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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

JFLAホールディングス

JFLA Holdings Inc.3069 · Standard · 食料品

牛乳から外食まで、食の川上から川下を貫くバリューチェーンを構築。国内生産と欧州流通が両輪となる食の総合企業。

概要

JFLAホールディングスは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、醤油や日本酒などの調味料・酒類を製造する生産事業、輸入食品の流通事業、ベーグルやクレープ専門店を展開する販売事業の三本柱を持つ食品グループである。東京都中央区に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場。2026年3月期の連結売上高は657億円、従業員数は1,549人。2023年に公表した事業再生計画に基づき、不採算事業の整理と収益性改善を進めている。

生産・流通・販売の三事業が支える収益構造

当社グループは、生産事業、流通事業、販売事業の三つを報告セグメントとしている。生産事業が売上高の約67%を占め、乳業(九州乳業、茨城乳業、弘乳舎)と調味料・酒類(盛田)で構成される。2026年3月期の生産事業売上高は440億円、営業利益は21.5億円(利益率4.9%)である。流通事業は売上高の約21%を占め、国内ではアルカンが輸入食品を販売し、欧州ではAtariya Foods傘下の英・蘭法人が食材卸を行う。売上高138億円、営業利益1.7億円(利益率1.2%)。販売事業は売上高の約11%を占め、アルテゴが「BAGEL & BAGEL」「MOMI&TOY'S」などのフランチャイズ本部を運営する。売上高73億円、営業利益0.1億円(利益率0.2%)と、生産事業への依存度が高い。

国内市場と欧州拠点を結ぶ事業ネットワーク

国内では、九州から関東にかけて生産拠点を持ち、流通子会社が全国に販路を広げる。海外では英国にT&S Enterprises、S.K.Y. Enterprise UK、Atariya Foods Retail(UK)などを配置し、オランダのグループ会社と連携して欧州全域に和食材を供給する。輸入食品販売のアルカンはフランス発の「Kiriクリームチーズ」を国内製菓・製パン業者に卸すなど、高付加価値商品に強みを持つ。かつて米国にもPacific Paradise Foodsを持っていたが、2023年に譲渡した。海外事業は為替変動の影響を受けやすく、2026年3月期は円安により仕入コストが上昇したため、流通事業の海外子会社は減益となった。

事業再生計画による財務体質の改善

当社グループは2022年5月に経営改善計画を策定し、2023年9月に地域経済活性化支援機構(REVIC)から出資を受けて事業再生計画を公表した。8つの施策(製品値上げ、ポートフォリオ見直し、設備投資、不採算子会社の整理、不採算工場・店舗の閉鎖、本部経費削減、経営管理体制強化、財務基盤強化)を柱とする。2026年3月期は計画を上回り、売上高657億円(計画600億円)、営業利益15.3億円(計画9.5億円)、親会社株主に帰属する当期純利益6.6億円(計画非開示)を達成した。2027年3月期の見通しは売上高660億円、営業利益15.5億円である。有利子負債は依然として高水準だが、キャッシュ・フローを重視した経営を継続している。

業界の中での役割は食の生産・流通・販売(外食)を一貫して提供するバリューチェーン型事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
657億円
営業利益
15億円
営業利益率
2.3%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01生産事業(乳業)主力

牛乳、脱脂粉乳、ヨーグルトなどの乳製品の製造販売を行う。弘乳舎は余剰乳の加工受託や各種乳製品を、九州乳業、茨城乳業は乳製品の製造・販売を担い、日本の酪農・乳業を支える。

主要顧客小売業、外食産業、食品メーカー

主な製品・サービス3
牛乳・乳飲料
家庭用・業務用の牛乳、加工乳、乳飲料を製造販売。鮮度と品質にこだわる。
ヨーグルト
発酵乳製品。機能性表示食品も展開。
脱脂粉乳
乳製品原料として製パン・製菓業界などに供給。

02生産事業(調味料・酒類、パン菓子)準主力

しょうゆ、みそなどの発酵調味料、日本酒、焼酎などの酒類、およびパン菓子類・製パン製菓材料の製造販売を行う。盛田や栄喜堂などが中心となり、伝統的な発酵技術と製菓技術を活かす。

主要顧客小売業、外食産業、食品メーカー

主な製品・サービス3
しょうゆ・みそ
醸造にこだわった発酵調味料を製造。
日本酒・焼酎
酒類製造免許を有し、清酒・焼酎などの製造販売を行う。
パン菓子類・製パン材料
洋菓子・和菓子、製パン用ミックス粉などを製造。

03流通事業(輸入食品・酒類)準主力

欧州を中心とした世界各国からの食品類・酒類の輸入販売を国内で行う。海外では欧州子会社が食品の加工卸や食材の輸出入を展開し、欧州全域に販路を拡大している。

主要顧客国内小売業、外食産業、英国内の和食レストラン

主な製品・サービス2
輸入食品・酒類の卸販売
欧州のワイン、チーズ、食品を日本国内の小売・外食企業に販売。
加工食品の輸出入
欧州向けに日本の食品を輸出したり、現地で加工した食品を販売。

04販売事業(外食)副次

連結子会社が開発した飲食業態について、フランチャイズ本部の運営と直営店の経営を行う。国内外で「たこばやし」「BAGEL & BAGEL」「MOMI&TOY'S」などのブランドを展開し、生産・流通の商品を活かしたメニューを提供する。

主要顧客一般消費者

主な製品・サービス3
たこばやし
たこ焼き専門店チェーン。
BAGEL & BAGEL
ベーグル専門店チェーン。
MOMI&TOY'S
クレープ専門店チェーン。

05その他(ウェルエイジング等)その他

「食」を通じて健康増進や豊かな生活を実現する事業として、ウェルエイジング事業等を展開する。健康食品の企画・販売や高齢者向けサービスの提供など、食の知見を活かした新規事業を模索する。

製品と技術

九州・茨城・弘乳舎が手掛ける乳製品群

生産事業の中核である乳業部門は、九州乳業、茨城乳業、弘乳舎の3社で構成される。九州乳業は牛乳、ヨーグルト、豆乳を主力とし、家庭用・業務用双方に供給する。茨城乳業は牛乳、ヨーグルト、プリンなどで取引先との共同開発を強化し、売上を伸ばしている。弘乳舎は余剰乳の加工受託と乳加工品の製造販売を手掛け、収益性の高い受託加工収入が増加傾向にある。これらの製品はスーパー、コンビニ、製菓業者など幅広いチャネルで販売される。

盛田の調味料・酒類と栄喜堂のパン菓子

盛田は醤油、つゆたれ類、飲料、漬物などを製造する老舗醸造メーカーである。2024年7月に日光工場の製造事業を譲渡したが、主力製品は引き続き国内で販売。開発面では高付加価値の機能性飲料や海外向け商品を強化している。パン菓子類の製造販売は栄喜堂が担い、製パン製菓材料も扱う。これらの製品はグループ内外の流通網を通じて供給される。

アルテゴが運営するベーグル・クレープ専門店

販売事業の中心であるアルテゴは、フランチャイズ本部として「たこばやし」「BAGEL & BAGEL」「BAGEL & BAGEL City」「MOMI&TOY'S」「Crepes Familia」「瑪蜜黛(モミトイ)」「ESTADIO」の7ブランドを展開する。中でも「BAGEL&BAGEL」はSKU強化とリピーター向けプロモーション、 「MOMI&TOY'S」は価格戦略が奏功し、2026年3月期は増収増益となった。ホールセール(小売)部門も好調である。同じ販売事業に位置づけられる菊家は店舗と卸で菓子を販売するが、当期は減益だった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

製粉業界の中小、利益率低く競争激化で苦戦

JFLAホールディングスは、製粉・食品事業を営むが、売上高は600億円台で、同業のニップンや日清製粉グループ本社と比べ規模は小さい。営業利益率も2%前後と低く、コスト競争力で劣る。小麦粉市場は成熟しており、差別化が困難。ニッチ市場や他分野への展開が必要。

強み

  • 特定の食品分野で強みを発揮し、大手との差別化を図っている。
  • 長年の事業で培ったブランド力により、一定の顧客基盤を維持。
  • 製粉以外の食品事業も展開し、リスク分散を図っている。
  • 独自の製粉技術や製品開発力で、品質面での強みを持つ。

課題

  • 営業利益率2%前後と低く、収益改善が急務。
  • 日清製粉など大手との価格競争や規模の差が厳しい。
  • 小麦価格の上昇が収益を圧迫しやすい構造。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がJFLAホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12907あじかん118億円10.5倍
22813和弘食品112億円8.5倍
32934ジェイフロンティア106億円
42877日東ベスト91億円17.7倍
52916仙波糖化工業85億円15.3倍
63069JFLAホールディングス82億円12.3倍
72286林兼産業82億円6.0倍
82586フルッタフルッタ81億円97.4倍
92055日和産業73億円16.7倍
10559A梅乃宿酒造71億円21.9倍
112894石井食品69億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

フランチャイジーからエリア本部へ拡大した創業期

1995年9月、飲食店舗運営会社「プライム・リンク」を設立。1998年5月に炭火焼肉酒家「牛角」のフランチャイズ加盟店として加入し、1999年12月には牛角のエリアフランチャイズ本部権利を獲得した。2000年9月には釜めしと串焼「とりでん」のエリアFC本部権利も取得し、加盟店事業を拡大した。この時期、自社運営ではなくフランチャイズ方式での店舗網拡大に特化した。

上場と持株会社体制への移行(2001~2007年)

2001年11月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現スタンダード市場)に上場。2007年1月、株式移転によりアスラポート・ダイニングを設立し、持株会社体制に移行。プライム・リンクを完全子会社化し、同年8月には「とり鉄」も連結子会社とした。2009年3月にはHSIグローバルを引受先とする第三者割当増資を実施し、財務基盤を強化した。

乳業・酒類メーカーを相次ぎ買収した拡大期

2013年9月に弘乳舎、2014年9月にレゾナンスダイニング、2015年4月に茨城乳業、同年10月に九州乳業を相次いで子会社化し、乳業事業を急拡大した。2016年には米国法人Pacific Paradise Foodsを取得。2017年にはとり鉄がグループ内の複数子会社を吸収合併し、アスラポートに商号変更した。2018年8月、ジャパン・フード&リカー・アライアンス(盛田、アルカンなどを傘下に持つ)を連結子会社化したことで、グループの事業領域が生産・流通・販売の全般に及んだ。

牛角売却と不採算事業の整理(2020~2022年)

2020年3月、創業の基盤だった炭火焼肉酒家「牛角」の直営事業とフランチャイズ事業をすべて譲渡した。2021年7月には鶏業態居酒屋「とり鉄」「とりでん」を小僧寿しに移管。2022年7月に「どさん子ラーメン」など販売事業、同年10月に「Taco Bell」事業を譲渡。市場区分見直しにより、2022年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。この期間、グループは不採算事業の切り離しを加速した。

事業再生計画の策定と大量の子会社譲渡(2023~2024年)

2023年1月に富士高砂酒造など酒造10社、2月にゆめ牧舎、5月に東洋商事、8月に米国Pacific Paradise Foodsを譲渡。2024年1月には地域経済活性化支援機構からA種種類株式の発行で資金調達を実施した。同年3月に「十徳」、5月に米国法人ASRAPPORT DINING USA、7月に盛田日光工場の製造事業を譲渡。これによりグループは乳業と調味料・酒類の生産、輸入流通、一部外食ブランドに事業を集約した。

吸収合併によるグループ再編の完了

2025年4月1日、当社を存続会社として連結子会社のアスラポートを吸収合併し、グループ経営資源を一本化した。同年3月期(事業再生計画2期目)の連結売上高は657億円、営業利益15.3億円と計画を上回った。2027年3月期も設備投資や不採算店舗の閉鎖を継続する方針である。

年表41件を開く

1990年代

  • 1995年9月創業飲食店舗運営会社「株式会社プライム・リンク」設立
  • 1998年5月炭火焼肉酒家「牛角」のフランチャイズ加盟店として加盟店事業の展開を開始
  • 1999年12月炭火焼肉酒家「牛角」のエリアフランチャイズ本部の権利を取得し、エリアフランチャイズ本部事業の展開を開始

2000年代

  • 2000年9月釜めしと串焼「とりでん」のエリアフランチャイズ本部の権利を取得し、加盟店事業及びエリアフランチャイズ本部事業の展開を開始
  • 2001年11月上場大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現:東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場
  • 2006年10月釜めしと串焼「とりでん」の特定地域における総本部運営を開始
  • 2007年1月上場「株式会社プライム・リンク」から株式移転により「株式会社アスラポート・ダイニング」設立「株式会社アスラポート・ダイニング」が大阪証券取引所ヘラクレス・スタンダード市場(現:東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場「株式会社プライム・リンク」を連結子会社化
  • 2007年8月M&A「株式会社とり鉄」を連結子会社化
  • 2009年3月「HSIグローバル株式会社」を引受先に第三者割当増資を実施

2010年代

  • 2013年9月M&A「株式会社弘乳舎」を連結子会社化
  • 2014年9月M&A「レゾナンスダイニング株式会社」を連結子会社化
  • 2014年10月M&A英国法人「T&S Enterprises (London) Limited」「S.K.Y. Enterprise UK Limited」及び「Sushi Bar Atari-Ya Limited」の株式を取得し、持分法適用会社(2015年5月追加取得し、連結子会社化)
  • 2015年3月「TACO BELL RESTAURANTS ASIA PTE,LTD.」との間で日本国内での出店を目的としたフランチャイズ契約を締結し、「Taco Bell」事業を開始
  • 2015年4月M&A「茨城乳業株式会社」を連結子会社化
  • 2015年8月M&A「株式会社TOMONIゆめ牧舎」を連結子会社化(株式会社弘乳舎の子会社)
  • 2015年10月M&A「九州乳業株式会社」を連結子会社化
  • 2016年3月M&A米国法人「Pacific Paradise Foods,Inc.」の株式を取得及び第三者割当増資を実施し、連結子会社化
  • 2016年11月M&A「株式会社ドリームコーポレーション」の株式を取得及び第三者割当増資を実施し、連結子会社化
  • 2017年4月M&A「株式会社とり鉄」が「株式会社プライム・リンク」「レゾナンスダイニング株式会社」及び「株式会社どさん子」を吸収合併、「株式会社アスラポート」に商号変更 英国及びEU圏の事業統括のため「Atariya Foods Limited」を設立、連結子会社化
  • 2017年8月M&A「株式会社モミアンドトイ・エンターテイメント」を連結子会社化
  • 2017年10月M&A「株式会社菊家」を連結子会社化(九州乳業株式会社の子会社)
  • 2017年12月M&A「Atari-Ya shops」事業(小売事業)を譲り受けた英国法人「Atariya Foods Retail(UK) Limited」を連結子会社化(Atariya Foods Limitedの子会社)
  • 2018年6月M&A「株式会社ジェイアンドジェイ」から海鮮居酒屋事業を譲り受けた「株式会社十徳」を連結子会社化(株式会社アスラポートの子会社)「Taco Bell」事業の運営を行うため「株式会社TBジャパン」を設立、連結子会社化
  • 2018年7月M&A「株式会社ドリームコーポレーション」が「株式会社モミアンドトイ・エンターテイメント」及び「株式会社フードスタンドインターナショナル」を吸収合併、「株式会社アルテゴ」に商号変更
  • 2018年8月M&A「盛田株式会社」「株式会社アルカン」「東洋商事株式会社」などを傘下に持つ「ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社」の株式を追加取得し、連結子会社化「株式会社アスラポート・ダイニング」から「株式会社JFLAホールディングス」に商号変更

2020年代

  • 2020年3月炭火焼肉酒家「牛角」の直営事業及びフランチャイズ事業を譲渡
  • 2021年4月M&A「ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社」を吸収合併
  • 2021年7月鶏業態居酒屋「とり鉄」「とりでん」を株式会社小僧寿しに移管
  • 2022年3月M&A「株式会社栄喜堂」を連結子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
  • 2022年7月「株式会社アスラポート」の「どさん子ラーメン」など販売事業を譲渡
  • 2022年10月「株式会社TBジャパン」の「Taco Bell」事業を譲渡
  • 2023年1月「富士高砂酒造株式会社」など酒造会社10社を譲渡
  • 2023年2月「株式会社TOMONIゆめ牧舎」を譲渡
  • 2023年5月「東洋商事株式会社」を譲渡
  • 2023年8月米国法人「Pacific Paradise Foods,Inc.」を譲渡
  • 2024年1月第三者割当によるA種種類株式を発行し、株式会社地域経済活性化支援機構より払込を受ける
  • 2024年3月「株式会社十徳」を譲渡
  • 2024年5月米国法人「ASRAPPORT DINING USA,INC.」を譲渡
  • 2024年7月「盛田株式会社」日光工場の醤油、調味料等の製造事業を譲渡
  • 2025年4月M&A「株式会社アスラポート」を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで66,000百万円
  • 営業利益2027年3月期まで1,550百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業再生計画の実行

    製品値上げ、ポートフォリオ見直し、設備投資、不採算子会社整理、不採算工場・店舗閉鎖、本部経費削減、経営管理体制の強化を推進し、不安定な環境でも事業継続可能な基盤を構築する。

  2. 02

    持続的成長モデルの確立

    消費者のライフスタイル変化に対応した商品・サービス提供、DXによる生産・流通・販売の競争力強化、製販一体型モデル深化による収益性向上、ウエルエイジング事業などの新規事業推進。

  3. 03

    事業リスクの耐性強化

    安定的な生産・供給確保、グループ会社の収益率基準設定、財務体質の強化に取り組み、リスク耐性を高める。

  4. 04

    SDGsの実現

    乳業・醸造工場のCO2削減、フードロス低減、障がい者雇用や人材多様化を推進し、環境保全と社会貢献を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,549人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は599万円で、9期前と比べて+11.2%平均年齢は48.6歳、平均勤続年数は7.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月794
2018年3月1,151
2019年3月53843.04.32,041
2020年3月52744.24.71,988
2021年3月51543.54.91,809
2022年3月55745.48.52,056
2023年3月55545.87.81,860
2024年3月54846.57.91,545
2025年3月59048.18.61,47788
2026年3月59948.67.81,54997

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)81.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 11 / 海外 3、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 他 — 愛知県名古屋市 他5,369百万円
生産
本社 — 大分県大分市3,255百万円
生産
本社 — 熊本県熊本市1,905百万円
生産
本社 他 — 大分県由布市 他756百万円
販売
本社 — イギリス バーネット・ロンドン特別区599百万円
流通
本社 — 東京都中央区195百万円
販売 その他
主な関係会社
  • 国内
    九州乳業株式会社(注)2(注)3
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権95.7%
  • 国内
    株式会社弘乳舎
    熊本県熊本市 · 連結子会社
    議決権93.4%
  • 国内
    茨城乳業株式会社
    茨城県石岡市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    盛田株式会社(注)2(注)3
    愛知県名古屋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    大連丸金食品有限公司(注)2
    中国大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ハイピース
    福井県丹生郡 · 連結子会社
    議決権95.7%
  • 国内
    株式会社栄喜堂
    埼玉県入間郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アルカン(注)2(注)3
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権66.5%
  • 海外
    Atariya Foods Limited (注)2
    英国イーストサセックス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    T&S Enterprises (London) Limited
    英国ロンドン市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    株式会社アルテゴ
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権96.1%
  • 国内
    株式会社菊家
    大分県由布市 · 連結子会社
    議決権59.8%
残りのグループ会社2社を開く
  • 小手川酒造株式会社大分県臼杵市50%
  • HSIグローバル株式会社東京都中央区24%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は657億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.8%、利益が+15.4%。

売上高
+0.8%
657億円
営業利益
+15.4%
15億円
純利益
+16.7%
7億円
営業利益率
2.3%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高660億円657億円
営業利益16億円15億円
純利益7億円
1株あたり配当¥4

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は164億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q180−16
2024年1Q16300.0−3
2024年2Q17121.20
2024年3Q18752.72
2024年4Q158−5
2025年2Q32361.96
2025年4Q32972.10
2026年2Q32161.92
2026年4Q33692.75
2027年1Q16453.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は73億円から657億円へ9.0倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
「株式会社弘乳舎」を連結子会社化
2013年3月7343
「レゾナンスダイニング株式会社」を連結子会社化
2014年3月9453
「茨城乳業株式会社」を連結子会社化
2015年3月11264
米国法人「Pacific Paradise Foods,Inc.」の株式を取得及び第三者割当増資を実施し、連結子会社化
2016年3月23575
「株式会社とり鉄」が「株式会社プライム・リンク」「レゾナンスダイニング株式会社」及び「株式会社どさん子」を吸収合併、「株式会社アスラポート」に商号変更 英国及びEU圏の事業統括のため「Atariya Foods Limited」を設立、連結子会社化
2017年3月36295
「株式会社ジェイアンドジェイ」から海鮮居酒屋事業を譲り受けた「株式会社十徳」を連結子会社化(株式会社アスラポートの子会社)「Taco Bell」事業の運営を行うため「株式会社TBジャパン」を設立、連結子会社化
2018年3月43098
2019年3月643−10−29
2020年3月809217
「ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社」を吸収合併
2021年3月696−15−26
「株式会社栄喜堂」を連結子会社化
2022年3月704−8−19
2023年3月767−8−22
2024年3月6794−6
「株式会社アスラポート」を吸収合併
2025年3月6521392.06
2026年3月65715132.37

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高657億円のうち、営業利益として残るのは15億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.7%484億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.0%158億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
1.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが17億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は45億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−62−17
2014年3月12−2432−1226
2015年3月8−98−133
2016年3月8−2639−1855
2017年3月12−2925−1762
2018年3月8−3117−2357
2019年3月17−571276
2020年3月1411−212579
2021年3月−327−472457
2022年3月6−14−5−845
2023年3月−7−3−16−1020
2024年3月17−1211657
2025年3月5−12−5−746
2026年3月17−11−7645

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は405億円。このうち返さなくてよい自己資本が101億円で、自己資本比率は20.4%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月34142040.5
2014年3月97197818.0
2015年3月112278523.1
2016年3月2365218420.8
2017年3月2777720026.6
2018年3月3469225425.0
2019年3月57810647217.5
2020年3月57812345520.5
2021年3月52310042317.8
2022年3月4858340214.4
2023年3月4146235211.6
2024年3月4148532915.9
2025年3月3959130418.1
2026年3月40510130420.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
46億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-61億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
44億円
在庫として抱えている分
負債合計
304億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
49
/ 100
安定性自己資本比率14 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE123社中50位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中120位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
20.4%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.8%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥169で、1年前と比べて+6.3%過去52週の値幅のなかでは70%の位置にある。

¥169+0.6%1ヶ月+5.6%1年+6.3%時価総額82億円
過去52週の値幅
安値¥143高値¥180

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PBR0.98倍
配当利回り2.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は167円で、25日線(159.08円)を+5%上回り、75日線(156.31円)も上回る。52週高値180円には約7.2%と接近。直近1ヶ月では6.37%上昇し、8月12日には出来高が436,700株と急増。流動性が高まり、買いが入っている。RSIは70.97とやや過熱気味だが、トレンドは強気。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 12.12倍は業界平均28.75倍を大幅に下回り、割安。PBR 0.97倍は平均1.64倍を下回り、解散価値近辺。しかし、ROE 8.6%は平均より低く、収益性に課題。配当利回り2.4%は平均2.23%を上回るが、配当性向279.72%と異常に高く、持続可能性に懸念。収益力の改善が進めば割安度は増すが、現状の収益性を考慮するとやや割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍28.6倍
PBR0.98倍1.63倍
ROE8.6%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内のパン・麺類需要の減少による市場縮小が課題。強気派は、原材料費高騰後の価格転嫁の成功とコスト削減効果で利益率が改善し、業績が底を打ったとみる。弱気派は、人口減少で需要が構造的に減退し、海外展開も限定的で、減収基調が続くと主張。また、粉食文化の変化や健康志向の高まりも逆風。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善

    2025/3期の営業利益率1.99%から2026/3期は2.28%と小幅ながら改善。

  • コスト削減

    固定費削減や効率化により赤字転落を回避し、黒字定着。

  • 安定配当

    配当利回り2.4%と安定しており、株主還元を維持。

  • PBR0.97倍の解散価値割れ決算発表後影響

    PBR0.97倍で純資産価値に対し3%のディスカウント、割安修正が期待

  • 営業利益15億円と前期比15%増益通年影響

    営業利益13→15億円、売上高657億円で黒字幅が拡大

  • 営業利益率改善で約18億円の増益余地2027年〜2028年影響

    売上高657億円、営業利益率2.28%が5%になれば約18億円の増益

  • 配当利回り2.4%を確保通年影響

    時価総額81億円に対し配当総額約1.9億円、安定配当が下支え

マイナスに働く材料7
  • 需要減少

    人口減少や食生活の変化に伴い国内製粉市場は縮小傾向。

  • 減収続く

    2023/3期から2026/3期の売上高が767億円から657億円へ減少。

  • 海外展開遅れ

    グローバル展開が進まず、成長市場の取り込みができていない。

  • 売上高がほぼ横ばいで成長欠如通年影響

    売上高は652→657億円と0.8%増、成長ドライバーが見えない

  • 営業利益率2.28%と低く損益悪化余地継続影響

    売上高657億円×2%のコスト増で営業利益15億円がほぼ消滅

  • 純利益7億円と小さく財務余力限定的通年影響

    営業利益15億円に対し純利益7億円、留保利益は限定的

  • 外国人保有0.96%と極端に低い継続影響

    外国人保有率0.96%、需給が極めて薄く株価変動が大きい

次の決算で確かめる点
小麦粉販売量
需要動向を直接反映する主要な指標。
営業利益率
価格転嫁やコスト管理の効果を測るため。
海外売上比率
成長市場でのシェア拡大の度合いを確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり4で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.37%。

年間配当
¥4
1株あたり
配当利回り
2.37%
いまの株価に対して
配当性向
279.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月4
2019年3月40.0
2020年3月40.0
2021年3月40.0279.7
2022年3月40.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥4

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ21,630人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.9%を占め、残る56.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.955.456.052.050.749.8
事業法人47.944.443.544.143.543.9
証券会社0.10.10.12.95.45.3
外国法人0.10.10.30.90.30.9
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.10.10.10.10.1
金融機関0.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01HSIグローバル株式会社23.70
02株式会社神明ホールディングス6.71
03株式会社SAKEアソシエイツ4.77
04アサヒビール株式会社3.64
05青柳 和洋3.15
06株式会社SBI証券2.04
07株式会社M&T1.59
08楽天証券株式会社共有口1.50
09小岩井 壮1.30
10檜垣 周作1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    株式会社地域経済活性化支援機構
    新規の大量保有報告
    34.69%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−11%、1株純資産は14期で+70%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月167523.817.0
2014年3月169519.215.5
2015年3月2012817.918.7
2016年3月2319813.919.6
2017年3月182478.622.8
2018年3月2828110.521.4
2019年3月−77242−31.2
2020年3月4028315.48.3
2021年3月−61222−24.2
2022年3月−44151−23.2
2023年3月−48103−37.4
2024年3月−1395−10.9
2025年3月131059.311.3
2026年3月141288.612.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
檜垣周作代表取締役社長50593,363
鈴木啓介常務取締役59
木村康一郎取締役41
齊藤隆光取締役53163,900
岡山哲也取締役46
香本明彦取締役82
澁澤久栄取締役67
安田幸平取締役61
平山美智子常勤監査役73
森本晃一監査役5320,000
浅川威監査役52
田邉絵理子監査役41
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
相川佳寛取締役50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5595912
社外取締役615153
監査役2442

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,340字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは「食を通じた新たな価値の創造と提供」をミッションに、「新たな価値を生み出すブランド創出」、「新たな価値を提供する多様な販売手法の構築」、「新たな価値を支える経営基盤の確立と持続的成長」という3つの中長期戦略を実行しております。戦略に紐づく各課題へ積極的に取り組み、国内外において、生産・流通・販売の3機能が相互に価値を発揮する事業ポートフォリオの構築に努めてまいりました。 当社グループは、生産事業、流通事業及び販売(外食)事業を展開しております。 生産事業では、牛乳、脱脂粉乳、ヨーグルトなどの乳製品の製造販売、しょうゆ、みそなど発酵調味料や日本酒、焼酎などの調味料・酒類の製造販売及びパン菓子類、製パン製菓材料の製造販売事業を行っております。 流通事業では、欧州を中心として世界各国から輸入した食品類・酒類の国内での販売事業を行っております。また、欧州において、食品の加工卸及び食材の輸出入事業を行っております。 販売事業では、連結子会社が開発した飲食業態について、フランチャイズ本部の運営及び直営店の経営も行っております。海外においては、英国における和食材関連スーパー運営事業等を行っております。 当社は、当社グループの経営戦略、管理及びそれらに付帯する業務を行うとともに、外食店舗に対するマーチャンダイジング事業を行っております。当社グループが営んでいる主な事業内容と当社グループを構成する各社の当該事業における位置づけは次のとおりであります。 (1) 生産事業   乳業部門においては、株式会社弘乳舎は、余剰乳の加工受託事業及び各種乳製品の製造販売事業を行っております。九州乳業株式会社及び茨城乳業株式会社は、乳製品の製造及び販売を行っております。一方で、食品類・酒類部門においては、盛田株式会社やパン菓子類等の製造販売を行う株式会社栄喜堂などで構成されております。 (2) 流通事業    国内においては、輸入食品類・酒類販売事業の株式会社アルカン、東栄貿易株式会社などを展開しております。海外においては、英国法人T&S Enterprises (London) Limitedは、英国の高級和食レストランなどに食材を卸しており、オランダのグループ会社とともに欧州全域に販路を拡大しようとしております。これら欧州子会社は現在、欧州事業を統括するAtariya Foods Limitedのもとで、共通する業務の統合化を図り効率化を進めております。 (3) 販売事業    株式会社アルテゴは、フランチャイズ本部としてベーグルやクレープ等飲食店の運営を行っております。 会社名   ブランド 株式会社アルテゴ   「たこばやし」 「BAGEL & BAGEL」 「BAGEL & BAGEL City」 「MOMI&TOY'S」 「Crepes Familia」 「瑪蜜黛(モミトイ)」 「ESTADIO」 株式会社菊家   「お菓子の菊家」 「シャンテ・ドール」 (4) その他事業    「食」を通じて健康増進や豊かな生活を実現する事業として、ウェルエイジング事業等を行っております。 事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,796字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針(経営方針) 当社グループは2023年9月14日に公表しました事業再生計画に基づき、株式会社地域経済活性化支援機構より出資及び経営人材の派遣を受け入れるとともに、①製品値上げ、②製品ポートフォリオ見直し、③設備投資、④不採算子会社の整理、⑤不採算工場・店舗の閉鎖、⑥本部経費見直し、⑦経営管理体制強化、⑧財務基盤の強化の各施策に取り組み、不安定な事業環境においても事業継続が可能な経営基盤の構築に努めております。 (2) グループ方針 ① 持続的成長モデルの確立 ・消費者のライフスタイルの変化に応える商品・サービスの提供 ・デジタルトランスフォーメーション(DX)による生産・流通・販売機能の競争力強化 ・製販一体型モデルの深化による事業の生産性と収益性の向上 ・「食」を通じて健康増進や豊かな生活を実現する新規事業(ウエルエイジング事業)の推進 ② 事業リスクの耐性強化 ・安定的な生産と供給を確保する様々なリスクへの耐性強化 ・グループ会社の収益率基準の設定 ・財務体質の強化 ③ 当社が目指すSDGsの実現 ・乳業や醸造工場で排出されるCO2削減による環境保全や地域貢献の実現 ・生産及び販売部門で発生するフードロスや食材廃棄の低減 ・グループ各社における障がい者雇用や人材の多様化を推進 (3) 部門別の重点目標 ① 生産部門 ・乳業事業:ノンデイリーと機能性飲料の開発強化による商品ポートフォリオの拡充と収益性向上 設備投資と人員体制の増強による生産性の向上 ・醸造事業:醸造技術を生かし付加価値の高い機能性飲料や調味料の開発強化 海外市場向け商品開発の強化による輸出比率の向上 ② 流通部門 ・ブランド・商品ポートフォリオ戦略:消費者のライフスタイルやニーズに適ったブランド・商品ポートフォリオの拡充 ・ソリューション機能強化:取引先の課題解決と新たな価値創造の実現 ・デジタルマーケティングの強化:電子取引、通販等のデジタルマーケティングの強化 ③ 販売部門 ・ブランド・商品ポートフォリオ戦略:高付加価値を有するブランドを中心に事業ポートフォリオの再構築 ・製販一体型モデルの推進:優良ブランドの料飲から小売商品に至るトータル展開を推進 (4) 経営環境及び対処すべき課題 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の持ち直しによる緩やかな回復基調が見られる一方で、不安定な国際情勢や米国の通商政策、エネルギー価格や原材料価格の高止まり、長引く円安など依然として先行きの不透明な状況が続きました。 食品業界につきましては、外食需要はインバウンド需要の増加により堅調に推移したものの、内食需要は多岐にわたる食品の値上げにより消費者の節約志向が強まり、厳しい事業環境となりました。 このような状況の中、当社グループは、事業再生計画の2期目にあたる当期も、製品価格の見直し、ポートフォリオの最適化、不採算事業の整理、経営管理体制の強化等の各施策を引き続き推進することに加えて、従業員の雇用待遇の改善やキャッシュ・フローを重視した経営に積極的かつ果敢に取り組み、不安定な事業環境においても事業継続が可能な経営基盤の発展を遂行するにあたり対処すべき課題は以下の通りと考えております。 ① 事業再生計画の実行 当社は、2022年5月に策定した「経営改善計画」及び2025年3月期にスタートさせた「事業再生計画」に基づき事業を推進してまいりました。その結果、事業再生計画の2期目にあたる当期も、売上高及び営業利益は計画数値を大きく上回る結果となりました。 事業再生計画の3年目にあたる次期(2027年3月期)につきましても、引き続き各課題・施策に取り組むことで、不安定な事業環境においても事業継続が可能な経営基盤の構築を目指します。 (単位:百万円) 2026年3月期計画(注)1 ①   2026年3月期実績 ②   2026年3月期差異 ③(②-①)   2027年3月期計画(注)1 ④   2027年3月期予想(注)2 ⑤   2027年3月期差異 ⑥(⑤-④) 売上高   60,000   65,657   5,657   60,000   66,000   6,000 営業利益   950   1,527   577   1,000   1,550   550 (注)1. 計画とは、2023年9月14日に事業再生計画をベースとした公表数値であります。 2. 予想とは、2026年5月13日に公表した数値であります。 また、各施策につきましては、下記のとおりであります。 ○製品値上げによる収益性改善 原材料価格やエネルギー価格の高騰等により製造原価・仕入原価の上昇傾向が続く中、適正な販売価格の値上げを通じて収益性改善を図ります。 ○製品ポートフォリオ見直しによる収益性改善 低採算製品・商品の製造または販売の見直しや廃止等を行い、高収益製品への経営資源を集中させることにより、生産効率や販売収益の最適化に努めます。 ○設備投資による業務効率化及び人件費削減 生産事業を手掛ける当社子会社において、工場の維持更新投資及び工場内機械化及び製造ラインの拡充のための設備投資を行うことにより、生産性向上及び労務費の適正化を図ります。 ○不採算子会社の整理 グループとの親和性や今後の業績回復が見込みにくい国内外の当社子会社については、第三者売却等により当社グループの収益性及び財務改善を図ります。 ○不採算工場・店舗の閉鎖 生産事業において、工場単独での損益の改善が難しい拠点の集約や移管等を行い、経営資源の集中及び収益性改善を図ります。また販売事業においても、店舗別損益管理を徹底し、コスト削減をしてもなお赤字が見込まれる不採算店舗については、閉鎖を検討いたします。 ○本部経費見直し 役員報酬の自主返納及び人員数・人員配置の適正化を図るとともに、他の経費の抜本的見直しによりコスト削減を図ります。 ○経営管理体制の強化 事業再生計画の迅速な遂行のため、株式会社地域経済活性化支援機構からの派遣人員を活用するとともに、ガバナンス体制のより一層の強化を目的として、外部からの新たな取締役の追加選任を予定しております。 ② 財務基盤の強化 当社は、事業再生計画を推進し、2026年3月期の当期純利益が増加したこと等により、自己資本比率は20.4%と前期末比で2.3%改善しました。今後も引き続きバランスシート及びキャッシュフローの改善に努め、財務基盤の強化を進めてまいります。
事業等のリスク2,902字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 投融資回収のリスク 当社グループは、今後の事業拡大及び収益力向上のため、企業の買収や子会社設立、アライアンスを目的とした事業投資等を実施する場合があります。当社グループは、投融資案件に対しリスク及び回収可能性を十分に事前評価し、投融資を行っておりますが、投融資先の事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予測することは困難な場合があり、投融資先の事業が計画通りに進展しない場合や、効率的な経営資源の活用を行うことができなかった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、今後もシナジーを最大限に活用し、グループ全体の企業価値向上を目指してまいりますが、事業展開が計画通りに進まないことに伴う収益性の低下や時価の下落等に伴い、資産価値が低下した場合は、減損損失の発生や売却等により、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 景気の下振れによる不況リスク 日本における将来の景気減退又は経済減速等の経済不振は、当社グループが事業展開する乳製品や調味料などの商品・外食サービスに対する購買力や需要に影響を与える可能性があります。現在、為替の円安進行や国際情勢の不安定化による原材料・燃料等の高騰により、一時的に景気の後退に至っておりますが、今後も、様々な外的要因により、景気の下振れによる不況に陥った場合、当社グループの財政状態及び経営成績に大きな影響を与える可能性があります。当社グループは、各種のコスト削減策を実施することにより収益基盤を強化しております。 (3) 自然災害に係るリスク 当社グループ子会社の運営する外食チェーン店舗(販売事業)及び工場(生産事業)が、日本国内はもとより海外にも点在しており、これらが台風・地震・疫病などの自然災害にさらされる可能性があります。これらの災害に見舞われた場合は、店舗の休業や工場の生産停止を余儀なくされるため、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4)海外事業に係るリスク 当社グループでは、欧州地域(英国、オランダ、ドイツ)を中心に事業展開を行っております。中東及びウクライナ情勢等の紛争、政治的変動や為替相場変動のほか、各国の制度・習慣・宗教の違いなどにより、予期しえない事象が発生した場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5) 原材料の調達に係るリスク 販売事業におきましては、当社が運営する外食チェーン店で使用する原材料は、大部分が農業生産物であり、その種類も多種多様にわたります。そのため天候不順や食用家畜に対する伝染病の流行などが、原材料調達を困難にする可能性があります。また、政府による緊急輸入制限措置(セーフガード)の発動など、需給関係の変動を伴う事態が生じる可能性があります。流通事業及び生産事業におきましては、原材料及び商品の多くを海外から調達しております。そのため、調達国における紛争、需給状況の変化や法律及び規制の変更、社会的混乱等により、調達コストの上昇や供給不足となる可能性があります。また、当社グループが調達する主要原材料や重油等のエネルギー資源は、その価格が市況により変動する可能性があります。これらの結果当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (6) 食材の安全及び衛生管理に係るリスク 異物混入、伝染病(BSEや鳥インフルエンザ等)及び食品偽装問題など、食の安全に対する社会の関心が高まっております。当社が事業を継続するためには、安全・安心な食材を確保する努力が求められています。しかし、何らかの要因により食品事故等が発生した場合、当社のブランド・イメージが低下するほか損害賠償を求められることがあり得ます。このような事情が当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (7) 出店政策に係るリスク 販売事業におきましては、商圏調査や賃料、投資後のシミュレーションなどを綿密に行った上で採算性を重視しながら出店を行っておりますが、景気動向や消費者のし好の変化などにより店舗が不採算化する可能性があり、これが当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) 法的規制に係るリスク 当社ブランドで運営する店舗は、食品衛生法の規定に基づき、所管保健所の飲食店営業許可を取得しております。万が一食品中毒等の事故を起こした場合、食品等の廃棄処分、営業許可の取消、営業の禁止、もしくは一定期間の営業停止処分などの処分を受けることがありうるほか、被害者からの損害賠償請求を求められる可能性があります。その結果、当社グループ全体の信用を毀損することになり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 人材確保に係るリスク 当社グループでは今後の業容拡大に伴う適切な人材確保が必要であると考えております。一方で少子高齢化社会の進行に伴い、人材の確保が困難となる場合や、人材の育成が順調に進まない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (10) 製造技術の継承と技術者の育成 当社グループの基本理念の一つである「日本の伝統的で良質な食生活や食文化を守り、次世代に伝えていく」という考えのもと、醤油、味噌、漬物及び清酒等の伝統食品の製造技術を継承すべく、後継者となり得る技術者の育成を行っておりますが、人材不足等により継承が円滑にできない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11) 新商品開発 食品業界における商品開発は非常に競争が激しく、同一カテゴリーにおいて類似した後発商品の相次ぐ発売や価格訴求等により、当社グループ商品の優位性が短期間で失われる可能性があります。また、開発した新商品が市場において一定の評価を得られない場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (12) 個人情報の管理に係るリスク 当社グループでは、顧客からのアンケート情報や住所等の情報を収集し、顧客満足度の把握及びサービスの向上に努めており、これら個人情報とマーケティング活用し、出店につなげております。個人情報の管理には万全を期しておりますが、何らかの理由で個人情報が外部に漏えいした場合には、損害賠償の発生や社会的信用の低下により、当社グル―プの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,000字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の持ち直しによる緩やかな回復基調が見られる一方で、不安定な国際情勢や米国の通商政策、エネルギー価格や原材料価格の高止まり、長引く円安など依然として先行きの不透明な状況が続きました。 食品業界につきましては、外食需要はインバウンド需要の増加により堅調に推移したものの、内食需要は多岐にわたる食品の値上げにより消費者の節約志向が強まり、厳しい事業環境となりました。 このような状況の中、当社グループは、事業再生計画の2期目にあたる当期も、製品価格の見直し、ポートフォリオの最適化、不採算事業の整理、経営管理体制の強化等の各施策を引き続き推進することに加えて、従業員の雇用待遇の改善やキャッシュ・フローを重視した経営に積極的かつ果敢に取り組み、不安定な事業環境においても事業継続が可能な経営基盤の発展を図りました。その一環として、2025年4月1日に当社を存続会社、連結子会社である株式会社アスラポートを消滅会社とする吸収合併を行い、グループ経営資源の合理化及び効率化を図りました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は65,657百万円(前年同期比0.7%増)、営業利益は1,527百万円(前年同期比 16.6%増)、経常利益は1,292百万円(前年同期比42.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は664百万円(前年同期比4.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (生産事業) 九州乳業株式会社は、牛乳、ヨーグルト、豆乳が順調に推移したこと等により増収となりました。一方、利益面では人件費、電力料、物流費他が増加したこと等により減益となりました。茨城乳業株式会社は、主要取引先との密接な取組みや商品開発強化等により、牛乳、ヨーグルト、プリン他の売上が伸長し増益となりました。株式会社弘乳舎は、前期に引き続き収益性の高い余乳処理受託加工収入が増え、また乳加工品も堅調に推移したこと等により増益となりました。盛田株式会社は、2024年7月に日光工場事業を売却した影響もあり、醤油、つゆたれ類の売上が減少し、また飲料、漬物他も苦戦したものの、採算性を重視した販売戦略等により増益となりました。 この結果、当連結会計年度における売上高は44,069百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益は2,146百万円(前年同期比24.6%増)となりました。 (流通事業) 株式会社アルカンは、円安が続く厳しい事業環境下においても付加価値の高い商品の訴求を行い、主力商品の「Kiriクリームチーズ」は大手洋菓子チェーン店他との取引が拡大し、また生産性向上が可能な高品質の調理済食品である冷凍パン、フォンドヴォー及び2024年7月に発売した製菓用冷凍フルーツの「アンドロスシェフ」が順調に推移したこと等により増収増益となりました。海外子会社においては、事業ポートフォリオの見直しによる改善はあったものの、仕入価格の高騰、人件費の増加及び物流拠点の移転に関わる費用が発生したこと等により減益となりました。 この結果、当連結会計年度における売上高は13,847百万円(前年同期比5.1%増)、営業利益は166百万円(前年同期比11.9%減)となりました。 (販売事業) 株式会社アルテゴは、「BAGEL&BAGEL」はSKUの強化施策やリピーターに焦点を当てたプロモーション強化施策、「MOMI&TOY'S」は価格戦略が奏功し、またホールセール(小売)は主要取引先の販売が好調に推移したこと等により増収増益となりました。株式会社菊家は、店舗部門での集客数の低下や、卸部門での企画・イベント関連の減収等により減益となりました。海外子会社においては、人件費やシステム関連費用が増加したこと等により減益となりました。 この結果、当連結会計年度における売上高は7,309百万円(前年同期比12.1%減)、営業利益は13百万円(前年同期比88.3%減)となりました。 (その他) ウェルエイジング事業等の当連結会計年度における売上高は431百万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は50百万円(前年同期比6.9%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ18百万円減少し4,536百万円となりました。当連結会計年度末の各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりとなりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、1,720百万円となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益1,059百万円、減価償却費及びその他の償却費1,084百万円、法人税等の支払額421百万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、1,114百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出1,253百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、662百万円となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出418百万円、リース債務の返済による支出215百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 生産(千円)   34,632,254   101.6 流通(千円)   174,100   105.8 販売(千円)   1,280,849   93.2 報告セグメント(千円)   36,087,204   101.3 その他(千円)   ―   ― 合計(千円)   36,087,204   101.3 (注) 1.金額は製造原価によっております。 2.その他については、生産を行っておりませんので、記載しておりません。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 生産   30,948,849   103.4   96,226   82.4 流通   ―   ―   ―   ― 販売   ―   ―   ―   ― その他   ―   ―   ―   ― 合計   30,948,849   103.4   96,226   82.4 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.流通、販売及びその他については、受注活動を行っておりませんので、記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 生産(千円)   44,069,599   101.8 流通(千円)   13,847,113   105.1 販売(千円)   7,309,350   87.9 報告セグメント(千円)   65,226,063   100.7 その他(千円)   431,062   98.5 合計(千円)   65,657,125   100.7 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.生産セグメントにおける販売実績とは、株式会社弘乳舎における生産余剰乳の加工受託及び各種乳製品の製造販売及び茨城乳業株式会社、九州乳業株式会社における乳製品等の製造販売、盛田株式会社における調味料や酒類の製造販売による実績等であります。 3.流通セグメントにおける販売実績とは、輸入食品類酒類販売や英国等における食材の卸し、製造加工及び流通による販売実績等であります。 4.販売セグメントにおける販売実績とは、当社グループ直営店における飲食販売実績、フランチャイジーより加盟契約時に受け取る加盟金、ロイヤリティ及び食材備品等の販売による実績等であります。 5.その他販売実績とは、ウェルエイジング事業等の売上等に係る実績であります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これら見積り及び仮定に基づいた数値は実際の結果と異なる可能性があります。 (固定資産の減損処理) 固定資産の減損処理に際しては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績の分析 a.売上高は65,657百万円(前年同期比0.7%増)となりました。 b.営業利益は1,527百万円(前年同期比16.6%増)となりました。 c.経常利益は1,292百万円(前年同期比42.1%増)となりました。 d.親会社株主に帰属する当期純利益は664百万円(前年同期比4.2%増)となりました。 ③ 当連結会計年度の財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は40,503百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,037百万円増加いたしました。 総負債は、30,356百万円となり、前連結会計年度末に比べ27百万円減少いたしました。 純資産は、前連結会計年度末と比べ1,064百万円増加の10,146百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益等の計上によるものであります。この結果、自己資本比率は20.4%となりました。 ④ 財務及び資金の流動性について 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。運転資金及び投資資金並びに株主還元等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金又は金融機関からの借入を基本としております。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々な要因の変化による影響を受ける可能性があります。このため、事業環境を注視するとともに、組織体制の整備などこれらのリスク要因に対処すべく、全社を挙げて取り組んでまいります。 ⑥ 経営上の目標達成を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について 経営上の目標達成を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。