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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

山崎製パン

YAMAZAKI BAKING CO., LTD.2212 · Prime · 食料品

国内パン・菓子市場の最大手。パンから和洋菓子、米飯、製菓まで幅広く展開。コンビニやベーカリーカフェも運営。

概要

山崎製パンは、1948年の創業以来パン・菓子の製造販売を主力とする国内最大手の製パンメーカーである。食パン、菓子パン、和洋菓子、調理パン・米飯類を幅広く手がけ、2024年12月期の連結売上高は1兆2445億円に達する。デイリーヤマザキやスーパーヤマザキなどの流通事業もグループ内に持ち、不二家や東ハト等の子会社を通じて菓子事業も展開する。

食品事業が売上の9割超を占める収益構造

2024年12月期の連結売上高1兆2445億円のうち、食品事業が約1兆1000億円と9割超を占める。内訳は菓子パン部門が4846億円、調理パン・米飯類が1731億円、洋菓子1632億円、食パン1182億円、和菓子813億円など。営業利益は519億円で営業利益率4.2%と、低価格帯の商品を扱いながらも安定した収益を確保している。2025年12月期は売上高1兆3114億円、営業利益611億円とさらなる増収増益を見込む。

全国に広がる生産拠点と海外展開

国内には北海道から九州まで30か所以上の工場を擁し、食パンから調理パンまでを各地で生産する。海外では米国にヴィ・ド・フランス・ヤマザキInc.やベイクワイズブランズInc.を持ち、包装ベーグルや冷凍生地を製造販売。台湾山崎、香港山崎麺飽、タイヤマザキ、PT.ヤマザキインドネシアなどアジアにも子会社を展開し、現地のベーカリー経営や菓子製造を行う。

不二家や東ハトを傘下に持つグループ構成

連結子会社57社で構成され、食品事業の中核は山崎製パン本体に加え、不二家(菓子・洋菓子)、ヤマザキビスケット(ビスケット・スナック)、東ハト(スナック)、サンデリカ(調理パン・米飯)、末広製菓・秋田いなふく米菓(米菓)などが名を連ねる。流通事業ではデイリーヤマザキ(コンビニエンスストア)とスーパーヤマザキ(食品スーパー)を運営し、グループ製品の販路としても機能する。

業界の中での役割はパン・菓子・米飯類の製造販売大手、および流通・外食チェーン運営企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.3兆円
営業利益
611億円
営業利益率
4.7%
純利益
409億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
食品事業1.2兆円92.7%584億円4.8%
流通事業798億円6.1%-9億円-1.1%
その他事業157億円1.2%34億円21.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品事業(パン・菓子・米飯)主力

パン、和洋菓子、調理パン・米飯類、製菓・米菓等の製造販売。自社製のパン・菓子は業態店、量販店、コンビニ等に広く供給。グループ会社がベーカリーカフェも運営。不二家の菓子・洋菓子も含む。海外でも冷凍生地や包装ベーグル等を製造販売。

主な製品・サービス5
パン類(食パン、菓子パン、調理パン等)
ロングセラーの「ランチパック」など、多様なパン製品。
和洋菓子(ケーキ、饅頭、どら焼き等)
和菓子・洋菓子の幅広い製品群。
米飯類(弁当、おにぎり、サンドイッチ等)
コンビニ等向けの中食製品。
製菓(ビスケット、スナック)
ヤマザキビスケット、東ハトブランドのビスケット・スナック菓子。
不二家菓子(カントリーマアム、ミルキー等)
子会社不二家の菓子製品。

02流通事業(コンビニ・スーパー)準主力

デイリーヤマザキのフランチャイズチェーンによるコンビニエンスストア事業、および食品スーパーマーケット(スーパーヤマザキ)を運営。グループ製品の販売チャネルとしても機能。

03その他事業(物流・エンジニアリング等)副次

物流事業(工場間輸送・配送)、食品製造設備の設計・工事請負、事務受託、損害保険代理業、洗浄剤製造販売等、グループ内サービスを中心に展開。

製品と技術

ロングセラー「ランチパック」と菓子パンの品揃え

菓子パン部門の看板商品は「ランチパック」で、1984年の発売以来、様々な具材を挟んだサンドイッチタイプの菓子パンとして親しまれている。2024年時点で年間約4億個を販売する。その他にも「まるごとソーセージ」「アップルパイ」などの主力品に加え、低価格帯の「ずっしり」シリーズや「ドーナツステーション」を展開。2025年には新技術を用いて品質を向上させた「ロイヤルブレッド」を投入し、食パン部門の売上を牽引した。

新技術で品質を磨く食パン「ダブルソフト」「ロイヤルブレッド」

当社は「ダブルソフト」で新規技術を導入し、2023年に大幅な品質改善を実現した。この技術を2025年には主力の「ロイヤルブレッド」にも応用し、エアリーな食感と日持ちの良さを両立。サンドイッチ用食パンやチェーンオリジナル対応の低価格製品にも展開している。冷凍生地技術も進化し、ヴィ・ド・フランスではベーカリーカフェ向けに高品質な冷凍パン生地を供給。グループ全体で技術の水平展開を図っている。

不二家や東ハトが支える菓子・洋菓子の多彩なライン

子会社の不二家は「カントリーマアム」「ミルキー」「ルック」などのロングセラー菓子を製造販売。洋菓子専門店もチェーン展開し、ケーキやデザートを提供する。ヤマザキビスケットは「リッツ」や「プレミアム」シリーズ、東ハトは「暴君ハバネロ」などスナック菓子を手がける。和菓子では串団子や大福、蒸しパン、中華まんなども製造し、和洋菓子合わせて年間2000億円超の売上を生む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

国内製パン業界で首位、主力は中食需要

山崎製パンは国内製パン市場で圧倒的なシェアを有し、販売網とブランド力で他社を大きく引き離す。同業のニップンや日清製粉グループは粉体事業が中心で、当社のパン事業とは直接競合する部分が少ないが、食卓向け市販品では競争がある。売上高は約1.2兆円と業界最大規模を誇り、2024年12月期には営業利益率4.17%と改善傾向にある。中食市場の拡大を背景に、パンや調理パンの需要は堅調で、新製品投入や販売チャネルの拡充で成長を続ける。一方で少子高齢化による市場縮小や原材料価格の上昇が課題で、価格転嫁やコスト削減による利益確保が求められている。

強み

  • 製パン分野で国内首位の売上高を誇り、ブランド力が強い。
  • 全国規模の配送システムを持ち、鮮度の高い製品を提供。
  • パン市場は中食需要で底堅く、業績は安定している。
  • 和菓子や洋菓子など多様な製品群で収益を支える。

課題

  • 国内市場の縮小により、既存市場での成長が限定的。
  • 小麦粉や砂糖などの価格上昇が利益を圧迫する。
  • 低価格競争により、収益性の維持が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が山崎製パン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12587サントリービバレッジ&フード1.4兆円15.8倍
22269明治ホールディングス1.3兆円34.9倍
32875東洋水産1.2兆円14.8倍
42897日清食品ホールディングス9,011億円19.4倍
52267ヤクルト本社8,855億円19.1倍
62212山崎製パン8,402億円17.9倍
73197すかいらーくホールディングス7,644億円40.2倍
82809キユーピー6,782億円26.4倍
92579コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス6,697億円35.5倍
102282日本ハム6,269億円17.5倍
112002日清製粉グループ本社5,824億円18.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 59件

千葉県市川市で開業した1948年

創業者飯島藤十郎が1948年3月、千葉県市川市に山崎製パン所を開き、パンの委託加工を始めた。同年6月には資本金百万円で山崎製パン株式会社を設立。当時は戦後間もない時期で、食糧難の中でのスタートだった。1960年には東京都杉並区に杉並工場を竣工し、本格的な量産体制を整え始める。

上場と工場拡大を進めた1960年代

1962年7月に東京証券取引所市場第二部に上場。1963年には武蔵野工場(東久留米市)を竣工し、同時に横浜工場を吸収合併。1966年には千葉県松戸市に松戸工場を設け、同年11月には東証第一部に指定替えとなった。1969年には宮城県に仙台工場を建設し、首都圏から地方へ生産拠点を拡大した。

ナビスコとの合弁とコンビニ事業への参入

1970年、米国ナビスコ社および日綿実業との合弁でヤマザキ・ナビスコ(現ヤマザキビスケット)を設立し、ビスケット事業に進出。1977年にはインストアベーカリー事業(サンロイヤル)を開始し、1982年にはデイリーヤマザキの前身となるサンショップヤマザキを設立してコンビニエンスストア事業に本格参入した。これにより製造から小売までの垂直統合を強めた。

海外進出と不二家の連結子会社化

1981年に香港山崎麺飽を設立したのを皮切りに、1984年タイ、1987年台湾とアジアに現地法人を設立。1991年には米国にヴィ・ド・フランス・ベーカリー・ヤマザキを設立し、冷凍生地の現地生産を始めた。2007年には不二家と業務資本提携し、2008年には株式51%を取得して連結子会社化。2013年にはデイリーヤマザキを吸収合併し、流通事業を一本化した。

M&Aで事業領域を広げた2010年代以降

2013年にインドネシアのPT.ヤマザキインドネシアの株式を取得し、東南アジアでのプレゼンスを強化。2016年には米国のベイクワイズブランズを買収し、包装ベーグル市場に参入。2023年には神戸屋から製パン事業を譲り受け、㈱YKベーキングカンパニーを子会社化した。2022年には監査等委員会設置会社へ移行し、東証プライム市場に上場している。

年表59件を開く

1940年代

  • 1948年3月創業創業者飯島藤十郎により千葉県市川市に山崎製パン所を開業、パンの委託加工を開始
  • 1948年6月創業山崎製パン株式会社を資本金百万円をもって千葉県市川市に設立

1960年代

  • 1960年4月東京都杉並区に杉並工場竣工稼働
  • 1962年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1963年10月東京都東久留米市に武蔵野工場竣工稼働
  • 1963年10月M&A㈱山崎製パン横浜工場を吸収合併(現横浜第一工場)
  • 1966年3月千葉県松戸市に松戸工場竣工稼働(現松戸工場松戸第一工場)
  • 1966年11月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場
  • 1967年7月㈱スーパーヤマザキ設立
  • 1969年1月宮城県柴田郡に仙台工場竣工稼働

1970年代

  • 1970年10月商号変更米国ナビスコ社及び日綿実業㈱(現双日㈱)と合弁会社、ヤマザキ・ナビスコ㈱(2016年9月 ヤマザキビスケット㈱に商号変更)設立
  • 1973年7月㈱末広製菓設立
  • 1973年10月秋田いなふく米菓㈱に出資
  • 1973年11月M&A㈱山崎製パン千葉工場を吸収合併(現千葉工場)
  • 1976年1月M&A山崎製菓㈱及び㈱山崎製パン新潟工場を吸収合併(現古河工場及び新潟工場)
  • 1976年3月横浜市緑区(現都筑区)に横浜第二工場竣工稼働
  • 1976年7月M&Aヤマザキ保険サービス㈱設立(2009年11月㈱ヤマザキと合併し、㈱ヤマザキに商号変更)
  • 1977年10月商号変更㈱サンロイヤル(2000年4月㈱ヴイ・ディー・エフ・サンロイヤルに商号変更)がインストア ベーカリー事業を開始
  • 1977年12月㈱サンエブリー設立(コンビニエンスストア事業進出)

1980年代

  • 1980年5月㈱サンデリカ設立
  • 1981年5月創業香港に香港山崎麺飽有限公司設立(現地法人)
  • 1981年12月東京都東村山市に武蔵野第二工場を開設して稼働(現埼玉工場埼玉第二東村山工場)
  • 1982年1月M&Aデイリー事業部と㈱サンエブリーを統合し、㈱サンショップヤマザキ(1999年1月㈱デイリー ヤマザキに商号変更)としてコンビニエンスストア事業を本格展開
  • 1983年10月千葉製粉㈱と合弁会社㈱サンミックス設立
  • 1984年4月㈱関西ヤマザキが㈱イート食品(現㈱高知ヤマザキ)の株式を取得
  • 1984年7月創業タイ国にタイヤマザキCo.,Ltd.設立(現地法人)
  • 1984年11月群馬県伊勢崎市に伊勢崎工場竣工稼働
  • 1986年1月M&A㈱関西ヤマザキを吸収合併(現大阪第一工場、大阪第二工場、京都工場、名古屋工場、岡山工場、広島工場、福岡工場及び熊本工場)
  • 1986年10月㈱サンキムラヤ設立
  • 1987年4月創業台湾に台湾山崎股份有限公司設立(現地法人)
  • 1988年4月愛知県安城市に安城冷生地事業所竣工稼働
  • 1989年4月㈱イケダパンの株式を取得
  • 1989年6月㈱ヤマザキエンジニアリング設立

1990年代

  • 1990年11月愛知県安城市に安城工場竣工稼働
  • 1991年4月創業米国にヴィ・ド・フランス・ベーカリー・ヤマザキ,Inc.設立(現地法人) (1994年10月ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ,Inc.に社名変更)
  • 1992年2月千葉県松戸市に松戸工場松戸第二工場竣工稼働
  • 1992年9月北海道恵庭市に札幌工場を開設して稼働
  • 1993年2月大阪府羽曳野市に阪南工場を開設して稼働
  • 1994年1月青森県十和田市に十和田工場を開設して稼働

2000年代

  • 2000年2月埼玉県所沢市に埼玉工場埼玉第一工場を開設して稼働
  • 2000年6月㈱ヤマザキクリーンサービス設立
  • 2001年2月㈱サンロジスティックス(現㈱ヤマザキ物流)設立
  • 2001年7月ヴィ・ド・フランス営業本部を会社分割し、㈱ヴィ・ド・フランス設立
  • 2002年5月㈱スリーエスフーズ設立
  • 2003年2月㈱サンロジスティックス設立
  • 2006年1月シンガポールのフォーリーブズPTE.Ltdの株式を取得(持株比率60%)
  • 2006年7月㈱東ハトの株式を取得
  • 2007年4月㈱不二家と業務資本提携し、株式を取得(持株比率35%、2008年11月持株比率51%)
  • 2007年5月兵庫県神戸市に神戸冷生地事業所竣工稼働
  • 2009年8月日糧製パン㈱と業務資本提携し、株式を取得(持株比率28.4%)

2010年代

  • 2012年5月㈱サンデリカが大徳食品㈱の全株式を取得
  • 2013年1月インドネシアのPT.ヤマザキインドネシアの株式を取得(持株比率51%)
  • 2013年7月M&A㈱デイリーヤマザキを吸収合併
  • 2016年7月米国のベイクワイズブランズ,Incの全株式を取得
  • 2016年12月千葉県市川市に山崎製パン総合クリエイションセンター竣工
  • 2018年2月兵庫県神戸市に神戸工場竣工稼働

2020年代

  • 2022年3月監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年3月㈱神戸屋から製パン事業の㈱YKベーキングカンパニーの全株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高経常利益率4%以上
  • 連結ROE10%以上
  • 連結配当性向30%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    部門別製品施策・営業戦略と「なぜなぜ改善」の推進

    全ての仕事を種蒔きから開始する部門別製品施策・営業戦略と小委員会による「なぜなぜ改善」を実践・実行・実証し、新しい価値と需要を創造する。

  2. 02

    2極化・3極化戦略による製品開発

    変化する顧客ニーズに対応し、低価格帯と高品質帯の両方をカバーする隙のない製品開発を推進し、新しい価値の創造に取り組む。

  3. 03

    食品安全衛生管理体制の強化

    AIB国際検査統合基準に基づく教育指導・監査システムを活用し、異物混入防止を含む総合的な食品安全衛生管理体制を整備・運用する。

  4. 04

    小売事業の業績改善

    デイリーヤマザキやフレッシュベーカリーにおいて、日次・週次・時間管理の経営手法を徹底し、競争力のある商品開発を推進して業績向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で33,545人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は627万円で、9期前と比べて+12.1%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月27,180
2017年12月27,836
2018年12月28,363
2019年12月55938.215.428,724
2020年12月55838.215.229,243
2021年12月55838.315.132,527
2022年12月56038.615.232,210
2023年12月57839.015.332,725
2024年12月60139.315.333,393155
2025年12月62739.615.333,545182

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率37.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 19 / 海外 2、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
㈱不二家 — 東京都文京区424億円
食品事業 その他事業
本社 — 東京都千代田区287億円
食品事業
営業所261億円
食品事業
㈱サンデリカ — 東京都千代田区231億円
食品事業
松戸工場 — 千葉県松戸市116億円
食品事業
㈱東ハト — 東京都豊島区108億円
食品事業
千葉工場 — 千葉市美浜区103億円
食品事業
㈱YKベーキングカンパニー — 大阪市東淀川区9,865百万円
食品事業
ヤマザキビスケット㈱ — 東京都新宿区9,667百万円
食品事業
デイリーヤマザキ事業統括本部 — 千葉県市川市9,154百万円
流通事業
ほか48件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱不二家(注)3 その他6社
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権54.0%
  • 国内
    ㈱サンデリカ
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱YKベーキングカンパニー その他5社
    大阪市東淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヤマザキビスケット㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    ㈱ヴィ・ド・フランス
    東京都江戸川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東ハト
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    大徳食品㈱
    奈良県大和郡山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イケダパン
    鹿児島県姶良市 · 連結子会社
    議決権88.0%
  • 海外
    ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ, Inc.
    米国 ヴァージニア州 ヴィエナ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヴイ・ディー・エフ・サンロイヤル
    埼玉県春日部市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スリーエスフーズ
    京都府久世郡久御山町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サンキムラヤ
    山梨県甲府市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • ㈱高知ヤマザキ高知県高知市100%
  • PT.ヤマザキ インドネシアインドネシア ブカシ市51%
  • ㈱末広製菓新潟市西蒲区100%
  • ㈱ヤマザキ東京都千代田区100%
  • ㈱ヤマザキ物流東京都清瀬市100%
  • ㈱サンロジスティックス埼玉県所沢市100%
  • ㈱ヤマザキ エンジニアリング東京都千代田区100%
  • B-Rサーティワンアイスクリーム㈱(注)3東京都品川区36%
  • 日糧製パン㈱(注)3札幌市豊平区30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1.3兆円営業利益611億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.4%、利益が+17.7%。

売上高
+5.4%
1.3兆円
営業利益
+17.7%
611億円
純利益
+13.6%
409億円
営業利益率
4.7%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1.3兆円1.3兆円
営業利益640億円611億円
純利益425億円409億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は6,766億円、営業利益は359億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+4.0%、営業利益は+3.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2,768933.455
2023年2Q2,8711133.986
2023年3Q2,823732.648
2023年4Q3,294113
2024年1Q3,0671655.4109
2024年2Q3,1101454.7107
2024年4Q6,2682093.3144
2025年2Q6,5063475.3230
2025年4Q6,6082644.0179
2026年2Q6,7663595.3242

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は9,515億円から1.3兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.7%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月0.95261108
㈱デイリーヤマザキを吸収合併
2013年12月0.97187113
2014年12月0.99228120
2015年12月1.03283111
2016年12月1.04369182
2017年12月1.05321251
兵庫県神戸市に神戸工場竣工稼働
2018年12月1.06266135
2019年12月1.06276139
2020年12月1.0119770
2021年12月1.05214104
2022年12月1.08261124
2023年12月1.18455302
2024年12月1.245195634.2360
2025年12月1.316116434.7409

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは611億円4.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は409億円、売上の3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.3%8,830億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.0%3,673億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.7%611億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.5pt
4.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
3.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.1pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが789億円、投資CFが−559億円で、差し引きのフリーCFは230億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,554億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月550−370−1180892
2013年12月480−330−265150792
2014年12月648−32013281,122
2015年12月554−347−2432071,087
2016年12月628−428−2422001,043
2017年12月567−340212271,293
2018年12月499−490−23791,064
2019年12月579−422−1851571,059
2020年12月472−386−116861,028
2021年12月571−378211931,335
2022年12月528−420−2671081,196
2023年12月737−457−1882801,296
2024年12月740−435−1503051,459
2025年12月789−559−1412301,554

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は9,319億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,108億円で、自己資本比率は49.3%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月6,5572,6313,92636.9
2013年12月6,5662,7563,81038.6
2014年12月7,0202,6834,33735.0
2015年12月7,0102,9564,05438.8
2016年12月7,0393,0294,01039.6
2017年12月7,4733,4574,01642.3
2018年12月7,2893,4263,86342.9
2019年12月7,2813,5843,69744.9
2020年12月7,1443,6243,52046.3
2021年12月7,5743,8223,75245.2
2022年12月7,5804,0793,50148.0
2023年12月8,0204,4613,55949.9
2024年12月8,6514,6054,04647.6
2025年12月9,3195,1084,21149.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
1,638億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
4,066億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
160億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,211億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中39位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中89位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.3%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.4%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,814で、1年前と比べて+12.6%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥3,814+0.2%1ヶ月+17.0%1年+12.6%時価総額8,402億円
過去52週の値幅
安値¥2,835.5高値¥3,873

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PER (会社予想)17.7倍
PBR1.59倍
配当利回り1.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に3612円と、1ヶ月で9.36%上昇し、52週高値3721円に接近。25日線(3457.72円)を約4.5%上回り、75日線(3259.44円)からも明確に乖離。52週安値2835.5円からは約27%上。RSIは67.35とやや過熱感があるが、上昇トレンドは継続。出来高は8月5日に145万株と増加し、買い意欲の強さを示した。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは16.72倍と業界平均28.53倍を下回り、割安感がある。PBRは1.49倍で業界平均1.63倍とほぼ同水準。配当利回りは1.68%と業界平均2.23%を下回り、利回り面では見劣りするが、ROEは9.4%と安定的。食料品業界は景気敏感度が低く、収益の安定性を考慮すると現状の評価は妥当と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍28.6倍
PER (予想)17.7倍
PBR1.59倍1.63倍
ROE9.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内需要は成熟しつつあるが、値上げ効果とシェア拡大で増収増益を維持。強気派はブランド力と商品開発力による競争優位を評価し、海外展開やM&Aによる成長可能性を指摘する。弱気派は原材料価格の高止まりと人口減少による市場縮小を懸念し、値上げによる需要減リスクを挙げる。

プラスに働く材料7
  • ブランド力の強さ

    ランチパックなどロングセラー商品が多数ある

  • 値上げ効果の顕在化

    2024年12月期は増収増益で営業利益率4.17%

  • 安定した配当

    1.69%の利回りで株主還元を継続

  • 営業利益611億円と前期比17.7%増益通年影響

    営業利益519億円→611億円、+92億円、売上高も12445億円→13114億円

  • 営業利益率4.66%と0.49pt改善通年影響

    営業利益率4.17%→4.66%へ改善、収益構造の向上が評価

  • 純利益409億円と増益通年影響

    純利益360億円→409億円、+13.6%、EPS成長で増益基調

  • フォワードPER16.4倍と相対的な割安感決算発表後影響

    現行PER16.61倍、予想16.4倍へ小幅改善、増益継続で下値不安払拭

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟

    国内パン市場は人口減少で縮小傾向

  • 原材料コスト上昇

    小麦粉や原油など上昇が利益を圧迫する可能性

  • 競争激化

    コンビニや他社のPB製品がシェアを奪う

  • 営業利益率4.66%は食品大手で低位通年影響

    売上高13114億円に対し営業利益611億円、4.66%は競合と比べ低い

  • ROE9.4%と資本効率の低さ継続影響

    ROE9.4%、PBR1.48倍、資本効率改善がなければ株価の上値は重い

  • 配当利回り1.69%と見劣り通年影響

    配当利回り1.69%と低く、株主還元の増額がないと売り材料

  • 外国人保有14.12%と需給細り不定影響

    外国人保有比率14.12%と低め、パッシブ除く実需の買いが入りにくい

次の決算で確かめる点
販売数量
値上げによる需要減がないか確認
原材料費率
コスト変動が利益に与える影響
シェア
競争環境下での地位維持を確認
海外売上高
国内市場以外の成長の芽

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは1.57%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
1.57%
いまの株価に対して
配当性向
39.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1826.8
2017年12月2327.828.3
2018年12月20−13.035.3
2019年12月200.033.4
2020年12月2210.063.9
2021年12月220.047.8
2022年12月220.041.3
2023年12月2513.622.4
2024年12月4580.030.8
2025年12月6033.339.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ17,040人。区分でいちばん多いのは事業法人35.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.2%を占め、残る39.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人40.840.039.438.236.235.6
金融機関28.928.326.827.724.924.6
個人・その他16.820.222.120.824.324.3
外国法人11.39.09.611.612.214.1
自己株式1.33.45.36.59.710.3
証券会社2.12.52.21.82.51.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01飯島興産株式会社8.52
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.90
03公益財団法人飯島藤十郎記念食品科学振興財団5.67
04株式会社日清製粉グループ本社5.02
05三菱商事株式会社4.47
06丸紅株式会社3.71
07明治安田生命保険相互会社2.95
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.65
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)1.81
10株式会社三井住友銀行1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-22
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    5.46%
    +1.09pt
  • 2026-04-07
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    4.37%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+321%、1株純資産は14期で+111%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月491,1014.619.643.2
2013年12月521,1544.620.946.5
2014年12月551,1204.827.145.8
2015年12月511,2414.354.138.0
2016年12月831,2706.627.326.8
2017年12月1141,4418.419.228.3
2018年12月621,4404.337.135.3
2019年12月641,5054.330.633.4
2020年12月321,5202.153.963.9
2021年12月491,6103.131.447.8
2022年12月591,7433.526.641.3
2023年12月1461,9437.922.022.4
2024年12月1792,0728.916.530.8
2025年12月2072,3289.415.939.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2025/12期の役員報酬は総額796百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢
飯島延浩代表取締役社長85
飯島幹雄代表取締役副社長 営業部門、総務、人事担当60
横濱通雄専務取締役 経理、財務担当82
会田正久専務取締役 総務、総合クリエイション センター担当 総務本部長兼社史編纂室長82
犬塚勇専務取締役 営業担当 営業統括本部長63
関根治専務取締役 広域流通営業担当78
吉田谷良一専務取締役 生産、食品安全衛生管理、中央研究所担当 生産統括本部長72
酒井光政常務取締役 生産(和洋菓子)担当72
吉田修康常務取締役 人事担当53
島田秀男取締役74
畑江敬子取締役85
佐藤健司取締役 常勤監査等委員72
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
松田道弘取締役 常勤監査等委員82
齋藤昌男取締役 監査等委員88
馬場久萬男取締役 監査等委員88
藤瀨裕司取締役 監査等委員64

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1050814265165
社外取締役5961611222
取締役(社内)12843333

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,603字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社57社及び関連会社4社で構成され、主な事業内容と各事業における当社グループ各社の位置付けは次のとおりであります。 (1) 食  品  事  業 (パン、和・洋菓子、調理パン・米飯類、製菓・米菓等の製造販売) パン、和・洋菓子は、当社をはじめ㈱YKベーキングカンパニー、㈱イケダパン、㈱サンキムラヤ、㈱高知ヤマザキ、㈱スリーエスフーズなどが製造し、自社業態店、量販店、コンビニエンスストアその他の販売店に販売しております。ベーカリー事業につきましては、当社、㈱ヴイ・ディー・エフ・サンロイヤルなどがパン用冷凍生地などのベーカリー製品を製造販売するとともに、㈱ヤマザキをはじめグループ各社が直営店を経営しパン、和・洋菓子の店内製造小売を行っております。また、㈱サンミックスがグループ各社向けにプレミックスを開発・製造販売しております。なお、㈱ヴィ・ド・フランスがベーカリーカフェを多店舗展開しております。 調理パン・米飯類は、㈱サンデリカをはじめ㈱イケダパンなどグループ各社がサンドイッチ、弁当、おにぎりなどを製造販売しております。また、大徳食品㈱が麺類を製造販売しております。 製菓は、ヤマザキビスケット㈱及び㈱東ハトがビスケット、スナックなどを製造販売しております。また、米菓は、㈱末広製菓及び秋田いなふく米菓㈱があられ、煎餅などを製造し、主として当社が販売しております。 ㈱不二家が菓子及び洋菓子の製造販売を行っており、「カントリーマアム」、「ミルキー」、「ルック」などの菓子類を製造販売するとともに、洋菓子専門店をチェーン展開し、ケーキ、デザートなどの洋菓子を製造販売しております。また、B-Rサーティワンアイスクリーム㈱がアイスクリームを製造販売しております。 持分法適用関連会社の日糧製パン㈱が、北海道においてパン、和・洋菓子、米飯類等の製造販売を行っております。 海外では、米国において、ヴィ・ド・フランス・ヤマザキ,Inc.がパン用冷凍生地などのベーカリー製品を製造販売するとともにベーカリーカフェを展開しており、ベイクワイズ ブランズ,Inc.が包装ベーグルを製造販売し、トム キャット ベーカリー,Inc.がアルチザン・ブレッドを製造販売しております。また、台湾山崎股份有限公司、香港山崎麺飽有限公司、タイ ヤマザキ Co.,Ltd.、フォーリーブズ PTE.Ltd.などが、東南アジアの各地でベーカリーを経営しております。また、PT.ヤマザキ インドネシアがインドネシアにおいてパン、和・洋菓子等の製造販売を行っております。 (2) 流  通  事  業 (コンビニエンスストア事業、食品スーパーマーケットの経営) 当社のデイリーヤマザキ事業統括本部がフランチャイズ方式によるコンビニエンスストア事業を行っており、また、㈱スーパーヤマザキが食品スーパーマーケットを経営しております。なお、これらの店舗では、当社グループの製品を仕入れて販売しております。 (3) そ  の  他  事  業 (物流事業、食品製造設備の設計、監理及び工事の請負、事務受託業務、損害保険代理業、食品製造機械器具の洗浄剤の製造販売等) ㈱ヤマザキ物流及び㈱サンロジスティックスがパン、和・洋菓子等の工場・営業所間輸送及び得意先への配送等の物流事業を行っております。㈱ヤマザキエンジニアリングが当社グループで使用する食品製造機器の設計、監理及び工事の請負などの事業を行っており、㈱ヤマザキが損害保険代理業を行っております。また、㈱ヤマザキクリーンサービスが当社グループで使用する食品製造機械器具の洗浄剤の製造販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (→は製品の販売、サービスの提供、◎は連結子会社、○は持分法適用関連会社を表す。)
経営方針・対処すべき課題4,087字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来一貫して、良品廉価・顧客本位、製品をもって世に問うというヤマザキの精神を具現化すべく、今日到達しうるベストクオリティー・ベストサービスを追求することをめざし、パン、和・洋菓子、製菓類、調理パン・米飯類の製造販売事業に携わり、常に積極果敢に技術革新に取り組み、高品質な製品を全国各地に安定的に供給することを通じて社会の負託に応え、業績の向上につとめてまいりました。 また、当社グループは、西暦2000年以来、特に「食の安全・安心」を社会の要請と積極的に受けとめ、徹底した食品安全衛生管理体制の確立をはかり、さらに、食品安全衛生管理体制の上に築き上げる事業経営手法として、部門別製品施策、営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を取り上げ、積極的に部門別製品開発、技術開発に取り組み、お客様に喜ばれる製品とサービスの提供に万全を期してまいりました。 今般、当社は、21世紀の事業環境と社会の変化に対応するため、「企業経営を通じて社会の進展と文化の向上に寄与することを使命とし、自主独立の協力体制を作り、もって使命達成に邁進する」という顧客本位の精神で、潜在需要に着目しイノベーション(技術革新)によって需要を創造するという、前向き積極的なピーター・ドラッカー博士の経営理論に導かれる山崎製パン株式会社の「経営基本方針(綱領および具体方針)」を改めて高く掲げると同時に、これを補完するものとして、「ヤマザキパンの中に神のみこころにかなう会社の実現を期す」という飯島藤十郎社主の祈りに導かれ、「日々、お取引先からご注文いただいた品は、どんな試練や困難に出会うことがあっても、良品廉価・顧客本位の精神でその品を製造し、お取引先を通してお客様に提供する」という、新しいヤマザキの精神に導かれ、科学的根拠の上に立った食品安全衛生管理体制の上に築き上げる科学的・合理的・効率的な事業経営手法として、「いのちの道」の教えに従ったすべての仕事を種蒔きの仕事から開始する部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を実践、実行、実証することで、新しい価値と新しい需要を創造し、社会の負託に応え社業を前進させることを21世紀のヤマザキの経営方針といたします。 事業経営の具体的遂行に当たっては、経営陣、管理職は、本物の5S・全員参加の5Sとピーター・ドラッカー博士の5つの質問を連動させる「2本立ての5S」を行うとともに、「いのちの道」の教えに従った部門別製品施策・営業戦略をピーター・ドラッカー博士の5つの質問と連動させ、「私たちの使命は何ですか」(What is our mission?)と問うだけでなく「私の使命は何ですか」(What is my mission?)と問い、生産部門・営業部門一体となった業務を推進するとともに、内部管理体制を充実・強化して、各部門毎の自主独立の協力体制を構築いたします。また、「良品廉価・顧客本位の精神で品質と製品、サービスをもって世に問う」というヤマザキの精神と「知恵と知識によって変化に挑戦し、新しい価値と新しい需要を創造する」という「いのちの道」を導く言葉によって日々の仕事の実践、実行、実証に励み、業績の着実な向上を期してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、積極的な設備投資を継続するとともに、財務基盤の安定、収益性の改善、資本効率の向上に取り組んでまいります。具体的には業界における競合に耐え抜くことに重点を置きつつ、連結売上高経常利益率4%以上の達成を経営目標とするとともに、連結ROEを重要な経営指標として位置付け、10%以上の達成を経営指標として効率的な事業経営に取り組んでまいります。また、株主還元に関しましては、連結配当性向30%を目標に安定した配当を継続することを基本方針としております。今後も収益の向上を通じて増配をめざすとともに、自己株式取得を機動的に行ってまいります。 (3) 食品安全衛生管理体制の強化 当社グループは、従来から全社的組織で取り組んでおります細菌面における食品衛生管理システム、表示の適正管理システムに加え、AIB(American Institute of Baking)の「国際検査統合基準」に基づく教育指導・監査システムを活用し、異物混入防止対策を含む科学的根拠の上に立った総合的な食品安全衛生管理体制を整備し運用しております。当社グループは、一般社団法人日本パン技術研究所によるAIBフードセーフティ監査を受けるとともに、自主監査によって各工場の食品安全衛生管理体制の充実強化をはかっております。また、当社の食品衛生管理センターが要注意製品群を定め、定期的な製品の市場買付による細菌検査を通じて安全性の検証を行うとともに、当社の食品安全衛生管理本部の食品衛生管理課が専任の部署として、製品表示のチェックシステムにより原材料の成分管理やアレルゲン表示管理を含め製品表示の管理徹底をはかっております。 今後、なお一層、食品安全衛生管理体制の強化につとめてまいる所存でございます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しといたしましては、わが国経済は、所得環境の改善が進み、個人消費が持ち直しに向かうなど、景気は緩やかに回復していくことが期待されますが、当業界におきましては、継続する物価上昇によりお客様の生活防衛意識が一段と強まり、節約志向や低価格志向が続くとともに、鶏卵や油脂、包材の高止まりなど原材料価格の上昇に加え、人件費等の上昇が予測され、厳しい経営環境になるものと思われます。また、小売事業につきましても、人件費等のコスト上昇もあり、厳しい経営環境になるものと思われます。 このような状況下にありまして、当社グループは、引き続き「いのちの道」の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始する営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を推進し、新たな技術を活用した品質向上に取り組むとともに、2極化・3極化戦略によって変化するお客様のニーズに対応した隙のない製品開発を推進し、新しい価値の創造に取り組んでまいります。また、2本立ての労働安全衛生管理体制の整備・充実強化をして働く職場の安全安心の実現にも取り組み、着実な業績向上をはかってまいります。 また、デイリーヤマザキやフレッシュベーカリーの小売事業につきましては、小売事業業績改善プロジェクトにおいて、日次管理・週次管理・時間管理の経営手法を徹底し、日々の仕事の精度向上をはかるとともに、小売事業本部内の戦略製品・戦略商品開発推進チームと連携した競争力のある商品開発を推進し、業績向上をめざしてまいります。 食パンは、11月に「ダブルソフト」に導入した新しい品質改善技術を、2026年1月から主力の「ロイヤルブレッド」に活用し、品質訴求や売り場づくりの推進により更なる取扱店数の拡大をはかるとともに、この技術を「モーニングスター」などの低価格製品やサンドイッチ用食パンにも活用してまいります。また、「ダブルソフト」については3枚入り、2枚入りに加え、健康志向製品の「ダブルソフト 全粒粉入り」と併せた売り場づくりを推進し、売上拡大をはかってまいります。 菓子パンは、コッペパンや「ミニスナックゴールド」など主力製品において、新しい技術による品質向上をはかるとともに、2極化・3極化に対応した製品開発を推進してまいります。また、ランチパックについて新しい技術により食材食パンの品質向上をはかり、価格帯別のラインアップの充実をはかるとともに、薄皮シリーズについては生地の品質向上や具材感の向上により売上回復をはかってまいります。 和菓子は、新規製法の餡を活用し、品質訴求により串団子や大福、饅頭の取扱店数の拡大をはかってまいります。また、蒸しパンの主力製品「北海道チーズ蒸しケーキ」に新しい技術を活用して品質向上をはかるとともに、チルド和菓子や2極化・3極化に対応した製品開発を推進し、売上拡大をはかってまいります。 洋菓子は、主力の2個入り生ケーキの新規技術による品質向上に加え、プレミアムスイーツや「イチゴスペシャル」、「ダブルロール」の取扱店数の拡大をはかってまいります。引き続き新規技術の活用による生地の品質改善やクリームの風味向上に取り組むとともに、コンビニエンスストア向け製品についてチェーン毎に隙のない価格対応を強化し、売上拡大をはかってまいります。 調理パン・米飯類は、新しい技術を活用した食材食パンによるサンドイッチの開発やおにぎりの品揃えの強化をはかるとともに、コンビニエンスストアチェーンや量販店向けの製品開発を推進し、売上拡大をはかってまいります。 製菓・米菓・その他商品類は、グループ各社の特徴ある製品群を活用した部門別のブランド戦略を推進し売上拡大をはかってまいります。 デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、「いのちの道」の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始し、運営・商品が一体となって、オリジナル商品の開発に取り組むとともに、戦略製品・戦略商品開発推進チームと連携してヤマザキの技術を最大限活用した競争力のある商品開発を推進してまいります。また、松戸・杉並ドミナントプロジェクトの取組みを大阪ドミナントに拡大し、大阪エリアの工場と連携してデイリーホットを中心に収益改善に取り組むとともに、既存店の改装によるデイリーホットを中心としたヤマザキらしい店づくりを推進して1店1店の売上向上と収益改善をはかり、業績回復をめざしてまいります。
事業等のリスク3,665字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 食品安全衛生 近年、食品業界におきましては、原材料や製品の消費又は賞味期限管理の問題、製品の規格や農畜水産物の産地の偽装、輸入食品の安全対策等、食品の品質、安全性に関わる問題が発生しております。当社グループは、製品の安全性確保と今後発生が予見されるリスクへの予防措置を講ずる目的から、当社本社内に食品安全衛生管理本部を設置し、下部組織として食品衛生管理センター(微生物、表示業務)、食品品質管理部(異物混入防止業務)、お客様相談室を設け、更に各工場において食品衛生管理センター分室(微生物、表示業務)、食品品質管理センター分室(異物混入防止業務)を設置するとともに、生産統括次長を委員長とする食品衛生委員会を設け、日々の管理の万全を期しております。さらに、中央検査室において、食品衛生事故の防止のための研究をいたしておりますが、社会全般にわたる品質問題等、上記の取組みの範囲を超えた事象が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 食品安全衛生へのリスクに対応するため、微生物に関する安全性確保の手段としてHACCPに基づく衛生管理を行い、JFS-B規格を取得し、当社グループの各工場において日々の細菌検査による衛生管理を検証するとともに、本社食品衛生管理センターにおいて要注意製品を定めて各工場毎に月次で市場買付による細菌検査を実施、全工場の衛生管理体制の検証を行っています。さらに、異物混入防止対策としてAIB(American Institute of Baking)の「国際検査統合基準」による指導・監査システムを導入し、関係会社を含む全工場に管理を徹底するとともに順次監査を実施しております。また、表示に関しましては、当社及びグループ各社が発売する製品について、食品衛生管理センターの表示確認決定システムにより管理を徹底しております。 (2) 原材料の調達及び価格高騰 当社グループの食品事業の主要原料は、小麦粉、砂糖、油脂等農産物の一次加工品であり、また、卵、レーズン、苺等の農産物も原料として多量に使用しております。これらは生産地域の地球温暖化などの影響に伴う異常気象等による収穫量の減少や消費量の急激な増加のために需給が逼迫することがあり、また、投機資金の流入によって穀物等の国際相場が攪乱されることがあります。特に、輸入原料の場合は紛争発生や感染性疾病の流行により特定地域からの輸入が停止される可能性があります。また、原油価格の上昇等により、軽油、重油等の燃料や石油製品である包装材料、容器類の価格上昇が生じる可能性があります。 当社グループでは、調達先の多様化によるリスク分散や市場原理に沿った様々な対応策を講じておりますが、突発的事情により原材料の安定的調達ができなくなった場合、又は仕入価格が高騰した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 原材料の調達及び価格高騰へのリスクに対応するため、この様なリスクは常に発生する可能性があるとの認識を持ち、原材料に係る情報の積極的な収集に努めるとともに、複数社による調達、国や産地の分散化、代替原材料の検討、諸外国との経済連携協定等の活用、生産販売部門との情報の共有などにより、サプライチェーンとの信頼関係の下、コストの削減及び安定供給に努めております。 (3) 自然災害 当社グループは、生産拠点として国内外に多数の工場を有しており、地震や台風等の自然災害が発生し、重大な被害を受けた工場が操業停止となった場合、当該工場の生産分を他の複数工場の増産とグループ会社を含めた自社物流網を活用して緊急的に製品を供給し事業継続する体制を構築しておりますが、万一、当社グループの危機管理対策の想定範囲を超えた大規模な災害が発生した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、地震や洪水等の自然災害時において、ライフラインが停止した状況でも直ぐに利用できるパンや米飯・調理パンは緊急食糧に適しており、多くの場合被災地の自治体から緊急食糧の供給要請があります。当社は緊急食糧の供給を含め、安定した食料供給は食品企業としての当社の社会的使命と考え、過去に発生いたしました阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などの大規模自然災害に際しましてもグループの総力を上げて対応してまいりました。 今後も自然災害に際し、直ちに本社および被災地に緊急対策本部を設置し、被災地の道路状況の速やかな把握等により、生産体制及び配送体制を状況に応じて再編し、損失の発生抑制に努めるとともに、本社支援チームの速やかな現地派遣等により連携して早期復旧にあたる体制の強化、災害時通信網の整備、非常用発電装置の配備、情報システム2拠点化など、自然災害へ対応する事業継続体制整備へ向けて、さらに精度を上げた取り組みを推進してまいります。 (4) 取引先の経営破綻 当社グループは、各社が連携して調査機関や業界からの情報収集に基づき取引先の与信管理を徹底し、債権保全に万全を期しておりますが、当社グループの主要な得意先である広域営業の量販店、コンビニエンスストアチェーンにつきましては、取引金額が多額であることもあり、万一、経営破綻が発生し売掛債権が回収不能になった場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 取引先の経営破綻のリスクに対応するため、債権管理システムを活用した入金遅延情報の早期把握や、店頭情報及び同業他社からの情報収集の強化を図り、経営破綻の兆候を発見するとともに、信用調査を定期的に実施し、支払条件の短縮及び保証金預りの交渉等の対策により、売掛債権の回収不能防止に取り組んでおります。 (5) 退職給付費用及び債務 当社グループの退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算定されておりますが、前提条件が変更され数理計算差異が発生した場合や企業年金基金の運用成績が著しく悪化した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 退職給付費用及び債務のリスクに対応するため、年金資産運用の情報収集を行うとともに、年金資産運用受託機関からの詳細な情報を得て運用状況の改善に努めております。 (6) 海外事業 当社グループは、海外10ヶ国・地域において現地法人19社を有し、17ヶ所の製パン等の工場を運営するとともに、当社独自の冷凍生地技術を活用して257店のベーカリーを展開しております。海外事業のリスクとしては、次のような事業展開地域の政治、経済、社会情勢の変化等に起因する事業上の不利益要因が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ①予期しない法的規制・制度の変更(外資規制、営業許可制度、関税・輸出入規制等) ②他社による類似商標、看板の使用等、知的財産権の侵害 ③自然災害、紛争、テロの発生 ④為替・金利変動 なお、為替変動のリスクについては、海外子会社の資金調達における金利負担軽減のため、親会社である当社から直接貸付を行う場合があり、為替の変動によって業績に影響を及ぼす可能性があります。 海外事業のリスクに対応するため、当該政府、金融機関、監査法人、弁護士等から情報収集を行い、予防、回避に努めております。上記のリスクが発生した場合に備え、事業の継続を念頭に対応策を早期に検討し実施する体制を構築しております。また、紛争、テロ等が発生した場合は従業員とその家族の安全確保を第一とし、状況により出向者及び家族の一時退避等の対策を実施いたします。 (7) 情報セキュリティ 当社グループは、事業活動においてITシステムを幅広く活用しております。このため、サイバー攻撃やシステム運用上のトラブル等によって、ITシステムの停止や重要情報の漏洩・喪失が発生した場合には、事業の中断、損害賠償請求、セキュリティ対策費用の増加等により、事業及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 上記のリスクに対応するため、当社グループは、基幹系システム等の重要システムを堅牢性の高いデータセンターで管理しており、外部からのサイバー攻撃に対する多層的な防御・監視を24時間365日体制で運用しております。データセンター内のITシステムは二重化しており、非常時はバックアップシステムに切り替えることにより事業を継続可能な構成としております。また、サイバー攻撃やシステム運用上のトラブル等によって発生しうる損害賠償に対応するため「サイバー保険」に加入しております。
経営成績の分析 (MD&A)11,873字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当期におけるわが国の一般経済環境は、所得環境の改善が進み、個人消費に持ち直しの動きがみられるとともに、堅調なインバウンド需要に支えられ、景気は緩やかな回復基調で推移しました。 当業界におきましては、物価上昇に賃金の伸びが追い付かずに消費マインドが低迷し、お客様の節約志向や低価格志向が続くとともに、鳥インフルエンザの影響による鶏卵の高騰に加え、油脂、包材等の原材料価格の上昇や人件費、物流費等の上昇もあり、厳しい経営環境となりました。また、コンビニエンスストアやフレッシュベーカリーの小売事業につきましては、インバウンドの増加もあり売上回復が続きましたものの、人件費等のコスト上昇もあり、厳しい経営環境となりました。 このような情勢下にありまして、当社グループは、「いのちの道」の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始する営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を推進し、主力製品の品質向上をはかるとともに、2極化・3極化戦略によって低価格製品を充実する一方で、女性製品開発担当者を中心に付加価値を付けた製品開発に取り組むなど、変化するお客様のニーズに対応した隙のない製品開発を推進しました。前期、新規技術を導入して大幅な品質改善を実現しお客様の支持を得た「ダブルソフト」の技術を最大限活用し、1月から主力の「ロイヤルブレッド」に導入して業績向上への推進力とするとともに、この技術を菓子パン、和菓子、洋菓子にも活用し、品質訴求による売上拡大をはかりました。また、1月1日出荷分から実施した、一部の食パン、菓子パン、和菓子、洋菓子製品の価格改定につきましては、対象製品の品質向上や規格の充実に加え、下支え製品の充実などお客様のニーズに丁寧に対応するとともに、「春のパンまつり」等のキャンペーンを活用し販売数量の拡大をはかりました。 また、当社は、労働安全衛生管理体制の充実強化を推進し、労働安全衛生推進基本会議を毎月開催して経営陣、本社各部・各工場が一体となって、夏場の従業員の熱中症対策を含む労働安全衛生に関する問題課題の解決に取り組みました。安全日誌を活用して従業員によるチョコ停・トラブル、ヒヤリハット等の情報を日次・週次・月次で管理し改善を進めるとともに、本社各部・各工場における機械設備のリスクアセスメントによるリスクの排除・低減に加え、管理・監督職が責任をもって日々の安全パトロールや安全教育を実施する、2本立ての労働安全衛生管理体制の整備・充実強化をはかり、業績向上対策とともに働く職場の安全安心の実現に取り組みました。 デイリーヤマザキやフレッシュベーカリーの小売事業につきましては、小売事業業績改善プロジェクトにおいて、日次管理・週次管理・時間管理の経営手法により、問題課題を正確に把握して原因を追究し対応策を推進するなど、日々の仕事の精度向上をはかりました。また、小売事業本部内の戦略製品・戦略商品開発推進チームと連携し、新規技術により品質向上をはかった冷凍生地を活用し女性製品開発担当者の感性を活かした競争力のある商品開発を推進するなど、業績向上をはかりました。 当期の連結業績につきましては、売上高は1兆3,114億30百万円(対前連結会計年度比105.4%)、営業利益は611億41百万円(対前連結会計年度比117.9%)、経常利益は643億14百万円(対前連結会計年度比114.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は408億93百万円(対前連結会計年度比113.5%)となりました。パン類を中心に新規技術を活用して品質向上をはかったこともあり、山崎製パン㈱単体の業績が好調に推移したことに加え、連結子会社の業績も好調に推移し、増収増益を達成しました。 前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   比較増減 金額(百万円)   金額(百万円)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 売  上  高   1,244,488   1,311,430   66,942   105.4 営 業 利 益   51,873   61,141   9,267   117.9 経 常 利 益   56,305   64,314   8,009   114.2 親会社株主に帰属 する当期純利益   36,015   40,893   4,877   113.5 セグメント別の業績は次のとおりであります。 〔食品事業〕 a 食パン部門(売上高1,182億87百万円、対前連結会計年度比103.7%) 食パンは、1月に新規技術により品質向上をはかった主力の「ロイヤルブレッド」が伸長するとともに、この技術を活用したチェーンオリジナル対応を含む低価格製品やサンドイッチ用食パンが好調に推移しました。さらに、「ダブルソフト」に新たな技術を活用して品質向上をはかり、11月からリニューアル発売して売上拡大をはかったこともあり、前期の売上を上回りました。 b 菓子パン部門(売上高4,846億74百万円、対前連結会計年度比104.3%) 菓子パンは、「まるごとソーセージ」やランチパック、「アップルパイ」等の主力菓子パンが伸長するとともに、ヤマザキ菓子パンやペストリーの「ずっしり」シリーズ、「ドーナツステーション」等の低価格製品が伸長しました。さらに、ヤマザキの技術を積極的に活用した㈱YKベーキングカンパニーの売上が好調に推移し、前期の売上を大きく上回りました。 c 和菓子部門(売上高813億33百万円、対前連結会計年度比106.1%) 和菓子は、串団子や大福、饅頭が好調に推移するとともに、新規技術により品質向上をはかったホットケーキや「やまざき蒸しパン」、中華まんが好調に推移しました。さらに、チルド製品の「雪どら」シリーズが売上に寄与し、前期の売上を上回りました。 d 洋菓子部門(売上高1,632億9百万円、対前連結会計年度比103.8%) 洋菓子は、主力の2個入り生ケーキが堅調に推移するとともに、「イチゴスペシャル」や「ダブルロール」、「ふんわりワッフル」など新規技術により品質向上をはかった製品が伸長しました。さらに、コンビニエンスストア向け製品が好調に推移し、前期の売上を上回りました。 e 調理パン・米飯類部門(売上高1,731億79百万円、対前連結会計年度比109.6%) 調理パン・米飯類は、おにぎりやサンドイッチが伸長するとともに、㈱サンデリカにおいて主要取引先であるコンビニエンスストアチェーンとの取引が増加したことに加え、大徳食品㈱においてヤマザキの技術により麺の品質向上をはかった調理麺が好調に推移し、前期の売上を上回りました。 f 製菓・米菓・その他商品類部門(売上高1,952億56百万円、対前連結会計年度比106.9%) 製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家の「カントリーマアム」や「ホームパイ」が大きく伸長するとともに、ヤマザキビスケット㈱の「チップスター」や㈱東ハトの「キャラメルコーン」等のスナック製品が伸長したこともあり、前期の売上を上回りました。 以上の結果、食品事業の売上高は1兆2,159億40百万円(対前連結会計年度比105.4%)、営業利益は584億48百万円(対前連結会計年度比117.4%)となりました。 [食品事業 前期比較] 前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 売  上  高   1,153,504   1,215,940   62,435   105.4 営 業 利 益   49,796   58,448   8,652   117.4 〔流通事業〕 デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、「いのちの道」の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始し、運営・商品が一体となって、お客様のニーズに合ったオリジナル商品の開発に取り組むとともに、戦略製品・戦略商品開発推進チームと連携した競争力のある商品開発や新規技術による冷凍生地を活用したデイリーホットの品質向上をはかり、お客様に喜ばれるヤマザキ独自のコンビニエンスストアチェーンをめざしました。また、松戸・杉並ドミナントプロジェクトにおける成功事例を活用し、デイリーホットを中心に収益改善をはかるとともに、各工場と連携した売り場づくりや店舗改装によるヤマザキらしい店づくりに取り組むなど、1店1店の収益改善をはかりました。この結果、当期は、チェーン全店売上高、営業総収入が直営店の売上増もあり前期を上回るとともに、値入率の管理が進み利益も改善してまいりました。 なお、当連結会計年度末の店舗数は、「デイリーヤマザキ」998店(6店減)、「ニューヤマザキデイリーストア」244店(33店減)、「ヤマザキデイリーストアー」9店(増減なし)、総店舗数1,251店(39店減)となりました。 以上の結果、流通事業の売上高は797億90百万円(対前連結会計年度比104.7%)、営業損失は8億84百万円(前連結会計年度は12億35百万円の営業損失)となりました。 [流通事業 前期比較] 前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 売  上  高   76,200   79,790   3,590   104.7 営 業 利 益   △1,235   △884   351   - 〔その他事業〕 その他事業につきましては、売上高は156億99百万円(対前連結会計年度比106.2%)、営業利益は33億51百万円(対前連結会計年度比111.1%)となりました。 [その他事業 前期比較] 前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 売  上  高   14,783   15,699   916   106.2 営 業 利 益   3,017   3,351   333   111.1 ②財政状態の状況 当連結会計年度末の資産合計は9,318億78百万円で、前連結会計年度末に比べ667億73百万円増加しました。 当連結会計年度末の負債合計は4,210億50百万円で、前連結会計年度末に比べ164億32百万円増加しました。 当連結会計年度末の純資産合計は5,108億28百万円で、前連結会計年度末に比べ503億41百万円増加しました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は1,554億23百万円となり、前連結会計年度に対しては94億84百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益615億69百万円に加え、減価償却費436億44百万円などにより788億70百万円のプラスとなりました。前連結会計年度に対しては48億95百万円収入が増加しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより558億59百万円のマイナスとなり、前連結会計年度に対しては123億67百万円支出が増加しました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払などにより141億26百万円のマイナスとなりましたが、前連結会計年度に対しては9億11百万円支出が減少しました。 前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   増  減 金額(百万円)   金額(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   73,974   78,870   4,895 投資活動によるキャッシュ・フロー   △43,492   △55,859   △12,367 財務活動によるキャッシュ・フロー   △15,038   △14,126   911 現金及び現金同等物に係る換算差額   308   600   291 現金及び現金同等物の増減額 (△は減少)   15,753   9,484   △6,268 現金及び現金同等物の期首残高   129,582   145,939   16,357 新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額   604   -   △604 現金及び現金同等物の期末残高   145,939   155,423   9,484 ④生産、受注及び販売の状況 a 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 食品事業   1,064,440   1,121,230   56,790   105.3 その他事業   117   101   △15   86.6 合計   1,064,557   1,121,332   56,774   105.3 b 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 金額(百万円)   金額(百万円) 食品事業   55,715   56,351   635   101.1 流通事業   31,273   32,108   834   102.7 合計   86,989   88,459   1,470   101.7 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 c 受注状況 当社グループの食品事業における製品は特に鮮度が重要視されますので、取引先からの日々の注文により生産しておりますが、納入時間の関係上受注締切以前に見込数で生産を開始し、最終的に生産数量の調整を行う受注方式であり、翌日繰越受注残はありません。 d 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント の名称   区分   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日)   比較増減 金額(百万円)   金額(百万円)   前年同期差(百万円)   前年同期比(%) 食品事業   食パン   114,088   118,287   4,199   103.7 菓子パン   464,844   484,674   19,829   104.3 和菓子   76,627   81,333   4,705   106.1 洋菓子   157,251   163,209   5,957   103.8 調理パン・ 米飯類   158,022   173,179   15,156   109.6 製菓・米菓・ その他商品類   182,670   195,256   12,585   106.9 食品事業計   1,153,504   1,215,940   62,435   105.4 流通事業       76,200   79,790   3,590   104.7 その他事業       14,783   15,699   916   106.2 合計   1,244,488   1,311,430   66,942   105.4 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 a 貸倒引当金 当社グループは、貸倒懸念債権等特定の債権について個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しておりますが、将来、顧客の財政状態が悪化し支払能力が低下した場合は、引当金の追加計上が必要となる可能性があります。 b 投資有価証券の減損処理 当社グループは、投資有価証券を所有しておりますが、その価値が50%以上下落した場合及び2ヶ年以上継続して30%から50%下落している場合は、減損処理を実施しております。将来の市況悪化や投資先の業績不振等によっては、更に減損処理が必要となる可能性があります。 c 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産については、将来の課税所得の見込み及び税務計画に基づき、回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております。なお、既に計上した繰延税金資産については、その実現可能性について毎期検討し、内容の見直しを行なっておりますが、将来の課税所得の見込みの変化やその他の要因に基づき繰延税金資産の実現可能性の評価が変更された場合、繰延税金資産の取崩又は追加計上により親会社株主に帰属する当期純利益が変動する可能性があります。 d 退職給付費用及び債務 退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいて死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率等が含まれます。当社及び国内子会社の年金制度においては、割引率は優良社債の利回りに基づき、長期期待運用収益率については年金資産の過去の運用実績等に基づき決定しております。 実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は将来にわたって規則的に認識されるため、将来の期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グル-プの当連結会計年度の経営成績は、売上高は1兆3,114億30百万円(前連結会計年度比5.4%増)で、「いのちの道」の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始する営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略を推進するとともに、ダブルソフトの新規技術を菓子パンや和菓子、洋菓子にも活用し、品質訴求をはかったことに加え、1月から実施した価格改定につきましては、対象製品の品質向上や規格の充実をはかった事で、菓子パンを中心に好調に推移しました。また、関係会社の業績も改善され、前連結会計年度を上回りました。営業利益は611億41百万円(前連結会計年度比17.9%増)、経常利益は643億14百万円(前連結会計年度比14.2%増)で増収に加え、人件費率や販売コストの減少もあり、営業利益、経常利益ともに増益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益も、408億93百万円(前連結会計年度比13.5%増)で、前連結会計年度を上回りました。 当社グループは、引き続き「いのちの道」の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始する営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を推進し、新たな技術を活用した品質向上に取り組むとともに、2極化・3極化戦略によって変化するお客様のニーズに対応した隙のない製品開発を推進し、新しい価値の創造に取り組んでまいります。また、2本立ての労働安全衛生管理体制の整備・充実強化をして働く職場の安全安心の実現にも取り組み、着実な業績向上をはかってまいります。 また、デイリーヤマザキやフレッシュベーカリーの小売事業につきましては、小売事業業績改善プロジェクトにおいて、日次管理・週次管理・時間管理の経営手法を徹底し、日々の仕事の精度向上をはかるとともに、小売事業本部内の戦略製品・戦略商品開発推進チームと連携した競争力のある商品開発を推進し、業績向上をめざしてまいります。 今後も当社グル-プは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、財政基盤の安定、収益性の改善、資本効率の向上に取り組み、連結経常利益率4%以上、連結ROE10%以上を達成すべく全力を挙げて取り組んでまいります。 a 売上高 売上高を事業の種類別に見ますと、食品事業は新規技術により品質を向上させたロイヤルブレッドが伸長するとともに、2極化・3極化戦略によって、低価格帯製品や値頃感のある製品を充実し、隙のない製品対応をはかったことで、食パン・菓子パン部門が好調に推移しました。和菓子部門は主力の串団子や大福が伸長し、洋菓子部門は主力の2個入生ケーキに加え、新規技術により品質を向上させたスイスロールやスナックケーキが伸長しました。また、コンビニエンスストアチェーンとの取引増加もあり、おにぎりやサンドイッチが好調に推移しました。製菓・米菓・その他商品類部門も㈱不二家の「カントリーマアム」、ヤマザキビスケット㈱の「チップスター」、㈱東ハトの「キャラメルコーン」などの主力製品が伸長した事もあり、食品事業全体では1兆2,159億40百万円(前連結会計年度比5.4%増)で前連結会計年度を上回りました。流通事業はデイリ-ヤマザキで、競争力のある商品開発と新規技術による冷凍生地を活用したデイリーホットの品質向上に加え、ヤマザキらしい店づくりへの取り組みもあり、797億90百万円(前連結会計年度比4.7%増)、その他事業は156億99百万円(前連結会計年度比6.2%増)でした。 なお、売上高の詳細については、「第2 事業の状況」「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況に記載の通りです。 b 営業利益 売上総利益率は、労務費率や製造光熱水費率の減少もあり、32.7%で前連結会計年度を0.1%上回りました。 販売費及び一般管理費は3,672億63百万円、売上高に対する比率は28.0%で、人件費率や運搬費率等の販売コストの減少もあり、前連結会計年度を0.4%下回りました。 以上の結果、営業利益は611億41百万円(前連結会計年度比17.9%増)となりました。 セグメント別では、食品事業の営業利益は増収と人件費率の減少もあり、584億48百万円(前連結会計年度比17.4%増)、流通事業は値入率の改善等もあり、営業損失は8億84百万円(前連結会計年度は12億35百万円の営業損失)と縮小、その他事業の営業利益は増収により33億51百万円(前連結会計年度比11.1%増)でした。 c 経常利益 営業外収益面で、外貨建貸付金に係る為替差益の減少や支払利息の増加等により、経常利益は643億14百万円(前連結会計年度比14.2%増) となりました。なお、目標とする経営指標の連結売上高経常利益率4%以上に対し、当連結会計年度は4.9%で、前連結会計年度に対しては0.4%上回りました。 d 親会社株主に帰属する当期純利益 固定資産除売却損等の特別損失計上後の税金等調整前当期純利益は615億69百万円(前連結会計年度比10.7%増) 、親会社株主に帰属する当期純利益は408億93百万円で、前連結会計年度に対し13.5%の増益となりました。当連結会計年度の1株当たり当期純利益は206円78銭で、前連結会計年度に比べ28円20銭増加しました。なお、目標とする経営指標の連結ROEの10%以上に対し、当連結会計年度は9.4%で、前連結会計年度に対しては0.5%上回りました。 ③財政状態の分析 当連結会計年度末の資産合計は9,318億78百万円で、前連結会計年度末に対し667億73百万円増加しました。主な要因は、流動資産が3,654億70百万円で、現金及び預金の増加などにより240億66百万円増加したことと、固定資産が5,664億7百万円で、有形固定資産が129億67百万円増加し、退職給付に係る資産が206億37百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に対し427億6百万円増加したことによるものです。 負債は4,210億50百万円で、支払手形及び買掛金などの支払債務の増加や長期借入金の増加などにより、前連結会計年度末に対し164億32百万円増加しました。 純資産は5,108億28百万円で、利益剰余金が319億43百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に対し503億41百万円増加しました。なお、自己資本比率は49.3%で前連結会計年度末に比べ1.7%の増、1株当たり純資産は2,327円87銭で前連結会計年度末に比べ255円53銭の増となりました。 前連結会計年度(自  2024年1月1日至  2024年12月31日)   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日)   前期差 金額(百万円)   金額(百万円) 流 動 資 産   341,404   365,470   24,066 固 定 資 産   523,701   566,407   42,706 資 産 合 計   865,105   931,878   66,773 負 債 合 計   404,618   421,050   16,432 純 資 産 合 計   460,486   510,828   50,341 負 債 純 資 産 合 計   865,105   931,878   66,773 ④資本の財源及び資金の流動性について 当連結会計年度末の借入金残高は954億32百万円でありますが、営業活動によるキャッシュ・フローや現金及び現金同等物の残高を考慮すると、当社グループは将来必要とされる成長資金及び有利子負債の返済に対し、当面充分な流動性を確保しております。 また、当社グループは、第1に、手元流動性を極力最小限に抑える。第2に営業活動によるキャッシュ・フローは会社の維持発展に必要な設備投資に充当する。なお、今後の重要な設備投資の計画につきましては、「第3 設備の状況  3 設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」に記載のとおりであります。第3に余剰資金は金利負担の軽減をはかるため適宜借入金の返済に充当する。以上の3項目を目標にしてキャッシュ・フローの有効活用に努めます。株主還元につきましては、株主の皆様への安定配当を継続することを基本方針とし、連結配当性向30%を目標にしております。なお、当期の連結配当性向は29.0%であります。 ⑤当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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