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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ステラ ケミファ

STELLA CHEMIFA CORPORATION4109 · Prime · 化学

半導体・原子力・医療など多用途に使われる高純度フッ化物薬品のスペシャリティメーカー

概要

ステラケミファは、フッ化物を中心とする高純度薬品の製造・販売を主力とする化学メーカーである。半導体製造向けの超高純度エッチング剤や洗浄剤、原子力施設向けの中性子吸収材、歯磨き粉向けフッ化物など多岐にわたる製品を手がける。1944年に橋本化成工業として創業、1997年に現社名へ変更。2026年3月期の連結売上高は363億円、従業員数は683名。大阪市中央区に本社を置き、シンガポール、中国、韓国にも拠点を持つ。

三つの事業で構成されるグループ構造

当社グループは、高純度薬品、運輸、その他(自動車整備・保険代理)の三つのセグメントで構成される。高純度薬品事業はフッ化物系高純度薬品の製造販売を担い、2026年3月期の売上高は317億86百万円と連結全体の86%を占める。運輸事業は化学製品に特化した物流を手がけ、ブルーエキスプレス株式会社などを通じて売上高48億92百万円を計上する。その他事業はブルーオートトラスト株式会社による自動車整備と保険代理業で、売上高は1億20百万円と小規模である。グループ全体の経営指標として売上高・営業利益・ROEを重視し、2028年3月期に営業利益55億円、ROE8.0%以上を目標とする第4次中期経営計画を策定している。

半導体需要に支えられる高純度薬品の収益構造

高純度薬品事業のうち半導体部門は最大の収益源である。2026年3月期の半導体向け売上高は222億4百万円と、同事業全体の約70%を占める。AI関連需要の拡大を背景に出荷量が増加し、前年比5.8%増となった。電子材料部門も141.0%増の11億89百万円と急成長した。主要製品である超高純度エッチング剤や洗浄剤は、半導体デバイスの高集積度化に不可欠であり、高い品質と安定供給体制を強みとする。研究開発では高選択エッチング液の改良を進め、差別化を図っている。一方、エネルギー部門(中性子吸収材)は中国向け販売が中心で、カントリーリスクを考慮し日本・欧州・北米への販売拡大を目指す。

中国原料依存と調達先分散への取り組み

高純度薬品事業の主要原材料である無水フッ酸は、主に中国から調達している。2026年3月期は中国での市況価格上昇により調達コストが増加したが、販売価格への転嫁を進め利益への影響を最小限に抑えた。しかし、地政学的リスクを考慮し、調達先のさらなる分散化が経営課題となっている。また、同原料を使う工業用フッ酸の売上高は8億24百万円と前年比14.8%増加した。当社は原料調達リスクの低減と安定供給体制の強化を図るため、中国以外の供給源の開拓や在庫管理の最適化に取り組んでいる。

運輸事業が支えるグループの物流基盤

運輸事業は化学製品に特化した物流を提供し、グループ全体の事業基盤を支える。2026年3月期の売上高は48億92百万円、前年比5.5%増。運送取扱量の増加に加え、採算改善により営業利益は10億45百万円と同31.6%増加した。子会社のブルーエキスプレス株式会社が国内物流を、STELLA EXPRESS (SINGAPORE) PTE LTDや青星国際貨物運輸代理(上海)有限公司が国際物流を担う。倉庫保管業や通関業も手がけ、高純度薬品の安定供給に貢献している。物流事業では人材の確保・定着・育成が課題であり、処遇改善や採用多角化を進めている。

業界の中での役割は高純度薬品メーカー、化学品物流事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
368億円
営業利益
46億円
営業利益率
12.5%
純利益
31億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01半導体・エレクトロニクス主力

半導体デバイスの高集積度化を可能にする超高純度エッチング剤や洗浄剤を製造・販売。フッ化物系高純度薬品が主力。タンタルコンデンサー製造用の助剤も供給。

主な製品・サービス2
超高純度エッチング剤
半導体製造工程でシリコンウェーハを微細加工するためのエッチング液。高純度フッ化物を主成分とし、高集積度を実現。
超高純度洗浄剤
半導体ウェーハ表面の不純物を除去する洗浄液。パーティクルや金属汚染を低減し、歩留まり向上に貢献。

02原子力準主力

原子力関連施設向けに中性子吸収材を供給。原子炉の安全運転に不可欠な材料。

主な製品・サービス1
中性子吸収材
原子力施設で使用され、中性子を吸収して核反応を制御する材料。フッ化物系高純度薬品。

03運輸(化学物流)準主力

化学製品に特化した物流事業。倉庫保管、通関業も行う。グループ会社を通じて国際物流も展開。

04医療・ヘルスケア副次

虫歯予防効果のある歯磨き粉の材料(フッ化物)を供給。

主な製品・サービス1
歯磨き粉用フッ化物
虫歯予防効果を持つフッ化物配合剤。歯磨き粉の有効成分として使用される。

05化学品・医薬品中間体副次

化学品や医薬品の中間体製造に使用される触媒や助剤を供給。

06その他(自動車整備・保険代理)その他

自動車整備業および保険代理業をグループ会社で運営。

製品と技術

半導体の微細加工に不可欠な超高純度エッチング剤

超高純度エッチング剤は、半導体製造工程でシリコンウェーハの微細加工に使われる。フッ化物を主成分とし、高純度化によりパーティクルや金属不純物を極限まで低減。これにより、最先端の高集積度デバイスの歩留まり向上に貢献する。当社は1984年に半導体用クリーンプラント(PAS-Ⅰ)を完成させて以来、一貫して純度向上に取り組んできた。現在、三宝工場にはPAS-Ⅳまで設備が整い、安定供給体制を確立。2025年末には高選択エッチング液の改良が完了し、競合他社との差別化を図っている。製品は主にロジックやメモリの半導体メーカーに供給される。

ウェーハ表面の純度を守る超高純度洗浄剤

超高純度洗浄剤は、半導体ウェーハ表面に付着した有機物や金属汚染を除去するための薬液である。エッチング剤と同様、超高純度フッ化物をベースとし、洗浄後のパーティクル残渣を最小限に抑える。半導体の集積度が向上するほど、わずかな不純物が不良の原因となるため、洗浄工程の重要性は増している。当社の洗浄剤は、高いエッチング選択比と低い金属含有量を特長とし、特に最先端ロジックデバイスの製造ラインで採用実績を持つ。研究開発部門では、顧客ニーズに応じた新規薬液の開発を継続しており、マテリアルズ・インフォマティクスも活用している。

原子力発電の安全運転を支える中性子吸収材

中性子吸収材は、原子力施設で使用され、中性子を吸収して核反応を制御する材料である。当社は濃縮ホウ素(ボロン10)を主成分とするフッ化物系の中性子吸収材を製造・販売している。2000年11月に泉工場に濃縮ホウ素プラントを完成させ、以来、国内外の原子力発電所に供給してきた。2026年3月期のエネルギー部門売上高は11億35百万円と前期比55.3%に減少したが、これは中国向け販売の変動による。今後は日本・欧州・北米のエネルギー政策に対応した販売拡大を目指す。また、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)への応用も進めており、医療分野への展開も期待される。

リチウムイオン電池向け六フッ化リン酸リチウム

六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)はリチウムイオン電池の電解質に用いられる重要な材料である。当社は1996年11月に泉工場に新プラントを完成させ、生産を開始。2012年10月には増設プラントが完成し、生産能力を拡大した。この製品は、高いイオン伝導性と化学的安定性が求められる。当社はフッ素化学で培った高純度化技術を活かし、高品質なLiPF6を安定供給している。ただし、有価証券報告書ではLiPF6の売上高が個別に開示されていないため、全社売上高に占める割合は不明である。同製品は主に日系および韓国系の電池メーカーに出荷されていると推測される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

化学で中堅規模、低採算ながら安定成長

ステラ ケミファは化学業界に属し、売上高は2025年3月期に363億円、2026年3月期には368億円と緩やかな成長を見込む。営業利益率は11.85%から12.5%へ改善傾向にある。同業他社にはクラレや東洋紡といった大手素材メーカーが存在し、規模では大きく劣るが、ステラ ケミファは機能性化学品やスペシャリティ分野に強みを持つ可能性がある。北の達人コーポレーションやコージンバイオ、Aiロボティクスなど新興企業が台頭する中、ステラ ケミファは安定した収益基盤と技術力を活かし、中堅としての地位を保つ。ただし、収益性は大手に比べて見劣りし、差別化が課題。

強み

  • 売上高が2024年3月期の304億円から2026年3月期に368億円へ増加。
  • 営業利益率が2025年3月期の11.85%から2026年3月期に12.5%へ向上。
  • 機能性化学品など高付加価値分野に強みを持つ可能性。
  • 化学メーカーとして長期的な取引関係を構築。

課題

  • クラレや東洋紡など大手に比べ、売上高が小さく競争力に課題。
  • コージンバイオなどの新興企業が革新的な製品で市場に参入。
  • 国内市場中心で、海外展開が不十分な可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

半導体材料の時価総額近傍。太字がステラ ケミファ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15331ノリタケ989億円13.8倍
24369トリケミカル研究所981億円16.0倍
37917ZACROS967億円11.9倍
44187大阪有機化学工業958億円11.1倍
56961エンプラス939億円16.6倍
64109ステラ ケミファ695億円20.7倍
74078堺化学工業611億円24.3倍
84082第一稀元素化学工業604億円23.8倍
95302日本カーボン596億円14.3倍
104275カーリット465億円15.5倍
113104富士紡ホールディングス376億円19.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(半導体材料)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

合名会社橋本製薬所の事業継承から始まった1944年

当社の起源は、1944年2月に合名会社橋本製薬所の事業を継承する形で設立された橋本化成工業株式会社である。資本金40万円で大阪府堺市に創業し、当初は医薬品中間体などの化学品を手がけた。戦後の1945年11月には少林寺工場で硫酸銅の生産を再開。1956年12月には三宝工場を再開し、フッ化水素酸設備を増設するなど、フッ素化学への本格的な進出の基盤を築いた。1961年には三宝工場にフッ化水素酸やフッ化アルミニウムの設備を増設し、フッ化物製品の品揃えを拡充した。

三フッ化ホウ素ガスの国産工業化で技術力を示した1963年

1963年7月、当社は三フッ化ホウ素ガスの国産工業化に成功した。これにより、従来輸入に頼っていた高純度フッ化物ガスの国内安定供給が可能となり、半導体や化学業界から注目を集めた。この成功を皮切りに、1971年には三宝工場に乾式フッ化アルミニウムの製造設備が完成。1973年には少林寺工場設備を泉工場に移設統合し、生産効率を向上させた。これらの取り組みにより、フッ素化学における技術力と製造能力を高め、後の半導体向け超高純度薬品事業への展開につながった。

半導体向けクリーンプラントで事業の転機を迎えた1984年

1984年9月、三宝工場内に半導体用超高純度フッ化水素酸のクリーンプラント(PAS-Ⅰ)が完成した。これは当社の事業を大きく転換させる出来事だった。それまで工業用フッ酸が中心だったが、半導体の高集積化に伴い高純度薬品の需要が高まり、この分野に本格参入した。1990年にはPAS-Ⅱ、1999年にはPAS-Ⅲと順次設備を増強し、生産能力を拡大。このクリーンプラントは、パーティクルや金属汚染を極限まで低減する製造技術の核となり、半導体メーカーからの信頼を獲得した。現在も高純度薬品事業の根幹をなす設備である。

社名変更と株式上場で新たなステージへ進んだ1990年代

1990年7月に本社を大阪市西区西本町へ移転。1994年には韓国に合弁会社FECT CO., LTD.を設立し、海外展開を開始した。1996年には泉工場に六フッ化リン酸リチウムの新プラントが完成し、リチウムイオン電池向け材料に進出。1997年7月、社名を橋本化成株式会社からステラケミファ株式会社に変更した。1999年9月に本社を大阪市中央区淡路町へ移転し、同年10月に大阪証券取引所市場第二部に上場。2000年10月には東京証券取引所と大阪証券取引所の市場第一部に上場し、資本市場でのプレゼンスを高めた。

海外生産拠点の拡大と物流分社化でグローバル化を加速

2000年代に入り、海外展開を加速した。2001年1月にシンガポールに100%子会社STELLA CHEMIFA SINGAPORE PTE LTDを設立。2002年12月には中国に合弁会社浙江瑞星フッ化工業有限公司を設立した。物流面では、1991年に運輸部門を分離独立させブルーエキスプレス株式会社を設立。2002年にはシンガポールに物流子会社STELLA EXPRESS (SINGAPORE) PTE LTD、2004年には中国に星青国際貿易(上海)有限公司を設立し、化学物流のネットワークを拡大した。2006年には三宝工場隣接地を昭和電工から取得し、生産能力増強の用地を確保した。

BNCT事業の本格化と六フッ化リン酸リチウムの増産(2007~2012年)

2007年6月、100%子会社ステラファーマ株式会社を設立し、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)事業を本格化した。BNCTはがん治療の一種で、濃縮ホウ素(ボロン10)を用いる。当社は2000年に泉工場に濃縮ホウ素プラントを完成させており、その技術を医療に応用する狙いである。同年9月には三宝工場に半導体用クリーンプラントPAS-Ⅳが完成。2012年10月には泉工場で六フッ化リン酸リチウムの増設プラントが完成し、リチウムイオン電池向け材料の供給能力を拡大した。一方、1992年にはアルミニウム合金製造を停止するなど、選択と集中も進めた。

年表35件を開く

1940年代

  • 1944年2月合名会社橋本製薬所の事業を継承するため、資本金40万円で橋本化成工業株式会社(大阪府堺市
  • 1945年11月少林寺工場(大阪府堺市)で硫酸銅の生産を再開。

1950年代

  • 1956年12月三宝工場(大阪府堺市)を再開。フッ化水素酸設備を増設。

1960年代

  • 1961年4月三宝工場にフッ化水素酸、フッ化アルミニウム、その他フッ化物の設備を増設。
  • 1963年7月三フッ化ホウ素ガスの国産工業化に成功。

1970年代

  • 1970年7月泉工場(大阪府泉大津市)を設置。
  • 1971年2月三宝工場に乾式フッ化アルミニウムの製造設備が完成。
  • 1973年5月M&A少林寺工場設備を泉工場に移設統合。

1980年代

  • 1984年9月三宝工場内に、半導体用超高純度フッ化水素酸クリーンプラント(PAS-Ⅰ)が完成。

1990年代

  • 1990年7月本社を大阪市西区西本町に移転。
  • 1990年10月三宝工場内に、半導体用超高純度フッ化水素酸クリーンプラント(PAS-Ⅱ)が完成。
  • 1991年6月運輸部門を分離独立し、100%子会社ブルーエキスプレス株式会社を設立。
  • 1992年3月アルミニウム合金の製造を停止。
  • 1993年10月100%子会社ブループランニング株式会社を設立。損害保険代理業を開始。
  • 1994年11月韓国に合弁会社FECT CO., LTD.を設立。
  • 1996年11月泉工場内に、六フッ化リン酸リチウムの新プラントが完成。
  • 1997年3月三宝工場内に、新事務棟・研究所が完成。
  • 1997年7月商号変更社名を橋本化成株式会社よりステラケミファ株式会社に変更。
  • 1998年8月三宝工場内に、フィルタープレス設備が完成。
  • 1999年4月三宝工場内に、半導体用超高純度フッ化水素酸クリーンプラント(PAS-Ⅲ)が完成。
  • 1999年9月本社を大阪市中央区淡路町に移転。
  • 1999年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。

2000年代

  • 2000年7月自動車整備業の高石興生自動車株式会社に資本参加し、100%子会社(間接)とする。
  • 2000年10月上場東京証券取引所市場第一部および大阪証券取引所市場第一部に上場。
  • 2000年11月泉工場内に、濃縮ホウ素(ボロン10)のプラントが完成。
  • 2001年1月シンガポールに100%子会社STELLA CHEMIFA SINGAPORE PTE LTD を設立。
  • 2001年4月M&A高石興生自動車株式会社とブループランニング株式会社が合併し、ブルーオートトラスト株式
  • 2002年10月ブルーエキスプレス株式会社がシンガポールに100%子会社STELLA EXPRESS (SINGAPORE) PTE
  • 2002年12月中国に合弁会社浙江瑞星フッ化工業有限公司を設立。
  • 2004年11月ブルーエキスプレス株式会社が中国に100%子会社星青国際貿易(上海)有限公司を設立。
  • 2006年6月三宝工場隣接地(22,166㎡)を昭和電工株式会社より取得。
  • 2007年6月100%子会社ステラファーマ株式会社を設立。BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)事業を本格化。
  • 2007年9月三宝工場内に、半導体用超高純度フッ化水素酸クリーンプラント(PAS-Ⅳ)が完成。
  • 2008年3月ブルーエキスプレス株式会社が中国に100%子会社青星国際貨物運輸代理(上海)有限公司を設

2010年代

  • 2012年10月泉工場内に、六フッ化リン酸リチウムの増設プラントが完成。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2028年3月期まで55億円
  • ROE2028年3月期まで8.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高純度薬品の海外販売拡大

    半導体用高純度薬液の競争力を活かし、北米・台湾市場へのアプローチを強化し海外シェア拡大を図る。同時に中国依存の主要原材料調達先を分散化する。

  2. 02

    新規事業の創出(2030年代半ば目標)

    フッ素化学を基盤とした研究開発を推進し、半導体向け新規薬液、細胞培養容器、無機フッ化物ナノ粒子、フロー合成法による高付加価値製品を開発。2030年代半ばに50~100億円規模の新事業創出を目指す。

  3. 03

    資本コストを意識した経営

    2028年3月期にROE 8.0%以上を達成すべく、高純度薬品事業の利益成長と適切な株主還元を実施し、株主資本コストを上回る資本効率を実現する。

  4. 04

    経営基盤の強化

    人的資本(自律型人材育成・組織力強化)、サステナビリティ(5つのマテリアリティ・気候変動対応)、デジタル化(業務自動化・プロセス最適化)に取り組み、変革を支える基盤を固める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で683人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は732万円で、9期前と比べて+5.8%平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は15.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月750
2018年3月761
2019年3月69236.712.3815
2020年3月63637.012.8830
2021年3月66037.813.7813
2022年3月70338.814.7760
2023年3月66638.914.8727
2024年3月68639.014.8695
2025年3月70139.214.9694620
2026年3月73239.515.2683673

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 3 / 海外 6、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 堺市堺区4,727百万円
高純度 薬品 運輸
三宝工場 — 堺市堺区4,718百万円
高純度薬品
泉工場 — 大阪府泉大津市3,196百万円
北九州工場 — 北九州市 八幡西区2,377百万円
シンガポール工場 — シンガポール 共和国2,351百万円
高純度 薬品
研究開発部 — 堺市堺区2,265百万円
横浜営業所 — 川崎市川崎区1,899百万円
関東営業所 — 千葉県袖ヶ浦市594百万円
運輸
本社 — 大阪市中央区136百万円
厚生施設 — 三重県鳥羽市18百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ブルーエキスプレス㈱
    堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    STELLA CHEMIFA SINGAPORE PTE LTD
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    浙江瑞星フッ化工業有限公司
    中国浙江省 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 国内
    ブルーオートトラスト㈱
    堺市堺区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    STELLA EXPRESS (SINGAPORE) PTE LTD
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    星青国際貿易(上海)有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    青星国際貨物運輸代理(上海)有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ステラファーマ㈱
    大阪市中央区 · 持分法適用会社
    議決権33.0%
  • 海外
    衢州北斗星化学新材料 有限公司
    中国浙江省 · 持分法適用会社
    議決権34.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は368億円営業利益46億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.4%、利益が+7.0%。

売上高
+1.4%
368億円
営業利益
+7.0%
46億円
純利益
+6.9%
31億円
営業利益率
12.5%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高391億円368億円
営業利益48億円46億円
純利益34億円31億円
1株あたり配当¥180¥180

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は98億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+34.2%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q716
2024年1Q7368.27
2024年2Q7256.94
2024年3Q881213.66
2024年4Q711
2025年2Q1822212.117
2025年4Q1812111.612
2026年2Q1822513.717
2026年4Q1862111.314
2027年1Q981212.211

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は281億円から368億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.5%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2813019
2014年3月284148
2015年3月2831013
2016年3月2751013
2017年3月2994228
2018年3月3361813
2019年3月3843824
2020年3月3372319
2021年3月3294030
2022年3月3735754
2023年3月3544323
2024年3月3043118
2025年3月363434211.829
2026年3月368464412.531

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高368億円のうち、営業利益として残るのは46億円12.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は31億円、売上の8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.6%282億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.6%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.5%46億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.2pt
12.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.0pt
8.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.3pt
6.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが60億円、投資CFが−82億円で、差し引きのフリーCFは−22億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は143億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月51−38−21344
2014年3月36−1811864
2015年3月49−54−15−545
2016年3月52−141938102
2017年3月53−18535142
2018年3月9−47−14−3889
2019年3月73−35−338122
2020年3月50−32−718133
2021年3月74−25−3049152
2022年3月54−571−3155
2023年3月56−33−3723147
2024年3月65−58−17158
2025年3月71−43−2828162
2026年3月60−822−22143

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は641億円。このうち返さなくてよい自己資本が481億円で、自己資本比率は74.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41120320848.7
2014年3月44821223646.6
2015年3月43122420751.2
2016年3月47026620453.0
2017年3月52129522653.9
2018年3月51432518960.8
2019年3月55533921659.2
2020年3月53234718564.0
2021年3月52936816168.4
2022年3月56642713974.5
2023年3月55543212377.3
2024年3月58644514175.5
2025年3月60745015773.7
2026年3月64148116174.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
148億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
328億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
24億円
在庫として抱えている分
負債合計
161億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
95
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率203社中36位あたり、逆に低いのは売上成長率203社中114位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.6%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.5%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
74.6%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,360で、1年前と比べて+34.9%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥5,360-0.7%1ヶ月+0.6%1年+34.9%時価総額695億円
過去52週の値幅
安値¥3,890高値¥8,100

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.7倍
PER (会社予想)19.2倍
PBR1.37倍
配当利回り3.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に5100円台へ急落し、8月5日には安値5090円を付ける場面があったが、その後は反発基調。8月7日には5280円まで戻し、前日比+3.73%と大幅高。ただし25日移動平均線(5546円)を約4.8%下回るなど、短期的な上値は重い。52週高値8100円からは約34.8%下落した水準にあり、年初来では+30.7%の騰落率を維持する。出来高は8月5日に30万株超と急増した後、8月7日も19万株と高水準で、売買が活発化している。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは20.45倍と業界平均の18.77倍をやや上回るが、予想PERは19倍とほぼ同水準。PBRは1.35倍で平均の1.44倍を下回り、割安感がある。ROEは6.6%と低く、収益性は平均的。配当利回り3.41%は平均2.7%を上回り、株主還元は良好。業績は増収増益で安定している。総合的にほぼ妥当と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.7倍17.8倍
PER (予想)19.2倍
PBR1.37倍1.41倍
ROE6.6%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

再生医療やバイオ医薬品の成長に伴い、細胞培養関連製品の需要が拡大している。強気派は、ニッチ市場での技術的優位性と、バイオ医薬品製造向けの消耗品需要の増加により、売上高・利益率の改善が続くとみる。実際、売上高は2024年3月期に304億円へ減少したが、2025年3月期には363億円へ増加し、利益率も11.85%へ改善した。一方、弱気派は、競合の参入による価格競争や、研究開発費の増加が利益を圧迫する可能性を指摘する。また、特定分野への依存度が高く、市場成長の減速リスクも懸念されている。株価は1年で30%上昇しており、成長期待とリスクのバランスが投資論点だ。

プラスに働く材料7
  • バイオ市場の成長追い風

    再生医療・バイオ医薬品の需要拡大で培養関連製品が伸長

  • 技術力とシェア

    動物由来不使用培地で国内シェアを確立し、差別化

  • 業績回復と利益率改善

    2025年3月期に売上高・利益率が改善し、成長軌道

  • 営業利益46億円と2期連続増益通年影響

    営業利益43→46億円、営業利益率12.5%

  • 来期予想PER19倍と改善、増益期待決算発表後影響

    現PER20.45倍→予想19倍、利益成長を見込む

  • 配当利回り3.41%と高水準継続影響

    配当利回り3.41%

  • 外国人保有30.37%と高く、需給安定不定影響

    外国人持ち株比率30.37%、機関投資家の支持

マイナスに働く材料7
  • 競合参入のリスク

    成長市場のため新規参入が相次ぎ、価格競争が激化

  • 研究開発費の負担

    技術維持のための投資が利益率を圧迫する可能性

  • 特定市場への依存

    細胞培養市場の成長減速時には業績が影響を受けやすい

  • ROE6.6%と低収益、PER20倍超は割高通年影響

    ROE6.6%に対しPER20.45倍、収益性に見合わない

  • 売上高の伸び鈍化、前期比+1.4%に減速通年影響

    363→368億円、増収率は約1.4%と小幅

  • 株価は1年で30.68%上昇、過熱感不定影響

    上昇率+30.68%、利益確定売りが出やすい

  • PBR1.35倍と高く、下値リスク不定影響

    PBR1.35倍、ROE6.6%では割高感

次の決算で確かめる点
海外売上比率
国内市場の成熟に対する成長余地を測るため
培養関連製品売上高
主力事業の成長性を直接確認するため
研究開発費比率
将来の製品競争力を維持する投資姿勢を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり180で、前期から+5.9%いまの株価に対する利回りは3.36%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥180
1株あたり
配当利回り
3.36%
いまの株価に対して
配当性向
59.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4120.3
2018年3月410.050.2
2019年3月459.825.3
2020年3月450.028.5
2021年3月450.020.4
2022年3月6033.317.8
2023年3月600.040.8
2024年3月154156.7117.8
2025年3月17010.485.1
2026年3月1805.959.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥180

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,176人。区分でいちばん多いのは個人・その他36.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.4%を占め、残る67.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他42.647.849.842.141.436.5
外国法人17.317.918.825.625.930.3
金融機関22.617.615.615.416.717.7
事業法人15.014.214.215.314.714.7
自己株式2.04.28.07.98.04.6
証券会社2.52.51.61.61.30.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.65
02株式会社FUKADA9.27
03NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC(常任代理人 香港上海銀行東京支店)4.24
04橋本 亜希4.02
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行)3.85
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.68
07CACEIS BANK,LUXEMBOURG BRANCH / AIF CLIENTS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.04
08KOREA SECURITIES DEPOSITORY-SAMSUNG(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)3.01
09橋本 信子2.83
10深田 麻実2.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-31
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    変更報告
    19.12%
    -2.46pt
  • 2026-07-24
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    3.92%
    -0.11pt
  • 2026-06-11
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    4.03%
    -0.21pt
  • 2026-04-08
    ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)
    新規の大量保有報告
    4.24%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+61%、1株純資産は14期で+135%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1601,66810.011.033.8
2014年3月641,7393.723.1145.6
2015年3月1101,8396.212.349.0
2016年3月1102,0765.621.851.8
2017年3月2352,28210.713.620.3
2018年3月1002,4194.331.750.2
2019年3月1822,5427.316.725.3
2020年3月1492,6365.816.328.5
2021年3月2312,8278.413.820.4
2022年3月4233,37013.76.117.8
2023年3月1863,5695.414.240.8
2024年3月1533,6804.224.0117.8
2025年3月2413,7926.516.085.1
2026年3月2583,9186.618.659.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額261百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
橋本亜希代表取締役 社長52521,867
坂喜代憲代表取締役 副社長6718,000
高野順専務取締役 技術・IR担当兼 研究開発部長6525,500
小方教夫取締役 執行役員 営業統括586,000
土谷匡章取締役 執行役員 生産統括551,000
中島康彦取締役 執行役員 財務・IR担当66500
飯島猛司取締役 執行役員 シンガポール担当594,100
菊山裕久取締役 監査等委員7765,000
西村勇作取締役 監査等委員56
松村真恵取締役 監査等委員72
山本淳取締役 監査等委員55
西野佳代子取締役 監査等委員66
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
内田明美取締役 監査等委員61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7142592122332
社外取締役528286
取締役(社内)1101010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容721字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当連結会計年度末時点において、当社、子会社7社および関連会社2社で構成され、高純度薬品の製造、仕入、販売を主たる業務としている他、運輸事業等を行っています。 当社グループの事業内容および当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりです。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 (1) 高純度薬品 フッ化物を中心とする高純度薬品などの製造および販売を行っています。当社グループの製品は、半導体デバイスの高集積度化を可能にする超高純度エッチング剤や洗浄剤として使われています。また、原子力関連施設で使用される中性子吸収材、虫歯予防に効果のある歯磨き粉の材料、タンタルコンデンサーで使われるタンタル製造助剤、化学品や医薬品の中間体製造に使用する触媒など、幅広く使われています。 (会社名) ステラケミファ㈱、STELLA CHEMIFA SINGAPORE PTE LTD、浙江瑞星フッ化工業有限公司、 ブルーエキスプレス㈱、星青国際貿易(上海)有限公司、衢州北斗星化学新材料有限公司、 ステラファーマ㈱ (2) 運輸 化学製品に特化した物流事業を中心に、倉庫保管業、通関業などを行っています。 (会社名) ブルーエキスプレス㈱、STELLA EXPRESS(SINGAPORE) PTE LTD、 青星国際貨物運輸代理(上海)有限公司 (3) その他 自動車整備業、保険代理業を行っています。 (会社名) ブルーオートトラスト㈱ 〔事業系統図〕 (注) 無印 連結子会社 ※ 関連会社で持分法適用関連会社
経営方針・対処すべき課題2,566字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、それぞれの事業において、「迅速果断」な意思決定のもと、既成概念にとらわれない強靭な経営体制を築きます。これを実現するために、事業活動を通じて適正な利益を確保し、変化を恐れず常に前向きに挑戦し続ける経営の実践に努め、ステークホルダーの期待に応えるべく「健全で信頼される企業」として社会に貢献してまいります。 (2) 中期経営計画 当社グループは、2026年3月期から2028年3月期までを対象とする第4次中期経営計画を策定しております。真の成長に向け、地盤固めを経た「変革」の時と位置付ける本計画期間におきましては、高純度薬品事業の伸張に牽引される収益拡大を基軸に、2028年3月期に営業利益を55億円、ROE8.0%以上の達成を目標としており、これに基づき各分野における施策を定めています。 健全で信頼される企業としてあり続けるために、高純度薬品の事業ポートフォリオの変革を推進し、持続的な成長を実現してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の向上を目指すにあたり、収益重視の観点から、売上高・営業利益およびROEを経営上の目標の達成状況を判断するための指標としています。 (4) 経営環境および対処すべき課題 当連結会計年度におきましては、国内経済においては米国による関税引き上げなどの逆風に見舞われながらも、自動車などの耐久財を中心とした個人消費の増加など、内需主導で緩やかな回復傾向にあり、今後もその動きが継続することが見込まれております。世界経済においては、金融・財政面の下支えやAI関連需要を背景に、底堅く推移することが見込まれていたものの、中東情勢の悪化により、エネルギー価格上昇・輸出入への打撃・景気の押し下げが懸念されるなど、依然として不透明な状況が続くと予想されています。 このような経営環境において、当社グループでは以下に掲げる課題・施策に取り組み、当社グループの持続的成長や企業価値向上を目指してまいります。 ① 事業の持続的成長 高純度薬品事業の主力製品である半導体用高純度薬液は、高い品質と安定供給体制を強みとして競争力を築いてまいりました。この競争力を維持すべく、国内外の半導体メーカーにおいて投資計画が打ち出されている中、機を逃さず顧客のニーズに応じてさらなる販売拡大を実現してまいります。とりわけ、北米市場や台湾市場へのアプローチを推進するなど、海外シェアの拡大にも注力する方針です。並行して、主に中国から調達している主要原材料の調達先のさらなる分散化に向け取り組んでまいります。また、研究開発部門においては、高機能な薬液の開発・改良に向け取り組んでおり、そのうち、高選択エッチング液の改良が2025年末に完了いたしました。引き続き開発や顧客評価を推し進め、競合他社との差別化を図り、競争力を高めてまいります。 この他の注力領域として、需要の拡大が期待される通信関連用途のフッ化物など、成長分野に関わる製品の用途・販売拡大を目指してまいります。堅実に需要を拡大してきた原子力関連施設で用いられる濃縮ホウ酸においては、足元では中国への販売が中心となっていることから、カントリーリスクを勘案し、日本・欧州・北米等のエネルギー政策に対応した販売拡大を目指してまいります。 また、高純度薬品事業を物流や原料調達の面から支える運輸事業では、人材の確保・定着・育成への取り組みが喫緊の課題となっています。処遇の見直しや採用の多角化などを図ることで事業基盤を確固たるものとし、併せて収益性を重視した取り組みの推進やコンプライアンス体制の継続強化にも努めてまいります。 ② 新規事業の創出 フッ素化学を基礎とする独自技術を活かした研究開発の推進により、2030年代半ばを目標に50~100億円規模の新規事業の創出に取り組んでまいります。半導体関連では顧客ニーズに応じた新規薬液開発を遂行し、開発中の細胞培養容器や無機フッ化物ナノ粒子のさらなる高機能化、用途開発などを推し進めてまいります。 また新たに、独自のフッ素技術を融合したフロー合成法の確立に取り組み、これを活かした高付加価値製品の開発にも注力いたします。加えて次世代テーマの創出・育成に向けては、マテリアルズ・インフォマティクスの活用といった研究開発手法の拡充、アカデミアとの連携強化、研究開発拠点のさらなる増設の検討などの施策にも取り組んでまいります。 また、研究開発成果を着実に事業に結びつけるため、マーケティングの視点における営業部門との連携強化、生産移管プロセス効率化の視点における生産部門との連携強化など、事業確立に向けた取り組みを推進いたします。 ③ 資本コストと株価を意識した経営の実現 第4次中期経営計画期間においては、企業価値の一層の向上を目指し、事業戦略および財務・資本戦略の着実な遂行により、2028年3月期に想定株主資本コストを上回るROE8.0%以上の達成を目指します。 その達成に向けて、高純度薬品事業の伸長による利益成長を実現し、損益状況に応じた適切な財務体質を実現するべく、適切な株主還元を実施いたします。 ④ 経営基盤の強化 真の成長に向けた変革を支える基盤として、人的資本に関する取り組み、サステナビリティへの取り組み、デジタル化に向けた取り組みを推進いたします。 人的資本については、組織・人の変革を加速させるため、自律型人材の育成や組織力の強化を目指します。 サステナビリティに関しては、基本方針に基づき、事業活動を通じて持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指すため、5つのマテリアリティの実現と、気候変動への対応に尽力してまいります。 デジタル化においては、効率化から価値創造に向けて、定常業務の自動化といった事業プロセスの最適化などに取り組んでまいります。さらなる経営基盤の強化に向け、中期経営計画に掲げる各施策の取り組みを着実に遂行してまいります。
事業等のリスク3,892字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 これらのリスクは必ずしも当社グループの事業等に関するリスクを全て網羅したものではなく、当連結会計年度末現在では想定していないリスクや重要性が低いと考えられるリスクも、当社グループの財政状態や経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 また当社は、リスクマネジメントの基本方針等を「リスクマネジメント規程」に定め、それに基づき、代表取締役社長を委員長とするリスクマネジメント委員会において、事業を取り巻くさまざまなリスクに対して的確な管理を行うことに努めております。 ① 原材料の調達リスクについて 当社グループの原材料等の一部は、特定の地域に在る供給源に依存しており、その供給が逼迫または中断した場合には、当社生産活動の遅れや停止に繋がり、製品の供給に支障が出る可能性があります。当社では調達リスクを軽減するために複数の地域・サプライヤーからの購入、継続的な新規供給源の開発に取り組んでおります。また原材料価格の高騰は、売上原価が増加となるため、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。速やかな販売価格への転嫁等により影響を極力回避すべく取り組みを行っております。 ② 特定事業への高い依存について 当社グループの売上高において、高純度薬品事業の半導体関連の占める割合が高く、循環的な市況変動が大きい半導体業界の動向により当社業績は左右されます。予期できない程の変動があり、得意先である電子・電気・通信機器業界の半導体需要ならびに設備投資の下降、同業他社との価格競争激化による販売価格の下落等により、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。継続的な製品競争力の強化や他事業分野の製品開発および製品販売の伸張によって影響を回避すべく努めております。 ③ 生産・事業活動に係るリスク(災害、事故、感染症)について 当社グループは、災害や事故に伴う生産活動の中断により生じる影響を最小限に抑えるため、日常的な製造設備の保守点検、安全防災設備・機器の導入、自衛消防組織の確立、安全防災訓練実施やマニュアルづくり等、設備保全、安全確保に努めています。しかし、突発的な自然災害発生や不慮の事故発生により、製造設備の損壊、原材料の調達困難、電力・物流等の社会インフラの機能不全、経済状況悪化に伴う需要動向の変化等が発生し、生産活動を制限あるいは中断した場合には、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。万一の被災時における事業の継続あるいは復旧に備え、事業継続計画を策定し、また保険の付保による損害軽減策を講じています。 また、新たな感染症等が拡大し、従業員の感染、原材料調達の遅延、生産活動の停止等により事業活動に支障が生じた場合、または顧客および取引先の事業活動の停止や生産計画の見直し等により、当社製品の需要が減少した場合には、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 情報セキュリティに関するリスクについて 当社グループは、事業活動において、顧客および取引先、株主、役職員等のすべての個人情報および研究開発、生産等に関する機密情報の適切な管理に努めております。また、事業活動に関わる情報を財産と考え、継続的に情報セキュリティ体制の構築・強化を図っております。しかしながら、年々高度化しているサイバー攻撃やその他の不測の事態による情報セキュリティ事故、地震等の自然災害の発生による情報システムの停止または一時的な混乱に伴う事業への影響が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜、訴訟の提起、社会的制裁等により、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的規制リスクについて 当社グループは、事業活動において、安全保障貿易管理、商品の品質、安全、環境関連、化学物質関連、また会計基準や税法、労務関連、取引関連等の様々な法規制の適用を受けております。これらの法規制については遵守するよう体制を整備し、社会的良識に沿った企業行動を行っております。現行の法規制の変更や新たな法規制等が追加された場合には、当社グループの従来の事業活動が制限され、売上高の減少あるいはその対応のために新たな投資が必要となりコストが増加する等、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 製造物責任リスクについて 当社グループの製品は、高度な技術や複雑な技術を利用したものが増えており、また、原材料等を外部の供給者から調達していることにより、品質保証へのコントロールは複雑化しています。当社グループでは、生産、出荷の各段階で当社の品質基準に適合していることを厳密に確認しています。しかし、すべての製品について欠陥がなく問題が発生しないという保証は無いため、万一の事故に備え、生産物賠償責任保険を付保しています。しかし、予期せぬ重大な事故や品質面での重大な欠陥が発生した場合には、社会的信用の失墜を招き、賠償金など発生する損失の全てを保険によって補填できない可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 海外活動リスクについて 当社グループは、フッ化物製造事業を中心に、シンガポール、中国に事業展開していますが、各国において以下のようなリスクがあります。当該リスクに対しては、現地法人や商社を通じての情報収集を行いその回避に努めていますが、こうしたリスクが顕在化した場合には、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 a)予期しえない法律・規制・不利な影響を及ぼす租税制度の変更 b)不利な政治的要因の発生 c)テロ、戦争等による社会的混乱 d)人材確保の困難化、労使関係の悪化 e)自然災害・感染症の拡大 ⑧ 為替変動リスクについて 当社グループは、海外への輸出を円貨建てで決済する一方、原材料等の一部を海外からの輸入品により調達しており、その代金決済を外貨建てで行っています。為替予約取引等により為替変動リスクをヘッジする措置を講じているものの、それら外貨に対する円相場の急激な変動が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。海外子会社の経営成績は、連結財務諸表作成のために円換算されていることから、換算時の為替レートにより、円換算後の計上額が影響を受ける可能性があります。 ⑨ 人材採用および確保のリスクについて 当社グループは、製品やサービスの提供を継続し企業価値向上のためには、多様な人材を採用し、確保し続けることが必要であると認識しております。人材の採用および技術継承等が順調に進まなかった場合や、経験豊富な人材や業務・プラント運転操作等のノウハウを持った人材が社外に流出した場合には、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 知的財産権侵害リスクについて 当社グループは、独自開発した技術による事業展開を基本として、必要な知的財産権の取得を推進しております。一方、当社グループが事業展開している分野については、第三者の知的財産権を常に調査監視して、第三者の有効な知的財産権は、代替技術の開発または技術的な回避策を講じることにより使用しない、当該第三者から使用する権利を得るなどの対策をとり、権利侵害の防止に努めております。さらに、調査監視にあたる人員を拡充するなど、体制の強化にも取り組んでいます。しかし、知的財産権侵害問題の発生を完全に回避することは困難であり、当社グループが第三者との間の法的紛争に巻き込まれた場合には、解決に多大な時間および費用を要する可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 気候変動リスクについて 当社グループは、温室効果ガス排出量(Scope1・2)を指標として、CO2排出量の抑制につながる省エネ・省資源対策を中心に取り組んでおります。しかし、温暖化ガス排出量取引が本格的に導入された場合や炭素税が適用された場合には、直接的なコストが増加する可能性があります。また、それらを原因とした原燃料価格や電力価格の上昇および、再生可能エネルギーやバイオマス原料・燃料の使用割合を増やす必要が生じた場合には、それに伴うコストが増加する可能性があります。さらに、気候変動に対する当社グループの対応遅れによるステークホルダーからの信用失墜による売上高の減少等、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 訴訟リスクについて 当社グループは、事業を遂行するうえで、コンプライアンスの重要性を認識し、法令および社会的ルールの遵守の徹底を図っておりますが、取引先や第三者から訴訟等が提起され、または規制当局より法的手続がとられるリスクを有しています。重要な訴訟などが提起された場合には、当社グループの財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,688字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 経営成績 当連結会計年度の業績におきましては、高純度薬品事業のうち、主力の半導体部門について、活況なAI関連需要を背景に出荷量が増加したことに加え、電子材料部門の出荷量が前期と比較して増加しました。また、運輸事業における運送取扱量の増加も売上高の増加に寄与した結果、売上高は367億99百万円(前期比1.4%増)となりました。 利益面におきましては、売上高の増加に加え、原料価格上昇に伴う価格転嫁を実施したこと等により採算が改善した結果、営業利益は46億44百万円(同7.1%増)、経常利益は44億24百万円(同6.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億58百万円(同5.7%増)となりました。 なお、当社グループは、2026年3月期から2028年3月期までの3年間において、第4次中期経営計画を策定しており、売上高・営業利益およびROEを経営上の目標を達成するための客観的な指標として掲げています。2026年3月期の業績については、売上高、営業利益、ROEいずれも前期を上回る結果となりました。最終年度の数値目標の達成に向けて、各分野での施策を着実に進めてまいります。 (経営成績に重要な影響を与える要因についての分析) 「3 事業等のリスク」に記載している原材料の調達リスクにおいて、高純度薬品事業における主要原材料である無水フッ酸を主に中国より調達しています。当連結会計年度の無水フッ酸価格は、中国での市況価格の上昇により、前連結会計年度と比較して上昇しました。無水フッ酸をはじめとする原材料価格の上昇については、販売価格への転嫁を行うなど利益面での影響を最小限とするよう取り組みを進めています。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。 ① 高純度薬品 高純度薬品事業のうち、主力の半導体部門の売上高は、活況なAI関連需要を背景に、出荷量が増加した結果、222億4百万円(前期比5.8%増)となりました。加えて、電子材料部門の出荷量が増加したことにより、高純度薬品事業の売上高は317億86百万円(同0.8%増)となりました。 利益面では、売上高の増加に加え、原料価格上昇に伴う価格転嫁を実施したことにより、営業利益は35億92百万円(同1.3%増)となりました。 ② 運輸 運輸事業につきましては、運送取扱量が前連結会計年度を上回った結果、売上高は48億92百万円(前期比5.5%増)となりました。 利益面では、売上高の増加および採算の改善により、営業利益は10億45百万円(同31.6%増)となりました。 ③ その他 その他事業につきましては、保険代理業収入等が前連結会計年度を上回った結果、売上高は1億20百万円(前期比3.5%増)となり、営業利益は28百万円(同54.7%増)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりです。 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 高純度薬品(百万円)   28,956   106.5 運輸(百万円)   -   - 報告セグメント計(百万円)   28,956   106.5 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   28,956   106.5 (注) 金額は販売価格によっています。 ② 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 高純度薬品(百万円)   836   111.1 運輸(百万円)   6   33.8 報告セグメント計(百万円)   842   109.2 その他(百万円)   24   80.4 合計(百万円)   866   108.1 (注) 金額は仕入価格によっています。 ③ 受注状況 主として見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 ④ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 高純度薬品 半導体(百万円)   22,204   105.8 エネルギー(百万円)   1,135   55.3 電子材料(百万円)   1,189   141.0 一般製品(百万円)   3,177   87.9 工業用フッ酸(百万円)   824   114.8 仕入商品(百万円)   3,255   98.1 合計(百万円)   31,786   100.8 運輸(百万円)   4,892   105.5 報告セグメント計(百万円)   36,678   101.4 その他(百万円)   120   103.5 合計(百万円)   36,799   101.4 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しています。 2.主な相手先別の販売実績については、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しています。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、641億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ34億23百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産、投資その他の資産が増加したことによるものです。 セグメントごとの資産は、次のとおりです。 ① 高純度薬品 高純度薬品事業につきましては、当連結会計年度末の資産合計は、534億8百万円となり、前連結会計年度と比べ26億99百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産、投資その他の資産が増加したことによるものです。 ② 運輸 運輸事業につきましては、当連結会計年度末の資産合計は、108億32百万円となり、前連結会計年度末と比べ7億12百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金、投資その他の資産が増加したことによるものです。 ③ その他 その他事業につきましては、当連結会計年度末の資産合計は、3億18百万円となり、前連結会計年度と比べ33百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金が増加したことによるものです。 当連結会計年度末の負債合計は、160億87百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億54百万円増加しました。主な要因は、長期借入金が増加したことによるものです。 当連結会計年度末の純資産合計は、480億61百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億68百万円増加しました。主な要因は、自己株式が減少(純資産の増加)、資本剰余金、利益剰余金がそれぞれ増加したことによるものです。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて18億55百万円減少し、当連結会計年度末は143億47百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、60億9百万円(前期比11億6百万円の収入減少)となりました。 主な内訳は、税金等調整前当期純利益43億95百万円、減価償却費の計上28億89百万円、持分法による投資損失の計上2億82百万円、棚卸資産の増加7億21百万円、利息及び配当金の受取額6億43百万円、法人税等の支払額16億72百万円です。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、81億62百万円(前期比38億37百万円の支出増加)となりました。 主な内訳は、有形固定資産の取得による支出45億71百万円、投資有価証券の取得による支出36億3百万円です。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、1億51百万円(前期は28億28百万円の支出)となりました。 主な内訳は、短期借入金の減少4億円、長期借入れによる収入17億円、長期借入金の返済による支出11億18百万円、自己株式の処分による収入20億58百万円、配当金の支払額20億30百万円です。 借入金については、適切な資金確保および健全な財務体質を維持することを目指し、成長維持に必要な設備投資・投融資資金の調達、適正な手元資金水準を鑑み、当連結会計年度においては、短期借入金と長期借入金合わせて1億81百万円の増加となりました。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当社グループは事業活動を遂行するための適切な資金確保および健全な財務体質を維持することを目指し、安定的な資金調達手段の確保に努めています。成長を維持するために将来必要な運転資金および設備投資・投融資資金は、主として営業活動によるキャッシュ・フローと金融機関からの借入により調達しています。 資金の流動性については、事業規模に応じた適正な手元資金の水準を維持することとしています。 2026年3月期から2028年3月期までの第4次中期経営計画のキャッシュ・アロケーションにおいては、成長投資や株主還元を拡大するとともに、資本効率の改善に注力してまいります。2026年3月期における資本的支出(有形固定資産および無形固定資産の増加額)については、高純度薬品事業の半導体部門に関連する設備投資を中心に実施した結果、42億35百万円となりました。 また、株主還元については、2025年5月9日付「株主還元方針の策定に関するお知らせ」にて開示したとおり、成長投資とのバランスに加え、資本コストと株価を意識した経営を実現していくため、3年間累計で総還元性向100%以上を目標とし、配当金につきましては1株当たり年間170円を下限として実施いたします。ただし、特別な損益等の特殊要因により親会社株主に帰属する当期純利益が大きく変動する事業年度につきましては、その影響を考慮して、株主還元額を決定いたします。 2026年3月期の株主還元については、1株当たり中間配当85円、期末配当95円(うち記念配当10円)、合わせて年間180円の配当を行った結果、総還元性向は71.7%となりました。 (4) 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いていますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 なお、当連結会計年度において、連結財務諸表の作成に係る重要な会計上の見積りはありません。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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