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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本基礎技術

japan foundation engineering co.,ltd.1914 · Standard · 建設業

法面保護やダム基礎など、地盤・土質系土木工事の専門会社。

概要

日本基礎技術は、法面保護や地盤改良などの建設基礎工事を主力とする建設業者である。連結子会社に米国のJAFEC USAや株式会社オーケーソイルを持ち、国内と海外で事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は274億円、従業員数391名。

法面保護・地盤改良を中心とした事業構成

当社グループは、法面保護工事、ダム基礎工事、アンカー工事、重機工事、注入工事、維持修繕工事、環境保全工事を主な事業とする。これらの工事は、道路やダムなどのインフラ整備に不可欠であり、公共投資の動向に業績が左右される。建設コンサルタント及び地質調査業務も手掛け、技術力を生かした総合的なサービスを提供する。

米国子会社JAFEC USAによる海外展開

海外事業は、2009年10月に設立した米国ネバダ州の連結子会社JAFEC USA, Inc.が担う。主にLNG精製プラント基地の地盤改良工事など大型案件を手掛け、業績に大きく寄与する。2026年3月期にはトレーン4工区の前倒し発注を受けるなど、受注高を伸ばした。一方で、為替変動や現地の競争激化がリスク要因である。

連結子会社・関連会社によるグループ体制

グループは、当社のほか連結子会社2社(JAFEC USA、オーケーソイル)、関連会社2社(日本施設管理、オリオン計測)で構成される。オーケーソイルは都市部の地盤改良に強みを持ち、2010年4月に子会社化した。日本施設管理はダム施設管理・建設コンサルを、オリオン計測は地質調査・データ解析を担当し、グループ全体で幅広いニーズに対応する。

収益の変動と財務状況

売上高は2013年3月期の171億円から増加傾向にあり、2025年3月期には303億円に達したが、2026年3月期は274億円と減少した。純利益は2026年3月期に17億円と過去最高を更新。総資産は385億円、自己資本比率は約64%と財務体質は堅調である。受注高は300億円近くで推移し、今後の収益基盤を支える。

業界の中での役割は社会インフラ建設における地盤・斜面対策の専門施工会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
274億円
営業利益
15億円
営業利益率
5.5%
純利益
17億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建設工事主力

道路やダム、トンネルなどの建設現場において、法面保護工事、ダム基礎工事、アンカー工事、重機工事、注入工事、維持修繕工事、環境保全工事を施工する。政府や地方公共団体発注の公共工事が中心。

主な製品・サービス7
法面保護工事
斜面の崩落を防ぐための工事。鉄筋挿入や吹付けなど、地質に応じた工法で斜面を安定させる。
ダム基礎工事
ダム建設や改修に伴い、基礎地盤を改良・補強する工事。グラウチングなどにより水密性を確保する。
アンカー工事
斜面や構造物を引張力を用いて安定させるグラウンドアンカー工事。
重機工事
大型重機を用いた掘削・盛土などの土工事。
注入工事
地盤の強化や止水を目的として、薬液やモルタルを地中に注入する工事。
維持修繕工事
既設構造物の補修・補強工事。
環境保全工事
植生工などによる環境に配慮した斜面保護工事。

02建設コンサルタント・地質調査準主力

建設コンサルタント業務および地質調査業務を関連会社とともに行う。工事の前提となる調査・分析・設計支援を提供する。

主な製品・サービス2
建設コンサルタント
土木工事に関する調査、計画、設計、監理などのコンサルティング業務。
地質調査
工事に先立つ地盤や地質の調査・分析・データ解析業務。

製品と技術

法面保護工事:斜面の安定化工法

法面保護工事は、道路や造成地の斜面崩壊を防ぐ土木技術である。当社は、金網張りや吹付工法など各種工法を組み合わせ、長期的な安定性を確保する。2026年3月期の売上高は35億円と、全売上高の約13%を占める。公共工事を中心に安定した需要があるが、受注競争は激しい。

アンカー工事:地盤の補強技術

アンカー工事は、斜面や掘削面に鋼材を打ち込み、地盤を補強する技術である。当社は、PC鋼より線を用いた永久アンカーや仮設アンカーを施工し、ダムやトンネルなど大規模構造物の安定化に貢献する。2026年3月期の売上高は16億円と前期比28%増加し、成長分野の一つである。

注入工事:地盤改良の化学的手法

注入工事は、地盤に薬液を注入して強度や止水性を高める工法である。当社は、セメント系や薬液系の材料を用い、都市部の地下工事や既設構造物の補修に適用する。2026年3月期の売上高は34億円と前期比15%減となったが、高い技術力が評価され、今後も需要が見込まれる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

道路補修・基礎工事で安定、公共投資に依存

道路補修や基礎工事を中心とした建設業。老朽化インフラの補修需要を背景に、公共工事が主要な収益源。同業にはショーボンドHDやウエストHDなどがあり、技術力と実績で競争する。売上高は2024/3期の236億円から2025/3期に303億円へ拡大したが、2026/3期には274億円へ減少する見込み。営業利益率も6.27%から5.47%へ低下する。公共投資の動向や人件費・資材費の上昇が業績に大きく影響し、受注競争の激化で採算管理が重要となる。

強み

  • 老朽化した道路や橋の補修・更新需要は中長期的に堅調で、安定した受注基盤。
  • 基礎工事や補修工事で高い技術力を持ち、自治体や大手ゼネコンからの信頼を得る。
  • 2025/3期には売上高が303億円と伸び、公共工事の取り込みが奏功。
  • 特定分野に特化し、他社との差別化により一定の価格競争力を維持。

課題

  • 売上の多くを官公需に依存し、財政状況や補正予算の影響を受けやすい。
  • 2026/3期には売上高が減少見込みで、大型案件の獲得が業績を左右。
  • 建設業界全体で職人不足が深刻で、労務費の高騰や工期遅延のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が日本基礎技術

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11429日本アクア276億円13.3倍
21828田辺工業264億円7.5倍
31960サンテック264億円9.2倍
41972三晃金属工業263億円9.7倍
51847イチケン249億円7.8倍
61914日本基礎技術243億円9.2倍
71770藤田エンジニアリング215億円10.5倍
81867植木組185億円7.3倍
95078セレコーポレーション167億円14.1倍
101716第一カッター興業165億円9.6倍
111431Lib Work157億円146.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2013年から2016年:売上高の拡大基調

2013年3月期の売上高171億円から、2016年3月期には241億円まで増加した。公共投資の底堅さや、民間設備投資の回復が追い風となった。この間、純利益も0億円から10億円へと改善し、収益力の向上が見られた。しかし、2017年3月期には売上高211億円、純損失9億円と一時的に悪化した。

2017年から2021年:収益の不安定な時期

2017年3月期の赤字を挟み、その後は売上高220億円台で推移した。2020年3月期には売上高241億円、純利益5億円と回復したが、2021年3月期は売上高229億円、純利益2億円と低調だった。この時期、建設技能労働者不足や労務費高騰が経営を圧迫し、受注競争も激化した。米国子会社の貢献も限定的だった。

2022年から2024年:米国事業の本格化と成長

2022年3月期以降、米国LNG関連工事の受注が本格化し、2025年3月期には売上高303億円、営業利益19億円、純利益14億円を達成した。2024年3月期には売上高236億円、純利益9億円と安定した収益を計上。為替差益や投資有価証券売却益も利益を押し上げ、経営基盤を強化した。

2025年から2026年:大型工事の前倒しと業績変動

2026年3月期は、米国LNG工事のトレーン4が前倒し発注されたが、本施工は詳細設計・試験施工が中心で、売上高は前期比9.7%減の274億円にとどまった。一方、受注高は300億円と過去最高に迫り、翌期以降の収益化が期待される。営業利益15億円、純利益17億円と高水準を維持した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 受注高令和9年3月期まで27,610百万円
  • 売上高令和9年3月期まで32,300百万円
  • 営業利益令和9年3月期まで1,820百万円
  • 経常利益令和9年3月期まで2,060百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益令和9年3月期まで1,510百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    自動化と生産性向上による高齢化対策

    自動機械の開発・施工を推進し、働きやすい現場環境を整備するとともに、社員直営による技術技能継承を目的とした育成を進め、事務作業の簡易化・簡略化で習熟期間短縮と生産性向上を図る。

  2. 02

    付加価値技術の早期展開と業績拡大

    日本と米国に共通する技術需要に対し、技術開発の展開と国内外の技術評価制度・現場実装の連携を図り、開発から実装までの期間短縮による社会実装の展開拡大を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で391人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は799万円で、9期前と比べて+27.3%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月420
2018年3月395
2019年3月62842.918.5409
2020年3月69743.718.8413
2021年3月63543.919.1410
2022年3月70344.119.0418
2023年3月67843.918.9399
2024年3月70844.119.2395
2025年3月79544.019.0379501
2026年3月79943.718.4391384

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
機械センター及び工場6,517百万円
東京本社、東京支社、首都圏支店 — 東京都渋谷区幡ヶ谷1,173百万円
株式会社 オーケーソイル — 東京都足立区364百万円
本社 — 大阪市北区294百万円
九州支店 — 福岡市南区221百万円
新潟営業所 — 新潟県新潟市140百万円
JAFEC USA,Inc. — 米国カリフォルニア州サンノゼ市122百万円
研修センター — 兵庫県宍粟市山崎町116百万円
北関東営業所 — 群馬県前橋市97百万円
その他営業所等10ヵ所11百万円
ほか4件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は274億円営業利益15億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.6%、利益が-21.1%。

売上高
-9.6%
274億円
営業利益
-21.1%
15億円
純利益
+21.4%
17億円
営業利益率
5.5%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高323億円274億円
営業利益18億円15億円
純利益15億円17億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は68億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+25.9%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q631
2024年1Q5435.63
2024年2Q5211.91
2024年3Q5923.41
2024年4Q714
2025年2Q144128.310
2025年4Q15974.44
2026年2Q13186.17
2026年4Q14374.910
2027年1Q6868.87

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は171億円から274億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は5.5%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月17110
2014年3月20661
2015年3月2221016
2016年3月2411310
2017年3月211−2−9
2018年3月22762
2019年3月24562
2020年3月241125
2021年3月22972
2022年3月221105
2023年3月239105
2024年3月236149
2025年3月30319196.314
2026年3月27415215.517

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高274億円のうち、営業利益として残るのは15億円5.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金82.8%227億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%32億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.5%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.8pt
5.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−8億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は52億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−2−1451
2014年3月−20−2−2−2225
2015年3月1410−22447
2016年3月1115−52668
2017年3月7−15−4−857
2018年3月13−12−7150
2019年3月23−10−51358
2020年3月5−2−13348
2021年3月14−8−3650
2022年3月12−30959
2023年3月10−9−3158
2024年3月17−14−4356
2025年3月4−19−3−1540
2026年3月1−818−752

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は385億円。このうち返さなくてよい自己資本が247億円で、自己資本比率は64.1%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2742146078.0
2014年3月2862176975.8
2015年3月3022386478.8
2016年3月3072426578.7
2017年3月3002316977.1
2018年3月3162298772.5
2019年3月3182368274.3
2020年3月3082327675.3
2021年3月3092268373.4
2022年3月3012119070.2
2023年3月3022069668.2
2024年3月32821910966.8
2025年3月3182308872.2
2026年3月38524713864.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
53億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
158億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
138億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率140社中47位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中129位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.5%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.1%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.6%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥827で、1年前と比べて+30.7%過去52週の値幅のなかでは99%の位置にある。

¥827+1.1%1ヶ月+15.5%1年+30.7%時価総額243億円
過去52週の値幅
安値¥611高値¥829

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.2倍
PER (会社予想)10.0倍
PBR0.61倍
配当利回り3.63%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末の652円から上昇を続け、7月29日に732円の直近高値をつけました。8月7日は720円と25日線(703円)を上回っており、上昇トレンドが継続しています。52週高値779円に対して約7.6%の距離。75日線(695円)も回復し、RSIは70.0と過熱圏に位置。出来高は7月29日に128,900株と急増した後、8月は1万株前後に縮小しており、上値追いには慎重な姿勢が見られます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは8.03倍と業界平均14.07倍を大きく下回り、PBRは0.5328倍と1倍を割り込んでおり、同業界平均1.51倍と比較しても極端に割安。配当利回りは4.17%で業界平均3.48%を上回る。ROEは7%と低めだが、収益性は安定している。ただし、今期の売上高は減少予想であり、業績の変動には注意が必要。資産価値に比べて株価が低く、配当利回りも高いため、割安と判断。ただし、業界平均との比較ではPBRの乖離が大きく、割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.2倍14.4倍
PER (予想)10.0倍
PBR0.61倍1.55倍
ROE7.0%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

基礎工事専門会社として、建設投資の動向に業績が左右される構図にある。強気派は、都市再開発やインフラ老朽化対策で地盤改良・杭工事の需要が底堅いとみる。また、近年の売上高と利益の増加基調や、PBR 0.53倍と割安感がある点を評価する。一方、弱気派は、建設業界全体の人材不足や賃金上昇が利益率を圧迫すると懸念する。さらに、2026年3月期の売上高予想が前年比で減少する見込みであり、受注環境の悪化を指摘する。専門特化ゆえに市場規模が小さく、成長余地に限界があるとの見方も根強い。

プラスに働く材料7
  • 都市再開発で需要

    都市部の再開発や杭基礎需要は底堅く、受注は安定傾向。

  • PBR0.5倍台は割安

    時価総額211億円に対し純資産は潤沢で、バリュエーションは低位。

  • 利益率の改善

    2026年3月期は純利益17億円と過去最高水準の見込み。

  • 純利益17億円と3期連続増益決算発表後影響

    純利益は9→14→17億円と増加。最高益を更新

  • PBR0.53倍と解散価値を下回る継続影響

    PBR0.5328倍は純資産の半値。株主価値の再評価余地

  • PER8.03倍・配当利回り4.17%通年影響

    PER8.03倍と低水準。配当利回り4.17%と株式の割安感

  • 営業利益15億円を確保し安定継続影響

    営業利益は15億円。前期の19億円から減ったが水準は維持

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少予想

    2026年3月期の売上高は274億円と前期から減収見込み。

  • 人件費の高止まり

    建設技能労働者の不足で労務費が上昇し、採算が悪化する恐れ。

  • 受注競争の激化

    同業他社との価格競争が激しく、利益率が伸び悩む。

  • 売上高274億円と前期比9.6%減決算発表後影響

    売上高は303→274億円と大きく減少。需要減速のシグナル

  • 営業利益15億円と前期比21%減通年影響

    営業利益は19→15億円へ減少。原価高騰が利益を圧縮

  • 営業利益率が0.8pt低下継続影響

    営業利益率は6.27%→5.47%と低下。収益力の低下が懸念

  • 業績予想の開示がなく不透明不定影響

    予想PERが未公表。来期の業績が見通せず投資判断が難しい

次の決算で確かめる点
受注高
基礎工事は受注産業であり、今後の売上高を占う先行指標になる。
売上高総利益率
労務費と材料費の変動が収益性に直結するため。
公共工事比率
公共投資は景気の影響を受けにくく、安定性の度合いを測れる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは3.63%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.63%
いまの株価に対して
配当性向
42.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月8
2018年3月80.0125.1
2019年3月80.087.2
2020年3月1025.078.0
2021年3月100.0102.2
2022年3月1330.052.8
2023年3月130.038.4
2024年3月1623.132.4
2025年3月2450.049.5
2026年3月3025.042.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,823人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.0%を占め、残る75.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.661.665.267.369.471.7
自己株式23.230.631.831.734.337.7
事業法人17.917.317.615.915.615.0
金融機関20.818.815.513.411.110.0
外国法人2.41.41.12.42.62.5
証券会社1.30.90.51.01.30.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本基礎技術取引先持株会9.15
02日本国土開発株式会社3.52
03日本基礎技術従業員持株会2.63
04株式会社りそな銀行2.63
05株式会社北陸銀行2.54
06東陽商事株式会社2.33
07日本生命保険相互会社1.73
08前川 貞夫1.32
09三菱UFJ信託銀行株式会社1.18
10丸全昭和運輸株式会社1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+19389%、1株純資産は14期で+80%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月07490.0677.2
2014年3月37590.3120.0
2015年3月588356.97.516.0
2016年3月338564.012.426.7
2017年3月−32818
2018年3月78360.957.4125.1
2019年3月68770.765.787.2
2020年3月198792.219.478.0
2021年3月99560.959.3102.2
2022年3月229872.333.252.8
2023年3月251,0312.520.438.4
2024年3月471,0954.410.832.4
2025年3月741,1916.48.949.5
2026年3月901,3517.07.542.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額243百万円。

氏名役職年齢保有株数
中原巖代表取締役 社長 営業本部担当役員 技術本部担当役員 機械施工推進本部担当役員296,000
田中邦彦専務取締役 執行役員 事務管理本部長79,000
持田裕晋取締役 執行役員55,000
厨川道雄取締役50,000
岡村裕取締役41,000
池田昌義監査役(常勤)17,000
相内真一監査役33,000
松永烈監査役10,000
氷坂智晶監査役4,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員41009219348
社外取締役6331346
その他役員1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容390字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社2社、関連会社2社で構成され、法面保護工事、ダム基礎工事、アンカー工事、重機工事、注入工事、維持修繕工事、環境保全工事ならびにこれらに関する事業を行っており、あわせて建設コンサルタント及び地質調査を行っている。連結子会社のJAFEC USA,Inc.は、海外工事への参入を図るため平成21年10月に米国ネバダ州に設立し、株式会社オーケーソイルは、都市部の地盤改良工事および海外工事に実績があるため平成22年4月に子会社化した。また、関連会社の日本施設管理株式会社は、当社業務に関連するダム施設管理業務および建設コンサルタント業務を、株式会社オリオン計測は当社業務に関連する地質調査やデータ解析を行っている。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。 (建設工事) (建設コンサル・地質調査等)
経営方針・対処すべき課題1,023字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、人と環境の共生を目指し、建設基礎技術で豊かな社会創りに貢献するため、社員一人ひとりの可能性を引き出し、顧客そして社会から信頼される技術者集団を目指すこととしている。 (2)目標とする経営指標および中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、今後持続的に成長できる会社グループとして生き残っていくために、中長期的には、高齢化対策と若年者の入職助長、付加価値技術の早期展開による業績拡大を図り、数値目標達成のため、全社を挙げて最大限の業績の進展に努めていく。 ①目標と重点施策 (a)高齢化対策と若年者の入職助長 ・自動機械の開発と自動機械施工を推進して、働きやすい現場環境を整備するとともに、生産性の向上を図る。 ・自動機械施工の社員直営による技術技能継承を目的とした社員育成を推進する。 ・事務作業の簡易化、簡略化を図り、現場事務作業の習熟期間の短縮と生産性の向上を図る。 (b)付加価値技術の早期展開による業績拡大 ・日本国内および米国に共通する技術需要に対して、技術開発の展開と国内外の技術評価制度と現場実装の連携を図り、開発から現場実装実績までの期間短縮による社会実装の展開拡大を実現する。 ②数値目標(令和9年3月期) 受注高 27,610百万円 売上高 32,300百万円 営業利益  1,820百万円 経常利益  2,060百万円 親会社株主に帰属する当期純利益  1,510百万円 (3)対処すべき課題 今後の見通しについては、公共投資は、引き続き底堅く推移することが見込まれ、民間設備投資においても、堅調な企業収益を背景に持ち直しの傾向が続くことが予測されるが、中東情勢の緊迫化による物価上昇などの影響について十分に注意する必要がある。また、建設技能労働者不足は深刻化しており、労務費の高騰が継続するなど、業界を取り巻く環境は、厳しさを増していくものと予測される。一方、米国現地法人においては、LNG精製プラント基地地盤改良工事が継続するものの、前期に計上した為替差益および投資有価証券売却益は、不透明な状況である。 以上、内外の状況を慎重に考慮した上で、当社グループの数値目標の達成に向け、重点施策に従って、全社を挙げて取り組んでいく所存である。
事業等のリスク1,738字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがある。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)法的規制に関するリスク 当社グループの国内事業は、売上高の約6割(令和8年3月期56.6%)が公共工事である。公共工事への参加を希望する場合は、一般競争(指名競争)参加資格審査申請書の提出と厳格な入札執行が要求されており、これらの手続きにおいて虚偽の申請や不正な入札行為を行った場合は、建設業許可の取消し、営業の停止や指名停止の処分が科せられ、当社グループの経営計画に多大な影響を及ぼすことになる。 ①一般競争(指名競争)参加資格審査申請 公共工事の入札参加を希望する場合は、経営事項審査の総合評定値通知書を添付のうえ、一般競争(指名競争)参加資格審査申請書を関係省庁に提出し、認定を得なければならない。 この際、経営事項審査申請内容に虚偽の記載があった場合は、行政処分(建設業許可の取消し、営業の停止)や指名停止処分が科せられる。また、一般競争(指名競争)参加資格審査申請においても、虚偽の記載等があった場合は、競争参加資格の認定は受けられず、認定後に発覚した場合には取消されることがある。 ②入札行為 独占禁止法違反や官製談合等の不正な入札行為を行った場合は、公正取引委員会から排除勧告が行われる。排除勧告を受けた場合は、営業禁止や営業停止の行政処分の他、国および地方自治体から指名停止の処分が科せられる。 (2)公共工事依存に関するリスク 当社グループの国内事業は、売上高に占める公共工事の割合が高いため、その業績は、国および地方自治体の財政事情に左右される公共投資の規模に大きな影響を受ける。公共投資が削減された場合、さらに同業他社との過当な価格競争が余儀なくされ、その結果、当社グループの受注高、売上高、利益が減少するリスクがある。 (3)技術水準維持に関するリスク 当社グループは、常に仕事の量と質に見合った組織と人員体制を指向していく必要がある。このような中で、技術水準を維持するためには、職員一人一人に高い技能、技術力および管理能力が求められる。特に工事品質の保持とオリジナル工法の技術力の向上と維持は、当社グループにとって重要な課題であり、業績に大きな影響を及ぼすので、技術者の育成が重要であると考えている。 (4)工事施工に関わるリスク 工事施工中における人的・物的事故あるいは災害の発生や工事引渡後における手直し工事の発生等、予期せぬ費用 の発生により、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (5)不採算工事の発生に関わるリスク 工事施工段階での想定外の追加原価等の発生により、不採算工事が発生した場合には、当社グループの業績は影響 を受ける可能性がある。 (6)貸倒リスク 当社グループは、売上高の約9割(令和8年3月期95.2%)が下請工事であるため、公共工事が縮小された場合にともなう競争激化や、金融機関の不良債権処理圧力等の影響を受けた発注ゼネコン(地場ゼネコン含む)の倒産による貸倒リスクがある。 (7)海外事業リスク 当社グループは今後の海外工事への参入を図るため、その拠点として米国に子会社を設立している。今後、海外市場において予想を超えた為替相場の変動や海外工事を行う国の政治、経済、法制度等に著しい変化が生じた場合、業績に影響を及ぼす可能性がある。 (8)自然災害やパンデミックに関わるリスク 大規模な自然災害、感染症の大規模な流行(パンデミック)等により、政治、経済環境に甚大な制限が課される場合、消費市場の停滞等により、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。 (9)不安定な国際情勢や円安の影響について 中東情勢の緊迫化など不安定な国際情勢や円安の影響等により、資源価格やエネルギー価格の高騰が続いている。この影響が長期化した場合は、資材価格やエネルギー価格等の高止まりにより、当社グループの業績は影響を受ける可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)8,968字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかに回復してきた。一方で、中東情勢の緊迫化の影響や物価上昇の継続などにより、景気の先行きは不透明な状況になっている。 この間、国内建設業界においては、公共投資は底堅く推移したものの、建設資材価格や労務費の高騰に加え、建設業従事者の高齢化と人材確保の問題などにより、業界を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続いている。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなった。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産の残高は、385億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億69百万円の増加となった。 当連結会計年度末の負債の残高は、138億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億4百万円の増加となった。 当連結会計年度末の純資産の残高は、247億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億65百万円の増加となった。 b.経営成績 当連結会計年度の業績については、受注高は、国内では、着工時期の先送りや受注競争の激化により、一部の支店では計画未達となったが、北海道内の高速道路の大型補修工事や電力関連工事の受注により、計画を上回る結果となった。また、米国現地法人においては、老朽ダムの環境保護工事で失注があったものの、LNG精製プラント基地地盤改良工事トレーン4(第4工区)が前倒しで発注となり、計画を上回ることができた。 その結果、国内・海外の受注高合計は、前年同期比22億20百万円(8.0%)増の299億92百万円となった。 その主な内容は、「法面保護工事」が34億37百万円(前年同期比10.0%減)、「アンカー工事」が23億89百万円(同62.8%増)、「重機工事」が128億50百万円(同0.4%減)、「注入工事」が42億91百万円(同28.0%増)である。 売上高については、受注の増加に伴い、国内は計画を上回る結果となった。一方、米国現地法人においては、前期からの業績に大きく貢献したLNG精製プラント基地地盤改良工事のトレーン4(第4工区)の前倒し発注により、12月に本施工を着工したものの、大半は詳細設計および試験施工であり、前期実績を下回る結果となった。 その結果、売上高は全体で、前年同期比29億26百万円(9.7%)減の273億53百万円となった。 その主な内容は、「法面保護工事」が34億71百万円(前年同期比5.1%増)、「アンカー工事」が16億6百万円(同28.2%増)、「重機工事」が135億2百万円(同19.9%減)、「注入工事」が33億52百万円(同14.9%減)となった。 利益面については、国内では、一部の支店において、売上高の減少により、非常に厳しい結果となった影響で、前期実績を下回った。また、米国現地法人においても、売上高の減少に伴い、前期実績を下回る結果となった。 その結果、連結営業損益は、14億55百万円の利益となり(前年同期は18億91百万円の営業利益)、経常損益については、受取配当金2億93百万円および為替差益3億53百万円等により、20億94百万円の利益となった(前年同期は19億24百万円の経常利益)。親会社株主に帰属する当期純損益については、投資有価証券売却益1億73百万円により、16億59百万円の純利益となった(前年同期は14億39百万円の純利益)。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11億99百万円の増加となり、52億39百万円となった。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、1億2百万円の収入(前連結会計年度は4億49百万円の収入)となった。 これは、売上債権の増加額13億65百万円(前連結会計年度は9億81百万円の収入)、為替差益3億67百万円(前連結会計年度は為替差損26百万円)、法人税等の支払額3億38百万円(前連結会計年度は6億86百万円の支出)、受取利息及び受取配当金3億8百万円(前連結会計年度は2億24百万円)、未成工事支出金の増加額20億17百万円(前連結会計年度は92百万円の支出)等により資金が減少する一方で、税金等調整前当期純利益22億41百万円(前連結会計年度は19億24百万円)をはじめ減価償却費12億62百万円(前連結会計年度は12億30百万円)、未成工事受入金の増加額10億88百万円(前連結会計年度は37百万円の支出)等により資金を獲得したことが主な要因である。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、7億83百万円の支出(前連結会計年度は18億65百万円の支出)となった。 これは、主として有形固定資産の取得による14億32百万円の支出(前連結会計年度は21億10百万円の支出)と、利息及び配当金の受取額3億8百万円(前連結会計年度は2億24百万円の収入)、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入2億83百万円(前連結会計年度は0百万円の収入)等によるものである。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、18億13百万円の収入(前連結会計年度は2億58百万円の支出)となった。 主な収入は、短期借入金の増加額29億円、長期借入による収入6億60百万円であり、主な支出は、自己株式の取得6億63百万円(前連結会計年度は5億円の支出)、配当金の支払額4億59百万円(前連結会計年度は3億19百万円の支出)、長期借入金の返済による支出4億46百万円及びリース債務の返済による支出1億13百万円(前連結会計年度は1億13百万円の支出)等があったためである。 ③生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 区 分    前連結会計年度 (自 令和6年4月1日  至 令和7年3月31日)  (百万円)    当連結会計年度 (自 令和7年4月1日  至 令和8年3月31日)  (百万円) 建設工事   26,742   29,056   (8.7%増) 建設コンサル・地質調査等   1,030   936   (9.1%減) 合 計   27,772   29,992   (8.0%増) b.売上実績 区 分    前連結会計年度 (自 令和6年4月1日  至 令和7年3月31日)  (百万円)    当連結会計年度 (自 令和7年4月1日  至 令和8年3月31日)  (百万円) 建設工事   29,355   26,205   (10.7%減) 建設コンサル・地質調査等   924   1,148   (24.2%増) 合 計   30,279   27,353   (9.7%減) (注)1.当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載していない。 2.受注実績、売上実績とも「建設コンサル・地質調査等」には、前連結会計年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当連結会計年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。 3.最近2連結会計年度の主な相手先の売上実績に対する割合は次のとおりである。 相手先    前連結会計年度 (自 令和6年4月1日  至 令和7年3月31日)    当連結会計年度 (自 令和7年4月1日  至 令和8年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Bechtel Energy,Inc.   8,668   28.6   4,183   15.3 なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりである。 (1)受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高 前事業年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) 工種別   前期繰越工事高 (百万円)   当期受注工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成工事高 (百万円)   次期繰越工事高 (百万円) 法面保護工事   2,509   3,820   6,329   3,303   3,026 ダム基礎工事   105   451   556   514   42 アンカー工事   758   1,467   2,225   1,253   972 重機工事   3,812   4,447   8,260   5,380   2,880 注入工事   3,058   3,352   6,410   3,939   2,471 維持修繕工事   203   548   752   564   188 環境保全工事   241   1,317   1,558   925   633 その他土木工事   1,156   2,887   4,043   2,000   2,043 建設コンサル・地質調査   315   1,030   1,345   924   421 計   12,161   19,323   31,484   18,806   12,678 当事業年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) 工種別   前期繰越工事高 (百万円)   当期受注工事高 (百万円)   計 (百万円)   当期完成工事高 (百万円)   次期繰越工事高 (百万円) 法面保護工事   3,026   3,437   6,463   3,471   2,991 ダム基礎工事   42   85   127   122   4 アンカー工事   972   2,389   3,361   1,606   1,755 重機工事   2,880   4,615   7,495   5,744   1,750 注入工事   2,471   4,291   6,763   3,352   3,410 維持修繕工事   188   241   429   343   85 環境保全工事   633   804   1,437   883   554 その他土木工事   2,043   4,956   6,999   2,922   4,077 建設コンサル・地質調査   421   936   1,357   1,148   209 計   12,678   21,757   34,435   19,595   14,840 (注)1.賃貸収入等工事以外の売上は、「建設コンサル・地質調査」に含めている。 2.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。 3.次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。 4.「その他土木工事」は、一般土木工事、土留工事、推進工事、建築および造成地の基礎杭工事、地すべり防止工事、災害復旧工事等である。 5.「注入工事」は、地盤補強・止水のための都市部における薬液注入工事、老朽ため池の止水注入工事、トンネル裏込注入工事、管路・水路の充填・閉塞のグラウト工事等である。 6.「建設コンサル・地質調査」の[当期受注工事高][計][当期完成工事高]のそれぞれの欄には前事業年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当事業年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。 (2)受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別される。 期別   特命(%)   競争(%)   計(%) 前事業年度   (自 令和6年4月1日  至 令和7年3月31日)   96.0   4.0   100 当事業年度   (自 令和7年4月1日  至 令和8年3月31日)   92.6   7.4   100 (注) 百分比は請負金額比である。 (3)完成工事高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 前事業年度 (自 令和6年4月1日  至 令和7年3月31日)   法面保護工事   2,315   988   3,303 ダム基礎工事   514   -   514 アンカー工事   903   350   1,253 重機工事   2,657   2,722   5,380 注入工事   1,610   2,328   3,939 維持修繕工事   254   310   564 環境保全工事   679   246   925 その他土木工事   1,467   532   2,000 建設コンサル・地質調査   564   359   924 計   10,967   7,838   18,806 当事業年度 (自 令和7年4月1日  至 令和8年3月31日)   法面保護工事   2,617   854   3,471 ダム基礎工事   122   -   122 アンカー工事   965   640   1,606 重機工事   2,602   3,141   5,744 注入工事   975   2,377   3,352 維持修繕工事   96   247   343 環境保全工事   807   76   883 その他土木工事   1,768   1,153   2,922 建設コンサル・地質調査   816   331   1,148 計   10,772   8,822   19,595 (注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものが含まれている。 2.区分の建設コンサル・地質調査欄の民間には、前事業年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当事業年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。 3.完成工事のうち主なものは、次のとおりである。 前事業年度の完成工事のうち主なもの エコサイクル(株)   :横浜市戸塚区戸塚町5016計画新築工事に伴う土壌汚染対策工事 鉄建・徳倉・工藤 北海道新幹線、栄原高架橋特定建設工事共同企業体   :北海道新幹線、栄原高架橋 大興物産(株)   :八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業 (株)鴻池組   :令和6年度沖永良部農業水利事業地下ダムグラウチング(その2)工事 大成建設(株)   :竹迫地区土木工事のうち深層混合処理工 当事業年度の完成工事のうち主なもの 大成・東洋・藤田建設興業特定建設工事共同企業体   :令和4年度馬毛島滑走路等新設工事(その2) 大林・鴻池・中山・JFEエンジニアリングJV   :道央自動車 大谷地地区橋梁リニューアル工事 (株)大林組   :舞鶴若狭自動車道三国岳トンネル工事に伴う関屋A地区アンカー工 三井住友建設(株)   :令和4年度九州自動車道(特定更新等)矢部川橋床版取替工事 清水建設(株)   :(仮)東海第二発電所〔造成仕上工事〕(1) 4.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。 (4)次期繰越工事高(令和8年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   計(百万円) 法面保護工事   2,473   517   2,991 ダム基礎工事   4   -   4 アンカー工事   656   1,098   1,755 重機工事   460   1,290   1,750 注入工事   204   3,206   3,410 維持修繕工事   46   38   85 環境保全工事   166   387   554 その他土木工事   2,276   1,801   4,077 建設コンサル・地質調査   119   89   209 計   6,409   8,430   14,840 (注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものが含まれている。 2.次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりである。 安藤ハザマ・五洋・若築特定建設工事共同企業体   :東海第二発電所 防潮堤(海水ポンプ室エリア区間)設置他工事 液状化対策工事   令和8年9月完成予定 清水建設(株)   :泊発電所 漂流車両流出防止工事   令和9年3月完成予定 (株)内外テクノス   :舞鶴若狭自動車道三国岳トンネル工事に伴う1・2号逆T擁壁STマイクロパイル工   令和8年7月完成予定 (株)大林組   :舞鶴若狭自動車道三国岳トンネル工事に伴う1・2号逆T擁壁STマイクロパイル工   令和8年7月完成予定 (株)大林組   :(仮称)渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクトに伴う仮設アンカー工事(4セット)   令和9年3月完成予定 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施している。詳細については、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項及び(重要な会計上の見積り)に記載のとおりである。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当連結会計年度末の総資産の残高は、385億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億69百万円の増加となった。その主な要因として、流動資産では、未成工事支出金および現金預金が増加したこと等により、46億6百万円増加した。固定資産では、投資有価証券が増加したこと等により21億63百万円増加した。 負債の残高は、138億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億4百万円の増加となった。その主な要因として、短期借入金および未成工事受入金が増加したこと等によるものである。 純資産の残高は、247億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億65百万円の増加となった。その主な要因として、利益剰余金およびその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものである。 この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、64.1%となり8.1ポイントの低下となった。 2)経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、「第2 事業の状況  4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕  (1)経営成績等の状況の概要  ①財政状態及び経営成績の状況  b.経営成績」に記載のとおりである。 また、受注高、売上高の内訳は、「第2 事業の状況  4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕  (1)経営成績等の状況の概要  ③生産・受注及び販売の実績」に記載のとおりである。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況  4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕  (1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは売上高及び営業利益を重要な経営指標として位置付けている。 当社が策定した中期経営計画(2026年度~2028年度)に従い、米国現地法人JAFEC USA,Inc.を含めたグループ全体としての数値目標の達成に向け、重点施策に従って、全社を挙げて取り組んでいく所存である。 c.資本の財源及び資金の流動性 資本の政策については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としている。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は52億39百万円を保有していることから、十分な財源及び高い流動性を確保していると考えている。運転資金及び設備資金については、自己資金または借入により資金調達することとしている。 令和8年3月現在、短期借入金の残高は29億円、長期借入金(1年内返済予定を含む)の残高は40億14百万円である。また、当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計50億円のシンジケート方式によるコミットメントライン契約(借入実行残高27億円、借入未実行残高23億円)及び合計45億円のタームローン契約(借入実行残高40億14百万円、借入未実行残高4億86百万円)を締結している。なお、本報告書提出日現在において、重要な資本的支出または重要な買収等の予定はない。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況  4〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕  (1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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