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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

明治ホールディングス

Meiji Holdings Co., Ltd.2269 · Prime · 食料品

ヨーグルト・チョコレートで国内首位、医療用医薬品も手がける総合食品・医薬品グループ。

概要

明治ホールディングスは、2009年4月に明治製菓と明治乳業の共同株式移転により設立された純粋持株会社である。グループの中核である食品事業では「明治」ブランドのヨーグルト、チョコレート、栄養食品を展開し、国内で高いシェアを持つ。医薬品事業ではMeiji Seika ファルマを中心に抗菌薬やワクチンを手がける。2026年3月期の連結売上高は1兆1737億円、従業員数は1万7103人。東京証券取引所プライム市場に上場する。

持株会社体制と二つの事業セグメント

当社はグループ全体の経営戦略策定と資源配分を担う純粋持株会社であり、子会社67社、関連会社7社を統括する。主要な事業子会社は、食品セグメントの中核である株式会社 明治と、医薬品セグメントを担うMeiji Seika ファルマ株式会社である。この2社を頂点に、国内では各地の製造販売子会社、海外では米国、中国、東南アジア、欧州などに40以上の連結子会社を持つ。2011年の吸収分割により、製菓・乳業の事業は株式会社 明治に、医薬品事業はMeiji Seika ファルマに継承され、現在のグループ体制が確立した。従業員数は連結で1万7103人に上る。

食品事業の多角的事業ポートフォリオ

食品セグメントは、デイリー事業、カカオ事業、ニュートリション事業、フードソリューション事業の4つの事業で構成される。デイリー事業では「明治ブルガリアヨーグルト」「明治プロビオヨーグルトR-1」などのプロバイオティクス製品と牛乳類を扱う。カカオ事業では「明治ミルクチョコレート」をはじめとするチョコレートやグミを製造する。ニュートリション事業では乳幼児ミルク「明治ほほえみ」やスポーツ栄養「ザバス」を展開する。フードソリューション事業は業務用チーズやクリーム、フローズンデザートなどを手がける。2026年3月期の食品セグメント売上高は9429億円と全体の約8割を占める。

医薬品事業の国内生産と海外展開

医薬品セグメントはMeiji Seika ファルマ株式会社を中心に、医療用医薬品と動物薬を製造販売する。主力は抗感染症薬(抗菌薬・抗ウイルス薬)であり、院内感染対策に必要な注射用抗生物質や経口抗菌薬を供給する。また、子会社のKMバイオロジクスはワクチンを手がける。ジェネリック医薬品ではMedreich Limitedを通じてインドなどで製造販売を行う。2025年12月には岐阜工場で抗菌薬原薬の国内生産を開始した。動物薬は明治アニマルヘルスが販売する。2026年3月期の医薬品セグメント売上高は2322億円で、セグメント利益は304億円と食品に次ぐ収益源となっている。

海外事業の拡大と中国事業の構造改革

海外売上高比率の向上は中期経営計画の重点方針の一つである。食品事業では米国、中国、東南アジア、オセアニアに拠点を持つ。米国では子会社Meiji America Inc.が「ハローパンダ」などの菓子を販売し、生産ライン増強を進める。中国では乳業(天津、蘇州)や雪糕(広州)など複数の現地法人を有するが、2026年3月期には減損損失を計上し、収益性回復に向けた構造改革に取り組む。医薬品事業ではインドのMedreich、南アフリカのAdcock Ingram、スペインのMeiji Pharma Spainなどを傘下に持ち、アジア・アフリカ市場でのプレゼンスを強化している。

業界の中での役割は総合食品メーカーかつスペシャリティ医薬品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.2兆円
営業利益
933億円
営業利益率
7.9%
純利益
351億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
ヨーグルト・チーズ2,608億円26.1%
その他・国内 子会社2,238億円22.4%
ニュートリション1,160億円11.6%
チョコレート・グミ1,150億円11.5%
牛乳934億円9.3%
フローズン・調理食品747億円7.5%
業務用 食品666億円6.7%
海外488億円4.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品主力

ヨーグルト、牛乳、チョコレート、グミ、アイスクリーム、スポーツ栄養、乳幼児ミルク、流動食、飼料等、幅広い食品を製造販売。明治ブランドで国内トップシェア多数。海外(米国、中国、東南アジア等)にも展開。

主な製品・サービス4
ヨーグルト(明治ブルガリアヨーグルト等)
国内トップブランドのヨーグルト。発酵技術により健康機能を訴求。
チョコレート(明治ミルクチョコレート等)
長年愛される板チョコ、アーモンド・マカダミア等。
スポーツ栄養(ザバス等)
プロテインパウダー、ドリンクなどアスリート向け栄養補助食品。
乳幼児ミルク(明治ほほえみ等)
母乳に近い組成を追求した育児用ミルク。

02医薬品準主力

医療用医薬品(抗感染症薬、中枢神経系薬、循環器系薬等)及び動物薬の開発・製造・販売。Meiji Seika ファルマが中心。海外(インド、南アフリカ、スペイン等)にも生産・販売拠点。

主な製品・サービス2
医療用医薬品(抗生物質等)
注射用抗生物質、経口抗菌薬、抗ウイルス薬など。院内感染対策等に必要。
動物薬(ワクチン・治療薬)
家畜やペット向けの医薬品・ワクチン。明治アニマルヘルスが販売。

製品と技術

プロバイオティクスヨーグルトと発酵技術

食品事業のデイリー部門では、乳酸菌やビフィズス菌を用いたプロバイオティクス製品が中核である。「明治ブルガリアヨーグルト」はブルガリア由来の乳酸菌を使用し、長年親しまれている。また、「明治プロビオヨーグルトR-1」は1073R-1乳酸菌を配合し、免疫機能の維持を訴求する。これらの製品は、明治が長年培ってきた発酵技術と菌株研究に基づく。製造は全国各地の工場で行われ、低温流通網を通じて宅配チャネルや小売店に供給される。海外では中国や東南アジアでも現地生産を展開している。

チョコレートとグミの製品開発

カカオ事業の主力は「明治ミルクチョコレート」をはじめとする板チョコレート類である。また、「アーモンドチョコレート」「マカダミアチョコレート」などのナッツ入り製品も人気が高い。グミでは果汁感のある製品を多数展開する。明治のチョコレート製造は、カカオ豆の選別から焙煎、コンチングまでの一貫工程を自社工場で行う。特に「明治チョコレート効果」シリーズはカカオポリフェノールの健康機能を訴求する。海外では米国で「ハローパンダ」ブランドのビスケット菓子を販売し、現地生産している。

ニュートリション事業の製品群

ニュートリション事業は、乳幼児ミルク「明治ほほえみ」、スポーツ栄養「ザバス」、高栄養食品「明治メイバランス」などを手がける。乳幼児ミルクは母乳に近い組成を追求し、DHAやオリゴ糖などを配合する。ザバスシリーズはプロテインパウダーやドリンク、バーなどアスリート向け製品を展開し、国内スポーツ栄養市場で高いシェアを持つ。高栄養食品は病院や介護施設向けの流動食として利用される。これらの製品は、栄養学や食品工学の知見を結集して開発されている。

医薬品における抗菌薬とワクチンの開発

医薬品セグメントの主力は注射用抗生物質や経口抗菌薬であり、院内感染対策に不可欠な医薬品を供給する。Meiji Seika ファルマは独自のβ-ラクタム系抗菌薬を有し、新たなβ-ラクタマーゼ阻害剤「OP0595(ナキュバクタム)」の開発を進めている。また、KMバイオロジクスはマウス脳脊髄炎ウイルスを用いたワクチン技術を持ち、新型コロナウイルス用mRNAワクチン「コスタイベ」を上市した。動物薬では明治アニマルヘルスが家畜やペット向けワクチン・治療薬を販売する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

菓子・乳業で国内首位級、内需中心に安定成長

明治ホールディングスは、チョコレートや乳製品で国内市場を牽引する食料品大手。主力の菓子事業と牛乳・乳製品事業は、ブランド力と全国的な販売網で他社を圧倒し、特にヨーグルトやチョコレートで高いシェアを有する。同業の日清製粉グループ本社や昭和産業は粉体事業が主体であり、製品構成や需要特性が異なるため、直接の競合は限定的である。明治は内需依存が高く、人口減少や食生活変化による市場縮小リスクを抱えるが、海外展開や機能性食品の強化で成長を模索している。また、原材料高や物流費上昇が収益を圧迫しており、値上げや生産効率化による収益改善が課題となっている。

強み

  • 菓子・乳業で国内シェア上位を維持し、明治ブランドの知名度と信頼が高い。
  • チョコレート、ヨーグルト、乳飲料など幅広いカテゴリーで収益を分散。
  • 売上高は2024/3期の1兆1055億円から2026/3期1兆1737億円へと堅調に推移。
  • 健康機能性食品など新領域を開拓し、付加価値の高い製品を開発。

課題

  • 人口減少や消費変化で国内市場が縮小傾向にあり、成長の限界が顕在化。
  • 乳製品やカカオなどの原材料価格上昇が利益を圧迫し、価格転嫁が課題。
  • 海外市場ではローカル企業や多国籍企業との競争が激しく、シェア拡大が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が明治ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12802味の素5.1兆円37.8倍
22503キリンホールディングス2.7兆円12.2倍
37550ゼンショーホールディングス2.0兆円41.6倍
42801キッコーマン1.8兆円27.8倍
52587サントリービバレッジ&フード1.4兆円15.8倍
62269明治ホールディングス1.3兆円34.9倍
72875東洋水産1.2兆円14.8倍
82897日清食品ホールディングス9,011億円19.4倍
92267ヤクルト本社8,855億円19.1倍
102212山崎製パン8,402億円17.9倍
113197すかいらーくホールディングス7,644億円40.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

明治製菓と明治乳業の統合による2009年の設立

2008年9月、明治製菓株式会社と明治乳業株式会社は、共同株式移転による共同持株会社設立で合意し、統合契約書を締結した。両社はそれぞれ食品と乳業で長い歴史を持つ企業であり、経営統合によりスケールメリットを追求する狙いがあった。2009年4月に明治ホールディングスが設立され、東京証券取引所市場第一部に上場した。これにより、明治グループは持株会社体制へ移行した。

2011年の事業再編と子会社の商号変更

2011年2月から4月にかけて、グループ内の事業再編が実施された。まず、明治製菓と明治乳業の資産管理事業の一部を明治ホールディングスが吸収分割で承継した。さらに、明治製菓の食品事業(フード&ヘルスケア事業)を明治乳業に移管し、明治製菓はMeiji Seika ファルマ株式会社に商号変更、医薬品専業会社となった。一方、明治乳業は株式会社 明治に商号変更し、食品事業を一元化した。これにより、持株会社の下に食品と医薬品の2本柱が明確に分離された。

中国・米国への生産販売拠点の設立

2011年3月に明治乳業(蘇州)有限公司を設立し、中国での乳製品生産を開始した。同年11月にはMeiji America Inc.を設立し、北米市場への足がかりを築いた。続いて2012年8月には明治雪糕(広州)有限公司を設立し、アイスクリーム事業に参入した。これらの拠点は、その後も拡大を続け、2019年には明治乳業(天津)有限公司が設立され、中国での牛乳・ヨーグルト生産能力を強化した。米国でも2020年代に生産ライン増強が進められ、現地需要の取り込みを図っている。

インド製薬会社Medreichの買収

2015年2月、Meiji Seika ファルマはインドのジェネリック医薬品メーカーMedreich Limitedの株式を取得し子会社化した。Medreichはインド国内に複数の製造工場を持ち、欧米や新興国向けに抗菌薬や中枢神経系薬を供給する。この買収により、明治グループはインドの製薬市場に参入するとともに、グローバルなジェネリック医薬品の供給網を獲得した。Medreichはその後、Medreich Life careやMedreich plcなどのグループ企業を通じて事業を拡大している。

KMバイオロジクスの買収によるワクチン事業への参入

2018年7月、明治グループはKMバイオロジクス株式会社の株式を取得し子会社化した。KMバイオロジクスはワクチンの開発・製造を手がける企業で、特に新型コロナウイルスワクチンの開発で知られる。この買収により、明治は医薬品事業においてワクチンを新たな柱に加えた。2025年には次世代mRNAワクチン「コスタイベ」の2人用バイアル製剤を上市するなど、感染症対策への貢献を強化している。KMバイオロジクスは現在も連結子会社として活動している。

2022年のプライム市場移行と株式分割

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、明治ホールディングスの普通株式は市場第一部からプライム市場に移行した。これにより、高い流動性と投資家への訴求力を維持した。2023年4月には普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施し、投資単位を引き下げた。なお、株式分割は2015年10月にも実施されており、株主層の拡大を図っている。2026年3月期の1株当たり当期純利益は129.42円であった。

年表15件を開く

2000年代

  • 2008年9月創業明治製菓株式会社と明治乳業株式会社は株主総会の承認を前提として、共同株式移転により共同持株会社を設立することについて合意に達し、本株式移転に関する「株式移転計画書」を作成し、両社取締役会において経営統合に関する「統合契約書」を締結。
  • 2009年4月創業当社設立。当社の普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場。

2010年代

  • 2011年2月当社の子会社である明治製菓株式会社及び明治乳業株式会社の資産管理に係る事業の一部をそれぞれ会社分割し当社が承継することについて、当社と明治製菓株式会社及び明治乳業株式会社との間でそれぞれ吸収分割契約を締結。当社の子会社である明治製菓株式会社の有するフード&ヘルスケア事業を会社分割し、当社子会社である明治乳業株式会社が承継することについて、明治製菓株式会社と明治乳業株式会社との間で吸収分割契約を締結。
  • 2011年3月創業明治乳業(蘇州)有限公司を設立。
  • 2011年4月商号変更当社の子会社である明治製菓株式会社がMeiji Seika ファルマ株式会社に商号変更。当社の子会社である明治乳業株式会社が株式会社 明治に商号変更。当社の子会社であるMeiji Seika ファルマ株式会社及び株式会社 明治の資産管理に係る事業の一部を吸収分割により分割し、当社がそれぞれ承継。当社の子会社であるMeiji Seika ファルマ株式会社の有するフード&ヘルスケア事業を吸収分割により分割し、当社の子会社である株式会社 明治が承継。
  • 2011年11月創業Meiji America Inc.を設立。
  • 2012年8月創業明治雪糕(広州)有限公司を設立。
  • 2015年2月Medreich Limitedの株式を取得し子会社とした。
  • 2015年10月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。
  • 2018年7月KMバイオロジクス株式会社の株式を取得し子会社とした。
  • 2019年1月創業明治(中国)投資有限公司を設立。
  • 2019年9月創業明治乳業(天津)有限公司を設立。

2020年代

  • 2020年7月創業明治食品(広州)有限公司を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年4月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 明治ROESG2027年3月期まで7.8ポイント
  • 連結営業利益2027年3月期まで1,000億円
  • 食品セグメント営業利益2027年3月期まで740億円
  • 医薬品セグメント営業利益2027年3月期まで330億円
  • 海外売上高2027年3月期まで1,828億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長事業への経営資源投入

    食品では海外で差別化商品の展開を拡大し、M&Aやアライアンスも活用。国内BtoBで新素材や自社ブランドの売上拡大を図る。医薬品では新薬の価値最大化とパイプライン開発を推進。

  2. 02

    安定したキャッシュ創出力の維持・強化

    食品ではサステナビリティを付加価値に転換する商品開発や栄養価値の高い商品の開発を促進。医薬品では安定供給とジェネリック医薬品バリューチェーンの強靭化を目指す。両セグメントでROIC管理を強化。

  3. 03

    経営戦略に即した人財戦略の推進

    グローバルビジネス人財の育成や女性社員のキャリア支援、多様な人財の活躍を推進する管理者マネジメントスキル強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で17,103人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は938万円で、9期前と比べて5.9%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は18.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月16,726
2018年3月16,296
2019年3月99743.120.117,608
2020年3月1,02044.120.117,571
2021年3月99944.120.117,832
2022年3月1,01544.920.617,336
2023年3月1,01444.920.817,290
2024年3月1,03745.720.917,270
2025年3月91042.718.517,231492
2026年3月93843.018.017,103546

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社64(国内 37 / 海外 27、うち連結子会社 18) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社その他 — 東京都 中央区他269億円
食品
坂戸工場 — 埼玉県 坂戸市241億円
食品
京都工場 — 京都府 京田辺市188億円
食品
十勝工場 — 北海道河西 郡芽室町174億円
食品
本社/熊本工場 — 熊本県 熊本市172億円
医薬品
研究所 — 東京都 八王子市167億円
食品
埼玉工場 — 埼玉県 春日部市165億円
食品
大阪工場 — 大阪府 高槻市163億円
食品
守谷工場 — 茨城県 守谷市154億円
食品
岐阜工場 — 岐阜県 本巣郡 北方町125億円
医薬品
ほか27件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱明治 ※2、4
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    明治フレッシュネットワーク㈱
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    道南食品㈱
    北海道函館市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    明治チューインガム㈱
    愛知県清須市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東海ナッツ㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    四国明治㈱
    香川県三豊市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東海明治㈱
    静岡県袋井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    群馬明治㈱
    群馬県前橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    栃木明治牛乳㈱
    栃木県宇都宮市 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    明治油脂㈱
    大阪府枚方市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Meiji Food Asia Pacific Pte. Ltd.
    シンガポール国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Meiji Seika (Singapore) Pte.Ltd.
    シンガポール国 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社52社を開く
  • Meiji America Inc. ※2米国 ペンシルバニア州 ヨーク市100%
  • D.F.Stauffer Biscuit Co., Inc. ※2米国 ペンシルバニア州 ヨーク市100%
  • Laguna Cookie Co., Inc.米国 カリフォルニア州 サンタ・アナ市100%
  • 明治(中国)投資有限公司 ※2中国 上海市100%
  • 明治乳業(天津)有限公司 ※2中国 天津市100%
  • 明治制果食品工業(上海)有限公司 ※2中国 上海市100%
  • 明治乳業(蘇州)有限公司 ※2中国100%
  • 明治乳業(蘇州)有限公司 ※2江蘇省100%
  • 明治雪糕(広州)有限公司 ※2中国100%
  • 明治雪糕(広州)有限公司 ※2広東省広州市100%
  • 明治食品(広州)有限公司 ※2中国100%
  • 明治食品(広州)有限公司 ※2広東省広州市100%
  • 台湾明治食品股份有限公司台湾 台北市100%
  • MEIJI FOOD VIETNAM CO., LTD.ベトナム国 ハノイ市100%
  • ㈱明治フードマテリア東京都中央区95%
  • 明治ロジテック㈱東京都江東区100%
  • 日本罐詰㈱北海道 河西郡芽室町100%
  • 明治飼糧㈱東京都江東区100%
  • ㈱明治テクノサービス東京都江東区100%
  • ㈱明治ナイスデイ東京都江東区100%
  • ㈱明治アドエージェンシー東京都渋谷区100%
  • Meiji Seika ファルマ㈱ ※2、4東京都中央区100%
  • 大蔵製薬㈱京都府 京都市南区100%
  • 大蔵製薬㈱京都府 京都市南区100%
  • Me ファルマ㈱東京都中央区100%
  • Me ファルマ㈱東京都中央区100%
  • Meiji Pharmaスペイン国100%
  • Spain, S.A.マドリード市100%
  • PT.Meiji Indonesian Pharmaceutical Industriesインドネシア国 ジャカルタ市93%
  • Thai Meiji Pharmaceuticalタイ国95%
  • Co.,Ltd.バンコク市95%
  • Meiji Seika Europe B.V.オランダ国 アムステルダム市100%
  • Medreich Limitedインド国 バンガロール市100%
  • Adcock Ingram Limitedインド国 バンガロール市50%
  • Medreich Life care Limitedインド国 バンガロール市100%
  • Medreich plcイギリス国 サリー州100%
  • Medreich Australia Pty Ltd.オーストラリア国 ニューサウスウェールズ市100%
  • Medreich Far East Limited中国 香港特別行政区100%
  • Inopharm Limitedキプロス国 ニコシア市50%
  • Medreich New Zealand Limitedニュージーランド国 オークランド市100%
  • Adcock Ingram Pharma Private Limitedインド国 ハウテン州100%
  • 広東明治医薬有限公司中国 広東省広州市100%
  • Romeck Pharma合同会社東京都中央区50%
  • Meiji Seika ファルマテック㈱神奈川県小田原市100%
  • 台湾明治医薬股份有限公司台湾 台北市100%
  • Meiji Pharma Asia Pte. Ltd.シンガポール国100%
  • KMバイオロジクス㈱ ※2熊本県熊本市49%
  • 明治アニマルヘルス㈱熊本県熊本市74%
  • 明治ビジネスサポート㈱東京都中央区100%
  • Thai Meiji Food Co.,Ltd.タイ国 バンコク市100%
  • CP-MEIJI Co.,Ltd.タイ国 バンコク市40%
  • 沖縄明治乳業㈱沖縄県浦添市50%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.2兆円営業利益933億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.7%、利益が+10.2%。

売上高
+1.7%
1.2兆円
営業利益
+10.2%
933億円
純利益
-30.9%
351億円
営業利益率
7.9%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.2兆円1.2兆円
営業利益1,000億円933億円
純利益625億円351億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,894億円、営業利益は227億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+10.2%、営業利益は+16.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,641221
2024年1Q2,6271957.4116
2024年2Q2,8332498.8163
2024年3Q2,8702538.8170
2024年4Q2,72558
2025年2Q5,6904447.8269
2025年4Q5,8514036.9239
2026年2Q5,7494097.1215
2026年4Q5,9885248.8136
2027年1Q2,8942277.8153

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.1兆円から1.2兆円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は7.9%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.13291166
2014年3月1.15391191
2015年3月1.16536309
2016年3月1.22818626
2017年3月1.24888608
2018年3月1.24959613
明治(中国)投資有限公司を設立。
2019年3月1.25997619
明治食品(広州)有限公司を設立。
2020年3月1.251,033673
2021年3月1.191,102657
2022年3月1.01940875
2023年3月1.06742694
2024年3月1.11760507
2025年3月1.158478207.3508
2026年3月1.179339667.9351

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.2兆円のうち、営業利益として残るのは933億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は351億円、売上の3.0%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.4%8,147億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.6%2,657億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%933億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.8pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.2pt
3.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.7pt
4.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが565億円、投資CFが−1,104億円で、差し引きのフリーCFは−539億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は496億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月506−395−94111166
2014年3月638−473−182165192
2015年3月865−92868−63219
2016年3月1,052−98−851954315
2017年3月819−443−465376226
2018年3月1,088−644−401444269
2019年3月1,121−1,002−140119245
2020年3月1,141−708−303433371
2021年3月1,237−931−283306390
2022年3月1,275−276−770999649
2023年3月850−368−547482609
2024年3月1,080−246−4388341,028
2025年3月690−406−617284664
2026年3月565−1,104346−539496

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,176億円で、自己資本比率は61.2%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.793,2064,64939.9
2014年3月0.783,2814,51441.1
2015年3月0.883,8034,97142.2
2016年3月0.864,1924,36947.8
2017年3月0.884,5724,26750.8
2018年3月0.934,9524,30052.7
2019年3月1.005,6064,43552.5
2020年3月1.005,9764,01356.3
2021年3月1.076,5944,07658.2
2022年3月1.127,1304,04560.3
2023年3月1.147,5133,84962.7
2024年3月1.217,8784,17561.9
2025年3月1.187,9183,92763.2
2026年3月1.268,1764,44261.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
692億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6,533億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,447億円
在庫として抱えている分
負債合計
4,442億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率123社中28位あたり、逆に低いのはROE123社中83位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.6%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.0%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.2%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,520で、1年前と比べて+47.9%過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。

¥4,520-0.5%1ヶ月+23.8%1年+47.9%時価総額1.3兆円
過去52週の値幅
安値¥2,907高値¥4,568

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)34.9倍
PER (会社予想)19.6倍
PBR1.59倍
配当利回り2.43%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に4351円で、前日比0.2%高。直近1カ月では17.2%上昇し、上昇基調が続く。25日線3966円を約9.7%上回り、短期的な強さが顕著。RSIは77.2と買われ過ぎ圏にあり、過熱感が警戒される。52週高値4371円にほぼ到達しており、高値更新が目前。出来高は8月6日に305万株と急増した後、100万〜150万株台と高水準を維持。週足では75日線・200日線を大きく上回り、上昇トレンドが継続。一方、買われ過ぎによる調整リスクも意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER33.56倍は同業界平均28.53倍を上回り、予想PER18.8倍でも依然割高水準。PBR1.52倍は平均1.63倍を下回るが、ROE4.6%と低く、資本効率の悪さが目立つ。配当利回り2.53%は平均2.23%を上回るものの、配当性向112.1%と超高く、利益以上の配当を出しており持続可能性に疑問。最近の純利益は減少傾向で、2026年3月期は351億円と大幅減益予想。割高感が強く、配当の維持も危うい。

指標この会社業種平均
PER (実績)34.9倍28.6倍
PER (予想)19.6倍
PBR1.59倍1.63倍
ROE4.6%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

食習慣の変化や競争激化の中で、国内の既存事業の収益性維持と海外展開の進展が争点。強気派は、ブランド力と販売網を活かし、健康志向の高まりで機能性食品やヨーグルトの需要が伸びると見る。また、原材料コストの高騰を価格転嫁でカバーし、利益率を維持できると評価する。弱気派は、国内市場の縮小や競合他社との価格競争、原材料高で収益が圧迫される可能性を指摘する。また、海外M&Aの効果が不透明と見る。

プラスに働く材料7
  • ブランド力の強さ

    「明治」の知名度と信頼で、高価格帯の製品でも販売が見込める

  • 健康志向の追い風

    機能性表示食品や免疫力系ヨーグルトの需要が拡大している

  • 価格転嫁の進展

    原材料高を製品価格に反映し、利益率を維持する努力が奏功

  • 営業利益が10%増の933億円決算発表後影響

    847億円→933億円と2桁増益

  • 営業利益率が7.95%に改善通年影響

    7.34%→7.95%、収益構造強化

  • 予想PER17.8倍と割安継続影響

    来期ベースでPERが18倍を切る

  • 売上高1兆1737億円と過去最高決算発表後影響

    前期比1.7%増の増収

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の縮小

    人口減少で国内の食品市場は縮小傾向にある

  • 競争激化

    安価な輸入品や新興メーカーとの価格競争が激しくなっている

  • 海外展開の不透明感

    海外M&Aは成果に時間がかかり、リスクも大きい

  • 純利益が30%減の351億円決算発表後影響

    508億円→351億円と大幅悪化

  • ROE4.6%と資本効率の低さ継続影響

    PBR1.44倍に対してROE低位

  • 実績PER31.7倍と割高決算発表後影響

    純利益減でPERが高止まり

  • 売上高増加率1.7%と停滞通年影響

    1兆1737億円も伸びは限定的

次の決算で確かめる点
国内食品売上高
国内市場の動向を確認し、既存事業の安定性を見る
海外売上比率
海外展開の進捗を示し、成長の鍵となる指標
営業利益率
価格転嫁やコスト管理の効果を確認し、収益性の変化を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは2.43%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
2.43%
いまの株価に対して
配当性向
112.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月55101.1
2018年3月6518.2104.8
2019年3月707.7102.4
2020年3月757.1103.0
2021年3月750.0103.8
2022年3月8513.377.2
2023年3月905.989.1
2024年3月955.680.6
2025年3月1005.364.1
2026年3月1055.0112.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ212,204人。区分でいちばん多いのは個人・その他33.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.4%を占め、残る64.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他25.926.929.129.532.633.2
金融機関40.439.236.033.831.329.7
外国法人21.322.123.826.025.427.1
事業法人9.89.78.97.76.85.7
証券会社2.52.22.33.03.94.3
自己株式5.05.16.04.94.03.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)15.57
02㈱日本カストディ銀行(信託口)6.06
03日本生命保険(相)(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱)2.37
04明治ホールディングス従業員持株会2.21
05明治ホールディングス取引先持株会1.89
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.42
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.37
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.29
09JPモルガン証券㈱1.17
10JAPAN ACTIVATION CAPITAL I L.P. (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+15%、1株純資産は14期で+34%。直近期のROEは4.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1132,1275.519.380.5
2014年3月1292,1766.025.275.6
2015年3月2102,5158.934.988.5
2016年3月4252,77716.121.369.7
2017年3月4133,06514.222.4101.1
2018年3月4223,36113.119.2104.8
2019年3月2131,81812.221.1102.4
2020年3月2321,94012.416.5103.0
2021年3月2262,14111.115.7103.8
2022年3月3042,39113.510.977.2
2023年3月2472,55410.012.889.1
2024年3月1822,6756.918.680.6
2025年3月1862,7626.817.564.1
2026年3月1292,8504.629.8112.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額459百万円。

氏名役職年齢保有株数
松田克也代表取締役 社長 CEO6964,005
永里敏秋取締役 執行役員 COO(医薬品セグメント)6825,900
八尾文二郎取締役 執行役員 COO(食品セグメント)6554,477
古田純取締役 副社長6939,465
菱沼純取締役 専務執行役員 CFO 経営管理部・IR部・IFRS推進部・コーポレートコミュニケーション部管掌6018,550
松村眞理子取締役(注)1662,691
河田正也取締役(注)1743,627
久保山路子取締役(注)1701,813
ピーターD. ピーダーセン取締役(注)1581,146
田巻正順監査役(常勤)617,904
渡辺康監査役(常勤)595,822
安藤まこと監査役(注)26613,769
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
小松正和監査役(注)249
松岡伸次常務執行役員 社長補佐
大石昇吾執行役員 CSO リスクマネジメント部・サステナビリティ推進部管掌
河端恵子執行役員 ウェルネスサイエンスラボ長
古賀猛文執行役員 CDO グループDX戦略部・グループDX推進部管掌
山縣洋一郎執行役員 経営企画部長
遠藤茂範執行役員 経営管理部長
関根利泰執行役員 CHRO グループ人財戦略部長
大前由子取締役(注)160

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1339468296
社外取締役6868
監査役6666
社外監査役2929

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,766字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社(純粋持株会社)、子会社67社、関連会社7社により構成されております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 セグメント   主要な製品    主要な会社 食品     ヨーグルト、牛乳類、飲料、チーズ、バター・マーガリン、クリーム、アイスクリーム、調理食品、チョコレート、グミ、スポーツ栄養、乳幼児ミルク、流動食、美容、飼料、砂糖及び糖化穀粉等   ㈱明治     (連結子会社) 明治フレッシュネットワーク㈱、道南食品㈱、 明治チューインガム㈱、東海ナッツ㈱、四国明治㈱、 東海明治㈱、群馬明治㈱、栃木明治牛乳㈱、明治油脂㈱、 Meiji Food Asia Pacific Pte. Ltd.、 Meiji Seika(Singapore)Pte.Ltd.、Meiji America Inc.、 D.F. Stauffer Biscuit Co., Inc.、Laguna Cookie Co., Inc.、 明治(中国)投資有限公司、明治乳業(天津)有限公司、 明治制果食品工業(上海)有限公司、 明治乳業(蘇州)有限公司、明治雪糕(広州)有限公司、 明治食品(広州)有限公司、台湾明治食品股份有限公司、 MEIJI FOOD VIETNAM CO., LTD.、㈱明治フードマテリア、 明治ロジテック㈱、日本罐詰㈱、明治飼糧㈱、 ㈱明治テクノサービス、㈱明治ナイスデイ、 ㈱明治アドエージェンシー   (持分法適用非連結子会社) Thai Meiji Food Co.,Ltd.   (非連結子会社) ㈱明販流通、明治香港有限公司、 MEIJI NEW ZEALAND LIMITED、PT MEIJI FOOD INDONESIA、 Meiji Food Europe B.V.、明治食品材料(青島)有限公司、 ㈱東髙運輸、㈱カントラロジ、新北海道飼料㈱、まきば飼料㈱   (持分法適用関連会社) CP-MEIJI Co.,Ltd.、沖縄明治乳業㈱   (関連会社) Beghin Meiji、明糖倉庫㈱、釧路飼料㈱、日本乳品貿易㈱、 ㈱Wellnize (合計48社) セグメント   主要な製品    主要な会社 医薬品   医療用医薬品及び 動物薬等   Meiji Seika ファルマ㈱                                     (連結子会社) 大蔵製薬㈱、Me ファルマ㈱、Meiji Pharma Spain, S.A.、 PT.Meiji Indonesian Pharmaceutical Industries、 Thai Meiji Pharmaceutical Co., Ltd.、 Meiji Seika Europe B.V.、Medreich Limited、 Adcock Ingram Limited、Medreich Life care Limited、Medreich plc、Medreich Australia Pty Ltd.、 Medreich Far East Limited、Inopharm Limited、 Medreich New Zealand Limited、 Adcock Ingram Pharma Private Limited、 広東明治医薬有限公司、Romeck Pharma合同会社、 Meiji Seika ファルマテック㈱、台湾明治医薬股份有限公司 Meiji Pharma Asia Pte. Ltd.、KMバイオロジクス㈱、 明治アニマルヘルス㈱   (非連結子会社) Meiji Pharma USA Inc.、都輸送㈱ (合計25社) (注)2014年4月1日より、明治ビジネスサポート㈱のセグメントを食品セグメントから全社(共通)に変更しております。 事業の系統図(当社及び連結子会社)は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題7,080字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、グループ理念に掲げる使命・役割のもと、「食と健康」の企業グループとしてお客さまの生活充実に貢献することで持続的な成長・発展をすべく全力を尽くし、あらゆるステークホルダーとの信頼に基づき企業価値の向上を図ってまいります。 [グループ理念] 私たちの使命は、「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えてゆくこと。 私たちの願いは、「お客さまの気持ち」に寄り添い、日々の「生活充実」に貢献すること。 私たち明治グループは、「食と健康」のプロフェッショナルとして、常に一歩先を行く価値を創り続けます。 [経営姿勢] グループ理念を実現させていくにあたり、経営の基本姿勢を表明したものです。 1.「お客さま起点」の発想と行動に徹する。 2.「高品質で、安全・安心な商品」を提供する。 3.「新たな価値創造」に挑戦し続ける。 4.「組織・個人の活力と能力」を高め、伸ばす。 5.「透明・健全で、社会から信頼される企業」になる。 (2) 中長期的な経営戦略と経営環境及び優先的に対処すべき課題 当社グループは、移り変わる環境下にあってもグループ理念を体現し、成長し続ける企業グループであるために、2026年度(2027年3月期)までの長期ビジョンを策定し、その実現を目指しています。 実現に向けては3年ごとの中期経営計画を策定してより具体的な実行計画に落とし込み、取り組んでいます。 また、2021年6月1日にはグループスローガンを「健康にアイデアを」に刷新しました。当社グループは100年以上にわたり「おいしさ・楽しさ・健康・安心」の世界を拡げることに努めてまいりました。これからはグループ内外の食と医薬の知見を融合させ、新しい価値を創造します。特に「健康」というフィールドで「meijiらしい健康価値」を提供し、これまで以上に大きな役割を果たしていくことを目指します。「meijiらしい健康価値」とは、CURE(なおす)、CARE(まもる)、SHARE(わかちあう)のサイクルでひとりの健康をみんなの笑顔につなげていき、健康であることの幸せを周囲に拡げ、社会、地球が健康である「より良い未来」に貢献していくことです。 ① 長期ビジョン「明治グループ2026ビジョン」(2018年5月発表) 目指す企業グループ像 明治グループ100年で培った強みに、新たな技術や知見を取り入れて、「食と健康」で一歩先を行く価値を創造し、日本、世界で成長し続ける 目標水準(当初目標) ・営業利益成長率 1桁台半ば以上(年平均) ・海外売上高比率 20%を目指す ・ROE 10%以上を維持 重点方針 1.コア事業での圧倒的優位性の獲得 2.海外市場での成長基盤の確立 3.健康価値領域での新たな挑戦 4.社会課題への貢献 同ビジョンの実現に向けては、重点方針に沿って策定した「事業ビジョン」「サステナビリティビジョン」「経営基盤ビジョン」をもとに、活動を推進しております。 事業ビジョン (食品セグメント) 国内ではコア事業であるヨーグルト、チョコレート、栄養食品に注力すると同時に、さらなる事業ポートフォリオの強化を目指します。海外では、各地域で明治らしい、差別化された商品を展開し、独自のポジションを確立します。そしてブランド認知を獲得し、成長を加速させます。 (医薬品セグメント) 感染症治療薬やジェネリック医薬品、バイオ医薬品などを国内のみならず、海外展開も含めてトータルで拡大します。特に感染症領域ではアジアのリーディングカンパニーとなるべく、生産能力、研究開発、普及活動をそれぞれ強化します。 (グループ全体) 食品、医薬品の各セグメントで培ったノウハウ・強みを活かすとともに、オープンイノベーションにより社外の知見を積極的に取り入れることで、健康・予防領域における独自価値の創出を目指します。 サステナビリティビジョン 人びとが健康で安心して暮らせる持続可能な社会の実現を目指して、事業を通じた社会課題の解決に貢献すべく「こころとからだの健康に貢献」「環境との調和」「豊かな社会づくり」を主要活動テーマに掲げ、推進します。 経営基盤ビジョン 機能的・戦略的なマネジメント体制の確立や、一人一人の力が発揮できる環境・仕組み・風土づくり、さらにはmeijiブランドの進化に向けた取り組みを推進します。 ② 経営環境及び対処すべき課題 当社グループを取り巻く市場環境は、国内外の地政学リスクや通商政策の不確実性、為替変動など、不透明な状況が続いています。また、気候変動や環境問題への対応、人権や多様性の尊重、持続可能な調達活動など、企業が果たすべき役割や責任も増大しています。企業価値評価の考え方も大きく変わっており、企業の持続可能性、リスクへの強靭性、社会への貢献度が重視されています。 このような環境下、当社グループはグローバルで健康・栄養の社会課題の解決に貢献できる企業として持続的な成長を目指すべく、次の課題に適切に取り組んでまいります。 ・経済価値と社会価値を同時に実現(トレード・オン)するビジネスモデルの確立を目指します。 ・社会課題解決への取り組みは事業成長やイノベーションのためのシーズと捉え、新たな価値創造に果敢に挑戦します。 ・ROICを活用した経営管理体制を強化し、最適な事業ポートフォリオを構築することで、資本生産性のさらなる向上を目指します。 ・赤ちゃんからお年寄りまであらゆる世代の「こころとからだの健康」に貢献するユニークな企業グループとしての強みに磨きをかけ、グループシナジーの創出を実現します。 ③ 2026中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期) 「2026中期経営計画」では、市場・事業・行動の変革を通じた成長軌道への回帰を目指し、「2023中期経営計画」で掲げた明治ROESG®経営をさらに進化させていきます。社会課題の解決を事業戦略に取り込み、サステナビリティ・イノベーションにより社会価値を創出します。そして、経済価値と社会価値を同時に実現(トレード・オン)することで持続的な成長を目指します。 ※ ROESGは一橋大学教授・伊藤邦雄氏が開発した経営指標で、同氏の商標です。 重点戦略及び目標指標は、次のとおりであります。 重点戦略 1.成長事業への経営資源の投入 2.安定したキャッシュ創出力の維持・強化 3.経営戦略に即した人財戦略の推進 目標指標 指標   2026年度 目標 (2027年3月期)※1 統合目標    明治ROESG   7.8ポイント 成長性・収益性    連結営業利益   1,000億円 ・食品セグメント   740億円 ・医薬品セグメント   330億円 海外売上高 ※2   1,828億円 効率性・安全性    ROIC   8.0%以上 株主還元    ROE   8.0%以上 ※1 2026中期経営計画の目標値は、当連結会計年度に見直しを行いました。 ※2 海外売上高は、食品セグメント・医薬品セグメントの単純合算値です。 また、海外の顧客向け製品について国内で売り上げた取引を含めております。 2026中期経営計画における明治ROESG計算式は次のとおりであります。 2026年3月期における2026中期経営計画の達成状況は、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の状況に記載のとおりであります。 重点戦略における具体的な戦略のポイントは、次のとおりであります。 重点戦略1.成長事業への経営資源の投入 食品セグメントでは、海外での飛躍的な成長に向け、キューブタイプ粉ミルクなどの技術・知財面で競争優位性のある商品や、チョコスナックなどの味や食感の設計、製造技術などで差別性のある商品で、積極的な事業拡大を目指します。現地ニーズに合致した商品開発やグローバル生産・供給体制の確立、マーケティングの強化に注力するほか、M&Aやアライアンスにも取り組みます。国内では、BtoB事業において、新規開発素材や自社ブランドを活用した売上拡大を図ります。 医薬品セグメントでは、新規発売医薬品の価値最大化に取り組むとともに、画期的な新薬パイプライン開発を確実に進めます。 重点戦略2.安定したキャッシュ創出力の維持・強化 食品セグメントでは、既存事業領域においてサステナビリティを付加価値や経済価値につなげる「市場創造型」の商品開発を推進します。「明治サステナブルプロダクツ認定制度」を設け、バリューチェーン上のあらゆるプロセスでサステナビリティ活動を推進し、商品コンセプトへのサステナビリティの組み込みを促進します。また、「Meiji NPS(明治栄養プロファイリングシステム)」を活用し、栄養価値の高い商品の開発・改良を促進します。デジタル技術を活かした新規ソリューション事業の立ち上げや、マーケティングへの活用による既存商品の価値の最大化にも取り組みます。 医薬品セグメントでは、国家戦略と連動した医薬品の安定供給に取り組むほか、企業連携によるジェネリック医薬品バリューチェーンの強靭化を目指します。 また、食品、医薬品セグメントともに、ROICの活用により経営管理体制を強化し、資本生産性の向上に取り組みます。食品と医薬品でハードルレートを別に設定し、事業別のROIC管理体制を強化します。継続的に営業利益率の向上を図るとともに、投下資本をコントロールしていきます。 重点戦略1・2をふまえた各事業及びサステナビリティの主な取り組みは、次のとおりであります。 (食品セグメント) ・デイリー事業 国内での安定的な利益体質とグローバルでの成長基盤の確立に向け、高付加価値商品の提案、生産体制の見直 しを起点とした収益性の向上、中国事業の立て直しを中心に取り組みます。 ・カカオ事業 グローバル展開を前提とした付加価値の高い事業への転換を図ります。サステナブルカカオ豆調達と連動した 新たな価値提供、国内外において独自性の高い商品投入やマーケティング施策の実行、グローバルでの競争力 向上のための開発・生産・販売体制の強化に取り組みます。 ・ニュートリション事業 国内での新市場育成や独自価値を持った新商品の展開に取り組むとともに、海外展開の加速やさらなる成長に も取り組みます。 ・フードソリューション事業 業務用領域を成長ドライバーとして売上規模拡大と収益性向上を目指します。アプリケーションセンターを活 用して新規提案力を強化し、新たな高収益事業を立ち上げます。付加価値乳原料などのグローバル展開にも取 り組みます。市販領域では、低収益事業の改革に取り組むほか、アイスクリームやチーズなど主力ブランド強 化に取り組みます。 (医薬品セグメント) ・国内事業 感染症治療薬やワクチンの安定供給に取り組み、新興・再興感染症の脅威への対応など社会課題解決型企業と しての持続可能な収益基盤の確立を目指します。画期的新薬の開発や供給により、アンメット・メディカルニ ーズにも対応していきます。 ・海外事業 CMO/CDMO事業における生産能力増強により、人口が増加しているアジアやアフリカなどにおける医薬 品アクセスの向上にも貢献します。グローバル製品の開発を推進するとともに、ヒト用ワクチンの海外展開も 検討いたします。 ・ワクチン・動物薬事業 ワクチンにおいては、次世代mRNAワクチン「コスタイベ筋注用」の普及促進のほか、インフルエンザワクチンの収益最大化、5種混合ワクチン「クイントバック水性懸濁注射用」のシェア拡大、新領域への参入を進めます。動物薬においては、国内市場での収益性強化に努めるとともに、海外市場での事業拡大にも取り組みます。 (サステナビリティ) <こころとからだの健康> ・健康と栄養 「Meiji NPS(明治栄養プロファイリングシステム)」による当社商品の栄養価値の評価を実施し、 栄養不良の二重負荷(低栄養・過栄養)に対応した商品開発を強化します。 ・新興・再興感染症の脅威への対応 新型コロナウイルスワクチンの開発・供給に取り組むとともに、デング熱などのワクチン開発や薬剤耐性菌に 対応する医薬品開発を進めます。 ・医薬品の安定供給 堅牢なサプライチェーン構築により、基礎的医薬品、安定確保医薬品、ワクチン、血漿分画製剤の安定供給体 制の確立に取り組みます。 ・製品品質の安全性・信頼性 食品では、製品の安全体制強化に取り組みます。医薬品では、新分野やグローバル展開に対応した信頼性保証 体制を構築します。 <環境との調和> ・気候変動への対応(脱炭素社会) 省エネ・創エネ活動の強化、再生可能エネルギーへの移行により、Scope1、2排出量の削減に取り組み ます。また、酪農分野でのGHG排出量削減などによるScope3排出量の削減も推進します。 ・資源循環の推進(循環型社会) プラスチック容器包装の「リデュース」の取り組みを進めるとともに、バイオマスプラスチックや再生プラス チックの使用比率を拡大します。また、食品ロス削減にも取り組みます。 ・水資源の確保 水使用量を削減するとともに、工場の水源地での森林保全などによる水源涵養活動を拡大し、水リスクへの対 応を進めます。 ・生物多様性 TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応を強化します。 <豊かな社会づくり> ・多様な人財の成長と活躍 グローバルビジネス人財の育成強化や、女性社員のキャリア支援と意識醸成に注力するとともに、多様な人財 の活躍を推進する管理者マネジメントスキルの強化に取り組みます。 ・バリューチェーンにおける人権の尊重 人権デュー・ディリジェンスの強化に取り組みます。 ・高い倫理観に基づいたマーケティング 責任あるマーケティングの強化やポリシーの策定に取り組みます。 <持続可能な調達活動> ・人権や環境に配慮した責任あるサプライチェーンを構築します。またカカオ豆では、明治サステナブルカカオ豆の調達拡大、トレーサビリティの100%確立、森林減少ゼロ・児童労働ゼロに向けた調達活動の取り組みを進めます。 重点戦略3.経営戦略に即した人財戦略の推進 「多様な人財が自律・挑戦・成長・共創し、イノベーションを生み出す」との考え方のもと、経営戦略に基づいた人財・組織風土のあるべき姿を定め、それを実現する人財戦略を推進します。 (人財・組織風土のあるべき姿) ・挑戦と成長を続け、世界の食と健康をリードするプロフェッショナル人財 ・多様な人財一人一人のウェルビーイングの実現を支え、個人・チームの可能性を最大限引き出す組織風土 財務戦略 ・営業キャッシュ・フローは、重点戦略に沿って適切に戦略投資及び経常投資に配分します。 ・M&A・アライアンス実行時は、現在の信用格付維持を前提としたD/Eレシオ0.5倍程度以内での負債調達 を必要に応じて実施します。 ・株主還元については、総還元性向50%以上とし、継続的な増配を目指します。また、最適資本構成の観点から 自己株式の取得も検討します。 ・政策保有株式は2027年3月期末において、連結純資産比5%未満とします。 サステナビリティ戦略 (方針) 当社グループは、2026中期経営計画において「サステナビリティと事業の融合」を重要なコンセプトの一つとして掲げています。時代とともに変化する社会課題の解決を事業戦略に取り込み、サステナビリティ・イノベーションにより社会価値を創出し、経済価値とトレード・オンにすることで持続的な成長を目指します。 (戦略領域) 2026中期経営計画で特定した12のマテリアリティは4つの活動テーマに分類されます。4つの活動テーマは、明治グループらしい独自性が発揮できる取り組みと企業活動の基盤となる取り組みの2つの要素で特徴付けができ、マテリアリティを体系的に位置付けています。マテリアリティに対して、事業を通じた取り組みを積極的に推進することで「サステナビリティと事業の融合」を図ります。 <サステナビリティ活動の構造> (ESG投資) 環境分野を中心に取り組み施策を推進する為に、ESG投資枠500億円を設定しています。 主な項目   2026中期経営計画における投資計画 CO₂排出量の削減   ・省エネ機器の導入 ・太陽光発電設備の導入 など 脱フロン対策   ・ノンフロン冷蔵/冷凍設備の導入 プラスチック使用量の削減   ・容器包装軽量化のための設備投資 など 水使用量の削減   ・水の効率的な使用に資する設備の導入 医薬品の安定供給   ・ペニシリン原薬の国産化に資する設備投資 など 労働環境整備   ・労働安全対策、ダイバーシティ推進の為の環境整備 など
事業等のリスク3,888字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、企業活動に重大な影響を及ぼす緊急事態の発生時における対応だけでなく、さまざまな経営リスクの発生を未然に防ぐこと、及び経営リスクの回避・軽減措置を講じることが肝要であるとの考えに基づいてリスクマネジメントを推進しています。 (1) リスクマネジメント体制 当社グループでは、「明治グループ2026ビジョン」の実現に向けて新たな成長を促進するために、グループ全体の経営リスクを把握しリスクの低減化に適切に取り組むとともに、果断なリスクテイクに資するリスクマネジメント体制を構築しています。 当社は、グループ全体の経営リスクのマネジメント機能を強化するため、リスクマネジメント全般を担う部門として、独立したリスクマネジメント部を設置し、リスクマネジメント部を管掌する執行役員を任命しています。経営リスクをグループビジョンと一体化させ、これらグループ全体の経営リスク及びその管理状況について、当社の経営会議において評価・確認の上、取締役会に報告し、取締役会が評価・監督することにより、経営環境の変化に即応したリスクマネジメントを実践できる体制としています。 また、食品セグメント、医薬品セグメントそれぞれの業態に適したリスクマネジメント体制の構築を推進するべく、定期的に情報を共有化し、課題を抽出して適切に対処します。加えて、各セグメントに共通し、または当社グループ全体に影響を及ぼすリスクに関しては、グループで速やかに共有化する体制を整備し、早期の認知・対応に努めるとともに、随時、リスクマネジメント部を管掌する執行役員が代表取締役社長CEOに報告しています。 <リスクマネジメント体制> (2) 当社グループにおける経営リスク 全社横断的な経営視点で適切にリスクを把握し、影響度を考慮した対応策を策定することは、リスクの軽減はもちろん、当社グループの持続的成長及び新たな成長機会の獲得にもつながります。そこで「明治グループ2026ビジョン」で掲げる「事業ビジョン」「サステナビリティビジョン」「経営基盤ビジョン」の3つのビジョンに則して、「明治グループにおける経営リスク」を特定しました。各経営リスクにおいてリスクオーナーを設置しリスクの回避・軽減措置を進めています。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 下表の将来に関するリスクは、当社グループの中長期的な経営戦略に基づき、分類したものです。グループにおける重要度は、リスクが顕在化する可能性や顕在化した場合のグループへの影響度などを考慮し、当社グループが判断したものです(より重要度が高いと判断したものを◎の記載としています)。 また、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであり、全ての事業等のリスクを網羅したものではありません。 リスク   対応策   リスク認識の前年からの 変化   グループにおける 重要度 1 事業に関するリスク 1.1 製品・サービスの販売・提供   ・計画した製品の上市断念 ・お客さまのライフスタイル・価値観の変化 ・当社グループの強みとする 素材(乳・カカオ等)への ネガティブな風評   ・POC(Proof of Concept)の 確実な取得 ・市場トレンドの積極的情報収集 ・環境や社会に配慮した商品開発 ・明治らしい社会課題解決型製品・サービスの創出 ・製品・素材に関する適切な情報 発信   →   ◎ 1.2 特定製品への 利益偏重   ・売上・利益構成比の高い製品の販売不振   ・独自価値を最大化するマーケティング施策の実行 ・製品ポートフォリオマネジメントの充実 ・新市場や新規領域の探索   →   ◎ 1.3 サプライチェーン   ・原材料の調達不足・余剰、 価格高騰 ・生産トラブル等による生産 活動の停止 ・生乳調達の困難化 ・物流起因による製品供給の 不安定化   ・原材料市場の積極的情報収集及び調達戦略推進 ・生産販売部門の連携強化 ・調達先の分散や代替原料の検討 ・省人/無人化による物流効率化   →   ◎ 1.4 技術進歩   ・デジタル技術の急速な進歩への適応不足 ・画期的な治療法・製法・製剤の台頭   ・新技術導入検討の早期着手 ・新たな製法・製剤の研究、アライアンス探索   →   ◎ 1.5 法・制度   ・企業活動に大きく影響する 諸制度の改正 ・薬価改定   ・諸制度改正の早期情報入手と対応策の実施 ・行政への適切な働きかけ ・薬価改定を受けない製品ポートフォリオの充実   →   ○ 1.6 海外展開、 海外グループ会社   ・社会情勢の急激な変化や戦争・テロの発生 ・諸外国における想定を大きく超える諸制度の改正   ・情報収集及び対応策の早期検討・実施 ・複数拠点からの製品供給体制の構築   →   ◎ 1.7 事業計画等   ・環境変化等によるビジョン、中期経営計画の未達成 ・コア事業の成長鈍化、海外市場や新規領域における計画 未達 ・固定資産・のれんの減損 ・為替・金利変動   ・独自価値のさらなる強化、新たな価値の継続的な探索 ・収益性、成長性、生産性の観点での事業ポートフォリオ管理 ・投資、M&A、研究開発計画に おける適切な意思決定、モニタリングの実施 ・為替予約及び固定金利での借入   →   ◎ リスク   対応策   リスク認識の前年からの 変化   グループにおける 重要度 2 サステナビリティに関するリスク 2.1 環境との調和   ・企業活動における環境への 配慮   ・CO₂排出量・フロン漏えい量の削減、省エネ活動の推進、太陽光発電設備の設置拡大、再エネ由来電力の活用、排水・廃棄物処理の適正実施、ISO14001に準じた環境マネジメントの推進 ・プラスチック資源循環の推進 ・環境に関する各種ポリシー、方針等の徹底   →   ○ 2.2 気候変動   ・気候変動への対応   ・TCFDの枠組みに沿った気候変動シナリオ分析と戦略策定及び情報開示   →   ○ 2.3 豊かな社会 づくり   ・持続可能な原材料調達 ・多様性への理解、多様な人財の活用 ・人権への配慮、人権課題     ・サステナブル調達原料(カカオ豆・パーム油)の比率向上 ・酪農業における社会課題解決に向けた業界団体、他企業との協業・連携強化 ・多様な価値観・能力を活かし合う組織・風土づくり ・人権デュー・ディリジェンスを踏まえた課題解決の取り組み ・調達、人権、社会等に関する各種ポリシー、ガイドライン等の徹底   ↗   ○ 3 経営基盤に関するリスク 3.1 ガバナンス   ・適時適切な意思決定 ・社内外のコンプライアンス 違反   ・取締役会の実効性の向上 ・グループガバナンス体制の強化 ・明治グループ行動規範に基づくコンプライアンス・ソーシャルメディア利用の教育、各種方針・ポリシーの社内外への徹底   →   ○ 3.2 明治ブランド の毀損   ・品質不備、薬品の予期せぬ 副作用などによる製品回収 ・当社グループまたは製品への予期せぬ風評被害   ・安全安心の徹底追求 ・各ステークホルダーとの適切な コミュニケーション   →   ◎ 3.3 人財・風土   ・企業成長に必要な人財獲得 及び能力開発 ・社員エンゲージメント ・業務環境による生産性への 影響   ・サクセッションプランに繋がる 経営人財プールの運用 ・社員研修の充実 ・社員エンゲージメントサーベイ 結果を受けた各種施策 ・スマートワークの推進、健康経営の推進体制強化、グループ共通での労働安全体制の構築   →   ○ 3.4 情報資産の 漏えい   ・不正アクセス等による情報漏えいやシステム機能の停止 ・不適切な管理体制による情報の流出   ・情報管理体制及び情報セキュリティの強化 ・情報管理の教育強化と各種規程・ポリシーの徹底   ↗   ◎ 3.5 災害や不測の 事態   ・災害やパンデミックなど予期せぬ非常事態による企業活動の停滞・中止 ・非常事態下の環境変化による製品需要の増減   ・早期的回復に向けたBCP、リスクマネジメント計画の整備 ・グループとして幅広い製品ポートフォリオ保持   ↗   ○ 当社は、当社グループ経営リスクに対する2025年度における重点取り組みテーマを選定し、取締役会において、各取り組みについて確認しました。 <2025年度重点取り組みテーマ> ① 適時適切な意思決定 日本市場において同意なき買収提案や株主提案が増加傾向にある中、当社に対する提案の可能性およびその内容を想定し、提案を受けた場合において、企業価値・株主共同の利益の確保・向上のために真摯に検討することを旨として、取締役会として取るべき対応などについて確認しました。 ② デジタル技術の急速な進歩への適応不足 AIなどのデジタル技術が急速に進歩している中、当社グループにおけるAIやデータの活用状況について確認しました。当社グループでは、組織的なAIの活用やデータドリブン経営を推進することにより、デジタル技術の急速な進歩に適応しています。
経営成績の分析 (MD&A)11,606字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績の状況 ① 事業全体の状況 (単位:百万円) 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益   1株当たり 当期純利益 (円 銭) 当連結会計年度   1,173,688   93,307   96,571   35,076   129.42 前連結会計年度   1,154,074   84,702   82,013   50,800   186.08 前年同期比(%)   101.7%   110.2%   117.7%   69.0%   - 2026年3月期における当社グループの経営環境は、各国の通商政策や為替変動に加え、中東情勢など地政学リスクの高まりにより、不安定な状況が続きました。国内では、雇用・所得環境の改善が見られたものの、物価上昇に伴う生活防衛意識の高まりから節約志向が継続しました。このような環境下、当社グループは2024年4月よりスタートした「2026中期経営計画(2026中計)」に基づき、次の取り組みを推進しました。 食品セグメントでは、価格改定によりコスト上昇分の吸収に取り組むと同時に、既存品の付加価値提案強化や新商品の売上拡大に注力しました。国内では、BtoB事業において取引先ニーズに即した提案を強化し事業拡大を図りました。海外では、明治ブランド品の露出拡大に取り組み、販売を伸長させました。特に好調な米国では、生産ラインの増強を進めました。一方、中国事業では、減損損失を計上したものの、収益性の回復に向けた抜本的な構造改革に取り組み、再建に向けた道筋を固めました。 医薬品セグメントでは、抗菌薬やワクチンの安定供給に取り組むとともに、経済安全保障上の課題である抗菌薬原薬の国内生産体制の構築を進め、2025年12月より岐阜工場で抗菌薬原料の生産を開始しました。また、新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン「コスタイベ」の2人用バイアル製剤を上市し、薬剤耐性対策に貢献する新規β-ラクタマーゼ阻害剤「OP0595(ナキュバクタム)」の開発を推進しました。加えて、ジェネリック医薬品業界が抱える供給不安の構造的問題を解決するため、複数の企業とコンソーシアム構想の実現に向けた協議を重ね、実行に向けた準備を整えました。 この結果、当連結会計年度の売上高は 1兆1,736億88百万円(前期比 1.7%増)、営業利益は 933億7百万円(同 10.2%増)、経常利益は 965億71百万円(同 17.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は 350億76百万円(同 31.0%減)となりました。また、ROEは 4.6%、1株当たり当期純利益は 129.42円となりました。 ② セグメントの状況 (単位:百万円) 報告セグメント   合計 食品   医薬品 前連結 会計年度   当連結 会計年度   増減   前連結 会計年度   当連結 会計年度   増減   前連結 会計年度   当連結 会計年度   増減 売上高   925,554   942,879   17,324   229,650   232,244   2,593   1,155,205   1,175,123   19,918 セグメント 利益   64,629   68,746   4,117   24,749   30,463   5,713   89,378   99,210   9,831 (注) 売上高、セグメント利益は、セグメント間の取引を消去する前の金額によっております。 セグメントの業績の詳細は、次のとおりであります。 Ⅰ.食品 当セグメントにはデイリー事業 (プロバイオティクス、ヨーグルト、牛乳、海外)、カカオ事業 (チョコレート、グミ、海外)、ニュートリション事業(乳幼児ミルク、スポーツ栄養、高栄養食品、海外)、フードソリューション事業(BtoB、チーズ、フローズンデザート、海外)、その他事業 (乳原料、国内独立系子会社)による製造・販売、運送等が含まれております。 売上高は前連結会計年度を上回りました。カカオ事業とフードソリューション事業は前連結会計年度を上回りました。デイリー事業とニュートリション事業は前連結会計年度並みとなりました。 セグメント利益は前連結会計年度を上回りました。デイリー事業とフードソリューション事業は前連結会計年度を大幅に上回りました。一方、カカオ事業とニュートリション事業は前連結会計年度を下回りました。 事業別の概況は、次のとおりです。 ■デイリー事業 (プロバイオティクス、ヨーグルト、牛乳、海外) 売上高は前連結会計年度並みとなりました。国内では、価格改定と販促強化により主力の「明治プロビオヨーグルトR-1」や「明治ブルガリアヨーグルト」など市販品は好調に推移しましたが、宅配チャネルの不調により前連結会計年度並みとなりました。海外では、中国において2025年7月に「明治おいしい牛乳」を発売し、牛乳は増収となりました。一方、ヨーグルトの減収により市販用牛乳・ヨーグルト事業全体では減収となりました。 営業利益は前連結会計年度を大幅に上回りました。国内は、価格改定効果や製造間接費の減少などにより増益となりました。海外は、中国のリバイバルプランにおけるコスト改善の取り組みにより赤字額が縮小しました。 ■カカオ事業 (チョコレート、グミ、海外) 売上高は前連結会計年度を上回りました。国内では、チョコレートが価格改定効果により増収となりました。グミも新商品が好調に推移し増収となりました。海外では、中国での主力チョコレート群の伸長や米国での「ハローパンダ」の販売拡大により増収となりました。 営業利益は前連結会計年度を下回りました。国内は、原材料コストが増加しましたが、価格改定効果により増益となりました。海外は、米国は増益でしたが、中国における原材料コストの増加などが影響し、全体では減益となりました。 ■ニュートリション事業(乳幼児ミルク、スポーツ栄養、高栄養食品、海外) 売上高は前連結会計年度並みとなりました。国内では、乳幼児ミルクがインバウンド需要の減少などの影響で減収となりました。海外は、台湾の乳幼児ミルクが増収となりました。 営業利益は前連結会計年度を下回りました。国内は、原材料コストの増加や乳幼児ミルクなどの減収により減益となりました。海外は、台湾の増益に加え、前期に発生した事業拡大のための先行投資費用の反動により赤字額が縮小しました。 ■フードソリューション事業(BtoB、チーズ、フローズンデザート、海外) 売上高は前連結会計年度を上回りました。国内では、業務用のクリームやカカオが増収となりました。市販用のフローズンデザートも好調に推移しました。海外では、中国において市販用のフローズンデザートが減収となりましたが、業務用クリームなどが好調に推移し全体では増収となりました。 営業利益は前連結会計年度を大幅に上回りました。国内は、原材料コストなどが増加しましたが、価格改定効果により増益となりました。海外は、中国のBtoB事業の増収とコスト削減の取り組みが寄与し赤字額が縮小しました。 ■その他事業 (乳原料、国内独立系子会社、海外) 売上高は、受託製造品の減収が影響し前連結会計年度を下回りました。 営業利益は、国内の受託製造品の減収や、海外の事業拡大のための先行投資費用の発生により前連結会計年度を大幅に下回りました。 Ⅱ.医薬品 当セグメントには、国内事業(感染症、免疫、CNS、ジェネリック医薬品)、海外事業(海外自販、海外CMО/CDMО、グローバル品)、ワクチン・動物薬事業(ワクチン、動物薬、新生児マススクリーニング)が含まれております。 売上高は前連結会計年度を上回りました。海外事業とワクチン・動物薬事業は前連結会計年度を上回り、国内事業は前連結会計年度並みとなりました。 営業利益は前連結会計年度を大幅に上回りました。海外事業は前連結会計年度を大幅に上回り、ワクチン・動物薬事業は前連結会計年度の営業損失から黒字に転換しました。国内事業は前連結会計年度を大幅に下回りました。 事業別の概況は、次のとおりです。 ■国内事業(感染症、免疫、CNS、ジェネリック医薬品) 売上高は前連結会計年度並みとなりました。2024年5月発売の選択的ROCK2阻害剤「レズロック錠」や血漿分画製剤は増収となりました。抗菌薬は、細菌感染症流行状況の変化により市場が低調に推移した影響で減収となりました。 営業利益は、薬価改定の影響や新規発売品目の普及費増加などにより、前連結会計年度を大幅に下回りました。 ■海外事業(海外自販、海外CMО/CDMО、グローバル品) 売上高は前連結会計年度を上回りました。ロイヤリティ収入やタイの子会社の増収が寄与しました。 営業利益は前連結会計年度を大幅に上回りました。研究開発費の減少やロイヤリティ収入に加え、インドやタイの子会社の増益が寄与しました。 ■ワクチン・動物薬事業(ワクチン、動物薬、新生児マススクリーニング) 売上高は前連結会計年度を上回りました。5種混合ワクチン「クイントバック」の増収が寄与しました。 営業利益は、前連結会計年度に発生した新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン「コスタイベ」の評価減の反動などにより、前連結会計年度の営業損失から黒字に転換しました。 ③ 2026中期経営計画の進捗状況(2025年3月期~2027年3月期) 2026中計では前中計に引き続き「明治ROESG」を最上位の経営目標に掲げています。「明治ROESG」は稼ぐ力を示すROEと、ESGの目標達成度の2つの要素で構成されます。ROEの向上に向けては、ROICを活用した資本効率の改善に取り組んでおります。ESG目標では外部評価機関の評価のほか、サステナビリティと事業の融合を象徴する指標として、「明治ROESG対象ブランド群(製品)の売上高」を設定しています。 2026中期経営計画の目標指標に対する当連結会計年度の実績は、次のとおりであります。 指標   2026年3月期 実績   2026中期経営計画 (2027年3月期) 目標 統合目標    明治ROESG   6.1ポイント   9.8ポイント 成長性・収益性    連結営業利益   933億円   1,165億円 ・食品セグメント   687億円   830億円 ・医薬品セグメント   304億円   400億円 連結当期純利益   350億円   765億円 海外売上高   1,613億円   2,525億円 効率性・安全性    ROIC   7.8%   8.5%以上 株主還元    ROE   4.6%   9.5%以上 総還元性向   81.1%   50%以上 明治ROESGの達成状況の詳細は、次のとおりであります。 2026年3月期の総括は次のとおりであります。 ○2025年度の連結営業利益は計画超過 ・特に医薬品の貢献は大きく、引き続き成長ドライバーとして期待 ・食品は、価格改定が続く中、主力品の数量や新商品の伸びなどの手応えもあったが、最終的に計画未達と なったことは大いに反省すべき点。26年度は数字にこだわる ○課題であった食品中国事業は抜本的な構造改革への道筋を確立し、一歩前進。ブレイクイーブンを目指し、 変革のスピードを加速する ○2026中計の当初目標の達成は困難な状況。現実を真摯に受け止め、26年度は必達目標として連結営業利益 1,000億円がターゲット ・地政学リスクやコストアップなど不確実な事業環境下でも、価格改定を含めた機動的な対応、全社的な構造 改革、次の成長に向けたチャレンジを実行 ○厳しい環境認識のもと、あらゆる変革を断行し、課題解決のアクセルを踏む ・変化のスピードを加速するために、課題意識や危機意識を全社共有し、変革を恐れない、チャレンジする 組織・風土を醸成 ・大小問わず構造改革を断行し、持続的な成長を可能にするコスト構造へと転換 <構造改革・アセットライト化> ・食品事業の生産体制再構築:北海道・神奈川新工場設立に伴い5工場閉鎖 ・四国明治(香川工場・松山工場)の生産終了 ・自動販売機事業の見直し:2027年3月までに自販機貸与・リース終了 ほか ○これらの取り組みから創出したキャッシュを、株主還元と成長分野への投資に戦略的に配分。成長軌道への 回帰とROE10%水準への早期回復を目指す ④ 来期の見通しについて 「2026中期経営計画(2026中計)」の最終年度となる2027年3月期は、国内では雇用・所得環境の改善に伴う個人消費の緩やかな回復を想定する一方、国内外の地政学リスクや通商政策の不確実性、為替変動などが継続することを前提とします。こうした環境を踏まえ、当社グループはコスト上昇への対応や供給体制強化の効果を最大化し、収益性の向上を目指します。さらに、持続的な成長に向けて、事業ポートフォリオと資源配分の最適化を進めます。 なお、2026年3月期における事業環境や中計策定時からの前提の変化を踏まえ、2026中計の当初目標を下記のとおり見直しました。原材料価格の高騰・高止まり、中国経済の減速、新型コロナワクチン接種環境の変化などの影響を織り込み、為替前提も見直しました。 指標   2026年3月期 実績   2027年3月期 計画   2026中期経営計画 (2027年3月期) 当初目標 明治ROESG   6.1ポイント   7.8ポイント   9.8ポイント 連結営業利益  ・食品セグメント  ・医薬品セグメント  海外売上高   933億円   1,000億円   1,165億円 687億円   740億円   830億円 304億円   330億円   400億円 1,613億円   1,828億円   2,525億円 ROIC   7.8%   8.0%以上   8.5%以上 ROE   4.6%   8.0%以上   9.5%以上 食品セグメントは、国内外の地政学リスクや為替変動などの影響を注視し、機動的に価格改定などの追加施策を実行するとともに、事業構造改革を進め収益基盤の安定化を図ります。 国内では、継続的なプロモーションやラインアップの強化により既存ブランドの価値最大化に取り組みます。デイリー事業およびカカオ事業では、新たな価値を持つ商品の育成を加速し、中長期的な成長ドライバーとして定着させます。ニュートリション事業は、主要ブランドの独自価値強化により収益性の回復を図ります。フードソリューション事業では、好調なBtoB事業において取引先ニーズに即した独自技術商品の提案を強化し、さらなる成長につなげます。 海外では、各地域で好調な菓子事業を中心に展開を加速させます。中国は菓子事業に注力するとともに、中国事業全体の黒字化に向けた施策を継続して実行します。米国は増強した生産ラインを活用し、チョコレートスナックを中心に販路を拡大します。アジアでは域外向け輸出を含めチョコレートの展開を強化します。 2026年3月期 実績   2027年3月期 計画   対前期 増減率 食 品   売 上 高   9,428億円   9,539億円   1.2% 営業利益   687億円   740億円   7.6% 医薬品セグメントは、国内では、注射用抗菌薬やワクチンの安定供給に取り組むとともに、当社グループでの製造販売一元化を実現した血漿分画製剤の普及促進に注力します。また、新規発売品目である選択的ROCK2阻害剤「レズロック錠」の価値最大化に努めます。 海外では、将来の成長基盤の確立に向けて、シンガポールに設立したMeiji Pharma Asia Pte. Ltd.を拠点として、東南アジアでの事業展開を推進します。あわせて、デング熱ワクチンをはじめとするパイプライン開発も着実に進めます。 2026年3月期 実績   2027年3月期 計画   対前期 増減率 医薬品   売 上 高   2,322億円   2,593億円   11.7% 営業利益   304億円   330億円   8.4% ⑤ 主要な経営指標等の推移 (注)2021年度の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、上記の2021年度以降の指標については当該会計基準等を適用した後の金額となっております。 (2)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績を事業のセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 食品   802,366   - 医薬品   187,774   - 報告セグメント計   990,140   - 合計   990,140   - (注)前連結会計年度は一部連結子会社の決算期変更による15カ月の変則決算のため、前年同期比は記載しておりません。 ② 受注実績 当社グループは、主に販売計画に基づいて生産計画を立てて生産しております。 一部受注生産を行っておりますが、受注高及び受注残高の金額に重要性はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業のセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) 食品   941,470   101.8 医薬品   232,218   101.1 報告セグメント計   1,173,688   101.7 合計   1,173,688   101.7 (注)1.総販売実績に対する売上の割合が10%以上の相手先はありません。 2.セグメント間の取引は含まれておりません。 (3)財政状態の分析 資産の部では、現金及び預金が前連結会計年度末に比べて 89億42百万円減少し、692億49百万円となりました。コミットメントラインの設定額200億円と合わせた手元流動性の残高は892億49百万円で、2026中期経営計画で目安としている手元流動性の水準(連結売上高の1カ月程度)を確保いたしました。商品及び製品は、前連結会計年度末に比べて 171億5百万円増加し、1,447億27百万円となりました。また、原材料及び貯蔵品が、前連結会計年度末に比べて 189億75百万円増加し、1,008億94百万円となりました。これらは原材料価格の高騰や、在庫の計画的な積み増しなどによるものであります。有形固定資産は前連結会計年度末に比べて 260億23百万円増加し、5,099億24百万円となりました。これは中国食品事業での減損損失の計上により建物及び構築物や機械装置及び運搬具が減少した一方で、北海道根釧地区新工場や神奈川新工場の建設工事などにより建設仮勘定が増加したことによるものであります。その結果、当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて 772億87百万円増の 1兆2,617億59百万円となりました。 負債の部では、有利子負債(社債、コマーシャル・ペーパー、借入金)が、長期借入金による設備投資資金の調達やコマーシャル・ペーパーの発行による運転資金の調達などにより、前連結会計年度末に比べて 647億84百万円増加し、1,125億85百万円となりました。その結果、当連結会計年度における負債合計は、前連結会計年度末に比べて 515億17百万円増の 4,442億6百万円となりました。 純資産の部では、株主資本は利益剰余金が 40億84百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて 47億63百万円増加しました。純資産合計では、その他有価証券評価差額金が 61億58百万円、為替換算調整勘定が 37億17百万円、退職給付に係る調整累計額が95億93百万円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて 257億69百万円増の 8,175億52百万円となりました。 この結果、流動比率は前連結会計年度末に比べて 10.8ポイント増の186.9%、D/Eレシオは0.08ポイント増の0.15倍、自己資本比率は 1.9ポイント減の61.2%となり、資金の流動性及び財務の安定性を維持しております。なお、1株当たり純資産は前連結会計年度末に比べて 87円47銭増加し、2,849円80銭となりました。 自己資本及び自己資本比率の推移は、次のとおりであります。 (4)資本の財源及び資金の流動性 ① 資本政策の方針 事業活動により得た資金は、持続的な成長に向けて、将来への成長投資や研究開発へ積極的に充当してまいります。また、グループ全体の資本効率の観点から、成長投資については財務規律との調和を図るとともに、政策保有株式などの非事業用資産については縮減します。 株主還元についても経営における重要課題と認識しており、各年度で総還元性向50%以上を目安とし、1株当たり配当額の継続的な増配を目指します。 ② 資金調達の方針 資金調達については、資金需要や金利環境等を踏まえつつ、多様化した調達手段の中から資本コストの低減を第一義として、負債により調達することを基本方針とします。一方で、負債の増加に伴う信用リスクの観点から、原則としてD/Eレシオは0.5倍までを上限とし、金融情勢に左右されないような高い信用格付の維持にも努めます。なお、本報告書提出時点において、当社は日本格付研究所より「ダブルAマイナス(安定的)」の信用格付を取得しております。 主要な金融機関とは良好な取引関係を維持しており、加えて強固な財務体質を有していることから、当社グループの事業拡大、運営に必要な投資資金及び運転資金の金融機関からの調達に関しては問題なく実施できると認識しております。なお、国内の金融機関との間で合計200億円のコミットメントラインを設定しており、期中の現預金残高とコミットメントライン設定額を合わせた手元流動性の水準を、連結売上高の1カ月程度に設定することで、緊急時の流動性を確保いたします。 また、グループ会社を対象に、資金調達の安定化と調達コストの低減を図るため、グループファイナンス制度を導入しております。 当社は、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」の実現に向けた活動に必要な資金調達の手段として、ICMA(国際資本市場協会:International Capital Market Association)の定めるグリーンボンド原則及びソーシャルボンド原則に基づいた、「サステナビリティファイナンス・フレームワーク」を策定しております。今後も、本フレームワークに基づき、サステナビリティファイナンスを積極的に活用し、社会課題解決への貢献を一層進めてまいります。 ③ キャッシュ・フローの状況 区分   前連結会計年度 (百万円)   当連結会計年度 (百万円)   増減額 (百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   68,979   56,522   △12,457 投資活動によるキャッシュ・フロー   △40,636   △110,375   △69,738 フリー・キャッシュ・フロー   28,342   △53,852   △82,195 財務活動によるキャッシュ・フロー   △61,671   34,603   96,275 現金及び現金同等物に係る換算差額   △496   2,070   2,566 現金及び現金同等物の増減額(△減少)   △33,825   △17,178   16,646 現金及び現金同等物の期首残高   102,832   66,398   △36,434 現金及び現金同等物の期末残高   66,398   49,611   △16,786 キャッシュ・フロー関連指標の推移は、次のとおりであります。 区分   第13期   第14期   第15期   第16期   第17期 自己資本比率(%)   60.3   62.7   61.9   63.2   61.2 時価ベースの自己資本比率(%)   83.3   77.4   78.4   74.3   82.9 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.6   0.8   0.5   0.7   2.0 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   246.3   193.6   266.3   179.9   69.6 (注)各指標の算出方法 自己資本比率:(純資産の部-非支配株主持分)/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額(期末株価終値×発行済株式総数)/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い(利息の支払額) ※ 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式総数をベースに計算しております。 ※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうちリース債務を除く利子を支払っている負債を対象としております。 営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ 124億57百万円収入減の 565億22百万円の収入となりました。これは売上債権の増加や棚卸資産の増加などがあったためであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ 697億38百万円支出増の 1,103億75百万円の支出となりました。これは前連結会計年度に比べて有形及び無形固定資産の取得による支出が増加し、投資有価証券の売却による収入が減少したためであります。 これにより、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計額)は、前連結会計年度より 821億95百万円収入減の 538億52百万円の支出となりました。 フリー・キャッシュ・フローのマイナスに加え、配当金の支払いによる株主還元に必要な資金については、有利子負債による調達および現預金の取り崩しにより充当しております。配当については増配を実施し、株主還元の充実に努めました。今後も安定的継続的な利益還元を実施します。なお、配当金の支払額は前連結会計年度より 9億53百万円支出増の 277億8百万円、配当性向は 81.1%であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ 962億75百万円収入増の 346億3百万円の収入となりました。これは前連結会計年度に自己株式の取得による支出があったことに加え、当連結会計年度において、金融機関からの借入れやコマーシャル・ペーパーの発行などによる有利子負債の増加があったためであります。 これらの結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は 496億11百万円となりました。 当連結会計年度においては、事業活動に伴う運転資金は金融機関からの借入れおよびコマーシャル・ペーパーにより調達いたしました。 当連結会計年度におけるキャッシュアロケーションは、次のとおりであります。 配当金及びEPS(1株当たり当期純利益)の推移は、次のとおりであります。 (注)2015年10月1日付及び2023年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施しており、2013年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり配当金及び1株当たり当期純利益を算定しております。 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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出典

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