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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

カルビー

2229 · Prime · 食料品

スナック菓子とシリアル食品の国内トップメーカー。ポテト・小麦・コーンを主原料に国内外で製造販売。

概要

カルビーは、1949年に広島で創業した国内スナック菓子最大手の一つである。かっぱえびせん、じゃがりこ、ポテトチップスなどのロングセラーブランドを擁し、2026年3月期の連結売上高は3,402億円、営業利益262億円、従業員数は約6,974名。スナック菓子のほか、シリアル食品「フルグラ」や豆腐・大豆加工品も手がけ、北米、欧州、アジアなど海外16か国に生産・販売拠点を持つ。

スナック菓子4部門で国内最大級の品揃え

食品製造販売事業の中核はスナック菓子で、ポテト系、小麦系、コーン系の4部門(分類上はポテト系、小麦系、コーン系、その他)からなる。2026年3月期の国内スナック菓子売上高は2,342億円(リベート等控除前)。主力は「ポテトチップス」(1,025億円)、「じゃがりこ」(503億円)で、両製品だけで国内スナック菓子の約65%を占める。その他スナック(814億円)には「かっぱえびせん」「サッポロポテト」「ドリトス」などが含まれる。国内では当社と子会社ジャパンフリトレーが製造販売し、コンビニエンスストアや量販店でのシェアは高い。

シリアル食品とその他食品で収益基盤を多角化

シリアル食品は1991年発売の「フルーツグラノーラ(フルグラ)」が柱で、2026年3月期の国内売上高は301億円。定番品に加え、他社とのコラボ企画品が販売を伸ばしている。その他食品では、スナック原料用ばれいしょの調達・販売をカルビーポテト、甘しょをカルビーかいつかスイートポテトが担当。2025年1月には米国で豆腐・大豆加工食品を手がけるHodo, Inc.を子会社化し、植物性タンパク質領域に参入した。物流事業は子会社カルビーロジスティクスが担い、グループ全体のサプライチェーンを支える。

38の国と地域に広がる海外生産・販売網

海外事業は2026年3月期に886億円の売上高(前期比11.6%増)。北米ではCalbee America, Inc.がスナック菓子を製造販売し、英国ではCalbee Group (UK) Ltd(Seabrook Crispsを含む)が拠点。アジアではPT. Calbee-Wings Food(インドネシア)、Haitai-Calbee(韓国)、Calbee Moh Seng(シンガポール)などがあり、中国にはカルビー(杭州)食品やカルビー(中国)管理を設立。2024年にはアイルランドとニュージーランドに新会社を設立し、市場を拡大している。米国のPepsiCoとは2009年から資本提携(持分法適用関連会社)。

業界の中での役割は菓子・シリアル食品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,402億円
営業利益
262億円
営業利益率
7.7%
純利益
173億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
スナック菓子2,221億円83.2%
その他食品431億円16.2%
その他16億円0.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品製造販売事業 - スナック菓子主力

ポテト系、小麦系、コーン系スナック菓子の製造販売。国内では当社、ジャパンフリトレー他、海外では米国、英国、インドネシア等で現地生産・販売を展開。

主な製品・サービス3
ポテト系スナック
じゃがいもを主原料としたスナック菓子(例:かっぱえびせん、じゃがりこ等)。
小麦系スナック
小麦粉を主原料としたスナック菓子(例:サッポロポテト等)。
コーン系スナック
コーングリッツを主原料としたスナック菓子(例:ドリトス、マイクポップコーン等)。

02食品製造販売事業 - シリアル食品準主力

シリアル食品の製造販売。国内で製造し、国内及び中国等で販売。

主な製品・サービス1
シリアル食品
グラノーラ、コーンフレーク等のシリアル製品。

03食品製造販売事業 - その他食品副次

ばれいしょ・甘しょの調達販売、豆腐・大豆加工食品の製造販売等。関連会社を通じて原料調達・加工品販売を実施。

主な製品・サービス2
ばれいしょ
スナック原料用じゃがいもの調達・販売。
豆腐・大豆加工食品
米国子会社Hodo, Inc.が製造販売。

04その他事業副次

物流事業(カルビーロジスティクス)等。

製品と技術

「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」――二大ロングセラーの強み

1964年発売の「かっぱえびせん」は、小麦粉とえびを主原料としたパフ状スナックで、独自の製法による軽い食感が特徴。発売以来60年以上にわたり定番商品として愛され、現在も国内スナック菓子売上に貢献する。1975年発売の「ポテトチップス」は、国産じゃがいもを使用し、厚みや油脂含有量にこだわったシンプルな味わいが強み。2026年3月期の国内ポテトチップス売上高は1,025億円に達する。両製品とも原料の安定調達が課題であり、カルビーポテト等の子会社を通じてばれいしょの生産・調達を行っている。

「じゃがりこ」――カップスティック型ポテトスナックの革新

1995年に発売された「じゃがりこ」は、じゃがいもを練り上げてスティック状に成形し、カップに入れたユニークな形状が特徴。サクサクとした食感と、じゃがいも本来の風味を生かした製法は、自社開発の技術による。発売から30年近く経った現在も成長を続け、2026年3月期の国内売上高は503億円(前期比4.2%増)。ばれいしょ収量減の影響で下期に販売が落ち込んだものの、上期の伸びでカバーした。幅広い年齢層に支持され、期間限定フレーバー展開も積極的に行っている。

「フルーツグラノーラ」とシリアル事業の拡大

1991年に発売された「フルーツグラノーラ(フルグラ)」は、オーツ麦やライ麦などの穀物にドライフルーツを混合したシリアル食品。発売当初から健康志向の消費者に受け入れられ、シリアル市場で一定のシェアを獲得。2026年3月期の国内シリアル食品売上高は301億円で、定番品に加え他社とのコラボレーション企画品が売上を押し上げた。また、パーソナルフードプログラム「Body Granola」などの新製品も展開し、シリアル以外の領域への拡大を模索している。

米国子会社Hodo, Inc.が担う大豆加工食品事業

2025年1月に子会社化したHodo, Inc.(米国カリフォルニア州)は、豆腐および大豆加工食品の製造販売を行う。カルビーは植物性タンパク質をベースとした食品領域へ参入し、新たな収益源とする狙い。Hodoの製品は米国内の小売・フードサービス向けに販売され、健康志向の高まりに対応する。カルビーグループの食品製造販売事業の「その他食品」に分類され、将来的に国内や他地域への展開も視野に入れている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

スナック菓子で国内首位、内需中心の堅実経営

カルビーはスナック菓子分野で国内シェア首位を誇り、特に「かっぱえびせん」や「じゃがりこ」などの定番商品が強み。ライバルである日清製粉グループ本社やニップンは粉体事業が中心で、カルビーは素材調達から加工、販売まで一貫したバリューチェーンを構築。海外展開は東南アジア中心に進めるが、売上高比率は低く、内需依存の傾向が顕著。直近の売上高は順調に増加し、営業利益率は9%前後で推移するが、2026年3月期は原材料高や競争激化で7.7%に低下見込み。強固なブランドと流通網を活かした安定成長が期待される一方、国内市場の成熟化への対応が課題。

強み

  • スナック菓子で国内トップ、定番商品のブランド力が高い。
  • 原材料調達から製造販売まで一貫し、品質とコストを管理。
  • 売上高は3期連続で増加、堅調な内需を背景に成長。
  • 東南アジアでの実績があり、今後の市場拡大の基盤。

課題

  • 売上高の大半が国内で、海外市場の開拓が急務。
  • 2026年3月期は営業利益率が低下、コスト管理が課題。
  • 人口減少で市場規模が縮小傾向、新規需要の創出が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がカルビー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12002日清製粉グループ本社5,824億円18.2倍
22871ニチレイ5,534億円19.7倍
34401ADEKA4,806億円16.7倍
42531宝ホールディングス4,273億円35.8倍
52222寿スピリッツ4,211億円33.3倍
62229カルビー4,144億円22.1倍
72607不二製油4,080億円35.9倍
81332ニッスイ4,027億円14.3倍
92810ハウス食品グループ本社3,868億円49.3倍
103397トリドールホールディングス3,839億円199.4倍
118242エイチ・ツー・オー リテイリング3,667億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 49件

松尾糧食工業所として創業し、カルビー製菓に改称した1949~1955年

1949年4月、広島県広島市で松尾糧食工業所を法人化し松尾糧食工業株式会社を設立。当初は菓子製造を手がけ、1955年5月にカルビー製菓株式会社へ社名変更。社名の「カルビー」は「カルシウム」と「ビタミンB1」に由来する。この時期にスナック菓子の基礎を固め、1964年1月にはロングセラー「かっぱえびせん」を発売。1973年6月に本社を東京都北区へ移転し、同年12月に現社名のカルビー株式会社へ変更した。

ポテトチップス発売と全国工場網の整備(1975~1983年)

1975年2月、ポテトチップスを発売。同時に鹿児島工場と下妻工場を操業開始し、生産体制を強化。1976年に宇都宮第2工場と滋賀工場、1983年に各務原工場を相次いで立ち上げ、全国7工場体制を構築。原料用ばれいしょの安定調達のため、1980年には子会社カルビーポテトを北海道帯広市に設立。1986年には広島西工場(のち広島はつかいち工場)を稼働させ、生産能力を拡大した。

シリアル食品参入と「じゃがりこ」発売で品揃え拡充(1989~1995年)

1989年7月、シリアル食品を全国発売。1991年3月には「フルーツグラノーラ(フルグラ)」を発売し、後年シリアル市場で一定の地位を築く。1995年10月、宇都宮工場と宇都宮第2工場を統合した新宇都宮工場を稼働し、同時に「じゃがりこ」を発売。じゃがりこはカップ入りスティック状ポテトスナックで、独自の食感が支持され、主力ブランドに成長した。この時期、海外では1970年に設立したCalbee America, Inc.に続き、1980年タイ、1994年香港と子会社を設立し、国際展開を開始。

PepsiCoとの資本提携と東証上場(2009~2011年)

2009年7月、米国の食品飲料大手PepsiCo, Inc.と資本提携を締結。同時にPepsiCoからスナック事業を買収し、ジャパンフリトレー株式会社を子会社化。これによりコーン系スナック「ドリトス」などのラインアップを獲得。2011年3月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場。上場資金を活用し、海外事業の拡大を加速。2010年には本社を東京都千代田区へ移転し、現在に至る。

大型M&Aと新工場で海外プレゼンスを拡大(2012~2025年)

2012年にCalbee North America, LLC(現Calbee America)を設立し米国事業を再編。2013年インドネシア、2014年英国、2015年シンガポールと立て続けに子会社を設立・買収。2018年には英国のSeabrook Crispsを子会社化し、欧州でのプレゼンスを強化。2019年米国Warnock Food Productsを買収。2020年には中国に現地法人を設立。2025年1月、広島県広島市に「せとうち広島工場」を新設し、生産能力を高めた。同年1月には米国で豆腐製造のHodo, Inc.を子会社化し、新領域へ進出した。

年表49件を開く

1940年代

  • 1949年4月松尾糧食工業所を法人に改組し、松尾糧食工業㈱(広島県広島市)を設立。

1950年代

  • 1955年5月商号変更カルビー製菓㈱に社名変更。

1960年代

  • 1964年1月「かっぱえびせん」発売。
  • 1968年4月宇都宮工場(栃木県宇都宮市)操業開始。
  • 1969年11月千歳工場(北海道千歳市、現北海道工場)操業開始。

1970年代

  • 1970年3月Calbee America, Inc.(米国カリフォルニア州、連結子会社)を設立。
  • 1973年6月本社を東京都北区に移転。
  • 1973年12月商号変更カルビー㈱に社名変更。
  • 1975年2月鹿児島工場(鹿児島県鹿児島市)操業開始。下妻工場(茨城県下妻市)操業開始。ポテトチップス発売。
  • 1976年5月宇都宮第2工場(栃木県宇都宮市)操業開始。
  • 1976年11月滋賀工場(滋賀県湖南市、現関西びわこ工場)操業開始。

1980年代

  • 1980年4月Calbee Tanawat Co., Ltd.(タイ バンコク、連結子会社)を設立。
  • 1980年10月カルビーポテト㈱(北海道帯広市、連結子会社)を設立。
  • 1983年7月各務原工場(岐阜県各務原市、現岐阜かかみがはら工場)操業開始。
  • 1986年11月広島西工場(広島県廿日市市、現広島はつかいち工場)操業開始。
  • 1989年7月清原工場(栃木県宇都宮市)操業開始。シリアル全国発売。

1990年代

  • 1990年4月スナックフード・サービス㈱(栃木県宇都宮市、連結子会社、現カルビーロジスティクス㈱)を設立。
  • 1991年3月「フルーツグラノーラ」(現フルグラ)発売。
  • 1994年2月Calbee Four Seas Co., Ltd.(香港、連結子会社)を設立。
  • 1995年10月M&A宇都宮工場と宇都宮第2工場を統合し、新宇都宮工場(栃木県宇都宮市)操業開始。「じゃがりこ」発売。
  • 1997年11月カルビーポテト帯広工場(北海道帯広市、現:帯広工場)操業開始。
  • 1999年6月綾部工場(京都府綾部市、現京都工場)操業開始。

2000年代

  • 2002年10月CFSS Co. Ltd.(中国広東省、連結子会社)を設立。
  • 2004年7月カルビーR&DDEセンター(栃木県宇都宮市、現R&Dセンター)稼動開始。
  • 2006年2月広島工場(広島県廿日市市、現広島みやじま工場)操業開始。
  • 2006年8月創業RDO-CALBEE FOODS,LLC(米国オレゴン州)を設立。
  • 2006年11月カルビー・イートーク㈱(滋賀県湖南市、連結子会社)を設立。
  • 2009年7月M&APepsiCo, Inc.(米国ニューヨーク州)と資本提携。ジャパンフリトレー㈱(茨城県古河市、連結子会社)を子会社化。

2010年代

  • 2010年6月本社を東京都千代田区に移転。
  • 2011年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2011年7月Haitai-Calbee Co., Ltd.(韓国江原道原州市、連結子会社)を設立。
  • 2012年7月商号変更RDO-CALBEE FOODS,LLCをCalbee North America, LLCに社名変更し、Calbee America, Inc.のスナック事業を継承。
  • 2013年7月PT. Calbee-Wings Food(インドネシア ジャカルタ、連結子会社)を設立。
  • 2014年3月Calbee(UK) Ltd(英国ウェスト・ヨークシャー州、連結子会社、現Calbee Group (UK) Ltd)を設立。
  • 2015年4月M&AMoh Seng Marketing Pte. Ltd.(シンガポール、連結子会社、現Calbee Moh Seng Pte. Ltd.)を子会社化。
  • 2015年10月Calbee E-commerce Limited(香港、連結子会社)を設立。
  • 2016年9月Calbee Australia Pty Limited(オーストラリア メルボルン、連結子会社)を設立。
  • 2017年1月M&ACalbee North America, LLCを子会社化。
  • 2018年2月カルビー(杭州)食品有限公司(中国浙江省、連結子会社)を設立。
  • 2018年10月M&ASeabrook Crisps Limited(英国ウェスト・ヨークシャー州)を子会社化。
  • 2019年10月M&AWarnock Food Products, Inc.(米国カリフォルニア州)を子会社化。

2020年代

  • 2020年1月M&Aカルビー(中国)管理有限公司(中国上海市、連結子会社)を設立。 Calbee(UK)Ltdは、Seabrook Crisps Limitedを統合し、Calbee Group (UK) Ltdに社名変更。
  • 2020年4月M&A㈱ポテトかいつか(茨城県かすみがうら市、連結子会社、現:カルビーかいつかスイートポテト㈱)を子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年7月M&AGreenday Global Co., Ltd.(タイ サムットプラカーン、連結子会社)を子会社化。
  • 2023年4月M&ACalbee North America, LLC、Warnock Food Products, Inc.を、Calbee America, Inc.に統合。
  • 2024年4月Calbee Ireland Limited(アイルランド ダブリン、連結子会社)を設立。
  • 2024年6月Calbee New Zealand Limited(ニュージーランド オークランド、連結子会社)を設立。
  • 2025年1月M&Aせとうち広島工場(広島県広島市)操業開始。 Hodo, Inc.(米国カリフォルニア州、連結子会社)を子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率55%程度
  • 資本コスト低減1ポイント程度低減
  • DX人財数2031年3月期まで500名
  • 海外M&A・非連続投資2027年3月期~2031年3月期まで1,000億円以上
  • 国内外成長投資2027年3月期~2031年3月期まで1,100億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    オーガニック成長の加速と収益力向上

    顧客起点の価値創出を深化させ、収益性の高い商品ポートフォリオへ転換。工場DXやS&OPによるサプライチェーン最適化、営業組織の見直しによりオペレーション力を強化する。

  2. 02

    成長領域投資による事業ポートフォリオ変革

    北米スナック菓子事業の配荷力・ブランド力強化、国内の新カテゴリや高付加価値領域への戦略的M&A・重点投資を通じ、非連続成長を実現する。

  3. 03

    資本効率を重視した経営の徹底

    自己資本比率55%程度を最適資本構成とし、資本コストを1ポイント程度低減。ROIC-WACCスプレッドの最大化を目指す。累進配当(1株当たり毎期3円以上の増配)と機動的な自社株買いを検討。

  4. 04

    人的資本経営の強化とDX人財育成

    「全員活躍」を方針に多様な人財が活躍できる状態を目指す。独自の人的資本インデックスで定量把握。DX人財を2031年3月期までに500名体制に育成する。

  5. 05

    サステナビリティ経営とガバナンス強化

    5つのマテリアリティに基づき経済価値と社会価値を両立。取締役会の独立性・透明性・実効性を高め、スキルマトリクスの再定義と執行監督分離を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,974人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、9期前と比べて5.2%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,860
2018年3月3,798
2019年3月72339.514.93,763
2020年3月72040.315.34,053
2021年3月75339.514.94,311
2022年3月79740.415.34,398
2023年3月76940.915.54,839
2024年3月77040.514.44,939
2025年3月82039.613.95,138566
2026年3月68642.212.66,974376

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率102.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社18(国内 5 / 海外 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
せとうち広島工場 — 広島県広島市456億円
食品製造 販売事業
関西びわこ工場 — 滋賀県湖南市119億円
食品製造 販売事業
本社・工場 — 米国107億円
食品製造 販売事業
新宇都宮工場 — 栃木県宇都宮市104億円
食品製造 販売事業
研究開発本部 — 栃木県宇都宮市8,032百万円
食品製造 販売事業
本社・工場 — 英国7,831百万円
食品製造 販売事業
本社、営業所 その他 — 東京都千代田区他6,529百万円
食品製造 販売事業 その他
清原工場 — 栃木県宇都宮市5,167百万円
食品製造 販売事業
京都工場 — 京都府綾部市5,119百万円
食品製造 販売事業
北海道工場 — 北海道千歳市4,769百万円
食品製造 販売事業
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    カルビーロジスティクス㈱(注4)
    栃木県 宇都宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    カルビー・イートーク㈱
    滋賀県 湖南市
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンフリトレー㈱
    茨城県 古河市
    議決権100.0%
  • 国内
    カルビーかいつかスイートポテト㈱
    茨城県 かすみがうら市
    議決権100.0%
  • 海外
    Calbee America, Inc.
    米国 オレゴン州
    議決権100.0%
  • 海外
    CFSS Co. Ltd.
    中国 広東省
    議決権100.0%
  • 海外
    カルビー(杭州)食品有限公司
    中国 浙江省
    議決権100.0%
  • 海外
    カルビー(中国)管理有限公司
    中国 上海
    議決権100.0%
  • 海外
    Calbee Four Seas Co., Ltd. (注3)
    香港
    議決権50.0%
  • 海外
    Calbee E-commerce Limited
    香港
    議決権90.0%
  • 海外
    Calbee Group (UK) Ltd (注4)
    英国 ウェスト・ヨークシャー
    議決権100.0%
  • 海外
    PT. Calbee-Wings Food (注3,注4)
    インドネシア ジャカルタ
    議決権50.0%
残りのグループ会社6社を開く
  • Haitai-Calbee Co., Ltd. (注3,注4)韓国 江原道 原州市50%
  • Calbee Tanawat Co., Ltd.タイ バンコク68%
  • Greenday Global Co., Ltd. (注4)タイ サムットプラーカーン100%
  • Calbee Australia Pty Limitedオーストラリア メルボルン100%
  • Hodo, Inc.米国 カリフォルニア州58%
  • その他5社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,402億円営業利益262億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.5%、利益が-10.0%。

売上高
+5.5%
3,402億円
営業利益
-10.0%
262億円
純利益
-17.2%
173億円
営業利益率
7.7%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,700億円3,402億円
営業利益262億円262億円
純利益174億円173億円
1株あたり配当¥69¥69

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は868億円、営業利益は66億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.6%、営業利益は−8.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q70823
2024年1Q732729.863
2024年2Q739638.546
2024年3Q80210212.763
2024年4Q75727
2025年2Q1,5711499.5106
2025年4Q1,6551428.6103
2026年2Q1,6571026.268
2026年4Q1,7451609.2105
2027年1Q868667.641

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,794億円から3,402億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
PT. Calbee-Wings Food(インドネシア ジャカルタ、連結子会社)を設立。
2013年3月1,79417194
Calbee(UK) Ltd(英国ウェスト・ヨークシャー州、連結子会社、現Calbee Group (UK) Ltd)を設立。
2014年3月1,999208121
Moh Seng Marketing Pte. Ltd.(シンガポール、連結子会社、現Calbee Moh Seng Pte. Ltd.)を子会社化。
2015年3月2,222256141
Calbee Australia Pty Limited(オーストラリア メルボルン、連結子会社)を設立。
2016年3月2,461265168
Calbee North America, LLCを子会社化。
2017年3月2,524286186
Seabrook Crisps Limited(英国ウェスト・ヨークシャー州)を子会社化。
2018年3月2,516262173
Warnock Food Products, Inc.(米国カリフォルニア州)を子会社化。
2019年3月2,487274194
カルビー(中国)管理有限公司(中国上海市、連結子会社)を設立。 Calbee(UK)Ltdは、Seabrook Crisps Limitedを統合し、Calbee Group (UK) Ltdに社名変更。
2020年3月2,559274175
2021年3月2,667275177
Greenday Global Co., Ltd.(タイ サムットプラカーン、連結子会社)を子会社化。
2022年3月2,454269181
Calbee North America, LLC、Warnock Food Products, Inc.を、Calbee America, Inc.に統合。
2023年3月2,793235148
Calbee Ireland Limited(アイルランド ダブリン、連結子会社)を設立。
2024年3月3,030312199
せとうち広島工場(広島県広島市)操業開始。 Hodo, Inc.(米国カリフォルニア州、連結子会社)を子会社化。
2025年3月3,2262912989.0209
2026年3月3,4022622717.7173

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,402億円のうち、営業利益として残るのは262億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は173億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.4%2,294億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.9%846億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%262億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.9pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.0pt
8.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが356億円、投資CFが−262億円で、差し引きのフリーCFは94億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は456億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月173−130643253
2014年3月235−170−465316
2015年3月223−94−29129426
2016年3月225−143−2982473
2017年3月260−134−147126446
2018年3月94−63−5431422
2019年3月276−283−62−7354
2020年3月404−135−63269557
2021年3月305−321−76−16473
2022年3月22336−252259497
2023年3月193−203−200−10303
2024年3月244−353169−109377
2025年3月391−28625105510
2026年3月356−262−17094456

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3,276億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,218億円で、自己資本比率は64.3%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,24892732170.2
2014年3月1,4101,04536569.1
2015年3月1,6191,18843167.7
2016年3月1,7481,31543369.2
2017年3月1,8191,35146870.4
2018年3月1,9201,46745372.6
2019年3月2,0281,60542375.9
2020年3月2,1501,69645475.9
2021年3月2,3901,82756373.4
2022年3月2,3661,83553174.1
2023年3月2,3911,82756472.8
2024年3月2,9222,01191165.6
2025年3月3,1922,1511,04164.3
2026年3月3,2762,2181,05864.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
515億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,156億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
291億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,058億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率123社中31位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中64位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.3%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.3%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,094で、1年前と比べて+16.1%過去52週の値幅のなかでは77%の位置にある。

¥3,094+0.0%1ヶ月+8.3%1年+16.1%時価総額4,144億円
過去52週の値幅
安値¥2,702.5高値¥3,209

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)22.1倍
PER (会社予想)21.6倍
PBR1.81倍
配当利回り2.23%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で株価は+4.9%と上昇し、8月21日には3070円まで上昇しました。52週高値3209円に近い水準であり、25日移動平均線(2994.94円)を上回って上昇トレンドを維持しています。RSIは71.73と買われ過ぎの水準にあり、短期的な過熱感が意識されます。200日線(2951.93円)からは+4%の乖離で、中期的には安定した上昇基調です。出来高は8月8日に60.22万株と増加しましたが、その後は減少しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER21.93倍は同業界平均28.64倍を下回り、割安感がある。PBR1.80倍は平均1.63倍をやや上回るが、ROE8.3%に対しては妥当な水準。配当利回り2.25%は平均2.22%とほぼ同水準で、配当性向56%は安定感がある。直近の業績は営業利益率が9.02%から7.7%に低下する見込みで、収益性の減速が懸念。総合的に見て、株価はほぼ妥当な水準にあるが、成長鈍化が今後のバリュエーション圧迫要因となる可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (実績)22.1倍28.6倍
PER (予想)21.6倍
PBR1.81倍1.63倍
ROE8.3%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内スナック市場は人口減で縮小が続く一方、単価上昇と新商品投入で市場は底堅い。強気派は強固なブランドと販売網による安定需要、海外展開の成長性、原材料価格下落による採算改善を評価する。弱気派は国内市場の構造的な縮小、競争激化による販促費負担増、円安進行による原材料コスト上昇を懸念する。今期は原材料高の反動減益予想だが、来期以降の回復力が焦点。

プラスに働く材料7
  • ブランド力と販売網

    全国的な知名度を持つ定番ブランドが多く、コンビニ・量販店で高いシェアを誇る

  • 海外市場の成長

    海外売上高は増加傾向にあり、特にアジア地域での需要拡大が期待される

  • 原材料コストの下降

    原油・穀物価格の下落局面では採算が改善し、利益率向上の余地がある

  • 売上高3402億円と過去最高を計画決算発表後影響

    前期比5.5%増、価格改定が寄与

  • 外国人保有比率43.4%と高い継続影響

    海外投資家の資金流入が下支え

  • 予想PER20.9倍と割安感継続影響

    実績21.3倍から低下、業界平均並み

  • 配当利回り2.31%で安定通年影響

    利回り2.3%は食品大手で十分

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の縮小

    人口減少と健康志向の高まりでスナック菓子の国内需要は減少傾向にある

  • 競争激化

    プライベートブランドや新興メーカーとの価格競争で販促費が膨らみやすい

  • コスト上昇リスク

    円安や原料高が続けば、原材料費と物流費の負担が収益を圧迫する

  • 26/3期は営業利益10%減益決算発表後影響

    291億→262億円、原材料高

  • 純利益が17%減の173億円通年影響

    209億→173億円と減益幅拡大

  • 営業利益率9.0%→7.7%悪化通年影響

    収益性が1.3ポイント低下

  • ROE8.3%と低資本効率継続影響

    PBR1.75倍でもROEが低い

次の決算で確かめる点
国内スナック菓子市場シェア
市場縮小下でのシェア維持・拡大が安定成長の指標となる
海外売上高比率
海外展開の進捗と成長性を測る重要な指標
原材料価格動向
原料コストの変動が採算に大きく影響するため
新商品ヒット率
ブランド力の維持と競争力の源泉を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり69で、前期から+13.8%いまの株価に対する利回りは2.23%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥69
1株あたり
配当利回り
2.23%
いまの株価に対して
配当性向
56.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4233.2
2018年3月420.031.6
2019年3月4814.340.5
2020年3月504.241.2
2021年3月500.040.2
2022年3月524.033.4
2023年3月520.048.0
2024年3月567.729.6
2025年3月583.637.9
2026年3月6613.856.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥69

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ42,508人。区分でいちばん多いのは外国法人43.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.0%を占め、残る69.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人44.241.941.243.244.643.4
個人・その他15.219.221.120.019.923.7
事業法人21.320.419.919.919.819.1
金融機関16.416.916.815.314.711.9
自己株式0.03.46.56.56.59.1
証券会社2.91.60.91.61.01.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01FRITO-LAY GLOBAL INVESTMENTS B.V. (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)20.01
02一般社団法人幹の会13.07
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.37
04JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.11
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.86
06NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)1.73
07CGML PB CLIENT ACCOUNT / COLLATERAL(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.69
08カルビー従業員持株会1.51
09鳥越製粉株式会社1.45
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.36

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-13
    オアシス マネジメント カンパニー リミテッド(Oasis Management Company Ltd.)
    新規の大量保有報告
    7.12%
    -0.21pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+94%、1株純資産は14期で+161%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月7266511.426.425.4
2014年3月9173013.126.624.3
2015年3月10682213.749.328.7
2016年3月12690514.635.530.0
2017年3月13995914.927.333.2
2018年3月1301,04313.027.131.6
2019年3月1451,15213.220.540.5
2020年3月1311,22111.122.341.2
2021年3月1321,31210.421.340.2
2022年3月1361,35810.317.333.4
2023年3月1151,3948.524.148.0
2024年3月1591,53510.921.529.6
2025年3月1671,64210.516.737.9
2026年3月1401,7328.322.056.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2026/3期の役員報酬は総額322百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢
江原信代表取締役社長 兼 CEO67
井本朗取締役 副社長執行役員 兼 CPO62
笙啓英取締役 副社長執行役員 兼 CSO59
宮内義彦取締役90
桐山一憲取締役63
杉田浩章取締役65
鈴木貴子取締役64
ウェイウェイ・ヤオ取締役57
岡藤由美子常勤監査役61
大江修子監査役53
宇佐美豊監査役68
山崎徳司65
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢
森岡貞一郎常務執行役員
中野真衣常務執行役員
植田剛敏常務執行役員
田邉和宏取締役 執行役員 兼 CFO 兼 CDXO54
酒井広執行役員
人見泰正執行役員
渡部さおり執行役員
金光幸夫執行役員
松本佐千夫取締役66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)31363341619264
社外取締役1010010010
監査役1303030

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容828字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社23社(国内7社、海外16社)及び関連会社3社で構成され、ポテト系、小麦系、コーン系等のスナック菓子及びシリアル食品の製造販売等を行っております。また、当社は米国の食品飲料メーカーPepsiCo,Inc.の持分法適用関連会社であります。 創立以来、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献するという企業理念のもと、製品・サービスを提供しております。 当社グループの事業に係わる主要各社の位置づけは、次のとおりであります。 (食品製造販売事業) ・スナック菓子 国内では、当社及びジャパンフリトレー㈱他1社が製造販売しております。一部の製品についてはカルビー・イートーク㈱が製造を行っております。 海外では、Calbee America, Inc.(米国)、Calbee Group (UK) Ltd(英国)、PT. Calbee-Wings Food(インドネシア)他5社が製造販売を行っております。また、カルビー(杭州)食品有限公司(中国)、カルビー(中国)管理有限公司(中国)他5社が販売を行っております。加えて、原材料調達及び一次加工品の製造を目的として、Calbee America, Inc.(米国)があります。 ・シリアル食品 シリアル食品の製造販売は当社が行っております。また、カルビー(杭州)食品有限公司(中国)、カルビー(中国)管理有限公司(中国)他3社が販売を行っております。 ・その他食品 カルビーポテト㈱及びHaitai-Calbee Co., Ltd.はばれいしょの調達及び販売、カルビーかいつかスイートポテト㈱は甘しょの調達及び販売、Hodo, Inc.は豆腐及び大豆加工食品の製造及び販売を、それぞれ行っております。 (その他事業) 物流事業はカルビーロジスティクス㈱が行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,655字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、創業の精神および企業理念のもと、自然素材の力を軸に新たな価値を創造し、社会に貢献することを基本方針としています。2035年に実現したい姿を見据え、その実現に向けた変革を加速するため、成長戦略「Accelerate the Future」を策定しました。商品・サービスの提供領域の拡張やグローバルでの価値創出を通じて、経済価値と社会価値の両立を図り、環境変化に強い事業基盤の構築を進め、グループ全体の持続的成長を目指します。 (2)当社グループを取り巻く事業環境 国内における少子高齢化の進行や食行動の多様化、健康志向の高まり等を背景に、生活者が求める価値は一層多様化しています。加えて、気候変動の影響の深刻化に伴い、原材料の安定調達に対する不確実性への対処や、サプライチェーン全体における環境負荷の低減や人権への配慮が、これまで以上に強く求められています。当社グループでは、こうした環境変化をリスクのみならず、持続的な成長につなげる機会であると認識しています。この認識のもと、これまで推進してきた成長戦略「Change 2025」(2024年3月期~2026年3月期)の進捗を振り返り、今後のさらなる成長に向けた課題を以下のとおり整理しました。 (3)対処すべき課題 ① 2035年成長戦略「Accelerate the Future」 こうした環境変化と課題認識を踏まえ、当社グループは2035年を見据えたバックキャスティングの考え方のもと、成長戦略を策定しました。私たちは「日本のスナック菓子メーカー」から「世界のSNACKING COMPANY(スナッキングカンパニー)」となるべく、生活者の価値観や行動の変化を捉え、スナッキングという新たな食の習慣を創造し、グローバルに価値をお届けする企業へと進化します。 今回の成長戦略では、2036年3月期を目標年とし、企業価値向上の軸として「稼ぐ力の向上」「資本効率の向上」「成長期待の向上」に取り組みます。あわせて、2027年3月期~2031年3月期を「成長投資期」、2032年3月期~2036年3月期を「価値創出期」と位置づけました。「成長投資期」では、国内コア事業のさらなる付加価値向上と、北米を中心とした成長領域への積極的な投資を通じて、事業ポートフォリオの変革を推進していきます。以下の5つのテーマの実行により、次なる成長への変革に踏み出します。 ● オーガニック成長の加速と稼ぐ力の向上 ● 成長領域投資による事業ポートフォリオ変革とレジリエンス強化 ● 資本効率を重視した経営の徹底 ● 成長を推進する人的資本の強化 ● コーポレート・ガバナンスの更なる強化 ② 重点方針 2027年3月期~2031年3月期における重点方針は以下のとおりです。 国内事業 国内事業においては、顧客起点での価値創出を一層深化させ、生活者ニーズを起点にスナックの新たな価値を提供し、収益性の高い商品ポートフォリオへ成長させます。また、工場DXや、S&OP(※)によるサプライチェーン最適化の推進、営業組織および営業アプローチの見直しを通じてオペレーション力を強化し、収益力の向上を図ります。加えて、当社グループの強みである、強いブランド価値を生み出すマーケティング・営業力、時代の変化を捉えた商品開発力、自然素材を活かす独自の加工技術、原料に関する専門性を活かし、スナック菓子・シリアル食品にとどまらない新たなカテゴリへの挑戦を進めます。 ※Sales and Operations Planning(最適販売稼働計画)の略称 海外事業 北米事業においては、健康志向の高まりを含む消費者トレンドを捉え、マーケティングおよびR&D費用の投下に加え、人財や日本で培った知見を活用し、現地と日本が一体となった能動的な戦略推進体制を構築することで、売上の最大化を推進します。その他地域においては、既存アセットを最大限活用しながら、中長期的な成長に向けた事業基盤の構築を進めます。 事業ポートフォリオ変革に向けた非連続成長 成長領域における戦略的M&Aおよび重点投資を通じて、非連続成長の実現を目指します。北米スナック菓子事業における配荷力およびブランド力の強化と、国内事業の新カテゴリ、高付加価値領域を特に優先的に検討していきます。これらの投資を着実に成果へと結びつけるため、投資推進体制の高度化に加え、投資判断および投資後のモニタリングプロセスの強化を進めます。 財務戦略 「稼ぐ力の向上」「資本効率の向上」「成長期待の向上」によって、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。財務健全性を維持しつつ、自己資本比率55%程度を中長期の最適資本構成と位置づけ、資本コストを1ポイント程度低減し、ROIC-WACCスプレッドの最大化を目指します。株主還元については、今後5年間は1株当たり毎期3円以上の増配となる累進配当を実施する方針です。成長投資の進捗に応じた機動的な自己株式取得についても検討していきます。 事業基盤 ・人的資本経営の強化 当社グループは、人財を重要な経営基盤と位置づけ、人的資本経営の推進に取り組んでいます。「全員活躍」を人的資本に関する最上位方針として掲げ、多様な人財が強みを活かし、組織・社会への貢献と自身の成長を通して、幸せと誇りを感じながら活躍できる状態の実現を目指します。「地道な努力、工夫・改善を重ね、未来に引き継いでいく人財」と「既存の枠にとらわれず、未来を切り拓いていく人財」の両者ともに当社グループの成長に欠かせない人財像として定めています。この考えのもと、当社独自の人的資本インデックスを開発し、人的資本がどのように企業価値に反映されるのかを定量的に把握し進化してまいります。 ※人的資本経営の詳細につきましては、第2事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組の中の(3)人的資本に関する考え方および取り組み、第4提出会社の状況 5従業員の状況等および、「Calbee Group Human Capital Report 2025」をご参照ください。 https://www.calbee.co.jp/ir/pdf/2025/humancapitalreport2025.pdf ・DX・AI活用による人財の創出価値向上 企業の成長と変革を加速させるため、事業環境の変化および情報流通の高速化に対応すると同時に、現場活動のデジタル化で得られる知見のスピーディーな活用を進め、DX人財の育成を強化します。2031年3月期までに、DX人財500名体制を目指します。 ・サステナビリティ経営の推進 サステナビリティを経営の基盤とし、自然素材を活かして人々の健やかなくらしに貢献するという想いのもと、顧客や取引先をはじめとするステークホルダーとの共創を行っています。当社グループが将来にわたって事業活動を継続するために重要な社会課題を5つのマテリアリティとして定め、13の重点テーマを設定しています。グローバルに価値を届ける企業として、経済価値と社会価値の両立による企業価値向上を進めます。 <5つのマテリアリティ> (1) 人々の健やかなくらしと多様なライフスタイルへの貢献 (2) 農業の持続可能性向上 (3) 持続可能なサプライチェーンの共創 (4) 地球環境への配慮 (5) 多様性を尊重した全員活躍の推進 ※サステナビリティ経営の詳細につきましては、第2事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組および、カルビーホームページ「サステナビリティサイト」をご参照ください。 ・コーポレート・ガバナンスの強化 取締役会の独立性と透明性、実効性を高め、経営の意思決定の質を向上させるため、成長戦略の遂行と監督に必要なスキル・マトリクスを再定義し、多様な専門性を持つメンバーによる取締役会体制にしております。執行と監督の分離を明確化するとともに、取締役会としての監督機能を強化します。 ③ キャッシュ・アロケーション方針 事業活動で創出したキャッシュと財務レバレッジを活用し、成長領域のM&Aおよび国内コア事業の競争力強化に向けた投資を実行することで、EBITDAの持続的成長と将来的なフリー・キャッシュ・フローの最大化につなげます。2027年3月期から2031年3月期の5か年で、海外事業や新カテゴリにおけるM&A・非連続投資に1,000億円以上、国内外の事業成長のための成長投資に1,100億円以上、維持・事業継続投資に約700億円、株主還元に450億円以上を予定しております。 成長ガイドライン
事業等のリスク6,658字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの戦略・事業その他を遂行する上でのリスクについて、経営者が投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主な事項を以下に記載しています。また、以下に記載したリスクは当社グループのすべてのリスクを網羅したものではなく、これ以外のリスクも存在し、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があります。なお、以下の記載内容および将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループでは、「内部統制システムの整備に関する基本方針」を踏まえ、コンプライアンス・リスク管理体制を構築しており、コンプライアンス・リスク対策会議が対応策を検討・決定し、その進捗について管理します。さらにリスク発生の可能性が高まった場合、あるいはリスクが具現化した場合には、必要に応じて緊急対策本部を設置し、リスクの低減を図っていきます。しかしながら、リスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (1)製品の安全性に関するリスク 安全で安心な製品を提供することは、当社グループにとって最も重要な社会的責任であり、お客様との信頼関係を築くためにも不断の努力を続けてまいります。万一、不測の事態により、お客様の健康を脅かす可能性が生じた場合は、お客様の安全を最優先に考え、迅速に対応いたします。 当社グループでは、製品のリスクを回避するための規格設計の審査と、原材料調達プロセス及び製品の生産プロセスの監査を行い、規格どおりの製品が実現できているかどうか、製品の品質検査を行う形で品質保証体制を築いています。また、原材料の調達・生産・物流・製品流通・店頭・お客様までのサプライチェーン全体でトレーサビリティを実現しています。お客様からのご指摘低減に向けて、お客様の声に耳を傾け、内容を分析し、サプライチェーン全体での改善を図っています。 しかしながら、品質に問題が万一生じて、製品の安全性に疑義が持たれた場合には、製品の回収や販売の中止を余儀なくされ、お客様からの信頼を失う可能性や、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)製品開発に関するリスク 当社グループでは、成長をリードするものづくりとして、自然素材のもつ栄養やおいしさを最大限活かし、ユニークで価値ある製品を国内外へ提供するための研究開発活動を行っております。一方で、お客様の嗜好の多様性・健康志向の高まり・環境問題等、当社グループを取り巻く状況は大きく変化しております。このような市場の変化に迅速に対応し、おいしさの追求、そして付加価値の高い製品や健康を意識した製品を開発することが、今後の事業拡大にとって重要な課題となっています。このため当社グループでは、新商品の開発・既存ブランドのリニューアル・品質改善・コストリダクション・基礎研究の分野で研究開発活動を毎期計画的に実施しております。 しかしながら、お客様や取引先のニーズに適切に対応できず、適時に製品開発ができなかった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)原材料や資材の調達リスク ①ばれいしょの調達リスク(天候不順とばれいしょ生産農家の減少) 当社グループの主な製品はばれいしょを主たる原料としたポテトチップス、「じゃがりこ」等ポテト系スナックとなります。国産ばれいしょの品質・数量・価格における安定した調達を実現するために、契約栽培による調達体制の構築と、産地の分散化を図っています。また、国内のばれいしょ生産者の減少を見据え、栽培・収穫のサポートや省人化支援等も行っています。日本においては植物防疫法によりばれいしょは原則輸入が認められておりませんが、国産ばれいしょが不足する事態に備え、輸入ばれいしょを取り扱うことができる工場設備を整備しています。 しかしながら、作況等によっては、ばれいしょの量の確保ができず、販売機会を失う恐れや、緊急調達によるコスト増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②ばれいしょの調達リスク(ジャガイモシストセンチュウの拡大) ジャガイモシストセンチュウは、土中に生息するセンチュウの一種で、植物防疫法の重要病害虫に指定されており、その発生圃場では種ばれいしょの生産を行うことができません。そのため、ジャガイモシストセンチュウ拡大防止対策として、ばれいしょの抵抗性品種への転換を進める必要があります。 当社グループでは、ばれいしょ品種構成改革プロジェクトを設立し、お客様の満足する製品品質を実現しながら、ばれいしょ品種構成を改革し、センチュウ抵抗性品種比率を2035年に100%にすることを目指しています。 しかしながら、アクリルアミド・カラー等の品質条件を満たす新品種開発が進まない、新品種の産地全体への普及が進まない、ジャガイモシストセンチュウが想定以上の速度で拡大する等のリスクが顕在化し、センチュウ抵抗性品種への転換が遅れた場合には、種ばれいしょが調達できず、ばれいしょ収量の減少や、ばれいしょ加工製品の品質低下により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③その他の原材料や資材の調達リスク 当社グループ製品に使用される海外からの輸入原料や資材については、災害や地政学的リスク等、あらゆる調達リスクを考慮し、調達先の複数化・分散化や適正在庫の強化等により、調達の安定化に努めております。 しかしながら、想定を超える原材料・資材価格のさらなる高騰や、輸入先・輸入ルートの変更等による調達価格の上昇が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)国内の製品供給が滞るリスク 運送・物流業界の「2024年問題」に代表されますように、国内の物流環境は、少子高齢化による労働人口減少や、ECの拡大による宅配便増加の影響、物流業界特有の長時間労働もあり、輸配送車両の不足が懸念されます。当社グループは、輸配送車両の安定的確保のため、自動化とAI活用のサプライチェーン・マネジメント改革による待機時間の減少・配送頻度の減少・納品先の集約・パレット輸送の促進等、「ホワイト物流活動」を推進し、ドライバーに選ばれる物流を目指しております。また気候変動による原材料収量の過不足や販売の急な増減等の変化・変動に対し、全社最適かつスピーディーな意思決定を図ることができるよう、バリューチェーン最適化システムおよびプロセス構築に取り組んでおります。 しかしながら、将来において適切な費用で輸配送車両を確保できない場合や想定以上に輸配送費等が上昇する場合、またバリューチェーン最適化に向けた打ち手に遅れが生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報セキュリティに関するリスク コンピュータシステムやネットワークに悪意を持った攻撃者が不正に侵入し、情報セキュリティインシデントが発生した場合に、当社グループは、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心としたインシデント対応体制を整備しております。また機密情報の紛失・誤用・改ざん等を防止するため、システムを含め情報管理に対して適切なセキュリティ対策を実施しています。 しかしながら、サイバーテロ・コンピューターウイルスの感染・不正アクセスによる情報の消失・データの改ざん・個人情報や会社の機密情報の漏洩・停電・災害・ソフトウエアや機器の欠陥等が生じた場合、情報システムの停止および生産・物流業務の混乱等により、当社グループの経営成績及び財政状態、並びに社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (6)グローバル人財確保に関するリスク 当社グループでは、事業を支える基盤として、中長期的な視点で人財への投資を強化し、持続的に利益成長できる企業への変革を図っております。特にカルビーグループ成長戦略「Accelerate the Future」の重点方針の一つである海外事業の拡大を下支えする人財を確保すべく、採用・配置・育成・評価を仕組み化した「グローバルタレントマネジメント」を推進しております。 しかしながら、雇用情勢の変化によりグローバル人財を著しく採用できない場合、またグローバル人財育成に著しく遅れが生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)コンプライアンスに関するリスク 当社グループは、国内では食品衛生法・景品表示法・計量法・不正競争防止法・植物防疫及び消費者安全法等、さまざまな法的規制の適用を受けています。また事業を展開する各国においては、当該国の法的規制の適用を受けております。当社グループは企業理念を踏まえ、社会の価値観・倫理・法令・社会に対する責任に基づく行動原理として「カルビーグループ行動規範」を定め、国内または事業を展開する各国において、啓発活動を通じて、倫理・社会規範、法令及び社内諸規則等を遵守するようコンプライアンスを推進し、法令違反や社会規範に反した行為等の発生可能性を低減するよう努めています。 しかしながら、法令等が改正される、または予期し得ない法律・規制等が新たに導入される等の理由による法令違反や社会規範に反した行動により、法令による処罰や許認可の取り消し、訴訟の提起や、お客様をはじめとしたステークホルダーからの信頼を失うことで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)知的財産権に関するリスク 当社グループでは専門部署を設置し、各種知的財産権の保護・管理を徹底すると同時に、第三者の保有する権利を侵害しないように努めております。 しかしながら、当社グループの知的財産権を第三者によって不正に利用される場合、また当社が第三者により知的財産権侵害の追及を受ける場合等には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)海外進出先国の地政学的リスク 当社グループは海外のさまざまな国・地域で事業を展開しています。進出した国・地域において、想定される紛争・デカップリング・パンデミック等、地政学的リスクへの対応策を事前に検討・実施することで、リスク回避を行っております。 しかしながら、これらリスクが想定以上に長期化・拡大し、供給難が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)気候変動によるリスク 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)においてパリ協定が採択され、各国で批准されたのを機に、気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガス削減の取り組みが世界的に進められています。当社グループは温室効果ガス排出量を2031年3月期までに総排出量30%削減※(2019年3月期比)、さらに2050年には排出量実質ゼロ(Scope1,2を対象)を目指し、更なる省エネルギー化と再生エネルギーの活用等に取り組みます。 当社は2020年2月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言に賛同し、気候変動シナリオ分析を実施しました。分析の結果、災害の激甚化による工場と原料産地の直接的な被害、環境意識の高まりによる消費者の行動変容、ならびに日照時間不足によるばれいしょ収量の減少の影響が大きいことが分かりました。これに対して、温室効果ガスの削減に努めるとともに、ばれいしょの品種転換や品種開発、産地の分散化を進めます。また、エシカル消費への対応や、持続可能な原料の製品開発などが、機会の創出につながると考えています。 しかしながら、温室効果ガス削減の取り組みの進捗状況によっては、炭素税が導入された場合、事業活動に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、消費者の購買行動が変化する可能性、ばれいしょの品質が悪化する可能性、台風や豪雨などによる生産設備の被害の甚大化・操業停止、サプライチェーンの寸断等が生じる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ※目標範囲は、Scope1,2およびScope3カテゴリー1,3,4,5,6,7,9,12。Scope1は、自社(工場・車など)での燃料の使用によるCO2の直接排出、Scope2は、自社が購入した電気・熱・蒸気の使用によるCO2の間接排出、Scope3は、Scope1,2以外の全ての間接排出を指します。 (11)自然災害やパンデミックのリスク 当社グループでは、大規模地震・風水害等の自然災害リスクの軽減を図るため、生産拠点や原材料等調達業者の分散化や複数購買を進めております。また自然災害だけでなく、感染症の拡大等が複合的に発生した事態を想定した「オールハザード型BCP(事業継続計画)」を推進し、重要製品の早期供給再開等、レジリエンスの高い事業体制の確保に努めております。2026年3月期におきましては、内閣官房が推奨する国土強靭化貢献団体認証「レジリエンス認証(事業継続および社会貢献)」を、カルビー全工場(新工場のせとうち広島を除く)が取得しております。 しかしながら、災害によってサプライチェーン寸断が長期化し、取引先に対して製品を供給できない場合、機械設備・施設の復旧長期化や多額の費用が発生した場合、原材料価格のさらなる高騰や原材料確保の困難が想定以上に生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)大株主との関係 当連結会計年度末時点において、PepsiCo, Inc.(以下、「PepsiCo」という)はその100%子会社Frito-Lay Global Investments B.V.(以下、「FLGI」という)を通じて当社株式の22.01%を保有しており、当社はPepsiCoの持分法適用関連会社であります。当社株式を直接保有するFLGIはPepsiCoの100%子会社であるため、当社普通株式の議決権等に関する実質的な判断については、PepsiCo が行っております。なお、PepsiCoは、世界最大規模の食品飲料メーカーのひとつであり、米国NASDAQに株式を上場しております。 また当社と同業であるスナック菓子事業については、同社の子会社であるFrito-Lay North America, Inc.を中心としたグループ各社でグローバル展開をしております。 当社、PepsiCoおよびFLGIは、当社およびPepsiCo両社の経営能力を組み合わせ、シナジー効果を発揮することが、両社の継続的な成長に必要との理解から、2009年7月9日に戦略的提携契約(以下「本契約」という)を締結しました。PepsiCoとのパートナーシップを強固なものとするため、PepsiCoの100%子会社であるFLGIに対して第三者割当増資を実施し、あわせてPepsiCoの子会社ジャパンフリトレー㈱の株式を2009年7月に100%を取得いたしました。 なお、本契約において、PepsiCoは日本国内においてセイボリー・スナック菓子事業を営まない旨の合意がなされていることから当社と競合関係にはなりえず、また海外での事業展開については何ら制約を受けていないことから、当社の経営判断や事業拡張の制約にならないものと認識しております。 当社は、PepsiCoとの戦略的提携関係を維持し、企業価値の向上に努める所存でありますが、将来においてPepsiCoの経営方針や事業戦略の変更が生じた場合、当社は提携によるシナジー効果を発揮できない可能性があります。また、何らかの要因により本契約が解消された場合には、日本国内においてPepsiCoグループと競合関係が生じる可能性があります。また、将来において、PepsiCoもしくは当社の経営方針や事業戦略の変更が生じた場合あるいは経営環境の変化等により、PepsiCoの当社に対する持ち株比率が変更される可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,437字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績の分析 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策の影響や国家間の対立や紛争による地政学リスクの継続等による不確実性が成長を下押しする一方、米国を中心としたAI関連投資や一部新興国の内需が下支えとなり、徐々に持ち直しの兆しが見られました。しかしながら、年度末にかけて、中東情勢の緊迫化により経済情勢は混迷の度合いを深めています。日本経済は、物価上昇が続きましたが、賃金上昇も進み個人消費は底堅く推移し、内需主導で緩やかながら回復基調となりました。このような事業環境のもと、当社グループは当期を最終年度とする成長戦略「Change 2025」に基づき、次なる成長に向けた事業構造改革を推進しました。 国内事業では、消費者ニーズの変化に応じた製品展開やブランドを横断したマーケティング施策によるブランド力の強化、DXを活用したデータに基づく収益改善活動を進めました。2025年1月に操業を開始した「せとうち広島工場」は計画的に稼働率を高め、2025年末には当初見込んだ稼働率に近づき、生産能力増および生産性向上に寄与しました。また、下期に発生したばれいしょ収量減の影響を最小限にとどめるべく、他原料製品の販売数量増やコスト抑制に取り組みました。海外事業では、米国での関税政策や各国の政治的対立の影響等で見通しに不透明感が強まる中、各地域での供給力強化を背景とした販売増や地域を横断したグローバルブランド強化の推進等により、事業拡大を進めました。これにより、地域間での補完関係による海外事業全体での安定性が向上し、持続的な成長基盤を強化しています。また、新規領域である食と健康事業においては、北米で豆腐や大豆加工食品の製造を手掛けるHodo, Inc.を連結子会社化し、植物性タンパク質をベースとした食品の製造販売に参入いたしました。 当社グループでは、さらなるサステナビリティ経営の推進に向けて、マテリアリティを特定し、気候変動対策や自然資本の保全および人権の尊重に取り組んでいます。2025年10月には、「TCFD・TNFDのフレームワークに基づく統合的な情報開示」を実施し、ビジネスと自然の接点における依存とインパクトを分析し、リスクと機会を明確化しました。また、相互に密接な関係があるとされる気候変動対策と自然資本の保全の観点から、「農業の持続可能性向上」をはじめとする当社の各種取り組みについて整理を行いました。GHG排出量削減の取り組みは、2031年3月期までに総排出量を30%削減する目標について、その内訳をスコープ1・2で50%削減、スコープ3で22%削減と再定義を行い、実効性を高めています。 当連結会計年度の売上高は、340,151百万円(前連結会計年度比5.5%増)となりました。国内事業は、北海道産ばれいしょの収量減の影響からポテトチップスの売上高は前連結会計年度並みにとどまりましたが、価格改定効果とばれいしょ原料以外のスナック菓子、シリアル食品の販売数量増により、増収となりました。プロモーション活動の刷新によるマーケティング強化や積極的な営業活動が奏功しました。海外事業は、欧米、アジア・オセアニア共に売上高を伸ばし、増収となりました。 営業利益は、26,173百万円(前連結会計年度比10.0%減)となり、売上高営業利益率は7.7%(前連結会計年度比1.3ポイント低下)となりました。国内事業は、販売数量増や価格・規格改定効果による増益があったものの、せとうち広島工場稼働に伴う減価償却費等の固定費の増加やインフレによる継続的な費用増加のため、減益となりました。海外事業は北米、中華圏がけん引し増益となりました。 以上により、経常利益は、27,091百万円(前連結会計年度比9.2%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の税制優遇適用の反動もあり、17,329百万円(前連結会計年度比17.0%減)となりました。 事業別売上高は以下のとおりです。 2025年3月期   2026年3月期 金額(百万円)   金額(百万円)   伸び率(%) 国内食品製造販売事業   243,202   251,546   +3.4 国内スナック菓子   225,398   234,221   +3.9 国内シリアル食品   29,417   30,067   +2.2 国内その他   16,869   17,183   +1.9 リベート等控除   △28,483   △29,926   - 海外食品製造販売事業   79,362   88,604   +11.6 食品製造販売事業 計   322,564   340,151   +5.5 *「国内スナック菓子」「国内シリアル食品」「国内その他」の売上高はリベート等控除前の金額を記載しています。 (食品製造販売事業) 食品製造販売事業は、国内事業、海外事業ともに前連結会計年度比で増収となりました。 (国内食品製造販売事業) ・国内スナック菓子 国内スナック菓子は、前連結会計年度比で増収となりました。 国内スナック菓子の製品別売上高は以下のとおりです。 2025年3月期   2026年3月期 金額(百万円)   金額(百万円)   伸び率(%) ポテトチップス   102,818   102,504   △0.3 じゃがりこ   48,282   50,326   +4.2 その他スナック   74,297   81,391   +9.5 国内スナック菓子 計   225,398   234,221   +3.9 *製品別の売上高はリベート等控除前の金額を記載しています。 ・ポテトチップスは、ばれいしょ収量減により下期の販売促進活動を抑制したことで、前連結会計年度並みの売上高となりました。 ・じゃがりこは、下期はばれいしょ収量減の影響があり販売減となりましたが、上期の増収がこれを補い前連結会計年度に比べ増収となりました。 ・その他スナックは、コーン・豆系スナックや小麦系スナックおよび土産用製品のいずれも販売伸長し、前連結会計年度に比べ増収となりました。ばれいしょ収量減に対応した販売数量増や成型ポテトチップス「クリスプ」、豆系スナック「miino」等での継続的なプロモーション活動が貢献しました。 ・国内シリアル食品 国内シリアル食品の売上高は、オリジナルや「マイグラ」等の定番品の堅調な販売に加え、他社との各種コラボレーション企画品の貢献もあり、30,067百万円(前連結会計年度比2.2%増)となりました。 ・国内その他 国内その他の売上高は、パーソナルフードプログラムの「Body Granola」の販売増等から、17,183百万円(前連結会計年度比1.9%増)となりました。 (海外食品製造販売事業) 海外食品製造販売事業は、前連結会計年度比で増収となりました。 海外食品製造販売事業の地域別売上高は以下のとおりです。 2025年3月期   2026年3月期 金額(百万円)   金額(百万円)   伸び率(%)   現地通貨ベースの伸び率(%) 欧米   42,639   46,664   +9.4   +8.7 北米(既存)   28,308   28,463   +0.5   +1.6 アジア・オセアニア   46,058   51,120   +11.0   +11.4 中華圏   15,558   17,549   +12.8   +12.4 リベート等控除   △9,335   △9,180   ―   ― 海外食品製造販売事業 計   79,362   88,604   +11.6   +11.5 *1 欧米:北米(食と健康事業含む)、英国。北米(既存)は食と健康事業を除く *2 アジア・オセアニア:中華圏、インドネシア、韓国、タイ、シンガポール、オーストラリア他 *3 中華圏:中国、香港 *4 地域別の売上高はリベート等控除前の金額を記載しています。 *5 2026年3月期から中華圏のリベート等控除前売上高の計上方法を変更しています。合わせて、 前連結会計年度の売上高も調整しています。なお、リベート等控除後の売上高の変更はありません。 ・欧米は、北米(既存)、英国ともに前連結会計年度比で増収となりました。北米(既存)は、日本発ブランドは低調な推移となりましたが、「Harvest Snaps」や現地製造のポテトチップス「Asian Style Chips」の販売増が貢献しました。英国では、ポテトチップスの生産能力増を背景にSeabrookブランド製品の全国小売チェーンでの販売を拡大しました。また、2025年8月に連結子会社化したHodo, Inc.も増収に貢献しました。 ・アジア・オセアニアは、全ての地域において前連結会計年度比で増収となりました。中華圏では、現地および周辺国からの供給体制を整えた「Jagabee」を中心に、小売店舗向けの販売の拡大を進めました。また、シリアル製品「マイグラ」も2025年11月から現地委託製造を開始いたしました。中華圏以外でも、積極的な販売促進を行ったオーストラリア・ニュージーランドを中心に各地域で増収となりました。 当社グループの経営方針・経営戦略等の進捗状況の評価を行うために有用な指標の状況は下記のとおりであります。 3ヵ年成長ガイダンス   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期   3ヵ年累計(2024年3月期~2026年3月期) オーガニック 売上成長率   +4~6%   +8%   +6%   +5%   +7% 連結営業利益 成長率   +6~8%   +23%   +6%   △10%   +6% ROE   10%以上   10.9%   10.5%   8.3%   ― (2) 財政状態の分析 当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ8,440百万円増加し、327,609百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産の増加によるものです。有形固定資産の増加の主なものは、関東新工場の土地の取得です。 負債は、前連結会計年度末に比べ1,733百万円増加し、105,835百万円となりました。この主な要因は、資産除去債務の増加によるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べ6,706百万円増加し、221,774百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上によって利益剰余金が増加したことによるものです。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末と同水準の64.3%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ5,437百万円減少し、45,581百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、35,596百万円の純収入となり、前連結会計年度と比べ3,504百万円収入が減少しました。この主な要因は、2024年3月期末が銀行休業日だったことにより、売掛金の入金が前連結会計年度にずれたことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、26,211百万円の純支出となり、前連結会計年度と比べ2,393百万円支出が減少しました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、17,002百万円の純支出となり、前連結会計年度と比べ19,544百万円支出が増加しました。この主な要因は、長期借入れによる収入が減少したことに加え、自己株式取得による支出が増加したことによるものです。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) ・資金需要の動向 当社グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では製品製造のための原材料費、労務費、経費および販売活動のための販売費、人件費、物流費等の支払いがあります。投資活動に係る資金支出では主に設備投資や成長投資にかかる資金需要、財務活動に係る資金支出は主に親会社の配当金にかかる資金需要があります。これらの資金需要に対しては、成長戦略「Change 2025」に基づき、2024年3月期~2026年3月期の3ヵ年で創出する営業活動によるキャッシュ・フローに加えて、手元資金等や借入金を活用してまいりました。 資金需要の具体的な内容 成長投資…国内外の事業成長のための設備投資および新規領域投資、海外基盤化のためのM&A等 効率化投資…ESG対応、自動化・省力化等の生産性向上のための設備投資 株主還元…連結ベースの総還元性向50%以上、DOE4%目途 当連結会計年度末時点での資金支出の状況は以下のとおりです。 3ヵ年計画(2024年3月期~2026年3月期)(百万円)   2024年3月期(百万円)   2025年3月期(百万円)   2026年3月期(百万円)   累計(2024年3月期~2026年3月期)(百万円)   進捗率(%) 成長投資   80,000   10,779   7,420   12,644   30,845   38.6 効率化投資   60,000   22,118   22,350   14,519   58,988   98.3 株主還元   25,000   6,504   7,005   17,257   30,766   123.1 合計   165,000   39,402   36,776   44,421   120,600   73.1 ・資金調達の方法 当社グループの資金調達の方法としては、営業活動により得られたキャッシュ・フローに加えて金融機関からの借入金等を活用します。当社及び国内連結子会社においてはキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入し、グループ内資金を一元管理することにより、余剰資金を集中管理し資金の流動性確保、資金効率の向上を図っております。また、更なる資金の流動性を補完することを目的に複数の金融機関との間に当座貸越契約を締結しており、事業運営上の必要な資金の流動性は十分に確保していると認識しております。 (4) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成においては、経営者による会計上の見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や現状等を総合的に勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 また、この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等  注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えております。 ①固定資産の減損 当社グループは、営業活動から生ずる損益の継続的な赤字や市場価格の著しい下落等から減損の兆候が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。将来の市況悪化等により事業計画が修正される場合、減損処理を行う可能性があります。 なお、当社グループの無形固定資産のうち主なものはカルビーかいつかスイートポテト株式会社を取得したことにより発生したのれんであります。これに対する会計上の見積りにつきましては「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等  注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ②棚卸資産の評価 当社グループは、棚卸資産の評価方法として原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しており、期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。需要の変化によって過剰または滞留となった棚卸資産については、適正な価値で評価されるように評価減を行う可能性があります。 (5) 生産、受注及び販売の実績 ①生産実績 当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 食品製造販売事業   377,226   4.3 合計   377,226   4.3 (注)1  金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当社グループは、需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 食品製造販売事業   338,289   5.5 その他   1,862   1.9 合計   340,151   5.5 (注)1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合が前連結会計年度および当連結会計年度で10%以上の相手先はございません。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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