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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

林兼産業

Hayashikane Sangyo Co., Ltd.2286 · Standard · 食料品

水産飼料と食品加工を柱に、養魚飼料から食卓までの垂直統合を強みとする九州発の食品企業。

概要

林兼産業は、山口県下関市に本社を置く食品メーカーである。マグロ・カツオの缶詰や冷凍食品で知られる「ハヤシマルカ」ブランドを展開し、水産加工品から配合飼料、食肉加工まで垂直統合型の事業を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は456億円、従業員数は462人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

食品と飼料の2本柱で構成される事業セグメント

当社グループの事業は「食品事業」と「飼料事業」に大別される。食品事業では機能性素材、加工食品、肉類を扱い、2026年3月期の売上高は224億円。飼料事業では配合飼料(養魚用・畜産用)と水産物の販売を行い、同期の売上高は231億円と食品事業とほぼ同規模である。両セグメントでグループ全体の売上の绝大部分を占める。

垂直統合モデルとグループ連携

連結子会社6社と持分法適用会社2社で構成されるグループは、飼料生産から畜産・水産養殖、食肉加工、食品販売まで一貫したバリューチェーンを持つ。例えば、キリシマドリームファームが飼料を使って豚を肥育し、都城ウエルネスミートがと畜、林兼フーズが加工を担う。有限会社桜林養鰻では鰻の養殖を受託する。この垂直統合により、原料から製品までの品質管理を強みとする。

下関を拠点とした生産・研究体制

本社・研究棟は下関市に所在し、第一食品工場・第二食品工場・長府工場(養魚用飼料)も同市内に立地する。さらに、宮崎県都城市には畜肉ハム・ソーセージの原料処理工場を保有する。2021年には太幸物産を子会社化し、養魚用飼料の製造能力を補強した。研究開発では、低魚粉飼料や機能性素材(ヒシエキスなど)の開発に注力している。

業界の中での役割は食品産業の上流から下流までを一貫して担う総合食品企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
456億円
営業利益
13億円
営業利益率
2.9%
純利益
13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01食品主力

機能性素材、加工食品、肉類等の製造・仕入販売を行う。主原料の豚肉は、子会社のキリシマドリームファームで肥育し、都城ウエルネスミートでと畜したものを使用する垂直統合モデルを持つ。加工食品は子会社の林兼フーズが製造する。

主な製品・サービス1
加工食品・肉類
ハム・ソーセージ等の食肉加工品や機能性素材を含む食品。自社一貫体制で品質を保つ。

02水産養殖主力

養魚用飼料を自社製造し、販売先の養殖業者から水産物を買い取って販売する。子会社の太幸物産が飼料を加工し、有限会社平安海産が水産物を加工、桜林養鰻が鰻養殖を受託するなど、養殖から加工販売まで関与。

養魚用飼料分野で強み

主な製品・サービス1
養魚用飼料
うなぎ、まだい等の養殖魚向け配合飼料。自社製造に加え、子会社や関連会社が製造を担う。

03畜産準主力

畜産用飼料を販売。子会社のキリシマドリームファームがその飼料で豚を肥育し、食肉事業へ供給する。飼料の一部は関連会社の志布志飼料が受託製造する。

主な製品・サービス1
畜産用飼料
豚等の畜産動物向け配合飼料。外部からの購入や委託製造で対応。

04不動産賃貸副次

大阪府等に所有する不動産を外部顧客へ賃貸。関連会社の林兼冷蔵はグループ含む得意先の原料等の保管を担う。

製品と技術

機能性素材と加工食品のラインアップ

食品事業の中核は機能性素材と加工食品である。機能性素材では、ヒシエキスを主力とし、科学的エビデンスに基づく健康訴求で国内外に販売する。加工食品ではレトルト商品の取り扱いがあるが、2025年3月期は減収となり、選択と集中による高付加価値化を図る。冷凍食品や缶詰(ハヤシマルカブランド)も長年の定番商品である。

ブランド豚「霧島黒豚」の一貫生産

肉類事業では、自社ブランド「霧島黒豚」を軸に展開する。キリシマドリームファームで肥育し、都城ウエルネスミートでと畜・加工することで、飼料から食肉までのトレーサビリティを確保。2025年3月期は農場肥育成績の改善により、食品事業のセグメント利益が前期比82.7%増加した。このブランド豚は、差別化要因として収益性向上に寄与している。

養魚用飼料と低魚粉飼料の開発

飼料事業の主力は養魚用飼料である。長府工場と太幸物産の設備で生産し、主にブリ・マダイなどの養殖業者に販売する。近年は水産資源保護の観点から低魚粉飼料の開発を加速。外部委託を含む畜産用飼料も販売し、志布志飼料に一部製造を委託している。飼料事業はグループ全体の売上高の約半分を占めるが、2025年3月期は販売数量減少により減収となった。

水産物の調達・加工・販売

飼料事業の一部として、養魚用飼料の販売先で生産された水産物を購入し、販売する。連結子会社の平安海産が水産物の加工を担当し、桜林養鰻では鰻の養殖と販売を行う。これにより、飼料販売から最終製品までをグループ内で完結させるモデルを構築している。水産物の取り扱い量は2025年3月期に減少したが、品質安定とブランド価値向上を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 水産養殖養魚用飼料分野で強み

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

水産飼料・冷凍食品、原料高で低収益

水産飼料と冷凍食品を主力とする企業。2025年3月期売上高493億円だが、営業利益率2.23%と低水準。2026年3月期は売上高456億円へ減少予想も、利益率2.85%へ改善。同業のニップン(2001)や日清製粉(2002)が小麦粉加工で安定収益を上げる一方、林兼産業は魚粉など原料価格変動の影響を受けやすい。飼料事業は養殖業界の需要に依存し、冷凍食品は競争激化。コスト転嫁と高付加価値化が課題。

強み

  • 養魚飼料で長年の実績とノウハウを蓄積。
  • 冷凍食品などで販路を拡大。
  • 2026年3月期に営業利益率2.85%へ改善見込み。
  • 国内の養殖業者や小売との強固な取引関係。

課題

  • 魚粉など原材料価格の高騰が収益を圧迫。
  • 営業利益率3%未満と、収益力が脆弱。
  • 2026年3月期に売上高減少が予想され、成長鈍化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が林兼産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
12813和弘食品112億円8.5倍
22934ジェイフロンティア106億円
32877日東ベスト91億円17.7倍
42916仙波糖化工業85億円15.3倍
52286林兼産業82億円6.0倍
63069JFLAホールディングス82億円12.3倍
72586フルッタフルッタ81億円97.4倍
82055日和産業73億円16.7倍
9559A梅乃宿酒造71億円21.9倍
102894石井食品69億円
112293滝沢ハム57億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

戦時統合で誕生した1941年

1941年1月、企業整備により山口県下の缶詰製造業者が合同出資して「山口県合同缶詰株式会社」を設立。これが林兼産業の前身である。戦時体制下での業界再編を機に、水産缶詰メーカーとしての基盤が作られた。その後、1947年6月に「山口県缶詰株式会社」、1950年10月に「日新缶詰株式会社」へと社名を変更。社名の変遷は事業範囲の拡大を示す。

林兼産業との合併と現社名への変更(1955年)

1955年1月、「林兼産業株式会社」を吸収合併し、新社名を「林兼産業株式会社」に改めた。この合併により、飼料事業や畜産事業など新たな分野への進出の足がかりを得た。同年には下関市に飼料工場を建設し、養魚用飼料の自社生産を開始。1959年には第一食品工場を建設し、食品加工能力を拡大した。

東京証券取引所上場と事業拡大(1962〜1970年代)

1962年5月に東京証券取引所市場第二部に上場。同時に下関飼料工場を増設した。1964年には本社社屋と研究棟を建設。1967年2月には市場第一部に昇格した。1968年には第二食品工場を下関市に建設。1969年には林兼畜産を設立し、養豚・種鶏事業を分離。1970年には都城市に畜肉原料処理工場を建設し、食肉加工へ本格参入した。

冷蔵・養鶏・養鰻への事業多角化(1976〜2009年)

1976年2月に林兼冷蔵を設立し、低温物流の基盤を整備。1986年には林兼ポートリー(現キリシマドリームファーム)を設立し、畜産事業を移管。1991年には有限会社平安海産を設立し、水産物加工を強化。1993年には長府工場で養魚用飼料の生産を開始。1996年に林兼フーズを設立し、加工食品製造を子会社化。2009年には有限会社桜林養鰻を連結子会社化し、鰻養殖事業を拡大した。

新たな子会社化とスタンダード市場移行(2020年以降)

2020年11月、コーポレートロゴを刷新し、ブランドイメージを現代化。2021年12月には太幸物産を子会社化し、養魚用飼料の製造委託体制を強化。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行した。2025年3月期には中期経営計画「Challenge2028」を策定し、ROICやEBITDAを指標とする資本効率経営への転換を進めている。

年表23件を開く

1940年代

  • 1941年1月創業企業整備により、当時山口県下にあった缶詰製造業者が合同出資して、山口県合同缶詰株式会社を設立。
  • 1947年6月山口県缶詰株式会社に社名を変更。

1950年代

  • 1950年10月日新缶詰株式会社に社名を変更。
  • 1952年4月下関市に飼料工場を建設。
  • 1955年1月M&A林兼産業株式会社を吸収合併し、新社名を林兼産業株式会社に変更。
  • 1959年8月下関市に第一食品工場を建設。

1960年代

  • 1962年5月下関飼料工場を増設。
  • 1962年5月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1964年12月本社社屋および研究棟を建設。
  • 1967年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1968年5月下関市に第二食品工場を建設。
  • 1969年4月創業林兼畜産株式会社を設立、養豚・種鶏事業を同社へ移管。

1970年代

  • 1970年6月都城市に畜肉ハム・ソーセージの原料処理工場を建設。
  • 1976年2月創業林兼冷蔵株式会社を設立。

1980年代

  • 1986年11月林兼ポートリー株式会社(現 キリシマドリームファーム株式会社・連結子会社)を設立し、林兼畜産株式会社の事業を同社へ移管。

1990年代

  • 1991年7月有限会社平安海産(連結子会社)を設立。
  • 1993年3月下関市に長府工場(養魚用飼料)を建設。
  • 1996年12月林兼フーズ株式会社(連結子会社)を設立。

2000年代

  • 2006年10月都城ウエルネスミート株式会社(連結子会社)を設立。
  • 2009年3月有限会社桜林養鰻の株式を追加取得し、同社を連結子会社とする。

2020年代

  • 2020年11月コーポレートロゴを変更。
  • 2021年12月M&A太幸物産株式会社を子会社化。
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROIC2028年3月期(中期経営計画期間終了時)まで5.0%以上
  • EBITDA継続的まで6.0%
  • 配当性向志向まで30%以上
  • 政策保有株式の連結純資産比率20%以下

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの選択と集中

    資本コストを強く意識し、事業ポートフォリオの選択と集中を加速して、株主還元の強化、収益性(ROIC)向上、人的資本投資強化を重点戦略として推進する。

  2. 02

    食品事業の基盤確立

    ブランド力・マーケティング力を強化し、機能素材では科学的エビデンスに基づく用途拡大や海外展開、介護食では現場課題起点の商品開発と製販一体による収益改善、食肉ではブランド価値と収益性の両立、加工食品では高付加価値化を推進する。

  3. 03

    飼料事業の高付加価値化

    低魚粉飼料開発を加速し、養魚用飼料では独自技術と疾病予防による高付加価値化、畜産用飼料では霧島黒豚事業との連動による収益基盤強化、水産物では最適飼料と育成技術で品質安定とブランド価値向上を図る。

  4. 04

    サステナビリティ経営の推進

    人的資本投資(学び続ける組織風土、次世代リーダー育成、エンゲージメント向上)、健康と環境の課題解決(SDGs)、温室効果ガス削減、動物の飼養管理などに取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で462人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は638万円で、9期前と比べて+10.0%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は19.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月552
2018年3月555
2019年3月58041.818.8576
2020年3月59042.119.0571
2021年3月61341.618.6572
2022年3月61441.418.4471
2023年3月59941.117.7461
2024年3月57941.718.5446
2025年3月57642.918.7449245
2026年3月63843.819.3462281

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)53.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
長府工場 — 山口県下関市1,550百万円
飼料事業
第二食品工場 — 山口県下関市824百万円
食品事業
第一食品工場 — 山口県下関市777百万円
食品事業
養豚場 — 宮崎県 都城市643百万円
食品事業
下関飼料工場 — 山口県下関市599百万円
飼料事業
養鰻場 — 鹿児島県志布志市、宮崎県宮崎市542百万円
飼料事業
都城工場 — 宮崎県都城市410百万円
食品事業
と畜場 — 宮崎県 都城市373百万円
食品事業
機能食品工場 — 山口県下関市158百万円
食品事業
主な関係会社
  • 国内
    キリシマドリームファーム㈱
    宮崎県 都城市
    議決権100.0%
  • 国内
    林兼フーズ㈱
    山口県 下関市
    議決権100.0%
  • 国内
    都城ウエルネスミート㈱
    宮崎県 都城市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲平安海産
    熊本県 天草市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈲桜林養鰻
    鹿児島県 志布志市
    議決権100.0%
  • 国内
    太幸物産㈱
    鹿児島県 肝属郡
    議決権100.0%
  • 国内
    林兼冷蔵㈱
    山口県 下関市
    議決権39.2%
  • 国内
    志布志飼料㈱
    鹿児島県 志布志市
    議決権32.5%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    飼料穀物備蓄・流通合理化事業/飼料穀物備蓄対策
    農林水産省 · 2023-06-14
    56万円
  • 補助金
    飼料穀物備蓄対策事業
    農林水産省 · 2022-05-31
    56万円
  • 補助金
    飼料穀物備蓄対策事業
    農林水産省 · 2020-06-10
    56万円
  • 補助金
    飼料穀物備蓄対策事業
    農林水産省 · 2019-06-03
    56万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は456億円営業利益13億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.5%、利益が+18.2%。

売上高
-7.5%
456億円
営業利益
+18.2%
13億円
純利益
+18.2%
13億円
営業利益率
2.9%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高485億円456億円
営業利益10億円13億円
純利益12億円13億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は104億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−6.3%、営業利益は−166.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q89−1
2024年1Q11132.73
2024年2Q12643.23
2024年3Q13953.65
2024年4Q98−4
2025年2Q24720.82
2025年4Q24693.79
2026年2Q22483.67
2026年4Q23252.26
2027年1Q104−2−1.9−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は455億円から456億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.9%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月45544
2014年3月45900
2015年3月47744
2016年3月48274
2017年3月452117
2018年3月433128
2019年3月444139
2020年3月452139
太幸物産株式会社を子会社化。
2021年3月444813
2022年3月40497
2023年3月42553
2024年3月47497
2025年3月49311142.211
2026年3月45613172.913

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高456億円のうち、営業利益として残るのは13億円2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.6%395億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%48億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.8pt
10.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は20億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−5−4−221
2014年3月1−3−1−218
2015年3月9−4−9514
2016年3月11−4−7714
2017年3月25−5−142021
2018年3月23−4−121928
2019年3月9−9−6022
2020年3月1−80−716
2021年3月330−293320
2022年3月70−7719
2023年3月−3−5−6−86
2024年3月36−4−123225
2025年3月119−142031
2026年3月7−6−13120

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は282億円。このうち返さなくてよい自己資本が136億円で、自己資本比率は48.1%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2754622914.9
2014年3月2624321914.4
2015年3月2705022016.4
2016年3月2695421517.7
2017年3月2776920822.4
2018年3月2927721523.8
2019年3月3018721425.9
2020年3月2978621126.2
2021年3月28710218532.5
2022年3月2659816736.9
2023年3月2689916937.1
2024年3月29011117938.2
2025年3月27611815842.7
2026年3月28213614748.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
83億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
20億円
在庫として抱えている分
負債合計
147億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中122位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.1%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.9%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.1%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.5%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.9%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥918で、1年前と比べて+52.4%過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。

¥918-1.5%1ヶ月+1.8%1年+52.4%時価総額82億円
過去52週の値幅
安値¥623高値¥1,027

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.0倍
PER (会社予想)6.2倍
PBR0.57倍
配当利回り4.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1日で6.81%下落し、849円となった。25日移動平均線892.16円を約4.8%下回り、75日線875.8円も下回る。52週高値1023円からは約17.0%下落した水準。RSIは40.27と中立圏。月間では3.08%下落。8月10日の出来高は11.3万株と急増し、売りが優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 5.94倍は業界平均28.03倍を大幅に下回り、PBR 0.55倍はPBR1倍割れで解散価値以下。配当利回り4.71%と高く、ROE 10.1%も良好。ただし直近売上高や利益に伸び悩みが見られ、割安だが成長期待は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.0倍28.6倍
PER (予想)6.2倍
PBR0.57倍1.63倍
ROE10.1%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

水産資源の変動や消費者の節約志向が業績に影響。強気派は、低PBR0.55倍・PER5.9倍・配当利回り4.71%と割安で、株主還元が手厚い点を評価。弱気派は、売上高減少や営業利益率の低さ(2.85%)が構造的問題で、業績向上の見込みが薄いと見る。株価は直近70%上昇しているが、その持続性に疑問。

プラスに働く材料7
  • 割安バリュエーション

    PER5.9倍、PBR0.55倍と割安

  • 高い利回り

    配当利回り4.71%と魅力的

  • ブランド力

    ハヤシマルカブランドの認知度

  • 収益性改善による営業利益増加2026年3月期影響

    営業利益13億円(前期比2億円増)、利益率2.85%と0.62pt改善

  • 低PBR株価是正期待不定影響

    PBR0.55倍は解散価値以下、自己株式取得や増配で株主還元強化余地

  • 配当利回り4.71%の高水準維持継続影響

    1株当たり43円配当、EPS153円に対して余裕あり

  • 水産加工品需要の回復2026年下期影響

    外食・中食向け需要回復で売上高500億円台回復可能性

マイナスに働く材料7
  • 減収基調

    26/3期売上456億と減少予想

  • 低収益性

    営業利益率2.85%と低く、改善余地が限定的

  • 水産資源リスク

    漁獲量変動や原料価格高騰リスク

  • 売上高減少基調からの反転困難2026年3月期影響

    2026年3月期売上高456億円と前期比7.5%減、需要減退続けば減収

  • 原材料コスト上昇リスク継続影響

    魚価高騰で製造原価率上昇、営業利益2-3億円減少可能性

  • 為替変動による輸出競争力低下継続影響

    海外売上高比率未公表だが、円高進行で収益圧迫

  • 少子高齢化による国内水産物消費の構造的減少長期影響

    国内需要減少で売上高年率2%程度減少

次の決算で確かめる点
売上高成長率
減収脱却の兆候を確認
営業利益率
収益性改善の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+72.0%いまの株価に対する利回りは4.90%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
4.90%
いまの株価に対して
配当性向
41.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1015.1
2018年3月100.012.8
2019年3月1550.018.1
2020年3月150.020.3
2021年3月150.010.2
2022年3月150.016.4
2023年3月150.0107.2
2024年3月150.020.6
2025年3月2566.716.6
2026年3月4372.041.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,756人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.6%を占め、残る59.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他38.740.041.843.649.047.8
事業法人32.933.533.531.130.329.3
金融機関24.924.221.819.213.811.3
自己株式1.11.31.03.15.28.3
証券会社2.21.72.44.53.68.1
外国法人1.40.50.51.63.23.5
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01公益財団法人中部財団9.05
02Umios株式会社6.34
03株式会社恵比須商会4.78
04立花証券株式会社4.47
05株式会社松岡4.04
06中部 哲二3.16
07日本生命保険相互会社2.86
08株式会社十八親和銀行2.84
09大和証券株式会社2.05
10株式会社山口銀行1.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-24
    中部 哲二
    新規の大量保有報告
    11.44%
    +3.01pt
  • 2026-08-24
    Umios株式会社
    新規の大量保有報告
    0.04%
    -6.31pt
  • 2026-08-21
    Umios株式会社
    新規の大量保有報告
    6.35%
  • 2026-07-30
    有限会社キャピタル・マネジメント
    新規の大量保有報告
    6.09%
    +1.05pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3791%、1株純資産は14期で+3521%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4469.221.3
2014年3月−042−0.9
2015年3月4509.623.2
2016年3月435368.423.4
2017年3月7869712.611.115.1
2018年3月9278012.49.012.8
2019年3月9787811.75.918.1
2020年3月9887511.25.720.3
2021年3月1451,05915.14.510.2
2022年3月811,1117.46.416.4
2023年3月381,1263.412.4107.2
2024年3月861,2857.16.720.6
2025年3月1231,3969.24.016.6
2026年3月1541,66210.15.841.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額154百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中部哲二代表取締役社長58286,000
三代健造専務取締役 事業統括本部長 兼飼料事業部長6038,000
戸倉信一取締役 事業統括本部 食品事業部長589,000
中嶋一貴取締役 経営管理本部長655,000
安部克彦取締役 事業統括本部 食品事業部副事業部長52
鈴田修士取締役 経営管理本部副本部長581,000
田中姿子取締役51
岩村修二取締役 監査等委員76
山尾哲之取締役 監査等委員723,000
三田村知尋取締役 監査等委員73
伊勢﨑俊博取締役 監査等委員(常勤)631,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)689281012821
社外取締役626264

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容952字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社6社、持分法適用の関連会社2社の計9社で構成されており、機能性素材、加工食品、肉類、配合飼料、水産物の製造・仕入販売を主な事業としております。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。また、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。 食品事業   当社は、機能性素材や加工食品、肉類等の製造・仕入販売を行っております。当社が主原料として使用する豚肉の一部は、連結子会社であるキリシマドリームファーム株式会社において肥育し、連結子会社である都城ウエルネスミート株式会社でと畜したものを使用しております。 連結子会社である林兼フーズ株式会社は、主に当社が有償支給した原料を加工し、当社が販売する加工食品の一部を製造しております。 飼料事業 [配合飼料]   当社は、養魚用飼料及び畜産用飼料を販売しておりますが、養魚用飼料は主に当社で製造し、畜産用飼料は外部からの購入や製造委託によっております。 連結子会社であるキリシマドリームファーム株式会社は、当社が販売した畜産用飼料で豚を肥育しております。連結子会社である太幸物産株式会社は、主に当社が有償支給した原料を加工して養魚用飼料を製造し、当社及び得意先へ販売しております。持分法適用会社である志布志飼料株式会社は、当社が販売する畜産用飼料の一部を受託製造しております。 [水産物]   当社は、養魚用飼料の販売先で生産された水産物を購入し、販売しております。 連結子会社である有限会社平安海産は、主に当社が有償支給した水産物を加工し、当社及び得意先へ販売しております。 連結子会社である有限会社桜林養鰻は、当社が所有する鰻の養殖を受託し、その成魚を仕入れて得意先へ販売しております。 その他の事業   当社は、大阪府等に所有している不動産を外部顧客へ賃貸しております。 持分法適用会社である林兼冷蔵株式会社は、主として当社グループを含む得意先の原料等の保管を行っております。 事業の系統図は、次のとおりです。 (注) 各社は、以下のように分類しております。 ※1…連結子会社 ※2…持分法適用関連会社
経営方針・対処すべき課題2,100字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、「売り手によし、買い手によし、世間によし、三方よし」を規範とし、飼料の生産から食品の販売まで取り扱う垂直型メーカーとして「安全・安心」で「良質」な製品を提供することを通じて、豊かな食文化の実現に貢献することを経営理念としております。 また、当社グループは、『「生きる力」を生みだす食糧品メーカーである林兼産業は食の可能性をひろげる商品を生みだすことで誰もが幸せに生きられる未来をつくるために活動します。』をパーパスとし、『おいしさを、生きるちからに。』をコーポレートスローガンとしております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、2026年4月からの2ヶ年を、新中期経営計画「Challenge2028」の期間と位置付け、ROIC(5.0%以上)、EBITDA(6.0%を継続)、配当性向(30%以上を志向)、および政策保有株式縮減方針(連結純資産の20%以下)を目標とする経営指標とし、事業基盤の盤石化に取り組んでまいります。 (3) 中長期的な経営戦略 新中期経営計画「Challenge2028」では、前期までの財務健全化を経て、今期からは、資本コストをより強く意識した経営へとシフトし、事業ポートフォリオの「選択と集中」を通じて、「株主還元の強化」、「収益性(ROIC)向上」、「人的資本投資強化」の3つの重点戦略を推進し、中長期的な企業価値向上につなげてまいります。 (4)経営環境 当社グループを取巻く原料事情は、国際情勢を背景とした原材料価格やエネルギーコスト高騰に加え、円安水準も継続していることにより、引き続き厳しい状況が続くと思われます。魚肉練り製品の主原料であるすり身、食肉加工品の主原料である豚肉、配合飼料の主原料である魚粉・穀物などは、相場変動により当社損益を左右する大きな要因となります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、前中期経営計画「Challenge2026」では、“Challengeし続け、事業基盤を盤石にする”とし、これまでの成果を基に、新たな「構造改革」として、資本コストを意識した経営・収益構造の見直し・生産体制、設備の最適化・安定配当の継続・将来へむけての投資等に取組んだ結果、売上高は当初計画を下回ったものの経常利益は当初計画を上回り、指標としたネットD/Eレシオ0.7倍以下を達成しました。 さらに、2026年4月からは新中期経営計画「Challenge2028」に基づき、前期までの財務健全化を経て、資本コストをより強く意識した経営へとシフトし、事業ポートフォリオの「選択と集中」を加速させてまいります。あわせて、人的資本に関する取組み(①学び続ける組織風土の醸成、②次世代リーダーの育成、③エンゲージメント向上)や事業を通じて健康と環境の課題解決に取り組むSDGsの実践、温室効果ガス削減の取組み、動物の飼養管理など、サステナビリティ経営を進めてまいります。 当社は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監査・監督機能の強化ならびに透明性の確保を通じて、より一層コーポレート・ガバナンスの充実を図ってまいります。取締役会の業務執行権限を取締役に委任することにより、取締役会の適切な監督のもとで経営の意思決定および執行のさらなる迅速化を進めてまいります。 各事業セグメントにおいては、原材料相場等の事業環境の変化に迅速かつ的確に対応しながら、将来につながる事業基盤の確立を目指し、以下のテーマに取り組んでまいります。 食品事業 事業基盤を盤石にするには、ブランド力・マーケティング力をはじめ、対策を講じるべき課題が複数あると認識しております。 機能素材においては、科学的エビデンスを基軸とした価値創造モデルとして、用途拡大や機能性表示による拡販および海外展開を加速させてまいります。 介護食においては、課題解決型の商品開発による成長支援モデルとして、現場課題を起点とした商品開発と製販一体で収益の改善を図ってまいります。 食肉においては、ブランド価値と収益性を両立させるモデルとして認知度の向上と効率化を追求し、また、加工食品においては、収益構造転換による再生モデルとして「選択と集中」等による高付加価値化を追求し、持続的な事業基盤の確立を目指してまいります。 飼料事業 水産資源保全や海洋環境保全への対応として、低魚粉飼料開発のさらなるスピードアップが重要であると認識しております。 配合飼料においては、技術提案力を軸とした成長支援をモデルとして、養魚用飼料は独自技術と疾病予防により高付加価値化を推進してまいります。畜産用飼料は霧島黒豚事業との連動により収益基盤を強化してまいります。 水産物においては、ローカルファームモデルの最終製品として、最適な飼料と育成技術で品質を安定させブランド価値の向上に努めてまいります。
事業等のリスク2,446字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅したものではありません。 (1) 特定の取引先への依存について 当社グループは、魚肉ねり製品、養魚用飼料の販売において特定取引先への依存度が高く、2026年3月期の連結売上高に占める割合は、養魚用飼料を取り扱う株式会社兵殖が10.2%、魚肉ねり製品及び養魚用飼料を取り扱うUmios株式会社が12.0%となっております。 特定の取引先への依存リスクを低減するため、販売国の分散化や新規取引先の拡大に取り組んでおりますが、これらの取引に支障が生じた場合には、売上の減少などが当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2) 農畜水産物相場の変動について 当社グループは、販売及び原材料等の仕入れにおいて農畜水産物を多く取り扱っておりますが、これらは市場での需給状況や、生産地域での天候不順、自然災害、疾病の発生などにより相場が大きく変動する可能性があります。 当社グループはこれらの相場変動リスクに対し、販売・仕入先の分散化や、新規ルートの獲得、販売・仕入形態の多様化によるリスク分散に努めておりますが、予想を超える相場変動が生じた場合には、売上高の減少や原材料価格の上昇などが業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (3) 売上債権の回収について 当社グループは販売先に対して信用リスクを有しており、特に配合飼料の販売においては回収サイトが長く、その販売先は信用力の乏しい水畜産物の生産者が含まれております。 これらの販売先は、水畜産物相場の下落、台風や赤潮などの自然災害、豚熱や鳥インフルエンザなど疾病の発生による影響を受けやすく、予想できない事象の発生により業績を悪化させた場合には、多額の売上債権が回収困難になる可能性があります。 当社グループはこれらの回収リスクに対し、十分な与信管理を行うとともに、売上債権に対して一定の貸倒引当金を計上しておりますが、貸倒引当金を大幅に超える貸し倒れやその懸念が発生した場合には、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (4) 為替変動リスクについて 当社グループが行う製品の輸出や原材料等の輸入取引は、為替相場の影響を受けております。 当社グループは為替相場の変動リスクに対し、外貨建取引に関しては為替予約によるリスクヘッジを行っておりますが、主に外貨に対する円安傾向が長く続いた場合には、原材料価格の上昇などが業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (5) 金利の変動について 当社グループは、必要資金を金融機関からの借入れやファイナンス・リースにより調達しております。 当社グループは借入金残高の圧縮による有利子負債依存度の低減に努めておりますが、将来の金利情勢や当社グループの信用状態の悪化により金利が上昇した場合には、支払利息の増加が業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 食品の安全性について 当社グループは食の安全を第一とし、ISO22000(食品安全マネジメントシステム)の認証を取得するとともに、品質管理委員会、品質保証部、生産工場の品質管理部門が連携した品質保証体制のもと、品質管理と品質保証の充実に取り組んでおります。 しかしながら、当社グループの取り組みを超えた事象が発生した場合や、食の安全を脅かすような社会全般にわたる問題が発生した場合には、信頼の失墜や風評被害による売上高の減少等が業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、製造工程での不測の事故の発生等から、大規模な製品回収や多額の製造物賠償責任が生じた場合には、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (7) 自然災害について 当社グループは、食品や飼料の製造工場を始め養豚場や養鰻場などを主に西日本地区に保有しております。このような中、台風や地震などの予測困難な自然災害が発生した場合に備え「危機管理規程」を制定し、非常時に適切かつ迅速に対処するための体制を定めておりますが、大規模な自然災害等により、当社グループまたは取引先において予想以上の被害を受けた場合には、事業活動の停滞または停止、多額の復旧費用の発生など業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (8) 農畜水産物の疾病や育成成績に関するリスク 当社連結子会社キリシマドリームファーム株式会社が運営する農場においては、豚熱などの疾病の発生リスクに対し、必要な防疫対策を講じております。また、養魚用飼料供給先の大手養殖場における養殖魚の疾病の発生リスクに対しては、現地と情報を共有し当社アクアメディカル・ラボのスタッフによる予防対策や診療行為を講じております。しかしながら、全てのリスクを回避するのは困難であり、未曽有のウイルス感染による疾病が発生した場合の肥育豚の大量処分、あるいは高水温や赤潮等の想定外の自然環境の変化が発生した場合の養魚用飼料の供給停止など、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (9) 法令・規制に関するリスク 当社グループはコンプライアンス経営宣言のもと、法令遵守を重要な企業の責務と認識し、役員・全社員が法令遵守と企業倫理の徹底に取組んでおります。しかしながら、このような取組みを講じても、個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスクや社会的に信用が毀損されるリスクを回避できない可能性があり、万一法令違反等が発生した場合には、社会的信用の失墜や追加費用の発生等により、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,513字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果などにより、景気は緩やかな回復が続いております。しかしながら、食品業界におきましては、円安による原材料価格やエネルギーコストの高止まり、物価上昇による消費の押し下げなど、依然として先行き不透明な厳しい経営環境が続きました。 このような状況のなか、当社グループでは2024年4月にHayashikaneだからできる『生きる力』のジャンルトップを目指し「中期経営計画Challenge2026」(2025年3月期~2026年3月期)を策定いたしました。それまでの中期経営計画の成果を基に「新たな構造改革」と称して、資本コストを意識した経営実現、収益構造の見直し、生産体制および設備の最適化、安定配当の継続、将来に向けての投資等を実行してまいりました。 当連結会計年度の売上高は、養魚用飼料の販売数量が減少したことなどにより455億86百万円(前期比7.5%減少)となりました。損益面におきましては、自社ブランド「霧島黒豚」の農場肥育成績改善などにより、営業利益は13億16百万円(前期比22.4%増加)、経常利益は16億73百万円(前期比22.7%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億75百万円(前期比20.8%増加)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 食品事業 機能性素材におきましては、ヒシエキスの国内向け販売数量が減少したことなどにより、減収となりました。 加工食品におきましては、レトルト商品の取り扱い量を減らしたことなどにより、減収となりました。 肉類におきましては、豚肉の販売数量が増加したことなどにより、増収となりました。 これらにより、売上高は224億17百万円(前期比0.1%増加)となりました。損益面におきましては、「霧島黒豚」の農場肥育成績改善などにより、セグメント利益(営業利益)は8億46百万円(前期比82.7%増加)となりました。 飼料事業 配合飼料におきましては、養魚用飼料の販売数量が減少したことなどにより、減収となりました。 水産物におきましては、取り扱い量が減少したことなどにより、減収となりました。 これらにより、売上高は231億63百万円(前期比13.7%減少)となりました。損益面におきましては、養魚用飼料の販売数量が減少したことにより、セグメント利益(営業利益)は15億41百万円(前期比7.2%減少)となりました。 その他の事業 その他の事業におきましては、売上高は5百万円(前期比86.0%減少)、セグメント利益(営業利益)は3百万円(前期比88.2%減少)となりました。 当連結会計年度末における資産合計は282億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億3百万円増加しました。流動資産の減少(前期末比4億44百万円減少)は、主に売掛金が10億17百万円増加したものの、現金及び預金が11億94百万円、その他に含まれる未収消費税等が4億57百万円減少したことなどによるものであり、固定資産の増加(前期末比10億48百万円増加)は、主に投資有価証券が10億75百万円増加したことなどによるものです。 当連結会計年度末における負債合計は146億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億72百万円減少しました。流動負債の減少(前期末比8億33百万円減少)は、主に未払法人税等が3億52百万円、契約負債が2億28百万円減少したことなどによるものであり、固定負債の減少(前期末比3億39百万円減少)は、主に長期借入金が3億62百万円減少したことなどによるものです。 当連結会計年度末における純資産合計は135億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億76百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益を12億75百万円計上したことや、その他有価証券評価差額金の増加が7億51百万円あったことなどによるものです。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローは増加したものの、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フローの減少により、前連結会計年度末に比べ11億94百万円減少の19億51百万円(前期末比38.0%減少)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は7億14百万円(前期は11億14百万円の増加)となりました。これは主に売上債権の増加額が12億71百万円、棚卸資産の増加額が3億3百万円あったものの、税金等調整前当期純利益16億93百万円や減価償却費8億43百万円の計上があったことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は6億38百万円(前期は8億85百万円の増加)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入が1億44百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が5億54百万円、無形固定資産の取得による支出が2億5百万円あったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は12億73百万円(前期は13億55百万円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が6億16百万円、リース債務の返済による支出が3億52百万円あったことなどによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 食品事業   16,809   2.2 飼料事業   25,030   △13.6 合計   41,839   △7.9 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 食品事業   5,671   △0.8 飼料事業   2,021   △18.0 合計   7,692   △6.0 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 食品事業   22,417   0.1 飼料事業   23,163   △13.7 その他の事業   5   △86.0 合計   45,586   △7.5 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりです。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Umios株式会社 (旧称:マルハニチロ株式会社)   5,679   11.5   5,456   12.0 株式会社兵殖   5,421   11.0   4,665   10.2 青島天乙吉星国際貿易有限公司   7,675   15.6   ―   ― (注) 1 総販売実績に対する割合が10%以上のものについて記載しております。 2 販売実績が総販売実績に対して10%以下である相手先については、「金額」「割合」の記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度のわが国経済は、賃上げの進展等により緩やかに回復した一方、物価高が継続しました。食品業界におきましては、諸コストの高騰に加え、消費者の節約志向と選別意識が一段と強まり、依然として先行き不透明な厳しい経営環境が続きました。このような状況のなか、当社グループはでHayashikaneだからできる『生きる力』のジャンルトップを目指し、「中期経営計画Challenge2026」(2025年3月期~2026年3月期)を策定いたしました。これまでの中期経営計画の成果を基に「新たな構造改革」と称して、資本コストを意識した経営、収益構造の見直し、生産体制および設備の最適化、安定配当の継続、将来に向けての投資等を実行してまいりました。 当社グループの当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高455億86百万円、営業利益13億16百万円、経常利益16億73百万円、親会社株主に帰属する当期純利益12億75百万円となりました。 売上高は、養魚用飼料の販売数量が減少したことなどにより、36億81百万円の減収となりました。 営業利益は、自社ブランド「霧島黒豚」の農場肥育成績改善などにより、2億40百万円の増益となりました。 経常利益は、営業利益の増加により、3億9百万円の増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、2億19百万円の増益となりました。 当社グループの当連結会計年度末の財政状態につきましては、資産合計282億36百万円、負債合計146億68百万円、純資産合計135億68百万円となりました。 資産は、売掛金が増加したものの現金及び預金などの減少により流動資産は前連結会計年度末より4億44百万円の減少となり、固定資産は投資有価証券が増加したことなどに前連結会計年度末より10億48百万円の増加となり、合計では前連結会計年度末に比べ6億3百万円の増加となりました。 負債は、未払法人税等などの減少により流動負債は前連結会計年度末より8億33百万円の減少となり、長期借入金などの減少により固定負債は前連結会計年度末より3億39百万円の減少となり、合計では前連結会計年度末に比べ11億72百万円の減少となりました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上やその他有価証券評価差額金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ17億76百万円増加となりました。 これらの結果、中期経営計画にもとづく全社的な効率化と収益力強化の取り組みにより、財務健全性の数値目標として掲げたネットD/Eレシオは、最終年度目標の0.7倍以下を達成しました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は「3 事業等のリスク」に記載のとおりです。特に当社グループが取り扱う製商品や原材料の多くは農畜産物や水産物であるため、相場による価格変動が業績に影響を与える可能性があると認識しており、為替予約による為替リスクのヘッジや原材料の調達範囲の拡大等により、リスク要因を分散・低減するよう努めております。また、豚疾病などにより当社グループで運営する農場の肥育豚の大量処分などを余儀なくされる場合には業績に大きな影響を及ぼす可能性があるため、野生動物侵入防止対策や飼養衛生管理に関する教育の徹底など万全な防疫管理を期しております。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりです。 食品事業 加工食品においては、レトルト商品の取扱量減少に加え収益性を重視した取引に注力したことなどにより、また、機能性素材においては、国内向けヒシエキスの販売数量が減少したことなどにより、減収となりました。肉類においては、豚肉の販売数量が増加したことなどにより、増収となりました。その結果、売上高は224億17百万円(前期比0.1%増加)となりました。損益面においては、「霧島黒豚」の農場肥育成績改善などにより、セグメント利益(営業利益)は8億46百万円(前期比82.7%増加)となりました。 今後、成長貢献が期待される機能性素材においては、ライフステージごとに高まる健康・予防ニーズに対し、食品加工を起点に培ってきた研究基礎とエビデンスを強みとして、事業拡張に取り組んでまいります。また、介護食においては、介護・給食現場では「食べること」を支える実効性が求められる中、ライフステージに応じた食の提供を通じて、現場適合型の介護事業への進化と価値創造を進めてまいります。 一方で、食肉においては、霧島黒豚を中心とした事業の強みを活かしながら、供給・商品・収益構造の再設計を通じ、食肉価値の再定義と収益性の再構築を進めてまいります。また、加工食品においては、既存設備・技術を前提に、事業の選択と集中を通じて、数量依存から脱却した収益重視型モデルの転換を進めてまいります。 飼料事業 配合飼料においては、養魚用飼料の販売数量が減少したことなどにより、減収となりました。水産物においては、2024年11月の養鰻場譲受により活鰻の取扱量は増加したものの、ブリの取扱量の減少が影響し、減収となりました。その結果、売上高は231億63百万円(前期比13.7%減少)となりました。損益面におきましては、養魚用飼料の販売数量が減少したことにより、セグメント利益(営業利益)は15億41百万円(前期比7.2%減少)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、自己資本比率とネットD/Eレシオ(ネット有利子負債÷自己資本)を財務健全性の指標としております。このうち、自己資本比率は2022年3月期の36.9%から当連結会計年度末には48.1%まで向上しております。また、ネットD/Eレシオにつきましても0.4倍まで改善しており、財務体質の強化が着実に進展しております。しかしながら、今後も不透明な経営環境に対応し、より強固な財務基盤を構築するため、引き続き安定した利益の確保に努めるとともに、棚卸資産の適正化を進め、一層の財務健全性の向上を図ってまいります。 フリー・キャッシュ・フローにつきましては、中長期的な企業価値の向上に向けた設備投資への備え、業績に連動した適切な株主還元、そして、財務健全性を向上させるべく有利子負債の圧縮に活用してまいります。 財源及び資金の流動性については、運転資金及び設備資金は自己資金または金融機関からの借入れにより調達することとし、安定的な資金調達により十分な流動性を確保することを方針としております。また、短期流動性を確保するためグループ間資金貸借を行っております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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