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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

トリドールホールディングス

TORIDOLL Holdings Corporation3397 · Prime · 小売業

丸亀製麺を軸にした外食グローバル企業。多業態・多地域で展開。

概要

トリドールホールディングスは、「丸亀製麺」を主力とする外食チェーン企業である。1985年の焼鳥店創業を経て、2000年にセルフうどん店「丸亀製麺」を開業。国内外で多様な業態を展開し、2026年3月期の連結売上高は2,787億円、従業員数は7,775人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

粉から製麺するセルフうどんの国内基盤

丸亀製麺は、グループの中核をなす国内最大級の讃岐うどん専門店である。全店に製麺機を設置し、粉からうどんを打ち、客の前で調理する「できたて」にこだわる。ロードサイド、SC、ビルインの3形態で展開し、2026年3月末の店舗数は887。同セグメントの売上高は1,371億93百万円、事業利益は219億55百万円で、グループ連結売上の約49%を占める。原材料費増を増収で吸収し、前期比増益となった。

カフェから立ち飲みまで広がる国内ポートフォリオ

丸亀製麺以外にも、コナズ珈琲、ラー麺ずんどう屋、晩杯屋、肉のヤマ牛、天ぷらまきの、豚屋とん一、長田本庄軒、とりどーる、焼きたてコッペ製パンなど、多様な業態を展開する。これらの業態は株式会社KONA'S、株式会社ZUND、株式会社アクティブソース、株式会社肉のヤマ牛、株式会社トリドールジャパンなどの子会社が運営する。2026年3月期のセグメント売上高は396億26百万円、事業利益は41億52百万円。新店寄与で増収だが、原材料・人件費増加で若干の減益。

香港・英国・東南アジアなど20カ国以上に展開

海外事業は、香港発の米線ブランド「Tam Jai」、英国のピザチェーン「FRANCO MANCA」、ギリシャ料理「THE REAL GREEK」、タイ風ファストフード「WOK TO WALK」など、買収により獲得したブランドを中心に展開する。2026年3月末の海外店舗数は923店(直営436、FC等487)。セグメント売上高は1,018億95百万円、事業利益は52億85百万円。アジア事業が好調だが、英国事業の回復が遅れ、前期比で減収となった。

持株会社体制と「心的資本経営」の推進

2016年10月に持株会社体制へ移行し、純粋持株会社である当社の下に連結子会社65社、持分法適用会社22社を擁する。国内事業は株式会社丸亀製麺、株式会社KONA'S、株式会社ZUNDなどに分社化。海外は地域ごとに統括会社を置く。経営方針として「心的資本経営」を掲げ、従業員の幸福と顧客の感動の循環を重視。2023-2028年の中長期計画では、2028年3月期に売上収益3,050億円、事業利益率7.9%を目標とする。

業界の中での役割は外食チェーンの運営会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,787億円
営業利益
106億円
営業利益率
3.8%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
丸亀製麺1,372億円49.2%220億円16.0%
海外事業1,019億円36.6%53億円5.2%
国内その他396億円14.2%42億円10.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内事業(丸亀製麺)主力

本格讃岐うどん専門店「丸亀製麺」を全国に展開。全店に製麺機を設置し、「打ち立て」「茹でたて」「できたて」「手づくり」のうどん、天ぷら、おむすび等を提供。ロードサイド、ショッピングセンター、ビルインなど様々な立地で出店。

主な製品・サービス1
丸亀製麺
讃岐うどん専門店。粉から製麺し、目の前で調理。

02海外事業主力

香港、中国、シンガポール、米国、台湾、インドネシア、フィリピン、ベトナム、英国、オランダ、ポルトガル、イスラエル、スペイン、フランス、マレーシア、カナダ等で外食事業を展開。Tam Jai(米線スープヌードル)、MARUGAME UDON、FRANCO MANCA(ピッツア)、THE REAL GREEK(ギリシャ料理)、WOK TO WALK(タイ風ファストフード)、Boat Noodle、Pokéworks、SHORYU(博多豚骨ラーメン)、山牛将(焼肉丼)、ZUNDO-YA(ラーメン)等の業態を運営。

主な製品・サービス8
Tam Jai
香港発の米線スープヌードルレストラン。カスタマイズ可能。
MARUGAME UDON
海外の丸亀製麺。
FRANCO MANCA
リーズナブルな価格でオーガニック食材を使用したナポリスタイルピッツア。
THE REAL GREEK
本格ギリシャ料理と地中海料理のレストラン。
WOK TO WALK
タイ風ファストフード。ヌードル・ライス・野菜をベースに具材とソースを選択。
Boat Noodle
タイの水上マーケット発祥のスープヌードルをハラル対応で提供。
Pokéworks
ポキ丼を提供。トッピングやソースを選択可能。
SHORYU
博多豚骨ラーメン専門店。

03国内事業(その他業態)準主力

コナズ珈琲、ラー麺ずんどう屋、晩杯屋、肉のヤマ牛、天ぷらまきの、豚屋とん一、長田本庄軒、とりどーる、焼きたてコッペ製パン等多様な業態を展開。カフェ、ラーメン、立ち飲み、焼肉丼、天ぷら、とんかつ、焼きそば、焼き鳥、コッペパン等を提供。

主な製品・サービス8
コナズ珈琲
「いちばん近いハワイ」がコンセプトのカフェ。パンケーキ、ハワイアンフード、自家焙煎コーヒー等を提供。
ラー麺ずんどう屋
濃厚豚骨スープと自家製麺のラーメン店。
晩杯屋
立呑み大衆酒場。
肉のヤマ牛
注文を受けてからカットする炭火焼肉丼、弁当、惣菜、自家製冷麺等を提供。
天ぷらまきの
揚げたてを一品ずつ提供する天ぷら定食専門店。
豚屋とん一
熟成肉を揚げたてで提供するとんかつ専門店。
長田本庄軒
神戸・長田の「ぼっかけ」を使う焼きそば専門店。
とりどーる
炭火焼き鳥、唐揚げ、釜めしを提供するファミリーダイニング。

製品と技術

店内製麺とセルフ方式による品質と効率の両立

丸亀製麺は、店舗に製麺機を設置し粉からうどんを打つ「店内製麺」を採用。セントラルキッチンを持たない非効率に見える方式だが、打ち立て・茹でたてを目の前で提供することで差別化する。客はトレーを持って列を進み、うどん、天ぷら、おむすびを選ぶセルフサービス方式。ロードサイド、SC、ビルインの3タイプの店舗形態で全国各地に出店する。

米線からピザまで多様な海外ブランドの運営

海外では地域ごとに異なるブランドを展開する。香港発の「Tam Jai」は、米線スープヌードルをカスタマイズできるスタイル。英国の「FRANCO MANCA」はオーガニック食材のナポリピザ。「THE REAL GREEK」は地中海料理。タイ風の「WOK TO WALK」は具材とソースを選ぶファストフード。また、ハラル対応の「Boat Noodle」やポキ丼の「Pokéworks」など、現地ニーズに合わせた業態を持つ。

カフェ、ラーメン、立ち飲みなど多様な業態展開

国内その他業態は、ハワイアンカフェ「コナズ珈琲」(自家焙煎コーヒー、パンケーキ)、豚骨ラーメン「ラー麺ずんどう屋」(自家製麺)、立ち飲み「晩杯屋」(大衆酒場)、炭火焼肉丼「肉のヤマ牛」(注文後カット)、天ぷら「天ぷらまきの」(一品ずつ揚げる)、とんかつ「豚屋とん一」(熟成肉)、焼きそば「長田本庄軒」(ぼっかけ使用)、焼き鳥「とりどーる」(炭火焼き)、コッペパン「焼きたてコッペ製パン」など、食の多様なシーンをカバーする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

丸亀製麺で外食首位級、海外成長が鍵に

トリドールホールディングスは「丸亀製麺」を中心にうどんチェーンを国内外で展開する。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスなどと比べ、当社は単一ブランドに強みを持ち、国内で高い認知度を誇る。売上高は2024年度2320億円から2026年度2787億円と増加しているが、営業利益率は3%台と低く、原価率や人件費上昇が課題。海外市場での出店拡大を進めており、アジアでの成長が今後のカギとなる。

強み

  • 「丸亀製麺」が全国的に有名で、集客力と顧客ロイヤルティが高い
  • アジアを中心に海外出店を積極化し、成長市場で事業を拡大
  • 売上高は2024年度2320億円から2026年度2787億円と増加傾向
  • 店舗運営のマニュアル化で効率的な展開を実現

課題

  • 営業利益率は3%台と低く、食材・人件費上昇で収益性改善が課題
  • 外食市場で競合他社との価格・品質競争が激化
  • 海外事業の収益化には時間がかかり、現地の嗜好に合わせた適応が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がトリドールホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12222寿スピリッツ4,211億円33.3倍
22229カルビー4,144億円22.1倍
32607不二製油4,080億円35.9倍
41332ニッスイ4,027億円14.3倍
52810ハウス食品グループ本社3,868億円49.3倍
63397トリドールホールディングス3,839億円199.4倍
78242エイチ・ツー・オー リテイリング3,667億円11.6倍
87581サイゼリヤ3,638億円28.3倍
92206江崎グリコ3,514億円51.4倍
103387クリエイト・レストランツ・ホールディングス3,282億円69.6倍
119616共立メンテナンス2,941億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

焼鳥「トリドール三番館」から始まった外食事業

1985年、兵庫県で焼鳥店「トリドール三番館」を開店。1995年に株式会社トリドール設立。1998年4月に和風焼鳥「日の出食堂」、1999年3月に既存店を「とりどーる」へ転換。2000年11月、セルフうどん新業態「丸亀製麺 加古川店」を開業。全店に製麺機を設置し粉から打つスタイルは、セントラルキッチンを持たない非合理的な方式ながら、できたての品質で支持を集めた。

東証マザーズ上場から第一部への昇格

2003年9月、神戸に初のSC内店舗を出店しフードコート展開を開始。2004年9月には焼きそば業態「長田本庄軒」を開業。2006年2月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2007年10月、本社を神戸市中央区へ移転。2008年12月、東証第一部に市場変更し、成長資金を確保した。

ハワイ1号店と香港・台湾拠点の設立

2011年4月、ハワイ・ホノルルに海外1号店「MARUGAME UDON」を開店。2012年9月、香港に統括管理会社「東利多控股有限公司」設立。同年12月、台湾に「台湾東利多股份有限公司」を設立。これらの拠点はアジア事業拡大の基盤となり、後の多国籍展開への布石となった。

買収で獲得した欧州・アジアの新業態

2015年6月、オランダの「WOK TO WALK」を買収し欧州進出。同年8月、米国にMARUGAME UDON USA設立。2016年2月、マレーシアの「Boat Noodle」に出資。2017年、国内では「晩杯屋」「ラー麺ずんどう屋」を買収。2018年1月、香港の米線ブランド「Tam Jai」を買収。同年8月、米国の「Pokéworks」に出資。短期間で多業態化を加速した。

持株会社化と国内再編によるグループ管理

2016年10月、持株会社体制に移行し商号を「トリドールホールディングス」に変更。国内店舗事業は新設の株式会社トリドール(後のトリドールジャパン)が承継。2020年4月、トリドールジャパンから丸亀製麺、肉のヤマキ商店(現肉のヤマ牛)、トリドールジャパンに分社化。同時にZUNDとアクティブソースを完全子会社化。グループの業態別管理を強化した。

Fulham Shore買収とTam Jai非上場化

2023年7月、英国のピザ・ギリシャ料理チェーン「The Fulham Shore Plc」を買収。FRANCO MANCAとTHE REAL GREEKを傘下に収め、欧州事業を拡大。同年4月には国内カフェ事業をKONA'Sに分社化。2025年8月、Tam Jai Internationalを完全子会社化し非上場化。また、MC GROUPを連結から除外するなど、選択と集中を進めた。

年表30件を開く

1980年代

  • 1985年8月「トリドール三番館」開店

1990年代

  • 1995年10月創業株式会社トリドール設立
  • 1998年4月和風焼鳥ファミリーダイニングとして「日の出食堂」開店
  • 1999年3月洋風居酒屋「トリドール」を和風焼き鳥ファミリーダイニング「とりどーる」へ転換開始(これに伴い「日の出食堂」も「とりどーる」へ名称変更)

2000年代

  • 2000年11月セルフうどんの新業態として「丸亀製麺 加古川店」(兵庫県加古川市)開店
  • 2003年9月ショッピングセンターのフードコートエリアに「丸亀製麺 プロメナ店」(兵庫県神戸市)開店
  • 2004年9月焼きそばの新業態として「長田本庄軒 イトーヨーカ堂明石店」(兵庫県明石市)開店
  • 2006年2月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2007年10月神戸市中央区に本社を移転
  • 2008年12月東京証券取引所第一部に市場変更

2010年代

  • 2011年4月ハワイのホノルルに海外1号店「MARUGAME UDON」を開店
  • 2012年9月香港に海外事業の統括管理会社として東利多控股有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2012年12月台湾に「丸亀製麺」を運営する台湾東利多股份有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2015年6月M&Aオランダに本社を置き、アジアン・ファストフード業態「WOK TO WALK」を運営する WOK TO WALK FRANCHISE B.V.の株式取得(現・連結子会社)
  • 2015年8月米国にMARUGAME UDON USA, LLCを設立(現・連結子会社)
  • 2016年2月M&Aマレーシアに本社を置き、スープヌードル業態「Boat Noodle」を運営する UTARA 5 FOOD AND BEVERAGE SDN BHDの株式取得(現・持分法適用共同支配企業)
  • 2016年10月商号変更持株会社体制に移行し、商号を株式会社トリドールホールディングスに変更、日本における店舗事業(本社機能を除く)は株式会社トリドール(現・連結子会社。 2017年10月に株式会社トリドールジャパンに商号変更)が承継
  • 2017年8月M&A日本で立呑み居酒屋業態「晩杯屋」を運営する株式会社アクティブソースの株式取得(現・連結子会社)
  • 2017年12月M&A日本で豚骨ラーメン業態「ラー麺ずんどう屋」を運営する株式会社ZUNDの株式取得(現・連結子会社)
  • 2018年1月M&A香港に本社を置き、スパイシーヌードル業態「譚仔雲南米線」「譚仔三哥米線」を運営する Tam Jai International Co. Limitedの株式取得(現・連結子会社)
  • 2018年8月M&A米国に本社を置き、ハワイ料理Poké(ポケ)業態「Pokéworks」を運営する Beyond Restaurant Group, LLCの株式取得(現・持分法適用共同支配企業)
  • 2018年12月M&Aシンガポールを本拠地とし、日本式カレー業態「MONSTER CURRY」を運営する MC GROUP PTE.LTD.の株式取得
  • 2019年9月東京都渋谷区に本社を移転

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社トリドールジャパンが運営する事業を株式会社丸亀製麺(現・連結子会社)、株式会社肉のヤマキ商店(現・連結子会社。2023年11月に株式会社肉のヤマ牛に商号変更)、株式会社トリドールジャパンに分社化 簡易株式交換により株式会社ZUND及び株式会社アクティブソースを完全子会社化
  • 2020年7月英国にMARUGAME UDON (EUROPE) LIMITED を設立(連結子会社)
  • 2021年10月上場Tam Jai International Co. Limitedが香港証券取引所のメインボードに上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年4月株式会社トリドールジャパンから国内カフェ事業を株式会社KONA'Sに分社化
  • 2023年7月M&A英国に本社を置き、ピザ業態「FRANCO MANCA」、ギリシャ料理業態「THE REAL GREEK」を運営するThe Fulham Shore Plcの株式取得(現・連結子会社。2023年7月にThe Fulham Shore Limitedに商号変更)
  • 2025年8月上場株式取得による完全子会社化に伴い、Tam Jai International Co. Limitedが非上場化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2028年3月期まで3,050億円
  • 店舗数2028年3月期まで2,340店舗
  • 事業利益率2028年3月期まで7.9%
  • ROE2028年3月期まで8%以上
  • ROE2027年3月期まで7%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    心の幸せと感動で循環する経営

    従業員の心の幸せと顧客の心の感動を資本と捉え、両方を満たすことで事業成長を実現する独自の「心的資本経営」を推進。従業員の内発的動機を育み、食の感動体験の質を高める好循環を創出する。

  2. 02

    二律両立で新市場を創造

    非合理に見える手づくり・できたての提供とグローバル展開の両立を強みに、矛盾する要素を乗り越える「二律両立」の戦略で新たな食の市場を創造。世界各地でブランドとパートナーのネットワークを活用し、感動体験を拡大する。

  3. 03

    感動体験の追求と新シーン創出

    既存の感動体験を進化させるとともに、中食、海外、ハラル・ヴィーガンなど新たなシーンでの感動体験を創出。テイクアウトや新商品・サービスの展開、店舗DXによる従業員のサービス専念環境を整備する。

  4. 04

    事業ポートフォリオ拡充と選択集中

    国内外の多様なブランド群を活かし、M&A(1,000億円枠)で欧米・中華圏・東南アジアを重点ターゲットに業態を拡充。勝ち筋の定まった業態に集中投資し、数百~千店舗単位の業態を複数創出する。

  5. 05

    ローカルバディ連携とグローバル基盤構築

    世界各地のパートナーを単なる契約関係を超えた「ローカルバディ」として位置づけ、複数業態を同時展開。グローバルアドバイザリーボードや本社機能のネットワーク化で出店スピードを加速し、2,340店舗体制を支える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,775人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は833万円で、9期前と比べて+19.7%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は6.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,077
2018年3月3,811
2019年3月69539.65.33,871
2020年3月73339.85.44,139
2021年3月72740.55.14,475
2022年3月72439.25.44,928
2023年3月74339.96.35,795
2024年3月76540.56.37,790
2025年3月81241.56.37,830111
2026年3月83342.06.47,775136

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社17(国内 14 / 海外 3、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
店舗計1,015億円
丸亀製麺 — 関東地区267億円
海外事業 Tam Jai International Co. Limited — 香港他203億円
海外事業 The Fulham Shore Group Limited — ロンドン他154億円
丸亀製麺 — 中部地区140億円
丸亀製麺 — 近畿地区139億円
国内その他 — 関東地区105億円
国内その他 — 近畿地区9,699百万円
海外事業 MARUGAME UDON USA, LLC — ロサンゼルス他6,806百万円
丸亀製麺 — 東北地区5,838百万円
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    東利多控股有限公司(注)2
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    台湾東利多股份有限公司
    台北 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TORIDOLL DINING CORPORATION
    デラウェア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    MARUGAME UDON USA, LLC(注)2
    ロサンゼルス · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    WOK TO WALK FRANCHISE B.V.
    アムステル ダム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社丸亀製麺(注)2、5
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社TGF
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Tam Jai International Co. Limited (注)2、6
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アクティブソース
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ZUND
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toridoll and Heyi Holding Limited (注)2
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    The Fulham Shore Group Limited(注)2
    ロンドン · 連結子会社
    議決権99.7%
残りのグループ会社5社を開く
  • The Fulham Shore Limited (注)2ロンドン100%
  • TORIDOLL EUROPE LTD(注)2ロンドン100%
  • UTARA 5 FOOD AND BEVERAGE SDN BHDクアラルン プール49%
  • SHORYU HOLDINGS LIMITEDロンドン39%
  • Beyond Restaurant Group,LLCアーバイン37%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,787億円営業利益106億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.9%、利益が+21.8%。

売上高
+3.9%
2,787億円
営業利益
+21.8%
106億円
純利益
+21.1%
23億円
営業利益率
3.8%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,870億円2,787億円
営業利益170億円106億円
純利益70億円23億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は723億円、営業利益は53億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.2%、営業利益は+35.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q474−8
2024年1Q527397.426
2024年2Q599406.720
2024年3Q597376.220
2024年4Q597−11
2025年2Q1,337765.728
2025年4Q1,345110.8−9
2026年2Q1,4181248.760
2026年4Q1,369−18−1.3−37
2027年1Q723537.330

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は709億円から2,787億円へ3.9倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月7096932
2014年3月7832410
オランダに本社を置き、アジアン・ファストフード業態「WOK TO WALK」を運営する WOK TO WALK FRANCHISE B.V.の株式取得(現・連結子会社)
2015年3月8733620
マレーシアに本社を置き、スープヌードル業態「Boat Noodle」を運営する UTARA 5 FOOD AND BEVERAGE SDN BHDの株式取得(現・持分法適用共同支配企業)
2016年3月9568152
日本で立呑み居酒屋業態「晩杯屋」を運営する株式会社アクティブソースの株式取得(現・連結子会社)
2017年3月1,0188556
香港に本社を置き、スパイシーヌードル業態「譚仔雲南米線」「譚仔三哥米線」を運営する Tam Jai International Co. Limitedの株式取得(現・連結子会社)
2018年3月1,1657247
2019年3月1,450133
株式会社トリドールジャパンが運営する事業を株式会社丸亀製麺(現・連結子会社)、株式会社肉のヤマキ商店(現・連結子会社。2023年11月に株式会社肉のヤマ牛に商号変更)、株式会社トリドールジャパンに分社化 簡易株式交換により株式会社ZUND及び株式会社アクティブソースを完全子会社化
2020年3月1,5652820
Tam Jai International Co. Limitedが香港証券取引所のメインボードに上場
2021年3月1,348−91−55
2022年3月1,53413990
英国に本社を置き、ピザ業態「FRANCO MANCA」、ギリシャ料理業態「THE REAL GREEK」を運営するThe Fulham Shore Plcの株式取得(現・連結子会社。2023年7月にThe Fulham Shore Limitedに商号変更)
2023年3月1,8837738
2024年3月2,32010655
株式取得による完全子会社化に伴い、Tam Jai International Co. Limitedが非上場化
2025年3月2,68287533.219
2026年3月2,787106813.823

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,787億円のうち、営業利益として残るのは106億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金24.4%681億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金67.9%1,892億円
  • その他の費用持分法損益などの調整3.9%108億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%106億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
75.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
0.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.0pt
2.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが492億円、投資CFが−157億円で、差し引きのフリーCFは335億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は699億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月70−9414−2468
2014年3月65−8225−1776
2015年3月95−351060150
2016年3月86−62−7324101
2017年3月97−8819112
2018年3月99−399350−300148
2019年3月84−14255−58144
2020年3月296−130−52166258
2021年3月213−94−131119250
2022年3月351−57−29294535
2023年3月326−119−88207675
2024年3月428−268−165160706
2025年3月377−128−132249823
2026年3月492−157−481335699

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,091億円。このうち返さなくてよい自己資本が924億円で、自己資本比率は29.9%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月48417431035.9
2014年3月52918134834.2
2015年3月59025333742.9
2016年3月57830027851.9
2017年3月64034229853.4
2018年3月1,11536275332.5
2019年3月1,18034084028.8
2020年3月2,1004541,64621.6
2021年3月2,0943951,69918.8
2022年3月2,4086201,78825.8
2023年3月2,6626961,96626.1
2024年3月3,2148062,40825.1
2025年3月3,2328722,26727.0
2026年3月3,0919242,16729.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
699億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
405億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,167億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中153位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中315位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
29.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,326で、1年前と比べて-11.2%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥4,326-0.3%1ヶ月+4.1%1年-11.2%時価総額3,839億円
過去52週の値幅
安値¥3,492高値¥5,165

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)199.4倍
PER (会社予想)57.6倍
PBR3.98倍
配当利回り0.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月28日に4,307円へ上昇した後、7月29日には4,584円まで急伸。その後は4,200円前後で推移し、8月21日には4,355円。25日移動平均線(4,228.76円)を約3%上回り、75日線(3,962.13円)を大きく上回る。200日線(4,165.78円)はやや上回る。RSIは50.63と中立で、方向感は乏しい。52週高値5,165円からは約16%の距離があり、上値余地はある。出来高は7月29日に910,900株と増加したが、その後は減少傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは204.36倍と業界平均40.23倍を大きく上回り、PBRも4.01倍で平均3.06倍より高い。ROEは2.6%と低く、資本効率が悪い。配当利回りは0.28%で極端に低く、配当性向は145.9%と利益を超える配当を出しており持続性に懸念。今期予想PERも58倍と高く、割高感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)199.4倍39.6倍
PER (予想)57.6倍
PBR3.98倍2.44倍
ROE2.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、原材料高騰と人件費上昇の中での収益性改善策と、海外成長の実現可能性。強気派は、国内外での出店拡大と値上げによる収益改善を見込む。弱気派は、競争激化とコスト増で低い利益率 (3.8%) が続き、利益成長が限定的と懸念する。

プラスに働く材料7
  • 海外展開の成長

    海外店舗数は増加基調で、アジアを中心に市場開拓が進む。新規出店で売上拡大が期待。

  • 値上げによる収益改善

    原材料高騰に対してメニュー価格を適宜改定し、利益率の維持・向上を図る。

  • ブランド力の強さ

    「丸亀製麺」はうどんチェーンで知名度が高く、顧客ロイヤルティが強い。

  • 純利益が55億円へ回復しEPS倍増2027年〜2028年影響

    現在の純利益23億円は2024年3月期の55億円の4割程度で、回復すればEPS約2.4倍

  • 営業利益が106億円に拡大決算発表後影響

    営業利益は前期比19億円増の106億円、営業利益率も3.8%へ改善

  • 売上高2,787億円と過去最高通年影響

    売上高は前期比105億円増の2,787億円、増収基調が継続

  • 営業利益率3.8%への改善通年影響

    営業利益率は前期3.24%から3.8%に改善、利益体質が強化

マイナスに働く材料7
  • 低い利益率

    営業利益率3.8%と外食業界でも低く、わずかなコスト上昇で赤字に転落する恐れがある。

  • 競争激化

    うどん市場で他チェーンや新規参入が増え、価格競争が激化している。

  • 海外展開の不確実性

    海外では現地の嗜好に合わないリスクや、ブランド認知の確立に時間がかかる可能性がある。

  • PER199倍の高評価修正リスク不定影響

    PER199.49倍は純利益23億円を前提とした異常水準で、業績下振れ時に倍率修正が起こる

  • PBR4.05倍と資産価値から乖離継続影響

    PBR4.05倍は純資産の約4倍、成長鈍化時に評価修正が起こる

  • ROE2.6%と資本効率が低位継続影響

    ROE2.6%は低く、成長期待を裏付けられない

  • 配当利回り0.26%と株主還元乏しい継続影響

    配当利回り0.26%と低く、投資家の選好から外れるリスク

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の集客力と値上げの受け入れ状況を示す重要な指標。
海外店舗数
海外成長の進捗を測る直接的な指標。
原材料コスト比率
利益率に直結するため、コスト管理の状況を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは0.28%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
0.28%
いまの株価に対して
配当性向
145.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1323.7
2018年3月131.922.2
2019年3月1−94.34.1
2020年3月6733.3
2021年3月5−28.010.0
2022年3月866.717.4
2023年3月80.054.0
2024年3月920.0145.9
2025年3月1011.1
2026年3月1110.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ176,031人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.5%を占め、残る76.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他69.069.269.868.971.972.2
事業法人13.813.813.713.712.713.0
金融機関12.612.311.111.211.310.5
外国法人4.12.84.75.03.93.9
自己株式1.01.01.00.90.90.9
証券会社0.51.90.61.20.10.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01粟田 貴也31.09
02有限会社ティーアンドティー11.99
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.48
04特定有価証券信託受託者 株式会社SMBC信託銀行4.21
05アリアケジャパン株式会社0.68
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.43
07BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.39
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.34
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)0.31
10株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−74%、1株純資産は14期で+138%。直近期のROEは2.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月8344224.411.518.7
2014年3月254605.539.519.1
2015年3月495869.134.116.4
2016年3月6034618.918.819.0
2017年3月6539417.518.623.7
2018年3月5441713.236.122.2
2019年3月33990.8359.44.1
2020年3月215324.954.5
2021年3月−6845710.0
2022年3月9971417.725.617.4
2023年3月407995.868.754.0
2024年3月589237.371.4145.9
2025年3月179962.2238.7
2026年3月221,0512.6201.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額155百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
粟田貴也代表取締役 社長6427,584,335
山口聡取締役 ファイナンス本部長 財務部長514,598
田中憲一取締役 ハピネス・ヒューマン サポート本部長583,031
松風里栄子取締役(監査等委員)59700
片岡牧取締役(監査等委員)552,100
宮田裕子取締役(監査等委員)62100
荻野敦史54
磯村康典執行役員
草野篤執行役員
山口寛執行役員
大下浩平執行役員
波戸本徹執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41071412130
社外取締役534347

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,804字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社および連結子会社65社、共同支配企業および関連会社22社で構成されており、直営およびフランチャイズ(FC)等による外食事業を営んでおります。 2026年3月31日現在の事業セグメントと主なグループ各社の位置付けは以下のとおりです。 (1)セグメント区分 セグ メント   主な業態   特徴   主な関係会社   主な展開地域 丸亀 製麺   丸亀製麺   本格讃岐うどん専門店。全店に製麺機を設置して粉から製麺、お客様の目の前で調理することにより、「打ち立て」「茹でたて」「できたて」「手づくり」のうどん、天ぷら、おむすび等を提供   株式会社丸亀製麺   日本 国内 その他   コナズ珈琲   「いちばん近いハワイ」がコンセプトのカフェ。 手づくりパンケーキ、ハワイアンフード、自家焙煎コーヒーなどを提供するほか、ハワイの日用雑貨を販売   株式会社KONA’S   日本 ラー麺ずんどう屋   丁寧に炊き込んだ濃厚な豚骨スープ、特製の小麦粉を使用した自家製麺を使用するラーメン店   株式会社ZUND   日本 晩杯屋   一人でも気軽に利用できる立呑み大衆酒場   株式会社アクティブソース   日本 肉のヤマ牛   お客様に注文をいただいてから精肉をカット。切りたて肉を炭火で炙った焼肉丼、弁当、惣菜のほか、自家製の冷麺などを提供   株式会社肉のヤマ牛   日本 天ぷらまきの   揚げたてを一品ずつ提供する都度揚げを楽しんでいただく、天ぷら定食専門店   株式会社トリドールジャパン   日本 豚屋とん一   旨味たっぷりの熟成肉を切りたて揚げたてにこだわった揚げたてとんかつ専門店   株式会社トリドールジャパン   日本 長田本庄軒   神戸・長田の家庭的料理「ぼっかけ」(牛スジとこんにゃくの煮込み)を使う焼きそば専門店   株式会社トリドールジャパン   日本 とりどーる   創業以来、炭火焼にこだわる焼き鳥や唐揚げ、釜めしを提供。おいしさと臨場感を携えたファミリーダイニング型レストラン   株式会社トリドールジャパン   日本 焼きたてコッペ製パン   店内で毎朝焼き上げるふわふわもちもちのコッペパンに色とりどりの具材をはさんで提供するコッペパン専門店   株式会社トリドールジャパン   日本 セグ メント   主な業態   特徴   主な関係会社   主な展開地域 海外 事業   Tam Jai   香港の米線スープヌードルレストラン。様々なスパイスを調合したオリジナルスープの種類、辛さ、トッピングを選択して自分好みにカスタマイズが可能   Tam Jai International Co. Limited   香港、中国、シンガポール 日本(※)他 MARUGAME UDON   海外の丸亀製麺。店舗に製麺機を設置して粉から製麺、お客様の目の前で調理することにより、「打ち立て」「茹でたて」「できたて」「手づくり」のうどん、天ぷら、おむすび等を提供   MARUGAME UDON USA, LLC他   米国、台湾、 インドネシア、フィリピン、ベトナム、英国他 FRANCO MANCA   リーズナブルな価格設定に加えて、厳選した高品質のオーガニック食材を使用し、日々店舗で手作りする長時間発酵のサワードウ(自然発酵させた酵母で作った生地)で作ったナポリスタイルのピッツアを提供   The Fulham Shore Limited   英国 THE REAL GREEK   本格的なギリシャ料理と地中海料理に加えて、友人や家族と食事を共有し会話を楽しむ空間を提供   The Fulham Shore Limited   英国 WOK TO WALK   炎が豪快に立ち上る調理シーンが特徴的なタイ風ファストフード。ベースとなるヌードル・ライス・野菜に加え、具材、ソースを選択して自分好みに楽しめる   WOK TO WALK FRANCHISE B.V.   オランダ、ポルトガル、英国、イスラエル、スペイン、フランス他 Boat Noodle   小さい椀を積み上げて楽しむタイの水上マーケット発祥のスープヌードルを、ハラル対応のカジュアルレストランとして展開   UTARA 5 FOOD AND BEVERAGE SDN BHD   マレーシア、 フィリピン Pokéworks   ハワイで古くから親しまれるローカルフードのポキ丼が進化。一口大に切った魚介や野菜などを好みのトッピングやソースと組み合わせ、丼・巻き寿司風・サラダなど様々なスタイルで楽しめる   Beyond Restaurant Group, LLC   米国、カナダ、台湾 SHORYU   本格的な博多豚骨ラーメンを提供   SHORYU HOLDINGS LIMITED   英国 長田本庄軒   日本の神戸・長田の家庭的料理「ぼっかけ」(牛スジとこんにゃくの煮込み)を使う焼きそば専門店   台湾東利多股份有限公司   台湾 山牛将   日本と同様、肉の鮮度にこだわり注文を受けてから店内でカット、目の前で焼き 、炭火で香ばしく仕上げる焼肉丼を提供   Tam Jai International Co. Limited   中国、香港、台湾 ZUNDO-YA   日本と同様に、丁寧に炊き込んだ濃厚な豚骨スープ、特製の小麦粉を使用した自家製麺を使用するラーメン店   -   中国、インドネシア ※ Tam Jai International社の日本国内の収益は海外事業セグメントに計上しています。 (2)事業系統図 企業集団について、事業系統図と主な業態および関係会社は以下のとおりです。 (3)国内 店舗形態区分 (丸亀製麺の例) 区分   定義   大まかな傾向   外観例 ① ロードサイド店舗(RS)   ・駐車場を 保有する 路面店   ・店舗面積が比較的大きい ・席数当たりの初期投資は 比較的小さい ・休日は複数人での利用が 多い ② ショッピングセンター店舗(SC)   ・ショッピングセンターのフードコート   ・イートイン席が他店と共用のため、初期投資が比較的小さい ・売上高に応じた出店料等の支払いが生じる ・休日は複数人での利用が 多い ③ ビルインその他店舗(BI)   ・商業ビル、オフィスビル、住居ビル、駅・空港ビル、地下街、サービスエリアなどに入居する、①②に分類されない店舗 ・駐車場なし   ・店舗面積が比較的小さい ・駅に近い場合、近隣住民のみならず、様々な駅利用者の需要により、ピークタイムの分散化、テイクアウト需要などが期待できる ・オフィスビルは休日の来店客数が少ない傾向
経営方針・対処すべき課題3,064字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 <コーポレートスローガン> <ミッション> 本能が歓ぶ食の感動体験を探求し世界中をワクワクさせ続ける <ビジョン> 予測不能な進化で未来を拓くグローバルフードカンパニー 当社グループは、五感だけでなく本能までも揺さぶられるほど圧倒的な「食の感動体験」をお客様に提供し、世界中の人々を幸せで満たしながら、グローバルフードカンパニーに成長することを目指しています。 この志を端的な言葉で明文化し、グローバルで共有・浸透させていくために、上記のコーポレートスローガンを制定しています。このスローガンのもと、国内外のグループ会社と各国のパートナーが協力して、食の世界の頂を目指してまいります。 「心的資本経営」について 当社グループは、企業価値の持続的な向上にあたり、独自の概念として新たに「心的資本経営」を定義し、これを重要な経営基盤として位置付けました。 心的資本経営とは、人的資本経営をさらに深化させ、「従業員の“心”の幸せ」と「お客様の“心”の感動」をともに重要な資本ととらえ、どちらの“心”も満たし続けることで、唯一無二の事業成長を実現する独自の経営思想です。丸亀製麺をはじめ、当社グループ全業態の幸せ(ハピネス)を向上させる取り組みを重ねていくことで、従業員の内発的動機が育まれ、お客様に提供する食の感動(カンドウ)の質を深化させることにつながると考えています。 心的資本経営を通じて、「従業員の“心”の幸せ」と「お客様の“心”の感動」が循環する仕組みを育み、グループ全体で持続的な企業価値向上を実現してまいります。 (2)2023-2028年3月期 中長期経営計画 当社グループは、名実ともに真のグローバルフードカンパニーとなることを目指して、2022年5月に「2023-2028年3月期 中長期経営計画」を策定し、2028年3月期に売上収益3,050億円、事業利益率7.9%を目標に掲げています。 ① 基本戦略 当社グループのこれまでの成長を振り返ると、主力業態である「丸亀製麺」は、セントラルキッチンを持たず、店頭で粉からうどんを打ち、「手づくり・できたて」で提供するという、一見すると非合理的な要素を抱えながら、圧倒的なスピードでグローバル外食チェーンへと上り詰めました。 本来であれば二律背反となるような矛盾をはらんだ活動を両立させ、「食の感動体験」によって新たなマーケットを創造し、世界中に拡大していくことができる「二律両立」こそが、当社グループの独自性であり強みです。 「食の感動体験」は、当社グループの根幹に脈々と流れる価値観であり、顧客の来店動機そのものです。これらの感動体験を多様なあり方で体現する「ブランド」と、その感動体験に共感し、世界各地での特別な知識・ノウハウ、ネットワークを持つ「パートナー」。このブランドとパートナーとが掛け合わされ、世界中であたかも網目状に張り巡らされたネットワークとして機能し、世界各地で複数の業態が同時に進化し、出店し続けることが、当社グループの戦略です。今後も、唯一無二の日本発グローバルフードカンパニーを目指して、「二律両立」を実現しながら「食の感動体験」を世界中に拡大していきます。 ② 4つの重点テーマとその実現に向けた取り組み 重点テーマ   取り組みの概要 感動体験 の追求   感動体験をさらに進化させると同時に、新たなシーン(中食、海外、ハラル・ヴィーガンなど)で感動体験を創出し続ける ① 感動体験の創出・磨きこみ   テイクアウトや他国業態、新たな商品・サービスの展開など、新たなシーンで感動体験を創出・確立 ② 人材育成と定着化   人材投資、定着率向上による中長期的な売上理論値の引き上げ、費用の抑制 ③ 感動体験を生む舞台づくり   店舗DX・設備導入などにより店舗従業員が顧客サービスに専念できる環境を整備 事業ポートフォリオ の量・質 拡充   国内外のバラエティ豊かなブランド群を活かした、バランスの取れた成長を指向 ④ M&Aによる新たな業態獲得   1,000億円のM&A枠で、欧米/中華圏/東南アジアを重点ターゲットに業態を拡充 ⑤ 選択と集中   勝ち筋の定まった業態に重点投資で数百~千店舗単位の業態を複数創出 ⑥ ブランドインキュベーション   グローバルブランド化を含めた業態の開発、モデル化 ローカルバディ 布陣の 確立   各地のパートナーを単なるビジネス上の契約関係を超えた、いわば第2のヘッドクォーター チーム「ローカルバディ」として、複数業態並行で事業展開を進めていく ⑦ 新規有力ローカルバディの探索   世界の有望市場において、有力フランチャイジー、JVパートナーを含む新規バディを探索、早期に体制確立 ⑧ 重要市場のバディによる業態 同時展開   各地域のバディをハブに、複数業態を同時展開し、海外での出店スピードを大幅に加速 N×N展開 を支える 基盤構築   業態・バディ、それらを支えるグローバルアドバイザリーボード、本社機能が、世界各地で 縦横無尽にネットワークとして、複数業態の同時展開を支えていく ⑨ ブランド基軸でのグローバル 連携   ブランド横断でのベストプラクティスの展開などを通じた相乗効果の創出 ⑩ グループ機能のグローバル化   グローバル展開を支える本社・営業機能の確立 ⑪ 出店力の強化   2,340店舗を支える立地・モデル開発の体制強化 (3)経営指標 2027年3月期の計画値及び2028年3月期の目標値について、外部環境の不透明感を織り込み、より実現性の高い水準へ変更しています。 2027年3月期は、既存店の成長に加え、新規出店を加速するとともに、新たな国や地域への展開も進めていきます。また、それぞれのブランドの強みを活かした商品開発や新業態の開発にも注力することで、新たな感動体験の創出に取り組んでいきます。そして、国内外での成長と収益性の改善を両立し、資本効率を重視した経営により、2028年3月期にはROE8%以上を目指します。 項目   実績   計画   中長期目標 2026年3月期   2027年3月期   2028年3月期 売上収益   2,787億円   2,870億円   3,050億円 店舗数   2,102店舗   2,190店舗   2,340店舗 事業利益   215億円   220億円   240億円 事業利益率   7.7%   7.7%   7.9% 営業利益   106億円   170億円   200億円 営業利益率   3.8%   5.9%   6.6% ROE   2.6%   7%以上   8%以上 上記の成長性・収益性・効率性の指標に加えて、BSマネジメントにおいて健全性指標のバランスにも留意し、適切なキャッシュアロケーションのもとで企業価値の最大化を目指します。ポートフォリオマネジメントとして、事業・業態・店舗のROIC(効率性×収益性)×成長性を測定する投資モニタリングを通じて、事業ステージに即した適正な目標水準の策定を目指します。
事業等のリスク7,291字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資判断上重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当グループが判断したものであり、当社株式への投資に関するすべてのリスクを網羅するものではありませんのでご留意ください。 ・当社のリスクマネジメント体制 当社グループは、リスクマネジメント規程に基づき、代表取締役社長を委員長とするリスクマネジメント委員会を設置し、業務執行に関わるリスクを総合的に抽出・評価した上で、リスクへの対応策を計画し、その進捗を定期的に確認しております。 経営を取り巻く内外環境の変化等を受け、法令定款違反その他の事由に基づくリスクが顕在化し、かつ問題が発生した場合、危機管理規程に基づき、代表取締役社長を委員長とする危機管理委員会を設置し、事実関係を把握した上で対策を指示しております。また発生した問題の内容や、それがもたらす損失の程度等について、直ちに担当部門から報告を受ける体制を整えております。 ・リスクマネジメントのプロセス 当社グループは、リスクに対する優先順位付けをし、リスクマネジメントを行っております。取締役や担当部門から情報を収集し、リスクの全体像を把握した後、その発生頻度と影響度の大きさを評価し、優先順位を総合的に判断しております。このように特定したハイリスク・シビアリスクに対し、リスクマネジメント体制の中で積極的に対策を講じております。 ・当社グループのリスクに関する定義 <リスクの被害・影響度> ハイリスク(最高):経営者は詳細な調査を行い、管理計画を作成する必要がある シビアリスク(高):経営者は管理責任者を任命し、常にリスクの動向に注意を払う必要がある ミドルリスク(中):経営者は管理責任者を任命する必要がある ローリスク(低) :担当者が決まった手順で管理する <リスクの発生頻度> 高:既に発生している、または、発生することが確実である/1年に複数回発生する 中:発生する可能性がある(顕在化した懸念材料あり)/1年に0~1回発生する 低:発生する可能性がある(顕在化した懸念材料なし)/数年に1回未満発生する可能性がある 洗い出しを行った全リスクについて、上記の被害・影響度と発生頻度の2軸で表現したリスクマップを作成し、優先順位を整理しております。 ① 外食業界の動向および競合の激化について 当社グループが属する外食業界では様々なジャンルのレストラン、ファストフードチェーン等が競合しております。なお、テイクアウトやデリバリーの利用が増加し、中食需要が高まるなど飲食スタイルが大きく変化し、さらには消費者の行動・意識・心理も目まぐるしく移り変わっております。 市場が当社の想定を大きく上回って変化したり、競争が激化する中で当社グループが優位性を発揮できなかったりする場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、このような環境において当社グループは、コーポレートスローガン「食の感動で、この星を満たせ。」を掲げ、お客様に感動体験を提供することを最重視して同業他社との差別化を図っております。 さらに、テイクアウト用商品の開発、テイクアウト専用窓口の設置、モバイルオーダーやキャッシュレス決済の導入など、飲食スタイルの変化に対応した施策を推進し、競争優位性を維持・強化しております。 ② 原材料調達について 当社グループの業態は小麦、野菜、食肉、油脂等を原材料として使用しております。異常気象等による生産量減少や世界情勢に伴う原油・穀物市況の変動など様々な原因により、仕入価格が上昇したり、十分な量の原材料の確保や適切な価格での調達が困難になったりする場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に備えて、当社グループは複数の産地やベンダーからの購買を推進し、リスク分散と安定調達を図っているほか、仕入価格の適正化に努めております。 ③ 店舗展開について (ア)店舗展開の基本方針について 当社グループの事業において店舗数の増加は、市場シェアや企業規模の拡大につながる重要な要素と考えております。しかし、当社グループが期待する立地、賃借条件、採算性などを満たす出店候補地が不足したり、許認可手続きや建設工事が大幅に遅延したりすることにより、計画通りに出店が進まない場合、当社グループの成長・拡大に影響を及ぼす可能性があります。 また、出店後に周辺環境が大きく変化した場合、来店客数の変動などが当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは立地開発の専門部署を設置して、出店候補地の情報収集や各種条件の精査を行い、適切な候補地の選定に努めております。 (イ)ショッピングセンター出店に関わる契約について ショッピングセンターとの契約には、最低売上収益の未達、資本構成や役員構成の重要な変更、その他営業に関する重大な変更等を原因として解除される可能性のあるものが存在し、契約が解除された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、賃貸人と多数の店舗に係る契約を締結している場合、賃貸人との複数の契約が解除されることにより、当社グループの業績に重大な影響が及ぼす可能性があります。 当社グループは、ディベロッパーなど施設側との良好な関係構築に努めているほか、投資回収検証や売上予測の精度を向上させることによりリスク低減を図っております。 (ウ)敷金、保証金、建設協力金について 当社グループは賃借物件(土地・建物)において店舗開発を行っております。物件によっては賃貸人に敷金、保証金、建設協力金を預け入れる場合があり、賃貸人の経営状況の悪化等によって敷金、保証金、建設協力金の返還や店舗運営の継続に支障が生じる可能性があります。 また、当社グループの都合による中途解約等において、敷金、保証金、建設協力金の全部または一部が返還されない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは専門部署において相手先の信用情報等に基づく社内審査や与信管理を実施しているほか、中途解約等に伴う損失の軽減に努めております。 (エ)主要事業会社への依存について 株式会社丸亀製麺は、2026年3月期において連結売上収益の約49%を占めております。同社がお客様の嗜好の変化やブランド力の低下等によって期待通りに成長しない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは新業態の育成や新市場の開拓に注力しており、カフェ事業やラーメン事業等が着実に成長しております。また、海外でブランドを確立している企業のグループ化や、丸亀製麺等の国内発ブランドの海外進出を進めることで、海外事業の拡大を進めております。 (オ)減損損失および不採算店舗の閉鎖について 当社グループは、各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位と捉え、減損会計を適用して事業用固定資産の投資の回収可能性を判断しております。事業環境の変化等によって店舗の収益性が著しく低下した場合、減損損失を計上する可能性があります。 また、不採算店舗の閉鎖においては、賃貸借契約およびリース契約の解約に伴う損失等の発生により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、適時減損兆候のモニタリングなどを行い、不採算店舗の改善を図ることで投資の早期回収に努めております。 (カ)商標権について 当社グループは商標権を重要な資産と位置付けております。当社グループが使用している商標が第三者の登録済商標権を侵害していることが判明した場合、店舗名の変更等に伴う費用が発生する可能性があります。また、商標の使用差止や、使用料および損害賠償等の支払請求が認められた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、登録が困難なものを除き、原則として商標の登録を行うことにより、商標権を維持・保護しております。 ④ 人材について (ア)人材の確保と育成について 人の手で感動を生み出していくことを標ぼうしている当社グループにとって人材の確保及び人材育成は重要なテーマと位置づけております。人材確保および人材育成が計画通りに進まない場合、当社グループの業績および出店計画に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、労働市場でより多くの人材を惹きつけるためのコーポレートブランディングの強化や、ミッションへの共感による採用、従業員一人ひとりが成長実感を持てるような制度の構築、より従業員の働きやすさに寄り添う労働環境づくりに取り組んでいます。 また、経営人材を育成していくために、OJT等による教育、人事考課制度の充実による成果主義の浸透と登用のほか、ジョブローテーション、タレントレビューによる後継者育成プランの作成を継続しています。 (イ)労務管理や安全衛生管理について 当社グループでは、PS(アルバイト)社員を含めた全社員を対象に法案を遵守した適切な労務管理や安全衛生管理を実施しております。また、店舗の設備が適切に点検・管理、メンテナンスされなかった場合、安全管理上の問題が生じるだけではなく、営業停止、訴訟リスクへの発展や社会的信頼の失墜など、当社グループの業績および出店計画に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、労務や安全衛生に関する外部相談窓口を設置し、社員本人のみならず社員の家族に関する相談も対応しております。また、継続的なモニタリングや教育ツールの開発などを行い、労務や安全衛生に対する理解促進と遵守に努めております。 ⑤ 法的規制について (ア)法的規制全般について 当社グループでは、会社法、金融商品取引法、法人税法、労働基準法等の一般的な法令に加え、食品衛生法をはじめとする食品衛生関係のほか、環境関係、建築設備関係などの様々な法的規制を受けております。これらの法規制が変更または強化された場合、それらに対応するための新たな費用が発生することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、各種法規制の制定・改廃状況を継続的にモニタリングして法令を遵守し、経営に重大な影響を与えることなく対応する体制を整えております。 (イ)食品の安全性について 当社グループが運営する店舗で食品事故等が発生した場合には、当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、各種法的規制に対し、法令に加えて自主基準を徹底することで法令を遵守し、経営に重大な影響を与えることなく対応する体制を整えております。 ⑥ 品質・食品安全の管理体制について 飲食店営業の特有の問題点として、食品衛生上の問題が発生した場合、各店舗における営業停止等による直接的な影響に加え、当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは品質と食品安全の確保を重視しており、店舗における衛生状態に関する調査を外部専門業者に依頼し、また当社品質管理担当者による直接指導を実施するなど、その対策を順次強化しております。また、仕入食材への更なる安全対策の必要性を認識し、国内外の仕入先工場に対する当社規格書・当社指定の品質および衛生管理基準の遵守状況等の調査、特定の輸入食材の衛生証明書の確認等に加え、PB(プライベート・ブランド)商品等に対する品質・安全性に対する確認を強化しております。 ⑦ 情報セキュリティ及び個人情報保護について 当社グループは、お客様・従業員・取引先の個人情報や事業上の機密情報を保有し、店舗運営や原材料の調達はクラウド上で動作する情報システムに依存しています。そのため端末機器の故障やソフトウェアの不具合、サイバー攻撃などによる、これらの情報の漏洩・改竄・毀損や、情報システムの停止等が発生することにより、営業活動に支障が出ることに加え、訴訟リスクや社会的信頼の失墜につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスク低減に向け、情報セキュリティ管理システム及びプライバシー情報マネジメントシステム(ISMS-PIMS)を構築し、情報セキュリティや情報保護に関する方針や規程の整備を行っております。例えば、ゼロトラスト・セキュリティモデルに準じた防御策や脅威インテリジェンスの導入、セキュリティ認証取得ベンダーの選定、従業員に対して、eラーニングによる情報セキュリティ教育等、幅広い対策を実施しています。 ⑧ 海外事業について (ア)カントリーリスク等について 当社グループは海外において、直営店舗の運営のほか、現地企業とフランチャイズ契約を締結し、地域に根付いた店舗運営とスムーズな多店舗展開を図っております。 海外子会社、共同支配企業および関連会社の進出国の政情、経済、法規制、ビジネス慣習等の特有なカントリーリスクなどにより、計画的に事業展開を行うことができない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また当社グループは海外において、フランチャイズ加盟企業からロイヤリティ収入を得ております。フランチャイズ加盟企業の減少や業績悪化等により、チェーン展開が計画どおりに進まない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、現地に精通した事業パートナーや現地社員からの情報収集に努め、リスクの低減を図っております。 (イ)グローバル・リスクマネジメントについて 当社グループは海外においても、労務管理や安全衛生管理、法的規制、情報セキュリティ等の各リスクについて、各国のリスクマネジメント体制の構築を目指しています。海外子会社、共同支配企業および関連会社にてリスクが顕在化・発生した場合には、店舗での営業継続の困難、訴訟リスクや社会的信頼の失墜など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、各国の担当者と連携し、グローバル・リスクマネジメントに努めております。 ⑨ 為替変動について 当社グループは、海外のグループ会社への投融資を行っております。このため、為替相場が大幅に変動した場合は、為替差損益が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、連結財務諸表の作成にあたり、海外のグループ会社の現地通貨建ての収益および費用等は、日本円に換算しております。このため、為替相場の変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらに対し、外貨建て投融資資金の需要が明確に見込める際は、外部環境等を勘案し為替予約などによるヘッジ策を講じることで、為替リスクの低減に努めております。 ⑩ のれん、無形資産について 当社グループは、のれんおよび耐用年数を確定できない無形資産について償却は行わず、毎期または減損の兆候が存在する場合には、その都度、減損テストを実施し、余裕率を把握しております。減損損失の計上により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは定期的に兆候を把握し、状況に応じて改善策を講じることで、リスク軽減に努めております。 ⑪ 自然災害等、パンデミックについて 当社グループは、営業地域またはバリューチェーン上において大規模な地震、風水害、火災による事故等が発生した場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症を含む新たな感染症拡大の影響により、営業活動の継続が困難となった場合も同様です。 当社グループは、事業継続計画の策定、防災訓練の実施、従業員安否確認システムの導入等、有事の初動対応マニュアルを整備しております。また、新たな感染症による事業リスクを最小限に抑えるため、従業員に対する感染症ガイドラインの策定およびその徹底に努めております。 ⑫ 気候変動への緩和と適応について 世界的な気候変動により異常気象が多発し、その影響は企業にとって看過できない状況となっています。当社グループは自然資源に依存する事業を行っており、気候変動への取り組みは経営において重要なインパクトを持つものと認識しています。当社グループの気候変動の影響の緩和と適応の対策が不十分である場合、原材料の必要量の確保や、仕入価格変動への対応、異常気象による店舗被災など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループはTCFDの提言への賛同を表明しており、気候変動の影響への緩和として、CO2排出量を環境経営目標に設定し、削減に向けた取り組みを進めております。また適応として、TCFD勧告に則ったリスクと機会の分析を行い、対応策について取り組みを進めております。 ⑬ 環境・社会活動について 当社グループが環境問題や人権を含む社会問題への対応の不備や遅れにより問題が生じた場合には、当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜につながり、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 当社グループは、ESGにおけるマテリアリティ(重要課題)を特定し、サステナビリティ推進委員会の判断と指示のもと、リスク低減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)9,200字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営成績の分析 ① 連結業績 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の我が国経済は、雇用情勢や賃金の上昇等による所得環境の改善に伴い、消費動向は緩やかな回復基調にあるものの、物価上昇の継続による消費意欲の減速や地政学リスクの高まり等により、先行き不透明な経営環境が続いております。 このような環境において当社グループは、国内外において食の感動体験を訴求すべく、高付加価値の商品戦略やブランド価値の向上に取り組みました。また、店舗で働く従業員の満足度を高め、人材の育成及び定着化に取り組むとともに、従業員の幸福とお客様の感動が循環する「心的資本経営」を掲げ、持続的な事業成長を実現する新たな経営改革に取り組んでおります。 これらの結果、売上収益は2,787億15百万円(前期比3.9%増)と過去最高となり、丸亀製麺セグメント及び国内その他セグメントにおいても過去最高を更新しました。丸亀製麺セグメント及び国内その他セグメントでは、新店寄与や各種施策が奏功し増収となりました。一方、海外事業セグメントでは、前期に実施した丸亀英国事業のフランチャイズ化や一部不採算店舗の閉店影響等により減収となりました。 事業利益(注1)は214億60百万円(前期比17.9%増)と、売上収益同様に過去最高となり、丸亀製麺セグメント及び海外事業セグメントにおいても過去最高を更新しました。丸亀製麺セグメントでは、原材料費等の増加を増収で吸収し、増益となりました。国内その他セグメントでは、原材料費や人件費の増加を増収で吸収しきれず、若干の減益となりました。海外事業セグメントでは、英国事業の回復に時間を要しているものの、好調なアジア事業の貢献のほか、海外事業における選択と集中による事業再編の推進等により増益となりました。 また、海外子会社における店舗休業補償(コロナ禍)に関する保険金のほか、閉店に伴うリース解約益等を計上したことにより、その他の営業収益は29億40百万円となりました。一方、主に海外事業セグメントにおける不採算店舗やのれんの減損等により、減損損失は114億8百万円となったほか、株式売却損の計上等により、その他の営業費用は24億14百万円となりました。これらの結果、営業利益(注2)は105億78百万円(前期比21.9%増)となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は23億11百万円(前期比23.3%増)と増益となりました。 (注1)事業利益:売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費 (注2)営業利益:事業利益-減損損失+その他の営業収益-その他の営業費用 (単位:百万円) 2025年 3月期 実績   2026年 3月期 実績   前期比   2026年 3月期 計画   計画比 増減額   増減率   増減額   増減率 売上収益   268,228   278,715   +10,486   +3.9%   282,000   △3,285   △1.2% 事業利益   18,205   21,460   +3,254   +17.9%   19,600   +1,860   +9.5% 営業利益   8,674   10,578   +1,904   +21.9%   14,600   △4,022   △27.5% 親会社の所有者に 帰属する当期利益   1,874   2,311   +437   +23.3%   5,500   △3,189   △58.0% ② セグメント別業績 (単位:百万円) 売上収益   2025年 3月期 実績   2026年 3月期 実績   前期比   2026年 3月期 計画   計画比 増減額   増減率   増減額   増減率 丸亀製麺   128,142   137,193   +9,051   +7.1%   137,000   +193   +0.1% 国内その他   35,412   39,626   +4,214   +11.9%   39,000   +626   +1.6% 海外事業   104,674   101,895   △2,778   △2.7%   106,000   △4,105   △3.9% 連結   268,228   278,715   +10,486   +3.9%   282,000   △3,285   △1.2% (単位:百万円) 事業利益   2025年 3月期 実績   2026年 3月期 実績   前期比   2026年 3月期 計画   計画比 増減額   増減率   増減額   増減率 丸亀製麺   20,896   21,955   +1,059   +5.1%   22,100   △145   △0.7% 国内その他   4,447   4,152   △295   △6.6%   4,900   △748   △15.3% 海外事業   2,524   5,285   +2,761   +109.4%   3,600   +1,685   +46.8% 調整額(注3)   △9,662   △9,933   △271   -   △11,000   +1,067   - 連結   18,205   21,460   +3,254   +17.9%   19,600   +1,860   +9.5% (注3)調整額は各報告セグメントに配分していない全社費用であります。 (単位:店) 店舗数   丸亀製麺   国内その他   海外事業   連結 事業形態   直営   直営   FC等(注4)   計   直営   FC等(注4)   計 2025年3月末 店舗数   861   269   5   274   445   469   914   2,049 2026年3月期 出店   36   25   -   25   23   63   86   147 2026年3月期 閉店(注5)   10   7   -   7   32   45   77   94 2026年3月末 店舗数   887   287   5   292   436   487   923   2,102 (注4)フランチャイズ、合弁会社など直営以外の形態 (注5)2025年9月にMC GROUP PTE. LTD.が連結から外れたことにより、2026年3月期の海外事業における閉店数に該当店舗の19店舗(直営13店舗、FC6店舗)を含めています。 <丸亀製麺> 丸亀製麺セグメントでは、お客様に選ばれ続けるために、更なるブランド力の向上と顧客体験価値の向上に取り組んでいます。ブランディングと商品プロモーションを組み合わせ、相乗効果を狙うハイブリッド戦術を展開し、製麺所ストーリーを感じられる五感に訴える空間づくりと、全店在籍の麺職人(注6)によるおいしさの追求により、『丸亀製麺ファン』を増やす様々な取り組みを実施しています。 手づくり・できたてにこだわる讃岐うどん専門店「丸亀製麺」は、2026年1月14日から、手間ひまを重ねた“冬の手しごと”から作られるおいしさの「肉がさね玉子あんかけうどん」と「だし玉肉づつみうどん」を同時発売しました。新作の「だし玉肉づつみうどん」は、ご注文ごとに一つひとつ丁寧に焼き上げる出汁巻き卵をまるまる一本、打ち立てのうどんに乗せてご提供しており、その見た目のインパクトにも多くの反響をいただきました。 1月29日からは、31日までの3日間限定で、お好きなうどんを「並」から「大」にサイズアップできる麺増量無料キャンペーンを実施したほか、2月25日から27日の3日間では、対象の「釜玉うどん」を1杯購入すると、「釜玉うどん(並)」を1杯無料でもらえるキャンペーンを実施しました。3月11日からは、13日までの3日間限定で、同様のキャンペーンを「ぶっかけうどん」で実施したほか、3月25日から27日の3日間では、「かしわ天」「ちくわ天」「いなり」を1個購入すると1個無料でもらえるキャンペーンを実施し、いずれも多くのお客様にご来店いただき、大変ご好評をいただきました。 また、3月3日からは、“もっと多くの方に元気とワクワクを届けたい”という熱い想いから、期間限定で「ドラゴンボールZ」とのコラボレーションが実現しました。本キャンペーンでは7つの驚きの企画を実施し、「ドラゴンボールZ」の世界観が詰まったこだわりのコラボ商品を発売するなど、幅広い層のお客様から大きな反響をいただきました。 なお、原材料価格の高騰や人件費、水道光熱費等の上昇に対処するため、1月14日から一部商品の価格改定を実施しました。 これらの取り組みにより、売上収益は1,371億93百万円(前期比7.1%増)と過去最高となりました。原材料費等が増加したものの増収で吸収し、事業利益も過去最高の219億55百万円(前期比5.1%増)と増益となりました。 (注6)麺職人:理想的なうどんを作る専門人材で、丸亀製麺独自の人材育成システム <国内その他> 国内その他セグメントには、「コナズ珈琲」、「ラー麺ずんどう屋」、「肉のヤマ牛」、「晩杯屋」、「天ぷらまきの」、「とりどーる」、「豚屋とん一」、「長田本庄軒」、「焼きたてコッペ製パン」が含まれております。 “いちばん近いハワイ”をコンセプトとするコナズ珈琲は、2月25日に越谷店(埼玉)、3月20日には柏十余二店(千葉)をオープンし、順調な出店を進めているほか、3月18日には新ブランド「KNOWS COFFEE」をイオンモール津田沼South(千葉)にオープンしました。一方、食材の高騰に伴う原材料費の増加及び人員の充足に伴う人件費が増加したことに加え、前年好調だったアサイーブームの落ち着きもあり、増収減益となりました。 豚骨ラーメン専門店のラー麺ずんどう屋は、1月30日に春日井八田町店(愛知)、3月31日に尼崎アマドゥ店(兵庫)を出店して計110店舗となりました。また、1月13日より新商品の超濃厚豚骨ラーメン「濃厚豚骨Evolution」を期間限定で発売し好調に推移したものの、原材料費の増加やデリバリー比率の上昇による手数料等の増加により、増収減益となりました。 その他の業態においては、天ぷらまきのや晩杯屋が好調に推移したほか、本格炭火焼鳥専門店のとりどーるが、1月28日に西神戸店(兵庫)をオープンするなど順調に店舗網を広げた結果、売上収益は396億26百万円(前期比11.9%増)と過去最高となったものの、原材料費や人件費等の増加を吸収しきれず、事業利益は41億52百万円(前期比6.6%減)と減益となりました。 <海外事業> 海外事業セグメントでは、主に香港でスパイシー米線ヌードルを展開する「Tam Jai」、アジアや北米等で丸亀製麺を展開する「MARUGAME UDON」、英国でナポリピザ「FRANCO MANCA」とギリシャ料理「THE REAL GREEK」を展開する「Fulham Shore」を中心に、その他いくつかのブランドで構成されています。 スパイシーヌードル業態のTam Jaiは、前期に実施した中国やシンガポールにおける不採算店舗の戦略的閉店等により減収ではあるものの、原価及び人件費等のコストコントロールが奏功し、増益となりました。また、1月27日にはフィリピンに初出店するなど、オーストラリア・マレーシアに続き、香港以外の新たな国への出店も進めています。 MARUGAME UDONは、前期に実施した英国事業のフランチャイズ化による減収はあったものの、台湾をはじめとしたアジアを中心に各拠点が好調に推移したことで全体としては増収となり、英国事業が黒字化したこともあり、大幅な増益となりました。 英国が拠点のFulham Shoreは、外食産業を取り巻く経済環境が想定以上に厳しく、収益改善のための各種施策に取り組んでいるものの、収益性の回復が当初の想定より遅れており、減収減益となりました。なお、このような状況を踏まえ、4月16日付及び5月1日付にて別途開示したように、事業の収益性及び持続可能性を高めることを目的とした事業再構築に着手しております。 また、海外事業セグメント内の事業ポートフォリオの見直しを機動的に進めてまいりました。Tam Jaiを運営しているTam Jai International Co. Limitedは、非上場化に向けた一連の株式取得手続きを終え、2025年8月19日付にて香港証券取引所上場廃止を経て、当社の完全子会社となりました。連結子会社であるWOK TO WALK FRANCHISE B.V.は、株式の追加取得により2025年8月13日付で完全子会社となりました。そのほか、主にシンガポールでMONSTER CURRYを運営するMC GROUP PTE. LTD.の株式を2025年9月30日付で売却しました。 これらの結果、売上収益は1,018億95百万円(前期比2.7%減)と減収ではあるものの、事業利益は過去最高の52億85百万円(前期比109.4%増)と大幅な増益となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 営業活動によるキャッシュ・フロー   37,670   49,238   30.7 投資活動によるキャッシュ・フロー   △12,792   △15,659   22.4 財務活動によるキャッシュ・フロー   △13,219   △48,132   264.1 現金及び現金同等物   82,271   69,888   △15.1 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ123億83百万円減少し、698億88百万円(前期比15.1%減)となりました。 各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 営業活動により得られた資金は492億38百万円(前期比30.7%増)となりました。これは主に減価償却費及び償却費が308億26百万円、減損損失が114億8百万円あったこと等によるものです。 投資活動により使用した資金は156億59百万円(前期比22.4%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出が138億円あったこと等によるものです。 財務活動により使用した資金は481億32百万円(前期比264.1%増)となりました。これは主に長期借入れによる収入が130億円あった一方で、リース負債の返済による支出が223億39百万円、長期借入金の返済による支出が216億72百万円あったこと等によるものです。 (3)財政状態の分析 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   増減率(%) 資産合計   323,196   309,072   △4.4 負債合計   226,661   216,715   △4.4 資本合計   96,535   92,356   △4.3 親会社所有者帰属持分比率(%)   27.0   29.9   10.8 1株当たり親会社所有者帰属持分(円)   995.86   1,051.11   5.5 純有利子負債   104,757   103,897   △0.8 ネットレバレッジ・レシオ   2.11   1.98   △6.2 ※ネットレバレッジ・レシオ=純有利子負債(有利子負債-現預金)÷調整後EBITDA 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ141億25百万円減少し、3,090億72百万円(前期比4.4%減)となりました。これは主に有形固定資産が前連結会計年度末に比べ44億67百万円増加した一方、現金及び現金同等物、無形資産及びのれんがそれぞれ前連結会計年度末に比べ123億83百万円、59億42百万円減少したことによるものです。 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ99億46百万円減少し、2,167億15百万円(前期比4.4%減)となりました。これは主に社債が前連結会計年度末に比べ24億46百万円増加した一方、短期借入金、長期借入金がそれぞれ前連結会計年度末に比べ74億45百万円、67億25百万円減少したことによるものです。 資本は、前連結会計年度末に比べ41億79百万円減少し、923億56百万円(前期比4.3%減)となりました。これは主にその他の資本の構成要素、利益剰余金がそれぞれ前連結会計年度末に比べ69億55百万円、10億67百万円増加した一方、非支配持分、資本剰余金がそれぞれ前連結会計年度末に比べ93億47百万円、31億54百万円減少したことによるものです。 親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末に比べ2.9ポイント増加し、29.9%となりました。これは主に資産合計が前連結会計年度末に比べ141億25百万円減少した一方、その他の資本の構成要素が前連結会計年度末に比べ69億55百万円増加するなど、親会社の所有者に帰属する持分合計が前連結会計年度末に比べ51億68百万円増加したことによるものです。 1株当たり親会社所有者帰属持分は前連結会計年度末に比べ55.25円増加し、1,051.11円(前期比5.5%増)となりました。 また、負債と資本のバランスを示すネットレバレッジ・レシオは前連結会計年度末に比べて0.13回復し、1.98となりました。これは主に純有利子負債が前連結会計年度に比べ8億60百万円減少した一方、調整後EBITDAが前期比で28億50百万円増加したことによるものです。 (4)生産、受注および販売の実績 当社グループは、最終消費者へ直接販売する飲食業を行っておりますので、生産実績と受注実績は記載しておりません。 a.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 丸亀製麺   31,154   113.2% 国内その他   12,590   111.0% 海外事業   25,040   96.3% 合計   68,784   106.0% b.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 丸亀製麺   137,193   107.1% 国内その他   39,626   111.9% 海外事業   101,895   97.3% 合計   278,715   103.9% (5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は(1)経営成績の分析 から(3)財政状態の分析に記載のとおりであります。 (6)重要性がある会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額および収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断および仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断および仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断および仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成のための重要性がある会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 2.作成の基礎(4)見積りおよび判断の利用 3.重要性がある会計方針」に記載されているとおりであります。 (7)経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 (8)当社グループの資本の財源および資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することや、投資効率の追求、資金調達手法の多様性を図ること等により、資金調達余力の向上を図ることを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金および金融機関からの短期借入を、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入等を基本としております。なお、当連結会計年度末における社債、借入金およびリース負債を含む有利子負債の残高は1,737億85百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は698億88百万円となっております。 また、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による事業環境の急速な変化の経験から、運転資金および財政基盤の安定性向上のために機動的かつ安定的な資金調達手段を確保することの重要性を再認識し、主要取引行と当座貸越契約による短期借入金40億円を継続しております。

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開示資料

出典

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