概要
シャープ(Sharp)は、大阪府堺市に本社を置く総合電機メーカーである。創業は1912年、早川徳次が金属繰出鉛筆(シャープペンシル)を発明したことに始まる。現在は液晶テレビ「AQUOS」、白物家電、電子デバイスを主力とし、鴻海精密工業(ホンハイ)の傘下で再建中である。2025年3月期に営業黒字に転換し、2026年3月期も増益計画を掲げるが、売上高は減少傾向にある。従業員数は34,549名(2026年3月期)、連結子会社116社と持分法適用会社12社で構成される。
3つの報告セグメントで構成される事業構造
シャープグループは、2025年度より報告セグメントを「スマートライフ」「スマートワークプレイス」「ディスプレイデバイス」の3区分に再編した。スマートライフは冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、テレビ、太陽電池など家庭向け製品を扱い、売上高は5,979億円(全社比31.6%)である。スマートワークプレイスはデジタル複合機、PC(Dynabook)、携帯電話などの業務用機器が中心で、売上高8,338億円(同44.1%)と最大セグメントである。ディスプレイデバイスは液晶パネルや車載カメラを供給し、売上高4,235億円(同22.4%)。この他、カメラモジュールや堺ディスプレイプロダクトを含む「その他」区分がある。
鴻海傘下で進む構造改革と財務基盤の改善
2016年8月に鴻海精密工業(台湾)が第三者割当増資を引き受け、シャープは同社の連結子会社となった。それ以前は2012年から2016年にかけて巨額の最終赤字を計上していたが、鴻海グループの経営支援のもと、2018年3月期には黒字転換を果たした。その後もデバイス事業のアセットライト化を推進し、2025年3月期には営業利益273億円、純利益361億円を計上。自己資本比率は前年の10.5%から19.6%に上昇した。2026年3月期計画では売上高1兆8,928億円(前期比87.6%)と減収を見込む一方、営業利益486億円、純利益474億円と増益を見込む。
国内生産拠点と海外子会社によるグローバル展開
シャープは日本国内に複数の主力工場を有する。三重県亀山市の亀山工場(液晶パネル)、堺市の堺ディスプレイプロダクト(大型液晶)、奈良県天理市の天理工場(液晶)、広島県福山市の福山工場(電子部品)などが主要拠点である。海外ではアメリカ(Sharp Electronics Corporation)、ポーランド、中国(上海夏普、南京夏普)、香港、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムなどに製造・販売子会社を配置。ブランド事業のグローバル展開を進める一方、2025年にはカメラモジュール事業とレーザー事業を鴻海グループへ譲渡し、事業ポートフォリオの見直しを図った。
業界の中での役割は家電、OA機器、ディスプレイデバイスのメーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| その他 | 9,314億円 | 49.2% | — | — |
| ディスプレイ モジュール | 4,191億円 | 22.1% | — | — |
| パソコン | 2,807億円 | 14.8% | — | — |
| オフィス ソリューション | 2,615億円 | 13.8% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01スマートライフ(消費者向け家電・AV・エネルギー)主力
冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄機、理美容機器、LED照明、テレビ、ブルーレイレコーダー、太陽電池、蓄電池等、家庭向けの家電製品・AV機器・エネルギー機器を供給。プラズマクラスターイオン発生機も特徴的。
- 冷蔵庫
- 家庭用冷蔵・冷凍庫。
- 過熱水蒸気オーブン、電子レンジ
- 調理用の加熱機器。
- エアコン
- 家庭用空調機器。
- 洗濯機
- 家庭用洗濯機。
- 掃除機
- 家庭用掃除機。
- 空気清浄機
- 室内空気清浄機。プラズマクラスター搭載モデルあり。
- テレビ
- 液晶テレビ等の映像受信機器。
- 太陽電池、蓄電池
- 住宅用太陽光発電システム及び蓄電システム。
02スマートワークプレイス(オフィス・業務用機器)主力
デジタル複合機、業務用プロジェクター、POSシステム、携帯電話・スマートフォン、タブレット、ルーター、パソコン(Dynabookブランド)等、オフィス向けの情報機器・通信機器・ソリューションを供給。
- デジタル複合機
- 印刷・コピー・スキャン等を統合したオフィス機器。
- インフォメーションディスプレイ
- 業務用の大型表示ディスプレイ。
- 業務用プロジェクター
- 会議・教育用途等の映像投射機器。
- 携帯電話機・スマートフォン
- 通信キャリア向け携帯端末。
- パソコン(Dynabook)
- DynabookブランドのノートPC・タブレット。
03ディスプレイデバイス(電子部品)準主力
ディスプレイモジュール(液晶パネル等)や車載カメラを供給。スマートフォン・テレビ・車載向け等、各種電子機器メーカーが顧客。
- ディスプレイモジュール
- 液晶表示モジュール。スマートフォン、タブレット、車載等に搭載。
- 車載カメラ
- 自動車の安全運転支援用カメラモジュール。
製品と技術
液晶テレビ「AQUOS」に代表される映像機器
シャープの映像機器の主力は液晶テレビ「AQUOS」ブランドである。1991年に液晶パネルの生産を開始し、2004年の亀山工場稼働以降、大型液晶テレビの量産を加速。AQUOSは高画質と薄型デザインを特徴とし、国内市場で一定のシェアを占めてきた。しかし、近年は他社の攻勢により販売が減少傾向にある。2025年度のテレビ事業は国内外とも前年を下回った。製品ラインアップにはブルーレイディスクレコーダーやオーディオ機器も含まれる。また、業務用のインフォメーションディスプレイやプロジェクターもスマートワークプレイスセグメントで提供している。
プラズマクラスター技術を搭載した白物家電
スマートライフセグメントでは、冷蔵庫、過熱水蒸気オーブンレンジ(ヘルシオ)、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄機などを製造・販売する。特にプラズマクラスターイオン発生機は同社の独自技術であり、空気清浄機やエアコンなどに搭載され、イオン効果による除菌・消臭を謳う。2025年度には生成AI対応のヘルシオが好調で、調理家電が増収に貢献した。一方、洗濯機や冷蔵庫の国内販売は軟調であった。海外ではタイやベトナムで空気清浄機・除湿機が好調、米国でも調理家電が増収となった。エネルギーソリューションとして太陽電池や蓄電池も手掛ける。
Dynabookブランドのパソコンとオフィス向けソリューション
スマートワークプレイスの主力製品は、2018年に子会社化したDynabook(旧東芝クライアントソリューション)のパソコンである。2025年度はWindows10サポート終了に伴う買い替え需要とメモリ価格高騰前の駆け込み需要により、国内BtoB・BtoC双方で販売が伸長し、大幅な増収となった。官公庁・自治体向けやGIGAスクール向けも好調であった。また、デジタル複合機は日本と欧州で増収、オフィス向けITサービスも伸長した。一方、携帯電話・スマートフォンは他社攻勢で減収となった。業務用プロジェクターやPOSシステム、ルーター、タブレット端末などもラインアップに含まれる。
スマートフォン・車載向けディスプレイモジュール
ディスプレイデバイスセグメントでは、液晶ディスプレイモジュールと車載カメラを主要製品とする。ディスプレイモジュールはスマートフォン、タブレット、車載、産業用途向けに供給され、顧客は各種電子機器メーカーである。2025年度はスマートフォン向け小型ディスプレイの事業終息などにより減収となったものの、車載向けやモバイル向けのモデルミックス改善やコスト削減効果でセグメント損失は前年の269億円から183億円に縮小した。亀山第2工場の生産は2026年12月までに停止予定であり、継続する亀山第1工場と白山工場での黒字化を目指している。
半導体・レーザー事業の譲渡と今後の方向性
かつて電子デバイス事業の一部として半導体(CMOSイメージセンサ等)やレーザー事業を有していたが、2025年度にカメラモジュール事業とレーザー事業を鴻海グループへ譲渡し、アセットライト化を完了した。これにより、シャープセミコンダクターイノベーションが手掛けるオプトセンサやオプトデバイスは引き続きスマートライフセグメントに残るものの、半導体の大規模な自社生産からは撤退した。今後は「AIサーバー」や「次世代通信」などの新規事業に注力する方針であるが、具体的な製品は2026年3月期の計画段階である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
総合家電で減収続く、収益改善は道半ば
シャープは総合電機として、液晶パネルや家電、複写機等を手掛けますが、業界内でのポジションは縮小傾向です。売上高は2024年度の約2兆3千億円から2026年度には約1兆9千億円へ減少予想で、市場縮小や競争激化が鮮明です。同業のキオクシアやイビデンは半導体・電子部品で成長する一方、シャープは主力の液晶事業で苦戦し、収益改善は利益率2%台と低迷。親会社である鴻海精密工業との連携や、IT・通信事業への注力が進むものの、業界内での差別化は明確でなく、ライバルとの競争にさらされています。
強み
- 家電・パネル・複写機など幅広い製品群を持ち、ブランド力がある
- 液晶や8Kなど先端技術で実績、特許やノウハウを保有
- 調達・生産面で鴻海の協力を得ておりコスト競争力を高める
- 赤字から黒字転換済みで、利益率は2%台前半まで回復
課題
- 売上高が3期連続で減少、市場縮小と競争激化で厳しい
- 営業利益率2%台、価格競争と設備投資負担で高収益化は遠い
- 液晶や家電など不採算事業の構造改革が途上、成長分野への転換が必要
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
基板・電源・ディスプレイの時価総額近傍。太字がシャープ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7912大日本印刷 | 1.3兆円 | 12.9倍 |
| 2 | 6645オムロン | 1.3兆円 | 35.9倍 |
| 3 | 5201AGC | 1.2兆円 | 13.2倍 |
| 4 | 4626太陽ホールディングス | 5,527億円 | 28.8倍 |
| 5 | 6787メイコー | 4,932億円 | 24.3倍 |
| 6 | 6753シャープ | 4,138億円 | 8.7倍 |
| 7 | 5214日本電気硝子 | 4,137億円 | 13.5倍 |
| 8 | 6728アルバック | 3,493億円 | 20.4倍 |
| 9 | 4902コニカミノルタ | 3,352億円 | 10.3倍 |
| 10 | 5801古河電気工業 | 2,651億円 | 36.4倍 |
| 11 | 8154加賀電子 | 2,572億円 | 7.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(基板・電源・ディスプレイ)に従っています。
会社の歴史
沿革 47件
シャープペンシルの発明から電機メーカーへ(1912〜1935年)
1912年9月、創業者の早川徳次が東京・本所松井町で個人事業を創業。1915年8月に金属繰出鉛筆を発明・発売し、後に「エバーレディーシャープペンシル」と命名した。1923年の関東大震災で被災したため、翌1924年に大阪市阿倍野区へ移転し、「早川金属工業研究所」を設立。ラジオ受信機およびその部品の製作を開始した。1935年5月、資本金30万円で株式会社組織に改め、「株式会社早川金属工業研究所」を設立。これが現在のシャープの法人格の起点となる。翌1936年には早川金属工業株式会社、1942年には早川電機工業株式会社と改称を経た。
上場とアメリカ進出で事業拡大(1949〜1970年)
1949年5月、大阪証券取引所に株式を上場。1956年3月には東京証券取引所にも上場した。1960年代に入ると国内の生産拠点を相次いで建設。1954年に田辺工場(大阪)、1959年八尾工場、1960年奈良工場、1967年広島工場、1968年には栃木県にテレビ工場を設けた。1962年5月にはアメリカ(ニュージャージー州)にSharp Electronics Corporationを設立し、海外販売を本格化。1970年1月、社名を「シャープ株式会社」に改称。同年8月には奈良県天理市にシャープ総合開発センターを建設し、技術開発の拠点とした。
液晶事業への参入と経営理念の制定(1973〜2004年)
1973年1月、創業の精神を明文化した経営理念・経営信条・経営基本方針を制定。白物家電の工場建設が続くなか、1981年には新庄工場(現葛城事業所)を建設。1984年の福山工場(電子部品)に続き、1990年には奈良第8工場で複写機の生産を開始した。1991年2月、天理工場で液晶パネルの生産拠点を初めて建設し、液晶事業に本格参入。1995年には三重工場、2004年には亀山工場と相次いで液晶パネル工場を増設し、テレビ用大型液晶パネルの量産体制を確立した。2006年には亀山第2工場が稼働し、液晶テレビ「AQUOS」の世界展開を推進した。
巨額赤字と鴻海グループによる救済(2009〜2017年)
2009年10月、堺市に大型液晶パネル工場(堺ディスプレイプロダクト)を建設。2010年3月には太陽電池工場を同地に建設した。しかし、テレビ市場の競争激化や円高の影響で業績が悪化。2013年3月期には5,453億円の最終赤字、2016年3月期まで4期連続の赤字を計上した。2016年8月、鴻海精密工業股份有限公司など3社への第三者割当増資を実施。同日、東京証券取引所の市場第一部から第二部へ指定替えとなった(のち2017年12月に第一部復帰)。鴻海グループの経営資源を活用した構造改革が始まり、2018年3月期には最終黒字に転換した。
PC事業買収とデバイス事業の分社化(2018〜2021年)
2018年10月、東芝の子会社である東芝クライアントソリューション(現Dynabook)を子会社化し、パソコン事業を拡大。2019年4月には電子デバイス事業の一部とレーザー事業を分社化し、シャープ福山セミコンダクター(現シャープセミコンダクターイノベーション)およびシャープ福山レーザーを設立。2020年10月にはディスプレイデバイス事業を分社化し、シャープディスプレイテクノロジーとして営業開始。さらに同月、日本ディスプレイから白山工場を取得した。2020年11月にはNECディスプレイソリューションズを子会社化(現シャープディスプレイソリューションズ)。2021年4月にはカメラモジュール事業を分社化し、シャープセンシングテクノロジーを設立した。
アセットライト化の完了と再成長への布石(2022〜2026年)
2022年6月、堺ディスプレイプロダクトを完全子会社化。2025年3月には同社の液晶パネル工場の一部を譲渡し、大型ディスプレイ事業を終息させた。同年6月、カメラモジュール事業(シャープセンシングテクノロジー等)を鴻海グループへ譲渡。同年9月にはレーザー事業(シャープ福山レーザー)も鴻海グループへ譲渡した。これにより、デバイス事業のアセットライト化は一定の区切りを迎えた。一方、ブランド事業ではAIサービスや新規事業への投資を強化。2026年3月には本店を大阪市中央区へ移転する予定であり、再成長に向けた基盤整備を進めている。
年表47件を開く
1910年代
- 1912年9月創業東京本所松井町において、創業者早川徳次の個人企業として創業。
- 1915年8月金属繰出鉛筆を発明発売。後に「エバーレディーシャープペンシル」と命名。
1920年代
- 1924年9月創業1923年関東大震災により西下、現 大阪市阿倍野区に早川金属工業研究所を設立、ラジオ受信機及び 同部品の製作を開始。
1930年代
- 1935年5月資本金30万円をもって株式会社組織に改め、㈱早川金属工業研究所を設立。
- 1936年6月早川金属工業㈱に改称。
1940年代
- 1942年5月早川電機工業㈱に改称。
- 1949年5月上場大阪証券取引所に株式を上場。
1950年代
- 1954年7月大阪市阿倍野区に田辺工場を建設。
- 1956年3月上場東京証券取引所に株式を上場。
- 1959年7月大阪府八尾市に八尾工場を建設。
1960年代
- 1960年1月奈良県大和郡山市に奈良工場を建設。
- 1962年5月創業アメリカ(現 ニュージャージー)にSharp Electronics Corporationを設立。
- 1967年5月広島県八本松町(現 東広島市)に広島工場を建設。
- 1967年10月M&Aシャープ電機㈱を吸収合併。
- 1968年4月栃木県矢板市にテレビ工場を建設。
1970年代
- 1970年1月シャープ㈱に改称。
- 1970年8月奈良県天理市にシャープ総合開発センターを建設。
- 1973年1月経営理念、経営信条、経営基本方針を制定。
- 1979年1月大阪府八尾市に大型冷蔵庫工場を建設。(以後各種白物工場を建設)
1980年代
- 1981年3月奈良県新庄町(現 葛城市)に新庄工場(現 葛城事業所)を建設。
- 1981年11月奈良県天理市に歴史ホール・技術ホール(現 シャープミュージアム)を建設。
- 1984年10月広島県福山市に電子部品の生産拠点として福山工場を建設。
- 1985年9月奈良県天理市にIC技術センターを建設。
1990年代
- 1990年2月奈良県大和郡山市に複写機の生産拠点として奈良第8工場を建設。
- 1991年2月奈良県天理市に液晶パネルの生産拠点として天理工場を建設。
- 1995年7月三重県多気町に液晶パネルの生産拠点として三重工場を建設。
2000年代
- 2004年1月三重県亀山市に液晶パネルの生産拠点として亀山工場を建設。
- 2006年5月三重県亀山市に液晶パネルの生産拠点として亀山第2工場を建設。
- 2009年10月堺市堺区に液晶パネル工場を建設(現 堺ディスプレイプロダクト㈱)。
2010年代
- 2010年3月堺市堺区に太陽電池工場を建設。
- 2016年7月堺市堺区に本社を移転。
- 2016年8月当社普通株式が東京証券取引所市場第二部銘柄へ指定替え。
- 2016年8月鴻海精密工業股份有限公司 他3社へ第三者割当増資。
- 2017年12月当社普通株式が東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定。
- 2018年4月当社エネルギーソリューション事業の一部を、当社子会社のシャープエネルギーソリューション㈱が 吸収し事業継承。
- 2018年10月M&Aパソコン事業を行う㈱東芝の子会社 東芝クライアントソリューション㈱を子会社化(現 Dynabook㈱)。
- 2019年4月電子デバイス事業の一部及びレーザー事業を分社化、それぞれシャープ福山セミコンダクター㈱(現 シャープセミコンダクターイノベーション㈱)、シャープ福山レーザー㈱として営業開始。
2020年代
- 2020年10月ディスプレイデバイス事業を分社化、シャープディスプレイテクノロジー㈱として営業開始。
- 2020年10月㈱ジャパンディスプレイより白山工場を取得。
- 2020年11月M&A日本電気㈱の子会社 NECディスプレイソリューションズ㈱を子会社化(現 シャープディスプレイソリューションズ㈱)。
- 2021年4月カメラモジュール事業を分社化、シャープセンシングテクノロジー㈱として営業開始。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
- 2022年6月M&A液晶パネルを製造する堺ディスプレイプロダクト㈱を子会社化。
- 2025年3月堺市堺区の液晶パネル工場の一部を譲渡。
- 2025年6月シャープセンシングテクノロジー㈱等が営むカメラモジュール事業を鴻海精密工業グループへ譲渡。
- 2025年9月レーザー事業等を行うシャープ福山レーザー㈱を鴻海精密工業グループへ譲渡。
- 2026年3月大阪市中央区に本社を移転。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 亀山第2工場の生産停止完了2026年12月まで生産停止完了
- 営業利益前年度を上回る営業利益
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
AIを掛け合わせた価値創造
「暮らす」「働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3事業を中心に新たな価値を創出する。モビリティやロボティクスなど領域拡大も進める。
- 02
ブランド事業の収益基盤強化と事業変革
白物家電のグローバル展開と高付加価値化、PC事業でのシェア維持とコスト対策、エージェンティックAIサービス投入やB2B強化、オフィス向けITサービス伸長、ロボティクス・衛星通信事業化を推進。
- 03
ディスプレイデバイス事業の構造改革
亀山第2工場の生産停止(2026年12月までに完了)、亀山第1工場と白山工場の継続事業で黒字化を目指す。欧米完成車向け供給開始や高付加価値製品拡販に取り組む。
- 04
新規事業創出と鴻海連携の深化
AIサーバーなど新規事業の取り組みを加速し早期実行フェーズへ。親会社鴻海精密工業とのWin-Winな連携を深め、施策実行スピードを向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で34,549人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は782万円で、9期前と比べて+3.0%。平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は20.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 41,898 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 47,171 | — |
| 2019年3月 | 759 | 44.6 | 22.7 | 54,156 | — |
| 2020年3月 | 737 | 44.9 | 22.8 | 52,876 | — |
| 2021年3月 | 743 | 45.7 | 23.1 | 50,478 | — |
| 2022年3月 | 737 | 45.5 | 22.7 | 47,941 | — |
| 2023年3月 | 709 | 45.6 | 22.4 | 46,200 | — |
| 2024年3月 | 719 | 45.5 | 21.6 | 43,445 | — |
| 2025年3月 | 753 | 45.3 | 21.1 | 40,123 | 68 |
| 2026年3月 | 782 | 44.5 | 20.1 | 34,549 | 141 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社55社(国内 19 / 海外 36) を有報から抽出しています。
- 海外鴻海精密工業股份有限公司台湾新北市議決権34.1%
- 国内シャープマーケティング ジャパン㈱(注)2、4大阪府八尾市議決権100.0%
- 国内シャープエネルギー ソリューション㈱大阪府八尾市議決権100.0%
- 国内シャープディスプレイ マニュファクチャリング㈱(注)2三重県津市議決権100.0%
- 国内堺ディスプレイ プロダクト㈱(注)3堺市堺区議決権100.0%
- 国内シャープIPインフィニティ㈱堺市堺区議決権100.0%
- 国内シャープワンストップ サービス㈱大阪府八尾市議決権100.0%
- 国内Dynabook㈱(注)2、4東京都江東区議決権100.0%
- 国内シャープセミコンダクター イノベーション㈱奈良県天理市議決権100.0%
- 国内シャープディスプレイ テクノロジー㈱(注)3三重県亀山市議決権100.0%
- 国内シャープディスプレイ ソリューションズ㈱(注)2東京都港区議決権100.0%
- 国内シャープセンシング テクノロジー㈱奈良県天理市議決権100.0%
残りのグループ会社43社を開く
- Sharp Electronics Corporation (注)2、4アメリカ ニュージャージー100%
- Sharp Laboratories of America, Inc. (注)2アメリカ ワシントン100%
- Sharp Electronics of Canada Ltd. (注)2カナダ オンタリオ100%
- Sharp Corporation Mexico, S.A. de C.V. (注)2メキシコ メキシコシティ100%
- Sharp Electronics (Europe) Limited (注)2イギリス ミドルセックス100%
- Sharp International Finance (U.K.) Plc. (注)2イギリス ミドルセックス100%
- Sharp Electronics (Europe) GmbH (注)2ドイツ ハンブルグ100%
- Sharp Display Solutions Europe GmbHドイツ ミュンヘン100%
- Sharp Manufacturing France S.A. (注)2フランス ソルツ100%
- Sharp Electronics (Italia) S.p.A.イタリア ミラン51%
- Sharp Consumer Electronics Poland Sp. z o.o. (注)2ポーランド トルン100%
- Sharp Middle East Free Zone Establishment (注)2アラブ 首長国連邦 ドバイ100%
- 夏普科技(深圳)有限公司(注)2中国 深圳市100%
- 夏普科技(上海)有限公司(注)2中国 上海市100%
- 上海夏普電器有限公司(注)2中国 上海市60%
- 夏普商貿(中国)有限公司(注)2、3中国 上海市100%
- 南京夏普電子有限公司(注)2中国 南京市100%
- 夏普弁公設備(常熟)有限公司(注)2中国 常熟市100%
- 無錫夏普電子元器件有限公司(注)2中国 無錫市100%
- 無錫夏普顕示科技有限公司中国 無錫市100%
- 玳能科技(杭州)有限公司(注)2中国 杭州市100%
- Sharp Hong Kong Limited (注)2香港100%
- 台湾夏普股份有限公司(注)2台湾 新北市100%
- 台湾玳能科技股份有限公司(注)2台湾 桃園市100%
- Sharp Electronics (Malaysia) Sdn.Bhd. (注)2マレーシア セランゴール100%
- Sharp Manufacturing Corporation (M) Sdn. Bhd. (注)2マレーシア ジョホール100%
- Sharp North Malaysia Sdn. Bhd. (注)2マレーシア ケダ100%
- Sharp Singapore Electronics Corporation Pte. Ltd.シンガポール100%
- Sharp Thai Co., Ltd. (注)2タイ バンコク49%
- Sharp Solar Solution Asia Co., Ltd.タイ バンコク100%
- HiFi Orient Thai Public Company Limitedタイ バンコク80%
- Sharp Appliances (Thailand) Ltd. (注)2タイ チャチャンサオ100%
- Sharp Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. (注)2タイ ナコンパトム100%
- P.T. Sharp Electronics Indonesia (注)2インドネシア カラワン97%
- Sharp Electronics (Vietnam) Company Limited (注)2ベトナム ホーチミン100%
- Sharp Manufacturing Vietnam CO., LTD. (注)2ベトナム ホーチミン100%
- Sharp (Phils.) Corporation (注)2フィリピン マニラ100%
- Sharp Business Systems (India) Private Ltd. (注)2インド ニューデリー100%
- Sharp Corporation of Australia Pty. Ltd. (注)2オーストラリア ニューサウス ウェールズ100%
- その他 66社(注)2-
- シャープファイナンス㈱東京都千代田区35%
- 超視界顕示技術有限公司中国広州市29%
- その他 10社-
- ITSHARP ELECTRONICS (ITALIA) SPA
- PLSHARP CONSUMER ELECTRONICS POLAND SPÓŁKA Z OGRANICZONĄ ODPOWIEDZIALNOŚCIĄ
- RUОБЩЕСТВО С ОГРАНИЧЕННОЙ ОТВЕТСТВЕННОСТЬЮ "ШАРП ЭЛЕКТРОНИКС РАША"
- DESHARP DEVICES EUROPE GMBH
- DESHARP ELECTRONICS (EUROPE) G.M.B.H.
- GBSHARP ELECTRONICS (EUROPE) LIMITED
- GBSHARP INTERNATIONAL FINANCE (U.K.) PLC
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.9兆円、営業利益は486億円。前期と比べると減収増益で、売上が-12.4%、利益が+78.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.8兆円 | 1.9兆円 |
| 営業利益 | 300億円 | 486億円 |
| 純利益 | 250億円 | 474億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は4,352億円、営業利益は82億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−19.6%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 0.58 | — | — | −2,536 |
| 2024年1Q | 0.54 | −71 | −1.3 | 55 |
| 2024年2Q | 0.62 | 12 | 0.2 | −5 |
| 2024年3Q | 0.61 | 23 | 0.4 | −30 |
| 2024年4Q | 0.56 | — | — | −1,520 |
| 2025年2Q | 1.10 | 5 | 0.0 | 230 |
| 2025年4Q | 1.06 | 268 | 2.5 | 131 |
| 2026年2Q | 0.95 | 290 | 3.1 | 455 |
| 2026年4Q | 0.94 | 196 | 2.1 | 19 |
| 2027年1Q | 0.44 | 82 | 1.9 | 31 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2.5兆円から1.9兆円へ76%に減った。直近期の営業利益率は2.6%。純利益は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.48 | — | −2,065 | — | −5,453 |
| 2014年3月 | 2.93 | — | 533 | — | 116 |
| 2015年3月 | 2.79 | — | −965 | — | −2,223 |
| 2016年3月 | 2.46 | — | −1,925 | — | −2,560 |
| 2017年3月 | 2.05 | — | 251 | — | −249 |
| パソコン事業を行う㈱東芝の子会社 東芝クライアントソリューション㈱を子会社化(現 Dynabook㈱)。 | |||||
| 2018年3月 | 2.43 | — | 893 | — | 702 |
| 2019年3月 | 2.39 | — | 628 | — | 640 |
| 日本電気㈱の子会社 NECディスプレイソリューションズ㈱を子会社化(現 シャープディスプレイソリューションズ㈱)。 | |||||
| 2020年3月 | 2.26 | — | 502 | — | 137 |
| 2021年3月 | 2.43 | — | 632 | — | 533 |
| 液晶パネルを製造する堺ディスプレイプロダクト㈱を子会社化。 | |||||
| 2022年3月 | 2.50 | — | 1,150 | — | 740 |
| 2023年3月 | 2.55 | — | −305 | — | −2,608 |
| 2024年3月 | 2.32 | — | −71 | — | −1,500 |
| 2025年3月 | 2.16 | 273 | 177 | 1.3 | 361 |
| 2026年3月 | 1.89 | 486 | 580 | 2.6 | 474 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.9兆円のうち、営業利益として残るのは486億円で2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は474億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.8%1.5兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.7%3,722億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%486億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−2億円、投資CFが717億円で、差し引きのフリーCFは715億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は2,305億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −811 | 71 | 516 | −740 | 1,879 |
| 2014年3月 | 1,990 | −849 | 328 | 1,141 | 3,506 |
| 2015年3月 | 173 | −160 | −1,361 | 13 | 2,322 |
| 2016年3月 | −189 | −405 | −154 | −594 | 1,495 |
| 2017年3月 | 1,272 | −907 | 2,722 | 365 | 4,535 |
| 2018年3月 | 1,053 | −1,260 | −291 | −207 | 4,040 |
| 2019年3月 | 783 | −1,681 | −885 | −898 | 2,288 |
| 2020年3月 | 685 | −1,282 | 46 | −597 | 1,703 |
| 2021年3月 | 2,046 | −141 | −767 | 1,905 | 2,928 |
| 2022年3月 | 752 | −314 | −1,243 | 438 | 2,394 |
| 2023年3月 | 147 | −410 | −185 | −263 | 2,066 |
| 2024年3月 | 1,245 | 109 | −1,497 | 1,354 | 2,191 |
| 2025年3月 | −16 | 1,037 | −748 | 1,021 | 2,427 |
| 2026年3月 | −2 | 717 | −1,058 | 715 | 2,305 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.4兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2,953億円で、自己資本比率は19.6%(業種中央値61.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.09 | 1,348 | 1.95 | 6.0 |
| 2014年3月 | 2.18 | 2,072 | 1.97 | 8.9 |
| 2015年3月 | 1.96 | 445 | 1.92 | 1.5 |
| 2016年3月 | 1.57 | −312 | 1.60 | — |
| 2017年3月 | 1.77 | 3,078 | 1.47 | 16.6 |
| 2018年3月 | 1.91 | 4,017 | 1.51 | 19.8 |
| 2019年3月 | 1.85 | 3,573 | 1.49 | 18.5 |
| 2020年3月 | 1.81 | 2,710 | 1.54 | 14.1 |
| 2021年3月 | 1.93 | 3,641 | 1.56 | 18.2 |
| 2022年3月 | 1.96 | 4,693 | 1.49 | 23.2 |
| 2023年3月 | 1.77 | 2,224 | 1.55 | 11.8 |
| 2024年3月 | 1.59 | 1,574 | 1.43 | 9.0 |
| 2025年3月 | 1.45 | 1,677 | 1.29 | 10.5 |
| 2026年3月 | 1.43 | 2,953 | 1.13 | 19.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで224社中13位あたり、逆に低いのは自己資本比率で224社中221位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥636.2で、1年前と比べて-26.6%。過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.7倍 |
| PER (会社予想) | 16.5倍 |
| PBR | 1.40倍 |
| 配当利回り | 6.29% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で株価は約5%上昇し、641円まで回復したが、52週高値905円からは約29%下方に位置する。25日移動平均線を0.9%上回り、RSIは56.8と中立圏。出来高は8月10日に794万株と急増し、その後も高水準で推移。一方、年初来では▲23.8%と軟調で、200日線の675円を下回る展開が続く。週足の傾きは改善傾向にあるが、中期トレンドは依然として弱い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERは8.77倍と業界平均の30.85倍を大幅に下回り、PBRは1.41倍で業界平均の2.64倍を下回っています。配当利回りは6.24%と業界平均の2.29%を大きく上回り、ROEも21.9%と高水準です。これらの指標は総じて割安を示していますが、前期に巨額の赤字を計上しており、業績の安定性には懸念があります。予想PERは16.6倍と実績より高く、今後の業績回復が織り込まれている可能性があります。割安ですが、リスクも認識すべきです。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.7倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 16.5倍 | — |
| PBR | 1.40倍 | 2.58倍 |
| ROE | 21.9% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、鴻海グループの支援による構造改革が実を結び、2025年3月期に営業黒字転換したことを踏まえ、今後も増益が続くかどうか。強気派は、コスト削減や高付加価値製品へのシフトで収益体質が改善し、2026年3月期も増益計画であることを評価する。一方、弱気派は、売上高の減少が続いており、テレビ市場の縮小やパネル市況の変動で成長が期待できないと懸念する。また、電子デバイス事業の競争激化や、中国メーカーとの価格競争も逆風とみる。株価は1年で24.8%下落しており、市場の期待は低い。
- 黒字転換の実績
2025年3月期に営業黒字化し、2026年3月期も増益計画を発表。
- コスト構造改革
鴻海グループの調達力や生産効率化で固定費削減が進む。
- 高付加価値シフト
カメラモジュールなど電子デバイスで高単価品に注力。
- PER8.8倍の低評価と純利益474億円通年影響強
時価総額4,182億円÷8.8倍=475億円、現行利益水準が続けば割安
- 営業利益率2.57%への改善が続く通年影響中
営業利益は273億円から486億円へ倍増、売上高減でも利益率改善
- ROE21.9%の高収益性継続影響中
自己資本利益率21.9%は高く、PBR1.42倍でも効率が良い
- 配当利回り6.22%の高水準継続影響弱
株価642.9円に対し配当利回り6.22%と高く、下値支え
- 売上高の減少
売上高は23年度から25年度まで2年連続で減少。
- 市場縮小
テレビ需要の世界的な減少が続き、パネル市況も低迷。
- 競争激化
中国・韓国メーカーとの価格競争で採算が圧迫される恐れ。
- 売上高1兆8,928億円と減少継続通年影響強
売上高は23,219億円から18,928億円へ約19%減、市場縮小
- フォワードPER16.7倍が示す減益予想決算発表後影響強
フォワードPER16.7倍は現在の8.8倍より高く、来期の純利益減少を暗示
- 高配当6.22%の持続性リスク継続影響中
利益減少が続くと配当の持続性に疑問が出る
- 外国人持ち株比率74.58%の売りリスク不定影響弱
外国人比率が極めて高く、リスク回避で売りが膨らむ
- 売上高成長率
- 売上減少が続く中、成長回復が課題となるため。
- 営業利益率
- 黒字化後の収益改善の持続性を確認するため。
- ディスプレイ事業の稼働率
- 市況と生産効率の両方を反映するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+33.3%。いまの株価に対する利回りは6.29%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 10 | — | 9.3 |
| 2019年3月 | 20 | 100.0 | 27.5 |
| 2020年3月 | 18 | −10.0 | 37.8 |
| 2021年3月 | 30 | 66.7 | — |
| 2022年3月 | 40 | 33.3 | 29.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ132,295人。区分でいちばん多いのは外国法人で74.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.9%を占め、残る91.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 71.4 | 69.3 | 71.9 | 73.4 | 74.5 | 74.5 |
| 個人・その他 | 14.3 | 16.0 | 16.2 | 15.4 | 12.9 | 15.7 |
| 金融機関 | 12.1 | 11.6 | 9.1 | 8.7 | 10.7 | 7.6 |
| 事業法人 | 1.4 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.3 | 1.3 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.6 | 1.3 | 0.9 | 0.5 | 0.8 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | HON HAI PRECISION INDUSTRY CO., LTD. (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 22.28 |
| 02 | FOXCONN (FAR EAST) LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 11.79 |
| 03 | SIO INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 10.05 |
| 04 | FOXCONN TECHNOLOGY PTE. LTD. (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 9.94 |
| 05 | CLEARSTREAM BANKING S.A. (常任代理人 香港上海銀行) | 5.78 |
| 06 | 日本マスタートラスト 信託銀行㈱(信託口) | 4.19 |
| 07 | LGT BANK LTD (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) | 4.01 |
| 08 | VIGOR WEALTH GLOBAL LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 3.15 |
| 09 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 1.20 |
| 10 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCT E PSMPJ (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) | 0.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+115%、1株純資産は13期で+303%。直近期のROEは21.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −490 | 107 | −145.3 | — | — |
| 2014年3月 | 8 | 115 | 7.2 | 38.8 | — |
| 2015年3月 | −132 | 18 | −197.4 | — | — |
| 2016年3月 | −155 | — | — | — | — |
| 2017年3月 | −69 | 154 | −19.8 | — | — |
| 2018年3月 | 106 | 267 | 20.9 | 30.0 | 9.3 |
| 2019年3月 | 100 | 378 | 17.8 | 12.2 | 27.5 |
| 2020年3月 | 22 | 420 | 4.6 | 50.5 | 37.8 |
| 2021年3月 | 87 | 574 | 17.6 | 21.9 | — |
| 2022年3月 | 121 | 744 | 18.4 | 9.5 | 29.9 |
| 2023年3月 | −407 | 321 | −78.7 | — | — |
| 2024年3月 | −231 | 219 | −85.5 | — | — |
| 2025年3月 | 56 | 236 | 24.4 | 17.0 | — |
| 2026年3月 | 73 | 431 | 21.9 | 7.9 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額353百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 呉柏勲 | 代表取締役 副会長執行役員 | 49 |
| 沖津雅浩 | 代表取締役 副会長 | 69 |
| 永塚誠一 | 取締役 | 68 |
| 矢野康治 | 取締役 | 63 |
| 姫岩康雄 | 取締役(監査等委員) | 72 |
| 梶原ゆみ子 | 取締役(監査等委員) | 64 |
| 村瀬裕之 | 取締役(監査等委員) | 61 |
| 河村哲治 | 社長執行役員 CEO | 64 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 135 | 42 | — | 25 | 25 | 203 | 102 |
| 社外取締役 | 9 | 89 | 40 | 4 | — | 4 | 134 | 15 |
| 取締役(社内) | 1 | 16 | — | — | 0 | 0 | 16 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,462字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,562字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,001字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,941字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第132期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第132期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第131期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第131期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第130期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第130期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第130期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第130期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第129期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第129期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第129期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第129期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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