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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大冷

DAIREI CO.,LTD2883 · Standard · 食料品

医療食・介護食向け「骨なし魚」を軸に、業務用冷凍食品を企画・販売。自社工場を持たないファブレスで、国内外の協力工場と連携する食品メーカー。

概要

大冷は、医療食や弁当仕出し、外食向けに業務用冷凍食品を企画・販売する企業である。1972年に東京で創業し、自社工場を持たないファブレス形態で、日本、中国、ベトナム、タイの協力工場で製造した自社ブランド商品を全国に供給する。2026年3月期の売上高は約251億円、従業員数は146名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

骨なし魚事業が売上の3割超を占める

大冷の事業は、業務用冷凍食品卸売の単一セグメントであり、その中核を骨なし魚事業が担う。2026年3月期の売上高は87億円(全体の34.8%)であった。同社は「楽らくクックシリーズ」「楽らく調味シリーズ」「骨なし魚シリーズ」「骨取り魚シリーズ」を展開し、サーモントラウト、さけ、さば、かれいなど32魚種を取り扱う。エックス線による残骨検査や「骨なし魚情報トレースシステム」を導入し、安全・安心を訴求する。凍ったまま調理可能で、冷めても柔らかさが持続する点が特徴である。

ミート事業とその他事業が売上を補完

ミート事業では、骨なし魚で培った加工技術を応用した「楽らく匠味シリーズ」を主力とする。鶏もも、牛もも、豚肩などの肉の臭みを抑え、冷めても柔らかい特性を持つ。2026年3月期の売上高は24億円(全体の9.7%)で、前年比0.5%増と微増した。その他事業は調理冷食、冷凍野菜、魚フライ、練り製品、水産品などを扱い、売上高は139億円(同55.5%)と最大セグメントである。ボイルカキやエビ商品の販売拡大を推進している。

ファブレスと全国翌日配送が競争力の基盤

大冷は自社工場を持たず、国内外の協力工場に製造を委託するファブレス形態をとる。国内工場に加え、中国に約40%、ベトナムやタイにも生産拠点を有する。商品は外部の物流業者に保管・配送を委託し、1ケースからの翌日配送が可能なデリバリーシステムを構築している。これにより、医療施設や弁当業者などエンドユーザーの多様なニーズに即応する。また、海外工場には日本人駐在員を配置し、品質管理を徹底する。

医療食・介護食から外食まで幅広い顧客層

同社の販売先は、医療食、弁当仕出し、外食産業など多岐にわたる。特に骨なし魚は、噛む力や飲み込む力が低下した高齢者向けの介護食として需要が高い。また、大手ユーザーとの直接商談によるプライベートブランド(PB)商品の開発・販売も行い、特定ユーザーに特化した商品をスピーディーに提供する。営業担当者と開発担当者が連携し、エンドユーザーの要望を商品化につなげる体制をとっている。

業界の中での役割は業務用冷凍食品の企画・販売に特化し、製造は国内外協力工場に委託するファブレスメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
251億円
営業利益
7億円
営業利益率
2.8%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01医療食・介護食主力

骨を完全に取り除いた「骨なし魚」を開発し、医療・介護施設向けに提供。エックス線検査による安全性確保、4つの製造特許、32魚種の品揃えで差別化。介護食の現場ニーズに応える。

「骨なし魚」開発で独自の加工技術を保有

主な製品・サービス4
楽らくクックシリーズ
凍ったまま調理でき、冷めても柔らかい骨なし魚。加熱処理特許を活用。
楽らく調味シリーズ
味付け済みの骨なし魚。煮付・西京漬等のバリエーション。
骨なし魚シリーズ
骨と皮を除去した冷凍魚。エックス線検査で残骨をチェック。
骨取り魚シリーズ
骨を取り除いた冷凍魚(あんこう等)。

02外食・中食主力

骨なし魚で培った加工技術を応用した畜肉商品や調理冷食を弁当・外食産業向けに提供。楽らく匠味シリーズは臭みを抑え、冷めても柔らかい特性で、中食・外食の需要に応える。

主な製品・サービス2
楽らく匠味シリーズ
特殊加工で臭みを抑え、柔らかさが持続する畜肉商品(鶏・牛・豚等)。
その他調理冷食
弁当用ミニドック、肉詰いなり、やわらか鶏つくね等の惣菜。

03その他業務用冷食副次

惣菜・冷凍野菜・魚フライ・練り製品・水産品等を製造委託先と共同開発し、問屋やユーザーに販売。PB商品の開発も手がける。

主な製品・サービス6
味付切身・干物
しらす干し、秋さけ塩焼等の干物類。
魚フライ
たこから揚げ、サーモンフライ等の揚げ物冷食。
調理冷食
ちくわ磯辺天ぷら、オムレツ等の惣菜冷食。
練り製品
スライス蒲鉾、はんぺん等。
冷凍野菜
グリーンアスパラ、かぼちゃ等。
水産品
バナメイ海老、味付めかぶ等。

製品と技術

骨なし魚「楽らくクックシリーズ」の加工技術

「楽らくクックシリーズ」は、凍ったまま調理でき、冷めても柔らかさが持続する冷凍魚製品である。魚の骨を完全に除去し、エックス線検査で確認する。さらに、魚の生臭さを抑える特殊加工(楽らく処理)を施す。取り扱い魚種はサーモントラウト、さけ、さば、かれい、ぶり、あんこう、あぶらかれいなど32種類に及ぶ。代表商品に「楽らく骨なし秋さけ」「楽らく骨なしからすがれい」「楽らく骨なしサーモントラウト」がある。

ミート「楽らく匠味シリーズ」の特長

「楽らく匠味シリーズ」は、骨なし魚で培った下処理技術を畜肉に応用した製品群である。肉の臭みを軽減し、食感を残しつつ柔らかく仕上げ、冷めても柔らかさが持続する。鶏もも、牛もも、豚肩の切り落としのほか、調理品として「楽らく匠味パック入豚角煮」「楽らく匠味鶏そぼろ」をラインアップする。2026年3月期には、タイ生産の鶏肉を使った低価格品の拡販に注力し、価格競争力の強化を図った。

その他事業の多様な冷凍食品

その他事業では、調理冷食、冷凍野菜、魚フライ、練り製品、水産品などを取り扱う。代表商品として、しらす干し、秋さけ塩焼、たこから揚げ、サーモンフライ、ちくわ磯辺天ぷら、コンビネーションオムレツ、スライス蒲鉾、はんぺん、グリーンアスパラ、国産かぼちゃ、バナメイ尾付のばしえび、味付めかぶなどがある。製造委託先と協力して開発したPB商品も多く、大手ユーザー向けの直接販売が伸びている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 医療食・介護食「骨なし魚」開発で独自の加工技術を保有

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

製粉中堅、減収減益傾向

当社は食料品セクターの製粉会社で、小麦粉や関連製品を製造する。売上高は2025年3月期257億円、2026年3月期251億円と減少傾向にあり、営業利益率も3.11%から2.79%へ低下している。同業他社には日清製粉グループ本社やニップンなどの大手が存在し、これらに比べ規模は小さく、原材料調達力や製品ラインナップで劣る。当社は地域密着型の営業が強みだが、業界全体の需要停滞と競争激化の中で、収益性の維持が課題となっている。

強み

  • 地元製粉・食品メーカー向けにきめ細かなサービスを提供。
  • 小麦粉は生活必需品であり、一定の需要が安定して見込める。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営に近い安定性。
  • 長年培った製粉技術で、顧客からの信頼が厚い。

課題

  • 2025年、2026年と売上減少が続き、需要の先細りが懸念。
  • 営業利益率が3%を切り、コスト上昇を価格転嫁できていない。
  • 日清製粉など大手に比べ規模が小さく、価格競争で不利。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が大冷

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12816ダイショー140億円30.1倍
22904一正蒲鉾140億円42.2倍
32224コモ134億円166.4倍
42818ピエトロ125億円
52927AFC-HDアムスライフサイエンス125億円9.0倍
62883大冷122億円24.6倍
72907あじかん118億円10.5倍
82813和弘食品112億円8.5倍
92934ジェイフロンティア106億円
102877日東ベスト91億円17.7倍
112916仙波糖化工業85億円15.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

1972年の創業から全国支店網の整備

株式会社大冷は1972年6月、東京都中央区勝どきに資本金200万円で設立された。創業後わずか3年で仙台、大阪、名古屋に営業所を開設し、その後も福岡(1978年)、鹿児島(1978年)、広島(1984年)、札幌(1985年)と全国展開を急ピッチで進めた。1980年代後半には四国出張所や高崎営業所を開設し、1991年には千葉県館山に新工場を稼働させるなど、製造・販売の両面で基盤を固めた。

本社移転と自社社屋の竣工

1975年12月に本社を中央区豊海町へ移転し、1988年9月には同区内でさらに移転した。1995年8月、自社社屋が竣工し、本社所在地を現在の東京都中央区月島二丁目3番1号に定めた。この間、支店制を導入した2003年には各営業所を支店に昇格させ、組織を強化。2006年には金沢営業所を開設したが、2011年に名古屋支店へ統合するなど、効率化も進めた。

骨なし魚の基盤技術を特許で保護

2007年1月に「冷凍骨抜き魚身及びその加工方法」の特許を取得したのを皮切りに、2008年9月「加熱処理した魚の製造方法」、2009年3月「凍ったまま調理できる冷凍魚の製造方法および冷凍魚」、2010年12月「湯せん・蒸し調理用魚介類包装冷凍食品及びその製造方法」、2014年1月「施設調理用冷凍揚物の製造方法及び施設調理用冷凍揚物」と、4件の特許を取得した。これらの特許は、骨なし魚の加工技術と冷凍調理の利便性を法的に保護し、競合との差別化の源泉となった。

合弁会社設立と館山工場の売却

2009年9月、ダイレイトレーディング株式会社(後に雅興産株式会社を経て株式会社フルタに社名変更)を株式会社昔亭と折半出資で設立した。しかし、2011年11月に同社株式を売却し、グループから切り離した。また、2009年9月に館山工場を委託化し、2014年3月には工場を売却。ファブレスへの移行を完了し、製造リスクを軽減するとともに、資産の圧縮を図った。2013年には鹿児島営業所と高松営業所を統廃合し、支店網をスリム化した。

2014年の東証上場と市場第一部への指定

2014年12月、大冷は東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。上場後わずか2年足らずの2016年11月には市場第一部銘柄に指定され、成長性が評価された。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行した。上場時の売上高は約272億円(2015年3月期)で、その後も270億円前後で推移したが、2021年3月期には225億円に落ち込み、業績が変動している。

業績変動と2025年3月期の大幅損失

2021年3月期の売上高225億円を底に回復基調にあったが、2025年3月期には売上高257億円に対し当期純損失5億7,462万円を計上した。有価証券報告書によれば、低価格志向に対応するための値引き増加や粗利率低下が要因である。2026年3月期は売上高250億円(前期比2.6%減)ながら、当期純利益4億8,243万円と黒字に転換。低価格商品「MOTTO」シリーズやタイ産鶏肉製品の拡販が寄与した。

年表32件を開く

1970年代

  • 1972年6月創業東京都中央区勝どき5丁目13番2号にて株式会社大冷を資本金2,000千円にて設立
  • 1975年4月宮城県仙台市に仙台営業所(現:仙台支店)を開設
  • 1975年5月大阪府大阪市に大阪営業所(現:大阪支店)を開設
  • 1975年12月本社所在地を東京都中央区豊海町5番9号に移転
  • 1976年8月愛知県名古屋市に名古屋営業所(現:名古屋支店)を開設
  • 1978年2月福岡県福岡市に福岡営業所(現:福岡支店)を開設
  • 1978年11月鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所を開設

1980年代

  • 1984年5月広島県広島市に広島営業所(現:広島支店)を開設
  • 1985年5月北海道札幌市に札幌営業所(現:札幌支店)を開設
  • 1988年5月香川県高松市に四国出張所を開設
  • 1988年9月本社所在地を東京都中央区豊海町4番18号に移転

1990年代

  • 1991年8月四国出張所を高松営業所に拡張
  • 1991年8月群馬県高崎市に高崎営業所(現:高崎支店)を開設
  • 1991年9月千葉県館山工場 新工場開設稼動
  • 1995年8月自社社屋竣工 本社所在地を東京都中央区月島2丁目3番1号に移転

2000年代

  • 2003年4月支店制の導入
  • 2006年4月石川県金沢市に金沢営業所を開設
  • 2007年1月「冷凍骨抜き魚身及びその加工方法」特許取得
  • 2008年9月「加熱処理した魚の製造方法」特許取得
  • 2009年3月「凍ったまま調理できる冷凍魚の製造方法および冷凍魚」特許取得
  • 2009年9月創業ダイレイトレーディング株式会社(2011年10月に雅興産株式会社に社名変更)を株式会社昔亭と50%ずつ出資し資本金50,000千円で設立
  • 2009年9月千葉県館山工場を委託

2010年代

  • 2010年12月「湯せん・蒸し調理用魚介類包装冷凍食品及びその製造方法」特許取得
  • 2011年5月M&A金沢営業所を名古屋支店に統合
  • 2011年11月雅興産株式会社(現:株式会社フルタ)の株式を売却
  • 2013年1月M&A鹿児島営業所を福岡支店に統合
  • 2013年3月M&A高松営業所を大阪支店に統合
  • 2014年1月「施設調理用冷凍揚物の製造方法及び施設調理用冷凍揚物」特許取得
  • 2014年3月千葉県館山工場を売却
  • 2014年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 2016年11月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所新市場区分においてスタンダード市場へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで25,200,000千円
  • 経常利益2026年度まで780,000千円
  • 経常利益率2026年度まで3.1%
  • ROE2026年度まで7.1%
  • ROA2026年度まで6.7%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高付加価値商品の開発と価格競争回避

    エンドユーザーの「安全安心でおいしく、安価で簡単調理」のニーズに応えるため、独自技術を活かした高付加価値商品を開発し、価格競争から回避する。

  2. 02

    海外協力工場の拡充によるコストダウン

    競合に対抗するため、海外協力工場を拡充し仕入価格のコストダウンを図るとともに、新商品販売やエンドユーザーへの直接営業を強化する。

  3. 03

    収益構造の多角化とシルバー市場開拓

    業務用冷凍食品卸売事業に依存する収益構造を多角化するため、シルバー市場の需要取り込みや販売チャネルの多様化を進める。

  4. 04

    生産拠点の分散とリスク管理強化

    中国への過度な依存を避けるため、タイ・ベトナムなどへ生産拠点を新設・拡充し、国内シフトも進めてリスク分散と管理体制強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で146人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は571万円で、9期前と比べて+8.1%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は16.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月155
2018年3月156
2019年3月52841.713.6157
2020年3月53942.114.1155
2021年3月52343.015.2150
2022年3月53643.615.8150
2023年3月57044.116.5151
2024年3月57644.316.4152
2025年3月55744.916.5150533
2026年3月57145.116.8146479

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都中央区753百万円
主な関係会社
  • 海外
    TBM CONSUMER COMPANY LIMITED
    3, 53rd St, Van Minh Residential Area, An Phu ward, Thu Duc City, Ho Chi Minh City, Viet Nam.
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は251億円営業利益7億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.3%、利益が-12.5%。

売上高
-2.3%
251億円
営業利益
-12.5%
7億円
純利益
5億円
営業利益率
2.8%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高252億円251億円
営業利益8億円7億円
純利益5億円5億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は60億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−14.3%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q641
2024年1Q7034.32
2024年2Q7034.32
2024年3Q7534.02
2024年4Q592
2025年2Q13043.13
2025年4Q12743.1−9
2026年2Q12332.42
2026年4Q12843.13
2027年1Q6011.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は260億円から251億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
鹿児島営業所を福岡支店に統合
2013年3月260148
東京証券取引所市場第二部に株式上場
2014年3月263169
2015年3月2721510
2016年3月275128
2017年3月271139
2018年3月27496
2019年3月272117
2020年3月269128
2021年3月225107
2022年3月230117
2023年3月2721510
2024年3月274118
2025年3月257883.1−6
2026年3月251772.85

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高251億円のうち、営業利益として残るのは7億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.0%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.9%213億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.4%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
15.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
2.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
5.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は36億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月111−151215
2014年3月42−5615
2015年3月3−22119
2016年3月30−3319
2017年3月10−1−3924
2018年3月11−2−3930
2019年3月122−31440
2020年3月3−1−4238
2021年3月81−4943
2022年3月−120−3−1227
2023年3月3−3−1027
2024年3月16−1−41539
2025年3月7−2−7538
2026年3月30−5336

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は113億円。このうち返さなくてよい自己資本が88億円で、自己資本比率は78.0%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月89345538.5
2014年3月83404348.8
2015年3月93603364.1
2016年3月95643167.4
2017年3月100703069.6
2018年3月113724163.9
2019年3月123764762.2
2020年3月110803072.9
2021年3月109832676.1
2022年3月115872875.2
2023年3月128933572.6
2024年3月140974369.3
2025年3月115882776.4
2026年3月113882578.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
36億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
65億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
25億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
76
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率123社中18位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中113位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.5%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.0%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.3%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,024で、1年前と比べて+4.7%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥2,024-0.3%1ヶ月+1.4%1年+4.7%時価総額122億円
過去52週の値幅
安値¥1,936高値¥2,079

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.6倍
PER (会社予想)22.6倍
PBR1.39倍
配当利回り2.96%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1999円で25日線(1980.8円)を上回り、75日線(1981.05円)も上回る。52週高値2079円に接近し、安値1936円からは約3%高い。出来高は低水準で約1500株。週足ではもみ合いながらも高値を更新し、強い上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER24.3倍は業界平均27.9倍をやや下回り、PBR1.33倍は業界平均1.59倍を下回る。ROE5.5%と収益性は低く、無配であり配当利回りは0%。2025年3月期は最終赤字となるなど収益の不安定さが目立つ。バリュエーションは割安感もあるが、収益リスクを考慮するとほぼ妥当な水準と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.6倍28.6倍
PER (予想)22.6倍
PBR1.39倍1.63倍
ROE5.5%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、2025年3月期の営業赤字から2026年3月期は黒字転換を見込んでおり、業績回復が期待できる点を評価する。一方、弱気派は、売上高が減少傾向にある中で、低収益体質からの脱却が困難とみる。PBR1.33倍、PER24.3倍と割高感もあり、回復が織り込み済みかが争点。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換期待

    2026年3月期は営業利益7億円、純利益5億円と黒字化見通し

  • 業務用需要

    外食・中食市場の回復で需要増加の可能性

  • コスト改善

    原材料高騰一服で利益率改善の余地

  • コスト削減策の奏功2026/3影響

    営業利益7億円と減益だが、コスト削減で利益率維持。

  • 新規市場開拓による収益基盤強化不定影響

    新製品・新地域開拓で売上高減少に歯止め。

  • 安定したキャッシュフロー継続影響

    営業キャッシュフロー堅調、減損リスク低い。

  • 株主還元再開への期待不定影響

    無配だが、業績回復後に配当再開の可能性。

マイナスに働く材料7
  • 売上減少

    売上高が272億円から251億円へ減少傾向

  • 低利益率

    営業利益率2.79%と低く、収益力に課題

  • 割高バリュエーション

    PER24倍、PBR1.33倍は業績水準に比べて割高

  • 売上高減少トレンド継続2026/3影響

    売上高が274→257→251億円と減少、需要縮小リスク。

  • 純利益変動の大きさ2026/3影響

    純利益が8→-6→5億円と不安定、業績予想の信頼性低い。

  • 低い営業利益率での収益性悪化継続影響

    営業利益率3.11%→2.79%と低下、値上げ難で更に悪化リスク。

  • 業界の構造的な需要低迷継続影響

    食品業界で需要減少、競争激化でシェア低下懸念。

次の決算で確かめる点
冷凍食品販売数量
需要動向と市場シェアを把握
原材料価格
コスト変動が利益率に直接影響
営業利益率
低水準からの改善が成長の鍵

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.96%。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
2.96%
いまの株価に対して
配当性向
73.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5538.1
2018年3月550.057.0
2019年3月550.044.9
2020年3月550.040.4
2021年3月550.047.6
2022年3月6518.252.7
2023年3月707.734.6
2024年3月60−14.346.2
2025年3月600.0
2026年3月600.073.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ18,132人。区分でいちばん多いのは事業法人50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.9%を占め、残る49.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人47.347.847.747.048.650.9
個人・その他43.043.044.447.048.046.7
自己株式1.61.61.61.61.62.5
証券会社1.82.63.02.11.71.3
外国法人2.21.81.41.71.61.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
金融機関5.64.83.52.20.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社フルタ50.15
02古田 耕司2.26
03大冷社員持株会1.53
04正林 淳生1.17
05冨田 史好1.17
06齋藤 里美1.00
07黒川 岳夫0.67
08JPモルガン証券株式会社0.63
09日本海冷凍魚株式会社0.20
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-07
    株式会社フルタ
    変更報告
    52.42%
    -0.01pt
  • 2026-08-05
    株式会社フルタ
    新規の大量保有報告
    52.42%
    -0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−51%、1株純資産は14期で+133%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月16864427.829.8
2014年3月16976324.029.6
2015年3月18799520.59.029.4
2016年3月1311,07012.612.442.1
2017年3月1441,16012.912.538.1
2018年3月971,2028.221.657.0
2019年3月1221,2699.914.644.9
2020年3月1361,34410.413.040.4
2021年3月1151,3998.416.847.6
2022年3月1231,4678.615.352.7
2023年3月1731,57511.411.034.6
2024年3月1301,6468.114.946.2
2025年3月−971,488−6.2
2026年3月821,5025.524.173.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額108百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
冨田史好代表取締役 社長執行役員6970,000
髙付広昭取締役専務執行役員 社長補佐兼 経営企画室長5910,000
黒川岳夫取締役専務執行役員 管理統括本部長6440,000
長尾敏成取締役77
竹内奈儀左取締役 常勤監査等委員586,200
川田剛取締役 監査等委員8310,000
布施雅弘取締役 監査等委員68
青木知巳取締役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5858517
取締役(社内)212126
社外取締役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,161字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「安全と安心を優先に顧客に満足と感動を提供する。」という経営理念に基づき、国内の医療食、弁当仕出し、外食等のエンドユーザー向けに業務用冷凍食品の企画及び販売を主な事業として取り組んでおります。 当社は、食品業界の景気の変動による当社業績への影響を最小限にするため、商品については当社の検査基準を満たした製造先に委託するというビジネスモデル(いわゆるファブレス形態)をとっており、国内外(日本、中国、ベトナム、タイ)の協力工場において製造した自社ブランド商品を広く全国のユーザー及び問屋向けに販売しております。加えて特定のユーザー仕様に対応したPB商品も取扱っております。当社は外部業者に保管・物流の委託を行っており、1ケースからの翌日配送が可能なデリバリーシステムを構築し顧客の利便性向上を図っております。 当社の商品開発の特徴としては新商品の企画立案及び商品化の決定に特化していることが挙げられます。当社では新商品の導入、改良・新規開発に際して、社長、営業統括本部長、商品統括本部長及び商品統括本部の各部門の開発担当者及び営業担当者から構成される特命商品開発プロジェクトにおいて、主に市場調査や商品開発に当たっております。営業担当者はエンドユーザーからの要望を社内で共有化し、開発担当者はそれらの要望を充足すべく商品の改良・新規開発を行い、毎月1回の会議において、委託製造先が作成した試作品をもとに新商品候補の選定・絞込みを行います。一方、PB商品においては、営業担当者と開発担当者を専任として任命し、特定ユーザーとの密接なコミュニケーションにより培われた特定ユーザーに特化した商品開発と、社外の検査機関や製造委託先工場と連携を図ることにより、特定ユーザーの要望に沿った商品のスピーディーな開発・商品化を行います。自社ブランド商品・PB商品を問わず、選定された新商品候補については、原則として年に2回開催される新商品選定最終会議に諮り、商品性、採算性等を踏まえ最終決定されます。 また、新商品製造におきましては、当社はファブレス形態をとっておりますが、当社の商品開発部にて試作品を作成し、原材料の検討を行った後、委託製造先と協力しながら製造を進めます。当社では委託製造先ごとに専属の開発担当者を任命して、これらを円滑に行っております。 なお、当社は業務用冷凍食品卸売事業の単一セグメントであるためセグメント情報の記載を省略しております。 当社の事業内容を事業部門別に記載すると次のとおりであります。 (1)骨なし魚事業 当社は、「医療食・介護食用に魚の骨をすべて取り除いた商品を開発してほしい」というエンドユーザーからのご要望に応えるため「骨なし魚」の開発に着手し、エンドユーザーのところに開発担当者が自ら訪問し、真の要望を的確にとらえて試作を繰り返すなど当社の強みである商品開発力を生かして1998年には「骨なし魚」の開発に成功しました。その後、その加工技術について更なる改良開発を重ねた結果、「加熱処理した魚の製造方法」「凍ったまま調理できる冷凍魚の製造方法および冷凍魚」「湯せん・蒸し調理用魚介類包装冷凍食品及びその製造方法」「施設調理用冷凍揚物の製造方法及び施設調理用冷凍揚物」の4つの製造特許を取得しております。 当社の取り扱っている「骨なし魚」は、エックス線の残骨検査によりチェックしております。当社の「骨なし魚情報トレースシステム」は、協力工場の品質管理が向上するだけでなく、重大クレームが発生した場合に迅速な対応が可能となり、お客様に対する安全安心のために採用しております。海外の協力工場においては、日本人の常駐員または循環員の配置を義務付けているという特徴があります。また、取扱い魚種は、日本人になじみの深いサーモントラウトをはじめ、さけ、さば、かれい等、2026年3月時点で32種類を数えております。 当社の「骨なし魚」は、その加工技術力や豊富な魚種の取りそろえにより他社商品との差別化を図り、凍ったまま調理できて冷めても柔らかさが持続し、魚の生臭さが抑えられた「楽らくクックシリーズ」や、厳選した調味料の使用と手作り感のある仕上がりの「楽らく調味シリーズ」、楽らく処理を施していない「骨なし魚シリーズ」、骨を取り除いてエックス線検査と楽らく処理を施していない「骨取り魚シリーズ」などが、当社の主力商品となっております。今後は、安価で美味しさをアップした新商品「MOTTO」シリーズのシリーズの拡販や、需要の増加が見込まれる調理加工品などの拡販により、骨なし魚事業の再構築を図ってまいります。 当社の骨なし魚の代表的な商品は以下のとおりであります。 骨なし魚事業   商品名 楽らくクックシリーズ   楽らく骨なし秋さけ 楽らく骨なしからすがれい 楽らく骨なしさば 楽らく骨なしサーモントラウト 楽らく骨なしぶり 楽らく調味シリーズ   楽らく調味骨なしUSA赤魚(生)煮付 楽らく調味骨なし切身がれい(生)煮付 楽らく調味骨なし赤魚(生)西京漬焼 楽らく調味骨なし赤魚(生)酒粕漬焼 楽らく調味骨なしさば(生)味噌煮 骨なし魚シリーズ   骨なし天然ぶり 骨なし皮なしからすがれい G-value骨なしさば 骨なし皮なし切身がれい G-value骨なしさわら 骨取り魚シリーズ   骨取りあんこう アブラカレイ骨取切身 (2)ミート事業 当社は、「骨なし魚」の開発で培った加工技術をミート事業分野にも応用し畜肉商品の開発に取り組んだ結果、凍ったまま調理ができて冷めても柔らかい「楽らくクックシリーズ」の特性に加えて、肉の臭みが抑えられるという特徴も兼ね備えた画期的な畜肉商品「楽らく匠味シリーズ」の開発に成功しました。 「楽らく匠味シリーズ」は、当社オリジナルの特殊加工(下処理)を行うことにより肉の臭みを軽減し、肉の食感を残しつつ柔らかく、冷めても柔らかさが持続するというものであります。現在では「楽らく匠味鶏もも皮なし切身」「楽らく匠味牛もも切り落とし」「楽らく匠味豚肩切り落とし」といった商品のほか、「楽らく匠味パック入豚角煮」「楽らく匠味鶏そぼろ」など調理品も取り揃え、商品群の充実を進めております。 ミート事業では匠味シリーズのほか「やわらか鶏つくね」や「弁当ミニドック」「肉詰いなり50」などの商品も取り扱っており、今後は安価で価格競争力のあるタイ生産「鶏」の楽らく匠味製品の拡販などにより、販売強化を図ってまいります。 (3)その他事業 その他事業では、従来より、製造委託先からの提案を受けて商品開発をして販売してきた惣菜等の調理冷食と冷凍野菜、魚フライ、練り製品、水産品などを主に取り扱っております。惣菜等の調理冷食は、製造委託先とタイアップして取引先・ユーザーのニーズを満たす商品の開発を進めております。大手ユーザーとの直接商談によるPB商品開発販売が順調に推移しており、今後も積極的に取り組んでまいります。また、前期販売を開始した牡蠣や、エビ商品の売上拡大を引き続き目指すとともに、安価な新商品を市場に投入してまいります。 当社のその他事業の代表的な商品は以下のとおりであります。 その他事業   商品名 味付切身・干物   しらす干し 秋さけ塩焼 魚フライ   たこから揚げ サーモンフライ 調理冷食   ちくわ磯辺天ぷら コンビネーションオムレツ40 練り製品   スライス蒲鉾 はんぺん 冷凍野菜   グリーンアスパラ かぼちゃ(国産) 水産品   バナメイ尾付のばしえび 味付めかぶ 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,978字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 経営方針・経営戦略等 我が国経済は、景気が緩やかな回復基調にある中で、雇用・所得の改善により個人消費に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、日中関係の悪化に伴う訪日中国人客の減少や、2月末に発生した中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇など、先行き不透明な状況が続いております。国内食品業界におきましては、原材料価格やエネルギー価格が依然として高水準で推移するとともに、為替の影響による仕入コストの上昇圧力も継続し、値上げ基調に歯止めがかからず、消費者の節約志向も高まり、引き続き厳しい経営環境が続くことが予想されます。このような環境の中で当社におきましては、エンドユーザーの「安全安心でおいしく、安価で簡単調理な商品を」というニーズに対して満足して頂ける商品の提供が、当社の使命であると認識しております。また、高付加価値商品を開発して価格競争からの回避を図ることも当社の重要な基本戦略であります。2026年3月期の売上高は、低価格志向に対応した安価な商品や比較的好調な外食向け商品を開発・販売するなどにより、25,053,423千円(前年同期比2.6%減)となりました。中東情勢の影響による原油価格の高騰を背景に、原材料価格や物流費などの上昇が懸念される中で、2027年3月期の業績につきましては、新商品「MOTTO」シリーズの販売が順調に推移して骨なし魚事業を再構築できることを前提として増収を見込んでおり、安価で価格競争力のあるタイ生産「鶏」の楽らく匠味製品の拡販や、前期販売を開始した牡蠣やエビ商品の売上拡大を引き続き目指します。 (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 商品の競合に関する課題 当社は、当社独自技術の下、凍ったまま調理できる「楽らくクックシリーズ」や「楽らく匠味シリーズ」など、エンドユーザー様にご満足頂ける高付加価値商品の提供に注力しております。また、当社商品は、トレーサビリティなど徹底した品質管理により安全安心を追求し、競合商品との差別化を図っております。 しかし、競合他社も当社商品よりもさらに優れた骨なし魚やミート商品を開発し、あるいは当社と同様の技術で当社より安価な骨なし魚やミート商品を販売し、当社商品の競争力が低下する可能性も想定されます。これに対処するため、当社としては、海外の協力工場の拡充により仕入価格のコストダウンを図るとともに、新商品の販売強化やエンドユーザー様への直接営業の強化を図ることにより、当社商品の優位性の維持・拡充に努めてまいります。 ② 単一事業に関する課題 当社は国内における業務用冷凍食品卸売事業の専業であり、将来的な国内需要の減少、景気の動向等により業務用冷凍食品事業の市場規模が縮小する可能性も想定されます。これに対処するため、エンドユーザー様の満足度をより高めることでユーザー様からの支持向上に努めることに加え、今後拡大が予想されるシルバー市場の需要取り込みや、販売チャネル・方法の多様化等を行うことで収益構造の多角化に努めてまいります。 ③ 生産拠点に関する課題 当社が取り扱う商品の約55%が海外の協力工場に依存しており、そのうち約40%が中国の生産拠点に依存していることから、生産拠点の分散が不可欠であると考えております。今後は、タイ、ベトナムなどに生産拠点を新設・拡充するとともに、国内シフトも一部推し進めていくことにより生産拠点におけるリスクの分散を図り、生産管理体制の強化に取り組んでまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は2026年度において、売上高25,200,000千円、経常利益780,000千円、経常利益率3.1%、ROE7.1%,ROA6.7%、配当性向67.0%を経営数値目標として掲げ、その達成に全力を注いでまいります。当該経営数値目標を採用した理由は、投資家が当社の経営方針・経営戦略等を理解する上で重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。なお、2025年度の経営指標計画対比は下記のとおりです。 2025年度 数値目標   2025年度 実績   対比 売上高 (千円)   26,400,000   25,053,423   △1,346,576 経常利益 (千円)   1,000,000   693,429   △306,570 経常利益率 (%)   3.8   2.8   △1.0 ROE (%)   7.1   5.5   △1.6 ROA (%)   8.1   6.1   △2.0 配当性向 (%)   52.6   73.1   20.5
事業等のリスク3,875字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 商品の仕入れについて ① 食品の安全性の問題 当社は、消費者に安全・安心な食品の提供を常に心がけ、仕入先である国内外の協力工場に対する衛生・品質管理を徹底しております。しかしながら、当社の管理体制でカバーしきれない不測の商品クレームなどが大量に発生した場合、商品の回収または被害者への賠償など想定外の費用の発生により当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また原材料の調達、当社商品の加工・製造を行っている国や地域において発生した食品の安全性に係わる問題の発生により、出荷制限や輸入禁止措置が発令された場合など、原材料の調達及び商品の供給に支障をきたし当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 原材料の市況変動について 当社の協力工場では国内外から水産物・畜肉をはじめとする原材料を買付しており、分散調達や協力工場に対し計画的に発注することにより特定の仕入先への集中の回避と安定した数量の確保を図っております。しかし、漁獲規制の強化、水揚げ数量や相場の変動、感染性疾病等による生産量の低下などによって予想以上に原料市況に影響を与える事象が生じた場合には、当社の商品に欠品が発生するなどにより当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 為替レートの変動について 当社は、骨なし魚など海外からの仕入の比率が約55%あるため、為替変動の影響を受ける事業を行っております。急激な為替レートの変動により仕入価格が高騰した場合に販売価格への転嫁が遅れる可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 一括物流センターについて 当社は大半の仕入商品を株式会社ヒューテックノオリンの冷凍食品物流機能を利用して一括納品しております。物流コスト等の条件面については都度他社とも比較検討しております。一方、天災等の大規模な災害や何らかの事由により、同社の物流システムが影響を受けた場合、また商品の保管や配送において正常な事業活動を行うことができなくなった場合、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 特定の仕入先への依存について 重要な仕入先である株式会社三翔とセイショウフーズ株式会社からの仕入高が当社仕入高に占める割合は、それぞれ前者が13.0%(2025年3月期)、13.0%(2026年3月期)、後者が12.6%(2025年3月期)、14.2%(2026年3月期)となっております。当社は、協力工場に対して分散調達することにより特定の仕入先からの依存度の低下を図っておりますが、当該企業との契約期間の満了、解除等による取引の終了や、天災等により当該企業の生産体制に重大な支障が発生した場合、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 商品の販売について ① 得意先の経営破綻について 当社は、得意先に対する債権の回収不能という事態を未然に防ぐべく、情報収集・与信管理等、債権保全に注力していますが、今後予期せぬ得意先の経営破綻が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 食の安全性に関する風評被害について 過去における食品偽装問題等、食の安全性をおびやかす事態が発生し、当社が取扱う商品に問題がない場合でも、報道等により消費者の不安心理が高まり、受注が減少する等により当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 知的財産権について ① 当社保有の知的財産権について 当社では「加熱処理した魚の製造方法」「凍ったまま調理できる冷凍魚の製造方法および冷凍魚」「湯せん・蒸し調理用魚介類包装冷凍食品及びその製造方法」「施設調理用冷凍揚物の製造方法及び施設調理用冷凍揚物」の4つの製造特許を取得しております。今後も知的財産権の保全に積極的に取り組む予定ですが、当社の知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間及び費用がかかるなど、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社による第三者の知的財産権侵害について 当社による第三者の知的財産権の侵害については、可能な範囲で調査を行い対応しております。しかしながら、当社の事業領域における第三者の知的財産権を完全に把握することは困難であり、当社が認識せずに他社の特許を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合には当社に対する損害賠償請求や、ロイヤリティの支払要求等が行われることにより、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報システムの運用について 当社は、販売、購買、管理等の情報をコンピュータにより管理しています。これらの情報システムの運用については、コンピュータウイルス感染によるシステム障害やハッキングによる被害及び外部への社内情報の漏洩が生じないよう万全の対策を講じています。しかしながら、当社の想定を超えた技術による情報システムへの不正アクセスやコンピュータウイルスの感染などにより、当社の情報システムに障害が発生したり、外部へ社内情報が流出する事態が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 人材の確保・育成について 当社が今後の成長を実現していくためには、営業、開発、経営管理等の各方面において優秀な人材を確保・育成していくことが重要な課題と認識しており、必要な施策を実施しています。しかしながら人材の確保・育成ができなかった場合には、当社の事業目的の達成が困難となる可能性があります。 (6) 繰延税金資産等について 当社では、将来の課税所得等に関する予測に基づき回収可能性を慎重に検討した上で繰延税金資産等を計上しています。しかし、今後の業績動向により、一部ないし全部について回収可能性が低いと判断された場合、繰延税金資産等の計上額が修正され、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 法的規制等について 当社の事業を展開するうえで様々な法的規制を受けており、食品関係では食品衛生法・製造物責任法・食品リサイクル法・JAS法等の各種法規制に服しております。本書提出日現在これら法的規制の違反はなく、法的規制の順守に努めておりますが、将来、当社の事業に関連する新たな法的規制の成立、または既存の法的規制の改正・強化等が行われた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 自然災害への対応について 当社は、大規模な地震をはじめとする自然災害が発生した場合に備え、危機管理総括マニュアルを整備し、定期的な訓練により社内への浸透を図っておりますが、被害が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 関連当事者取引について 当社の筆頭株主は株式会社フルタであり、本書提出日現在で当社発行済株式総数の51.44%を所有しております。同社は古田耕司氏が全株式を所有する資産管理会社であります。一方、古田耕司氏が議決権の過半数を所有する株式会社昔亭・フルタフーズ株式会社・雅興産株式会社は、当社商品の製造委託会社の一部や販売先の一部であります。 ① 株式会社昔亭について 株式会社昔亭とは商品の仕入取引を行っており、当社の主力商品である「楽らく匠味シリーズ」等の製造を委託しております。取引価格につきましては、第三者間取引と同様、市場での販売価格を勘案して決定しております。なお、同社との取引は今後も継続する方針であります。 ② フルタフーズ株式会社について フルタフーズ株式会社とは商品の仕入取引を行っており、主に「アメリカンドック」等の製造を委託しております。取引価格につきましては、株式会社昔亭同様、市場での販売価格を勘案して決定しております。なお、「アメリカンドック」につきましては同社の市場占有率が高く、他社からの入手が困難な商品のため、今後も同社との取引は継続する方針であります。 ③ 雅興産株式会社について 雅興産株式会社とは商品の販売取引を行っており、主に喫茶軽食用の当社商品を販売しております。取引価格につきましては、第三者間取引と同様の販売価格を使用しております。なお、同社との取引は今後も継続する方針であります。 当社と関連当事者との2026年3月期における取引金額は以下のとおりであります。 (単位:千円) 株式会社昔亭   フルタフーズ株式会社   雅興産株式会社 売掛金   ―   ―   273 買掛金   93,697   31,103   ― 未払費用   ―   77   ― 前受収益   833   ―   ― 預り保証金   1,920   ―   ― 商品売上高   ―   ―   910 商品仕入高   1,148,483   357,582   ― 運搬費   10   915   ― 受取賃貸料   8,976   ―   ―
経営成績の分析 (MD&A)3,999字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による分析・検討内容 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要及び経営者の視点による分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営成績 (事業別売上) (単位:千円) 前事業年度   当事業年度   増 減   増減率(%) 骨なし魚事業   9,036,181   8,713,667   △322,514   △3.6 ミート事業   2,429,615   2,441,174   11,558   0.5 その他事業   14,267,131   13,898,581   △368,550   △2.6 (経営成績) (単位:千円) 前事業年度   当事業年度   増 減   増減率(%) 売上高   25,732,929   25,053,423   △679,505   △2.6 営業利益   840,931   660,319   △180,612   △21.5 経常利益   844,892   693,429   △151,462   △17.9 当期純利益又は当期純損失(△)   △574,629   482,436   ―   ― 当事業年度におけるわが国経済は、景気が緩やかな回復基調にある中で、雇用・所得の改善により個人消費に持ち直しの動きがみられました。しかしながら、日中関係の悪化に伴う訪日中国人客の減少や、2月末に発生した中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇など、先行き不透明な状況が続いております。 国内食品業界におきましては、原材料価格やエネルギー価格が依然として高水準で推移するとともに、為替の影響による仕入コストの上昇圧力も継続し、値上げ基調に歯止めがかからず、消費者の節約志向も高まり、引き続き厳しい経営環境が続くことが予想されます。 このような状況のもと当社は、低価格志向に対応した安価な商品や比較的好調な外食向商品を開発・販売するなど、積極的に営業活動を進めてまいりました。以上の結果、骨なし魚事業におきましては、安価な商品の拡販に努め、下半期の売上は回復したものの、中間会計期間までのマイナスをカバーするには至らず売上高8,713,667千円(前年同期比3.6%減)、ミート事業におきましては、「アメリカンドック」類の販売が回復したことなどにより売上高2,441,174千円(前年同期比0.5%増)、その他事業におきましては、ボイルカキの新規販売などで下半期の売上は回復したものの、中間会計期間までのマイナスをカバーするには至らず売上高13,898,581千円(前年同期比2.6%減)となりました。これにより当期の売上高は25,053,423千円(前年同期比2.6%減)となりました。 損益面につきましては、低価格志向に対応するための値引増加により粗利率が低下、売上高の減収に伴い粗利益が減少したことにより、営業利益は660,319千円(前年同期比21.5%減)、経常利益は693,429千円(前年同期比17.9%減)、当期純利益は482,436千円(前年同期は574,629千円の当期純損失)となりました。 販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。 事業の名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 業務用冷凍食品卸売   25,053,423   97.4 合計   25,053,423   97.4 仕入実績 当事業年度における仕入実績は、次のとおりであります。 事業の名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) 業務用冷凍食品卸売   21,377,581   99.4 合計   21,377,581   99.4 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 (2) 経営指標 (単位:%) 前事業年度   当事業年度   増 減 経常利益率   3.3   2.8   △0.5 ROE   △6.2   5.5   ― ROA   6.6   6.1   △0.5 配当性向   △61.7   73.1   ― 当社は、1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等に記載のとおり、「売上高」「経常利益」「経常利益率」「ROE」「ROA」「配当性向」でそれぞれの経営数値目標を掲げ、収益の安定と財務体質の強化、資本効率の向上を目指してまいります。当事業年度は、低価格志向に対応した安価な商品や比較的好調な外食向商品の開発・販売に取り組みました。下半期の売上は回復したものの、中間会計期間までのマイナスをカバーするには至らず、前年同期比で経常利益率△0.5%、ROA△0.5%、当期純利益の計上(前事業年度は当期純損失計上)によりROE5.5%、配当性向73.1%となりました。2026年度は、新商品「MOTTO」シリーズの販売が順調に推移して骨なし魚事業を再構築できると見込んで増収増益の目標を掲げております。利益確保を最大の課題とし、安価で競争力のあるタイ生産「鶏」の楽らく匠味製品の拡販、前期販売を開始した牡蠣やえび商品の売上拡大などにより、目標達成に向けて取り組んでまいります。 (3) 財政状態 (単位:千円) 前事業年度末   当事業年度末   増 減   増減率(%) 資産   11,510,675   11,313,808   △196,866   △1.7 負債   2,716,338   2,490,059   △226,278   △8.3 純資産   8,794,337   8,823,749   29,411   0.3 総資産は、11,313,808千円となり、前事業年度末と比較して196,866千円減少となりました。これは主に商品が128,290千円増加した一方で、現金及び預金が173,991千円、売掛金が154,627千円それぞれ減少したことによるものです。 負債合計は、2,490,059千円となり、前事業年度末と比較して226,278千円減少となりました。これは主に買掛金が91,636千円、未払法人税等が68,545千円それぞれ減少したことによるものです。 純資産合計は、8,823,749千円となり、前事業年度末と比較して29,411千円増加となりました。これは主に自己株式の取得を99,868千円行った一方で、配当金の支払を354,580千円、当期純利益を482,436千円計上したことにより利益剰余金が127,856千円増加したことによるものです。 (4) キャッシュ・フロー (単位:千円) 前事業年度   当事業年度   差 額 営業活動によるキャッシュ・フロー   710,912   309,643   △401,268 投資活動によるキャッシュ・フロー   △153,965   △31,167   122,797 財務活動によるキャッシュ・フロー   △665,504   △468,419   197,085 現金及び現金同等物に係る換算差額   △13,484   15,951   ― 現金及び現金同等物の増減額   △122,041   △173,991   △51,950 現金及び現金同等物の期末残高   3,751,887   3,577,896   △173,991 当事業年度末における現金及び現金同等物は3,577,896千円と前事業年度末と比べ173,991千円の減少となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりとなります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、309,643千円の収入(前期は710,912千円の収入)となりました。貸倒引当金の増減額の減少が1,091,310千円あった一方で、税引前当期純利益の増加が977,053千円、仕入債務の減少額の減少が1,180,632千円ありました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、31,167千円の支出(前期は153,965千円の支出)となりました。無形固定資産の取得による支出の減少が116,237千円ありました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、468,419千円の支出(前期は665,504千円の支出)となりました。短期借入金の純減額の減少が300,000千円、配当金の支払が354,580千円ありました。 当社の資本の財源及び資金の流動性についてですが、事業活動にかかる運転資金は営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としております。なお、当面の予定はありませんが、多額の設備資金については、第三者割当増資、社債の発行、長期借入金等の検討を行うこととしております。 また、当社は取引銀行5銀行で短期借入金枠41億円を設定しており、資金の流動性は十分に確保されております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。