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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

JMホールディングス

JM HOLDINGS CO.,LTD.3539 · Prime · 小売業

関東圏に展開する精肉強みの食品スーパーグループ。「生鮮館」「肉のハナマサ」など多業態を運営。

概要

茨城県土浦市に本社を置くJMホールディングスは、精肉卸売から発展した食品スーパーマーケットグループの持株会社である。「ジャパンミート生鮮館」「肉のハナマサ」「スーパーみらべる」など多業態を展開し、2025年7月期の連結売上高は1,862億円、営業利益100億円。グループ従業員数は1,525名。

スーパーマーケット事業の6業態体制

スーパーマーケット事業は、大型商業施設内の「ジャパンミート生鮮館」(17店舗)、ロードサイドの「卸売市場」や「パワーマート」など(21店舗)、東京23区内の業務用スーパー「肉のハナマサ」(64店舗)、地域密着型の「スーパーみらべる」(12店舗)で構成される。青果仲卸を行う有限会社JM青果と米穀小売の株式会社柳田商店が調達を支え、2025年7月末時点の総店舗数は114店舗に達する。

都市型ホールセール「肉のハナマサ」の差別化

2013年9月に子会社化した株式会社花正が運営する「肉のハナマサ」は、飲食店事業者向けの大容量販売と一般家庭需要を両立させる「都市型ホールセール」である。プライベートブランド「プロ仕様」を展開し、コンビニエンスストアや一般的なスーパーとの差別化を図る。新規出店は関西エリアにも拡大し、2024年10月以降大阪市に5店舗を開設した。

加工物流センターと異常値販売による運営効率

茨城県内の加工物流センターでは精肉の大量加工・備蓄を行い、食材価格変動の影響を緩和する。店頭では「異常値販売(単品大量販売)」を定期的に実施し、顧客の購買意欲を高める。ISO9001を全店舗・加工物流センターで取得し、安心・安全な商品提供を徹底している。これらの仕組みが5%程度の営業利益率を支える。

外食・イベント・アウトソーシングのその他事業

その他セグメントは、外食事業(「焼肉や漫遊亭」18店舗、「とんかつや漫遊亭」1店舗)、イベント関連事業(「肉フェス」等の企画運営)、アウトソーシング事業(スーパーのレジ業務受託)、施設運営管理事業(群馬県太田市のショッピングセンター「ニコモール」)から成る。精肉調達力を生かした低価格・高品質な外食サービスが特徴である。

業界の中での役割は食品スーパーマーケット運営会社(多店舗展開)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,862億円
営業利益
100億円
営業利益率
5.4%
純利益
65億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
スーパー マーケット事業1,806億円97.0%96億円5.3%
その他(注)156億円3.0%6億円10.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01スーパーマーケット事業主力

精肉専門店を起源とし、青果・鮮魚・惣菜の専門性も活かした総合食品スーパー。大型商業施設内の「生鮮館」、ロードサイドの「卸売市場」、都心業務用の「肉のハナマサ」、地域密着型の「スーパーみらべる」など多業態。異常値販売(単品大量販売)と加工物流センターによる効率的な運営が強み。

02その他(外食事業)副次

関東郊外で「焼肉や漫遊亭」「とんかつや漫遊亭」を19店舗運営。グループの精肉調達力を生かし、低価格・高品質な飲食サービスを提供。

主な製品・サービス1
焼肉店・とんかつ店の運営
精肉の専門性を活かした外食店舗。直営で運営。

03その他(イベント関連事業)副次

「肉フェス」など食に関わるイベントの企画・運営。国内外に食文化を発信。

主な製品・サービス1
食イベントの企画運営
食肉や地域食文化をテーマとしたイベントの制作・運営。

04その他(アウトソーシング事業)副次

スーパーマーケット向けレジ業務受託。実務経験に基づくノウハウで質の高いサービスを提供。

主な製品・サービス1
レジ業務受託サービス
スーパーのレジ業務を一括請負。オペレーション支援。

05その他(施設運営管理事業)副次

群馬県太田市のショッピングセンター「ニコモール」の運営管理。自社スーパーやテナントが出店。

主な製品・サービス1
ショッピングセンター運営
テナント管理・プロモーション等の施設運営。

製品と技術

プライベートブランド「プロ仕様」と大容量販売

「肉のハナマサ」では、飲食店事業者向けに「プロ仕様」と名付けたプライベートブランド商品を開発・展開している。大容量パッケージを基本とし、一般家庭でも使いやすいサイズも併売することで、業務用と家庭用の双方の需要を取り込む。単品大量販売(異常値販売)は全業態で実施され、週替わりで目玉商品を大量陳列し客数を喚起する。

精肉加工の内製化と加工物流センターの機能

グループの核となる精肉は、加工物流センターで大量かつ効率的に加工し、各店舗へ供給する。店舗内でも必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に迅速に対応する。JMトレードセンターでの大量備蓄により、食材価格変動の影響を抑える。2001年には加工物流センターでISO9001を取得し、品質管理を標準化している。

外食「漫遊亭」グループの直営運営

外食事業は株式会社ジャパンデリカが運営し、「焼肉や漫遊亭」18店舗と「とんかつや漫遊亭」1店舗の計19店舗を関東郊外で展開する。グループの精肉調達力を直接活用できるため、低価格ながら高品質な料理を提供できる。2024年11月には東京・押上に新店舗を開設し、都市部への外食展開も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

食品スーパー大手、トライアルHDと競合

JMホールディングスは食品スーパー「マルエツ」「カスミ」等を運営する小売業者。トライアルホールディングスがディスカウント型で急成長する一方、当社は都市部や首都圏で中価格帯の食品スーパーを展開。売上高は右肩上がりで、営業利益率も5%前後と安定している。光フードサービスやまんだらけとは業態が異なり、直接競合は限定的。内需依存度が高く、人口減少に伴う市場縮小リスクがある。

強み

  • 売上高が1,548億円から1,862億円へ増加、堅調な需要を背景に拡大。
  • 首都圏に多くの店舗を持ち、高いブランド認知度を確保。
  • 営業利益率が5%台で推移、コスト管理が徹底されている。
  • マルエツ、カスミなど複数のブランドで顧客セグメントに対応。

課題

  • 人口減少により国内食品市場は縮傾向、新規需要開拓が課題。
  • トライアルHDなど低価格競争に強みを持つ企業がシェア拡大。
  • 人手不足で人件費が増加、利益率を維持するための対策が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がJMホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14218ニチバン404億円24.0倍
22792ハニーズホールディングス402億円14.1倍
38219青山商事388億円16.1倍
49795ステップ385億円13.2倍
54923コタ382億円25.1倍
63539JMホールディングス369億円12.0倍
72674ハードオフコーポレーション367億円14.5倍
87874レック366億円10.6倍
96418日本金銭機械362億円7.0倍
107955クリナップ360億円10.2倍
114951エステー353億円19.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

食肉卸売会社としての創業と小売進出

1978年8月、茨城県東茨城郡小川町(現小美玉市)に食肉卸売を目的として当社を設立。同時に水戸店を開設し、水戸地区での卸売拠点とした。1983年10月には長崎屋勝田店内に小売第1号店の勝田店を開設し、小売事業に進出。1994年10月には初の単独店舗となるJバリュー見和店を水戸市に開設した。

ホームセンターへの出店と業容拡大

1993年4月、ジョイフル本田守谷店(茨城県守谷市)内にホームセンター1号店を開設。大型商業施設内での出店がグループの成長を牽引した。2000年4月には群馬県太田市のジョイフル本田新田店に隣接するショッピングモール「ニコモール」に新田店を開設し、施設運営管理事業にも乗り出した。

外食事業と専門子会社のグループ化

1997年11月、子会社の株式会社ジャパンデリカが「焼肉や漫遊亭」1号店を水戸市に開業し、外食事業に参入。2003年5月には株式会社黒田青果(青果部門)、2004年12月には株式会社兼高(鮮魚部門)、2006年10月には株式会社そうざい男しゃく(惣菜部門)を相次いで子会社化し、食品スーパーとしての総合力を高めた。

「肉のハナマサ」取得による関東圏拡大

2013年9月、東京23区内で業務用スーパーを展開する株式会社花正(「肉のハナマサ」)を完全子会社化。これにより、関東圏で都心部から郊外にまたがる店舗網を構築した。2014年3月には黒田青果、美惣、ジャパンミート北海道を吸収合併し、グループ再編を進めた。2014年6月には有限会社霞南フードサービスを子会社化している。

年表25件を開く

1970年代

  • 1978年8月創業食肉卸売を目的として茨城県東茨城郡小川町(現 茨城県小美玉市)に当社を設立
  • 1978年8月水戸地区での食肉卸売拠点として水戸店(茨城県水戸市)を開設

1980年代

  • 1983年10月長崎屋勝田店(茨城県ひたちなか市)内に小売店第1号となる勝田店を開設(ひたちなか店開設に伴い1998年1月閉店)
  • 1984年12月創業惣菜製造販売を目的に茨城県東茨城郡小川町(現 茨城県小美玉市)に株式会社ジャパンデリカを設立

1990年代

  • 1993年4月ジョイフル本田守谷店(茨城県守谷市)内に、ホームセンター1号店である守谷店を開設
  • 1994年10月当社初の単独店であるJバリュー見和店(茨城県水戸市)を開設
  • 1997年9月創業茨城県水戸市 に株式会社カスミ畜産を設立
  • 1997年11月株式会社ジャパンデリカの事業目的を外食事業に業態転換し、「焼肉や漫遊亭」1号店の水戸50号店(茨城県水戸市)を開設

2000年代

  • 2000年4月株式会社カスミ畜産がジョイフル本田新田店に隣接するショッピングモール(ニコモール)内に新田店(群馬県太田市)を開設
  • 2001年4月M&Aカスミ畜産株式会社を吸収合併
  • 2001年10月加工物流センターにて ISO9001 を取得
  • 2002年3月商号変更株式会社カスミ畜産をジャパンミート株式会社に商号変更
  • 2003年5月M&A株式会社黒田青果(本社 茨城県水戸市)を完全子会社とし、青果部門をグループ化すると共に、「パワーマート」の運営を開始
  • 2003年7月株式会社ジャパンデリカが、新業態1号店「とんかつや漫遊亭」石岡東光台店(茨城県石岡市)を開設
  • 2003年11月当社及びジャパンミート株式会社にて ISO9001 を取得
  • 2004年12月M&A株式会社兼高(本社 茨城県水戸市)を完全子会社とし、鮮魚部門をグループ化
  • 2005年9月創業株式会社ジャパンミート北海道(本社 茨城県小美玉市)を設立
  • 2006年6月株式会社黒田青果及び株式会社兼高にて ISO9001 を取得
  • 2006年10月M&A株式会社そうざい男しゃく(本社 茨城県常陸大宮市)を完全子会社とし、惣菜部門をグループ化
  • 2008年4月M&A株式会社黒田青果を会社分割し、存続会社を株式会社黒田青果、惣菜部門を株式会社美惣(旧 株式会社そうざい男しゃく)に吸収合併

2010年代

  • 2010年8月株式会社黒田青果を会社分割し、存続会社を株式会社パワーマート(本社 茨城県水戸市)、新設会社を株式会社黒田青果(本社 茨城県ひたちなか市)とする
  • 2012年5月M&A株式会社兼高を吸収合併
  • 2013年9月M&A株式会社花正(本社 東京都港区)を完全子会社とし、「肉のハナマサ」の運営を開始
  • 2014年3月M&A株式会社黒田青果、株式会社美惣(本社 茨城県水戸市)及び株式会社ジャパンミート北海道を吸収合併
  • 2014年6月M&A有限会社霞南フードサービス(本社 茨城県土浦市)を完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年7月期まで250,000百万円
  • 営業利益2029年7月期まで15,000百万円
  • 経常利益2029年7月期まで15,100百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2029年7月期まで9,100百万円
  • ROE2029年7月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    積極的な店舗開発とエリア拡大

    新規出店を加速し、関西エリアの店舗網を拡充するとともに、新たなエリアへの出店を検討。M&Aも積極的に進め、店舗網を拡大する。

  2. 02

    PB商品など独自商品の開発加速

    プライベートブランド商品や直輸入商品など、独自性の高い商品開発を加速。スーパーマーケット既存店売上高の前期比100%以上を目指す。

  3. 03

    商品製造・加工の内製化推進

    商品の製造や加工を自社で行う内製化を進め、コスト競争力と品質管理を強化する。

  4. 04

    店舗運営の効率化と競争力強化

    来店客数と顧客単価の拡大、店舗オペレーションの見直しやシステム導入による効率化を推進し、競合に対する優位性を確立する。

  5. 05

    人材育成とプロフェッショナル化

    「人材育成」を経営方針の一つとし、優秀な人材の確保と能力開発を図る。食のプロフェッショナルとして誠意ある接客を実践する人材を育成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,525人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は532万円で、9期前と比べて+26.0%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は6.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月830
2017年7月1,023
2018年7月1,004
2019年7月42338.25.41,157
2020年7月45838.34.11,152
2021年7月49637.64.61,203
2022年7月49437.05.11,236
2023年7月49237.45.71,487
2024年7月49737.46.01,444630
2025年7月53238.56.11,525656

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.3%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)64.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
JMトレードセンター — 茨城県つくば市6,352百万円
スーパーマーケット事業
銀座店 他63店舗4,911百万円
スーパーマーケット事業
瑞穂店 他37店舗4,169百万円
スーパーマーケット事業
越谷店他 3店舗2,405百万円
スーパーマーケット事業
東京本部 — 東京都 港区2,128百万円
加工物流センター — 茨城県東茨城郡1,494百万円
スーパーマーケット事業
ニコモール — 群馬県太田市1,399百万円
その他
鹿嶋店 他18店舗802百万円
その他
下赤塚店 他11店舗459百万円
スーパーマーケット事業
本社 — 茨城県 土浦市308百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ジャパンミート(注)2,4
    茨城県土浦市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社花正(注)2,4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジャパンデリカ
    茨城県小美玉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    AATJ株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アクティブマーケティングシステム
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社タジマ
    埼玉県越谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニコモール
    群馬県太田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限会社JM青果
    茨城県水戸市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    株式会社柳田商店
    茨城県東茨城郡茨城町 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    株式会社スーパーみらべる
    東京都板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は1,862億円営業利益100億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.1%、利益が+9.9%。

売上高
+8.1%
1,862億円
営業利益
+9.9%
100億円
純利益
+18.2%
65億円
営業利益率
5.4%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2026年7月期

項目会社予想前期実績
売上高1,960億円1,862億円
営業利益109億円100億円
純利益70億円65億円
1株あたり配当¥24¥24

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は484億円、営業利益は19億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+14.2%、営業利益は−13.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q389164.110
2023年4Q41513
2024年1Q414215.19
2024年2Q456316.819
2024年3Q424225.212
2024年4Q429174.015
2025年2Q928505.428
2025年4Q934505.437
2026年2Q1,012565.525
2026年3Q484193.914

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年7月期からの14期で、売上は318億円から1,862億円へ5.9倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。売上は13期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社兼高を吸収合併
2012年7月3181310
株式会社花正(本社 東京都港区)を完全子会社とし、「肉のハナマサ」の運営を開始
2013年7月370127
株式会社黒田青果、株式会社美惣(本社 茨城県水戸市)及び株式会社ジャパンミート北海道を吸収合併
2014年7月7872513
2015年7月9153619
2016年7月9724326
2017年7月1,0384127
2018年7月1,0834528
2019年7月1,1334828
2020年7月1,2706837
2021年7月1,2986742
2022年7月1,4086943
2023年7月1,5487444
2024年7月1,72391935.355
2025年7月1,8621001015.465

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高1,862億円のうち、営業利益として残るのは100億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は65億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.3%1,328億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.3%434億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%100億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.0pt
14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年7月期は営業CFが66億円、投資CFが−64億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は124億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年7月28−5133−2350
2015年7月35−17−51862
2016年7月53−4821588
2017年7月21−291−881
2018年7月47−10−1937100
2019年7月46−21−1425110
2020年7月62−9−1753146
2021年7月73−51−1622152
2022年7月52−37−1015156
2023年7月42−21−1921158
2024年7月97−53−2244179
2025年7月66−64−572124

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年7月期の総資産は727億円。このうち返さなくてよい自己資本が453億円で、自己資本比率は62.1%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年7月114625254.2
2013年7月116684858.9
2014年7月25011014043.8
2015年7月28212915345.6
2016年7月35719516254.6
2017年7月37921616357.0
2018年7月39323915461.0
2019年7月44425918558.2
2020年7月48828919959.0
2021年7月55432323158.2
2022年7月58935923060.6
2023年7月65639426259.5
2024年7月71443827661.1
2025年7月72745327462.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
183億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
403億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
98億円
在庫として抱えている分
負債合計
274億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中66位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中185位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.1%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,448で、1年前と比べて+4.8%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,448-0.6%1ヶ月+6.5%1年+4.8%時価総額369億円
過去52週の値幅
安値¥1,188高値¥1,827

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)10.5倍
PBR1.54倍
配当利回り1.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末の1239円から8月10日に1388円と約12%上昇。25日線1324円を上回り、75日線1286円も上回る。ただし200日線1481円が上値抵抗。52週高値1827円からは-24%の水準。出来高は7月29日に95万株と急増し、関心の高さを示す。RSIは63とやや過熱感。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは11.54倍で業界平均41.55倍を大幅に下回り、予想PERも10.1倍と低い。PBRは1.48倍で平均2.95倍の約半分。ROEは14.6%と健全で、利益成長も続く。配当利回りは1.73%と平均13.54%を大きく下回るが、これは平均が異常に高いためであり、株主還元はまだ伸びしろがある。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍39.6倍
PER (予想)10.5倍
PBR1.54倍2.44倍
ROE14.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地元密着型スーパーとして安定した収益基盤を持つ一方、少子高齢化や人口減少による市場縮小が懸念される。強気派は、既存店の増収とネットスーパーなど新規需要の取り込み、コスト管理による営業利益率の改善を評価する。弱気派は、競合他社との価格競争や出店余地の限界、食料品需要の頭打ちを指摘し、成長鈍化を警戒する。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が続く

    売上高が2022/7月期の1408億円から2025/7月期には1862億円へ拡大。

  • 営業利益率が改善

    営業利益率が5.28%から5.37%へ微増し、コスト管理が奏功。

  • ネットスーパー成長

    新たな需要に対応し、ネットスーパーが売上に寄与。

  • 売上高1862億円・営業利益100億円の最高益通年影響

    2025/7期は売上高1862億円、営業利益100億円。過去最高益を更新し成長が続く。

  • 営業利益率5.37%と改善通年影響

    営業利益率は5.28%→5.37%へ上昇。収益性の改善が業績を支える。

  • 純利益65億円と前期比18.2%増通年影響

    純利益は55億円→65億円へ増加。最終利益の拡大でEPSが押し上げられる。

  • 予想PER10.1倍と割安感継続影響

    実績PER11.54倍、予想10.1倍。増益基調にもかかわらず割安に放置されている。

マイナスに働く材料7
  • 人口減少で市場縮小

    茨城県の人口減少により、中長期の需要減が懸念される。

  • 競争激化

    周辺の競合他社との価格・品揃え競争が続く。

  • 出店余地の限界

    地盤地域での新規出店余地が限られ、成長が頭打ち。

  • 売上高成長率8.1%へ減速通年影響

    売上高の伸びは2024/7期の11.3%増から8.1%増へ鈍化。市場は飽和を懸念。

  • 営業利益の増益率9.9%と鈍化通年影響

    営業利益は91億円→100億円で伸びは9.9%増。増益率が10%を切る。

  • 配当利回り1.73%と低位継続影響

    増収増益の割に利回り1.73%と低く、株主還元への期待が薄い。

  • 株価が1年で7.12%下落継続影響

    業績は最高益も株価は下落。市場の成長懸念が重荷。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
既存店の動向が需要の強さを示す重要指標。
ネットスーパー売上高
新規需要の取り込みと競争力の源泉を測る。
客単価
購買行動の変化や競争環境を反映する。
営業利益率
コスト管理の成果と収益性の推移を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり24で、前期から+9.5%いまの株価に対する利回りは1.66%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥24
1株あたり
配当利回り
1.66%
いまの株価に対して
配当性向
41.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年7月1017.7
2018年7月1550.048.4
2019年7月10−33.329.0
2020年7月1875.0374.9
2021年7月15−14.343.5
2022年7月1816.743.8
2023年7月2014.347.2
2024年7月215.049.3
2025年7月239.541.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥24

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ32,302人。区分でいちばん多いのは個人・その他79.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.4%を占め、残る88.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他74.880.880.681.779.179.8
外国法人10.66.83.94.56.78.2
金融機関8.57.08.48.49.77.1
事業法人4.54.54.64.54.04.3
証券会社1.60.92.50.90.40.5
外国人個人0.00.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01境 正博20.11
02境 和弘9.71
03境 弘治8.68
04日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)5.75
05藤原 ひろみ3.20
06㈱ジョイフル本田3.14
07JMホールディングス従業員持株会3.03
08境 和美2.82
09藤原 克朗1.51
10BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZAT ION FUND 620065(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.11

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+475%、1株純資産は14期で+540%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年7月4427717.22.3
2013年7月3030610.33.3
2014年7月6049113.01.7
2015年7月8357715.61.8
2016年7月10973015.815.315.3
2017年7月10081313.018.117.7
2018年7月10489812.220.348.4
2019年7月10697011.317.129.0
2020年7月1371,08013.426.7374.9
2021年7月1591,20813.913.143.5
2022年7月1601,33812.610.143.8
2023年7月1661,46311.811.747.2
2024年7月2051,63413.214.149.3
2025年7月2521,77114.611.541.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/7期の役員報酬は総額272百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
境正博代表取締役社長505,125,200
境弘治取締役会長742,211,300
境和弘取締役副会長692,475,400
藤原克朗常務取締役65386,300
前田香織常務取締役管理本部長511,000
阿部耕生取締役総務部長49200
緑川清春取締役77
大瀧敦子取締役63
松井繁忠取締役54
藤原健一常勤監査役612,700
村井幸夫常勤監査役75
関周行監査役82
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
根本佳典監査役72

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)624024040
社外取締役623234
監査役1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,896字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社10社(株式会社ジャパンミート、株式会社花正、株式会社ジャパンデリカ、AATJ株式会社、株式会社アクティブマーケティングシステム、株式会社タジマ、株式会社ニコモール、有限会社JM青果、株式会社柳田商店、株式会社スーパーみらべる)の計11社で構成されており、スーパーマーケット事業及びその他の事業を行っております。 当社グループは、茨城県を中心に関東近郊においてスーパーマーケット事業等を展開しておりましたが、2013年9月に、東京23区内を中心に業務用スーパーマーケットを展開する株式会社花正の株式を取得し、子会社として傘下に収めたことにより、関東圏において、都心部から郊外に跨る店舗網を有することとなっております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準につきましては連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業における当社及び連結子会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。また、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1)スーパーマーケット事業 当社グループのスーパーマーケット事業は、精肉専門店として創業した当社が、青果・鮮魚・惣菜の専門であった各子会社を合併していくことにより業容を拡大した経緯があり、各店舗内ではそれぞれの専門性を活かし、一般的な食品スーパーとは一線を画した品揃えと特色のある売場を構築しております。 商品の販売につきましては、特定の商品を大量に陳列し、顧客へ商品のアピールをすることで購買意欲を高める「異常値販売(単品大量販売)」を定期的に実施する他、加工物流センターでの大量かつ効率的な精肉加工に加え、店舗内においても必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に対応した商品の速やかな提供により販売機会のロスを削減する等、戦略的、効率的な販売に努めております。商品の仕入につきましては、当社の加工物流センター、JMトレードセンターにおける大量備蓄機能を活用することで、食材価格変動の影響を受けにくい商品仕入体制を構築し、採算の安定と商品在庫の確保を図っております。 株式会社ジャパンミートが運営する大型商業施設内店舗「ジャパンミート『生鮮館』」 商圏が広く、集客力のある大型商業施設「ジョイフル本田」などにおいて17店舗展開しております。精肉売場を核とし、青果・鮮魚・惣菜の専門性を強調した、総合的な大型食品スーパーマーケットを展開しております。「ジャパンミート『生鮮館』」では、顧客に幅広く支持されるような商品を売場に展開し、ファミリー層を中心に楽しく買い物ができる売場の構築に努めております。2025年7月末現在の店舗数:17店舗 株式会社ジャパンミートが運営する関東圏単独店舗「ジャパンミート『卸売市場』」、「パワーマート」、「食肉卸売センターMEAT Meet」 関東圏のロードサイドに「ジャパンミート『卸売市場』」、「パワーマート」、「食肉卸売センターMEAT Meet」を展開しております。これらの店舗は「生鮮館」を小型化した単独店舗でありますが、売場毎の専門性を強調した店舗の特色を生かし、品揃えや商品力において、他社のロードサイド店舗との差別化に努めております。2025年7月末現在の店舗数:21店舗 株式会社花正が運営する「肉のハナマサ」 「肉のハナマサ」は東京都内、特に駅周辺の飲食店が密集するエリアを中心に「業務用スーパー」、「プロの為の店」というキャッチコピーを掲げて展開する食品スーパーマーケットであります。飲食店事業者等の所謂「プロ」が日々の仕入先として利用できるよう、商品を大容量で販売すると共に、一般家庭の顧客の買物需要にも応えられる品揃えをすることで、コンビニエンスストアや一般的なスーパーマーケットと差別化された「都市型ホールセール」を運営しております。2025年7月末現在の店舗数:64店舗 株式会社スーパーみらべるが運営する「スーパーみらべる」 「スーパーみらべる」は東京都北部を中心に食品スーパーを展開しております。地域に密着した店舗運営を行い、生鮮品を中心にリーズナブルな価格で販売しており、地域の皆様からご愛顧いただいております。2025年7月末現在の店舗数:12店舗 有限会社JM青果が運営する青果仲卸事業 JM青果は茨城県水戸市で青果仲卸事業を営んでおります。当社グループの青果部門の商品調達をバックアップすることにより、青果物の鮮度・価格・品揃えの強化と、商品の安定供給に寄与しております。 株式会社柳田商店が運営する米穀小売業 柳田商店は、茨城県東茨城郡で米穀小売業を営んでおります。玄米の集荷から精米、小売店等への販売を一貫して行っております。当社グループで販売するお米の品質・価格・品揃えをさらに強化することで安定調達に繋がり、販売数量の増加に寄与しております。 (2)その他 その他においては外食店舗の運営(外食事業)、食に関わるイベントの展開(イベント関連事業)、スーパーマーケットのレジ業務受託(アウトソーシング事業)、ショッピングセンターの運営(施設運営管理事業)を行っております。 外食事業では主に関東郊外において、「焼肉や漫遊亭」18店舗、「とんかつや漫遊亭」1店舗、計19店舗の運営を行い、一般顧客に当社グループの強みである精肉の専門ノウハウを活かした商品やサービス事業を提供しております。当社グループの精肉調達力を生かした食材提供が可能であるため、低価格・高品質なサービス提供が可能となっております。 運営している関係会社:株式会社ジャパンデリカ 2025年7月末現在の店舗数:19店舗 イベント関連事業では主に、「肉フェス」など食に関わるイベントの展開、国内外のイベント制作、運営などを行っております。イベントを通じて食肉及び地域の食文化の魅力を国内外に発信する取り組みを行っております。 運営している関係会社:AATJ株式会社 アウトソーシング事業につきましては、スーパーマーケット業界における、レジ業務の受託をコアビジネスとしたアウトソーシング事業を行っております。スーパーマーケットの実務経験に基づいた独自のノウハウによって、顧客のニーズに応える、質の高いサービスを提供しております。 運営している関係会社:株式会社アクティブマーケティングシステム 施設運営管理事業につきましては、群馬県太田市のショッピングセンター「ニコモール」の運営管理を行っております。「ニコモール」には株式会社ジャパンミートが運営しておりますジャパンミート生鮮館新田店をはじめとした各種専門テナントが出店しており、地域の方に欠かせない生活のインフラとしてご愛顧いただいております。 運営している関係会社:株式会社ニコモール 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,392字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループでは以下の経営方針を掲げております。 ①  人材育成 ②  お客様第一主義 ③  変化対応 ④  本物の商品開発、技術の修得 また、当社グループにおける従業員の心がまえとして、以下の「JMグループスピリッツ」を掲げ、社員一人ひとりがお客様に支持される店舗づくりに参加しております。 ①  安心、安全な商品 安心・安全・安価な「商品」をご提供する(商品開発) ②  楽しい空間の提供 ご来店いただいたお客様が、楽しくお買い物ができる「売場」をご提供する(店舗・売場開発) ③  プロフェッショナルの育成 食に関する「プロフェッショナル」として誠意をもって接客する(人材開発) (2)目標とする経営指標 当社グループは、安定した収益性の堅持を経営目標としております。次期以降につきましても、既存店舗においては売上高経常利益率4%以上の安定的な利益率を確保し、利益の拡大を目指してまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2026年7月期から2029年7月期までの4ヶ年対象とする中期経営計画を策定しております。その重点課題と施策は、以下の通りであります。 (重点課題と施策) ・積極的な店舗開発を行い新規出店の加速、関西エリアの店舗網拡充、新たなエリアへの出店検討 ・PB商品・直輸入商品など独自の商品開発を加速させ、スーパーマーケット既存店売上高において、前期比100%以上を目指す ・M&Aを積極的に検討 ・商品製造、加工等の内製化の推進 (中期経営計画目標数値(連結)) 2029年7月期計画 売上高   250,000百万円 営業利益   15,000百万円 経常利益   15,100百万円 親会社株主に帰属する当期純利益   9,100百万円 ROE   10%以上 (4)経営環境 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が進み、景気は緩やかに改善しておりますが、一方ではウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化に加え、アメリカの経済政策や中国経済の減速等により、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。 食品小売業界におきましては、人件費や物流費をはじめとした各種コストの上昇に加え、円安や原材料価格の高騰等により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の節約志向、低価格志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、①安心・安全・安価な「商品」をご提供する、②ご来店いただいたお客様が楽しくお買い物ができる「売場」をご提供する、③食に関する「プロフェッショナル」として誠意をもって接客する、という基本方針のもと、商品開発力向上、店舗・売場開発力の向上、人材開発・育成を優先的に対処すべき課題と捉え、以下の取り組みを行ってまいります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 食の安全性の確保 昨今、食の安全性について様々な問題が取りざたされております。当社グループは、従来から安心・安全な商品の提供を追求しており、BSEや鳥インフルエンザ問題が発生した際にも、精肉売場の縮小をすることなく、食品として精肉の安全面をアピールしながら事業展開を行ってまいりました。 当社グループでは、「ジャパンミート生鮮館」、「ジャパンミート卸売市場」の全店と「パワーマート」、「食肉卸売センターMEAT Meet」の全店、加工物流センターにおいて、ISO9001(品質マネジメントシステム)を認証取得しております。これは、顧客に常に高鮮度・高品質で安全な商品を提供すること、満足できる商品・売場サービスを提供することを追求した結果、取得が必要と判断したものであります。今後も、当社グループ全店舗ベースでの品質向上に取り組んでまいります。 また、安心・安全な商品を安定的に仕入れるため、食材の仕入先とは、長い取引による信頼関係を構築することに努めております。短期的な仕入価格の引下げ等に左右されることなく、信頼できる仕入先とのみ取引を行うため、当社グループでは産地等が不明な商品が店頭に並べられることはありません。今後も顧客が安心して食材を購入できる売場づくりに努めてまいります。 ② 店舗における競争力強化 当社グループは、「お客様第一主義」を掲げる観点から、顧客が来店する店舗について、以下の取り組みを推進し、競合他社に対する優位性を確立してまいります。 a 来店顧客数の増加と顧客単価の拡大 顧客ニーズを満たした商品の継続的な投入とお客様に満足していただける価格で購買意欲を高める商品の単品大量販売の定期的な実施等に取り組み、計画的な販売促進や広告宣伝の実施により、一層の来店客数拡大と顧客当たりの点数増加による顧客単価の拡大を図ってまいります。 また、成長戦略として、東京23区内とその郊外、大阪市を中心に、新規出店を積極的に進めるとともに、M&Aによる店舗網の拡大も検討してまいります。 b 店舗運営の効率化推進 店舗内の作業見直しや、オペレーションを省力化するためのシステムの整備等により、一層の効率化を推進してまいります。 ③ 人材育成 当社グループでは経営方針の一つに「人材育成」を掲げており、真のプロフェッショナルを育成していくことは当社グループの使命の一つであると考えております。当社グループにおける人事政策は、「優秀な人材の確保と、能力開発・育成を図ることが企業の発展と成長の根源である」との考えから、適材適所、公平な能力評価そして働き甲斐、生き甲斐、活気のある職場作りに重点をおいております。 当社グループでは、今後も積極的な新規出店を行うこととしており、店舗展開に必要な人材の確保に引き続き努めてまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 備蓄・加工体制の強化 当社グループでは、単品大量販売を各店舗で定期的に実施しております。単品を大量に仕入れることにより、商品単価の低下が図られ、顧客に安価な商品を提供することが可能になるものと考えております。当社グループの加工物流センターは、冷凍・冷蔵機能を備え、商品を大量に備蓄できるキャパシティがあり、単品大量販売ができる体制を支えております。 加えて、JMトレードセンターでは、グロッサリー商品の備蓄機能、物流体制の拡充を目的として稼働しております。これにより、売れ筋商品の一括大量仕入れが更に向上することで、単品大量販売による利益の確保に努めております。 また、当社の加工物流センターは、倉庫機能に加え、精肉原料から商品に加工・製造する機能を有しておりますが、店舗にも商品を加工できる技術がある人材と設備を配置しており、売切れや欠品等の状況に迅速に対応し、販売機会ロスを防ぐことに努めております。 ② 店舗・本部の連携強化と効率化の推進 店舗や加工物流センターにおける従業員とパート・アルバイトの人員数や割合をコントロールし、人件費の適正化を図り、店舗における水道光熱費の抑制、環境面に配慮した包材やレジ袋等の使用、物流の効率化等を推進し、販売費及び一般管理費の適正化を進めてまいります。また、業務の効率化に係る店舗間の情報共有に努め、グループ全体で経費の適正化を図ってまいります。 ③ ESG・CSRを重視した経営 当社グループでは、フードロス問題をはじめとした環境問題への対応、地域社会への貢献等の取り組みに努めてまいります。また、内部管理体制の一層の充実を図り、コンプライアンスの徹底とリスクマネジメントを強化し、正確かつ迅速な情報の開示と財務諸表等の適正開示に努めてまいります。 店舗と加工物流センターにおきましては品質管理体制の継続的な強化を図り、食の安心・安全を追求してまいります。さらに、ISO9001(品質マネジメントシステム)による管理手法を遵守し、来店する顧客の信頼を継続的に得ることに努め、企業の社会的責任を果たしてまいります。
事業等のリスク2,943字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 食品の安全性について 当社グループは、生鮮食品、加工食品、日配品等、幅広い領域の食品を取り扱っております。当社グループは、食品の安全性に日頃より十分な注意を払い、衛生・温度管理の徹底、食品の検査体制の充実や生産履歴の明確化(トレーサビリティ)に努めております。しかしながら、万一不適切な食材の提供や異物の混入等の事件・事故等の発生、口蹄疫や鳥インフルエンザの発生等の不可抗力による商品供給の停止、また、調達した商品の有害物質・放射能等による汚染の発覚等の事態が発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、ISO9001(品質マネジメントシステム)による管理手法を遵守し、来店される顧客に常に高鮮度・高品質で安全な商品を提供することに努めることで、リスクの最小化を図ってまいります。 (2) 雇用環境について 当社グループの事業基盤として人材の確保が必要ですが、生産年齢人口の減少、雇用形態の変化等により、正社員及びパート労働者の採用が難しい状況にあります。人材の確保と育成が計画通り進捗しない場合、必要とする人材を確保及び教育するための費用及び時間給単価の上昇により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 こうした環境の中、当社グループは新卒及び中途の正社員採用を積極的に進めております。パート労働者につきましても地域ごとの時間給単価を注視し、適時に採用できるよう努めております。 (3) 自然災害・事故・感染症について 当社グループは、食品スーパー及び外食店舗を中心に事業展開を行っており、店舗、加工物流センター等で自然災害・事故等が発生した場合や新型コロナウイルス等の感染症が流行した場合、仕入・流通・販売活動が阻害され、事業継続に支障を来す可能性があります。 特に大規模な災害・事故の発生により、店舗が被害を受けた場合、来店客や従業員が被害を受けた場合、建物等の固定資産や棚卸資産への被害があった場合、また、新型コロナウイルス等の感染症流行により、店舗、加工物流センター等の営業活動が制約を受けた場合には、営業時間の短縮や営業停止に加え対策費用の支出等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 経営環境について 当社グループは、スーパーマーケット事業及び外食事業を展開していることから、景気や個人消費の低迷、競合他社の進出等による競争激化等の要因により、当初想定の業績確保が難しくなり店舗の営業損益が悪化した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、当連結会計年度末現在、株式会社ジョイフル本田が開発運営するホームセンター敷地内に「ジャパンミート生鮮館」を14店舗出店しており、2025年7月期における当社グループの売上高のうち約27.3%が同社のホームセンター内での店舗売上となっております。この為、出店しているホームセンターの集客力や店舗政策の動向等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループといたしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略」に記載の通り、積極的な店舗開発により新規出店を加速させてまいります。具体的には年間8~10店舗の新規出店を行い、収益力拡大を図ることとしております。引き続き店舗開発に注力し、継続的に新規出店を行うことで、他の店舗業態の収益力拡大に努めてまいります。 (5) 新規出店について 当社グループは、新規出店に際しては出店計画に基づき、賃借物件により店舗開発を行うことを基本方針としております。出店先の選定にあたっては、物件の状況、契約条件、周辺地域の商圏、競合店の状況等を調査し、店舗業績並びに出店投資の回収を見積もったうえで出店の意思決定を行っております。このため、当社グループが計画している出店時期に当社グループの出店条件に合致した物件を確保できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、出店後の店舗の営業損益が計画通りに推移しない場合、以後の出店計画を見直す場合があるほか、当該店舗出店時の投資金額の回収が長期化することとなった場合や、賃借先の経営状況により敷金・差入保証金の返還に支障が生じる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載の通り、既存店舗においては売上高経常利益率4%以上の安定的な利益率を確保することで一過性のコスト等にも対応できるよう、収益性の堅持を図ってまいります。 (6) 法的規制等について 当社グループの事業は、「食品衛生法」、「食品表示法」、「不当景品類及び不当表示の規制に関する法律(景品表示法)」等の法的規制を受けております。当社グループは、法令遵守の徹底を最優先事項とし、規程やマニュアルの制定等の体制整備に努めております。しかしながら、これらの規制に違反する事態が生じ、行政処分等が科された場合、信用低下を招き、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、消費税率の引き上げや軽減税率等の税制改正、法的規制や法改正等により、個人消費への悪影響、事業活動の制限や負担が増加した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) システムトラブルについて 当社グループは、通信ネットワークやコンピューターシステムを使用し、商品の調達や販売等の多岐にわたるオペレーションを実施するため、外部のデータ・センターに業務を委託しております。しかしながら、想定外の自然災害や事故等により設備に甚大な被害があった場合や、システム障害、ネットワーク障害、ウイルス感染、ソフトやハードの欠陥、サイバー攻撃等が発生した場合、業務に支障を来し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 店舗経費、資材価格等について 当社グループにおいては、店舗施設の運営や商品集配のため、水道光熱費や運送費が継続的に発生しております。また、食品販売にあたっては、包装資材としてトレー、フィルム等の石油製品を大量に使用しております。したがって、原油価格の高騰等により電気料金や燃料費、並びにこれらの資材価格等が上昇した場合には、売上原価並びに販売費及び一般管理費の増加要因となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,521字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が進み、景気は緩やかに改善しておりますが、一方ではウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化に加え、アメリカの経済政策や中国経済の減速等により、景気の先行きは不透明な状況で推移しております。 食品小売業界におきましては、人件費や物流費をはじめとした各種コストの上昇に加え、円安や原材料価格の高騰等により食料品の値上げが続けられたことで、消費者の節約志向、低価格志向が一層高まるなど、厳しい経営環境が続いております。 当連結会計年度における経営成績は、スーパーマーケット事業、外食事業の既存店が順調に推移したこと、新規出店した11店舗の売上寄与により、売上高は186,207百万円と前連結会計年度に比べ13,875百万円(8.1%)の増収、営業利益は10,048百万円と前連結会計年度に比べ899百万円(9.8%)の増益、経常利益は10,144百万円と前連結会計年度に比べ825百万円(8.9%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は6,457百万円と前連結会計年度に比べ992百万円(18.2%)の増益となりました。 当社グループにおける事業セグメントごとの状況は、次のとおりであります。 (スーパーマーケット事業) スーパーマーケット事業につきましては、6つの店舗業態と青果仲卸事業、米穀小売業で構成されております。 (a)株式会社ジャパンミートが運営する大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」 商圏が広く、集客力のある大型商業施設「ジョイフル本田」などにおいて17店舗展開しております。精肉売場を核とし、青果・鮮魚・惣菜の専門性を強調すること、顧客に幅広く支持されるような商品を売場に展開することで、ファミリー層を中心に楽しくお買い物ができる売場の構築に努めております。 (b)株式会社ジャパンミートが運営する関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、「パワーマート」、「食肉卸売センターMEAT Meet」 関東圏のロードサイドに「ジャパンミート卸売市場」14店舗、「パワーマート」3店舗、「食肉卸売センターMEAT Meet」4店舗を展開しております。これらは「ジャパンミート生鮮館」を小型化した単独店舗であります。生鮮食品の専門性を強調した店舗の特徴を活かし、品揃えや商品力において差別化を図っております。 (c)株式会社花正が運営する都市型ホールセール「肉のハナマサ」 東京都内を中心に業務用スーパー「肉のハナマサ」などを64店舗展開しております。飲食店事業者のプロが日々の仕入先として利用できるよう商品を大容量で販売するとともに、「プロ仕様」というプライベートブランド商品を開発・展開することで特徴を明確にしつつ、一般家庭の顧客買物需要にも応えられる品揃えをすることで、一般的なスーパーマーケットとは差別化された「都市型ホールセール」を運営しております。 (d)株式会社スーパーみらべるが運営する地域密着型食品スーパー「スーパーみらべる」 東京都北部を中心に食品スーパー「スーパーみらべる」を12店舗展開しております。地域に密着した店舗運営を行い、生鮮品を中心にリーズナブルな価格で販売しており、東京都北部の店舗網の拡充、商品調達や販売ノウハウにおいてシナジー効果を発揮してまいります。 (e)有限会社JM青果が運営する青果仲卸事業 JM青果は茨城県水戸市で青果仲卸事業を営んでおります。当社グループの青果部門の商品調達をバックアップすることにより、青果物の鮮度・価格・品揃えの強化と、商品の安定供給に寄与しております。 (f)株式会社柳田商店が運営する米穀小売業 柳田商店は、茨城県東茨城郡で米穀小売業を営んでおります。当社グループで販売するお米の品質・価格・品揃えの強化と、商品の安定調達に繋がり、販売数量の増加に寄与しております。 店舗の状況としましては、2024年10月に「肉のハナマサPLUS」九条駅前店(大阪府大阪市)、「肉のハナマサPLUS」大国町店(大阪府大阪市)、2025年1月に「肉のハナマサPLUS」堀江店(大阪府大阪市)、「肉のハナマサPLUS」川崎店(神奈川県川崎市)、2月に「肉のハナマサPLUS」日本橋店(大阪府大阪市)、3月に「肉のハナマサPLUS」京橋店(大阪府大阪市)、「肉のハナマサPLUS」千代崎店(大阪府大阪市)、6月に「ジャパンミート卸売市場」春日部店(埼玉県春日部市)、7月に「肉のハナマサPLUS」蕨店(埼玉県蕨市)、「肉のハナマサPLUS」我孫子店(大阪府大阪市)を開店いたしました。 これにより、当連結会計年度末時点におけるスーパーマーケット事業の店舗数は114店舗になりました。 当連結会計年度におけるスーパーマーケット事業の経営成績につきましては、売上高は181,497百万円と前連結会計年度に比べ13,805百万円(8.2%)の増収、セグメント利益(営業利益)は9,568百万円と前連結会計年度と比べ985百万円(11.5%)の増益となりました。 (その他) その他の事業につきましては、外食事業、イベント関連事業、アウトソーシング事業、施設運営管理事業で構成されております。 (a)株式会社ジャパンデリカが運営する外食事業「漫遊亭」 外食事業につきましては、主に「焼肉や漫遊亭」を展開しております。得意とする精肉の調達力、ノウハウを活かし、新鮮で高品質な料理を安価でご提供するよう努めてまいりました。また、美味しい商品と快適な食事空間を提供するという基本方針のもと、新メニューの開発をすすめ、他店との差別化を図り、お客様が楽しく食事ができる店づくりに努めております。 店舗の状況としまして、2024年11月に「焼肉や漫遊亭」押上店(東京都墨田区)を開店いたしました。これにより、当連結会計年度末時点における外食事業の店舗数は19店舗になりました。 (b)AATJ株式会社が展開する「肉フェス」などのイベント関連事業 イベント関連事業につきましては、「肉フェス」など食に関わるイベントの展開、国内外のイベント制作、運営などを行っております。当連結会計年度の活動状況といたしまして、「肉フェス2025TOKYOステーキ王決定戦」(東京都江東区)を開催いたしました。今後も食肉及び地域の食文化の魅力を発信してまいります。 (c)株式会社アクティブマーケティングシステムが展開するアウトソーシング事業 アウトソーシング事業につきましては、スーパーマーケット業界における、レジ業務の受託代行サービスを行っております。スーパーマーケットの実務経験に基づいた独自のノウハウによって、顧客のニーズに応える質の高いサービスを提供してまいります。 (d)株式会社ニコモールが運営管理するショッピングセンター「ニコモール」 施設運営管理事業につきましては、群馬県太田市のショッピングセンター「ニコモール」の運営管理を行っております。「ニコモール」には株式会社ジャパンミートが運営しております「ジャパンミート生鮮館」新田店をはじめとした各種専門テナントが出店しており、地域の方に欠かせない生活のインフラとしてご愛顧いただいております。 当連結会計年度におけるその他事業の経営成績につきましては、売上高は7,480百万円と前連結会計年度と比べ445百万円(6.3%)の増収、セグメント利益(営業利益)は596百万円と前連結会計年度に比べ71百万円(13.6%)の増益となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、12,396百万円(前連結会計年度は17,897百万円)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、6,641百万円(前連結会計年度比31.2%減)となりました。これは、主に法人税等の支払額4,079百万円、棚卸資産の増加2,209百万円の一方で、減価償却費2,534百万円、のれん償却額205百万円、減損損失277百万円及び、税金等調整前当期純利益9,866百万円(前連結会計年度比13.4%増)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、6,424百万円(前連結会計年度比20.2%増)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出4,026百万円(前連結会計年度比43.6%増)及び、定期預金の支出と収入の差による資金の減少1,400百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、5,718百万円(前連結会計年度比155.4%増)となりました。これは、主に自己株式の取得による支出3,666百万円及び、配当金の支払額1,147百万円(前連結会計年度比7.5%増)、長期借入金の返済による支出753百万円(前連結会計年度比2.2%減)、リース債務の返済による支出451百万円(前連結会計年度比7.9%増)によるものであります。 ③ 仕入及び販売の状況 a 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前連結会計年度比(%) スーパーマーケット事業   131,824   109.4 その他   352   99.2 合計   132,176   109.4 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は、仕入価格によっております。 b 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前連結会計年度比(%) スーパーマーケット事業   180,558   108.1 その他   5,649   105.8 合計   186,207   108.1 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度と比べ1,362百万円増加し、72,721百万円となりました。流動資産は1,079百万円減少し、固定資産は2,441百万円増加しております。主な要因は、現金及び預金の減少4,100百万円の一方で、棚卸商品の増加2,209百万円、有形固定資産の増加2,167百万円、無形固定資産の増加341百万円によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度と比べ216百万円減少し、27,374百万円となりました。主な要因は、流動負債の減少387百万円、長期借入金の減少294百万円の一方で資産除去債務の増加583百万円によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度と比べ1,578百万円増加し、45,347百万円となりました。主な要因は親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加1,644百万円によるものであります。 b 経営成績の分析 当社グループの経営成績等の状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通り、経営環境、食品の安全性、法的規制等様々なリスク要因を認識しております。 そのため、当該リスクを低減すべく、食品市場の動向に留意しつつ、内部管理体制の強化及び優秀な人材を確保育成し、顧客のニーズを的確に捉え最適な商品を提供することに努めてまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、運営上必要な資金は営業活動によって得られる資金を基本とし、大型設備投資等の調達には自己資金及び金融機関からの長期借入金により行っております。 主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、新規出店時の設備投資及び既存店舗の改装等であります。 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金については、主として営業活動により得られた資金のほか、金融機関からの借入及びリース取引により調達しており、当社において一元管理しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。 なお、この連結財務諸表の作成にあたりまして、連結決算日における資産・負債及び連結会計年度の収益・費用の数値に影響を与える見積りは、主に資産の評価や引当金の計上であり、これらの見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき、見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a 繰延税金資産の回収可能性 当社グループは、利益計画に基づき将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。繰延税金資産の回収可能額の算定にあたっては、決算時点で入手可能な情報、タックス・プランニングに基づき合理的に判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 b 減損会計における将来キャッシュ・フロー 当社グループは、管理会計上の区分を基礎とし、主として店舗をキャッシュ・フローを生み出す独立した最小単位としてグルーピングしており、営業活動による損益が継続してマイナスとなる店舗及び事業用資産、又は店舗の閉鎖が決定した場合、転用見込みのない資産について、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。そのため、当該見積り及び仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要になった場合、翌連結会計年度以降の財務諸表において追加の減損損失が発生する可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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