概要
林兼産業は、山口県下関市に本社を置く食品メーカーである。マグロ・カツオの缶詰や冷凍食品で知られる「ハヤシマルカ」ブランドを展開し、水産加工品から配合飼料、食肉加工まで垂直統合型の事業を手掛ける。2026年3月期の連結売上高は456億円、従業員数は462人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
食品と飼料の2本柱で構成される事業セグメント
当社グループの事業は「食品事業」と「飼料事業」に大別される。食品事業では機能性素材、加工食品、肉類を扱い、2026年3月期の売上高は224億円。飼料事業では配合飼料(養魚用・畜産用)と水産物の販売を行い、同期の売上高は231億円と食品事業とほぼ同規模である。両セグメントでグループ全体の売上の绝大部分を占める。
垂直統合モデルとグループ連携
連結子会社6社と持分法適用会社2社で構成されるグループは、飼料生産から畜産・水産養殖、食肉加工、食品販売まで一貫したバリューチェーンを持つ。例えば、キリシマドリームファームが飼料を使って豚を肥育し、都城ウエルネスミートがと畜、林兼フーズが加工を担う。有限会社桜林養鰻では鰻の養殖を受託する。この垂直統合により、原料から製品までの品質管理を強みとする。
下関を拠点とした生産・研究体制
本社・研究棟は下関市に所在し、第一食品工場・第二食品工場・長府工場(養魚用飼料)も同市内に立地する。さらに、宮崎県都城市には畜肉ハム・ソーセージの原料処理工場を保有する。2021年には太幸物産を子会社化し、養魚用飼料の製造能力を補強した。研究開発では、低魚粉飼料や機能性素材(ヒシエキスなど)の開発に注力している。
業界の中での役割は食品産業の上流から下流までを一貫して担う総合食品企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01食品主力
機能性素材、加工食品、肉類等の製造・仕入販売を行う。主原料の豚肉は、子会社のキリシマドリームファームで肥育し、都城ウエルネスミートでと畜したものを使用する垂直統合モデルを持つ。加工食品は子会社の林兼フーズが製造する。
- 加工食品・肉類
- ハム・ソーセージ等の食肉加工品や機能性素材を含む食品。自社一貫体制で品質を保つ。
02水産養殖主力
養魚用飼料を自社製造し、販売先の養殖業者から水産物を買い取って販売する。子会社の太幸物産が飼料を加工し、有限会社平安海産が水産物を加工、桜林養鰻が鰻養殖を受託するなど、養殖から加工販売まで関与。
養魚用飼料分野で強み
- 養魚用飼料
- うなぎ、まだい等の養殖魚向け配合飼料。自社製造に加え、子会社や関連会社が製造を担う。
03畜産準主力
畜産用飼料を販売。子会社のキリシマドリームファームがその飼料で豚を肥育し、食肉事業へ供給する。飼料の一部は関連会社の志布志飼料が受託製造する。
- 畜産用飼料
- 豚等の畜産動物向け配合飼料。外部からの購入や委託製造で対応。
04不動産賃貸副次
大阪府等に所有する不動産を外部顧客へ賃貸。関連会社の林兼冷蔵はグループ含む得意先の原料等の保管を担う。
製品と技術
機能性素材と加工食品のラインアップ
食品事業の中核は機能性素材と加工食品である。機能性素材では、ヒシエキスを主力とし、科学的エビデンスに基づく健康訴求で国内外に販売する。加工食品ではレトルト商品の取り扱いがあるが、2025年3月期は減収となり、選択と集中による高付加価値化を図る。冷凍食品や缶詰(ハヤシマルカブランド)も長年の定番商品である。
ブランド豚「霧島黒豚」の一貫生産
肉類事業では、自社ブランド「霧島黒豚」を軸に展開する。キリシマドリームファームで肥育し、都城ウエルネスミートでと畜・加工することで、飼料から食肉までのトレーサビリティを確保。2025年3月期は農場肥育成績の改善により、食品事業のセグメント利益が前期比82.7%増加した。このブランド豚は、差別化要因として収益性向上に寄与している。
養魚用飼料と低魚粉飼料の開発
飼料事業の主力は養魚用飼料である。長府工場と太幸物産の設備で生産し、主にブリ・マダイなどの養殖業者に販売する。近年は水産資源保護の観点から低魚粉飼料の開発を加速。外部委託を含む畜産用飼料も販売し、志布志飼料に一部製造を委託している。飼料事業はグループ全体の売上高の約半分を占めるが、2025年3月期は販売数量減少により減収となった。
水産物の調達・加工・販売
飼料事業の一部として、養魚用飼料の販売先で生産された水産物を購入し、販売する。連結子会社の平安海産が水産物の加工を担当し、桜林養鰻では鰻の養殖と販売を行う。これにより、飼料販売から最終製品までをグループ内で完結させるモデルを構築している。水産物の取り扱い量は2025年3月期に減少したが、品質安定とブランド価値向上を目指す。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 水産養殖養魚用飼料分野で強み
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
水産飼料・冷凍食品、原料高で低収益
水産飼料と冷凍食品を主力とする企業。2025年3月期売上高493億円だが、営業利益率2.23%と低水準。2026年3月期は売上高456億円へ減少予想も、利益率2.85%へ改善。同業のニップン(2001)や日清製粉(2002)が小麦粉加工で安定収益を上げる一方、林兼産業は魚粉など原料価格変動の影響を受けやすい。飼料事業は養殖業界の需要に依存し、冷凍食品は競争激化。コスト転嫁と高付加価値化が課題。
強み
- 養魚飼料で長年の実績とノウハウを蓄積。
- 冷凍食品などで販路を拡大。
- 2026年3月期に営業利益率2.85%へ改善見込み。
- 国内の養殖業者や小売との強固な取引関係。
課題
- 魚粉など原材料価格の高騰が収益を圧迫。
- 営業利益率3%未満と、収益力が脆弱。
- 2026年3月期に売上高減少が予想され、成長鈍化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食料品の時価総額近傍。太字が林兼産業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2813和弘食品 | 112億円 | 8.5倍 |
| 2 | 2934ジェイフロンティア | 106億円 | — |
| 3 | 2877日東ベスト | 91億円 | 17.7倍 |
| 4 | 2916仙波糖化工業 | 85億円 | 15.3倍 |
| 5 | 2286林兼産業 | 82億円 | 6.0倍 |
| 6 | 3069JFLAホールディングス | 82億円 | 12.3倍 |
| 7 | 2586フルッタフルッタ | 81億円 | 97.4倍 |
| 8 | 2055日和産業 | 73億円 | 16.7倍 |
| 9 | 559A梅乃宿酒造 | 71億円 | 21.9倍 |
| 10 | 2894石井食品 | 69億円 | — |
| 11 | 2293滝沢ハム | 57億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
戦時統合で誕生した1941年
1941年1月、企業整備により山口県下の缶詰製造業者が合同出資して「山口県合同缶詰株式会社」を設立。これが林兼産業の前身である。戦時体制下での業界再編を機に、水産缶詰メーカーとしての基盤が作られた。その後、1947年6月に「山口県缶詰株式会社」、1950年10月に「日新缶詰株式会社」へと社名を変更。社名の変遷は事業範囲の拡大を示す。
林兼産業との合併と現社名への変更(1955年)
1955年1月、「林兼産業株式会社」を吸収合併し、新社名を「林兼産業株式会社」に改めた。この合併により、飼料事業や畜産事業など新たな分野への進出の足がかりを得た。同年には下関市に飼料工場を建設し、養魚用飼料の自社生産を開始。1959年には第一食品工場を建設し、食品加工能力を拡大した。
東京証券取引所上場と事業拡大(1962〜1970年代)
1962年5月に東京証券取引所市場第二部に上場。同時に下関飼料工場を増設した。1964年には本社社屋と研究棟を建設。1967年2月には市場第一部に昇格した。1968年には第二食品工場を下関市に建設。1969年には林兼畜産を設立し、養豚・種鶏事業を分離。1970年には都城市に畜肉原料処理工場を建設し、食肉加工へ本格参入した。
冷蔵・養鶏・養鰻への事業多角化(1976〜2009年)
1976年2月に林兼冷蔵を設立し、低温物流の基盤を整備。1986年には林兼ポートリー(現キリシマドリームファーム)を設立し、畜産事業を移管。1991年には有限会社平安海産を設立し、水産物加工を強化。1993年には長府工場で養魚用飼料の生産を開始。1996年に林兼フーズを設立し、加工食品製造を子会社化。2009年には有限会社桜林養鰻を連結子会社化し、鰻養殖事業を拡大した。
新たな子会社化とスタンダード市場移行(2020年以降)
2020年11月、コーポレートロゴを刷新し、ブランドイメージを現代化。2021年12月には太幸物産を子会社化し、養魚用飼料の製造委託体制を強化。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行した。2025年3月期には中期経営計画「Challenge2028」を策定し、ROICやEBITDAを指標とする資本効率経営への転換を進めている。
年表23件を開く
1940年代
- 1941年1月創業企業整備により、当時山口県下にあった缶詰製造業者が合同出資して、山口県合同缶詰株式会社を設立。
- 1947年6月山口県缶詰株式会社に社名を変更。
1950年代
- 1950年10月日新缶詰株式会社に社名を変更。
- 1952年4月下関市に飼料工場を建設。
- 1955年1月M&A林兼産業株式会社を吸収合併し、新社名を林兼産業株式会社に変更。
- 1959年8月下関市に第一食品工場を建設。
1960年代
- 1962年5月下関飼料工場を増設。
- 1962年5月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
- 1964年12月本社社屋および研究棟を建設。
- 1967年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
- 1968年5月下関市に第二食品工場を建設。
- 1969年4月創業林兼畜産株式会社を設立、養豚・種鶏事業を同社へ移管。
1970年代
- 1970年6月都城市に畜肉ハム・ソーセージの原料処理工場を建設。
- 1976年2月創業林兼冷蔵株式会社を設立。
1980年代
- 1986年11月林兼ポートリー株式会社(現 キリシマドリームファーム株式会社・連結子会社)を設立し、林兼畜産株式会社の事業を同社へ移管。
1990年代
- 1991年7月有限会社平安海産(連結子会社)を設立。
- 1993年3月下関市に長府工場(養魚用飼料)を建設。
- 1996年12月林兼フーズ株式会社(連結子会社)を設立。
2000年代
- 2006年10月都城ウエルネスミート株式会社(連結子会社)を設立。
- 2009年3月有限会社桜林養鰻の株式を追加取得し、同社を連結子会社とする。
2020年代
- 2020年11月コーポレートロゴを変更。
- 2021年12月M&A太幸物産株式会社を子会社化。
- 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に移行。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- ROIC2028年3月期(中期経営計画期間終了時)まで5.0%以上
- EBITDA継続的まで6.0%
- 配当性向志向まで30%以上
- 政策保有株式の連結純資産比率20%以下
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
事業ポートフォリオの選択と集中
資本コストを強く意識し、事業ポートフォリオの選択と集中を加速して、株主還元の強化、収益性(ROIC)向上、人的資本投資強化を重点戦略として推進する。
- 02
食品事業の基盤確立
ブランド力・マーケティング力を強化し、機能素材では科学的エビデンスに基づく用途拡大や海外展開、介護食では現場課題起点の商品開発と製販一体による収益改善、食肉ではブランド価値と収益性の両立、加工食品では高付加価値化を推進する。
- 03
飼料事業の高付加価値化
低魚粉飼料開発を加速し、養魚用飼料では独自技術と疾病予防による高付加価値化、畜産用飼料では霧島黒豚事業との連動による収益基盤強化、水産物では最適飼料と育成技術で品質安定とブランド価値向上を図る。
- 04
サステナビリティ経営の推進
人的資本投資(学び続ける組織風土、次世代リーダー育成、エンゲージメント向上)、健康と環境の課題解決(SDGs)、温室効果ガス削減、動物の飼養管理などに取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で462人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は638万円で、9期前と比べて+10.0%。平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は19.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 552 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 555 | — |
| 2019年3月 | 580 | 41.8 | 18.8 | 576 | — |
| 2020年3月 | 590 | 42.1 | 19.0 | 571 | — |
| 2021年3月 | 613 | 41.6 | 18.6 | 572 | — |
| 2022年3月 | 614 | 41.4 | 18.4 | 471 | — |
| 2023年3月 | 599 | 41.1 | 17.7 | 461 | — |
| 2024年3月 | 579 | 41.7 | 18.5 | 446 | — |
| 2025年3月 | 576 | 42.9 | 18.7 | 449 | 245 |
| 2026年3月 | 638 | 43.8 | 19.3 | 462 | 281 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内キリシマドリームファーム㈱宮崎県 都城市議決権100.0%
- 国内林兼フーズ㈱山口県 下関市議決権100.0%
- 国内都城ウエルネスミート㈱宮崎県 都城市議決権100.0%
- 国内㈲平安海産熊本県 天草市議決権100.0%
- 国内㈲桜林養鰻鹿児島県 志布志市議決権100.0%
- 国内太幸物産㈱鹿児島県 肝属郡議決権100.0%
- 国内林兼冷蔵㈱山口県 下関市議決権39.2%
- 国内志布志飼料㈱鹿児島県 志布志市議決権32.5%
- 補助金56万円飼料穀物備蓄・流通合理化事業/飼料穀物備蓄対策農林水産省 · 2023-06-14
- 補助金56万円飼料穀物備蓄対策事業農林水産省 · 2022-05-31
- 補助金56万円飼料穀物備蓄対策事業農林水産省 · 2020-06-10
- 補助金56万円飼料穀物備蓄対策事業農林水産省 · 2019-06-03
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は456億円、営業利益は13億円。前期と比べると減収増益で、売上が-7.5%、利益が+18.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 485億円 | 456億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 13億円 |
| 純利益 | 12億円 | 13億円 |
| 1株あたり配当 | ¥45 | ¥45 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は104億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−6.3%、営業利益は−166.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 89 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 111 | 3 | 2.7 | 3 |
| 2024年2Q | 126 | 4 | 3.2 | 3 |
| 2024年3Q | 139 | 5 | 3.6 | 5 |
| 2024年4Q | 98 | — | — | −4 |
| 2025年2Q | 247 | 2 | 0.8 | 2 |
| 2025年4Q | 246 | 9 | 3.7 | 9 |
| 2026年2Q | 224 | 8 | 3.6 | 7 |
| 2026年4Q | 232 | 5 | 2.2 | 6 |
| 2027年1Q | 104 | −2 | −1.9 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は455億円から456億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は2.9%。純利益は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 455 | — | 4 | — | 4 |
| 2014年3月 | 459 | — | 0 | — | 0 |
| 2015年3月 | 477 | — | 4 | — | 4 |
| 2016年3月 | 482 | — | 7 | — | 4 |
| 2017年3月 | 452 | — | 11 | — | 7 |
| 2018年3月 | 433 | — | 12 | — | 8 |
| 2019年3月 | 444 | — | 13 | — | 9 |
| 2020年3月 | 452 | — | 13 | — | 9 |
| 太幸物産株式会社を子会社化。 | |||||
| 2021年3月 | 444 | — | 8 | — | 13 |
| 2022年3月 | 404 | — | 9 | — | 7 |
| 2023年3月 | 425 | — | 5 | — | 3 |
| 2024年3月 | 474 | — | 9 | — | 7 |
| 2025年3月 | 493 | 11 | 14 | 2.2 | 11 |
| 2026年3月 | 456 | 13 | 17 | 2.9 | 13 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高456億円のうち、営業利益として残るのは13億円で2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.6%395億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%48億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.9%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は20億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3 | −5 | −4 | −2 | 21 |
| 2014年3月 | 1 | −3 | −1 | −2 | 18 |
| 2015年3月 | 9 | −4 | −9 | 5 | 14 |
| 2016年3月 | 11 | −4 | −7 | 7 | 14 |
| 2017年3月 | 25 | −5 | −14 | 20 | 21 |
| 2018年3月 | 23 | −4 | −12 | 19 | 28 |
| 2019年3月 | 9 | −9 | −6 | 0 | 22 |
| 2020年3月 | 1 | −8 | 0 | −7 | 16 |
| 2021年3月 | 33 | 0 | −29 | 33 | 20 |
| 2022年3月 | 7 | 0 | −7 | 7 | 19 |
| 2023年3月 | −3 | −5 | −6 | −8 | 6 |
| 2024年3月 | 36 | −4 | −12 | 32 | 25 |
| 2025年3月 | 11 | 9 | −14 | 20 | 31 |
| 2026年3月 | 7 | −6 | −13 | 1 | 20 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は282億円。このうち返さなくてよい自己資本が136億円で、自己資本比率は48.1%(業種中央値56.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 275 | 46 | 229 | 14.9 |
| 2014年3月 | 262 | 43 | 219 | 14.4 |
| 2015年3月 | 270 | 50 | 220 | 16.4 |
| 2016年3月 | 269 | 54 | 215 | 17.7 |
| 2017年3月 | 277 | 69 | 208 | 22.4 |
| 2018年3月 | 292 | 77 | 215 | 23.8 |
| 2019年3月 | 301 | 87 | 214 | 25.9 |
| 2020年3月 | 297 | 86 | 211 | 26.2 |
| 2021年3月 | 287 | 102 | 185 | 32.5 |
| 2022年3月 | 265 | 98 | 167 | 36.9 |
| 2023年3月 | 268 | 99 | 169 | 37.1 |
| 2024年3月 | 290 | 111 | 179 | 38.2 |
| 2025年3月 | 276 | 118 | 158 | 42.7 |
| 2026年3月 | 282 | 136 | 147 | 48.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで123社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率で123社中122位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥918で、1年前と比べて+52.4%。過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 6.0倍 |
| PER (会社予想) | 6.2倍 |
| PBR | 0.57倍 |
| 配当利回り | 4.90% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1日で6.81%下落し、849円となった。25日移動平均線892.16円を約4.8%下回り、75日線875.8円も下回る。52週高値1023円からは約17.0%下落した水準。RSIは40.27と中立圏。月間では3.08%下落。8月10日の出来高は11.3万株と急増し、売りが優勢。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER 5.94倍は業界平均28.03倍を大幅に下回り、PBR 0.55倍はPBR1倍割れで解散価値以下。配当利回り4.71%と高く、ROE 10.1%も良好。ただし直近売上高や利益に伸び悩みが見られ、割安だが成長期待は限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 6.0倍 | 28.6倍 |
| PER (予想) | 6.2倍 | — |
| PBR | 0.57倍 | 1.63倍 |
| ROE | 10.1% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
水産資源の変動や消費者の節約志向が業績に影響。強気派は、低PBR0.55倍・PER5.9倍・配当利回り4.71%と割安で、株主還元が手厚い点を評価。弱気派は、売上高減少や営業利益率の低さ(2.85%)が構造的問題で、業績向上の見込みが薄いと見る。株価は直近70%上昇しているが、その持続性に疑問。
- 割安バリュエーション
PER5.9倍、PBR0.55倍と割安
- 高い利回り
配当利回り4.71%と魅力的
- ブランド力
ハヤシマルカブランドの認知度
- 収益性改善による営業利益増加2026年3月期影響中
営業利益13億円(前期比2億円増)、利益率2.85%と0.62pt改善
- 低PBR株価是正期待不定影響弱
PBR0.55倍は解散価値以下、自己株式取得や増配で株主還元強化余地
- 配当利回り4.71%の高水準維持継続影響弱
1株当たり43円配当、EPS153円に対して余裕あり
- 水産加工品需要の回復2026年下期影響中
外食・中食向け需要回復で売上高500億円台回復可能性
- 減収基調
26/3期売上456億と減少予想
- 低収益性
営業利益率2.85%と低く、改善余地が限定的
- 水産資源リスク
漁獲量変動や原料価格高騰リスク
- 売上高減少基調からの反転困難2026年3月期影響強
2026年3月期売上高456億円と前期比7.5%減、需要減退続けば減収
- 原材料コスト上昇リスク継続影響中
魚価高騰で製造原価率上昇、営業利益2-3億円減少可能性
- 為替変動による輸出競争力低下継続影響中
海外売上高比率未公表だが、円高進行で収益圧迫
- 少子高齢化による国内水産物消費の構造的減少長期影響弱
国内需要減少で売上高年率2%程度減少
- 売上高成長率
- 減収脱却の兆候を確認
- 営業利益率
- 収益性改善の指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり45円で、前期から+72.0%。いまの株価に対する利回りは4.90%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 15.1 |
| 2018年3月 | 10 | 0.0 | 12.8 |
| 2019年3月 | 15 | 50.0 | 18.1 |
| 2020年3月 | 15 | 0.0 | 20.3 |
| 2021年3月 | 15 | 0.0 | 10.2 |
| 2022年3月 | 15 | 0.0 | 16.4 |
| 2023年3月 | 15 | 0.0 | 107.2 |
| 2024年3月 | 15 | 0.0 | 20.6 |
| 2025年3月 | 25 | 66.7 | 16.6 |
| 2026年3月 | 43 | 72.0 | 41.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥45
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,756人。区分でいちばん多いのは個人・その他で47.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.6%を占め、残る59.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 38.7 | 40.0 | 41.8 | 43.6 | 49.0 | 47.8 |
| 事業法人 | 32.9 | 33.5 | 33.5 | 31.1 | 30.3 | 29.3 |
| 金融機関 | 24.9 | 24.2 | 21.8 | 19.2 | 13.8 | 11.3 |
| 自己株式 | 1.1 | 1.3 | 1.0 | 3.1 | 5.2 | 8.3 |
| 証券会社 | 2.2 | 1.7 | 2.4 | 4.5 | 3.6 | 8.1 |
| 外国法人 | 1.4 | 0.5 | 0.5 | 1.6 | 3.2 | 3.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 公益財団法人中部財団 | 9.05 |
| 02 | Umios株式会社 | 6.34 |
| 03 | 株式会社恵比須商会 | 4.78 |
| 04 | 立花証券株式会社 | 4.47 |
| 05 | 株式会社松岡 | 4.04 |
| 06 | 中部 哲二 | 3.16 |
| 07 | 日本生命保険相互会社 | 2.86 |
| 08 | 株式会社十八親和銀行 | 2.84 |
| 09 | 大和証券株式会社 | 2.05 |
| 10 | 株式会社山口銀行 | 1.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-24中部 哲二新規の大量保有報告11.44%+3.01pt
- 2026-08-24Umios株式会社新規の大量保有報告0.04%-6.31pt
- 2026-08-21Umios株式会社新規の大量保有報告6.35%
- 2026-07-30有限会社キャピタル・マネジメント新規の大量保有報告6.09%+1.05pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+3791%、1株純資産は14期で+3521%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | 46 | 9.2 | 21.3 | — |
| 2014年3月 | −0 | 42 | −0.9 | — | — |
| 2015年3月 | 4 | 50 | 9.6 | 23.2 | — |
| 2016年3月 | 43 | 536 | 8.4 | 23.4 | — |
| 2017年3月 | 78 | 697 | 12.6 | 11.1 | 15.1 |
| 2018年3月 | 92 | 780 | 12.4 | 9.0 | 12.8 |
| 2019年3月 | 97 | 878 | 11.7 | 5.9 | 18.1 |
| 2020年3月 | 98 | 875 | 11.2 | 5.7 | 20.3 |
| 2021年3月 | 145 | 1,059 | 15.1 | 4.5 | 10.2 |
| 2022年3月 | 81 | 1,111 | 7.4 | 6.4 | 16.4 |
| 2023年3月 | 38 | 1,126 | 3.4 | 12.4 | 107.2 |
| 2024年3月 | 86 | 1,285 | 7.1 | 6.7 | 20.6 |
| 2025年3月 | 123 | 1,396 | 9.2 | 4.0 | 16.6 |
| 2026年3月 | 154 | 1,662 | 10.1 | 5.8 | 41.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額154百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中部哲二 | 代表取締役社長 | 58 | 286,000 |
| 三代健造 | 専務取締役 事業統括本部長 兼飼料事業部長 | 60 | 38,000 |
| 戸倉信一 | 取締役 事業統括本部 食品事業部長 | 58 | 9,000 |
| 中嶋一貴 | 取締役 経営管理本部長 | 65 | 5,000 |
| 安部克彦 | 取締役 事業統括本部 食品事業部副事業部長 | 52 | — |
| 鈴田修士 | 取締役 経営管理本部副本部長 | 58 | 1,000 |
| 田中姿子 | 取締役 | 51 | — |
| 岩村修二 | 取締役 監査等委員 | 76 | — |
| 山尾哲之 | 取締役 監査等委員 | 72 | 3,000 |
| 三田村知尋 | 取締役 監査等委員 | 73 | — |
| 伊勢﨑俊博 | 取締役 監査等委員(常勤) | 63 | 1,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 89 | 28 | 10 | 128 | 21 |
| 社外取締役 | 6 | 26 | — | — | 26 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容952字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,100字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,446字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,513字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第87期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第87期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第86期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第86期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第85期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第84期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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