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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

シャープ

Sharp Corporation6753 · Prime · 電気機器

「スマートライフ」「スマートワークプレイス」「ディスプレイデバイス」の3セグメントで、テレビ・白物家電・複合機・ディスプレイなどを手掛ける総合電機メーカー。

概要

シャープ(Sharp)は、大阪府堺市に本社を置く総合電機メーカーである。創業は1912年、早川徳次が金属繰出鉛筆(シャープペンシル)を発明したことに始まる。現在は液晶テレビ「AQUOS」、白物家電、電子デバイスを主力とし、鴻海精密工業(ホンハイ)の傘下で再建中である。2025年3月期に営業黒字に転換し、2026年3月期も増益計画を掲げるが、売上高は減少傾向にある。従業員数は34,549名(2026年3月期)、連結子会社116社と持分法適用会社12社で構成される。

3つの報告セグメントで構成される事業構造

シャープグループは、2025年度より報告セグメントを「スマートライフ」「スマートワークプレイス」「ディスプレイデバイス」の3区分に再編した。スマートライフは冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、テレビ、太陽電池など家庭向け製品を扱い、売上高は5,979億円(全社比31.6%)である。スマートワークプレイスはデジタル複合機、PC(Dynabook)、携帯電話などの業務用機器が中心で、売上高8,338億円(同44.1%)と最大セグメントである。ディスプレイデバイスは液晶パネルや車載カメラを供給し、売上高4,235億円(同22.4%)。この他、カメラモジュールや堺ディスプレイプロダクトを含む「その他」区分がある。

鴻海傘下で進む構造改革と財務基盤の改善

2016年8月に鴻海精密工業(台湾)が第三者割当増資を引き受け、シャープは同社の連結子会社となった。それ以前は2012年から2016年にかけて巨額の最終赤字を計上していたが、鴻海グループの経営支援のもと、2018年3月期には黒字転換を果たした。その後もデバイス事業のアセットライト化を推進し、2025年3月期には営業利益273億円、純利益361億円を計上。自己資本比率は前年の10.5%から19.6%に上昇した。2026年3月期計画では売上高1兆8,928億円(前期比87.6%)と減収を見込む一方、営業利益486億円、純利益474億円と増益を見込む。

国内生産拠点と海外子会社によるグローバル展開

シャープは日本国内に複数の主力工場を有する。三重県亀山市の亀山工場(液晶パネル)、堺市の堺ディスプレイプロダクト(大型液晶)、奈良県天理市の天理工場(液晶)、広島県福山市の福山工場(電子部品)などが主要拠点である。海外ではアメリカ(Sharp Electronics Corporation)、ポーランド、中国(上海夏普、南京夏普)、香港、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムなどに製造・販売子会社を配置。ブランド事業のグローバル展開を進める一方、2025年にはカメラモジュール事業とレーザー事業を鴻海グループへ譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを図った。

業界の中での役割は家電、OA機器、ディスプレイデバイスのメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.9兆円
営業利益
486億円
営業利益率
2.6%
純利益
474億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
その他9,314億円49.2%
ディスプレイ モジュール4,191億円22.1%
パソコン2,807億円14.8%
オフィス ソリューション2,615億円13.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01スマートライフ(消費者向け家電・AV・エネルギー)主力

冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄機、理美容機器、LED照明、テレビ、ブルーレイレコーダー、太陽電池、蓄電池等、家庭向けの家電製品・AV機器・エネルギー機器を供給。プラズマクラスターイオン発生機も特徴的。

主な製品・サービス8
冷蔵庫
家庭用冷蔵・冷凍庫。
過熱水蒸気オーブン、電子レンジ
調理用の加熱機器。
エアコン
家庭用空調機器。
洗濯機
家庭用洗濯機。
掃除機
家庭用掃除機。
空気清浄機
室内空気清浄機。プラズマクラスター搭載モデルあり。
テレビ
液晶テレビ等の映像受信機器。
太陽電池、蓄電池
住宅用太陽光発電システム及び蓄電システム。

02スマートワークプレイス(オフィス・業務用機器)主力

デジタル複合機、業務用プロジェクター、POSシステム、携帯電話・スマートフォン、タブレット、ルーター、パソコン(Dynabookブランド)等、オフィス向けの情報機器・通信機器・ソリューションを供給。

主な製品・サービス5
デジタル複合機
印刷・コピー・スキャン等を統合したオフィス機器。
インフォメーションディスプレイ
業務用の大型表示ディスプレイ。
業務用プロジェクター
会議・教育用途等の映像投射機器。
携帯電話機・スマートフォン
通信キャリア向け携帯端末。
パソコン(Dynabook)
DynabookブランドのノートPC・タブレット。

03ディスプレイデバイス(電子部品)準主力

ディスプレイモジュール(液晶パネル等)や車載カメラを供給。スマートフォン・テレビ・車載向け等、各種電子機器メーカーが顧客。

主な製品・サービス2
ディスプレイモジュール
液晶表示モジュール。スマートフォン、タブレット、車載等に搭載。
車載カメラ
自動車の安全運転支援用カメラモジュール。

製品と技術

液晶テレビ「AQUOS」に代表される映像機器

シャープの映像機器の主力は液晶テレビ「AQUOS」ブランドである。1991年に液晶パネルの生産を開始し、2004年の亀山工場稼働以降、大型液晶テレビの量産を加速。AQUOSは高画質と薄型デザインを特徴とし、国内市場で一定のシェアを占めてきた。しかし、近年は他社の攻勢により販売が減少傾向にある。2025年度のテレビ事業は国内外とも前年を下回った。製品ラインアップにはブルーレイディスクレコーダーやオーディオ機器も含まれる。また、業務用のインフォメーションディスプレイやプロジェクターもスマートワークプレイスセグメントで提供している。

プラズマクラスター技術を搭載した白物家電

スマートライフセグメントでは、冷蔵庫、過熱水蒸気オーブンレンジ(ヘルシオ)、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄機などを製造・販売する。特にプラズマクラスターイオン発生機は同社の独自技術であり、空気清浄機やエアコンなどに搭載され、イオン効果による除菌・消臭を謳う。2025年度には生成AI対応のヘルシオが好調で、調理家電が増収に貢献した。一方、洗濯機や冷蔵庫の国内販売は軟調であった。海外ではタイやベトナムで空気清浄機・除湿機が好調、米国でも調理家電が増収となった。エネルギーソリューションとして太陽電池や蓄電池も手掛ける。

Dynabookブランドのパソコンとオフィス向けソリューション

スマートワークプレイスの主力製品は、2018年に子会社化したDynabook(旧東芝クライアントソリューション)のパソコンである。2025年度はWindows10サポート終了に伴う買い替え需要とメモリ価格高騰前の駆け込み需要により、国内BtoB・BtoC双方で販売が伸長し、大幅な増収となった。官公庁・自治体向けやGIGAスクール向けも好調であった。また、デジタル複合機は日本と欧州で増収、オフィス向けITサービスも伸長した。一方、携帯電話・スマートフォンは他社攻勢で減収となった。業務用プロジェクターやPOSシステム、ルーター、タブレット端末などもラインアップに含まれる。

スマートフォン・車載向けディスプレイモジュール

ディスプレイデバイスセグメントでは、液晶ディスプレイモジュールと車載カメラを主要製品とする。ディスプレイモジュールはスマートフォン、タブレット、車載、産業用途向けに供給され、顧客は各種電子機器メーカーである。2025年度はスマートフォン向け小型ディスプレイの事業終息などにより減収となったものの、車載向けやモバイル向けのモデルミックス改善やコスト削減効果でセグメント損失は前年の269億円から183億円に縮小した。亀山第2工場の生産は2026年12月までに停止予定であり、継続する亀山第1工場と白山工場での黒字化を目指している。

半導体・レーザー事業の譲渡と今後の方向性

かつて電子デバイス事業の一部として半導体(CMOSイメージセンサ等)やレーザー事業を有していたが、2025年度にカメラモジュール事業とレーザー事業を鴻海グループへ譲渡し、アセットライト化を完了した。これにより、シャープセミコンダクターイノベーションが手掛けるオプトセンサやオプトデバイスは引き続きスマートライフセグメントに残るものの、半導体の大規模な自社生産からは撤退した。今後は「AIサーバー」や「次世代通信」などの新規事業に注力する方針であるが、具体的な製品は2026年3月期の計画段階である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

総合家電で減収続く、収益改善は道半ば

シャープは総合電機として、液晶パネルや家電、複写機等を手掛けますが、業界内でのポジションは縮小傾向です。売上高は2024年度の約2兆3千億円から2026年度には約1兆9千億円へ減少予想で、市場縮小や競争激化が鮮明です。同業のキオクシアやイビデンは半導体・電子部品で成長する一方、シャープは主力の液晶事業で苦戦し、収益改善は利益率2%台と低迷。親会社である鴻海精密工業との連携や、IT・通信事業への注力が進むものの、業界内での差別化は明確でなく、ライバルとの競争にさらされています。

強み

  • 家電・パネル・複写機など幅広い製品群を持ち、ブランド力がある
  • 液晶や8Kなど先端技術で実績、特許やノウハウを保有
  • 調達・生産面で鴻海の協力を得ておりコスト競争力を高める
  • 赤字から黒字転換済みで、利益率は2%台前半まで回復

課題

  • 売上高が3期連続で減少、市場縮小と競争激化で厳しい
  • 営業利益率2%台、価格競争と設備投資負担で高収益化は遠い
  • 液晶や家電など不採算事業の構造改革が途上、成長分野への転換が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字がシャープ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17912大日本印刷1.3兆円12.9倍
26645オムロン1.3兆円35.9倍
35201AGC1.2兆円13.2倍
44626太陽ホールディングス5,527億円28.8倍
56787メイコー4,932億円24.3倍
66753シャープ4,138億円8.7倍
75214日本電気硝子4,137億円13.5倍
86728アルバック3,493億円20.4倍
94902コニカミノルタ3,352億円10.3倍
105801古河電気工業2,651億円36.4倍
118154加賀電子2,572億円7.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

シャープペンシルの発明から電機メーカーへ(1912〜1935年)

1912年9月、創業者の早川徳次が東京・本所松井町で個人事業を創業。1915年8月に金属繰出鉛筆を発明・発売し、後に「エバーレディーシャープペンシル」と命名した。1923年の関東大震災で被災したため、翌1924年に大阪市阿倍野区へ移転し、「早川金属工業研究所」を設立。ラジオ受信機およびその部品の製作を開始した。1935年5月、資本金30万円で株式会社組織に改め、「株式会社早川金属工業研究所」を設立。これが現在のシャープの法人格の起点となる。翌1936年には早川金属工業株式会社、1942年には早川電機工業株式会社と改称を経た。

上場とアメリカ進出で事業拡大(1949〜1970年)

1949年5月、大阪証券取引所に株式を上場。1956年3月には東京証券取引所にも上場した。1960年代に入ると国内の生産拠点を相次いで建設。1954年に田辺工場(大阪)、1959年八尾工場、1960年奈良工場、1967年広島工場、1968年には栃木県にテレビ工場を設けた。1962年5月にはアメリカ(ニュージャージー州)にSharp Electronics Corporationを設立し、海外販売を本格化。1970年1月、社名を「シャープ株式会社」に改称。同年8月には奈良県天理市にシャープ総合開発センターを建設し、技術開発の拠点とした。

液晶事業への参入と経営理念の制定(1973〜2004年)

1973年1月、創業の精神を明文化した経営理念・経営信条・経営基本方針を制定。白物家電の工場建設が続くなか、1981年には新庄工場(現葛城事業所)を建設。1984年の福山工場(電子部品)に続き、1990年には奈良第8工場で複写機の生産を開始した。1991年2月、天理工場で液晶パネルの生産拠点を初めて建設し、液晶事業に本格参入。1995年には三重工場、2004年には亀山工場と相次いで液晶パネル工場を増設し、テレビ用大型液晶パネルの量産体制を確立した。2006年には亀山第2工場が稼働し、液晶テレビ「AQUOS」の世界展開を推進した。

巨額赤字と鴻海グループによる救済(2009〜2017年)

2009年10月、堺市に大型液晶パネル工場(堺ディスプレイプロダクト)を建設。2010年3月には太陽電池工場を同地に建設した。しかし、テレビ市場の競争激化や円高の影響で業績が悪化。2013年3月期には5,453億円の最終赤字、2016年3月期まで4期連続の赤字を計上した。2016年8月、鴻海精密工業股份有限公司など3社への第三者割当増資を実施。同日、東京証券取引所の市場第一部から第二部へ指定替えとなった(のち2017年12月に第一部復帰)。鴻海グループの経営資源を活用した構造改革が始まり、2018年3月期には最終黒字に転換した。

PC事業買収とデバイス事業の分社化(2018〜2021年)

2018年10月、東芝の子会社である東芝クライアントソリューション(現Dynabook)を子会社化し、パソコン事業を拡大。2019年4月には電子デバイス事業の一部とレーザー事業を分社化し、シャープ福山セミコンダクター(現シャープセミコンダクターイノベーション)およびシャープ福山レーザーを設立。2020年10月にはディスプレイデバイス事業を分社化し、シャープディスプレイテクノロジーとして営業開始。さらに同月、日本ディスプレイから白山工場を取得した。2020年11月にはNECディスプレイソリューションズを子会社化(現シャープディスプレイソリューションズ)。2021年4月にはカメラモジュール事業を分社化し、シャープセンシングテクノロジーを設立した。

アセットライト化の完了と再成長への布石(2022〜2026年)

2022年6月、堺ディスプレイプロダクトを完全子会社化。2025年3月には同社の液晶パネル工場の一部を譲渡し、大型ディスプレイ事業を終息させた。同年6月、カメラモジュール事業(シャープセンシングテクノロジー等)を鴻海グループへ譲渡。同年9月にはレーザー事業(シャープ福山レーザー)も鴻海グループへ譲渡した。これにより、デバイス事業のアセットライト化は一定の区切りを迎えた。一方、ブランド事業ではAIサービスや新規事業への投資を強化。2026年3月には本店を大阪市中央区へ移転する予定であり、再成長に向けた基盤整備を進めている。

年表47件を開く

1910年代

  • 1912年9月創業東京本所松井町において、創業者早川徳次の個人企業として創業。
  • 1915年8月金属繰出鉛筆を発明発売。後に「エバーレディーシャープペンシル」と命名。

1920年代

  • 1924年9月創業1923年関東大震災により西下、現 大阪市阿倍野区に早川金属工業研究所を設立、ラジオ受信機及び 同部品の製作を開始。

1930年代

  • 1935年5月資本金30万円をもって株式会社組織に改め、㈱早川金属工業研究所を設立。
  • 1936年6月早川金属工業㈱に改称。

1940年代

  • 1942年5月早川電機工業㈱に改称。
  • 1949年5月上場大阪証券取引所に株式を上場。

1950年代

  • 1954年7月大阪市阿倍野区に田辺工場を建設。
  • 1956年3月上場東京証券取引所に株式を上場。
  • 1959年7月大阪府八尾市に八尾工場を建設。

1960年代

  • 1960年1月奈良県大和郡山市に奈良工場を建設。
  • 1962年5月創業アメリカ(現 ニュージャージー)にSharp Electronics Corporationを設立。
  • 1967年5月広島県八本松町(現 東広島市)に広島工場を建設。
  • 1967年10月M&Aシャープ電機㈱を吸収合併。
  • 1968年4月栃木県矢板市にテレビ工場を建設。

1970年代

  • 1970年1月シャープ㈱に改称。
  • 1970年8月奈良県天理市にシャープ総合開発センターを建設。
  • 1973年1月経営理念、経営信条、経営基本方針を制定。
  • 1979年1月大阪府八尾市に大型冷蔵庫工場を建設。(以後各種白物工場を建設)

1980年代

  • 1981年3月奈良県新庄町(現 葛城市)に新庄工場(現 葛城事業所)を建設。
  • 1981年11月奈良県天理市に歴史ホール・技術ホール(現 シャープミュージアム)を建設。
  • 1984年10月広島県福山市に電子部品の生産拠点として福山工場を建設。
  • 1985年9月奈良県天理市にIC技術センターを建設。

1990年代

  • 1990年2月奈良県大和郡山市に複写機の生産拠点として奈良第8工場を建設。
  • 1991年2月奈良県天理市に液晶パネルの生産拠点として天理工場を建設。
  • 1995年7月三重県多気町に液晶パネルの生産拠点として三重工場を建設。

2000年代

  • 2004年1月三重県亀山市に液晶パネルの生産拠点として亀山工場を建設。
  • 2006年5月三重県亀山市に液晶パネルの生産拠点として亀山第2工場を建設。
  • 2009年10月堺市堺区に液晶パネル工場を建設(現 堺ディスプレイプロダクト㈱)。

2010年代

  • 2010年3月堺市堺区に太陽電池工場を建設。
  • 2016年7月堺市堺区に本社を移転。
  • 2016年8月当社普通株式が東京証券取引所市場第二部銘柄へ指定替え。
  • 2016年8月鴻海精密工業股份有限公司 他3社へ第三者割当増資。
  • 2017年12月当社普通株式が東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定。
  • 2018年4月当社エネルギーソリューション事業の一部を、当社子会社のシャープエネルギーソリューション㈱が 吸収し事業継承。
  • 2018年10月M&Aパソコン事業を行う㈱東芝の子会社 東芝クライアントソリューション㈱を子会社化(現 Dynabook㈱)。
  • 2019年4月電子デバイス事業の一部及びレーザー事業を分社化、それぞれシャープ福山セミコンダクター㈱(現 シャープセミコンダクターイノベーション㈱)、シャープ福山レーザー㈱として営業開始。

2020年代

  • 2020年10月ディスプレイデバイス事業を分社化、シャープディスプレイテクノロジー㈱として営業開始。
  • 2020年10月㈱ジャパンディスプレイより白山工場を取得。
  • 2020年11月M&A日本電気㈱の子会社 NECディスプレイソリューションズ㈱を子会社化(現 シャープディスプレイソリューションズ㈱)。
  • 2021年4月カメラモジュール事業を分社化、シャープセンシングテクノロジー㈱として営業開始。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2022年6月M&A液晶パネルを製造する堺ディスプレイプロダクト㈱を子会社化。
  • 2025年3月堺市堺区の液晶パネル工場の一部を譲渡。
  • 2025年6月シャープセンシングテクノロジー㈱等が営むカメラモジュール事業を鴻海精密工業グループへ譲渡。
  • 2025年9月レーザー事業等を行うシャープ福山レーザー㈱を鴻海精密工業グループへ譲渡。
  • 2026年3月大阪市中央区に本社を移転。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 亀山第2工場の生産停止完了2026年12月まで生産停止完了
  • 営業利益前年度を上回る営業利益

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AIを掛け合わせた価値創造

    「暮らす」「働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3事業を中心に新たな価値を創出する。モビリティやロボティクスなど領域拡大も進める。

  2. 02

    ブランド事業の収益基盤強化と事業変革

    白物家電のグローバル展開と高付加価値化、PC事業でのシェア維持とコスト対策、エージェンティックAIサービス投入やB2B強化、オフィス向けITサービス伸長、ロボティクス・衛星通信事業化を推進。

  3. 03

    ディスプレイデバイス事業の構造改革

    亀山第2工場の生産停止(2026年12月までに完了)、亀山第1工場と白山工場の継続事業で黒字化を目指す。欧米完成車向け供給開始や高付加価値製品拡販に取り組む。

  4. 04

    新規事業創出と鴻海連携の深化

    AIサーバーなど新規事業の取り組みを加速し早期実行フェーズへ。親会社鴻海精密工業とのWin-Winな連携を深め、施策実行スピードを向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で34,549人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は782万円で、9期前と比べて+3.0%平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は20.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月41,898
2018年3月47,171
2019年3月75944.622.754,156
2020年3月73744.922.852,876
2021年3月74345.723.150,478
2022年3月73745.522.747,941
2023年3月70945.622.446,200
2024年3月71945.521.643,445
2025年3月75345.321.140,12368
2026年3月78244.520.134,549141

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率93.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社55(国内 19 / 海外 36) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
その他 — 大阪市阿倍野区他347億円
全社(共通)
スマートライフ、ディスプレイ デバイス — Sharp Manufacturing Vietnam CO., LTD. (ベトナム・ホーチミン)126億円
八尾事業所 — 大阪府八尾市116億円
スマートライフ
幕張事業所 — 千葉市美浜区103億円
スマートライフ、全社(共通)
堺事業所 — 堺市堺区101億円
全社(共通)
スマートライフ、スマートワーク プレイス、ディスプレイ デバイス — Sharp Electronics Corporation (アメリカ・ニュージャージー他)9,702百万円
天理事業所 — 奈良県天理市8,290百万円
スマートライフ、ディスプレイ デバイス、全社(共通)
奈良事業所 — 奈良県大和郡山市5,180百万円
スマートワーク プレイス
亀山事業所 — 三重県亀山市2,925百万円
ディスプレイ デバイス
広島事業所 — 広島県東広島市2,049百万円
スマートワーク プレイス
ほか4件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    鴻海精密工業股份有限公司
    台湾新北市
    議決権34.1%
  • 国内
    シャープマーケティング ジャパン㈱(注)2、4
    大阪府八尾市
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープエネルギー ソリューション㈱
    大阪府八尾市
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープディスプレイ マニュファクチャリング㈱(注)2
    三重県津市
    議決権100.0%
  • 国内
    堺ディスプレイ プロダクト㈱(注)3
    堺市堺区
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープIPインフィニティ㈱
    堺市堺区
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープワンストップ サービス㈱
    大阪府八尾市
    議決権100.0%
  • 国内
    Dynabook㈱(注)2、4
    東京都江東区
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープセミコンダクター イノベーション㈱
    奈良県天理市
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープディスプレイ テクノロジー㈱(注)3
    三重県亀山市
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープディスプレイ ソリューションズ㈱(注)2
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    シャープセンシング テクノロジー㈱
    奈良県天理市
    議決権100.0%
残りのグループ会社43社を開く
  • Sharp Electronics Corporation (注)2、4アメリカ ニュージャージー100%
  • Sharp Laboratories of America, Inc. (注)2アメリカ ワシントン100%
  • Sharp Electronics of Canada Ltd. (注)2カナダ オンタリオ100%
  • Sharp Corporation Mexico, S.A. de C.V. (注)2メキシコ メキシコシティ100%
  • Sharp Electronics (Europe) Limited (注)2イギリス ミドルセックス100%
  • Sharp International Finance (U.K.) Plc. (注)2イギリス ミドルセックス100%
  • Sharp Electronics (Europe) GmbH (注)2ドイツ ハンブルグ100%
  • Sharp Display Solutions Europe GmbHドイツ ミュンヘン100%
  • Sharp Manufacturing France S.A. (注)2フランス ソルツ100%
  • Sharp Electronics (Italia) S.p.A.イタリア ミラン51%
  • Sharp Consumer Electronics Poland Sp. z o.o. (注)2ポーランド トルン100%
  • Sharp Middle East Free Zone Establishment (注)2アラブ 首長国連邦 ドバイ100%
  • 夏普科技(深圳)有限公司(注)2中国 深圳市100%
  • 夏普科技(上海)有限公司(注)2中国 上海市100%
  • 上海夏普電器有限公司(注)2中国 上海市60%
  • 夏普商貿(中国)有限公司(注)2、3中国 上海市100%
  • 南京夏普電子有限公司(注)2中国 南京市100%
  • 夏普弁公設備(常熟)有限公司(注)2中国 常熟市100%
  • 無錫夏普電子元器件有限公司(注)2中国 無錫市100%
  • 無錫夏普顕示科技有限公司中国 無錫市100%
  • 玳能科技(杭州)有限公司(注)2中国 杭州市100%
  • Sharp Hong Kong Limited (注)2香港100%
  • 台湾夏普股份有限公司(注)2台湾 新北市100%
  • 台湾玳能科技股份有限公司(注)2台湾 桃園市100%
  • Sharp Electronics (Malaysia) Sdn.Bhd. (注)2マレーシア セランゴール100%
  • Sharp Manufacturing Corporation (M) Sdn. Bhd. (注)2マレーシア ジョホール100%
  • Sharp North Malaysia Sdn. Bhd. (注)2マレーシア ケダ100%
  • Sharp Singapore Electronics Corporation Pte. Ltd.シンガポール100%
  • Sharp Thai Co., Ltd. (注)2タイ バンコク49%
  • Sharp Solar Solution Asia Co., Ltd.タイ バンコク100%
  • HiFi Orient Thai Public Company Limitedタイ バンコク80%
  • Sharp Appliances (Thailand) Ltd. (注)2タイ チャチャンサオ100%
  • Sharp Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. (注)2タイ ナコンパトム100%
  • P.T. Sharp Electronics Indonesia (注)2インドネシア カラワン97%
  • Sharp Electronics (Vietnam) Company Limited (注)2ベトナム ホーチミン100%
  • Sharp Manufacturing Vietnam CO., LTD. (注)2ベトナム ホーチミン100%
  • Sharp (Phils.) Corporation (注)2フィリピン マニラ100%
  • Sharp Business Systems (India) Private Ltd. (注)2インド ニューデリー100%
  • Sharp Corporation of Australia Pty. Ltd. (注)2オーストラリア ニューサウス ウェールズ100%
  • その他 66社(注)2
  • シャープファイナンス㈱東京都千代田区35%
  • 超視界顕示技術有限公司中国広州市29%
  • その他 10社
国際子会社 (GLEIF登録 7社)
  • ITSHARP ELECTRONICS (ITALIA) SPA
  • PLSHARP CONSUMER ELECTRONICS POLAND SPÓŁKA Z OGRANICZONĄ ODPOWIEDZIALNOŚCIĄ
  • RUОБЩЕСТВО С ОГРАНИЧЕННОЙ ОТВЕТСТВЕННОСТЬЮ "ШАРП ЭЛЕКТРОНИКС РАША"
  • DESHARP DEVICES EUROPE GMBH
  • DESHARP ELECTRONICS (EUROPE) G.M.B.H.
  • GBSHARP ELECTRONICS (EUROPE) LIMITED
  • GBSHARP INTERNATIONAL FINANCE (U.K.) PLC

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の新市場創造技術開発/移動体用太陽電池の研究開発(超高効率モジュール技術開発)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-04
    3億円
  • 調達
    高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発AIエッジコンピューティングの産業応用加速のための技術開発映像データリアルタイム処理用AIデバイス高位合成ツールの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-10-04
    2.4億円
  • 調達
    量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業量子・古典アプリケーション開発・実証大規模な物流倉庫における入出庫の経路最適化アプリケーションの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-08-26
    1.5億円
  • 調達
    太陽光発電主力電源化推進技術開発/太陽光発電の新市場創造技術開発/フィルム型超軽量モジュール太陽電池の開発(重量制約のある屋根向け)(高自由度設計フィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールの技術開発)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-09-09
    1.4億円
  • 調達
    IoT社会実現のための革新的センシング技術開発革新的センシング技術開発大気中電子放出イオン化によるIMS呼気分析システムの研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-07-27
    7,500万円
  • 調達
    高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発研究開発課題発掘のための先導調査研究超高精細映像コーデックを内蔵したAIチップの実現性に関する研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-19
    6,967万円
  • 調達
    IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業研究開発項目[6]IoT技術を活用したライフデータの高度利用システムの開発高齢者の健康増進・介護負担軽減のためのライフデータ利活用プラットフォームの研究開発と実証検証
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-27
    4,389万円
  • 調達
    戦略的省エネルギー技術革新プログラム省エネルギー技術開発事業の重要技術に係る周辺技術・関連課題の検討超音波霧化技術を利用した省エネ調湿システムに関する調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-09-20
    980万円
  • 調達
    0100420103G20観光大臣会合における超高精細度放送技術に関する展示等に係る業務の請負
    総務省 · 2019-10-07
    220万円
  • 補助金
    令和2年度マスク生産設備導入支援事業費補助金(シャープ)
    経済産業省 · 2020-05-25
    1.2億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.9兆円営業利益486億円前期と比べると減収増益で、売上が-12.4%、利益が+78.0%。

売上高
-12.4%
1.9兆円
営業利益
+78.0%
486億円
純利益
+31.3%
474億円
営業利益率
2.6%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.8兆円1.9兆円
営業利益300億円486億円
純利益250億円474億円
1株あたり配当¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,352億円、営業利益は82億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−19.6%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.58−2,536
2024年1Q0.54−71−1.355
2024年2Q0.62120.2−5
2024年3Q0.61230.4−30
2024年4Q0.56−1,520
2025年2Q1.1050.0230
2025年4Q1.062682.5131
2026年2Q0.952903.1455
2026年4Q0.941962.119
2027年1Q0.44821.931

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2.5兆円から1.9兆円へ76%に減った。直近期の営業利益率は2.6%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2.48−2,065−5,453
2014年3月2.93533116
2015年3月2.79−965−2,223
2016年3月2.46−1,925−2,560
2017年3月2.05251−249
パソコン事業を行う㈱東芝の子会社 東芝クライアントソリューション㈱を子会社化(現 Dynabook㈱)。
2018年3月2.43893702
2019年3月2.39628640
日本電気㈱の子会社 NECディスプレイソリューションズ㈱を子会社化(現 シャープディスプレイソリューションズ㈱)。
2020年3月2.26502137
2021年3月2.43632533
液晶パネルを製造する堺ディスプレイプロダクト㈱を子会社化。
2022年3月2.501,150740
2023年3月2.55−305−2,608
2024年3月2.32−71−1,500
2025年3月2.162731771.3361
2026年3月1.894865802.6474

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.9兆円のうち、営業利益として残るのは486億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は474億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.8%1.5兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%3,722億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%486億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.3pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.4pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+13.9pt
21.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−2億円、投資CFが717億円で、差し引きのフリーCFは715億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は2,305億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−81171516−7401,879
2014年3月1,990−8493281,1413,506
2015年3月173−160−1,361132,322
2016年3月−189−405−154−5941,495
2017年3月1,272−9072,7223654,535
2018年3月1,053−1,260−291−2074,040
2019年3月783−1,681−885−8982,288
2020年3月685−1,28246−5971,703
2021年3月2,046−141−7671,9052,928
2022年3月752−314−1,2434382,394
2023年3月147−410−185−2632,066
2024年3月1,245109−1,4971,3542,191
2025年3月−161,037−7481,0212,427
2026年3月−2717−1,0587152,305

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2,953億円で、自己資本比率は19.6%(業種中央値61.0%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月2.091,3481.956.0
2014年3月2.182,0721.978.9
2015年3月1.964451.921.5
2016年3月1.57−3121.60
2017年3月1.773,0781.4716.6
2018年3月1.914,0171.5119.8
2019年3月1.853,5731.4918.5
2020年3月1.812,7101.5414.1
2021年3月1.933,6411.5618.2
2022年3月1.964,6931.4923.2
2023年3月1.772,2241.5511.8
2024年3月1.591,5741.439.0
2025年3月1.451,6771.2910.5
2026年3月1.432,9531.1319.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,385億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-66億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2,504億円
在庫として抱えている分
負債合計
1.1兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
28
/ 100
安定性自己資本比率13 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE224社中13位あたり、逆に低いのは自己資本比率224社中221位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
21.9%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
19.6%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-12.4%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
6.3%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥636.2で、1年前と比べて-26.6%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥636.2-5.5%1ヶ月+3.0%1年-26.6%時価総額4,138億円
過去52週の値幅
安値¥534.4高値¥905

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)16.5倍
PBR1.40倍
配当利回り6.29%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で株価は約5%上昇し、641円まで回復したが、52週高値905円からは約29%下方に位置する。25日移動平均線を0.9%上回り、RSIは56.8と中立圏。出来高は8月10日に794万株と急増し、その後も高水準で推移。一方、年初来では▲23.8%と軟調で、200日線の675円を下回る展開が続く。週足の傾きは改善傾向にあるが、中期トレンドは依然として弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは8.77倍と業界平均の30.85倍を大幅に下回り、PBRは1.41倍で業界平均の2.64倍を下回っています。配当利回りは6.24%と業界平均の2.29%を大きく上回り、ROEも21.9%と高水準です。これらの指標は総じて割安を示していますが、前期に巨額の赤字を計上しており、業績の安定性には懸念があります。予想PERは16.6倍と実績より高く、今後の業績回復が織り込まれている可能性があります。割安ですが、リスクも認識すべきです。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍30.8倍
PER (予想)16.5倍
PBR1.40倍2.58倍
ROE21.9%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、鴻海グループの支援による構造改革が実を結び、2025年3月期に営業黒字転換したことを踏まえ、今後も増益が続くかどうか。強気派は、コスト削減や高付加価値製品へのシフトで収益体質が改善し、2026年3月期も増益計画であることを評価する。一方、弱気派は、売上高の減少が続いており、テレビ市場の縮小やパネル市況の変動で成長が期待できないと懸念する。また、電子デバイス事業の競争激化や、中国メーカーとの価格競争も逆風とみる。株価は1年で24.8%下落しており、市場の期待は低い。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の実績

    2025年3月期に営業黒字化し、2026年3月期も増益計画を発表。

  • コスト構造改革

    鴻海グループの調達力や生産効率化で固定費削減が進む。

  • 高付加価値シフト

    カメラモジュールなど電子デバイスで高単価品に注力。

  • PER8.8倍の低評価と純利益474億円通年影響

    時価総額4,182億円÷8.8倍=475億円、現行利益水準が続けば割安

  • 営業利益率2.57%への改善が続く通年影響

    営業利益は273億円から486億円へ倍増、売上高減でも利益率改善

  • ROE21.9%の高収益性継続影響

    自己資本利益率21.9%は高く、PBR1.42倍でも効率が良い

  • 配当利回り6.22%の高水準継続影響

    株価642.9円に対し配当利回り6.22%と高く、下値支え

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上高は23年度から25年度まで2年連続で減少。

  • 市場縮小

    テレビ需要の世界的な減少が続き、パネル市況も低迷。

  • 競争激化

    中国・韓国メーカーとの価格競争で採算が圧迫される恐れ。

  • 売上高1兆8,928億円と減少継続通年影響

    売上高は23,219億円から18,928億円へ約19%減、市場縮小

  • フォワードPER16.7倍が示す減益予想決算発表後影響

    フォワードPER16.7倍は現在の8.8倍より高く、来期の純利益減少を暗示

  • 高配当6.22%の持続性リスク継続影響

    利益減少が続くと配当の持続性に疑問が出る

  • 外国人持ち株比率74.58%の売りリスク不定影響

    外国人比率が極めて高く、リスク回避で売りが膨らむ

次の決算で確かめる点
売上高成長率
売上減少が続く中、成長回復が課題となるため。
営業利益率
黒字化後の収益改善の持続性を確認するため。
ディスプレイ事業の稼働率
市況と生産効率の両方を反映するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは6.29%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
6.29%
いまの株価に対して
配当性向
29.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月109.3
2019年3月20100.027.5
2020年3月18−10.037.8
2021年3月3066.7
2022年3月4033.329.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ132,295人。区分でいちばん多いのは外国法人74.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.9%を占め、残る91.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人71.469.371.973.474.574.5
個人・その他14.316.016.215.412.915.7
金融機関12.111.69.18.710.77.6
事業法人1.41.51.51.51.31.3
証券会社0.81.61.30.90.50.8
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01HON HAI PRECISION INDUSTRY CO., LTD. (常任代理人 ㈱みずほ銀行)22.28
02FOXCONN (FAR EAST) LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行)11.79
03SIO INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行)10.05
04FOXCONN TECHNOLOGY PTE. LTD. (常任代理人 ㈱みずほ銀行)9.94
05CLEARSTREAM BANKING S.A. (常任代理人 香港上海銀行)5.78
06日本マスタートラスト 信託銀行㈱(信託口)4.19
07LGT BANK LTD (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)4.01
08VIGOR WEALTH GLOBAL LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行)3.15
09㈱日本カストディ銀行(信託口)1.20
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCT E PSMPJ (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)0.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+115%、1株純資産は13期で+303%。直近期のROEは21.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−490107−145.3
2014年3月81157.238.8
2015年3月−13218−197.4
2016年3月−155
2017年3月−69154−19.8
2018年3月10626720.930.09.3
2019年3月10037817.812.227.5
2020年3月224204.650.537.8
2021年3月8757417.621.9
2022年3月12174418.49.529.9
2023年3月−407321−78.7
2024年3月−231219−85.5
2025年3月5623624.417.0
2026年3月7343121.97.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額353百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢
呉柏勲代表取締役 副会長執行役員49
沖津雅浩代表取締役 副会長69
永塚誠一取締役68
矢野康治取締役63
姫岩康雄取締役(監査等委員)72
梶原ゆみ子取締役(監査等委員)64
村瀬裕之取締役(監査等委員)61
河村哲治社長執行役員 CEO64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円ストックオプション百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2135422525203102
社外取締役989404413415
取締役(社内)116001616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,462字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、親会社(鴻海精密工業股份有限公司)、連結子会社116社及び持分法適用会社12社を中心に構成され、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売を主な事業内容としております。 セグメント別の主要製品・サービス及び主要会社名は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 報告セグメント   主要製品・サービス   主要会社名 スマート ライフ   冷蔵庫、過熱水蒸気オーブン、電子レンジ、 小型調理機器、エアコン、洗濯機、掃除機、 空気清浄機、扇風機、除湿機、 電気暖房機器、 プラズマクラスターイオン発生機、 理美容機器、LED照明、電卓、電話機、 ネットワーク制御ユニット、テレビ、 ブルーレイディスクレコーダー、 オーディオ、太陽電池、蓄電池、マスク、 センサモジュール、オプトセンサ、 オプトデバイス、CMOSイメージセンサ等   シャープ㈱ シャープマーケティングジャパン㈱ シャープエネルギーソリューション㈱ シャープセミコンダクターイノベーション㈱ Sharp Electronics Corporation Sharp Consumer Electronics Poland Sp. z o.o. 上海夏普電器有限公司 南京夏普電子有限公司 Sharp Hong Kong Limited Sharp Manufacturing Corporation (M) Sdn. Bhd. Sharp Appliances (Thailand) Ltd. P.T. Sharp Electronics Indonesia Sharp Manufacturing Vietnam CO., LTD. スマート ワークプレイス   デジタル複合機、 インフォメーションディスプレイ、 業務プロジェクター、POSシステム機器、 各種オプション・消耗品、 オフィス関連ソリューション・サービス、 携帯電話機・スマートフォン、 タブレット端末、ルーター、 車載ワイヤレス機器、各種ソフトウエア、 パソコン等   シャープ㈱ シャープマーケティングジャパン㈱ シャープディスプレイソリューションズ㈱ Dynabook㈱ Sharp Electronics Corporation Sharp Electronics (Europe) Limited Sharp Electronics (Europe) GmbH 夏普弁公設備(常熟)有限公司 玳能科技(杭州)有限公司 台湾玳能科技股份有限公司 Sharp Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. ディスプレイ デバイス   ディスプレイモジュール、車載カメラ等   シャープディスプレイテクノロジー㈱ Sharp Electronics Corporation 夏普科技(上海)有限公司 無錫夏普電子元器件有限公司 無錫夏普顕示科技有限公司 Sharp Manufacturing Vietnam CO., LTD. なお、報告セグメントに含まれない区分として「その他」があり、エレクトロニックデバイス事業及び堺ディスプレイプロダクト㈱を含めております。 当社グループの事業の系統図は、概ね次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,562字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 ① 経営理念・経営信条 当社の創業者 早川徳次の言葉の一つに「他社がまねするような商品をつくれ」があります。この言葉には、次の時代のニーズをいち早くかたちにした“モノづくり”により、社会に貢献し、信頼される企業を目指すという当社グループの経営の考え方が凝縮されています。 当社グループは、1973年に、この創業の精神を「経営理念・経営信条」として明文化し、この精神に沿って、他社とは一味違った「シャープらしい」価値創造に取り組んできました。そして、2025年5月、これからも全社員が「シャープらしさ」にこだわりをもって事業活動を推進していくことを目的に、「経営理念・経営信条」に沿った新たな指針として、Our Mission「誠意をもって人々の日常を見つめ、創意をもって新たな体験を提案する」を策定しました。 当社グループは、このOur Missionを共通の合言葉に、今後も引き続き、「経営理念・経営信条」を体現し続けることで、社会の発展に貢献していきたいと考えています。 また、当社グループは、2025年9月に、全てのステークホルダーにお届けする「シャープならではの価値」を示した言葉として、コーポレートスローガン「ひとの願いの、半歩先。」を制定しております。 ② 目指す方向性 当社グループは、今後、“「暮らす」「働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、人の未来を拓く”の方針のもと、顧客との接点となる「スマートライフ」「スマートワークプレイス」と、最先端デバイスを生み出す「ディスプレイデバイス」の3つの事業を中心に、人々の「暮らす」にAIを、「働く」にAIを掛け合わせ、新たな価値を創出してまいります。 さらに、「暮らす」の領域では、家の中だけでなく「モビリティ」、「働く」の領域においても、現在の中心であるオフィスやリテール、パブリックから、「ロボティクス」や「インダストリー」へと価値提供の領域を拡大していきます。加えて、「AIインフラ」や「次世代通信」の分野で新たな事業を展開し、AIでの価値創造を支える社会基盤の構築にも取り組んでまいります。 (2) 経営環境、経営戦略、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2025年度の世界経済は、米国の通商政策による影響があったほか、中国では不動産市場が停滞するなど一部に弱さが見られたものの、全体としては、データセンター向けのAI関連投資の伸長や、賃金上昇、雇用の拡大などを背景に回復基調が続きました。一方、当社を取り巻く事業環境は、競争環境の激化や需要の低迷、米国通商政策の影響などにより、厳しい環境が続きました。 こうした中、当社グループは、一昨年来取り組んできた「デバイス事業のアセットライト化」の方針に沿って、カメラモジュール事業及び半導体事業の譲渡を完了し、亀山第2工場の生産停止を決定するなど、構造改革に一定の区切りを付けることができました。 また、全社をあげて収益力改善に取り組んだ結果、2025年度の業績は、ブランド事業(スマートライフ及びスマートワークプレイス)が減収ながらも増益を確保し、ディスプレイデバイス事業においても赤字が縮小、全社では売上高が減少したものの、利益が大きく改善しました。公表値に対しても、売上高、営業利益、経常利益が上回り、最終利益は下回ったものの、前年度から大幅な増益となりました。加えて、財務基盤の改善についても、想定を上回るペースで進捗しました。さらに、ブランド事業への投資の拡大、新規事業の体制強化など、将来への布石も打つことができました。 このように、中期経営計画初年度は再成長に向けた基盤の構築が着実に前進した一年となりましたが、今後、当社グループが本格的に成長していくにあたっては、以下の課題を乗り越える必要があると認識しています。 これに向け、今後は、現在の中期経営計画の基本戦略を維持しつつ、新規事業の創出やサービス/ソリューション型ビジネスへの転換など、事業変革をより一層加速するとともに、成長の土台となる足元の収益基盤のさらなる強化に取り組みます。加えて、親会社である鴻海精密工業股份有限公司との連携を一段と深化させ、よりWin-Winな関係を築くことで、各施策の実行スピードを向上させていきます。これらの取り組みにより、再成長に向けた課題を着実に克服し、成長軌道への転換を目指してまいります。 (3) 目標とする経営指標 ブランド事業では、外部環境の悪化に対応し、着実に利益を創出しつつ、サービス/ソリューション事業の拡大に取り組み、ディスプレイデバイス事業では、亀山第2工場の生産停止を2026年12月までに完了するとともに、亀山第1工場、白山工場などの継続事業で黒字化を実現します。加えて、「AIサーバー」をはじめとする現在推進中の新規事業の取り組みを加速し、早期に実行フェーズへと前進させてまいります。 こうした取り組みを通じて、前年度を上回る営業利益の創出を目指してまいります。 <主な取り組み> ①スマートライフ a)収益基盤強化 - 白物家電事業を中心に、グローバル展開と高付価値化を推進 b)事業変革 - エージェンティックAIサービスを投入 - 生成AI対応機器/活用サービスや他社連携を継続拡大 - B2B事業を強化 ②スマートワークプレイス a)収益基盤強化 - Windows11切替特需の反動が見込まれるPC事業において、台数シェア首位を維持 メモリー/SSD価格高騰による影響を売価反映、コストダウン、経費削減などにより最小化 b)事業変革 - オフィス向けITサービスの継続伸長 - ロボティクス事業の拡大 - 衛星通信事業の事業化推進 ③ディスプレイデバイス a)収益基盤強化 - 亀山第1工場において、欧米完成車メーカー向け供給を開始 - 白山工場において、高付加価値製品の販売拡大を継続
事業等のリスク9,001字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売を主な事業内容として活動を行っております。その範囲は電子・電気機械器具のほとんどすべてにわたっており、ユーザーも国内外の一般消費者、事業会社から官公庁に至るまで多岐にわたり、また地域的にもグローバルな事業展開を行っております。従って、当社グループの業績は、多様な変動要因による影響を受ける可能性があります。 有価証券報告書に記載した「第2 事業の状況」、「第5 経理の状況」等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある主なリスクと、それに対する対応策は以下のとおりであります。 なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在(ただし、必要に応じて有価証券報告書提出日現在)において、当社グループが判断したものであります。 ① 世界市場の動向・海外事業について (リスク)  当社グループは、日本だけではなく、世界の各地域で事業活動を行っており、日本を含む世界各地域における景気の動向(特に個人消費及び企業による設備投資の動向)、他社との競合、製品の需要動向や原材料の供給状況、価格変動などは、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。  また、米国の通商政策や各国の対抗措置による貿易摩擦、地政学的緊張の高まりや紛争の長期化(中東情勢の悪化等を含む)に加え、これらに起因するサプライチェーンの混乱や資源・エネルギー供給の不安定化等による世界経済の不確実性が、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  当社グループの事業にかかわる世界市場の動向等のリスク・情報については、当社の海外子会社を管掌する事業本部が現地と連携して収集し、必要な事業上の判断を行っています。さらに、地政学リスクや貿易環境の変化に伴うサプライチェーンや資源動向への影響についても、事業本部が関係部門と連携のうえ適時把握し、必要な対応を行っております。  一方で、経営幹部は、定期的な海外拠点及び事業本部からの業績報告を通じて最新の市場環境及び事業状況を分析し、その都度必要なリスク対応を決定しております。 ② 為替変動の影響について (リスク)  当社グループの連結売上高に占める海外売上高の割合は、2025年3月期59.4%、2026年3月期54.8%であります。当社グループは、海外で製造した製品を国内においても販売する等、製造された国以外の国においても当社グループ製品を販売しています。このため、当社グループの業績は為替変動の影響を受ける可能性があります。 (対応策)  当社グループは、為替予約及び最適地生産の拡充・強化等によるリスクヘッジを行っております。 ③ 特定の事業・製品・顧客に対する依存について (リスク)  ディスプレイデバイスについては、顧客の仕様にカスタマイズした製品供給という事業の特性上、顧客との取引においてある程度の顧客依存が生じる傾向があります。このため、大口顧客の製品に係る需要の減少や仕様の変更、大口顧客の営業戦略の変更等を理由として、当社グループの販売が落ち込み、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  ディスプレイデバイスにおいては、特定の大口顧客への売上依存を避けるため、技術力の強化や顧客基盤の拡大を図ります。また、比較的特定顧客に対する依存度が低いブランド事業(スマートライフ及びスマートワークプレイス)においては、高付加価値商材の売上比率拡大や顧客基盤の維持拡大により既存事業を強化すると共に、新たな技術の活用や成長領域での新規事業の立上げ等を加速することで、さらなる事業成長に取り組みます。 ④ 戦略的提携・協業等について (リスク)  当社グループはこれまでにも、企業競争力強化と収益性向上及び各事業分野における新技術や新製品の開発強化のため、外部企業との間で戦略的提携・協業を推進してきましたが、かかる戦略的パートナーとの間における戦略上の問題やその他の事業上等の問題の発生及び目標変更等により、提携・協業関係を維持できなくなった場合や、提携・協業関係から十分な成果が得られない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  当社グループにおいては、戦略的提携・協業の重要性がますます高まっていくものと考えております。これらを成功に導くべく、戦略的提携・協業の実行段階においては、事前に事業戦略上の必要性、収益性や財務的な妥当性等を十分に検証し、経営戦略会議や取締役会での審議のうえで意思決定を行っております。  また、実行後においても、関係する各事業本部との緊密な連携のもと、提携や協業の進捗をモニタリングし、想定通りの成果が得られないことが見込まれる場合には、早期に経営陣にも報告することにより、それらが当社グループの業績及び財政状態に与える影響を最小限に留める対策を講じることができるように取り組んでおります。 ⑤ 親会社グループとの関係について (リスク)  親会社グループ(鴻海精密工業、及びその子会社・関連会社を含みます。)からの出資により、成長投資の実行、親会社グループの技術力・生産性・コスト力を活かした事業シナジーの追求が可能となりましたが、当社グループが親会社グループとの間の事業シナジーを想定通りに実現できる保証はありません。  親会社グループの戦略に変更が生じた場合や将来的に親会社グループとの間で何らかの競合関係が生じた場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態が悪影響を受ける可能性があります。  当社グループの重要事項の意思決定においては、親会社グループからの影響を受けることにより、独立性及び自主性が損なわれる可能性があります。 (対応策)  当社グループは、親会社グループとの間で相互に独立性・自律性を十分に尊重しつつ、緊密な連携を行っており、親会社グループとの事業シナジーを最大限に活かした事業運営に取り組んでおります。当社グループでは、親会社グループとの間で当社グループの業務効率化や売上・利益の拡大等につながるシナジー創出が見込まれる領域を見極め、その領域においては、親会社グループとの連携のもとで、想定されるシナジーを適切に検証しその実現に向けて取り組んでおります。  親会社グループでは電子機器受託生産サービスを中心とした事業展開を行っており、当社グループの電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般の製造・販売事業においては、「シャープ」等のブランドビジネスを行っていることから、親会社グループ内において当社グループの当該事業に影響を与える競合は生じていないものと考えております。  当社は、親会社グループとの間で相互に独立性・自律性を十分に確保しつつ緊密に連携し、成長・発展及び業績に資する事業運営の効率化や売上・利益の拡大に取り組むことで、株主利益の向上に努めております。 ⑥ 調達先との取引について (リスク)  当社グループは、多くの取引先から資材の調達及び各種サービスなどの提供を受けておりますが、中東情勢をはじめとする地政学的リスクの長期化や国際的な分断の進行等によるサプライチェーンの混乱、取引先の経営再編等に伴う供給体制の変化、自然災害や事故の発生、また、メモリ等の一部AI関連部材では、急速な需給環境変化による逼迫により、十分に部材が確保できないことが考えられます。  そのような場合には、当社の希望する条件での取引ができない可能性、または代替する調達先を適時に見いだせない可能性があります。これらにより、当社グループ製品のコスト増加、顧客への納期の遅延等が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  これら調達リスク低減のため、取引開始時の信用調査や定期的な取引先の経営状況把握を実施するとともに、複数社購買の推進や調達先の分散化により、特定の取引先や地域への依存度低減に取り組んでおります。また、供給業者が限定される重要部材については、定期的な面談、長期フォーキャストの提示、在庫施策等を通じて安定供給体制の強化を図っております。 ⑦ 財務状態に及ぼす影響について (リスク)  当社グループは、事業資金を銀行等の金融機関からの借入等により調達しており、総資産に対する借入金の割合は、当連結会計年度末では30.3%となっております。 当社グループは、金利水準が上昇した場合に費用の増加を招く可能性があります。  当社グループが複数の金融機関との間で締結している一部の借入契約においては、今後、当社グループの連結純資産又は連結の営業利益、経常利益及び当期利益が一定の水準を下回った場合や、一部の連結子会社が債務超過になった場合など、借入先金融機関の請求により、当該借入金について期限の利益を喪失する可能性があります。また、当該契約に基づき、キャッシュ・フローの使途の決定に制限を受けております。  当社グループの財務状態の悪化は、取引関係への悪影響や、財務状態の強固な競業他社との競争において不利に働く可能性があります。 (対応策)  当社の主たる金融機関である㈱みずほ銀行、㈱三菱UFJ銀行を始めとする金融機関に対して、経営状況・財政状態等の情報共有を行い、必要に応じて改善策等に関する相談を行っております。金融機関との良好な関係を保ち、当社グループの主要な借入契約である当社のシンジケートローン契約等、借入金契約の維持・継続をすることで、資金の安定化を図っております。 (継続企業の前提に関する重要事象等)  当社グループは、アセットライト化などの事業構造改革により業績及び財務体質の改善が進み、当連結会計年度においても収益性が前連結会計年度より改善するとともに、自己資本比率も19.6%まで大きく回復しました。  このように財務改善は進んでいるものの、当連結会計年度末において一部の連結子会社が債務超過となったことにより、借入契約の財務制限条項に抵触いたしました。しかしながら、当連結会計年度末後に借入先金融機関から期限の利益喪失の請求は行わない旨の承諾を得られております。また、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載の通り、借入期間を2028年3月31日までとするシンジケートローン契約の更改を実行しました。さらに、コミットメントライン契約についても借入可能期間を1年間延長しております。このように金融機関による継続支援はより強固な枠組みとなっていることから、資金繰りに重要な懸念はないと判断しております。  以上より、当連結会計年度末において継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しておりましたが、重要な不確実性は認められないことから「継続企業の前提に関する注記」は記載しておりません。 ⑧ 技術革新について (リスク)  当社グループの事業領域における急速な技術の進化、変化への適切な対応は、当社グループの製品・サービスの競争力を向上させる反面、以下の項目等への対応が不十分な場合には、成長性や業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。 ・技術の進化や盛衰及びその社会的意義の予測と対応 ・研究開発における選択と集中、適切な資源の投下 ・新領域に対する技術力強化 ・社外と連携した研究開発の加速  加えて、国際的な安全保障の観点から先端技術の輸出管理を強化する動きがあり、対象となる技術の付加価値が一定以上含まれた製品の輸出制限により、事業に間接的な影響を与える可能性があります。 (対応策)  当社グループにおける研究や開発は、単なる技術水準の向上に留まらず、社会の急激な変化に伴う課題の解決に向けた技術創出に取り組んでおり、特にエッジとクラウドAIを組み合わせた独自AI技術「CE-LLM※」によるAI応用や、次世代通信技術、Green Energy、EV等の成長分野に注力しています。また、必要な技術をいち早く社会実装していくため、これまで構築してきた事業基盤を有効に活用し新たなサービスやソリューションの創出を進めるとともに、積極的な社外連携により技術力の強化・開発加速を進めています。こうした取り組みを通じ、社会変化及び技術革新に伴うリスクを軽減させ、技術進化により持続的に成長し続けるブランド企業を目指してまいります。  事業活動における輸出入管理での法令遵守に加え、世界的なインフラ・防衛・セキュリティ等の社会基盤に係る新興技術の管理強化の動きの中で、研究開発においても各国・地域での法令、規制状況に対応した輸出入管理を推進しております。   ※CE-LLM(Communication Edge - Large Language Model)はシャープの登録商標です。  CE-LLMとは迅速な応答性や強固な安全性を強みとする「エッジAI」と、深い思考力や広い汎用性を強みとする「クラウドAI」を用途に応じて切り替えて活用する当社独自の技術です。 ⑨ 知的財産権について (リスク)  当社グループは、独自開発した技術等について、国内外で知的財産権を取得することにより、若しくは他社と契約を締結することにより、その保護に努めております。しかしながら、当社グループの特許出願等に対して権利が付与されない場合や、第三者からの無効請求等により、十分な権利保護が受けられない可能性があります。  また、当社グループが第三者から知的財産権の侵害を主張され、その解決のために多額の費用を費やす可能性や、その主張が認められた場合に多額の対価の支払いや当該技術の使用差し止めなどの損害が発生する可能性があります。  さらに、当社グループが保有する知的財産権を第三者が不正に使用する等、当社グループが保有する知的財産権が競争上の優位性をもたらさない、又はその知的財産権を有効に活用できない可能性があります。  以上のような知的財産権に関する問題が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  当社グループでは、知的財産権は企業の重要な財産であるとの認識のもと、積極的に知的財産の創出に努めており、知的財産権の出願・権利化の責任部門であるシャープIPインフィニティ㈱を中心に強い権利の取得に取り組んでいます。  また、当社グループでは、自社製品発売前に第三者の知的財産権のチェックを徹底して実施することで、知的財産権のクリアランス状況を確認しているとともに、クリアランスプロセスの標準化によるクリアランス確度の向上にも取り組んでおり、第三者の知的財産権を侵害するリスクに対する対策をとっています。  さらに、当社グループでは、知的財産権を事業戦略・研究開発戦略と連動させながら最大限に活用するとともに、自社の知的財産権を保護し、第三者の知的財産権を尊重する姿勢を堅持しています。不当な権利侵害等に対しては話し合いで解決することを基本としながらも、当社グループの知的財産権を尊重していただけない場合は、裁判所など第三者の判断を仰ぐことも辞さない毅然とした姿勢を貫く方針をとっています。 ⑩ 製造物責任について (リスク)  当社グループの製品には、消費者向けのものが多く、また、革新的な技術を利用したものも含まれており、これらの製品に欠陥等が存した場合には製造物責任その他の責任を負う可能性があります。  予期せぬ事情による大規模なリコールや訴訟の発生が、ブランドイメージの低下や、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  当社グループでは、製品の安全性確保のため、各国の公的安全基準の遵守にとどまらず、リスクアセスメントの考えと独自の安全基準を組み合わせ安全性向上に取り組んでいます。この独自基準では、想定外の不具合が生じた場合にも安全を確保するため、特に難燃構造や異常動作試験等に関して基準を定めており、より高い安全レベルをめざし、都度改定し、社内関係者への研修も行い、設計部門、品質部門へ安全基準の理解と浸透を図っています。不具合発生時に迅速かつ適切に緊急対応が取れるよう安全確保推進体制を構築しています。万一、製品の欠陥等が発生した場合のメーカー責任を果たすために、製造物責任に基づく賠償に備え保険に加入しております。 ⑪ 有能な人材確保における競争について (リスク)  技術及びマネジメント分野における優秀な人材が確保できない場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (対応策)  技術及びマネジメント分野における優秀な人材の確保のため、以下の施策を行っています。  事業方針に沿った新たな人材獲得の為に新卒採用を推進しています。また、新規ビジネスを担えるコア人材を確保するためにキャリア採用を推進しています。  ビジネスを行う上で基本的な知識や専門性について、個々人が主体的に学べる教育・研修制度を設け、事業に精通したプロフェッショナル人材の育成を図っています。  多様な人材が安心して働ける基盤として、育児・介護・治療と仕事の両立を支援する各種制度を整備する等、従業員のワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みを推進しています。 ⑫ 気候変動の影響について (リスク)  温室効果ガス排出規制の強化や炭素税導入に伴うエネルギーコストの増加、温室効果ガス削減施策の強化等により、当社グループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。また、気候変動による台風の大型化や降水量の増加がもたらす災害は、当社の生産拠点の稼働停止や部品供給途絶等を引き起こす可能性があります。 (対応策)  既存の規制や基準の遵守を徹底するとともに、常に法規制動向の把握に努め、政策立案の機会などにも参画しています。また、生産の効率化や省エネルギー化を進めることで、コスト負担の軽減や最小化を図っています。さらに、自然災害などで生産拠点や従業員などが被災した場合に備えて事業継続計画を策定し、定期的な見直しや訓練によって組織の事業継続能力の維持・改善を図っています。 ⑬ 情報セキュリティリスクについて (リスク)  サイバー攻撃の高度化・巧妙化が進展する中、標的型メール攻撃やランサムウェア等による被害が継続的に発生しており、外部専門機関においても主要な脅威として指摘されております。当社グループにおいてこれらのリスクが顕在化した場合、事業システムの停止、業務の遅延や中断、顧客・取引先情報の漏えい等が発生し、当社グループの事業活動や経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。  また、情報セキュリティインシデント発生時の対応に不備があった場合には、被害の拡大や復旧の長期化を招くおそれがあるほか、適時・適切な情報開示や対応が行われないことにより、社会的信用の低下を招き、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。  さらに、情報セキュリティに関する法規制や業界基準への対応に加え、取引先から求められるセキュリティ要件や、サプライチェーンにおける第三者評価・認証への適合が確保できない場合には、取引機会の喪失や事業活動への制約等が生じる可能性があります。 (対応策)  当社グループでは、情報及び情報システムの安全かつ適切な管理・利用を目的として情報セキュリティに関する基本方針を定め、同方針に基づき、グローバルでの情報資産の管理・保護に取り組んでおります。また、国際規格に準拠した情報セキュリティマネジメントシステムの枠組みに基づき、組織的かつ継続的なリスク管理を実施するとともに、従業員に対する教育・訓練(標的型攻撃メール訓練を含む)、内部監査等による評価及び改善活動を通じて、情報セキュリティ水準の維持・向上を図っております。  さらに、情報セキュリティインシデント発生時には、影響の最小化及び迅速な復旧、ならびに適切な情報開示を行うための体制整備及び継続的な見直しを行っております。加えて、グループ会社及び委託先を含めたサプライチェーン全体においても、当社の方針に基づく適切な統制の確保に努めております。 上記リスクのほかにも、多数の販売先との取引リスク、設備投資リスク、法的規制リスク、自然災害リスク等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすリスクは様々なものが想定され、ここに記載されたものが当社グループのすべてのリスクではありません。 (リスク管理体制) 当社グループでは、リスクマネジメントを「事業を継続的に発展させステークホルダーの期待に沿うことで社会的責任を果たす重要な活動の一つ」と位置付けて取り組んでいます。具体的には、リスクマネジメントの基本的なルールとして「ビジネスリスクマネジメント規程」を制定し、全社的なリスク管理体制を構築したうえで、経営への影響が特に大きいリスクを「特定リスク」として選定・管理しています。 経営環境・市場の変化に対応するため、すべての特定リスクについて、年度ごとに特定リスクの追加・変更を検討したうえで追加・変更後の特定リスクの評価を見直しています。全社を横断的に管理する機能部門は、自らの事業領域における管理を担当する事業部門と連携し、リスクの最小化・適正化や、未然防止に必要な施策等を実施しています。また、重大なリスク事案が発生した場合の対応策として、当該事案が発生した部門からリスクマネジメント事務局である内部統制部及び経営幹部へ事案内容を報告し、関係部門と連携して当該事案への対応を行い、必要に応じて全社的な改善策を検討し再発防止に繋げることとしています。
経営成績の分析 (MD&A)6,941字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績) 当社グループは、再び成長軌道へと舵を切るべく、2025年5月12日に「中期経営計画」を発表しました。この中期経営計画に沿って、「ブランド事業のグローバル拡大と事業変革の加速」、「持続的な事業拡大を支える成長基盤の構築」、「成長をドライブするマネジメント力の強化」の3つに重点的に取り組み、競争力の向上と財務基盤の改善を進めてきました。 その結果、当連結会計年度の業績は総じて堅調に推移し、デバイス事業のアセットライト化や、ブランド事業の収益力向上に取り組んだことなどから、売上高は減少したものの、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は増加しました。営業利益・経常利益は業績予想値を上回り、親会社株主に帰属する当期純利益は業績予想値に及ばなかったものの、前連結会計年度から大幅な増益となりました。また、財務基盤も当初想定を上回るペースで改善し、自己資本比率は前連結会計年度末の10.5%から19.6%まで上昇しました。 売上高は、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3セグメントとも減少し、1,892,811百万円(前年度比87.6%)となりました。 営業利益は、48,565百万円(前年度比177.6%)となりました。メモリなどの部材価格が高騰した影響や、前連結会計年度に通信事業で一過性の収益を計上した影響から、スマートワークプレイスは減益となりましたが、高付加価値化が進展し、コストダウンや経費削減効果のあったスマートライフが大幅な増益となりました。また、構造改革を進めたディスプレイデバイスは、赤字幅が大幅に縮小しました。 経常利益は、営業利益が改善したことなどから、57,959百万円(前年度比328.3%)と大幅な増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失として19,867百万円の事業構造改革費用などを計上したものの、経常利益が改善したこと、特別利益として主に堺事業所の不動産を売却したことによる36,111百万円の固定資産売却益を計上したことなどから、47,434百万円(前年度比131.4%)となりました。 なお、「デバイス事業のアセットライト化」などの構造改革には一定の区切りがつきました。鴻海グループに対するカメラモジュール事業の譲渡及び半導体事業に係るシャープ福山レーザー㈱の株式の譲渡が完了しました。このほか、大型ディスプレイ事業では、堺ディスプレイプロダクト㈱の事業を終息し、中小型ディスプレイ事業では、既存顧客の需要に応える先行生産、在庫の確保を行ったうえで、亀山第2工場の生産を停止する予定です。 (セグメント業績) セグメントの業績は、概ね次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。以下の前連結会計年度との比較については、前連結会計年度の数値を変更後の区分に組替えた数値で比較しております。報告セグメントの変更については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に詳細を記載しております。 <ブランド事業> ①スマートライフ 売上高は597,998百万円(前年度比92.9%)となりました。白物家電事業、テレビ事業、エネルギーソリューション事業の3事業とも減収となりました。白物家電事業は、国内では、生成AI対応ヘルシオが好調でコンビニ向け新規商材の貢献もあった調理家電が増収となりましたが、洗濯機や冷蔵庫の販売が軟調でした。海外では、タイやベトナムで空気清浄機/除湿機が好調で、米国の調理家電も増収となりましたが、冷夏の影響でASEANのエアコンが減収となりました。テレビ事業は、他社攻勢の影響で国内・海外とも前年度を下回りました。エネルギーソリューション事業は、国内の住宅用が堅調に推移し、蓄電所EPCやアジア、宇宙用が伸長したものの、国内の太陽光EPCが減収となりました。 セグメント利益は、3事業とも増益となり、28,456百万円(前年度比129.5%)となりました。構造改革効果に加え、コストダウンや経費削減に取り組んだこと、高付加価値化を進めたことなどから、約3割の増益を達成することができました。 ②スマートワークプレイス 売上高は833,822百万円(前年度比99.7%)となりました。PC事業、ビジネスソリューション事業が増収、通信事業は減収となりました。PC事業では、Windows10のサポート終了に伴う買い替え特需やメモリ価格高騰に伴う駆け込み需要を取り込めたことから、国内のBtoB、BtoC双方の販売が伸長し、大幅な増収となりました。BtoBでは、官公庁・自治体向けやGIGAスクール向けが好調でした。ビジネスソリューション事業では、オフィスのIT化が進むなか、日欧を中心にオフィスソリューションの売上が大きく伸長しました。また、デジタル複合機は、新製品が好調だったこともあり日欧で増収となりました。通信事業では、他社攻勢の影響でスマートフォンが減収となりました。 セグメント利益は、57,597百万円(前年度比96.5%)となりました。PC事業は増益、他の2事業が減益となりました。通信事業において前年度に一過性収益を計上した影響により減益となりましたが、高付加価値化を進めるとともに、メモリをはじめとする部材価格の高騰にも売価アップなどで対応できたことから、引き続き高い利益率を確保できています。 <デバイス事業> ③ディスプレイデバイス 売上高は423,504百万円(前年度比93.6%)となりました。スマートフォン向け小型ディスプレイの事業終息などにより減収となりました。 セグメント損失は、18,277百万円(前年度は26,932百万円のセグメント損失)となりました。コストダウン、経費削減に取り組んだこと、モデルミックスの改善が進んだことなどから、車載向けやモバイル向け、産業向けディスプレイモジュールの利益が改善し、セグメント損失が大幅に縮小しました。 <その他> カメラモジュール事業の譲渡等、アセットライト化を進めたことにより、売上高は47,014百万円(前年度比18.3%)の減収となりましたが、生産を終息した堺ディスプレイプロダクト㈱の赤字が大幅に縮小したことにより、セグメント利益は692百万円(前年度は7,826百万円のセグメント損失)となりました。 生産、受注及び販売の実績は以下のとおりです。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) スマートライフ   590,727   △7.9 スマートワークプレイス   831,529   +1.3 ディスプレイデバイス   414,584   △6.2 その他   41,379   △82.4 合計   1,878,221   △12.2 (注)1 金額は、販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 上記の金額には、外注製品仕入高等を含んでおります。 3 組織変更に伴い、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成しております。 b.受注実績 当社グループは原則として見込生産を行っております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) スマートライフ   597,488   △7.0 スマートワークプレイス   832,271   △0.4 ディスプレイデバイス   419,126   △5.6 その他   43,925   △81.5 合計   1,892,811   △12.4 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 組織変更に伴い、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成しております。 3 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、販売実績の総販売実績に対する割合が10%以上の販売先がないため、省略しております。 (財政状態) 当連結会計年度末の財政状態については、資産合計は、事業譲渡や堺本社工場の売却に伴う有形固定資産の減少などにより、前連結会計年度末に比べ25,477百万円減少の1,428,253百万円となりました。負債合計は、借入金の返済などにより、前連結会計年度末に比べ153,052百万円減少の1,132,968百万円となりました。また、純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益を計上したことや、円安影響による為替換算調整勘定の増加などにより、前連結会計年度末に比べ127,575百万円増加し、295,284百万円となりました。 (棚卸資産) 当連結会計年度末の棚卸資産残高は250,385百万円、月商比は1.59ヶ月となりました。メモリ価格の高騰に伴う先行調達や円安の影響により、前連結会計年度末と比較して増加しています。期中は増加基調にありましたが、2025年12月末をピークに足元では金額・月商比ともに減少しています。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度末に比べ12,202百万円減少し、230,500百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日   至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日   至 2026年3月31日)   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   △1,590   △191   1,398 投資活動によるキャッシュ・フロー   103,743   71,700   △32,042 財務活動によるキャッシュ・フロー   △74,768   △105,802   △31,034 現金及び現金同等物の期末残高   242,703   230,500   △12,202 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金は191百万円の支出となりました(前連結会計年度に比べ1,398百万円の改善)。この改善は主に、税金等調整前当期純利益が9,741百万円増加したほか、売上債権及び契約資産の増減で11,316百万円、仕入債務の増減で23,987百万円それぞれ資金が増加した一方、事業構造改革費用の支払で13,745百万円、棚卸資産の増減で28,155百万円それぞれ資金が減少したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の収入は71,700百万円となりました(前連結会計年度に比べ32,042百万円の資金の減少)。これは主に、アセットライト化の方針の下、有形固定資産の売却による収入は42,773百万円(前連結会計年度は106,879百万円)となり、資金の創出を図ったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の支出は105,802百万円となりました(前連結会計年度に比べ31,034百万円の資金の減少)。これは主に、短期借入金8,532百万円及び長期借入金82,139百万円の返済を進めたことによるものです。 b. 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (財務戦略の基本的な考え方) 当社グループが今後も持続的に成長していくためには、より強固な財務基盤を構築することが不可欠であり、営業キャッシュ・フローの最大化、安定的なフリー・キャッシュ・フローの創出により、有利子負債の削減等財務基盤を改善すること、また、資金調達の安定化を図ることが必要です。 2025年度においては、競争環境の激化や主要部材の価格急騰など事業環境の厳しさは増したものの、ブランド事業の増益やディスプレイデバイス事業の赤字縮小など、業績の安定感は向上しました。また、デバイス事業のアセットライト化にも区切りがつき、ブランド事業への投資を拡大するなど、成長に向けた基盤の構築が進みました。その結果、自己資本比率の改善、有利子負債の大幅削減、フリー・キャッシュ・フローの黒字継続など、財務基盤も引き続き改善しております。 2026年度以降においても、中期経営計画の基本戦略を維持しつつ、事業変革をより一層加速するとともに、成長の土台となる足元の収益基盤のさらなる強化に取り組みます。また、2026年4月にシンジケートローンの更改を実行いたしましたが、引き続き金融機関との良好な関係を維持、強化することで、事業の継続・成長に向けた資金を確保してまいります。 (資金のキャッシュ・フロー及び流動性の状況) 2025年度におけるキャッシュ・フローの状況は、「a.キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであり、営業活動によるキャッシュ・フローは191百万円のマイナスとなったものの、事業構造改革費用の支払い(25,947百万円の支出)や前受金の返金(32,350百万円の支出)などの一過性の影響があり、これを除くとプラスとなります。 また、資産売却を進めたこと等により、フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー)は、71,509百万円の収入となりました。 これらの収入により有利子負債を大幅に削減しております。 引き続き、在庫管理や投資の適正化、金融機関との関係性強化等により手元流動性を確保しつつ、有利子負債の削減等財務体質の改善を図ってまいります。 (資金調達) 当社グループは、資金の支出効果の見極めを十分行いながら、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉の安定的確保を図る趣旨の下、短期運転資金を自己資金及び短期借入で、設備投資や長期運転資金の調達については長期借入で賄うことを基本原則としております。 総資産に対する借入金の割合は当連結会計年度末現在30.3%となっております。なお、従来のシンジケートローン契約の期限が2026年4月であったことから、借入金総額に占める短期借入金の割合が大幅に増加しておりますが、既に2026年3月末に同契約を更改し、同年4月に総額391,400百万円の借り入れを実行したことにより、返済期間は2028年3月末まで長期化しております。 シンジケートローン等の更改にあたっては、取引先金融機関と綿密に協議を行いました。取引先金融機関からは、ブランド事業の増益やディスプレイデバイス事業の赤字縮小など業績の安定感が増したことや、資産売却等による有利子負債の削減など財務基盤が改善したこと等を評価いただき、更改に際して支援体制を強化いただいております。 2026年度においても、引き続き取引先金融機関との良好な関係を維持・強化し、事業の継続・成長に向けた資金を確保してまいります。 格付の状況 (提出日現在) 格付機関   長期格付   短期格付 S&P Global   B   B 格付投資情報センター   B+   b 日本格付研究所   BB-   - (2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたり必要となる見積りについては、過去の実績や第三者による評価等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性のため、実際の結果は見積りと異なる場合があります。 当社の連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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