概要
日本特殊塗料は、建築・工業用塗料の専業メーカーである。橋梁・鉄塔・プラント向け防食・重防食塗料で国内トップクラスであり、自動車用防音材や自動車補修用塗料も展開する。2026年3月期の連結売上高は618億円、従業員数1079人。東京都北区に本社を置く。
塗料と自動車製品の二事業体制
当社グループは塗料関連事業と自動車製品関連事業の二本柱で構成される。塗料関連事業は塗料の製造・販売及び工事請負を主とし、子会社にニットクメンテ、ニットク商工、梅居産業を持つ。自動車製品関連事業は自動車用防音材(制振材、吸・遮音材)や防錆塗料を手掛け、日晃工業、タカヒロ、ニットクシーケーなど国内外に多くの子会社・関連会社を擁する。2026年3月期、塗料関連事業の売上高は193億円、自動車製品関連事業は425億円と、売上の約7割を自動車製品が占める。
トヨタを最大顧客とする自動車分野
自動車製品関連事業の販売先は国内外の自動車メーカーで、特にトヨタ自動車への依存度が高い。2026年3月期のトヨタ向け販売高は102億円と総売上高の16.5%を占める。同事業は北米、中国、インド、タイなどに生産拠点を持ち、現地自動車メーカーの需要に応える。一方、塗料関連事業は国内の塗料販売店・塗装施工店ネットワークを通じて社会インフラ向けに販売され、大型物件の受注動向に業績が左右される。
収益性と財務指標の推移
売上高は2013年3月期の328億円から増加傾向にあり、2025年3月期には661億円に達したが、2026年3月期は塗料事業の減収により618億円に減少した。当期純利益は2013年3月期の15億円から2026年3月期には52億円と拡大、ROEは8.9%(2025年3月期実績)である。中期経営計画では2030年3月期に売上高800億円、ROE10%以上を目標とする。
業界の中での役割は自動車部品メーカーとして、制振・吸音材や防錆塗料を供給。塗料メーカーとして工業用塗料も提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01自動車製品関連主力
自動車用の防音材(制振材、吸・遮音材)、防錆塗料などの製造・販売。世界の自動車メーカー向けに供給。関連する研究・開発も実施。
自動車用防音材で世界トップクラスのシェア
- 自動車用防音材(制振材、吸・遮音材)世界シェア上位
- 車室内の騒音を低減し快適性を高める部品。制振材は振動を抑え、吸・遮音材は音を吸収・遮断する。
- 防錆塗料
- 自動車部品の錆を防ぐ塗料。自動車の耐久性向上に寄与。
02塗料関連主力
工業用塗料の製造・販売および塗装工事の請負。建築・橋梁・鉄骨など様々な分野に塗料を提供し、メンテナンス工事も手がける。
- 工業用塗料
- 建築物や橋梁、鉄骨等の防食・美観を目的とした塗料。
製品と技術
社会インフラを支える防食・重防食塗料
塗料関連事業の主力は橋梁、鉄塔、プラントなど社会インフラ向けの防食塗料及び重防食塗料である。鋼構造物の腐食を防ぐため、エポキシ樹脂やウレタン樹脂をベースとした高耐久性塗料を提供する。トップクラスのシェアを誇り、長期にわたるメンテナンス需要を取り込む。また、環境負荷低減のため、水性塗料や高固形分塗料など環境対応型製品の開発にも注力する。
自動車の静粛性を高める防音材・制振材
自動車製品関連事業の中核は、車室内の騒音・振動を低減する防音材である。制振材、吸音材、遮音材を組み合わせた部品を自動車メーカーに供給する。特にエンジンルームやフロアパネル向けの製品が多く、車両の軽量化要求に応えるため、薄型で高機能な材料を開発。中国や北米の生産拠点で現地生産を行い、グローバルなサプライチェーンを構築する。
航空機用塗料の技術を応用した差別化
当社は航空機用塗料で培った高い技術力をベースに、耐候性・耐薬品性に優れた塗料を開発してきた。この技術は自動車補修用塗料や工業用機能性コーティングにも応用され、他社との差別化要因となっている。航空機分野では厳しい品質基準を満たす製品を提供しており、その技術蓄積が社会インフラ向け塗料の信頼性向上にも寄与する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
化学のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア上位自動車用防音材(制振材、吸・遮音材)世界トップクラスのシェア自動車製品関連
- 自動車製品関連自動車用防音材で世界トップクラスのシェア
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
特殊塗料で中規模、利益率低め
同社は化学業界に属し、特殊塗料を製造・販売しているとみられますが、提供データに詳細はありません。売上高は2024年3月期の647億円から2025年3月期には661億円と増加しましたが、2026年3月期には619億円と減少が見込まれています。営業利益率は6%台と業界内で低水準にあります。同業他社には東洋紡やクラレといった大手化学メーカーがおり、売上高規模では同社がこれらに比べ小さい一方、東洋紡などよりは小さいものの、コージンバイオやA iロボティクスなど新興企業よりは大きいです。特殊塗料市場は競争が激しく、利益率向上が課題となっています。海外展開などはデータから不明です。
強み
- 特殊塗料に特化し、特定用途向けに高度な技術を提供している。
- 売上高約600億円で、化学業界に一定の存在感を示している。
- 長年の実績により、安定した顧客基盤を有している可能性。
- 塗料以外の分野にも展開し、リスク分散を図っている可能性。
課題
- 営業利益率が6%程度と低く、収益力強化が課題である。
- 2026年3月期に売上が減少しており、需要減退や競争激化が懸念。
- 大手化学メーカーとの競争で価格競争に晒される可能性がある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
化学の時価総額近傍。太字が日本特殊塗料
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4109ステラ ケミファ | 695億円 | 20.7倍 |
| 2 | 4972綜研化学 | 692億円 | 17.1倍 |
| 3 | 4097高圧ガス工業 | 669億円 | 14.3倍 |
| 4 | 247AAiロボティクス | 661億円 | 25.1倍 |
| 5 | 4362日本精化 | 647億円 | 13.4倍 |
| 6 | 4619日本特殊塗料 | 640億円 | 11.2倍 |
| 7 | 4078堺化学工業 | 611億円 | 24.3倍 |
| 8 | 4082第一稀元素化学工業 | 604億円 | 23.8倍 |
| 9 | 4027テイカ | 571億円 | — |
| 10 | 4025多木化学 | 562億円 | 13.3倍 |
| 11 | 4992北興化学工業 | 543億円 | 10.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2013年〜2017年の成長期:建設投資と自動車生産拡大
2013年3月期の売上高328億円から2017年3月期には480億円へと拡大した。この間、国内では消費増税前の駆け込み需要や公共投資の増加が建設塗料需要を押し上げ、自動車分野でも世界生産の拡大を背景に防音材・防錆塗料の販売が伸びた。当期純利益も15億円から48億円へ増加し、収益基盤を強化した。
2018年〜2020年の収益鈍化:原材料高とコロナ禍
2018年3月期に売上高573億円を記録した後、2020年3月期は572億円と横ばい、2021年3月期には480億円に急落した。原材料価格の高騰に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大により自動車生産が一時停滞し、塗料工事も延期された。当期純利益は2018年3月期の40億円から2021年3月期には13億円まで減少し、収益性が悪化した。
2021年〜2025年の回復と中期経営計画の始動
2021年3月期を底に業績は回復基調へ転じ、2025年3月期には売上高661億円、営業利益44.5億円を達成した。2022年度に策定した中期経営計画では「変革と挑戦」を掲げ、製品ポートフォリオの最適化や生産性改善を推進。総還元性向70%を基本とする株主還元強化も打ち出し、自己株式の取得や配当増加を実行した。
2026年3月期:塗料事業の減収と新たな課題
2026年3月期の売上高は前期比6.3%減の618億円となった。塗料関連事業が集合住宅大規模改修工事の反動減で18.6%減少した一方、自動車製品関連事業は北米・日本の需要に支えられ0.6%増と底堅く推移した。営業利益は40億円と10.1%減だが、経常利益は持分法投資利益の増加で過去最高を更新。新中期経営計画(2030年3月期目標)では売上高800億円、ROE10%以上を掲げる。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2030年3月期まで800億円
- 営業利益2030年3月期まで61億円
- 営業利益率2030年3月期まで7.6%
- 自己資本利益率(ROE)2030年3月期まで10.0%以上
- 総還元性向70%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
製品ポートフォリオの最適化
塗料関連事業と自動車製品関連事業の両分野で、製品の組み合わせを見直し、収益性の高い製品群へシフトすることで事業規模の拡大と収益力強化を図る。
- 02
販売機会の最大化
塗料販売店・塗装施工店のネットワーク拡大、自動車メーカーとの研究開発段階からの連携強化により、販路を広げ受注拡大を目指す。
- 03
生産性の抜本的改善
グローバルでの効率的な生産体制構築と、サプライチェーンの機動的な対応により、原価低減と高収益体質を実現する。
- 04
技術力の革新
航空機用塗料で培った技術を活かし、環境対応型塗料や省エネ塗料の開発、自動車部品の軽量化・快適性向上技術の提供を通じて差別化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,079人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は686万円で、9期前と比べて+3.1%。平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は14.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,070 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,106 | — |
| 2019年3月 | 665 | 40.8 | 17.0 | 1,192 | — |
| 2020年3月 | 651 | 40.4 | 16.7 | 1,242 | — |
| 2021年3月 | 646 | 40.3 | 16.4 | 1,287 | — |
| 2022年3月 | 642 | 40.5 | 16.3 | 1,299 | — |
| 2023年3月 | 630 | 40.3 | 15.7 | 1,255 | — |
| 2024年3月 | 640 | 40.4 | 15.5 | 1,185 | — |
| 2025年3月 | 670 | 40.9 | 15.6 | 1,131 | 398 |
| 2026年3月 | 686 | 40.9 | 14.9 | 1,079 | 371 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社18社(国内 9 / 海外 9、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。
- 国内ニットク商工㈱東京都北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ニットクメンテ㈱(注6)東京都北区 · 連結子会社議決権85.5%
- 国内㈱ニットク保険センター東京都北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内大和特殊工機㈱神奈川県 藤沢市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外武漢日特固防音配件有限公司(注4)中国 湖北省武漢市 · 連結子会社議決権52.5%
- 海外武漢日特固汽車零部件有限公司中国 湖北省武漢市 · 連結子会社議決権76.5%
- 国内日晃工業㈱(注4)茨城県 坂東市 · 連結子会社議決権85.9%
- 国内㈱タカヒロ(注3)広島県 東広島市 · 連結子会社議決権50.0%
- 国内㈱ニットクシーケー(注3)福岡県行橋市 · 連結子会社議決権50.0%
- 海外PT.TUFFINDO NITTOKU AUTONEUM(注3,4)インドネシア 西ジャワ州 · 連結子会社議決権46.0%
- 国内富士産業㈱神奈川県 平塚市 · 持分法適用会社議決権38.8%
- 国内梅居産業㈱福岡県福岡市 · 持分法適用会社議決権39.9%
残りのグループ会社6社を開く
- UGN,Inc.米国 イリノイ州40%
- SNC Sound Proof Co., Ltd.タイ Amphur Muang Chonburi33%
- 日特固(広州)防音配件有限公司中国 広東省広州市44%
- 天津日特固防音配件有限公司中国 天津市34%
- SRN Sound Proof Co., Ltd.タイ Amphur Panthong Chonburi30%
- Autoneum Nittoku Sound Proof Products India Pvt. Ltd.インド Chennai49%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は619億円、営業利益は40億円。前期と比べると減収減益で、売上が-6.4%、利益が-11.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 664億円 | 619億円 |
| 営業利益 | 41億円 | 40億円 |
| 純利益 | 53億円 | 52億円 |
| 1株あたり配当 | ¥130 | ¥130 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は157億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+1.9%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 161 | — | — | 21 |
| 2024年1Q | 154 | 6 | 3.9 | 8 |
| 2024年2Q | 159 | 8 | 5.0 | 10 |
| 2024年3Q | 177 | 15 | 8.5 | — |
| 2024年4Q | 157 | — | — | 39 |
| 2025年2Q | 326 | 19 | 5.8 | 21 |
| 2025年4Q | 335 | 26 | 7.8 | 28 |
| 2026年2Q | 303 | 16 | 5.3 | 26 |
| 2026年4Q | 316 | 24 | 7.6 | 26 |
| 2027年1Q | 157 | 12 | 7.6 | 18 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は328億円から619億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.5%。純利益は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 328 | — | 18 | — | 15 |
| 2014年3月 | 394 | — | 33 | — | 27 |
| 2015年3月 | 396 | — | 40 | — | 30 |
| 2016年3月 | 438 | — | 55 | — | 40 |
| 2017年3月 | 480 | — | 67 | — | 48 |
| 2018年3月 | 573 | — | 59 | — | 40 |
| 2019年3月 | 594 | — | 47 | — | 28 |
| 2020年3月 | 572 | — | 43 | — | 23 |
| 2021年3月 | 480 | — | 24 | — | 13 |
| 2022年3月 | 548 | — | 26 | — | 13 |
| 2023年3月 | 607 | — | 31 | — | 21 |
| 2024年3月 | 647 | — | 60 | — | 39 |
| 2025年3月 | 661 | 45 | 67 | 6.8 | 49 |
| 2026年3月 | 619 | 40 | 68 | 6.5 | 52 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高619億円のうち、営業利益として残るのは40億円で6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は52億円、売上の8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.4%473億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.1%106億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%40億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが64億円、投資CFが−52億円で、差し引きのフリーCFは12億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は126億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | −17 | −12 | 1 | 38 |
| 2014年3月 | 32 | −19 | −5 | 13 | 47 |
| 2015年3月 | 31 | −27 | −7 | 4 | 46 |
| 2016年3月 | 48 | −37 | 4 | 11 | 61 |
| 2017年3月 | 69 | −61 | 12 | 8 | 86 |
| 2018年3月 | 62 | −73 | 2 | −11 | 77 |
| 2019年3月 | 83 | −68 | −16 | 15 | 76 |
| 2020年3月 | 72 | −47 | −21 | 25 | 80 |
| 2021年3月 | 31 | −56 | 11 | −25 | 65 |
| 2022年3月 | 50 | −13 | −17 | 37 | 89 |
| 2023年3月 | 62 | −16 | −28 | 46 | 109 |
| 2024年3月 | 93 | 5 | −51 | 98 | 159 |
| 2025年3月 | 31 | −12 | −20 | 19 | 160 |
| 2026年3月 | 64 | −52 | −48 | 12 | 126 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は854億円。このうち返さなくてよい自己資本が670億円で、自己資本比率は70.5%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 388 | 213 | 175 | 53.4 |
| 2014年3月 | 480 | 268 | 212 | 53.6 |
| 2015年3月 | 534 | 314 | 220 | 56.2 |
| 2016年3月 | 569 | 342 | 227 | 57.1 |
| 2017年3月 | 670 | 395 | 275 | 54.9 |
| 2018年3月 | 767 | 437 | 330 | 52.5 |
| 2019年3月 | 736 | 440 | 296 | 54.7 |
| 2020年3月 | 721 | 451 | 270 | 56.8 |
| 2021年3月 | 755 | 472 | 283 | 56.4 |
| 2022年3月 | 798 | 497 | 301 | 55.5 |
| 2023年3月 | 820 | 522 | 298 | 56.3 |
| 2024年3月 | 875 | 596 | 279 | 61.1 |
| 2025年3月 | 852 | 641 | 211 | 67.4 |
| 2026年3月 | 854 | 670 | 184 | 70.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
化学 203社との比較
同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで203社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率で203社中185位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,709で、1年前と比べて+32.2%。過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.2倍 |
| PER (会社予想) | 10.9倍 |
| PBR | 0.95倍 |
| 配当利回り | 4.80% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1日で7.08%上昇し、過去52週の高値圏に接近。8月10日の終値2708円は52週高値2719円に迫る。25日移動平均線2455.36円を約10.3%上回り、上昇トレンドが継続。RSIは83.68と過熱感があるが、出来高も増加傾向にあり、短期的なモメンタムは強い。週足でも上昇傾向が明確である。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは10.19倍と同業平均17.77倍を下回り、PBRは0.87倍と同業平均1.39倍を下回る。配当利回りは5.06%と同業平均2.76%を大幅に上回り、株主還元が非常に手厚い。ROEは8.9%とやや低いが、売上は減少傾向にあるものの利益は増加しており、収益構造の改善が見られる。総合的にPER・PBR・配当利回りの全てで割安であり、特に配当利回りの高さが魅力的。ただし、業界平均と比較してROEが低い点は留意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.2倍 | 17.8倍 |
| PER (予想) | 10.9倍 | — |
| PBR | 0.95倍 | 1.41倍 |
| ROE | 8.9% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
公共投資の増加やインフラ老朽化対策で需要が見込める一方、原材料コストの上昇や市場の縮小懸念がある。2025年3月期は増収増益だったが、2026年3月期は減収見込み。高配当利回り(5%)が投資の魅力だが、業績の伸びには限界がある。強気派はインフラ需要の堅調さと配当利回りを評価し、弱気派は市場の成熟とコスト増を懸念する。
- インフラ需要の増加
老朽化した橋梁・鉄塔の補修需要が高まっている。
- 高配当利回り
配当利回り5%超で、インカムゲインが期待できる。
- 安定した収益
営業利益率6%台で安定した収益を確保している。
- 純利益が前期比6%増の52億円通年影響中
当期純利益52億円(前期49億円)。営業減益ながら最終増益を確保。
- 配当利回り5.06%と高水準継続影響弱
配当利回り5.06%。インカムゲイン目的の買いが期待される。
- PER10.19倍と割安水準継続影響中
PERは10.19倍と一桁台後半の水準。割安感がある。
- 営業利益率6.46%と高水準を維持通年影響弱
営業利益率6.46%と前期比0.35ポイント低下も6%超を確保。
- 市場の成熟
国内塗料市場は成熟しており、大幅な成長は期待しにくい。
- コスト上昇
原材料価格の上昇が収益を圧迫する可能性がある。
- 減収見通し
2026年3月期は売上高が減収見込み。
- 売上高が前期比6.4%減の619億円通年影響中
売上高は661億円→619億円に減少。需要減速が続く。
- 営業利益が前期比11%減の40億円通年影響中
営業利益は45億円→40億円と減少。収益圧迫要因。
- 株価が前年比29.5%上昇し反動安懸念不定影響弱
過去1年で株価は29.5%上昇。目先の利益確定売りリスク。
- 営業利益率の低下が続く通年影響弱
営業利益率は6.81%→6.46%へ低下。収益性悪化の兆候。
- 受注高
- インフラ関連の需要動向を示す先行指標。
- 原材料コスト
- 利益率に直接影響するため、動向を注視。
- 売上高成長率
- 市場の伸びとシェア維持を確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり130円で、前期から+38.9%。いまの株価に対する利回りは4.80%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 28 | — | 18.9 |
| 2018年3月 | 32 | 14.3 | 24.2 |
| 2019年3月 | 36 | 12.5 | 41.9 |
| 2020年3月 | 40 | 11.1 | 54.0 |
| 2021年3月 | 38 | −5.0 | 61.2 |
| 2022年3月 | 40 | 5.3 | 50.7 |
| 2023年3月 | 42 | 5.0 | 40.9 |
| 2024年3月 | 46 | 9.5 | 25.8 |
| 2025年3月 | 90 | 95.7 | 47.3 |
| 2026年3月 | 125 | 38.9 | 49.1 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥130
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ13,671人。区分でいちばん多いのは個人・その他で37.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.9%を占め、残る61.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 24.9 | 27.4 | 30.8 | 30.6 | 29.7 | 37.5 |
| 事業法人 | 31.6 | 29.7 | 28.3 | 25.6 | 31.1 | 25.9 |
| 外国法人 | 20.2 | 19.7 | 20.1 | 23.4 | 23.2 | 22.0 |
| 金融機関 | 22.6 | 22.2 | 19.4 | 19.1 | 14.6 | 13.0 |
| 自己株式 | 7.7 | 7.6 | 7.5 | 7.5 | 7.4 | 8.6 |
| 証券会社 | 0.8 | 1.0 | 1.3 | 1.4 | 1.5 | 1.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | AUTONEUM HOLDING AG(常任代理人 東海東京証券株式会社) | 13.19 |
| 02 | 関西ペイント株式会社 | 4.73 |
| 03 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.72 |
| 04 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 3.20 |
| 05 | 株式会社中外 | 3.08 |
| 06 | ニットク親和会 | 2.77 |
| 07 | 株式会社ヒロタニ | 2.33 |
| 08 | 株式会社三井住友銀行 | 1.69 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.64 |
| 10 | 交洋貿易株式会社 | 1.51 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+247%、1株純資産は14期で+202%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 70 | 936 | 7.9 | 5.5 | 19.4 |
| 2014年3月 | 123 | 1,163 | 11.7 | 5.0 | 17.8 |
| 2015年3月 | 137 | 1,358 | 10.9 | 5.6 | 13.2 |
| 2016年3月 | 179 | 1,470 | 12.7 | 5.0 | 16.7 |
| 2017年3月 | 216 | 1,663 | 13.8 | 8.0 | 18.9 |
| 2018年3月 | 179 | 1,820 | 10.3 | 11.9 | 24.2 |
| 2019年3月 | 127 | 1,829 | 6.9 | 9.1 | 41.9 |
| 2020年3月 | 105 | 1,861 | 5.7 | 7.5 | 54.0 |
| 2021年3月 | 59 | 1,961 | 3.1 | 18.2 | 61.2 |
| 2022年3月 | 60 | 2,038 | 3.0 | 14.0 | 50.7 |
| 2023年3月 | 97 | 2,125 | 4.6 | 9.7 | 40.9 |
| 2024年3月 | 182 | 2,456 | 7.9 | 8.1 | 25.8 |
| 2025年3月 | 227 | 2,642 | 8.9 | 6.5 | 47.3 |
| 2026年3月 | 242 | 2,829 | 8.9 | 9.0 | 49.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額260百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 田谷純 | 取締役会長 最高経営責任者 | 73 |
| 遠田比呂志 | 代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者 | 67 |
| 鈴木裕史 | 取締役 専務執行役員 塗料事業本部長 同 営業統括責任者 | 63 |
| 中村信 | 取締役 専務執行役員 自動車製品事業本部長 同 生産統括責任者 | 62 |
| 奈良道博 | 取締役 | 80 |
| 矢部耕三 | 取締役 | 64 |
| 浅香衣世 | 取締役 | 63 |
| 川名宏一 | 常勤監査役 | 69 |
| 高橋善樹 | 監査役 | 67 |
| 松藤斉 | 監査役 | 74 |
| 田中耕一郎 | — | 61 |
| 髙取芳宏 | 取締役 | 63 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 184 | 8 | 192 | 48 |
| 社外取締役 | 5 | 41 | — | 41 | 8 |
| 監査役 | 1 | 27 | — | 27 | 27 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容650字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,498字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,336字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,704字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第120期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第118期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第118期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第117期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第117期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第117期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第117期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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