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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

コモ

COMO CO.,LTD.2224 · Standard · 食料品

概要

コモは、パネトーネ種を使用したロングライフパン(賞味期間60~90日)の製造・販売を専業とする食品メーカーである。1984年に愛知県小牧市で設立され、2026年3月期の売上高は73億円、従業員数は196名。主要販売先は日本生活協同組合連合会(売上比14.9%)とサントリービバレッジソリューション(同13.4%)であり、主力製品はデニッシュとクロワッサンで売上の約8割を占める。東京証券取引所スタンダード市場および名古屋証券取引所メイン市場に上場している。

パネトーネ種を核としたロングライフパン製造

当社の事業は、パネトーネ種と呼ばれる天然酵母を用いたロングライフパンの製造・販売のみである。この酵母を使用することで、賞味期間を60日から90日程度に延ばすことが可能となり、自動販売機や生活協同組合といった長期在庫が求められるチャネルでの販売を可能にしている。製品ラインアップは、デニッシュ、クロワッサン、ワッフル、パネトーネ、その他(菓子パン類等)に分類される。2026年3月期の生産実績では、デニッシュが30億6千万円、クロワッサンが29億8千万円と、この2品目で全体の約82%を占める。ワッフルは4億3千万円、パネトーネは2千万円と少量であるが、パネトーネ種を直接使用した製品としてブランドの象徴となっている。生産は愛知県小牧市の本社工場で一貫して行われ、老朽化した設備の更新を目的に2027年10月操業開始予定の新設備投資計画が進行中である。

生活協同組合と自動販売機に依存する販売構造

売上高の約3割を2社の大口顧客が占める。最大の販売先は日本生活協同組合連合会で、2026年3月期の売上高は10億9千万円(構成比14.9%)、第2位はサントリービバレッジソリューションで9億8千万円(同13.4%)である。これらの顧客は主に自動販売機向けや生協の宅配向けに当社製品を供給しており、長期間保存可能なパンの特性が評価されている。その他の販路として量販店向けのNB(ナショナルブランド)製品やPB(プライベートブランド)製品も展開しており、2026年3月期には新たに「クレセントショコラ」「クレセントホワイト」のNB製品2品とPB製品3品を発売した。売上高は2013年3月期の54億円から漸増し、2026年3月期には73億円に達したが、利益率は低く、当期純利益は7千6百万円にとどまっている。

物流子会社コモサポートと品質管理体制

当社グループは、製造元であるコモと、100%出資子会社のコモサポート株式会社の2社で構成される。コモサポートは2005年4月に物流の効率化と在庫管理の明確化を目的に設立され、当社製品の保管、仕分け業務、配送手配代行を担っている。しかし、2026年4月にはこの子会社を吸収合併する計画が公表され、グループの簡素化と業務の合理化が図られる。品質面では、2006年10月にコモおよびコモサポートの両社でISO9001の認証を取得し、2021年10月には本社工場で食品安全管理システムの国際規格FSSC22000の認証を取得した。これらは取引先からの信頼獲得と市場競争力の維持に寄与している。従業員数は単体で196名(2026年3月期)と小規模ながら、少人数で生産から販売までをカバーしている。

東証と名証への重複上場による資金調達基盤

株式市場においては、1997年12月に日本証券業協会に店頭登録した後、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場、2010年4月には大阪証券取引所JASDAQに移行した。2013年7月の東証・大証統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。さらに2019年2月には名古屋証券取引所市場第二部に重複上場し、2022年4月にメイン市場へ移行している。この二市場上場により、地域投資家を含めた資金調達の多様化を図っている。財務面では、設備投資のための資金調達としてシンジケートローンを利用するなど、安定的な金融機関との関係を維持している。2026年3月期末の自己資本比率は約45%(純資産21億円÷総資産47億円)である。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
73億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.7%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

デニッシュとクロワッサンで売上の8割を占める主力品

当社の製品は、デニッシュ、クロワッサン、ワッフル、パネトーネ、その他の5カテゴリーに分かれる。中でもデニッシュは2026年3月期の生産額30億6千万円、販売額30億4千万円と最大の品目である。1988年に量産設備、1990年に専用ラインを新設して以来、安定した生産体制を築いてきた。クロワッサンは生産額29億8千万円、販売額29億8千万円とほぼ同規模で、前期比で7.2%増加した。両品目を合わせると売上高の約82%を占める。これらの製品は、パネトーネ種を使用することで長時間の保存が可能であり、自動販売機や生協のカタログ販売など在庫リスクを嫌うチャネルで強みを発揮する。また、量販店向けのNB製品として「クレセントショコラ」「クレセントホワイト」を2026年3月期に発売し、新たな需要の開拓を進めている。

パネトーネ種を核とした製法技術と特許

当社の技術的な中核は、パネトーネ種(イタリア起源の天然酵母)を用いた製法にある。この酵母は通常のパン酵母に比べて酸味や風味が特徴的で、かつ保存性を高める効果がある。1995年4月には富士カントリー株式会社から「イタリアンケーキ」の製法特許等を取得し、自社の技術基盤として確立した。現在もパネトーネ種を使った製品群を展開しており、パネトーネ自体の生産額は2千万円と少量だが、技術の象徴として位置づけられている。2021年には本社工場でFSSC22000認証を取得し、食品安全マネジメントの国際基準に対応している。また、原材料の見直しや新製品開発にも注力しており、2026年3月期にはNB製品2品とPB製品3品を上市した。設備面では、老朽化したラインの更新を目的とした設備投資計画(2027年10月操業予定)を進めており、生産能力と品質の維持向上を図っている。

ワッフル・パネトーネ等のニッチ製品と新規開拓

主力のデニッシュ・クロワッサンに加え、ワッフルとパネトーネは少量ながら特色のある製品群である。ワッフルは2026年3月期の生産額4億3千万円、販売額4億3千万円で、前年比9.3%減少した。パネトーネは生産額2千万円、販売額1千7百万円と極めて小規模だが、同145%の伸びを示しており、季節需要やギフト向けの可能性を秘めている。その他カテゴリーには菓子パン類や新製品が含まれ、生産額8億9千万円、販売額8億5千万円で前期比21.3%増加した。これはNB製品「クレセントショコラ」「クレセントホワイト」やPB製品の寄与が大きい。当社は主要顧客である生活協同組合や自動販売機オペレーター向けの既存取引を維持しつつ、量販店への売上拡大を図っており、新製品投入と販路開拓を両輪に収益力の向上を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

小麦粉製造で中堅、国内シェア低め

当社は小麦粉製造・販売を主力とする中堅企業で、国内製粉業界では日清製粉グループ本社やニップンなどの大手に比べ規模が小さい。業界全体は再編が進み、大手寡占化が進行している。当社は特定の地域や顧客向けに強みを持つ一方、価格競争や原料調達での規模の不利を抱える。近年は収益性改善に取り組み、2025年3月期は営業利益率1.41%、2026年3月期は2.74%と改善傾向にあるが、依然として低水準。同業の昭和産業や鳥越製粉と比較しても、収益力や市場シェアで劣後する。

強み

  • 営業利益率が2025年3月期の1.41%から2026年3月期に2.74%へ上昇、利益体質強化が進む
  • 売上高は70億円前後で推移、大幅な変動が少なく安定した事業基盤を持つ
  • 中規模企業として、業界再編の中で買収・統合の対象となり得るバリューがある
  • 過剰な投資を抑え、財務体質が比較的健全と推察される

課題

  • 営業利益率が3%未満と低く、大手との規模の差によるコスト競争力不足が背景
  • 大手寡占市場でシェアが小さく、価格競争や原料高の影響を大きく受ける
  • 内需依存が強く、海外事業が乏しいため市場拡大が期待しにくい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がコモ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12935ピックルスホールディングス156億円11.3倍
22884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍
32936ベースフード148億円55.4倍
42816ダイショー140億円30.1倍
52904一正蒲鉾140億円42.2倍
62224コモ134億円166.4倍
72818ピエトロ125億円
82927AFC-HDアムスライフサイエンス125億円9.0倍
92883大冷122億円24.6倍
102907あじかん118億円10.5倍
112813和弘食品112億円8.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

パネトーネ種専業メーカーとして創業した1984年

1984年6月、パネトーネ種を使用したロングライフパン(当時は「イタリアンケーキ」と称した)の製造・販売を目的として、愛知県小牧市に資本金3千万円で株式会社コモが設立された。同年11月には本社工場が竣工し、中部営業所を設置、生産と販売の体制を整えた。創業当初からパネトーネ種に特化した点が特徴で、長期間保存可能なパンという新たなカテゴリーを開拓した。1987年1月には埼玉県八潮市に東京営業所を設置し、首都圏への販路を拡大した。1988年3月には資本金を6千万円に増資し、同時に富士スカイサービス株式会社の出資比率が50%に低下したが、その後の経営の独立性を高めることにつながった。同年8月には本社工場内にデニッシュの量産設備を新設し、主力製品となるデニッシュの生産能力を強化した。

自動販売機参入とディズニー契約で販路拡大した1990年代

1990年3月、自動販売機による販売を開始し、ロングライフパンの特性を生かした新たな販売チャネルを開拓した。同年6月には本社工場に配送センターを竣工し、物流効率を向上させた。1994年2月、ウォルト・ディズニー・エンタープライズ株式会社(現ウォルト・ディズニー・ジャパン)と著作権実施許諾契約を締結し、ディズニーキャラクターを用いたパンの製造・販売を開始した。この契約は2012年1月まで継続され、ブランド力向上に寄与した。1994年4月には大阪営業所、1997年2月には九州営業所を設置し、全国的な販売網を構築した。1995年4月には富士カントリー株式会社からイタリアンケーキの製法特許等を取得し、自社技術として確立した。1995年12月には資本金1億2千万円に増資、1996年4月には株式の額面金額変更を目的として富士興産株式会社と合併した。

株式公開と物流子会社設立で組織を強化した1997~2004年

1997年12月、日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本金を2億2千2百万円に増資した。これにより株式の流動性が高まり、資金調達の道が開かれた。1999年3月には本社工場の土地及び建物を購入し、生産拠点を自社資産とした。2001年7月には横浜営業所を設置し、関東圏のカバレッジを拡大した。2004年3月には大阪営業所を東大阪市に移転、同年12月には店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場と同時期の2005年4月、物流の効率化と在庫管理の明確化を目的として、100%出資子会社コモサポート株式会社を設立した。これにより、製造と物流を分離し、コスト管理とサービス品質の向上を図った。営業所の移転や子会社設立は、成長に伴う業務の効率化と拡大に対応するための組織再編の一環であった。

ISO9001認証と東証上場で信頼性を高めた2006~2013年

2006年10月、当社及び子会社コモサポートにおいてISO9001の認証を取得し、品質マネジメントシステムを国際規格に適合させた。これは取引先からの信頼獲得に大きく貢献した。2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場した。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。この間、2014年1月には東京営業所を千葉県浦安市に移転し、首都圏の業務を集約した。2019年2月には名古屋証券取引所市場第二部に重複上場し、地元市場での認知度を高めた。また、ディズニーとのライセンス契約は2012年1月に満了したが、その後も独自ブランドでの販売を継続した。品質認証の取得と上場市場の変遷は、企業としての信頼性と市場での位置付けを強化する過程であった。

FSSC22000取得と子会社吸収合併による再編(2019~2026年)

2021年10月、本社工場において食品安全管理システムの国際規格FSSC22000の認証を取得し、食品の安全・安心への取り組みをさらに強化した。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に、名古屋証券取引所ではメイン市場に移行した。2026年4月には連結子会社コモサポート株式会社を吸収合併することを決定した。これは業務の合理化とグループ経営の効率化を目的とし、非連結決算への移行も伴う。同時期に、生産設備の老朽化に対応するため、2027年10月の操業を予定する大規模な設備投資計画を策定し、工事を進めている。売上高は2026年3月期に73億円まで成長したが、原材料価格やエネルギー価格の上昇、円安の影響を受け、収益は低水準にとどまっている。経営課題としてROE10%以上の中長期的目標を掲げ、適正価格での取引や新製品開発に取り組んでいる。

年表31件を開く

1980年代

  • 1984年6月創業パネトーネ種を使用のロングライフパン(「イタリアンケーキ」と称する)の製造・販売を目的として愛知県小牧市に株式会社コモ設立(資本金3千万円)
  • 1984年11月愛知県小牧市に本社工場竣工 中部営業所を設置
  • 1987年1月埼玉県八潮市に東京営業所を設置
  • 1988年3月資本金6千万円に増資。富士スカイサービス株式会社の出資比率50%に低下
  • 1988年8月本社工場内にデニッシュ量産設備新設

1990年代

  • 1990年3月自動販売機による販売開始
  • 1990年6月本社工場に併設して配送センター竣工
  • 1990年7月本社工場内にデニッシュライン新設
  • 1994年2月ウォルト・ディズニー・エンタープライズ株式会社(現 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)と著作権実施許諾契約を締結(2012年1月 著作権実施許諾契約期間満了)
  • 1994年4月大阪府吹田市に大阪営業所を設置
  • 1995年4月富士カントリー株式会社より、イタリアンケーキの製法特許等を取得
  • 1995年12月資本金1億2千万円に増資
  • 1996年4月M&A株式の額面金額変更を目的として富士興産株式会社と合併
  • 1997年2月福岡市東区に九州営業所を設置
  • 1997年12月日本証券業協会に株式を店頭登録 資本金2億2千2百万円に増資
  • 1999年3月本社工場(土地及び建物)購入
  • 1999年11月東京営業所を東京都中央区に移転

2000年代

  • 2001年7月横浜市都筑区に横浜営業所を設置
  • 2003年9月東京営業所を埼玉県草加市に移転
  • 2004年3月大阪営業所を大阪府東大阪市に移転
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年4月物流の効率化及び在庫管理の明確化を目的として、100%出資子会社「コモサポート株式会社」を設立
  • 2006年10月当社及びコモサポート㈱において「ISO9001」の認証を取得

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年1月東京営業所を千葉県浦安市に移転
  • 2019年2月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式を重複上場

2020年代

  • 2021年10月本社工場において「FSSC22000」の認証を取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行
  • 2022年4月名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第二部からメイン市場に移行
  • 2026年4月M&A連結子会社であるコモサポート株式会社を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE(自己資本利益率)2027年3月期まで10.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高付加価値製品の開発と原材料見直し

    パネトーネ種の特長を活かし、付加価値の高い新製品を開発するとともに、原材料の見直しに注力する。

  2. 02

    新市場開拓と販路拡大、適正価格取引

    原材料価格や消費者動向を見極めながら、新たな市場の開拓、販路の拡大、適正な価格での取引を進め、収益力向上を図る。

  3. 03

    設備投資計画の実施と業務合理化

    2026年3月期に決定した設備投資計画を着実に実施するほか、子会社の吸収合併等を含む業務の合理化に努める。

  4. 04

    品質向上による安全・安心の確保

    食品製造業としての信頼を支える安全・安心を追求し、品質の一層の向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で196人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は522万円で、9期前と比べて+11.3%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月224
2018年3月226
2019年3月46937.713.8225
2020年3月48738.614.4223
2021年3月48338.614.9226
2022年3月47639.015.6224
2023年3月49140.617.0210
2024年3月51541.518.0187
2025年3月54442.218.618753
2026年3月52242.018.4196102

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社工場 — 愛知県小牧市2,247百万円
本社 中部営業所 — 愛知県小牧市449百万円
本社 — 愛知県小牧市9百万円
主な関係会社
  • 国内
    コモサポート㈱(注)
    愛知県小牧市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は73億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.8%、利益が+100.0%。

売上高
+2.8%
73億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
1億円
営業利益率
2.7%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高73億円73億円
営業利益2億円2億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥7¥7

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q170
2024年1Q1900.00
2024年2Q17−1−5.9−1
2024年3Q1815.61
2024年4Q190
2025年2Q3712.71
2025年4Q3400.0−1
2026年2Q3600.00
2026年4Q3725.41
2027年1Q1815.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は54億円から73億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月5411
2014年3月5511
2015年3月5511
2016年3月5521
2017年3月5632
2018年3月5721
名古屋証券取引所市場第二部に株式を重複上場
2019年3月5822
2020年3月6343
2021年3月6543
2022年3月6521
2023年3月7010
2024年3月7310
2025年3月71111.40
連結子会社であるコモサポート株式会社を吸収合併
2026年3月73212.71

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高73億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.6%53億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.7%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.6pt
3.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−2−215
2014年3月2−2−202
2015年3月3−1−223
2016年3月4−2−322
2017年3月5−2−332
2018年3月6−3−136
2019年3月6−3−237
2020年3月4−2−523
2021年3月6−5−113
2022年3月4−4−102
2023年3月4−2−222
2024年3月7−3047
2025年3月0−3−1−33
2026年3月4−2−223

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が21億円で、自己資本比率は45.2%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月46113523.1
2014年3月43113226.1
2015年3月4393420.8
2016年3月4293322.5
2017年3月43113226.5
2018年3月47123526.5
2019年3月48143428.4
2020年3月44162836.2
2021年3月47192839.9
2022年3月47202741.6
2023年3月48202841.5
2024年3月53203338.0
2025年3月47202743.2
2026年3月47212645.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
39億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
26億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中66位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中96位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.7%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.2%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.8%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.2%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,690で、1年前と比べて+11.5%過去52週の値幅のなかでは58%の位置にある。

¥3,690-0.1%1ヶ月-0.3%1年+11.5%時価総額134億円
過去52週の値幅
安値¥3,210高値¥4,035

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)166.4倍
PER (会社予想)62.5倍
PBR5.99倍
配当利回り0.19%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月から3690円前後で推移し、8月18日・19日は3720円。52週高値4035円からは約8%下で、25日線(3690円)をかろうじて上回る。75日線(3626円)や200日線(3574円)の上で安定している。出来高は非常に薄く、上値追いは限定的。RSIは86.7と過熱感があるが、株価は高値圏でサポートされている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 12/100)

PERは166.67倍で業界平均28.44倍を大きく上回り、予想PER63.1倍でも同平均を大きく上回る。PBR6.04倍も同平均1.62倍の約4倍と著しく割高。配当利回り0.19%は同平均2.24%を大幅に下回る。ROE3.7%は低く収益性も弱い。直近の純利益は微増だが低水準で、利益成長が価格に織り込まれすぎている可能性が高い。

指標この会社業種平均
PER (実績)166.4倍28.6倍
PER (予想)62.5倍
PBR5.99倍1.63倍
ROE3.7%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益性の低さと将来の成長性の見極め。強気派は、新しい商品開発やコスト削減による利益改善の可能性を評価する。弱気派は、競争が激しく、原材料費の高騰や市場の縮小で業績が伸び悩むと見る。財務指標は小規模で利益が薄い。

プラスに働く材料7
  • 商品開発

    新製品のヒットにより、売上増と利益率向上が期待できる。

  • コスト改善

    生産効率の改善で営業利益率が上昇傾向にある。

  • 安定需要

    食品は必需品であり需要が安定している。

  • 営業利益が1億円→2億円と倍増通年影響

    営業利益は前期比1億円増の2億円、倍増で収益が改善。

  • 売上高が71億円→73億円と増加に転じる通年影響

    売上高は前期比2億円増の73億円、増収が利益を押し上げ。

  • 純利益が0円→1億円と黒字化通年影響

    純利益が1億円と黒字転換、赤字リスクが後退。

  • 予想PER63.1倍だが成長期待が高い継続影響

    予想PER63.1倍は高いが、今後の増益で正当化される可能性。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    大手との競争が厳しく、価格競争に巻き込まれやすい。

  • 原材料高

    原料費の上昇で利益が圧迫される可能性が高い。

  • 業績停滞

    売上高は横ばいで、純利益もほぼゼロに近い。

  • 営業利益2億円と極小規模、収益基盤が脆弱通年影響

    営業利益は2億円で、数億円のコスト変動でも業績が大幅悪化。

  • 売上高73億円と小規模、成長の持続性に疑問通年影響

    売上高は73億円と小さく、市場規模の制約が成長の壁。

  • 予想PER63.1倍と割高、株価下落リスク継続影響

    予想PER63.1倍は高く、業績未達時に調整が入りやすい。

  • 配当利回り0.19%と株主還元が手薄継続影響

    配当利回りは0.19%と低く、投資魅力が限定的。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くか、事業の健全性を測る指標。
新製品売上比率
将来の成長を左右する商品開発力の成果を確認するため。
原材料コスト比率
外部環境の変化が利益に与える影響を監視するために重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり7で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.19%。

年間配当
¥7
1株あたり
配当利回り
0.19%
いまの株価に対して
配当性向
34.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月712.1
2018年3月70.021.7
2019年3月70.015.5
2020年3月70.08.9
2021年3月1042.913.0
2022年3月7−30.018.8
2023年3月70.060.8
2024年3月70.051.3
2025年3月70.066.7
2026年3月70.034.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥7

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,198人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.5%を占め、残る83.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他83.183.183.182.983.083.3
事業法人12.412.412.412.512.412.4
自己株式4.34.34.34.34.34.3
金融機関4.34.34.34.34.34.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
証券会社0.10.00.00.00.10.0
外国法人0.10.20.20.30.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01舟橋 一輝4.33
02舟橋 康太4.33
03株式会社富士エコー4.13
04株式会社十六銀行4.10
05日清製粉株式会社1.40
06フジパングループ本社株式会社1.38
07富士ビル株式会社1.32
08安田 とし子1.24
09株式会社ベーカリーシステム研究所0.85
10井ノ口 諭美0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+54%、1株純資産は14期で+108%。直近期のROEは3.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月142964.9114.647.3
2014年3月203086.687.637.3
2015年3月232558.198.732.2
2016年3月2927210.879.925.0
2017年3月6332920.839.212.1
2018年3月3835710.966.021.7
2019年3月4439211.853.515.5
2020年3月7746018.031.18.9
2021年3月8153516.232.213.0
2022年3月415657.464.918.8
2023年3月95691.6306.660.8
2024年3月125822.1239.651.3
2025年3月125872.1252.666.7
2026年3月226163.7162.134.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木下克己代表取締役社長7911,000
鈴木憲幸常務取締役672,000
伊藤政幸取締役 製造本部長604,000
中島文孝取締役 営業本部長581,000
馬渕貴好取締役701,000
加藤英次常勤監査役66
井口浩治監査役67
土井竜二監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)545267214
社外取締役313134
監査役1911010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容175字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社(コモサポート㈱)で構成されており、当社はパネトーネ種を使用するロングライフパン(賞味期間が60~90日)の製造・販売を行っております。また、コモサポート㈱において、当社製品の保管、仕分業務請負、配送手配代行業務を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題941字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 今後の経営環境は、賃上げ等による消費の下支えが期待される一方、地政学リスクの更なる高まり、原材料価格及びエネルギー価格の上昇、労働力人口の減少等を背景とする人件費・物流費の上昇、米国の通商政策の転換、日銀による政策金利の引上げ等が懸念され、依然として厳しい状況が続くことが予想されます。 このような状況下、2027年3月期においては、当社製品の根幹であるパネトーネ種の特長を活かし、より付加価値の高い新製品の開発及び原材料の見直しに注力するとともに、原材料等の価格及び消費者の動向等を見極めながら、新たな市場の開拓、販路の拡大、適正な価格による取引等を図ることにより、収益力の向上につなげてまいります。同時に、2026年3月期に決定した設備投資計画の実施を着実に進めるほか、子会社の吸収合併等を含む業務の合理化にも努めてまいります。また、食品製造業においては、製造する食品の安全・安心は、お客様からの信頼を支える源であり、事業の継続・発展の基礎となるものであることから、品質の一層の向上を目指してまいります。 以上の取組を強力に推進し、ロングライフパンのトップメーカーとしてのブランドを高めつつ、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 なお、当社は2027年3月期より非連結決算に移行するため、連結業績予想を開示せず、個別業績予想を開示することといたしました。次期につきましては、売上高73億円、営業利益2億8百万円、経常利益1億8千4百万円、当期純利益2億5百万円を見込んでおります。 また、当社は、中長期的に資本コストを上回るROE(自己資本利益率)の向上を目指す価値創造企業でありたいと考えております。このため、ROEを重要な指標として位置付けており、中期経営計画においては、最終年度となる2027年3月期にROE10.0%以上の達成を目指しております。当連結会計年度におけるROEは3.7%であり、引き続き当該指標の達成に邁進していく所存でございます。
事業等のリスク1,455字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 食品の安全性について 近年、食品業界におきましては、製品の規格や産地の偽装問題、賞味期限についての虚偽表示や誤表示など、食の安全・安心を揺るがす事件がたびたび発生しております。消費者の食品の安全性に対する関心はますます高まっており、この対応を誤れば企業の存続に関わる大きなダメージにつながります。 こうしたリスク回避のために当社ではFSSC22000に基づき、各種品質関連マニュアルの徹底による事前防止システムを確立し、食の安全・安心について万全の体制で臨むとともに、万一発生した場合の対応マニュアルの整備や、生産物賠償責任保険の付保を行っております。 しかし、予期せぬ製品の欠陥の発生や、仕入原料に不適切な物質の使用・混入あるいはその他の原因により、大規模な製品回収や製造物責任が発生した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品の供給体制について 当社の製品は、ロングライフである特性を活かして、本社工場のみで製造し、全国に販売しております。そのため、事故や地震、台風等の自然災害が発生し、本社工場が重大な被害を受け操業停止となった場合、製品の供給が全面的に停止することが想定されます。従って、当社の危機管理対策の想定範囲を超えた自然災害等が発生した場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 原材料の調達及び価格変動について 当社製品の主要原材料は、小麦粉、砂糖、油脂等農産物の一次加工品であり、卵、レーズン等の農産物も原料として多量に使用しております。これらの生産地域の異常気象等による収穫量の減少や消費量の急激な増加のために需給が逼迫する可能性があります。また、原油価格の上昇等により、重油等の燃料や石油製品である包装材料、容器類の価格上昇が生じる可能性があります。 また、当社では、原材料を安定的に確保するため、仕入先について、調査機関や業界からの情報収集に基づく経営状況の見極め、調達先の分散によるリスク回避等に努めておりますが、ロングライフパンという当社製品の特性から、使用する原材料にも特殊性が求められ、突発的な事情による経営破綻等により、原材料の安定的な調達ができなくなる可能性があります。 上記理由により、原材料の調達が不可能となった場合、または仕入価格が高騰した場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制について 当社は、食品衛生法、PL法(製造物責任法)、不当景品類及び不当表示防止法、食品表示法や環境・リサイクル関連法規など、各種の法的規制を受けております。これらの規制を遵守できない場合には、当社の活動が制限される可能性や、コストの増加を招く可能性があります。こうしたことから、各種社内規定の整備を行うとともに、主管部門及び関連する部署が連携してすべての法的規制を遵守するように取り組んでおります。 しかし、予測外の法的規制の強化や新たな規制が発生し、当社の事業活動の制限やコスト増加が発生した場合には、業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,688字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調なインバウンド需要や継続的な賃金の引上げ等の動きがみられた一方、ウクライナや中東における地政学リスクを背景としたサプライチェーンへの影響、米国の保護主義的な通商政策への転換、日銀による政策金利の引上げ、円安の進行による輸入品価格の上昇等により、先行き不透明な状況が続きました。 当業界においては、原材料価格、エネルギー価格の高騰等を背景として、製品価格の値上げが続くなか、消費者による生活防衛意識の高まりもあり、厳しい経営環境となりました。 こうしたなか、当社グループは、生産・品質の安定と設備の老朽化による生産リスクの軽減を図るため、2027年10月の操業を予定する設備投資計画を作成し、順次、工事等を進めてまいりました。販売に関しては、新たに「クレセントショコラ」、「クレセントホワイト」のNB製品2品のほか、PB製品3品を発売しました。また、原材料価格等の上昇を踏まえ、製品価格の改定による適正な取引の推進に努める一方、販路の拡大等に注力し、主要販売先である生活協同組合及び自動販売機オペレーターとの取引を堅持しつつ、量販店等への売上高増加を図りました。 以上の結果、当期の経営成績は、売上高73億2千3百万円(前期比3.0%増)、経常利益1億1千7百万円(前期比64.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7千6百万円(前期比80.4%増)となりました。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1千2百万円増加し、47億3千9百万円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末に比べ3千6百万円増加し、15億6千3百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加(4千2百万円)、売掛金の増加(2千2百万円)、商品及び製品の減少(1千4百万円)、原材料及び貯蔵品の減少(1千9百万円)等によるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ2千3百万円減少し、31億7千5百万円となりました。これは主に建物及び構築物の減少(4千8百万円)、機械装置及び運搬具の減少(1億4千万円)、リース資産の減少(2千4百万円)、建設仮勘定の増加(1億2千7百万円)、投資有価証券の増加(7千2百万円)等によるものであります。 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ8千8百万円減少し、25億9千7百万円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末に比べ2千8百万円増加し、19億7千3百万円となりました。これは主に買掛金の減少(2千6百万円)、短期借入金の増加(5千万円)、1年内返済予定の長期借入金の減少(2千万円)、未払消費税等の増加(2千7百万円)等によるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べ1億1千7百万円減少し、6億2千4百万円となりました。これは主に長期借入金の減少(7千8百万円)、リース債務の減少(2千万円)、退職給付に係る負債の減少(1千万円)等によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ1億1百万円増加し、21億4千1百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加(5千2百万円)、その他有価証券評価差額金の増加(4千9百万円)等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4千2百万円増加(前年同期比15.6%増)し、当連結会計年度末には3億1千3百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は4億3千6百万円(前年同期は3千万円の獲得)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益(1億1千7百万円)、減価償却費(3億2千5百万円)、仕入債務の減少額(2千6百万円)、法人税等の支払額(3千7百万円)等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は2億3千5百万円(前年同期比23.5%減)となりました。 これは主に有形固定資産の取得による支出(2億1千7百万円)、無形固定資産の取得による支出(2千4百万円)等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1億5千9百万円(前年同期比45.7%増)となりました。 これは主に短期借入金の純増加額(5千万円)、長期借入金の借入れによる収入(1億1千5百万円)、長期借入金の返済による支出(2億1千3百万円)、配当金の支払額(2千4百万円)、リース債務の返済による支出(2千8百万円)、シンジケートローン手数料の支払額(5千8百万円)によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループはロングライフパンの製造及び販売事業の単一セグメントであるため、以下の記載については品目別に記載しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績を品目別に示すと次のとおりであります。 品目別   金額(千円)   前年同期比(%) デニッシュ   3,060,343   96.9 クロワッサン   2,980,475   106.0 ワッフル   432,446   91.1 パネトーネ   20,019   146.0 その他   894,629   120.4 合計   7,387,914   102.6 (注)上記の金額は、販売価格を基礎として算定しております。 b.受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目別に示すと次のとおりであります。 品目別   金額(千円)   前年同期比(%) デニッシュ   3,041,192   96.9 クロワッサン   2,980,304   107.2 ワッフル   433,602   90.7 パネトーネ   17,530   145.0 その他   851,125   121.3 合計   7,323,754   103.0 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 日本生活協同組合連合会   993,733   14.0   1,092,444   14.9 サントリービバレッジソリューション㈱   874,629   12.3   983,679   13.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりです。売上高は、品目別では、「デニッシュ群」は30億4千1百万円、「クロワッサン群」は29億8千万円、「ワッフル群」は4億3千3百万円、「パネトーネ群」は1千7百万円、セット製品などが含まれる「その他」は8億5千1百万円となりました。 また、業態別では、「生活協同組合」が24億7千1百万円、「自動販売機オペレーター」が18億4千4百万円、「量販店」が9億8千万円、「卸問屋」が6億4千8百万円、その他が13億7千9百万円となりました。 その結果、当連結会計年度の売上高は、73億2千3百万円となりました。 売上原価は53億1千7百万円で売上原価率は72.6%となりました。その内、原材料費が31億1千8百万円、労務費が11億4千3百万円、経費が10億9千5百万円となりました。また、売上総利益は20億5百万円で売上高総利益率は27.4%となりました。 販売費及び一般管理費は、18億3千3百万円で売上高比25.0%となりました。その内、人件費が6億4千7百万円、配送費が6億2千8百万円、賃借料が4千8百万円、諸手数料が1億7千7百万円となりました。 経常利益は1億1千7百万円で売上高経常利益率は1.6%となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は7千6百万円で売上高比1.1%となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりです。当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は15億6千3百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3億1千3百万円となっております。 ③重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5(経理の状況)の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすものと考えております。 繰延税金資産の回収可能性の評価 当社は繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得の見込み及び税務計画に基づき、回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております。なお、既に計上した繰延税金資産については、その実現可能性について毎期検討し、内容の見直しを行っておりますが、将来の課税所得の見込みの変化やその他要因に基づき繰延税金資産の実現可能性の評価が変更された場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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