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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ユニカフェ

UNICAFE INC.2597 · Standard · 食料品

業務用・工業用コーヒーを中心に、家庭用まで手がけるコーヒー専門メーカー。子会社のアートコーヒーと一体で原料調達から製造、販売までを担う。

概要

ユニカフェはコーヒー豆の輸入・焙煎・加工・販売を一貫して手がける専門商社である。工業用、業務用、家庭用の3分野に製品を展開し、UCCグループの一員として神奈川総合工場を中核に国内生産を行う。2025年12月期の連結売上高は約161億円、営業利益7億円。コーヒー生豆の調達から最終製品までのサプライチェーンを持ち、約200名の従業員で運営している。

工業用・業務用・家庭用の3本柱で構成する事業

ユニカフェの事業は「コーヒー関連事業」の単一セグメントであり、販売先によって3つのカテゴリーに分かれる。工業用コーヒーは、飲料メーカーや食品メーカーが自社製品に使用する焙煎豆やエキスを供給する。業務用コーヒーは、ホテル・レストラン・カフェなどの外食産業向けで、インバウンド需要の回復により販売が伸長している。家庭用コーヒーはスーパーマーケットなどの小売店向けで、2025年12月期からは従来業務用に含めていた一部製品を再分類し、嗜好の多様化に対応した商品を展開する。3部門とも提案型営業を強化し、高付加価値製品の採用を進めている。

UCCグループ傘下で安定した資本関係を築く

2009年12月、ユニカフェはユーシーシー上島珈琲株式会社(現UCC Capital株式会社)と資本・業務提携を結び、同社の子会社となった。その後2022年1月、UCCグループの海外統括会社設立に伴う組織再編で、親会社がUCCジャパン株式会社に変更された。このグループインにより、ユニカフェは安定的な資金調達と販売チャネルの拡大を享受している。一方で上場企業として独立性を保ち、スタンダード市場に上場を継続している。UCCグループ内では焙煎加工の中核拠点としての役割を担い、グループ全体のコーヒー事業を支えている。

神奈川総合工場に集約した生産体制と品質認証

2001年4月、ユニカフェはそれまで神奈川県内に分散していた厚木・飯山・酒井・伊勢原の4工場を集約し、愛川町に神奈川総合工場を完成させた。同工場ではJAS有機食品の製造業者認定を取得し、さらに2011年には食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」の認証を得ている。2005年にはR&Dセンターを新設し、製品開発と品質管理の機能を強化した。工場の生産能力は年約3万トンのコーヒー生豆を処理し、国内の主要コーヒーメーカー向けに安定供給を続けている。

変動する収益構造と中期経営計画の目標

ユニカフェの売上高は2012年3月期の185億円をピークに減少傾向にあったが、2025年12月期には161億円と回復基調にある。営業利益は2024年12月期の5億円から2025年12月期には7億円に増加し、最終利益も5億円から7億円に改善した。主要顧客であるイオントップバリュ株式会社への販売が売上高の17.7%を占める。同社は2026年12月期に営業利益6.5億円を目標とする中期経営計画を策定し、生産性向上と高付加価値化による収益力強化を図っている。

業界の中での役割はコーヒー製造販売メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
161億円
営業利益
7億円
営業利益率
4.3%
純利益
7億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01コーヒー関連事業主力

工業用コーヒー(原料・半製品)、業務用コーヒー(カフェ・レストラン向け)、家庭用コーヒー(小売向け)の3区分で製造販売を行い、さらにエキス加工品やコーヒー関連食品・商材の仕入販売も手がける。子会社アートコーヒーは販売と食品製造を担う。

主な製品・サービス4
工業用コーヒー
飲料メーカーなどへ供給するコーヒー豆・抽出液など。
業務用コーヒー
カフェやレストラン向けコーヒー豆・粉。
家庭用コーヒー
一般消費者向けのレギュラーコーヒー・インスタントコーヒー。
エキス加工
コーヒーエキスを加工して販売。

製品と技術

工業用コーヒー:用途別ニーズに応える焙煎豆とエキス

工業用コーヒーは、ユニカフェの売上高の大きな部分を占める。飲料メーカーや食品メーカー向けに、製品の用途に応じた焙煎度合いや挽き目のコーヒー豆、液体エキス、粉末エキスなどを供給している。提案型営業を強化し、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ焙煎を提供することで、取引数量の回復につなげている。2025年12月期の生産実績は約2万3,930百万円と前期比50.5%増と大幅に伸びた。主要原材料のコーヒー生豆の使用量は年間約3万トンにのぼる。価格変動の影響を受けやすいため、長期契約や在庫管理でリスクを緩和している。

業務用・家庭用コーヒー:外食需要と小売PB商品の拡大

業務用コーヒーは、ホテルやレストラン、カフェチェーンなど外食産業向けに焙煎豆やドリップバッグを供給する。インバウンド需要の回復で外食市場が活性化し、売上高は前年を上回った。家庭用コーヒーはスーパーマーケットなどの小売店向けで、2025年12月期からは一部の小売向け製品を業務用から家庭用に再分類した。プライベートブランド(PB)商品の展開を強化し、特にイオントップバリュ株式会社向けの販売が売上高全体の17.7%を占める主要取引先となっている。両部門とも高付加価値製品の提案を進め、販売単価の向上に努めている。

R&Dセンターと持続可能なコーヒーへの取り組み

2005年10月に神奈川総合工場内に新設されたR&Dセンターは、新製品の開発と品質改善の中核を担う。コーヒーの香味分析や抽出技術の研究、環境負荷低減のための包装材料の検討などを行っている。また、同社は「Seeding for the future~未来への種まき~」と称する苗木寄贈プロジェクトを推進し、コーヒー産地の持続可能性に貢献している。2024年12月期の有価証券報告書では、気候変動や農家の収入不安定性といったESGリスクを認識し、サプライチェーンの強化を課題として挙げている。このような活動は、企業のブランド価値向上と中長期的な事業安定に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

コーヒー焙煎・販売で国内中小、競合は製粉大手

コーヒー関連食品製造・販売を手掛ける。売上高は2024/12期129億円から2025/12期161億円へ増加見込みだが、営業利益率は4%前後と低め。同業他社は製粉大手のニップンや日清製粉グループ本社などで、規模・ブランド力では大きく劣る。コーヒー豆市況や為替変動に影響を受けやすく、差別化が課題。

強み

  • 2025/12期は161億円と前期比25%増。成長軌道にある。
  • 製粉大手とは異なり、コーヒーに特化した商品・ノウハウを持つ。
  • 営業利益率が3.88%から4.35%へ上昇。収益改善が進む。
  • コーヒー消費は安定しており、一定の需要が見込める。

課題

  • 営業利益率4%前後と低く、収益力向上が急務。
  • ニップンなど大手と比較し売上高・ブランド力で劣る。
  • コーヒー豆の国際価格や為替影響を受けやすく、収益が不安定。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がユニカフェ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12938オカムラ食品工業206億円23.1倍
22612かどや製油206億円22.2倍
32932STIフードホールディングス199億円12.1倍
42204中村屋190億円20.0倍
52929ファーマフーズ175億円
62597ユニカフェ173億円20.4倍
72003日東富士製粉170億円19.9倍
82806ユタカフーズ169億円64.9倍
92112塩水港精糖166億円4.7倍
102937サンクゼール163億円26.4倍
112924イフジ産業159億円7.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

コーヒー業界の共同出資で設立された1972年

1972年11月、コーヒー生豆商社のワタル商会(現ワタル株式会社)と全国のコーヒー焙煎加工業者57社が資本金9,800万円を出資し、株式会社ユニカフェを設立した。この共同出資の形態は、生豆の安定的な調達と焙煎加工の効率化を目的としており、当時のコーヒー業界では画期的な取り組みだった。翌1973年6月には厚木工場が完成し、本格的な焙煎生産を開始した。設立当初から工業用・業務用コーヒーの製造を中心に事業を展開し、徐々に販路を拡大していった。

4工場体制の構築と品質管理の国際認証取得

1990年代に入り、ユニカフェは生産能力の拡充を進めた。1990年2月に酒井工場、1994年9月に飯山工場(二次加工用)、1995年10月に伊勢原工場をそれぞれ完成させ、厚木工場を含む4工場体制を確立した。1999年6月には日本証券業協会に店頭登録し、同年8月には全事業所でISO9002の認証を取得した。これにより品質管理体制を国際標準に適合させ、取引先からの信頼を高めた。2000年8月には東京証券取引所市場第二部に上場し、翌2001年9月には市場第一部へ指定替えを果たした。

4工場を統合した神奈川総合工場と中国事業進出

2001年4月、ユニカフェはそれまでの4工場を神奈川県愛甲郡愛川町に建設した神奈川総合工場に集約した。これにより生産効率を大幅に向上させ、管理コストの削減を実現した。同年5月には同工場でJAS有機食品の製造業者認定を取得し、有機コーヒーの製造にも対応できるようになった。2004年には隣接地を取得して拡張の余地を確保し、2005年10月にはR&Dセンターを新設した。2007年8月には中国・上海の「上海緑一企業有限公司」の事業を買収し、100%子会社化して中国市場への足がかりを得た。

UCCグループ参入と事業再編の2010年代

2009年12月、ユニカフェはユーシーシー上島珈琲株式会社と資本・業務提携を結び、同社の子会社となった。この提携により、UCCグループの焙煎加工拠点としての位置づけが明確化された。2011年7月には神奈川総合工場でFSSC22000の認証を取得し、食品安全への取り組みを強化した。2012年7月には労働安全衛生マネジメントシステムOSHMESの認定も取得した。2016年2月には上海緑一企業有限公司の全持分をUCCグループに譲渡し、代わりに三菱商事株式会社との事業提携を締結。同社から株式会社アートコーヒーの全株式を取得してグループ化した。同時にキューリグ関連事業を承継し、カプセルコーヒー分野に参入した。

カプセル事業の譲渡とUCCジャパン傘下への移行

2020年4月、ユニカフェはキューリグ関連事業(販売機能)を吸収分割で子会社化し、株式会社カップスを設立した。同年中に同社の株式の一部をUCCホールディングスに譲渡し、出資比率を20%まで低下させた。2022年1月には残りの全株式をUCCホールディングスに譲渡し、カプセル事業から撤退した。同じく2022年1月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行。さらにUCCグループの海外統括会社設立に伴い、親会社がUCCジャパン株式会社に変更された。これによりユニカフェは国内コーヒー焙煎加工の中核企業として、グループ内での役割をより明確にした。

年表22件を開く

1970年代

  • 1972年11月創業コーヒー生豆商社株式会社ワタル商会(現ワタル株式会社及びワタル不動産株式会社)とコーヒー焙煎加工業者57社の共同出資により、株式会社ユニカフェを資本金9,800万円をもって設立。
  • 1973年6月厚木工場が完成。

1990年代

  • 1990年2月酒井工場が完成。
  • 1994年9月二次加工(袋詰、缶詰)工場として飯山工場が完成。
  • 1995年10月伊勢原工場が完成。
  • 1999年6月日本証券業協会に店頭登録。
  • 1999年8月本社、厚木工場、飯山工場、酒井工場、伊勢原工場のすべての事業所においてISO9002の認証を取得。

2000年代

  • 2000年8月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 2001年4月神奈川県愛甲郡愛川町に従来の4工場(厚木工場、飯山工場、酒井工場、伊勢原工場)を集約した神奈川総合工場が完成。
  • 2001年5月神奈川総合工場においてJAS有機食品の製造業者認定を取得。
  • 2001年9月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場。
  • 2002年12月本社、神奈川総合工場においてISO9001:2000年版の認証を取得。
  • 2004年3月神奈川総合工場の隣接地を取得。
  • 2004年11月神奈川総合工場においてISO14001の認証を取得。
  • 2005年10月神奈川総合工場に「R&Dセンター」を新設。
  • 2007年8月M&A「上海緑一企業有限公司」の事業を買収。同年11月から100%子会社化。
  • 2009年12月ユーシーシー上島珈琲株式会社(現UCC Capital株式会社)と資本・業務提携。ユーシーシー上島珈琲株式会社(現UCC Capital株式会社)の子会社となる。

2010年代

  • 2011年7月神奈川総合工場において食品安全マネジメントシステム認証規格「FSSC22000:2010」の認証を取得。
  • 2012年7月神奈川総合工場において労働安全衛生マネジメントシステム「OSHMS」の認定を取得。
  • 2016年2月「上海緑一企業有限公司」の出資持分のすべてをユーシーシー上島珈琲株式会社に譲渡。三菱商事株式会社を割当先とした第三者割当による募集株式の発行を行い同社と事業提携契約締結。三菱商事株式会社より株式会社アートコーヒーの全株式を取得しグループ化。 UCC上島珈琲株式会社との間の吸収分割契約及び、キューリグ・エフイー株式会社との間の事業譲渡契約の締結により、キューリグ関連事業を承継、譲り受ける。

2020年代

  • 2020年4月キューリグ関連事業(販売機能)の吸収分割による子会社(株式会社ユニカフェ・カプセル事業分割準備会社/(現)株式会社カップス)の設立及びUCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)への株式会社ユニカフェ・カプセル事業分割準備会社(現)株式会社カップス)の株式の一部を譲渡(株式の所有割合当社51%)UCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)へ株式会社カップスの株式の一部を譲渡(株式の所有割合当社20%)
  • 2022年1月M&A株式会社アートコーヒーの山梨工場を神奈川総合工場に統合 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行 UCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)と株式会社カップス間における株式交換契約による適格株式交換により、当社が保有する株式会社カップスの株式の全てをUCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)に譲渡(株式の所有割合当社0%)本社を現在の東京都港区赤坂に移転 UCCグループの更なる海外展開の強化を目的として、新たにシンガポールにおいて設立されたUCC Holdings Pte. Ltd.がグループ全体を統括する体制に移行。当社の親会社であるユーシーシーホールディングス株式会社(現 UCC Capital株式会社)の会社分割(吸収分割)を行い、日本所在の子会社及び関連会社の経営管理事業に関する権利義務の一部が、UCCジャパン株式会社に承継されることなり、UCCジャパン株式会社が当社の親会社となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2026年12月期まで650百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    価値経営の推進

    コーヒーをコアに、独自の価値を創造し発信する「価値経営」を中核に据え、差別化とブランド価値向上を図る。お客様や社会にとっての価値を創り、共に育むことで選ばれ続ける企業を目指す。

  2. 02

    収益基盤の強化と差別化

    生産性向上とコスト最適化により収益基盤を強化するとともに、高付加価値商品の開発・提案で差別化を推進する。チャネル構造変化に合わせた販売戦略の最適化にも取り組む。

  3. 03

    ESG経営の推進

    環境負荷低減や持続的なサプライチェーン構築などESGへの取り組みを強化する。気候変動やコーヒー農家の収入不安定性などのリスクに対処し、持続可能な事業基盤を確立する。

  4. 04

    人的資本経営の強化

    人手不足や技術継承の課題に対応するため、人材育成と働きがいのある職場づくりを推進する。変化に強い組織体制を構築し、人的資本への投資を経営の最重要テーマとして位置づける。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で199人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は468万円で、9期前と比べて+11.1%平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は11.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月124
2017年12月122
2018年12月131
2019年12月42135.310.4248
2020年12月41534.710.4250
2021年12月41635.39.3202
2022年12月41933.810.1218
2023年12月41633.910.2213
2024年12月46235.310.8200250
2025年12月46835.611.0199352

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
神奈川総合工場 — 神奈川県愛甲郡愛川町5,231百万円
コーヒー関連事業
本社 — 東京都港区9百万円
コーヒー関連事業
本社 — 東京都港区8百万円
コーヒー関連事業
主な関係会社
  • 国内
    UCC Capital株式会社
    兵庫県神戸市中央区
    議決権52.7%
  • 国内
    UCCジャパン株式会社
    兵庫県神戸市中央区
    議決権52.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は161億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.8%、利益が+40.0%。

売上高
+24.8%
161億円
営業利益
+40.0%
7億円
純利益
+40.0%
7億円
営業利益率
4.3%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高190億円161億円
営業利益9億円7億円
純利益7億円7億円
1株あたり配当¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は96億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+23.1%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3000.01
2023年2Q3213.11
2023年3Q2926.91
2023年4Q331
2024年1Q2913.41
2024年2Q3226.31
2024年4Q6822.93
2025年2Q7856.44
2025年4Q8322.43
2026年2Q9666.35

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年3月期からの15期で、売上は185億円から161億円へ87%に減った。直近期の営業利益率は4.3%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月18532
2013年3月15632
2014年3月11787
2015年3月10273
2016年3月111511
2016年12月8832
2017年12月10533
2018年12月10435
2019年12月1901−1
キューリグ関連事業(販売機能)の吸収分割による子会社(株式会社ユニカフェ・カプセル事業分割準備会社/(現)株式会社カップス)の設立及びUCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)への株式会社ユニカフェ・カプセル事業分割準備会社(現)株式会社カップス)の株式の一部を譲渡(株式の所有割合当社51%)UCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)へ株式会社カップスの株式の一部を譲渡(株式の所有割合当社20%)
2020年12月146−3−21
2021年12月15203
株式会社アートコーヒーの山梨工場を神奈川総合工場に統合 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行 UCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)と株式会社カップス間における株式交換契約による適格株式交換により、当社が保有する株式会社カップスの株式の全てをUCCホールディングス株式会社(現UCC Capital株式会社)に譲渡(株式の所有割合当社0%)本社を現在の東京都港区赤坂に移転 UCCグループの更なる海外展開の強化を目的として、新たにシンガポールにおいて設立されたUCC Holdings Pte. Ltd.がグループ全体を統括する体制に移行。当社の親会社であるユーシーシーホールディングス株式会社(現 UCC Capital株式会社)の会社分割(吸収分割)を行い、日本所在の子会社及び関連会社の経営管理事業に関する権利義務の一部が、UCCジャパン株式会社に承継されることなり、UCCジャパン株式会社が当社の親会社となる。
2022年12月107−1−2
2023年12月12444
2024年12月129553.95
2025年12月161774.37

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高161億円のうち、営業利益として残るのは7億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.4%131億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.3%23億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.2pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.6pt
9.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2025年12月期は営業CFが14億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は39億円で、売上の2.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年3月15−2−81319
2013年3月110−101120
2014年3月03−1321
2015年3月8−3−1525
2016年3月88−61634
2016年12月13−2−171128
2017年12月4−1−1330
2018年12月50−3531
2019年12月8−2118−1329
2020年12月4−110342
2021年12月56−51148
2022年12月4−5−8−139
2023年12月14−4−81040
2024年12月7−4−8336
2025年12月14−3−81139

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2025年12月期の総資産は155億円。このうち返さなくてよい自己資本が71億円で、自己資本比率は45.8%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月126616548.6
2013年3月108634558.7
2014年3月102713169.4
2015年3月101742773.0
2016年3月108802873.5
2016年12月103653862.5
2017年12月99673267.8
2018年12月98673168.5
2019年12月167808748.0
2020年12月145598640.6
2021年12月147618641.5
2022年12月139588141.8
2023年12月139627744.3
2024年12月142657646.0
2025年12月155718445.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
39億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
15億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
84億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中3位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中113位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.9%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.8%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
24.8%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,244で、1年前と比べて+29.6%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥1,244-0.1%1ヶ月+7.2%1年+29.6%時価総額173億円
過去52週の値幅
安値¥967高値¥1,260

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.4倍
PER (会社予想)23.8倍
PBR2.23倍
配当利回り0.80%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で+3.56%と堅調で、8月14日時点で1,164円。25日線(1,151円)を上回り、75日線、200日線の上に位置する。52週高値1,187円に接近し、RSIは74.07と過熱感が出ている。出来高は7月の2,100〜9,700株から8月14日に9,100株と増加傾向で、上昇基調を裏付ける。テクニカルには強いが、高値圏での過熱警戒が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PER23.1倍は業界平均28.74倍を下回り、割安感はある。PBR2.17倍は同平均1.63倍を上回り、割高感がある。ROE9.9%は平均的。配当利回り0.86%は同平均2.23%を大きく下回り、株主還元は乏しい。業績は増収増益で、特に2025/12期は売上高が大幅増。ただし、配当利回りが低く、PBR高がネック。総合的にバランスが取れておりほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.4倍28.6倍
PER (予想)23.8倍
PBR2.23倍1.63倍
ROE9.9%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コーヒー市場は健康志向やカフェ需要で拡大傾向にあり、海外産地との連携強化やPB展開で成長を目指す。強気派は売上高の急拡大と利益率改善を評価し、弱気派は過去の赤字からの回復途上で、資材高騰や競争激化の影響を懸念する。株価は上昇中だが、海外展開の成否が今後の焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急成長

    2025年12月期の売上高は前期比25%増と大幅な伸びが計画されている。

  • 営業利益率の改善

    利益率は3.88%から4.35%へ上昇し、収益構造の改善が進む。

  • 海外展開の可能性

    産地との連携強化により、海外市場での競争力が高まる期待がある。

  • 2025年12月期売上高が25%増の161億円に拡大通年影響

    売上高は124→129→161億円と拡大、営業利益7億円も前期比2億円増

  • 営業利益率が3.88%から4.35%へ改善通年影響

    営業利益7億円、営業利益率4.35%は前期比0.47ポイント改善

  • ROE9.9%と資本効率の高さを評価継続影響

    ROE9.9%、PBR2.17倍。資本効率の良さが成長投資余力を示す

  • 株価は1年で23%上昇し上昇トレンド継続影響

    過去1年+23.05%、時価総額161億円。需給改善と期待が株価を下支え

マイナスに働く材料7
  • 過去の赤字履歴

    2022年12月期は赤字で、回復途上にあり安定性に乏しい。

  • 原材料高の影響

    コーヒー豆価格の高騰が利益を圧迫するリスクがある。

  • 大手との競争

    大手企業に比べブランド力や販売網で劣り、シェア拡大が困難。

  • 営業利益率4%台と低収益構造継続影響

    売上高161億円に対し営業利益7億円、営業利益率4.35%と脆弱

  • 予想PER22.3倍と割高なバリュエーション通年影響

    現在PER23.1倍、予想でも22.3倍と食品銘柄として割高感

  • 配当利回り0.86%と株主還元が手薄通年影響

    配当利回り0.86%と1%割れ、株主への還元が薄い

  • 株価急伸後の利益確定売り不定影響

    年初来+23.05%の上昇後、高値圏での戻り売り圧力が懸念

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長戦略の成果を測る重要な指標。
営業利益率
コスト管理と収益性の改善を確認。
海外売上比率
海外展開の進捗を示す。
PB商品の売上構成比
差別化戦略の効果を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは0.80%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
0.80%
いまの株価に対して
配当性向
24.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月846.9
2017年12月80.031.4
2018年12月80.020.2
2019年12月80.0
2020年12月80.0
2021年12月80.059.8
2022年12月80.0
2023年12月80.038.7
2024年12月80.034.7
2025年12月1025.024.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ38,452人。区分でいちばん多いのは事業法人61.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.9%を占め、残る38.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人63.162.862.662.162.161.9
個人・その他31.532.033.034.036.337.4
自己株式3.83.73.63.63.53.5
外国法人0.60.60.70.90.50.5
証券会社0.30.40.30.60.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
金融機関4.54.23.42.41.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01UCCジャパン株式会社50.53
02三菱商事株式会社9.50
03美鈴コーヒー株式会社0.44
04上島豪太0.19
05佐藤産業株式会社0.18
06タイヨー株式会社0.18
07株式会社トミヤコーヒー0.15
08日本グラニュレーター株式会社0.15
09ユニカフェ従業員持株会0.15
10株式会社日新工営0.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+187%、1株純資産は15期で+20%。直近期のROEは9.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月184414.121.933.6
2013年3月154563.338.938.0
2014年3月5051010.312.916.0
2015年3月255334.837.135.7
2016年3月7857514.411.810.2
2016年12月175323.156.646.9
2017年12月255554.748.931.4
2018年12月405657.025.420.2
2019年12月−10605−1.8
2020年12月−157442−29.9
2021年12月224574.946.159.8
2022年12月−14435−3.2
2023年12月334617.427.938.7
2024年12月344877.226.634.7
2025年12月505309.920.924.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額51百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
塩澤博紀代表取締役社長60
相澤基取締役兼副社長執行役員59
上島昌佐郎取締役556,000
新述孝祐取締役兼常務執行役員 管理本部長507,000
吉武一郎取締役69
近藤正樹取締役71
清水功常勤監査役62
桑原聡子監査役61
佐野誠監査役67
松山秀樹68

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)62933325
社外取締役514143
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容285字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社1社で構成されており、その事業は「コーヒー関連事業」であります。 当社グループの事業にかかわる位置づけ、及び事業の種類別セグメントとの関連は、以下のとおりであります。 区分   会社名   セグメント名   事業内容 当社   株式会社ユニカフェ   コーヒー関連事業   工業用コーヒー製造販売、業務用コーヒー製造販売、家庭用コーヒー製造販売、エキス加工販売、コーヒーに関連する食品・商材等の仕入販売 子会社   株式会社アートコーヒー   コーヒー関連事業   コーヒーの販売、食料品・飲食品の製造販売及び輸出入等
経営方針・対処すべき課題1,420字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、「コーヒーをコアに人と環境にやさしい企業を目指す」を経営基本理念としております。当社は、上場企業(スタンダード市場)として上場基準に則り、独立性、公平性、透明性のある経営に努め、社会使命のもとに企業活動を行い、コンプライアンスの徹底と業務の適正性・公正性を確保してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、「営業利益」を重要な経営指標として位置づけております。「営業利益」は2026年12月期にその目標値を650百万円と設定しております。 後述の(4)会社の対処すべき課題に記載した施策を実施し、目標数値の達成に取り組んでまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、次の成長ステージへ踏み出すための指針として、2025年12月期から2027年12月期までの3か年を対象とした「中期経営計画2027」を策定しており、「価値経営」を掲げ、お客様や社会にとっての価値を創り、発信し、共に育むことで、選ばれ続ける企業へと進化してまいります。 (4)会社の対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、コーヒー生豆相場や為替の変動による調達コストの高止まり、物流・エネルギーコストの上昇、業界競争の激化など、依然として不確実性の高い状況が続いております。 加えて、気候変動による生産環境の悪化や、コーヒー農家の収入不安定性、温室効果ガス排出といった環境・社会・サプライチェーンに関わるリスクも顕在化しており、ESG の観点からも中長期的に対処すべき重要課題となっています。 また、少子高齢化による労働力人口の減少を背景に、人手不足は構造的な課題となっており、企業価値向上に向けては「人材育成」が経営における最重要テーマのひとつであると認識しております。 技術継承や営業力強化、変化に対応できる組織づくりに向け、人的資本への投資は不可欠です。 このように、外部環境・価値観・社会構造が大きく変化する中で、企業が持続的に成長していくためには、単に商品を提供するだけではなく、社会やお客様にとって「どのような価値を創り、どのように届けるか」がこれまで以上に問われています。 こうした認識のもと、当社は中期経営計画2027において「価値経営」を推進の中心に据えました。 価値経営とは、当社ならではの価値を創造する価値創造力と、その価値を社会や市場に確かなメッセージとして伝える価値発信力の双方を強化し、その融合によって競争優位とブランド価値を高めていく取り組みです。 具体的には、生産性向上・コスト最適化を通じた収益基盤の強化、高付加価値商品の開発・提案による差別化、チャネル構造の変化に合わせた販売戦略の最適化に加え、環境負荷低減や持続的なサプライチェーンの構築といった ESG への取り組みを強化してまいります。 さらに、人材育成や働きがいのある職場づくりに向けた人的資本経営を進め、変化に強い組織体制を構築してまいります。 これらの施策を通じて、当社グループは社会から選ばれ続ける企業としての価値を高め、中長期的な企業価値向上を実現してまいります。
事業等のリスク1,327字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。なお、記載事項のうち将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 原材料等の価格高騰及び為替相場の変動に伴うリスク 当社グループの主力製品であるレギュラーコーヒーの主原料であるコーヒー生豆は国際商品であります。そのほぼ全量が輸入であるため、レギュラーコーヒーの生産コストはコーヒー生豆相場と為替相場の変動の影響を受けます。また、上記に加え、エネルギー価格上昇にともなう資材、物流費等の様々なコストが上昇した場合、売上原価に影響を受けます。コーヒー生豆相場と為替相場の変動や資材等のコスト上昇につきましては、製品・商品の販売価格に連動させて適正な利益を確保することに努めるとともに、コーヒー生豆の予約買付けを活用するなど、悪影響の軽減に努めてまいります。しかし、レギュラーコーヒー製品・商品の販売価格につきましては、市場の競争原理により決定される要因が強いため、コーヒー生豆相場と為替相場の変動によって、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) レギュラーコーヒー業界における競争の熾烈化に伴うリスク わが国のレギュラーコーヒー業界は、競争の熾烈化により、売上高の減少と販売に伴うインセンティブの支払いなどのコスト増をもたらしております。今後、更なる競争の熾烈化により当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 大地震その他天災に伴うリスク 当社グループは、コーヒー関連事業の生産設備が当社神奈川総合工場(神奈川県愛甲郡)の1ヶ所となっております。(株式会社アートコーヒーの山梨工場(山梨県笛吹市)については、2022年1月に当社神奈川総合工場(神奈川県愛甲郡)と統合) 保険の付保などの設備保全の充分な手立てを講じておりますが、当該設備に大きな影響を及ぼす東日本方面における大地震その他の天災が発生した場合は、製造設備及び在庫品等に損害が生じる可能性が出てまいります。 (4) 気候変動に伴うリスク 当社グループは、地球温暖化による気候変動が「コーヒーの2050年問題」などコーヒー栽培に適した土地の縮小が進み、持続的な収穫が困難になる場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。対策として、異常気象や自然災害の原因となる気候変動を緩和し、また自然への負荷を低減・回復させることに貢献する取組みを行い、持続可能な社会の実現を目指してまいります。詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 (5)繰延税金資産の計上 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおり、前提条件である利益計画が達成しないなど将来の課税所得の見積もりについて見直しとなり繰延税金資産の減少が必要となる場合は、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,169字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 (1)業績 当連結会計年度における日本経済は、雇用や所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調で推移した一方、物価高や不安定な国際情勢が長期化しており、依然として先行き不透明な状況が続いております。 コーヒー業界におきましては、インバウンド需要の拡大により消費は堅調に推移したものの、主要生産国における天候不順による供給への影響に加え、円安基調の長期化も相まって、コーヒー生豆の調達価格は依然として高水準で推移しております。 こうした状況の中、当社グループは、お客様のご理解を得ながら価格改定を実施するとともに、製造現場における継続的な生産性向上の取り組みや、付加価値商品の提案営業を強化してまいりました。これらの取り組みの積み重ねにより、厳しい市場環境下にありながらも一定の成果を上げることができました。 工業用コーヒーにつきましては、提案型営業により用途別ニーズに応じた高付加価値製品の採用が進み、主要取引先の一部において取扱数量が回復したこともあり、売上高は前年を上回りました。 業務用コーヒーにつきましては、人流の活発化やインバウンド需要の拡大による外食・宿泊需要の回復に加え、提案型営業による高付加価値製品の導入が広がったことで、売上高は前年を上回りました。 家庭用コーヒーにつきましては、生活者の嗜好の多様化に対応した商品提案を強化した結果、販売が伸長し、売上高は前年を上回りました。 なお、これまで業務用コーヒーに含めておりましたスーパーマーケット等の小売店向け製品につきましては、当連結会計年度より家庭用コーヒーとして分類しております。 また、市場環境を踏まえ、当社グループは、変化を機会として捉え、次の成長ステージへ踏み出すための指針として、2025年12月期から2027年12月期までの3か年を対象とした「中期経営計画2027」を策定いたしました。「価 値経営」を掲げ、お客様や社会にとっての価値を創り、発信し、共に育むことで、選ばれ続ける企業へと進化してまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は16,056百万円(前年同期比24.1%増)となりました。また、利益面では 営業利益は710百万円(前年同期比31.9%増)、経常利益は712百万円(前年同期比32.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は674百万円(前年同期比47.3%増)となりました。 また、「Think Globally As a Roastery(コーヒー焙煎のプロとして、地球規模で考えよ)」というスローガンの基に、苗木寄贈プロジェクト「Seeding for the future~未来への種まき~」を推進するなど、コーヒー産業の維持発展に向け積極的に活動をしてまいりました。 (2)キャッシュ・フロー ①キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より309百万円増加し、3,871百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,432百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益711百万円、減価償却費447百万円、売上債権の増加による支出501百万円、棚卸資産の増加による支出345百万円、仕入債務の増加による収入1,368百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は322百万円となりました。これは主に、投資計画に基づいた有形固定資産の取得による支出322百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は800百万円となりました。これは主に、配当金の支払107百万円及び長期借入金の返済による支出693百万円によるものであります。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) コーヒー関連事業(千円)   23,930,728   150.5 合計   23,930,728   150.5 (2)商品仕入実績 当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) コーヒー関連事業(千円)   727,548   124.7 合計   727,548   124.7 (3)主要原材料の実績 ①主要原材料の入手量、使用量及び在庫量 原材料名    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 入手量 (トン)   前年同期比 (%)   使用量 (トン)   前年同期比 (%)   在庫量 (トン)   前年同期比 (%) コーヒー生豆   30,704   102.7   30,868   103.7   433   72.6 ②主要原材料の価格の推移 原材料名    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 2025年3月   2025年6月   2025年9月   2025年12月 コーヒー生豆(円/kg)   916.63   1,032.52   1,104.78   1,146.16 (注)1.価格は購入価格の平均で表示しております。 2.当社製品の主要原材料でありますコーヒー生豆は国際商品であり、かつわが国では全量輸入のため、当社の仕入価格は国際商品市況及び為替相場の変動による影響を受けております。 (4)受注実績 当社グループの製品は見込生産を主体としているため、受注状況の記載を省略しております。 (5)販売実績 当社グループはコーヒー関連事業の単一セグメントであり、当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) コーヒー関連事業(千円)   16,056,227   124.1 合計(千円)   16,056,227   124.1 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先    前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) イオントップバリュ株式会社   1,678,000   13.0   2,834,153   17.7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年12月31日)現在において判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 詳細につきまして、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)経営成績の分析 ① 売上高 売上高の詳細については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フ ーの状況の分析 業績等の概要 (1)業績」に記載のとおりであります。 ② 売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は2,962百万円(前年同期比4.4%増)となりました。 ③ 営業損益 当連結会計年度の営業利益は710百万円(前年同期比31.9%増)となりました。 ④ 経常損益 当連結会計年度の経常利益は712百万円(前年同期比32.8%増)となりました。 ⑤ 親会社株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は674百万円(前年同期比47.3%増)となりました。 なお、セグメントの分析は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (1)業績」の項目を、また今後の事業環境の見通しと当社グループの課題につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の項目を、それぞれご参照ください。 (3)財政状態の分析 ① 資産 流動資産は、前連結会計年度末より1,333百万円増加し、9,950百万円となりました。主な要因は、売掛金が504百万円、商品及び製品が324百万円、現金及び預金が309百万円増加したことによります。固定資産は、前連結会計年度末より4百万円増加し、5,557百万円となりました。主な要因は、投資その他の資産が86百万円増加し、有形固定資産が83百万円減少したことによります。 この結果、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末より1,338百万円増加し、15,507百万円となりました。 ② 負債 流動負債は、前連結会計年度末より1,140百万円増加し、7,454百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が1,368百万円、未払金が46百万円増加し、短期借入金が343百万円減少したことによります。固定負債は、前連結会計年度末より381百万円減少し、953百万円となりました。主な要因は長期借入金が350百万円減少したことによります。 この結果、当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末より759百万円増加し、8,408百万円となりました。 ③ 純資産 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末より578百万円増加し、7,099百万円となりました。この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は45.8%となりました。 (4)キャッシュ・フローの分析 ① キャッシュ・フロー キャッシュ・フローの状況につきましては、「業績等の概要(2)キャッシュ・フロー ①キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ② キャッシュ・フロー指標 主要項目   当連結会計年度 (2025年12月31日) 自己資本比率(%)   45.8 時価ベースの自己資本比率(%)   91.0 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   127.4 ・自己資本比率:自己資本/総資産 ・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)によって算出しております。 ・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象としております。 ・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い 利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。 (5)資本の財源及び資金の流動性 ①キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(4)キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりです。 ②資金需要 当社グループの運転資金需要は、原材料費、製造経費、商品仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備投資資金需要は、機械設備新設及び改修等に係る投資資金によるものであります。 ③財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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