概要
日清食品ホールディングスは、「チキンラーメン」と「カップヌードル」で知られる即席麺世界最大手の持株会社である。1948年に設立され、世界初の即席麺を発明した企業として強いブランド力を持つ。国内即席麺市場でトップシェアを占め、海外売上高比率も拡大中。2025年度の連結売上収益は7881億円、従業員数は約1万8000人。袋麺・カップ麺のほか、冷凍食品・シリアルなども展開し、総合食品企業グループを形成している。
即席麺の国内事業が収益の柱
国内即席麺事業は、日清食品株式会社が担当し、袋麺とカップ麺の両方を手がける。主要ブランドには「チキンラーメン」「カップヌードル」「どん兵衛」「日清焼そばU.F.O.」があり、いずれも業界トップクラスのシェアを誇る。2025年度の日清食品の売上収益は2419億円で、グループ全体の約31%を占める。カップ麺類が成長を牽引し、特に「カップヌードル」群が好調。袋麺類も「チキンラーメン」「出前一丁」が堅調である。原材料高や物流費上昇の影響で減益傾向にあるが、依然としてグループ最大の利益源である。
海外で成長する即席麺事業
海外即席麺事業は、北米、アジア、欧州などの現地子会社を通じて製造・販売を展開する。1970年に米国にニッシンフーズを設立したのが始まりで、その後香港、中国、ロシアなどに進出。海外売上高比率は年々拡大しており、2025年度のグループ売上収益の約4割が海外由来と推定される。主要ブランドは「カップヌードル」の現地仕様や、北米向け袋麺「TOP RAMEN」がある。2025年度は即席麺の世界総需要が過去最高となる中、同社はグローバルで需要を取り込み成長を続けている。為替変動の影響を受けやすいが、現地生産・現地販売の体制を強化している。
持株会社体制でグループを統括
2008年10月に持株会社制へ移行し、日清食品ホールディングス株式会社がグループ全体を統括する。傘下には即席麺の中核である日清食品株式会社のほか、明星食品株式会社(2006年資本参加)、低温・飲料事業を担う日清食品チルド株式会社や日清食品冷凍株式会社、さらに日清シスコ株式会社(シリアル)、日清ヨーク株式会社などがある。グループは「ブランディングコーポレーション」を目指し、各カテゴリーでNo.1ブランドを育成する戦略をとる。連結従業員数は約1万8000人、2025年度の連結売上収益は7881億円、親会社帰属当期利益は454億円。
「完全メシ」と新規事業への挑戦
同社は2030年に向けた「中長期成長戦略2030」の下、新規事業の推進に取り組んでいる。その代表例が「完全メシ」ブランドである。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」に基づき、ビタミン・ミネラルなど33種類の栄養素をバランスよく配合した即席麺やカップメシを展開。2025年度にはパンやジェラートにまでカテゴリーを拡大し、米国や欧州でも「KANZEN MEAL」として販売を開始した。また、環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」を策定し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも進めている。これらの新規事業はまだ利益貢献は小さいが、将来の成長エンジンとして位置づけられている。
業界の中での役割は即席めんメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2018/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 即席めん及び 付随する事業 | 4,395億円 | 85.1% | — | — |
| その他の事業 | 769億円 | 14.9% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01即席めん(国内)主力
チキンラーメン、カップヌードル等の即席めんを製造販売。国内市場でトップシェア。
即席めん発祥の企業
- チキンラーメン
- 世界初の即席めん。油揚げ麺と鶏ガラスープ。
- カップヌードル
- 世界初のカップ麺。カップ容器入り即席めん。
- どん兵衛
- 和風だしのカップうどん・そば。
- 日清焼そばU.F.O.
- ソース味のカップ焼そば。
02即席めん(海外)主力
北米、アジア、欧州等で現地子会社による即席めんの製造販売及び技術援助を展開。海外売上比率が高い。
- カップヌードル(海外仕様)
- 現地の嗜好に合わせたフレーバーのカップ麺。
- TOP RAMEN
- 北米向けの袋麺ブランド。
03その他食品準主力
シリアル、冷凍食品、スープ等のインスタント食品周辺事業。物流業も展開。
製品と技術
世界初の即席麺「チキンラーメン」
「チキンラーメン」は、1958年8月に同社が開発した世界初の即席麺である。油揚げ麺と鶏ガラスープの組み合わせで、熱湯を注いで3分で食べられる画期的な製品だった。開発者・安藤百福は「瞬間油熱乾燥法」を考案し、麺を油で揚げて乾燥させることで保存性と調理の簡便さを実現。発売以来、長年にわたり愛され続けるロングセラー製品となり、日本における即席麺文化の原点となった。現在も袋麺の代表ブランドとして日清食品の国内事業を支える。同社のブランド力の源泉であり、カップヌードルと並ぶ二大看板商品である。
世界初のカップ麺「カップヌードル」
「カップヌードル」は、1971年9月に発売された世界初のカップ麺である。発泡スチロール製のカップ容器に乾燥麺とスープ・具材を入れ、熱湯を注ぐだけで調理可能。従来の袋麺とは異なり、容器がそのまま食器となるため、どこでも手軽に食べられる点が支持された。発売以来、国内累計販売数は100億食を超え(1995年達成)、全世界では累計200億食を突破(2003年)。現在では世界中のさまざまな現地フレーバーが展開され、同社のグローバル戦略の核となっている。日本国内では「カップヌードル」シリーズの年間売上が1000億円を達成(2018年)するなど、極めて収益力の高い製品である。
「完全メシ」:栄養とおいしさの融合
「完全メシ」ブランドは、2020年に立ち上げられた同社の新たな挑戦である。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に基づき、ビタミン・ミネラルなど33種類の栄養素をバランスよく配合。さらに、脂質・炭水化物・たんぱく質の三大栄養素と必須脂肪酸も適切な量を摂取できる。味については、栄養素特有の苦みやエグみを抑え、普段の食事と変わらないおいしさを実現した点が特徴。製品ラインはカップメシやカップ麺の常温品に加え、冷凍食品、パン、ジェラートなど多岐にわたる。2025年度からは米国や欧州でも「KANZEN MEAL」として販売を開始し、世界的なヘルシー志向に応えるブランドとして育成中である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 即席めん(国内)即席めん発祥の企業
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
食料品大手として国内市場で強固な地位
同社は食料品セクターのトップ企業で、売上高7,000億円超と圧倒的な規模を誇る。日清製粉グループや昭和産業などと競合しつつ、即席麺や冷凍食品などで高いシェアを有する。営業利益率は9%と安定しており、原料高の影響を受けながらも収益を確保。国内の人口減少に歯止めがかからない中、海外展開や高付加価値商品の強化が今後の課題となる。
強み
- 即席麺などで国内首位を維持し、競合他社に差をつける。
- 高い認知度と信頼性で、消費者の支持を獲得。
- 即席麺、冷凍食品、健康食品など幅広く展開。
- 営業利益率9%と、食品業界で安定した収益を確保。
課題
- 人口減少で市場縮小が避けられず、成長に限界。
- 小麦や原油などの高騰が、収益を圧迫するリスク。
- 世界市場では東南アジアなど地場企業との競争が激化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食品・飲料の時価総額近傍。太字が日清食品ホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7550ゼンショーホールディングス | 2.0兆円 | 41.6倍 |
| 2 | 2801キッコーマン | 1.8兆円 | 27.8倍 |
| 3 | 2587サントリービバレッジ&フード | 1.4兆円 | 15.8倍 |
| 4 | 2269明治ホールディングス | 1.3兆円 | 34.9倍 |
| 5 | 2875東洋水産 | 1.2兆円 | 14.8倍 |
| 6 | 2897日清食品ホールディングス | 9,011億円 | 19.4倍 |
| 7 | 2267ヤクルト本社 | 8,855億円 | 19.1倍 |
| 8 | 2212山崎製パン | 8,402億円 | 17.9倍 |
| 9 | 3197すかいらーくホールディングス | 7,644億円 | 40.2倍 |
| 10 | 2809キユーピー | 6,782億円 | 26.4倍 |
| 11 | 2579コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス | 6,697億円 | 35.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。
会社の歴史
沿革 45件
魚介加工品から即席麺へ転換した1948〜1958年
1948年9月、魚介類の加工・販売などを目的に株式会社中交総社(資本金500万円)が大阪・泉大津市で設立された。翌1949年にはサンシー殖産株式会社に商号変更し、本店を大阪市北区に移転。この当時は即席麺とは無縁の事業であった。転機は1958年8月、創業者・安藤百福が世界初の即席麺「チキンラーメン」を開発したことである。瞬間油熱乾燥法による油揚げ麺は画期的で、同年12月に商号を日清食品株式会社に変更し、即席麺事業に本格参入する。1959年には大阪府高槻市に工場を完成させ、本店も移転。わずか1年で会社の事業の軸が即席麺に切り替わった。
カップ麺の開発と国内生産体制の拡充(1971〜1975年)
1971年9月、同社は世界初のカップ麺「カップヌードル」を発売。従来の袋麺とは異なり、発泡スチロールのカップに湯を注ぐだけで食べられる画期的な製品で、大ヒット商品となる。生産を担う関東工場が1971年10月に茨城県取手市で完成し、以降も需要に応えて生産拠点を拡大。1973年には滋賀工場と総合研究所を開設、1975年には下関工場が完成し、全国的な供給体制を整えた。同時期に海外にも進出。1970年には米国にニッシンフーズを設立し、海外現地生産の第一歩を踏み出した。1973年には米国ダートインダストリーズ社との合弁で日清食品パックスも設立。国内と海外の両面で事業基盤を固めた時期である。
海外とM&Aで事業領域を拡大した1984〜2000年
1984年、香港に日清食品有限公司を設立し、中国市場への本格進出の準備を開始。1989年には香港の永南食品有限公司に資本参加、1994年には中国本土初の生産拠点が珠海で操業を始める。1990年代には国内でもM&Aを積極化。1990年にヨーク本社(現・日清ヨーク)、1991年に四国日清食品、1992年に日清シスコを相次いでグループ化し、即席麺以外の食品事業へ多角化した。1995年には「カップヌードル」の国内累計販売が100億食を突破。1996年には静岡工場が完成。1999年には大阪池田に「インスタントラーメン発明記念館」を開設し、ブランドの歴史を発信する施設も整えた。この時期に年間売上高は2000億円を超え、グループの規模が大きく拡大した。
持株会社制移行とグローバルブランド確立(2008〜2018年)
2008年10月、日清食品は持株会社制に移行し、商号を日清食品ホールディングス株式会社に変更。同時に日清食品株式会社(事業会社)、日清食品チルド、日清食品冷凍、日清食品ビジネスサポートの4社を新設分割により設立した。これによりグループ経営と事業運営を分離し、効率的な経営体制を構築。2009年にはロシアの即席麺メーカー持株会社に資本参加し、新興国市場への布石を打つ。2014年には新研究所「the WAVE」を竣工、研究開発を強化。2016年には英国Premier Foods社と提携。2017年には香港子会社・日清食品有限公司を香港証券取引所に上場させ、資金調達力を高めた。2018年には連結売上高5000億円、時価総額1兆円を達成し、グローバルブランドとしての地位を確立した。
中長期成長戦略と新ブランド育成の現在(2018年以降)
2018年以降、同社は「中長期成長戦略2030」を掲げ、既存事業のキャッシュ創出力強化と新規事業の推進を両輪とする成長を目指す。2020年には「完全メシ」ブランドを立ち上げ、栄養バランスを追求した新カテゴリーを開拓。2025年度にはパンやジェラートに展開を広げ、海外でも「KANZEN MEAL」として販売を開始した。一方で、国内では2025年に「日清辛ミョン」シリーズを発売し、新たなブランド投入も継続。2025年度の連結売上収益は7881億円に達したが、原材料高や物流費上昇により営業利益は623億円と減益。グループは引き続き、カップ麺を中心としたグローバル需要の取り込みと、新事業による収益源の多様化を進めている。
年表45件を開く
1940年代
- 1948年9月創業魚介類の加工及び販売、紡績その他繊維工業、洋品雑貨の販売、図書の出版及び販売を目的として株式会社中交総社(資本金500万円)を設立、本店を泉大津市汐見町に置く。
- 1949年9月商号変更サンシー殖産株式会社に商号変更、本店を大阪市北区に移転。
1950年代
- 1958年8月瞬間油熱乾燥法の即席袋めん(「チキンラーメン」)を開発する。
- 1958年12月商号変更本店を大阪市中央区に移転、日清食品株式会社に商号変更。
- 1959年12月大阪府高槻市に工場完成、同時に本店を移転。
1960年代
- 1963年10月上場東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第二部に株式上場。
- 1964年10月即席めんの生産工場として横浜市戸塚区に横浜工場完成。
1970年代
- 1970年7月創業米国カリフォルニア州ガーデナ市にニッシンフーズ(U.S.A.)Co.,Inc.を設立。(注1)
- 1971年9月カップめん(「カップヌードル」)を発売開始。
- 1971年10月カップめんの生産工場として茨城県取手市に関東工場完成。
- 1972年3月創業岡山県瀬戸内市に日清エフ・ディ食品株式会社を設立。(注1)
- 1972年8月東京、大阪各証券取引所市場第一部に指定。
- 1973年2月滋賀県栗東市に米国ダートインダストリーズ社と合弁で日清ダート株式会社(現、日清食品パックス株式会社)を設立。(注1)
- 1973年6月本店を大阪市北区に移転。
- 1973年9月カップめんの生産工場として滋賀県栗東市に滋賀工場完成及び総合研究所(食品総合研究所)開設。
- 1975年8月カップめんの生産工場として山口県下関市に下関工場完成。
- 1977年4月本社ビル完成に伴い、本店を現在地の大阪市淀川区に移転。
1980年代
- 1980年3月年間売上高1,000億円達成。(注2)
- 1984年10月創業香港タイポー地区に日清食品有限公司を設立。(注1)
- 1988年3月東京都新宿区に東京本社ビル完成、東京支社を東京本社と改称。
- 1988年10月滋賀県草津市に中央研究所(食品総合研究所及び食品安全研究所)完成。
- 1989年3月ベアトリースフーズCo.,(HK)Ltd.(現、永南食品有限公司)に資本参加。(注1)
1990年代
- 1990年7月株式会社ヨーク本社(現、日清ヨーク株式会社)に資本参加。(注1)
- 1991年1月ピギー食品株式会社(現、四国日清食品株式会社)に資本参加。(注1)
- 1991年2月シスコ株式会社(現、日清シスコ株式会社)に資本参加。(注1)
- 1993年3月年間売上高2,000億円達成。(注2)
- 1994年12月中国内の第一号の生産基地として、珠海市金海岸永南食品有限公司が操業開始。(注1)
- 1995年11月「カップヌードル」国内販売累計100億食達成。
- 1996年10月めんの総合工場として静岡県焼津市に静岡工場完成。
- 1999年11月大阪府池田市に「インスタントラーメン発明記念館」(現、「カップヌードルミュージアム 大阪池田」)オープン。
2000年代
- 2001年3月年間連結売上高3,000億円達成。(注2)
- 2002年6月食品の安全性に関する研究業務や環境対策を行う機能を持つ食品安全研究所を新設。
- 2003年8月「カップヌードル」全世界販売累計200億食達成。
- 2005年5月創業上海市閔行区に日清(上海)食品安全研究開発有限公司を設立。
- 2006年12月明星食品株式会社に資本参加。(注1)
- 2008年6月M&A株式会社ニッキーフーズを完全子会社化。(注1)
- 2008年10月創業持株会社制へ移行。日清食品ホールディングス株式会社に商号を変更。日清食品株式会社(注1)、日清食品チルド株式会社(注1)、日清食品冷凍株式会社(注1)、日清食品ビジネスサポート株式会社を、新設分割設立。
- 2009年1月ロシア即席めんメーカーの持株会社アングルサイド Ltd.(現、マルベンフードホールディングス Ltd.)に資本参加。
2010年代
- 2011年9月横浜みなとみらいに「カップヌードルミュージアム 横浜」(正式名称:安藤百福発明記念館 横浜)オープン。
- 2014年2月ぼんち株式会社に資本参加。(注1)
- 2014年3月新研究所「the WAVE」竣工。
- 2014年3月年間連結売上高4,000億円達成。(注2)
- 2016年4月Premier Foods plcとRelationship Agreementを締結。
- 2017年12月上場日清食品有限公司が香港証券取引所メインボード市場に株式を上場。
- 2018年3月年間連結売上高5,000億円達成。(注2)日清食品関西工場稼働開始。「カップヌードル」国内年間売上1,000億円達成。(注3)日清食品ホールディングス時価総額1兆円達成。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
食文化創造集団の理念追求
創業者の4つの精神に基づき、常に新しい食の文化を創造し続ける「食文化創造集団」となり、環境・社会課題を解決しながら持続的成長を果たすことで、グループ理念「EARTH FOOD CREATOR」の体現を目指す。
- 02
ブランディングコーポレーション構想
総合食品企業グループとして、各カテゴリーでNo.1ブランドを創造・育成し、その集合体として形成される「ブランディングコーポレーション」を実現することで、企業価値と株主共同の利益の確保・向上に努める。
- 03
中長期成長戦略2030の推進
2030年に向けた中長期成長戦略に基づき、成長戦略テーマとして①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組む。
- 04
完全メシのブランド拡大
栄養バランスを追求した「完全メシ」ブランドを、常温品や冷凍食品に加え、社員食堂や小売惣菜、他社コラボ、海外展開など多様な形で広げ、2025年からはパンやジェラート、米国・欧州での本格展開も開始し、100億円ブランドへの成長を目指す。
- 05
環境戦略の推進
環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」を策定し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に向けたさまざまな取り組みを進めている。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で17,988人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は843万円で、9期前と比べて+6.6%。平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は8.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 11,710 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 12,102 | — |
| 2019年3月 | 790 | 40.1 | 11.8 | 12,539 | — |
| 2020年3月 | 787 | 40.0 | 11.7 | 12,983 | — |
| 2021年3月 | 800 | 40.4 | 11.8 | 14,467 | — |
| 2022年3月 | 782 | 40.3 | 11.4 | 14,633 | — |
| 2023年3月 | 790 | 40.5 | 11.2 | 15,227 | — |
| 2024年3月 | 772 | 40.0 | 10.2 | 16,509 | — |
| 2025年3月 | 881 | 39.6 | 9.3 | 17,512 | 425 |
| 2026年3月 | 843 | 39.5 | 8.7 | 17,988 | 346 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社76社(国内 31 / 海外 45、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。
- 国内日清食品株式会社(注2、4)大阪市淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内札幌日清食品株式会社北海道千歳市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日清食品パックス株式会社滋賀県栗東市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日清エフ・ディ食品株式会社岡山県瀬戸内市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内香川日清食品株式会社香川県三豊市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日清エンタープライズ株式会社大阪府摂津市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内味日本株式会社(注1)広島市南区 · 連結子会社議決権49.4%
- 国内日清食品ダイレクトマーケティング株式会社東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内明星食品株式会社(注2)東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ユニ・スター埼玉県比企郡 嵐山町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東日本明星株式会社埼玉県比企郡 嵐山町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内日清食品チルド株式会社大阪市淀川区 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社64社を開く
- 埼玉日清食品株式会社埼玉県羽生市100%
- 相模フレッシュ株式会社神奈川県綾瀬市100%
- 日清食品冷凍株式会社大阪市淀川区100%
- 四国日清食品株式会社香川県三豊市100%
- 高松日清食品株式会社香川県高松市100%
- 三重日清食品株式会社三重県名張市100%
- 株式会社サークルライナーズ香川県綾歌郡 綾川町100%
- 株式会社ニッキーフーズ大阪市淀川区100%
- 日清シスコ株式会社(注2)堺市堺区100%
- 日清ヨーク株式会社東京都中央区100%
- ぼんち株式会社大阪市淀川区92%
- 株式会社湖池屋(注1、5)東京都板橋区45%
- 株式会社セリア・ロイル福岡県朝倉市68%
- Koikeya Vietnam Co., Ltd. (注1)ベトナム ドンナイ省45%
- KOIKEYA (THAILAND) Co., Ltd. (注1)タイ バンコク市45%
- 台湾湖池屋股份有限公司(注1)台湾 台北市23%
- KOIKEYA AMERICA INC.(注1)米国 カリフォルニア州 エルセグンド市45%
- 日清食品アセットマネジメント株式会社東京都新宿区100%
- 宇治開発興業株式会社京都府宇治市100%
- 日清ネットコム株式会社大阪市淀川区100%
- KANZEN MEAL (U.S.A.),INC.米国 デラウェア州 ニューキャッスル郡100%
- ニッシンフーズ(U.S.A.)Co.,Inc.(注2、4)米国 カリフォルニア州 ガーデナ市100%
- 明星U.S.A.,Inc.米国 カリフォルニア州 チノ市100%
- NISSIN FOODS AMERICAS, INC.米国 デラウェア州 ニューキャッスル郡100%
- ニッシンフーズメキシコ S.A.de C.V.(注2)メキシコ メキシコ州 レルマ市100%
- ニッシンテクノロジーアリメントスブラジルLtda.(注2)ブラジル サンパウロ市100%
- ニッシンフーズブラジルLtda. (注2)ブラジル サンパウロ市100%
- 日清食品有限公司(注2)中国・香港 タイポー地区72%
- 永南食品有限公司中国・香港 タイポー地区72%
- 日清食品(香港)管理有限公司中国・香港 タイポー地区72%
- 日清食品(中国)投資有限公司(注2)中国上海市72%
- 廣東順徳日清食品有限公司中国広東省佛山市72%
- 東莞満寿美包装有限公司中国広東省東莞市72%
- 日清湖池屋(中国・香港)有限公司中国・香港 タイポー地区63%
- 福建日清食品有限公司(注2)中国福建省厦門市72%
- 珠海市金海岸永南食品有限公司中国広東省珠海市72%
- 浙江日清食品有限公司(注2)中国浙江省平湖市72%
- 日清食品(香港)有限公司中国・香港 タイポー地区72%
- MC Marketing & Sales (Hong Kong) LTD.中国・香港 九龍72%
- Kagome Nissin Foods (H.K.) Co., Ltd.中国・香港 タイポー地区50%
- 珠海日清包装有限公司中国広東省珠海市72%
- 日清食品香港有限公司中国・香港 タイポー地区72%
- 上海東峰貿易有限公司中国上海市72%
- 野菜谷控股有限公司中国・香港 タイポー地区72%
- 明豊包装化工有限公司中国・香港 タイポー地区72%
- 台湾日清食品股份有限公司台湾 台北市72%
- ニッシンフーズベトナム CO.,LTD.(注2)ベトナム ビンドゥオン市81%
- GAEMI FOOD CO.LTD.韓国 京畿道72%
- ABC PASTRY HOLDINGS PTY LTDオーストラリア ニューサウスウェールズ州72%
- AUSTRALIA NISSIN FOODS PTY. LTD.オーストラリア ニューサウスウェールズ州86%
- ニッシンフーズシンガポール PTE.LTD.(注2)シンガポール ベノイ100%
- インドニッシンフーズ PRIVATE LTD.(注2)インド バンガロール市100%
- ニッシンフーズタイランド CO.,LTD.タイ パトムタニ市100%
- ニッシンフーズアジア CO.,LTD.(注2)タイ バンコク市100%
- PT NISSIN FOODS INDONESIA (注2)インドネシア ブカシ市100%
- NISSIN FOODS (CAMBODIA) Co.,LTD.カンボジア プノンペン都100%
- NISSIN FOODS MALAYSIA SDN BHDマレーシア クアラルンプール100%
- ニッシンフーズKft.(注2)ハンガリー ケチュケメット市100%
- ニッシンフーズGmbHドイツ フランクフルト市100%
- ニッシンユルドゥズグダサナイ ベティジャーレットA.S. (注1)トルコ サカルヤ50%
- NISSIN FOODS TURKEY GIDA ANONIM SIRKETI(注2)トルコ サカルヤ100%
- マルベンフード ホールディングスLtd.キプロス共和国34%
- ニッシン-ユニバーサルロビナCORP.フィリピン ケソン市49%
- Premier Foods plc英国 ハートフォードシャー州 セント・オールバンズ市25%
- 調達250万円NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム産業廃水からの革新膜による有機資源回収国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-07-08
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は7,881億円、営業利益は623億円。前期と比べると増収減益で、売上が+1.5%、利益が-16.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,600億円 | 7,881億円 |
| 営業利益 | 678億円 | 623億円 |
| 純利益 | 468億円 | 454億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は1,947億円、営業利益は180億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.9%、営業利益は−13.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,677 | — | — | 99 |
| 2024年1Q | 1,665 | 209 | 12.6 | 140 |
| 2024年2Q | 1,839 | 240 | 13.1 | 180 |
| 2024年3Q | 1,985 | 237 | 11.9 | 171 |
| 2024年4Q | 1,840 | — | — | 51 |
| 2025年2Q | 3,781 | 417 | 11.0 | 291 |
| 2025年4Q | 3,985 | 327 | 8.2 | 259 |
| 2026年2Q | 3,732 | 318 | 8.5 | 226 |
| 2026年4Q | 4,149 | 305 | 7.4 | 228 |
| 2027年1Q | 1,947 | 180 | 9.2 | 133 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3,828億円から7,881億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は7.9%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,828 | — | 310 | — | 189 |
| 2014年3月 | 4,176 | — | 348 | — | 193 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2015年3月 | 4,316 | — | 330 | — | 185 |
| 2016年3月 | 4,681 | — | 307 | — | 269 |
| 日清食品有限公司が香港証券取引所メインボード市場に株式を上場。 | |||||
| 2017年3月 | 4,957 | — | 329 | — | 236 |
| 2018年3月 | 4,409 | — | 372 | — | 291 |
| 2019年3月 | 4,510 | — | 312 | — | 194 |
| 2020年3月 | 4,689 | — | 427 | — | 293 |
| 2021年3月 | 5,061 | — | 562 | — | 408 |
| 2022年3月 | 5,697 | — | 492 | — | 354 |
| 2023年3月 | 6,692 | — | 580 | — | 448 |
| 2024年3月 | 7,329 | — | 769 | — | 542 |
| 2025年3月 | 7,766 | 744 | 768 | 9.6 | 550 |
| 2026年3月 | 7,881 | 623 | 651 | 7.9 | 454 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高7,881億円のうち、営業利益として残るのは623億円で7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は454億円、売上の5.8%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.9%5,190億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.7%2,183億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%623億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが804億円、投資CFが−727億円で、差し引きのフリーCFは77億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は983億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 320 | −313 | −101 | 7 | 640 |
| 2014年3月 | 302 | −95 | −85 | 207 | 802 |
| 2015年3月 | 304 | −48 | −80 | 256 | 1,059 |
| 2016年3月 | 362 | −458 | −30 | −96 | 887 |
| 2017年3月 | 332 | −298 | −261 | 34 | 667 |
| 2018年3月 | 449 | −478 | −111 | −29 | 496 |
| 2019年3月 | 407 | −445 | 131 | −38 | 571 |
| 2020年3月 | 575 | −404 | −101 | 171 | 602 |
| 2021年3月 | 727 | −265 | −190 | 462 | 903 |
| 2022年3月 | 529 | −35 | −444 | 494 | 1,020 |
| 2023年3月 | 648 | −321 | −477 | 327 | 874 |
| 2024年3月 | 941 | −619 | −263 | 322 | 967 |
| 2025年3月 | 571 | −767 | −6 | −196 | 730 |
| 2026年3月 | 804 | −727 | 110 | 77 | 983 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は9,812億円。このうち返さなくてよい自己資本が5,172億円で、自己資本比率は52.7%(業種中央値56.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4,461 | 3,150 | 1,311 | 68.7 |
| 2014年3月 | 4,795 | 3,423 | 1,372 | 69.4 |
| 2015年3月 | 5,127 | 3,699 | 1,428 | 70.6 |
| 2016年3月 | 5,531 | 3,717 | 1,814 | 65.1 |
| 2017年3月 | 4,911 | 3,004 | 1,907 | 61.2 |
| 2018年3月 | 5,287 | 3,298 | 1,989 | 62.4 |
| 2019年3月 | 5,576 | 3,268 | 2,308 | 58.6 |
| 2020年3月 | 5,766 | 3,280 | 2,486 | 56.9 |
| 2021年3月 | 6,635 | 3,840 | 2,795 | 57.9 |
| 2022年3月 | 6,834 | 4,077 | 2,757 | 59.6 |
| 2023年3月 | 7,084 | 4,304 | 2,780 | 60.8 |
| 2024年3月 | 8,124 | 4,932 | 3,192 | 60.7 |
| 2025年3月 | 8,485 | 4,755 | 3,366 | 56.0 |
| 2026年3月 | 9,812 | 5,172 | 4,214 | 52.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で123社中29位あたり、逆に低いのは売上成長率で123社中78位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,028で、1年前と比べて+8.9%。過去52週の値幅のなかでは61%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.4倍 |
| PBR | 1.65倍 |
| 配当利回り | 2.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に3086円と前日比+2.97%上昇し、7月下旬から上昇基調が鮮明です。25日移動平均線(2941.62円)を+4.9%上回り、75日線(2794.79円)に対しても+10.4%と乖離が拡大しています。52週高値3354円に接近する一方、信用倍率が開示されていないため需給動向は不明瞭ですが、出来高は直近で100万株台から135万株に増加傾向にあり、買い意欲の強さがうかがえます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)。
PER19.76倍は同業平均28.64倍を下回りますが、PBR1.68倍は平均1.63倍とほぼ同等で、ROE9.1%は平均水準をやや下回ります。配当利回り2.27%は平均2.22%をわずかに上回る程度。業績は減益傾向で、営業利益率も低下しており、バリュエーションは割安感はあるものの、成長性を考慮すると妥当圏内です。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.4倍 | 28.6倍 |
| PBR | 1.65倍 | 1.63倍 |
| ROE | 9.1% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、海外事業の成長戦略と国内市場の成熟化への対応である。強気派は、海外特にアジアでの即席麺需要の拡大と、高級路線や健康志向商品の投入による国内での単価向上を評価する。実際、海外売上高比率は拡大を続け、2026年3月期の売上高・営業利益は増収増益が見込まれる。一方、弱気派は、原材料価格の高騰や円安によるコスト増が収益を圧迫する点、また競争激化によるシェア低下リスクを指摘する。さらに、2026年3月期の営業利益率は前期比で低下する見通しであり、伸び悩みが懸念される。
- 海外で需要拡大
海外即席麺市場は成長が続き、新興国での中間層拡大が追い風。
- ブランド力で値上げ可能
主力製品のブランド力により、原材料高でも価格転嫁が進む。
- 新製品で単価向上
高価格帯のカップ麺や健康志向商品の投入が平均単価を押し上げる。
- 海外即席麺市場の拡大で増収継続継続影響中
売上高は3期連続増加の7,881億円。海外需要が成長を牽引する。
- 原材料高の一巡で営業利益率回復2026年下期影響中
2026年3月期の営業利益率7.91%は前期比1.67ポイント低下、反動増の余地。
- 価格改定効果で売上高増加通年影響中
売上高は前期比115億円増の7,881億円。価格改定が収益を押し上げ。
- 増配と自己株買いによる株主還元次回株主総会影響弱
配当利回り2.38%、純利益454億円。還元強化で下支え期待。
- コスト高が収益圧迫
原材料価格や物流費の上昇が続き、営業利益率は低下傾向。
- 国内市場が頭打ち
人口減少で国内即席麺市場は飽和気味で、数量は伸び悩む。
- 競争激化
海外メーカーやプライベートブランドとの競争が激しく、シェア維持が困難。
- 営業利益が前期比16%減の623億円通年影響強
2026年3月期営業利益は623億円と前期744億円から減少し、収益力悪化。
- 小麦・油脂価格の高止まりリスク不定影響中
売上高は増加するも営業利益が減少、原材料高が利益を圧迫。
- 競合との価格競争で販促費増継続影響中
営業利益率7.91%は前期の9.58%から低下しており、競争激化が要因。
- ROE9.1%と資本効率の低さ通年影響弱
PBR1.6倍は市場平均並みだが、ROE9.1%は低位で改善が課題。
- 海外売上高比率
- 海外成長の主力であり、伸び率が業績を左右する。
- 国内即席麺シェア
- 国内市場での競争力を示し、ブランド力の維持を確認する。
- 原材料コスト率
- 小麦粉や油脂などの高騰が利益率に直結するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.31%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 28 | — | 41.6 |
| 2018年3月 | 30 | 5.9 | 57.4 |
| 2019年3月 | 37 | 22.2 | 873.7 |
| 2020年3月 | 37 | 0.0 | 66.1 |
| 2021年3月 | 40 | 9.1 | 92.8 |
| 2022年3月 | 43 | 8.3 | 54.8 |
| 2023年3月 | 47 | 7.7 | 86.5 |
| 2024年3月 | 67 | 42.9 | 143.7 |
| 2025年3月 | 70 | 5.0 | 143.4 |
| 2026年3月 | 70 | 0.0 | 29.8 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ175,831人。区分でいちばん多いのは事業法人で29.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.6%を占め、残る44.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 34.6 | 33.8 | 32.2 | 30.7 | 31.0 | 29.7 |
| 個人・その他 | 17.6 | 17.4 | 16.2 | 18.3 | 23.3 | 28.5 |
| 金融機関 | 27.4 | 28.4 | 27.8 | 25.9 | 28.7 | 25.9 |
| 外国法人 | 18.9 | 19.1 | 22.8 | 23.4 | 15.5 | 15.1 |
| 自己株式 | 1.4 | 1.7 | 1.4 | 1.4 | 2.8 | 3.4 |
| 証券会社 | 1.5 | 1.3 | 1.0 | 1.7 | 1.4 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 9.21 |
| 02 | 公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団 | 7.97 |
| 03 | 三菱商事株式会社 | 5.55 |
| 04 | 伊藤忠商事株式会社 | 5.44 |
| 05 | 株式会社安藤インターナショナル | 3.98 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.77 |
| 07 | 株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 1.70 |
| 08 | 日清共栄会 | 1.65 |
| 09 | 全国共済農業協同組合連合会(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.61 |
| 10 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 1.50 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−8%、1株純資産は14期で−35%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 171 | 2,782 | 6.4 | 25.6 | 78.7 |
| 2014年3月 | 175 | 3,019 | 6.0 | 26.6 | 74.0 |
| 2015年3月 | 168 | 3,282 | 5.3 | 35.2 | 99.9 |
| 2016年3月 | 246 | 3,333 | 7.4 | 21.5 | 104.4 |
| 2017年3月 | 221 | 2,886 | 6.7 | 27.9 | 41.6 |
| 2018年3月 | 280 | 3,167 | 9.2 | 26.4 | 57.4 |
| 2019年3月 | 186 | 3,137 | 5.9 | 40.9 | 873.7 |
| 2020年3月 | 94 | 1,050 | 9.0 | 32.0 | 66.1 |
| 2021年3月 | 131 | 1,229 | 11.5 | 20.9 | 92.8 |
| 2022年3月 | 115 | 1,327 | 8.9 | 24.9 | 54.8 |
| 2023年3月 | 147 | 1,416 | 10.7 | 27.5 | 86.5 |
| 2024年3月 | 178 | 1,622 | 11.7 | 23.6 | 143.7 |
| 2025年3月 | 184 | 1,618 | 11.4 | 16.6 | 143.4 |
| 2026年3月 | 157 | 1,802 | 9.1 | 19.1 | 29.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
16名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額1,029百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約26倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 安藤宏基 | 代表取締役 社長 CEO (グループ最高経営責任者) | 78 | 371,771 |
| 安藤徳隆 | 代表取締役 副社長 COO (グループ最高執行責任者) | 49 | 120,477 |
| 田中充 | 取締役 CDO (グループ食品総合研究 責任者) | 66 | 113,446 |
| 小林健 | 取締役 | 77 | 34,349 |
| 岡藤正広 | 取締役 | 76 | 46,360 |
| 水野正人 | 取締役(独立役員) | 83 | 19,297 |
| 櫻庭英悦 | 取締役(独立役員) | 70 | 4,725 |
| 小笠原由佳 | 取締役(独立役員) | 50 | 3,644 |
| 山口慶子 | 取締役(独立役員) | 51 | 2,152 |
| 島本久美子 | 取締役(独立役員) | 57 | 1,690 |
| 澤井政彦 | 監査役(常勤) | 68 | 10,843 |
| 橋本明博 | 監査役(常勤)(独立役員) | 66 | 375 |
残りの役員4名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 道あゆみ | 監査役(独立役員) | 60 | — |
| 杉浦哲郎 | — | 72 | — |
| 石井敬太 | 取締役 | 65 | — |
| 伊地知稔彦 | 監査役(常勤) | 65 | 10,177 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 507 | 163 | 215 | 885 | 221 |
| 社外取締役 | 11 | 127 | — | — | 127 | 12 |
| 監査役 | 1 | 17 | — | — | 17 | 17 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容281字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,664字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,201字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)11,655字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第78期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-10
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