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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

明和産業

Meiwa Corporation8103 · Prime · 卸売業

資源・環境から化学品・自動車まで多岐にわたる専門商社。非鉄金属・難燃剤・樹脂などを国内外に供給。

概要

明和産業は、1947年に旧三菱商事の解散に伴い設立された総合商社である。レアアース・レアメタル、難燃剤、機能建材、潤滑油、合成樹脂、電池材料など多岐にわたる化学品・素材を扱い、自動車、電子機器、建築、製紙など様々な産業のサプライチェーンを支える。2026年3月期の連結売上高は1,649億円、従業員数は596名で、東京証券取引所プライム市場に上場する。

四つの事業セグメントで構成される収益構造

明和産業は、取り扱い商品の性質に応じて第一事業から電池・自動車事業までの四つのセグメントで事業を展開する。第一事業は資源・環境ビジネス(レアアース・レアメタル、金属関連)、難燃剤、機能建材(断熱材、防水材、内装材)を扱い、2026年3月期の売上高は447億円で全体の27%を占める。第二事業は石油製品(潤滑油、ベースオイル、添加剤)が主力で、売上高404億円(25%)。第三事業は高機能素材(フィルム製品、印刷原材料)、機能化学品(製紙薬剤原料、粘接着剤原料)、合成樹脂、無機薬品で構成され、売上高670億円(41%)と最大セグメントである。電池・自動車事業はリチウムイオン電池材料と自動車部品関連で売上高128億円(8%)だが、EV化の進展に伴い成長が期待される。

中国を中心とした国際的な事業展開

同社は1980年に北京市に駐在員事務所を設置して以来、中華人民共和国での事業を積極的に拡大してきた。現在は明和産業(上海)有限公司をはじめ、天津日石潤滑油有限公司、新日石(広州)潤滑油有限公司、青島菱達化成有限公司などの現地法人・合弁会社を有する。さらに東南アジアではベトナム(Meiwa Vietnam)、タイ(Meiwa (Thailand) およびThai Meiwa Trading)、インドネシア(PT. Meiwa Trading Indonesia)に拠点を置き、2025年12月にはインドにMEIWA CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITEDを設立した。地域別の収益開示はないが、第三事業の中国向け合成樹脂・化学品取引や第二事業の中国潤滑油事業がグループ全体に貢献している。

安定した財務基盤と株主還元方針

2026年3月期末の総資産は846億円、自己資本比率は48.9%と財務穏健性が高い。連結純利益は34億円でROEは8.5%となっている。同社は中期経営計画「PI2028」において、ROE10%以上を目標に掲げ、配当性向50%かつ累進配当(1株当たり年間42円を起点)を導入している。また、上限50億円の自社株買いを機動的に実施する方針である。過去の連結純利益は2013年3月期の17億円から緩やかに増加傾向にあり、2025年3月期には34億円を達成した。

業界の中での役割は化学品・素材・金属を中心とした専門商社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,649億円
営業利益
41億円
営業利益率
2.5%
純利益
34億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01資源・環境、建材、電子材料向け主力

レアアース・レアメタルや環境関連製品、金属、難燃剤、断熱材・防水材・内装材などの機能建材を供給。非鉄金属資源の安定調達と環境ビジネスに強み。

主な製品・サービス5
レアアース・レアメタル
電気自動車モーターや電子機器に使用される希少金属。資源の安定供給を担う。
難燃剤
樹脂や繊維に難燃性を付与する添加剤。電子部品や建材向け。
断熱材
建築物の省エネに貢献する高性能断熱材。
防水材
屋上や外壁の防水に使用される建材。
内装材
天井材や壁材などの建築内装材料。

02自動車・産業機械向け主力

潤滑油、ベースオイル、添加剤などの石油製品を供給。自動車や産業機械のメンテナンスに不可欠な潤滑油を幅広く取り扱う。

主な製品・サービス3
潤滑油
エンジンオイル、作動油、ギヤ油など。自動車や建設機械の性能維持に使用。
ベースオイル
潤滑油の基材となる精製油。グレード別に供給。
添加剤
潤滑油に耐摩耗性や酸化安定性を付与する添加剤。

03フィルム・印刷、製紙、プラスチック加工向け準主力

フィルム製品・印刷原材料、製紙薬剤原料、粘接着剤原料、合成樹脂原料・製品、無機薬品を供給。包装材や紙加工、接着剤など多様な製造業の基盤素材を扱う。

主な製品・サービス6
フィルム製品
包装用や工業用のプラスチックフィルム。
印刷原材料
インキ、版材など印刷工程で使用される材料。
製紙薬剤原料
紙の製造工程で使用されるサイズ剤や填料などの原材料。
粘接着剤原料
接着剤や粘着テープの主原料。
合成樹脂原料
PE、PP、PSなどの汎用樹脂。
無機薬品
金属酸化物や塩類などの工業薬品。

04電池・自動車部品向け準主力

リチウムイオン電池向けの正極材・負極材などの電池材料、および自動車部品関連製品を供給。EV化の進展に対応した素材供給を強化。

主な製品・サービス2
電池材料
リチウムイオン電池の電極材料や電解液原料。
自動車部品関連
自動車の機能部品に使用される樹脂部品や金属部品。

製品と技術

電気自動車と電子機器に不可欠なレアアース・レアメタル

第一事業の資源・環境ビジネスでは、レアアース・レアメタルを取り扱う。レアアースは電気自動車のモーター用磁石やハイブリッド車の駆動モーター、またスマートフォンやパソコンなどの電子機器に使用される。レアメタルにはリチウムイオン電池の正極材に使われるリチウムやコバルトなどが含まれる。同社はこれらの安定調達を強みとし、中国をはじめとする資源国とのネットワークを活用して供給を担う。2026年3月期の資源・環境ビジネスは好調に推移したと報告されている。

建築物の省エネと防火性能を支える難燃剤・機能建材

難燃剤事業では、樹脂や繊維に難燃性を付与する添加剤を供給する。電子部品の筐体や建築内装材に使用され、火災安全性の向上に貢献する。機能建材事業では、断熱材、防水材、内装材を扱う。高性能断熱材は建築物の省エネルギーに寄与し、防水材は屋上や外壁の防水に使用される。内装材には天井材や壁材が含まれる。これらの製品群は住宅・非住宅建築の需要に支えられ、安定的な収益源となっている。2026年3月期の機能建材事業は前年同期並みの推移であった。

自動車・産業機械の性能維持に不可欠な潤滑油製品

第二事業の石油製品事業では、潤滑油、ベースオイル、添加剤を供給する。潤滑油にはエンジンオイル、作動油、ギヤ油などがあり、自動車や建設機械の性能維持と寿命延長に寄与する。ベースオイルは潤滑油の基材であり、グレード別に供給される。添加剤は耐摩耗性や酸化安定性を付与する。同社は中国市場に特化した合弁会社「天津日石潤滑油有限公司」や「新日石(広州)潤滑油有限公司」を通じて冷凍機油や産業機械潤滑油を販売しており、2026年3月期は中国潤滑油事業が好調であった。

リチウムイオン電池市場の成長を取り込む電池材料

電池・自動車事業の電池材料事業では、リチウムイオン電池向けの正極材・負極材などの電極材料や電解液原料を扱う。電気自動車の普及拡大に伴い、電池材料の需要は急増している。同社は中国において自動車用などの電池材料販売が好調と報告しており、2026年3月期の同事業セグメントの売上高は前年比19.8%増の128億円となった。ただし、セグメント利益は持分法適用会社の業績低調により減益となっている。引き続きEVシフトに対応した素材供給を強化する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が明和産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14249森六426億円17.3倍
27637白銅424億円19.8倍
37607進和419億円11.0倍
42676高千穂交易417億円
57609ダイトロン416億円13.9倍
68103明和産業390億円11.5倍
73183ウイン・パートナーズ382億円16.3倍
87414小野建365億円
97482シモジマ364億円13.1倍
103139ラクト・ジャパン345億円10.5倍
113333あさひ341億円14.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

旧三菱商事の解散から独立会社としての出発

1947年7月、旧三菱商事株式会社の解散に伴い、同社本店・大阪・名古屋・八幡の各支店の化工品及び業務部門の関係者が集まり、明和産業株式会社が東京都中央区日本橋呉服橋で設立された。同時に大阪、名古屋、八幡(現九州営業所)に支店を設置。設立の背景には三菱系商社の再編があり、同社は当初から化工品を中心とする専門商社としての道を歩み始める。

三商株式会社の吸収合併と社会主義諸国取引への進出

1959年7月、明和産業は三商株式会社を吸収合併した。この合併により業務内容が拡充され、社会主義諸国との取引に特色を有する三菱系総合商社としての地位を築く。当時、東西冷戦下で限られた企業しか社会主義国との貿易を行えなかった中、同社は独自のネットワークを構築した。1962年には久美商会(後のクミ化成)の経営に参画し、化学分野での事業基盤を強化する。

上場と国内拠点・子会社の整備

1965年5月、本店を現在の東京都千代田区丸の内に移転。1973年4月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、1975年9月には市場第一部に昇格した(資本金16億3,900万円)。この間、1969年に千葉グラスロン販売(後の東京グラスロン)、1970年に十全産業(後の十全)、1980年にソーケンを共同出資で設立し、連結子会社を拡大した。また、1975年にはインドネシアの合弁会社に出資し、海外展開の第一歩を踏み出す。

中国市場への本格参入と駐在員事務所網の構築

1980年12月に北京市に初の中国駐在員事務所を設置し、1982年には上海市、1991年に太原市、1993年に成都市、1996年に長沙市、2000年に広州市と、中国主要都市に事務所を開設した。1995年には天津日石潤滑油有限公司を共同出資で設立し、潤滑油事業に進出。1996年には明和産業(上海)有限公司を設立し、中国現地法人の基盤を固めた。これらの拠点は後に現地法人へ統合され、中国ビジネスの一翼を担う。

ASEAN地域への事業拡大と新たな拠点設立

1989年にはベトナム・ホーチミン市に駐在員事務所を設置(2020年に現地法人化)。2012年5月にMeiwa Vietnam Co., Ltd.を設立し、ベトナムでの事業を本格化させた。2015年にはタイでMeiwa (Thailand) Co., Ltd.とThai Meiwa Trading Co., Ltd.の2社を設立し、同年インドネシアにもPT. Meiwa Trading Indonesiaを設立。東南アジアでのプレゼンスを急速に高めた。2014年には韓国ソウルにも駐在員事務所を開設している。

市場再編と非連続な成長への転換

2022年4月、東京証券取引所の市場区分変更に伴いプライム市場に上場。2025年7月には株式会社タカロクに出資し、合成樹脂事業の拡大を図った。2025年12月にはインド法人MEIWA CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITEDを設立。2026年3月期には第三事業セグメントがタカロクの業績寄与により増収となった。同社は中期経営計画「PI2028」で「非連続な成長を実現する攻めの経営」を掲げ、M&Aや事業投資を積極化している。

年表35件を開く

1940年代

  • 1947年7月創業明和産業株式会社設立(東京都中央区日本橋呉服橋)旧三菱商事株式会社の解散に伴い、同社本店、大阪、名古屋、八幡の各支店の化工品及び業務部門の関係者により設立 同月、大阪、名古屋、八幡(現九州営業所)に支店設置

1950年代

  • 1959年7月M&A三商株式会社を吸収合併 業務内容を拡充し社会主義諸国との取引に特色を有する三菱系総合商社としての地位を築く

1960年代

  • 1962年12月クミ化成株式会社(現・持分法関連会社)の前進である久美商会株式会社の経営に参画
  • 1964年4月創業株式会社明和セールスを共同出資で設立
  • 1965年5月本店を現在地(東京都千代田区丸の内)に移転
  • 1969年9月東京グラスロン株式会社(現・連結子会社)の前進である千葉グラスロン販売株式会社を共同出資により設立

1970年代

  • 1970年2月十全株式会社(現・連結子会社)の前進である十全産業株式会社の経営に参画
  • 1973年4月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1975年8月PT PAKARTI RIKEN INDONESIA(現・持分法関連会社)の前進であるSri Riken Wiguna Indonesiaに出資
  • 1975年9月東京証券取引所市場第一部に昇格(資本金16億3千9百万円)

1980年代

  • 1980年8月ソーケン株式会社(現・連結子会社)を共同出資により設立
  • 1980年12月北京市(中華人民共和国)に駐在員事務所を設置
  • 1981年11月株式会社鈴裕化学(現・持分法関連会社)に出資
  • 1982年9月M&A上海市(中華人民共和国)に駐在員事務所を設置(2017年に現地法人へ統合)
  • 1989年12月M&Aホーチミン市(ベトナム社会主義共和国)に駐在員事務所を設置(2020年に現地法人へ統合)

1990年代

  • 1991年4月M&A太原市(中華人民共和国)に駐在員事務所を設置(2018年に現地法人へ統合)
  • 1993年5月M&A成都市(中華人民共和国)に駐在員事務所を設置(2019年に現地法人へ統合)
  • 1995年9月創業中華人民共和国に天津日石潤滑油有限公司を共同出資により設立
  • 1996年1月M&A長沙市(中華人民共和国)に駐在員事務所を設置(2017年に現地法人へ統合)
  • 1996年8月創業中華人民共和国に明和産業(上海)有限公司を設立

2000年代

  • 2000年12月M&A広州市(中華人民共和国)に駐在員事務所を設置(2013年に明和産業(上海)へ統合)
  • 2001年7月大阪支店を現在地(大阪市中央区)に移転
  • 2005年5月創業中華人民共和国に新日石(広州)潤滑油有限公司を共同出資により設立
  • 2005年12月九州営業所を現在地(福岡市博多区)に移転

2010年代

  • 2010年5月創業中華人民共和国に青島菱達化成有限公司を共同出資により設立
  • 2012年5月名古屋支店を現在地(名古屋市中村区)に移転
  • 2012年5月創業ベトナム社会主義共和国にMeiwa Vietnam Co., Ltd. を設立
  • 2014年5月ソウル市(大韓民国)に駐在員事務所を設置
  • 2015年3月創業タイ王国にMeiwa (Thailand) Co., Ltd. を設立
  • 2015年4月創業タイ王国にThai Meiwa Trading Co., Ltd. を設立
  • 2015年4月創業インドネシア共和国にPT. Meiwa Trading Indonesia を設立

2020年代

  • 2020年7月株式会社明和セールス(連結子会社)を清算
  • 2022年4月上場東京証券取引所プライム市場に上場
  • 2025年7月株式会社タカロクに出資
  • 2025年12月創業インド共和国にMEIWA CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITEDを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2026年度まで42億円
  • 営業利益2027年度まで45億円
  • 営業利益2028年度まで55億円
  • ROE2028年度まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティ推進

    事業と戦略に関連するサステナビリティ課題をマテリアリティとして特定し、中長期的なリスクと機会を分析・対応することで企業価値向上と持続可能な社会への貢献を推進する。

  2. 02

    事業ポートフォリオ変革とM&A

    強固な財務基盤を活かし、M&Aや事業投資による非連続な成長を実現する。既存事業の変革と新たな収益源の創出を目指す。

  3. 03

    人材投資と組織力強化

    価値を創り出す人材への投資を積極化し、挑戦を支える組織風土を醸成することで、持続的な成長の基盤を構築する。

  4. 04

    株価を意識した資本政策

    累進配当や機動的な自社株買い等、株主還元を強化するとともに、資本効率を意識した経営を徹底する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で596人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は936万円で、9期前と比べて+34.1%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月478
2018年3月488
2019年3月69843.415.5503
2020年3月75241.815.3499
2021年3月70540.915.1503
2022年3月70441.816.0494
2023年3月75341.615.6505
2024年3月74343.016.9518
2025年3月81043.518.6510706
2026年3月93642.516.0596688

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 9 / 海外 4、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
北関東工場他 — 埼玉県加須市他1,776百万円
第三事業
埼玉店他 — 埼玉県さいたま市他539百万円
第一事業
本店 — 東京都千代田区236百万円
全社(共通)
大阪支店 — 大阪府大阪市62百万円
第三事業他
本社他 — 中華人民共和国 上海市他34百万円
第二事業他
名古屋支店 — 愛知県名古屋市7百万円
第三事業他
海外駐在員事務所 — 北京、ソウル7百万円
海外駐在員事務所(北京、ソウル)
塩酸センター — 大阪府大阪市0百万円
第三事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    十全㈱(注)2、3、6
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権90.4%
  • 国内
    ㈱武田商事
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アケア
    青森県八戸市 · 連結子会社
    議決権89.0%
  • 国内
    明和産業(上海)有限公司(注)2、3、6
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京グラスロン㈱(注)3
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権97.1%
  • 国内
    ソーケン㈱(注)3
    大阪府豊中市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Meiwa Vietnam CO., Ltd. (注)3
    ベトナム社会主義共和国 ホーチミン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タカロク(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Meiwa(Thailand)Co.,Ltd. (注)3
    タイ王国 バンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Thai Meiwa Trading Co.,Ltd. (注)3
    タイ王国 バンコク · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 国内
    ㈱鈴裕化学(注)3
    茨城県守谷市 · 持分法適用会社
    議決権38.9%
  • 国内
    クミ化成㈱(注)2、3、4
    東京都千代田区 · 持分法適用会社
    議決権40.2%
残りのグループ会社1社を開く
  • P.T.Pakarti Riken Indonesia (注)2インドネシア共和国 ジャカルタ20%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,649億円営業利益41億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.2%、利益が+13.9%。

売上高
+5.2%
1,649億円
営業利益
+13.9%
41億円
純利益
+0.0%
34億円
営業利益率
2.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,700億円1,649億円
営業利益42億円41億円
純利益37億円34億円
1株あたり配当¥47¥47

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は474億円、営業利益は14億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.7%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q375−2
2024年1Q37471.93
2024年2Q37651.37
2024年3Q432112.59
2024年4Q4019
2025年2Q782151.913
2025年4Q785212.721
2026年2Q767222.915
2026年4Q882192.219
2027年1Q474143.010

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,311億円から1,649億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,3112917
2014年3月1,3963624
タイ王国にMeiwa (Thailand) Co., Ltd. を設立
2015年3月1,4473725
2016年3月1,3502721
2017年3月1,3483023
2018年3月1,4182921
2019年3月1,5463323
2020年3月1,3701721
2021年3月1,2601812
東京証券取引所プライム市場に上場
2022年3月1,4303424
2023年3月1,5673217
2024年3月1,5834028
インド共和国にMEIWA CORPORATION INDIA PRIVATE LIMITEDを設立
2025年3月1,56736452.334
2026年3月1,64941442.534

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,649億円のうち、営業利益として残るのは41億円2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は34億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金91.3%1,506億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.1%101億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.5%41億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
8.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
2.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
2.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.4pt
8.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが44億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は112億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−4−18812
2014年3月7301025
2015年3月124−251616
2016年3月9−1−16812
2017年3月384−64247
2018年3月−2−422−663
2019年3月−4−2−13−644
2020年3月3019−234970
2021年3月45−5−164094
2022年3月−33−3−7−3653
2023年3月418−174984
2024年3月57−2−435595
2025年3月434−584783
2026年3月44−321012112

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は846億円。このうち返さなくてよい自己資本が421億円で、自己資本比率は48.9%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月57319338033.5
2014年3月63022041034.7
2015年3月63026336741.4
2016年3月59226332944.0
2017年3月63629733946.4
2018年3月73732541243.7
2019年3月72233338945.8
2020年3月65631034646.8
2021年3月70034735349.2
2022年3月76436040446.7
2023年3月80735944843.9
2024年3月85438846644.9
2025年3月74638935751.5
2026年3月84642142548.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
115億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
269億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
425億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中19位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中177位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.5%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.5%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.9%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥966で、1年前と比べて+21.7%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥966-1.6%1ヶ月+7.9%1年+21.7%時価総額390億円
過去52週の値幅
安値¥743高値¥1,041

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR0.91倍
配当利回り4.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+3.0%上昇し、25日線(888.96円)を上回る。52週高値(1041円)からは14.0%安、52週安値(689円)から+29.9%の位置。週足は上昇トレンドを維持し、75日線(857.84円)・200日線(845.75円)を明確に上回る。出来高は平均20万株前後で安定。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 10.7倍は業界平均17.4倍を下回り割安。PBR 0.86倍は平均1.19倍を下回り解散価値以下。配当利回り4.65%は平均2.58%を大きく上回り高利回り。ROE8.5%は平均並み。業績は安定しており、PBR1倍割れと高い配当利回りが割安感を支える。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍17.9倍
PER (予想)10.3倍
PBR0.91倍1.24倍
ROE8.5%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり47で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.87%。

年間配当
¥47
1株あたり
配当利回り
4.87%
いまの株価に対して
配当性向
62.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月829.3
2018年3月1025.036.6
2019年3月100.035.6
2020年3月56460.0144.7
2021年3月15−73.266.8
2022年3月119693.3261.8
2023年3月25−79.035.3
2024年3月3436.058.8
2025年3月4223.541.3
2026年3月420.062.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥47

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ36,202人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.7%を占め、残る63.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他15.640.435.841.036.746.3
事業法人43.944.644.233.534.521.3
金融機関25.614.117.717.020.615.4
外国法人13.10.50.75.36.79.1
証券会社1.90.41.53.11.67.7
自己株式0.00.00.00.30.00.9
外国人個人0.00.00.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱商事株式会社14.09
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社13.38
03AGC株式会社4.17
04三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社2.19
05大和証券株式会社1.33
06株式会社日本カストディ銀行1.28
07BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.15
08JPモルガン証券株式会社1.14
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.07
10PHILLIP SECURITIES (HONG KONG) LIMITED LIM WAH SAI(常任代理人 フィリップ証券株式会社)0.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+108%、1株純資産は14期で+126%。直近期のROEは8.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月404609.410.325.1
2014年3月5852411.96.123.2
2015年3月6162510.57.321.4
2016年3月496247.97.424.8
2017年3月557078.37.429.3
2018年3月507726.710.036.6
2019年3月547916.98.135.6
2020年3月507366.69.9144.7
2021年3月298243.717.166.8
2022年3月588546.915.9261.8
2023年3月418494.816.635.3
2024年3月669227.510.058.8
2025年3月839578.88.341.3
2026年3月841,0388.59.362.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田毅代表取締役 社長63178
金井正宏取締役 常務執行役員 コーポレート部門管掌 兼 コーポレート部門長5621
三輪慧取締役57
持田洋介取締役56
澁谷博之取締役常勤 監査等委員6269
岩村和典取締役 監査等委員62
村本伸一取締役 監査等委員6615
有竹俊二取締役 監査等委員54
久保秋実代表取締役 社長5730
福島弘久常務執行役員
安藤賢一取締役58
河合正敏執行役員
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
松木宏道執行役員
藤井幸一取締役常勤 監査等委員6486
菅秀章取締役 監査等委員655
田中俊平取締役 監査等委員67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1521267272
社外取締役5151
取締役(社内)1818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容538字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(明和産業株式会社)、子会社12社、関連会社3社により構成されており、資源・環境ビジネス事業、難燃剤事業、機能建材事業、石油製品事業、高機能素材事業、機能化学品事業、合成樹脂事業、無機薬品事業、電池材料事業、自動車事業を主たる業務とし、さらに各事業に関連する各種のサービスを事業内容としております。 当社及び当社の関係会社の事業の内容をセグメントの区分により示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   主な事業   主な取扱商品 第一事業   資源・環境ビジネス事業 難燃剤事業 機能建材事業   レアアース・レアメタル、環境関連、金属関連 難燃剤 断熱材、防水材、内装材 第二事業   石油製品事業   潤滑油、ベースオイル、添加剤 第三事業   高機能素材事業 機能化学品事業 合成樹脂事業 無機薬品事業   フィルム製品、印刷原材料 製紙薬剤原料、粘接着剤原料 合成樹脂原料、合成樹脂製品 無機薬品 電池・自動車事業   電池材料事業自動車事業   電池材料自動車部品関連 〔事業系統図〕 当社及び関係会社の位置付け並びにセグメントとの関連を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,678字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 「明光和親」= 事を処するに公正明朗、全社員が和を旨としてお互いに協調し、真に暖かみのある事業体をつくると共に、事業を通じて広く社会に貢献する。 「明光和親」という企業理念は、企業の経営は人の問題であり、人格を尊重し合い和やかな交わりを開くという考え方に基づくものです。当社グループは、この考え方を基に、それぞれが常に自己研鑽に努め、その能力を最大限に発揮することで会社全体をより強い個の集団とすること。それを基盤に、事業を通じて広く社会に貢献し、社員もまた良き恩恵を受けるような事業体の実現を理想として目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、連結経営の収益力向上のための基盤強化を重視し連結純利益を経営指標としております。また、自己資本に対する経営の効率性を高めるため、ROE(連結自己資本当期純利益率)7%を維持できる収益基盤を作り、中長期において二桁の実現を目指してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 ①サステナビリティの取り組み 当社におけるサステナビリティへの取組みをさらに強化し企業価値向上と持続可能な社会への貢献を推進するために、当社グループの事業及び戦略と関連性が高いサステナビリティ課題について、中長期的な影響をリスクと機会の両面から分析し、以下の通りマテリアリティを特定しました。 詳細は当社ウェブサイトをご参照ください。 https://www.meiwa.co.jp/sustainability/ ②中期経営計画 当社グループは5月20日に2029年3月期を最終年度とする中期経営計画「PI2028」を公表いたしました。これまでの「守りを固め、盤石な財務・収益基盤を磨き上げたフェーズ」から、さらなる成長ステージへと向かうため、これまでに築き上げた強固な財務基盤と稼ぐ力を最大限に活かし、「非連続な成長を実現する攻めの経営」へと大きく転換いたします。 a.ありたい姿 当社は、中期経営計画「PI2028」の策定に当たり、「ありたい姿」を「情熱と知恵で社会を豊かにする(Passionate Intelligence)」と定めました。 [情熱と知恵で社会を豊かにする(Passionate Intelligence)] 私たちは、世界に存在する多様で素晴らしい素材・製品・技術・サービスを見出し、磨き、掛け合わせることで、心躍るイノベーションを創出します。 その原動力は、課題に挑む人の情熱(Passion)、そして社員一人ひとりの知恵(Intelligence)です。 デジタルとAIを活用し、意思決定の質を高め、PIを私たちの価値観の中核に据え、次世代へ続く豊かな社会を実現します。 b.「PI2028」の重要施策 本中計において以下3つの柱を重要施策として掲げ、事業を推進してまいります。 ・事業ポートフォリオ変革とM&Aや事業投資による非連続な成長の実現 ・価値を創り出す人材への投資と挑戦を支える組織力の強化 ・株価を意識した資本政策の徹底 c.定量目標 実績   目標 2025年度   2026年度   2027年度   2028年度 営業利益(億円)   41   42   45   55 経常利益(億円)   44   48   55   65 連結純利益(億円)   33   37   40   45 ROE   8.5%   10%以上 成長投資金額(億円)   35(23-25年度累計)   100 d.株主還元方針 配当方針   ・配当性向50%・累進配当一株当たり年間42円を起点とする累進配当を導入 自社株買い   ~50億円※2026年2月公表分25億円分を含め、50億円を上限に機動的に実施 中期経営計画の詳細につきましては当社ウェブサイトをご参照ください。 https://www.meiwa.co.jp/ir/strategy/plan/
事業等のリスク1,804字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)信用リスク 当社グループは、広範な取引により国内外の取引先に対して信用を供与することにより販売を行っており、信用状況の悪化や経営破綻等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。定期的に取引先の信用状況を調査し、与信額が一定の基準を超過する取引先については経営会議にてさらなる信用供与の可否を審議することにより、信用リスクの低減を行っております。 (2)市場リスク 当社グループは、各種製品の素材・原料ならびに製品の取扱いを国内外で広範に行っており、商品の市況および需給バランスや為替相場に著しい変動が生じた場合、当該取引の売上高と損益に影響を与える可能性があります。商品市況ならびに関連業界の動向に関する情報の入手・分析により対応に努めると共に、為替変動リスクについては、先物為替予約等を行い、為替変動リスクを最小限に止めるよう対応しておりますが、市況および需給バランスが不安定な状況においては経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが保有する上場株式の市場価値が下落した場合、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があるため、株式の保有意義の見直し等、リスクを軽減する施策を継続して実施しております。 (3)事業投資リスク 当社グループは、商圏の拡大やキャピタル・ゲイン獲得などを通じて、連結ベースの企業価値向上を図るため、複数の企業に対して事業投資を行っており、事業投資先の価値が著しく低下した場合、投下資金の回収不能、撤退時の追加損失等が発生し、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。事業投資管理体制を整備し、適切な管理を行うことでリスクを最小限に止めるよう努めております。 (4)カントリーリスク 当社グループは、中国を始めとするアジア諸国との取引強化に努めております。取引に当たっては、各国の政治・経済の動向を把握し適切に対応しておりますが、現地の法規制の変更や政治要因等により予測不能な事態が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)リーガルリスク 当社グループは、多種類の商品の輸出入ならびに国内販売を行っております。輸出については外為法や輸出貿易管理令等、輸入および国内販売については化審法や取適法等、多数の法規制の適用を受けており、海外においても同様の規制を受けております。そのため、コンプライアンス体制の強化に努め、規程の制定、体制の整備等により法規制の遵守に努めておりますが、関連する法規制による義務を履行できなかった場合、当社グループの事業活動に制約を受け、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、これに関連して損害賠償請求等、重要な訴訟の対象となった場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があるため、法規制の最新情報の入手と従業員への周知徹底に努めるとともに適宜弁護士と協議し対応を図っております。 (6)自然災害リスク 当社グループは、国内外の広範囲な地域にわたって事業活動を行っており、大規模な自然災害や感染症によるパンデミック等が発生した場合、営業活動の停滞や機会損失等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。そのため自然災害等が発生した場合は、代表取締役社長を本部長とする緊急対策本部を設置し、迅速に状況を把握するとともに、適切な対応をはかることとしています。 (7)情報セキュリティリスク 当社グループは、会計データを始め事業に関する様々な情報を取り扱っているため、情報漏洩や流出が発生した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。そのため、情報の取扱いに関する規程を定め情報管理体制の整備を図っているとともに、基幹システムのサーバーは外部の専門機関に運用管理を委託し情報管理の徹底に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,909字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度の売上高は、1,649億2千7百万円と前年同期の5.2%にあたる82億円の増収、営業利益は41億3千2百万円と前年同期の15.8%にあたる5億6千3百万円の増益、経常利益は44億3千8百万円と前年同期の1.8%にあたる8千1百万円の減益となり、親会社株主に帰属する当期純利益については、33億7千4百万円と前年同期の0.1%にあたる2百万円の減益となりました。 これらの結果、当連結会計年度の1株当たり当期純利益は83.99円、自己資本当期純利益率が8.5%となりました。 なお、主な要因は以下のとおりであります。 ・売上高については、第一事業、電池・自動車事業は好調に推移し、第三事業は主に株式取得をした株式会社タカロクの業績が寄与したため、第二事業が低調に推移したものの、増収となりました。 ・営業利益については、売上高の増加のため、増益となりました。 ・経常利益については、持分法による投資利益の減少に加えて、一部取引において為替差損が発生したため、減益となりました。 ・親会社株主に帰属する当期純利益については、政策保有株式の売却による特別利益の増加があったものの、上記の結果により減益となりました。 セグメントごとの主な事業及び主な取扱商品は次のとおりであります。 セグメントの名称   主な事業   主な取扱商品 第一事業   資源・環境ビジネス事業難燃剤事業機能建材事業   レアアース・レアメタル、環境関連、金属関連難燃剤断熱材、防水材、内装材 第二事業   石油製品事業   潤滑油、ベースオイル、添加剤 第三事業   高機能素材事業機能化学品事業合成樹脂事業無機薬品事業   フィルム製品、印刷原材料製紙薬剤原料、粘接着剤原料合成樹脂原料、合成樹脂製品無機薬品 電池・自動車事業   電池材料事業自動車事業   電池材料自動車部品関連 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①  第一事業 売上高は、446億9千8百万円と前年同期の5.6%にあたる23億5千7百万円の増収、セグメント利益につきましては、25億円と前年同期の5.5%にあたる1億3千万円の増益になりました。 これは主に各事業が以下のとおり推移した結果によるものです。 ・資源・環境ビジネス事業は、レアアース・レアメタルは好調に推移し、環境関連は前年同期並に推移したものの、金属関連は低調に推移 ・難燃剤事業は、市況が一定の落ち着きをみせたものの好調に推移 ・機能建材事業は、断熱材、防水材、内装材ともに前年同期並に推移 ②  第二事業 売上高は、404億3千5百万円と前年同期の7.7%にあたる33億5千5百万円の減収、セグメント利益につきましては、9億2千5百万円と前年同期の15.0%にあたる1億2千万円の増益になりました。 これは主に各事業が以下のとおり推移した結果によるものです。 ・国内向けベースオイル、添加剤は低調に推移 ・海外向けベースオイル、添加剤は好調に推移 ・中国潤滑油事業は、冷凍機油、産業機械潤滑油は好調に推移 ③  第三事業 売上高は、669億5千9百万円と前年同期の11.8%にあたる70億7千8百万円の増収、セグメント利益につきましては、9億5千3百万円と前年同期の7.6%にあたる7千8百万円の減益になりました。 これは主に各事業が以下のとおり推移した結果によるものです。 ・高機能素材事業は、印刷原材料は好調に推移したものの、フィルム製品は需要の反動減により低調に推移 ・機能化学品事業は、製紙薬剤原料、粘接着剤原料ともに低調に推移 ・合成樹脂事業は、株式会社タカロクの株式取得に伴い、増収になったことに加え、合成樹脂原料が好調に推移したものの、合成樹脂製品は低調に推移 上記に加えて、株式会社タカロクの株式取得関連費用を第1四半期会計期間に計上したこともセグメント利益減益要因 ・無機薬品事業は、好調に推移 ④  電池・自動車事業 売上高は、128億3千4百万円と前年同期の19.8%にあたる21億1千9百万円の増収、セグメント利益につきましては、2千3百万円と前年同期の94.2%にあたる3億8千4百万円の減益になりました。 これは主に各事業が以下のとおり推移した結果によるものです。 ・電池材料事業は、中国において自動車用などの電池材料販売が好調に推移 ・自動車事業は、持分法適用会社における業績が低調に推移 (2) 生産、受注及び販売の実績 ①  受注実績 当連結会計年度における受注残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 第一事業   2,873   +45.7 第二事業   821   △51.6 第三事業   1,115   +11.8 電池・自動車事業   188   △49.8 その他   -   - 合計   4,999   △0.9 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 ②  販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売実績(百万円)   前年同期比(%) 第一事業   44,698   +5.6 第二事業   40,435   △7.7 第三事業   66,959   +11.8 電池・自動車事業   12,834   +19.8 その他   -   △100.0 合計   164,927   +5.2 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (3) 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、845億8千万円と前連結会計年度末の13.3%にあたる99億4千6百万円の増加となりました。また、負債は424億8千3百万円と前連結会計年度末の18.9%にあたる67億5千6百万円の増加、純資産は420億9千7百万円と前連結会計年度末の8.2%にあたる31億8千9百万円の増加となりました。 この結果、自己資本比率は48.9%となりました。 なお、主な要因は以下のとおりであります。 ・総資産については、主に現金及び預金と売上債権の増加により、流動資産が前連結会計年度末の9.5%にあたる54億2千7百万円の増加となり、固定資産が主に株式会社タカロクの株式取得に伴う有形固定資産及びのれんの増加により、前連結会計年度末の26.2%にあたる45億1千8百万円の増加となったことによるものであります。 ・負債については、主に仕入債務と短期借入金の増加により、流動負債が前連結会計年度末の14.1%にあたる45億5千5百万円の増加となったことによるものであります。 ・純資産については、主に剰余金の増加により、利益剰余金が前連結会計年度末の7.3%にあたる18億3千9百万円の増加となったことによるものであります。 セグメントごとの財政状態は、次のとおりであります。 ①  第一事業 当連結会計年度末におけるセグメント資産は、前年度末の0.2%にあたる4千8百万円減少の193億6千1百万円となりました。 当セグメントに帰属する資産の内容は、その大部分が売上債権のほか、レアメタルや難燃剤等の棚卸資産であります。当連結会計年度末においては、難燃剤事業において、市況が一定の落ち着きをみせたことにより、棚卸資産が減少しております。 ②  第二事業 当連結会計年度末におけるセグメント資産は、前年度末の9.3%にあたる9億7千2百万円減少の94億7千3百万円となりました。 当セグメントに帰属する資産の内容は、その大部分が売上債権のほか、石油製品等の棚卸資産であります。当連結会計年度末においては、国内向けベースオイル、添加剤が低調に推移したことにより売上債権及び棚卸資産が減少しております。 ③  第三事業 当連結会計年度末におけるセグメント資産は、前年度末の19.7%にあたる51億2千万円増加の310億7千1百万円となりました。 当セグメントに帰属する資産の内容は、その大部分を売上債権が占めております。当連結会計年度末においては、無機薬品事業が好調に推移したことにより売上債権が増加するとともに、株式会社タカロクの連結子会社化による資産の受入れにより増加しております。 ④  電池・自動車事業 当連結会計年度末におけるセグメント資産は、前年度末の20.3%にあたる21億8千6百万円増加の129億5千万円となりました。 当セグメントに帰属する資産の内容は、その大部分が売上債権及び自動車事業の持分法適用会社に対する投資資産により占められております。当連結会計年度末においては、中国において自動車用などの電池材料販売が好調に推移したことにより売上債権が増加しております。 (4) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、112億3千1百万円と前年度末の35.0%にあたる29億1千3百万円の増加となりました。 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の1.7%にあたる7千1百万円が増加し、44億6百万円の資金増となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期から35億4千4百万円が減少し31億9千3百万円の資金減、財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期から67億7千1百万円が増加し9億5千9百万円の資金増となりました。 その主要な原因は、以下のとおりであります。 ・営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益50億9千1百万円から非現金収支等を調整した後の資金の増加47億8千1百万円及び、主に売上債権の減少及び棚卸資産の減少による26億1千7百万円の資金増に対し、仕入債務の減少による6億9千9百万円と法人税等の支払による15億8千4百万円の資金減が生じたことによるものであります。 ・投資活動によるキャッシュ・フローは、主に長期貸付けによる支出19億4千5百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出7億6千9百万円の資金減が生じたことによるものであります。 ・財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入れによる収入30億2千7百万円の資金増があった一方、配当金の支払による16億8千8百万円、自己株式の取得による2億7千9百万円の資金減が生じたことによるものであります。 当社グループにおける資金の使途は、主に商品の仕入れや人件費の支払いのための運転資金のほか、税金及び配当金の支払いであり、これらの資金需要に対して、営業活動によるキャッシュ・フローから獲得した自己資金と金融機関からの借入金を充てております。 また、当社グループは、資金効率の向上と利息費用の低減のため、必要資金の一部をグループ・ファイナンスにより賄っております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (a) 市場価格のない有価証券の評価 市場価格のない株式の評価については原価法によっておりますが、株式を発行する会社において財政状態の著しい悪化が認められる場合には、銘柄の実質的な評価額を1株当たり純資産額を基礎とした方法により見積り、連結財務諸表に反映させております。評価額の見積りにおいては、財政状態の悪化の程度及び将来的な回復可能性について勘案し、当社が入手可能な情報に基づいて算定しております。 当該見積りについては、将来の経済条件や株式発行会社の業績及び財政状態の変動により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 (b) 棚卸資産の収益性 棚卸資産の評価については原価法によっておりますが、収益性が著しく低下した場合には、正味売却価額又はその他の合理的な方法により見積もられた評価額を連結財務諸表に反映させております。評価額の見積りにおいては、棚卸資産の状態や関連する市場の状況、当社の経営方針等のさまざまな要素について勘案し、当社が入手可能な情報あるいは決定した事実に基づいて算定しております。 当該見積りについては、将来の経済条件の変動や事業環境の変化により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 (c) 減損会計における将来キャッシュ・フロー 有形固定資産及び無形固定資産については、資産又は資産グループから発生する将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回ると判定された場合には減損を認識し、回収可能価額を連結財務諸表に反映させております。回収可能価額の算定においては、将来キャッシュ・フローの見積期間や割引率、市場の成長率について仮定を用いており、これらは現在までの資産又は資産グループの稼働実績や使用状況、今後の運用方針、期待可能な経済効果等に基づく経営者の最善の見積りと判断によって決定しております。 当該見積り及び当該仮定については、将来の経済条件の変動や事業環境の変化、資産等の用途の変更、事業戦略の変更等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 (d) 貸倒引当金の算定 当社グループは、顧客等の財務内容や債権の回収状況に基づいた信用リスクの評価を定期的に実施しており、回収不能の懸念が生じた売上債権又は貸付金等に対して必要な貸倒引当金を設定しております。発生した回収不能リスクは、これを回収不能見込額として顧客ごとの支払能力と担保・保証等の背景を総合的に考慮し算定しておりますが、その過程において、顧客の信用リスクの程度や債権回収の滞留状況等に基づく回収不能の蓋然性評価に応じた一定の設定率等の仮定を用いております。 当社は、債権の残高や回収の状況、顧客の財務状況及び将来の見通し等について定期的にモニタリングする信用管理体制によって充分な情報を収集しており、回収不能見込額の算定において用いた仮定は合理的かつ妥当であると判断しております。ただし、顧客の信用リスクは将来の経済条件や事業環境の変動をはじめ、当社が予見不能かつ干渉不能なあらゆる要因から影響を受ける可能性があり、当該会計処理に基づき設定された貸倒引当金は不確実性を有しております。従って、これらの要因・条件等が将来において変動することで当該見積りの見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 (e) 引当金の算定 当社グループは、将来において当社グループに損失を生じさせる事象が発生した場合、高い確率で現実化する可能性があり、かつその金額を合理的に見積もることが可能な場合において、引当金を計上しております。 当社グループが計上する重要な引当金の内容及び計上基準については、「第5  経理の状況  1 連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)  4.会計方針に関する事項  (3) 重要な引当金の計上基準」に記載のとおりであります。 引当金の見積りについては、当社が入手可能な情報に基づき、債務に関するリスク及び不確実性を考慮して算定しておりますが、将来において前提条件に変化が生じることで当該見積りの見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 (f) 退職給付債務の算定 当社グループにおいて確定給付制度を採用している会社は、退職給付債務及び関連する勤務費用について年金数理計算に基づき算定しております。年金数理計算においては、割引率、長期期待運用収益率及び予想昇給率等の計算基礎に仮定を用いており、これらは当社が入手可能な情報及び年金数理人の助言に基づく合理的な見積りと経営判断によって決定しております。 年金数理計算に用いるこれらの仮定は、多くの場合、統計的手法や蓄積された内部情報等に基づいて導出しており、その性質上、一定の判断が伴います。すなわち、当該会計処理は当社グループの連結財務諸表に対して、必ずしも確定した事実を反映させるものではありません。従って、将来の経済条件や社会情勢の変動、あるいは制度加入者数の増減等の結果が、当社による予測と異なることで当該見積りの見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5  経理の状況  1 連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表  注記事項  (退職給付関係) (8) 数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 (g) 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果について検討して判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかの条件の充足の程度に基づいております。これら条件についての十分性は、当社グループにおいて決定した経営計画に対して、達成状況や計画の修正、その他新たに入手された情報等の事後的な要素を考慮に入れた最新の見積りを基礎として検討しております。当該検討については、少なくとも四半期に1回以上実施しております。 繰延税金資産の回収可能性については、当社グループの収益力及びタックス・プランニングの実行可能性について公正妥当な評価が要求されますが、その性質上、経営者による一定の判断が伴います。当社は、当該回収可能性の検討について、入手可能な客観的証拠及び合理的な説明による裏付けに基づいたものであり、十分に妥当性があるものと判断しております。ただし、当該回収可能性は将来の経済条件や当社グループの業績の変動、税務ポジションの変化、その他の当社が予見不能なあらゆる要因に影響を受けることから不確実性を有しております。従って、これらの要因・条件等が将来において変動することで当該見積りの見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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