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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

イフジ産業

Ifuji Sangyo Co., Ltd.2924 · Standard · 食料品

業務用液卵・調味料の専門メーカー。食品の主要原料を安定的に供給し、オーガニックECも展開。

概要

イフジ産業は福岡県粕屋郡に本社を置く食品メーカーである。鶏卵を加工した液卵・凍結卵を主力とし、調味料事業とオーガニックEC事業を展開する。2025年3月期の連結売上高は256億円、純利益21億円、従業員数184名。

液卵事業が収益の柱

液卵事業は連結売上高の約9割を占める中核事業である。鶏卵を割卵して殻を取り除いた「液卵」や「凍結卵」を製造し、大手食品メーカーや外食チェーン向けに供給する。同社はこれを「食の半導体」と位置づけ、安定した品質と供給力を強みとする。2025年3月期の液卵販売数量は66,660トンと過去最高を記録した。

調味料事業と日本化工食品

調味料事業は連結子会社の日本化工食品株式会社が担う。粉体調味料や顆粒調味料を製造し、即席麺・ふりかけ業界向けに加え、健康食品分野へも展開する。2025年3月期のセグメント売上高は12.6億円と前年比で微減したが、研究開発と営業の連携による高付加価値化を推進している。

オーガニックEC事業の拡大

HORIZON FARMS株式会社が運営するオーガニックEC事業は、個人消費者向けにオーガニック商品やオールナチュラル商品を販売する。冷凍フルーツの販売が好調で、2025年3月期の売上高は8.7億円を計上した。事業拡大に伴い倉庫賃借や広告費増加が利益を圧縮しているが、商品ラインナップ強化を進める。

経営目標と財務指標

同社グループは2030年度に液卵販売数量8万トン、業界シェア20%を目標とする。連結売上高経常利益率8%以上の安定的確保とEBITDA(営業損益+減価償却費+のれん償却額)を重視する。2025年3月期のEBITDAは35.6億円と過去最高を達成。積極的な設備投資により減価償却費が増加しているが、投資の成果として中期的な成長を目指す。

業界の中での役割は業務用食品原料メーカー(液卵・調味料)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
326億円
営業利益
28億円
営業利益率
8.6%
純利益
20億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
液卵事業305億円93.6%27億円8.9%
調味料事業12億円3.7%1億円8.3%
オーガニック EC事業9億円2.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品製造業(業務用)主力

大手食品メーカーや外食向けに、液卵・凍結卵と業務用調味料を製造販売。安定品質と安定供給力が強みで、加工食品の主要原料として広く使用される。

主な製品・サービス2
液卵・凍結卵
鶏卵を割卵し卵殻を取り除いた液状卵製品。業務用加工食品に広く使用される「食の半導体」とも称される。
業務用粉体調味料・顆粒調味料
大手食品メーカー向けに、粉体や顆粒の調味料を製造・販売。開発力と商品力で顧客のニーズに対応。

02一般消費者向けEC市場副次

オーガニック商品やオールナチュラル商品をECサイトで個人顧客向けに販売。健康志向の消費者を取り込む。

主な製品・サービス1
オーガニック・ナチュラル商品
有機食品や自然食品をECサイトで販売。主に個人顧客向けで、健康的なライフスタイルを支援。

製品と技術

業務用の基幹原料:液卵・凍結卵

主力製品は液卵と凍結卵である。新鮮な鶏卵を割卵し、殻や卵殻膜を取り除いて液状または凍結状にしたもの。大手食品メーカー向けのマヨネーズ、菓子、総菜などの原料として使用される。同社は「食の半導体」と称し、安定品質と安定供給を使命とする。2025年3月期の販売数量は66,660トン。

粉体・顆粒調味料の技術

日本化工食品株式会社が製造する粉体調味料と顆粒調味料は、即席麺のスープやふりかけ、健康食品など幅広い用途に対応する。顧客ニーズに応じたカスタマイズ開発が強みで、研究開発部門と営業部門が連携して高付加価値製品を提供する。独自の生産技術により、風味と溶解性を両立している。

オーガニックECの商品展開

HORIZON FARMS株式会社が運営するECサイトでは、オーガニック認証を受けた食品やオールナチュラル商品を個人顧客に直接販売する。冷凍フルーツ、ドライフルーツ、ナッツ類などを中心に、健康志向の消費者に支持されている。商品ラインナップの拡充を通じて売上拡大を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

米粉・加工食品で成長、内需依存の業界中位

当社は米粉や加工食品を手掛ける食料品メーカーで、同業のニップンや昭和産業と比べ規模は中位だが、米粉用途の拡大などで成長している。売上高は245億円から326億円へ大きく増加し、営業利益率も11.72%の高水準から8.59%へ低下、急拡大に伴う収益率の調整と、原料調達や設備投資の負担が課題だ。内需中心でグルテンフリー需要の追い風を受ける一方、競合他社の追随により差別化が重要になっている。

強み

  • 売上高が245億円から326億円へ大幅増加、市場拡大を享受
  • 営業利益率11.72%と高く、強固な収益基盤を持つ
  • グルテンフリー志向で米粉需要が拡大、追い風となる
  • 国内需要中心で、海外依存が低く安定した事業構造

課題

  • 拡大に伴い営業利益率が11.72%から8.59%へ低下
  • 米粉市場に参入する企業が増え、競争が激しくなっている
  • 成長に対応するための設備投資がコスト増要因になっている

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がイフジ産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12597ユニカフェ173億円20.4倍
22003日東富士製粉170億円19.9倍
32806ユタカフーズ169億円64.9倍
42112塩水港精糖166億円4.7倍
52937サンクゼール163億円26.4倍
62924イフジ産業159億円7.8倍
72935ピックルスホールディングス156億円11.3倍
82884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍
92936ベースフード148億円55.4倍
102816ダイショー140億円30.1倍
112904一正蒲鉾140億円42.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

100億円台で推移した2010年代前半

2013年3月期の売上高は107億円、純利益5億円であった。その後2016年3月期までに売上高145億円へ拡大し、純利益は4億円と安定。この時期は液卵事業の基盤を固め、顧客との継続的取引関係を構築した。

売上高横ばいの中での利益改善(2017~2021年)

2017年3月期から2021年3月期まで、売上高は142億円から138億円とほぼ横ばいで推移した。しかし純利益は5億円から8億円へ増加。コスト管理の徹底や調味料事業の収益改善が寄与した。この間、液卵販売数量は緩やかに増加した。

鳥インフルエンザが追い風となった2022年

2020年以降、国内で大規模な鳥インフルエンザが頻発し、鶏卵の供給が不安定になった。同社は輸入卵の活用や需給調整機能を強みに液卵の安定供給を実現。2022年3月期の売上高は174億円、純利益10億円と大きく伸びた。

連続増収と設備投資拡大(2023~2025年)

2023年3月期から2025年3月期まで、売上高は209億円、245億円、256億円と3期連続で過去最高を更新。液卵販売数量も毎年増加した。2030年度の目標達成に向け、全工場で設備投資を積極化し、減価償却費が増加したが、EBITDAは拡大を続けた。

2026年3月期計画と中長期ビジョン

2026年3月期の連結業績予想は売上高326億円、営業利益30億円、純利益20億円。液卵販売数量8万トン目標の達成に向け、生産能力増強と人的資本投資を継続する。調味料事業とオーガニックEC事業も収益拡大を目指す。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で184人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は575万円で、9期前と比べて+21.8%平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は12.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月136
2018年3月128
2019年3月47239.513.3138
2020年3月46939.512.3149
2021年3月49239.613.3145
2022年3月50939.513.3138
2023年3月51238.512.7146
2024年3月53538.512.3153
2025年3月57738.512.31681,786
2026年3月57538.512.31841,522

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
関東事業部 — 茨城県水戸市2,263百万円
液卵事業
関西事業部 — 京都府綴喜郡 井手町1,766百万円
液卵事業
名古屋事業部 — 愛知県安城市1,490百万円
液卵事業
福岡事業部及び本社 — 福岡県糟屋郡 粕屋町1,353百万円
液卵事業
千葉工場 — 千葉県市原市395百万円
調味料事業
本社 — 愛知県名古屋市 熱田区4百万円
オーガニックEC事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は326億円営業利益28億円前期と比べると増収減益で、売上が+27.3%、利益が-6.7%。

売上高
+27.3%
326億円
営業利益
-6.7%
28億円
純利益
-4.8%
20億円
営業利益率
8.6%
前期比 -3.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高334億円326億円
営業利益29億円28億円
純利益20億円20億円
1株あたり配当¥69¥69

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は79億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.9%、営業利益は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q633
2024年1Q70710.07
2024年2Q6258.13
2024年3Q6346.35
2024年4Q501
2025年2Q1111513.510
2025年4Q1451510.311
2026年2Q160159.410
2026年4Q166137.810
2027年1Q7967.64

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は107億円から326億円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月10785
2014年3月12742
2015年3月13154
2016年3月14574
2017年3月14275
2018年3月14476
2019年3月13786
2020年3月143106
2021年3月138128
2022年3月1741410
2023年3月2091611
2024年3月2451816
2025年3月256303011.721
2026年3月32628298.620

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高326億円のうち、営業利益として残るのは28億円8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は20億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.9%267億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.5pt
8.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.9pt
6.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.5pt
16.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は35億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−3−3612
2014年3月−2−32−59
2015年3月10−5−4511
2016年3月3−66−314
2017年3月11−134−216
2018年3月12−5−6717
2019年3月8−2−4618
2020年3月12−3−7919
2021年3月11−2−3924
2022年3月11−3−6827
2023年3月13−4−4931
2024年3月−3−25−531
2025年3月40−19−132140
2026年3月12−235−1135

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は189億円。このうち返さなくてよい自己資本が126億円で、自己資本比率は66.7%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月80374346.6
2014年3月80384247.4
2015年3月84414348.9
2016年3月96445246.1
2017年3月107495845.7
2018年3月110535748.2
2019年3月107575053.2
2020年3月104604457.7
2021年3月110674360.9
2022年3月118754364.0
2023年3月137845361.7
2024年3月146974966.2
2025年3月1671125666.6
2026年3月1891266366.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
119億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
20億円
在庫として抱えている分
負債合計
63億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率123社中34位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.6%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.7%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
27.3%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,911で、1年前と比べて-19.6%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥1,911-1.3%1ヶ月-3.4%1年-19.6%時価総額159億円
過去52週の値幅
安値¥1,783高値¥2,500

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.8倍
PER (会社予想)7.7倍
PBR1.22倍
配当利回り3.61%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1937円と8月4日からの下落が続く。25日線(2051円)を約5.6%下回り、75日線(2049円)や200日線(2029円)も割り込んでおり、短期的に弱い展開。52週高値2520円からは約23.1%下落、52週安値1783円からは約8.6%上。出来高は8月4日に18800株と急増後、8月6日には400株と極端に減少するなど薄商い。RSIは19.8と売られ過ぎ圏で、反発のタイミングを探る状態。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは7.88と業界平均27.98を大きく下回り、予想PERも7.8と圧倒的に割安。PBRは1.24と業界平均1.63を下回る一方、ROEは16.8%と高水準で、収益性が高い。配当利回りは3.56%と業界平均2.31%を上回る。ただし、直近の営業利益率は11.72%から8.59%へ低下しており、利益成長の鈍化が懸念。割安であるが、収益力の持続性に留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.8倍28.6倍
PER (予想)7.7倍
PBR1.22倍1.63倍
ROE16.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は堅調に増加し、営業利益率も1桁台後半と収益性は良好。強気派は、食品需要の安定性に加え、原材料価格の高止まりや円安が追い風となり、業績拡大が続くとみる。また、株価はPER7.9倍、配当利回り3.56%とバリュエーションが割安で、株主還元も充実。弱気派は、2026年3月期の売上は増収だが、営業利益率が11.72%から8.59%へ低下する見通しで、コスト上昇や競争激化による収益悪化を懸念。また、先行きの需要変動や原材料価格の下落が業績にマイナスとなる可能性も指摘される。

プラスに働く材料7
  • 業績の拡大基調

    売上高が2023年3月期209億円から2026年予想326億円へと大幅に増加

  • 割安なバリュエーション

    PER7.88倍と低く、ROE16.8%を考慮すると評価が有望

  • 株主還元の厚さ

    配当利回り3.56%と安定した配当を継続し、株主への利益還元を重視

  • 2026年3月期売上高が326億円へ前期比27%増加決算発表後影響

    売上高は256億円→326億円と70億円増加。営業利益28億円は高水準で、増収が収益を下支え

  • 予想PER7.8倍と7倍台の割安水準不定影響

    予想PER7.8倍、実績PER7.88倍。PBR1.24倍に対しROE16.8%とバリュエーションは割安

  • 配当利回り3.56%が下値支え継続影響

    配当利回りは3.56%。株価は1年で10.8%下落したが、利回り水準が投資家の下値買いを誘う

  • ROE16.8%の高収益性が自己資本を拡大継続影響

    ROE16.8%を達成。PBR1.24倍と低いため、株主資本の蓄積が進めば評価修正の余地

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下懸念

    2026年3月期予想の営業利益率は8.59%と前期から3ポイント以上低下

  • 原材料コスト上昇

    小麦など原材料価格の変動が利益を圧迫する可能性がある

  • 需要変動リスク

    国内人口減少や食生活の変化で製粉需要が減少する恐れ

  • 営業利益率が11.72%から8.59%に低下決算発表後影響

    営業利益率は3.13pt低下。売上高326億円に対し営業利益は28億円にとどまる

  • 純利益20億円と前期比減益通年影響

    純利益は21億円→20億円へ減少。営業利益の減少が最終減益に影響

  • 株価は1年で10.8%下落ともたつく継続影響

    株価1937円は1年間で10.8%下落。需給が軟調で上値が重い

  • 外国法人保有4.03%と低調不定影響

    外国法人持ち株比率4.03%。海外投資家の買いが入りにくい状況

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト増が利益を侵食しないか、収益性の推移を注視
売上高成長率
拡大路線が持続するか、需要の強弱を把握する
原材料価格の動向
小麦価格が利益率に直結するため、コスト変動をモニター

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり69で、前期から+1.5%いまの株価に対する利回りは3.61%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥69
1株あたり
配当利回り
3.61%
いまの株価に対して
配当性向
27.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1728.1
2018年3月16−5.924.5
2019年3月176.326.3
2020年3月2017.625.8
2021年3月2420.024.3
2022年3月2816.723.8
2023年3月3525.026.3
2024年3月4837.125.4
2025年3月6637.526.1
2026年3月671.527.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥69

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,941人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.1%を占め、残る69.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他76.363.862.860.962.264.5
事業法人9.021.122.524.927.925.2
金融機関12.913.211.99.24.95.0
外国法人0.50.50.73.43.14.0
自己株式2.01.61.21.02.52.4
証券会社1.41.42.01.61.71.3
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社将コーポレーション14.13
02宇髙 紫乃8.66
03宇髙 真一5.07
04宇髙 和真5.04
05株式会社福岡銀行4.72
06藤井 将徳4.34
07宇髙 悠真3.45
08藤井 智徳3.32
09国立大学法人九州大学2.40
10株式会社オリエンタルフアーム1.91

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    宇高 真一
    変更報告
    5.08%
    +0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+285%、1株純資産は14期で+246%。直近期のROEは16.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6444715.08.129.2
2014年3月284586.318.283.2
2015年3月474939.811.625.7
2016年3月5253310.210.331.9
2017年3月6458511.513.928.1
2018年3月6763610.911.724.5
2019年3月6668510.010.626.3
2020年3月7574110.510.525.8
2021年3月10282213.09.224.3
2022年3月12191714.08.123.8
2023年3月1361,02314.07.526.3
2024年3月1931,17317.67.825.4
2025年3月2551,37220.27.926.1
2026年3月2461,54916.87.527.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額185百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤井宗徳代表取締役 社長5171,900
池田賢次郎常務取締役 関東事業部長 東日本(関東事業部・名古屋事業部)担当6760,565
原敬常務取締役 管理本部長5521,600
本司義博取締役 購買統轄部長 西日本(関西事業部・福岡事業部)担当577,846
川原正孝取締役7650,000
三宅史員取締役 常勤監査等委員641,538
中川正裕取締役 監査等委員771,000
桝本美穂取締役 監査等委員51
上村勝則取締役 監査等委員67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)584792616433
社外取締役616163
取締役(社内)2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容468字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループの企業集団は、当社及び連結子会社2社の3社から構成されております。 当連結会計年度における、各区分における主な事業内容と主要な関係会社の異動は、概ね次のとおりであります。 液卵事業 当事業においては、鶏卵を割卵して卵殻を取り除いた「液卵」「凍結卵」を製造販売しております。多くの業務用加工食品に使用される「食の半導体」ともいうべき「液卵」「凍結卵」の安定品質、安定供給力を認められ、主に大手食品メーカーや外食向けに納入しております。 (主な関係会社)当社 調味料事業 当事業においては、業務用粉体調味料及び顆粒調味料等を製造販売しております。開発力や商品力を認められ、主に大手食品メーカーに納入しております。 (主な関係会社)日本化工食品株式会社 オーガニックEC事業 当事業においては、オーガニック商品及びオールナチュラル商品を仕入れ、ECサイトにて販売しております。主に個人顧客向けに販売しております。 (主な関係会社)HORIZON FARMS株式会社 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,353字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「わが社は、高い倫理観を保ち、浮利を追わず、質実剛健と先憂後楽の社風を確立して、社業の発展に努め、以って取引先、従業員並びに株主に対する企業責任を全うし、社会に貢献することを旨とする。」という経営理念に基づき、当社の存在意義(パーパス)として、市場には流通しない規格外卵を様々な食品の原料として使用される「食の半導体」ともいうべき「液卵」「凍結卵」にして、安定した量を安定した品質により適正価格で提供し、顧客との継続的な関係を構築する「サステナブルサプライ」を実現し社会に貢献してまいります。また、1,000社を超える販売先がある食品業界へは徹底した品質管理のもと安定した製品を安定的に供給し、約300社の仕入先がある鶏卵業界へは需要期、不需要期のアンバランスをなくす需給調整機能を提供し、「食のインフラ」として国民の豊かな食生活に貢献してまいります。 連結子会社である日本化工食品株式会社は、「1.この仕事を通じて社会に貢献する。2.この仕事を通じて魅力ある立派な人間を育成する。3.取引先より信用と信頼を得られる魅力ある商品を創造する。4.魅力ある会社、魅力ある工場にしていく。」という企業理念に基づき、調味料等の製造と販売により、社会に貢献してまいります。 また、HORIZON FARMS株式会社は、「Good Farms, Better Food(良質の食品は、健全な農家から)」というコンセプトに基づき、消費者の皆様により良い商品の選択肢を提供してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、2030年度に液卵販売数量8万トン、業界シェア20%を目指しており、また連結売上高経常利益率8%以上を安定的に確保することを目標としております。また、事業の成長加速のための設備投資やM&Aを積極的に検討する方針であり、その場合、減価償却費やのれんの償却額が増加する可能性があるため、EBITDA(※)を重視しております。これらの数値を、会社の持続的な成長のための製造設備や研究開発等への積極的な投資の源泉、株主に対する利益還元の源泉、また従業員の持続的な所得向上等の従業員満足度向上のための源泉と位置づけ、この指標を達成できるよう努力してまいります。 ※  EBITDA=営業損益+減価償却費+のれん償却額 (3)経営環境、経営戦略及び対処すべき課題 当社グループが属する食品業界においては、原材料価格の高騰や円安の影響による食品価格の上昇を背景に、消費者の生活防衛意識が一層強まっております。加えて、国内の人口減少に伴う労働力不足や需要の縮小が見込まれるなど、事業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況にあります。 また、鶏卵業界においては、2020年以降大規模な鳥インフルエンザが頻発し、鶏卵の生産量が不安定な動きとなっており、鶏卵相場の不確実性が高まっております。 このような事業環境を踏まえ、当社グループは中長期的な経営戦略のもと、対処すべき課題に的確に対応し、各種施策を着実に推進することで、企業価値の向上に努めてまいります。 ①営業施策 (液卵事業) 「食の半導体」ともいえる食品の基幹原料である「液卵」「凍結卵」について、高品質な製品を適正価格で安定的に供給することを使命としております。営業部門、購買部門、製造部門、研究開発部門が一体となって、お客様ごとのニーズに即した製品開発・提案を行うとともに、鶏卵相場の高騰時には、凍結卵の活用を提案し、また、鳥インフルエンザ発生時における供給不安に対しては、いち早く輸入卵の手当てを実施する等、お客様の供給不安に対して適時適切な提案を行い、常にお客様に寄り添った販売戦略を推進し、新規取引先の開拓および販売数量の拡大を図ってまいります。また、少子高齢化や人口減少に伴う労働力不足が進行する中、「液卵」「凍結卵」が有する業務効率化・省力化への貢献価値を訴求し、食品業界全体の課題解決に寄与してまいります。あわせて、新規業種への展開を加速させ、2030年度に液卵販売数量8万トン、業界シェア20%の達成を目指してまいります。 (調味料事業) 主力製品である粉体・顆粒調味料の販売強化に向け、マーケティング機能の高度化を推進しております。営業部門と研究開発部門の連携を強化し、お客様のニーズを迅速に製品開発へ反映させることで高付加価値化を実現し、適正な価格形成に努めてまいります。また、独自の生産技術を活用し、即席めん・ふりかけ業界といった既存分野に加え、健康食品など新たな市場への提案を強化することで、販路の拡大と事業基盤の強化を推進してまいります。 (オーガニックEC事業) 新たなカテゴリー商品の拡充を図り、商品ラインナップの強化を通じて売上の拡大を目指してまいります。 ②購買施策 (液卵事業) 国内における大規模な鳥インフルエンザの発生や気候変動に伴う鶏卵需給の急激な変動、鶏卵生産の過程で発生する副産物の処理や環境への配慮の問題、さらには養鶏業界の寡占化の進行などにより、原料調達を取り巻く環境が大きく変化しております。このような状況を踏まえ、仕入先のさらなる拡充に加え、原料の定期仕入比率の向上、需給調整機能の強化、委託生産の活用、輸入卵の活用など、調達体制の多様化を推進するとともに、平常時から計画的な原料確保を行うことで、需給変動時においても安定した液卵供給を継続できるよう、一定の原料保有を可能とする体制の整備に取り組んでまいります。これらの取り組みを通じて、調達リスクの低減と供給の安定性向上を図り、当社が最も重要な使命と位置付けるお客様への安定供給責任を確実に果たしてまいります。 (調味料事業) 得意先商品のライフサイクルの短期化に対応するため、購買管理および在庫管理の高度化を推進しております。原料や資材の回転日数の短縮を図ることで在庫効率の向上に努め、無駄のない安定的な供給体制の構築を進めてまいります。また、仕入先と合同で主原料の開発を行い、優先的に調達することで、安定した商品供給体制の構築に努めてまいります。 (オーガニックEC事業) 希少性の高いオーガニック商品の安定確保に向け、仕入先の拡大および多様化を推進し、安定した商品供給体制の構築に努めてまいります。 ③製造施策 (液卵事業) 安定的かつ効率的な供給体制の強化を最重要課題と位置づけております。2030年度に販売数量8万トンの達成を目標として掲げ、最新鋭設備の新設・増設ならびに既存設備の更新を計画的に推進することにより、生産能力の拡充および供給基盤の強化を図ってまいります。また、営業部門・購買部門・製造部門が一体となった連携体制のもと、需要動向を踏まえた適正在庫水準を維持するための生産の最適化に努め、供給の安定性向上と在庫効率の改善を推進してまいります。さらに、品質を最優先とする方針のもと、品質管理体制の一層の強化を図り、食品安全マネジメントシステムの適切な運用、各種手順書・マニュアルの整備及び教育の徹底により、品質・衛生意識の向上並びに法令遵守の徹底に取り組んでまいります。加えて、工場内における2S(整理・整頓)の徹底等により作業環境の改善を推進し、安全性および業務効率の向上を通じて、生産性の向上と安定供給を支える基盤の強化に努めてまいります。 (調味料事業) 安全・安心な製品の安定供給を最重要課題と位置づけ、品質向上および生産効率の向上に向けた設備更新や生産ラインの合理化を積極的に推進しております。あわせて、従業員の意識改革を通じて品質保証体制の強化とコスト管理の徹底を図ってまいります。また、システムの活用および多能工化の推進により業務の効率化を進め、製造体制の高度化と生産性の向上に取り組んでまいります。 ④コスト削減活動 従業員がコスト削減や業務改善に関する提案を行う「提案制度」を導入し、優れた取り組みを表彰するなど、本制度の積極的な活用を図っております。これにより、全社的なコスト意識の醸成を進めるとともに、「品質」「効率」「歩留」「もったいない」の観点を重視したローコストオペレーションの実現に努めてまいります。 ⑤DXの推進による業務効率化 当社グループは、経営環境の変化に迅速に対応し、持続的な成長を実現するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による業務効率化を重要な課題と認識しております。具体的には、生成AIをはじめとする先進技術の積極的な活用により、業務プロセスの高度化・省力化を図るとともに、付加価値の高い業務へのシフトを推進してまいります。 また、DXの推進を支える人材基盤の強化を目的として、DX人材の育成に継続的に取り組み、全社的なデジタルリテラシーの向上を図ります。さらに、既存業務の見直しや運用改善を通じて、社内システムの最適化を段階的に進め、業務の標準化および効率化を一層推進してまいります。 これらの取り組みにより、企業競争力の強化と持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 ⑥研究開発 (液卵事業) 「Egg×Something=「タマゴテック」」という発想のもと、液卵のみならず卵殻や卵殻膜も含めた鶏卵の可能性をさまざまな分野へと応用し、新たな価値創造を実現するための研究開発を強化しております。 営業部門との連携を強化し、市場環境の変化やニーズを的確に捉える感度と柔軟な発想のもと、利益創出につながる品質改良および製品開発に取り組んでまいります。特に、お客様のニーズが高い分野に経営資源を重点的に投入し、付加価値の高い製品の提供を推進してまいります。 また、研究機関や大学、他社とのオープンイノベーションを一層強化し、卵殻や卵殻膜の用途開発をはじめとする新規用途の創出に取り組むことで、鶏卵の持続的な価値向上に邁進してまいります。 (調味料事業) お客様の意図や嗜好性を把握しながら商品開発を進めてまいります。また、AIを活用しトレンドを先追いした商品を開発し、提案し続けることによってお客様のニーズを掘り起こす取り組みも進めてまいります。 ⑦業容の拡大 当社グループとシナジー効果の見込める業務提携や買収なども視野に入れ、業容の拡大を図ってまいります。
事業等のリスク2,460字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)鶏卵相場が業績に与える影響について 当社グループの液卵事業の主力製品である液卵は、主原料が鶏卵であり、毎日の鶏卵相場に応じて販売価格及び仕入価格が変動します。当社では、相場変動によるリスクを回避できるよう、夏場の低需要期に原料卵を安く仕入れたり、原料コストの低廉化を図るため比較的安価な加工用原料卵の購入比率を高めたりするなどして、仕入価格と販売価格の差益を一定額以上確保するとともに販売数量を伸ばす努力をしております。また、凍結製品は、低需要期で鶏卵相場が低く原料卵を安価に仕入れることが可能な夏場に多く製造し、原価低減に努めております。 しかしながら、国内での食料政策の変更や大規模な鳥インフルエンザの発生等による鶏卵需給の逼迫により、鶏卵相場が上昇し製品や原料の原価が大きく上昇した場合や、不安定な鶏卵供給環境により鶏卵相場が大きく下落し収益性が低下した場合は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)食品の安全・衛生問題について 近年、消費者の食の安全・安心に対する意識は一段と高まってきております。当社グループにおきましては、安全・安心で高品質な製品を提供するために最新鋭設備の導入や徹底した製品の品質・温度管理、従業員への衛生教育を行うなど、当社グループ製品の安全・衛生問題には万全の注意を払っております。 しかしながら、今後、偶発的な事由によるものを含めて、万一、当社グループ製品を起因とした安全・衛生問題が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3)凍結製品の在庫について 当社グループの液卵事業におきましては、販売の見通し、鶏卵相場や原料の買付状況、また工場の稼働状況等、さまざまな状況を勘案して長期保存が可能な凍結製品を製造・保管しており、商品及び製品の残高の大部分を占めております。なお、商品及び製品の残高は、年度ごとの変動はあるものの、販売数量の増加に伴い増加傾向にあります。また、凍結製品の大部分は外部の営業倉庫に保管しており、その在庫管理は主に外部倉庫業者からの入出庫取引報告書や在庫証明書と社内のシステム記録の照合で行っております。 しかしながら、外部の営業倉庫に保管している凍結製品の管理については倉庫業者に委ねているため、凍結製品の在庫が大規模に毀損した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、凍結製品については、鶏卵相場の動向や仕入数量及び販売数量の状況を予測しながら製造数量及び在庫数量をコントロールしておりますが、販売が予測通りに進まず過剰在庫となった場合、あるいは原料となる鶏卵供給が逼迫したり、販売が予測以上となるなどの要因により凍結製品の在庫が枯渇した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)特定の業種への販売について 当社グループの液卵事業については、「液卵」「凍結卵」の製造販売を主たる事業としております。主要な販売先は、その使用量の多さから製パン業界であり、当連結会計年度における同業界に対する売上高比率は約4割を占めており、同業界の仕入・生産動向が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、冷凍食品メーカーや総菜メーカー等の新たな業種や新たなマーケットへ販路を拡大し、特定の業種への依存度を下げるのみならず、販売数量を拡大することにより財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況への影響を最小限に抑える努力をしております。 (5)自然災害等による影響について 近年、世界的な気候変動による台風、水害、大雪等の自然災害や大規模地震等の発生頻度や影響度が高まっております。当社グループの液卵関連事業は、関東、東海、近畿、九州に工場が4ヶ所あり、不測の事態に備えて互いに他地域の当社工場から供給する体制を整えております。 しかしながら、万一、大規模地震等の自然災害が当社グループの工場の所在地を含む地域で発生した場合、公共インフラの停止や工場の修復等、その被害状況によっては当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、予測不可能な停電や通信トラブルが発生した場合、当社グループの業務が中断することも考えられ、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社ではこうした災害等に備えるため、BCP(事業継続計画)を含む危機管理マニュアルを策定し、適切な対応を図っております。 (6)情報セキュリティの信頼性について 当社グループは、事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しています。当社グループでは、これらの情報についての厳格な管理体制を構築し、情報の取扱い等に関する規程類の整備・充実や従業員等への周知・徹底を図るなど、情報セキュリティを強化しております。 しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスの侵入等により、万一これら情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの信用低下や財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,621字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、人口減少に伴う労働力不足が顕在化するなど、国内における構造的な課題が継続しました。また、企業による賃上げの動きは見られたものの、物価上昇がこれを上回り、実質的な個人消費の弱さが継続しました。加えて、イラン情勢を背景とした中東地域の地政学的緊張の高まりにより、エネルギー価格及び供給が不安定に推移するなど、先行き不透明な状況が続きました。 食品業界におきましては、原材料価格や人件費をはじめとする各種コストの上昇が続くなか、価格改定による対応が進められましたが、消費者の節約志向もあり、厳しい事業環境が継続しました。 このような状況の中、当社グループとしましては、持続的成長と競争力向上のために、中期的な成長戦略として、液卵事業において、2030年度の液卵の販売数量8万トン、業界でのシェア20%を目標に、製品の供給能力の増大のため全ての工場において積極的な設備投資を進めてまいりました。さらに、人的資本経営の強化のために、初任給の大幅な引き上げ等による次世代を担う人材の採用の促進、高い職務能力を持った多様な人材の育成、継続的なベースアップや健康経営優良法人の取得を始めとした従業員エンゲージメントの向上等を行ってまいりました。 当社グループの当連結会計年度の連結売上高につきましては、前連結会計年度に比べ27.4%増の32,572百万円となり5期連続の増収で過去最高となりました。また、連結売上高として初めて300億円を超えました。 損益につきましては、連結営業利益は同6.9%減の2,790百万円、連結経常利益は同6.3%減の2,857百万円となり、ました。親会社株主に帰属する当期純利益は、同4.7%減の2,003百万円となりました。 なお、上述のとおり中期的な成長戦略として設備投資を拡大した結果、減価償却費が増加し連結営業利益は前連結会計年度に比べ減少しましたが、投資負担の影響を除いたEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)は同0.8%増の3,569百万円となり過去最高となりました。 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。 液卵事業 当セグメントにおける主要な関係会社は、イフジ産業株式会社であります。 当セグメントが所属する鶏卵業界では、2020年以降、毎年のように大規模な鳥インフルエンザが発生しており、鶏卵は慢性的に供給が不足しております。この状況は、鳥インフルエンザの発生リスクが低減されない限り今後も継続していくものと考えております。当連結会計年度におきましても、2025年10月から鳥インフルエンザが全国で多発した影響により鶏卵の供給不足が続き、鶏卵相場が高値で推移しました。 当セグメントの主要な製品は、「食の半導体」である液卵であり、製品及び原料の数量全体の約8割について販売単価及び仕入単価が鶏卵相場に連動しております。そのため、販売単価と仕入単価の差益を一定額以上確保し、販売数量の確保に努めることで、利益の最大化を図っております。 事業規模を示す指標である液卵販売数量につきましては、前連結会計年度に比べ2.1%増の66,660トンとなり過去最高となりました。これは主に、東日本を中心に鶏卵が不足したことにより他の液卵メーカーが液卵の供給を制限する事例が一部見られ、これに伴って、鶏卵の国内調達力及び輸入卵の調達力並びに液卵の供給力に強みを持つ当社への注文が増加したことや、他の液卵メーカーからのOEM受注が増加したこと、また主に外食向け、総菜向けの液卵販売数量が増加したこと等によるものであります。 売上高につきましては、前述のとおり液卵販売数量が過去最高になったことや鶏卵相場に連動して液卵の販売単価が高値で推移したこと、また、得意先への液卵の安定供給のための原料調達コスト上昇、その他様々なコストの上昇に対応すべく販売単価の改定を行ったこと等により、液卵売上高は前連結会計年度に比べ30.3%増の28,717百万円となりました。また、加工品売上高は、茶碗蒸しベースの販売増加等により同8.4%増の1,480百万円、その他売上高は同2.1%増の284百万円となりました。この結果、当セグメント合計の売上高は同28.7%増の30,482百万円となりました。 セグメント利益につきましては、2030年度の液卵の販売数量8万トン、業界でのシェア20%を目標に、製品の供給能力の増大のための積極的な設備投資を進めていることから減価償却費が213百万円増加し、また人的資本投資の強化に伴う人件費の増加等により、同7.3%減の2,695百万円となりました。 調味料事業 当セグメントにおける主要な関係会社は、日本化工食品株式会社であります。 当セグメントの売上高につきましては、既存得意先への販売が減少したこともあり売上高は減収となりましたが、当第2四半期連結累計期間以降、健康食品向けの販売が好調に推移したこと等により減収幅は縮小し、前連結会計年度に比べ5.6%減の1,267百万円となりました。 セグメント利益につきましては、売上高の減少及び顆粒ライン増設工事に伴う減価償却費や修繕費の増加等により同1.7%減の89百万円となりました。 オーガニックEC事業 当セグメントにおける主要な関係会社は、HORIZON FARMS株式会社であります。 当セグメントの売上高につきましては、冷凍フルーツの販売が好調に推移したこと等により、売上高は877百万円となりました。 セグメント利益につきましては、のれんの償却額62百万円の計上、販売の増加及び作業の効率化のため新たに倉庫を賃借したことによる賃借料の増加、SNSの活用強化に伴う広告宣伝費の増加等により5百万円となりました。 当社グループの当連結会計年度の財政状態の分析につきましては次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は18,925百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,176百万円増加しました。 流動資産は10,921百万円となり、前連結会計年度末に比べ954百万円増加しました。主な要因は、商品及び製品の増加675百万円、原材料及び貯蔵品の増加585百万円、現金及び預金の減少547百万円等によるものであります。 固定資産は8,004百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,222百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産における機械装置及び運搬具の増加693百万円、建物及び構築物の増加571百万円等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は6,305百万円となり、前連結会計年度末に比べ716百万円増加しました。 流動負債は4,833百万円となり、前連結会計年度末に比べ283百万円増加しました。主な要因は、短期借入金の増加704百万円、支払手形及び買掛金の増加307百万円、流動負債のその他に含まれる未払金の減少322百万円及び未払消費税等の減少235百万円等によるものであります。 固定負債は1,471百万円となり、前連結会計年度末に比べ433百万円増加しました。主な要因は、長期借入金の増加417百万円等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は12,620百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,459百万円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益2,003百万円の計上及び配当金586百万円の支払により利益剰余金が1,416百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、自己資本比率は66.7%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における「現金及び現金同等物の期末残高」は、前連結会計年度末に比べ559百万円減少し3,454百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ2,856百万円減少し1,174百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上2,857百万円、減価償却費716百万円、仕入債務の増加額307百万円といった資金の増加が、棚卸資産の増加額1,267百万円、法人税等の支払額1,033百万円、未払消費税等の減少額256百万円等による資金の減少を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用された資金は、前連結会計年度に比べ382百万円増加し2,251百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,220百万円等の資金の減少等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ1,798百万円増加し517百万円となりました。これは主に、長期借入金の借入れによる収入1,100百万円、短期借入金の純増加額567百万円等の資金の増加が、配当金の支払額585百万円、長期借入金の返済による支出544百万円等の資金の減少を上回ったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント   金額(百万円)   前期比(%) 液卵事業   30,444   +46.0 調味料事業   1,272   △3.6 オーガニックEC事業   93   +6.8 合計   31,810   +42.9 (注) 金額は、販売価格で表示しております。 b. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント   金額(百万円)   前期比(%) 液卵事業   893   +15.7 調味料事業   5   △7.8 オーガニックEC事業   410   +24.3 合計   1,309   +18.1 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、実際仕入額で表示しております。 c. 受注実績 当社グループの製品については、概ね受注生産でありますが、生産と販売の関連において製品の回転が早く、月末(または期末)における受注残高が極めて少ないため、受注実績の記載を省略しております。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント   金額(百万円)   前期比(%) 液卵事業   30,482   +28.7 調味料事業   1,212   △2.2 オーガニックEC事業   877   +36.7 合計   32,572   +27.4 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 液卵事業につきましては、液卵売上高は、前連結会計年度に比べ30.3%増の28,717百万円となりました。これは主に、液卵販売数量が増加したことや鶏卵相場に連動して液卵の販売単価が高値で推移したこと、また、得意先への液卵の安定供給のための原料調達コスト上昇、その他様々なコストの上昇に対応すべく販売単価の改定を行ったこと等によるものであります。なお、売上の指標である販売数量につきましては、東日本を中心に鶏卵が不足したことにより他の液卵メーカーが液卵の供給を制限する事例が一部見られ、これに伴って、鶏卵の国内調達力及び輸入卵の調達力並びに液卵の供給力に強みを持つ当社への注文が増加したことや、他の液卵メーカーからのOEM受注が増加したこと、また主に外食向け、総菜向けの液卵販売数量が増加したこと等により、2.1%増の66,660トンとなり過去最高となりました。加工品売上高は、茶碗蒸しベースの販売増加等により同8.4%増の1,480百万円、その他売上高は同2.1%増の284百万円となりました。この結果、当セグメント合計の売上高は同28.7%増の30,482百万円となりました。 調味料事業につきましては、既存得意先への販売が減少したこともあり売上高は減収となりましたが、当第2四半期連結累計期間以降、健康食品向けの販売が好調に推移したこと等により減収幅は縮小し、前連結会計年度に比べ5.6%減の1,267百万円となりました。 オーガニックEC事業の売上高につきましては、冷凍フルーツの販売が好調に推移したこと等により、877百万円となりました。 この結果、セグメント間の内部売上高を除いた連結売上高は前連結会計年度に比べ27.4%増の32,572百万円となり、過去最高となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上原価につきましては、主に液卵事業において、得意先への液卵の安定供給のための原料調達コスト上昇や、工場の増産体制構築のための設備投資の増加に伴う減価償却費の増加及びその他様々なコストが上昇したこともあり、前連結会計年度に比べ36.8%増の26,668百万円となり、売上総利益は同2.7%減の5,903百万円となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、液卵事業における販売数量の増加に伴う運賃の増加や、次世代を担う人材採用の促進のための初任給の大幅な引上げや従業員エンゲージメントの向上のための大幅な賃上げにより給料手当が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ1.4%増の3,113百万円となりました。 この結果、営業利益は同6.9%減の2,790百万円となりました。 (経常利益) 営業外収益は、受取賃貸料18百万円や受取保険金37百万円、助成金収入11百万円の計上等により97百万円となりました。営業外費用は、支払利息30百万円の計上となりました。 この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ6.3%減の2,857百万円となりました。また、経常利益率は8.8%となりました。 (特別損益) 特別損失には、固定資産除売却損0百万円を計上しました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ4.7%減の2,003百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要としましては、運転資金、設備投資、借入金の返済及び利息の支払、税金及び配当金の支払等であります。資金の調達手段としましては、主に、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れにより調達しております。また、運転資金の効率的な調達のため、主要取引銀行4行と当座貸越契約を締結することで手元流動性を確保しており、金融機関との間で総額5,450百万円の契約を締結しております。本契約に基づく当連結会計年度末の借入実行残高は1,100百万円であります。この他、納税資金や配当資金等を短期借入金で調達しております。 当連結会計年度における資金調達の状況につきましては、税金等調整前当期純利益の計上2,857百万円、減価償却費716百万円、仕入債務の増加額307百万円といった資金の増加が、棚卸資産の増加額1,267百万円、法人税等の支払額1,033百万円、未払消費税等の減少額256百万円等による資金の減少を上回ったことにより、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,174百万円のキャッシュ・インとなりました。 また、当連結会計年度において、液卵事業の液卵製造設備への設備投資を目的として長期借入金1,100百万円の借入れを行いました。 翌期につきましては、運転資金や設備投資等については、営業活動によるキャッシュ・フローや当座貸越契約による調達、また長期借入金でまかなう予定であります。 なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点での合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果とは異なる場合があります。 当社グループは、特に以下の会計上の見積りが当社グループの連結財務諸表に重要な影響を与えるものと考えております。 棚卸資産の評価 当社グループは、棚卸資産の評価について、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しております。 収益性の低下を見積るにあたり、商品及び製品は正味売却価額と、原材料は再調達原価とそれぞれの取得原価を比較して、下落部分について当連結会計年度の費用として計上しております。見積りにあたっては慎重に検討しておりますが、将来の不確実な市場環境等の影響を受け、収益性の低下の見積りの見直しが必要となった場合には、棚卸資産評価損の計上が必要となる可能性があります。

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開示資料

出典

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