概要
ファースト住建は1999年7月に設立された不動産企業であり、兵庫県尼崎市に本社を置く。戸建住宅の分譲・請負を主力とし、マンション事業・大規模木造建築の特建事業も手がける。2025年10月期の連結売上高は429億円、従業員数は411名。近畿圏を中心に全国35の営業拠点を持つ。
戸建事業が売上の9割超を占める構成
2025年10月期の連結売上高428億83百万円のうち、戸建事業が409億76百万円(95.5%)を占める。内訳は戸建分譲344億73百万円、請負工事62億48百万円、その他2億54百万円。分譲棟数は1,120棟(前年比6.5%増)、請負引渡し棟数は208棟(同494.3%増)と大幅に伸びた。マンション事業等は18億98百万円(4.4%)で、賃貸収益7億92百万円、マンション分譲8億42百万円、特建事業2億60百万円を含む。
近畿圏に35拠点を配置する地域密着型
当社グループは2025年10月末時点で35の営業拠点を有する。うちファースト住建本体は兵庫県に5拠点(本社含む)、大阪府3、京都府1、奈良県1、愛知県4、広島県1、福岡県1、埼玉県1の計17拠点。連結子会社アオイ建設(神奈川県相模原市)は神奈川県2、東京都1の3拠点。2024年10月に子会社化したKHC及びその子会社は兵庫県14、大阪府1の15拠点を加えた。地域に密着した営業とマーケティングを基本戦略としている。
アウトソーシング活用で少数精鋭の経営
営業・工事の両部門で外部委託を積極的に活用し、少数精鋭の体制を維持する。戸建分譲では分譲用地の仕入れから企画・設計、施工管理、販売、アフターまで一貫して行うが、施工は協力業者に分離発注。販売も地域の不動産会社との媒介契約による仲介が中心。同様にマンション事業でも施工は外部建設業者、販売は販売代理会社、賃貸管理は外部管理会社に委託。固定費を抑制し、柔軟な事業展開を可能にしている。
収益は安定推移も資材高・金利上昇が課題
2012年10月期以降の売上高は360億~486億円の範囲で推移。営業利益は2025年10月期に24億90百万円(前年比36.2%増)と改善した。純利益は2014年10月期の31億円をピークに2024年10月期は14億35百万円(前年比42.5%減)。資材価格高騰と金利上昇による住宅需要の冷え込み、建設労働者不足が経営環境の厳しさを続けている。一方、2024年10月期に発生した負ののれん14億77百万円などの特別損益の影響も受けている。
グループ拡大で連結子会社を増やす
2018年5月にアオイ建設(神奈川県相模原市)を連結子会社化し、関東エリアへ進出。2024年10月には兵庫県明石市のKHCの株式92.1%を取得、同年11月に完全子会社化した。KHCは兵庫県と大阪府に15拠点を持ち、注文住宅を主力とする。これによりグループの戸建分譲・請負の供給力が増強され、2025年10月期の販売棟数増加に寄与した。今後も支店新設やM&Aによる事業エリア拡大を中長期戦略としている。
業界の中での役割は近畿圏を中心に戸建住宅の分譲・請負を展開する住宅デベロッパー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/10期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 戸建事業 | 410億円 | 95.6% | 31億円 | 7.6% |
| マンション事業等 | 19億円 | 4.4% | 5億円 | 26.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01戸建住宅市場(個人)主力
近畿圏などで建売住宅の企画・建築・販売を中心に、注文住宅の請負も行う。土地仕入れからアフターサービスまで一貫して提供し、コスト削減で低価格を実現。
- 建売住宅
- 在来工法による30坪程度の土地に4LDKが標準の建売住宅。企画から販売まで自社で行う。
- 注文住宅
- 自由設計の注文住宅。規格型の「オーダーキューブ・システム」も提供。
02マンション市場(個人投資家・オーナー)準主力
近畿圏や神奈川県で新築マンションの分譲、中古マンションのリノベーション販売、賃貸経営を行う。比較的短期間で建築可能な40戸程度の中規模マンションを供給。
- 新築分譲マンション
- 自社で開発した中規模マンションを販売。外部施工だが、品質・コスト管理を徹底。
- リノベーションマンション
- 中古マンションを1戸単位で仕入れ、全面改装して販売。
03特定建築(非住宅)副次
戸建分譲で培った木造建築のノウハウを活かし、大規模木造建築の請負工事を行う。事業領域の拡大を図る。
- 大規模木造建築
- 学校や商業施設など、大規模な木造建築の請負を手がける。
製品と技術
在来工法で建築する標準仕様の戸建分譲
主力商品は木造軸組工法(在来工法)による建売住宅。標準的な仕様として30坪程度の土地に建坪28坪、4LDKを設定。土地から建物まで一貫して企画・建築・販売し、販売後はアフターサービスまで手掛ける。デザインや間取りに注力し、地域の景観に調和する住宅を供給する。
規格型注文住宅「オーダーキューブ・システム」
請負工事では、自由設計の注文住宅に加え、規格型注文住宅「オーダーキューブ・システム」を販売。戸建分譲と同規格のプランを基に顧客の要望に応じてカスタマイズ可能。これによりコストと工期を抑えながら、注文住宅のニーズに対応している。2025年10月期の請負引渡し棟数は208棟と大きく増加した。
マンション新築分譲とリノベーション販売
マンション事業では、近畿圏と神奈川県を中心に中規模(約40戸)の新築マンションを分譲。土地仕入れから企画設計、施工管理まで自社で行い、販売は販売代理会社に委託。また、中古マンションを1戸単位で仕入れ、内装全面改装後に販売するリノベーション販売も行う。2025年10月期は区分所有リノベ6戸と、販売目的に変更した賃貸用マンション1棟(37戸)を販売した。
木造ノウハウを活かした大規模木造建築(特建事業)
戸建分譲で培った木造建築の技術を戸建以外の分野に応用する特建事業を展開。大規模木造建築(木造集合住宅など)の請負工事を行う。2025年10月期には2件の物件を完工し、売上高2億60百万円を計上。まだ売上規模は小さいが、事業領域の拡大に向けた取り組みとして位置づけられている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がファースト住建
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3772ウェルス・マネジメント | 210億円 | — |
| 2 | 3484イノベーションホールディングス | 204億円 | 14.3倍 |
| 3 | 2998クリアル | 197億円 | 9.0倍 |
| 4 | 8869明和地所 | 195億円 | 5.1倍 |
| 5 | 5532リアルゲイト | 195億円 | 29.8倍 |
| 6 | 8917ファースト住建 | 190億円 | 10.4倍 |
| 7 | 2970GLC GROUP | 189億円 | 14.5倍 |
| 8 | 3242アーバネットコーポレーション | 187億円 | 9.1倍 |
| 9 | 3457And Doホールディングス | 186億円 | 12.8倍 |
| 10 | 3454ファーストブラザーズ | 184億円 | 4.5倍 |
| 11 | 5535ミガロホールディングス | 184億円 | 12.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
平成11年7月に設立、戸建分譲からスタート
ファースト住建は1999年(平成11年)7月に設立された。創業以来の企業理念は「住宅作りにおいて社会へ貢献する」「より良いものを、より安く、より早く、より安全に提供する」「人を育て、健全経営を行う」の三つ。当初は近畿圏を中心に戸建分譲を展開し、在来工法(木造軸組工法)による建売住宅の企画・建築・販売を主力とした。
平成20年12月に名古屋支店を開設、エリア拡大
2008年(平成20年)12月、名古屋市名東区に名古屋支店を開設し、近畿圏以外への進出を開始。以降、広島、福岡、埼玉などへ支店網を拡大。地域に密着した営業活動を基本戦略とし、年間2~3支店の新設を目標に掲げた。これにより戸建分譲の供給棟数拡大を推進した。
平成30年5月にアオイ建設を連結子会社化
2018年(平成30年)5月1日、神奈川県相模原市のアオイ建設株式会社を連結子会社化。同社は神奈川県と東京都に3拠点を持ち、関東エリアでの事業基盤を獲得。ファースト住建本体の近畿・中部・中国・九州エリアと合わせ、全国展開の足掛かりとした。
令和6年10月にKHCを子会社化、完全子会社化
2024年(令和6年)10月17日、兵庫県明石市の株式会社KHCの株式92.1%を取得し子会社化。同年11月21日に全株式を取得し完全子会社とした。KHCは兵庫県に14拠点、大阪府に1拠点を持ち、注文住宅を主力とする。これによりグループの営業拠点は35に増加し、戸建事業の供給力と収益性の改善に貢献した。
連結会計年度からマンション事業等を報告セグメント化
従来、マンション事業と特建事業は「その他」に含めていたが、2025年10月期より両事業を集約した「マンション事業等」を新たな報告セグメントとして記載する方法へ変更。特建事業では木造建築のノウハウを活かした大規模木造建築の請負を開始し、2025年10月期には2件の売上を計上した。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率10%以上
- 自己資本当期純利益率(賃貸等不動産関連除く)10%以上
- 棚卸資産回転率年3回転
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
地域密着型の支店展開による事業エリア拡大
既存エリア深耕に加え、年間2~3支店の新設を目標に事業エリアを拡大し、市場シェア向上を目指す。地域に密着した営業活動で高度なマーケティングを行う。
- 02
少数精鋭とアウトソーシングによる効率経営
営業・工事部門ともアウトソーシングを活用し、少数精鋭主義を維持。ムリ・ムダを省いた健全かつ効率的な経営を継続し、柔軟で機動的な組織を構築する。
- 03
4つのキーワードに基づく住宅提供
地域に根ざした暮らし重視、街の景観形成、基礎・構造の確かな安心、先端技術による居住性の高い住まいをキーワードに、顧客ニーズに的確に応える。
- 04
事業多角化による安定経営基盤の確立
戸建分譲に加え、注文住宅、マンション事業、特建事業など第2・第3の収益柱を育成。将来の人口・世帯構成変化に伴う多様な住宅需要に対応する。
- 05
グループ連携による相乗効果の最大化
グループ各社の事業エリア・販売商品の特徴を活かし、相互補完とノウハウ提供を積極的に行い、グループ経営の相乗効果を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で411人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は446万円で、9期前と比べて−5.2%。平均年齢は43.2歳、平均勤続年数は7.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | — | — | — | 289 | — |
| 2017年10月 | — | — | — | 292 | — |
| 2018年10月 | — | — | — | 322 | — |
| 2019年10月 | 470 | 38.1 | 5.8 | 356 | — |
| 2020年10月 | 449 | 38.2 | 6.1 | 367 | — |
| 2021年10月 | 453 | 37.6 | 6.4 | 380 | — |
| 2022年10月 | 472 | 37.4 | 6.3 | 388 | — |
| 2023年10月 | 470 | 38.4 | 6.9 | 377 | — |
| 2024年10月 | 448 | 39.5 | 7.2 | 441 | 408 |
| 2025年10月 | 446 | 43.2 | 7.3 | 411 | 608 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内アオイ建設㈱相模原市南区 · 連結子会社議決権60.0%
- 国内㈱KHC(注)2.3兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱勝美住宅(注)2.4兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内住宅の横綱大和建設㈱(注)2.4兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱明石住建(注)2.4兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内パル建設㈱(注)2.4兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱Labo(注)2.4兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内いい不動産プラザ㈱(注)2.4兵庫県明石市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は429億円、営業利益は25億円。前期と比べると増収増益で、売上が+19.2%、利益が+38.9%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は187億円、営業利益は13億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−12.2%、営業利益は+18.2%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 87 | 6 | 6.9 | 4 |
| 2023年2Q | 121 | 9 | 7.4 | 5 |
| 2023年3Q | 90 | 5 | 5.6 | 4 |
| 2023年4Q | 136 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 75 | 3 | 4.0 | 2 |
| 2024年2Q | 96 | 6 | 6.3 | 4 |
| 2024年4Q | 189 | 9 | 4.8 | 19 |
| 2025年2Q | 213 | 11 | 5.2 | 6 |
| 2025年4Q | 216 | 14 | 6.5 | 8 |
| 2026年2Q | 187 | 13 | 7.0 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年10月期からの14期で、売上は446億円から429億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は5.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 446 | — | 45 | — | 26 |
| 2013年10月 | 486 | — | 50 | — | 31 |
| 2014年10月 | 424 | — | 36 | — | 22 |
| 2015年10月 | 444 | — | 35 | — | 22 |
| 2016年10月 | 418 | — | 44 | — | 29 |
| 2017年10月 | 414 | — | 43 | — | 29 |
| 2018年10月 | 409 | — | 38 | — | 26 |
| 2019年10月 | 431 | — | 37 | — | 24 |
| 2020年10月 | 436 | — | 26 | — | 17 |
| 2021年10月 | 426 | — | 35 | — | 23 |
| 2022年10月 | 400 | — | 32 | — | 21 |
| 2023年10月 | 434 | — | 27 | — | 18 |
| 2024年10月 | 360 | 18 | 18 | 5.0 | 25 |
| 2025年10月 | 429 | 25 | 24 | 5.8 | 14 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高429億円のうち、営業利益として残るのは25億円で5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.7%359億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%45億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%25億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年10月期は営業CFが29億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは17億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は207億円で、売上の5.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 2 | −3 | −16 | −1 | 127 |
| 2013年10月 | 32 | −14 | −7 | 18 | 138 |
| 2014年10月 | −3 | −16 | −10 | −19 | 109 |
| 2015年10月 | 71 | −9 | −10 | 62 | 161 |
| 2016年10月 | −13 | 1 | 20 | −12 | 169 |
| 2017年10月 | 40 | 0 | −28 | 40 | 181 |
| 2018年10月 | −32 | −8 | −11 | −40 | 128 |
| 2019年10月 | −18 | −11 | 4 | −29 | 103 |
| 2020年10月 | 119 | −8 | −34 | 111 | 179 |
| 2021年10月 | 68 | −7 | −2 | 61 | 239 |
| 2022年10月 | −54 | −7 | −2 | −61 | 176 |
| 2023年10月 | 25 | −13 | −14 | 12 | 174 |
| 2024年10月 | 60 | −14 | −31 | 46 | 189 |
| 2025年10月 | 29 | −12 | 0 | 17 | 207 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年10月期の総資産は618億円。このうち返さなくてよい自己資本が421億円で、自己資本比率は65.8%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 337 | 178 | 159 | 52.8 |
| 2013年10月 | 360 | 204 | 156 | 56.8 |
| 2014年10月 | 372 | 221 | 151 | 59.4 |
| 2015年10月 | 380 | 238 | 142 | 62.7 |
| 2016年10月 | 428 | 263 | 165 | 61.3 |
| 2017年10月 | 424 | 286 | 138 | 67.5 |
| 2018年10月 | 473 | 314 | 159 | 64.6 |
| 2019年10月 | 504 | 333 | 171 | 64.2 |
| 2020年10月 | 476 | 344 | 132 | 70.3 |
| 2021年10月 | 509 | 363 | 146 | 69.1 |
| 2022年10月 | 530 | 378 | 152 | 69.1 |
| 2023年10月 | 527 | 390 | 137 | 71.7 |
| 2024年10月 | 612 | 415 | 196 | 64.9 |
| 2025年10月 | 618 | 421 | 196 | 65.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中15位あたり、逆に低いのはROEで131社中118位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,127で、1年前と比べて+1.2%。過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.4倍 |
| PBR | 0.38倍 |
| 配当利回り | 3.82% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
7/17に-1.6%下落も、1ヶ月で+6.4%上昇。25日線(1086円)を+2.9%上回り、75日線(1094円)を+2.2%上回る。52週高値1266円から-11.7%、安値999円から+11.9%。RSI65.8とやや高め。出来高は7/16に2400株と低調も、7/17は9800株とやや回復。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER(10.30倍)は業界平均(13.91倍)を下回り、PBR(0.38倍)も平均(1.71倍)を大きく下回る割安水準。ROEは3.6%と低く、配当利回りも平均を下回る1.85%で増収増益の勢いが乏しい点は懸念。ただし財務内容が安定しており、割安感は強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.4倍 | 14.9倍 |
| PBR | 0.38倍 | 1.84倍 |
| ROE | 3.6% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり43円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.82%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年10月 | 40 | — | 18.9 |
| 2017年10月 | 43 | 7.5 | 20.5 |
| 2018年10月 | 43 | 0.0 | 23.9 |
| 2019年10月 | 43 | 0.0 | 25.9 |
| 2020年10月 | 43 | 0.0 | 36.9 |
| 2021年10月 | 43 | 0.0 | 27.8 |
| 2022年10月 | 43 | 0.0 | 30.9 |
| 2023年10月 | 43 | 0.0 | 35.5 |
| 2024年10月 | 43 | 0.0 | 54.9 |
| 2025年10月 | 43 | 0.0 | 53.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥43
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ19,485人。区分でいちばん多いのは個人・その他で55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.1%を占め、残る58.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年10月% | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 37.6 | 39.6 | 41.5 | 44.3 | 47.2 | 55.0 |
| 事業法人 | 40.1 | 40.1 | 40.0 | 40.1 | 40.2 | 40.2 |
| 自己株式 | 17.8 | 17.8 | 17.8 | 17.8 | 17.8 | 17.7 |
| 外国法人 | 14.4 | 13.9 | 11.8 | 11.1 | 10.0 | 3.5 |
| 金融機関 | 6.2 | 5.3 | 4.9 | 3.7 | 2.1 | 0.9 |
| 証券会社 | 1.7 | 1.1 | 1.8 | 0.8 | 0.5 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中島興産株式会社 | 27.93 |
| 02 | 伏見管理サービス株式会社 | 10.65 |
| 03 | 内藤 征吾 | 2.99 |
| 04 | 西岡 将基 | 2.22 |
| 05 | 中島 雄司 | 2.01 |
| 06 | 五十嵐 幸造 | 1.85 |
| 07 | 西河 洋一 | 1.24 |
| 08 | ファースト住建取引先持株会 | 0.71 |
| 09 | 齋藤 喜裕 | 0.68 |
| 10 | YKKAP株式会社 | 0.63 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−34%、1株純資産は14期で+127%。直近期のROEは3.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 157 | 1,291 | 14.5 | 5.3 | 20.3 |
| 2013年10月 | 221 | 1,475 | 16.0 | 6.8 | 18.1 |
| 2014年10月 | 159 | 1,593 | 10.4 | 7.8 | 23.3 |
| 2015年10月 | 161 | 1,719 | 9.7 | 8.1 | 22.9 |
| 2016年10月 | 212 | 1,892 | 11.7 | 6.6 | 18.9 |
| 2017年10月 | 210 | 2,063 | 10.6 | 8.6 | 20.5 |
| 2018年10月 | 184 | 2,201 | 8.4 | 6.5 | 23.9 |
| 2019年10月 | 173 | 2,331 | 7.6 | 7.7 | 25.9 |
| 2020年10月 | 120 | 2,408 | 5.1 | 8.2 | 36.9 |
| 2021年10月 | 165 | 2,530 | 6.7 | 7.4 | 27.8 |
| 2022年10月 | 148 | 2,634 | 5.7 | 7.1 | 30.9 |
| 2023年10月 | 126 | 2,718 | 4.7 | 8.7 | 35.5 |
| 2024年10月 | 180 | 2,854 | 6.4 | 5.8 | 54.9 |
| 2025年10月 | 103 | 2,924 | 3.6 | 10.8 | 53.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/10期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中島雄司 | 代表取締役社長 | — | 338,900 |
| 中山成人 | 常務取締役 兼首都圏支社長 | — | 100 |
| 田中武志 | 取締役 東海支社長 | — | — |
| 西村幸雄 | 取締役 工事部長 | — | 600 |
| 藤本智章 | 取締役 管理部長 | — | 10,900 |
| 城島美香 | 取締役(監査等委員) | — | 8,600 |
| 田村一美 | 取締役(監査等委員) | — | 900 |
| 水永誠二 | 取締役(監査等委員) | — | 900 |
| 萩本恭利 | 取締役(監査等委員) | — | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 83 | 10 | 9 | 9 | 102 | 17 |
| 取締役(社内) | 2 | 8 | 1 | — | — | 9 | 5 |
| 社外取締役 | 2 | 7 | 0 | — | — | 8 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,321字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,686字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,210字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,709字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-22
- 半期報告書半期報告書-第27期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-28
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-29
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-13
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-13
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-16
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-27
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-13
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