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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

群栄化学工業

Gun Ei Chemical Industry Co., Ltd.4229 · Prime · 化学

フェノール樹脂で国内有数。鋳物用粘結剤・電子材料用樹脂・高機能繊維から食品用糖類まで、化学と食品の多角事業。

概要

群栄化学工業は、1946年にぶどう糖製造会社として創業し、現在はフェノール樹脂などの化学品と異性化糖などの食品の2事業を柱とする化学メーカーである。群馬県高崎市に本社を置き、連結従業員541名、売上高約313億円(2026年3月期予想)。東京証券取引所プライム市場に上場する。電子材料向け高純度フェノール樹脂に強みを持ち、タイ・インド・米国にも生産拠点を有する。

化学品と食品の二本柱で構成される事業ポートフォリオ

群栄化学工業の事業は、化学品事業、食品事業、不動産活用業の3セグメントで構成される。連結売上高に占める割合は化学品事業が約85%、食品事業が約15%、不動産活用業は1%未満と小さい。化学品事業では工業用フェノール樹脂(レヂトップ)、特殊フェノール樹脂(ミレックス)、鋳物用粘結剤、電子材料用樹脂、高機能繊維(カイノール)、真球状樹脂、ビスフェノールFを扱う。食品事業では異性化糖(スリーシュガー)、ブドウ糖(コーソグル群栄)、水あめ(マルトフレッシュ)、オリゴ糖(グンエイオリゴ)などを製造する。原料は主にトウモロコシ由来の澱粉である。

電子材料向け高純度樹脂に強みを持つ化学品事業

化学品事業の主力はフェノール樹脂で、耐熱性・電気絶縁性に優れ、自動車部品、電子部品、産業機器向けに幅広く使われる。中でも電子材料分野では、半導体封止材やプリント配線板用接着剤、フォトレジスト原料として高い市場シェアを持つ特殊フェノール樹脂(ミレックス)が成長を牽引する。2024年度にはフォトレジスト原料の増産設備が稼働し、2026年度には新工場が稼働予定である。また、高機能繊維「カイノール」は活性炭として溶剤リサイクル用途で需要を伸ばし、2025年度に増産設備が稼働した。化学品事業のセグメント利益(営業利益)は2,376百万円(2026年3月期)で、グループ全体の収益の大半を占める。

トウモロコシ由来の糖化製品を扱う食品事業

食品事業は、ぶどう糖の製造から始まった伝統的な事業である。現在は異性化糖(スリーシュガー)を主力に、ブドウ糖(コーソグル群栄)、水あめ(マルトフレッシュ)、オリゴ糖(グンエイオリゴ)などを製造・販売する。主な需要先は清涼飲料水、菓子、佃煮、調味料などの食品飲料メーカーである。原料はトウモロコシなどの穀物を糖化した澱粉糖類で、群馬工場で生産される。ただし、市場環境は厳しく、2026年3月期の食品事業売上高は45億6,400万円、セグメント利益は3,500万円と低水準にとどまる。同社は商品構成の見直しやコストダウンを進めるとともに、高機能糖ケミカルへの新事業創出を模索している。

タイ・インド・米国に広がる海外生産販売網

群栄化学工業は1990年にタイ王国に合弁会社Thai GCI Resitop Company Limitedを設立し、初の海外生産拠点を得た。その後、2012年にはインドにIndia GCI Resitop Private Limitedを設立し、レジンコーテッドサンド(RCS)の製造販売を開始。2018年には米国に販売子会社American GCI Resitop, Inc.を設立した。また、国内では東北ユーロイド工業株式会社(2014年取得)、株式会社ビッグトレーディング(1997年設立)を連結子会社とする。インド子会社では製品品質が評価され需要が拡大しており、生産能力倍増のための投資に加え、インド北部への新工場設立を決定している。これら海外拠点がグループ全体の化学品事業の成長を支えている。

業界の中での役割は工業用フェノール樹脂及び澱粉糖類の総合サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
313億円
営業利益
26億円
営業利益率
8.3%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
化学品事業265億円84.7%24億円9.1%
食品事業46億円14.7%0億円0.0%
不動産活用業2億円0.6%2億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化学品事業主力

工業用フェノール樹脂、特殊フェノール樹脂、鋳物用粘結剤、電子材料用樹脂、高機能繊維、真球状樹脂、ビスフェノールFなどを製造販売。自動車、電子部品、産業機器など幅広い業界向け。当社とタイ・インド・米国の子会社が生産し、グループで販売。

主な製品・サービス7
工業用フェノール樹脂(レヂトップ)
成形材料、接着剤、塗料、積層板など様々な用途に使われる熱硬化性樹脂。耐熱性・電気絶縁性に優れる。
特殊フェノール樹脂(ミレックス)
電子材料や接着剤向けに特化した高機能フェノール樹脂。高純度、低イオン性が特長。
鋳物用粘結剤(αsystem・βsystem・NFURAN)
鋳型の砂同士を結合させるための粘結剤。自動車部品などの鋳造工程で使用。
電子材料用樹脂
半導体封止材、プリント配線板用接着剤、レジスト材料など電子部品製造工程で使用される樹脂。
高機能繊維(カイノール)
耐熱性・耐薬品性に優れたフェノール系繊維。防護服、フィルター、電池セパレーターなどに使用。
真球状樹脂
完全な球形の微粒子樹脂。液晶スペーサー、電子材料、化粧品など様々な分野で使用。
ビスフェノールF
エポキシ樹脂やポリカーボネート樹脂の原料として使用される化学中間体。

02食品事業準主力

異性化糖(スリーシュガー)、ブドウ糖(コーソグル群栄)、水あめ(マルトフレッシュ)、オリゴ糖(グンエイオリゴ)、ピュアトース、穀物糖化液、化粧品原料などを製造販売。主に食品飲料メーカー向け。原料はトウモロコシなど。

主な製品・サービス4
異性化糖(スリーシュガー)
ブドウ糖と果糖を主成分とする甘味料。清涼飲料水などに広く使用される。
ブドウ糖(コーソグル群栄)
澱粉を糖化して得られる単糖類。医薬品、食品、発酵工業などに使用。
水あめ(マルトフレッシュ)
麦芽糖(マルトース)を主成分とする甘味料。菓子、佃煮、調味料などに使用。
オリゴ糖(グンエイオリゴ)
オリゴ糖を主成分とする甘味料。特定保健用食品や食品素材として使用。

03不動産活用業副次

当社保有の不動産の賃貸事業。連結売上高に占める割合は小さい。

製品と技術

フェノール樹脂「レヂトップ」と「ミレックス」の多用途性

工業用フェノール樹脂「レヂトップ」は、成形材料、接着剤、塗料、積層板など幅広い用途に使われる熱硬化性樹脂である。耐熱性と電気絶縁性に優れ、自動車部品や産業機器の絶縁材料として不可欠である。一方、特殊フェノール樹脂「ミレックス」は電子材料や接着剤向けに高純度・低イオン性に特化した製品で、半導体封止材やプリント配線板用接着剤、フォトレジスト原料に使用される。ミレックスは生成AI向けメモリ需要の拡大を背景に需要が増加しており、同社の収益を牽引する。両製品とも群馬工場および滋賀工場で生産され、グループ全体で販売される。

鋳造工程に欠かせない鋳物用粘結剤シリーズ

鋳物用粘結剤は、鋳型の砂同士を結合させるための化学品で、自動車部品などの鋳造工程で使用される。同社は「αsystem」「βsystem」「NFURAN」の3ブランドを展開する。これらはフェノール樹脂やフラン樹脂をベースに、硬化速度や強度を調整した製品である。特に「αsystem」は常温硬化型、「βsystem」は加熱硬化型と使い分けられている。タイのThai GCI ResitopやインドのIndia GCI Resitopでも製造され、現地の自動車産業向けに供給される。鋳物用粘結剤は同社の化学品事業の安定収益源の一つである。

半導体・電子材料向け高純度樹脂と真球状樹脂

電子材料用樹脂は、半導体封止材、プリント配線板用接着剤、レジスト材料など、電子部品の製造工程で使用される高機能樹脂である。同社は高純度化・低メタル化技術に強みを持ち、最先端半導体向けのフォトレジスト原料で大きな市場シェアを占める。また、真球状樹脂は完全な球形の微粒子樹脂で、液晶スペーサー、電子材料、化粧品などに使用される。粒径の均一性が求められる用途で採用されている。これらの製品は、2024年度に稼働した増産設備や2026年度稼働予定の新工場で生産能力を拡大中である。

食品事業のスリーシュガー・マルトフレッシュ・グンエイオリゴ

食品事業の主力製品は異性化糖「スリーシュガー」で、ブドウ糖と果糖を主成分とし、清涼飲料水の甘味料として広く使用される。ブドウ糖「コーソグル群栄」は単糖類で医薬品や発酵工業向け、水あめ「マルトフレッシュ」は麦芽糖を主成分とし菓子や佃煮に使われる。オリゴ糖「グンエイオリゴ」は特定保健用食品の素材としても利用される。これらの製品はトウモロコシから得た澱粉を糖化して製造され、群馬工場で生産される。同社は糖化技術を応用した高機能糖ケミカルの事業化も目指しており、新たな収益源への育成を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

化学のなかでの位置

特殊化学品で中堅、収益改善中

群栄化学工業は機能性化学品を中心に事業を展開する中堅化学メーカー。同業のクラレや東洋紡など大手に比べ規模は小さいが、ニッチ分野での存在感を持つ。売上高は約300億円と横ばいだが、営業利益率は7.5%から改善傾向にあり、2026年3月期には8.3%を見込む。収益性向上に向け、高付加価値製品へのシフトやコスト削減を進めている。ライバルとの差別化が課題。

強み

  • 特定の機能性化学品で技術力を活かし、顧客基盤を獲得。
  • 営業利益率が上昇傾向にあり、経営効率が向上している。
  • 大きな負債がなく、安定した財務体質を維持。
  • 産業用化学品は景気変動の影響が比較的少ない。

課題

  • 大手に対し研究開発や販売網で劣り、市場拡大が難しい。
  • 売上高が横ばいで、新たな成長ドライバーが必要。
  • 類似製品を扱う競合が多く、独自性を打ち出すのが困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字が群栄化学工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14092日本化学工業467億円15.8倍
24611大日本塗料466億円26.7倍
34275カーリット465億円15.5倍
44462石原ケミカル441億円13.4倍
54968荒川化学工業432億円18.8倍
64229群栄化学工業388億円14.5倍
73104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
84112保土谷化学工業369億円11.4倍
94064日本カーバイド工業315億円11.9倍
103580小松マテーレ297億円19.7倍
114410ハリマ化成グループ293億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

ぶどう糖製造会社として出発した1946年

1946年1月、群馬栄養薬品株式会社が設立され、ぶどう糖の生産を開始した。終戦直後の食糧難時代にあって、栄養補給や医薬品原料として需要があった。この事業が現在の食品事業の基盤となる。1951年9月には工業用フェノール樹脂の生産を開始し、化学品事業に参入。1953年6月には商号を群栄化学工業株式会社に変更し、化学メーカーとしての道を歩み始めた。創業時の本社は群馬県高崎市に置かれ、高度成長期に向けて事業を拡大する準備を整えた。

生産拠点の拡充と東証上場を達成した1960~70年代

1961年4月、高崎市大八木町にフェノール樹脂工場と澱粉糖類工場を新設し、生産能力を増強した。1963年2月には本社を同地に移転。営業拠点として東京(1955年)、大阪(1960年)、名古屋(1964年)の各営業所を開設し、全国販売網を整備した。1974年5月、株式を東京証券取引所市場第二部に上場。1976年8月には高崎支店を開設。滋賀県甲西町(現・湖南市)にフェノール樹脂工場(滋賀工場)を新設し、西日本での生産基盤を築いた。1979年10月には東証第一部に指定替えとなり、成長企業としての地位を固めた。

カイノール生産開始と砂川工場閉鎖の1980年代

1982年3月、北海道砂川市に異性化糖工場(砂川工場)を新設し、食品事業の拡大を図った。同年、日本カイノール株式会社を設立し、高崎工場内にカイノール工場を新設して高機能繊維「カイノール」の生産を開始した。カイノールは耐熱性・耐薬品性に優れたフェノール系繊維で、防護服やフィルター向けに展開された。しかし異性化糖事業は採算が合わず、1988年10月に砂川工場を閉鎖。食品事業はその後高崎市宿大類町(1989年)に新工場を建設し立て直しを図った。

タイ進出でグローバル化を推進した1990年

1990年11月、日商岩井(現・双日)およびタイのブライトン社との合弁により、タイ王国にThai GCI Resitop Company Limitedを設立した。これは同社初の海外生産拠点であり、フェノール樹脂の製造販売を目的とした。タイは自動車産業が集積し、鋳物用粘結剤や電子材料の需要が拡大していた。この進出により、同社は国内市場の成熟に対応しつつ、アジア市場での成長の足がかりを得た。1992年5月には本社を高崎市宿大類町に移転し、現在に至っている。

子会社再編とインド・米国展開の2000~2010年代

2009年4月、群栄商事、群栄ボーデン、日本カイノールの3子会社を吸収合併し、グループ組織をスリム化した。一方で海外展開を加速し、2012年7月にはインドにIndia GCI Resitop Private Limitedを設立し、レジンコーテッドサンドの製造販売を開始。2014年4月には東北ユーロイド工業の株式を取得して子会社化した。2018年8月には米国に販売子会社American GCI Resitop, Inc.を設立し、北米市場への直接販売ルートを確保した。これらの投資により、グループの売上高は2010年代後半に250億円台から300億円台へと拡大した。

プライム市場移行と中期経営方針2030の始動

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。同年から2030年度を対象とする「GCIグループ中期経営方針2030」が始動し、売上高400億円、営業利益40億円、ROE6%、CO2排出量46%削減(2013年度比)を目標に掲げた。電子材料向け高純度樹脂の増産投資や、カイノールの吸脱着用途開拓、インド新工場設立など、成長分野への資源投入を進めている。食品事業の立て直しや高機能糖ケミカルの事業化も課題とされている。

年表34件を開く

1940年代

  • 1946年1月創業群馬栄養薬品株式会社を設立、ぶどう糖の生産を開始。

1950年代

  • 1951年9月工業用フェノール樹脂の生産開始。
  • 1953年6月商号変更商号を群栄化学工業株式会社に変更。
  • 1955年7月中央区日本橋(現・中央区京橋)に東京営業所(現・支店)開設。

1960年代

  • 1960年12月大阪市北区に大阪営業所(現・支店)開設。
  • 1961年4月高崎市大八木町にフェノール樹脂工場及び澱粉糖類工場新設。
  • 1963年2月本社を高崎市大八木町に移転。
  • 1964年3月名古屋市中村区に名古屋営業所(名古屋支店)開設。

1970年代

  • 1971年12月創業群栄商事株式会社を設立。
  • 1974年5月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 創業群栄興産株式会社を設立。(現・関連会社)
  • 1976年8月高崎支店開設。
  • 滋賀県甲西町(現・湖南市)にフェノール樹脂工場(現・滋賀工場)新設。
  • 1979年10月上場株式を東京証券取引所市場第一部に上場。

1980年代

  • 1982年3月北海道砂川市に異性化糖工場(砂川工場)新設。
  • 創業日本カイノール株式会社を設立。
  • 高崎工場内にカイノール工場を新設し高機能繊維「カイノール」の生産開始。
  • 1987年7月米国ボーデン社と合弁出資によりボーデン式鋳造法によるシステム販売を目的とした群栄ボーデン株式会社を設立。
  • 1988年10月砂川工場(異性化糖工場)閉鎖。
  • 1989年1月高崎市宿大類町に澱粉糖類工場(現・群馬工場)新設。

1990年代

  • 1990年11月日商岩井株式会社(現・双日株式会社)及びタイ王国ブライトン社他と合弁出資により、タイ王国にフェノール樹脂の製造販売を目的としたThai GCI Resitop Company Limitedを設立。(現・連結子会社)
  • 1992年5月本社を高崎市宿大類町に移転。
  • 1997年3月群馬工場内にフェノール樹脂工場新設。
  • 株式会社ビッグトレーディングを設立。(現・連結子会社)

2000年代

  • 2005年4月創業株式会社羽鳥研究室を設立。
  • 2008年6月株式会社羽鳥研究室を解散。
  • 群馬工場内にカイノール工場新設。
  • 高崎工場(フェノール樹脂工場・カイノール工場)閉鎖。
  • 2009年4月M&A群栄商事株式会社、群栄ボーデン株式会社及び日本カイノール株式会社を吸収合併。

2010年代

  • 2010年3月名古屋支店閉鎖。
  • 2012年7月株式会社三栄シリカと合弁出資により、インド共和国にRCS(レジンコーテッドサンド)の製造販売を目的としたIndia GCI Resitop Private Limited を設立。(現・連結子会社)
  • 2014年4月東北ユーロイド工業株式会社の株式を取得。(現・連結子会社)
  • 2018年8月アメリカ合衆国に合成樹脂の販売を目的としたAmerican GCI Resitop, Inc.を設立。(現・連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで400億円
  • 営業利益2030年度まで40億円
  • 営業利益率2030年度まで10%
  • ROE2030年度まで6%
  • CO2排出量削減率(Scope1・2、2013年度比)2030年度まで46%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高純度・先端材料の拡充

    半導体・電子材料分野で増加する需要に対応するため、フォトレジスト原料の増産設備や新工場を整備し、最先端向け新製品開発と品質・低メタル化技術を強化する。

  2. 02

    環境対応ケミカルの成長促進

    高機能フェノール樹脂繊維「カイノール」の活性炭特性を活かし、溶剤リサイクル用途を拡大する。増産設備を稼働させ、脱着機能の用途展開で環境課題解決に貢献する。

  3. 03

    新事業創出(高機能糖ケミカル)

    「糖」×「化学品」の融合による独自開発製品の機能評価を進め、市場開拓により事業化を目指す。糖化事業では商品構成見直しやコストダウンで黒字化を継続する。

  4. 04

    経営基盤強化とCO2削減

    CO2排出量46%削減目標(2030年度、2013年度比)に向け、廃棄物削減や再生可能エネルギー導入を進める。インド子会社の増産投資や新工場設立で供給体制を強化し、地政学リスクにも対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で541人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は739万円で、9期前と比べて+5.0%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月465
2018年3月467
2019年3月70441.117.4484
2020年3月69141.217.9474
2021年3月69341.317.8496
2022年3月71240.216.6505
2023年3月69539.716.0526
2024年3月66439.916.0543
2025年3月70839.816.1537428
2026年3月73940.115.9541481

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)89.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
群馬工場 — 高崎市9,226百万円
食品事業 化学品事業
本社・研究所 — 高崎市4,230百万円
化学品事業 食品事業 不動産活用業
滋賀工場 — 湖南市2,158百万円
化学品事業
タイ工場 — タイ王国 ラヨーン県1,587百万円
化学品事業
北上工場 — 岩手県 北上市312百万円
化学品事業
インド工場 — インド共和国タミルナドゥ州149百万円
化学品事業
主な関係会社
  • 海外
    Thai GCI Resitop Company Limited (注)3、4
    タイ王国 ラヨーン県 マプタプット市 · 連結子会社
    議決権60.2%
  • 国内
    ㈱ビッグトレーディング
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    India GCI Resitop Private Limited (注)4
    インド共和国 タミルナドゥ州 ティルバルール郡 · 連結子会社
    議決権74.2%
  • 国内
    東北ユーロイド工業㈱
    岩手県北上市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    American GCI Resitop, Inc.
    アメリカ合衆国 イリノイ州 シャンバーグ市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は313億円営業利益26億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.6%、利益が+13.0%。

売上高
+2.6%
313億円
営業利益
+13.0%
26億円
純利益
+5.3%
20億円
営業利益率
8.3%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高342億円313億円
営業利益26億円26億円
純利益17億円20億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は84億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+5.0%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q741
2024年1Q80810.06
2024年2Q76810.57
2024年3Q76810.55
2024年4Q712
2025年2Q152127.910
2025年4Q153117.29
2026年2Q156149.010
2026年4Q157127.610
2027年1Q841011.94

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は249億円から313億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は8.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2491811
2014年3月2651512
2015年3月2801512
2016年3月2562214
2017年3月2542919
アメリカ合衆国に合成樹脂の販売を目的としたAmerican GCI Resitop, Inc.を設立。(現・連結子会社)
2018年3月2642716
2019年3月2761812
2020年3月2702114
2021年3月2522516
2022年3月2942819
2023年3月3141912
2024年3月3033220
2025年3月30523277.519
2026年3月31326308.320

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高313億円のうち、営業利益として残るのは26億円8.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.3%242億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.4%45億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.3%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.0pt
8.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが46億円、投資CFが−28億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は107億円で、売上の4.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−8−111746
2014年3月35−6−82968
2015年3月33−7−82686
2016年3月27−18199112
2017年3月42−53−18−1182
2018年3月18−40−13−2248
2019年3月22−3−121956
2020年3月43−7−173675
2021年3月36−8−132888
2022年3月24−9−71596
2023年3月12−25−7−1378
2024年3月36−22−81486
2025年3月43−28−91595
2026年3月46−28−818107

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は680億円。このうち返さなくてよい自己資本が569億円で、自己資本比率は80.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月4383637580.3
2014年3月4503757580.6
2015年3月4803948679.3
2016年3月4883899977.1
2017年3月51240510776.5
2018年3月52242010277.7
2019年3月5104179378.9
2020年3月5064208679.8
2021年3月5204388281.2
2022年3月5474499879.4
2023年3月5464618581.6
2024年3月61050310779.5
2025年3月63051711378.9
2026年3月68056911280.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
102億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
219億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
23億円
在庫として抱えている分
負債合計
112億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

化学 203社との比較

同じ化学の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率203社中27位あたり、逆に低いのはROE203社中169位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 6.9%
P25 4.5%P75 9.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 7.3%
P25 4.3%P75 10.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.3%/中央値 63.4%
P25 50.5%P75 73.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.6%/中央値 2.2%
P25 -1.8%P75 5.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.7%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,315で、1年前と比べて+34.8%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥4,315-2.8%1ヶ月-1.6%1年+34.8%時価総額388億円
過去52週の値幅
安値¥3,235高値¥6,350

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.5倍
PER (会社予想)16.8倍
PBR0.50倍
配当利回り2.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で4.87%下落し、4495円。25日線(4513円)とほぼ同水準、75日線(4648.2円)を下回るが、200日線(4508.37円)は上回る。52週高値6350円からは大幅に下落し、安値3105円からは上昇。7月30日に3960円まで急落したが、8月に入り持ち直し、14日に4715円まで上昇。RSIは54.34で中立圏。出来高は変動が激しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは15.11倍で業界平均の17.76倍を下回り、PBRは0.52倍と1倍を大きく割り込み割安感が強い。配当利回りは2.67%と平均並みだが、ROEは3.8%と低く収益性に課題。直近の売上高・利益は緩やかな増加傾向にあり、株価は純資産に対して過小評価されている。割安だがROEの低さが割安の理由とも言え、投資妙味はあるが収益力の改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.5倍17.8倍
PER (予想)16.8倍
PBR0.50倍1.41倍
ROE3.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

安定した収益基盤と高水準の営業利益率を維持しており、中長期の成長戦略が焦点。強気派は、自動車の電動化や電子機器の高機能化に伴う高付加価値製品の需要拡大と、原料内製化によるコスト優位性を評価する。弱気派は、特定顧客やセクターへの依存リスク、原材料価格の変動、さらには新規用途開発が期待ほど進まない可能性を懸念する。また、ROEが低く資本効率の改善が必要という指摘もある。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率8.31%と化学業界で高水準。原料内製化で価格競争に強い。

  • 高付加価値シフト

    自動車・電子向け製品で需要が堅調で、販売価格の維持が可能。

  • 今後の成長余地

    EV化や電子材料の進化で、樹脂の需要拡大が期待される。

  • 2026年3月期の営業利益26億円で増益予想決算発表後影響

    営業利益は前期比3億円増の26億円、売上高も313億円と増収増益の計画

  • PBR0.52倍と解散価値の5割割れ不定影響

    純資産倍率0.52倍と理論清算価値を下回り、資本政策次第で是正余地

  • 予想配当利回り2.67%と安定株主還元継続影響

    配当利回り2.67%を確保し、株価の下値支えとなる

  • 売上高313億円で過去最高を更新通年影響

    売上高は前期比8億円増の313億円と過去最高水準を更新

マイナスに働く材料7
  • 顧客依存リスク

    主要顧客の自動車・電子業界の減速が業績へ直結する。

  • 原材料価格変動

    石油由来の原料価格が上昇すれば、利益率を圧迫する。

  • ROEの低さ

    PBR0.52倍、ROE3.8%と資本効率が悪く、株主価値向上が課題。

  • 純利益20億円が2期連続横ばい決算発表後影響

    営業利益は伸びるが純利益20億円が2年連続同額でEPS成長は限定的

  • 来期予想PER17.5倍と実績から悪化通年影響

    予想PER17.5倍は実績15.11倍を上回り、市場の増益期待は低い

  • 外国法人持株比率2.68%と需給が細い継続影響

    外国法人持株比率2.68%と低く、物色が入りにくい銘柄特性

  • 1年で44.8%上昇し過熱感不定影響

    過去1年で44.8%上昇し、決算次第で利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
高収益性が維持されるか、またコスト転嫁の進展を確認する。
自動車向け売上高
主要顧客の需要動向を把握するため。
研究開発費
将来の高付加価値品開発の投資規模と成果を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.78%。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
2.78%
いまの株価に対して
配当性向
37.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月8037.1
2018年3月800.030.3
2019年3月800.054.7
2020年3月800.041.7
2021年3月800.032.9
2022年3月9012.529.6
2023年3月900.041.1
2024年3月10011.135.7
2025年3月1000.036.1
2026年3月1000.037.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,805人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.3%を占め、残る54.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.148.751.149.751.148.8
金融機関34.433.133.032.532.830.4
自己株式26.326.326.326.326.326.3
事業法人9.713.412.313.311.614.9
証券会社0.70.70.81.21.03.3
外国法人5.14.12.83.33.62.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・三井化学株式会社退職給付信託口)6.42
02群栄化学取引先持株会6.11
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.87
04信越化学工業株式会社3.66
05株式会社群馬銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.38
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.83
07株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.72
08三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.58
09日本証券金融株式会社2.08
10東京応化工業株式会社1.87

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-16
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    0.75%
    +0.09pt
  • 2026-05-26
    株式会社DOE5パーセント
    新規の大量保有報告
    0.66%
    +0.61pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1838%、1株純資産は14期で+1579%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月154903.214.243.4
2014年3月165053.223.937.5
2015年3月175313.319.731.1
2016年3月1905,3163.615.731.5
2017年3月2665,6564.813.737.1
2018年3月2295,8524.015.330.3
2019年3月1705,8142.915.254.7
2020年3月1996,0143.412.341.7
2021年3月2426,3673.910.532.9
2022年3月2916,5514.510.329.6
2023年3月1816,7232.714.341.1
2024年3月3087,3214.412.535.7
2025年3月2907,5003.910.336.1
2026年3月2978,2353.817.737.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額247百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
有田喜一代表取締役 会長83982
有田喜一郎代表取締役 社長執行役員55892
丸山克浩取締役執行役員 コーポレート本部長5637
新井光浩取締役執行役員 営業・マーケティング 本部長5522
大村康二取締役7210
笠原勲取締役 常勤監査等委員636
平澤洋一取締役 監査等委員7111
鈴木宏子取締役 監査等委員663
甲谷隆和641
村田朋博取締役 監査等委員58

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)413769821654
取締役(社内)1171717
社外取締役314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容699字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社6社及び関連会社1社で構成され、化学品(合成樹脂・高機能繊維)、食品(澱粉糖類)及び不動産活用業を主な内容とし、事業活動を行っております。 当社グループが営んでいる主な事業内容、各関係会社等の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 次の3事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」に掲げるセグメントと同一の区分であります。 区分   主要製品等   生産会社   主要販売会社 化学品事業   工業用フェノール樹脂(レヂトップ)特殊フェノール樹脂(ミレックス)鋳物用粘結剤(αsystem・βsystem・NFURAN)電子材料用樹脂高機能繊維(カイノール)真球状樹脂ビスフェノールF   当社 Thai GCI Resitop Company Limited India GCI Resitop Private Limited 東北ユーロイド工業株式会社 American GCI Resitop, Inc.   当社 Thai GCI Resitop Company Limited India GCI Resitop Private Limited 東北ユーロイド工業株式会社 American GCI Resitop, Inc. 食品事業   異性化糖(スリーシュガー)ブドウ糖(コーソグル群栄)水あめ(マルトフレッシュ)オリゴ糖(グンエイオリゴ)ピュアトース穀物糖化液化粧品原料   当社   当社 不動産活用業   当社の所有する不動産の賃貸   当社   ─ 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,324字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、創業以来、合成樹脂業界及び糖化業界において豊かな創造力により独自の技術を築いてまいりました。 理念として「化学の知識とアイデアでソリューションを提供し、より豊かな未来社会創りに貢献する」を掲げ、サステナビリティを巡る課題への対応に積極的に取り組み、顧客を中心としたステークホルダーと共に繁栄することを目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、技術・事業を通じた社会課題解決への貢献を目指し、GCIグループ中期経営方針2030(2025~2030年度)において、売上高、営業利益、ROE、CO2排出量を目標とする経営指標として設定しております。事業成長と環境対応の両立のため、目標達成に向けグループ全体で取り組んでまいります。 財務目標:売上高:400億円、営業利益:40億円、営業利益率:10%、ROE:6%(2030年度目標) 非財務目標:CO2排出量(Scope1・2、2013年度比):46%削減(2030年度目標) (3) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 当社グループは、「高純度・先端材料」、「環境対応ケミカル」、「新事業創出(高機能糖ケミカル)」、「経営基盤強化」を目指す方向性として掲げ、注力分野への積極投資および社会課題解決に貢献する高付加価値製品開発を強化してまいりました。前中期経営方針2024においては、需要減速等の影響を受けながらも、成長分野への積極投資を着実に実行した期間となりました。現在は、2025年度より始動した「GCIグループ中期経営方針2030」のもと、ありたい姿である“Green Chemical Industry”への進化を加速させるべく、以下の取り組みを通じて外部事業環境の変化に左右されない事業構造改革を推進しております。 GCIグループ中期経営方針2030 《ありたい姿》 化学の力でグローバルにソリューションを提供し、社会の持続的成長に貢献する“Green Chemical Industry(GCI)”となる 《基本方針》 ・事業ポートフォリオの再構築 ・マーケティングによる事業領域の拡大 ・生産性向上、収益力強化 ・持続的成長を支える人材の育成、エンゲージメント向上 《目指す方向性》 ・電子材料分野を中心とする「高純度・先端材料」 ・Green分野としての成長を見据える「環境対応ケミカル」 ・「新事業創出(高機能糖ケミカル)」 ・経済的価値・社会的価値向上のための「経営基盤強化」 ・電子材料分野を中心とする「高純度・先端材料」 半導体・電子材料産業は、デジタル化・生成AIの進展などを背景に、国内外を問わず今後も力強く成長を続けることが見込まれております。 フォトレジスト原料として大きな市場シェアをもつ当社電子材料事業においては、さらなる需要拡大に対応するための増産設備が2024年度に稼働開始、また工事が進行中の新工場が2026年度稼働予定であり、引き続き需要に対応するための供給体制を整えてまいります。更に、最先端分野を中心とした新製品開発や高品質・低メタル化への要求に応えるための技術力強化を継続して実行してまいります。 ・Green分野としての成長を見据える「環境対応ケミカル」・「新事業創出(高機能糖ケミカル)」 高機能フェノール樹脂繊維「カイノール」は、その活性炭の優れた吸脱着性能から各種溶剤のリサイクル用途で需要を伸ばしており、増産設備が2025年度に稼働を開始いたしました。更なる適応分野の拡大に向け吸脱着機能を活かした用途展開を図り、地球環境保護などの課題解決に貢献してまいります。 新事業創出分野である高機能糖ケミカルに関しましては、リソースを強化しながら「糖」×「化学品」の融合による独自開発製品の機能評価が進捗しており、その特徴を活かした市場開拓を進めることにより当分野の事業化を目指してまいります。また、糖化事業については商品構成の見直し・コストダウン等により黒字化したものの厳しい事業環境に変化はなく、引き続き事業ポートフォリオ変革について取り組んでまいります。 ・経済的価値・社会的価値向上のための「経営基盤強化」 当社グループは2030年度CO2排出量46%削減を目標に掲げております。グループ全体での無駄や廃棄物の削減、再生可能エネルギー電力の順次導入などにより、現状においては計画通りの実績を上げており、引き続き目標達成に向け取り組みを強化してまいります。 また、海外拠点であるインド子会社におきましては、製品品質が顧客に高く評価され需要が高まっております。これに伴い、実施してまいりました生産能力倍増のための投資に加え、更なる需要拡大への対応と供給体制の最適化を目的として、新たにインド北部への新工場設立を決定いたしました。 一方、縮小する国内市場および成熟段階にあるタイ市場への対応を課題と捉え、顧客を含めたエネルギーコスト削減などのニーズに応えることでグループ全体の経営基盤を強化してまいります。また、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学リスクへの対応を強化し、収益基盤の安定化を図ります。 様々な社会環境の変化を新たな事業機会と捉え、目指す方向性への積極的な資源投入により事業ポートフォリオおよび利益構造変革を着実に推進し、サステナブルな社会に貢献することにより企業価値を高めてまいります。
事業等のリスク2,183字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものが挙げられます。ただしすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できない、又は重要とはみなされないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 リスク   想定される当社事業への影響   主な取り組み   リスク発生の蓋然性   当社事業への影響度 為替変動リスク   ・外国通貨建ての原材料調達コストや製品売上高への影響・在外子会社を含む連結決算への影響   ・為替が原材料に及ぼす影響のモニタリングと定期報告・円建て取引推進によるリスク回避・関連通貨変動のモニタリングと定期報告   中   低 農業政策に関するリスク   ・農林水産省の糖業政策変更や方針変更が、法令制度の制約の中で事業を行わざるを得ない当社糖化事業へ及ぼす影響   ・業界団体(全日本糖化工業会)を通じた、定期的な行政側との交渉と情報交換   高   中 製品の品質と安全の確保に関するリスク   ・製品品質不良による健康被害の発生・不適合や廃棄物発生によるコスト増加・品質クレームによる訴訟や賠償の発生・グループ全体の信用や企業価値の低下   ・設備メンテナンス強化及びファイン技術の構築・品質管理及び品質保証体制の強化・生産物賠償責任保険(PL保険)の適切な付保・高度な品質管理を求められる製品の原料について、供給元への積極的な品質向上のサポート・契約リスク管理のための適正な契約書類締結   中   高 気候変動リスク   ・脱炭素社会移行に伴う操業コスト増加・既存製品の競争力低下、売り上げ減少・気候変動への対応遅延による企業価値・信用の低下   ・製品製造時に発生する廃棄物の削減・設備投資、再エネ導入などによるGHG排出量削減・カーボンニュートラルを前提とした製品開発の推進・気候変動に伴う機会(チャンス)の獲得に向けた活動強化   高   中 情報セキュリティに関するリスク   ・サイバー攻撃による情報インフラ障害や情報漏洩・従業員の意図的な行為や過失による、機密情報や個人情報の外部漏洩   ・情報セキュリティ基本方針、個人情報保護方針を定め、関連規程の定期見直し・情報セキュリティ教育訓練の実施・情報セキュリティマネジメントの評価とモニタリング強化・ゼロトラストセキュリティ対策の実施   高   高 企業の社会的責任に関するリスク   ・法令違反ならびに、社会的規範や倫理の逸脱行為による企業価値の低下・人権侵害懸念のある行為(差別、ハラスメント、強制労働等)による、企業価値や信用の低下   ・定期的なコンプライアンス教育の実施・グループガバナンス体制の強化とモニタリングの実施・供給元調査の実施など、CSR調達の取組み強化・環境配慮と地域貢献など、CSR活動の継続的推進   中   中 感染症の蔓延リスク   ・従業員の罹患に伴う操業停止や生産減・原材料の納入遅延や製品出荷の遅延   ・BCP、BCM計画の策定と適時見直し・適正在庫(原材料、製品)の把握と管理・未然防止対策(IT活用などによる働き方改革の推進)・業務の効率改善と省人化、自動化の推進   中   中 リスク   想定される当社事業への影響   主な取り組み   リスク発生の蓋然性   当社事業への影響度 原材料の調達、サプライチェーンに関するリスク   ・地政学リスク等により、原材料調達価格や製品市況が変動することによる業績への影響・原材料メーカーの供給遅延・停止となる事態・働き方改革関連法に由来する国内輸送量の低下により、原材料の調達遅延、製品の納入遅延   ・原材料価格、運賃等の変動を適時かつ合理的に製品売価へ転嫁・原材料リスク評価の実施、複数購買化・適正在庫の把握と管理・サステナブル調達方針の周知   高   高 予測不可能な災害、事故に関するリスク   ・従業員の被災、豪雨被害等による操業停止や生産減・ユーティリティ供給途絶による、化学物質の漏洩事故や爆発事故・原材料の納入遅延による、製品出荷が不能となる事態   ・未然防止対策と発生想定訓練の実施・BCP、BCM計画の策定と適時見直し・自家発電設備等の整備・適正在庫(原材料、製品)の把握と管理   中   高 人材確保に関するリスク   ・少子高齢化に伴う採用困難化と人材不足・ITなど高度な専門性を持つ人材獲得コストの上昇・他社への人材流出   ・教育プログラムの充実による社内人材育成強化・魅力的な職場環境の構築やダイバーシティの推進・アウトソーシング人材の活用・人事評価制度、賃金体系等の充実   中   中 知的財産に関するリスク   ・第三者の知的財産権の侵害訴訟による、自社製品の販売停止、損害賠償、ブランドイメージの低下・権利未取得で生じた競合品の台頭による売上高減少・職務発明による従業員からの過度な補償要求   ・他社の知的財産の取得状況を監視する体制、他社権利の尊重・自社権利の取得、活用及び自社製品保護・職務発明取扱規程による職務発明の権利や報酬の明文化   低   中
経営成績の分析 (MD&A)3,142字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策に加え、物価上昇の継続等の影響による景気後退リスク、中東情勢を始めとする地政学リスクなどが依然として続いており、不透明な状況となっております。わが国経済におきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、景気は緩やかな回復が継続しておりますが、不安定な海外情勢や為替動向等を背景とした物価上昇への懸念から、依然として先行きが不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループの売上高は、前年同期比2.5%増加の31,307百万円となりました。利益面では、営業利益は前年同期比12.0%増加の2,567百万円、経常利益は前年同期比9.0%増加の2,959百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比2.8%増加の1,973百万円となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 [化学品事業] 化学品事業においては、環境関連向け高機能繊維は溶剤回収用途等が中国における在庫調整の継続により低調に推移しましたが、自動車関連向け樹脂は前年並みに推移し、電子材料関連向け樹脂は半導体用途が、生成AI用途等のメモリ需要好調を背景に堅調に推移しました。以上の結果、売上高は前年同期比4.1%増加の26,496百万円となりました。利益面では、子会社の利益貢献もあり、セグメント利益(営業利益)は前年同期比13.3%増加の2,376百万円となりました。 [食品事業] 食品事業においては、市場全体では、インバウンド需要を背景に外食産業は堅調に推移しましたが、当社は商品構成の見直しにより販売数量が減少し、売上高は前年同期比5.7%減少の4,564百万円となりました。利益面では、採算是正に取り組んだ結果、セグメント利益(営業利益)は前年同期比4.1%増加の35百万円となりました。 [不動産活用業] 不動産活用業においては、ほぼ前年並みで推移した結果、売上高は前年同期比0.8%増加の247百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比3.2%減少の155百万円となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 化学品事業   26,105   +3.9 食品事業   4,009   △6.1 不動産活用業   -   - 合計   30,115   +2.4 (注) 1 金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当社グループは受注見込みによる生産方式をとっております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 化学品事業   26,496   +4.1 食品事業   4,564   △5.7 不動産活用業   247   +0.8 合計   31,307   +2.5 (2) 財政状態 当連結会計年度における資産合計は前連結会計年度末と比べ4,993百万円増加し、68,012百万円となりました。これは、主に設備投資により有形固定資産が増加したこと及び保有株式の時価評価により投資その他の資産が増加したことによるものです。 負債合計は前連結会計年度末と比べ127百万円減少し、11,159百万円となりました。これは、設備投資に伴う設備関係未払金を支払ったことによるものです。 純資産合計は前連結会計年度末と比べ5,121百万円増加し、56,853百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益を計上し利益剰余金が増加したこと及び保有株式の時価評価によりその他有価証券評価差額金が増加したことによるものです。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ1,144百万円(12.0%)増加し10,681百万円となりました。なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な内訳は以下のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、4,582百万円の収入と前連結会計年度に比べ251百万円の収入の増加となりました(前連結会計年度4,330百万円の収入)。これは主に、棚卸資産の増減額が減少したことによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,760百万円の支出と前連結会計年度に比べ45百万円の支出の減少となりました(前連結会計年度2,806百万円の支出)。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加したものの、投資有価証券の取得による支出等が減少したことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、825百万円の支出と前連結会計年度に比べ49百万円の支出の減少となりました(前連結会計年度875百万円の支出)。これは主に、配当金の支払額が減少したことによるものです。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金は営業キャッシュ・フローで獲得した内部資金の活用を基本としております。なお、事業計画に基づく資金需要に対し、内部資金が不足する場合は、金利動向等調達環境を勘案し、金融機関からの借入を中心とした資金調達を実施する方針であります。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、生産活動のための製造費、受注・販売活動のための販売費、新製品開発のための研究開発費及びこれら企業活動を支える一般管理費であります。投資を目的とした資金需要は、成長戦略等のための設備投資であります。 なお、現時点では十分な手元資金を保有しておりますが、地政学リスクの急激な拡大等緊急の資金需要に備え、金融機関と当座借越契約を締結し、資金流動性を確保しております。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、連結財務諸表に重要な影響を与える見積りを必要としております。見積りにつきましては、過去の実績や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき行っておりますが、この見積りは不確実性があるため実際の結果と異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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