本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

クリエイト・レストランツ・ホールディングス

create restaurants holdings inc.3387 · Prime · 小売業

多業態・多ブランドの飲食店を国内外で展開する外食グループ。直営中心に和食・洋食・ベーカリー等を幅広く手掛ける。

概要

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、和食・焼肉・イタリアンなど多業態のレストランチェーンを全国に展開する外食大手である。1997年に地ビール製造会社として創業し、1999年にレストラン事業へ参入。2010年に持株会社体制へ移行し、現在は26社の連結子会社を擁する。2026年2月期の売上収益は1654億円、従業員数は4468人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

持株会社体制と3つの事業カテゴリー

当社グループは、純粋持株会社であるクリエイト・レストランツ・ホールディングスのもと、26社の連結子会社で構成される。事業会社は「CRカテゴリー」「SFPカテゴリー」「専門ブランドカテゴリー」の3つに区分され、それぞれ異なるブランド群を運営する。CRカテゴリーは和食・洋食等を手がけるクリエイト・レストランツとクリエイト・ダイニング、SFPカテゴリーは洋食・カフェ主体のSFPホールディングスやSFPダイニングなど4社、専門ブランドカテゴリーは焼肉・ラーメン・ベーカリーなどの専門業態8社からなる。このほか、海外子会社5社とグループ支援子会社3社が存在し、2026年2月末時点の総店舗数は国内約733店、海外数十店に上る。

収益構造と経営指標の実態

2026年2月期の売上収益は1654億円(前期比5.8%増)と過去最高を更新したが、営業利益は79億円(同6.6%減)と減益となった。営業利益率は4.8%で、前年の5.4%から低下した。主力のCRカテゴリーと専門ブランドカテゴリーが好調だった一方、SFPカテゴリーが既存店客数減少と原価率上昇で大幅減益となり、全体を押し下げた。経営陣は収益性指標として調整後EBITDAを重視し、同事業年度の調整後EBITDAは262億円、マージンは15.9%だった。また、財務安定性の指標として調整後自己資本比率46.2%を達成している。

国内を主軸に5カ国へ広がる事業基盤

売上の大半は国内飲食事業が占めるが、海外展開も徐々に拡大している。海外子会社はシンガポール(create restaurants asia Pte. Ltd.)、香港(香港創造餐飲管理有限公司)、米国(Create Restaurants NY Inc.、Il Fornaio (America) LLC)、ドイツ(Create Restaurants DE LLC)の4法人。北米では「Wildflower」ブランドのPMI(買収後統合)を推進する一方、イタリアン店「Il Fornaio」は経営体制を刷新し再建に着手している。アジアではインドネシアへのフランチャイズ展開に向けた基本合意を締結した。国内では路面店や地方都市への出店、グループ内フランチャイズを通じたエリア運営効率化を進める。

「グループ連邦経営2.0」と成長の3本柱

2026年2月期を初年度とする5か年中期経営計画では、従来の「マルチブランド・マルチロケーション戦略」と「グループ連邦経営」を包括的に再定義した「グループ連邦経営2.0」を掲げる。成長の3本柱は「本質的価値の進化」「シナジーのあるM&A」「海外事業の拡大」。基盤としてテクノロジー活用・人的資本経営・サステナビリティ推進を位置づける。M&Aは国内外で年間2件前後を目指し、2026年2月期にはベーグル店「Tecona Bagel」や関西の「株式会社ロン」をグループ化した。また、ラーメン事業3社を統合し「クリエイト・ヌードルズ」を設立するなど、組織再編も並行して進めている。

業界の中での役割は直営多業態レストランチェーンを運営する外食企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,654億円
営業利益
79億円
営業利益率
4.8%
純利益
47億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01飲食事業(国内)主力

連結子会社を通じて、和食・洋食・中華・ベーカリー等の多業態のレストランを直営で運営。CRカテゴリー、SFPカテゴリー、専門ブランドカテゴリーに区分され、それぞれ異なるブランド群を持つ。

主な製品・サービス3
CRカテゴリー(クリエイト・レストランツ、クリエイト・ダイニング)
和食・洋食等のレストランブランドを展開。
SFPカテゴリー(SFPホールディングス、SFPダイニング、ジョー・スマイル、クルークダイニング)
主に洋食・カフェ等を展開。
専門ブランドカテゴリー(グルメブランズカンパニー、KRフードサービス、遊鶴、いっちょう、サンジェルマン、レフボン、クリエイト・ヌードルズ、Tecona Bagel)
焼肉、ラーメン、ベーカリー等の専門ブランドを運営。

02飲食事業(海外)準主力

シンガポール、香港、米国、ドイツに子会社を持ち、現地で日本食等のレストランを運営。

03機能子会社(グループ支援)その他

クリエイティブ・サービス、CMD、FastWorks等が人材派遣・清掃等のグループ内サービスを提供。

製品と技術

25のコアブランドを軸とした多業態運営

当社グループは約733店舗を25のコアブランドに分類し、重点的に運営する。代表的なブランドとして、海鮮居酒屋「磯丸水産」、しゃぶしゃぶ食べ放題「しゃぶ菜」、スイーツビュッフェ「デザート王国」などが挙げられる。これらコアブランドは既存店の売上と客数を支える柱であり、2026年2月期にはこれらのブランドを中心に多店舗リフレッシュ改装を実施した。また、消費の二極化に対応し、高付加価路線の「紀の善」と、日常利用を想定したベーグル専門店「Tecona Bagel」や麻辣湯専門店を同時に展開するなど、価格帯の幅を広げている。

CR・SFP両カテゴリーの個性的なブランド構成

CRカテゴリーは和食・洋食等多様な業態を商業施設中心に展開する。同カテゴリーの売上収益は584億円(2026年2月期)で、グループ最大の収益源である。SFPカテゴリーは洋食・カフェ主体で、売上収益311億円。SFPダイニングやジョー・スマイルが運営する「フードバザー」ブランドはショッピングモール内のフードコートで強みを持つ。一方、専門ブランドカテゴリーは焼肉の「いっちょう」、ラーメンの「クリエイト・ヌードルズ」(旧遊鶴・KRフードサービス等統合)、ベーカリーの「サンジェルマン」「レフボン」など、専門性の高い業態を揃える。2026年4月にはTecona Bagelをグルメブランズカンパニーに吸収合併し、運営効率を高めた。

海外現地法人による日本食のグローバル展開

海外事業はシンガポール、香港、米国、ドイツの4拠点で展開する。シンガポールのcreate restaurants asia Pte. Ltd.はアジアにおける日本食レストランの運営を担う。香港では香港創造餐飲管理有限公司を通じて現地のニーズに合わせた店舗を展開。北米では2つの法人(Create Restaurants NY Inc.とIl Fornaio (America) LLC)が活動し、前者は「Wildflower」ブランドのPMIを推進、後者はイタリアンレストランチェーンだが業績低迷により経営体制を刷新した。ドイツのCreate Restaurants DE LLCは欧州市場への足がかりとして位置づけられている。さらに、インドネシアではフランチャイズ展開に向けた基本合意を締結し、東南アジアへの拡大も視野に入れる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

高級和食からカジュアルまで多業態展開、競争激化で収益率低下

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、和食を中心とした多業態レストランを展開しています。売上高は2024年2月期の1458億円から2026年2月期には1654億円へと増加していますが、営業利益率は5.43%から4.78%へと低下しており、原材料費や人件費の上昇が収益を圧迫しています。同業他社では、光フードサービスやトライアルホールディングスなどが挙げられますが、それらと比較して当社は高級和食からファミリーレストランまで幅広い価格帯をカバーしている点が特徴です。しかし、外食産業全体の競争激化や客足の変動に晒されており、ブランド力を活かした差別化が課題です。

強み

  • 高級和食から居酒屋、カフェまで多様なブランドを持ち、客層の変化に対応。
  • 売上高は3期連続で増加しており、出店効果や既存店の伸びが寄与。
  • 「和食さと」など認知度の高いブランドを有し、集客力に優れる。
  • デリバリーやテイクアウト、通販など販売チャネルの拡大を図る。

課題

  • 営業利益率が低下しており、コスト増や競争激化が原因。
  • 賃金上昇や原材料コスト増が利益を圧迫。価格転嫁が限定的。
  • 同業他社と比較して突出した特徴が乏しく、競争で優位を築く必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がクリエイト・レストランツ・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12810ハウス食品グループ本社3,868億円49.3倍
23397トリドールホールディングス3,839億円199.4倍
38242エイチ・ツー・オー リテイリング3,667億円11.6倍
47581サイゼリヤ3,638億円28.3倍
52206江崎グリコ3,514億円51.4倍
63387クリエイト・レストランツ・ホールディングス3,282億円69.6倍
79616共立メンテナンス2,941億円15.7倍
82296伊藤ハム米久ホールディングス2,937億円14.3倍
92001ニップン2,530億円11.6倍
102811カゴメ2,511億円18.9倍
119861吉野家ホールディングス2,504億円53.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

地ビール製造会社としての創業とレストラン事業への転身(1997〜2000年)

1997年4月、徳壽クリエイティブサービス(後の徳壽)の全額出資により、神奈川県横須賀市に地ビール製造販売会社「ヨコスカ・ブルーイング・カンパニー」が設立された。1999年4月に本店を渋谷区に移し、商号を「クリエイト・レストランツ」に変更。同年5月、株式会社徳壽から洋食レストラン5店舗の営業譲渡を受け、レストラン事業に本格参入した。2000年1月には三菱商事が資本参加し、同年6月にはオリエント・レストランツからさらに5店舗を譲り受けた。7月には静岡県御殿場市のプレミアムアウトレット内に「フードバザー御殿場」を出店し、フードコート事業も開始している。

株式上場とM&Aによる規模拡大(2005〜2010年)

2005年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場前年の2005年3月には愛知万博にフードコートを出店するなど、実績を積んだ。上場後もM&Aを積極化し、2007年8月に吉祥との合弁会社を設立、2008年5月には上海の老舗「豫園南翔饅頭店」との合弁で中国事業に進出した。2010年3月、事業持株会社体制へ移行。同年6月に商号を現在の「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」に変更し、100%子会社のクリエイト・レストランツ・ジャパン(後のクリエイト・レストランツ)が事業を継承した。これにより、グループ統括と事業運営を分離する体制が整った。

持株会社化後の国内外への展開加速(2011〜2015年)

持株会社体制への移行後、海外子会社の設立が相次いだ。2011年2月にシンガポール子会社、同年7月に香港子会社を設立。2012年3月にはルモンデグルメを完全子会社化し、同年7月には香港に第2の子会社を設立した。2013年4月、SFPダイニングの株式74.6%を取得し子会社化すると同時に、イートウォーク関連3社も買収。同年10月には東証市場第一部へ指定替えとなり、規模拡大が市場に認知された。2014年にはYUNARIと上海美食中心(旧R21Cuisine)を子会社化し、台湾にも現地法人を設立。この期間に売上収益は372億円(2013年2月期)から693億円(2015年2月期)へ急伸した。

業績の拡大とコロナ禍の試練(2016〜2022年)

2016年2月期に売上収益が1000億円を突破(1033億円)。その後も増収基調が続き、2020年2月期には1393億円に達した。しかし、2020年3月以降の新型コロナウイルス感染症流行により、2021年2月期の売上収益は744億円と前期比46.6%減、当期利益は139億円の赤字に転落した。翌2022年2月期は783億円と小幅な回復にとどまったが、営業黒字を回復し、当期利益59億円を計上。2023年2月期には1182億円まで戻し、2024年2月期には1458億円とコロナ前水準を超えた。この間、既存店のリニューアルや新業態開発、コスト管理の徹底が収益回復を支えた。

中期経営計画とコアブランドへの集中(2023年〜現在)

2025年4月、2026年2月期を初年度とする5か年中期経営計画を公表。25のコアブランドに経営資源を集中し、「磯丸水産」「しゃぶ菜」「デザート王国」などの既存ブランドのリフレッシュ改装や新業態開発を推進している。2026年2月期には、高付加価値ブランド「紀の善」の復活や、専門性の高いベーグル・麻辣湯・牛かつなどの新業態を投入。コントラクト(受託運営)事業ではJA全農との連携で23店舗の受託を開始した。M&Aでは2025年にベーグル店「Tecona Bagel」を買収し、2026年には関西エリアのロンを子会社化。ラーメン事業3社の統合により「クリエイト・ヌードルズ」を設立している。

年表30件を開く

1990年代

  • 1997年4月創業徳壽クリエイティブサービス株式会社(注)1 が100%出資し、地ビール製造販売会社として、神奈川県横須賀市に株式会社ヨコスカ・ブルーイング・カンパニーを設立
  • 1999年4月東京都渋谷区神南一丁目17番5号に本店移転
  • 商号変更株式会社クリエイト・レストランツに商号変更
  • 1999年5月株式会社徳壽(注)2 より洋食レストラン5店舗の営業譲渡を受け、レストラン事業を開始

2000年代

  • 2000年1月三菱商事株式会社が資本参加
  • 2000年6月株式会社オリエント・レストランツより洋食レストラン5店舗の営業譲渡を受ける
  • 2000年7月静岡県御殿場市の御殿場プレミアムアウトレット内に「フードバザー御殿場」を出店し、フードコート事業を開始
  • 2003年7月株式会社徳壽(旧徳壽クリエイティブサービス株式会社)より「雛鮨」等13店舗の営業譲渡を受ける
  • 2004年8月本店を東京都渋谷区渋谷二丁目15番1号に移転
  • 2005年3月2005年日本国際博覧会に「フェスティバルフードコート 愛知万博」を出店
  • 2005年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2007年8月株式会社吉祥との合弁会社株式会社クリエイト吉祥が営業を開始
  • 2008年5月上海豫園南翔饅頭店有限公司との合弁会社上海豫園商城創造餐飲管理有限公司を設立

2010年代

  • 2010年1月創業100%出資により株式会社クリエイト・レストランツ・ジャパン(注)3 を設立
  • 2010年3月事業持株会社体制へ移行
  • 2010年5月上海豫園商城創造餐飲管理有限公司を通じて、2010年上海国際博覧会に「上海豫園南翔饅頭店」を出店、「中華美食街」の運営管理を受託
  • 2010年6月商号変更株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスに商号変更
  • 2010年10月創業100%出資により中國創造餐飲管理有限公司を設立
  • 2011年2月創業100%出資によりcreate restaurants asia Pte. Ltd.を設立
  • 2011年3月創業中國創造餐飲管理有限公司の100%出資により上海創思餐飲管理有限公司を設立
  • 2011年12月本店を東京都品川区東五反田五丁目10番18号に移転
  • 2012年3月M&A株式会社ルモンデグルメの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2012年7月創業中國創造餐飲管理有限公司の100%出資により香港創造餐飲管理有限公司を設立
  • 2013年4月M&ASFPダイニング株式会社の株式を74.6%取得し子会社化
  • M&A株式会社イートウォーク、株式会社イートウォークWEST、有限会社EWC3社の株式を100%取得し完全子会社化
  • 2013年8月M&A株式会社イートウォークを合併法人、株式会社イートウォークWEST及び有限会社EWCを被合併法人とするグループ内組織再編を実施
  • 2013年10月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2014年4月M&A株式会社YUNARIの株式を100%取得し完全子会社化
  • 2014年10月創業100%出資により台湾創造餐飲股份有限公司を設立
  • 2014年11月M&AR21Cuisine株式会社の株式(99.97%)を取得し子会社化、商号を株式会社上海美食中心に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 海外売上比率(現状比2倍)2030年2月期まで現状の2倍

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ連邦経営2.0への進化

    従来の「マルチブランド・マルチロケーション戦略」と「グループ連邦経営」を再定義し、CxO体制を導入。中核事業会社の経営体制を刷新し、執行責任を明確化して変化に迅速に対応する。

  2. 02

    本質的価値の進化

    25のコアブランドを中心に、料理・サービス・立地を進化。QSCの徹底や店舗リフレッシュ改装、新業態開発、路面・地方都市への出店、AIによる発注自動化などで店舗生産性と来客数を向上させる。

  3. 03

    シナジーを重視したM&A

    年間2件前後のM&Aを国内外で実行。国内と北米を中心に事業ポートフォリオを拡充し、PMIを迅速に進めてグループインフラ活用による早期シナジー創出と持続的成長を実現する。

  4. 04

    海外事業の拡大

    M&Aを軸に海外売上比率を2030年2月期に現状の2倍に。北米・アジアに加え欧州進出準備を本格化し、現地化を進めてグローバルなグループ連邦経営を推進する。

  5. 05

    テクノロジー活用と人的資本経営

    ブランド別DX、AI予測発注、社内チャットボット等で業務効率化と顧客満足度向上を両立。多様な人財の活躍支援、CxO体制や研修制度見直しで個々の成長を促す「ヒューマン・トランスフォーメーション」を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,468人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+11.5%平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は14.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月3,605
2018年2月3,508
2019年2月3,838
2020年2月61041.97.44,475
2021年2月63043.08.74,144
2022年2月62044.79.43,695
2023年2月66045.89.94,034
2024年2月66047.812.24,205
2025年2月67048.013.64,173204
2026年2月68048.514.24,468177

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率32.4%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)64.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 18 / 海外 5、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
店舗 — 東京都港区他147億円
店舗 — 大阪府大阪市他129億円
店舗 — 東京都 新宿区他107億円
本社 — 東京都品川区1,655百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社クリエイト・レストランツ(注)1、2
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SFPホールディングス株式会社(注)1、5
    東京都世田谷区 · 連結子会社
    議決権58.9%
  • 国内
    株式会社グルメブランズカンパニー(注)1
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社KRフードサービス(注)1、4
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クリエイト・ダイニング(注)1
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SFPダイニング株式会社(注)1、3
    東京都世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社遊鶴(注)1
    札幌市豊平区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジョー・スマイル(注)1
    熊本市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クルークダイニング(注)1
    長野県安曇野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社いっちょう(注)1
    群馬県太田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クリエイティブ・サービス
    川崎市中原区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社CМD
    川崎市中原区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社11社を開く
  • 株式会社サンジェルマン(注)1横浜市港北区100%
  • 株式会社レフボン(注)1札幌市西区100%
  • 株式会社FastWorks東京都品川区100%
  • 株式会社クリエイト・ヌードルズ(注)1東京都品川区100%
  • 株式会社Tecona Bagel東京都渋谷区100%
  • create restaurants asia Pte. Ltd. (注)1シンガポール共和国100%
  • 香港創造餐飲管理有限公司(注)1中華人民共和国 香港特別行政区100%
  • Create Restaurants NY Inc.米国 ニューヨーク州100%
  • Il Fornaio (America) LLC米国 カリフォルニア州100%
  • Create Restaurants DE LLC米国 アリゾナ州100%
  • 株式会社G&Company東京都港区41%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は1,654億円営業利益79億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.8%、利益が-7.1%。

売上高
+5.8%
1,654億円
営業利益
-7.1%
79億円
純利益
-16.1%
47億円
営業利益率
4.8%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高1,710億円1,654億円
営業利益90億円79億円
純利益57億円47億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は433億円、営業利益は34億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+13.1%、営業利益は+21.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q366308.222
2024年2Q364123.38
2024年3Q354164.59
2024年4Q37411
2025年1Q383287.319
2025年2Q382205.213
2025年4Q799374.624
2026年2Q832495.932
2026年4Q822303.615
2027年1Q433347.922

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は372億円から1,654億円へ4.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
SFPダイニング株式会社の株式を74.6%取得し子会社化
2013年2月3722813
100%出資により台湾創造餐飲股份有限公司を設立
2014年2月5253818
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2015年2月6934465
2016年2月1,0337333
2017年2月1,1356333
2018年2月1,1655927
2019年2月1,1933713
2020年2月1,3933012
2021年2月744−150−139
2022年2月7837159
2023年2月1,1824634
2024年2月1,4586650
2025年2月1,56485775.456
2026年2月1,65479794.847

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高1,654億円のうち、営業利益として残るのは79億円4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は47億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.4%486億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金64.9%1,073億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.0%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.8%79億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
70.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.5pt
11.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが230億円、投資CFが−58億円で、差し引きのフリーCFは172億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は175億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月36−2641056
2014年2月46−10148−5553
2015年2月63−81102−18138
2016年2月104−205115−101151
2017年2月101−93−62899
2018年2月119−57−3562127
2019年2月84−49−2935132
2020年2月248−25754−9179
2021年2月4−39228−35373
2022年2月271−8−422263215
2023年2月246−23−201223239
2024年2月233−36−225197213
2025年2月260−92−167168215
2026年2月230−58−213172175

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は1,397億円。このうち返さなくてよい自己資本が438億円で、自己資本比率は31.3%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月1903715319.7
2014年2月3589326526.1
2015年2月47019727332.4
2016年2月72523049524.1
2017年2月70717153624.3
2018年2月71418053425.3
2019年2月72516456122.6
2020年2月1,5031861,31712.4
2021年2月1,6201941,42612.0
2022年2月1,3362611,07519.6
2023年2月1,3362961,04022.2
2024年2月1,30836094827.5
2025年2月1,37240293229.3
2026年2月1,39743891831.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
175億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
171億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
918億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中111位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中286位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥771で、1年前と比べて+0.6%過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。

¥771+0.9%1ヶ月+3.5%1年+0.6%時価総額3,282億円
過去52週の値幅
安値¥685高値¥825

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)69.6倍
PER (会社予想)56.9倍
PBR7.14倍
配当利回り0.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.43%と小幅上昇。25日線(772.44円)を約1.4%上回るが、75日線(738.12円)や200日線(748.14円)は上回る。52週高値828円に対して8月21日終値783円は約5.4%下。出来高は150万〜250万株と高水準で推移し、個人の人気が高い。RSIは51.89で中立。年初来は-1.93%とほぼ横ばい。週足では8月に一度800円を回復したが、その後はもみ合い。高値圏での一進一退が続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PER が 70.22 倍と同業界平均 40.23 倍を大きく上回り、予想 PER 57.8 倍でも高い水準。PBR 7.25 倍は平均 3.06 倍の 2 倍超で、ROE 11.1% に見合わない。配当利回り 0.64% は平均 12.58% を大幅に下回り、利益成長も減速傾向。割高だが、今期の利益減益予想でバリュエーション改善の余地がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)69.6倍39.6倍
PER (予想)56.9倍
PBR7.14倍2.44倍
ROE11.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は売上高が堅調に伸びる一方、利益は減少傾向にあり、収益性の改善が焦点。強気派は、多業態ポートフォリオによるリスク分散と、既存店活性化策の効果を評価し、今後の収益回復を期待する。弱気派は、原材料費や人件費の高騰が利益を圧迫している点や、競争激化による既存店の低迷を懸念する。投資論点は、コスト増への対応力と、既存店の売上回復が利益成長につながるかどうか。

プラスに働く材料7
  • 売上高の拡大基調

    売上高は3期連続で増加し、2026/2期も1654億円と過去最高を更新予想。

  • 多業態のリスク分散

    居酒屋やレストランなど幅広いブランドを有し、特定業態の不振を他で補える。

  • 既存店活性化の効果

    メニュー刷新や店舗リニューアルにより、既存店の客数増加を図る施策を推進。

  • 売上高が3期連続で増加通年影響

    売上高は1,458億円、1,564億円、1,654億円と増加。

  • 予想PER55.5倍へ改善見込み決算発表後影響

    実績PER67.57倍に対し予想PER55.5倍。

  • ROE11.1%と高い資本効率継続影響

    ROE11.1%を維持。

  • 営業利益率4.78%を維持通年影響

    営業利益率4.78%。前期5.43%から低下も高水準。

マイナスに働く材料7
  • 利益減少の継続

    2026/2期の純利益は47億円と前期から減少見込みで、収益性の悪化が続く。

  • コスト増の圧迫

    原材料費や人件費の上昇が利益率を低下させ、営業利益率は5.43%から4.78%へ低下予想。

  • 競争の激化

    外食業界では低価格競争や新規参入が相次ぎ、既存店の集客力維持が困難。

  • 営業利益が前期比7.1%減益通年影響

    営業利益は85億円から79億円へ減少。

  • 純利益が47億円へ16%減益通年影響

    純利益は56億円から47億円へ減少。

  • PER67.6倍とバリュエーション過大不定影響

    PER67.57倍、予想でも55.5倍。

  • 配当利回り0.66%と低位継続影響

    配当利回り0.66%。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
既存店の活性化が収益改善の鍵であり、客数・客単価の動向を直接反映する。
営業利益率
コスト増に対する吸収力と収益性の改善度合いを測る指標。
出店数と閉店数
出店戦略の進捗と不採算店舗の整理状況を示し、将来の成長性を左右する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+12.5%いまの株価に対する利回りは0.65%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
0.65%
いまの株価に対して
配当性向
104.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月362.8
2018年2月3−23.1172.4
2019年2月320.018.8
2020年2月2−50.0
2022年2月250.026.2
2023年2月333.357.6
2024年2月416.718.7
2025年2月414.370.1
2026年2月512.5104.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ273,235人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.7%を占め、残る49.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他41.346.044.347.144.147.0
事業法人49.444.143.543.443.143.1
金融機関7.06.18.47.08.27.6
外国法人1.63.03.02.13.61.6
証券会社0.60.70.70.30.90.5
自己株式0.30.30.30.30.30.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社G&Company41.13
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.89
03株式会社ユリッサ1.41
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.29
05岡本 晴彦0.74
06川井 潤0.58
07株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.24
08株式会社JK Planning0.23
09クリエイト・レストランツグループ従業員持株会0.21
10石井 克二0.19

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−7%、1株純資産は14期で+126%。直近期のROEは11.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月124626.716.823.4
2014年2月209927.715.839.1
2015年2月6916252.97.466.7
2016年2月189320.327.7107.8
2017年2月179117.828.062.8
2018年2月159615.641.3172.4
2019年2月7887.792.518.8
2020年2月6996.5132.6
2021年2月−74104−73.1
2022年2月156226.023.726.2
2023年2月87012.161.357.6
2024年2月128615.443.818.7
2025年2月139514.746.970.1
2026年2月1110411.166.3104.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額235百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
後藤仁史代表取締役会長69
川井潤代表取締役社長 食の安全安心推進室、内部統制システム推進室、グループ監査室、サステナビリティ推進室及び社長室管掌622,480,000
島村彰常務取締役CDO 商品部 マーケティング部、情報システム推進室、 DX・AI推進室、店舗開発部及び 店舗設計管理部管掌56220,000
大野仁之常務取締役 経営企画部、財務部 海外事業部及び 北米事業投資推進部管掌5220,000
大内源太取締役CFO 経理部及びIR部管掌5310,600
両角元勝取締役 グループ事業戦略部管掌5130,800
松井晴美取締役65
大塚美幸取締役(監査等委員)50
片山典之取締役(監査等委員)61
石井祐輔取締役(監査等委員)53160,800
松岡一臣取締役(監査等委員)59

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)62034521235
社外取締役413133
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,321字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス(当社)、株式会社クリエイト・レストランツ、SFPホールディングス株式会社、株式会社グルメブランズカンパニー、株式会社KRフードサービス、株式会社クリエイト・ダイニング、SFPダイニング株式会社、株式会社遊鶴、株式会社ジョー・スマイル、株式会社クルークダイニング、株式会社いっちょう、株式会社クリエイティブ・サービス、株式会社CМD、株式会社サンジェルマン、株式会社レフボン、株式会社FastWorks、株式会社クリエイト・ヌードルズ、株式会社Tecona Bagel、create restaurants asia Pte. Ltd.、香港創造餐飲管理有限公司、Create Restaurants NY Inc.、Il Fornaio (America) LLC、Create Restaurants DE LLC及びその他4社の連結子会社26社で構成されており、主に飲食事業を展開しております。 なお、当社は特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 また、株式会社G&Companyがその他の関係会社に該当し、同社は当社の株式を2026年2月28日現在、175,052,000株(議決権比率41.25%)保有しております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (事業系統図) お客様 ↑飲食の提供等 事業子会社(連結子会社) CRカテゴリー   株式会社クリエイト・レストランツ、株式会社クリエイト・ダイニング SFPカテゴリー   SFPホールディングス株式会社、SFPダイニング株式会社、株式会社ジョー・スマイル、株式会社クルークダイニング 専門ブランドカテゴリー   株式会社グルメブランズカンパニー、株式会社KRフードサービス、株式会社遊鶴、株式会社いっちょう、株式会社サンジェルマン、株式会社レフボン、株式会社クリエイト・ヌードルズ、株式会社Tecona Bagel(注)1 海外カテゴリー   create restaurants asia Pte. Ltd.、香港創造餐飲管理有限公司、Create Restaurants NY Inc.(子会社3社含む)、Il Fornaio (America) LLC(子会社1社含む)、Create Restaurants DE LLC 機能子会社(連結子会社) 株式会社クリエイティブ・サービス、株式会社CMD、株式会社FastWorks ↑役員の兼任等 (提出会社)株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス ↑役員の兼任等 (その他の関係会社)株式会社G&Company(注)2 (注) 1.2026年4月1日付で、株式会社グルメブランズカンパニーを合併法人、株式会社Tecona Bagelを被合併法人とするグループ内組織再編を実施いたしました。 2.株式会社G&Companyは、当社の代表取締役会長である後藤仁史が代表取締役を務める資産保全会社であります。
経営方針・対処すべき課題6,543字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社は、下記のとおり、グループミッション及び経営理念を掲げております。 ① グループミッション わくわく無限大!個性いろいろともに創る驚きの未来。 当社グループのグループミッションは、いろいろな個性を持った仲間と、わくわくしながら、予想もつかない、驚くような未来を、ともに創ろうという想いであります。各事業会社の個性を活かしつつ、他のグループ事業会社をリスペクトし、ともに未来を創っていく。時には自分たちだけで、またある時はグループの仲間たちとともに頑張る。これが、外食産業の中で我々が持つ大きな特徴であると考えております。当社グループは、このグループミッションのもと、豊かな食生活への貢献を目指してまいります。 ② 当社の経営理念 ・私たちは、継続的にチャンスを切り拓き、世界のマーケットで成長します。・私たちは、常にスピードをもって、クリエイティブにチャレンジします。・私たちは、個性豊かな事業会社が互いに尊重し、連携し合うことで、新しい価値を創造します。・私たちは、外食業界の未来のために、リーディングカンパニーとして、イノベーションを起こします。・私たちは、お客様に彩り豊かな食のシーンを提供し続けることで、社会に貢献します。 このような経営理念のもと、グループとしての社会的責任を果たしながら、企業価値向上に向け、努力してまいります。また、お客様、株主の皆様をはじめとする多くのステークホルダーに対して、魅力あふれる店舗を創造し続けていくことが、企業としての使命であると考えております。そして、株主の皆様に当社グループのバラエティ豊かな店舗を利用していただくことが、企業としての持続的成長につながっていくという考えのもと株主優待制度を導入しており、今後も継続してまいります。 (2)重視する経営指標 当社グループでは、経営効率を高め安定した財務体質を維持しつつ、持続的成長を達成するために、収益性の重要な経営指標(KPI)として調整後EBITDA及び調整後EBITDAマージン、財務の安定性を図る指標として調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)を重視しております。当社グループは、これらの指標を向上させることで、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 なお、当連結会計年度における調整後EBITDAは26,271百万円(前連結会計年度比0.6%増)、調整後EBITDAマージンは15.9%(前連結会計年度は16.7%)、調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)は46.2%(前連結会計年度は42.9%)となりました。 (注)1.調整後EBITDA及び調整後EBITDAマージンの計算式は以下のとおりです。 ・調整後EBITDA=営業利益 + その他の営業費用 - その他の営業収益(協賛金収入を除く) + 減価償却費 + 非経常的費用項目(株式取得に関するアドバイザリー費用等) ・調整後EBITDAマージン=調整後EBITDA ÷ 売上収益 × 100 2.調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率):親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)からIFRS第16号の影響を除外した比率 (3)中長期的な会社の経営戦略 ① 中期経営計画 当社では、2026年2月期を初年度とする5か年の中期経営計画を推進しております。本計画は、国内人口の減少やコスト上昇、サステナビリティの重要性増加などの環境変化に加え、リベンジ消費の終焉に伴う競争激化という課題認識の下、本質的な課題の解決を目指すものです。従来の経営戦略である「マルチブランド・マルチロケーション戦略」及び「グループ連邦経営」を包括的に再定義した「グループ連邦経営2.0」へ進化させ、あらゆるステークホルダーから選ばれる企業グループの実現を目指しております。 本計画の実行力を強化し、目まぐるしく変わる環境及び変化へ迅速に対応するため、当社グループでは業務執行の最高責任者(CxO)体制を導入し、執行責任を明確化するとともに、中核事業会社における経営体制の刷新を行っております。 具体的には、成長の3本柱として「本質的価値の進化」「シナジーのあるM&A」「海外事業の拡大」を、その基盤として「テクノロジーの活用」「人的資本経営の推進」「サステナビリティ推進」を掲げ、新体制のもとでこれらの施策を強力に推進しております。 成長の3本柱における重点施策 ・本質的価値の進化 料理、サービス、立地の進化を目指します。既存事業の成長エンジンである25のコアブランドを中心に、おいしさの追求、立地別価格制度の促進、ブランド別DXの最適化等に取り組むほか、QSC(品質・サービス・清潔さ)の徹底を通じた来客数向上を目指します。具体的には、中核事業子会社における経営体制刷新を通じた組織の活性化により「磯丸水産」等の業績改善に注力するとともに、「しゃぶ菜」や「デザート王国」等のコアブランドを中心とした多店舗リフレッシュ改装及び機動的な新業態開発により新たなコアブランドの創出を推進いたします。立地戦略におきましては、物件開発機能の強化による路面や地方都市への出店、エリア運営効率化を図るグループ内フランチャイズを推進するほか、AIによる売上予測に基づいた発注自動化等のテクノロジー活用を推進し、店舗生産性の向上を図ります。 ・シナジーのあるM&A これまでのM&Aにおける豊富な実績を活かし、既存事業とのシナジーと財務規律を重視しながら、国内外で年間2件前後の積極的なM&Aを実行する方針です。国内及び北米を中心とした事業ポートフォリオの拡充に注力するとともに、新たにグループへ加わった企業や事業のPMI(買収後の統合プロセス)を迅速に推進することで、グループインフラの活用による早期のシナジー創出と持続的な成長を実現してまいります。 ・海外事業の拡大 M&Aを軸に、海外売上比率を本計画最終年度(2030年2月期)には現状の2倍にすることを目指します。既進出の北米・アジアに加え、新たに欧州進出に向けた準備を本格化させるとともに、アジア圏におけるフランチャイズビジネスの拡大を図ります。現地で支持されるブランドの招聘や経営チームの現地化により、海外子会社の自律的な成長を促し、世界市場での存在感を高めることで、グローバルなグループ連邦経営を推進してまいります。 成長を支える3基盤の強化 ・テクノロジーの活用 従来の省人化重視のDXから、各ブランドの顧客特性に応じたDXへと進化させ、ホスピタリティとテクノロジーの融合による顧客満足度向上を図ります。ブランド別アプリの実装やデジタルマーケティングの推進による既存店来客数アップのサポートに加え、AIによる売上予測に基づいた発注自動化や社内チャットボットの活用等、店舗運営の高度化と業務効率化を並行して推進いたします。デジタル技術の積極的な活用により、人財の成長と人時キャッシュフローの向上を両立する「ヒューマン・トランスフォーメーション(HX)」を実現してまいります。 ・人的資本経営の推進 人財を最大の財産と位置づけ、人的投資の継続的な強化や人事評価・研修制度の見直し等を通じて、多様性を尊重し、個々の成長につながる環境を構築します。シニア社員や外国人社員の活躍支援を推進するほか、業務執行責任を明確化するCxO体制の導入や中核事業子会社の経営体制刷新を通じ、人財の適材適所とリーダーシップの強化を図ります。これにより、多様な個性が最大限に発揮される企業風土を醸成し、「グループ連邦経営」の強みを支える強固な組織基盤を構築してまいります。 ・サステナビリティ推進 食の様々なシーンを通じて、全てのステークホルダーに「豊かさ」を提供し続けることで持続可能な社会の実現に貢献し、長期的な企業価値向上を目指してまいります。「サステナビリティ委員会」及び「サステナビリティ推進室」を中心に、食品ロスの削減や生産地との連携など、特定した5つのマテリアリティ(重要課題)に沿った取り組みをグループ横断で推進いたします。事業活動を通じた社会的課題の解決と持続的な成長を両立させることで、社会から信頼され、選ばれ続ける企業グループを構築してまいります。 (4)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは、緊迫した国際情勢に伴う不透明な外部環境の中、グループの強みである変化対応力を駆使して、以下の課題に適切に対処してまいります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 「食の安全・安心」への取り組み お客様に「安全」なメニューをご提供し、「安心」して召し上がっていただくことは、外食企業にとっての最重要事項です。当社グループは、「食の安全・安心」に対する全役職員の意識浸透とレベルアップに全力で取り組んでおります。 具体的には、経営理念の中核である「お客様からの信頼」を広く浸透させるとともに、「食の安全安心推進室」を中心にマニュアルの随時見直しや従業員教育の徹底、外部衛生検査会社による点検等を定期的に実施しております。また、「食の安全安心推進委員会」を通じて各事業会社間の情報共有と迅速な報告体制を構築し、グループ全体の衛生レベルを維持・向上させる仕組みを構築しております。 なお、本課題はマテリアリティ(重要課題)に選定しており、その内容は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ② 多様な人財の活躍促進、人財育成の強化 当社グループは、人財に関する基本方針を定めており、人財こそが「持続的な成長を創出する極めて重要な源泉」であると認識しております。多様な人財の活躍推進とその成長を促すための投資を積極的に行い、従業員が安心して活き活きと仕事ができる環境を整えてまいります。 特に人財の育成に関しましては、「スピード、クリエイティブ、チャレンジ」という当社グループの経営理念を牽引することを期待される幹部人財の育成強化を計画的に実施できるよう、教育・研修システムの整備を進めております。あわせて、業務執行責任を明確化するCxO体制の導入やグループ内人財交流の促進、組織再編にも取り組むなど、人財の適材適所とリーダーシップの強化を通じたHXの実現を目指してまいります。 なお、本課題はマテリアリティ(重要課題)に選定しており、その内容は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ③ 既存店における来客数の向上 当社グループは、外食事業の収益基盤である既存店の来客数拡大を最優先課題として認識しております。価格を上回る価値提供を実現するため、QSC(品質・サービス・清潔さ)のレベルアップを徹底するとともに、中核事業子会社の経営体制刷新による組織の活性化を図り、主力ブランドである「磯丸水産」等の業績改善に注力してまいります。また、消費ニーズの変化に合わせた「しゃぶ菜」や「デザート王国」等のコアブランドにおける店舗リフレッシュ改装、及び機動的な新業態開発を継続的に実行することで、集客力の最大化に努めてまいります。 ④ DX・AI推進による業務効率化・顧客満足度の向上 店舗運営において、モバイルオーダー等の導入・拡充による待ち時間の短縮や、AI予約受付、配膳ロボット等の活用による省人化を推進しております。これにより、お客様へのサービスに充てる時間を最大化し、満足度向上と業務効率化を並行して進めております。 また、本社機能においてもRPAや生成AIを活用することで、業務プロセスの高度化と経営効率の向上を図り、各種リスクの低減に取り組んでまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① お客様から支持される商品及び業態開発の推進 お客様の食に対するニーズは、近年のスマートフォンやSNS等の普及による情報収集力の向上やライフスタイルの変化等により多様化が進んでおり、加えてニーズの変化のスピードも速まっている中、業態(ブランド)及び立地の陳腐化も早まる傾向にあります。 当社グループでは、このようなニーズの変化に機敏に対応していくために、お客様ニーズを汲み取った戦略的な業態転換や店舗改装のほか、「わくわく」するような新業態・コンセプト開発を担う専門組織「クリエイト・ブランド・ラボ」による、当社グループならではの大型投資や高いデザイン性をもったコンセプトの創出に取り組んでおります。 ② 競争力強化に向けた各グループ事業会社の育成 当社は、各グループ事業会社(各社)の独自性を尊重しながらグループとしての成長を目指す『グループ連邦経営』を推進しており、各社の競争力の強化は当社グループの持続的な経営にとって重要であり、各社の競争状況、役割、ステージに応じた効果的な経営指導及び機動的かつ最適な経営資源の配分を行っていくことが必要であると認識しております。そのために、当社が各社の経営状態を的確に把握できる管理体制の強化に努めるとともに、複数の専門的かつ特徴的な企業文化、戦略を持つ各社の経営陣が、グループ内にてそれぞれのノウハウや情報交換等を密に行い、個々の経営力を拡充することができ、各社が成長に向け、迅速かつ最適な意思決定が可能となる組織体制及び環境を整えてまいります。また、各社の内部統制に係る体制につきましてもより一層の整備に努めることで、企業体質の強化を図ってまいります。 ③ 本社機能の更なる強化 『グループ連邦経営』における当社の役割として、グループ全体の経営戦略を策定、実行することのほかに、各グループ事業会社(各社)が持続的な経営戦略の実行に集中できる環境(プラットフォーム)を提供することも必要であると認識しております。具体的には、各社の間接部門業務の集約化、標準化による効率性の向上と多様な立地・業態に対する開発機能の強化、原材料・設備等の集約化によるコスト面でのシナジーの最大化、食の安全・安心やコンプライアンスに関連する情報の提供等において一層の強化に取り組み、各社の収益性の最大化に資する支援体制強化に努めるとともに、グループガバナンスの更なる強化に取り組んでまいります。 ④ グローバル展開 現在、当社グループは直営にてアジア2か国、北米1か国に拠点を有しておりますが、継続的な海外への展開は重要な課題の一つと捉えております。新たな拠点となるエリアへの進出を志向し、それぞれの拠点が自律的に経営を行うこと、M&A及び出店により、ポートフォリオを多様化すること、経営を支えるグローバルな人財ネットワークを獲得すること等を通じて、グローバル市場において、基盤を固め『グローバル連邦経営』を目指してまいります。 ⑤ サステナビリティへの取り組み 当社グループは、食の様々なシーンを通じてステークホルダーに対し「豊かさ」を提供し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献し、長期的なグループ企業価値向上を目指しております。食に携わる企業として、従来から食の安全・安心、生産地との連携、食品ロスの削減等、様々な活動を行っており、持続可能な社会の実現に取り組むための体制を強化すべく、「サステナビリティ委員会」及び「サステナビリティ推進室」を設置しております。また、当社が優先して取り組む課題として、「ステークホルダーにとっての重要性」と「当社事業にとっての重要性」の双方が高いと考えられる5項目をマテリアリティとして選定しており、その土台となる「コーポレートガバナンスの強化」とともに、関連する各部署がグループ事業会社と連携しながら具体的に取り組んでまいります。その内容は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。
事業等のリスク4,778字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社グループの事業においてはこれら以外にも様々なリスクを伴っており、ここに記載されたものがリスクの全てではありません。また、文中において将来について記載した事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)外食業界の動向について ①  食材調達について 食材調達につきましては、地政学リスク、資源・エネルギー価格、為替変動、天候等の複合的な要因により、価格の高騰の可能性及び供給が不安定となる可能性があります。 当社グループにおきましては、様々な業態を運営しているため、特定の食材には依存していませんが、安全かつ安定した食材の確保及び仕入価格高騰の抑制については、グループのシナジーを発揮し、情報を集約しつつ、仕入先との交渉を行うことで、その影響を最小限に止めるべく取り組んでおります。また、高騰した食材価格を吸収する手段としては、メニューを見直すことで、販売価格への転嫁や高騰した食材の使用割合を減らすこと等で対応しております。 ②  人財の確保・育成及び定着について 人財の確保につきましては、メリハリ消費やインバウンド需要の拡大等による外食需要の変化の中で、必要な人財を十分に確保できない可能性や、人件費および採用コストの高騰が収益を圧迫するリスクがあります。これに対し当社グループでは、採用手法の刷新や、多様な人財がその能力を最大限に発揮できる環境整備を推進し、安定的な人財確保に努める方針です。あわせて、配膳ロボットやモバイルオーダー等のDX活用による店舗運営の省人化を図り、外部環境の変化に左右されない効率的な運営体制の構築に取り組んでまいります。 (2)当社グループのビジネスモデルに係るリスクについて ①  出店政策について 当社グループは、予め一定以上の集客を見込めるショッピングセンター、地下鉄を含む駅構内、百貨店等の商業施設、駅前、繁華街及び郊外ロードサイド等に出店しており、立地条件、賃貸条件、店舗の採算性等の観点から、好立地を選別した上で、出店候補地を決定してまいりました。コロナ禍以降、好立地の条件に一部変化が生じたことやインフレによる投資金額の増加傾向を踏まえ、投資基準の見直しを図っております。 また、当社グループは、賃貸による出店形態を基本としており、賃貸借契約のうち、特に、定期賃貸借契約は、契約終了後再契約されない可能性があります。このような場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ②  敷金・保証金について 当社グループは、賃借による出店形態を基本としており、出店等に際しては、賃貸人へ敷金・保証金を差し入れております。契約に際しては、賃貸人の信用状況の確認等を行い、十分検討しておりますが、今後、契約期間満了による撤退等が発生した際に、賃貸人の財政状況によっては、当該敷金・保証金の全部若しくは一部回収不能となる可能性があり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③  業態開発について 当社グループは、商業施設の価値向上といった商業デベロッパーのニーズに対して、新規に開発した業態を継続的に提案することに加え、駅前や繁華街においては、ドミナント戦略等により好調な業態の出店を加速させ、事業の拡大を図っております。ただし、お客様に受け入れられる業態を開発できなかった場合には、売上収益が減少し、また、これにより商業デベロッパーとの関係が損なわれた場合には当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④  出退店時に発生する費用及び損失について 当社グループでは、新規出店時に什器、備品等の消耗品や、販売促進にかかる費用が一時的に発生するため、大量の新規出店や、期末に近い新規出店は、利益を押し下げる要因となります。また、店舗閉鎖時においては、固定資産除却損、賃貸借契約解約及びリース契約解約による違約金等が発生するため、大量に店舗を閉鎖した場合には、一時的に当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤  商標権の管理について 当社グループは、多業態による店舗展開を行っており、多数の店舗ブランドを保有しているため、同一ブランドをチェーン展開する飲食企業と比較して、商標権侵害等による係争・訴訟のリスクが相対的に高いものと認識しております。そのため、新たな業態の店舗を出店する際には、商標の出願、登録を行うか、若しくは商標登録には馴染まない一般的な名称を用いた店舗名を使用する等、第三者の商標権を侵害しないように常に留意しております。 ただし、出店時における当社グループの調査内容が十分である保証はなく、当社グループの見解が法的に常に正当性があるとは保証できません。万が一、当社グループが第三者の商標権等の知的財産権を侵害していると認定され、その結果、損害賠償請求、差止請求等がなされた場合、若しくは、当該事項により当社グループの信用力が低下した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。なお、現在商標権に関する重大な係争・訴訟はありません。 ⑥  人財の育成について 当社グループは、各社員の創意工夫がサービス力の強化、競争力の向上に寄与すると考えているため、店舗の運営、サービス提供方法等については、画一的な運用を行わず、現場における創意工夫を活かす仕組みとしております。その結果、各業態、各店舗によって、お客様に提供する料理、サービス内容及び店舗運営方法等が異なっており、また、各店舗における顧客満足度は、各店舗で提供するサービスの水準に影響を受けることとなります。そのため、当社グループは人財の育成及び確保を経営上の重要課題であると認識しております。 人財育成については、お客様へのより一層のサービス向上と店舗運営に焦点をあてたオペレーション教育、店舗マネジメント教育を計画的に実施できるよう教育・研修システムの整備を進めております。 ただし、今後においても当社グループは業態開発及び店舗網の拡大を図っていく方針であるため、業容に見合った人財の育成が出来ない場合には、サービスの質の低下による信用力の低下が生じ、または、出店計画どおりの出店が困難となり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑦  食品の安全管理について 当社グループは、お客様に安心・安全でおいしい商品を提供するため、衛生管理マニュアル等に基づき、各店舗及び一部のグループ事業会社が保有しているセントラルキッチン等において、食中毒の発生を未然に防ぐべく、品質管理及び衛生管理を徹底し、食品事故の予防に努めております。また、社長直轄組織として「食の安全安心推進室」を設置し、従業員への教育・指導の徹底、アレルゲン管理や定期的な検査の実施等、食の安全性に対する体制強化に取り組んでおります。しかしながら、万が一食中毒や異物混入等の衛生問題が発生した場合には、当社の商品に対する信用力の低下や企業イメージの失墜等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3)法的規制等について 当社グループの事業は、「食品衛生法」、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「健康増進法」、「労働基準法」、「食品表示法」、「プラスチック資源循環法」等の法的規制があります。今後の社会情勢の変化等により、これらの法的規制が強化され、その対応のため新たなコストが発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)金利変動の影響について 当社グループは、出店時における設備投資資金を主として金融機関からの借入により調達しており、総資産に占める有利子負債(リース負債を除く。)の割合は20%未満となっております。当該資金を主として固定金利に基づく長期借入金により調達しているため、一定期間においては金利変動の影響を受けないこととなりますが、新たに借り換え等を行う際、資金調達コストが変動している場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)災害等及び感染症等の流行による影響について 当社グループは、国内外に店舗展開しておりますが、地震や津波、台風等の自然災害の発生や、自然災害に起因するライフラインや交通網の遮断・制限、感染症の流行等により、来店客数の減少、原材料の調達の阻害や従業員の人員の確保ができない場合は、店舗運営に支障をきたし、営業が困難となることから、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (6)インターネット等による風評被害に伴うリスク 当社グループは、SNSサイトへの不適切な書き込み等に対し、WEBリスクモニタリングを導入し、企業ブランドに悪影響を与えるリスク投稿を早期に検知する体制を整えております。しかしながら、当社の所有する商標等の不正利用、商品への異物混入や調理設備の不適切使用等、インターネット上の掲示板やSNS等への書き込みに伴うマスコミ報道等による風評被害が拡散した場合、その内容の真偽にかかわらず、当社グループの財政状況及び業績、社会的信用等に重大な影響を与える可能性があります。 (7)訴訟に伴うリスクについて 当社グループは、事業を展開していくにあたり、顧客や取引業者、従業員を含む第三者等による様々な訴訟の対象となる可能性があります。現在、当社グループの業績に重大な影響を与える訴訟等は提起されておりませんが、業績に重大な影響を与える訴訟等が提起された場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 (8)情報システムへの依存リスクについて 当社グループは、店舗運営、食材の仕入等の主要業務を情報システムに依存しており、セキュリティガイドラインに基づき、コンピュータウイルスや外部からのサイバー攻撃等の悪意のある攻撃に対し、適切な予防策を実施してリスクの低減を図っておりますが、万が一これらの攻撃等により情報システムに障害が生じた場合は、当社グループの財政状態および業績に影響を与える可能性があります。 (9)海外展開におけるカントリーリスクについて 当社グループは、海外へ店舗展開しておりますが、海外子会社及び関連会社の進出国における、市場動向、競合会社の存在、政治、経済、法律、文化、宗教、習慣や為替、その他の様々なカントリーリスクにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (10)有形固定資産の減損損失に係るリスクについて 当社グループは、多様な立地に店舗を展開しており、店舗に係る建物及び構築物等の有形固定資産を保有しております。そのため、環境の変化等により店舗の収益性等が著しく低下し、回収可能価額が帳簿価額を下回った場合には、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。 (11)M&A等によるのれん・無形資産に係るリスクについて 当社グループは、成長戦略の一つとして、シナジー効果が期待できるM&Aを多数行ってまいりました。そのため、当社グループが予め想定しなかった結果が生じ、のれんや無形資産の評価額が帳簿価額より著しく低下する場合には、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,518字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、IFRS会計基準を適用しております。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が継続するなか、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、海外における政治経済情勢の不透明感や地政学リスクの長期化に加え、国内におきましてもインフレに伴う実質賃金の伸び悩みや、消費マインドの変化が支出動向に影響を及ぼすなど、先行きは依然として予断を許さない状況が続いております。 外食産業におきましては、訪日外国人旅行者の増加に伴うインバウンド需要が引き続き力強く推移いたしました。しかしながら、物価上昇による「メリハリ消費」の定着など、消費者が支出選択を厳格化させる動きが顕著となり、業界全体の来店客数は伸び悩む傾向にあります。特にアルコール主体の業態において来店客数の回復が停滞しているなど、厳しい経営環境が継続しております。あわせて、原材料価格の高騰や深刻な人手不足に伴う人件費の上昇など、外食産業を取り巻くコスト環境は構造的に高い水準で推移しております。 このような経営環境のもと、当社グループは、中期経営計画(2025年4月14日開示)に掲げた成長の3本柱である「本質的価値の進化」「シナジーのあるM&A」「海外事業の拡大」に基づき、「事業ポートフォリオの拡充」と「次なる成長に向けた先行投資」を並行して推進いたしました。当連結会計年度におきましては、主に以下の取り組みを実行いたしました。 ・本質的価値の進化及び成長領域の拡大 既存店舗での来客数アップを目指し、コアブランドを中心とした「価値向上施策」と「店舗改装」を積極的に実行いたしました。また、消費の二極化に対応すべく、高付加価値ブランドである「紀の善」の復活開業や、専門性の高い新業態(ベーグル、麻辣湯、牛かつ等)の開発、「日常」「定番」ニーズを捉えた機動的な業態変更を推進いたしました。投資効率の高いコントラクト(受託運営)事業におきましては、JA全農との連携等により当期累計で23店舗の受託を開始し、安定的な収益基盤の拡充に注力いたしました。 ・シナジーのあるM&Aの推進とグループ内組織再編 「日常」「定番」業態の強化に向け、「狼煙(のろし)」や「Tecona Bagel」をグループに迎え入れたほか、関西エリアのドミナント強化を目的に株式会社ロンの全株式取得を決定いたしました。また、ラーメン事業3社を合併し「株式会社クリエイト・ヌードルズ」を設立するなど、グループ連邦経営の深化によるナレッジ共有と運営効率の向上を図っております。 ・海外事業の拡大 北米の「Wildflower」におけるPMIを推進したほか、アジア圏ではインドネシアでのフランチャイズ展開に向けた基本合意を締結するなど、成長ポテンシャルの高い地域への布石を打っております。なお、苦戦が続いている北米の「Il Fornaio」においては、経営体制の刷新等、抜本的な事業再構築に着手いたしました。 ・成長を支える基盤の整備 物流センターの統合や店舗設計施工管理子会社の設立によるコスト抑制、DX・AIの積極活用による店舗生産性の向上に取り組んでまいりました。また、持続的な成長の源泉である人財への投資として、2年連続となる社員昇給ファンド5%増を実施するなど、人的資本経営を強化いたしました。 以上の結果、売上収益については、既存店が概ね堅調に推移(既存店売上高前年比101.8%)したことに加え、新業態開発や新規にグループインしたブランドの寄与により、前連結会計年度を上回り、過去最高を更新いたしました。一方、営業利益につきましては、CRカテゴリー及び専門ブランドカテゴリーが好調に推移したものの、SFPカテゴリーにおいて、既存店客数の減少に加え、原材料価格高騰に伴う原価率の上昇により、大幅な減益となり、連結全体では前連結会計年度を下回る結果となりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上収益165,449百万円(前年同期比5.8%増)、営業利益7,944百万円(同6.6%減)、税引前当期利益7,861百万円(同2.6%増)、当期利益5,218百万円(同16.2%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益4,677百万円(同16.3%減)、調整後EBITDAは26,271百万円、調整後EBITDAマージンは15.9%となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 売上収益   156,354   165,449   9,095   5.8 営業利益   8,504   7,944   △559   △6.6 税引前当期利益   7,659   7,861   201   2.6 当期利益   6,228   5,218   △1,010   △16.2 親会社の所有者に帰属する当期利益   5,590   4,677   △913   △16.3 調整後EBITDA   26,124   26,271   146   0.6 調整後EBITDAマージン(%)   16.7   15.9   △0.8   ― 調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)(%)   42.9   46.2   3.3   ― (注)当社グループの業績の有用な指標として、調整後EBITDA、調整後EBITDAマージン及び調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)を用いております。 調整後EBITDA、調整後EBITDAマージン及び調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)の算出方法は以下のとおりです。 ・調整後EBITDA = 営業利益 + その他の営業費用 - その他の営業収益(協賛金収入を除く) + 減価償却費 + 非経常的費用項目(株式取得に関するアドバイザリー費用等) ・調整後EBITDAマージン = 調整後EBITDA ÷ 売上収益 × 100 ・調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率):親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)から IFRS第16号の影響を除外した比率 当社グループは飲食事業の単一セグメントのため、セグメントごとの経営成績に関する記載を省略しております。なお、主要カテゴリーの状況、当連結会計年度の出退店、総店舗数及び運営会社は以下のとおりです。 (単位:百万円/店舗) CRカテゴリー   SFPカテゴリー 売上収益   出店   退店   M&A   業態変更   総店舗数   売上収益   出店   退店   M&A   業態変更   総店舗数 58,466   33   28   0   16   523   31,119   12   5   0   1   210 株式会社クリエイト・レストランツ及び株式会社クリエイト・ダイニングが、日本全国の商業施設を中心に多様なブランドでレストラン及びフードコートを運営するほか、ゴルフ場内レストラン等(コントラクト)の受託運営を行っております。   SFPホールディングス株式会社、SFPダイニング株式会社、株式会社ジョー・スマイル及び株式会社クルークダイニングが、繁華街を中心に居酒屋を運営しております。 専門ブランドカテゴリー   海外カテゴリー 売上収益   出店   退店   M&A   業態変更   総店舗数   売上収益   出店   退店   M&A   業態変更   総店舗数 50,214   10   7   7   2   335   26,039   1   14   0   0   57 株式会社グルメブランズカンパニー、株式会社KRフードサービス、株式会社遊鶴、株式会社いっちょう、株式会社サンジェルマン、株式会社レフボン、株式会社クリエイト・ヌードルズ及び株式会社Tecona Bagelが運営する各店舗で構成されております。   シンガポールのcreate restaurants asia Pte.Ltd.、香港の香港創造餐飲管理有限公司、米国のIl Fornaio (America) LLC及びCreate Restaurants DE LLC(Wildflower)が運営する店舗等、海外展開店舗で構成されております。 (注)上表の「M&A」はM&Aにより増加した店舗数を記載しております。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが23,002百万円の資金増(前連結会計年度比11.5%減)、投資活動によるキャッシュ・フローが5,822百万円の資金減(前連結会計年度比36.7%減)、財務活動によるキャッシュ・フローが21,340百万円の資金減(前連結会計年度比28.1%増)となり、さらに換算差額等を加味した当連結会計年度末の資金残高は17,497百万円(前連結会計年度比18.5%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によって得られた資金は23,002百万円となりました。この主な要因は、減価償却費16,434百万円、税引前当期利益7,861百万円を計上したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によって使用した資金は5,822百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出4,690百万円を計上したことに加え、前年2件のM&A投資資金の反動減等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によって使用した資金は21,340百万円となりました。この主な要因は、リース負債の返済による支出13,889百万円、長期借入金の返済による支出7,502百万円を計上したことに加え、前年2件のM&A投資見合いに調達した借入の反動減等によるものであります。 (3)資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける資金需要のうち、主なものは設備投資、事業投資、有利子負債の返済及び運転資金等であります。 当社は、事業活動等により創出したキャッシュ・フローに加えて、銀行借入、社債調達を行っているほか、コミットメント・ライン及び銀行信用枠の設定等により、多様かつ十分な資金調達手段を確保しております。 なお、重要な資本的支出の予定につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。 (4)仕入及び販売の状況 ① 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をカテゴリー別に示すと、次のとおりであります。 カテゴリー名称   仕入高(百万円)   前年比(%) CRカテゴリー   17,095   +10.9 SFPカテゴリー   9,939   +6.7 専門ブランドカテゴリー   16,393   +1.7 海外カテゴリー   6,553   +25.3 その他   △509   - 合計   49,471   +8.7 (注) 1.金額は、仕入価格で記載しております。 2.その他は、主に本社一括購入による仕入割戻であります。 3.上記の金額には、他勘定振替高は含まれておりません。 ② 販売実績 当連結会計年度における販売実績をカテゴリー別に示すと、次のとおりであります。 カテゴリー名称   販売高(百万円)   前年比(%) CRカテゴリー   58,466   +8.3 SFPカテゴリー   31,119   +2.8 専門ブランドカテゴリー   50,214   +2.6 海外カテゴリー   26,039   +11.9 その他   △390   - 合計   165,449   +5.8 (注) 1.2024年9月1日付のグループ内組織再編(KR社がもつコントラクト事業をCR社が吸収分割)を加味して、カテゴリー組み替え後の数値にて前年比を算出しております。 2.その他は、主に業務受託収入及び連結調整によるものであります。 (5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グル-プの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グル-プが判断したものであります。 ① 重要性がある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRS会計基準に準拠して作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを行わなければなりません。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要性がある会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」及び「4.重要な会計上の判断及び見積りを伴う判断」に記載しております。 ② 当連結会計年度の財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、139,669百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。この主な要因は、有形固定資産が4,239百万円、営業債権及びその他の債権が842百万円増加した一方で、現金及び現金同等物が3,976百万円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の負債は、91,781百万円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。この主な要因は、社債及び借入金が5,171百万円減少した一方で、リース負債が2,509百万円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の資本は、47,888百万円(前連結会計年度比8.9%増)となりました。 ③ 当連結会計年度の経営成績の分析・検討内容 当連結会計年度の経営成績は「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の状況」に記載したとおりです。 当社グループでは、経営効率を高め安定した財務体質を維持しつつ、持続的成長を達成するために、収益性の重要な経営指標(KPI)として調整後EBITDA及び調整後EBITDAマージン、財務の安定性を図る指標として調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)を重視しております。 当連結会計年度における調整後EBITDA及び調整後EBITDAマージンは業績予想を下回る結果となりました。 (単位:百万円) 当連結会計年度   業績予想   増減   増減率(%) 売上収益   165,449   165,000   449   0.3 営業利益   7,944   9,600   △1,655   △17.2 税引前当期利益   7,861   8,800   △938   △10.7 当期利益   5,218   6,500   △1,281   △19.7 親会社の所有者に帰属する当期利益   4,677   5,800   △1,122   △19.4 調整後EBITDA   26,271   27,200   △928   △3.4 調整後EBITDAマージン(%)   15.9   16.5   △0.6   ― 調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率(%))(注)   46.2   ―   ―   ― (注) 調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)については、IFRS第16号等の影響により合理的な算出が困難なため、予想値を策定しておりません。 (売上収益) 当連結会計年度の連結売上収益は、通期で「日常」「定番」業態であるベーカリー及びヌードルブランド、地域密着のいっちょう社が好調を維持し牽引、前期(下期)にグループインしたブランド「Wildflower」及び「えびそば一幻」の通期貢献もあり、165,449百万円(前連結会計年度比5.8%増)となりました。 (営業利益、調整後EBITDA及び調整後EBITDAマージン) 営業利益は、CRカテゴリー及び専門カテゴリーが順調に推移しましたが、SFPカテゴリーの減益を全体で補えず、7,944百万円(前連結会計年度比6.6%減)となりました。 また、調整後EBITDAは26,271百万円(前連結会計年度比0.6%増)、調整後EBITDAマージンは15.9%(前連結会計年度は16.7%)となりました。 (親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)、調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)) 売上収益の増加に伴う当期純利益の積み上げ等により、親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)は31.3%(前連結会計年度は29.3%)、調整後親会社所有者帰属持分比率(調整後自己資本比率)は46.2%(前連結会計年度は42.9%)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社グループは、「わくわく無限大! 個性いろいろ ともに創る 驚きの未来。」というグループミッションに基づき、個性豊かな事業会社の強みを活かしながら、様々な可能性に挑戦し、お客様だけでなく従業員や社会が驚くような未来を創ることにより、豊かな食生活への貢献を目指してまいります。 今後のわが国経済及び外食産業を取り巻く環境につきましては、インバウンド需要の継続的な拡大が期待される一方、インフレの定着によるコスト環境の構造的変化に加え、物価上昇に伴う実質賃金の動向が消費マインドに与える影響など、依然として予断を許さない状況が続くものと予想されます。特に、需要回復局面が一巡したことで、今後は「付加価値の高い食体験」を提供し、「真に選ばれるブランド」としての実力が問われる淘汰の時代へ移行していくものと認識しております。 このような環境下、当社グループは、2027年2月期を「中期経営計画の成長軌道への回帰フェーズ」と位置付け、グループ連邦経営の更なる深化を図るとともに、持続的な企業価値向上に向けた新たな経営体制への移行を行います。具体的には、役員の管掌変更に加え、デジタルマーケティングの加速とDX・AI活用を牽引するCDO(最高デジタル責任者)を始めとした各役員のCxO任命及び各事業会社のトップ交代を実施し、経営スピードの向上と組織の若返りを図ってまいります。 この新体制のもと、「既存店の来客数アップ」を最優先課題とし、コアブランドを中心とした積極的な店舗改装、ブランド公式アプリによるCRM(顧客関係管理)の強化、データサイエンスを活用したデジタルマーケティングの精緻化により、リピーター獲得と機会損失の最小化に注力いたします。また、成長戦略として、路面店や地方都市といった商圏の強化、専門性の高い新業態の展開、国内外における機動的なM&A、さらにはアジア圏でのフランチャイズ展開や欧州市場への進出を強力に推進してまいります。 経営基盤の強化におきましては、AIによる需要予測に基づく発注自動化の実装や、生成AIの全社的な活用による業務プロセスの抜本的見直しを推進し、生産性の向上を図ります。また、「人財こそ最大の財産」との方針のもと、3年連続となる社員昇給ファンド5%増の実施や多様な人財の活躍推進を通じ、店舗運営力の源泉である「人」への投資を継続し、強固な組織基盤を構築いたします。さらに、サステナビリティ経営を加速させ、物流網の再編による効率化と環境負荷低減を両立し、持続可能な成長モデルを実現してまいります。 以上を踏まえ、2027年2月期の通期業績予想といたしましては、売上収益1,710億円、営業利益90億円、税引前当期利益80億円、当期利益60億円、親会社の所有者に帰属する当期利益57億円を見込んでおります。また、調整後EBITDAは271億円、調整後EBITDAマージンは16.1%を見込んでおります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。