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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

STIフードホールディングス

STI Foods Holdings,Inc.2932 · Standard · 食料品

水産原料の調達から製造・販売までを一貫する食品会社。コンビニ向け水産惣菜で国内トップクラス。

概要

STIフードホールディングスは、水産原料の調達から製造、販売までを垂直統合する食品メーカーである。主にコンビニエンスストア向けの水産惣菜を手がけ、セブン-イレブン・ジャパンを最大の販売先とする。2025年12月期の連結売上高は386億円、従業員数は413名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

コンビニ向け水産惣菜が収益の柱

当社グループの主力事業は食品製造販売事業であり、売上高の約94%を占める。コンビニエンスストア向けに、おにぎり用の味付イクラ、サラダフィッシュ、焼き魚惣菜などを製造・販売している。特にセブン-イレブン・ジャパンとの取引が長期にわたり、同社向けの販売が収益の基盤となっている。原材料は北米、チリ、ロシアなどから調達し、グループ内で一貫して加工する。2024年12月期の食品製造販売事業の売上高は361億円で、セグメント利益30億円を計上した。

リテール事業を第二の柱に育成

2025年4月に創業100年の老舗企業である株式会社浜信、味の浜藤株式会社、株式会社藤兵衛をグループ化し、リテール事業を新たな報告セグメントとして追加した。百貨店やエキナカ店舗で漬け魚や高級弁当を販売する。2025年12月期のリテール事業売上高は24億円、セグメント利益は0.6億円。既存の食品製造販売事業との共同購買や販路拡大によるシナジーを追求しており、将来的な成長領域と位置づけている。

38の国と地域に広がる調達網と現地法人

水産原材料の調達は北米(アラスカ)、南米(チリ)、ロシアなど世界の産地に及ぶ。米国ワシントン州にSTI AMERICA Inc.、チリにSTI CHILE S.A.を設立し、現地での検品・集荷・検査を実施している。特にチリでは養殖サーモンの卵から成魚までの全工程を検査し、養殖臭のない高品質な原材料を確保している。これら海外子会社を通じて、安定的かつトレーサブルな原料調達を実現している。

国内6工場で柔軟な供給体制を構築

国内には福岡県糸島市の工場(STIエナック)、千葉県船橋市の工場(STIフード)、埼玉県白岡市の工場(STIデリカ)、静岡県焼津市と宮城県石巻市の工場(STIサンヨー・STIミヤギ)、さらに2024年11月に操業開始した大阪府泉佐野市の関西工場がある。これらの工場が連携し、西日本と東日本の広域にわたって製品を供給。関西工場は西日本エリアの供給強化と物流効率化を目的に新設された。

業界の中での役割はコンビニエンスストア向け水産惣菜・食材の製造メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
386億円
営業利益
26億円
営業利益率
6.7%
純利益
25億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
食品製造 販売事業361億円93.5%31億円8.6%
リテール事業25億円6.5%1億円4.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品製造販売(水産惣菜)主力

国内外で調達した水産原料を使い、主にコンビニエンスストア向けに水産惣菜(煮魚、焼き魚、フライ等)を製造・販売。デイリー惣菜メーカーとして、トレーサビリティを徹底した安全管理と安定供給が強み。

主な製品・サービス1
水産惣菜
煮魚、焼き魚、フライなど、コンビニ向けに製造される惣菜。

02食品製造販売(水産食材)主力

コンビニエンスストア向けおにぎり・弁当・パスタ・サラダ等に使用される水産食材(鮭、明太子、ツナ等)を、食材商社を通じてデイリー惣菜メーカー向けに製造・販売。原料調達からの一貫体制により安定供給と品質を両立。

主な製品・サービス1
水産食材
おにぎりや弁当の具材、サラダのトッピングなどに使われる水産加工品。

03リテール(百貨店・駅ナカ惣菜)準主力

首都圏の百貨店やエキナカでテナント展開し、漬け魚を中心とした水産総菜や高級弁当を製造・販売。高級路線の差別化で、百貨店の顧客層にアプローチ。

主な製品・サービス2
漬け魚
醤油や味噌などに漬け込んだ魚の惣菜。
高級弁当
百貨店・駅ナカ向けの高価格帯弁当。

製品と技術

特許技術で実現した味付イクラの静菌保冷

1997年に開発した「イクラの静菌保冷方法」(特許第3208359号)は、細菌の発育・増殖を抑制する技術で、コンビニおにぎり用の味付イクラの製造に活用されている。この特許により、保存性を高めながら生に近い食感と風味を維持することが可能となり、同社の基盤製品として長年にわたりセブン-イレブン・ジャパンに供給されている。

過熱水蒸気焼成機と焼きタラコの革新

2012年、STIエナックの糸島工場に過熱水蒸気焼成機を導入。350度の水蒸気で焼成することで、魚の脂肪臭を抑えながら表面を焼き上げる。この技術を応用し、2019年には「熟成たらこホットパック」を開発。表面は焼成され、内側は生感と粒感を残す焼きタラコの製造方法で特許を出願した(特願2019-122967)。家庭で焼いたような手作り感を実現している。

配合ガス置換包装で消費期限を3日から10日に延長

2014年、STIフードは惣菜に配合ガス置換包装機を初めて導入。ガスの配合方法や充填方法が異なる2台の機械を商品ごとに使い分けるノウハウにより、消費期限を従来の約3日間から約10日間に延長した。これによりフードロスの削減に貢献し、店頭での廃棄ロス低減と販売機会拡大につなげている。

サラダフィッシュでサーモン・サバ・マグロの新市場を開拓

2019年、新しいジャンルとしてサラダフィッシュ(サーモン、サバ、マグロ)を開発。東日本地区はSTIデリカ、西日本地区はSTIエナックが製造し、セブン-イレブン・ジャパン向けに販売を開始した。魚の下処理や臭いを気にせず手軽に食べられるサラダ惣菜として、健康志向の消費者に受け入れられた。グループ内でノウハウを共有し、地域ごとに最適な生産体制を敷いている。

MSC・ASC認証の垂直統合型バリューチェーン

2019年、グループ全体でMSC(海洋管理協議会)CoC認証とASC(水産養殖管理協議会)CoC認証を取得。持続可能な漁業・養殖で得られた水産原料を、ロジスティクスを含む最終商品製造に至るまで一貫して管理する体制を構築した。認証原料の使用は、サステナビリティへの取り組みの一環として、特に欧州市場や環境意識の高い顧客からの信頼獲得につながっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

製粉専業で中堅、内需中心で安定的

製粉業界では日清製粉グループ本社やニップンなど大手が先行する中、STIフードは中堅専業メーカーとして位置づけられる。売上高386億円(2025/12期予想)と業界内で規模は大きくないが、製粉・食品事業に特化し、ニッチな需要に対応。大手と比較して海外展開は限定的で、国内の製粉需要に依存するビジネスモデルである。直近の営業利益率は6~8%と安定しており、収益基盤は堅調だが、原材料の小麦価格変動や人口減少による国内需要減退がリスクとなる。

強み

  • 製粉事業に特化し、国内の食品需要に支えられた安定した収益基盤を有する。
  • 大手に比べ組織が小規模で、迅速な意思決定やニッチ市場への対応が可能。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営に近い財務体質で、景気変動への耐性がある。
  • 長年の製粉技術に基づく高品質な小麦粉で、業務用・家庭用ともに一定の支持を得る。

課題

  • 人口減少や食生活の多様化で国内製粉需要が減少傾向にあり、成長が頭打ち。
  • 大手競合が海外市場を開拓する中、国際事業の規模が小さく成長機会を逃す可能性。
  • 小麦価格の高騰や為替変動が利益を圧迫しやすく、価格転嫁が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がSTIフードホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14404ミヨシ油脂227億円13.1倍
22892日本食品化工225億円19.1倍
32903シノブフーズ207億円11.0倍
42938オカムラ食品工業206億円23.1倍
52612かどや製油206億円22.2倍
62932STIフードホールディングス199億円12.1倍
72204中村屋190億円20.0倍
82929ファーマフーズ175億円
92597ユニカフェ173億円20.4倍
102003日東富士製粉170億円19.9倍
112806ユタカフーズ169億円64.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

水産物の輸出入からスタートした1988年

1988年12月、十見裕が東京都港区に新東京インターナショナル株式会社を設立。翌1989年に北米アラスカ産マダラの白子の輸入、国産ホタテ貝柱の北米・欧州向け輸出、カニ風味かまぼこの北米輸出を開始した。その後、1991年にはロシア産・アラスカ産サーモンの輸入も始め、水産物の国際商取引を基盤に事業を拡大した。

セブン-イレブンとの取引と静菌技術の特許

1997年8月、新東京インターナショナルは生鮮イクラの静菌管理技術を開発し、コンビニエンスストア向けおにぎり用の味付イクラを発明。特許を取得した。同年、米国シアトルにSTI AMERICAを設立。1998年には南米産サーモンの輸入を開始し、セブン-イレブン・ジャパンへの販売ルートを確立した。この時期にコンビニ向けの水産食材ビジネスが本格化した。

チリ現地法人と自社工場の取得で製造体制を強化

2000年3月、チリにSTI CHILE S.A.を設立し、養殖サーモンの全工程検査体制を構築。2004年には福岡県糸島市の工場を買収し、グループ初の自社工場を取得。これによりニーズに即応できる商品開発と特許技術の管理体制を強化した。2006年には東京・船橋に惣菜工場を開設し、消費者向け最終食品メーカーとしての事業を本格化させた。

民事再生を経て持株会社体制へ再編

2010年4月、新東京インターナショナルが民事再生を申請。同年9月、エス・ティー・アイ株式会社に事業を譲渡し、2013年3月に旧法人の清算が完了した。2013年4月にはSTIフードがエス・ティー・アイを吸収合併。2017年11月に持株会社として株式会社STIフードホールディングスを設立し、2018年1月に株式交換と吸収分割で事業持株会社体制へ移行した。

上場とM&Aによる事業拡大の加速

2020年9月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年、ヤマトミを子会社化し、2022年4月にスタンダード市場へ移行。2024年11月に関西工場を新設。2025年4月には創業100年の浜信・味の浜藤・藤兵衛の全株式を取得し、リテール事業へ参入。2026年1月にはグループ内の再編(味の浜藤への合併、STIフードへのSTIデリカ合併)を実施し、経営資源の最適化を図った。

年表41件を開く

1980年代

  • 1988年12月十見裕(現 当社代表取締役社長CEO)が水産原材料及び水産食材の輸出入販売を目的として、東京都港区に新東京インターナショナル㈱を設立
  • 1989年1月北米アラスカよりマダラの白子の輸入開始
  • 1989年4月国産ホタテ貝柱IQF(個別急速凍結)の北米向け及びヨーロッパ向け輸出開始
  • 1989年5月国産カニ風味かまぼこの北米向け輸出開始

1990年代

  • 1991年7月ロシア産サーモン及びアラスカ産サーモンの輸入開始
  • 1997年4月新東京インターナショナル㈱が国産ホタテ貝柱やカニ風味かまぼこの北米向け輸出窓口及び北米産水産原材料の検品並びに集荷を目的として、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルにSTI AMERICA Inc.を設立
  • 1997年8月新東京インターナショナル㈱が生鮮イクラの静菌管理技術(細菌の発育・増殖を抑制する技術)を開発し、コンビニエンスストア向けおにぎり用の味付イクラを発明し製造販売開始(特許権「イクラの静菌保冷方法」、出願日1997年8月25日、登録日2001年7月6日、特許第3208359号)
  • 1998年1月南米産サーモンの輸入及び㈱セブン-イレブン・ジャパン向け販売を開始

2000年代

  • 2000年3月新東京インターナショナル㈱及び十見裕が南米産養殖サーモンの各工程の検査・検品を目的として、チリ共和国ロス・ラゴス州プエルトモントにSTI CHILE S.A.を設立 養殖サーモンの卵から成魚に至る過程において、養殖環境や飼料成分等も含めた検査・検品により、養殖臭のない高品質な水産原材料調達を開始
  • 2003年12月新東京インターナショナル㈱が水産系食材の製造を目的として、東京都港区に㈱新東京エナックを設立
  • 2004年6月M&A新東京インターナショナル㈱が㈱トクスイコーポレーションより食材製造工場(福岡県糸島市)の土地・建物・設備一式を買収し、㈱新東京エナックに貸与 自社グループ工場取得により、ニーズに即応できる商品開発体制、特許知財や独自技術の管理体制等を強化
  • 2006年1月新東京インターナショナル㈱が㈱セブン-イレブン・ジャパン向け惣菜の製造・販売を目的として、東京都港区に㈱新東京フードを設立
  • 2006年2月㈱新東京フードが、㈱伊豆初から㈱セブン-イレブン・ジャパン向け惣菜の製造及び販売に係る事業・設備を譲り受け、これにより取得した船橋工場において消費者向け最終食品メーカーとしての事業を開始
  • 2006年8月新東京インターナショナル㈱が、最終食品メーカーとしての事業を強化する観点から、㈱セブン‐イレブン・ジャパンに㈱新東京フードの株式10.0%を譲渡
  • 2007年5月STI AMERICA Inc.が資本金を104千米ドルに増資

2010年代

  • 2010年4月新東京インターナショナル㈱が民事再生を申請
  • 2010年9月エス・ティー・アイ㈱に、新東京インターナショナル㈱が事業譲渡
  • 2012年8月㈱新東京エナックにおいて、惣菜を製造開始するに際し、高品位・高品質な製品製造のために過熱水蒸気焼成機を導入(350度の水蒸気で焼成し、魚の脂肪の独特な臭いをコントロールするために同機を導入)
  • 2013年3月新東京インターナショナル㈱の清算が完了
  • 2013年4月M&A当社グループ間シナジーを最大限に発揮するため、㈱新東京フードが、同社を存続会社としてエス・ティー・アイ㈱を吸収合併
  • 2014年5月㈱新東京フードにおいて、社会的課題であるフードロス削減のために消費期限延長に取り組み、配合ガス置換包装機を惣菜に初めて導入 ガスの配合方法や、機能(配合ガスの充填方法等)の異なる2台の配合ガス置換包装機を商品によって使い分けるノウハウにより、消費期限の延長に大きな効果(使用前は約3日間、使用後は約10日間)を得る
  • 2015年10月常温保管できる缶詰等の製造・販売事業に取り組むべく、㈱新東京フードが東京都港区に三洋食品㈱を設立
  • 2015年12月三洋食品㈱が缶詰・ペットフードの製造・販売を目的として、三洋食品㈱(注)1及び関係会社であるサンプリンスフーズ㈱(工場は静岡県焼津市及び宮城県石巻市)から事業譲渡を受ける
  • 2016年3月㈱新東京フードが資本金を100百万円に増資
  • 2017年11月当社グループが持株会社となるための準備会社として、㈱新東京フードが㈱STIフードホールディングス(以下、「当社」という。)を東京都港区に設立
  • 2018年1月当社が資本金を100百万円に増資 当社グループの事業再編を目的として、当社が㈱新東京フードと株式交換及び㈱新東京フードを吸収分割し、事業持株会社となる
  • 2018年8月当社が惣菜の供給体制の強化を目的として、東京都港区に㈱新東京デリカ(現 ㈱STIデリカ)を設立
  • 2018年10月㈱新東京デリカ(現 ㈱STIデリカ)がワタミ㈱のワタミ手づくり厨房白岡センターにおける食品製造販売事業を会社分割により承継
  • 2019年2月㈱新東京デリカ(現 ㈱STIデリカ)が、新しいジャンルの開発商品としてサラダフィッシュ(サーモン、サバ、マグロ)を㈱セブン-イレブン・ジャパン東日本地区中心に製造販売開始 ノウハウをグループ共有し、西日本地区は㈱新東京エナック(現 ㈱STIエナック)にて製造販売開始
  • 2019年6月M&A持続可能な水産資源への取り組みとして、世界的水産機関であるMSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)及びASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)それぞれの認証資源(原材料)を使用し、ロジスティクスも含む最終商品製造に至るまでの当社グループの一貫した垂直統合型バリューチェーンが、MSC-CoC認証(Marine Stewardship Council Chain of Custody:海洋管理協議会による、持続可能な漁業で漁獲された水産原料を使用し加工流通過程に至るまでの一貫した管理体制の認証)及びASC-CoC認証(Aquaculture Stewardship Council Chain of Custody:水産養殖管理協議会による、環境に配慮した持続可能な養殖水産原料を使用し加工流通過程に至るまでの一貫した管理体制の認証)それぞれの認証を取得
  • 2019年7月当社が、家庭で焼いた手作りの焼きタラコの様に、表面は焼成され、内側は生感や粒感を残した焼きタラコの製造特許を出願し、製造販売に取り掛かる(当社商品名「熟成たらこホットパック(注)2」、特許権「パック入り焼きタラコとその製造方法」、出願日2019年7月1日、特許出願番号 特願2019-122967)
  • 2019年12月M&A当社のグループガバナンス体制の強化を目的として、三洋食品㈱の株式を取得し、完全子会社化(議決権比率100%)

2020年代

  • 2020年4月M&A当社グループ会社とのシナジー効果の向上を目的として、㈱ヤマトミへの支援を継続するも、民事再生法のもと民事再生計画が確定したため、実質支配力基準に基づき㈱ヤマトミを子会社化
  • 2020年6月当社のグループガバナンス体制の強化を目的として、㈱ヤマトミの全株式を取得(議決権比率100%)
  • 2020年9月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2021年4月M&A当社グループの効率的な組織運営を目的として、三洋食品 ㈱(現 ㈱STIミヤギ)が会社分割し、静岡県焼津市における水産食品やペットフードの製造・販売、卸売及び輸出入事業を新設する ㈱ STIサンヨーに承継させるともに、東北地区における水産食品事業の一層の強化を目的として、㈱ ヤマトミを吸収合併
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、スタンダード市場へ移行
  • 2023年9月㈱STIサンヨーがペットフードの企画・販売を目的として、㈱Paw’s Greenを設立
  • 2024年11月㈱STIエナックが西日本エリアの供給の強化及び物流の効率化を目的として、大阪府泉佐野市において関西工場の操業を開始
  • 2025年4月創業当社グループの事業拡大を目的として、創業100年の老舗ブランドを有する㈱浜信、味の浜藤㈱及び㈱藤兵衛を全株式取得によりグループ化
  • 2026年1月M&A分散していた機能を統合することを目的として、味の浜藤㈱が、同社を存続会社として㈱浜信及び㈱藤兵衛を吸収合併 当社グループの経営資源の最適化を目的として、㈱STIフードが、同社を存続会社として㈱STIデリカを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    持続可能な原材料・製造への取り組み

    環境に配慮した原材料調達と製造プロセスを推進し、CO₂排出削減につながる設備導入を行うことで、持続可能なバリューチェーンを構築する。

  2. 02

    3温度帯での垂直統合深耕

    冷蔵・冷凍・常温の3温度帯におけるバーティカルインテグレーションを強化し、原料調達から製造・販売まで一貫した体制で効率化と品質向上を図る。

  3. 03

    消費者の健康志向・新たなニーズに対応した商品開発

    健康志向に応える魚惣菜、フードロス削減のための鮮度延長技術や冷凍食品、高齢者向け商品、中食向け惣菜など、多様化する需要に合わせた新商品を開発する。

  4. 04

    M&Aや新パートナー開拓による販路拡大

    既存顧客深耕に加え、国内外での新たなパートナー探求や直接販売体制構築により販路を拡大。北米市場への進出も視野にビジネスモデルを構築中。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で413人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は693万円で、5期前と比べて+1.7%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は5.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年12月68142.43.7274
2021年12月69241.93.5285
2022年12月69342.94.0283
2023年12月71042.44.4269
2024年12月70741.64.92761,051
2025年12月69341.25.4413630

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関西工場 — 大阪府泉佐野市2,534百万円
食品製造販売事業
東京ファクトリー — 東京都江東区1,592百万円
リテール事業
福岡工場 — 福岡県糸島市862百万円
食品製造販売事業
白岡工場 — 埼玉県白岡市656百万円
食品製造販売事業
本社 — 東京都港区570百万円
食品製造販売事業
関西工場 — 大阪府泉佐野市463百万円
食品製造販売事業
福岡工場 — 福岡県糸島市440百万円
食品製造販売事業
ヤマトミ事業部 — 宮城県石巻市389百万円
食品製造販売事業
船橋工場 — 千葉県船橋市385百万円
食品製造販売事業
焼津事業部 — 静岡県焼津市260百万円
食品製造販売事業
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱STIフード(注)1,3,7
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STIデリカ(注)3,7
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STIエナック(注)1、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STIサンヨー
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱STIミヤギ(注)1,4
    宮城県石巻市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Paw’s Green (注)5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱浜信(注)8
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    味の浜藤㈱(注)5,8
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱藤兵衛(注)5,8
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    STI AMERICA Inc.
    アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は386億円営業利益26億円前期と比べると増収減益で、売上が+8.4%、利益が-10.3%。

売上高
+8.4%
386億円
営業利益
-10.3%
26億円
純利益
+47.1%
25億円
営業利益率
6.7%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高400億円386億円
営業利益26億円26億円
純利益17億円25億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は189億円、営業利益は11億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+2.7%、営業利益は−21.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q7256.93
2023年2Q7656.64
2023年3Q8778.05
2023年4Q834
2024年1Q8078.85
2024年2Q8789.25
2024年4Q189147.47
2025年2Q184147.615
2025年4Q202125.910
2026年2Q189115.88

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

直近期の営業利益率は6.7%。売上は7期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
当社グループが持株会社となるための準備会社として、㈱新東京フードが㈱STIフードホールディングス(以下、「当社」という。)を東京都港区に設立
2017年12月00
当社が惣菜の供給体制の強化を目的として、東京都港区に㈱新東京デリカ(現 ㈱STIデリカ)を設立
2018年12月17875
持続可能な水産資源への取り組みとして、世界的水産機関であるMSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)及びASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)それぞれの認証資源(原材料)を使用し、ロジスティクスも含む最終商品製造に至るまでの当社グループの一貫した垂直統合型バリューチェーンが、MSC-CoC認証(Marine Stewardship Council Chain of Custody:海洋管理協議会による、持続可能な漁業で漁獲された水産原料を使用し加工流通過程に至るまでの一貫した管理体制の認証)及びASC-CoC認証(Aquaculture Stewardship Council Chain of Custody:水産養殖管理協議会による、環境に配慮した持続可能な養殖水産原料を使用し加工流通過程に至るまでの一貫した管理体制の認証)それぞれの認証を取得
2019年12月20665
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2020年12月231138
当社グループの効率的な組織運営を目的として、三洋食品 ㈱(現 ㈱STIミヤギ)が会社分割し、静岡県焼津市における水産食品やペットフードの製造・販売、卸売及び輸出入事業を新設する ㈱ STIサンヨーに承継させるともに、東北地区における水産食品事業の一層の強化を目的として、㈱ ヤマトミを吸収合併
2021年12月2631711
2022年12月2761510
㈱STIサンヨーがペットフードの企画・販売を目的として、㈱Paw’s Greenを設立
2023年12月3182316
2024年12月35629298.117
当社グループの事業拡大を目的として、創業100年の老舗ブランドを有する㈱浜信、味の浜藤㈱及び㈱藤兵衛を全株式取得によりグループ化
2025年12月38626266.725

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高386億円のうち、営業利益として残るのは26億円6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.1%282億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.5%79億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.6pt
6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.7pt
27.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが20億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は35億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月19−127720
2019年12月6−1−12514
2020年12月11−22925
2021年12月15−5−31032
2022年12月9−7−8226
2023年12月31−5−132640
2024年12月32−354−342
2025年12月20−16−11435

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年12月期の総資産は219億円。このうち返さなくてよい自己資本が100億円で、自己資本比率は46.0%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年12月000
2018年12月91187318.9
2019年12月92207221.1
2020年12月113367731.5
2021年12月128547442.6
2022年12月138627644.9
2023年12月151747749.3
2024年12月1938410943.5
2025年12月21910011846.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
80億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
11億円
在庫として抱えている分
負債合計
118億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE123社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中94位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.0%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.0%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.4%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,118で、1年前と比べて-10.6%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥1,118+0.2%1ヶ月+3.3%1年-10.6%時価総額199億円
過去52週の値幅
安値¥1,000高値¥1,326

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.1倍
PER (会社予想)11.7倍
PBR1.99倍
配当利回り3.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1110円で、25日線(1093.16円)を+1.5%上回り、75日線(1060.47円)を+4.7%上回る。200日線(1170.81円)は下回っており、長期トレンドはやや弱い。直近1ヶ月では1.74%上昇、52週高値1400円からは約21%下落。出来高は8月17日に19,200株と増加した後も推移。RSIは59.85で、やや上向きの勢い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 11.96倍は業界平均28.75倍を大きく下回り、割安感が強い。PBR 1.98倍は平均1.64倍をやや上回るが、ROE 27%の高収益性がPBRに反映されている。配当利回り3.6%は平均2.23%を上回り、株主還元も良好。ただし、直近の営業利益率が低下傾向にあり、収益力の持続性には注意が必要。割安だが、配当利回りの高さは維持されており、総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.1倍28.6倍
PER (予想)11.7倍
PBR1.99倍1.63倍
ROE27.0%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い収益性を誇り、2024年12月期の営業利益率は8.15%と好調。一方、2025年12月期は営業利益率が6.74%に低下したが、最終利益は拡大した。強気派は、食品業界の中でも独自のポジションがあり、OEM先との長期的な関係が安定収益につながると考える。さらに、株主還元として増配を期待できる。弱気派は、特定の得意先に依存しており、その顧客の動向によって業績が大きく変動することを懸念する。また、食品原料の高騰や競争激化で将来の成長が限定的との見方もある。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    ROE 27%と非常に高く、効率的に資本を活用している。

  • 安定商品群

    レトルト食品・スープは生活必需品で、需要は安定している。

  • 株主還元の拡充

    配当利回り3.6%と高めで、今後も増配が期待できる。

  • 純利益25億円と過去最高、増益率47%決算発表後影響

    純利益は前期比47%増の25億円、EPSは約93円。増益率の高さが評価材料

  • 売上高386億円で2期連続過去最高通年影響

    売上高は前期比8.4%増の386億円、2期連続で最高を更新した

  • ROE27%からの株主還元拡大余地次回株主総会影響

    ROE27%に対し配当性向約28%、増配余地が大きい

  • 株価は1年で17.9%下落、反発余地不定影響

    PER11.96倍と割安感があり、業績に比べ株価の下げが大きい

マイナスに働く材料7
  • 受注依存のリスク

    主要顧客からの受注が減れば、売上高に直結する。

  • 原料高の影響

    原材料費の上昇が続けば、利益率が下がる恐れがある。

  • 市場の成長限界

    国内食品市場は成熟しており、大幅な成長は見込みにくい。

  • 営業利益は前期比10%減益通年影響

    売上高は増加したが営業利益は29→26億円と10%減、収益性が悪化

  • 営業利益率6.74%と1.41pt低下継続影響

    売上高386億円×1.41ptで約5.4億円の減益要因、営業減益につながった

  • 売上高の伸び率が11.9%→8.4%に減速2026年Q2影響

    前期の増収率11.9%から今期8.4%へ鈍化、成長減速が懸念

  • 外国人保有4.77%と需給の厚み不足継続影響

    海外投資家の保有比率が4.77%、売買が細く株価変動が大きい

次の決算で確かめる点
OEM受注高
主要顧客からの受注動向が業績を左右するため。
営業利益率
収益性の維持向上が投資判断に重要であるため。
得意先集中度
特定顧客依存度が高まるとリスクが増すため。
配当性向
株主還元の持続可能性を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.58%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.58%
いまの株価に対して
配当性向
37.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月1833.3
2022年12月180.026.5
2023年12月3063.747.5
2024年12月4033.366.2
2025年12月400.037.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ13,551人。区分でいちばん多いのは事業法人52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.4%を占め、残る46.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人56.254.652.552.652.852.7
個人・その他23.626.737.735.134.639.8
外国法人11.48.26.57.17.84.7
証券会社4.53.41.42.91.92.0
金融機関4.27.11.92.33.00.7
外国人個人0.10.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱十見33.92
02十見 裕12.15
03㈱極洋8.44
04㈱セブン-イレブン・ジャパン8.44
05㈱キャメル珈琲1.69
06モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.10
07GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券㈱)0.83
08㈱日本カストディ銀行(信託口)0.61
09ECM MF (常任代理人立花証券㈱)0.58
10BANQUE PICTET AND CIE SA RP ACTIONS MARCHES DEVE LOPPES SMALL AND MID CAP (常任代理人㈱三菱UFJ銀行)0.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+100%、1株純資産は8期で+63%。直近期のROEは27.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年12月−1,714,304
2018年12月10134634.3110.9
2019年12月9138924.840.4
2020年12月5421630.227.248.4
2021年12月6731524.714.333.3
2022年12月5834917.317.626.5
2023年12月8841922.916.947.5
2024年12月9547221.316.266.2
2025年12月14056527.09.037.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額280百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
十見裕代表取締役会長兼社長CEO728,190,000
柳澤重英取締役副会長7022,500
山﨑敬介取締役 常務執行役員 事業統括本部長5311,800
壷井知行取締役 常務執行役員 管理本部長兼カンパニー事業本部長564,673
青木健太朗取締役上席執行役員事業統括本部長代行533,300
上平光一取締役705,400
桑山貴洋取締役564,000
ダグラス・ハウランド取締役676,700
安間香和里取締役551,000
小川隆常勤監査役678,100
河野淳二監査役70
渡邉定義監査役702,400

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)625225242
社外取締役618183
監査役1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,037字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の概況 当社グループは、当社(株式会社STIフードホールディングス)、連結子会社10社および非連結子会社1社で構成され、国内外で調達した水産原料を基盤に、食品の製造・販売および消費者向け販売チャネルを通じた事業を展開しております。 また、原料調達から生産・販売までを一貫体制で運営することにより、中食市場および消費者向け市場へ安定的に価値を提供しております。複数の製造拠点を組み合わせた柔軟な供給体制と、原料段階からのトレーサビリティを含む品質管理の徹底により、安全・安心な商品の提供を継続しております。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして「リテール事業」を追加し、2つの報告セグメントとしております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(注記事項)セグメント情報等」をご参照ください。 当社グループ各社の報告セグメントにおける主な事業内容は、以下の通りであります。 報告セグメント   製品分類   主な事業内容   会社 食品製造 販売事業   食品   主にコンビニエンスストア向け水産惣菜の製造・販売、水産原材料を使った缶詰・レトルト製品等の製造・販売   当社 ㈱STIフード ㈱STIデリカ(注)3 ㈱STIエナック ㈱STIサンヨー ㈱STIミヤギ ㈱Paw’s Green STI AMERICA Inc. STI CHILE S.A.(注)2 食材   主にコンビニエンスストア向けおにぎり・弁当・パスタ・サラダ等に使用される水産食材を、食材商社等を通じてデイリー惣菜メーカー向けに製造・販売   当社 ㈱STIエナック ㈱STIミヤギ STI AMERICA Inc. STI CHILE S.A.(注)2 リテール事業   -   主に首都圏の百貨店やエキナカを中心にテナントを展開し、漬け魚を中心とした水産総菜及び高級弁当の製造・販売   ㈱浜信(注)4 味の浜藤㈱ ㈱藤兵衛(注)4 (注)1.複数の製品分類に関わっている会社は、それぞれの分類に含めております。 2.非連結子会社であります。 3.株式会社STIデリカは、2026年1月1日付で株式会社STIフードを存続会社として吸収合併されております。 4.株式会社浜信及び株式会社藤兵衛は、2026年1月1日付で味の浜藤株式会社を存続会社として吸収合併されております。 当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,158字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「新しい道を切りひらく」を合言葉に、「持続可能な原材料及び製造への取り組み」と「特許を含む新技術による組み立て」をベースに商品の開発、一貫製造及び販売を行っております。 当社グループにおけるミッション(使命)、社是(私たちが最も大切にする価値観)、行動指針(正々堂々と仕事をしていくための4つの指針)は以下のとおりです。 (a) ミッション(使命) STIフードホールディングスは、 社員の幸せと社会のより豊かな未来のために、 国内外の食料資源を大切にし、 価値ある食文化創造の責任を果たします。 (b) 社是(私たちが最も大切にする価値観) 正々堂々 (c) 行動指針(正々堂々と仕事をしていくための4つの指針) 変革創造 当たり前の徹底と、過去や常識の否定。 その両立こそが新しい価値を生みだす。 自主自立 仕事を自ら作り出し、 仕事によって自分自身を成長させよ。 誠心誠意 自分を尽くす。懸命に向き合う。 すべてを注ぎ込まないと、何事も成し遂げられない。 一致団結 全員の知恵と技術と想いをひとつにする。 そして初めて、限界は超えられる。 (2)経営戦略等 食の安全・安心への要請、天然水産資源の維持、安全な養殖水産資源の獲得という社会課題、急速な高齢化及びライフスタイルの多様化などを背景に、当社グループは、以下の施策を講じながら、持続可能なバリューチェーンを創造するとともに、日本の食文化に根差す伝統的なうま味を活かした製品の開発と提供を行うことで、世代を超えた永続企業として、継続的な成長を目指します。 (a) 持続可能な原材料及び製造への取り組み (b) フードロス・廃棄の削減 (c) 環境に配慮した設備導入 (d) 更なる成長のための3温度帯におけるバーティカルインテグレーション(垂直的統合)の深耕 (e) 消費者の健康志向に応える新たな商品の開発 (f) 手作り料理感が高まる惣菜等の中食開発 (g) 高齢者向け惣菜開発 (h) 知的財産権の取得 (i) M&Aの推進 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、サービスの競争力を維持し、財務活動を含めた全事業の業績を向上させていくことが重要であると認識していることから、重視している経営指標については、売上高経常利益率としております。また、翌事業年度より、営業活動の収益性をより明確に把握するため、売上高営業利益率を重視する指標としてまいります。 (4)経営環境 ①業界の動向 国内においては、高齢世帯・共働き世帯の増加の一方、世帯人数の減少等が生じ、社会構造変化が進むとともに、そのライフスタイルや価値観が多様化しています。また、新型コロナウイルスの流行を契機として広まった在宅勤務等、新たな生活様式の定着に加え、コンビニエンスストアのビジネスモデルの変化及び食品メーカー等の技術革新を背景に中食市場が急成長し、国内の食市場全体を牽引している状況であります。 ②今後の見通し 当社グループをとりまく環境は、国内における少子高齢化の進行により社会構造変化が進むとともに、ライフスタイルや価値観が多様化している状況に加え、世界においては、東欧や中東における国際紛争や異常気象の影響による天然資源、食料等の不足が深刻化していると考えられます。 このような環境の中、”食”の安全・安心に対する要請はさらに高まるとともに、引き続き中食市場の成長が、食品市場を牽引するものと考えており、当社グループでは、この中食市場における惣菜の中でも特に水産素材へのニーズは高まっていくものと認識しております。一般的に魚を素材とする調理は、その下処理や魚臭、焼成煙、調理器具の後片付けの手間などもあり家庭では敬遠されやすいものでありますが、近年の健康志向等を背景に、ヘルシーで栄養価の高い魚(例えば、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を多く含む青魚等)はその価値をあらためて見直されております。一方で、市場における魚を素材とする惣菜商品は少ないため、「簡便性」「即食性」「美味しさ」「ヘルシー感」「値ごろ感」を兼ね備えた魚を素材とした惣菜商品への需要は、今後も高まる傾向にあります。 また、足元における急激な為替変動や世界的な物価高騰などの市場環境の変化への柔軟な対応を含め、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続すべく、当社グループ全体で食品メーカーとして社会的に重要な使命の遂行に努めております。 (5)事業上及び財務上の対処すべき課題 ①新規商品の開発、生産体制の増強、販路の拡大について 今後も継続的な成長を見込むためには、開発・生産・販売それぞれの拡充が重要であると考えております。 中食への更なる取り組みとして市場においてニーズの高い水産素材による惣菜の開発、フードロス・廃棄削減への取り組みとして新技術による鮮度延長や冷凍食品開発への注力、健康志向への取り組みとして余分な添加物を含まない商品開発等、新たな商品の開発を目指しております。 また、市場における需要の高まりや多様化するニーズへの対応につきましては、2025年4月1日より味の浜藤株式会社が当社グループに加わったことにより、製造機能の補完と取扱商品の拡充が可能となりました。既存工場と併せ、多様な商品需要に安定的に応えるための生産体制強化と生産ライン拡充を推進してまいります。 販路拡大につきましては、既存得意先を通じた顧客ニーズの深耕を図ることによる展開地域・商品の拡大に加え、当社グループの方針と合致する新たなパートナーの探求による国内外における新市場の開拓、さらには当社グループとして直接顧客への販売ができる体制の構築を目指しております。また、北米を中心に海外市場の調査を継続しており、海外市場進出のためのビジネスモデルを構築中であります。 ②人材の確保・育成について 事業部門においては、商品の差別化を図るための独自技術の開発や、これを活かした新商品開発の推進、開発業務層の拡充を図るための開発営業担当など、優秀な人材の確保を図ってまいります。 さらに、コーポレートガバナンス体制の更なる充実のため、当社グループ管理部門の人材強化を図ってまいります。 また、将来にわたる成長力、収益力強化のために、人材育成も不可欠と考えており、社内研修プログラムや福利厚生制度、人事制度などの充実に努めてまいります。 ③安全・安心を追求した品質管理 当社グループは食品メーカーとしての社会的責任を果たすため、品質管理体制をより強化してまいります。具体的には、CO₂を排出しない冷凍機の導入等、環境に配慮した製造設備の改善を継続するとともに、原材料の調達から製造・販売に至るまでの各プロセスにおけるトレーサビリティの更なる充実を図ってまいります。 ④内部管理体制の強化 当社グループは成長段階にあり、業務運営の効率化やリスクマネジメントのための内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。このため、リスク管理・コンプライアンス委員会を設置し、業務改善を推進して効率化を図るとともに、事業等のリスクを適切に把握・対処し、コンプライアンスを重視した経営管理体制に重点をおくことで、経営の公平性や透明性を確保し、内部管理体制の強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク8,236字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (リスク管理体制) 当社グループでは、リスク管理及びコンプライアンスを一体として強力かつ円滑に推進し、もって当社グループの企業価値の安定的な拡大を確保することを目的に、「グループリスク管理・コンプライアンス規程」を制定し、リスク管理及びコンプライアンスの主管部署を総務部とし、また、代表取締役社長の下にリスク管理・コンプライアンス委員会(以下、「当該委員会」という。)を設置してリスク管理を推進することとしております。当該委員会は、当社常勤取締役及び当社グループ子会社の代表取締役により構成されており、当社グループ運営に関する全社的・総括的なリスク管理の報告及び対応策検討の場として位置づけ、原則年4回開催しております。 (事業等のリスクとして認識している事項) 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。 なお、以下に記載のとおり当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、以下の記載は当社グループ株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありませんので、この点をご留意ください。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 No   リスク項目   顕在化する可能性、 顕在化する時期   リスクの内容、顕在化した場合に 経営成績等の状況に与える影響の内容   当該リスクへの対応策 1   経済状況・消費動向について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、経済状況や消費者動向の変化に伴う需要の変化により、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループが製品を販売する市場は、国内が大部分を占めており、世代構成やライフスタイルの変化を背景とした時短ニーズの増大や消費形態の多様化などが生み出す新たな需要が見込まれるものの、本格的な人口減少に伴い長期的な総需要の縮小が懸念されます。その他、内外の様々な要因による景気後退及びそれに伴う需要の減少、又は消費動向に影響を及ぼすような不測の事態が発生した場合は、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、「美味しさ」の提供はもとより、持続可能な原材料から加工・物流における一貫したバリューチェーンの構築に取り組み、お客様及び社会の課題を解決する新たな価値の創造を目指しております。 2   事業環境について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、当社グループの予測を超えた事業環境の変化や商品開発が顧客ニーズ等に合わない場合など、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループの予測を超えた事業環境の変化が発生した場合又は商品開発が顧客ニーズ等に合わなかった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   「食の安全」はもとより、「美味しさ」、「メニュー」、「価格」、「保管方法の容易さ」及び「環境へのやさしさ(フードロスの削減等)」など消費者の多様化するニーズを満足させる必要がありますが、当社グループでは、このような事業環境の中で消費者の多様なニーズを的確に捉え、3温度帯(冷凍、冷蔵、常温)それぞれにおける最終商品等を製造・販売する事業を展開するなど、事業利益を安定的に生み出す体制を構築しております。 No   リスク項目   顕在化する可能性、 顕在化する時期   リスクの内容、顕在化した場合に 経営成績等の状況に与える影響の内容   当該リスクへの対応策 3   特定の取引先への依存度が高いことについて   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、当社グループの主な販売先の経営戦略の変化により常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループの主な販売先は、㈱セブン-イレブン・ジャパンの加盟店及び直営店であり、同社とは2006年2月以来、商品売買取引に関する契約に基づき継続的に取引を行っています。当社グループの連結売上高のうち、セブン-イレブン及びセブン-イレブンが指定する販売先の占める割合は、2023年12月期は87.7%、2024年12月期は89.3%、2025年12月期は81.8%となっております。 同社の店舗展開、販売方針並びに価格政策などの経営戦略が変更になった場合、同社店舗への商品納入に関して同業他社との競合が発生するなど、取引関係が変化し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループが㈱セブン-イレブン・ジャパン及びその指定販売先へ販売する食材及び惣菜は特許技術を含む独自の製造技術を駆使して生産されるため、自ずと供給元が限られる商品であり、同社としても当社グループの開発力、供給力に依存する面も大きく、メーカーと小売の関係を超えたパートナーとして同社との取引関係は強固なものとなっております。また、食品の開発、品質の向上などに当社グループとして継続的に努めることで、同社との安定的な取引を今後も確保してまいります。 4   製造部門における人材の確保・機械化・省力化について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、国内における労働人口減少の進行による採用環境の一段の悪化や、為替変動による外国人人材の減少など、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループの食材・食品製造工場は、事業の性質上24時間稼働を原則とした体制を構築しております。この操業を維持するため、人材確保は重要な経営課題であると認識しており、多様な雇用形態を許容しながら人材の確保に努めておりますが、近年の労働力不足により、採用の難易度が高まっております。国内における労働人口減少の進行による採用環境の一段の悪化や、為替変動(円安)による外国人人材の減少等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、積極的な採用活動により、技能実習生・特定技術者の確保を図り、並行して機械化及びAI技術導入による省人化を推進してまいります。 5   原材料の調達について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、将来的により一層世界的な規模での水産資源の確保が難しくなるなど、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループ製品の主原料である水産素材は、世界的な健康志向の高まりによる魚食の増加及び新興国の人口増加等を背景に需要が高まっており、世界的な規模での水産資源の確保が難しくなり、価格の高騰が起きています。必要な量の確保が困難になることによる販売機会の損失や、仕入価格の高騰による利益率の低下等、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、主要製品の原材料である、サーモン、サバ等を、直貿の拡大、国内仕入先の分散等により、年間を通じた数量及び価格の安定に取り組んでおります。また、天然魚から養殖魚といったサステナブル原料へのシフトを加速し安定的な供給体制の確立を図ってまいります。 6   人材の確保・育成・定着、労務環境について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、少子高齢化の進行と労働人口の減少等により、企業の人材不足感は高水準となっており、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループが、競争上の優位性確保、事業環境の変化への対応又は持続的な成長を可能とするためには、マネジメント・商品開発・製造管理・品質保証・営業・経営管理等の様々な分野において優秀な人材を確保し、かつ育成するとともに、その定着を図る必要があります。近年の雇用環境の急激な変化により、優秀な人材の確保及び育成・定着がますます重要性を増しております。かかる人材の確保又は育成・定着ができない場合や優秀な人材を確保することにより、役職者の報酬・賃金水準が上昇する場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが想定するよりも多くの離職が生じ、新たな人材を確保できない場合には、当社グループの競争力や社会的信用が悪化し、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、多様なスキル及び経験を有する人材を継続的に採用し、適材適所、公平な能力評価及び成長機会の提供等に取り組んでいます。従業員一人ひとりが安心して働くことができ、能力が最大限に発揮され、それを組織としても活かせるような職場環境づくりを実施し、併せて専門性の高い外部人材の採用や登用を推進しております。 No   リスク項目   顕在化する可能性、 顕在化する時期   リスクの内容、顕在化した場合に 経営成績等の状況に与える影響の内容   当該リスクへの対応策 7   食の安全性について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、当社グループは、製造部門における衛生・品質管理を徹底しておりますが、不測の事態による不具合品の発生など、常に起こりうるものとして認識しております。   不測の商品クレームなどが発生した場合、商品の回収又は被害者への賠償など想定外の費用の発生により当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、消費者に安全な食品の提供を続けていくことは当然であるとの考えのもと、国内外の自社工場に対する衛生・品質管理を徹底しております。 8   食品に関する法的規制等について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、将来の予期しない法令等の改正や新たな行政規制など、常に起こりうるものとして認識しております。   将来の予期しない法令等の改正や新たな行政規制などにより事業活動が制限された場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、食品の製造及び販売にあたり、食品衛生法、食品表示法、食品安全基本法、JAS法、製造物責任法等の法的規制を受けております。これらの法令を遵守することは当然であり、当社グループでは子会社各社の関連部門と当社開発部・品質保証部並びにリスク管理・コンプライアンス委員会が対応を行っております。法令順守につきましては、万全の態勢であたっており、現在まで重大な法令違反等は発生しておりません。 9   知的財産権について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、将来の予期しない第三者による知的財産権の侵害など、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループが利用又は提供する技術が、第三者の知的財産権を侵害しているという主張が当社グループに対してなされる可能性があります。そのような事態が発生した場合は、訴訟費用や損害賠償金の支払い等の発生により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   当社グループにとって知的財産権の保護は重要な課題であるとの認識に基づき、特許等知的財産権の出願・登録を積極的に行っております。また、第三者の知的財産権を侵害するリスクを最小限にするため、社内グループにおける知的財産管理の体制及び人員の強化を図り、最善の努力を行っております。 10   内部管理体制について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、事業の急速な拡大などにより、常に起こりうるものとして認識しております。   事業の急速な拡大などにより、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   当社グループは、企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題と位置づけております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築・整備し、運用強化を図っております。 11   為替レートの変動について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、急激な為替の変動などの予測が困難であり、発生する時期の特定はできませんが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループは、海外産の原料仕入の比率が高く、為替変動の影響を受ける事業を行っております。為替レートの変動により海外産の原料に対する仕入価格自体が高騰し、販売価格への転嫁が得意先との交渉により遅れる、あるいは転嫁できない場合には、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、輸入原料において為替が発生する場合は、外貨価格決定と同時に速やかに為替予約を行います。当該為替予約は、外貨建債務に対しヘッジ会計の振当処理の要件を満たす同一金額で同一期日の為替予約のみに限定し、全件予約実行前に職務権限規程に基づき決裁を受けております。また、デリバティブ取引管理規程を整備し、本業ではない為替デリバティブ取引等の投機的な取引を行わない旨を明記し、一切実行しておりません。 No   リスク項目   顕在化する可能性、 顕在化する時期   リスクの内容、顕在化した場合に 経営成績等の状況に与える影響の内容   当該リスクへの対応策 12   固定資産の減損について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、使用目的の変更や更新投資などによる資産の遊休化や事業環境の変化に伴う使用価値の低下などの予測が困難であり、発生する時期の特定はできませんが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループは、工場設備等の事業用固定資産やのれん等多くの固定資産を保有しております。競合やその他の理由によって事業収益性が低下し、当該資産が十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合は、減損会計の適用により減損の認識が必要となり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   固定資産の連結貸借対照表計上額につきましては、当該資産から得られる将来のキャッシュ・フローの見積りに基づく残存価額の回収可能性を定期的に評価しております。 13   訴訟等の発生について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難でありますが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループが事業活動を継続するにあたり、多種多様な訴訟のリスクが存在し、内部統制の整備により内部管理体制を確立しても、これらを完全に排除することは困難であり、当社グループを当事者とした訴訟の提起を受ける可能性があります。訴訟を提起された場合、その結果によっては当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   より一層の内部統制の整備により、内部管理体制の強化を図ってまいります。 14   情報セキュリティについて   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難でありますが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループは、事業全般においてコンピューターシステムを活用し情報資産の管理を行うとともに、業務の効率化を図っております。不正アクセス、コンピューターウイルス侵入等による情報漏洩や、自然災害、事故等によりシステムが機能しなくなった場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。   グループ情報システム管理基本規程及びグループ情報セキュリティポリシー等を定め、情報セキュリティ対策の強化、バックアップ体制の構築等の危機管理を講じております。 15   自然災害について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難でありますが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループは、東北、関東、東海、関西、九州エリアにおいて工場を展開しております。地震や台風など大規模な自然災害の発生により、これらの工場生産設備が甚大な被害を被った場合、設備の損壊や電力、水道、ガス等の供給停止等により、工場の稼働が困難となり、また、物流の遮断やコンピューターネットワークのシステム遮断・障害の発生により、製造や供給が困難に陥ることが考えられ、当社グループの経営成績等に重大な影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、有事の際の事業継続計画(BCP)を策定しております。また、基幹システムのデータに関しては、そのバックアップデータの遠隔地保管を自動化により構築しております。 16   M&Aについて   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、魅力的な案件の発現度合いによりますが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループは、企業価値を向上させるために必要な要素を外部から獲得することが事業の成長を加速させる上で有効な手段となる場合や、市場における優位性の確立に資すると判断できる場合には、同業他社の株式の取得や業務提携等の施策を積極的に推進し、企業規模の拡大に取り組んでおります。 その際、事前の調査・検討にもかかわらず、M&A実施後の市場環境や競争環境の著しい変化があった場合、当該事業が目論見どおりの収益を上げられない場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   M&Aの実施にあたっては、市場動向や顧客のニーズ、相手先企業の業績、財政状況、技術優位性や市場競争力、当社グループの事業ポートフォリオ並びにM&Aに伴うリスク分析結果等を十分に考慮した上で進めるべく努めております。 17   大株主について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難でありますが、現時点において顕在化する可能性は低いものと認識しております。   当社の代表取締役である十見裕は、当社の大株主であり、自身の資産管理会社である㈱十見の所有株式数を含めると本書提出日現在で発行済株式総数(自己株式を除く。)の46.07%を所有しております。 今後、何らかの事情により、大株主である同氏の株式の多くが減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。   同氏は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しております。 18   感染症について   当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予見することが困難でありますが、常に起こりうるものとして認識しております。   当社グループへの影響は、販売に関しては、商品の販売低迷、購買及び生産、物流に関しては、原材料の調達等に関わる市場動向の影響を受けて原材料価格高騰による原価上昇、生産活動の停滞及び商品供給の遅延等が想定されます。また、従業員の感染者発生や感染症の蔓延により、企業活動の停滞等が現在想定している以上に長期化した場合には、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。   当社グループでは、社員とその家族の安全確保、感染拡大防止を最優先に取り組んでおります。また、事業への影響を最小限に抑えるべく、情報収集に努め必要な対応を迅速に行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,102字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末より2,566百万円増加して、21,850百万円となりました。 流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べて505百万円減少し、10,559百万円となりました。この主な要因は、子会社を新規連結したことにより流動資産が722百万円増加した一方で、現金及び預金が834百万円、受取手形及び売掛金が204百万円減少したことによるものであります。 固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ3,071百万円増加し、11,291百万円となりました。この主な要因は、子会社を新規連結したことにより有形固定資産が2,009百万円、投資不動産が852百万円増加したことによるものであります。 負債合計は、前連結会計年度末より904百万円増加して、11,804百万円となりました。 流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べて473百万円減少し、7,086百万円となりました。この主な要因は、子会社を新規連結したことにより流動負債が702百万円増加した一方で、買掛金が844百万円、未払法人税等が253百万円減少したことによるものであります。 固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べて1,378百万円増加し、4,717百万円となりました。この主な要因は、子会社を新規連結したことにより固定負債が1,224百万円増加し、長期借入金が347百万円増加したことによるものであります。 純資産の残高は、前連結会計年度末に比べて1,661百万円増加し、10,046百万円となりました。この主な要因は、配当金の支払い829百万円を実施した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益が2,488百万円計上により利益剰余金が1,658百万円増加したことによるものであります。 この結果、当連結会計年度末における自己資本比率は、前連結会計年度末より2.5ポイント増加し、46.0%となりました。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、猛暑や円安の影響による資源価格・原材料価格高騰に伴う物価の上昇が幅広く波及し、個人の生活防衛意識は高まっております。今後につきましても、国内外の政局や米国の通商政策、中国経済の動向や長期化する国際紛争など、世界経済の先行きは不透明な状況が続いており、金融資本市場に与える影響に注意が必要です。 食品業界におきましては、原材料・資材価格及び人件費・水道光熱費の上昇により製造コストが継続的に増加する中で、多様化する消費者ニーズや節約志向に対応した商品企画が求められております。 このような環境の中、当社グループは「持続可能な原材料・製造への取り組み」「フードロスの削減への取り組み」「環境への配慮」「原料調達から製造・販売まで一貫した垂直統合型の展開」「健康志向と魚文化を重視した中食への取り組み」を基本方針に掲げ、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組むとともに、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続すべく、当社グループ全体で社会的に重要な使命の遂行に取り組んで参りました。 この結果、当連結会計年度における売上高は、38,605百万円(前年同期比8.5%増)となりました。 損益面では、原材料を中心としたコスト増加により、当連結会計年度における営業利益は2,562百万円(前年同期比11.7%減)、経常利益は2,601百万円(前年同期比10.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,488百万円(前年同期比47.6%増)となりました。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分方法を変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 (食品製造販売事業) 食品製造販売事業においては、原材料価格をはじめとする製造コストの上昇に伴う値上げの影響により、販売数量は前年対比横ばいで推移しました。当社の主力商品に使用しているさばをはじめとした水産原材料の価格高騰を踏まえ、新たな魚種を主原料としたコストパフォーマンスの良い新規商品並びに、付加価値をつけた納得感のある価格の新規商品の開発に取り組んでおります。また、今後の更なる成長のためには、新規商品開発に加え、基本商品の磨き上げこそが最重要課題であると捉え、引き続き商品の規格見直し及び開発体制の強化による良品製造に取り組んで参ります。この結果、食品製造販売事業では、36,142百万円(前年同期比1.6%増)となりました。また、セグメント利益は3,080百万円(前年同期比5.6%増)となりました。 (リテール事業) リテール事業においては、百貨店、エキナカ店舗などでの店頭販売商品に加え、季節性商品の販売が堅調に推移しました。また、食品製造販売事業とのシナジー効果の発揮を目指して、原材料の共同購買、販路の拡大等に取り組んでおります。この結果、リテール事業の売上高は2,481百万円、セグメント利益は66百万円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ718百万円減少し、3,457百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は2,019百万円(前連結会計年度は3,231百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,200百万円、減価償却費1,047百万円により資金が増加した一方で、仕入債務の減少682百万円、法人税等の支払額により1,103百万円、資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は1,592百万円(前連結会計年度は3,489百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出552百万円と連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出893百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,138百万円(前連結会計年度は417百万円の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出581百万円、長期未払金の返済による支出212百万円、リース債務の返済による支出360百万円、配当金の支払額829百万円により資金が減少した一方で、長期借入れによる収入1,000百万円により資金が増加したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループでは、水産原料を活用した惣菜並びに缶詰等の食品製造・販売及び、おにぎり・弁当・パスタ・サラダ等の食品製造・販売を行うデイリー惣菜メーカーへの食材(具材等)の製造・販売を行う食品製造販売事業を営んでおります。2025年4月に株式会社浜信及び同社の連結子会社である、味の浜藤株式会社、株式会社藤兵衛の株式を新たに取得したことにより、3社を連結の範囲に含めたため事業セグメントの見直しを行いました。生産、受注及び販売の状況につきましては、当社グループの管理上の区分にて、製品分類別に記載しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 区分の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 食 品   23,057   105.1 食 材   3,535   96.1 リテール   1,565   - 合 計   28,157   109.9 (注)上記の金額は、売上原価により算出しております。 b.受注実績 当社グループは、市場動向の予測に基づく見込生産並びに顧客からの受注に基づく受注生産を行っておりますが、受注生産を行うものについては、受注当日ないし翌日に製造・出荷しておりますので、受注並びに受注残高についての記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 区分の名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   前年同期比(%) 食 品   31,082   101.8 食 材   5,041   100.1 リテール   2,481   - 合 計   38,605   108.5 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱セブン-イレブン・ジャパン   25,243   70.9   25,629   66.4 三井物産流通グループ㈱   5,849   16.4   5,623   14.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に与える見積りを必要とします。これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは当連結会計年度より、報告セグメントの区分方法を変更しており、当連結会計年度の比較・分析は変更後の区分に基づいております。 a.経営成績等の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高については、デイリー惣菜におきまして、値上げにより焼き魚等の主力商品が一時的に販売数量を落とす場面もありましたが、良品製造の徹底、付加価値向上を伴ったリニューアルの実施により、リピート購入へと繋げることで、デイリー惣菜の売上は概ね前年並みとなりました。一方で、新たにリテール事業が加わり事業領域が拡大したことで、グループ全体の売上は増加しました。その結果、38,605百万円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、原材料価格の高騰や最低賃金引上げによる労務費上昇の影響により28,157百万円(前連結会計年度比9.9%増)となった一方で、販売個数の増加に伴う生産効率の向上により売上原価率は72.9%(前連結会計年度比0.9ポイント増)となりました。 その結果、売上総利益は10,447百万円(前連結会計年度比5.0%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益、EBITDA) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、売上高の増加に連動した配送費などの販売費の増加や、管理体制強化のための人員増加等により7,885百万円(前連結会計年度比11.8%増)、売上高に対する販売費及び一般管理費の割合は20.4%(前連結会計年度比0.6ポイント増)となりました。 その結果、営業利益は2,562百万円(前連結会計年度比11.7%減)となりました。また、EBITDA(「営業利益」+「減価償却費」)は、3,610百万円(前連結会計年度比3.3%減)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度において、物品売却益や受取賃料等により営業外収益は98百万円、主に支払利息等により営業外費用は59百万円発生いたしました。 その結果、経常利益は2,601百万円(前連結会計年度比10.8%減)となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、主に負ののれん発生益等により特別利益は634百万円、固定資産除却損等により特別損失は35百万円発生いたしました。 その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,488百万円(前連結会計年度比47.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループは、安定的な製品の供給と市場シェアの向上による成長性並びに原価率や固定費率等の適正化による収益性を、基調的な改善項目と捉え、売上高経常利益率を重要指標としております。 当連結会計年度では、商品のリニューアルを伴った販売価格の改定や新商品の投入を実施しましたが、水産資源に対する海外需要の増加や円安の進行に伴い原材料価格が高騰いたしました。 この結果、当連結会計年度における売上高経常利益率は6.7%(前連結会計年度比1.5ポイント減)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フローや金融機関からの借入等により資金調達を行っています。当社グループの資金調達の方針は、必要資金を円滑かつ効率的に調達することにあります。 今後の資金需要の主なものとしては、生産性向上のための生産ラインの最適化や生産効率向上のための設備投資があり、自己資金及び借入金等による資金調達を予定しています。 なお、キャッシュ・フローにつきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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