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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ユタカフーズ

YUTAKA FOODS CORPORATION2806 · Standard · 食料品

即席麺大手・東洋水産の子会社として液体・粉体・チルド食品・即席麺の製造を担う受託製造特化型メーカー。

概要

ユタカフーズは愛知県武豊町に本社を置く食品メーカーである。1919年に製材業として創業、1952年に味噌醤油醸造に転じた後、1976年から東洋水産の受託製造を開始し、即席麺やチルド食品などを手掛ける。液体調味料や粉体調味料の自社開発も行い、うなぎのたれで業界トップクラスの生産量を誇る。2025年3月期の売上高は約145億円、従業員は271名。

液体・粉体・チルド・即席麺の四部門構成

ユタカフーズの事業は液体、粉体、チルド食品、即席麺の四部門で構成される。2025年3月期の売上高は液体5,021百万円、粉体5,227百万円、チルド食品1,918百万円、即席麺1,936百万円、その他884百万円の合計14,988百万円。液体と粉体は自社開発製品が主体で、うなぎのたれや白だしなどが代表的。チルド食品と即席麺はほぼ全量が東洋水産からの受託製造である。

東洋水産への受託製造が売上の大半を占める

同社は1976年に東洋水産の経営参加を得て以来、同社向けの受託製造を主要な収益源としてきた。即席麺やチルド食品は完全受託、液体や粉体の一部も東洋水産からの注文で生産される。親会社への依存度は高く、販売先の集中リスクがあるが、安定的な生産基盤を提供している。2025年3月期の営業利益は143百万円と低水準だが、新工場投資の効果が今後の収益に寄与する見込み。

自己資本比率86%の安定した財務基盤

2025年3月期末の総資産は26,676百万円、自己資本は23,019百万円で自己資本比率は86.3%。現金及び預金は354百万円と潤沢ではないが、短期貸付金の回収などで流動性を確保。負債は買掛金や未払費用が中心で、有利子負債はほとんどない。一方、2025年3月期の当期純利益は204百万円と前期から63%減少。チルド新工場の減価償却費増加が主因である。

武豊と鳥取の二拠点生産体制

本社・工場は愛知県武豊町にあり、液体・即席麺・チルド食品を生産。2003年に東洋水産から山陰東洋の事業を譲り受け、鳥取工場として稼働を開始。鳥取工場は粉体調味料を専門とし、2019年には新工場を建築して生産能力を拡大した。2025年11月には武豊にチルド新工場を竣工し、同年中に稼働を開始した。これによりチルド食品の生産量増加に対応する。

業界の中での役割は即席食品メーカー向け受託製造会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
150億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01即席麺・食品製造(親会社向け受託)主力

当社の主要な事業は親会社である東洋水産からの受託製造であり、即席麺を中心に液体、粉体、チルド食品を製造しています。親会社のブランド製品の供給を担い、グループの生産機能として重要な役割を果たしています。

主要顧客東洋水産

主な製品・サービス4
即席麺
東洋水産ブランドの即席麺を製造。カップ麺や袋麺など、親会社の製品企画に基づき生産を担当。
液体食品
スープやたれ等の液体調味料を製造。親会社の製品に使用される。
粉体食品
粉末スープや粉末調味料等を製造。即席麺のスープなどに使用される。
チルド食品
チルド麺やチルド惣菜等を製造。親会社のチルド製品の生産を担当。

製品と技術

うなぎのたれで業界トップクラスを誇る液体調味料

液体部門は1952年からの醸造ノウハウを活かし、うなぎのたれ、つゆ、白だし、味だしなどの自社製品を展開する。特にうなぎのたれは生産量で業界トップクラス。粘度や色合い、味を顧客ごとに調整するカスタマイズ対応が強み。2025年3月期の売上高は5,021百万円で、全社の約3分の1を占める。

粉末・顆粒から多様な充填形態に対応する粉体調味料

粉体部門は粉末や顆粒といった形状に加え、フィルム包装、スタンドパック、バルクなどの充填形態を揃える。時代の変化に合わせ、手軽に使える調味料を提供。2019年に鳥取工場へ事業を集約し、製販一体の体制を構築した。2025年3月期の売上高は5,227百万円と四部門中最大で、セグメント利益398百万円を計上した。

東洋水産ブランドを支える即席麺とチルド食品

即席麺とチルド食品の両部門は、親会社である東洋水産からの受託製造が主体。即席麺ではカップ麺や袋麺、チルド食品では生麺類を生産する。2025年11月に稼働したチルド新工場により、チルド食品の生産能力は向上した。2025年3月期の売上高は即席麺1,936百万円、チルド食品1,918百万円。

自社製品比率向上と研究開発の強化

液体と粉体は自社開発製品の比率を高める戦略分野。研究開発を強化し、顧客ニーズに合わせた新製品を提案する。うなぎのたれや白だしなどの既存製品に加え、新たな調味料の開発にも注力。2025年3月期の経常利益は291百万円と減少したが、中長期的には自社製品の拡大で収益構造の改善を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がユタカフーズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12932STIフードホールディングス199億円12.1倍
22204中村屋190億円20.0倍
32929ファーマフーズ175億円
42597ユニカフェ173億円20.4倍
52003日東富士製粉170億円19.9倍
62806ユタカフーズ169億円64.9倍
72112塩水港精糖166億円4.7倍
82937サンクゼール163億円26.4倍
92924イフジ産業159億円7.8倍
102935ピックルスホールディングス156億円11.3倍
112884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

製材業から航空機部品へ転換した戦時期

1919年、坂野信四郎が愛知県武豊町で山二製材工場を創業。包装用木箱や建築用材を製造した。1944年に法人化し、株式会社山二航空機製作所と改称、航空機部品の製作に転換。第二次世界大戦中の軍需に対応したが、1945年の終戦で再び木製品工場に戻り、山二産業株式会社に商号変更した。

味噌醤油醸造業へ一転した1952年

1952年5月、商号を豊産業株式会社に変更し、味噌醤油の醸造業に全面的に転換。同年6月に豊醸造株式会社を吸収合併し、翌1953年5月には豊醤油株式会社と改称。醤油醸造専業となり、1961年10月に名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場した。この時期の醸造技術が後の液体調味料事業の基盤となる。

東洋水産の経営参加と受託製造開始

1976年8月、東洋水産株式会社の経営参加を得て、だしの素の受託製造を開始。同年12月には生麺、1977年2月には即席麺、同年11月には調理品、1978年2月には即席ワンタンと、受託品目を拡大した。これにより東洋水産グループの一員としての立場を確立し、食品製造業への本格的な進出を果たした。

即席麺工場新設とユタカフーズへの商号変更

1989年に生麺工場、1991年に即席麺(カップ麺)工場を新築。1996年には粉体調味料工場と物流倉庫を建設した。1997年10月、商号をユタカフーズ株式会社に変更。2000年3月には東京証券取引所市場第二部に上場し、名古屋・東京の二市場上場企業となった。

鳥取工場取得と液体調味料工場の新設

2002年10月に液体調味料工場、2003年3月に自動倉庫を新築。2003年4月、東洋水産から山陰東洋株式会社の営業全部を譲り受け、鳥取工場として稼働開始。これにより粉体調味料の生産拠点を確保し、二拠点体制が完成した。2017年には即席麺製造ラインを増設、2019年には鳥取工場に新工場を建築した。

市場区分移行とチルド新工場への挑戦

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ、名古屋証券取引所はメイン市場へ移行。2025年11月にチルド新工場を建築し、同年中に稼働を開始。この設備投資によりチルド食品部門の生産能力は増強されたが、2025年3月期の同事業は減価償却費増加でセグメント損失を計上した。中長期的な収益基盤の強化を目指す。

年表24件を開く

1910年代

  • 1919年1月創業坂野信四郎が現本社工場位置に山二製材工場と称して創業、包装用木箱、建築用材料の製造開始

1940年代

  • 1944年10月法人組織に改め、株式会社山二航空機製作所と称し、航空機部品の製作に転換
  • 1945年8月商号変更山二産業株式会社に商号変更し、木製品工場に復元

1950年代

  • 1952年5月商号変更豊産業株式会社に商号変更し、主要な製品を味噌醤油の醸造業に転換
  • 1952年6月M&A豊醸造株式会社を吸収合併
  • 1953年5月商号変更豊醤油株式会社に商号変更

1960年代

  • 1961年10月上場名古屋証券取引所(市場第二部)に株式を上場

1970年代

  • 1976年8月東洋水産株式会社の経営参加を得、だしの素の受託製造を開始
  • 1976年12月生麺の受託製造を開始
  • 1977年2月即席麺工場新築、即席麺の受託製造を開始
  • 1977年11月調理品の受託製造を開始
  • 1978年2月即席ワンタンの受託製造を開始

1980年代

  • 1989年7月生麺工場新築

1990年代

  • 1991年9月即席麺(カップ麺)工場新築
  • 1996年1月粉体調味料工場及び物流倉庫新築
  • 1997年10月商号変更ユタカフーズ株式会社に商号変更

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所(市場第二部)に株式を上場
  • 2002年10月液体調味料工場新築
  • 2003年3月自動倉庫新築
  • 2003年4月東洋水産株式会社から山陰東洋株式会社の営業の全部を譲り受け、鳥取工場として稼働開始

2010年代

  • 2017年3月即席麺製造ラインを1ライン増設
  • 2019年7月鳥取工場に新工場を建築

2020年代

  • 2022年4月証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場へ、名古屋証券取引所市場第二部からメイン市場へ移行
  • 2025年11月チルド新工場を建築

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 1株当たり当期純利益(EPS)増加(具体的数値なし)
  • 自己資本当期純利益率(ROE)向上(具体的数値なし)
  • 総資産経常利益率(ROA)向上(具体的数値なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    部門別利益管理の徹底

    各部門の利益率を向上させ、1株当たり当期純利益(EPS)の増加を重点目標とする。ROEやROAの向上にも努め、資産効率を改善する。

  2. 02

    品質第一とコスト構造改革

    品質第一の姿勢を貫き、安心・安全な製品を提供するため品質管理を徹底する。最適な設備投資と業務効率化により、筋肉質なコスト構造へ転換する。

  3. 03

    自社製品開発の強化

    液体・粉体分野を戦略分野と位置づけ、研究開発を強化し製品開発をスピードアップする。自社開発製品の比率を高め、バランスのとれた売上構成を目指す。

  4. 04

    受託事業の拡大と新工場活用

    即席麺やチルド食品の受託事業を安定基盤とし、東洋水産との協力を継続する。チルド新工場の稼働により受託量拡大を図り、新たな収益源とする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で271人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は610万円で、9期前と比べて+16.1%平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月351
2018年3月358
2019年3月52634.112.9344
2020年3月52834.712.8349
2021年3月55235.312.8363
2022年3月53035.913.3359
2023年3月53037.614.8307
2024年3月58038.415.4296
2025年3月59339.116.5278252
2026年3月61039.116.127137

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社及び本社工場 — 愛知県知多郡武豊町166億円
本社業務、全セグメント
鳥取工場 — 鳥取県境港市1,498百万円
粉体
主な関係会社
  • 国内
    東洋水産㈱(注)2
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権50.9%
  • 国内
    その他2社
    - · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は150億円営業利益1億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.4%、利益が-85.7%。

売上高
+3.4%
150億円
営業利益
-85.7%
1億円
純利益
-66.7%
2億円
営業利益率
0.7%
前期比 -4.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高159億円150億円
営業利益0億円1億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.3%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q342
2024年1Q3326.12
2024年2Q3512.91
2024年3Q3625.61
2024年4Q341
2025年2Q7245.63
2025年4Q7334.13
2026年2Q7345.54
2026年4Q77−3−3.9−2
2027年1Q4300.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は215億円から150億円へ70%に減った。直近期の営業利益率は0.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月215138
2014年3月224159
2015年3月211128
2016年3月211149
2017年3月204117
2018年3月222116
2019年3月2131310
2020年3月2031110
2021年3月1531510
2022年3月1501510
2023年3月137107
2024年3月13875
2025年3月145784.86
2026年3月150130.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高150億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金94.0%141億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.3%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
6.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
0.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.4pt
0.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−2億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは−19億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は4億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−8−3652
2014年3月14−6−3856
2015年3月1632−374867
2016年3月16−4−31276
2017年3月11−26−3−1559
2018年3月15−13−3258
2019年3月17−2−31571
2020年3月14−13−3169
2021年3月20−2−31884
2022年3月14−3−31192
2023年3月11−7−3493
2024年3月9−44−3−3555
2025年3月14−41−3−2725
2026年3月−2−17−3−194

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は267億円。このうち返さなくてよい自己資本が230億円で、自己資本比率は86.3%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2191893086.6
2014年3月2261953186.5
2015年3月1961692786.0
2016年3月2051753085.4
2017年3月2141823284.9
2018年3月2251923385.2
2019年3月2271923584.7
2020年3月2281973186.3
2021年3月2392053485.9
2022年3月2452123386.5
2023年3月2452172888.3
2024年3月2492222789.1
2025年3月2582253387.4
2026年3月2672303786.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
227億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
37億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率123社中5位あたり、逆に低いのはROE123社中117位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.9%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.3%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.5%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,910で、1年前と比べて-4.7%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥1,910+0.6%1ヶ月+1.5%1年-4.7%時価総額169億円
過去52週の値幅
安値¥1,800高値¥2,350

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)64.9倍
PER (会社予想)124.0倍
PBR0.58倍
配当利回り2.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1865円。25日線(1863円)をわずかに上回るも、75日線(1983円)・200日線(2059円)を下回って推移。52週高値2350円からは約20%下落し、安値圏(1800円)に接近。足元の出来高は低調で方向感に乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが63.7倍と業界平均27.9倍を大きく上回り、割高感が強い。PBRは0.56倍と業界平均1.59倍を下回るが、ROEが0.9%と著しく低く収益性が低い。配当利回りは0%で無配。割高であり、配当もなく、財務体質にも懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)64.9倍28.6倍
PER (予想)124.0倍
PBR0.58倍1.63倍
ROE0.9%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は2026年3月期に営業利益が急減する見通し(前期4.83%→0.67%)。強気派は原料コスト上昇が一過性であり、長期的な需要安定と業績回復を期待する。弱気派は価格転嫁の限界と構造的な収益性低下を懸念。PER63倍と割高な水準も議論の的。

プラスに働く材料7
  • 需要の底堅さ

    豆腐・納豆は生活必需品で景気変動の影響を受けにくい

  • 原料コストの正常化期待

    大豆価格は高止まりも、長期契約で安定調達の可能性

  • 低PBR・資産価値

    PBR0.56倍と解散価値割れ、M&A等の思惑も

  • 業績予想の上振れ期待決算発表後影響

    営業利益予想1億円(前期比-86%)は保守的、上振れ余地あり

  • 低PBR・純資産価値への見直し不定影響

    PBR0.56倍、解散価値が時価を上回る可能性

  • 売上高の増加トレンド継続継続影響

    売上高が3期連続増加、2026年3月期150億円予想(前期比+3.4%)

  • コスト削減効果の発現2027年〜2028年影響

    不採算事業整理で中期的な利益回復期待

マイナスに働く材料7
  • 利益率の急減

    26/3期営業利益率0.67%とほぼ採算ライン

  • 価格競争の激化

    競合が多い大豆加工品市場で値上げが困難

  • 株価の割高感

    PER63倍と同業比大きく割高、成長期待乏しい

  • 営業利益の大幅減少リスク2026年Q1影響

    営業利益1億円(前期比-86%)、業績悪化が続く懸念

  • 無配当継続による投資家離れ継続影響

    配当利回り0%、株主還元不足で需給悪化

  • 高PER調整リスク通年影響

    PER63倍と割高、業績悪化でさらに下落リスク

  • 原材料高騰の影響深刻継続影響

    小規模企業ゆえ仕入コスト上昇の吸収困難、利益率低下

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の維持・改善が最大の焦点
大豆原料価格
コスト変動が業績に直結
販売数量
需要動向と市場シェアの指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.09%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
2.09%
いまの株価に対して
配当性向
136.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4038.8
2018年3月400.043.4
2019年3月400.027.1
2020年3月400.028.5
2021年3月400.028.1
2022年3月400.027.6
2023年3月400.040.7
2024年3月400.060.5
2025年3月400.050.2
2026年3月400.0136.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,309人。区分でいちばん多いのは事業法人48.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.7%を占め、残る47.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.148.548.448.548.548.5
個人・その他39.539.339.239.539.439.7
自己株式21.321.321.321.321.321.3
外国法人4.15.46.57.07.27.3
金融機関7.36.75.54.64.64.2
証券会社0.00.10.40.30.30.3
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東洋水産株式会社40.00
02VASANTA MASTER FUND PTE. LTD.(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.84
03株式会社榎本武平商店2.38
04ユタカフーズ従業員持株会2.30
05MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.08
06株式会社あいち銀行0.96
07大樹生命保険株式会社0.91
08焼津水産化学工業株式会社0.86
09知多信用金庫0.84
10CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC/AIF CUSTOMER ACOOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−68%、1株純資産は14期で+54%。直近期のROEは0.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月922,1574.318.343.3
2014年3月1032,2264.718.438.7
2015年3月1082,4284.617.737.2
2016年3月1362,5135.513.529.5
2017年3月1032,6194.018.538.8
2018年3月922,7563.422.343.4
2019年3月1482,7685.312.327.1
2020年3月1412,8395.011.728.5
2021年3月1432,9494.913.328.1
2022年3月1453,0494.812.427.6
2023年3月983,1163.220.840.7
2024年3月663,1892.128.360.5
2025年3月803,2392.528.950.2
2026年3月293,3130.974.6136.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額56百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
橋本淳代表取締役 社長604,000
山本芳明取締役62
大茂為継取締役62
日野恵美子取締役50
奥田裕治常勤監査役6719,000
花井謙造監査役65
中野晴之監査役68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)22663317
社外取締役412123
監査役1911111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容371字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(親会社及び関連会社2社により構成)においては、液体、粉体、チルド食品及び即席麺の4部門の製造販売を主な事業とし、即席麺等は親会社の受託製造を主な内容とし、事業活動を展開しております。 当グループの事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。 液体、粉体 ……………………………………………………   当社が製造販売しております。 液体、粉体、チルド食品、即席麺 …………………………   親会社より受託して製造しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 親会社及び関連会社の事業の内容は次のとおりであります。 親会社 東洋水産株式会社   即席食品等の製造販売 関連会社 東和エステート株式会社   不動産の管理 スルガ東洋株式会社   冷凍冷蔵倉庫業
経営方針・対処すべき課題1,668字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「人・食・味を豊に社会に貢献する」ことを経営理念とし、お客様の要求に応える製品を提供し、その企業活動において社会に貢献できる事業活動を推進してまいります。 (2) 目標とする経営指標 目標とする経営指標は、部門別利益管理を重視しております。各部門の利益率を向上することにより売上高を追求するだけでなく、1株当たり当期純利益(EPS)の増加を重点目標としております。また、中長期的な企業価値の向上の実現のため自己資本当期純利益率(ROE)や総資産経常利益率(ROA)の向上に努め、よりよい資産効率を図ってまいります。 (3) 経営環境 今後の見通しにつきましては、国内経済は徐々に回復傾向にあり、賃金の上昇による消費意欲の向上に期待する一方、不安定な国際情勢、資源・原材料価格の高騰、為替相場の変動など、先行きは不透明で経営環境は依然として厳しい状況で推移することが予想されます。 食品業界におきましても、原材料コストの上昇圧力が強い一方、低価格志向・節約志向に伴う価格競争の激化による厳しい経営環境が継続されるものと予想されます。また、人口減少と高齢化の進展、食の安心・安全に対する意識の高まりなどは依然として続いております。 このような状況の中で、当社は品質第一の姿勢を貫き、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底するとともに、最適な設備投資と業務の効率化・適正な生産体制による筋肉質なコスト構造への転換を図るとともに、当社独自技術からの積極的な製品提案・開発体制の強化によって売上の拡大に挑戦して収益力を強化してまいります。 液体部門においては、1952年以降、醸造業の様々なノウハウを有しており、「うなぎのたれ」「つゆ」「白だし」「味だし」等は、そのノウハウによって生み出された自社製品であります。特に、うなぎのたれは業界トップクラスの生産量を誇り、国内外の生産者に向けて、お客様に合わせた粘度・色合い・味を提供しております。 粉体部門においては、時代とともに変化する生活スタイルに合わせて、より素早く・手軽に美味しさをお届けするために「粉末」「顆粒」とニーズに即した形状と「フィルム」「スタンドパック」「バルク」等の充填形態に対応し、お客様のご要望に対応しております。2019年の鳥取工場への事業集約により、製販一体となった事業体制を敷き、よりスピードアップした対応を目指しております。 さらに、企業活動における社会的責任の重さを充分認識し、環境保全活動への取り組み、コンプライアンス体制の強化等を推進し、お客様に信頼される企業を目指し、積極的に事業を展開し、社業の発展を図る所存であります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 即席麺、チルド食品の麺類は、今後も安定した経営基盤として、新製品開発などの面で東洋水産㈱に協力しつつ、チルド新工場の稼働によって新たな経営基盤の柱となるよう受託量の拡大を図ります。 一方、当社が製品開発の主体を持っている液体や粉体は、今後発展の戦略分野と考え、メーカーとして整備、拡大を行いながら、研究開発の強化を図り、製品開発のスピードアップに取り組み、取引先の要望にいつでも応えられるよう生産、販売体制を整え、売上拡大を図り、売上高に占める自社開発製品の比率を上げながら、バランスのとれた売上構成を目指し、コストダウンや業務の効率化にも傾注し、安定した経営を目指します。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 顧客ニーズの変化に対応した製品開発を行うための研究開発を重視し、また、安心・安全な製品を提供することを基本として品質管理を徹底するとともに、企業は人材であるという観点から人材育成の充実と既存設備の有効活用を推し進め、効率的な生産・物流体制を構築し業務改善を徹底してまいります。
事業等のリスク1,991字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 特定の取引先への依存 当社の売上高は6割以上が東洋水産株式会社向けであります。当社は、東洋水産グループの一員として、東洋水産株式会社より即席麺・チルド食品等の生産を受託しております。長年築きあげてきた調味料の製造技術・設備を有しており、チルド食品においては中部地区の生産拠点として重要な役割を担っております。しかしながら、東洋水産グループの販売戦略や生産拠点の統廃合、効率的な生産物流体制の再構築等により、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品のクレーム 全ての製品についてクレームが無く、将来にクレームによる製品回収が発生しない保証はありませんが、製造物責任賠償については保険を付保しております。しかし、この保険が最終的に負担する賠償額をカバーできるという保証はありません。また、多額のコストにつながるクレームは、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 天候、自然災害及びその他の影響 当社は、食料品製造業を営んでおります。そのため、猛暑、冷夏等の天候により売上高に影響を受けることがあります。また、製造拠点における大規模な地震や台風などの自然災害により生産設備に損害を被った場合、製造能力低下に伴う売上高の減少、設備の修復費用の増加などにより当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。さらに、新たな感染症等の発生、残留農薬問題などの食品に係る諸問題の発生が、仕入価格の高騰、消費の低迷などを引き起こし売上高等に影響を与える可能性があります。当社は消費者の不信を取り除き、安心・安全な製品の提供をモットーに、FSSC22000の規格に基づいた適切な品質管理を行っていきますが、自然又は人為的な諸問題により当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制に関するリスク 当社は、食品安全基本法をはじめ食品衛生法、製造物責任法、環境・リサイクル関連法規、不当景品類及び不当表示防止法などの様々な法的規制を受けております。 当社はコンプライアンス経営推進の基にこれらの法的規制の遵守に努めておりますが、将来これらの規制を遵守できなかった場合あるいは規制の強化、変更ないし予測し得ない新たな規制の設定などがあった場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 訴訟に関するリスク 当社は、事業の遂行にあたって、各種法令・規制等に違反しないように、内部統制機能の充実やコンプライアンス経営を強化するとともに、必要に応じて顧問契約を締結している弁護士のアドバイスを受けております。 しかしながら、事業活動の遂行にあたって、当社及び全役職員が法令等に対する違反の有無に関わらず、製造物責任法・知的財産権等の問題で、訴訟を提起される可能性があります。また、訴訟が提起されることそれ自体、又は、訴訟の結果によって、お客様から信頼を失うことにより、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 有価証券の時価変動リスク 当社では、売買を目的とした有価証券は保有しておりませんが、様々な理由により、売却可能な有価証券を保有しております。 これらの有価証券のうち、時価を有するものについては、全て時価にて評価されており、市場における時価の変動は、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人的資源に関するリスク 当社の調味料事業においては、味覚・嗅覚に依る付加価値を与えることが生業であり、このため、各製造工程において、高い知識・技術と経験に裏付けされた人材が不可欠であります。かかる認識の下、当社では、技術に精通した人材等を採用・育成していく方針ですが、適切な時期にこのような人材を採用ないしは育成できなかった場合には、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 また、製造工程においては、労働集約型ラインもあり、国内の生産年齢人口の減少が続く状況において、質の高い人材の確保は、大変重要な事項になると考えておりますが、製造現場をはじめとする人材獲得競争の激化により人材確保が計画通りに進まなかった場合、また、最低賃金の引き上げなど法改正への対応により労働条件などの環境に変化があった場合、当社の経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,567字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態の状況 当事業年度末における資産の部は26,676百万円となり、前事業年度末と比べ920百万円増加しました。これは主に、建物(純額)が7,661百万円、構築物(純額)が122百万円、機械及び装置(純額)が5,684百万円、未収消費税等が1,469百万円、投資有価証券が831百万円増加し、現金及び預金が2,193百万円,短期貸付金が5,300百万円、建設仮勘定が8,027百万円減少したことによるものであります。 負債の部は3,656百万円となり、前事業年度末と比べ405百万円増加しました。これは主に、買掛金が226百万円、繰延税金負債が221百万円、未払費用が116百万円増加し、未払法人税等が146百万円、未払消費税等が124百万円減少したことによるものであります。 純資産の部は23,019百万円となり、前事業年度末と比べ515百万円増加しました。これは主に、その他有価証券評価差額金が589百万円増加し、利益剰余金が73百万円減少したことによるものであります。 この結果、当事業年度末の自己資本比率は86.3%(前事業年度末は87.4%)、1株当たり純資産は3,313円38銭(前事業年度末は3,239円14銭)となりました。 (2) 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境に改善がみられ緩やかな回復傾向で推移しているなか、国際情勢が緊迫化しており資源価格が高騰していることや、金融市場の変動により、先行きは不透明な状況が続いております。 食品業界におきましては、継続する物価上昇による消費意欲の衰退、より一層食への安心・安全に対する関心が高まるとともに、原材料価格の高騰は続くと思われ、事業を取り巻く環境は厳しいものとなっております。 このような状況の中、当社は独自技術・設備を最大限に活用した商品展開、社会環境を踏まえた収益基盤の強化と安定稼働、持続的な企業価値の向上を目指す経営を基本方針として取り組み、当事業年度はチルド新工場の稼働を開始させるなど、経営効率の向上と利益目標の達成に取り組んで参りました。 この結果、当事業年度の経営成績は、売上高は14,988百万円と前年同期と比べ533百万円(3.7%)の増収となり、営業利益は143百万円と前年同期と比べ538百万円(79.0%)、経常利益は291百万円と前年同期と比べ509百万円(63.6%)、当期純利益は204百万円と前年同期と比べ349百万円(63.1%)の減益となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 液体部門は、受託数増加により、売上高は5,021百万円と前年同期と比べ290百万円(6.1%)の増収となりましたが、原材料費高騰の影響が大きくセグメント利益は122百万円と前年同期と比べ6百万円(4.8%)の減益となりました。 粉体部門は、顆粒製品の受託が伸び、売上高は5,227百万円と前年同期と比べ384百万円(7.9%)の増収となり、セグメント利益は398百万円と前年同期と比べ192百万円(93.1%)の増益となりました。 チルド食品部門は、新工場の稼働が開始し受託が増加したことにより、売上高は1,918百万円と前年同期と比べ116百万円(6.4%)の増収となりましたが、新工場稼働に伴う減価償却費及び諸経費の増加により、セグメント損失457百万円(前年同期は243百万円のセグメント利益)となりました。 即席麺部門は、前年並みに推移し、売上高は1,936百万円と前年同期と比べ20百万円(1.1%)の増収となりましたが、セグメント利益は64百万円と前年同期と比べ25百万円(28.4%)の減益となりました。 その他は、水産物の取扱量が減少し、売上高は884百万円と前年同期と比べ278百万円(23.9%)の減収となりましたが、セグメント利益は16百万円と前年同期と比べ2百万円(14.9%)の増益となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は354百万円となり、前事業年度末と比べ2,175百万円(86.0%)の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動により使用した資金は238百万円(前年同期は1,408百万円の増加)となりました。主な要因は、税引前当期純利益288百万円及び減価償却費1,263百万円による資金の増加と未収消費税等の増減額1,469百万円及び法人税等の支払額250百万円による資金の減少であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は1,658百万円となり、前年同期と比べ2,465百万円(59.8%)の減少となりました。使用した資金の主な要因は、有形固定資産の取得による支出6,796百万円と貸付金の回収による収入5,300百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果使用した資金は278百万円となり、前年同期と比べ0百万円(0.2%)の増加となりました。なお、財務活動による主な支出は、配当金の支払によるものであります。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産金額(百万円)   前年同期比(%) 液体   5,107   102.3 粉体   5,321   106.7 チルド食品   1,918   106.5 即席麺   1,949   101.3 合計   14,297   104.3 (注) 1 生産金額は販売価格により算出しております。 (算式)  売上高÷売上数量×生産数量 2 生産実績には、見本品等を含んでおります。 (2) 商品仕入実績 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) その他   849   75.5 合計   849   75.5 (注) 金額は仕入価格によっております。 (3) 受注状況 当社は、液体及び粉体については見込み生産であり、液体及び粉体の一部、チルド食品及び即席麺については東洋水産㈱からの受託製造であります。 (4) 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売金額(百万円)   前年同期比(%) 製品   液体   5,021   106.1 粉体   5,227   107.9 チルド食品   1,918   106.4 即席麺   1,936   101.1 小計   14,103   106.1 その他   884   76.1 合計   14,988   103.7 (注) 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先名   第85期   第86期 販売金額(百万円)   割合(%)   販売金額(百万円)   割合(%) 東洋水産㈱   9,689   67.0   10,075   67.2 (経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析) 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成に当たって、資産・負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ①繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産は、将来減算一時差異を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しておりますが、課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済条件の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、翌事業年度以降において認識する金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ②退職給付債務の測定 当社は、確定給付制度を採用しております。確定給付制度の退職給付債務の現在価値及び関連する勤務費用等は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、昇給率、及び死亡率等の様々な変数についての見積り及び判断が求められます。 数理計算上の仮定は、経営者の最善の見積りと判断により決定しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌事業年度以降の財務諸表において認識する退職給付引当金及び退職給付費用の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、当事業年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (退職給付関係) (6)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 (2) 当事業年度の経営成績の分析 ①売上高・営業利益及び経常利益 売上高は報告セグメントにおいて売上が増加し、14,988百万円と前年同期と比べ533百万円(3.7%)の増収となりました。利益面につきましては、売上原価が前年同期と比べ8.3%上昇し、販売費及び一般管理費が0.2%増加した結果、営業利益は143百万円と前年同期と比べ538百万円(79.0%)、経常利益は291百万円と前年同期と比べ509百万円(63.6%)の減益となりました。 なお、セグメント別の売上高及び営業利益については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「(2)経営成績の状況」に記載しております。 ②当期純利益 当期純利益は法人税等の減少、投資有価証券売却益の増加、固定資産撤去費用の増加等により204百万円と前年同期と比べ349百万円(63.1%)の減益となりました。 この結果、当事業年度の1株当たり当期純利益(EPS)は29.41円となり前年同期と比べ50.27円(63.1%)の減少となりました。 ③自己資本当期純利益率(ROE)及び総資産経常利益率(ROA) ①及び②の結果、当事業年度の自己資本当期純利益率(ROE)は0.9%(前期比1.6ポイント減)となりました。また、総資産経常利益率(ROA)は1.1%(前期比2.1ポイント減)となりました。 (3) 戦略的現状と見通し 当社といたしましては、現状を踏まえて、即席麺、チルド食品の麺類は、今後も安定した経営基盤として、新製品開発などの面で東洋水産㈱に協力し、受託量の拡大を図ります。一方、当社が製品開発の主体を持っている液体や粉体は、今後発展の戦略分野と考え、メーカーとして必要性が高まる整備、拡充を行いながら、研究開発の強化を図り、製品開発のスピードアップに取り組み、取引先の要望にいつでも応えられるよう生産、販売体制を整え、売上拡大を図り、売上高に占める自社開発製品の比率を上げながら、バランスのとれた売上構成を目指し、コストダウンや業務の効率化にも傾注し、安定した経営を目指します。 (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ①キャッシュ・フロー 当事業年度のキャッシュ・フローの分析については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」「(3)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ②財政政策 当社は現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金にて全て賄っております。 当社は、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 (5) 経営者の問題認識と今後の方針について 今後の見通しにつきましては、賃上げによる所得の増加に伴い国内経済は緩やかな回復基調が続くものの、中東情勢など地政学リスクの影響等により原材料、エネルギー価格の上昇による継続的な物価上昇が懸念され、先行きは不透明で経営環境は依然として厳しい状況で推移することが予想されます。 食品業界におきましても、原材料コストの上昇は継続していき厳しい経営環境が続いていくと予想されます。また、人口減少と高齢化の進展、食の安心・安全に対する意識の高まりなどは依然として続いております。 このような状況の中で、当社は2026年3月期からの中期経営計画において独自技術・設備を最大限に活用した商品展開、社会環境を踏まえた収益基盤の強化と安定稼働、持続的な企業価値の向上を目指す経営を基本方針として取り組んでおります。 さらに、企業活動における社会的責任の重さを充分認識し、環境保全活動への取り組み、コンプライアンス体制の強化等を推進し、お客様に信頼される企業を目指し、積極的に事業を展開し、社業の発展を図る所存であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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