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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

中村屋

NAKAMURAYA CO.,LTD.2204 · Standard · 食料品

和菓子・洋菓子・中華まんで知られる老舗が、食品と不動産賃貸も手掛ける複合企業。

概要

中村屋は1901年に東京本郷で創業した食品メーカーであり、和洋菓子、中華まん、カレーパン、レトルト食品などを製造・販売する。特に「中村屋のカレーパン」は1940年の発売以来広く親しまれ、国民的知名度を持つ。2025年3月期の売上高は372億円、営業利益11億円と黒字を維持。東京都新宿区に本社を置き、東京証券取引所プライム市場に上場(1957年)。従業員数は780名。菓子事業が売上の約7割を占め、食品事業と不動産賃貸事業を併せ持つ。

三つの事業セグメントで構成

中村屋の事業は「菓子事業」「食品事業」「不動産賃貸事業」の3セグメントで構成される。菓子事業では和菓子類、洋菓子類、中華まん類を製造販売し、2025年3月期の売上高は262億円で全体の70%を占める。同事業の営業利益は27億円で、主力の収益源である。食品事業では業務用食材、市販用食品(レトルトカレーや中華調理用ソース)、調理缶詰のほか、直営レストラン「カジュアルダイニングGranna」「レストラン&カフェManna」「オリーブハウス」を運営する。同事業の売上高は102億円、営業利益は6億円。不動産賃貸事業は新宿中村屋ビルや武蔵工場敷地の事業用定期借地権、旧東京事業所跡地の一般定期借地権からの地代収入により安定した収益を確保する。3セグメントのバランスにより、食品製造と不動産経営の両輪で経営を支える。

全国に広がる生産拠点と販売網

生産拠点は東京都笹塚工場(1951年新設)、神奈川県海老名市の神奈川工場(1968年新設)と神奈川第二工場(1983年新設、後に食品工場に改称)、埼玉県久喜市の埼玉工場(1979年新設)と同地の中華まんじゅう工場棟(1989年新設)を有する。また、子会社の黒光製菓が和菓子専門工場として機能する。販売網は全国に広がり、札幌、仙台(2008年閉鎖)、東京、北関東(熊谷)、埼玉、千葉(野田)、名古屋、大阪(伊丹)、福岡などに営業所を配置。百貨店、駅売店、コンビニエンスストア、量販店、業務用食品卸など多様なチャネルを通じて商品を供給する。2025年3月期には菓子事業でコンビニ向け新商品「じゃがまるくん」「チーズ肉まん」を投入するなど、販路拡大を継続する。

子会社とグループによる事業補完

中村屋は複数の子会社を通じて製造・販売機能を補完する。1948年に設立された黒光製菓株式会社(和菓子工場)は1973年に子会社化され、専属の和菓子製造を担う。1959年にはエース食品株式会社に資本参加し、社名を株式会社中村屋食品に変更して子会社化。同事業は後に株式会社ハピーモアと合併(1997年)し、現在は中村屋のグループ企業として機能する。1977年には株式会社ハピーモアに出資し子会社化。また、1948年には多摩川食品株式会社(旧航空食工業)を吸収合併し、資本金を110万円に増強。これらグループ会社の統合・再編により、菓子・食品事業の生産能力と販売力を高めてきた。子会社の状況は沿革に明記されており、グループ全体での事業運営が行われている。

商標とブランドで培う独自性

中村屋は1937年、書家・中村不折の揮毫による「中村屋」の文字と、創業家相馬安雄デザインのマークを商標登録した。この商標は現在も使用され、ブランドの象徴となっている。ブランドステートメントは「変わらない「おいしい」を、いつもあたらしく。」と定め、伝統と革新の両立を掲げる。新宿中村屋本店では直営レストランやスイーツ&デリカ売場を運営し、ブランド発信の拠点としている。また、2018年頃から展開するキャラメルスイーツ専門店「CARAMEL MONDAY」は、ターミナル駅や商業施設での催事出店を通じてブランド認知を拡大。2025年度には量販店販路で姉妹ブランド「CARAMEL MONDAYの朝」を投入し、新たな顧客層へのアプローチを開始した。商標とブランド戦略により、中村屋の独自性を市場で訴求している。

業界の中での役割は食品メーカー(菓子・食品)および不動産賃貸業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
374億円
営業利益
13億円
営業利益率
3.5%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
菓子事業262億円70.2%27億円10.3%
食品事業102億円27.3%6億円5.9%
不動産 賃貸事業9億円2.4%4億円44.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売・消費者向け菓子主力

和菓子類、洋菓子類、中華まん類を製造・販売。家庭用からギフトまで幅広い菓子製品を提供する老舗ブランド。

主な製品・サービス3
和菓子
羊羹、饅頭、最中など、伝統的な製法で作られる和菓子のライン。
洋菓子
ケーキ、焼き菓子など、洋風の製法による菓子類。
中華まん
肉まん、あんまんなど、中華風の点心。

02業務用食品市場・外食準主力

業務用食材、市販用食品、調理缶詰を製造。また、レストランを経営し、外食事業にも展開。

主な製品・サービス3
業務用食材
飲食店や食品加工業者向けに供給される食材類。
市販用食品
一般消費者向けに販売される缶詰などの加工食品。
調理缶詰
調理済みの食品を缶詰にした製品。

03不動産賃貸副次

商業ビルおよび土地の賃貸事業を行い、安定的な収益を確保。

製品と技術

1940年発売のカレーパンとその進化

カレーパンは1940年6月に発売された中村屋最古参のロングセラー商品である。発売当初から「焼きカレーパン」として、揚げずにオーブンで焼く製法を採用。カレーフィリングは中村屋独自のスパイス調合によるもので、パン生地との相性が特徴。現在では「カレーパン」の名称で親しまれ、季節限定フレーバーや地域限定品も展開される。2025年3月期の有価証券報告書によると、量販店やコンビニエンスストア向けに個包装の電子レンジ対応商品を強化し、通年販売を推進。菓子事業の中核製品として、ブランド認知と売上に貢献し続けている。カレーパンの技術は、後に発売されるレトルトカレーや調理パンの開発にも応用された。

中華まん:支那饅頭から進化した通年商品

中村屋の中華まんは、1927年に発売された「支那饅頭」を起源とする。1937年には「中華まん」として定着し、肉まん、あんまん、ピザまんなど多様なラインアップを展開。2025年3月期には、電子レンジでそのまま温められる個包装商品を量販店で訴求し、冬の季節商品から年間定番への転換を図った。春夏期には「辛肉まん」、秋冬期には「濃厚チーズ肉まん」「てりやきチキンまん」などの季節限定品を投入。コンビニエンスストア向けには基本商品の改良と価格改定を実施し、新商品「じゃがまるくん」「チーズ肉まん」、キャラクターコラボ商品を発売した。発酵・包餡技術が強みであり、スチーマー販売用の「チーズベーグル」など新たな形態の商品も展開している。

和洋菓子:月餅からデイリー菓子まで

中村屋の和洋菓子は、創業直後の1909年にさかのぼる。1930年代には月餅や松の実カステラなどのヒット商品を輩出。現在の主力商品には、「月の菓」シリーズ(栗などの季節限定を含む)、逸品どら焼、焼きかりんとう饅頭、あんこパイ、ミルクまんなどがある。2025年3月期には、どら焼類の製法見直しによる品質改良で増収を達成。親しい間柄で贈り合うカジュアルギフトの需要に対応し、包装や規格の見直しも行った。また、製餡技術を活かした小倉粒あんもなかなど、素材にこだわる商品のラインアップを強化。新宿本店のスイーツ&デリカ売場では季節商品の販売と百貨店催事出店を積極的に行い、ブランドイメージの発信拠点としている。

レトルト食品と調味料:外食技術の家庭用化

食品事業の中核はレトルトカレーと中華調理用ソースである。2025年3月期には、老舗レストランの調理技術を再現した「シェフが仕立てた」シリーズを投入。味わいの深さを追求した「THE 濃厚」シリーズからは「芳醇マイルド」を発売。中華調理用ソースでは、辛さと香りを自在に調整できる「辛香自在麻婆豆腐」を発売した。業務用では、コンビニエンスストア向けカレーや専門店向けPB商品のレトルトカレーを供給。外食販路ではカフェチェーンとのコラボメニュー開発も行う。さらに、2025年11月にはオフィス常設型の社食サービス「Office Stand By You」を上市し、新たなビジネスモデルを構築中。レトルト食品と調味料は、家庭内外の多様な食シーンをカバーしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

製粉・食品で中位、内需中心の安定型

当社は製粉事業を中核とする食料品メーカーで、同業のニップンや日清製粉グループ本社と比べ事業規模は中規模ながら、和菓子・中華まんなど独自の加工食品でブランドを有する。売上高は378億円から374億円と横ばいで、営業利益率は2.96%から3.48%へ改善している。しかし、製粉業界は大手による寡占が進んでおり、同業他社との競争でマーケットシェア拡大が難しい。原材料コストの変動や需要構造の変化への対応が課題だ。

強み

  • 和菓子や中華まんで高い知名度を持ち、差別化した商品展開
  • 営業利益率が2.96%から3.48%へ向上し、収益性が強化
  • 国内食品市場を主力とし、海外要因による影響を受けにくい
  • 原料粉だけでなく、付加価値の高い加工品で収益基盤を形成

課題

  • ニップンや日清製粉など大手に対し、市場シェア拡大が困難
  • 近年の売上高が378億円から374億円と停滞している
  • 小麦など原材料価格の変動が利益を圧迫するリスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が中村屋

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12892日本食品化工225億円19.1倍
22903シノブフーズ207億円11.0倍
32938オカムラ食品工業206億円23.1倍
42612かどや製油206億円22.2倍
52932STIフードホールディングス199億円12.1倍
62204中村屋190億円20.0倍
72929ファーマフーズ175億円
82597ユニカフェ173億円20.4倍
92003日東富士製粉170億円19.9倍
102806ユタカフーズ169億円64.9倍
112112塩水港精糖166億円4.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

本郷から新宿へ移転した創業期

1901年12月、相馬愛蔵が東京本郷の東京大学正門前に個人経営のパン製造販売店「中村屋」を創業した。当初はパンのみを扱っていたが、1909年8月に新宿(現本店所在地)へ移転。翌9月には日本菓子の製造を開始し、和洋菓子の総合メーカーへの第一歩を踏み出した。新宿移転により立地を活用した店舗展開が可能となり、後の多角化の基盤が築かれた。この時期の事業拡大は、創業者の商業感覚によるもので、現在の中村屋の原点である。

株式会社化と喫茶部開設による多角化

1923年4月、株式会社組織に改組し、資本金15万円で「株式会社中村屋」を設立。1927年6月には本店に喫茶部を開設し、「カリーライス」「ボルシチ」などの洋食メニューを発売した。同年、中華菓子の「月餅」「支那饅頭(現中華まん)」、洋菓子の「松の実カステラ」など、現在の主力製品の原型となる新製品を相次いで投入。製パン・製菓・喫茶を組み合わせたビジネスモデルを確立し、多角化の礎を築いた。この時期に培った発酵・包餡技術や調理技術は、後の中華まんやカレー製品の開発に活かされることになる。

カレーパン発売と戦時下の商標登録

1937年2月、中村不折の書による「中村屋」の文字と相馬安雄デザインのマークを商標登録。同年3月には本店敷地内に鉄筋コンクリート造5階建ての新工場が竣工し、生産能力を向上させた。1938年4月には水羊羹の製造方法で特許を取得。1940年6月、現在も代表商品である「カレーパン」を発売した。カレーパンは戦時下の物資不足の中でも人気を博し、中村屋の名を広める起爆剤となった。発売当初は揚げずに焼く製法が特徴で、現在もその伝統を受け継いでいる。

戦後再建と子会社設立によるグループ形成

戦後間もない1948年9月、中村屋は多摩川食品株式会社(旧航空食工業)を吸収合併し、資本金を110万円に増加。同年12月には和菓子職人が独立する形で黒光製菓株式会社を設立し、専属の和菓子工場とした。1959年10月にはエース食品株式会社に資本参加し、社名を株式会社中村屋食品と改称して子会社化。これらの合併・子会社化により、製造体制の拡充と販路の多様化を図った。1977年には株式会社ハピーモアに出資して子会社化し、グループネットワークがさらに強化された。戦後復興期における積極的なM&Aが、事業基盤の安定化につながった。

工場新設と証券取引所上場

1951年9月、東京都渋谷区笹塚に笹塚工場を新設。1953年2月に東京証券市場店頭公開を経て、1957年3月には東京証券取引所に上場。1967年2月には大阪証券取引所にも上場し、全国的な認知度を高めた。1968年11月には神奈川県海老名市に神奈川工場を新設し、増大する需要に対応。1979年10月には埼玉県菖蒲町(現久喜市)に埼玉工場を建設し、関東圏の生産拠点を拡充した。上場による資金調達と工場増設により、生産能力は飛躍的に向上し、全国ブランドとしての地位を固めた。

証券取引所第一部指定と地方営業所網の整備

1972年2月、東京・大阪両証券取引所の市場第一部に指定替えされ、企業格付けが向上した。同年10月には埼玉県所沢市に西出張所を開設し、以降1970年代から1980年代にかけて、札幌、福岡、静岡、北関東など全国各地に出張所・営業所を相次いで設置。1981年には札幌・福岡出張所を営業所に格上げするなど、地方販売網の整備を本格化させた。これにより、北海道から九州までの全国配送体制が確立し、菓子・食品の全国展開が可能となった。営業所網は1990年代以降も再編が続くが、1970年代の拡張期が販売基盤の骨格を形成した。

研究開発拠点の新設と本社ビル着工

1988年9月、神奈川県海老名市の工場敷地内に中央研究所を新設し、製品開発と品質管理の機能を強化。1995年3月には研究開発室に改称され、現在も新商品開発の拠点として機能する。1990年11月には新宿区笹塚に「笹塚NAビル」(地下2階・地上18階)が着工し、事務センターと本社機能の集約を進めた。これらの投資は、競争激化する食品市場において技術力とブランド力の維持・向上を目的としたものであり、中村屋の研究開発志向を裏付ける。1980年代後半から1990年代初頭にかけての設備投資は、長期経営戦略に基づくものであった。

2000年代以降の事業再編と財務改善

1990年代後半から2000年代にかけて、中村屋は子会社の統合や営業所の再編を実施。1997年4月には株式会社中村屋食品が株式会社ハピーモアと合併。2000年3月には西営業所を閉鎖し、2004年9月には東営業所を千葉県松戸市から野田市へ移転するなど、効率化を図った。財務面では、2013年3月期から2025年3月期までの売上高は308億円から419億円の範囲で推移。2021年3月期には3億円の当期純損失を計上したが、2025年3月期には売上高372億円、営業利益11億円、当期純利益9億円と黒字を回復した。2022年度からは「中期経営計画-中村屋2027ビジョン-」を策定し、2027年3月期に売上高377億円、営業利益14億円を目標に掲げている。

年表43件を開く

1900年代

  • 1901年12月創業本郷東大正門前に相馬愛蔵個人経営の各種パン製造販売店中村屋創業
  • 1909年8月新宿(現本店所在地)に移転し、本店とする
  • 1909年9月日本菓子の製造を開始

1920年代

  • 1923年4月株式会社組織に改組、商号を株式会社中村屋とする(資本金15万円)
  • 1927年6月喫茶部を開設、「カリーライス」「ボルシチ」を発売、この年、「月餅」「支那饅頭(現中華まん)」「松の実カステラ」など新製品発売

1930年代

  • 1937年2月「中村屋」の文字(中村不折の書)を商標登録
  • 1937年3月中村屋のマーク(相馬安雄のデザイン)を商標登録
  • 1937年3月本店敷地内の新工場竣工(鉄筋コンクリート造 地下1階、地上5階建)
  • 1938年4月水羊羹の製造方法に関する特許を取得

1940年代

  • 1940年6月「カレーパン」を発売
  • 1948年9月M&A多摩川食品株式会社(旧航空食工業株式会社 資本金70万円)を吸収合併(この合併で資本金は110万円となる)
  • 1948年12月創業当社、和菓子職人が独立し、当社専属の和菓子工場、黒光製菓株式会社設立

1950年代

  • 1951年9月東京都渋谷区笹塚一丁目50番9号に笹塚工場新設
  • 1953年2月東京証券市場店頭に当社株式を公開
  • 1957年3月上場東京証券取引所に当社株式を上場
  • 1958年12月本社社屋増改築
  • 1959年10月M&Aエース食品株式会社(1958年7月設立)に資本参加し、社名を株式会社中村屋食品と改称、当社の子会社とする(1997年4月 株式会社ハピーモアと合併)

1960年代

  • 1963年11月大阪市東淀川区加島町1212番地に大阪出張所開設(1965年9月豊中市に移転、1971年10月営業所に改組、1999年2月兵庫県伊丹市(現在地)に移転)
  • 1967年2月上場大阪証券取引所に当社株式を上場
  • 1968年11月神奈川県海老名市東柏ケ谷四丁目4番1号に神奈川工場新設

1970年代

  • 1970年6月千葉県松戸市新作字舟付225番地の1に東営業所開設(2004年9月野田市山崎に移転)
  • 1971年10月名古屋営業所、静岡出張所及び埼玉県深谷市に北出張所開設
  • 1971年11月札幌出張所開設(1974年9月に札幌市北区北11条に移転)
  • 1972年2月東京、大阪両証券取引所市場第一部に指定替え
  • 1972年10月埼玉県所沢市に西出張所開設(1974年4月営業所に改組、1974年10月入間市に移転、1986年8月所沢市に移転、2000年3月閉鎖)
  • 1973年6月福岡市中央区那の津五丁目3番18号に福岡出張所開設(1974年11月福岡市博多区へ移転)
  • 1973年10月黒光製菓株式会社に資本参加、当社の子会社とする
  • 1973年10月笹塚工場1号棟建て替え、事務センター開設(1980年4月笹塚工場を東京工場に改称)
  • 1973年10月名古屋営業所を名古屋市中村区に移転
  • 1977年10月株式会社ハピーモアに出資、当社の子会社とする
  • 1979年7月本社社屋改装(呼称 シェモア新宿中村屋)
  • 1979年10月埼玉県南埼玉郡菖蒲町昭和沼17番地に埼玉工場新設(現久喜市)

1980年代

  • 1981年4月東京工場増改築
  • 1981年10月札幌出張所及び福岡出張所を、それぞれ営業所に改組
  • 1982年4月静岡出張所を静岡営業所に改組(1982年6月静岡市宮竹に移転)
  • 1982年10月北出張所を北営業所に改組(2001年3月熊谷市に移転)
  • 1983年11月神奈川県海老名市東柏ケ谷四丁目4番1号に神奈川第二工場新設(1989年3月神奈川第二工場を神奈川食品工場に改称、1992年3月食品工場に再改称)
  • 1987年8月大阪証券取引所貸借銘柄に選定
  • 1988年9月神奈川県海老名市東柏ケ谷四丁目4番1号に中央研究所新設(1995年3月研究開発室に改称)
  • 1989年9月埼玉県南埼玉郡菖蒲町昭和沼17番地に中華まんじゅう工場棟新設(現久喜市)

1990年代

  • 1990年9月東京証券取引所貸借銘柄に選定
  • 1990年11月笹塚NAビル着工(地下2階、地上18階)
  • 1991年3月宮城県仙台市に仙台出張所を開設(2008年3月閉鎖)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで377億円
  • 営業利益2027年3月期まで14億円
  • 営業利益率2027年3月期まで3.7%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中華まんの通年定番化と新商品開発

    中華まんを冬の季節商品から脱却し、年間を通じて手軽に食べられる食として定着させるため、商品力・プロモーション強化と発酵・包餡技術を活かした新商品開発を進める。

  2. 02

    食品事業の拡大(中食提案)

    市販・業務用食品で中価格帯アイテム拡充や新需要向け商品投入、調理技術訴求のプロモーションによりレトルト食品展開を拡大する。レストランはブランド発信の場と位置付け顧客体験を創出する。

  3. 03

    菓子事業のデイリー菓子強化

    どら焼きをはじめとする餡スイーツの開発・拡販を進め、日常使いのデイリー菓子として売場拡大に注力する。

  4. 04

    新規ビジネスモデルの構築

    2025年11月上市のオフィス社食サービス「Office Stand By You」の認知拡大(展示会出展等)を通じ、新たなビジネスモデルを構築する。

  5. 05

    バリューチェーン再構築と業務効率化

    企画・開発から販売までのバリューチェーンを再構築し、2025年度更新の基幹システム活用により業務の標準化・効率化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で780人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は607万円で、9期前と比べて+9.0%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月826
2018年3月822
2019年3月55740.016.0788
2020年3月55844.016.0761
2021年3月55245.016.0736
2022年3月57541.017.0753
2023年3月58542.019.0762
2024年3月57742.019.0773
2025年3月57943.018.0793139
2026年3月60743.019.0780167

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
新宿中村屋ビル — 東京都新宿区9,498百万円
不動産 賃貸事業
武蔵工場 — 埼玉県入間市8,486百万円
菓子事業 不動産 賃貸事業
つくば工場 — 茨城県牛久市1,627百万円
菓子事業
神奈川工場 — 神奈川県海老名市1,608百万円
食品事業
埼玉工場 — 埼玉県久喜市1,552百万円
菓子事業
大阪営業所他 — 兵庫県伊丹市他1,138百万円
菓子事業
神奈川工場 — 神奈川県海老名市651百万円
菓子事業
東京事業所 — 東京都新宿区164百万円
全社
研究開発室 — 神奈川県海老名市162百万円
全社
新宿中村屋ビル店舗 — 東京都新宿区47百万円
食品事業他
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    TNH(HK) Holding Co.,Ltd.
    香港
    議決権30.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は374億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.5%、利益が+18.2%。

売上高
+0.5%
374億円
営業利益
+18.2%
13億円
純利益
+0.0%
9億円
営業利益率
3.5%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高377億円374億円
営業利益14億円13億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は55億円、営業利益は−12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1055
2024年1Q55−13−23.6−10
2024年2Q72−10−13.9−6
2024年3Q1372115.314
2024年4Q1146
2025年2Q127−19−15.0−12
2025年4Q2453012.221
2026年2Q125−19−15.2−13
2026年4Q2493212.922
2027年1Q55−12−21.8−8

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は404億円から374億円へ93%に減った。直近期の営業利益率は3.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月40454
2014年3月41652
2015年3月41694
2016年3月414137
2017年3月4191639
2018年3月414107
2019年3月38738
2020年3月361−122
2021年3月308−14−3
2022年3月33112
2023年3月356−10
2024年3月378104
2025年3月37211133.09
2026年3月37413163.59

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高374億円のうち、営業利益として残るのは13億円3.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.6%234億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.0%127億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.5%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
37.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
3.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.0pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが62億円、投資CFが−63億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は29億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月35−40820
2014年3月6−154−915
2015年3月13−3118−1815
2016年3月19−4−61524
2017年3月1716−263331
2018年3月61−7731
2019年3月19−6529−4613
2020年3月−314−61118
2021年3月−26−11411
2022年3月5−3−2212
2023年3月7−60112
2024年3月47−1−474611
2025年3月52−7−304526
2026年3月62−633−129

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は501億円。このうち返さなくてよい自己資本が288億円で、自己資本比率は57.4%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月35922013961.2
2014年3月36921715258.9
2015年3月39823316558.6
2016年3月40221818454.3
2017年3月43225717559.6
2018年3月43626217460.1
2019年3月46327319059.0
2020年3月43626217460.2
2021年3月42426016461.4
2022年3月42126116061.9
2023年3月42525716860.6
2024年3月43526616961.1
2025年3月43527016562.1
2026年3月50128821357.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
98億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
17億円
在庫として抱えている分
負債合計
213億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中58位あたり、逆に低いのはROE123社中100位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.4%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.5%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,180で、1年前と比べて+4.2%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥3,180+0.6%1ヶ月+1.0%1年+4.2%時価総額190億円
過去52週の値幅
安値¥3,015高値¥3,455

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.0倍
PER (会社予想)19.3倍
PBR0.73倍
配当利回り2.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に3350円まで上昇した後、一旦調整し、8月7日には3265円まで反発しています。25日移動平均線(3228.2円)を上回っており、短期トレンドは上向きです。75日線(3164.27円)や200日線(3119.12円)も上回っており、中期・長期も良好です。RSIは53.27と中立圏で、方向感は明確ではありません。52週高値3455円には約5.5%の距離で、52週安値3015円からは約8%上昇しています。出来高は安定しており、売買は活発です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは20.53と業界平均27.98を下回り、予想PERも19.8と低い。PBRは0.748と1倍を大きく下回り、業界平均1.63の半分以下で資産価値に比べ割安。配当利回りは2.3%と業界平均2.31%と同水準。ROEは3.29%と低く、収益性は課題。直近では営業利益が増加傾向にあり、改善の兆しも見える。割安ではあるが、ROEの低さが投資妙味を減じている。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.0倍28.6倍
PER (予想)19.3倍
PBR0.73倍1.63倍
ROE3.3%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、業績が低水準の営業利益率ながら改善傾向にある中で、ブランド価値を活かした収益力の強化ができるか。強気派は、老舗ブランドの知名度と商品力、営業利益の増加傾向を評価し、原材料高の反映や価格改定、新商品開発で収益改善が進むと期待する。弱気派は、食の多様化やコンビニエンスストア等の競合、原材料高と販売競争で利益率が伸び悩むと懸念する。

プラスに働く材料7
  • ブランド力と商品開発

    「中村屋」の高い知名度とカレーパンなどの定番人気でファン層が安定。

  • 営業利益の改善

    2024年3月期営業利益4億円から2025年3月期11億円、2026年3月期13億円と増益予想。

  • 低PBRの割安感

    PBR 0.75倍と解散価値対比で割安な水準にあり、株主優待や増配の余地。

  • 2026年3月期営業利益13億円と増益決算発表後影響

    営業利益は11億円から13億円へ2期連続で増加し、売上高営業利益率3.48%に改善

  • PBR0.75倍の純資産割れ継続影響

    PBRは0.75倍で、解散価値に対し株価が約25%割安な水準にある

  • 純利益9億円と高水準維持通年影響

    純利益は9億円と2年前の4億円から倍増した水準を維持している

  • 予想PER19.8倍と実績比で低下決算発表後影響

    予想PERは19.8倍で実績PER20.53倍を下回り、相対的な割安感が出ている

マイナスに働く材料7
  • 低い稼ぐ力

    営業利益率3%前後で、原材料高や販売競争で改善が限定的。

  • 高齢化する顧客層

    若年層の和菓子離れや、食品市場の縮小が懸念される。

  • 競合の台頭

    コンビニやベーカリー等、手軽なカレーパン提供が増え、シェアを侵食。

  • 売上高374億円と3期連続横ばい通年影響

    売上高は378億円→372億円→374億円と約370億円台で停滞している

  • ROE3.29%と資本効率の低さ継続影響

    ROEは3.29%と低く、PBRが1倍を下回る要因となっている

  • 営業利益率3.48%と低水準通年影響

    営業利益13億円でも売上高374億円に対する利益率は3.48%にとどまる

  • 配当利回り2.3%と還元の弱さ継続影響

    配当利回り2.3%ではPBR1倍割れの是正には不十分

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くか、コスト管理と販売力のバランスを確認するため。
カレーパンの売上高
看板商品の推移が全体の収益を牽引するため。
直営店舗の売上
ブランドの消費者への直接訴求力と、店舗運営の効率性を見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは2.36%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
2.36%
いまの株価に対して
配当性向
47.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月11517.9
2018年3月85−26.174.1
2019年3月850.065.9
2020年3月850.0248.0
2021年3月50−41.2
2022年3月500.0128.1
2023年3月500.0
2024年3月6020.087.9
2025年3月7016.745.9
2026年3月757.147.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,799人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.9%を占め、残る61.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.649.351.655.956.757.3
事業法人25.424.823.821.021.121.0
金融機関24.621.721.118.619.518.0
自己株式0.30.30.32.83.34.4
外国法人1.81.11.11.31.12.3
証券会社1.53.12.43.21.61.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中村屋取引先持株会10.89
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.48
03株式会社みずほ銀行4.67
04三井不動産株式会社3.01
05株式会社ニップン2.18
06日本カストディ銀行(信託口)2.14
07日東富士製粉株式会社2.07
08株式会社三菱UFJ銀行1.92
09中村屋従業員持株会1.59
10株式会社セブン-イレブン・ジャパン1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2318%、1株純資産は14期で+1248%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月73731.864.1148.9
2014年3月33680.8145.81652.6
2015年3月73942.067.3198.0
2016年3月1263,6843.336.679.9
2017年3月6504,33816.27.617.9
2018年3月1234,3992.838.174.1
2019年3月1294,5812.832.965.9
2020年3月344,3990.8114.1248.0
2021年3月−464,365−1.1
2022年3月394,3760.980.5128.1
2023年3月−54,319−0.1
2024年3月684,5821.645.387.9
2025年3月1534,6813.320.545.9
2026年3月1595,0313.320.847.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額142百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
島田裕之代表取締役社長566,100
鍵山敏彦取締役兼専務執行役員 経営全般担当 兼品質保証室管掌683,300
弘中雅裕取締役兼執行役員 経営推進部門統括部長兼海外事業開発室統括室長602,200
齊藤正樹常勤監査役611,100
日向研監査役67
小川直樹監査役41

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4921510627
社外取締役421215
監査役1151515

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容245字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社が営んでいる主な事業内容は、次のとおりであります。なお、区分方法についてはセグメント情報における事業区分と同一であります。 (1) 菓子事業 当社が和菓子類、洋菓子類及び中華まん類を製造販売しております。 (2) 食品事業 当社が業務用食材類、市販用食品類及び調理缶詰類を製造販売するほか、レストランの経営を行っております。 (3) 不動産賃貸事業 当社が商業ビル及び土地の賃貸事業を行っております。 以上の事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,034字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、創業者の商業経営哲学を現在に受け継ぎ新たな歴史を築いていくために、理念体系を経営判断や日々の仕事の拠りどころとし、お客様にとって価値のある商品・サービスを提案することで社会の役に立つことを経営の基本としております。 中村屋の理念体系 ・経営理念 「真の価値を追求し、その喜びを分かち合う」 お客様が求める不変の価値と時代の変化に応じて変わる新たな価値を、中村屋で働く全員の力で実現し、お客様とともに喜び、ともに成長・発展してまいります。 ・ミッション お客様に対して   「独自性を磨き、どこよりもおいしい商品を提供することで、感動と笑顔をお届けする」 従業員に対して   「ひとりひとりが覚悟と熱意をもって仕事に挑戦し、成長することで働く喜びが生まれる 風土をつくる」 社会に対して   「持続可能な社会の実現に貢献し、ステークホルダーとの信頼を築く」 ・ビジョン 「中村屋は、創意工夫と挑戦で、これからのくらしに溶け込む、喜んでもらえる食を提案する」 ・ブランドステートメント(中村屋の約束) 「変わらない「おいしい」を、いつもあたらしく。」 (2) 目標とする経営指標 2027年3月期の業績目標につきましては、下記の目標達成を目指し、企業価値の向上を図ってまいります。 経営指標目標 ●   売上高   377   億円 ●   営業利益   14   億円 ●   営業利益率   3.7   % (3) 中長期的な会社の経営戦略 ① 基本方針 当社は直近の業績動向や外部環境の変化を踏まえ、2022年度を初年度とする3ヵ年計画「2022年-2024年 中期経営計画」の見直しを図り、新たに、事業戦略の実行、それを支えるインフラ整備、組織文化の構築を促進「中期経営計画-中村屋2027ビジョン-」を策定いたしました。中期的な方向性として、4つの基本方針を掲げております。 ・理念経営の実践 意思決定においては理念を判断軸にする ・バリューチェーン・インフラの再構築 企画・開発から生産、物流、販売に至るバリューチェーンの再構築 戦略実行をモニタリングするインフラの整備 ・ブランド・人財育成への投資 独自価値の体現や顧客接点の強化によるブランドイメージの向上 戦略実行を担う人財育成や企業文化の醸成 ・「くらしに溶け込む食」による価値創造 「選択と集中」と「独自価値の体現」による、顧客ニーズに合った食の提供 ② セグメント別事業戦略の骨子 ア.菓子事業 中華まんビジネスにおいて、冬の季節商品から脱却し年間の定番商品を目指します。 菓子類ビジネスにおいて、高付加価値な菓子で日常に彩りを添えていきます。 イ.食品事業 市販食品及び業務用食品ビジネスにおいて、様々な「中食」の提案でゆとりある食生活に貢献します。 レストランビジネスにおいて、ブランド発信の舞台として顧客の良体験を創出します。 ウ.不動産賃貸事業 新宿中村屋ビルなど保有する土地資産を最大限活用し、安定的な収益確保による経営の安定化に努めます。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 景気は緩やかな回復傾向が見られるものの、原材料価格の高止まりや労働力不足の深刻化、中東情勢の悪化による原油供給の不安定化、米国の貿易政策などによる世界経済の不確実性の高まりなど、当社を取り巻く環境は、今後も先行きの不透明な状況が続くものと思われます。 このような状況の中、当社は、2023年に策定した「中期経営計画−中村屋2027ビジョン−」で掲げた戦略を、これまでの進捗状況をふまえてブラッシュアップし、経営目標達成に向けた取組みを加速していきます。 具体的には、中華まんビジネスでは、中華まんが年間を通じて「手軽に食べられる食」として定着するための商品力やプロモーションを強化するとともに、発酵・包餡技術を活かした新商品の開発を進めます。食品ビジネスでは、中価格帯のアイテムの拡充や新たな需要を狙った商品の発売、培った調理技術や商品価値を訴求するプロモーションの実施などにより、レトルト食品の展開拡大を図ります。菓子ビジネスにおいては、どら焼類をはじめとする餡を使ったスイーツの開発・拡販を進め、日常使いの ‘デイリー菓子’ の売場拡大に注力していきます。また、2025年11月に上市したオフィス常設型の社食サービス「Office Stand By You」においては、展示会への出展など認知拡大に努め、新たなビジネスモデルを構築していきます。 加えて、2025年度に更新した基幹システムなどを活用し、業務の標準化・効率化をさらに進めていきます。以上の取組みを通じて成長力の高い企業へと変革させ、企業価値の向上を実現していきます。
事業等のリスク2,292字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、事態の発生回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、当社の事業に関連するリスクを全て網羅するものではありません。 (1) 食の安全・安心に関するリスクについて 当社は、お客様に満足していただける価値ある商品とサービスをお届けするために、企画開発から原材料調達、生産、販売まで一貫した品質保証体制を確立し、日常の管理を万全な体制で取り組むとともに、品質監査体制においても、生産工場にFSSC22000等の食品安全規格を導入し食品安全マネジメントシステムを運用しております。さらに、分析評価技術研究センターにおいて、アレルギー物質検査や残留農薬検査及び残留動物用医薬品検査を実施することで、食の安全・安心を最優先課題とした自主管理体制及び安全確保の強化に努めておりますが、取り組みの範囲を超えた事象が発生した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料の調達価格変動に関するリスクについて 当社で製造販売しております主力商品の原材料につきまして、安全かつ安定的な供給先の確保、計画的在庫の備蓄、事前の価格交渉、適正な為替決済等を行い、価格変動リスクを可能な限り抑えております。しかしながら、産地の天候不順や自然災害等の不測の事態が発生した場合や、海外からの輸入に依存している原材料において、各種の衛生問題発生による輸入規制や、投機等による価格の高騰など想定を超えた状況が発生した場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外仕入れに関する商品のカントリーリスクについて 当社の一部商品につきましては、海外より原材料調達を行っております。しかしながら、この原材料調達については、様々なカントリーリスクが考えられるため、調達が困難となり、一部商品の供給を停止せざるを得ない状況が発生する可能性があります。 (4) 取引先への依存リスクについて 当社の多くの商品につきましては、協力会社に生産委託しております。生産委託は長期にわたる信頼関係による取引が続いており、安定的な製品供給が確保されると判断しておりますが、これらの委託先にて充分な生産ができない場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は多数の得意先を有しておりますが、特定の販売先が売上高に占める割合が高い状況にあります。販売先とは今後も良好かつ緊密な関係を維持し、取引を拡大していく方針ですが、販売先の営業方針等により、当社との取引が相当程度減少した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 気候変動に関するリスクについて 当社は、主力商品のほか、多くの季節性商品を販売しており、気候変動による冷夏・暖冬・長雨といった異常気象により、販売実績だけでなく、商品供給の停滞による在庫過剰と、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 自然災害に関するリスクについて 当社では、全国の販売店舗での営業展開や製造工場での生産を実施しております。これらの地域において地震や台風などの自然災害が発生した場合に備えて、防災や事故対応マニュアルの整備、防災訓練の実施、安否確認システムの導入と地震災害に対する事業継続計画(BCP)の策定など社内体制を整備し、緊急時に備えてはおりますが、危機管理対策の想定範囲を超えた天変地異の発生には対応できるとは限りません。その場合には当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 金利変動に関するリスクについて 当社は、必要資金の一部を金融機関からの借入れによって調達しております。将来の金利変動に対しては、常に対応策を講じているものの、急速かつ大幅な金利変動があれば金利負担の増加などにより、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 有価証券時価下落等のリスクについて 当社は、売却可能な有価証券を保有しております。これらの有価証券のうち、時価を有するものについては、全て時価にて評価されており、市場における著しい時価変動等があれば、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報システムに関するリスクについて 当社は、生産、販売、管理等の情報をコンピュータにより管理をしており、運用につきましては、ウイルス感染によるシステム障害やハッキングなどによる被害及び外部への社内情報の漏洩が生じないよう最大限の対策を実施しております。しかしながら、予期し得ない事象により当社のシステムに障害の発生や、外部へ社内情報が漏洩する可能性があり、対応費用等、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 不動産賃貸事業に関するリスクについて 当社は、商業ビルの賃貸事業を行っておりますが、商業ビル需要も景気の動向に影響を受けやすい傾向にあります。経済情勢の低迷により商業ビル需要が悪化した場合は、当社の不動産賃貸事業に悪影響を及ぼし、また、所有資産の価値の低下につながる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,170字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況 当期におけるわが国経済は、インバウンド需要や所得環境の改善などにより、景気は緩やかな回復基調を維持しました。一方で、原材料の高騰や地政学リスクの継続、実質プラス成長となった個人消費についても、長引く物価高と実質賃金の伸び悩みにより節約志向が根強く続くなど、依然として経営環境は厳しい状況に置かれています。 このような状況の中、当社は経営理念「真の価値を追求し、その喜びを分かち合う」のもと、「中期経営計画-中村屋2027ビジョン-」に掲げた戦略に基づき、経営目標達成に向けた取組みを進めました。 具体的には、中華まんビジネスにおいて、電子レンジでそのまま温められる個包装の簡便性を訴求し、通年販売の強化及び需要の掘り起こしを行いました。菓子ビジネスでは、日常使いの‘デイリー菓子’について、どら焼類の製法見直しによる品質改良で増収を図るとともに、親しい間柄で贈り合うカジュアルギフトの需要拡大に対応しました。食品ビジネスでは、消費者のニーズに合わせた商品開発を積極的に行い、嗜好や利用シーンの変化に対応すべく、主力のレトルトカレーや中華調理用ソースの改良や品揃え強化を行うとともに、業務用販路において拡大する中食業態への提案を強化し、売上確保に努めました。また新宿中村屋本店では、季節商品の販売や賞味会の開催により、多くのお客様にご来店いただきました。 これらの取組みに加え、原材料価格の高騰をはじめとする様々な利益圧迫要因に対し、原材料の調達方法や商品の価格・規格の見直しを実施するとともに、アイテムの絞り込みによる製造コスト低減や工場稼働率の平準化を推進し、収益体質の強化を図りました。 以上のような取組みを行った結果、当事業年度における売上高は、37,351,144千円、前年同期に対し103,518千円、0.3%の増収となりました。 利益面につきましては、営業利益は1,323,784千円、前年同期に対し253,367千円、23.7%の増益、経常利益は1,599,155千円、前年同期に対し322,091千円、25.2%の増益、当期純利益は917,517千円、前年同期に対し32,569千円、3.7%の増益となりました。 セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。 ① 菓子事業 菓子類では、ギフト商品の品質改良を行うとともに、主力商品「月の菓」の規格変更や新商品「月の菓 栗」などの新発売により、カジュアルギフトの品揃え強化を図りました。 日常使いの‘デイリー菓子’類では、どら焼類のリニューアルを実施し、メディアでも紹介され話題となった「逸品どら焼」を中心に拡販に努めました。また、次期中核商品の育成に向けて、「小倉粒あんもなか」「焼きかりんとう饅頭」「あんこパイ」「ミルクまん」など、製餡技術を活かし素材や製法にこだわった商品のラインナップを強化し、展開しました。 中華まん類では、量販店販路中心に個包装のまま電子レンジで温められる「肉まん」「あんまん」などを積極的に訴求し、年間を通じた拡販に努めました。さらに春夏期には「辛肉まん」、秋冬期には「濃厚チーズ肉まん」「てりやきチキンまん」を発売し、既存のお客様だけではなく、普段購入されないお客様にも様々な用途で楽しんでいただけるよう取り組みました。また、店頭でのレンジ試食販売やレンジ体験イベントなど、簡便さの訴求・認知向上に向けたプロモーション施策を実施しました。 コンビニエンスストア販路では、「肉まん」「ピザまん」など基本商品類の改良による商品力向上と価格改定を実施しました。また売場の展開強化として、新商品「じゃがまるくん」「チーズ肉まん」やキャラクターコラボ商品を発売しました。その他、新たな顧客層・ニーズの可能性を探るため、スチーマーで販売する「チーズベーグル」を展開しました。 新宿中村屋本店「スイーツ&デリカBonna」では、季節商品の販売や百貨店の催事出店などを積極的に展開し、新たな中村屋ファンの獲得とブランドイメージの発信に努めました。 ブランド展開では、キャラメルスイーツ専門店「CARAMEL MONDAY」において、季節限定商品の発売やターミナル駅・商業施設での催事出店を継続的に実施することで、ブランド認知度の向上ならびに土産需要への対応を図り、売上拡大に努めました。また、新たな顧客層へのアプローチを目的として、量販店販路にて、姉妹ブランド「CARAMEL MONDAYの朝」の展開を開始しました。 以上のような営業活動を行った結果、菓子事業全体の売上高は26,219,920千円、前年同期に対し613,650千円、2.3%の減収となったものの、営業利益は2,673,355千円、前年同期に対し128,004千円、5.0%の増益となりました。 ② 食品事業 市販食品では、より多様化する消費者のニーズに対応するための取組みを進めました。レトルト食品類においては、老舗レストランの調理技術でソースにこだわり抜いた「シェフが仕立てた」シリーズを投入し、新たなユーザーの獲得に努めました。また、発売以来ご好評をいただいている、味わいの濃さ・深さを追求した「THE 濃厚」シリーズでは、新商品「芳醇マイルド」を発売し、商品ラインナップの拡充を図りました。中華調理用ソースでは、辛さと香りを自在に調節できる新商品「辛香自在麻婆豆腐」を発売し、お客様に新たな価値を提供しました。 業務用食品では、レストランで培った調理技術を活かし、中食・内食販路へ向けた開発・提案を継続して推進しました。コンビニエンスストア向けのカレーでは、お取引先の施策に対応した商品を供給することでさらなる拡販を図りました。また、専門店小売業チェーン向けではPB商品のレトルトカレーを新発売し、売上の拡大に大きく貢献しました。外食販路においては、カフェチェーン向けに調理技術を活かしたコラボメニューを開発し、拡販を推進しました。 直営レストランでは、新宿中村屋本店「カジュアルダイニングGranna」「レストラン&カフェManna」において、季節商品の販売や賞味会の開催を通じて、お客様により多くご来店いただけるよう努めました。「オリーブハウス」においても、旬の食材を取り入れた季節感あふれるメニューを提供することで、お客様の満足度を高め、集客力の向上を図りました。 以上のような営業活動を行った結果、食品事業全体の売上高は10,218,687千円、前年同期に対し721,590千円、7.6%の増収、営業利益は644,389千円、前年同期に対し190,936千円、42.1%の増益となりました。 ③ 不動産賃貸事業 不動産賃貸事業では、商業ビル「新宿中村屋ビル」において快適で賑わいのある商業空間の提供に努め、満室稼働の維持につなげました。また、武蔵工場の敷地の一部の事業用定期借地権や、旧東京事業所跡地の一般定期借地権による地代収入により、安定した売上を確保しました。 以上のような営業活動を行いましたが、一部店舗の賃料改定の影響により、売上高は912,537千円、前年同期に対し4,422千円、0.5%の減収、営業利益は427,830千円、前年同期に対し24,751千円、5.5%の減益となりました。 (2) 当期の財政状態の概況 資産、負債及び純資産の状況 当事業年度末における総資産は、建物の減少691,465千円、原材料及び貯蔵品の減少535,987千円等があったものの、長期性預金の増加4,000,000千円、投資有価証券の増加2,019,847千円、土地の増加1,437,635千円等により、前事業年度末に比べ6,585,106千円増加し、50,094,059千円となりました。 負債は、退職給付引当金の減少168,519千円、資産除去債務の減少150,758千円等があったものの、長期前受収益の増加3,155,108千円、短期借入金の増加1,000,000千円等により、前事業年度末に比べ4,870,701千円増加し、21,341,707千円となりました。 純資産は、その他有価証券評価差額金の増加1,392,483千円等により、前事業年度末に比べ1,714,404千円増加し、28,752,352千円となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ、238,519千円増加し、2,854,185千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、6,191,551千円の収入(前事業年度は5,165,354千円の収入)となりました。これは主に、前払年金費用の増加405,342千円等があったものの、長期前受収益の増加額3,155,108千円、減価償却費1,809,822千円、税引前当期純利益1,485,581千円等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、6,261,436千円の支出(前事業年度は653,747千円の支出)となりました。これは主に、長期性預金の預入による支出4,000,000千円、有形固定資産の取得による支出2,273,145千円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、308,384千円の収入(前事業年度は3,032,451千円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額402,379千円等があったものの、短期借入金の増加額1,000,000千円等があったことによるものです。 (4) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 菓子事業   14,855,844   5.1 食品事業   4,315,420   1.8 合計   19,171,264   4.3 (注) 金額は製造原価によっております。 ② 受注状況 当社は受注生産をしておりません。 ③ 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 菓子事業   26,219,920   △2.3 食品事業   10,218,687   7.6 不動産賃貸事業   912,537   △0.5 合計   37,351,144   0.3 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ㈱セブン-イレブン・ジャパン   14,373,356   38.6   14,326,201   38.4 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 経営成績の分析 (売上高) 売上高は37,351,144千円、前事業年度と比較し103,518千円、0.3%の増収となりました。 菓子事業では、ギフト商品の品質改良や、主力商品の規格変更、新商品「月の菓 栗」などの新発売により品揃え強化を図りました。日常使いのデイリー菓子類ではどら焼き類のリニューアルを実施し、メディアでも紹介され話題となった「逸品どら焼き」を中心に拡販に努めました。また、次期中核商品の育成に向けて「小倉粒あんもなか」「焼きかりんとう饅頭」「あんこパイ」「ミルクまん」など、製餡技術を活かし素材や製法にこだわった商品のラインナップを強化し展開しました。 中華まん類では、量販店を中心に春夏期には「辛肉まん」秋冬期には「濃厚チーズ肉まん」「てりやきチキンまん」を発売し、既存のお客様だけではなく、普段購入されないお客様にも様々な用途でお楽しみいただけるように取組み、年間を通じた販売に注力しました。 また、コンビニエンスストア販路では、中華まんの基幹商品に加えバラエティ商品や人気キャラクターとのコラボレーション商品を期間限定で発売し、売場展開強化と顧客層の拡大に努めました。しかしながら、販促キャンペーンの回数減少や前期に行った直営店舗閉鎖の影響から、前事業年度と比較し613,650千円、2.3%の減収となりました。 食品事業では、発売以来ご好評をいただいている、味わいの濃さ・深さを追求した「THE濃厚」シリーズに、新商品「芳醇マイルド」を発売し、商品ラインナップの拡充を図りました。中華調理用ソースでは、辛さと香りを自在に調節できる新商品「辛香自在麻婆豆腐」を発売しお客様へ新たな価値を提供しました。 業務用食品では、レストランで培った調理技術を活かし、中食・内食販路へ向けた開発・提案を継続して推進しました。各販路については、各施策に対応した商品の供給やPB商品のレトルトカレーの新発売、また、調理技術を活かしたコラボメニューの開発など拡販を推進しました。 また、直営レストランでは、新宿中村屋本店「カジュアルダイニングGranna」「レストラン&カフェManna」において、季節商品の販売や賞味会の開催を通じて、お客様により多くご来店いただけるように努め、「オリーブハウス」においても、旬の食材を取り入れた季節感あふれるメニューを提供することで、お客様の満足度を高め、集客力の向上を図りました。以上のような営業活動を行った結果、前事業年度と比較し721,590千円、7.6%の増収となりました。 不動産賃貸事業では、新宿中村屋ビルの満室稼働に加え、武蔵工場の敷地の一部の事業用定期借地権や、旧東京事業所跡地の一般定期借地権による地代収入による安定した売上を確保いたしましたが、一部店舗の賃料改定の影響により、前事業年度と比較し4,422千円、0.5%の減収となりました。 (売上原価) 売上原価は原材料価格や輸送費の高騰など様々なコストアップ要因に対し、価格改定や商品規格の見直しによる価値向上を実施するとともに、自社工場の平準化生産や商品の絞り込みによる効率化を推進した結果、対売上高比率は62.6%と前事業年度と比較し0.6ポイントの低減となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は、各事業の商品絞り込みによるリソースの集中化を図るとともに、多様な働き方を推進した結果、対売上高比率は33.9%、前事業年度と同率となりました。 (特別損益) 特別損益は、固定資産売却益5千円、投資有価証券売却益233,985千円、資産除去債務戻入益93,185千円を特別利益に、固定資産売却損337千円、固定資産除却損7,721千円、減損損失6,456千円、関係会社株式評価損405,035千円、工場再編関連費用21,199千円を特別損失に計上し、当期純利益は917,517千円(前事業年度は当期純利益884,947千円)となりました。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び流動性についての分析 当社の資金の状況は、当事業年度末には2,854,185千円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、長期前受収益の増加等により、資金の収入は6,191,551千円となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、長期性預金の預入による支出等により、資金の支出は6,261,436千円となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加等により、資金の収入は308,384千円となりました。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、主として自己資金によって充当し、必要に応じて外部から資金調達を行っております。 (2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果は異なることがあります。 また、財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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