概要
Aiロボティクス株式会社は、東京証券取引所グロース市場に上場する企業で、主力事業は自社ブランドの化粧品や美容家電をインターネット販売する「D2Cブランド事業」である。2026年3月期の売上高は294億円、営業利益38億円、従業員36名。独自開発のAIシステム「SELL(セル)」をマーケティングから需要予測、顧客管理まで活用し、データ駆動型の商品開発と販売効率化を特徴とする。
単一事業セグメント「D2Cブランド事業」に経営資源を集中
当社は2023年5月、経営資源の選択と集中により、従来の「AIマーケティング事業」から「D2Cブランド事業」へのシフトを決定した。それ以降、事業セグメントはD2Cブランド事業のみとなり、スキンケア、美容家電、ヘアケアの3ブランドを軸に展開する。2026年3月期の売上高は前期比106.7%増の294億円に拡大し、営業利益率は13%に達した。事業構造上、生産は外部OEMに委託し、自社では企画・開発・マーケティング・販売に特化する軽量型モデルを採用している。
Yunthブランドがけん引するストック型収益モデル
主力ブランド「Yunth」は、スキンケア領域で定期購買を中心としたストック型ビジネスを構築している。2026年3月期時点でYunthが売上高に占める割合は約44%に低下したものの、依然として最大ブランドである。定期会員のLTV(顧客生涯価値)向上と新規獲得を、自社ECサイトと楽天市場やAmazonなどのECモール販売で実現。楽天市場では「殿堂入り」を達成し、検索ランキング上位を常に維持している。
自社EC・ECモール・店頭卸の3チャネルで販売網を多角化
販売チャネルは3本柱で構成される。第一に自社ECサイトでの単品販売と定期販売。第二に楽天市場やAmazonへのモール出店。第三にドラッグストア、バラエティーショップ、家電量販店への卸販売。特に店頭卸では、YunthとStraineをドラッグストアに、Brighteを家電量販店に展開し、業界に精通した代理店と提携することで効率的な販路拡大を図る。これにより、EC販売だけに依存しない多角的な収益基盤を形成している。
急成長を遂げるも営業CFはマイナス、成長資金を借入で調達
2026年3月期の売上高は前期比倍増の294億円に達したが、営業活動によるキャッシュ・フローは58.8億円の支出超となった。主な要因は売上債権の61.3億円増加と棚卸資産の37.5億円増加である。この成長に伴う運転資金の需要を賄うため、短期借入金35億円の純増と長期借入39億円の実行により、財務活動で64.2億円の資金を調達した。結果、現金同等物は前期比微増の39.9億円を維持している。
業界の中での役割はD2Cブランド事業者であり、AIプラットフォームを自社運営に活用。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01D2C(消費者向け直接販売)主力
自社企画・開発し、OEM製造した商品を自社EC、ECモール、店頭卸売の各チャネルで販売。AIシステム「SELL」を活用し、商品開発から需要予測、広告運用、CRMまで効率化し、連続的なヒット商品創出を目指す。
- Yunth
- スキンケアブランド。主力商品は「生VC美白美容液」で、美白効果のあるアスコルビン酸を配合。定期販売が中心となるストック型モデル。
- Brighte
- 美容家電ブランド。美顔器、ヘアドライヤー、ヘアアイロンなどを展開。中価格帯でデザイン性と性能を両立。
- Straine
- ヘアケアブランド。シャンプー・トリートメントを中心に展開。2025年6月にローンチし、ドラッグストアなどで販売。
製品と技術
主力スキンケアブランド「Yunth」と生VC美白美容液
「Yunth」はyouth(若さ)を語源とするスキンケアブランドで、幅広い年齢層をターゲットとする。主力商品「生VC美白美容液」は、美白有効成分アスコルビン酸を配合し、メラニン生成を抑制する。一回使い切りの個包装で新鮮さを訴求。世界的著名アーティストをブランドアンバサダーに起用し、SNSを中心に認知拡大を図る。同ブランドは「生VA」配合のエイジングケアライン、「生AZ」配合のスムージングケアラインへとラインナップを拡充している。
中価格帯美容家電「Brighte」と家電量販店チャネル
「Brighte」はbright(明るい)とelectronicを組み合わせた造語のブランドで、中価格帯の美容家電を展開する。ローンチ時点で2機種の美顔器に加え、ヘアドライヤー、ヘアアイロンをラインナップ。著名タレントを起用したブランディングにより認知を拡大し、自社ECに加え家電量販店への卸販売も積極的に行う。2026年3月期には売上高でYunthに次ぐ主力ブランドに成長したと報告されている。
2025年ローンチのヘアケア「Straine」と店頭販売戦略
「Straine」はstraight(真っ直ぐ)とlineを組み合わせたブランド名で、まとまり感のあるストレートヘアを実現するシャンプー・トリートメントを中心に展開。2025年6月のローンチ直後から楽天ランキング6冠を獲得し、全国約1万7500店舗のドラッグストア・バラエティーショップで販売。2026年4月には髪質に合わせた2種類の新ラインナップを追加し、品揃えを強化している。
AIシステム「SELL」が支えるデータ駆動型の事業運営
「SELL(セル)」は、2018年に広告運用自動化のために開発されたAIシステムで、現在はD2Cブランド事業全体の基盤となっている。①商品開発では口コミや販売データをテキスト解析しヒット商品を予測。②需要予測では購買データの機械学習により精度の高い在庫管理を実現。③クリエイティブ作成では素材画像から効果的なバナーを自動生成。④広告運用では過去データに基づく効果予測と自動出稿。⑤CS対応ではメールの自動分類・返信文生成。⑥CRM施策では休眠顧客の掘り起こしを自動化する。さらに店頭販売POSデータの取り込み機能も追加され、販売チャネル全体をカバーする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
高成長スタートアップ、営業黒字化実現
Aiロボティクスは化学業界に属するが、売上高は急成長中(2024/3期71億→2026/3期計画294億円)。2025/3期に営業利益率17.61%と黒字化を達成。同業の東洋紡や旭化成のような大企業と比べると規模は小さいが、高成長フェーズにある。ライバルであるコージンバイオや北の達人コーポレーションと比較しても、売上成長率は突出している。ただし、2026/3期は営業利益率が12.93%に低下する見通しで、成長が鈍化する兆しも見える。
強み
- 2024/3期71億円から2026/3期計画294億円へ2年で4倍超の成長
- 2025/3期に17.61%と高水準の利益率を達成、黒字化を実現
- 既存大手と異なる分野で急成長、独自の技術・ビジネスモデルが強み
- 売上高拡大計画から攻めの経営姿勢がうかがえる
課題
- 2026/3期予想で営業利益率17.61%→12.93%へ低下、成長の鈍化
- 売上高294億円でも東洋紡や旭化成には遠く及ばず、競争力に課題
- 急成長計画に伴う実行リスク、市場環境変化に脆弱
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
化学の時価総額近傍。太字がAiロボティクス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4464ソフト99コーポレーション | 784億円 | 25.6倍 |
| 2 | 4221大倉工業 | 698億円 | 12.7倍 |
| 3 | 4109ステラ ケミファ | 695億円 | 20.7倍 |
| 4 | 4972綜研化学 | 692億円 | 17.1倍 |
| 5 | 4097高圧ガス工業 | 669億円 | 14.3倍 |
| 6 | 247AAiロボティクス | 661億円 | 25.1倍 |
| 7 | 4362日本精化 | 647億円 | 13.4倍 |
| 8 | 4619日本特殊塗料 | 640億円 | 11.2倍 |
| 9 | 4078堺化学工業 | 611億円 | 24.3倍 |
| 10 | 4082第一稀元素化学工業 | 604億円 | 23.8倍 |
| 11 | 4027テイカ | 571億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 15件
動画配信サービスからスタートした2016年の創業
2016年4月、HowTwo株式会社として創業。当初は女性向けライフスタイル動画配信サービスを運営し、そのサービスを通じた広告配信を主たる事業とした。広告ビジネスから得た知見が、後に自社ブランドのマーケティングに応用される基盤となる。
AIシステム「SELL」開発と成果報酬型広告事業への転換(2018年)
2018年10月、広告運用業務の自動化・効率化を目的に、自社開発AIシステム「SELL(セル)」の開発を開始し、成果報酬型の「AIマーケティング事業」を立ち上げた。これにより、属人化しがちな広告運用をデータ駆動型に切り替え、後のD2C事業で活用されるノウハウが蓄積され始める。
商号変更とスキンケアブランド子会社化(2020〜2022年)
2020年7月、商号をAiロボティクス株式会社に変更。2021年2月にはスキンケアブランドを展開するYunth株式会社と17skin株式会社に出資し、2022年1月に完全子会社化した。これにより自社ブランドの基盤を獲得し、2022年2月に「D2Cブランド事業」を本格開始。同年11月には両子会社を吸収合併し、経営資源を集中させる。
AIマーケティングからD2Cブランド事業へ経営資源をシフト(2023年)
2023年5月、経営資源の選択と集中により、AIマーケティング事業のリソースをD2Cブランド事業にシフトすることを決定。これに伴い、事業セグメントはD2Cブランド事業の単一セグメントとなり、自社ブランドの開発・販売に特化する戦略が明確化された。
美容家電とヘアケアへのブランド拡大、株式上場(2024〜2025年)
2024年2月、美容家電ブランド「Brighte」をローンチ。同年9月には東京証券取引所グロース市場に上場。2025年6月にはヘアケアブランド「Straine」をローンチし、ブランドポートフォリオを3本に拡大した。Straineはローンチ直後に楽天ランキング6冠を獲得し、約1万7500店舗のドラッグストアで販売された。
株式会社BJCを子会社化し事業基盤を拡充(2026年)
2026年4月、株式会社BJCを完全子会社化した。この買収により、D2Cブランド事業のサプライチェーンや製造委託先の多様化が進むと見られる。沿革上、これまでの内製化と異なり、外部企業の取り込みによる規模拡大の方向性が示された。
年表15件を開く
2010年代
- 2016年4月創業女性向けのライフスタイルに関する動画配信サービスの運営及び当該サービスを通じた消費者に対する広告配信を主たる事業とするHowTwo株式会社を創業
- 2018年10月成果報酬型「AIマーケティング事業」を開始 広告配信事業の収益性向上や広告主のニーズに対応するため、成果報酬型の広告運用業務に移行するとともに、広告運用自動化のため、自社開発のAIシステム「SELL(セル)」の開発を開始
- 2019年5月本社を東京都港区南青山に移転
2020年代
- 2020年3月本社を東京都新宿区西新宿に移転
- 2020年7月商号変更商号をAiロボティクス株式会社に変更
- 2021年1月本社を東京都港区六本木に移転
- 2021年2月スキンケアブランドを展開するYunth株式会社及び17skin株式会社に出資
- 2022年1月M&AYunth株式会社及び17skin株式会社を完全子会社化
- 2022年2月当社グループとして、自社ブランドの企画、販売を行う「D2Cブランド事業」を開始
- 2022年11月M&A完全子会社のYunth株式会社及び17skin株式会社を吸収合併
- 2023年5月経営資源の選択と集中により、「AIマーケティング事業」のリソースを「D2Cブランド事業」にシフトすることを決定
- 2024年2月新たに美容家電ブランド「Brighte」をローンチ
- 2024年9月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年6月新たにヘアケアブランド「Straine」をローンチ
- 2026年4月M&A株式会社BJCを完全子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
AI活用による商品開発とマーケティング強化
独自開発AIシステム「SELL」を用いて広告データ、販売データ、市場トレンドを分析し、ヒット商品の開発と広告運用の自動化を推進。新規顧客獲得と需要予測の精度向上を図る。
- 02
ブランドポートフォリオの多角化と育成
既存ブランド(Yunth、Brighte、Straine)のラインナップ充実とブランド力強化を進めるとともに、新ブランドの開発と育成に積極的に取り組む。
- 03
サプライチェーンの拡充と安定供給
製造拠点の分散や外部協力会社の拡充により、事業拡大に対応した安定的な商品供給体制を構築する。法令遵守と品質管理を徹底する。
- 04
優秀な人材の確保と育成
中途採用、新卒採用、インターン制度を積極活用し、即戦力と将来を担う人材を確保。年齢や国籍に制限なく、高いスキルを持つ人材を登用する。
- 05
内部管理体制とガバナンスの強化
リスク管理、内部監査、コンプライアンス体制の強化に加え、社外役員の登用や適切な機関設計によりコーポレート・ガバナンスを充実させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で36人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,602万円で、1期前と比べて+28.7%。平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は2.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 1,245 | 32.1 | 2.5 | 27 | 9,259 |
| 2026年3月 | 1,602 | 33.2 | 2.9 | 36 | 10,556 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は294億円、営業利益は38億円。前期と比べると増収増益で、売上が+107.0%、利益が+52.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 580億円 | 294億円 |
| 営業利益 | 88億円 | 38億円 |
| 純利益 | — | 27億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
5期分
直近は2027年1Qで、売上は111億円、営業利益は−5億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 63 | 12 | 19.0 | 8 |
| 2025年4Q | 79 | 13 | 16.5 | 9 |
| 2026年2Q | 105 | 7 | 6.7 | 5 |
| 2026年4Q | 189 | 31 | 16.4 | 22 |
| 2027年1Q | 111 | −5 | −4.5 | −5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は16億円から294億円へ18.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.9%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 16 | — | 1 | — | 1 |
| Yunth株式会社及び17skin株式会社を完全子会社化 | |||||
| 2022年3月 | 16 | — | −1 | — | −4 |
| 2023年3月 | 36 | — | 3 | — | −3 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年3月 | 71 | — | 12 | — | 8 |
| 2025年3月 | 142 | 25 | 24 | 17.6 | 17 |
| 株式会社BJCを完全子会社化 | |||||
| 2026年3月 | 294 | 38 | 38 | 12.9 | 27 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高294億円のうち、営業利益として残るのは38億円で12.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は27億円、売上の9.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金26.9%79億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.2%177億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.9%38億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが−59億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−64億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は40億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 0 | 0 | 2 | 0 | 11 |
| 2024年3月 | 9 | −1 | 10 | 8 | 29 |
| 2025年3月 | 13 | −2 | −1 | 11 | 39 |
| 2026年3月 | −59 | −5 | 64 | −64 | 40 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は184億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は32.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 13 | 6 | 7 | 45.8 |
| 2022年3月 | 19 | 2 | 17 | 11.4 |
| 2023年3月 | 21 | 3 | 18 | 14.4 |
| 2024年3月 | 46 | 11 | 35 | 24.8 |
| 2025年3月 | 70 | 33 | 37 | 47.5 |
| 2026年3月 | 184 | 60 | 124 | 32.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで203社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率で203社中195位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,018で、1年前と比べて-34.4%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 25.1倍 |
| PBR | 11.81倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に973円となり、前日比+6.92%と上昇しました。1ヶ月では+23.01%と急伸しており、25日移動平均線(843.16円)を大きく上回る展開です。ただし、年初来では-32.62%と下落傾向にあり、52週高値2,146円からは約55%下落した水準です。8月17日には544万株超の出来高を伴って急騰しており、その後も高水準の売買が続いています。RSIは64.86と上昇基調にあり、短期的なモメンタムは強いものの、過熱感も出始めています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER 19.8倍は業界平均18.5倍とほぼ同水準で妥当圏。PBR 8.59倍は業界平均1.44倍を大幅に上回るが、ROE 56.7%と極めて高く、収益力が高PBRを支えている。無配当で株主還元がない点が懸念材料。成長性を考慮するとほぼ妥当。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 25.1倍 | 17.8倍 |
| PBR | 11.81倍 | 1.41倍 |
| ROE | 56.7% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高が急拡大中で、今後の成長鈍化リスクとバリュエーションが論点。強気派は高いROEと成長率を評価し、弱気派は利益率低下と株価下落を警戒。
- 高成長率
売上高が3期連続で倍増ペース。
- 高いROE
ROE56.7%は極めて高く、資本効率が良い。
- 利益拡大
純利益が2024年3月期8億→2026年3月期27億と増加。
- 2026年3月期の大幅増収増益計画2026年5月決算発表影響強
売上高294億円(前期比+107%)、営業利益38億円(同+52%)を計画、達成ならPER15倍水準
- 高ROE成長銘柄としてのリレーティング継続影響中
ROE56.7%は東証化学平均を大幅に上回り、成長プレミアムでPBR改善余地
- AI関連政策追い風2026年以降影響中
日本政府のAI・ロボット投資促進策で受注拡大期待、売上高成長率加速
- 小型株バリュー復活の流れ不定影響弱
時価総額520億円と小型、成長性に着目した個人投資家の買い
- 営業利益率低下
2025年3月期17.6%→2026年3月期12.9%と低下。
- 高PBR
PBR8.6倍と割高で、成長鈍化で下落リスク。
- 事業リスク
急成長の原動力が不明で、持続性に疑問。
- 営業利益率の低下続く継続影響強
営業利益率17.6%→12.9%に低下、競争激化でさらに10%割れリスク
- PER20倍のバリュエーション調整継続影響中
PER19.8倍は化学業界平均15倍を上回り、成長鈍化で調整余地
- 研究開発費増加による利益圧迫継続影響中
売上高成長に伴いR&D投資増加、営業利益率が予想以上に低下
- 大型株人気で小型株流出不定影響弱
市場の大型志向で小型株から資金流出、流動性低下で株価下落
- 売上高成長率
- 急成長が持続可能か確認。
- 営業利益率
- 収益性の悪化傾向に注意。
- ROE
- 高ROE維持の持続性。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ31,046人。区分でいちばん多いのは個人・その他で72.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が16.8%を占め、残る83.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 54.8 | 72.3 |
| 事業法人 | 19.7 | 9.0 |
| 金融機関 | 5.8 | 7.8 |
| 外国法人 | 12.8 | 6.7 |
| 証券会社 | 6.8 | 4.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 龍川 誠 | 18.38 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.39 |
| 03 | 桑山 友美 | 3.64 |
| 04 | SBIインキュベーション株式会社 | 3.18 |
| 05 | 立川 好美 | 3.13 |
| 06 | 相川 佳之(常任代理人 相川 慶子) | 2.82 |
| 07 | 近藤 太香巳 | 2.76 |
| 08 | 山本 幸央 | 2.65 |
| 09 | 株式会社エニグモ | 2.36 |
| 10 | 株式会社ブランジスタ | 2.16 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−100%、1株純資産は2期で+64%。直近期のROEは56.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 26,444 | — | 22.0 | — |
| 2022年3月 | −129,375 | — | — | — |
| 2023年3月 | −9 | — | — | — |
| 2024年3月 | 28 | — | 115.2 | — |
| 2025年3月 | 32 | 57 | 76.8 | 25.1 |
| 2026年3月 | 43 | 93 | 56.7 | 27.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額165百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 龍川誠 | 代表取締役社長 | 40 | 11,929,300 |
| 山本幸央 | 専務取締役 | 42 | 1,720,000 |
| 坂元優太 | 取締役 管理本部長 | 41 | 155,000 |
| 川名麻耶 | 取締役 | 45 | — |
| 岡田雅史 | 取締役 監査等委員 | 61 | 300,000 |
| 杉本佳英 | 取締役 監査等委員 | 45 | 200,000 |
| 須田将啓 | 取締役 監査等委員 | 52 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 131 | 131 | 26 |
| 社外取締役 | 6 | 34 | 34 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,390字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,095字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,111字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,516字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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