概要
江崎グリコは1922年に発売した栄養菓子「グリコ」を原点とする食料品メーカーである。菓子・乳製品・健康食品・食品原料の6セグメントで構成され、「ポッキー」「プリッツ」「プッチンプリン」「カレー職人」などの定番ブランドを保有する。2025年12月期の連結売上高は3614億円、従業員5588人。国内外に製造販売拠点を持ち、中国・東南アジア・北米へ事業を拡大している。
栄養菓子・乳業・食品原料の6セグメント体制
報告セグメントは健康・食品事業、乳業事業、栄養菓子事業、食品原料事業、海外事業、国内その他事業の6つに分かれる。健康・食品事業は「カレー職人」「アーモンド効果」などのレトルト食品・アイスクリームを扱い、乳業事業は「プッチンプリン」「カフェオーレ」の牛乳・乳飲料を主力とする。栄養菓子事業が「ポッキー」「プリッツ」「ビスコ」などグリコを代表する菓子を、食品原料事業が小麦たん白・加工デンプンなどの産業向け素材を供給する。海外事業は中国・韓国・東南アジア・北米で現地法人を通じて菓子やアイスクリームを製造販売し、国内その他事業は直営店舗やオフィスグリコの自販機サービスを担う。
売上高3614億円、海外比率25%の収益構造
2025年12月期の連結売上高は3614億円(前期比9.1%増)である。セグメント別では海外事業が907億円で全体の25.1%を占め、成長を牽引した。国内では乳業事業が665億円(前期比18.6%増)と大きく伸び、前年のチルド商品出荷停止の反動を取り戻した。一方、営業利益は87億円と前期の111億円から減少した。売上原価率の上昇や販売促進費・減価償却費の増加が主因であり、特に健康・食品事業と乳業事業が営業損失を計上した。食品原料事業は減収ながら利益を伸ばし、国内その他事業は子会社化効果で黒字転換した。
27の連結子会社と3の関連会社で構成されるグループ
当社グループは江崎グリコ本体のほか、27の連結子会社と3の持分法適用関連会社で成り立つ。製造機能は2020年に設立したグリコマニュファクチャリングジャパンが国内14社の製造子会社を吸収合併し、国内工場を統括する。海外では中国に上海江崎格力高食品など3社、東南アジアにThai GlicoやPT Glico Indonesia、欧州にGenerale Biscuit Glico France S.A.、北米にEzaki Glico USA CorporationやTCHO Venturesを配置。2025年4月には欧州統括会社Glico Europe B.V.を新設した。情報システムは江栄情報システム、販売チャネルはグリコチャネルクリエイトが担う。
長期経営構想の下で海外と健康事業を強化
2021年策定の長期経営構想では、存在意義を「すこやかな毎日、ゆたかな人生」と定め、健康価値の提供と海外成長を中核戦略に据える。中期経営計画では2026-2027年度を加速フェーズと位置づけ、売上高年率5~10%増、営業利益同10~15%増、ROE6~8%を目標とする。研究では重点5領域に投資を集中し、中国・東南アジアでの既存ブランド成長に加え、北米での事業基盤構築を次なる成長の柱とする。人的資本戦略では多様性の包摂と能力開発による組織力強化を掲げる。
業界の中での役割は菓子・食品メーカー(消費財および業務用原料)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 海外 事業 | 907億円 | 25.1% | 82億円 | 9.0% |
| 国内 その他 事業 | 772億円 | 21.4% | 7億円 | 0.9% |
| 乳業 事業 | 665億円 | 18.4% | -71億円 | -10.7% |
| 栄養 菓子 事業 | 660億円 | 18.3% | 44億円 | 6.7% |
| 健康・食品 事業 | 479億円 | 13.3% | -15億円 | -3.1% |
| 食品 原料 事業 | 132億円 | 3.7% | 23億円 | 17.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01健康・食品事業主力
健康志向の消費者向けに、機能性表示食品や栄養補助食品、レトルト食品、アイスクリーム等を製造販売。主力ブランドは「カレー職人」「クレアおばさんの」等。
- レトルトカレー(カレー職人等)
- 手軽に本格的なカレーを楽しめるレトルト食品。数十種類のバリエーションがある。
- 健康食品(ビフィダス等)
- 乳酸菌やビタミンを配合した健康維持・増進を目的とする食品。
- アイスクリーム(ジャイアントコーン等)
- コーンタイプ等のアイスクリーム製品。
02栄養菓子事業主力
チョコレート菓子、ビスケット等を製造販売。主力ブランドは「ポッキー」「プリッツ」「アーモンドピーク」「カプリコ」等。国内外で販売。
- ポッキー
- 棒状プレッツェルにチョコレートをコーティングしたスナック菓子。グリコを代表するグローバルブランド。
- プリッツ
- 細長い塩味のプレッツェルスナック。
- アーモンドピーク
- アーモンドをキャラメルとチョコレートでコーティングした菓子。
- カプリコ
- アイスクリーム風のコーン型チョコレート菓子。
03乳業事業準主力
牛乳・乳飲料、ヨーグルト、洋生菓子(プリン・ゼリー等)を製造販売。主力は「グリコ乳業」ブランド。
- ドロリッチ
- とろりとした食感の飲むヨーグルト。
- カフェオーレ
- コーヒーとミルクをブレンドした乳飲料。
- プッチンプリン
- なめらかな食感が特徴のカップ入りプリン。
04海外事業準主力
中国、台湾、韓国、東南アジア、北米、欧州等でチョコレート菓子、ビスケット、アイスクリーム等を製造販売。現地法人を通じて海外市場に展開。
- ポッキー(海外向け)
- 各国の嗜好に合わせたフレーバーやパッケージで販売されるグリコの代表菓子。
05食品原料事業副次
食品・医薬品メーカー向けに、小麦たん白、加工デンプン、着色料、ファインケミカル素材等を製造販売。加工食品の改良や機能性向上に寄与。
- 小麦たん白(グルテン等)
- 食品の弾力増強やたん白質強化に使用される植物性たん白素材。
- 加工デンプン
- 食品の食感や安定性を向上させるために化学処理されたデンプン。
06国内その他事業副次
直営店舗(グリコ直営店)、オフィスグリコ(オフィス向け菓子自動販売サービス)、卸売販売、情報システム開発等を行い、グループ全体を支援。
製品と技術
棒状プレッツェル菓子「ポッキー」と「プリッツ」
栄養菓子事業の柱であるポッキーは、棒状プレッツェルにチョコレートをコーティングしたスナックで、グリコを代表するグローバルブランドである。1966年発売のプリッツは細長い塩味のプレッツェルスナックで、こちらも国内外で広く販売される。これらの製品は海外向けに現地の嗜好に合わせたフレーバーやパッケージで展開され、中国市場では「百奇(ポッキー)」として知られる。ポッキー・プリッツの製造はグリコマニュファクチャリングジャパンや上海江崎格力高食品などが担当する。
乳酸菌入りビスケット「ビスコ」と健康食品群
1933年に創製されたビスコは、乳酸菌を配合したクリームサンドビスケットで、子供の栄養補給を目的とした歴史を持つ。健康・食品事業では、これに加えて「アーモンド効果」や「パピコ」「アイスの実」などのアイスクリーム・チルド商品を展開する。機能性表示食品の領域では「ビフィダス」シリーズなどの乳酸菌食品がある。2025年12月期の同事業売上高は479億円だが、原材料費上昇の影響で営業損失15億円を計上した。
「プッチンプリン」と「カフェオーレ」が牽引する乳業製品
乳業事業の主力は、なめらかな食感のカップ入りプリン「プッチンプリン」、コーヒーとミルクをブレンドした「カフェオーレ」、とろりとした飲むヨーグルト「ドロリッチ」である。牛乳・乳飲料も幅広く扱い、グリコ乳業ブランドで親しまれる。2024年にはチルド商品の出荷停止影響から回復し、同事業の売上高は前期比18.6%増の665億円となった。しかし、売上原価率の上昇により営業損失71億円と依然赤字が続いている。
小麦たん白や加工デンプンなど食品原料事業
食品原料事業は、グリコ栄養食品が主体となり、食品・医薬品メーカー向けに小麦たん白(グルテン等)、加工デンプン、着色料、ファインケミカル素材を製造販売する。小麦たん白は食品の弾力増強やたん白質強化に、加工デンプンは食感や安定性の向上に用いられる。同事業の売上高は2025年12月期に132億円(前期比5.5%減)と減少したが、原価率低下により営業利益は23億円と増益を達成した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
菓子・食品で国内大手、海外比率低く内需依存
江崎グリコは菓子・食品事業を中心に展開し、国内市場で強いブランド力を有する。直近の売上高は3326億円から3614億円へと増加したが、営業利益率は3.35%から2.41%へと低下している。同業他社のニップンや日清製粉グループ本社と比較し、グリコは菓子分野で差別化されているが、全体の規模では中位に位置する。海外売上比率は低く、国内市場への依存度が高い。原材料価格上昇や消費者の節約志向が収益を圧迫しており、コスト管理と付加価値向上が課題である。
強み
- 「ポッキー」「アイスの実」など知名度の高い商品ブランドを持ち、国内で強い。
- 健康志向に対応した商品開発に強みを持ち、付加価値の高い製品を提供。
- 菓子、食品、アイス、乳製品など多岐にわたり、安定した需要を取り込む。
- 直近の売上高は増加基調にあり、新商品投入と販売網の強化が寄与。
課題
- 営業利益率が低下しており、原材料高や販売費増加が収益を圧迫。
- 海外売上比率が低く、国内人口減少や市場縮小の影響を受けやすい。
- 食品業界の価格競争が激しく、値上げによる需要減やシェア低下リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食品・飲料の時価総額近傍。太字が江崎グリコ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1332ニッスイ | 4,027億円 | 14.3倍 |
| 2 | 2810ハウス食品グループ本社 | 3,868億円 | 49.3倍 |
| 3 | 3397トリドールホールディングス | 3,839億円 | 199.4倍 |
| 4 | 8242エイチ・ツー・オー リテイリング | 3,667億円 | 11.6倍 |
| 5 | 7581サイゼリヤ | 3,638億円 | 28.3倍 |
| 6 | 2206江崎グリコ | 3,514億円 | 51.4倍 |
| 7 | 3387クリエイト・レストランツ・ホールディングス | 3,282億円 | 69.6倍 |
| 8 | 9616共立メンテナンス | 2,941億円 | 15.7倍 |
| 9 | 2296伊藤ハム米久ホールディングス | 2,937億円 | 14.3倍 |
| 10 | 2001ニップン | 2,530億円 | 11.6倍 |
| 11 | 2811カゴメ | 2,511億円 | 18.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。
会社の歴史
沿革 69件
グリコーゲン配合の栄養菓子から始まった1921年
創業者の江崎利一は、1921年4月に合名会社江崎商店を大阪で設立した。翌1922年2月、大阪三越でグリコーゲンを成分とする栄養菓子「グリコ」を発売。この日が後に創立記念日となる。1929年2月には株式会社江崎に組織変更し、1933年2月には乳酸菌入りビスケット「ビスコ」を創製した。社名はグリコ株式会社(1934年)、江崎グリコ株式会社(1943年)と変遷し、1949年12月に再びグリコ株式会社、1958年1月に江崎グリコ株式会社で定着した。
アイスクリーム・チョコレート・カレーへ事業拡大した1950〜60年代
1953年2月に株式を大阪店頭公開し、翌1954年3月に大阪証券取引所へ上場した。1957年3月にアイスクリームの製造販売を開始、1958年2月にチョコレート、1960年4月にチューインガム、同年9月にカレーの製造販売へと相次いで参入した。1961年5月には東京証券取引所に上場。1966年10月に乳業子会社7社を合併してグリコ協同乳業を設立し、乳業事業の基盤を固めた。1967〜1970年には千葉・兵庫・仙台にアイスクリーム工場を設立した。
タイ・フランスへの海外進出と菓子のグローバル化(1970〜90年代)
1970年4月、タイに合弁会社Thai Glicoを設立し、初の海外生産拠点を得た。1982年3月にはフランスのジェネラルビスケット社と合弁でGenerale Biscuit Glico France S.A.を設立し、ポッキーを「ミカド」の現地名で販売した。1995年9月には中国の上海格力高日清食品有限公司に経営参加し、1998年5月に子会社化して上海格力高食品有限公司に改称。以後、中国事業を拡大し、1999年8月に江崎格力高食品(上海)有限公司を設立した。
乳業統合と決算期変更を経た2010年代
2011年1月に関東グリコを設立、同年9月には韓国のHaitai社と合弁でGlico-Haitaiを設立した。2013年4月、グリコ乳業の工場を東京・那須・岐阜・広島・佐賀の5社に分割。2015年10月にグリコ乳業を吸収合併し、乳業事業を本体に統合した。2016年4月にアイスクリーム販売の正直屋乳販を子会社化。2019年6月には決算期を3月31日から12月31日に変更し、2020年2月に台湾に格力高台湾股份有限公司を設立した。
製造子会社統合と100周年を迎えた2020年代
2020年4月にグリコマニュファクチャリングジャパンを設立し、同年7月に国内製造子会社14社の事業を同社に吸収合併させた。2022年2月に創立100周年を迎え、同年4月の東京証券取引所市場区分見直しでプライム市場へ移行した。2024年4月には食品製造のGreenspoonを子会社化し、2025年4月には欧州統括会社Glico Europe B.V.を設立した。2025年12月期の売上高は3614億円に達し、海外事業が全体の25%を占めるまでに成長した。
年表69件を開く
1920年代
- 1921年4月創業創業者江崎利一がグリコーゲンを成分とする栄養菓子グリコの製造販売を目的として合名会社江崎商店を創立。
- 1922年2月創業大阪三越でグリコを発売。(のちに創立記念日と定める。)
- 1929年2月資本金100万円の株式会社江崎に組織変更。
1930年代
- 1933年2月ビスコを創製し製造販売を開始。
- 1934年1月商号変更グリコ株式会社に商号変更。
1940年代
- 1943年2月商号変更江崎グリコ株式会社に商号変更。
- 1949年12月商号変更グリコ株式会社に商号変更。
1950年代
- 1953年2月上場株式公開。(大阪店頭で売買)
- 1953年3月九州工場を新設。
- 1954年3月上場大阪証券取引所に株式上場。
- 1957年3月アイスクリームの製造販売を開始。
- 1958年1月商号変更江崎グリコ株式会社に商号変更。
- 1958年2月チョコレートの製造販売を開始。
1960年代
- 1960年4月チューインガムの製造販売を開始。
- 1960年9月カレーの製造販売を開始。
- 1961年5月上場東京証券取引所に株式上場。
- 1966年10月M&A乳業子会社7社を合併、グリコ協同乳業㈱とする。
- 1967年10月グリコ千葉アイスクリーム㈱設立。(アイスクリームの製造)
- 1968年10月グリコ兵庫アイスクリーム㈱設立。(アイスクリームの製造)
1970年代
- 1970年4月合弁会社Thai Glico Co.,Ltd.(タイ)設立。(菓子・食料品の製造販売)
- 1970年8月グリコ仙台アイスクリーム㈱設立。(アイスクリームの製造)
- 1975年6月鳥取グリコ㈱設立。(菓子の製造)
- 1979年9月三重グリコ㈱設立。(アイスクリームの製造)
1980年代
- 1980年2月創業当社創業者取締役会長江崎利一逝去。
- 1982年3月ジェネラルビスケット社(フランス)と合弁会社Generale Biscuit Glico France S.A.(フランス)設立。(ポッキーチョコレート『現地名“ミカド”』の製造販売を開始)
- 1982年4月M&Aグリコ栄養食品㈱の株式取得、子会社とする。(食料品・食肉製品の製造販売)
- 1984年11月商号変更神戸グリコ㈱設立。(2013年4月関西グリコ㈱に社名変更、菓子の製造)
- 1986年7月商号変更グリコ商事㈱設立。(1996年11月江栄商事㈱に社名変更、不動産の管理他)
- 1988年6月商号変更㈱京冷設立。(1996年10月関西フローズン㈱に社名変更、アイスクリームの販売)
1990年代
- 1991年8月茨城グリコ㈱設立。(アイスクリームの製造)
- 1995年9月日中合資会社 上海格力高日清食品有限公司に経営参加。(菓子・食料品の製造販売)
- 1998年5月商号変更上海格力高日清食品有限公司の持分追加取得により子会社にするとともに上海格力高食品有限公司に社名変更。
- 1999年8月創業江崎格力高食品(上海)有限公司設立。(2001年、上海格力高食品有限公司と合併し、上海江崎格力高食品有限公司に社名変更)
- 1999年10月江栄情報システム㈱設立。(情報システムの保守・開発)
2000年代
- 2001年1月商号変更グリコ仙台アイスクリーム㈱を仙台グリコ㈱に社名変更。(レトルト食品の製造)
- 2001年10月M&Aアイクレオ㈱の株式取得、子会社とする。(乳幼児用粉ミルクの製造販売)
- 2003年2月創業Ezaki Glico USA Corporation設立。(菓子・食品等の販売)
- 2006年11月創業上海江崎格力高南奉食品有限公司設立。(2024年7月江崎格力高南奉食品(上海)有限公司に社名変更、菓子の製造)
2010年代
- 2011年1月関東グリコ㈱設立。(菓子の製造)
- 2011年9月Haitai Confectionery & Foods Co.,Ltd.(韓国)と合弁会社Glico - Haitai Co.,Ltd.(韓国)設立。(菓子の製造販売)
- 2012年4月グリコ栄養食品㈱の食品原料事業部を会社分割して、同社名の新会社を設立。(食品原料の製造販売)
- 2013年4月グリコ乳業㈱の自社5工場所在地に、東京グリコ乳業㈱、那須グリコ乳業㈱、岐阜グリコ乳業㈱、広島グリコ乳業㈱、佐賀グリコ乳業㈱を設立。(牛乳・乳製品の製造)
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第一部への単独上場となる。
- 2013年9月WINGSグループ(インドネシア)と合弁会社PT.Glico-Wings(インドネシア)を設立。(アイスクリームの製造販売)
- 2014年2月創業PT Glico Indonesiaを設立。(菓子の販売)
- 2015年6月創業Glico Frozen(Thailand)Co.,Ltd.を設立。(アイスクリームの販売)
- 2015年10月M&Aグリコ乳業㈱を吸収合併。
- 2016年4月M&A正直屋乳販㈱の株式取得、子会社とする。(アイスクリームの販売)
- 2016年6月新設分割により、グリコチャネルクリエイト㈱を設立。
- 2017年3月創業Glico Malaysia Sdn.Bhd.を設立。(菓子の販売)
- 2017年6月創業Glico Asia Pacific Pte. Ltd.を設立。(ASEAN各拠点の事業統括等)
- 2017年11月M&AGlico Canada Corporationの株式取得、子会社とする。(菓子の販売)
- 2018年2月M&ATCHO Ventures,Inc.の株式取得、子会社とする。(菓子の製造販売)
- 2018年12月創業Glico North America Holdings,Inc.を設立。(米国2社の持株会社)
- 2019年1月商号変更アイクレオ㈱の製造部門を除く部門の事業に関する権利義務を会社分割により当社が承継。アイクレオ㈱はグリコアイクレオ㈱に社名変更。
- 2019年1月創業Glico Philippines,Inc.を設立。(菓子の販売)
- 2019年3月創業Ezaki Glico Vietnam Co.,Ltd.を設立。(菓子の販売)
- 2019年6月商号変更決算期を3月31日から12月31日に変更。
2020年代
- 2020年2月創業格力高台湾股份有限公司を設立。(菓子等の販売)
- 2020年2月グリコ栄養食品㈱の基礎研究事業に関する権利義務を会社分割により当社が承継。
- 2020年3月創業PT Glico Manufacturing Indonesiaを設立。(菓子等の製造、自社生産品の販売)
- 2020年4月グリコマニュファクチャリングジャパン㈱を設立。(菓子、食料品、乳製品等の製造販売)
- 2020年7月M&A連結製造子会社14社の事業をグリコマニュファクチャリングジャパン㈱が吸収合併により承継。
- 2021年10月創業上海江崎格力高閔発食品有限公司を設立。(2024年7月江崎格力高閔発食品(上海)有限公司に社名変更、菓子等の製造)
- 2021年12月Glico Frozen(Thailand)Co.,Ltd.の全事業をThai Glico Co.,Ltd.が事業譲渡により承継。
- 2022年2月創業創立100周年を迎える。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2024年4月M&A㈱Greenspoonを子会社とする。(食料品等の製造販売)(2024年6月完全子会社とする)
- 2025年4月創業Glico Europe B.V.を設立。(欧州の持株会社)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で5,588人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は860万円で、9期前と比べて+7.8%。平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は13.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 5,210 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 5,488 | — |
| 2019年12月 | 798 | 43.4 | 13.3 | 5,364 | — |
| 2019年3月 | 828 | 43.6 | 13.7 | 5,381 | — |
| 2020年12月 | 812 | 43.6 | 13.5 | 5,360 | — |
| 2021年12月 | 818 | 43.8 | 13.7 | 5,321 | — |
| 2022年12月 | 812 | 44.0 | 13.8 | 5,359 | — |
| 2023年12月 | 823 | 44.1 | 13.9 | 5,439 | — |
| 2024年12月 | 845 | 43.9 | 13.5 | 5,563 | 200 |
| 2025年12月 | 860 | 43.7 | 13.4 | 5,588 | 156 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社27社(国内 8 / 海外 19) を有報から抽出しています。
- 国内グリコマニュファクチャリングジャパン㈱大阪市 西淀川区議決権100.0%
- 国内グリコチャネルクリエイト㈱大阪市 西淀川区議決権100.0%
- 国内グリコ栄養食品㈱大阪市 西淀川区議決権100.0%
- 国内中部グリコ栄食㈱名古屋市 港区議決権100.0%
- 国内関西フローズン㈱(注)4京都府 八幡市議決権100.0%
- 国内東北フローズン㈱岩手県 一関市議決権100.0%
- 国内江栄情報システム㈱大阪市 西淀川区議決権53.3%
- 国内㈱Greenspoon東京都 渋谷区議決権100.0%
- 海外上海江崎格力高食品有限公司(注)5中国 上海市議決権100.0%
- 海外江崎格力高閔発食品(上海)有限公司中国 上海市議決権100.0%
- 海外江崎格力高南奉食品(上海)有限公司中国 上海市議決権100.0%
- 海外格力高台湾股份有限公司台湾 台北市議決権100.0%
残りのグループ会社15社を開く
- Glico - Haitai Co., Ltd.韓国 ソウル市60%
- Glico Asia Pacific Pte. Ltd.シンガポール100%
- Thai Glico Co., Ltd.タイ バンコク市100%
- PT Glico Indonesiaインドネシア 南ジャカルタ市100%
- PT Glico Manufacturing Indonesiaインドネシア 南ジャカルタ市100%
- Glico Malaysia Sdn.Bhd.マレーシア クアラルンプール市100%
- Ezaki Glico Vietnam Co.,Ltd.ベトナム ホーチミン市100%
- Glico Philippines, Inc.フィリピン マカティ市100%
- Glico North America Holdings, Inc.米国 カリフォルニア州100%
- Ezaki Glico USA Corporation米国 カリフォルニア州100%
- TCHO Ventures, Inc.米国 カリフォルニア州100%
- Glico Canada Corporationカナダ バンクーバー市100%
- Glico Europe B.V.オランダ アムステルダム市100%
- PT. Glico - Wingsインドネシア ジャカルタ市36%
- Generale Biscuit Glico France S.A.フランス クラマール市50%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は3,614億円、営業利益は87億円。前期と比べると増収減益で、売上が+9.2%、利益が-21.6%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,900億円 | 3,614億円 |
| 営業利益 | 120億円 | 87億円 |
| 純利益 | 90億円 | 50億円 |
| 1株あたり配当 | ¥95 | ¥95 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は1,804億円、営業利益は47億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+9.7%、営業利益は+42.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 711 | 39 | 5.5 | 42 |
| 2023年2Q | 820 | 42 | 5.1 | 36 |
| 2023年3Q | 934 | 78 | 8.4 | 52 |
| 2023年4Q | 861 | — | — | 11 |
| 2024年1Q | 790 | 73 | 9.2 | 51 |
| 2024年2Q | 750 | 16 | 2.1 | −14 |
| 2024年4Q | 1,771 | 22 | 1.2 | 44 |
| 2025年2Q | 1,645 | 33 | 2.0 | 37 |
| 2025年4Q | 1,969 | 54 | 2.7 | 13 |
| 2026年2Q | 1,804 | 47 | 2.6 | 50 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,930億円から3,614億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合により、東京証券取引所市場第一部への単独上場となる。 | |||||
| 2013年3月 | 2,930 | — | 65 | — | 33 |
| PT Glico Indonesiaを設立。(菓子の販売) | |||||
| 2014年3月 | 3,154 | — | 135 | — | 110 |
| Glico Frozen(Thailand)Co.,Ltd.を設立。(アイスクリームの販売) | |||||
| 2015年3月 | 3,194 | — | 176 | — | 211 |
| 正直屋乳販㈱の株式取得、子会社とする。(アイスクリームの販売) | |||||
| 2016年3月 | 3,384 | — | 192 | — | 139 |
| Glico Malaysia Sdn.Bhd.を設立。(菓子の販売) | |||||
| 2017年3月 | 3,532 | — | 264 | — | 181 |
| Glico North America Holdings,Inc.を設立。(米国2社の持株会社) | |||||
| 2018年3月 | 3,534 | — | 220 | — | 152 |
| Glico Philippines,Inc.を設立。(菓子の販売) | |||||
| 2019年3月 | 3,503 | — | 192 | — | 118 |
| 2019年12月 | 2,882 | — | 170 | — | 120 |
| 格力高台湾股份有限公司を設立。(菓子等の販売) | |||||
| 2020年12月 | 3,440 | — | 196 | — | 118 |
| 上海江崎格力高閔発食品有限公司を設立。(2024年7月江崎格力高閔発食品(上海)有限公司に社名変更、菓子等の製造) | |||||
| 2021年12月 | 3,386 | — | 217 | — | 135 |
| 創立100周年を迎える。 | |||||
| 2022年12月 | 3,039 | — | 136 | — | 81 |
| 2023年12月 | 3,326 | — | 213 | — | 141 |
| ㈱Greenspoonを子会社とする。(食料品等の製造販売)(2024年6月完全子会社とする) | |||||
| 2024年12月 | 3,311 | 111 | 133 | 3.4 | 81 |
| Glico Europe B.V.を設立。(欧州の持株会社) | |||||
| 2025年12月 | 3,614 | 87 | 116 | 2.4 | 50 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高3,614億円のうち、営業利益として残るのは87億円で2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は50億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金62.6%2,263億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.0%1,264億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%87億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが273億円、投資CFが−139億円で、差し引きのフリーCFは134億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は647億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 146 | −114 | −11 | 32 | 354 |
| 2014年3月 | 225 | −149 | 89 | 76 | 542 |
| 2015年3月 | 245 | −79 | −132 | 166 | 594 |
| 2016年3月 | 177 | −138 | −101 | 39 | 520 |
| 2017年3月 | 296 | −141 | 242 | 155 | 902 |
| 2018年3月 | 315 | −250 | −45 | 65 | 930 |
| 2019年3月 | 203 | −87 | −46 | 116 | 992 |
| 2019年12月 | 173 | −90 | −96 | 83 | 980 |
| 2020年12月 | 172 | −124 | −97 | 48 | 924 |
| 2021年12月 | 287 | −292 | −49 | −5 | 895 |
| 2022年12月 | 168 | −201 | −103 | −33 | 799 |
| 2023年12月 | 281 | −86 | −62 | 195 | 947 |
| 2024年12月 | 18 | −103 | −392 | −85 | 566 |
| 2025年12月 | 273 | −139 | −70 | 134 | 647 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は3,941億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,785億円で、自己資本比率は70.5%(業種中央値56.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,194 | 1,163 | 1,031 | 52.1 |
| 2014年3月 | 2,432 | 1,455 | 977 | 58.1 |
| 2015年3月 | 2,753 | 1,748 | 1,005 | 61.5 |
| 2016年3月 | 2,750 | 1,792 | 958 | 63.1 |
| 2017年3月 | 3,241 | 1,984 | 1,257 | 59.4 |
| 2018年3月 | 3,410 | 2,148 | 1,262 | 61.1 |
| 2019年3月 | 3,485 | 2,209 | 1,276 | 61.4 |
| 2019年12月 | 3,438 | 2,209 | 1,229 | 62.0 |
| 2020年12月 | 3,401 | 2,226 | 1,175 | 65.2 |
| 2021年12月 | 3,567 | 2,412 | 1,155 | 67.5 |
| 2022年12月 | 3,691 | 2,448 | 1,243 | 66.2 |
| 2023年12月 | 3,957 | 2,631 | 1,326 | 66.3 |
| 2024年12月 | 3,778 | 2,726 | 1,052 | 72.0 |
| 2025年12月 | 3,941 | 2,785 | 1,156 | 70.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で123社中16位あたり、逆に低いのはROEで123社中113位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,132で、1年前と比べて+4.3%。過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 51.4倍 |
| PER (会社予想) | 35.8倍 |
| PBR | 1.56倍 |
| 配当利回り | 1.85% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に5185円と、25日移動平均線を1.6%上回る水準です。7月中旬に5050円まで下落しましたが、8月6日に4889円を底に反発し、現在は5週連続の上昇局面にあります。52週高値6290円に対して約17%下の水準で、週足では25日線を回復し、75日線にはまだ届かない状態です。出来高は直近20万株前後と低調で、上値は重いものの、下値は堅い展開です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは52.07倍と、業界平均の28.53倍を大きく上回っており、収益力に対して株価が割高感。PBRは1.58倍と平均の1.63倍とほぼ同水準だが、ROEは1.8%と低く、資本効率が悪い。配当利回りは1.83%と平均の2.23%を下回り、配当水準も魅力に欠ける。さらに配当性向は321.9%と異常に高く、無理のある配当が続いている。業績は減益傾向で、将来の成長も見込みにくく、バリュエーションは割高と判断。ただしPBRは平均並みで、資産面での下支えはある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 51.4倍 | 28.6倍 |
| PER (予想) | 35.8倍 | — |
| PBR | 1.56倍 | 1.63倍 |
| ROE | 1.8% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、国内菓子市場の成熟化と競争激化の中で、既存ブランドの収益力が維持できるかである。強気派は、ブランド力と新製品開発力を背景に、価格改定や海外展開で増収増益を達成できるとみる。一方弱気派は、原材料高と競争激化で利益率が低下しており、減益傾向が続くと懸念する。2024年12月期の営業利益率は3.35%と低水準で、2025年12月期も増収見込みだが利益率は2.41%に低下予想。収益性の改善が焦点。
- ブランド力による価格転嫁
定番商品のブランド力で値上げが可能。2024年も値上げを実施。
- 海外展開の成長
アジアを中心に海外売上拡大。現地生産でコスト削減。
- 新製品・健康食品の寄与
ビスコなどの健康訴求で新需要開拓。栄養食品の強化。
- 売上高3614億円と前期比9.2%増収通年影響中
売上高3311億円→3614億円、+303億円、増収基調が利益回復の起点
- フォワードPER35.4倍と収益回復期待決算発表後影響中
現行PER51.02倍→予想35.4倍へ、市場は来期の純利益回復を織り込む
- 営業利益率2.41%は改善余地大きい2026年下期影響中
営業利益率2.41%と低水準、増収効果で反転余地
- 株価は1年で6.14%上昇と底堅い通年影響弱
1年で株価6.14%上昇、減益下でも買い意欲は根強い
- 原材料費と物流費の高騰
原料高が利益を圧迫。2024年営業利益率は3.35%に低下。
- 国内市場の縮小
人口減少で菓子市場は縮小傾向。競争も激化。
- 減益トレンド
2025年12月期も純利益50億円と前期比減益予想。
- 営業利益87億円と前期比24億円減益通年影響中
営業利益111億円→87億円、△21.6%、増収が収益悪化を補えない
- 純利益50億円と38%減通年影響中
純利益81億円→50億円、△38.3%、EPS大幅減少で業績失望リスク
- ROE1.8%は極めて低い継続影響中
ROE1.8%、PBR1.55倍は資本効率に見合わず、株価調整要因
- 外国人保有29.9%と売りリスク不定影響弱
外国人保有比率29.9%、業績下振れ時に売りが加速しやすい
- 海外売上比率
- 成長戦略の進捗度合いを示し、国内市場縮小への対応を測るため。
- 営業利益率
- 原材料高に対し価格転嫁やコスト削減が奏功しているか。
- 定番商品の売上動向
- ポッキーなど基幹ブランドのシェア維持が利益の要。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり95円で、前期から+5.6%。いまの株価に対する利回りは1.85%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 50 | — | 20.5 |
| 2018年3月 | 50 | 0.0 | 24.6 |
| 2019年12月 | 60 | 20.0 | 41.0 |
| 2019年3月 | 60 | 0.0 | 30.3 |
| 2020年12月 | 65 | 8.3 | 39.9 |
| 2021年12月 | 70 | 7.7 | 44.0 |
| 2022年12月 | 80 | 14.3 | 40.8 |
| 2023年12月 | 80 | 0.0 | 51.6 |
| 2024年12月 | 90 | 12.5 | 321.9 |
| 2025年12月 | 95 | 5.6 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥95
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ27,586人。区分でいちばん多いのは外国法人で29.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.6%を占め、残る56.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 21.7 | 20.9 | 22.3 | 22.1 | 26.1 | 29.9 |
| 金融機関 | 32.0 | 30.7 | 31.3 | 31.5 | 28.8 | 27.7 |
| 個人・その他 | 22.8 | 25.2 | 27.6 | 27.2 | 26.7 | 25.9 |
| 事業法人 | 22.0 | 19.9 | 18.1 | 17.7 | 17.6 | 15.9 |
| 自己株式 | 5.3 | 5.2 | 7.1 | 7.1 | 7.0 | 7.0 |
| 証券会社 | 1.5 | 3.2 | 0.7 | 1.4 | 0.8 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 10.31 |
| 02 | 掬泉商事株式会社 | 6.03 |
| 03 | 大同生命保険株式会社 | 5.11 |
| 04 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 | 3.62 |
| 05 | 佐賀県農業協同組合 | 2.84 |
| 06 | 江崎グリコ共栄会 | 2.61 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.40 |
| 08 | 大日本印刷株式会社 | 2.37 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 | 2.25 |
| 10 | THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SPECIAL ACCOUNT NO.1 | 2.09 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-22マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニー(Massachusetts Financial Services Company)新規の大量保有報告4.14%-1.30pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+174%、1株純資産は14期で+335%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 29 | 1,005 | 3.0 | 33.7 | 53.7 |
| 2014年3月 | 178 | 2,158 | 8.6 | 15.3 | 25.9 |
| 2015年3月 | 321 | 2,582 | 13.6 | 15.1 | 14.8 |
| 2016年3月 | 212 | 2,646 | 8.1 | 27.2 | 6.8 |
| 2017年3月 | 276 | 2,927 | 9.9 | 19.6 | 20.5 |
| 2018年3月 | 231 | 3,166 | 7.6 | 24.1 | 24.6 |
| 2019年3月 | 180 | 3,250 | 5.6 | 32.3 | 30.3 |
| 2019年12月 | 185 | 3,284 | 5.6 | 26.3 | 41.0 |
| 2020年12月 | 182 | 3,421 | 5.4 | 24.9 | 39.9 |
| 2021年12月 | 208 | 3,711 | 5.8 | 17.6 | 44.0 |
| 2022年12月 | 127 | 3,842 | 3.3 | 28.6 | 40.8 |
| 2023年12月 | 222 | 4,129 | 5.6 | 18.8 | 51.6 |
| 2024年12月 | 128 | 4,272 | 3.0 | 36.8 | 321.9 |
| 2025年12月 | 79 | 4,365 | 1.8 | 68.5 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
27名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は27名。2025/12期の役員報酬は総額375百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 江崎勝久 | 取締役会長(代表取締役) | 85 |
| 江崎悦朗 | 取締役社長(代表取締役) | 53 |
| 栗木隆 | 取締役 | 68 |
| 本澤豊 | 取締役 | 66 |
| 大石佳能子 | 取締役 | 65 |
| 原丈人 | 取締役 | 73 |
| 滝口広子 | 取締役 | 62 |
| 武藤華子 | 取締役 | 61 |
| 吉田敏明 | 監査役(常勤) | 77 |
| 大貫明 | 監査役(常勤) | 72 |
| 工藤稔 | 監査役 | 71 |
| 寺本悟 | 監査役 | 66 |
残りの役員15名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 内藤文雄 | 監査役 | 69 |
| 高橋真一 | 常務執行役員 | — |
| 長谷川順一 | 常務執行役員 | — |
| 永久秀明 | 常務執行役員 | — |
| 髙橋康巳 | 常務執行役員 | — |
| 若椙修吾 | 執行役員 | — |
| 白石浩荘 | 執行役員 | — |
| 木村幸生 | 執行役員 | — |
| 上野理恵 | 執行役員 | — |
| 渡邉悦子 | 執行役員 | — |
| 髙橋潤 | 執行役員 | — |
| 渡邊武 | 執行役員 | — |
| 桑山哲也 | 執行役員 | — |
| 赤尾一成 | 執行役員 | — |
| 井岡俊之 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 209 | 61 | 271 | 68 |
| 社外取締役 | 9 | 55 | 5 | 60 | 7 |
| 監査役 | 2 | 40 | 4 | 44 | 22 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,235字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,772字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,111字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,838字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第122期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-19
- 半期報告書半期報告書-第121期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-26
- 半期報告書半期報告書-第120期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-09
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