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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

湖池屋

KOIKE-YA Inc.2226 · Standard · 食料品

ポテトチップスを主力に、コーンスナック、タブレットと多様なスナックを展開する菓子メーカー。

概要

湖池屋は、東京都板橋区に本社を置くスナック菓子メーカーである。主力のポテトチップス「湖池屋プライドポテト」や辛味系「カラムーチョ」、コーンスナック「スコーン」などのロングセラーブランドを擁し、2025年3月期の連結売上高は594億円、営業利益40億円(利益率6.7%)を計上。業界ではカルビーに次ぐ2位のシェアを持つ。日清食品ホールディングスと資本業務提携し、国内外に生産・販売拠点を広げている。

スナック菓子に特化した事業構成

湖池屋の事業は、スナック菓子の製造販売にほぼ一元化されている。主力カテゴリーはポテトスナックで、1962年発売の「湖池屋ポテトチップス」を祖に、プレミアムライン「湖池屋プライドポテト」(2017年発売)、厚切り「ピュアポテト」(2018年発売)、濃厚「湖池屋ストロング」(2018年発売)などを展開する。辛味系「カラムーチョ」(1984年発売)と酸味系「すっぱムーチョ」(1993年発売)も長年にわたり支持される。コーンスナックでは、1987年発売の「スコーン」、1994年発売の「ドンタコス」、1990年発売の「ポリンキー」が主力である。タブレット菓子「Pinky FRESH」(2020年発売)も手がける。

国内6工場と委託生産で支える生産体制

国内の生産は、関東工場(埼玉県加須市、1970年稼働)、関東第二工場(同市、2005年稼働)、関東第三工場、中部工場(岐阜県海津市、2025年開設)、京都工場(京都府南丹市、1986年稼働)、九州阿蘇工場の自社工場6拠点に加え、ふらの農業協同組合が運営する「シレラ富良野」への委託生産で行われる。中部工場は当社初の中部エリア拠点として、生産能力拡大と物流効率改善を目的に開設された。主要原料の馬鈴薯は国内契約産地から調達し、気候変動リスクに対応するため「湖池屋オリジナルブランド芋計画」により独自の収穫ルートを確保している。

4カ国5法人で構成される海外事業

海外展開は、現地法人を通じて台湾、ベトナム、タイ、アメリカ、香港で行われる。台湾湖池屋股份有限公司(2006年設立)は「カラムーチョ」ブランドを集中展開する。Koikeya Vietnam Co.,Ltd.(2016年設立)は初の海外自社工場を持ち、2017年9月から稼働、国内販売と輸出を担う。KOIKEYA (THAILAND) CO.,LTD.(2018年11月設立)はタイ市場向け販売、KOIKEYA AMERICA INC.(2025年6月設立)は米国で新ブランド「SATISFRY」を発売した。香港では日清食品グループとの合弁会社・日清湖池屋(中国・香港)有限公司(2014年設立)を通じて販売する。2026年3月期の海外売上高は64億円で、全社の約10%を占める。

日清食品ホールディングスとの資本業務提携

2011年5月、湖池屋は日清食品ホールディングス(日清食品HD)と業務・資本提携契約を締結した。2012年6月の第三者割当増資を経て、同年8月に日清食品HDの関連会社となる。2014年11月にも増資を実施し、現在も同社が筆頭株主である。提携は開発、マーケティング、調達、生産、営業の全般に及び、例えば香港の日清湖池屋は日清食品有限公司との合弁で設立された。この関係により、原材料調達や流通網の共有、新商品開発の協力が進められている。

業界の中での役割はスナック菓子メーカー。国内自社工場6拠点と委託工場で生産し、海外では現地子会社を通じて展開にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
612億円
営業利益
39億円
営業利益率
6.4%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01国内スナック菓子市場主力

ポテトチップス(湖池屋ポテトチップス、カラムーチョ等)、コーンスナック(スコーン、ドンタコス等)、タブレット(Pinky FRESH)を製造販売。安全・安心な製品づくりと安定供給に注力。

主な製品・サービス10
湖池屋ポテトチップス
1962年発売のロングセラーポテトスナック。
カラムーチョ
1984年発売の辛味系ポテトスナック。
湖池屋プライドポテト
2017年発売のプレミアムポテトスナック。
ピュアポテト
2018年発売の厚切りポテトスナック。
湖池屋ストロング
2018年発売の濃厚ポテトスナック。
すっぱムーチョ
1993年発売の酸味系ポテトスナック。
スコーン
1987年発売のコーンクランチスナック。
ドンタコス
1994年発売のコーントルティアチップス。
ポリンキー
1990年発売の網目模様のコーンスナック。
Pinky FRESH
2020年発売の乳酸菌LS1配合の機能性タブレット。

02海外スナック菓子市場準主力

台湾・ベトナム・タイ・米国・香港の子会社を通じてスナック菓子を展開。ベトナムでは自社工場を稼働。

主な製品・サービス1
カラムーチョ(台湾展開)
台湾で集中展開する辛味系ポテトスナック。

製品と技術

「湖池屋プライドポテト」に象徴される高付加価値ポテトスナック

2017年に発売された「湖池屋プライドポテト」は、厳選された国産馬鈴薯と独自の製法で作られるプレミアムポテトスナックである。同社の高付加価値戦略の旗艦ブランドとして位置づけられ、継続的なリニューアルにより市場定着を進めている。同じく高付加価値ラインの「ピュアポテト」(2018年発売)は国産芋100%使用で濃い芋の旨みを訴求し、味覚とパッケージのリニューアルが奏功して売上拡大に寄与。「湖池屋ストロング」(2018年発売)は濃厚な味わいが特徴である。これらのブランドは、既存の「湖池屋ポテトチップス」より高価格帯で販売され、収益性向上に貢献している。

「カラムーチョ」と「すっぱムーチョ」が牽引する辛味・酸味スナック

1984年発売の「カラムーチョ」は、唐辛子の辛さを特徴とするポテトスナックで、同社を代表するロングセラーブランドの一つである。海外では台湾や東南アジアでも展開され、主力ブランドとして機能している。1993年発売の「すっぱムーチョ」は酸味のある味わいで、辛味とは異なる刺激を提供する。両ブランドは長年にわたり定番商品としての地位を築き、ラインナップの拡充(フレーバー展開など)により継続的な販売を実現している。

「スコーン」と「ポリンキー」が支えるコーンスナック部門

コーンスナックは、1987年発売の「スコーン」が主力である。クランチ状の食感とシンプルな味付けで親しまれ、「絶品焼きとうもろこし」などの限定フレーバーが好調で、ブランド全体の売上を大きく伸ばしている。1990年発売の「ポリンキー」は網目模様が特徴であり、2025年に35周年を迎え、記念商品「カリッカリえびポリンキー」や初代CMを再現したプロモーションを実施した。1994年発売の「ドンタコス」はメキシカン風味のトルティアチップスで、2025年に味覚とパッケージをリニューアルし本格感を強調している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

ポテトチップスで老舗、原料高が重荷

湖池屋はポテトチップス「KOIKEYA」「カラムーチョ」等を製造・販売する老舗スナックメーカー。ニップン、日清製粉グループ本社は製粉・食品総合企業で、競合には昭和産業等も。売上高は548億円(24年3月期)→612億円(26年3月期)と増加だが、営業利益率は6.73%から6.37%へ微減。原料のジャガイモ・油脂の価格上昇が収益を圧迫。

強み

  • 「湖池屋」「カラムーチョ」は高い知名度を誇る。
  • 「ポテトチップス のりしお」などロングセラー商品。
  • 売上高が3期連続で増加、需要は堅調。
  • こだわりの製法で差別化。

課題

  • ジャガイモや油脂の価格上昇が利益を圧迫。
  • カルビーなど大手との競争が激しい。
  • 営業利益率が微減傾向にあり、改善が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が湖池屋

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12053中部飼料615億円10.6倍
22288丸大食品597億円5.6倍
32207meito579億円19.0倍
42060フィード・ワン563億円8.8倍
52573北海道コカ・コーラボトリング557億円38.9倍
62226湖池屋528億円20.3倍
72216カンロ502億円15.1倍
8409Aオリオンビール494億円10.3倍
92918わらべや日洋ホールディングス490億円9.0倍
102908フジッコ489億円32.4倍
112931ユーグレナ474億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

おつまみ菓子メーカーとして創業した1958年

湖池屋のルーツは、1958年1月に東京都文京区で設立された株式会社湖池屋(現存せず)である。設立目的はおつまみ菓子の製造販売であり、当時はスナック菓子が普及し始めた時代だった。1962年には同社がポテトチップスの製造販売を開始し、これが後の主力製品群の出発点となる。創業から4年後に主要カテゴリーを確立したことで、事業基盤を固めた。1964年には本社と工場を東京都板橋区に移転し、生産拠点を集約した。

加須・京都への工場増設で生産体制を強化した1970〜80年代

1970年12月、生産増強を目的に埼玉県加須市に加須工場(現関東工場)を新設した。1986年11月には関西市場開拓のため、京都府船井郡園部町(現南丹市)に京都工場を建設した。これにより、関東と関西の両方に生産拠点を持ち、全国配送網を整備した。この時期、スナック菓子市場は拡大期にあり、湖池屋はカラムーチョ(1984年発売)などのヒット商品を投入。工場増設は需要増への対応であった。

持株会社制への移行とタブレット事業への参入(1990年代〜2000年代初頭)

1990年4月に休眠会社化していた旧法人をフレンテ株式会社に商号変更し、1995年11月からタブレット菓子の事業を開始した。1997年9月にはタブレット「ピンキー」の製造を開始。2001年7月には株式会社湖池屋を株式交換で完全子会社化し、2002年6月にフレンテホールディングスに商号変更して持株会社制へ移行した。2002年6月には新設分割でフレンテ株式会社(後のフレンテ・インターナショナル)を設立し、タブレット事業を承継。グループの本社機能を湖池屋から移管した。2003年11月に商号をフレンテに変更し、子会社をフレンテ・インターナショナルとした。

株式公開と日清食品グループの傘下入り(2004〜2012年)

2004年6月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、同年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2010年4月に大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。2011年5月、日清食品ホールディングスと業務・資本提携契約を結び、2012年6月の第三者割当増資で日清食品HDが大株主となった。同年8月には関連会社化され、日清食品グループの一員となった。これにより、開発・生産・販売で協働関係が強化された。

現法人への統合と海外事業の本格化(2016年以降)

2016年10月、株式会社湖池屋(旧)とフレンテ・インターナショナル、アシストの3社を吸収合併し、商号を株式会社湖池屋に変更した。これにより持株会社体制を解消し、単一法人としてスナック菓子とタブレット事業を統合した。同年3月にはベトナム子会社を設立し、2017年9月に海外初の自社工場を稼働。2018年11月にタイ法人、2025年6月に米国法人を設立。台湾法人(2006年設立)と合わせ、アジア・北米に販売網を拡大した。国内では2025年に中部工場を新設し、生産能力を増強した。

高付加価値戦略と原材料高騰への対応(2017〜2025年)

2017年発売の「湖池屋プライドポテト」を皮切りに、高付加価値商品群を軸とした販売戦略を推進した。2018年には「ピュアポテト」「湖池屋ストロング」を投入。これにより2020年代に入り売上高が急伸し、2020年6月期の377億円から2025年3月期には594億円へ増加した。ただし、2025年3月期は北海道産馬鈴薯の不作や歩留まり悪化により製造コストが増加し、営業利益は前期比3.7%減の38億円となった。同社は価格改定やコスト削減、中部工場の稼働による物流効率化で対処している。

年表30件を開く

1950年代

  • 1958年1月M&Aおつまみ菓子の製造販売を目的として、東京都文京区に㈱湖池屋(2016年10月、吸収合併により消滅)を設立

1960年代

  • 1962年1月㈱湖池屋において、ポテトチップスの製造販売を開始
  • 1964年5月㈱湖池屋の本社及び工場を東京都板橋区に移転

1970年代

  • 1970年12月㈱湖池屋の生産増強のため埼玉県加須市久下に加須工場新設(現関東工場)
  • 1977年1月飲食店の経営を目的として、東京都板橋区に㈱メリカ・フーズ(当社)を設立

1980年代

  • 1986年11月㈱湖池屋の関西市場開拓拠点として、京都府船井郡(現南丹市)園部町に京都工場新設

1990年代

  • 1990年4月商号変更㈱ケイコウ・フーズに商号変更するとともに休眠会社化
  • 1995年11月商号変更タブレット菓子などの製品開発の推進を目的とした事業を開始し、フレンテ㈱に商号変更
  • 1997年9月タブレット菓子「ピンキー」の製造を開始

2000年代

  • 2001年5月M&A㈱湖池屋の工場メンテナンス事業を営む㈲アシストの持分を取得し、同社を100%子会社化
  • 2001年7月M&A㈱湖池屋との株式交換により、同社を100%子会社化
  • 2002年6月M&A㈱フレンテホールディングスに商号変更 持株会社制への移行を目的とし、100%子会社であるフレンテ㈱(後の㈱フレンテ・インターナショナル。2016年10月、吸収合併により消滅)を会社分割(新設分割)により設立、同社にタブレット菓子の製造事業を承継
  • 2002年7月グループの本社機能を㈱湖池屋から移管 同社のタブレット菓子の販売事業をフレンテ㈱へ営業譲渡により移管
  • 2003年10月M&A㈲アシストを株式会社に組織変更(2016年10月、吸収合併により消滅)
  • 2003年11月商号変更㈱フレンテホールディングスを㈱フレンテに商号変更 子会社のフレンテ㈱を㈱フレンテ・インターナショナルに商号変更
  • 2004年6月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年10月㈱湖池屋関東第二工場を新設(埼玉県加須市花崎)
  • 2006年8月台湾にて華元食品股份有限公司と合弁により台湾湖池屋股份有限公司(現子会社)を設立
  • 2009年12月㈱湖池屋とふらの農業協同組合との間で締結したポテトチップスの製造委託契約に基づき、同組合によって新設された工場「シレラ富良野」が製造を開始

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2011年5月日清食品ホールディングス㈱(以下、「日清食品HD」)と業務・資本提携契約を締結
  • 2012年5月日清食品HDと業務・資本提携契約の変更契約を締結
  • 2012年6月日清食品HDを割当先とする第三者割当増資を実施
  • 2012年8月日清食品HDの当社株式追加取得により、同社の関連会社となる
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年1月香港にて日清食品HDの子会社である日清食品有限公司との合弁会社となる日清湖池屋(中国・香港)有限公司に出資し、同社を関連会社化
  • 2014年11月日清食品HDを割当先とする第三者割当増資を実施
  • 2016年3月ベトナムにてKoikeya Vietnam Co.,Ltd.(現子会社)を設立
  • 2016年10月M&A㈱湖池屋が㈱フレンテ・インターナショナルを吸収合併し、当該吸収合併後の㈱湖池屋及び㈱アシストを吸収合併のうえ、商号を㈱湖池屋に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高付加価値戦略の継続

    ブランド価値を高めながら、コスト上昇分を適切に価格転嫁し、顧客支持を得つつ収益性を維持・向上する。

  2. 02

    安定した原材料調達体制の構築

    主要原料の馬鈴薯について、国内契約産地の拡大や独自ブランド芋計画により、気候変動などに備えた安定調達ルートを確保する。

  3. 03

    効率的な生産・物流体制の整備

    省人化・自動化の推進や物流ネットワークの見直しにより、増加する売上に対応する安定供給体制を構築する。

  4. 04

    新機軸商品の開発と育成

    多様化するニーズに応え、既存ブランドに加えて将来の柱となる新商品を開発し、収益性の高い販売ポートフォリオを目指す。

  5. 05

    海外事業の拡大加速

    現地法人の成長に加え、展開エリアを広げ海外売上・利益を拡大し、盤石な企業基盤を築く。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で1,172人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は623万円で、10期前と比べて+6.7%平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は10.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月434
2017年6月460
2018年6月720
2019年6月58441.214.1851
2020年6月58340.313.3858
2021年6月59040.112.8826
2022年3月57239.311.1909
2023年3月55039.511.5945
2024年3月58739.311.11,015
2025年3月62538.910.31,110360
2026年3月62338.310.01,172333

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率91.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 1 / 海外 5、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
中部工場 — 岐阜県 海津市136億円
国内
九州阿蘇工場 — 熊本県 上益城郡3,174百万円
国内
京都工場 — 京都府 南丹市2,272百万円
国内
関東第三工場(埼玉県 加須市) — 注1,937百万円
国内
関東第二工場 — 埼玉県 加須市1,703百万円
国内
関東工場他 — 埼玉県 加須市他1,538百万円
国内
湖池屋本社 — 東京都 板橋区562百万円
国内
本社・工場 — ベトナム ドンナイ省487百万円
海外
原宿本社 — 東京都 渋谷区63百万円
国内
北海道支店他 — 札幌市 北区他34百万円
国内
主な関係会社
  • 国内
    日清食品ホールディングス㈱(注)1
    大阪市淀川区 · その他の関係会社
    議決権45.1%
  • 海外
    Koikeya Vietnam Co.,Ltd. (注)2
    ベトナム ドンナイ省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KOIKEYA AMERICA INC. (注)2.3
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KOIKEYA(THAILAND)CO.,LTD.
    タイ バンコク市 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 海外
    台湾湖池屋股份有限公司
    台湾 台北市 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    日清湖池屋(中国・香港)有限公司
    中国・香港 タイポー地区 · 持分法適用会社
    議決権34.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は612億円営業利益39億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.0%、利益が-2.5%。

売上高
+3.0%
612億円
営業利益
-2.5%
39億円
純利益
+0.0%
26億円
営業利益率
6.4%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高654億円612億円
営業利益39億円39億円
純利益26億円26億円
1株あたり配当¥55¥55

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は153億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.6%、営業利益は+12.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1185
2024年1Q12986.26
2024年2Q12686.34
2024年3Q1501510.09
2024年4Q1433
2025年2Q289217.311
2025年4Q305196.215
2026年2Q300144.77
2026年4Q312258.019
2027年1Q15395.96

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は306億円から612億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月306−3−3
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年6月291−1−1
2014年6月30942
2015年6月31232
㈱湖池屋が㈱フレンテ・インターナショナルを吸収合併し、当該吸収合併後の㈱湖池屋及び㈱アシストを吸収合併のうえ、商号を㈱湖池屋に変更
2016年6月32453
2017年6月30353
2018年6月32241
2019年6月34074
2020年6月377116
2021年6月4021712
2022年3月304118
2023年3月4461812
2024年3月5483522
2025年3月59440406.726
2026年3月61239386.426

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高612億円のうち、営業利益として残るのは39億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.8%421億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.8%152億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%39億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.2pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.6pt
12.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年3月期は営業CFが40億円、投資CFが−69億円で、差し引きのフリーCFは−29億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は44億円で、売上の0.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月20−1912126
2013年6月6−6−2025
2014年6月11−15−2−418
2015年6月3−2121−1822
2016年6月1210−32241
2017年6月8−12−2−434
2018年6月240−32454
2019年6月10−8−3253
2020年6月6−17−3−1139
2021年6月30−4619−1643
2022年3月2−6−5−434
2023年3月26−7−81945
2024年3月56−24−93269
2025年3月−1−6837−6936
2026年3月40−6936−2944

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年3月期の総資産は474億円。このうち返さなくてよい自己資本が216億円で、自己資本比率は45.0%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月1961049252.9
2013年6月1871018654.2
2014年6月1791017856.1
2015年6月2001237761.1
2016年6月2021218159.6
2017年6月1961227461.9
2018年6月22912110852.3
2019年6月22512310254.1
2020年6月22912710254.9
2021年6月26913613350.4
2022年3月27114212951.8
2023年3月29615214450.9
2024年3月36417419047.0
2025年3月39119419648.8
2026年3月47421625745.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
44億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
165億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
23億円
在庫として抱えている分
負債合計
257億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
63
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE123社中21位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中103位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.9%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
45.0%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,950で、1年前と比べて+4.0%過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。

¥4,950-0.1%1ヶ月+3.1%1年+4.0%時価総額528億円
過去52週の値幅
安値¥4,405高値¥5,060

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.3倍
PER (会社予想)20.3倍
PBR2.47倍
配当利回り1.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月半ばから4720円前後で推移していましたが、8月4日に4800円と上昇し、その後も4830〜4880円の高値圏で推移しています。8月20日は4835円と25日線(4787円)を約1%上回っており、短期トレンドは堅調です。52週高値5060円からは約4%下落した水準にあり、高値圏での推移が続いています。52週安値4405円からは約10%上昇しています。年初来では1.6%の上昇と小幅ですが、出来高は8月4日に2.7万株と急増する場面もありました。RSIは63とやや過熱感があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER19.86倍は業界平均(28.53倍)を下回り割安感がある一方、PBR2.41倍は平均(1.63倍)を上回り、ROE12.86%に対して株価純資産倍率が高い。配当利回り1.14%は平均(2.23%)を下回り、株主還元が限定的。業績は売上増だが利益横ばいで、成長性を考慮してもバリュエーションは割高と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.3倍28.6倍
PER (予想)20.3倍
PBR2.47倍1.63倍
ROE12.9%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、高付加価値商品の成長が続くかどうか、そして海外事業の軌道である。強気派は、健康志向や高級スナックへの需要増を受けて、同社の独自ブランド戦略が奏功し、収益性が改善すると見る。一方、弱気派は、原材料高や競争激化による利益率の低下、海外展開の不確実性を挙げる。売上高は拡大しているが、営業利益率は7%前後で推移し、今後のコスト管理と販売戦略が焦点。

プラスに働く材料7
  • 高付加価値戦略

    「KOIKEYA PRIDE POTATO」など高価格帯商品が好調で、収益性向上に貢献。

  • 国内シェアの維持

    カルビーに次ぐ業界2位として、安定した販売網を持つ。

  • 海外展開の成長

    アジアを中心に海外売上を拡大しており、さらなる伸びが期待。

  • 売上高612億円と3期連続で増加通年影響

    売上高は548→594→612億円と増加。増収基調が続く

  • 純利益26億円と2期連続で高水準維持通年影響

    純利益は26億円と2期連続。安定した収益力を評価

  • ROE12.86%と資本効率が良好継続影響

    ROE12.86%と2ケタ成長。PBR2.41倍は改善余地がある

  • 株価は過去1年で+1.61%と底堅い継続影響

    1年間で+1.61%のリターン。値下がりリスクが限定的

マイナスに働く材料7
  • 原材料費高騰

    ジャガイモや食用油の価格上昇が利益を圧迫。

  • 競争激化

    カルビーやプライベートブランドとの競争が激しく、値下げ圧力。

  • 海外の不確実性

    現地市場の嗜好や規制、為替変動リスクがある。

  • 営業利益が前期比1億円減少の39億円通年影響

    営業利益は40億→39億円と減益。前期比2.5%減と利益水準が低下

  • 営業利益率が6.73%から6.37%に低下通年影響

    2025/3期6.73%→2026/3期6.37%。収益力が低下傾向

  • 配当利回り1.14%と低水準継続影響

    配当利回り1.14%と食品セクターとしても低く、株主還元が手薄

  • 外国人持株比率1.37%と極端に低い継続影響

    外国人持株比率1.37%。外部資金の流入が乏しく需給が手薄

次の決算で確かめる点
高付加価値商品の売上比率
利益率の高い商品群の構成比が収益性を左右する。
国内スナック菓子市場シェア
市場での地位の維持・変動が事業の安定性を示す。
海外売上高と利益
海外展開の実態と収益貢献度を確認し、将来性を判断する。
原材料価格動向
コスト変動が利益予想に直結するため、注視が必要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.11%。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
1.11%
いまの株価に対して
配当性向
24.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月2454.0
2018年6月240.078.9
2019年6月20−15.831.8
2020年6月2312.526.0
2021年6月3033.323.9
2022年3月23−25.0
2023年3月3344.425.5
2024年3月5053.850.5
2025年3月5510.024.6
2026年3月550.024.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,486人。区分でいちばん多いのは事業法人64.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.0%を占め、残る35.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年6月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人64.664.664.664.664.664.7
個人・その他31.431.831.531.331.932.4
外国法人1.41.52.02.31.61.4
証券会社1.01.31.51.21.41.2
金融機関1.50.70.30.40.50.3
自己株式0.00.00.00.00.00.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日清食品ホールディングス株式会社45.10
02一般社団法人湖池の会15.01
03小池 孝6.99
04有限会社ダブリュー・ビー・ファイン3.00
05小池 渉2.96
06湖池屋従業員持株会2.02
07MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.14
08石田 美奈子0.81
09岸田 亮0.81
10岸田 俊0.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+414%、1株純資産は15期で−15%。直近期のROEは12.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月−782,335−3.059.6
2013年6月−242,279−1.067.8
2014年6月382,2621.765.264.6
2015年6月332,2881.588.381.9
2016年6月492,2622.260.7
2017年6月562,2752.587.454.0
2018年6月262,2511.1195.278.9
2019年6月351,1423.068.631.8
2020年6月601,1785.239.026.0
2021年6月1091,2688.923.323.9
2022年3月711,3155.536.6
2023年3月1091,4118.024.925.5
2024年3月2071,60413.722.150.5
2025年3月2431,78814.318.424.6
2026年3月2431,99612.919.124.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額133百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
小池孝取締役会長(代表取締役)70
佐藤章取締役社長(代表取締役)67
濱田豊志常務取締役 営業本部長56
大島広昭取締役 経営管理本部長<兼>経理部長57
山田道明取締役61
松尾隆取締役(常勤監査等委員)65
上平徹取締役(監査等委員)69
神尾和男取締役(監査等委員)74
大内智重子取締役(監査等委員)63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5982011824
社外取締役415154

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,352字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、スナック菓子、タブレット等の製造販売を主たる事業としております。また、当社は以下の子会社 4社及び関連会社1社を統括しております。 台湾湖池屋股份有限公司・・・・・・・台湾でのスナック菓子の販売及び輸出事業 Koikeya Vietnam Co.,Ltd.・・・・・・ベトナムでのスナック菓子の製造販売及び輸出事業 KOIKEYA(THAILAND)CO.,LTD. ・・・・タイでのスナック菓子の販売事業 KOIKEYA AMERICA INC.・・・・・・・・アメリカでのスナック菓子の販売事業 日清湖池屋(中国・香港)有限公司・・香港でのスナック菓子の販売事業 親会社の日清食品ホールディングス株式会社とは、業務・資本提携により開発・マーケティング・調達・生産・営業といった事業活動全般における協働関係の強化に取り組んでおります。 [事業系統図] 事業系統図は以下のとおりであります。 ※ Koikeya Vietnam Co.,Ltd.は連結会社に対して製品の輸出を行っております。 (1) 国内事業 スナック菓子の製造は関東工場、関東第二工場、関東第三工場、中部工場、京都工場及び九州阿蘇工場の自社工場6拠点に加え、業務提携をしているふらの農業協同組合の工場「シレラ富良野」にて行っており、『安全』で『安心』できる製品づくりと、安定供給の実現に取り組んでおります。 タブレット「Pinky FRESH」につきましては、新しいターゲットの潜在需要喚起に努めております。 製品戦略につきましては、既存事業の構造改革を推進し、製品開発体制の充実による新規カテゴリーの確立を図ります。 (2) 海外事業 海外事業につきましては、連結子会社である台湾湖池屋股份有限公司において主に「カラムーチョ」ブランドを集中展開するとともに、2017年9月よりKoikeya Vietnam Co.,Ltd.において初の海外自社工場の稼動を開始しております。また、スナック菓子の販売活動を目的として、2018年11月にタイ王国において、KOIKEYA(THAILAND)CO.,LTD.を、2025年6月に米国において、KOIKEYA AMERICA INC.を設立いたしました。 主要な製品ラインアップは、以下のとおりであります。 ポテトスナック    「湖池屋ポテトチップス」    1962年発売のロングセラーポテトスナック 「湖池屋プライドポテト」    2017年発売のプレミアムポテトスナック 「ピュアポテト」    2018年発売の厚切りポテトスナック 「湖池屋ストロング」    2018年発売の濃厚ポテトスナック 「カラムーチョ」    1984年発売のロングセラー辛味系ポテトスナック 「すっぱムーチョ」    1993年発売の酸味系ポテトスナック コーンスナック    「スコーン」    1987年発売のコーンクランチスナック 「ドンタコス」    1994年発売のコーントルティアチップス 「ポリンキー」    1990年発売の網目模様のコーンスナック タブレット    「Pinky FRESH」    2020年発売の乳酸菌LS1配合の機能性タブレット
経営方針・対処すべき課題2,169字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は理念を下記のとおり定めております。 <企業理念> ①常に安心できる商品を提供し、地球環境、人々の健康、社会的貢献を心掛ける。 ②独創的で心の満足度の高い商品、サービスを提供する。 ③独自のブランド戦略の元に、ロングセラー商品を育成していく。 ④時代に先がけ、変革のスピードを上げ、新しい経営形態を実現する。(マーケティング、販売チャネル、生産システム、組織) ⑤世界的視野にたった企業になる。 ⑥従業員の物心両面の満足を追求する、と同時に関係会社・取引先の経営に適正に貢献する。 当社は、企業理念のもと、事業活動を通じた企業価値の向上を目指しております。 また、購買・生産から販売に至るすべての取引先との適正な取引関係を構築することにより、常に『安全』で、『安心』できる製品を供給していくことに注力するとともに、企業活動全般にわたり、リスク管理体制の構築に取り組んでおります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、連結売上高と連結経常利益を成長を示す最重要指標と考え、同様に連結当期純利益についても配当可能利益を計る指標として重要視しております。また、連結営業キャッシュ・フローの最大化を常に念頭に置いた経営にも注力してまいります。特に国内事業においては競争が厳しいことから特定の経営指標を目標と定めず、上記の指標の向上を追求しております。 (3) 経営環境 当社を取り巻く事業環境は、少子高齢化による国内市場の縮小、健康志向や環境意識の高まりを含む顧客嗜好の多様化、不透明な国内外の経済金融情勢や気候変動からくる原材料価格の高騰など、複雑かつ急速に変化していると認識しております。 世界の経済・社会情勢の不透明さは日ごとに増しており、予測困難な状況です。また、消費者の安全安心・SDGsへの関心の高まり、スナックの喫食シーンの変容、流通構造の変化など、当社商品の需要動向は大きく移り変わっています。当社グループでは、こうした変化に対して迅速かつ柔軟に対応を行い、日本の老舗としての安全・安心感や付加価値を提供し、また、独創的な商品を生み出し続けることで、国内外で事業を拡大し、企業価値の向上に努めてまいります。 一方、世界的な原材料価格高騰により当社の事業コストは、国内外を問わず製造コストを中心に大幅に上昇しています。また、中東情勢問題はそれに拍車をかけ、価格だけでなく資材等の量的不足が与える影響は、当社も漏れなく無視できないものと認識しております。対策として、サプライチェーン全体にわたり最大限のコスト削減努力を行ったうえで、商品品質の維持・向上のため、機動的に価格改定を行いつつ、市場動向を冷静に捉えた柔軟な事業活動によって利益確保に努めてまいります。 (4) 対処すべき課題 当社を取り巻く事業環境は、少子高齢化による国内市場の縮小、健康志向や環境意識の高まりを含む顧客嗜好の多様化、不透明な国内外の経済金融情勢や気候変動からくる原材料価格の高騰など、複雑かつ急速に変化しております。このような状況下において、当社が持続的な成長を実現し、企業価値を向上させていくためには、以下の課題に向き合い、対策を講じていく必要があると考えております。 ① 商品戦略による収益性向上 高付加価値戦略を継続して推進し、ブランド価値を向上しながら、必要に応じてコスト上昇分を適切に価格に転嫁することで、顧客支持を獲得しながら収益性の維持・向上を図ります。 ② 安定した原材料調達 特に主要原料である馬鈴薯について、国内契約産地との交渉及び契約産地の拡大、湖池屋オリジナルブランド芋計画による独自の収穫ルート確保など、気候変動などに伴う不作時に備えた体制を整えます。 ③ 効率的な生産・物流体制の構築 生産面における省人化・自動化の推進、安定的かつ効率的な物流ネットワークの見直しなどにより、急速に拡大する売上に対応する製品の安定供給体制を構築します。 ④ 新機軸商品における成功 多様化するニーズに応えるべく、既存ブランドに加えて将来の売上の柱となる新機軸商品の開発に注力することで、より収益性が高く安定的な販売ポートフォリオを目指します。 ⑤ 海外事業の拡大と展開加速 既存の各現地法人の成長に加えて、今後の展開エリア拡大を強く志向し、海外事業の売上・利益を拡大することで、より盤石な企業基盤を目指します。 ⑥ 人的資本強化と組織力向上 次世代の当社事業を担う人財育成のため、人事制度を刷新します。従業員のエンゲージメント向上とともに、一人ひとりの従業員が成長実感を持ちながら事業貢献する組織を構築します。 ⑦ デジタル技術の活用による事業変革 経営計画・戦略に基づき、積極的にデジタル技術を導入・活用することで、業務効率化による人的資本効率の向上、生産オペレーションの効率化、マーケティングの高度化、新たな顧客体験の創出など、事業全体の変革を推進します。
事業等のリスク3,295字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成 績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおり であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 食品の安全性について 近年、菓子・食品業界におきましては、食品の安全性に対する消費者の関心・要求が更に高まっています。当社グループは「食品衛生法」をはじめとする法令遵守を徹底するとともに、仕入先との連携を密にしながら品質管理体制を強化しております。製造におきましては、食品の安全を担保するためAIB(American Institute of Baking)の「国際検査統合基準」による監査・指導システムを導入し、異物混入対策等に取り組んでおります。更に、食品安全の国際認証であるFSSC22000認証の取得により、食品安全マネジメントシステムを構築し、永続的に安全な商品を提供し続ける仕組み作りを推進しております。しかしながら、当社グループの取り組みの範囲を超える事態が発生した場合や、業界全般にわたる品質問題が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、2002年4月、スウェーデン食品庁がポテトチップス等の食品に発ガン性物質(アクリルアミド)が含まれている旨の調査結果を発表いたしましたが、厚生労働省は同物質が多くの食品に存在するとの調査結果を発表し、様々な食品をバランス良く取るよう推奨しております。当社グループはアクリルアミドの低減対策を推進しており、現在のところ業績及び財政状態に影響はありませんが、今後の菓子・食品業界に影響を及ぼす問題となる可能性があります。 (2) 原材料価格の影響について 当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす要因として、原材料価格の変動があります。穀物相場の上昇は、食用油価格やコーンスナック原料価格の上昇に波及し、原油等のエネルギー相場の高騰は、工場の燃料コストや包装資材価格に影響を及ぼすことがあります。特に原油に関しては、中東情勢の緊迫化に大きな影響を受けるものであります。これら原材料価格の高騰を、内部努力で吸収できない場合や、市場の環境によって販売価格に転嫁できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の主力製品であるポテトチップスは、国産の馬鈴薯を使用しております。したがって、国内における馬鈴薯の作況によって原料の供給量が変化することもあります。当社においては、事前の販売予測に沿った需要量を十分に確保するため、仕入先との取引関係を良好に維持するなど、安定的な原料調達に努めております。しかし、予想外の作況不良で原料調達に支障が生じた場合、仕入価格の上昇や、歩留まりの低下による原材料コストの上昇が生じることがあります。 (3) 為替リスクについて 当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす要因として、為替の変動があります。例えば、外国通貨に対して円の価値が上がる(円高)場合は、外国通貨での収益を円換算した際の減少をもたらし、利益率に悪影響を与える可能性があります。一方、円の価値が下がる(円安)場合、原材料費が増加し、コスト圧力が高まることが予想されます。当社グループでは、金融デリバティブ取引に関する規程を定め、為替の動向を注視し為替の変動による影響を最小限に抑えることに努めております。しかしながら、国際情勢の不確実性や市場の変動性の増加により、これらの対策が十分でない場合があり、結果として当社グループの財務状況及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 天候不順・災害等による影響について 菓子・食品業界は天候不順や災害の影響を受けることがあります。菓子・食品の売上には季節変動があるものですが、通常は平均気温をもとに販売数量を予測し生産を行います。しかしながら異常気象になると、売上・利益に影響することがあります。 当社グループでは、常に天候予測に気を配り、適正な生産及び在庫管理等を行うことで、機会損失を最小限に抑えるよう対策を講じております。しかしながら、上記のような施策を講じているにも関わらず、予想を大きく上回る天候不順等が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、巨大な天災地変等の災害が発生した場合、設備の毀損といった直接的被害に加え、電力・水道の使用制限による社会インフラの低下、仕入先の災害被害による資材の供給不足、物流機能の停滞といった間接的な影響を受ける可能性があります。 更に、世界各国で地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの削減への取り組みが加速する中、環境負荷の低減に努めておりますが、今後の炭素税の税率上昇や仕組みの整備などが日本で本格的に導入が進んだ場合、事業に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、新型コロナウイルス等の感染症が発生した場合も、従業員の安全確保と製品の安定供給を社会的責務と考え、在宅勤務環境の整備、オフピーク通勤やオンライン会議推進などに対応するとともに、工場では徹底した衛生管理に基づく適切な対策を講じ、生産体制の確保に努めます。しかしながら、感染拡大等により生産・販売などの事業活動に支障をきたす可能性があります。 これらの要因は、当社グループの生産、出荷等の事業活動に与える影響が大きいと予想され、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外事業の状況について 当社グループは、台湾、ベトナム、タイ、アメリカを含む、世界各国・各地域で事業展開しているため、現地の政治・経済・社会の変化、テロ及び戦争の発生に伴うカントリーリスクが相対的に高くなる可能性があり、当該リスクが発生した場合は、サプライチェーンの遮断、設備の損壊、人員確保や営業継続が困難になることなどにより、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、現在、世界経済において、新たに発生する可能性のあるカントリーリスクとしては、中国と台湾との間の武力衝突発生の可能性があげられ、万一、このようなリスクが顕在化した際には、台湾を含む世界中の事業活動に影響する可能性があります。 (6) コンプライアンス、情報セキュリティについて 当社グループは、国外を含めた法令等の規制に対応するため、常に情報の収集や、社内周知・教育を行い、法令遵守を徹底しておりますが、各法令等違反が発生した場合は、罰則や許可の取り消しなどにより、日本を含む世界中の事業活動に影響する可能性があります。また、当社グループは、事業及び業務の効率化を目的として、様々な情報システムを利用しているため、サイバー攻撃や、災害等の不測の事態によるシステム障害及び機密情報の漏洩等が発生した場合は、情報システムの停止、社会的信用の低下及び当該トラブルへの対応を行うための費用負担の発生等、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 製品供給リスクについて 国内の物流を取り巻く環境は、労働力人口の減少やEC市場の拡大などの影響により、輸送体制の維持が課題となっています。当社グループでは、パレット輸送の促進、待機時間や配送頻度の削減などの推進に取り組むとともに、パートナー企業との共同配送や荷役効率化に向けた連携も強化しております。また、気候変動や需要変動に柔軟に対応するため、全国的な視点でのバリューチェーンの最適化を進めており、2025年に稼働した中部工場も、全国への配送拠点として物流効率の向上に貢献する見込みです。なお、輸送費の高騰や施策の遅れが生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,030字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要及び経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識並びに分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績の分析 当連結会計年度は、国内において引き続き「湖池屋プライドポテト」を代表とする高付加価値商品群を軸とした販売戦略が好調に推移し、売上を拡大しました。加えて、「スコーン」を主軸としたコーン系定番商品の販売も好調で、売上拡大に大きく寄与しました。 一方で、夏場の気温上昇に起因する馬鈴薯品質の悪化に伴い、馬鈴薯歩留が当初の想定を大きく下回ったことにより製造コストが増加し、また、北海道産馬鈴薯の不作に伴う収穫量減少によって、下半期の商品施策・販売戦略の大幅な見直しを余儀なくされました。加えて、その他原材料費などの高騰、賃上げ実施・人員増加による人件費増加の影響もあり、利益を圧迫しました。これらに対応するため、コスト削減施策及び価格改定を実施することで利益確保に努めました。 海外では、各国において原材料価格等の高騰もありましたが、当連結会計年度より事業活動を開始したアメリカ事業や、ベトナムにおける輸出事業の好調を受け、増収増益となりました。業績は次のとおりです。 売上高は、61,156百万円(前年同期比3.0%増)となりました。利益につきましては、営業利益3,868百万円(前年同期比3.7%減)、経常利益3,773百万円(前年同期比6.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,594百万円(前年同期比0.2%増)となりました。 セグメント別の業績は以下のとおりです。 <国内> 当連結会計年度は、引き続き高付加価値戦略の徹底による市場拡大を推進するとともに、中部工場稼働による生産能力拡大及び物流効率の改善に取り組みました。また、馬鈴薯歩留の想定外の悪化と収量減への対応も経営課題となりました。 商品戦略としては、フラッグシップである「湖池屋プライドポテト」をはじめとした高付加価値ブランドにおいて、継続的なリニューアルなどによる、更なる市場定着を推し進め、加えてロングセラーブランドの売上拡大も進めながら、「湖池屋ブランド」の価値向上に取り組みました。 「ピュアポテト」においては、味覚とパッケージデザインの大幅リニューアルにより、国産芋100%使用で濃い芋の旨みがぎゅっと詰まった「ピュアな美味しさ」を訴求したことが奏功し、売上拡大に大きく寄与しました。ロングセラーコーンスナックである「スコーン」においては「絶品焼きとうもろこし」の販売が好調に推移し、ブランド全体の売上を大きく伸ばしました。他のコーン系ブランドにおいても、「ドンタコス」は味覚とパッケージデザインのリニューアルによって本格メキシカンタコスを訴求、「ポリンキー」においては35周年記念商品「カリッカリえびポリンキー えび塩」の発売や、初代TVCM「ポリンキーの秘密」を完全再現したTVCM「ポリンキー35年目の秘密」篇を放映するなど、プロダクト、プロモーションともに周年施策を実施し、ブランド価値向上、売上拡大に繋げました。 他方、サプライチェーン全体でのコスト上昇への対応及び生産能力の拡大・生産性向上などを主目的とした、当社初の中部エリアの生産拠点「湖池屋 中部工場」を岐阜県海津市に開設し、稼働を開始しました。 しかしながら、原材料費や人件費などの各種コスト増加の影響は依然として大きく、加えて、北海道産馬鈴薯の不作の影響で、商品施策や販売計画の見直しを余儀なくされました。その状況下、コスト上昇への対応や計画の軌道修正のため、継続的なコスト削減施策の計画・実行、中部工場の最大活用による物流効率改善、市場動向を踏まえたフレキシブルな販売戦略及び価格戦略等を組みあわせ、最大限の利益確保に努めました。 以上の結果、売上の拡大に成功したものの、コスト増加や馬鈴薯影響が色濃く、国内の売上高は54,733百万円(前年同期比3.0%増)となり、セグメント利益は3,439百万円(前年同期比2.6%減)となりました。 <海外> 台湾事業においては、若干の苦戦を強いられましたが、ベトナムやタイ、アメリカ等の各拠点における販促・チャネル戦略の最適化、及び新商品投入による戦略的な利益改善施策を実施することで、海外事業トータルでは増収増益を達成しました。 主力ブランドの「カラムーチョ」は、主要展開国で売上を伸ばすとともに展開国を拡大し、引き続き好調を維持しています。台湾事業では、市場環境の悪化による売上減少に加えて、その減少を補うために販促費も増加したため、売上・利益ともに前年を若干下回る結果となりました。ベトナム事業では、国内販売・輸出ともに好調で増収となり、更に、粗利の改善、販促費の削減により、課題であった利益も大きく拡大しました。タイ事業では、市況が厳しい状況にあるものの、販売チャネルの多様化と、売上面で課題だった第4四半期における集中的な新商品発売が奏功し、増収増益となりました。アメリカ事業は2025年6月に現地法人を設立し、実質の事業開始となった10月より、ビジネススキームを刷新しました。11月には 新ブランド「SATISFRY」を発売し、積極的に事業展開を推進しております。 以上の結果、各国でチャネル拡大、利益改善に積極的に取り組んだことで、海外の売上高は6,422百万円(前年同期比3.1%増)、セグメント利益は649百万円(前年同期比12.6%増)となりました。 (2)財政状態の分析 (資産) 総資産は、前連結会計年度末に比べ8,308百万円増加し、47,363百万円となりました。主な要因は、建設仮勘定の減少(4,552百万円)の一方、建物及び構築物の増加(8,701百万円)及び機械装置及び運搬具の増加(3,042百万円)によるものであります。 (負債) 負債は、前連結会計年度末に比べ6,091百万円増加し、25,737百万円となりました。主な要因は、長期借入金の増加(3,141百万円)及び長期リース債務の増加(1,593百万円)によるものであります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末に比べ2,215百万円増加し、21,626百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加(2,008百万円)によるものであります。なお、自己資本比率は45.0%となりました。 (3)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べて787百万円増加し、4,354百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は3,996百万円となりました。これは主に、法人税等の支払額(881百万円)等の減少があったものの、税金等調整前当期純利益(3,540百万円)の計上及び、売上債権の増減額(1,071百万円)等の増加があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は6,928百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(6,981百万円)によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は3,608百万円となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出(1,800百万円)等の減少があったものの、短期借入れによる収入(2,500百万円)及び、長期借入れによる収入(4,200百万円)等の増加があったことによるものであります。 (4)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 ①繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産については、将来の課税所得の見込み及び税務計画に基づき、回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております。なお、既に計上した繰延税金資産については、その実現可能性について毎期検討し、内容の見直しを行っておりますが、将来の課税所得の見込みの変化やその他の要因に基づき繰延税金資産の実現可能性の評価が変更された場合、繰延税金資産の取崩又は追加計上により親会社株主に帰属する当期純利益が変動する可能性があります。 ②退職給付費用及び債務 退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。これらの前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいた死亡率等が含まれます。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は将来にわたって規則的に認識されるため、将来の期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ③固定資産の減損 当社グループが減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、事業計画の前提となった数値を、経営環境などの外部要因に関する情報や直近の経営成績に基づいた情報に修正し、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画等を考慮し見積っております。当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において減損損失が発生する可能性があります。 なお、Koikeya Vietnam Co.,Ltd.に係る固定資産の減損の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (5)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内(百万円)   67,518   92.0 海外(百万円)   1,443   115.4 合計(百万円)   68,962   92.4 (注)金額は販売価格によっております。 ②受注実績 当社グループは、主に販売計画に基づいて生産計画を立てて生産しております。 一部の事業において受注生産を行っていますが、受注高及び受注残高の金額に重要性はありません。 ③販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内(百万円)   54,733   103.0 海外(百万円)   6,422   103.1 合計(百万円)   61,156   103.0 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 丸紅㈱   12,449   21.0   11,759   19.2 三菱商事㈱   7,925   13.3   8,579   14.0 (6)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 (経営成績の分析) 当社グループの当連結会計年度の業績は次のとおりです。 売上高は、61,156百万円となりました。 利益につきましては、営業利益3,868百万円、経常利益3,773百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,594百万円となりました。 原材料費や人件費をはじめとした各種コスト上昇が継続し、夏場の気温上昇に起因する馬鈴薯品質の悪化による製造コストの増加も重なる一方、国内においては「湖池屋プライドポテト」を代表とする高付加価値商品群の販売が好調に推移したほか、「スコーン」を主軸としたコーン系定番商品の拡販も売上拡大に寄与したこと、海外においてはアメリカ事業の新規立ち上げやベトナムにおける積極的な輸出事業展開が主な要因となり、好調な売上の推移となりました。 (財政状態の分析) 財政状態の分析につきましては、「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)財政状態の分析」に記載のとおりであります。 (キャッシュ・フローの状況の分析) キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](3)キャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループにおける資金需要は、主に運転資金、設備投資、配当金の支払いとなります。これら資金需要を満 たすため、当社グループでは営業活動から得られるキャッシュ・フローを主たる財源とし安定的な資金確保を行っ ておりますが、当社グループの戦略として掲げている高付加価値商品の売上拡大、定番商品等の収益改善、新規商 材開発を進めるにあたり必要となる設備投資を主とした成長投資等の将来への資金需要に対しては、可能な限り 自己資金から充当し、必要に応じて金融機関からの借入による調達を行う方針であります。また、金融機関とは 良好な関係を継続しており、当座貸越枠を設定し、機動的な資金確保が行える体制を構築するなど十分な資金の流動性を確保しております。 配当金の支払いにつきましては、株主の皆様への安定した配当を継続するとともにグループの業績に応じた成果の配分を行うことを基本方針としております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。