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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

テイカ

TAYCA CORPORATION4027 · Prime · 化学

酸化チタンとその応用技術を核に、化粧品原料・電子材料・産業薬品まで手掛ける化学メーカー。

概要

テイカ株式会社は、1919年に過燐酸肥料メーカーとして創業した化学メーカーである。現在は酸化チタンを基盤とする機能性材料と、界面活性剤・圧電材料・導電性高分子薬剤などを手がける電子材料・化成品事業の二本柱で構成される。連結売上高は約574億円(2026年3月期)、従業員数は862名。東京証券取引所プライム市場に上場する。リチウムイオン電池向け電解液添加剤で世界シェアを持つ研究開発型企業であり、EV化の追い風を受ける一方、汎用酸化チタン事業では競争激化による収益変動リスクを抱える。

機能性材料と電子材料の二軸構成

テイカの事業は「機能性材料事業」と「電子材料・化成品事業」に大別される。機能性材料事業は酸化チタン、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品を製造・販売し、主に化粧品、塗料、プラスチック添加剤向けに供給する。2026年3月期の同事業売上高は262億1300万円と前期比8.0%減、全社売上高の約45.7%を占める。電子材料・化成品事業は圧電材料(セラミックス・単結晶)、導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料などを扱い、売上高は300億700万円(前期比14.9%増)と成長を牽引する。その他セグメントとして子会社テイカ倉庫とテイカM&Mによる物流・エンジニアリングサービスがある。

タイ・ベトナム・米国に広がる生産拠点

グローバル展開は2001年のタイ進出に始まる。タイ・チョンブリに設立したTAYCA(Thailand)Co.,Ltd.では界面活性剤を製造し、アジア域内の日用品・ヘアケア向け需要を支える。2014年にはベトナム・ドンナイにTAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.を設立し、同じく界面活性剤を生産する。さらに2018年、圧電材料事業の拡大を目的に米国TRS Technologies, Inc.の全株式を取得。同社は圧電単結晶製品を製造し、超音波センサーやアクチュエータ向けに供給する。これらの海外子会社は連結子会社としてグループに組み込まれ、現地生産・販売を通じて市場に接近する戦略をとる。

研究開発型の経営と中期計画

テイカは長期経営ビジョン「MOVING-10」のもと、ROE8%以上、営業利益45億円を2029年度(2030年3月期)の目標に掲げる。2026年5月に策定した新中期経営計画「MOVING-10 STAGE3」では、電子材料事業の売上高2倍以上、医療・圧電関連事業で60億円以上、新規事業で10億円以上の成長を目指す。投資計画は成長事業に150億円以上、M&Aを含む戦略投資を積極化する。株主還元ではDOE3%以上または配当性向100%のいずれか高い方を基準とし、自己株式取得に100億円以上を充てる。研究開発方針として、事業環境変化を捉えた技術開発と技術要素の進化をスピード感を持って進める。

業界の中での役割は機能性材料・電子材料のスペシャリティ化学メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
574億円
営業利益
22億円
営業利益率
3.8%
純利益
-9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
酸化チタン 関連事業246億円54.1%33億円13.4%
その他 事業209億円45.9%25億円12.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01機能性材料事業主力

酸化チタンを基盤に、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品等を製造・販売。主に化粧品・塗料・プラスチック添加剤向けに供給。当社が製造し、子会社テイカ商事が販売。

主な製品・サービス4
酸化チタン
白色顔料として塗料・インキ・プラスチック等に広く使用される。
微粒子酸化チタン
紫外線遮蔽効果が高く、日焼け止め化粧品の原料として使用。
微粒子酸化亜鉛
紫外線遮蔽剤として化粧品用。透明性が高い。
表面処理製品
酸化チタン等に表面処理を施し、分散性・機能性を向上させた製品。

02電子材料・化成品事業準主力

圧電材料(セラミックス・単結晶)、導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料等の製造・販売。電子部品・産業薬品向け。海外子会社でも界面活性剤を生産。

主な製品・サービス3
圧電材料(セラミックス・単結晶)
超音波センサー、アクチュエータ、発振子等に使用。TRS Technologiesが製造する単結晶製品もある。
界面活性剤
洗剤・乳化剤等の原料。タイ・ベトナムの子会社でも製造。
導電性高分子薬剤
コンデンサや帯電防止コーティング向け。

03その他(物流・倉庫等)その他

子会社テイカ倉庫が製品輸送・保管、テイカM&Mが工場設備エンジニアリング・荷役請負を行う。グループ内サービス。

製品と技術

酸化チタンとその応用製品群

機能性材料事業の中核は酸化チタンである。汎用酸化チタンは白色顔料として塗料、インキ、プラスチックに広く使用され、建築塗料向けなど国内需要が主体だが、海外競合との競争が激化している。機能性用途では、紫外線遮蔽効果の高い微粒子酸化チタンと微粒子酸化亜鉛があり、日焼け止め化粧品の原料として需要が拡大している。さらに表面処理製品は酸化チタン等に表面処理を施して分散性や機能性を高めたもので、化粧品や電子材料に供給される。これらの微粒子製品は海外在庫調整の影響を受け、2026年3月期は販売数量が減少した。

圧電材料と導電性高分子薬剤

電子材料・化成品事業の成長牽引役が圧電材料と導電性高分子薬剤である。圧電材料はセラミックスと単結晶の両方を手がけ、超音波センサー、アクチュエータ、発振子などに使用される。米国子会社TRS Technologiesの単結晶製品もラインアップに加わる。導電性高分子薬剤はコンデンサや帯電防止コーティング向けで、車載用途に加えてAIサーバー向け情報インフラ用途が好調に推移し、2026年3月期の販売数量が伸長した。両製品とも電子部品の高機能化・小型化に対応するニッチ分野で強みを持つ。

界面活性剤と硫酸: 日用品から産業まで支える化成品

界面活性剤は洗剤や乳化剤の原料として日用品産業に不可欠である。テイカは大阪工場で製造するほか、タイとベトナムの子会社でも現地生産し、アジア域内の需要を取り込む。2026年3月期は日用品洗剤やヘアケア用途向けが好調で販売数量が堅調に推移した。硫酸事業は精製硫酸を製造し、化学工業薬品として幅広く供給する。また無公害防錆顔料もラインナップし、環境規制に対応した製品群を揃える。これらの化成品は安定的な収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

電子材料・化成品で安定、収益性低下

テイカは電子材料や化成品を手掛ける化学メーカーです。同業のクラレや東洋紡は大手で、事業規模や収益性で上回ります。当社は売上高550億円程度の中堅企業で、電子材料では競合との差別化が難しい状況。営業利益率は2025年3月期6.28%から2026年3月期3.83%に低下見込みで、競争激化や価格転嫁不足が原因。化成品も収益率が低下しており、高付加価値品の開発が急務です。

強み

  • 電子機器向け材料で安定した需要がある。
  • 生活関連の化成品は安定した収益源。
  • 自己資本比率が高く、財務健全性は高い。
  • 売上高は530→557→574億円と増加傾向。

課題

  • 営業利益率が3.83%と今後低下見込み。
  • 電子材料は競合が多く、価格競争が激しい。
  • 高付加価値品の開発が追いつかず、収益向上に課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がテイカ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19619イチネンホールディングス641億円8.3倍
24078堺化学工業611億円24.3倍
34082第一稀元素化学工業604億円23.8倍
45563新日本電工603億円
55302日本カーボン596億円14.3倍
64027テイカ571億円
71663K&Oエナジーグループ562億円14.4倍
84025多木化学562億円13.3倍
94092日本化学工業467億円15.8倍
104611大日本塗料466億円26.7倍
114275カーリット465億円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

過燐酸肥料メーカーとして創業した1919年

1919年12月、帝国人造肥料株式会社として設立された。社名の通り過燐酸肥料の製造を目的としており、1920年11月に大阪工場を建設した。当時は肥料需要の高まりを背景に事業を開始したが、後に化学工業へと事業領域を広げていく基盤となる。

硫酸と酸化チタンへの進出(1938〜1951年)

1938年10月、大阪工場でルルギ式接触硫酸の製造を開始。硫酸は化学工業の基礎原料であり、その後の多角化の足がかりとなる。1942年4月には社名を帝国化工株式会社に変更し、同年6月岡山工場を建設。戦後、1951年4月には岡山工場で酸化チタンの製造を開始した。酸化チタンは白色顔料として塗料・インキ向けに需要が拡大し、同社の基幹事業へと成長する。

界面活性剤と精製硫酸で事業領域を拡大(1961〜1964年)

1961年6月、大阪工場で界面活性剤の製造を開始。洗剤や乳化剤の原料として日用品産業向けに供給する。1964年2月には精製硫酸設備が完成し、高純度硫酸の製造を開始した。これらの製品は電子材料・化成品事業の核となり、後の海外展開にもつながる。また、1966年10月には東京証券取引所第一部から第二部に指定替えとなった。

グループ会社の設立と社名変更(1973〜1989年)

1973年10月にテイカ倉庫株式会社、1984年6月にテイカ商事株式会社を設立し、物流・販売機能を子会社化した。1983年にはテイカ倉庫が朝日商運株式会社の株式を取得。1989年8月、社名を現在のテイカ株式会社に変更。同年には東京証券取引所市場第二部から第一部へ指定替えとなり、企業としての成長基盤を固めた。

表面処理製品と海外拠点の拡充(1996〜2014年)

1996年1月、酸化チタン関連の表面処理製品の製造を開始。化粧品原料向け微粒子製品のラインアップが充実した。2001年10月にはタイにTAYCA(Thailand)Co.,Ltd.を設立し、界面活性剤の現地生産を開始。2006年9月には岡山県赤磐市に熊山工場を建設し表面処理製品の生産能力を拡大。2014年2月にはベトナムにTAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.を設立し、東南アジアでのプレゼンスを高めた。

圧電材料事業の本格化と市場移行(2018〜2026年)

2018年1月、米国TRS Technologies, Inc.の全株式を取得し圧電材料事業を強化。圧電単結晶は超音波センサーやアクチュエータ向けに需要が拡大する。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2026年4月には子会社TFT株式会社を吸収合併し、組織の効率化を図った。一方、汎用酸化チタン事業では中国勢の安価品流入など市場環境が悪化し、2026年3月期には31億7000万円の減損損失を計上、当期純損失878百万円となった。

年表27件を開く

1910年代

  • 1919年12月創業過燐酸肥料製造の目的で帝国人造肥料株式会社を設立

1920年代

  • 1920年11月大阪工場を建設

1930年代

  • 1938年10月大阪工場においてルルギ式接触硫酸の製造開始

1940年代

  • 1942年4月社名を帝国化工株式会社と変更
  • 1942年6月岡山工場を建設
  • 1949年5月上場東京証券取引所へ株式上場

1950年代

  • 1951年4月岡山工場において酸化チタンの製造開始

1960年代

  • 1961年6月大阪工場において界面活性剤の製造開始
  • 1964年2月大阪工場において精製硫酸設備完成、製造開始
  • 1966年10月東京証券取引所第1部より第2部に指定替え

1970年代

  • 1973年10月当社100%出資のテイカ倉庫株式会社(連結子会社)を設立

1980年代

  • 1981年10月大阪工場においてリン酸塩の製造開始
  • 1983年11月テイカ倉庫株式会社(連結子会社)は朝日商運株式会社(連結子会社)の株式を取得、出資比率は66%になる
  • 1984年6月当社100%出資のテイカ商事株式会社(連結子会社)を設立
  • 1987年5月東京証券取引所市場第2部より市場第1部に指定替え
  • 1989年8月社名を現在のテイカ株式会社と変更

1990年代

  • 1996年1月酸化チタン関連の表面処理製品の製造開始
  • 1997年4月当社100%出資のTFT株式会社(連結子会社)を設立

2000年代

  • 2001年10月タイ・チョンブリにおいて当社100%出資のTAYCA(Thailand)Co.,Ltd.(連結子会社)を設立
  • 2003年9月テイカ倉庫株式会社(連結子会社)は朝日商運株式会社(連結子会社)の株式を取得、出資比率は100%になる
  • 2006年9月酸化チタン関連の表面処理製品の生産拡大のため岡山県赤磐市に熊山工場を建設、製造開始

2010年代

  • 2013年10月朝日商運株式会社は社名をテイカM&M株式会社(連結子会社)と変更
  • 2014年2月ベトナム・ドンナイにおいて当社100%出資のTAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.(連結子会社)を設立
  • 2017年4月三信鉱工株式会社とセリサイト製品の販売を主目的とする合弁会社 ジャパンセリサイト株式会社(連結子会社)を設立
  • 2018年1月圧電材料事業の拡大のため、TRS Technologies,Inc.(連結子会社)の全株式を取得

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2026年4月M&A当社100%出資のTFT株式会社(連結子会社)を当社に吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2030年3月期まで8%以上
  • 営業利益2030年3月期まで45億円
  • 電子材料事業 売上高2030年3月期まで2026年3月期比2倍以上
  • 医療・圧電関連事業 売上高2030年3月期まで60億円以上
  • 新規事業開発 売上高2030年3月期まで10億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長事業への資源シフトと事業構造変革

    強みを持つ電子材料・医療・圧電関連などの成長事業へ経営資源を重点配分し、環境変化に応じた事業構造の変革、グローバルニッチトップ製品の創出、グループシナジーの活用を通じて企業価値向上を図る。

  2. 02

    電子材料事業の売上拡大

    電子材料事業で売上高を2026年3月期比で2倍以上に拡大する。導電性高分子薬剤などAIサーバー向け需要の拡大に対応し、生産能力増強と販売拡大を推進する。

  3. 03

    医療・圧電関連事業の拡大と新規事業開発

    医療・圧電関連事業で売上高60億円以上、新規事業開発で売上高10億円以上を目指す。超音波診断機向け圧電材料の需要拡大に対応し、日米拠点からの安定供給を強化する。

  4. 04

    資本効率の向上と積極的な事業投資

    成長事業投資150億円以上、戦略投資(M&A含む)を積極活用。株主還元としてDOE3%以上または配当性向100%の高方を基準とし、自己株式取得を100億円以上実施する。

  5. 05

    経営基盤の強靭化とサステナビリティ推進

    在庫回転期間短縮や回収条件適正化による業務改革、戦略人材登用と人材投資強化、基幹システム革新による効率化、GHG排出量削減と外部評価向上に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で862人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は667万円で、9期前と比べて+0.3%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月645
2018年3月702
2019年3月66542.420.8758
2020年3月66641.819.9793
2021年3月60140.419.1834
2022年3月60439.417.9825
2023年3月62441.719.8832
2024年3月65441.920.1815
2025年3月65241.219.1838418
2026年3月66740.517.0862255

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率55.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 6 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
熊山工場 — 赤磐市他7,408百万円
機能性材料事業
岡山工場 — 岡山市東区5,597百万円
機能性材料事業 電子材料・化成品事業
大阪工場 — 大阪市大正区5,404百万円
電子材料・化成品事業
本社工場 — アメリカ・ペンシルベニア751百万円
電子材料・化成品事業
本社工場 — タイ・チョンブリ696百万円
電子材料・化成品事業
本社(大阪市西淀川区)他1ヶ所585百万円
その他
本社工場 — ベトナム・ドンナイ314百万円
電子材料・化成品事業
主な関係会社
  • 国内
    テイカ倉庫㈱
    大阪市西淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    テイカ商事㈱(注)2
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TFT㈱(注)3
    大阪市大正区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    テイカM&M㈱(注)4
    大阪市西淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンセリサイト㈱(注)6
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権50.0%
  • 海外
    TAYCA(Thailand) Co.,Ltd. (注)7
    タイ・チョンブリ · 連結子会社
    議決権86.0%
  • 海外
    TAYCA(VIETNAM) CO.,LTD.
    ベトナム・ドンナイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TRS Technologies, Inc.
    アメリカ・ペンシルベニア · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は574億円営業利益22億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.1%、利益が-37.1%。

売上高
+3.1%
574億円
営業利益
-37.1%
22億円
純利益
-137.5%
-9億円
営業利益率
3.8%
前期比 -2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高595億円574億円
営業利益25億円22億円
純利益18億円-9億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は162億円、営業利益は13億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+19.1%、営業利益は+85.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1254
2024年1Q13675.16
2024年2Q13575.25
2024年3Q13410.71
2024年4Q1257
2025年2Q280227.915
2025年4Q277134.79
2026年2Q271145.210
2026年4Q30382.6−19
2027年1Q162138.012

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は348億円から574億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3482817
ベトナム・ドンナイにおいて当社100%出資のTAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.(連結子会社)を設立
2014年3月3622717
2015年3月3713925
2016年3月3664932
三信鉱工株式会社とセリサイト製品の販売を主目的とする合弁会社 ジャパンセリサイト株式会社(連結子会社)を設立
2017年3月3826041
2018年3月4256136
2019年3月4746040
2020年3月4545838
2021年3月3842719
2022年3月4644228
2023年3月5484730
2024年3月5302819
2025年3月55735376.324
当社100%出資のTFT株式会社(連結子会社)を当社に吸収合併
2026年3月57422273.8−9

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高574億円のうち、営業利益として残るのは22億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-9億円、売上の-1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.3%484億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.8%68億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%22億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.0pt
-1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.4pt
-1.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが45億円、投資CFが−62億円で、差し引きのフリーCFは−17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は112億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−2−17−3−1932
2014年3月64−21−204355
2015年3月47−23−72473
2016年3月57−29−172885
2017年3月74−17−1557126
2018年3月40−50−5−10111
2019年3月48−381310134
2020年3月52−55−23−3107
2021年3月50−49251133
2022年3月48−28−2420130
2023年3月6−308−24116
2024年3月50−391511142
2025年3月51−7117−20140
2026年3月45−62−12−17112

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は886億円。このうち返さなくてよい自己資本が615億円で、自己資本比率は68.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41227813467.3
2014年3月42630112570.3
2015年3月48133115068.4
2016年3月48234313970.9
2017年3月54039214872.3
2018年3月58843015872.7
2019年3月63945418570.5
2020年3月63646916773.3
2021年3月69250219072.1
2022年3月72151320870.6
2023年3月75753722070.3
2024年3月82757824969.3
2025年3月88359428966.6
2026年3月88661527168.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
113億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
345億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
98億円
在庫として抱えている分
負債合計
271億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り203社中62位あたり、逆に低いのはROE203社中193位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-1.5%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.9%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.0%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,388で、1年前と比べて+93.3%過去52週の値幅のなかでは90%の位置にある。

¥2,388-4.9%1ヶ月+4.2%1年+93.3%時価総額571億円
過去52週の値幅
安値¥1,196高値¥2,517

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)30.3倍
PBR0.89倍
配当利回り3.35%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は年初来高値2490円から反落し、直近2302円。25日線(2340.96円)を下回って推移し、週足では3週連続の陰線。52週高値2490円から約7.6%下落している。出来高は直近で6万株前後と平均並みだが、6月の急騰時に13万株超の商いがあり、戻り売りに押されている。200日線(1682円)は大きく上方に乖離しており、長期トレンドは依然上昇中。RSIは42.5で中立圏だが、25日線を下回る限り短期的な調整局面が続く可能性がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PBR0.86倍は同業平均1.44倍を大きく下回り割安。配当利回り2.61%は平均2.70%に近い。しかしROE-1.5%とマイナスで、直近の当期純損失が続いており収益性が低い。PBRは割安だが利益面の悪化が懸念される。

指標この会社業種平均
PER (予想)30.3倍
PBR0.89倍1.41倍
ROE-1.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

EV市場の成長期待と競争激化による収益変動が論点。強気派はEV普及で添加剤需要拡大、高いシェアで収益伸長を見込む。弱気派は競合増加と価格低下、26/3期の営業利益予想3.83%から見る限界利益率の低下を懸念。

プラスに働く材料7
  • EV市場の追い風

    電解液添加剤需要はEV普及に連動して拡大

  • 高い世界シェア

    特定添加剤で世界トップクラスのシェア

  • 研究開発力

    他社に先駆けた新製品投入で優位性を維持

  • PBR0.86倍の割安感からの資本政策次回株主総会影響

    PBR0.86倍と1倍割れ、自己株式取得や増配で是正余地

  • 配当利回り2.61%の下支え通年影響

    株価下落時に配当利回りがサポート、安定的な還元

  • 営業利益35億円の高水準維持2025年3月期影響

    FY2025は営業利益35億円と過去最高、利益水準の維持が期待

  • 外国株主比率11.3%と低く買い増し余地不定影響

    外国人保有比率低く、海外投資家の買いで需給改善の可能性

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    中国メーカーなど新興企業の台頭で価格競争が激化

  • 収益変動リスク

    26/3期予想営業利益率3.83%と利益率が低下傾向

  • EV成長の不確実性

    EV普及ペースが鈍化すれば需要減のリスク

  • 2026年3月期に純損失9億円見込み2026年3月期影響

    純利益24億→-9億円と急減、赤字転落で配当減額リスク

  • 営業利益率3.83%への低下2026年3月期影響

    営業利益率6.28%→3.83%に低下、競争激化や原料高の影響

  • ROEマイナス1.5%と資本効率悪化継続影響

    ROEがマイナス、株主資本の毀損懸念でバリュエーション低下

  • 化学業界の需要減速リスク不定影響

    業界全体の需要減退で売上高が計画未達の可能性

次の決算で確かめる点
営業利益率
競争環境変化による収益性の変動を確認
電解液添加剤販売数量
EV市場の需要動向を測る直接指標
研究開発費比率
将来の競争力維持のための投資水準を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+57.9%いまの株価に対する利回りは3.35%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.35%
いまの株価に対して
配当性向
39.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2414.2
2018年3月2816.714.7
2019年3月3214.318.8
2020年3月4025.024.5
2021年3月36−10.043.5
2022年3月360.033.1
2023年3月360.029.2
2024年3月385.633.8
2025年3月380.039.4
2026年3月6057.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,539人。区分でいちばん多いのは事業法人43.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.0%を占め、残る39.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人39.139.840.640.945.643.1
個人・その他27.026.026.824.920.823.7
金融機関16.316.415.619.018.817.9
外国法人16.416.916.014.313.911.3
自己株式9.99.99.99.44.64.5
証券会社1.11.01.00.91.04.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井物産株式会社7.46
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.95
03三菱商事株式会社6.82
04山田産業株式会社6.15
05みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行4.22
06テイカグループ持株会3.82
07中央日本土地建物株式会社2.90
08関西ペイント株式会社2.56
09住友商事株式会社2.09
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-14
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    1.69%
    +0.44pt
  • 2026-05-26
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    1.25%
    +0.90pt
  • 2026-04-24
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    0.35%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−211%、1株純資産は14期で+378%。直近期のROEは-1.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月355596.58.218.1
2014年3月346045.88.718.7
2015年3月506927.88.617.7
2016年3月687239.67.815.0
2017年3月1721,65911.18.814.2
2018年3月1541,8198.918.314.7
2019年3月1701,9169.114.918.8
2020年3月1642,0118.48.724.5
2021年3月832,1534.017.843.5
2022年3月1232,1965.610.533.1
2023年3月1292,2965.79.129.2
2024年3月812,4893.418.833.8
2025年3月1052,5784.212.639.4
2026年3月−382,671−1.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額158百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
出井俊治代表取締役 社長執行役員(内部監査室、大阪研究所、岡山研究所管掌)6223,000
岩崎多摩太郎取締役 常務執行役員(環境経営企画部、資材部、大阪工場管掌)5911,000
村田悦宏取締役 常務執行役員(営業部管掌)5810,000
中村弘取締役 上席執行役員(総務部、人事部、経理部、DX推進室管掌)582,000
中務康介取締役(常勤監査等委員)6510,000
山本浩二取締役(監査等委員)71
尾﨑まみこ取締役(監査等委員)71
井上剛取締役(監査等委員)66
古島礼子取締役(監査等委員)48
田内雅彦取締役 上席執行役員(電子材料部管掌)573,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)584271112224
社外取締役523235
取締役(社内)213137

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容746字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社8社で構成され、化学工業製品、圧電材料の製造、販売及び化学工業薬品などの輸送、保管を主な事業内容としております。 当社グループの事業内容と当該事業における位置づけをセグメント別に示せば次のとおりであります。 [機能性材料事業]   :酸化チタン、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品等の製造、販売を行っております。当社が製造し、当社及び子会社テイカ商事㈱が販売しております。 子会社テイカ商事㈱より原材料の一部を購入しております。 子会社ジャパンセリサイト㈱より原材料の一部を購入しております。 [電子材料・化成品事業]   :圧電材料、導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料等の製造、販売ならびに化学工業薬品などの輸送、保管を行っております。当社が製造し、当社ならびに子会社テイカ商事㈱及び子会社TFT㈱が販売しております。 子会社テイカ商事㈱より原材料の一部を購入しております。 子会社TAYCA(Thailand)Co.,Ltd.は、界面活性剤の製造、販売を行っております。 子会社TAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.は、界面活性剤の製造、販売を行っております。 子会社TRS Technologies,Inc.は、圧電単結晶製品等の製造、販売を行っております。 [その他]       (注)   :子会社テイカ倉庫㈱は、当社製品の輸送、保管を行っており、その子会社テイカM&M㈱は、当社工場設備のエンジニアリング及び当社に対する荷役請負業務を行っております。    テイカ株式会社は、2026年4月1日を効力発生日としてTFT株式会社を吸収合併いたしました。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,757字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来 に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループの経営の理念は「化学の力で感動の素を創り、世界に夢と笑顔を届けます」とし、経営の方針は「全員参加の経営、社会貢献と企業価値の増大、地球環境との調和、コンプライアンスの徹底、情報の開示」を骨子としております。 (2)中期的な会社の経営戦略等及び目標とする経営指標 当社グループは、2019年12月に創立100周年を迎え、次の100年に向けた長期経営ビジョン「MOVING-10」を策定しております。2026年5月には、市場環境の急速な変化を踏まえ、成長と資本効率の両立を図るため、2024年4月に策定した中期経営計画(2024~2026年度)「MOVING-10 STAGE2」を前倒しで終了し、4ヶ年の新中期経営計画(2026~2029年度)「MOVING-10 STAGE3」を策定いたしました。 社会情勢等により経営環境の不透明感が続く中、「MOVING-10 STAGE3」の初年度となる2026年度(2027年3月期)は、成長事業の重点拡大と資本政策の刷新を通じて企業価値向上に取り組んでまいります。 Ⅰ 長期経営ビジョン「MOVING-10」 ① 基本方針 ・強みの成長事業へ経営資源をシフト ・環境変化に応じた事業構造の変革 ・グローバルニッチトップ製品の創出 ・グループシナジーの活用 ② MOVING-10の目指す経営指標 第164期(2029年度)に以下の経営指標を目指します。 ROE   8%以上 営業利益   45億円 ③ ESG・SDGsへの取り組み 当社グループが持続的社会価値と高収益を創出する企業となるためには、ESG(環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G))の3つを最重要課題と認識し、積極的に取り組むとともに、事業活動を通じてSDGsで提唱されている課題解決に貢献してまいります。 ④ 研究開発方針 ・事業環境変化を捉える技術開発、事業基盤強化を図ります。 ・技術要素の進化をスピード感を持って進めます。 Ⅱ 中期経営計画(2026-2029年度)「MOVING-10 STAGE3」 2026年5月に策定した中期経営計画「MOVING-10 STAGE3」では、成長事業を重点的に拡大し、資本政策を見直すとともに、長期経営ビジョン「MOVING-10」の最終年度である2029年度(2030年3月期)の目標達成に向け、事業戦略・資本政策・経営基盤強靭化を一体的に推進し、企業価値の向上を図ってまいります。 ① 基本方針 ■事業戦略 営業利益の拡大と新規事業の実現 ■資本政策 資本効率化と事業投資の積極化 ■経営基盤強靭化 ② 具体的な活動方針 ■事業戦略 <重点分野> ・電子材料事業:売上高2倍以上(2026年3月期比) ・医療・圧電関連事業:売上高60億円以上 ・新規事業開発:売上高10億円以上 <収益性改善> ・機能性材料事業:構造改革・営業CF創出(2030年3月期) ■資本政策 <投資> ・成長事業投資:150億円以上 ・戦略投資(M&Aを含む)の積極活用(2027年3月期~2030年3月期) <株主還元> ・配当方針DOE3%以上又は配当性向100%のいずれか高い方を基準 ・自己株式取得 100億円以上(2027年3月期~2030年3月期) ■経営基盤強靭化 <業務改革> ・在庫回転期間の短縮 ・回収条件適正化 <サステナビリティ> ・戦略人材登用と人材投資強化 ・基幹システム革新による効率化 ・GHG排出量削減と外部評価向上 ③ 目標経営指標(連結) 中期経営計画「MOVING-10 STAGE3」における目標値と当連結会計年度の状況は、 以下のとおりであります。 2026年3月期実績   2030年3月期(最終年度) ROE   △1.47%   8%以上 営業利益   2,176百万円   4,500百万円 (3)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済見通しにつきましては、中東情勢の緊張による世界経済全体への影響をはじめ、地政学リスクに起因する原燃料価格の高騰等が懸念されることから、先行きは非常に不透明な状況が続くものと予想されます。次期の連結業績の見通しにつきましては、現時点では売上高595億円、営業利益25億円、経常利益29億円、親会社株主に帰属する当期純利益18億円を見込んでおります。なお、中東情勢の緊張による世界経済全体への影響につきましては、現時点では合理的な算定が困難であるため、当該見通しには織り込んでおりません。今後、事業及び業績に重要な影響が見込まれる場合には、速やかに開示いたします。 当社グループを取り巻く事業環境は次のとおりであります。 Ⅰ 機能性材料事業 汎用用途の酸化チタンにつきましては、海外品の流入や国内市場における需要の低迷等から市場環境は引き続き厳しい状況が続く見通しでありますが、コスト構造改革等の抜本的な施策を進めてまいります。 機能性用途の化粧品原料向けの微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛及び表面処理製品につきましては、引き続き需要の拡大が見込まれ、各国の市況を注視しつつ販売の維持・拡大に努め、機能性材料事業全体として営業キャッシュ・フローの創出を図ってまいります。 Ⅱ 電子材料・化成品事業 界面活性剤につきましては、日用品需要が底堅く推移する見通しであり、タイ及びベトナムの関係会社とも連携のうえ、アジア域内における販売の維持・拡大に注力してまいります。 導電性高分子薬剤につきましては、AIサーバー向け需要を中心に拡大が見込まれます。EV関連需要も底堅く推移すると見込まれることから、生産能力の増強を進めるとともに、更なる販売の拡大に努めてまいります。 Ⅲ 医療・圧電関連事業 圧電材料につきましては、超音波診断機市場の需要が引き続き堅調に推移する見通しであり、日米両製造拠点から世界各国へ安定的かつ効率的に製品を供給することにより、更なる販売の拡大に努めてまいります。なお、当社グループは、2027年3月期より、事業実態に即したセグメント報告とするため、圧電材料を「医療・圧電関連事業」として報告してまいります。 このような状況下、当社グループは激変する環境にスピードをもって的確かつ柔軟に対応するとともに、グループ一丸となって一層の企業価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク3,564字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの財政状態及び経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のものがあります。当社グループは、代表取締役社長執行役員直轄の諮問機関としてリスク管理委員会を設置しております。委員長は代表取締役社長執行役員が任命し、現在は総務部を管掌する役員が務めております。当社グループは、各種リスクの発生可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生時の対応に最大限努め、適切な対応により損失の最小化を図っております。なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。また、ここに記載した事項は、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。 ① 景気動向に伴う需要変動リスク 当社グループの製品需要は、販売している国又は地域における経済情勢の影響を受け、とりわけ主要市場であります日本、アジア、欧米での景気減速は、製品・素材の流通量の減少、個人消費や設備投資の低下をもたらしえます。その結果、当社グループの製品に対する需要が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、この様な需要の変動に機動的に対応するべく、成長事業への設備投資や研究開発等経営資源の重点投入、国内外での新規市場、顧客の開拓等積極的な営業活動を展開するとともに、製造原価の低減や業務効率の向上を図ることで、引き続き収益確保に努めてまいります。 ② 為替相場の変動リスク 当社グループは、アジア、欧米等への製品輸出、及び同地域からの原材料輸入、並びにタイ、ベトナム、アメリカにおける生産拠点設立などを行っており、急激な外国為替相場の変動は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループはこのようなリスクに対し、為替予約等を行うことによりリスクの最小化に努めておりますが、中長期的な外国為替相場の変動によるリスク等を完全にヘッジすることは出来ません。 また、当社グループの海外子会社の財務諸表は、外貨建てで作成され連結財務諸表作成時に円換算されるため、現地通貨ベースでの業績に大きな変動がない場合でも、為替相場の変動が当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ③ 燃料や原材料の価格変動リスク 原油価格は、中東地域の治安や世界の経済情勢に多大な影響を受け、時に急激な価格変動を起こすことがあります。原油価格が急騰し、当社グループが購入する石油由来の原料価格が急激に上昇した場合、製品価格への転嫁が遅れることなどにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、情報の早期入手と製品への価格転嫁を素早く実施する体制を整えるとともに、必要に応じて商品スワップによるデリバティブ取引を利用するなど、リスクの最小化に努めております。また、主要原料である酸化チタン鉱石は海外から輸入しており、その価格や海上輸送にかかる運賃は国際的な需給状況により大きく変動し、価格が高騰した際に、製品価格への転嫁が遅れることなどにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、この様な価格の変動に機動的に対応するべく、仕入先との連携強化を図るとともに、購入ソースの拡大や長期契約の締結、適切な在庫確保等を行うことで、リスクの最小化に努めております。 ④ 産業事故・自然災害の発生リスク 当社グループは、安全を最優先に保安防災活動に取り組んでおり、製造設備に起因する事故などによる潜在的なリスクを最小化するため、すべての製造設備において定期的な点検を実施しております。しかしながら、製造設備等で発生する事故を完全に抑止・軽減できる保証はなく、万一、火災・爆発等の産業事故が発生し、工場周辺に物的・人的被害を及ぼした場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、地震・大雨・洪水等の自然災害による社員・事務所・設備等への被害に備え、当社グループでは災害対策マニュアル及び事業継続計画(BCP)の策定、社員安否確認システムの整備、耐震対策、防災訓練等の対策を講じております。しかしながら、自然災害による被害を完全に排除できるものではなく、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 海外事業におけるカントリーリスク 当社グループは、タイ、ベトナム、アメリカにおいての生産拠点設立など、海外への事業展開を拡大しております。一方、海外における事業活動には、予期しえない法律や規制の変更、貿易摩擦や当該地域における紛争等、社会的又は政治的混乱等の地政学的なリスクを伴っており、これらのリスクが発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 環境関連規制強化のリスク 当社グループは、事業活動継続において化学物質管理関連法令の遵守及び環境負荷低減を社会的使命と自覚しております。化学物質管理面では、日本国内、欧米やアジア地域、また海外子会社がビジネスを行うタイ、ベトナム、アメリカにおける国内法令の改正動向を注視しており、その改正内容に準拠するとともに施行時期を遵守しています。さらに環境負荷低減面では、製品の設計・製造段階から廃棄に至る製品のライフサイクルを通じて環境負荷低減・省エネルギー化を図っております。しかしながら、当初の予想を上回る規制内容の強化や規制範囲の拡大により、新たな対策コストや追加設備投資が必要になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 知的財産におけるリスク 当社グループは、特許等の知的財産について充分な調査及び管理を行っておりますが、万一、第三者からの侵害を完全に防止できなかった場合、または当社グループの製品・技術の一部が他社の知的財産権を侵害しているとされた場合、これらの知的財産権の侵害により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクに対応するべく、弁護士、弁理士等の専門家の意見を聴取、連携するとともに、知的財産に関する社内管理規則を定めて有事の際の対策を施しております。 ⑧ 情報システム及び情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、情報システムの安全性確保及び情報セキュリティ強化の為、ウイルスやハッカーに対する防御システムの導入、定期的な保守点検、適切なバックアップ体制、関連規程の整備等を継続的に実施し、機密性の確保や情報漏洩防止に努めております。しかしながら、予期できない水準の情報システムの重大な障害、或いは経営に関わる機密情報の破壊、または未知のコンピューターウイルスの侵入による情報への不正アクセスや窃取が発生する可能性を完全に排除することは困難であり、これにより情報システムが長期間にわたり正常に機能しなくなった場合、または機密情報の漏洩による損害等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 固定資産の減損に関するリスク 当社グループは、企業買収等により取得したのれんをはじめ、事業用の設備、不動産等の様々な無形固定資産・有形固定資産を所有しております。こうした資産が、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になる等、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 新型コロナウイルス等、感染拡大によるリスク 当社グループの従業員に新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染が拡大した場合、一時的に操業を停止するなど、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループではこれらのリスクに対応するため、予防や拡大防止に対して適切な管理体制を構築しております。 ⑪ 気候変動リスク 気候変動への対応を重要課題と認識しており、二酸化炭素(CO2)排出量削減活動への取り組みとして、低炭素エネルギーへの燃料転換、生産工程の合理化、生産装置の最新鋭化、生産品目の環境配慮型製品へのシフトなど、さまざまな選択肢を組み合わせながら、カーボンニュートラルの考え方に則ってCO2排出量削減を目指します。 リスクの発生については、サステナビリティ委員会を中心に全社的に把握、評価、対応を推進し、リスク管理水準の向上と円滑な事業運営を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)4,532字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に加え、訪日外国人需要の回復を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、地政学リスクの長期化に伴う国際情勢の不確実性、原燃料価格の高止まり、為替変動の影響等を受けた物価上昇など、先行きは依然として不透明な状況が続きました。 このような状況の下、当社グループは、中期経営計画「MOVING-10 STAGE2」に基づき、成長事業である化粧品原料、圧電材料及び導電性高分子薬剤の更なる拡大と新規事業の創出に取り組むとともに、基盤事業である汎用用途の酸化チタンや界面活性剤では、市場環境の変化に応じ、当社製品が必要不可欠な用途向けの供給に重点を置くなど事業構造改革を進め、より一層の企業価値向上を図ってまいりました。 その結果、当連結会計年度の業績につきましては、電子材料・化成品事業において界面活性剤、圧電材料及び導電性高分子薬剤が好調に推移したことにより売上高は573億7千3百万円(前期比2.9%増)となりました。利益面では、機能性材料事業において化粧品原料の微粒子製品が低調であったこと、機能性微粒子製品の製造設備増設に伴う償却費負担が増加したこと等により、営業利益は21億7千6百万円(前期比38.3%減)、経常利益は26億7千2百万円(前期比28.7%減)となりました。また、機能性材料事業のうち汎用用途の酸化チタンについて、中国をはじめとする海外競合先の旺盛な販売攻勢や国内市場の需要減少等により事業環境が急速に悪化し、減損の兆候が認められたことから、減損損失として31億7千万円を特別損失に計上しております。これに伴い、当期の業績及び今後の業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討したところ、回収が見込まれる部分について繰延税金資産を計上し、法人税等調整額(益)△7億9千万円(前連結会計年度△1億3千4百万円)を計上しております。これらの結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、8億7千8百万円(前期比136.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 機能性材料事業 汎用用途の酸化チタンにつきましては、国内向けでは建築塗料向けの販売が低調に推移し、海外向けでは海外競合先の安価品との競争が一段と厳しさを増しました。このような状況下、一部価格改定を実施したものの、販売数量及び売上高は前期を下回りました。 機能性用途の微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛及び表面処理製品につきましては、海外を中心に在庫調整局面が継続した影響により、販売数量及び売上高は前期を下回りました。 以上の結果、当事業の売上高は、262億1千3百万円(前期比8.0%減)となりました。 電子材料・化成品事業 界面活性剤につきましては、日用品洗剤及びヘアケア用途向けの販売が好調に推移し、販売数量及び売上高は堅調に推移いたしました。 導電性高分子薬剤につきましては、車載用途に加え、AIサーバー等の情報インフラ用途が好調に推移し、販売数量及び売上高は伸長いたしました。 圧電材料につきましては、海外市場における関税対策に伴う先行的な在庫積み増し需要が堅調に推移したことなどにより、売上高は堅調に推移いたしました。 以上の結果、当事業の売上高は300億7百万円(前期比14.9%増)となりました。 その他 倉庫業は、主要顧客の取扱量が堅調に推移したことにより、売上高は前期を上回りました。 以上の結果、当事業の売上高は11億5千2百万円(前期比3.0%増)となりました。 当連結会計年度末の資産総額は、前連結会計年度末比2億1千2百万円増加し885億5千8百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18億7千8百万円減少し270億6千6百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億9千1百万円増加し614億9千1百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、111億9千4百万円(前連 結会計年度末比28億1千9百万円減少)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金は、45億4千1百万円の収入(前連結会計年度比5億1千5百万円収入額の減少)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失9億7千1百万円、減価償却費36億9百万円、減損損失31億7千万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金は、62億1千3百万円の支出(前連結会計年度比8億6千3百万円支出額の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出57億1千万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金は、11億9千6百万円の支出(前連結会計年度は16億7千8百万円 の収入)となりました。主な要因は、短期借入金の純増加額15億5千9百万円、長期借入れによる収入25億円、長期借入金の返済による支出42億2千8百万円、配当金の支払額9億1千万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 機能性材料事業   25,759   △15.3 電子材料・化成品事業   29,449   +17.6 報告セグメント計   55,208   △0.5 その他   -   - 合計   55,208   △0.5 (注) 金額は、販売価格によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) 機能性材料事業   312   +16.7 電子材料・化成品事業   1,316   △9.7 報告セグメント計   1,629   △5.6 その他   -   - 合計   1,629   △5.6 (注) 金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 当社グループでは受注生産は行っておりません。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 機能性材料事業   26,213   △8.0 電子材料・化成品事業   30,007   +14.9 報告セグメント計   56,220   +2.9 その他   1,152   +3.0 合計   57,373   +2.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末の資産総額は、前連結会計年度末に比べ2億1千2百万円増加し885億5千8百万円となりました。 (流動資産) 流動資産におきましては、前連結会計年度末に比べ20億8千9百万円減少し478億7千3百万円となりました。これは主に、現金及び預金が28億1千9百万円減少したことによります。 (固定資産) 固定資産におきましては、前連結会計年度末に比べ23億2百万円増加し406億8千4百万円となりました。これは主に、投資有価証券が53億2千1百万円増加し、有形固定資産が22億9千9百万円減少したことによります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ18億7千8百万円減少し270億6千6百万円となりました。これは主に、長期借入金が21億7千2百万円減少したことによります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ20億9千1百万円増加し614億9千1百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が36億8千3百万円増加し、利益剰余金が17億9千1百万円減少したことによります。 ③ 経営成績の分析 当連結会計年度における経営成績に関する概要につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりです。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性についての分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 当社は基本的に株主に対する安定した利益還元を重要事項と認識し、必要となる十分な株主資本の水準を保持するとともに、各期の業績等を総合的に判断して配当を実施することとしております。なお、次期以降の重要な資本的支出の見通しにつきましては、機能性微粒子製品及び導電性高分子薬剤製造設備をはじめとした新製品開発及び成長事業関連の事業領域に対して、引き続き積極的に経営資源を投入していく方針であります。これらの投資のための所要資金は、自己資金並びに金融機関からの借入金で賄う予定であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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