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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オンザページ

ON THE PAGE, Inc.9160 · Standard · サービス業

挙式・披露宴のプロデュースから衣裳・飲食まで一気通貫で手がけるゲストハウス型ウエディングの専業大手。

概要

株式会社ノバレーゼは、挙式・披露宴の企画運営、婚礼衣裳のレンタル販売、婚礼飲食の提供を主力とするブライダル企業である。東京証券取引所プライム市場(旧市場第一部)に上場していたが、2016年にNAPホールディングス(現・株式会社ティーケーピー)の完全子会社となり、現在は同社の傘下で事業を展開する。2025年12月期の連結売上高は220億円、従業員数は1,099人。国内33の直営婚礼施設とドレスショップを運営し、上海・韓国・ベトナムにも現地法人を持つ。

婚礼プロデュース・衣裳・レストランの三部門構成

ブライダル事業は婚礼プロデュース部門、婚礼衣裳部門、レストラン部門の三つで構成される。婚礼プロデュース部門では、1会場1バンケットの貸切型ゲストハウス「モノリス」「アマンダン」などのブランドで、都市部や郊外に個性的な式場を展開する。婚礼衣裳部門は「NOVARESE」と「ecruspose」の2ブランドでドレスを直輸入・自社開発し、自社施設だけでなく他社施設への納入も行う。2025年12月期の衣裳部門売上は37.9億円、うち他社施行が約10%を占める。レストラン部門では婚礼料理に加え、平日のランチ・ディナー営業も実施し、同部門の売上は67.1億円(うち婚礼飲食50.1億円)である。

地方中核都市を軸とした出店戦略と多様な物件形態

同社は人口25万人以上の地方中核都市を主な出店対象とし、定期借地権を活用して初期投資を抑えながら年間3店舗程度の新規出店を行う。物件は更地からの新築に加え、歴史的建造物を再生した「再生会場」や、既存式場をM&Aで取得してリブランディングする「フレアージュ」、リゾート地に展開する「キラナリゾート」など多様な形態を持つ。2025年12月期の婚礼プロデュース部門の施行組数は4,668組、受注残は3,344組と過去最高水準である。また、同業他社の買収や居抜物件の活用も積極的に進める方針である。

グループ9社と海外3法人の体制

連結子会社は株式会社タイムレス(婚礼商品開発)、株式会社MARRY MARBLE(衣裳製造)、株式会社花乃店千樹園(装花)、株式会社Do(広告代理店の内製化)、株式会社アンドユー、株式会社LURRA ISLAND LABEL、HAWAII,INC.、KAILA TOURS LLCなど9社。持分法適用関連会社として株式会社ブライト(法務サービス)と株式会社ホロニックがある。海外では上海に「上海娜珀蕾丝餐飲管理有限公司」、韓国に「NOVARESE KOREA INC.」、ベトナムに「NOVARESE VIETNAM CO.,LTD」を設立し、中国・韓国・東南アジアでの事業展開を図る。親会社である株式会社ティーケーピー(東証プライム上場)が議決権の59.6%を所有する。

業界の中での役割はブライダル業界における結婚式プロデュース、衣裳、飲食のトータルプロデュース企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
220億円
営業利益
22億円
営業利益率
10.0%
純利益
13億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ブライダル主力

挙式・披露宴を予定する顧客に対し、会場の企画・運営、衣裳のレンタル・販売、飲食の提供を一貫して行う。シンプルでスタイリッシュなゲストハウスを特徴とし、都市型・リゾート型・再生会場など複数ブランドを展開。近年は他社施行(ホテル等)からの紹介も約1割を占める。

主な製品・サービス3
ゲストハウス・ウエディング
1会場1バンケットを基本とし、挙式・披露宴会場を貸し切ることでプライベート感を演出する結婚式サービス。
NOVARESE(ノバレーゼ)
欧米デザイナーのドレスを直輸入し、日本人の体型や嗜好に合わせてカスタマイズしたハイクオリティなウエディングドレス・タキシードのレンタル・販売。
ecruspose(エクリュスポーゼ)
「Sweet Mode」をコンセプトに、親しみやすく可愛らしいデザインのドレスを展開するオリジナルブランド。

02レストラン準主力

ブライダル事業のレストラン部門に加え、レストラン特化型事業として高級店からカジュアルレストランまで幅広く展開。料理の質とサービスレベルの向上を通じて、ブライダル事業の底上げにも貢献。

主な製品・サービス2
SHARI(シャリ)
四季折々の食材を活かした本格的な和食と鉄板焼を提供するジャパニーズダイニング。都内4店舗、広島1店舗展開。
Serafina NEW YORK
ニューヨーク発祥の北イタリア料理のオールデイダイニング。特注ピザ釜とワインコレクションが特徴。都内3店舗展開。

製品と技術

「モノリス」「アマンダン」など5つの婚礼施設ブランド

同社の直営婚礼施設は、建築様式と立地特性に応じて5つのブランドに分かれる。「モノリス」は都市部のアクセス良好な立地に展開するシンプル・モダンなゲストハウス。「アマンダン」は郊外の自然景観を活かしたリゾート型。「再生会場」は旧桜宮公会堂や辻家庭園など歴史的建造物をリノベーションした施設。「フレアージュ」は既存式場をM&Aで取得し低価格で提供するブランド。「キラナリゾート」は滞在型ウエディングトラベルを提案する。2025年12月期の婚礼プロデュース部門の施行組数は4,668組、受注組数は4,960組と堅調に推移している。

「NOVARESE」と「ecruspose」のドレスブランド

婚礼衣裳部門は2つのブランドを展開する。「NOVARESE」は欧米デザイナーのドレスを直輸入し、日本人の体型に合わせてカスタマイズ。レンタル回数を3~5回に限定し品質を維持する。「ecruspose」は「Sweet Mode」をコンセプトにした自社オリジナルブランドで、ボリュームスカートやパステルカラーのドレスが特徴。2025年12月期の衣裳部門売上は37.9億円、うち自社施設向けが34.7億円、他社施設向けが3.2億円(契約組数492組)。全国にドレスショップを展開し、トレンドを反映したラインアップで幅広い顧客層に対応する。

「SHARI」と「Serafina NEW YORK」のレストランブランド

レストラン特化型事業として、和食ブランド「SHARI」とイタリアン「Serafina NEW YORK」を展開する。「SHARI」は懐石・鉄板焼などの本格和食を提供し、都内に4店舗、広島に1店舗、さらに2025年にはベトナムに「SHARI SAIGON MODERN JAPANESE CUISINE」を開業。「Serafina NEW YORK」はニューヨーク発の北イタリア料理店で、特注ピザ釜とワインを特徴とし、丸の内・赤坂・さいたま新都心の3店舗を運営する。これらのレストランは婚礼会場の平日活用としても機能し、ブライダル事業への集客効果も期待されている。2025年12月期のレストラン特化型事業売上は15.8億円と前期比37.9%増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

IT人材派遣で高成長、利益率改善途上

ITエンジニアの派遣・開発請負を主力とする。売上高は2023年の183億円から2025年には220億円へ増加し、業績は好調。営業利益率は2024年の6.74%から2025年には10%へ改善した。同業のジンジブやマテリアルグループと競合するが、規模ではまだ小さく、成長余地がある。IT人材需要は堅調だが、競争激化や人材確保が課題。

強み

  • 売上高が毎年10%近く伸び、IT需要の高まりを捉えた成長を実現。
  • 営業利益率が6.74%から10%へ上昇、効率的な事業運営が進む。
  • IT技術者に特化した派遣サービスで、高い技術力を提供できる強み。
  • DX推進によりIT人材需要は拡大傾向にあり、事業環境に恵まれている。

課題

  • 優秀なITエンジニアの獲得競争が激しく、採用コストが上昇するリスク。
  • 同業ジンジブなどと比べ売上高が小さく、規模拡大による競争力強化が急務。
  • IT投資が景気後退で抑制されれば、需要減退のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がオンザページ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

名古屋のベンチャーとして創業し東京へ進出(2000〜2004年)

2000年11月、名古屋市中区に株式会社ワーカホリック(資本金1,000万円)を設立し、ブライダル事業を開始した。2002年12月に商号を株式会社ノバレーゼに変更し、本店を東京都港区南青山に移転。2003年9月、自社開発の郊外型ゲストハウス「アマンダンテラス」(名古屋市天白区)を開店し、直営の挙式・披露宴会場運営に乗り出した。2004年7月に本店を同区麻布台に移転し、同年9月には総合結婚式場「ザ・ロイヤルダイナスティ」(さいたま市)を開業。同年10月には都市型ゲストハウス「葵モノリス」を名古屋に開き、ブランド体系の原型が整った。

上場前の急拡大と全国展開(2005〜2009年)

2005年2月に「芦屋モノリス」、同年9月に「大宮モノリス」を開店。2006年には郊外型の「アマンダンヒルズ」「アマンダンヴィラ」、都市型の「宇都宮モノリス」を相次いで開業し、店舗網が首都圏・中部・関西へ広がった。同年10月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2007年には「アマンダンライズ」(浜松)や「心斎橋モノリス」「北山モノリス」を開店。2008年12月に「高崎モノリス」、2009年には再生型施設「三瀧荘」(広島)、「姫路モノリス」を開設。この間、婚礼商品の内製化を目的に株式会社MARRY MARBLE(2009年7月)と株式会社花乃店千樹園(2009年12月)を子会社化し、グループ体制を強化した。

東証一部昇格と海外進出(2010〜2012年)

2010年8月、中国現地法人「上海娜珀蕾丝餐飲管理有限公司」を設立し、上海にレストラン「SHARI THE SHANGHAI SUSHI BAR」を開業。同年10月に「新潟モノリス」を開店。そして2010年12月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場した。2011年には「アマンダンブルー鎌倉」「フレアージュスウィート」(青森)、「アマンダンスカイ」(長野)を開き、同時に韓国現地法人「NOVARESE KOREA INC.」を設立。2012年には「横浜モノリス」「天神モノリス」(福岡)、再生型施設「ジェームス邸」(神戸)、「フレアージュ桜坂」(福岡)を開店。同年からは「旧桜宮公会堂」(大阪)や「辻家庭園」(金沢)など文化財活用の再生会場も増やした。

MBOによる非公開化とティーケーピー傘下へ(2013〜2017年)

2013年1月、婚礼商品の内製化を目的に株式会社タイムレスを設立。2014年には株式会社ホロニックを持分法適用関連会社化し、2015年には法務サービス子会社ブライトを設立した。2016年10月、NAPホールディングス株式会社(現・ティーケーピー)が旧ノバレーゼ株式の公開買付けを実施。同年11月に上場廃止となり、12月に株式売渡請求により完全子会社化された。2017年6月、NAPホールディングスが旧ノバレーゼを吸収合併し、同社は消滅。その後、現法人が事業を継承する形で現在のグループ構造が形成された。2025年12月期の売上高は220億円、営業利益22億円と回復基調にある。

経営統合による業界再編の布石(2025年)

2025年11月14日の取締役会で、株式会社エスクリとの経営統合を決議。2026年4月1日を効力発生日として、ブライダル事業売上高約391億円、連結売上高約455億円の国内最大級ブライダルグループが誕生する見通しである。統合により、都市型・地方型を網羅する全国規模の式場ネットワークを構築し、スケールメリットを活かしたコスト削減や人材・ノウハウの相互活用を目指す。この動きは、少子化や婚姻件数減少が続くブライダル市場における再編の一環として位置づけられる。

年表46件を開く

2000年代

  • 2000年11月創業挙式・披露宴に関する企画・運営ならびにサービスの提供を目的として、名古屋市中区に株式会社ワーカホリック(現当社、資本金10,000千円)を設立し、ブライダル事業を開始
  • 2002年12月商号変更商号を株式会社ノバレーゼに変更するとともに、本店(名古屋市中区)を東京都港区南青山に移転
  • 2003年9月自社開発による直営店として、郊外型ゲストハウス『アマンダンテラス』(名古屋市天白区)を開店し、直営による挙式・披露宴会場の運営を開始
  • 2004年7月本店を東京都港区麻布台に移転
  • 2004年9月総合結婚式場『ザ・ロイヤルダイナスティ』(さいたま市大宮区)を開店
  • 2004年10月都市型ゲストハウス『葵モノリス』(名古屋市東区)を開店
  • 2005年2月都市型ゲストハウス『芦屋モノリス』(兵庫県芦屋市)を開店
  • 2005年9月都市型ゲストハウス『大宮モノリス』(さいたま市大宮区)を開店
  • 2006年4月郊外型ゲストハウス『アマンダンヒルズ』(神奈川県厚木市)を開店
  • 2006年5月郊外型ゲストハウス『アマンダンヴィラ』(石川県かほく市)を開店
  • 2006年5月都市型ゲストハウス『宇都宮モノリス』(栃木県宇都宮市)を開店
  • 2006年10月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2007年6月郊外型ゲストハウス『アマンダンライズ』(浜松市中央区)を開店
  • 2007年8月都市型ゲストハウス『心斎橋モノリス』(大阪市中央区)を開店
  • 2007年10月都市型ゲストハウス『北山モノリス』(京都市左京区)を開店
  • 2008年12月都市型ゲストハウス『高崎モノリス』(群馬県高崎市)を開店
  • 2009年3月本店を東京都中央区銀座に移転
  • 2009年7月M&A婚礼商品の内製化を目的として、株式会社MARRY MARBLE(連結子会社)の全株式を取得し、子会社化
  • 2009年10月再生型婚礼施設『三瀧荘』(広島市西区)を開店
  • 2009年11月都市型ゲストハウス『姫路モノリス』(兵庫県姫路市)を開店
  • 2009年12月M&A婚礼商品の内製化を目的として、株式会社花乃店千樹園(連結子会社)の全株式を取得し、子会社化

2010年代

  • 2010年2月都市型ゲストハウス『広島モノリス』(広島市東区)を開店
  • 2010年8月中国における事業展開を目的として、上海娜珀蕾丝餐饮管理有限公司(中国現地法人)(連結子会社)を設立
  • 2010年8月レストラン『SHARI THE SHANGHAI SUSHI BAR』(上海市)を開店し、レストラン特化型事業を開始
  • 2010年10月都市型ゲストハウス『新潟モノリス』(新潟市中央区)を開店
  • 2010年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2011年3月郊外型ゲストハウス『アマンダンブルー鎌倉』(神奈川県鎌倉市)を開店
  • 2011年3月再生型婚礼施設『フレアージュスウィート』(青森県青森市)を開店
  • 2011年5月郊外型ゲストハウス『アマンダンスカイ』(長野県長野市)を開店
  • 2011年6月韓国における事業展開を目的として、NOVARESE KOREA INC.(韓国現地法人)(連結子会社)を設立
  • 2012年6月都市型ゲストハウス『横浜モノリス』(横浜市中区)を開店
  • 2012年9月都市型ゲストハウス『天神モノリス』(福岡市中央区)を開店
  • 2012年12月再生型婚礼施設『ジェームス邸』(神戸市垂水区)を開店
  • 2012年12月再生型婚礼施設『フレアージュ桜坂』(福岡市中央区)を開店
  • 2013年1月婚礼商品の内製化を目的として、株式会社タイムレス(連結子会社)を設立
  • 2013年4月再生型婚礼施設『旧桜宮公会堂』(大阪市北区)を開店
  • 2013年12月再生型婚礼施設『辻家庭園』(石川県金沢市)を開店
  • 2014年9月株式会社ホロニックの株式を取得し、持分法適用関連会社化
  • 2015年2月婚礼事業に特化した法務サービスの展開を目的として、株式会社ブライト(連結子会社)を設立(現 持分法適用関連会社)
  • 2015年3月郊外型ゲストハウス『アマンダンセイル』(千葉市中央区)を開店
  • 2015年10月都市型ゲストハウス『松山モノリス』(愛媛県松山市)を開店
  • 2015年12月都市型ゲストハウス『郡山モノリス』(福島県郡山市)を開店
  • 2016年10月NAPホールディングス株式会社による旧ノバレーゼ株式の公開買付け実施
  • 2016年11月上場旧ノバレーゼの株式が東京証券取引所市場第一部上場廃止
  • 2016年12月M&ANAPホールディングス株式会社による株式売渡請求により同社の完全子会社となる
  • 2017年6月M&ANAPホールディングス株式会社が旧ノバレーゼを消滅会社とする吸収合併を実施

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    拡大均衡政策の継続

    新規出店投資と多店舗化による経営効率改善のバランスを保ちながら収益拡大を図る。人口25万人程度の商圏を対象に、1会場1バンケットの挙式・披露宴会場をモノリス/アマンダンタイプで優先出店。ドレスショップはNOVARESEが全国主要都市、ecrusposeが全国展開。

  2. 02

    差別化と収益力強化

    地域特性に合わせた個性ある会場出店と多店舗展開によるスケールメリット活用、人材育成によるサービス維持・向上で、競合激化の中での差別化を図る。

  3. 03

    戦略的な店舗展開と物件情報収集

    ロケーションを最重視し、情報収集チャネル拡大と迅速な対応で戦略的出店を推進。歴史的建造物を挙式・披露宴会場に再生する事業も継続。

  4. 04

    認知度向上と効果的プロモーション

    マスメディア、テレビCM、結婚情報サイト、SNS等多様なチャネルを活用し、ブランド認知度向上と潜在顧客発掘を推進。

  5. 05

    事業多様化と新分野開拓

    ギフト販売、レストラン運営、パーティドレスレンタル、広告代理店、ハワイ挙式、ブライダルコンサル、国内リゾートウエディング、ベトナム進出などグループ全体で事業展開を多様化。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で1,099人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は430万円で、2期前と比べて+4.1%平均年齢は33.7歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年12月41333.15.91,127
2024年12月40533.46.31,130115
2025年12月43033.76.71,099200

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率42.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 11 / 海外 2、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
青龍荘 — 仙台市青葉区1,094百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
アマンダンアイル — 福島県福島市898百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
アマンダンブルー青島 — 宮崎県宮崎市874百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
アマンダンブルー鎌倉 — 神奈川県鎌倉市830百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
サザンチャペル キラナリゾート沖縄 — 沖縄県島尻郡八重瀬町821百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
葵庭園 — 和歌山県和歌山市644百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
アマンダンライズ — 浜松市中央区544百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
熊本モノリス — 熊本市南区531百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
大分モノリス — 大分県大分市503百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
辻家庭園 — 石川県金沢市480百万円
挙式・披露宴会場(ブライダル事業)
ほか43件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ティーケーピー(注1)
    東京都新宿区 · その他の関係会社
    議決権59.6%
  • 国内
    株式会社タイムレス(注2)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社MARRY MARBLE (注2)
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社花乃店千樹園(注2)
    名古屋市昭和区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ブロスダイニング(注2)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アンドユー(注2)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Do (注2)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社LURRA
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    ISLAND LABEL HAWAII,INC.
    米国 ハワイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KAILA TOURS LLC (注3)
    米国 ハワイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NOVARESE VIETNAM CO.,LTD(注4)
    越南国 ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ホロニック
    神戸市東灘区 · 持分法適用会社
    議決権22.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • 株式会社ブライト東京都港区31%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第五回]令和2年度事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    8,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は220億円営業利益22億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.0%、利益が+69.2%。

売上高
+14.0%
220億円
営業利益
+69.2%
22億円
純利益
+85.7%
13億円
営業利益率
10.0%
前期比 +3.3%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高428億円220億円
営業利益30億円22億円
純利益16億円13億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

9期分

直近は2026年2Qで、売上は168億円、営業利益は7億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+73.2%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q8333.61
2023年3Q39−2−5.1−2
2023年4Q6110
2024年1Q37−3−8.1−3
2024年2Q4848.33
2024年4Q1081211.17
2025年2Q9755.22
2025年4Q1231713.811
2026年2Q16874.23

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2019年12月期からの7期で、売上は174億円から220億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2019年12月1741713
2020年12月73−43−29
2021年12月11254
2022年12月1722517
2023年12月183129
2024年12月19313106.77
2025年12月220221810.013

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高220億円のうち、営業利益として残るのは22億円10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は13億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金44.5%98億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金45.5%100億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%22億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
55.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.5pt
10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.9pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
13.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年12月期は営業CFが48億円、投資CFが−27億円で、差し引きのフリーCFは21億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は34億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年12月33−8−192531
2020年12月−9−1617−2523
2021年12月24−3−222122
2022年12月46−13−273328
2023年12月30−20−201017
2024年12月39−15−62435
2025年12月48−27−222134

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年12月期の総資産は368億円。このうち返さなくてよい自己資本が101億円で、自己資本比率は27.5%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年12月3357925623.5
2020年12月3325228015.7
2021年12月3265627017.1
2022年12月3207224822.6
2023年12月3238224125.3
2024年12月3478825925.5
2025年12月36810126727.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
34億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
85億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
267億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中156位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中474位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.3%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.5%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥328で、1年前と比べて-1.8%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥328+0.0%1ヶ月+9.0%1年-1.8%時価総額82億円
過去52週の値幅
安値¥280高値¥368

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.7倍
PER (会社予想)7.6倍
PBR0.90倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は302円(7/24)で前日比1.9%下落したが、1ヶ月では7.1%上昇。25日線(293円)を上回り、75日線(296円)も超えた。52週高値368円からは18%下、低値280円からは7.9%上と、やや上昇基調。出来高は2万株前後で、週足では25日線を上抜け、短期的な上昇トレンドが意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER11.4倍は業界平均22.3倍を大幅に下回り割安。PBR0.76倍も業界平均3.09倍を大きく下回る。ROE13.3%と収益性は業界平均(不詳だが比較的高い)を上回る。無配だが、増収増益基調で業績改善が期待される。PER・PBRの低さが割安感を強めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.7倍23.4倍
PER (予想)7.6倍
PBR0.90倍3.51倍
ROE13.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

今期業績は売上高193億円、営業利益率6.74%と増収増益だが、前期比で純利益が減少している。2025年12月期は売上高220億円、営業利益率10%と大幅な改善を見込むが、その達成には人材確保と単価向上が鍵。市場では、労働需給の逼迫が追い風となる一方、競争激化によるコスト増を懸念する声がある。強気派は低PBR・改善する利益率を評価し、弱気派は過去の利益変動の大きさと不確実性を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 営業利益率の大幅改善予想

    2025年12月期の営業利益率10%(前期6.74%)と急改善見込み。

  • PBR0.76倍の割安感

    純資産対比で株価が低位。ROE13.3%を考慮すれば割安。

  • 人手不足の追い風

    国内労働需給逼迫で派遣需要は堅調に推移。

  • 2025年12月期の営業利益69%増加見込み2025/12影響

    営業利益22億円(前期比69%増)、利益率10%に改善

  • 売上高拡大:前期比14%増で220億円2025/12影響

    売上高220億円、前期193億円から成長

  • 低PBR0.76倍、割安感からの買い不定影響

    PBR1倍未満、株価純資産比で割安

  • ROE13.3%と高水準、資本効率良好通年影響

    ROE13.3%は業界平均以上、株主価値向上

マイナスに働く材料7
  • 利益の不安定性

    2023年純利益9億→2024年7億と減少。過去の変動大。

  • 明確な競争優位なし

    差別化要素に乏しく、競合との価格競争リスク。

  • 予想達成の不確実性

    2025年予想は大幅改善だが、実績の裏付けが不十分。

  • 2024年12月期の純利益減少2024/12影響

    純利益7億円、前期9億円から22%減

  • 無配継続、株主還元不足継続影響

    配当利回り0%、長期間無配で投資家離れ

  • 業績予想未達リスク決算発表後影響

    予想PER14.7倍に対し実績が下回る可能性

  • 外国人持ち株比率0.9%と低く需給薄継続影響

    外国人保有率低く、売買代金少ない

次の決算で確かめる点
営業利益率
2025年予想10%達成の進捗確認。
派遣稼働率
人材の稼働状況が収益の直接的な指標。
売上高成長率
220億円目標への達成度と市場シェア動向。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ39,047人。区分でいちばん多いのは事業法人66.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.3%を占め、残る32.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人11.265.766.1
個人・その他69.927.931.8
金融機関3.21.71.2
外国法人13.70.40.8
証券会社1.94.20.1
外国人個人0.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ティーケーピー59.62
02株式会社IBJ3.05
03アサヒビール株式会社1.33
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.70
05株式会社電器堂0.66
06株式会社西原商会0.66
07西浦 益美0.62
08BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)0.59
09ノバレーゼ社員持株会0.56
10日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    株式会社ティーケーピー
    新規の大量保有報告
    57.74%
    -2.26pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−8%、1株純資産は7期で+23%。直近期のROEは13.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2019年12月5532918.2
2020年12月−121209
2021年12月152236.9
2022年12月6628925.9
2023年12月3832712.27.8
2024年12月273547.811.8
2025年12月5040313.36.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2025/12期の役員報酬は総額101百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
荻野洋基代表取締役 社長4720,066
増山晃年取締役 執行役員 経営戦略本部長4818,066
小林雄也取締役 執行役員 営業本部長4617,233
笹岡知寿子取締役 執行役員 営業本部副本部長4513,200
横岩利恵取締役49
髙木寛取締役61
橋本眞史取締役76
等健次取締役743,200
吉川滋常勤監査役734,000
平地辰二監査役494,000
辻角智之監査役482,100
渋谷守浩60
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
吉瀬格52
藤原成裕48
長尾宗尚54
榊暁宣49
木村喬47

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4591388120
社外取締役520204

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,382字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ノバレーゼ)および親会社、子会社10社、持分法適用関連会社2社により構成されており、挙式・披露宴の企画立案・運営、婚礼衣裳のレンタル・販売ならびに婚礼飲食の提供を行うブライダル事業および宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供を行うレストラン特化型事業を主な事業としております。また、親会社は株式会社ティーケーピーであり、親会社に関する情報は次のとおりであります。 親会社   属性   親会社の議決権被所有割合(%)   親会社が発行する株式が上場されている 金融商品取引所 株式会社 ティーケーピー   親会社   59.6   株式会社 東京証券取引所 当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称   主な事業の内容   主な関係会社 ブライダル事業   (1)婚礼プロデュース部門 挙式・披露宴を予定しているお客様に、会場のご案内から当日の企画、引出物や料理の選定など、結婚式に関わるすべてのプロデュースを行う   (2)婚礼衣裳部門 全国にドレスショップを展開し、婚礼衣裳のレンタル・販売を行う   (3)レストラン部門 婚礼飲食や宴会飲食を提供する他、一部の婚礼施設においては、平日にランチ・ディナー営業を行う   当社 株式会社タイムレス 株式会社MARRY MARBLE 株式会社花乃店千樹園 株式会社Do 株式会社アンドユー 株式会社LURRA ISLAND LABEL HAWAII,INC. KAILA TOURS LLC 株式会社ブライト 株式会社ホロニック レストラン特化型事業   宴会・一般飲食(ランチ・ディナー)の提供   株式会社ブロスダイニング NOVARESE VIETNAM CO.,LTD (1)事業の特徴 ①.ブライダル事業 a.婚礼プロデュース部門 婚礼プロデュース部門は挙式・披露宴に関するさまざまなアイテムを用意し、オーダーメード型挙式を通じて「オリジナル感」を演出するとともに、1会場1バンケットを基本として、挙式・披露宴会場を貸し切ることにより新郎新婦をはじめとして参列される顧客に対して、「プライベート感」を演出する「ゲストハウス・ウエディング」を提供しております。 当社は、20代後半から30代前半の世代を中心とした顧客層を対象と考えております。伝統的なヨーロッパ調の時として装飾過多な建築様式による「ゲストハウス・ウェディング」が多い中、当社は、都会的な雰囲気や自然に囲まれた開放的な雰囲気等を演出するシンプルでスタイリッシュなゲストハウスを特徴として打ち出し、それらを下記のブランドに分類して出店を行っております。 ブランド毎の特徴は下記のとおりであります。 ブランド名   特徴 モノリス   都市部でアクセスのよいロケーションに展開する、シンプルでモダンな都市型ゲストハウスがモノリスブランドであります。洗練された都会的なイメージと高級感を演出する、スタイリッシュなデザインとダイナミックな空間構成が特徴であります。 アマンダン   郊外で自然の景観に恵まれた地域を対象に展開する、リゾート型ゲストハウスがアマンダンブランドであります。眼前の海や緑あふれる大自然など、都心部にはない景観の優位性を空間構成に取り入れています。海外リゾートのようなプライベート感と非日常を感じさせる建築と空間が特徴であります。 再生会場   歴史的・文化的な価値の認められる由緒ある建造物に、当社の開発・運営手法を投入しリノベーション(再生)した事例のブランドであります。建物が有する特徴を可能な限り活かし、その土地の文化や景観に合わせて物件を最適化しております。モダン建築との融合により、旧来なかった付加価値を加え、歴史に宿る輝きや趣のある空間を提供しております。 フレアージュ   旧来型の結婚式場やホテル等をM&Aによって取得し、初期投資を抑えリーズナブルな販売価格でサービスを提供するビジネスコンセプトのブランドであります。当社のノウハウを用いて改装・リブランディングすることで、顧客のニーズに応え、集客力のある会場を生み出しております。 キラナリゾート   豊かな自然が感じられるリゾート地に展開していくキラナリゾートは、日常の喧騒から離れた滞在型のウエディングトラベルをご提案しております。雄大な自然に囲まれ、その土地ならではのロケーションを活かしたデザイン邸宅にて、心からの解放が感じられる一日を過ごしていただけます。 b.婚礼衣裳部門 当社は設立当初からドレスショップを運営し、婚礼衣裳部門の独自ブランド確立に努めております。「NOVARESE(ノバレーゼ)」と「ecruspose(エクリュスポーゼ)」という2つのブランドでドレスショップを展開し、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど世界中からドレスを買付け、ウエディングドレスやタキシード、和装のレンタル・販売を行っております。トレンドを取り入れたハイクオリティなラインアップを揃えていることも特徴です。 挙式・披露宴の場所種別により、自社施行と他社施行に分類しており、自社直営施設および婚礼プロデュース事業における業務提携先で行う挙式・披露宴へ婚礼衣裳等をレンタル・販売することを自社施行としており、それ以外を他社施行としております。 なお、他社施行のうち、婚礼衣裳部門が業務提携するホテル、専門式場、ゲストハウスなどから顧客を紹介された場合には、当社は紹介先に対して個別に取り決めた紹介手数料を支払っております。 現在の当部門での売上は、婚礼プロデュース部門で扱う自社施行のみに依存することなく、現在の売上構成における他社施行の割合は全体の約10%(婚礼衣裳組数4,912組のうち他社施行492組)を占めており、高水準を維持しております。(2025年12月期実績) ブランド毎の特徴は下記のとおりであります。 ブランド名   特徴 NOVARESE (ノバレーゼ)   欧米諸国でブランドを展開するデザイナーのウエディングドレスやタキシードを直輸入しております。また、輸入に際して当社のブランディングデザイナーがドレスメーカーにデザインやカッティングをオーダーし、日本人の体型や嗜好にあわせてカスタマイズしております。さらに、品質維持を目的として徹底した商品管理を行うとともに、レンタル回数を3~5回に限定しております。 ecruspose (エクリュスポーゼ)   「Sweet Mode」をコンセプトに掲げた、当社オリジナルのドレスブランドです。スタイリッシュでエレガントな印象のドレスが揃うNOVARESEと比べ、ボリュームのあるラインのスカートやパステル系のカラードレスをラインアップに加える等、親しみやすく可愛らしいデザインのドレスを展開しております。また価格的にも手ごろなものを求める方を含め、幅広い顧客層をターゲットにしております。 c.レストラン部門 婚礼会場では、結婚式や宴会飲食のほか、平日にはレストラン営業も行っております。婚礼・宴会の料理・飲料の提供にとどまらず、二次会や宴会の総合的なプランニングおよびアドバイスも行っております。 (イ)婚礼飲食 当社では、会場のコンセプトや結婚式のスタイル、参列ゲストの嗜好に合わせてお選びいただけるフレンチコースと和洋折衷コースを複数の価格帯で提供しております。また、料理人やパティシエのスキルや経験によって、提供する料理やデザートの品質や原価率、作業効率に差が生じることのないよう『婚礼統一メニュー』を導入し、全国的に安定的な水準の料理を提供できる体制を整えております。 (ロ)一般飲食 平日の婚礼会場を活用し、レストラン営業を一部の店舗で行っております。ランチ・ディナーの営業をすることによって、ご来店いただいたお客様が当社の婚礼料理を一層イメージしやすくなるといえます。すなわちレストラン営業は、婚礼プロデュース部門へのプラスの影響も考慮しております。 ②レストラン特化型事業 ブライダル事業とは別に、高級店からカジュアルレストランまで幅広い顧客に飲食を提供しております。料理の質ならびにサービスレベルの維持と向上を通じて、ブライダル事業のレストラン部門における全体レベルの底上げにも貢献しております。 懐石、鉄板焼等の本格的な和食からカジュアルな創作和食まで楽しめるジャパニーズダイニングの『SHARI(シャリ)』ブランドは、四季折々の食材を活かし、手間と時間をかけて生み出される和食と鉄板焼を供する『SHARI赤坂』(東京都港区)や、『SHARI東銀座』(東京都中央区)など、国内においては都内に4店舗、広島に1店舗を展開しております。 2025年12月期においては、『SHARI(シャリ)』ブランドの海外展開として、『SHARI SAIGON MODERN JAPANESE CUISINE』をベトナムに開業しております。 また、ニューヨークに本店を構え、特注ピザ釜とワインコレクションが特徴的な、北イタリア料理を提供するオールデイダイニングの『Serafina NEW YORK』ブランドにおいては、『Serafina NEW YORK 丸の内店』(東京都千代田区)、『Serafina NEW YORK 赤坂店』(東京都中央区)、『Serafina NEW YORK さいたま新都心店』(さいたま市中央区)の3店舗を展開しております。 (2)成長戦略 ①出店戦略 当社では、地方都市圏を中心に、自前での更地からの新規出店を年間3店舗程度見込んでおります。出店候補地の周辺人口については、人口25万人以上の都市において出店候補地の選定を行っております。なお、出店にあたっては早期に設備投資金額を回収するため、定期借地権等を活用する方針であります。また、地方で苦戦する同業他社の買収、店舗買収、居抜物件の賃貸なども加えた、多様な形態での出店を進めてまいります。 [全国の都市数と出店余地・婚姻組数および当社施行組数の推移] ②人材戦略 人事基本方針を「スタッフの幸福の最大化の追求」とし、制度の充実化による優秀な人材が中長期的に定着し、活躍し続けられる環境づくりに努めております。勤務制度のほか、各種手当に対する社内からの意見や要望を反映し、多様なライフスタイルのスタッフが、向上心と誇りをもって仕事に取り組むことができる働き方を実現していくことで、当社事業におけるサービスのクオリティアップにもつながると考えております。 [制度例] (a)ベビーシッター補助制度 土日祝日に勤務する社員のベビーシッター利用料を基本、当社が全額負担する制度であります。スタッフの働きたい思いを叶え、どのようなライフステージにおいてもストレスフリーに仕事や家庭と向き合える環境を整えたいという考えから生まれた制度であります。 (b)フレックスキャリア制度 勤務日数、勤務時間を通常より少なくして働くことができる制度であります。1日の平均勤務時間を4時間から8時間(1時間単位)のなかで、1カ月の公休日数を9日から14日(1日単位)のなかで選択することが可能でございます。子の有無や年齢によって利用の期限や条件のある育児短時間勤務制度とは異なり、フレックスキャリア制度は社員であれば等級や勤続年数に関係なく適用可能となっております。ワークライフバランスに対する社員の多様な価値観や働き方を尊重したい考えです。 ③広告戦略 紙面による広告だけでなくウェブ広告やインスタグラムなどのSNSを活用したデジタルマーケティングによる集客施策を強化することで、大手主要媒体に依存せず、多様化する顧客ニーズに対しても柔軟に対応できる体制をとっております。また、2019年1月に「株式会社Do」を設立し、これまで外注していた「広告代理店業」を内製化しております。当社がこれまで培ってきた集客ノウハウを外販できる体制を整えたことによって、コストである広告を、収益機会に変えることが可能となりました。 ④外販戦略 婚礼事業のコンサルティングを通じて、 自社で内製化された婚礼周辺サービスを販売して収益を上げる取組みを強化しております。自社開発の婚礼サービス・商品を活かした提案をし、収益構造の改善を図ります。ほかにも、人材の採用から教育研修のプログラム作成、人事制度の設計にいたるまで、ブライダルおよび企業の価値向上のためのさまざまなソリューションをご提案しております。潜在的なM&A候補の探索にもつながりうるシナジーにも期待できると考えております。 [事業系統図] 上記図における会社の区分は以下のとおりであります。 当社:当社 親 :親会社 持分:持分法適用関連会社 無印:連結子会社
経営方針・対処すべき課題4,458字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「Rock your life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」という企業理念を掲げております。私たちは、常に自己改革をし、激変する世の中に新しい価値を創造し続けることを目指しております。さめた世の中といわれる時代にあって、私たちは熱く仕事に熱中し、スタッフ一人一人が自分自身や、自分の仕事に対してプライドを持てる会社にすることが私たちの願いです。私たちがいきいきと輝いていることが顧客を幸せにし、顧客が幸せになることがさらに私たちを幸せにするという好循環を生み出すものと確信しております。 (2)経営戦略の現状と見通し 当社グループは、継続的安定的な収益の確保を目的とした企業経営を行うため、新規出店に係る設備投資と多店舗化による経営効率の改善の両面についてバランスを保ちながら収益拡大を図る『拡大均衡政策』をとっております。 今後の見通しについては、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からブライダルマーケットに新規参入するなど、業界における競合状況が一段と厳しくなることが予想されます。 当社グループは、他社との差別化を図るため、以下のとおり、①出店戦略、②人事戦略を中長期的な事業戦略として掲げ、地域特性にあわせた個性ある挙式・披露宴会場の出店、多店舗展開によるスケールメリットを活用した効率的経営、人材育成を通じて挙式・披露宴におけるサービスの維持・向上を目指しております。 ①出店戦略 多店舗展開と付加価値サービスの維持・向上を両立させるため、優秀な人材の採用、教育および資金繰りの両面を考慮しながら、下記の方針で挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの出店を推進してまいります。 (挙式・披露宴会場) 人口25万人程度の商圏規模を有するエリアを対象に、地域特性、ロケーション、出店に係る管理面ならびに採算面での諸条件等を総合的に勘案し、出店候補地の選定を行っております。基本的には挙式・披露宴会場を貸し切る1会場1バンケット(披露宴会場)とし、モノリスタイプまたはアマンダンタイプを優先的に出店する方針としております。 (ドレスショップ) 当社は2つのブランドで店舗展開を行っており、NOVARESE(ノバレーゼ)は全国主要都市に限定し、ecruspose(エクリュスポーゼ)は積極的に全国に展開する方針としております。 ②人事戦略 顧客サービスの充実を図るため、優秀な人材の採用と教育研修を徹底してまいります。特に、新規出店に伴う計画採用とジョブローテーションの実施による組織の活性化、目標設定とその実現を通じた従業員のモチベーション向上など、付加価値の高いサービスの提供を実現するための諸施策を実施してまいります。 (3)目標とする経営指標 当社グループが重視している経営指標は、売上収益、営業利益、営業活動によるキャッシュ・フローであります。 (4)経営環境および優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 現状の経営環境について、中長期的には将来人口推計によると、当社グループがターゲットとしている年齢層(20歳代後半から30歳代)は年々減少傾向にあり、また、同世代の未婚率は上昇する傾向にあるなど、当社グループを取り巻くブライダルマーケット全体の縮小が懸念されております。 しかしながら、結婚情報誌が一般顧客に認知されたこと、また、インターネットを活用した結婚情報サイトが充実したこと、さらには消費者のライフスタイルが多様化したことにより、個性を重視した婚礼スタイルである「ゲストハウス・ウエディング」が広く支持を集めております。 一方、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、低価格を喧伝する婚礼スタイルの市場が拡大するなど、業界における競合状況および価格競争は一段と厳しくなっております。 このような状況のもと、当社グループは事業上の課題として、①戦略的な店舗展開、②認知度向上のためのプロモーション戦略、③事業展開の多様化、④人材の確保と育成、⑤衛生管理、⑥リスクマネジメント、コンプライアンス、財務上の課題として、⑦財務基盤の強化を重要な課題として認識し、具現化に向けた方策に取り組んでおります。 ①戦略的な店舗展開 当社グループは、出店候補地については、商圏規模、地域特性、ロケーションなどの立地条件と店舗採算を総合的に勘案し決定しておりますが、中でもロケーションによって店舗収益が左右されることから、これを最も重要視して、当該事業用地の物件に係る情報収集チャネルの拡大、迅速な対応を通じて戦略的な店舗展開を推進してまいります。また、従前より取り組んでまいりました歴史的建造物を挙式・披露宴会場に再生する事業についても、引き続き推進してまいります。 ②認知度向上のためのプロモーション戦略 当社グループは、店舗の稼働率を高めるため、認知度向上のプロモーション戦略を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ブライダル情報誌やグルメ情報誌などのマスメディア、地域を限定したテレビコマーシャル、インターネットを活用した結婚情報サイトおよびレストラン情報サイトによるプロモーション活動に加え、潜在顧客層への当社ブランドの更なる認知度向上による顧客の発掘を目的に各種SNSを活用した効果的なプロモーション活動を行うなど、多様なプロモーション活動を推進してまいります。 ③事業展開の多様化 当社グループは、多様化する顧客ニーズへの対応を図るとともに、潜在化する顧客ニーズを喚起できる企画提案を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、対事業者向けにギフト販売等に関するビジネスを展開する「株式会社タイムレス」、レストラン運営に特化した事業を行う「株式会社ブロスダイニング」、女性用パーティドレスのレンタルサービスを主な事業とする「株式会社アンドユー」、広告代理店業務を主な事業とする「株式会社Do」、ハワイにおけるリゾートウエディング事業を行う「ISLAND LABEL HAWAII,INC.」など、多様な事業を行うグループ会社を保有しております。また、2021年11月より、地方の結婚式場やホテルの収益改善をサポートするブライダルコンサルティング事業を行っているほか、2022年8月に日本国内における旅行業務を主な事業とする「株式会社LURRA」を設立し、2023年より旅行を含む総合的な国内リゾートウエディング事業に参入いたしました。2025年には海外市場の新たな進出先として、ベトナムでのレストラン運営を行う「NOVARESE VIETNAM CO.,LTD」を設立いたしました。今後も引き続きグループ全体としての事業展開の多様化をより一層推進してまいります。 ④人材の確保と育成 挙式・披露宴のプロデュース、ウエディングドレスのレンタル・販売およびレストラン営業など当社グループが展開する事業に従事するスタッフには、顧客ニーズを的確に捉えた企画力および提案力が必要であり、その前提として高い商品知識と熟練した技術が要求されます。スタッフ育成には一定の教育期間を要するため、事業展開と人材採用・育成とのバランスをとりながらサービスの維持・向上に努めております。 また、性別や国籍などにとらわれず、すべてのスタッフが安心して働き、さらに働きがいを持てる環境をつくり上げていくため、「スタッフの幸福の最大化の追求」を人事基本方針として定め、「フレックスキャリア制度」、「有休取得率100%義務化」、副業制度「パラノバ」といった働き方への取り組みを行うとともに、LGBTQをはじめとする多様な価値観に対し、社内研修の実施や社内規程の整備などの施策を行っております。すべてのスタッフがいきいきと輝ける環境を生み出し続けるため、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。なお、これらの取り組みについては、当社サステナビリティサイトにて随時更新を行っております。(https://www.novarese.co.jp/sustainability/) ⑤衛生管理 当社グループでは、食中毒等の発生を防ぐためには衛生管理が重要な課題であると考えております。この課題に対応するため、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、すべての挙式・披露宴会場に食品衛生責任者を配置するとともに、食中毒などの防止を目的に策定した食品衛生マニュアルに基づく品質管理や、役職員への定期的な検便および健康診断の実施などを通じた衛生管理を徹底しております。また、店舗オペレーションの改善および各店舗における衛生管理の状態をより向上させることを目的とした諸設備の改修を適宜行っております。さらに第三者機関による定期または臨時の衛生検査を実施して、衛生管理に万全を期してまいります。 ⑥リスクマネジメント、コンプライアンス 当社グループでは、株主をはじめ、お客様、取引先、社員等、当社グループを取り巻く各ステークホルダーや、社会から信頼される企業であり続けるため、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンス体制の向上が重要な課題であると考えております。 当社グループは、リスクマネジメントならびにコンプライアンスについて、委員会などで定期的に制度面や業務の見直しを行い、グループ全体への周知徹底を図っております。具体的には、スタッフのコンプライアンスに関する意識の向上に向けた活動、法令違反行為などの発生防止を目的とした社内体制の整備やその他コンプライアンス活動全般を企画、実施、運営することを目的にコンプライアンス委員会を設置し、全社横断的なコンプライアンス体制の整備および問題点の把握に努めるとともに、内部監査室による内部監査において、コンプライアンス上の重要な問題が発見された場合には、その内容を取締役会および代表取締役社長に報告する体制を構築しております。また、スタッフがコンプライアンス上の問題を発見した場合は、すみやかに担当部門もしくは内部通報窓口に報告する体制とし、重大性に応じて再発防止策を決定し、周知徹底する体制を構築しております。 ⑦財務基盤の強化 当社グループは、売上の季節変動に伴う運転資金の増減や新規出店に伴う設備投資などの資金需要が発生するため、安定的な資金確保が重要な課題であると考えております。これらに対応するため、内部留保の拡充を図るとともに、借入も含めた資金調達を実行できるよう金融機関との良好な取引関係を構築することが重要であると考えております。
事業等のリスク5,063字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループの事業環境におけるリスク ①ブライダルマーケットについて 厚生労働省に所属する国立の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によりますと、今後、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口が縮小傾向にあると予測されており、2023年4月の発表では2070年には日本の総人口は8,700万人まで減少すると推計されております。また、同世代の未婚率は上昇傾向にあり、ブライダルマーケット全体が縮小することが懸念されます。今後、マーケットが縮小した場合には、国内市場における当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化について 当社グループは、時代のニーズやファッション・トレンドを把握し、潜在的な顧客嗜好を喚起し得る婚礼スタイルの企画・提案に努めておりますが、婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化に対応できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③その他外部環境について a.競合および新規事業者の参入について ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からの新規参入など、業界における他社との競合状況が激化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.法的規制について 国内における当社グループの事業に関する法的規制、すなわち飲食の提供に関する食品衛生法等による規制、顧客との契約に関する消費者契約法等による規制、ならびに挙式・披露宴会場およびドレスショップの建築・改装に関する建築基準法等の法令または各種条例等による規制等に抵触した場合、もしくは大規模な法令改正が行われた場合には、事業運営や店舗展開に支障が生じるなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 c.海外情勢について 海外において大規模な政変、経済情勢の変動、関係法令等の改正、戦争、テロまたは自然災害等が発生し、当社グループの海外での事業展開や商品等の輸入の停止に伴い婚礼事業に影響が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)当社グループの事業内容におけるリスク ①人材の確保と育成について 当社グループは継続的な出店とサービスの充実を図るためには、優秀な人材の確保と育成がなにより重要であると考えており、国内外で積極的に採用活動を行うとともに、採用した人材に対しては各々の職場におけるOJT教育のほか、職種や職位に応じた様々な研修等を計画的に実施しております。 しかしながら、人材の確保、育成が当社グループの出店計画に追いつかない場合には、計画どおりの出店や顧客に対するサービスレベルの維持が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②業績または財務面等について a.売上収益の季節変動について 当社グループは、挙式・披露宴が4月と5月が属する第2四半期および10月と11月が属する第4四半期に多く施行される傾向があることにより、売上収益についても同時期に集中する傾向があります。当社グループでは、これらの時期の婚礼施行組数が低迷した場合においては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 2025年12月期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上収益(千円)   4,159,999   5,543,845   4,477,857   7,858,183   22,039,886 構成比率(%)   18.9   25.2   20.3   35.7   100.0 b.非金融資産の減損について 当社グループは、2025年12月31日現在、主に2016年12月のLBOにより生じたのれん11,203百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の非金融資産を保有しております。 今後、これらの非金融資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該非金融資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、当社グループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループにて実施している非金融資産の減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 14.非金融資産の減損」をご参照下さい。 c.食材等の価格高騰について 当社グループは、食材等の調達や店舗で使用する水道光熱費について、地政学的リスクや気候変動、自然災害およびパンデミック等の予測の困難な要因により食材等の調達不安や価格高騰が発生した場合には、売上原価の上昇等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、これらのリスクに対し、婚礼プランの見直し等により対応を行っておりますが、当社グループがかかる価格の高騰を販売価格に転嫁することができない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 d.為替変動の影響について 当社グループは、婚礼衣裳や食材等の一部について海外から調達を行っており、これらは為替変動の影響を受けております。当社グループでは必要に応じて販売価格の見直しを実施しておりますが、為替レートが大きく変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③事業運営について a.店舗展開について 国内における挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの新規出店に際しては、周辺環境や地域の特異性等から当社グループが対象とする顧客層および想定される施行単価を考慮した上で、店舗の採算性、人材確保ならびに投資計画を個別に検討し、出店候補地を決定しております。しかしながら、出店条件に合致する候補地が見つからない場合、新規出店先で想定した収益性を確保できない場合、または施設の経年劣化等により既存店の収益性が著しく低下した場合などは、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.衛生管理について 当社グループは、国内におけるすべての挙式・披露宴会場、レストランにおいて、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、食品衛生責任者を配置しております。また、食中毒等の防止のため食品衛生マニュアルを策定し、定期的な検便や日常の体調管理など従業員の衛生管理を徹底しております。さらに専門機関による定期的な各種衛生検査を実施しております。これらの衛生管理上の諸施策の実施にも関わらず、当社グループの施設において衛生上の問題が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、営業許可証は一定期間において更新の必要があることから、その更新が出来なかった場合においては事業の継続に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 c.天災地変等不可抗力による店舗運営への影響について 当社グループは、地震や津波等の自然災害、疫病の流行、停電・断水の発生等の突発事象が発生しても、機動的かつ組織的な対応ができるよう社内の連絡体制を整備しております。また、必要に応じて危機管理対策本部を立ち上げ、被害に関する情報を同本部に集約し、また同本部より各施設に対して直接指揮命令を行うことで、事業の継続または早期の再開・復旧を図ることとしております。しかしながら、これら事象の発生により当社グループにおける挙式・披露宴会場、ドレスショップおよびレストランの運営に支障が生じ、かつその復旧に多大なコストまたは長い期間を要する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④個人情報の管理について 当社グループは、事業を行うにあたって新郎新婦をはじめとした多数の顧客の個人情報を取り扱っております。これらの個人情報を保持し、セキュリティを確保するために、当社グループでは、外部からの不正アクセスまたはコンピュータウイルス等の侵入を防止し、内部からの情報流出の有無を監視できるシステムを整備するとともに、「個人情報保護基本規程」およびマニュアルを制定し、社内教育の徹底および運用管理を行っております。しかしながら、これらの措置にもかかわらず、個人情報が漏洩した場合には、法的責任を課される危険性があります。また、法的責任まで問われない場合でも当社グループに対する社会的信用の低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤多額の借入金および金利変動リスクについて 当社グループは、事業資金を金融機関からの融資契約による借入により調達しており、2025年12月31日現在における総資産に対する借入金の割合は33.6%となっております。当社グループは、中長期的に借入金の削減を行っていく予定ですが、かかる削減が進行しない場合、借入金および金融費用・支払利息の計上により、当社グループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの借入金のほとんどについては変動金利となっているものの、現在の金利動向等に鑑みて、当社グループは金利変動へのヘッジを行っていないことから、市場金利の上昇等により調達金利が変動した場合には、当社グループの業績、財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。なお、2025年12月31日現在における借入金総額は12,371百万円であり、借入金総額のうち変動金利の割合は91.1%となっております。借入金残高、金利水準等の詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 17.借入金およびその他の金融負債」に記載しております。 ⑥借入金に係る期限の利益の喪失リスクについて 当社グループが締結している融資契約に基づく借入金については、一定の財務制限条項が付されております。かかる財務制限条項は、純資産維持および利益維持に関する一般的な数値基準を設けるものであり、本書提出日現在において財務制限条項には抵触しておりませんが、仮に今後これらに抵触し、かつ貸付人の請求がある場合は、当社グループは当該契約上の期限の利益を失うこととなります。 また、金融市場の混乱や金融機関の融資姿勢の変化等により借換えが困難になった場合においては、契約期間の終了とともに当該契約上の期限の利益を失うこととなります。 これらの事象が生じた場合においてはただちに債務の弁済をするための資金の確保が必要となり、当社グループの財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。 ⑦感染症拡大および自然災害等に係るリスク 感染症の拡大や大規模な自然災害等の発生に対し、当社グループにおきましては、行政からの要請や業界団体の指針等に従い、お客様、従業員および関係者の安全の確保を最優先に取り組んでまいりますが、これらの事象が生じたことにより社会活動および経済活動が制限された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧株式価値の希薄化について a.ストック・オプション制度 当社では、取締役、従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を用いたストック・オプション制度を採用しております。 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,573,400株であり、発行済株式総数25,073,094株の6.3%に相当しております。 b.譲渡制限付株式報酬制度 当社では、取締役、従業員に対するインセンティブを目的として、譲渡制限付株式報酬制度を採用しております。譲渡制限付株式報酬制度に係る新株式の発行された場合には、既存の株主が保有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 なお、本書提出日現在における譲渡制限付株式数は73,094株であり、発行済株式総数25,073,094株の0.3%に相当しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,732字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容」に含めて記載しております。 ②施行、受注および販売の実績 a.施行実績 当連結会計年度の施行組数をセグメントおよび部門別に示すと、次のとおりであります。 セグメントおよび部門の名称   当連結会計年度 (自2025年1月1日 至2025年12月31日) 施行組数(組)   前年同期比(%) ブライダル事業   婚礼プロデュース部門   4,668   104.6 婚礼衣裳部門   4,912   102.0 自社施行   4,420   104.6 他社施行   492   83.7 (注)レストラン特化型事業においては、施行組数がないため記載しておりません。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントおよび部門別に示すと、次のとおりであります。 セグメントおよび部門の名称   受注組数 (組)   前年同期比(%)   受注残組数(組)   前年同期比(%) ブライダル事業   婚礼プロデュース部門   4,960   106.4   3,344   109.6 婚礼衣裳部門   5,285   108.6   2,816   115.3 (注)レストラン特化型事業においては、施行組数がないため記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントおよび部門別に示すと、次のとおりであります。 セグメントおよび部門の名称   当連結会計年度 (自2025年1月1日 至2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) ブライダル事業   20,464,862   112.7 婚礼プロデュース部門   9,965,434   116.1 婚礼衣裳部門   3,790,926   107.5 自社施行   3,470,713   109.4 他社施行   320,212   90.4 レストラン部門   6,708,502   111.0 婚礼飲食   5,005,748   114.5 宴会・一般飲食   1,702,753   102.0 レストラン特化型事業   1,575,023   137.9 合計   22,039,886   114.2 (注)1.ブライダル事業の婚礼衣裳部門における自社施行は、当社直営店および業務提携先で挙式・披露宴を行う場合の衣裳等のレンタルおよび販売に伴う売上収益であります。 2.ブライダル事業の婚礼衣裳部門における他社施行は、他社が運営する施設(ホテル、専門式場、ゲストハウスなど)で挙式・披露宴を行う場合の衣裳等のレンタルおよび販売に伴う売上収益であります。 3.ブライダル事業のレストラン部門における婚礼飲食売上は、挙式・披露宴に係る飲食売上収益であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、期末日の資産・負債の計上および会計期間の収益・費用の適正な計上を行うため、見積りや仮定を行う必要があります。連結財務諸表に影響を与え、より重要な経営判断や見積りを必要とする会計方針は以下のとおりであります。 (非金融資産の減損) 当社グループは、のれんについては毎期および減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。また、有形固定資産および無形資産は、期末日ごとに市場価格、営業活動から生ずる損益等から減損の兆候の有無を判断し、減損の兆候が識別された場合に回収可能価額を見積っております。その結果、回収可能価額が帳簿価額を下回った場合、減損処理を行うこととしております。 将来の市況悪化等により、回収可能価額が下落した場合、減損処理を行う可能性があります。 また、回収可能価額の見積りは中期の事業計画を基礎に算出しており、事業計画の主要な仮定は、以下のとおりであります。 ・ブライダル事業においては、将来の受注組数および1組あたりのゲスト数 ・レストラン特化型事業においては、売上高 (繰延税金資産の回収の可能性) 当社グループは、繰延税金資産については、将来減算一時差異を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で認識しておりますが、回収可能性の判断は、当社グループの事業計画に基づいて決定した将来事業年度の課税所得の見積りを前提としております。当連結会計年度において、繰延税金資産の回収可能性について検討を行いましたが、繰延税金資産の回収可能性に変更は生じておりません。 また、将来の課税所得の見積りの基礎となる事業計画および翌連結会計年度の事業計画の主要な仮定は、以下の通りであります。 ・ブライダル事業においては、将来の受注組数および1組あたりのゲスト数 ・レストラン特化型事業においては、売上高 ②経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復していますが、欧米における高い金利水準の継続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループにおきましては、「Rock your life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」との企業理念のもと、重点施策について取り組みを行ってまいりました。 2025年11月14日開催の取締役会において、当社は、少子化や婚姻件数の減少、価値観の多様化により縮小が続くブライダル市場において、業界再編を主導し、持続的な成長と企業価値向上を図ることを目的として株式会社エスクリと2026年4月1日をもって経営統合することを決議いたしました。 当社は、主に地方中核都市でゲストハウス・ウエディングを展開し、オリジナル性とプライベート感を強みとする一方、株式会社エスクリは、大都市圏を中心にビルイン型施設や提携施設を活用した多様なブライダルサービスに加え、建築不動産事業も手掛けています。 統合後のブライダル事業売上高は約391億円、連結売上高は約455億円規模となり、国内最大級のブライダルグループが誕生します。本統合により、都市型・地方型双方を網羅する全国規模の式場ネットワークを構築し、顧客ニーズに応じた柔軟なサービス提供が可能となります。スケールメリットを活かしたコスト削減、人材・ノウハウの相互活用による採用力およびサービス品質の向上、衣裳・飲食・建築分野における内製化の拡大を通じて、収益基盤の強化を図ります。さらに、海外展開、インバウンド需要の取り込み、アフターウエディング事業の拡充など新規事業の創出にも取り組み、親会社である株式会社ティーケーピーの資本力とネットワークを活用しながら、統合効果を最大化することで、競争力の強化と中長期的な成長を目指してまいります。 重点施策の一つである新規出店については、以下の通りです。 2026年3月には、静岡市駿河区に貸し切り型の婚礼施設「HOMAM 旧マッケンジー邸」を開業します。国の登録有形文化財である静岡市駿河区の歴史的洋館「旧マッケンジー住宅(通称 旧マッケンジー邸)」とその周辺市有地の管理・運営を同市から受託し、住宅を含む約6,300平米の敷地一帯を「HOMAM 旧マッケンジー邸」と名づけ、旧マッケンジー邸の建物をそのまま残しながら結婚式場やレストランなどに再生します。新設する施設は駿河湾の海沿いに立つ眺望の良さを生かした建物で、結婚式場やチャペルとしても利用できるように設計し、施設全体の売上向上を狙います。2025年7月には、静岡市駿河区にドレスショップ「エクリュスポーゼ静岡店」を開業し、HOMAM 旧マッケンジー邸」の新規受注を開始しました。 2026年4月には、富山県富山市に貸し切り型の婚礼施設「アマンダンピーク」を開業します。富山市が新たなラ ンドマーク化を目指す「呉羽丘陵フットパス連絡橋」の周辺広場内で、富山駅から車で10分の好立地です。建設エ リア(約1万8,000平米/崖地などを含む)は2016年に閉館した富山観光ホテルの跡地で、鉄骨造りの2階建ての 建物(延床面積 979.8平米)を新築します。北アルプスの立山連峰と富山湾を一望できる景観と、昼夜各1組限定 の完全貸し切り型というプライベート感の高さを売りに、他社との差別化を図ります。 2027年5月には、長野県北佐久郡軽井沢町に「(仮称)軽井沢ブライダルプロジェクト」を開業します。JR 軽井沢駅から車で約5分、観光地としても人気の雲場池から徒歩圏内に位置する5,553.01 ㎡の広大な敷地の一部に、軽井沢の自然と調和する低層デザインの建物を新築します。 2027年9月には、宮城県仙台市に2店舗目となる「(仮称)旧知事公館」を開業します。宮城県の「旧知事公館活用事業」に対し企画提案を行った結果、当社が事業実施候補者として選定されました。知事公館の歴史的・文化的価値を最大限に活かしつつ、「杜と水の迎賓館」をデザインコンセプトとし、敷地内に結婚式や季節のイベント、県民の皆様の発表の場等でご利用いただける施設を新築することで、多様な人が集い、にぎわいを生み出す空間を創出いたします。 婚礼施設におけるレストラン営業については、親会社である株式会社ティーケーピーおよび大手旅行代理店との連携強化により宴会の受注件数が増加したこと等により好調に推移しました。これらの施策は、婚礼施設全体の収益性向上のみならず、潜在顧客層との早期接触、リピーターの定着率にも寄与します。集客力が高く実績のあるイベントを定番化しつつ、新しい企画にも積極的にチャレンジすることで、婚礼施設のさらなる稼働率アップへの貢献を図ります。 レストラン特化型事業の新規出店については、2025年3月に、東京都港区に米ニューヨークに本店を構えるピザ がメインのカジュアルイタリアン「セラフィーナニューヨーク赤坂店」を開業しました。赤坂見附駅から徒歩1分 の好立地に、路面店を構えます。内装はシックでモダンなデザインで、店内はテーブル102席とバーカウンター16 席を設けております。 また、2025年4月に、創作和食レストラン「SHARI(シャリ)」ブランドの新規出店を東京都新宿区に「SHARI 東急歌舞伎町タワー」を開業しました。東急歌舞伎町タワーの5階に構えます。西武新宿駅から徒歩1分の好立地で、和モダンなデザイン空間の中に110席(カウンター14席、テーブル96席)を設けております。 海外市場の新たな進出先として、成長著しいベトナムに現地法人を設立いたしました。レストラン特化型事業の 新規出店として2025年10月に、創作和食レストラン「SHARI(シャリ)」ブランドの姉妹店として「SHARI SAIGON MODERN JAPANESE CUISINE(シャリ サイゴン モダンジャパニーズキュイジーヌ)」を開業しました。店舗は、ホーチミン市の高級住宅街にあるタオディエン地区の路面店で内装デザインは、木を幾何学的な模様に組み合わせる日本伝統の『組子細工』を壁に取り入れるなど、全体的に“和モダン”な空間に仕上げました。レストラン特化型事業における収益基盤の拡大および収益性の向上に努めつつ、将来的にはブライダル事業への展開を目的としております。より多くのお客様へ高付加価値なサービスを提供できる存在となることを目指しております。 ブライダル事業における婚礼プロデュース部門の受注活動については、受注率の改善により好調に推移しました。その結果、受注組数は4,960組(前年同期比6.4%増)、受注残組数は3,344組(前年同期比9.6%増)となりました。 売上収益については、施行組数および施行単価の増加による婚礼施行にかかる売上増加やレストラン特化型事業の一般飲食にかかる売上の増加等により、当連結会計年度の売上収益は22,039百万円(前年同期比14.2%増)となりました。また、利益面では、一部店舗の収益性悪化により減損損失を186百万円計上したこと等により販売費及び一般管理費が増加したものの営業利益は2,247百万円(前年同期比68.1%増)、税引前利益1,849百万円(前年同期比89.5%増)、当期利益1,256百万円(前年同期比89.3%増)となりました。 なお、当連結会計年度末における当社グループの店舗数は以下のとおりとなっております。 (単位:店舗数) セグメント   ブライダル事業   レストラン 特化型事業 出店形式   ゲストハウス   ドレスショップ   その他 国内   36   25   3   11 海外   -   -   1   1 セグメント別の状況は次のとおりであります。 (ブライダル事業) ブライダル事業においては、前連結会計年度と比較すると、施行組数および施行単価の増加による婚礼施行にかかる売上増加、婚礼施設での宴会や一般飲食の需要も回復傾向にあることから、売上収益は20,464百万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益は3,801百万円(前年同期比46.5%増)となりました。 (レストラン特化型事業) レストラン特化型事業においては、前連結会計年度に開業した「創作Dining SHARI流川」および「Cafe&Bar BACCANO」、当連結会計年度に開業した「セラフィーナニューヨーク赤坂店」および「SHARI 東急歌舞伎町タワー」が当連結会計年度に寄与したこと、インバウンド需要や法人宴会の増加および接待利用や一般飲食が好調に推移したことから、売上収益は1,575百万円(前年同期比37.9%増)となりました。利益面では、国内およびベトナム新規出店に係る採用費および消耗品費などの開業費用の増加があったことから、セグメント損失は18百万円(前年同期は43百万円の利益)となりました。 セグメントの名称   売 上 収 益 (千円)   増減率(%)   構 成 比 (%) ブライダル事業   20,464,862   12.7   92.9 レストラン特化型事業   1,575,023   37.9   7.1 合計   22,039,886   14.2   100 ③財政状態の概況 資産、負債および資本の概況 (資産) 当連結会計年度末における資産総額は36,823百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,091百万円増加いたしました。主な要因は、前連結会計年度の未払法人所得税の支払および借入金の返済等により現金及び現金同等物が130百万円減少したものの、2025年の新規出店および既存店に係る有形固定資産の取得により有形固定資産が1,479百万円、繰延税金資産が416百万円、営業債権及びその他の債権が97百万円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債総額は26,714百万円となり、前連結会計年度末に比べ828百万円増加いたしました。主な要因は、借入金の純減額が1,157百万円あったものの、未払消費税等の増加によりその他の流動負債が715百万円増加、新規出店に伴うリース負債の増加によりその他の金融負債が547百万円、未払法人所得税等が320百万円、営業債務及びその他の債務が242百万円、顧客からの契約負債が127百万円増加したことによるものであります。 (資本) 当連結会計年度末における資本総額は10,109百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,262百万円増加いたしました。主な要因は、当期利益を1,256百万円計上したことにより利益剰余金が増加したことによるものであります。 なお、将来の利益剰余金を原資とする配当等を可能な状態にするとともに、今後の資本政策の柔軟性および機動性を確保することを目的に、資本剰余金を4,754百万円減少させ、同額を利益剰余金に振り替え、欠損補填を行っております。また、譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行により、資本金および資本準備金がそれぞれ10百万円増加しましたが、2025年3月27日開催の定時株主総会における決議に基づき、2025年5月31日付で資本金の額の減少の効力が発生し、資本金を80百万円減少し、その他資本剰余金に振り替えを行っております。 ④キャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は3,417百万円となり前連結会計年度末に比べ130百万円の減少(前連結会計年度末比3.7%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、獲得した資金は4,756百万円となりました。主な要因は、法人所得税の支払額が688百万円あったものの、税引前利益を1,849百万円および減価償却費及び償却費を2,503百万円計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は2,651百万円となりました。主な要因は、新規出店および既存店に係る有形固定資産の取得による支出が2,484百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、支出した資金は2,219百万円となりました。要因は、長期借入金による収入が1,165百万円および短期借入金の純増額が182百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が2,557百万円および建物等の賃貸借に係るリース負債の返済による支出が1,008百万円あったことによるものであります。 ⑤資本の財源および資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売上原価である食材等の仕入費用や、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、挙式・披露宴会場に係る設備投資であります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金や設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローおよび金融機関からの借入により賄っております。なお、設備投資資金についてはエクイティファイナンスによる調達を検討しております。 なお、当連結会計年度末において金融機関との間で4,500百万円の当座貸越契約およびコミットメントライン契約を締結しております。(借入実行残高 982百万円、借入未実行残高 3,518百万円。) ⑥経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは継続的安定的な収益の確保を目的とした企業経営を行うため、新規出店に係る設備投資と多店舗化による経営効率の改善の両面についてバランスを保ちながら収益拡大を図る『拡大均衡政策』をとっており、売上収益、営業利益、営業活動によるキャッシュ・フローを重要な経営指標と位置付けております。 当社グループの経営者はこれらの指標を、各年度の事業計画や中期経営計画において、重要な検討要素としております。また、予実管理や決算において、これら指標の内容を分析して以降の経営に活かしております。 前連結会計年度および当連結会計年度の経営指標は、以下のとおりであります。 当連結会計年度については、参列者数の増加や婚礼施設における宴会・一般飲食にかかる売上の増加等により、売上収益は22,039百万円(前年同期比14.2%増)となりました。また、一部店舗の収益性悪化により減損損失を186百万円計上したこと等により販売費及び一般管理費が増加したものの営業利益は2,247百万円(前年同期比68.1%増)、税引前利益1,849百万円(前年同期比89.5%増)、当期利益1,256百万円(前年同期比89.3%増)となりました。 前連結会計年度 (自 2024年1月1日    至 2024年12月31日)    当連結会計年度 (自 2025年1月1日    至 2025年12月31日) 金額(千円)   金額(千円) 売上収益   19,299,719   22,039,886 営業利益   1,337,549   2,247,950 営業活動によるキャッシュ・フロー   3,891,919   4,756,226

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