管理委員会で特に議論された重要リスク 当連結会計年度のグループリスク管理委員会においては、影響度・発生可能性の高い重要リスクを抽出し、足元の業績に影響を与えるリスクが高まっている「原材料・資材の調達」及び「海外情勢」について議論を行いました。また、独自で実施した人口動態の変化に伴う中長期リスク分析の結果により、グループとして「人財の確保・育成」に関するリスクについて、中長期的に対策を検討していくべきとの認識が示されました。 (2)経営成績等に与える影響の内容及び当該リスクへの対応策等 当連結会計年度のグループリスク管理委員会が評価した重要リスクと対応策等は、次の通りです。 ①グループ横断のリスク ⅰ.人財の育成・確保 当社グループは、国内の少子高齢化に伴う人口減少や労働市場の流動化などにより、新たな人財の確保等が進まず、当社グループの安定的な事業継続等に重要な影響を及ぼす可能性があると認識しています。その上で、当社グループの2030年のありたい姿である「グループミッション2030」を実現するためには、多様な価値観や能力を有する人財からなる組織の構築と、人財一人ひとりの主体的な成長と活躍が不可欠と考えています。 当社グループは、これらのリスクの低減を図るため、国内飲料事業において、少ない人数でもオペレーションができる「スマート・オペレーション」の確立に加え、人工知能(AI)の活用により自販機オペレーションの効率化並びに生産性の向上に取り組んでいます。また、事業戦略と連動した人的資本経営を体系的に特定し、人財一人ひとりの主体的なキャリア形成を支援する仕組み「DyDoキャリア・クリエイト」を導入しました。個人のキャリア形成に主眼を置いた人事制度・育成プログラム・評価制度等を導入し、これらの運用を通じて、当社グループが求める資質を備えた人財一人ひとりの成長とエンゲージメントの向上を図り、能力の多様性に富む強い組織の構築に取り組んでいます。 ⅱ.原材料・資材の調達 当社グループの商品には、多種多様な原料・資材が使用されていますが、中でも国内飲料事業の主要原料であるコーヒー豆は国際市況商品であり、その価格は、商品相場だけでなく為替レートの変動の影響を受けます。価格変動の影響を受けることについては、他の原材料・資材についても同様であり、直近のエネルギーコスト上昇も相俟って、原材料・資材の調達コストの高騰は、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクの低減を図るため、国内飲料事業及び食品事業において、2022年10月より段階的に商品の価格改定を実施したほか、海外飲料事業(トルコ飲料事業)においては、強いインフレ下にあるトルコにおいて戦略的な価格改定を継続的に実施する等、適正な限界利益率の確保による収益構造の改善に取り組んでいます。また、各事業において定期的に原料、資材及び調達先の見直し並びに複数調達先の検討等を進め、安定的な原料・資材の調達に向けて取り組んでいます。 ⅲ.海外情勢 ロシア・ウクライナ情勢やパレスチナ・イスラエル情勢に起因した資材価格・原油価格の高騰、為替相場の急激な変動等、近年、地政学リスクをはじめとする海外情勢の変化が日本国内での事業活動にも影響を及ぼす可能性が高まっています。また、海外における事業展開には、各国の法令・制度、政治・経済・社会情勢、文化・宗教・商習慣の違いや為替レートの変動をはじめとした様々なリスクが存在します。 当社グループは、これらのリスクの低減を図るため、持株会社の海外事業統括部が海外子会社を管理・統括する体制としております。加えて、グループ各社が有する海外情勢に関する情報については、海外事業に限らず国内事業への影響も含めて経営会議等でタイムリーに共有・議論し、経営としての監督および意思決定に活用する体制を強化しています。 こうした取り組みを通じて、トルコ・ポーランド・中国飲料事業の基盤を活かしながら、安定した収益基盤をもつグループ体制の構築に向け、海外飲料事業戦略の再構築を進めています。 ②事業特有のリスク ⅰ.トルコ国内のハイパーインフレに関連するリスク 海外飲料事業の中で大きなウエイトを占めるトルコ飲料事業は、2022年度以降の急激なインフレの進行を背景に、戦略的な価格改定と機動的な販売促進活動などを実施したことで、販売単価の改善を図りながら販売ボリュームを伸ばし、着実に業績を改善させており、中長期的にも成長が期待されています。一方、トルコにおける3年間の累積インフレ率が100%を超えたことを示したため、当社グループは、トルコリラを機能通貨とするトルコの子会社について、超インフレ経済下で営業活動を行っていると判断しました。このため、当社グループは、トルコの子会社の財務諸表について、2022年度第2四半期連結会計期間よりIAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に定められる要件およびトルコ現地会計基準に従い、会計上の調整を加えています。今後、トルコにおけるインフレがさらに深刻化した場合、会計上の調整が多額にのぼり、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、商標権を含む固定資産の修正再表示額は、通常の固定資産と同様に減損の要否を検討し、その修正再表示額が回収可能価額を超過する場合は回収可能価額まで減損する必要がある等、当社グループの経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクに対応するため、持株会社の財務部による、収益管理、キャッシュ・コンバージョンサイクルに関する管理体制を強化・拡充するとともに、トルコ現地子会社においては、継続的な価格改定の実施による適正な限界利益率の確保や、トルコからの輸出取引の拡大等によるリスクの低減に努めています。 ⅱ.既存の自販機ビジネスへの集中・依存 当社グループのコアビジネスである国内飲料事業の自販機チャネルは、従来、価格安定性・販売安定性が比較的高く、収益性の高い缶コーヒーを主力商材として、安定的なキャッシュ・フローを確保することが可能でした。しかしながら、昨今のコーヒー豆をはじめとした各種原材料価格の高騰や消費者の節約志向の高まりにより、自販機チャネルにおける収益性の改善が課題となっています。来期以降もこの厳しい環境の継続が見込まれることなどから、2025年度第4四半期において、自販機等の事業関連資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を計上することとなりました。 中長期的に持続可能な収益構造への転換が不可欠と考え、その実現に向けて収益体質への転換に向けたプロジェクトを遂行しています。具体的には、パーマシン(PM)向上や原価率の抑制に向けた商品ポートフォリオの最適化や不採算先自販機の政策的な引き上げなどを進めていき、利益を生み出す筋肉質な自販機網を再構築していきます。 また、当社グループは、今後の労働力不足の時代に対応すべく、最新のテクノロジーを活用したスマート・オペレーションのさらなる進化に取り組むとともに、カーボンニュートラルに対応した“お客様と共にサステナブルな未来を創る”自販機「LOVE the EARTHベンダー」の展開を進め、持続可能な自販機ビジネスモデルの確立をめざしていきます。 ⅲ.希少疾病用医薬品事業への参入 当社グループは、成長性の高いライフサイエンス分野をはじめとするヘルスケア関連市場を次なる成長領域と定め、その中でも希少疾病と呼ばれる国内患者数が5万人未満の難病に着目し、2019年1月にダイドーファーマ株式会社を設立しました。2024年9月には、ダイドーファーマ株式会社の新薬第1号となるランバート・イートン筋無力症候群治療剤「ファダプス®錠10mg」の製造販売承認を取得し、2025年1月に販売を開始するなど着実に歩みを進めていますが、希少疾病用医薬品の開発には不確実性を伴うことから開発の延長や中止を行う可能性、想定通りの内容で薬事承認が下りない、または薬事承認に想定以上の時間を要する可能性、想定した薬価を下回る可能性等があります。また、事業基盤が安定するまでの先行投資期間においては、継続的に営業損失を計上しキャッシュ・フローはマイナスが続くことから、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクの低減を図るため医薬品業界における豊富な知識と経験を有する独立社外取締役を選任し、個々の開発プロジェクトに基づくダイドーファーマ株式会社の事業計画に対するモニタリングを強化し、また医薬品業界の経験を長く積んだ事業開発、新薬開発、薬事、メディカルアフェアーズ、そして承認取得後の体制を含めたエキスパート人材を整え、外部の有識者、機関、企業等の協力や支援を仰ぎながら事業運営を推進していきます。 上記以外にも事業活動を進めていく上において、大規模災害、法的規制、情報セキュリティの様々なリスクが当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、こうしたリスクを回避、またはその影響を最小限に抑えるため、リスクの影響度・発生可能性を分析した「リスクマップ」を作成し、環境の変化に応じた重要リスクを決定・対策を講じることによりリスクマネジメントを推進しています。 (3)人口動態の変化による中長期的リスク 人口減少・少子高齢化が続く国内市場を中心に、人口動態の変化がビジネスに与える影響は、今後ますます高まっていくと当社グループでは考えています。2023年度よりシナリオ分析のフレームワークを応用し、サプライチェーン全体の中で注視すべき中長期的なリスクに対する評価並びに対応策の進捗確認を実施しました。 リスク項目   事業インパクト   ↑:非常に大きな影響  ↗:やや大きな影響 →:軽微な影響   現時点で実施している対応策 分類   サプライ チェーン   考察   中期(2029年度)   長期 (2030~2040年) 生産年齢 人口の減少   営業・ 販売   ■国内飲料事業 オペレーション人財の不足により自販機稼働台数が減少するリスク   ↗   ↑   ・スマート・オペレーションの推進 製造・ 調達   ■医薬品関連事業 適切なスキル・知識を持った専門人財の確保ができないリスク   ↗   ↑   ・キャリア採用の強化 ■食品事業 製造部門における人財確保が進まないことによる需要に応じた製造ができないリスク   ↗   ↑   ・省人化に向けた設備の導入・更新 ・EDI活用による業務効率化の推進 ・多様な人財の確保 物流   ■医薬品関連事業 スケジュール通りに商品を配送できないリスク   ↑   ↗   ・新たな輸送・保管方法の検討 採用   ■食品事業 未来の事業を支える新卒採用者の確保ができないリスク   ↗   ↑   ・新卒採用者向けの新たな施策の実施 ・グループ連携での人財育成の計画 人口減少の影響は、一部の分野で売上・利益への影響を及ぼすものの、事業の縮小に繋がる可能性は限定的で事業戦略による対応が充分可能だと考えています。しかしながら人財の確保においては、中長期的に重要な影響を及ぼす可能性があることを認識しています。 当社グループでは、これらのリスクに対応するために、人財育成や生産性の向上に向けた人財投資を強化しています。今後も継続的なリスクのモニタリングを実施するとともに、リスク低減に向けた対応策の検討を中長期的な視点で実施していきます。
経営成績の分析 (MD&A)12,946字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は、以下の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月21日~2026年1月20日)の我が国経済は、緩やかな景気回復が続く中で設備投資や賃上げが進むなど、明るい動きが各所に見られています。一方で、食料品など身近なものの価格の上昇が続き、個人消費の回復は、賃金・所得の伸びに比べて力強さを欠いた状況にあります。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることを期待されていますが、今後の物価動向や米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクには留意が必要な状況です。加えて、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響なども、景気を下押しする可能性があります。また、金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があります。 国内飲料業界においては、消費者の節約志向が高まる中、2024年10月および2025年10月に飲料メーカー各社が実施した価格改定により、市場全体の販売数量は前連結会計年度を下回り、当社が主軸を置く自販機市場においても飲料市場全体と同様に販売数量が減少しました。当社グループの海外主要市場であるトルコでは、2023年6月の政策金融会合以降、高インフレ抑制に向けた政策金利の段階的な引き上げが実施され、高い金利水準が維持されていますが、高インフレ、リラ安は継続しています。 このような市場環境の中、当社グループは2030年のありたい姿「グループミッション2030」に掲げた「世界中の人々の楽しく健やかな暮らしをクリエイトするDyDoグループへ」の実現に向け、5カ年(2023年1月期~2027年1月期)の「中期経営計画2026」を遂行しています。本中期経営計画では、「国内飲料事業の再成長」「海外飲料事業戦略の再構築」「非飲料領域の強化・育成」を3つの基本方針のもと、取り組みを進めています。 当連結会計年度の連結売上高は、トルコ飲料事業を中心とした海外飲料事業が好調に推移し、2,412億36百万円(前連結会計年度比1.7%増)、連結営業利益は、国内飲料事業と食品事業における減収および原価高騰による売上総利益の減少が影響し、41億63百万円(前連結会計年度比13.1%減)となりました。連結経常利益は、正味貨幣持高に関する損失や為替差損などを営業外費用に計上したことなどから、14億67百万円(前連結会計年度比51.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は、国内飲料事業において自販機等の事業関連資産の減損損失を計上したことなどから、303億22百万円(前連結会計年度は38億4百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 〈連結経営成績〉 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度 実績   増減率(%)   増減額 売上高   237,189   241,236   1.7   4,046 営業利益   4,789   4,163   △13.1   △626 経常利益   3,023   1,467   △51.5   △1,556 親会社株主に帰属する当期純損益   3,804   △30,322   -   △34,127 海外飲料事業の主要拠点であるトルコにおいて3年間の累積インフレ率が100%を超えたことを受け、トルコリラを機能通貨とするトルコの子会社について、IAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」(以下、超インフレ会計)に定められる要件に従い、会計上の調整をしています。 (ご参考)超インフレ会計に定められる要件による会計上の調整額 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度 IAS第29号 調整前   調整額   IAS第29号 調整前   調整額 売上高   233,124   4,065   238,360   2,876 営業利益   5,723   △933   4,942   △779 経常利益   4,972   △1,948   4,238   △2,771 親会社株主に帰属する 当期純損益   5,421   △1,616   △27,647   △2,675 なお、連結損益計算書の主要項目ごとの前連結会計年度との主な増減要因等は、次の通りであります。 ⅰ.売上高 当連結会計年度の売上高は、2,412億36百万円(前連結会計年度比1.7%増)となりました。 国内飲料事業については、飲料の販売数量減少やサプリメント通販チャネルの定期顧客数減少などが影響し、減収となりました。海外飲料事業については、主力のトルコ飲料事業において高インフレが継続する中、販売価格や販売促進に関する機動的な施策の実行に加え、ブランドロイヤリティ向上のための広告投下などにより、販売ボリューム・金額ともに前連結会計年度を上回り、増収となりました。医薬品関連事業については、ドリンク剤の需要減退を好調なパウチ製品の受注が上回り、増収となりました。食品事業については、節約志向の高まりや記録的猛暑による外出控えなどを背景に販売数量が減少し、減収となりました。希少疾病用医薬品事業については、ダイドーファーマ株式会社の新薬第1号となる、ランバート・イートン筋無力症候群治療剤ファダプス®を2025年1月から販売し、増収となりました。 ⅱ.営業利益 当連結会計年度の営業利益は41億63百万円(前連結会計年度比13.1%減)となりました。 国内飲料事業については、減収や原価高騰による影響を受けて売上総利益が減少したことなどから、前連結会計年度と比較して減少し、セグメント損失となりました。海外飲料事業については、主力のトルコ飲料事業において、リラ安や高インフレを背景とした各種コストの上昇による影響を受ける中でも、増収効果が上回り、増益となりました。医薬品関連事業は製品ミックスの改善や工場再編に伴って稼働停止中の製造設備にかかる減価償却費を営業外費用に計上したことなどから、増益となりました。食品事業については減収に加え、売上高に占める原材料価格や包材価格、労務費などが上昇し減益となりました。希少疾病用医薬品事業については、増収により販売費及び一般管理費を一部吸収したことで、赤字幅が縮小しました。 ⅲ.経常利益 当連結会計年度の経常利益は、14億67百万円(前連結会計年度比51.5%減)となりました。 営業外収益は、前連結会計年度と比較して25百万円増加し、14億1百万円となりました。また、営業外費用は、超インフレ会計の適用による影響である正味貨幣持高に関する損失が前連結会計年度と比較して9億77百万円増加し、18億36百万円となったことなどから、前連結会計年度と比較して9億55百万円増加し、40億97百万円となりました。 ⅳ.親会社株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は、303億22百万円(前連結会計年度は38億4百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 特別利益は、前連結会計年度に投資有価証券売却益51億33百万円を計上していたことなどから、前連結会計年度と比較して49億74百万円減少し、5億56百万円となりました。また、特別損失は、国内飲料事業において自販機等の事業関連資産の減損損失を計上したことなどから、298億26百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の1株当たり当期純損失は、957.83円(前連結会計年度は120.66円の1株当たり当期純利益)となりました。 〈セグメント別経営成績〉 (単位:百万円) 売上高 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 (%)   増減額 国内飲料事業   147,519   142,651   △3.3   △4,867 海外飲料事業   56,263   65,341   16.1   9,077 医薬品関連事業   13,124   13,435   2.4   311 食品事業   20,651   19,570   △5.2   △1,081 希少疾病用医薬品事業   8   606   -   597 調整額   △378   △368   -   9 合計   237,189   241,236   1.7   4,046 (単位:百万円) セグメント利益又は損失(△) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率(%)   増減額 国内飲料事業   986   △2,284   -   △3,271 海外飲料事業   5,083   7,547   48.5   2,464 医薬品関連事業   277   829   198.8   551 食品事業   1,157   487   △57.9   △670 希少疾病用医薬品事業   △621   △321   -   300 調整額   △2,093   △2,095   -   △1 合計   4,789   4,163   △13.1   △626 (注1)報告セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでいます。 (注2)報告セグメントごとの営業利益又は営業損失は、ロイヤリティ控除前の数値です。 (注3)海外飲料事業について、超インフレ会計に定められる要件に従い、会計上の調整をしております。この調整により、前連結会計年度において、売上高は40億65百万円増加、セグメント利益は9億33百万円減少、当連結会計年度において、売上高は28億76百万円増加、セグメント利益は7億79百万円減少しています。 ⅰ.国内飲料事業 国内飲料事業は、ダイドードリンコ株式会社とその傘下のグループ会社が担っています。自販機を主力販路とし、商品の製造や物流は外部に委託、自社の経営資源は商品の開発と自販機オペレーションに集中しています。自販機チャネルにおける2030年のありたい姿を「自販機市場において、絶え間ない挑戦と共創で新しい価値を提供し、トップランナーとして業界をリードし続けます」と定め、自販機市場における確固たる優位性の確立に取り組んでいます。 当連結会計年度の国内飲料市場は、消費者の節約志向が高まる中、2024年10月および2025年10月に飲料メーカー各社が実施した価格改定により、市場全体の販売数量は前年を下回り、当社が主軸を置く自販機市場においても飲料市場全体と同様に販売数量が減少しました。 このような環境下において、当社グループの国内飲料事業の飲料部門では、収益重視の方針のもと、自販機の不採算先の政策的引き上げと優良ロケーションへの新規設置などを通じて筋肉質な自販機網の構築、スマート・オペレーションの導入と継続的な改善による自販機オペレーションの生産性向上に取り組みました。さらに、自販機を通じた新たな価値創造をめざし、トヨタ自動車株式会社およびウーブン・バイ・トヨタ株式会社が開発を進める実証実験の街「Toyota Woven City(トヨタ・ウーブン・シティ)」において、空間に調和する新しい自販機「HAKU(ハク)」の1号機を設置し、実証実験を開始しました。 また、商品戦略としては、「どんな時代でも、水やお茶などのくらしに近いエッセンシャルドリンク※は、おいしさはそのままに、生活に寄り添った価格でお届けしたい」という思いのもと、価格優位性のある「ハートプライス」商品ラインアップを自販機チャネルにおいて展開しました。また、「振って飲める缶入りチーズケーキ」という新しいスタイルを楽しめる「バスクチーズケーキ」や、お米入り缶スープ飲料「旨辛ユッケジャンクッパ風スープ」など当社ならではのユニークな商品を発売し、新たな顧客層の獲得を図ったほか、ロングセラーシリーズ「デミタス」から「デミタスティーエスプレッソ紅茶仕立て」を発売するなど、既存ブランドによる価値提供も実施しました。しかしながら、消費者の節約志向の高まりなどを背景に販売数量が減少し、減収となりました。利益面においては、減収や原価高騰による売上総利益の減少などから、減益となりました。なお、当社グループでは、アサヒ飲料株式会社(以下「アサヒ飲料」)と自動販売機事業に関する包括的業務提携契約を締結しており、当社が設置する自販機においてアサヒ飲料の商品を販売するほか、アサヒ飲料が保有する一部自販機のオペレーションも担っております。2025年9月に発生したアサヒグループホールディングス株式会社へのサイバー攻撃によるシステム障害が当社グループの業績に与える影響は一定程度あったものの、期末時点では概ね解消しております。 サプリメント通販チャネルは前連結会計年度の下期以降に広告投資を抑制したことから、売上基盤となる定期顧客が減少し、減収となりました。現在は新規顧客の効率的な獲得を推進しつつ、定期継続促進策を展開することで、顧客基盤の再構築を進めています。利益面については、減収による売上総利益の減少が影響し、減益となりました。 なお、海外輸出チャネルについては組織改編に伴い、2024年9月24日以降の業績は海外飲料事業に計上していることから、前連結会計年度比では売上高の下押し要因となっています。 以上の結果、国内飲料事業の売上高は、1,426億51百万円(前連結会計年度比3.3%減)、セグメント損失は、22億84百万円(前連結会計年度は9億86百万円のセグメント利益)となりました。 ※日常生活で欠かせない、基本的な飲料のこと ⅱ.海外飲料事業 当社グループの海外飲料事業は、2030年のありたい姿を「世界中の人々の健康を支えるグローバルブランドを生み出します」と定めています。中核となるトルコ飲料事業は、炭酸飲料やミネラルウォーターを中心とした自社ブランドの清涼飲料の製造・販売を行っています。2024年2月に子会社化したポーランドのヴォサナ社では、果汁飲料やミネラルウォーターを中心とした自社ブランドの清涼飲料の製造・販売に加え、大手小売企業のプライベート・ブランドや他社飲料ブランドの受託製造を担っています。その他、中国飲料事業、グループ会社商品の輸出入事業を展開しています。 当連結会計年度におけるトルコ市場は、高インフレ抑制に向けた高金利政策が打ち出されているものの、高インフレ・リラ安が続いています。このような状況の中、当社グループのトルコ飲料事業においては、戦略的な価格改定と機動的な販売促進活動を継続して実施したほか、ブランドロイヤリティ向上に向けた広告投資などにより、販売ボリュームと販売単価をともに伸ばし、大幅増収となりました。利益面においては、インフレやリラ安を背景とした原材料価格の高騰、人件費の上昇などの影響があったものの、増収効果が上回り、増益となりました。 当連結会計年度におけるポーランド市場は、物価上昇の長期化や2024年4月の食品に対する付加価値税の復活などによる影響で、消費者の節約志向が高まっています。また、2025年5月と8月には天候不順に見舞われ、飲料市場は一時的に停滞しました。このような状況の中、当社グループのポーランド飲料事業においては、2025年4月に新たな製造ラインを稼働し、受託製造品の受注を拡大したほか、インフレに伴う価格改定の実施により増収となりました。利益面については、原価上昇影響を増収により吸収したことに加え、前連結会計年度に買収に伴う一過性費用を計上していたことやポーランドズロチに対する円安も影響し、増益となりました。 中国飲料事業では、景気後退を背景とした消費者の節約志向の高まりや、一部小売店における販促要請の高まりなど事業環境が厳しくなる中で、利益重視の方針のもと、販促費の最適化を図りながら、現地生産品の無糖茶の拡販に注力しました。 以上の結果、海外飲料事業の売上高は、653億41百万円(前連結会計年度比16.1%増)、セグメント利益は、75億47百万円(前連結会計年度比48.5%増)となりました。 ⅲ.医薬品関連事業 医薬品関連事業を担う大同薬品工業株式会社では、医薬品・指定医薬部外品をはじめとする数多くの健康・美容等のドリンク剤・パウチ製品等の受託製造に特化したビジネスを展開し、2030年のありたい姿を「健康・美容分野での製造受託企業No.1になります」と定めています。お客様ニーズにあった製品の開発と、奈良工場・関東工場の2拠点4工場を展開する充実した生産体制と高い品質管理体制を強みとして、医薬品メーカーから化粧品メーカーまでの幅広い顧客基盤を有しています。 当連結会計年度におけるドリンク剤市場は縮小した一方、パウチ容器入りの指定医薬部外品の市場は引き続き堅調な需要が続いています。 このような状況の中、当社グループの医薬品関連事業においては、市場縮小の流れを受けてドリンク剤の受注が減少しましたが、パウチ製品の受注が引き続き増加し、工場稼働日を増やすなど生産体制を強化しながら増産に対応したことから、増収となりました。セグメント利益は、製品ミックスの改善や工場再編に向けて稼働を停止している一部製造設備の減価償却費を営業外費用に計上したことなども影響し、増益となりました。 以上の結果、医薬品関連事業の売上高は、134億35百万円(前連結会計年度比2.4%増)、セグメント利益は、8億29百万円(前連結会計年度比198.8%増)となりました。 ⅳ.食品事業 食品事業を担う株式会社たらみは、様々な食感を自在に実現する「おいしいゼリー」を作る技術力とブランド力を大きな強みとして、ドライゼリー市場においてトップシェアを誇るほか、蒟蒻パウチゼリー市場においても一定のシェアを獲得しています。2030年のありたい姿を「フルーツとゼリーを通して、『おいしさ』と『健康』を追求し、すべての人を幸せにします」と定め、「たらみらしい、おいしい、楽しい」 商品をあらゆる販売チャネルで購入できる機会の創造に取り組んでいます。 当連結会計年度のドライゼリー市場は、消費者の節約志向が高まる中での各社の値上げに加えて、記録的猛暑による外出控えも販売面に影響し、前連結会計年度を下回りました。このような状況の中、当社グループの食品事業は、効果的な提案営業活動により自社ブランドの市場シェアは拡大したものの、厳しい市況の影響を受けて販売数量が減少し、減収となりました。セグメント利益は、減収に加え、売上高に占める原材料価格や包材価格、労務費が上昇したことにより、減益となりました。 以上の結果、食品事業の売上高は、195億70百万円(前連結会計年度比5.2%減)、セグメント利益は、4億87百万円(前連結会計年度比57.9%減)となりました。 ⅴ.希少疾病用医薬品事業 希少疾病用医薬品事業を担うダイドーファーマ株式会社(以下、ダイドーファーマ)は、当社グループの新規事業領域拡大への取り組みとして、2019年に設立されました。2030年のありたい姿を「治療選択肢のない希少疾病に苦しむ患者様へ治療薬を提供します」と定め、希少疾病を対象とした新たな治療薬の日本国内での製造販売承認を取得して患者様への提供をめざしています。 ダイドーファーマの新薬第1号となる、ランバート・イートン筋無力症候群治療剤ファダプス®が、2024年9月に製造販売承認を取得、2025年1月より販売しており、売上高が伸長しています。また、現在開発中のDYD-701の開発推進、および新たな治療薬候補となる優良なパイプラインの獲得に向けて活動を続けています。 以上の結果、希少疾病用医薬品事業の売上高は、6億6百万円(前連結会計年度は8百万円の売上高)、セグメント損失は、3億21百万円(前連結会計年度は6億21百万円のセグメント損失)となりました。 なお、当社グループは、飲料・食品の製造販売を主たる業務としており、四半期単位での経営成績には、季節的変動があります。 (単位:百万円) 連結売上高   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   計 2025年1月期   53,164   64,413   62,594   57,017   237,189 通期に占める割合(%)   22.4   27.2   26.4   24.0   100.0 2026年1月期   52,963   64,737   67,249   56,286   241,236 通期に占める割合(%)   22.0   26.8   27.9   23.3   100.0 連結営業損益   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   計 2025年1月期   △628   2,911   4,102   △1,595   4,789 通期に占める割合(%)   -   60.8   85.6   -   100.0 2026年1月期   △1,445   2,827   3,836   △1,055   4,163 通期に占める割合(%)   -   67.9   92.2   -   100.0 〈ROIC実績※1〉 国内飲料事業※2   海外飲料事業   非飲料事業※3   連結 2025年1月期(実績)   0.4%   13.7%   4.1%   3.5% 2026年1月期(実績)   △10.4%   13.7%   4.7%   3.1% (ご参考)グループミッション2030で掲げるROIC目標値※1 国内飲料事業※2   海外飲料事業   非飲料事業※3   連結 成長ステージ (2023年1月期~2027年1月期)   4%   13%   0%   4% 飛躍ステージ (2028年1月期~2030年1月期)   17%   5%   17%   8%以上 ※1 超インフレ会計適用前、投下資本はセグメントへの投下分 ※2 サプリメント通販事業を除く ※3 国内飲料事業のうちサプリメント通販事業、医薬品関連事業、食品事業、希少疾病用医薬品事業 「グループミッション2030」のKPIの一つとしてROICを設定し、現在遂行中の「中期経営計画2026」に該当する「成長ステージ」と最終ステージである「飛躍ステージ」の最終年度の目標値について、グループ連結目標とともに、「国内飲料事業」「海外飲料事業」「非飲料事業」でそれぞれ目標を設定しています。各セグメントにおいて、それぞれの事業特性に合わせた、利益率改善、資産回転率向上に向けたKPIを設定し、従業員それぞれが資本効率を意識した取り組みを進めることで、当社グループ全体の「稼ぐ力」を高めていきます。 〈財政状態〉 (単位:百万円) 前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減額 流動資産   92,044   94,152   2,108 固定資産   93,202   68,659   △24,543 資産合計   185,247   162,812   △22,434 流動負債   63,547   55,992   △7,554 固定負債   28,192   41,924   13,732 負債合計   91,739   97,916   6,177 純資産合計   93,507   64,895   △28,611 当連結会計年度末の総資産は、主力の国内飲料事業において自販機等の事業関連資産の減損損失を計上したことにより、前連結会計年度末と比較して224億34百万円減少し、1,628億12百万円となりました。 当社グループの連結財政状態の前連結会計年度末と比較した主な増減要因等は、次の通りです。 ⅰ.ネット・キャッシュ 当連結会計年度末の金融資産(現金及び預金、有価証券、投資有価証券(関係会社株式を除く)、長期性預金)は、前連結会計年度末と比較して7億45百万円減少し、511億60百万円となりました。また、当連結会計年度末の有利子負債(短期/長期借入金、短期/長期リース負債・債務、社債、長期預り保証金)は、前連結会計年度末と比較して、30億49百万円増加し、397億66百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末のネット・キャッシュ(金融資産-有利子負債)は、前連結会計年度末と比較して37億94百万円減少し、113億94百万円となりました。 ⅱ.運転資本 当連結会計年度末の売上債権は、前連結会計年度末と比較して32億67百万円増加し、296億54百万円となりました。また、当連結会計年度末の棚卸資産は、前連結会計年度末と比較して9億70百万円増加し、168億38百万円となりました。一方、当連結会計年度末の仕入債務は、前連結会計年度末と比較して42億76百万円増加し、294億47百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の運転資本(売上債権+棚卸資産-仕入債務)は、前連結会計年度末と比較して38百万円減少し、170億45百万円となりました。 ⅲ.固定資産 当連結会計年度末の有形固定資産は、前連結会計年度末と比較して250億77百万円減少し、348億72百万円となりました。無形固定資産は、前連結会計年度末と比較して4億59百万円減少し、114億6百万円となりました。これらの主な要因は、当連結会計年度に自販機等の事業関連資産の減損損失298億26百万円を計上したことが影響しています。また、投資その他の資産は、投資有価証券の時価変動などにより、前連結会計年度末と比較して9億93百万円増加し、223億79百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の固定資産は、前連結会計年度末と比較して245億43百万円減少し、686億59百万円となりました。 ⅳ.流動負債・固定負債 当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末と比較して75億54百万円減少し、559億92百万円となりました。また、当連結会計年度末の固定負債は、前連結会計年度末と比較して137億32百万円増加し、419億24百万円となりました。これらの主な増減要因は、前連結会計年度末に計上されていた1年内償還予定の社債100億円を当連結会計年度に償還した一方で、新たに無担保社債50億円を発行したことや、長期借入金を前連結会計年度末と比較して78億56百万円増加させたことなどが影響しています。 ⅴ.純資産 当連結会計年度末の株主資本は、自販機等の事業関連資産の減損損失計上などにより、前連結会計年度末と比較して313億53百万円減少し、619億55百万円となりました。 また、その他有価証券評価差額金は、時価変動により、前連結会計年度末と比較して12億58百万円増加し、28億23百万円となりました。当連結会計年度末の為替換算調整勘定は、主にトルコリラの為替変動により、前連結会計年度末と比較して23億14百万円増加し、△16億98百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して286億11百万円減少し、648億95百万円となりました。 〈キャッシュ・フローの状況〉 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   10,824   11,409   584 投資活動によるキャッシュ・フロー   △11,595   △12,110   △515 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,708   300   2,008 現金及び現金同等物に係る換算差額   △899   △361   538 超インフレの調整額   △693   △1,003   △309 現金及び現金同等物の増減額 (△は減少)   △4,071   △1,765   2,305 現金及び現金同等物の期首残高   33,713   29,642   △4,071 現金及び現金同等物の期末残高   29,642   27,877   △1,765 ②生産、受注及び販売の実績 ⅰ.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月21日 至 2026年1月20日)   前年同期比(%) 海外飲料事業(百万円)   44,343   108.6 医薬品関連事業(百万円)   13,286   102.4 食品事業(百万円)   19,441   94.8 合計(百万円)   77,071   103.7 (注)金額は販売価格によっております。 ⅱ.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月21日 至 2026年1月20日)   前年同期比(%) 国内飲料事業(百万円)   66,858   103.5 海外飲料事業(百万円)   4,623   124.8 合計(百万円)   71,481   104.6 ⅲ.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月21日 至 2026年1月20日) 受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 海外飲料事業   19,002   108.4   121   143.4 医薬品関連事業   13,215   110.7   2,918   106.9 合計   32,218   109.4   3,039   108.0 ⅳ.販売実績 当連結会計年度の販売実績については、「① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、重要となる会計方針については、「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表][注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、当社グループは、連結財務諸表の作成上、固定資産の減損会計、各種引当金の見積り計算、繰延税金資産の回収可能性の判断等に対し、現在入手可能な前提に基づく合理的な見積りを反映させておりますが、将来、これらの見積りと大きな差が生じる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5[経理の状況] 2[財務諸表等](1)[財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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