概要
シマダヤは、麺類の製造・販売を主業務とする食品メーカーである。1949年に名古屋で創業し、現在の本社は東京都渋谷区。家庭用チルド麺と業務用冷凍麺の両分野で全国シェア第2位を占める。2025年3月期の連結売上高は396億円、営業利益34億円、純利益26億円。従業員832名。グループはシマダヤ関東、シマダヤ東北、シマダヤ西日本、シマダヤ商事の4つの連結子会社と親会社で構成され、本州各地に生産拠点を持つ。
家庭用と業務用の二本立て事業
シマダヤグループの事業は、家庭用事業部門と業務用事業部門に二分される。家庭用事業は食品スーパーなどの量販店向けにチルド麺と冷凍麺を供給し、2025年度の売上高は254億円(前期比2.3%増)であった。業務用事業は外食・中食産業向けに冷凍麺を中心に販売し、同期の売上高は156億円(同5.9%増)である。両部門の売上比率はおおよそ6:4であり、家庭用が収益の過半を占めるが、業務用の成長率が高い。家庭用では「流水麺」「健美麺」「太鼓判」などのブランドを展開し、2025年度の家庭用チルド麺全国販売金額シェアは10.8%(第2位)である。業務用では「健美麺」「流水α麺」など付加価値商品を揃え、2025年業務用冷凍麺全国販売金額シェアは19.0%(第2位)である。両部門とも、価格改定やコスト管理により利益率を維持している。
全国に分散する生産拠点
家庭用チルド麺はグループ8工場(宮城県2、東京都1、千葉県1、埼玉県1、群馬県1、滋賀県1、兵庫県1)で生産される。家庭用冷凍麺は3工場(宮城県1、福島県1、群馬県1)で、業務用冷凍麺は4工場(宮城県1、福島県1、群馬県1、岐阜県1)で生産される。これらの工場は、かつて独立した子会社だったものが再編され、現在はシマダヤ関東、シマダヤ東北、シマダヤ西日本の3社に統合されている。各工場は食品安全マネジメントシステムの国際規格FSSC22000を取得し、品質管理を徹底する。物流は委託先の協力のもと、本州を中心に安定供給体制を敷く。2025年3月期には、シマダヤ東北仙台工場の閉鎖に伴う減損損失を計上したが、全体の生産能力に大きな影響はない。
グループ企業による機能分担
当社グループは、持株会社体制を取らずに、親会社シマダヤ株式会社が販売と原材料購買を担い、製造を3つの地域子会社が行う構造である。シマダヤ関東株式会社は東京・埼玉・群馬・千葉の工場を、シマダヤ東北株式会社は宮城・福島の工場を、シマダヤ西日本株式会社は滋賀・兵庫・岐阜の工場を管轄する。シマダヤ商事株式会社はグループへの車両リース、消耗品販売、損害保険代理などの間接業務を提供する。親会社は原材料を一括購買し、子会社に有償支給する。また、一部の麺やつゆ・具材はOEM委託先から調達する。この分業体制により、生産効率と購買交渉力を高めている。
安定的な財務基盤
2025年3月期の連結業績は、売上高396億円、営業利益34億円、純利益26億円であった。営業利益率は8.6%と食品業界で良好な水準を維持する。2026年3月期は売上高410億円、営業利益38億円、純利益26億円と、引き続き増収増益を見込む。財務面では、自己資本比率は約71%(負債75億円、純資産184億円)と高く、安定した財政基盤を持つ。キャッシュフローは営業活動で40億円の資金を生成する一方、設備投資に29億円、自己株式取得に14億円を支出している。配当は8.8億円を支払い、株主還元にも積極的である。
業界の中での役割は麺類製造メーカー(家庭用・業務用)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01一般家庭(食品小売)主力
家庭用に麺類と関連食品を製造販売。チルド麺と冷凍麺を主力とし、食品スーパーなどの量販店に供給する。特に関東で高いシェアを持つ。
- 流水麺国内シェア上位
- ゆでずに水でほぐすだけで食べられるチルド麺。
- 健美麺
- 健康志向の茹麺。からだにやさしい商品として開発された。
- LL麺
- 常温で100日保存可能なロングライフ麺。
02外食・中食産業主力
外食・中食向けに麺類を製造販売。冷凍麺が中心で、業務用卸店や商社、大手外食店に供給する。
- 業務用冷凍麺国内シェア上位
- 長期保存可能で茹でたてのおいしさを再現する冷凍麺。豊富なラインナップと付加価値商品が強み。
03その他(社内サービス)副次
連結子会社が車両リースや消耗品販売、損害保険代理などのサービスをグループ内に提供する。
製品と技術
流水麺が拓いた即席チルド麺市場
1988年に発売された「流水麺」は、同社の技術力を象徴する商品である。通常の茹で麺は調理に湯を沸かす必要があるが、流水麺は製造工程で一度茹でた後、特殊な製法で麺の表面を処理することで、水でほぐすだけで食べられる状態に仕上げている。これにより、忙しい消費者や調理設備の限られた環境でも手軽に麺料理を楽しめるようになった。発売以来、家庭用チルド麺のスタンダードとして定着し、同社のブランド力向上に大きく貢献した。現在では「流水麺」シリーズとして、焼きそば、うどん、そうめんなど多様なバリエーションを持つ。製造はFSSC22000認証工場で行われ、品質と安全性が保証されている。
健美麺と真打が支える健康志向ライン
「健美麺」は、糖質やカロリーを抑えた健康志向の麺ブランドである。食物繊維を強化したり、たんぱく質を増やしたりするなど、特定保健用食品や機能性表示食品の要件に対応した商品を揃える。例えば、糖質50%オフのうどんや、たんぱく質10gの焼きそばなどがラインナップされる。一方、「真打」シリーズは、生麺のコシと風味を追求した高品質ラインであり、業務用と家庭用の両方で展開する。これらの商品は、同社の開発キーワード「7K」(健康、簡便、高品質、買い置き、経済性、国産、環境)に沿って開発され、健康寿命延伸という社会課題に応える。家庭用だけでなく、業務用として病院や介護施設にも採用されている。
業務用冷凍麺の課題解決型製品群
業務用冷凍麺は、外食・中食産業向けに、調理の効率化と品質維持を両立した製品を提供する。代表的なものに「流水α麺」があり、解凍後も時間が経過しても食感を保つ特性を持つ。また、「ミニダブル」は1食ずつ簡単に割れる形状で、大盛・小盛の調整やロス削減に貢献する。さらに、「健美麺」の業務用バージョンも用意され、健康メニューを提供する飲食店の需要を捉える。同社は、展示会への参加や提案型営業により、顧客の調理オペレーションの効率化やメニュー開発を支援する。業務用冷凍麺の全国シェア19%は、これらの付加価値と営業力に支えられている。生産は4工場で行われ、日本全国に安定供給される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
食料品のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア上位流水麺2025年度家庭用チルド麺全国販売金額シェア第2位一般家庭(食品小売)
- 国内シェア上位業務用冷凍麺2025年業務用冷凍麺全国販売金額シェア第2位外食・中食産業
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
製粉業界で中位、内食需要に強み
同社は食料品業界、特に製粉関連に属し、売上高は約400億円で、業界内では中位に位置する。日清製粉グループ本社やニップンといった大手が市場をリードする中、同社は中規模ながら、麺類などの加工食品で独自の地位を築いている。また、昭和産業や日東富士製粉と比較しても、製品ポートフォリオの違いで差別化を図っている。2025/3期の営業利益率は8.59%と高く、収益性は良好で、業務用や家庭用の需要に支えられている。
強み
- 営業利益率が8%台と高く、効率的な生産体制とコスト管理ができている。
- 麺類などの加工食品でブランド力があり、付加価値の高い製品を提供している。
- 家庭での食事需要に強く、安定した需要が見込める。
- 業務用・家庭用の両方で販売網を構築し、幅広い顧客にリーチしている。
課題
- 小麦などの原材料価格の変動が業績に影響し、コスト転嫁が難しい局面がある。
- 日清製粉などの大手と比べ、規模やブランド力で劣り、シェア拡大が難しい。
- 国内の人口減少に伴い、食料品全体の需要が縮小するリスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
食料品の時価総額近傍。太字がシマダヤ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2009鳥越製粉 | 287億円 | 22.5倍 |
| 2 | 2933紀文食品 | 256億円 | 23.2倍 |
| 3 | 2819エバラ食品工業 | 251億円 | 13.9倍 |
| 4 | 2266六甲バター | 247億円 | 11.8倍 |
| 5 | 2804ブルドックソース | 247億円 | 9.8倍 |
| 6 | 250Aシマダヤ | 243億円 | 9.3倍 |
| 7 | 2882イートアンドホールディングス | 231億円 | 61.8倍 |
| 8 | 4404ミヨシ油脂 | 227億円 | 13.1倍 |
| 9 | 2892日本食品化工 | 225億円 | 19.1倍 |
| 10 | 2903シノブフーズ | 207億円 | 11.0倍 |
| 11 | 2938オカムラ食品工業 | 206億円 | 23.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 39件
名古屋で創業し東京に拠点を移した1949〜1959年
シマダヤの起源は、1949年3月に名古屋市昭和区で設立された「株式会社島田屋」である。同じ年、11月には東京都墨田区に「株式会社島田屋本店」が設立され、名古屋と東京の二拠点体制が始まった。1959年7月、本店住所を東京都渋谷区に移転し、以降本社機能は渋谷に定着する。当初から麺類の製造販売を手掛け、地元密着型の事業を展開していたが、東京進出により販路を全国へ広げる足掛かりを得た。この時期は、戦後間もない混乱期にあって、食料品需要の高まりを背景に事業基盤を固めた。
東北・埼玉への工場進出と組織再編の1960〜1980年
1967年8月、宮城県古川市に東北工場を設置(後に宮城シマダヤとして独立)。1970年4月には埼玉農産興業を買収し深谷工場とし、埼玉シマダヤへと発展させる。同年8月、東京都昭島市の島田屋食品を吸収合併し東京工場とする。1975年には東京配送センターを昭島市に設置し、物流体制を強化。1977年4月、商号を「株式会社島田屋本店」に変更し、同年12月には休眠会社だった旧島田屋本店(1949年設立)を吸収合併するという複雑な再編を経て、法人格を整理した。1980年3月には昭島市に開発研究所を設置し、技術開発の拠点を整えた。この20年間で、生産拠点を関東・東北に拡大し、組織の統一を進めた。
流水麺のヒットと商号変更の1988〜1997年
1988年4月、同社の歴史を画する商品「流水麺」を発売。ゆでずに水でほぐすだけで食べられるという新しい調理法が支持され、家庭用麺市場に革新をもたらした。この成功を受け、1990年6月には群馬シマダヤを設立し生産能力を増強。1997年4月、商号を「シマダヤ株式会社」に統一し、ブランド名と社名を一致させた。流水麺はその後も改良を重ね、同社の代表商品として定着する。この時期、家庭用チルド麺市場での地位を確立し、後のシェア拡大の基盤となった。
M&Aによるグループ拡大と統合の1998〜2014年
1998年5月、中部シマダヤ(後の岐阜工場)を設立し、西日本への展開を開始。2002年には埼玉シマダヤと群馬シマダヤを子会社化し、同年両社を合併させ前橋工場とした。2004年には東京工場を分社化し東京シマダヤを設立。2006年にはエス・エス・デリカ(後の松戸工場)を設立。2010年代に入るとM&Aを加速し、2010年に群馬の株式会社群麺センター、同年に滋賀の丸中製麺、2014年に宮城シマダヤが千鳥屋製麺所を子会社化、さらに高砂食品、中野食品、寿製麺を次々とグループに加えた。これらの企業は各地の地域密着型製麺メーカーであり、買収により全国網を完成させた。
メルコホールディングス傘下とグループ再編の2016〜2018年
2016年4月、シマダヤは株式会社メルコホールディングスの持分法適用関連会社となる。同年10月、海外事業を担うシマダヤインターナショナルを設立。2018年4月には、メルコホールディングスの100%子会社となり、グループの経営体制が大きく変わった。同時に、グループ内の製造子会社を統合する大規模再編を実施。東京シマダヤを存続会社としてエス・エス・デリカ、中野食品、群麺センター、埼玉シマダヤ、高砂食品を吸収合併し「シマダヤ関東」に。宮城シマダヤが千鳥屋製麺所を吸収し「シマダヤ東北」に。シマダヤ近畿が中部シマダヤを吸収し「シマダヤ西日本」に。これにより製造子会社が3社に集約され、経営効率が向上した。
事業の選択と集中の2019年以降
2019年4月、シマダヤインターナショナルを吸収合併し、海外事業を直接管掌する体制に変更。同年10月には、シマダヤ関東八潮工場を株式会社今里食品に事業譲渡し、生産拠点の整理を進めた。2025年3月期にはシマダヤ東北仙台工場を閉鎖し、減損損失を計上。これらの動きは、グループ全体の収益性向上を目的とした選択と集中の一環である。一方で、家庭用・業務用ともに市場シェアを伸ばし、売上高は2021年3月期の311億円から2025年3月期には396億円へと増加。2026年3月期には411億円を見込み、成長軌道を維持している。
年表39件を開く
1940年代
- 1949年3月創業名古屋市昭和区に株式会社島田屋を設立。
1950年代
- 1955年11月創業東京都墨田区に株式会社島田屋本店を設立。
- 1959年7月本店住所を東京都渋谷区に移転。
1960年代
- 1967年8月宮城県古川市に東北工場設置。(1972年に宮城シマダヤ株式会社として独立)
- 1969年2月創業明和食品株式会社を設立。(1976年2月にシマダヤ商事株式会社へ商号を変更)
1970年代
- 1970年4月M&A埼玉農産興業株式会社を買収して深谷工場とする。(1971年に埼玉シマダヤ株式会社として独立)
- 1970年8月M&A東京都昭島市にある島田屋食品株式会社を吸収合併し東京工場とする。
- 1975年5月東京都昭島市に東京配送センターを設置。
- 1977年4月商号変更株式会社島田屋の商号を株式会社島田屋本店に変更。
- 1977年12月創業休眠会社となっていた株式会社島田屋本店(1949年3月設立)に吸収合併。
1980年代
- 1980年3月東京都昭島市に開発研究所を設置。
- 1983年4月東京工場を近代的工場に改築。
- 1987年6月東京配送センターを同じ昭島市に移転。
- 1987年7月M&Aシマダヤ商事株式会社の営業全部を譲り受け統合する。
- 1988年4月「流水麺」発売。
1990年代
- 1990年6月創業群馬シマダヤ株式会社設立。
- 1997年4月商号変更商号をシマダヤ株式会社に変更。
- 1998年5月創業中部シマダヤ株式会社(現 岐阜工場)設立。
- 1998年9月東京工場を増改築、第二工場稼動。
2000年代
- 2002年6月物流センターを武蔵村山市に移転。
- 2002年6月M&A埼玉シマダヤ株式会社を子会社化。
- 2002年10月M&A埼玉シマダヤ株式会社と群馬シマダヤ株式会社が合併し存続会社が埼玉シマダヤ株式会社(現 前橋工場)となる。
- 2004年4月創業東京工場を分社し、東京シマダヤ株式会社(現 東京工場)設立。
- 2004年12月開発研究所を同じ昭島市に移転。
- 2006年2月創業エス・エス・デリカ株式会社(現 松戸工場)設立。
2010年代
- 2010年4月M&A株式会社群麺センター(現 群馬工場)を子会社化。
- 2010年8月M&A丸中製麺株式会社(現 滋賀工場)を子会社化。
- 2014年4月M&A宮城シマダヤ株式会社(現 古川工場、郡山工場)が株式会社千鳥屋製麺所(現 仙台工場)を子会社化。
- 2014年5月M&A高砂食品株式会社(現 埼玉工場)を子会社化。
- 2014年6月M&A中野食品株式会社(八潮工場)、寿製麺株式会社(現 兵庫工場)を子会社化。
- 2016年4月M&A丸中製麺株式会社(現 滋賀工場)が存続会社で寿製麺株式会社(現 兵庫工場)を吸収合併、シマダヤ近畿株式会社に商号変更。
- 2016年4月株式会社メルコホールディングスの持分法適用関連会社となる。
- 2016年10月創業シマダヤインターナショナル株式会社を設立。
- 2018年4月株式会社メルコホールディングスの100%子会社となる。
- 2018年4月M&A東京シマダヤ株式会社(現 東京工場)が存続会社でエス・エス・デリカ株式会社(現 松戸工場)、中野食品株式会社(八潮工場)、株式会社群麺センター(現 群馬工場)、埼玉シマダヤ株式会社(現 前橋工場)、高砂食品株式会社(現 埼玉工場)を吸収合併、シマダヤ関東株式会社に商号変更。
- 2018年4月M&A宮城シマダヤ株式会社(現 古川工場、郡山工場)が存続会社で千鳥屋製麺所株式会社(現 仙台工場)を吸収合併、シマダヤ東北株式会社に商号変更。
- 2018年4月M&Aシマダヤ近畿株式会社(現 滋賀工場、兵庫工場)が存続会社で中部シマダヤ株式会社(現 岐阜工場)を吸収合併、シマダヤ西日本株式会社に商号変更。
- 2019年4月M&Aシマダヤインターナショナル株式会社を吸収合併。
- 2019年10月シマダヤ関東株式会社八潮工場を株式会社今里食品に事業譲渡。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
家庭用事業の収益改善
家庭用チルド麺の春夏期だけでなく秋冬期の販売拡大、西日本地域への経営資源投入、販売・商品・生産・物流の業務改善により収益改善を図る。
- 02
生産体制の再構築
冷凍麺の需要増に対応するため生産キャパシティを確保し、収益性の低い工場は業務改善、省人化・効率化投資により生産性を高める。
- 03
人材の育成・確保
従業員研修制度の充実、DX等の専門施策推進、公正な人事制度の確立により核となる人材を育成。賃金改定や採用強化で人手不足に対応する。
- 04
商品力の強化
基幹ブランド商品の仕様見直しによる原価低減と拡売、不採算商品の戦略的撤退、潜在ニーズに対応する新技術開発とヒット商品創出に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で832人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は677万円で、1期前と比べて+1.6%。平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は17.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 666 | 42.0 | 17.8 | 853 | 399 |
| 2026年3月 | 677 | 42.5 | 17.9 | 832 | 457 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社メルコグループ(注)1東京都千代田区 · その他の関係会社議決権38.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は411億円、営業利益は38億円。前期と比べると増収増益で、売上が+3.8%、利益が+11.8%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 434億円 | 411億円 |
| 営業利益 | 37億円 | 38億円 |
| 純利益 | 26億円 | 26億円 |
| 1株あたり配当 | ¥54 | ¥54 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
5期分
直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は8億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 219 | 26 | 11.9 | 19 |
| 2025年4Q | 177 | 8 | 4.5 | 7 |
| 2026年2Q | 228 | 28 | 12.3 | 18 |
| 2026年4Q | 183 | 10 | 5.5 | 8 |
| 2027年1Q | 109 | 8 | 7.3 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は311億円から411億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は9.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 311 | — | 16 | — | 10 |
| 2022年3月 | 313 | — | 15 | — | 11 |
| 2023年3月 | 341 | — | 24 | — | 18 |
| 2024年3月 | 390 | — | 35 | — | 25 |
| 2025年3月 | 396 | 34 | 34 | 8.6 | 26 |
| 2026年3月 | 411 | 38 | 39 | 9.2 | 26 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高411億円のうち、営業利益として残るのは38億円で9.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.1%288億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.7%85億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.2%38億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが40億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは11億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は43億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 28 | −59 | −13 | −31 | 52 |
| 2024年3月 | 47 | 48 | −107 | 95 | 40 |
| 2025年3月 | 31 | −12 | −3 | 19 | 56 |
| 2026年3月 | 40 | −29 | −23 | 11 | 43 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は260億円。このうち返さなくてよい自己資本が185億円で、自己資本比率は71.0%(業種中央値56.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 289 | 190 | 99 | 65.6 |
| 2022年3月 | 285 | 196 | 89 | 68.7 |
| 2023年3月 | 298 | 196 | 102 | 65.7 |
| 2024年3月 | 239 | 158 | 81 | 66.3 |
| 2025年3月 | 248 | 181 | 68 | 72.7 |
| 2026年3月 | 260 | 185 | 75 | 71.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
食料品 123社との比較
同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで123社中15位あたり、逆に低いのは売上成長率で123社中55位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,598で、1年前と比べて-5.3%。過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 |
| PER (会社予想) | 8.8倍 |
| PBR | 1.22倍 |
| 配当利回り | 3.38% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は25日移動平均線(1661円)とほぼ同水準で、方向感は乏しい展開です。1ヶ月で+1.8%と小幅上昇しましたが、200日線(1733円)を下回っており、52週高値1980円からは-16.2%下落しています。RSIは44.3と中立よりやや弱く、出来高は7/29に32,300株と増加しましたが、7/31は27,900株でした。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)。
PERは9.70倍で業界平均28.05倍を大きく下回り、割安感が強い。PBRは1.29倍で平均1.61倍を下回り、ROEは14.2%と高い収益性を示す。配当利回りは3.13%と平均2.29%を上回り、配当性向も31.8%と適正水準で株主還元も充実。業績は増収増益基調にあるが、今期の純利益は横這いで成長鈍化が懸念される。総合的に割安と評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 | 28.6倍 |
| PER (予想) | 8.8倍 | — |
| PBR | 1.22倍 | 1.63倍 |
| ROE | 14.2% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
即席麺市場は成熟しているが、同社は健康志向商品の投入で新需要を開拓している。強気派は、付加価値商品の拡大で売上・利益が成長するとみる。弱気派は、原材料高や人口減少による市場縮小でコスト増と低価格競争が続くと懸念。
- 健康需要の取り込み
低糖質麺など機能性商品が好調で、高価格帯の販売が拡大
- シェア拡大
ゆで麺市場でトップクラス、競合他社を引き離す
- 収益性改善
営業利益率は8%台後半まで改善、2026年も増益予想
- 2026年3月期の営業利益38億円、営業利益率9.25%に改善決算発表後影響中
売上高411億円、営業利益は前期比11.8%増。利益率は2年連続で上昇.
- PER9.7倍・PBR1.29倍の割安株不定影響弱
ROE14.2%の高収益に対し、PERは1桁台。小型株で見直し余地.
- 配当利回り3.13%で下支え継続影響弱
3.13%の配当利回りは安定配当を示し、株価下落を緩和する.
- 3期連続の増収、売上高は390→411億円通年影響中
売上高は390→396→411億円と右肩上がり。増収基調が利益を牽引.
- 市場縮小リスク
即席麺需要は横ばい、人口減少で中長期的に縮小の可能性
- 原材料高
小麦粉やエネルギー価格の上昇が収益を圧迫
- 価格競争
プライベートブランドとの競争で値下げ圧力が強い
- 純利益が26億円で2期横ばい通年影響中
2025年3月期と2026年3月期の純利益がともに26億円。増収効果が利益化されない.
- 時価総額252億円の小型株、流動性懸念継続影響弱
時価総額252億円は市場で小型に分類され、売買高が細い.
- 外国人所有比率4.76%と低く、需給が偏る不定影響弱
外国人の持ち切りが少なく、海外投資家の参加が低調で需給が脆弱.
- 株価が1年で9.4%下落、下降トレンド継続影響弱
直近1年で株価は9.35%下落。業績改善にも株価が追随しない状態.
- 機能性商品の売上構成比
- 高付加価値戦略の進捗を示し、収益性向上の鍵
- 原材料費率
- 小麦粉価格の変動がコストに直結するため
- 販売チャネル別動向
- スーパー・コンビニの需要動向が売上を左右する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり54円。いまの株価に対する利回りは3.38%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥54
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ14,903人。区分でいちばん多いのは個人・その他で46.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.7%を占め、残る53.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 42.8 | 46.6 |
| 事業法人 | 47.5 | 40.2 |
| 金融機関 | 4.3 | 6.5 |
| 自己株式 | 0.0 | 5.9 |
| 外国法人 | 4.5 | 4.7 |
| 証券会社 | 1.0 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社メルコグループ | 31.94 |
| 02 | 牧 寛之 | 12.83 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.94 |
| 04 | 公益財団法人牧誠財団 | 3.29 |
| 05 | 株式会社ニップン | 1.74 |
| 06 | 日清製粉株式会社 | 1.74 |
| 07 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.01 |
| 08 | ヨシダ トモヒロ | 0.74 |
| 09 | 岩崎 泰次 | 0.63 |
| 10 | STATE STREETBANK AND TRUST COMPANY505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 0.55 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-15牧 寛之変更報告13.93%-0.94pt
- 2026-05-13牧 寛之新規の大量保有報告13.93%-0.94pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+164%、1株純資産は6期で+3%。直近期のROEは14.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 65 | 1,248 | 5.3 | — | 43.0 |
| 2022年3月 | 69 | 1,287 | 5.5 | — | 40.3 |
| 2023年3月 | 121 | 1,286 | 9.3 | — | 34.6 |
| 2024年3月 | 166 | 1,042 | 14.3 | — | 322.4 |
| 2025年3月 | 168 | 1,188 | 15.1 | 9.9 | 37.4 |
| 2026年3月 | 171 | 1,291 | 14.2 | 10.5 | 31.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岡田賢二 | 代表取締役 社長執行役員 | 56 | 27,634 |
| 相馬紳一郎 | 取締役 専務執行役員 | 68 | 1,955 |
| 小原伸之 | 取締役 常務執行役員 成長マーケット 開発事業本部長 | 63 | 4,979 |
| 佐々木敏夫 | 取締役 常務執行役員 業務用事業本部長 | 65 | 1,904 |
| 曽根田直基 | 取締役 常務執行役員 家庭用事業本部長 | 54 | 11,560 |
| 太田智之 | 取締役 執行役員経理部長 | 55 | 500 |
| 加藤優 | 取締役 監査等委員 | 64 | 500 |
| 長瀬吉昌 | 取締役 監査等委員 | 68 | 3,626 |
| 深山隆 | 取締役 監査等委員 | 67 | 1,560 |
| 髙木康行 | 取締役 監査等委員 | 62 | 1,029 |
| 坂井愛 | 取締役 監査等委員 | 51 | 1,560 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 135 | 23 | 158 | 26 |
| 取締役(社内) | 2 | 16 | — | 16 | 8 |
| 社外取締役 | 3 | 14 | — | 14 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,142字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,294字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,065字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,112字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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