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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

キーコーヒー

key coffee inc2594 · Prime · 食料品

コーヒー焙煎・販売の老舗。家庭用・業務用のコーヒー製品に加え、直営喫茶・洋菓子販売も手掛ける。

概要

キーコーヒーは総合コーヒー専業メーカーであり、直火焙煎技術を核に家庭用・業務用コーヒー製品とコーヒー機器の製造販売を手掛ける。1920年創業の老舗で、「キーコーヒー」ブランドで知られる。2026年3月期の連結売上高は931億円、従業員数は1019名。コーヒー生豆の輸入から農園経営まで一貫体制を持ち、グループ全体で14社の連結子会社と3社の関連会社を擁する。

売上高931億円の約9割を占めるコーヒー関連事業

キーコーヒーの主力はコーヒー関連事業であり、2026年3月期の売上高は836億円と全体の約89.8%を占める。営業利益も同事業が15億円と、グループ全体の10億円を上回る。この事業は業務用市場、家庭用市場、原料用市場から構成される。業務用向けには飲食店やホテル、食品メーカーにコーヒー豆や抽出液を供給し、家庭用向けにはスーパーなどでレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーを販売する。原料用市場では缶コーヒーメーカーへの供給も行う。収益性向上のため、価格改定や戦略商品「KEY DOORS+ JET BREW」の配荷拡大を推進している。

イタリアントマト・イノダコーヒ・アマンドの飲食関連事業

飲食関連事業は、直営喫茶・レストラン運営と洋菓子販売を手掛ける。ブランドとして「イタリアントマト」(イタリア料理)、「イノダコーヒ」(喫茶)、「アマンド」(菓子・喫茶)を擁する。2025年7月には株式会社イノダコーヒを子会社化し、同事業の売上高は前年比34.1%増の55億円、営業利益は59百万円に拡大した。イノダコーヒは1940年京都創業で、喫茶店9店舗とコーヒー豆製造販売を行う。このセグメントは、コーヒー文化の発信とグループ内シナジー創出の役割を担う。洋菓子類の通信販売も展開する。

14社の連結子会社が支えるサプライチェーン

グループは14社の連結子会社と3社の持分法適用関連会社で構成される。コーヒー生豆調達では、スラウェシ興産とインドネシア現地法人PT.TOARCO JAYAが農園経営と集買・精選を担い、安定的な供給を支える。製造面ではニック食品が飲料の受託加工、キーコーヒーコミュニケーションズがオフィスサービスと通販事業、キョーエイコーポレーションが物流を担当する。台湾キーコーヒーはアジア市場での販売と直営店運営を行う。保険代理店のキーアソシエイツや、通販のhonu加藤珈琲店など、多様な子会社がコーヒー事業を補完する。

業界の中での役割はコーヒー製品メーカー・飲食店運営会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
931億円
営業利益
11億円
営業利益率
1.2%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01コーヒー関連事業主力

消費者向けにコーヒー豆・製品を、飲食店や食品問屋、飲料メーカー等業務用にコーヒー製品を販売。グループ会社を通じてコーヒー生豆の輸入・農園経営も行い、一貫体制を構築。

主な製品・サービス2
家庭用コーヒー製品
レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、コーヒー豆等。スーパーなどで販売。
業務用コーヒー製品
飲食店、ホテル、食品メーカー向けのコーヒー豆、抽出液、粉末等。

02飲食関連事業準主力

イタリアントマト、イノダコーヒ、アマンド等のブランドで、直営喫茶・レストランを運営。洋菓子類の製造販売も行う。2025年にイノダコーヒを子会社化し、事業を強化。

主な製品・サービス2
飲食店運営
カフェ・レストラン事業。イタリアントマト(イタリア料理)、イノダコーヒ(喫茶)、アマンド(菓子・喫茶)等。
洋菓子の販売
ケーキ、焼き菓子等を店舗及び通信販売で販売。

03その他副次

飲料の受託製造、オフィス向け飲料サービス、通信販売、物流、保険代理店等、グループの多様な事業を包含。コーヒー関連・飲食事業を補完する位置付け。

製品と技術

直火焙煎技術を核とする家庭用コーヒー製品

キーコーヒーの家庭用製品は、直火焙煎技術を特徴とする。この製法はコーヒー豆を直接火で焙煎することで、香り高く深みのある味わいを実現する。製品ラインにはレギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、コーヒー豆があり、スーパーなどの小売店で広く販売される。2020年代には「KEY DOORS+ JET BREW」シリーズを投入し、独自の抽出技術を搭載した商品で差別化を図っている。これらの製品は、品質第一主義のもとで一貫した品質管理を受け、家庭で本格的なコーヒーを提供する。

業務用市場向けコーヒー豆・抽出液・粉末

業務用製品は、飲食店、ホテル、食品メーカー向けにコーヒー豆、抽出液、粉末などを供給する。1971年に設立したキーコーヒーサービスが職域市場を開拓した後、業務用チャネルは成長を続けた。特注ブレンドや抽出液の受託製造も手掛け、顧客のニーズに応じたカスタマイズが可能である。2025年には業務用オンラインショップを開設し、新規顧客獲得を促進。価格改定や不採算取引の見直しにより、収益性の改善を進めている。業務用市場は売上高の大部分を占め、同事業の収益力を支える。

トアルコトラジャとコーヒーサステナビリティの取り組み

トアルコトラジャは、インドネシア・スラウェシ島の高地で栽培されるアラビカ種コーヒーであり、1978年からキーコーヒーが販売するプレミアム製品である。同社は1974年にスラウェシ興産を設立し、現地農園と直接取引を行うことで品質と持続可能性を確保している。2020年代には「コーヒーの未来部」を設置し、気候変動対策や小規模生産者支援を推進。2050年問題への対応として、環境負荷低減や責任ある調達に取り組み、サステナビリティレポートも発行している。トアルコトラジャは、これらの活動の象徴的な存在である。

ライブパック包装システムと簡易抽出ドリップオン

1983年4月、キーコーヒーは「ライブパック包装システム」を導入し、キーライブパックシリーズとして販売を開始した。これは、焙煎したコーヒー豆を特殊なパウチで包装し、鮮度を長く保つ技術である。1997年には簡易抽出型レギュラーコーヒー「ドリップオン」を発売。ドリップバッグタイプで、お湯を注ぐだけで本格的なコーヒーを抽出できる手軽さが特徴だった。これらの技術は、家庭用市場での利便性を高め、コーヒー文化の普及に寄与した。現在もライブパック技術は主力製品に応用されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

コーヒー専業でシェア中位、低収益体質

コーヒー専業メーカー。売上高900億円超ながら営業利益率1%前後と極めて低収益。同業のニップン(2001)や日清製粉(2002)は製粉大手で、コーヒーと裾野が異なり直接競合ではない。コーヒー市場ではキーコーヒーは中位。原料高や競争激化で採算が悪化。2026/3期は売上高931億円に拡大も利益率1.18%と低い。

強み

  • 国内で長年築いたコーヒーブランド認知度。
  • 家庭用・業務用両方のチャネルを持つ。
  • 売上高900億超で安定した事業基盤。
  • 多様なコーヒー製品を展開、ニーズ対応力。

課題

  • 営業利益率1%前後、コスト上昇に脆弱。
  • コーヒー豆価格高騰が収益を圧迫。
  • 大手飲料メーカーやPBとの競争が厳しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がキーコーヒー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12908フジッコ489億円32.4倍
29279ギフトホールディングス481億円33.0倍
32931ユーグレナ474億円
49305ヤマタネ468億円8.1倍
51375ユキグニファクトリー466億円15.7倍
62594キーコーヒー461億円44.0倍
73091ブロンコビリー428億円35.1倍
87522ワタミ405億円10.5倍
94229群栄化学工業388億円14.5倍
108219青山商事388億円16.1倍
113539JMホールディングス369億円12.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

株式会社木村コーヒー店として創業した1952年

1952年10月、東京都港区芝田村町に株式会社木村コーヒー店を設立。2年後の1954年11月には現在の本社所在地である西新橋2丁目に本店を移転した。創業時の社名に「木村」が入るのは、個人商店としてのルーツを反映している。この時期は戦後の復興期にあたり、喫茶文化の普及とともにコーヒー需要が拡大していた。同社は小規模なコーヒー店からスタートし、後に総合コーヒーメーカーへと成長する基盤を築いた。

インスタントコーヒー事業と工場建設の1960〜70年代

1961年12月、日本インスタントコーヒー工業株式会社(現ニック食品)を設立し、インスタントコーヒーの製造に参入。1964年には神奈川県横浜市に綱島工場を完成させ、生産能力を強化した。1970年には名古屋工場、1978年には千葉県船橋市に関東工場、同年佐賀県鳥栖市に九州工場を建設するなど、全国に生産拠点を拡大した。1971年には職域向けコーヒー市場開拓のためキーコーヒーサービスを設立し、業務用市場への本格進出を果たした。

インドネシアに現地法人を設立しトアルコトラジャを開発

1974年、トラジャコーヒー開発事業の日本側投資会社としてスラウェシ興産を設立。1976年にはインドネシアに現地法人PT.TOARCO JAYAを設立し、農園経営と生豆の集買・精選を開始した。この取り組みは、高品質なアラビカ種「トアルコトラジャ」の安定調達を目的としたものである。1978年にはトアルコトラジャコーヒーの製造販売を開始し、同社のプレミアム製品として定着した。コーヒー生産地との直接的な関係構築は、後のサステナビリティ活動の礎となる。

商号変更と株式上場を果たした1989〜96年

1988年10月、大阪木村コーヒー店を吸収合併し、組織を統合。1989年2月、商号をキーコーヒー株式会社に変更し、ブランド名と社名を統一した。1994年1月には日本証券業協会に店頭登録し、1996年1月には東京証券取引所市場第二部に上場した。同年2月には台湾の現地企業との共同出資で台湾キーコーヒーを設立し、海外展開の足がかりを築いた。1997年9月には東証第一部銘柄に指定され、企業規模の拡大が評価された。

東証一部指定とドリップオン発売の1997年

1997年は東証一部指定と新製品投入の節目となった。同年9月には簡易抽出型レギュラーコーヒー「ドリップオン」の製造販売を開始。これは手軽に本格的なドリップコーヒーを楽しめる製品としてヒットした。同時期に通信販売事業「通販倶楽部」を新設し、インターネットでの受注も開始。時代の変化に対応した販路拡大を進めた。また、東北工場はコーヒー業界初の厚生大臣表彰(優良施設工場)を受賞し、品質管理体制の高さが認められた。

イノダコーヒ子会社化で飲食事業を強化した2025年

2025年7月、キーコーヒーは株式会社イノダコーヒの全株式を取得し連結子会社化した。イノダコーヒは1940年京都創業の老舗で、京都市を中心に9店舗の喫茶店を運営するほか、コーヒー豆の製造販売を行う。この買収により、飲食関連事業の売上高は前年比34.1%増の55億円に拡大。グループ全体のブランド価値向上と、喫茶文化の継承を目指す。同年には「コーヒーの未来部」を中心としたサステナビリティ活動も強化し、2030年ビジョン「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」を掲げた。

年表27件を開く

1950年代

  • 1952年10月創業東京都港区芝田村町4丁目8番地に株式会社木村コーヒー店を設立。
  • 1954年11月本店を東京都港区芝田村町19番地(現東京都港区西新橋2丁目34番4号)に移転。

1960年代

  • 1961年12月創業日本インスタントコーヒー工業株式会社(現ニック食品株式会社)を設立。
  • 1964年9月神奈川県横浜市港北区に綱島工場完成。

1970年代

  • 1970年8月愛知県名古屋市西区に名古屋工場完成。(現KC名古屋ビル)
  • 1971年8月創業職域向けコーヒーの市場開拓を図るため、キーコーヒーサービス株式会社(現キーコーヒーコミュニケーションズ株式会社)を設立。
  • 1971年10月創業沖縄県那覇市に株式会社沖縄木村コーヒー(現株式会社アイラ沖縄)を設立。
  • 1974年9月創業トラジャコーヒー開発事業の日本側投資会社として、スラウェシ興産株式会社を設立。
  • 1975年5月缶コーヒー原料用のレギュラーコーヒーの製造販売開始。
  • 1976年4月創業インドネシア共和国にトラジャコーヒー開発事業の現地法人PT.TOARCO JAYAを設立。
  • 1978年3月トアルコトラジャコーヒー製造販売開始。
  • 1978年6月千葉県船橋市に関東工場完成。
  • 1978年10月創業損害保険の取扱いを目的として、株式会社キー商会(現キーアソシエイツ株式会社)を設立。

1980年代

  • 1982年10月佐賀県鳥栖市に九州工場完成。
  • 1983年4月ライブパック包装システムを導入し、キーライブパックシリーズとして製造販売開始。
  • 1985年12月関東工場敷地内に研究所を設置。
  • 1986年11月宮城県泉市(現仙台市泉区)に東北工場完成。
  • 1988年10月M&A株式会社大阪木村コーヒー店を吸収合併。
  • 1989年2月商号変更キーコーヒー株式会社に商号変更。

1990年代

  • 1993年11月愛知県春日井市に中部工場完成。
  • 1994年1月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1996年1月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場。
  • 1996年2月創業台湾の現地企業CRESCO INC.との共同出資により台湾キーコーヒー株式会社を設立。
  • 1997年9月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定される。
  • 1997年9月簡易抽出型レギュラーコーヒー「ドリップオン」の製造販売開始。
  • 1997年10月通信販売事業推進のため、「通販倶楽部」を新設、また、インターネットでも受注を開始。
  • 1997年10月東北工場、優良施設工場としてコーヒー業界初の厚生大臣表彰を受賞。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ROE向上と収益基盤強化

    外部環境に左右されにくい強靭な収益基盤を確立する。ブランド投資によりブランド価値を向上し、不採算取引の見直しとサプライチェーン効率化により創出した資金を成長投資へ配分し、ROE向上を図る。

  2. 02

    新規事業・事業領域の拡大

    国内市場の成熟化を見据え、コーヒー関連事業で培った強みを活かせる領域で新たな収益源を育成する。アジア市場でのブランド認知と販売網拡大を推進する。

  3. 03

    サステナビリティ実現と人的資本価値最大化

    コーヒー2050年問題への対応や小規模生産者支援など、持続可能なバリューチェーン構築に取り組む。また、人財育成や労働環境整備により従業員エンゲージメント向上とダイバーシティを推進する。

  4. 04

    食の安全性徹底と不測の事態対応

    品質保証体制の高度化により品質リスクの未然防止を徹底。自然災害やサイバー攻撃に備え、サプライチェーン強化と情報基盤の堅牢化を図り、商品安定供給の責務を果たす。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,019人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は543万円で、9期前と比べて+1.7%平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は16.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,164
2018年3月1,169
2019年3月53443.620.11,176
2020年3月56043.419.61,164
2021年3月53943.920.11,078
2022年3月55043.619.4986
2023年3月53943.018.6982
2024年3月55042.518.1940
2025年3月52941.617.291655
2026年3月54341.516.61,019108

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)50.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
コーヒー関連事業9,453百万円
飲食関連事業5,497百万円
KCビル 本社 — 東京都港区2,358百万円
関東工場 関東物流課 開発研究所 — 千葉県船橋市2,285百万円
全社 — 共通1,862百万円
中部工場 中部物流課 — 愛知県春日井市1,376百万円
その他1,294百万円
その他1,153百万円
東北工場 東北物流課 — 仙台市泉区1,036百万円
九州工場 九州物流課 — 佐賀県鳥栖市780百万円
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱イタリアントマト
    東京都 品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱イノダコーヒ
    京都府 京都市
    議決権94.5%
  • 国内
    ㈱アマンド
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ニック食品㈱
    千葉県 船橋市
    議決権82.3%
  • 国内
    honu加藤珈琲店㈱
    愛知県 名古屋市 名東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アイラ沖縄
    沖縄県 豊見城市
    議決権34.5%
  • 国内
    ㈱銀座ルノアール(注)
    東京都 中野区
    議決権34.1%
  • 国内
    アライドコーヒーロースターズ㈱
    東京都 大田区
    議決権15.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和6年度気候変動に脆弱な小規模コーヒー生産者の明るい未来提案業務[総合評価落札方式]
    環境省 · 2024-03-22
    2,570万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は931億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.7%、利益が+120.0%。

売上高
+19.7%
931億円
営業利益
+120.0%
11億円
純利益
+400.0%
10億円
営業利益率
1.2%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高950億円931億円
営業利益9億円11億円
純利益8億円10億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は241億円、営業利益は8億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q159−5
2024年1Q19284.26
2024年2Q18321.12
2024年3Q19431.52
2024年4Q169−8
2025年2Q38761.64
2025年4Q391−1−0.3−2
2026年2Q43971.66
2026年4Q49240.84
2027年1Q24183.36

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は536億円から931億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は1.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5361311
2014年3月5361910
2015年3月563148
2016年3月649148
2017年3月6301611
2018年3月63053
2019年3月63662
2020年3月62777
2021年3月526−32−41
2022年3月557107
2023年3月63332
2024年3月73892
2025年3月778560.62
2026年3月93111131.210

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高931億円のうち、営業利益として残るのは11億円1.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%765億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.6%155億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.2%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.9pt
1.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.1pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−34億円、投資CFが−53億円で、差し引きのフリーCFは−87億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は53億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月28−7221103
2014年3月19−44−6−2571
2015年3月26−8−51885
2016年3月−6552−13−1358
2017年3月34−22−31267
2018年3月−1015−19553
2019年3月33−8−52572
2020年3月512−71783
2021年3月−12−4−9−1658
2022年3月9−7−5254
2023年3月−31−1028−4141
2024年3月5−1717−1247
2025年3月−14−1128−2551
2026年3月−34−5388−8753

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は785億円。このうち返さなくてよい自己資本が323億円で、自己資本比率は40.5%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月46635111572.9
2014年3月47636011673.5
2015年3月50037212872.3
2016年3月48435712772.0
2017年3月50736014769.8
2018年3月46633812871.6
2019年3月48233714569.2
2020年3月48333814569.5
2021年3月43829913967.8
2022年3月43430512969.5
2023年3月51830521358.4
2024年3月54831023855.9
2025年3月58231027352.6
2026年3月78532346340.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
259億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
50億円
在庫として抱えている分
負債合計
463億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
39
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中6位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.2%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.5%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
19.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,034で、1年前と比べて+1.5%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥2,034-0.0%1ヶ月+4.0%1年+1.5%時価総額461億円
過去52週の値幅
安値¥1,904高値¥2,078

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)44.0倍
PER (会社予想)58.1倍
PBR1.35倍
配当利回り0.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日に2016円まで上昇した後、8月初めに調整したが、8月14日には2022円と再び上昇。25日移動平均線1989円を上回り、200日線1976円からも上方で推移。RSIは65.7と中立からやや強気。52週高値2078円に近づいており、上値を試す態勢。出来高は7月29日に12.8万株と増加したが、その後は落ち着いており、安定した需給。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは43.86倍と業界平均の28.75倍を大きく上回り、予想PERも57.8倍とさらに高くなっています。PBRは1.35倍で業界平均の1.64倍より低いものの、ROEは3.2%と低く収益性が低いわりに株価が割高です。配当利回りは0.59%と低く、配当性向は39.4%と配当成長余地は限定的です。やや割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)44.0倍28.6倍
PER (予想)58.1倍
PBR1.35倍1.63倍
ROE3.2%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コーヒー市場の成長を背景に増収基調だが、原材料価格の高騰や競争激化が収益を圧迫している。強気派は、市場の成長と将来的な価格転嫁の可能性を評価し、弱気派は、利益率の低さと原材料依存の高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 市場成長の追い風

    国内コーヒー市場は拡大しており、売上高も増加。

  • ブランド力

    「キーコーヒー」ブランドが確立されている。

  • 収益改善の兆し

    2026年3月期は大幅な増益を見込む。

  • 純利益が2→10億円へ5倍増の急回復決算発表後影響

    26年3月期は売上高931億円、純利益10億円。前期純利益2億円から5倍増で業績は明確に改善

  • 営業利益5→11億円と倍増通年影響

    営業利益は5億円から11億円へ2.2倍増。営業利益率も0.64%から1.18%に改善した

  • 売上高が3期連続で増加し931億円通年影響

    売上高は738→778→931億円と拡大。増収が続く限り利益率改善と合わせて増益余地がある

  • PBR1.35倍と純資産水準に近い継続影響

    時価総額459億円、PBR1.35倍。純利益10億円計上で自己資本が増え、さらに株価下支えになる

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率は1%前後と非常に低い。

  • 原材料高

    コーヒー豆の価格高騰が収益を圧迫。

  • 競争の激化

    大手・中小含め多くの競合が存在。

  • 予想PER57.8倍は実績43.86倍より割高決算発表後影響

    時価総額459億円で予想PER57.8倍。来期利益は約7.9億円に対し今期10億円と減益前提になる

  • 営業利益率1.18%は余裕が無い通年影響

    売上高931億円に対し営業利益11億円。利益率1.18%の薄氷収益で、コスト増がそのまま減益要因

  • ROE3.2%は資本効率の低さを示す通年影響

    ROE3.2%は低く、PBR1.35倍が妥当。増益を続けなければ継続的な株価上昇は見込みにくい

  • 配当利回り0.59%と低い継続影響

    配当利回り0.59%は魅力に乏しく、株主還元を期待する資金の流入が見込めない

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益体質の改善が焦点。
コーヒー豆原価
原材料価格の変動が業績に直結。
販売数量
市場シェアと需要動向を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.59%。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
0.59%
いまの株価に対して
配当性向
39.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1870.6
2018年3月180.078.4
2019年3月180.0387.1
2020年3月2011.174.5
2021年3月5−75.0
2022年3月10100.0105.9
2023年3月100.0121.9
2024年3月1220.0199.1
2025年3月120.0
2026年3月120.039.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ57,654人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.9%を占め、残る75.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他58.262.263.466.867.072.7
事業法人18.017.918.016.716.414.1
金融機関16.415.814.513.313.910.8
自己株式4.44.44.44.44.44.4
外国法人6.32.63.12.72.11.5
証券会社1.11.40.90.40.50.7
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01博友興産有限会社10.00
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.33
03キーコーヒー取引先持株会2.80
04柴田裕2.21
05株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.13
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.81
07日本生命保険相互会社0.80
08柴田誠0.75
09前田建設工業株式会社0.62
10キーコーヒー社員持株会0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−7%、1株純資産は14期で−1%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月491,4993.330.948.7
2014年3月451,5423.035.135.2
2015年3月361,5942.350.746.3
2016年3月331,5682.155.739.8
2017年3月511,5913.242.770.6
2018年3月141,5600.9145.678.4
2019年3月111,5580.7189.7387.1
2020年3月341,5682.267.874.5
2021年3月−1911,386−12.9
2022年3月351,4112.557.8105.9
2023年3月81,4130.6250.4121.9
2024年3月81,4320.6238.4199.1
2025年3月101,4310.7204.2
2026年3月461,4833.242.839.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額184百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川股一雄取締役 会長68148,009,297
柴田裕代表取締役 社長6250,222,012,375
小澤信宏取締役 副社長執行役員66107,008,172
安藤昌也取締役 専務執行役員664,006,979
中野正崇取締役 常務執行役員536,004,942
渡部聡取締役(監査等委員)62833
中川幸三取締役(監査等委員)(注)17519,002,800
柴本淑子取締役(監査等委員)(注)1742,362
東志穂取締役(監査等委員)(注)1511,662

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51311814930
社外取締役3162186
取締役(社内)2152179

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容966字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、連結子会社14社、関連会社3社により構成されております。 主要な会社名 連結子会社   株式会社イタリアントマト 株式会社イノダコーヒ 株式会社アマンド ニック食品株式会社 キーコーヒーコミュニケーションズ株式会社 株式会社キョーエイコーポレーション キーアソシエイツ株式会社 スラウェシ興産株式会社 PT.TOARCO JAYA honu加藤珈琲店株式会社 有限会社オーギュスト 台湾キーコーヒー株式会社 関連会社で持分法適用会社   株式会社アイラ沖縄 株式会社銀座ルノアール アライドコーヒーロースターズ株式会社 当社グループが営んでいるセグメントの内容と、グループ各社の位置づけは次のとおりであります。 <コーヒー関連事業> 当社が営んでいる事業で、コーヒー製品等を消費者、飲食店及び食品問屋、飲料メーカー等に販売しております。 <飲食関連事業> 株式会社イタリアントマトは、飲食店事業及び洋菓子等の販売を国内外に展開しております。 2025年7月の株式会社イノダコーヒの株式取得に伴い、同社を連結子会社にしています。同社は、飲食店事業及び洋菓子等の販売を営んでおります。 株式会社アマンドは、飲食店事業及び洋菓子等の販売を営んでおります。 <その他> ニック食品株式会社は、飲料を中心とした食品の製造及び受託加工を行い、飲料販売会社等に販売を行っております。 キーコーヒーコミュニケーションズ株式会社は、オフィスサービス事業及び通販事業を営んでおります。 株式会社キョーエイコーポレーションは、運送物流事業を営んでおります。 キーアソシエイツ株式会社は、当社グループの保険代理店事業を営んでおります。 スラウェシ興産株式会社は、インドネシア共和国よりコーヒー生豆を輸入し、当社に販売しております。 なお、インドネシア共和国におけるコーヒー農園経営及びコーヒー生豆の集買・精選は、スラウェシ興産株式会社の連結子会社であるPT.TOARCO JAYAが行っております。 honu加藤珈琲店株式会社は、コーヒー製品等の通販事業を営んでおります。 台湾キーコーヒー株式会社は、コーヒー製品等の販売及び直営店舗の運営を行っております。 事業の系統図及び主要な会社名は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,544字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、品質第一主義に基づき、コーヒーを栽培・加工し、安心・安全にお客様に届けるまでのバリューチェーンを担っております。「コーヒーを究めよう。」、「お客様を見つめよう。」、「そして、心にゆたかさをもたらすコーヒー文化を築いていこう。」との企業理念を共有し、目指すべき「キーコーヒービジョン」として次の3つの項目を掲げております。 ・コーヒーに関して、信頼度№1の会社であること。 ・コーヒーの可能性を追求し、その価値を提供できる会社であること。 ・そして、お客様から最初に選ばれるコーヒー会社であること。 こうした企業理念、ビジョンに基づいた日々の活動により、企業価値の向上に努めてまいります。 また、コーヒーのバリューチェーンを担う企業として、コーヒーの未来と持続可能な社会の実現に貢献するため「地球温暖化への対応」「環境負荷の低減」「責任ある調達と商品の開発・提供」「従業員のエンゲージメント向上とダイバーシティの推進」「コーポレート・ガバナンスの強化」を重要項目として特定しサステナビリティの実現に取り組んでまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、収益力強化を喫緊の課題と認識し、目標とする経営指標を営業利益額としております。後述の(4)対処すべき課題に記載した施策を実施し、収益力の強化を最優先に取り組んでまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、当面の経営戦略として、収益力強化、経営基盤強化、グループ総合力強化に取り組み、社会的価値と経済的価値を高めることを中期目標に掲げております。 具体的には(4)対処すべき課題に記載のとおりとなります。 (4) 対処すべき課題 当社グループは、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。 ① ROE向上 コーヒー生豆相場の歴史的な高騰、為替相場の変動及び各種製造コストの上昇が常態化するなか、外部環境の変化に左右されにくい強靭な収益基盤を確立します。中長期的なROE向上の源泉として戦略的にブランド投資を実行し、ブランド価値向上を推進します。また、不採算取引の見直しとサプライチェーンの効率化を進め、創出した資金を成長投資へ最適配分することでROE向上を図ります。 ② 新規事業・事業領域の拡大 国内市場の成熟化を見据え、中長期的な成長を牽引する新たな収益源を育成します。主力事業であるコーヒー関連事業で培った強みが発揮できる領域を拡大し、次なる成長を牽引する商品・サービスの開発にも挑戦します。また、アジア市場におけるブランド認知と販売網の拡大を推進します。 ③ サステナビリティの実現と人的資本の価値最大化 コーヒーの2050年問題への対応や小規模コーヒー生産者への支援に取り組み、持続可能なバリューチェーンの構築に向けて、コーヒー生産地との共創による気候変動への対応策や環境負荷の低減を推進します。また、人的資本経営を推進するため、人財育成方針及び社内環境整備方針に係る指標の2025年度達成状況を踏まえ、適切な処遇改善や労働環境の整備を通じて、従業員のエンゲージメント向上とダイバーシティの推進を図ります。 ④ 食の安全性の徹底と不測の事態への対応 長年にわたり培った「品質第一主義」のもと、食の安全性の根幹となる品質保証体制の高度化により、品質リスクの未然防止を徹底します。また、不測の事態への対応として、激甚化する自然災害、地政学リスク及び高度化するサイバー攻撃に備え、サプライチェーンの強化と情報基盤の堅牢化を図り、商品の安定供給の責務を果たします。
事業等のリスク2,572字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループにおいて、リスクが生じた場合の損害規模等の大きさや近年の事業環境等の変化を踏まえて企図する成果が獲得できないリスクの発生頻度を分析しております。リスクが顕在化した場合の業績等への影響度は回復までに要すると見込まれる期間も考慮し「大」「中」「小」で分類し、過去にリスクが発生した頻度も勘案した将来の一定期間における発生可能性を「高」「中」「低」で分類し、それぞれ評価しております。 リスクの内容   主な対応策 ① 原材料等の価格高騰及び為替相場の変動 下記要因により売上原価が上昇、価格転嫁の遅れにより売上総利益が減少するリスク○コーヒー生産国の政情、コーヒー産地の気候変動や病害虫被害、作柄等による生産量の減少等の要因によるコーヒー生豆価格の高騰○為替相場の変動○資源エネルギー価格上昇に伴う資材、物流費等の様々なコスト上昇   ●調達先等から適時的確な価格変動情報の収集●調達先や生産拠点の分散化●適正在庫水準の維持 ② サプライチェーンの分断 下記要因により商品の販売が困難となり売上高が減少するリスク○コーヒー原料生豆のすべて、コーヒー製造に関わる各種資材の一部について、輸入先の社会情勢、自然災害、紛争等により原材料・資材等の価格急騰、供給不足   ●調達先の分散化●原材料の基準在庫の見直し●サプライヤーとの連携強化 ③ 市場環境の変化 下記要因により商品の販売価格の低下または販売数量の減少により、売上高が減少するリスク○消費市場の変化、消費者ニーズの多様化への対応の遅れ○消費者の関心が高い環境負荷の低減への対応の遅れ   ●競合環境や消費者動向の分析●市場環境の変化を先取りした研究開発体制  の強化※環境負荷の低減に関する詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)戦略 ② 環境負荷の低減に関する事項」をご参照ください。 ④ 競合他社との競争激化 下記要因によりブランド価値の毀損を招き売上高が減少するリスク○価格やサービスを巡る競合他社との競争○シェア拡大に向けた過当競争   ●付加価値を付与した商品やサービスの提供●新商品の開発 ⑤ システム障害及び情報漏洩 下記要因によりブランド価値の毀損を招き企業価値を著しく損ねるリスク○自然災害、機器の故障、コンピューターウイルスの感染、不正アクセス等による、顧客情報を含めた内部機密情報の消失、漏洩、改ざん等   ●「文書管理規程」「個人情報保護規程」「秘密保持規程」等情報セキュリティに関する各種規程の整備、啓発活動の実施 ⑥ 特定販売先への依存 下記要因により売上高が著しく減少するリスク○特定販売先の経営施策や取引約定の変更等による販売額の大幅な減少や取引継続に支障が生じる場合   ●特定販売先との協力関係の維持・向上※特定販売先は「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③ 販売実績」に記載のとおりです。 ⑦ 保有資産の価値低下 下記要因により評価損を計上するリスク○経営環境の悪化等により保有する固定資産の収益性が著しく低下した場合○政策保有株式の時価が著しく下落した場合   ●遊休資産の活用と売却●毎期取締役会にて政策保有株式の全銘柄について保有継続を検討 ⑧ 食の安全性の毀損 下記要因によりブランド価値の毀損を招き企業価値を著しく損ねるリスク○原材料や製造工程のトラブルによる食品事故の発生○上記に起因した製品の回収・販売停止   ●食品関連法令の遵守●食品偽装を防ぐための厳格な監視体制の整備●全工場での食品安全マネジメントシステムFSSC22000の認証取得 ⑨ 気候変動による影響 下記要因により商品の販売が困難となり売上高が減少するリスク○環境変化によるコーヒー栽培に適した土地の縮小が進み持続可能な収穫が困難となる場合   ●コーヒー生産者の支援やコーヒー製造過程におけるCO2削減等による、地球温暖化への対応※気候変動に関する詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)戦略 ① 地球温暖化への対応に関する事項」をご参照ください。 ⑩ 自然災害の発生 下記要因のより事業継続が困難となるリスク○大規模な地震・台風等の発生による生産設備や棚卸資産等の損壊   ●マニュアル「災害(火災、風水害、地震等)に対する対応措置」に従って対応●安否確認システムの活用 ⑪ コンプライアンス違反の発生 下記要因によりブランド価値の毀損を招き企業価値を著しく損ねるリスク○法令等の違反や社会的要請に反した行動の発 生   ●行動規範を定め、法令遵守のための研修等による周知、徹底を図るとともに、各業務プロセスにおいては「内部統制システムに関する基本方針」を整備 ⑫ 法的規制の強化等 下記要因により事業継続が困難となるリスク○法的規制の変更・強化による事業活動の制限   ●適時的確な情報収集●各種規程の整備 ⑬ 海外事業におけるカントリーリスク 下記要因により事業継続が困難となり海外事業からの撤退を余儀なくされるリスク○事業を展開する各国における政治、経済、社会情勢の変化   ●当社からの基幹人材の派遣●現地情勢の情報収集 ⑭ 人材確保と育成の遅れ 下記要因により事業継続が困難となるリスク○雇用情勢の変化による人材の確保難   ※詳細につきましては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)戦略 ④ 従業員のエンゲージメント向上とダイバーシティの推進に関する事項」をご参照ください。 ⑮ 資金調達環境の変化 下記要因により金利負担が増加し経常利益が減少するリスク○金利の上昇その他金融市場を取り巻く環境の悪化、資金調達力の低下   ●資金調達手段の検討と分散
経営成績の分析 (MD&A)8,610字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 <連結経営成績> (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前年増減   前年増減率 売 上 高   77,783   93,067   15,283   19.6% 営 業 利 益   486   1,077   590   121.3% 経 常 利 益   636   1,318   682   107.2% 親会社株主に帰属する当期純利益   214   988   774   361.3% (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、景気が緩やかに回復したものの、中東情勢を巡る不透明感に加え、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響や金融資本市場の動向について、引き続き注視が必要な状況となっています。 コーヒー業界は、国内でのコーヒーの生豆輸入量及び消費量が、前年並みで推移しました。コーヒー生豆相場の指標となる国際コーヒー機関(ICO)が公表するICO複合指標価格は、2025年1月に1ポンド当たり300セントを突破して以降、歴史的な高値圏での激しい値動きが長期化しています。また、為替相場は、年度末にかけて再び1ドル150円台後半まで円安が進行しました。これらコーヒー生豆相場の高騰と円安の進行という2つの要因により、コーヒーの製造に必要な原材料の価格は、次のグラフが示す通り、過去5年間において最も高い水準で推移していることから、当社グループを取り巻く事業環境は極めて厳しいものとなりました。 (コーヒー相場:ICO複合指標価格) このような状況のなか、当社は「コーヒーを究めよう。お客様を見つめよう。そして、心にゆたかさをもたらすコーヒー文化を築いていこう。」という企業理念を実現するため、長年にわたり培った「品質第一主義」のもと、「収益力強化」、「経営基盤強化」及び「グループ総合力強化」を3つの柱とし、独自技術を活用した新市場の創出と、利益拡大を重視した企画提案型の営業活動を展開することで、ブランド価値の向上とお取引先の業績拡大を両立する取り組みを推進しました。 「収益力強化」については、営業利益額を最大化するため、営業部門において従来の売上規模の追求から収益性を主眼とした営業活動への転換を図り、適正な価格改定を実施しました。加えて、主力ブランドにおける「KEY DOORS+ JET BREW(キードアーズプラス ジェットブリュー)」の配荷拡大など、独自性の高い戦略商品の販売促進により、コーヒーの魅力や価値を訴求しました。製造・物流部門においては、サプライヤーとの強固な連携を通じて高品質な商材を確保する体制を強化し、バリューチェーン全体で収益力の改善に努めました。 「経営基盤強化」については、業務効率を大きく改善し収益力強化に寄与するため、業務プロセスの見直しや、業務アプリを活用したDXを推進しました。製造部門においては、製造管理システムの刷新や、老朽化設備の計画的更新による省人化を進めました。営業部門においては、業務用オンラインショップの立ち上げ等により新規顧客の獲得を図りました。 「グループ総合力強化」については、グループ全体の価値最大化に向け、グループ会社の経営基盤を支えるサポート体制を強化し、グループ各社が一体となって持続的な成長を追求する仕組みの構築に努めました。また、当社を中心にサステナビリティを実現するため、環境負荷の低減やダイバーシティの推進など、引き続きグループ全体におけるサステナビリティ関連方針に基づいた活動を推進しました。 当社は、2030年までに目指す姿として制定したメッセージ「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」を掲げ、喫茶文化の継承と持続可能なコーヒー生産を実現する事業活動を行っています。コーヒーの生産に関するサステナブル活動を推進する専門部署「コーヒーの未来部」では、引き続き産学官の連携強化により、コーヒーの2050年問題への対応や小規模コーヒー生産者の支援に取り組んでいます。また、喫茶文化の継承及びコーヒーの持つさまざまな魅力の発信を強化すべく、当社は2025年7月30日付で株式会社イノダコーヒの株式を取得しました。1940年に京都市で創業した同社は、現在、同市を中心に喫茶店等を9店舗運営するほか、コーヒー豆の製造・販売を行っており、グループ内でのシナジー創出を推進しています。情報発信におきましても、2025年8月に個人投資家向けのIR情報ページを開設して業績報告や株主還元に関する情報開示を強化したほか、同年9月には「キーコーヒー サステナビリティレポート 2025」を公表し、サステナビリティに関する方針や具体的な取り組みを紹介しました。当社は、コーヒーの未来を守るための取り組みや情報発信力をより強化し、コーヒーの魅力を次世代へ伝える活動を推進しています。 当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高930億67百万円(前連結会計年度比19.6%増)、営業利益10億77百万円(前連結会計年度比121.3%増)、経常利益13億18百万円(前連結会計年度比107.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9億88百万円(前連結会計年度比361.3%増)となりました。 <セグメント別経営成績> (単位:百万円) 事業区分   売上高   営業利益 前連結会計年度   当連結会計年度   前年増減   前年増減率   前連結会計年度   当連結会計年度   前年増減   前年増減率 コーヒー関連事業   69,883   83,602   13,718   19.6%   883   1,574   691   78.3% 飲食関連事業   4,171   5,594   1,423   34.1%   26   59   33   124.0% その他   3,729   3,870   141   3.8%   259   256   △3   △1.2% 調整額   -   -   -   -   △682   △813   △131   - 合 計   77,783   93,067   15,283   19.6%   486   1,077   590   121.3% (注)調整額は主に、セグメント間取引消去、棚卸資産の調整額、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 (コーヒー関連事業) コーヒー関連事業は、業務用市場、家庭用市場、原料用市場から構成されています。当連結会計年度は、歴史的な生豆相場の高騰と円安による大幅なコスト上昇のなか、業務用市場及び家庭用市場において価格改定を実施し、各市場において収益性の改善に努めました。各市場における販売促進策は、次のとおりです。 業務用市場では、喫茶店・ホテル・レストランなど飲食店等への営業を行い、コーヒーを軸に食材・ドリンク等の幅広い商品をお客様のニーズに沿って提案しています。 商品販売では、お取引先のメニューの差別化に寄与するトアルコ トラジャや氷温熟成珈琲などの高付加価値商品の拡販と、環境配慮型コーヒーの提案を強化しました。また、飲食業界の人手不足や技術継承の課題に対し、開講70周年を迎えた「コーヒー教室」のノウハウを活かした技術指導やメニュー開発支援を実施しました。さらに、2025年9月と11月に業務用商材の提案会を開催し、お取引先へのトータルサポートを深めました。顧客接点拡大の施策としては、2025年8月に業務用オンラインショップ「KEY'S TABLE」を開設しました。店舗運営に必要な商材の一括調達や動画レシピの提供により、利便性向上とBtoB販路の拡大を図りました。カフェ開業支援施策であるパッケージカフェ「KEY'S CAFÉ」は、多様な立地環境に柔軟に対応できる強みを活かし9店舗を新規出店した一方で、3店舗の閉店があり導入店舗数は69店舗となりました。キーコーヒーブランドの認知拡大を目的とした施策として、認知訴求効果が高いと見込まれる飲食店を対象にスチールサインボードやLEDパネル、回転看板などの設置を推進しました。 家庭用市場では、食品卸売業や小売業等へコーヒーや紅茶など家庭用向けの商品の販売を行っています。 商品販売では、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する生活者のニーズに応えるため、本格的なレギュラーコーヒーでありながら最短10秒で抽出可能な簡易抽出型コーヒー「KEY DOORS+ JET BREW(キードアーズプラス ジェットブリュー)」シリーズを新発売しました。商品の特徴である「10秒」にちなみ、100メートル走でおなじみの陸上競技選手・桐生祥秀さんを起用したTVCMを展開し、圧倒的な手軽さと本格的な味わいを両立した本商品の認知拡大を図りました。あわせて、新商品の投入や既存商品の刷新に注力するとともに、ギフト市場におきましても中元期及び歳暮期に多彩なラインナップを展開し、需要喚起に努めました。 原料用市場では、飲料メーカー等へ原料用コーヒーの販売を行っています。コーヒー生豆相場に連動した取引を行っており、販売単価の上昇や、新規顧客の獲得により増収に寄与しました。 この結果、当連結会計年度におけるコーヒー関連事業の業績は、売上高836億2百万円(前連結会計年度比19.6%増)、営業利益15億74百万円(前連結会計年度比78.3%増)となりました。 (飲食関連事業) 飲食関連事業は連結子会社が営んでいます。2025年7月の株式会社イノダコーヒの株式取得に伴い、同社を連結子会社にしています。 新たに連結子会社となった株式会社イノダコーヒでは、京都発祥の老舗喫茶店としての伝統を活かした魅力ある店舗運営に注力しました。お客様に愛され続ける店づくりを徹底し、こだわりのブレンドコーヒーや長年親しまれているメニューを通じ、質の高い喫茶空間の提供に努めました。 株式会社イタリアントマトでは、食材価格や人件費の高騰による厳しいコスト環境が続くなか、売上拡大と適正な収益確保に努めました。季節限定メニューや高付加価値商品を投入し顧客単価の向上を図りました。同社店舗数は122店舗(直営店46店舗、FC店76店舗)となりました。 この結果、上記以外の連結子会社も含めた当連結会計年度における飲食関連事業の業績は、売上高55億94百万円(前連結会計年度比34.1%増)、営業利益59百万円(前連結会計年度比124.0%増)となりました。 (その他) その他の区分は、コーヒー関連事業及び飲食関連事業に含まれていない事業セグメントであり、連結子会社が営んでいる飲料製品製造事業、通販事業等を含んでおります。 主に飲料製品製造事業を営むニック食品株式会社では、お取引先の多様なニーズに対応し、商品企画やレシピづくりといった開発設計が奏功し、受注量拡大につながりました。 通販事業を営むhonu加藤珈琲店株式会社では、コーヒー生豆の調達環境が年々厳しさを増すなか、販売価格を改定し、適正な収益確保に努めました。一方で、すべてのステークホルダーから支持、信頼されるようサステナブル活動を強化するという経営方針のもと、より品質の高いコーヒー豆の提供に注力した結果、多くのリピーターから変わらぬ支持を得ることができました。 この結果、上記以外の連結子会社も含めた当連結会計年度におけるその他事業の業績は、売上高38億70百万円(前連結会計年度比3.8%増)、営業利益2億56百万円(前連結会計年度比1.2%減)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産及び仕入実績 当連結会計年度の生産及び仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 a. 生産実績 <コーヒー関連事業> 品目   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 数量(トン)   前年同期比(%) レギュラーコーヒー   35,200   98.2 合計   35,200   98.2 (注) 生産数量には外注支給を含んでおります。 <飲食関連事業> 品目   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 生菓子及び焼菓子 (百万円)   660   97.9 合計 (百万円)   660   97.9 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 仕入実績 イ.商品仕入実績 品目   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コーヒー関連事業 飲料・食品等 (百万円)   15,954   93.6 飲食関連事業 食材等 (百万円)   1,261   95.8 合計 (百万円)   17,215   93.8 (注) 金額は、仕入価格によっております。 ロ.主要原材料の入手量、使用量及び在庫量 原材料名   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 入手量   前年同期比   使用量   前年同期比   期末在庫量   前年同期比 (トン)   (%)   (トン)   (%)   (トン)   (%) コーヒー生豆   48,567   100.5   49,743   97.3   14,491   91.5 (注) 数量には外注製造委託分の生豆が含まれております。 ② 受注状況 当社グループは販売計画に基づく見込生産を行っているため、受注生産はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コーヒー関連事業 (百万円)   83,602   119.6 飲食関連事業 (百万円)   5,594   134.1 その他 (百万円)   3,870   103.8 合計 (百万円)   93,067   119.6 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去致しております。 2.主な相手先別の販売実績金額及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 日本コカ・コーラ株式会社   23,884   30.7   28,913   31.1 三井物産株式会社   12,168   15.6   13,847   14.9 (2) 財政状態の分析 <連結財政状態> (単位:百万円) 2025年3月31日   2026年3月31日   増減額 流動資産   39,467   52,255   12,788 固定資産   18,768   26,269   7,500 資産合計   58,235   78,524   20,288 流動負債   24,925   41,520   16,595 固定負債   2,352   4,747   2,395 負債合計   27,277   46,267   18,990 純資産   30,958   32,256   1,297 負債純資産合計   58,235   78,524   20,288 当連結会計年度末の資産の部は前連結会計年度末に比べ202億88百万円増加し、785億24百万円となりました。負債の部は189億90百万円増加し、462億67百万円となりました。純資産の部は12億97百万円増加し、322億56百万円となりました。 これらの主な要因は次のとおりです。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は522億55百万円となり、前連結会計年度末より127億88百万円増加となりました。これは主に、売掛金の増加(64億53百万円増)、原材料及び貯蔵品の増加(47億77百万円増)、商品及び製品の増加(6億97百万円増)などによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は262億69百万円となり、前連結会計年度末より75億円増加となりました。有形固定資産の増加(55億41百万円増)、無形固定資産の増加(5億7百万円増)、主に投資有価証券の増加(8億74百万円増)による投資その他の資産の増加(14億51百万円増)などによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は415億20百万円となり、前連結会計年度末より165億95百万円増加となりました。これは主に、短期借入金の増加(90億96百万円増)、支払手形及び買掛金の増加(65億96百万円増)などによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は47億47百万円となり、前連結会計年度末より23億95百万円増加となりました。これは主に、繰延税金負債の増加(12億62百万円増)、その他の増加(3億83百万円増)などによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は322億56百万円となり、前連結会計年度末より12億97百万円増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加(7億28百万円増)などによるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   △1,353   △3,380   △2,027 投資活動によるキャッシュ・フロー   △1,070   △5,258   △4,187 財務活動によるキャッシュ・フロー   2,827   8,834   6,006 現金及び現金同等物に係る換算差額   8   4   △4 現金及び現金同等物の増減額   412   199   △212 現金及び現金同等物の期末残高   5,080   5,279   199 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益13億8百万円、減価償却費11億16百万円、仕入債務の増加65億25百万円、売上債権の増加65億16百万円、棚卸資産の増加55億13百万円などにより、33億80百万円の支出となりました。(前連結会計年度は13億53百万円の支出) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出16億65百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出35億49百万円などにより、52億58百万円の支出となりました。(前連結会計年度は10億70百万円の支出) 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の借入れ89億96百万円などにより、88億34百万円の収入となりました。(前連結会計年度は28億27百万円の収入) 以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は52億79百万円となり、前連結会計年度末より1億99百万円の増加となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主要な運転資金需要は、原材料費、労務費、商品仕入、販売費及び一般管理費等であり、設備投資資金需要は、機械設備新設及び改修、店舗出店等に係る投資資金であります。 また今後、当社グループの新たな収益の源泉となり、企業価値向上に貢献する新規事業や業務提携等への投資の検討を行ってまいります。 これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、必要に応じて金融機関からの借入等による資金調達にて対応していきます。 資金の流動性については、当連結会計年度末現在において当社グループの現金及び預金残高は、52億79百万円であり、今後の営業活動によって確保されるキャッシュ・フローに加え、金融機関の当座貸越契約による融資枠を設けており、十分な流動性を確保しているものと考えております。 (5) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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