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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

高千穂交易

TAKACHIHO KOHEKI CO.,LTD.2676 · Prime · 卸売業

エレクトロニクス商社。小売向けセキュリティ・店舗管理システムに強み。

概要

高千穂交易は1952年に大阪で創業した技術商社である。ビジネスセキュリティ(万引き防止システム、入退室管理、防火システムなど)とエレクトロメカニクス(半導体・電子部品、スライドレールやガススプリングなどの機構部品)の2事業を柱とする。2026年3月期の連結売上高は295億円、従業員数は482名。東証プライム市場に上場し、国内および東南アジア・中国・米国に販売網を持つ。

セキュリティと電子機械の二軸で構成される事業構造

高千穂交易は2つのセグメントで事業を展開する。ビジネスセキュリティセグメントは、小売店向けの商品監視システムやRFIDタグ(リテールソリューション)、オフィス・データセンター向けの入退室管理やクラウドサービス(ビジネスソリューション)、東南アジア向けの高度防火システム(グローバル商品類)、および保守サービスから成る。エレクトロメカニクスセグメントは、アナログICやシリコンマイクなどの半導体・電子部品(エレクトロニクス商品類)と、スライドレールやガススプリングなどの機構部品(メカニクス商品類)を扱う。2026年3月期のセグメント売上高は、ビジネスセキュリティが151億52百万円、エレクトロメカニクスが143億58百万円。両セグメントともほぼ同規模の収益源である。

東南アジア・中国・米国に広がる海外販売網

海外事業は連結子会社を通じて展開される。タイにはTakachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.とGuardfire Limitedがあり、防火システムやセキュリティシステムを現地オフィスビルやプラントに販売する。シンガポールのGuardfire Singapore Pte.Ltd.も同様の事業を手がける。中国では、香港にTAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITED、上海に提凱貿易(上海)有限公司を置き、日系企業向けに半導体や機構部品を販売する。米国ではTakachiho America,Inc.がスライドレールなどの機構部品を販売する。これら海外拠点は2026年3月期のグローバル商品類売上高36億27百万円(前年比23.3%増)に貢献した。

181億円から295億円へ拡大した売上高と収益性

連結売上高は2013年3月期の181億円から2026年3月期には295億円へ増加した。営業利益は2026年3月期に20億98百万円と上場来最高を更新し、当期純利益は14億15百万円。収益成長の背景には、データセンター向けセキュリティシステムの拡大や防火システムの大型案件がある。一方、エレクトロメカニクスセグメントでは円安による仕入コスト増加や成長投資の影響で営業利益が減少した。中期経営計画では2027年度に売上高350億円、営業利益30億円、ROE10%超を目標とし、成長投資60億円を計画する。自己資本比率は68.5%と高い健全性を維持する。

連結子会社9社が担う専門機能

グループは当社と連結子会社9社、非連結子会社1社で構成される。マイティキューブ株式会社は商品監視用自鳴式タグシステムの開発・販売を担い、ホームセンターや家電量販店向けに強みを持つ。Takachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.、Guardfire Limited、Guardfire Singapore Pte.Ltd.は東南アジアで防火・セキュリティ事業を展開する。TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITEDと提凱貿易(上海)有限公司は中国・東南アジア向けデバイス販売、Takachiho America,Inc.は米国向け機構部品販売を担当する。これらの子会社はそれぞれの地域・機能に特化し、グループ全体の事業多角化を支える。

業界の中での役割はエレクトロニクス専門商社(セキュリティ・半導体・機構部品)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
295億円
営業利益
21億円
営業利益率
7.1%
純利益
14億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ビジネス セキュリティ152億円51.4%14億円9.2%
エレクトロ メカニクス144億円48.6%7億円4.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ビジネスセキュリティ(リテールソリューション)主力

小売・流通業向けに、万引き防止システム(商品監視システム、セキュリティタグ)、映像監視システム、入店カウンター、AI万引き検知システム、RFIDタグ・物流在庫管理システム等を販売・設置・運用支援。ショッピングセンターからドラッグストアまで幅広い顧客層をカバー。

自鳴式タグシステムの開発・販売(子会社マイティキューブ)

主な製品・サービス3
商品監視システム
万引き防止のためのセンサーケーブル式警報機、セキュリティタグ、ゲートなどのシステム。
映像監視システム
監視カメラ、録画装置、分析ソフトを含む店舗向け防犯・監視ソリューション。
RFIDタグ・周辺機器
商品管理や在庫管理、物流管理に用いるRFIDタグとリーダー等の機器。

02ビジネスセキュリティ(ビジネスソリューション)主力

オフィスビル、データセンター、工場向けに、クラウドサービス(MSP)、クラウド型無線LAN、入退室管理システム、ネットワーク機器、郵便物自動封入封緘機等の販売・設計・構築・保守を行う。

主な製品・サービス3
クラウドサービス(MSP含む)
ITインフラの監視・運用管理サービス(MSP)を含むクラウドベースのサービス。
入退室管理システム
ICカードや生体認証を用いたオフィス・施設のセキュリティシステム。
メールインサーティングシステム
郵便物の選択・封入・封緘を自動化する封入封緘機。

03ビジネスセキュリティ(グローバル商品類)準主力

東南アジア(タイ、シンガポール等)の現地法人を通じて、高度防火システムの設計・構築・販売をオフィスビルや商業施設、発電・石油化学プラント向けに提供。

主な製品・サービス1
高度防火システム
スプリンクラー、ガス消火、防火設備などを含む総合防火ソリューション。

04エレクトロメカニクス(エレクトロニクス商品類)準主力

アナログIC、シリコンマイク等各种半導体・センサー・電子部品の販売と電子機器設計支援(コンサルティング)。産業用機器、通信機器等の幅広い分野向け。海外子会社が中国・東南アジアで販売。

主な製品・サービス3
各種半導体(アナログIC等)
オペアンプ、電源IC、インターフェースICなどアナログ半導体を中心に販売。
センサー(シリコンマイク等)
MEMSマイク、加速度センサー、圧力センサーなど。
電子部品
コンデンサ、抵抗、コネクタ等の受動部品。

05エレクトロメカニクス(メカニクス商品類)準主力

スライドレール、ガススプリング、ソフトクローズダンパー、昇降システム等の機構部品を販売。ATMの開閉・引出機構、システムキッチンの昇降機構、コピー機の給紙機構などに使用。海外販売は中国、東南アジア、米国。

主な製品・サービス3
スライドレール
ボールベアリング内蔵の金属レール。引き出しや収納のスムーズな開閉を実現。
ガススプリング
窒素ガス封入のシリンダー。重い扉や蓋の上下開閉を補助。
ダンパー
オイル粘性抵抗による緩衝機構。引き出しなどの衝撃吸収用。

製品と技術

万引き防止から顔認証まで広がるリテールセキュリティ

リテールソリューション商品類の中核は商品監視システムである。センサーケーブル式警報機とセキュリティタグを組み合わせ、万引き防止を実現する。映像監視システムでは、監視カメラと録画装置に加え、AI技術を使った万引き検知システムも提供する。入店カウンターや省人化対策機器も含め、ショッピングセンターからドラッグストアまで幅広い店舗に対応する。RFIDタグとその周辺機器は物流・在庫管理に用いられ、アパレル向けの大型案件も手がける。連結子会社マイティキューブ株式会社は自鳴式タグシステムを開発し、ホームセンター向けに強みを持つ。

半導体と機構部品で支えるエレクトロメカニクス

エレクトロメカニクスセグメントのエレクトロニクス商品類では、アナログIC(オペアンプ、電源IC、インターフェースICなど)を中心とする各種半導体を販売する。シリコンマイクなどのMEMSセンサーやコンデンサ・抵抗などの受動部品も扱う。産業用機器、通信インフラ、IoT機器など幅広い分野で使用される。メカニクス商品類では、スライドレール(ボールベアリング内蔵の金属レール)、ガススプリング(窒素ガス封入シリンダー)、ソフトクローズダンパー、昇降システムを提供。ATMの開閉機構、システムキッチンの昇降、コピー機の給紙機構などに採用され、国内外の住宅設備・産業機器メーカーに納入される。

東南アジアのプラント向け高度防火システム

グローバル商品類として、高度防火システムの設計・構築・販売を東南アジアで展開する。Guardfire Limited(タイ)とGuardfire Singapore Pte.Ltd.が現地法人として機能し、スプリンクラー、ガス消火設備、防火設備などを組み合わせた総合ソリューションを提供する。対象はオフィスビルや商業施設のほか、発電エネルギー関連プラント、天然ガス・石油化学工業プラントなどの大型施設。2026年3月期のグローバル商品類売上高は36億27百万円で、前年比23.3%増と好調。現地での設計・設置から保守まで一貫対応することで、日系企業以外の顧客も獲得している。

クラウド型無線LANと24時間保守サービス

ビジネスソリューション商品類では、クラウドサービス(MSPサービス含む)とクラウド型無線LANシステムを提供。MSPサービスはITインフラの監視・運用管理をクラウド経由で行い、顧客のシステム安定稼働を支援する。入退室管理システムはICカードや生体認証に対応し、オフィスやデータセンターのセキュリティを強化する。メールインサーティングシステム(封入封緘機)は郵便物の自動封入封緘を実現し、バックオフィス業務の効率化に貢献する。保守サービス商品類ではこれらのシステムに対し24時間365日対応の保守を用意し、全国300ヶ所のサービス拠点から迅速な対応を提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ビジネスセキュリティ(リテールソリューション)自鳴式タグシステムの開発・販売(子会社マイティキューブ)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

専門商社で高収益、堅調な成長を維持

卸売業界では、リョーサン菱洋ホールディングスやイメージワンと競合するが、高千穂交易は特定分野に特化した専門商社としての地位を築いている。売上高は252億円から295億円へと増加し、業界内で成長が著しい。営業利益率は7%台で、同業他社を上回る収益性を持ち、高付加価値な商材を扱う強みがある。

強み

  • 営業利益率7%超と高く、効率的な事業運営で収益性を確保。
  • 特定分野に集中し、深い知識と顧客ネットワークを活用。
  • 売上高が増加基調にあり、業界内での存在感を高めている。
  • 安定した利益創出で財務体質が良く、拡大投資が可能。

課題

  • 売上高が300億円未満で、規模拡大には限界がある。
  • 特定顧客や分野への依存が高く、需要変動の影響を受けやすい。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化戦略が不可欠。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が高千穂交易

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17438コンドーテック449億円13.2倍
27510たけびし439億円14.8倍
34249森六426億円17.3倍
47637白銅424億円19.8倍
57607進和419億円11.0倍
62676高千穂交易417億円
77609ダイトロン416億円13.9倍
88103明和産業390億円11.5倍
93183ウイン・パートナーズ382億円16.3倍
107414小野建365億円
117482シモジマ364億円13.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

土木機械輸入商社として創業した1952年

1952年3月、大阪市北区に神戸ガナイト株式会社として設立された。本店は兵庫県神戸市生田区で、土木建設機械の輸入販売と施工指導を開始した。同年6月には米国バロース・アディングマシン社と日本総販売代理店契約を結び、会計機の輸入販売に進出。翌月には商号を水道土木株式会社に変更した。1954年2月、商号を現在の高千穂交易株式会社に変更し、東京・名古屋・九州に支店を設置。本店も神戸市内で移転を繰り返しながら、商社としての基盤を固めた。

情報機器部門を分社化した1970年代の選択

1970年に静岡県御殿場市に工場を建設し、漢字情報処理システムやPOSターミナルの開発製造を始めた。同年、米国センソマチック社(現ジョンソンコントロールズ社)製の商品監視システムの販売代理権を取得し、後に主力となるセキュリティ事業の種をまく。1973年1月、情報機器事業の再編として、高千穂バロース株式会社(現BIPROGY株式会社)、昭和情報機器株式会社(現キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社)、千代田情報機器株式会社(現株式会社アイティフォー)を設立し、バロース部門・漢字情報機器部門・情報機器部門をそれぞれ分離独立させた。その後、これらの持株を順次売却し、純粋な商社としての道を歩み始める。

本社を東京に移し上場へ至った1980〜2000年代

1979年4月、本社を東京都新宿区四谷に移転し、東京支店を廃止。1983年6月には本店所在地も東京に移した。2000年11月、日本証券業協会に店頭上場。2004年3月には東京証券取引所市場第二部に上場し、翌2005年3月には市場第一部に指定された。これに先立ち、2001年から2002年にかけて、香港法人TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITEDの設立やクボタセキュリティ株式会社(現マイティキューブ株式会社)の買収など、M&Aによる事業拡大を本格化させた。2005年7月にはセコム株式会社と資本提携を含む業務提携を締結し、セキュリティ事業を強化した。

M&Aで東南アジア防火市場に進出した2010年代

2011年5月、タイのTakachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.を買収し、東南アジアでのセキュリティ事業を本格化。2012年3月にはマイティカード株式会社(現マイティキューブ株式会社)を買収し、RFID分野を強化した。2014年11月、タイのGuardfire LimitedとシンガポールのGuardfire Singapore Pte.Ltd.を買収し、高度防火システム事業をASEAN諸国へ拡大。これらの一連のM&Aにより、グループは国内セキュリティから東南アジア市場での防火・セキュリティソリューション提供へと事業領域を広げた。一方、2015年1月には米国駐在員事務所を廃止し、北米事業の体制を子会社のTakachiho America,Inc.に集約した。

プライム市場移行と新中期経営計画の2020年代

2020年5月、本社を新宿区四谷一丁目6番1号のYOTSUYA TOWER内に移転。同年7月、子会社の高千穂コムテック株式会社を吸収合併した。2021年10月には米国サンマテオにシリコンバレー・イノベーションセンターを開設し、スタートアップとの協業や新ビジネス開発を強化。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行した。2023年には深圳オフィスを開設し、中国市場へのアクセスを強化。2024年4月には公益財団法人高千穂交易奨学財団を設立し、社会貢献活動を開始した。2025年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス体制を強化している。

年表47件を開く

1950年代

  • 1952年3月大阪市北区に神戸ガナイト㈱(本店所在地:兵庫県神戸市生田区)を設立し、土木建設機械の輸入・販売、施工指導を開始。
  • 1952年6月米国バロース・アディングマシン社と日本総販売代理店契約を締結、会計機の輸入・販売を開始。
  • 1952年8月商号変更商号を水道土木㈱に変更。
  • 1954年2月商号変更商号を高千穂交易㈱に変更。
  • 1954年2月東京支店(東京都港区)・名古屋支店(名古屋市中区)・九州支店(福岡市)を設置。
  • 1954年4月本店所在地を神戸市東灘区に移転。

1960年代

  • 1963年2月米国ニューヨーク市及び米国ミシガン州バーミングハム市にそれぞれ駐在員事務所を設置。
  • 1969年5月米国チェシャー社製メーリング機器(ラベリングマシン)の販売代理権を取得し、販売を開始。

1970年代

  • 1970年2月静岡県御殿場市に御殿場工場を建設し、漢字情報処理システム・小型電子計算機・POSターミナル等の開発・製造を開始。
  • 1970年6月米国センソマチック社(現:ジョンソンコントロールズ社)製商品監視システムの販売代理権を取得し、販売を開始。
  • 1970年9月米国製スライドレール(機構部品)の販売を開始。
  • 1971年10月スイス・カーン社製メーリング機器(自動封入封緘システム)の販売代理権を取得し、輸入・販売を開始。
  • 1973年1月高千穂バロース㈱(現:BIPROGY㈱)を設立し、バロース部門を分離独立。昭和情報機器㈱(現:キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ㈱)を設立し、漢字情報機器部門を分離独立。
  • 1973年2月大阪支店(大阪市北区)を設置。
  • 1973年4月千代田情報機器㈱(現:㈱アイティフォー)を設立し、情報機器部門を分離独立。
  • 1973年12月本店所在地を兵庫県芦屋市に移転。
  • 1974年2月米国ナショナルセミコンダクター社(現:テキサス・インスツルメンツ社)製各種半導体の販売代理権を取得し、販売を開始。
  • 1975年2月日本エムディエス㈱の営業権を譲受け、当社システム機器部門の営業を強化。
  • 1975年6月厚木自動車部品㈱(現:Astemo㈱)製ガススプリング(機構部品)の販売を開始。
  • 1975年12月高千穂バロース㈱の当社持株の90%を米国バロース社へ譲渡。
  • 1977年5月商号変更バロース㈱(前:高千穂バロース㈱が1976年2月に商号変更)の当社持株残(10%)を米国バロース社へ譲渡。
  • 1977年8月米国バーミングハム駐在員事務所を廃止。
  • 1977年12月千代田情報機器㈱、昭和情報機器㈱の当社持株をすべて売却。
  • 1979年4月本社を東京都新宿区に移転し、東京支店を廃止(四谷一丁目2番8号)。

1980年代

  • 1983年6月本店所在地を東京都新宿区に移転。
  • 1984年4月米国駐在員事務所をカリフォルニア州サンマテオに移転・呼称変更。

2000年代

  • 2000年11月上場日本証券業協会に店頭上場。
  • 2001年4月TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITED(本社:中華人民共和国香港)を設立し、中国・東南アジアの日系企業へのデバイス商品の販売活動を強化(連結子会社)。
  • 2002年10月M&A高千穂コムテック㈱(現:高千穂交易㈱に吸収合併、本社:東京都新宿区)を設立し、メーリング商品の販売活動を強化(連結子会社)するとともに、クボタセキュリティ㈱(現:マイティキューブ㈱)を買収により子会社とし、セキュリティ商品の販売活動を強化(連結子会社)。
  • 2003年12月TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITED 上海駐在員事務所を開設。
  • 2004年3月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2005年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2005年7月セコム㈱と資本提携を含めた業務提携、セキュリティ商品の販売活動を強化。
  • 2007年12月TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITEDの全額出資により提凱貿易(上海)有限公司(本社:中華人民共和国上海)を設立し、中国の日系企業へのデバイス商品の販売活動を強化(連結子会社)。

2010年代

  • 2011年5月M&ATakachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.(本社:タイバンコク)を買収により子会社とし、東南アジアでの事業活動を強化(連結子会社)。
  • 2012年3月M&Aマイティカード㈱(現:マイティキューブ㈱)を買収により子会社とし、RFIDの販売活動を強化(連結子会社)。
  • 2014年11月M&AGuardfire Limited (本社:タイバンコク)及び Guardfire Singapore Pte.Ltd.(本社:シンガポール)を買収により子会社とし、防火システム事業をASEAN諸国へ拡大。高度防火システム事業の販売活動を強化(連結子会社)。
  • 2015年1月米国駐在員事務所を廃止。
  • 2017年1月M&A㈱S-Cubeとマイティカード㈱を合併し、マイティキューブ㈱に社名を変更(連結子会社)。

2020年代

  • 2020年5月本社を移転(四谷一丁目6番1号)。
  • 2020年7月M&A高千穂コムテック㈱を吸収合併。
  • 2021年10月シリコンバレー・イノベーションセンターを米国サンマテオに開設し、情報収集、スタートアップ企業との協業、新ビジネス開発体制を強化。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年4月西成電子香港有限公司(C.S.I HK)との間に業務委託に関する覚書を結び、高千穂交易(香港)有限公司深圳オフィスを設置。
  • 2024年4月創業「一般財団法人高千穂交易奨学財団」(現:公益財団法人高千穂交易奨学財団)設立。
  • 2024年8月㈱テリロジーホールディングスと資本提携を含めた業務提携、OT セキュリティ事業を強化。
  • 2025年6月監査等委員会設置会社へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年3月期まで350億円
  • 連結営業利益2028年3月期まで30億円
  • 連結当期純利益2028年3月期まで20億円
  • ROE2028年3月期まで10%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    注力事業への重点投資による事業成長

    ビジネスセキュリティ分野とエレクトロメカニクス分野に経営資源を集中し、成長投資60億円を実行。フィジカル×サイバーのトータルセキュリティソリューション提供、半導体事業の規模拡大と技術開発力の強化を図る。

  2. 02

    ロイヤルカスタマー戦略の進化

    マトリクス組織を導入し社内横断連携を強化、組織を超えたマルチプロダクト・サービスを提供し、既存顧客の深耕を図る。

  3. 03

    サービスビジネスの成長

    従来のモノ売りから事業デザイン思考へ進化させ、お客様伴走型で新ソリューションを創造。保守・マネージドサービス・クラウドサービスを拡大し安定収益向上と利益率改善を目指す。

  4. 04

    新規事業・グローバル展開の強化

    シリコンバレーイノベーションセンターとの連携強化、東南アジア・インドへの販路拡大により事業領域を拡張する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で482人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は752万円で、9期前と比べて+30.9%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月492
2018年3月494
2019年3月57438.914.4488
2020年3月58739.715.1506
2021年3月59240.114.6485
2022年3月63141.015.3488
2023年3月66341.616.4496
2024年3月70542.016.7474
2025年3月71042.817.1459458
2026年3月75242.817.0482436

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 1 / 海外 8、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 東京都新宿区407百万円
ビジネスセキュリティ エレクトロメカニクス 全社
マイティキューブ㈱ — 東京都新宿区24百万円
ビジネスセキュリティ
Takachiho Fire,Security & Services(Thailand) Ltd. — タイバンコク17百万円
ビジネスセキュリティ
大阪支店 — 大阪市北区4百万円
ビジネスセキュリティ エレクトロメカニクス 全社
名古屋支店 — 名古屋市中村区4百万円
ビジネスセキュリティ エレクトロメカニクス 全社
札幌営業所 — 札幌市中央区1百万円
ビジネスセキュリティ
九州営業所 — 福岡市博多区1百万円
ビジネスセキュリティ
TAKACHIHO KOHEKI(H.K.) LIMITED — 中国香港1百万円
エレクトロメカニクス
提凱貿易(上海)有限公司 — 中国上海1百万円
エレクトロメカニクス
主な関係会社
  • 国内
    マイティキューブ㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TAKACHIHO KOHEKI(H.K.) LIMITED
    中国香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    提凱貿易(上海)有限公司
    中国上海 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Takachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.
    タイバンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Guardfire Limited
    タイバンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Guardfire Singapore Pte. Ltd.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TK Thai Holdings Co.,Ltd.
    タイバンコク · 連結子会社
    議決権99.6%
  • 海外
    TK Fire Fighting Co.,Ltd.
    タイバンコク · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Takachiho America,Inc.
    米国イリノイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は295億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+0.0%。

売上高
+5.0%
295億円
営業利益
+0.0%
21億円
純利益
-6.7%
14億円
営業利益率
7.1%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高320億円295億円
営業利益24億円21億円
純利益17億円14億円
1株あたり配当¥76¥76

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.8%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q654
2024年1Q6134.94
2024年2Q6646.13
2024年3Q6334.83
2024年4Q624
2025年2Q13396.86
2025年4Q148128.19
2026年2Q135107.47
2026年4Q160116.97
2027年1Q7034.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は181億円から295億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月181106
Guardfire Limited (本社:タイバンコク)及び Guardfire Singapore Pte.Ltd.(本社:シンガポール)を買収により子会社とし、防火システム事業をASEAN諸国へ拡大。高度防火システム事業の販売活動を強化(連結子会社)。
2014年3月196116
2015年3月18896
2016年3月20041
㈱S-Cubeとマイティカード㈱を合併し、マイティキューブ㈱に社名を変更(連結子会社)。
2017年3月19073
2018年3月19671
2019年3月199115
高千穂コムテック㈱を吸収合併。
2020年3月20692
シリコンバレー・イノベーションセンターを米国サンマテオに開設し、情報収集、スタートアップ企業との協業、新ビジネス開発体制を強化。
2021年3月20695
2022年3月208129
2023年3月2341612
「一般財団法人高千穂交易奨学財団」(現:公益財団法人高千穂交易奨学財団)設立。
2024年3月2521814
2025年3月28121207.515
2026年3月29521247.114

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高295億円のうち、営業利益として残るのは21億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.9%221億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金18.0%53億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.3pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
8.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
8.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は73億円で、売上の3.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月72−3965
2014年3月5−4−2165
2015年3月13−27−2−1449
2016年3月43−6752
2017年3月9−1−4856
2018年3月1−4−2−351
2019年3月9−1−7852
2020年3月3−1−2251
2021年3月8−8−2049
2022年3月12−4−2856
2023年3月−145−3−945
2024年3月160−151649
2025年3月30−5−152560
2026年3月190−81973

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は257億円。このうち返さなくてよい自己資本が176億円で、自己資本比率は68.5%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1861394774.2
2014年3月1931435073.9
2015年3月1981494975.0
2016年3月1831384575.8
2017年3月1861384874.5
2018年3月1861404675.1
2019年3月1891385172.9
2020年3月1861365073.2
2021年3月1951425372.7
2022年3月2061505672.9
2023年3月2211645774.2
2024年3月2301686273.3
2025年3月2351686671.8
2026年3月2571768168.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
73億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
137億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
36億円
在庫として抱えている分
負債合計
81億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中47位あたり、逆に低いのはROE284社中137位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,052で、1年前と比べて+9.3%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥2,052-1.4%1ヶ月+1.1%1年+9.3%時価総額417億円
過去52週の値幅
安値¥1,873高値¥2,200

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)23.2倍
PBR2.28倍
配当利回り3.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月5日に2.17%上昇し2074円。25日線2091.56円を0.8%下回るが、75日線2066.05円は上回る。52週高値2200円からは5.7%下落、52週安値1873円からは10.7%上昇。直近1ヶ月は-1.57%と横ばい圏。出来高は7月10日に52,900株と増加したが、全体としては1〜3万株台で推移し、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

予想PERは23.5倍と業界平均17.75倍を約3割上回り、PBRは2.2倍で平均1.23倍の約1.8倍。ROEは8.2%と平均(不明)に比べ低い。配当利回り3.66%は平均2.98%を上回るが、配当性向95.9%と高く、利益の大半を配当に回しており、成長投資の余地が限定的。売上高は増加傾向だが、営業利益率は7%前後で横ばい。総合的にやや割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)23.2倍
PBR2.28倍1.24倍
ROE8.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、単なる輸入商社から高付加価値のソリューションビジネスへ転換できるかどうか。強気派は、IoT・AI需要の拡大と同社の提案力を評価し、収益率の向上を期待する。一方、弱気派は、競争激化による販売単価の低下や、外資系ベンダーの直販化リスクを指摘し、現在の高い評価(PBR2.2倍)に慎重な見方を示す。決算では、ソリューション事業の売上比率や営業利益率の推移が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • IoT・AI需要追い風

    デジタル化投資の増加で高付加価値商材の需要が拡大見込み

  • 安定した収益基盤

    営業利益率7%前後を維持し、売上高も増加傾向

  • 株主還元の厚さ

    配当利回り3.66%と高く、株主への利益還元を積極化

  • 売上高が3期連続増収、295億円に通年影響

    売上高は252億円→281億円→295億円と増加。前期比14億円増

  • 配当利回り3.66%と安定した株主還元継続影響

    配当利回りは3.66%。株主への還元姿勢が株価を下支え

  • 営業利益21億円を2期連続で確保通年影響

    営業利益は前期と同じ21億円。安定的な収益基盤が維持されている

  • 予想PER23.5倍と成長期待を織り込む継続影響

    予想PERは23.5倍。増収が続けばバリュエーションは吸収可能

マイナスに働く材料7
  • 商社モデルの限界

    卸売り主体では付加価値が薄く、競争が激化すれば利益率低下の恐れ

  • 為替変動リスク

    輸入ビジネスのため円安が仕入れコストを押し上げる

  • 高PBRの割高感

    PBR2.2倍は同業他社と比べ割高で、業績が伸びなければ調整も

  • 営業利益率が7.47%から7.12%へ低下通年影響

    営業利益率は前期比0.35ポイント低下。増収効果が利益率に反映されない

  • 最終利益が15億円から14億円に減益通年影響

    純利益は前期比1億円減の14億円。わずかだが減益に転じた

  • PBR2.2倍に対しROE8.2%と資本効率が低い継続影響

    PBR2.2倍に対してROEは8.2%。自己資本利益率が一桁台で割高感

  • 外国人保有比率2.33%と低位継続影響

    外国人保有比率は2.33%。海外投資家の関与が薄く需給は限定的

次の決算で確かめる点
ソリューション売上比率
高付加価値化が進んでいるかを測る重要な指標
営業利益率の推移
収益構造の改善度合いを確認
外資系ベンダーとの取引数
強固な仕入関係の維持・拡大を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり76で、前期から5.0%いまの株価に対する利回りは3.70%。

年間配当
¥76
1株あたり
配当利回り
3.70%
いまの株価に対して
配当性向
95.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1249.6
2018年3月120.050.9
2019年3月120.048.1
2020年3月120.037.2
2021年3月134.229.6
2022年3月28120.055.8
2023年3月67141.8119.7
2024年3月7918.895.3
2025年3月801.3110.5
2026年3月76−5.095.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥76

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,584人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.6%を占め、残る61.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他57.657.457.358.856.057.9
事業法人23.723.623.522.924.523.9
金融機関15.015.414.113.616.114.7
自己株式12.411.510.310.18.08.0
外国法人2.82.42.12.82.32.3
証券会社0.81.33.01.91.11.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社マースグループホールディングス7.90
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.22
03セコム株式会社4.42
04株式会社みずほ銀行2.95
05株式会社マーストーケンソリューション2.61
06明治安田生命保険相互会社2.12
07公益財団法人高千穂交易奨学財団1.97
08ヒューリック株式会社1.97
09高千穂交易従業員持株会1.95
10NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+33%、1株純資産は14期で−33%。直近期のROEは8.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月571,4104.115.849.1
2014年3月581,4564.018.637.3
2015年3月601,5164.016.926.5
2016年3月111,4500.784.356.0
2017年3月301,4812.033.949.6
2018年3月141,4930.995.850.9
2019年3月541,5453.517.748.1
2020年3月211,5241.444.837.2
2021年3月317954.018.329.6
2022年3月498406.015.055.8
2023年3月679067.718.4119.7
2024年3月799268.624.095.3
2025年3月799058.724.8110.5
2026年3月769428.226.695.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
井出尊信代表取締役 社長(社長執行役員)5797,000
植松昌澄取締役(常務執行役員)6639,000
串間和彦取締役691,000
絹川幸恵取締役61
辰己一道取締役(常勤監査等委員)5652,000
千葉彰取締役(監査等委員)723,000
木﨑孝取締役(監査等委員)623,000
市川大輔常務執行役員
田中毅則常務執行役員
高山博喜執行役員
井藤政樹執行役員
岩本昌也執行役員
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
平田嘉昭執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4581167519
社外取締役5242265
取締役(社内)11231515
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,318字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社9社、非連結子会社1社の合計11社で構成され、エレクトロニクスを核とする先端技術商品及び有力メーカーを広く海外に探求・開拓し、商品の輸出入及び販売、ならびに設置・保守・システム設計・運用受託等のサービスの提供を主な内容として、広範囲に事業活動を展開しております。 現在取扱っている商品は、セキュリティシステム・その他システム機器及びアプリケーション・ソフトウェアならびに半導体・電子部品及び機構部品等であります。 当社グループの事業における商品類の位置付け及びセグメントと商品類の関連は次のとおりであります。 なお、新中期経営計画期間より、セグメント区分の見直しを実施しております。クラウドサービス事業の拡大は一定の成果を得られたため、ターゲット市場の明確化を目的として、「クラウドサービス&サポート」と「システム」を統合し、「ビジネスセキュリティ」セグメントとしました。また、半導体事業(エレクトロニクス)と機構部品事業(メカニクス)が一体となって更なる成長を実現するため、「デバイス」セグメントを「エレクトロメカニクス」セグメントに名称変更しております。 <ビジネスセキュリティセグメント> (リテールソリューション商品類) 商品監視システム・映像監視システム(監視カメラ・監視映像記録装置)・セキュリティタグ等のセキュリティ機器及び入店カウンター・AI技術を使った万引き検知システムや、省人化対策を目的とした店舗管理機器、及び物流・在庫管理システム等のRFIDタグ及びその周辺機器のシステム設計・販売、設置、システム全般の運用支援サービスなどを行っており、ショッピングセンターなどの大型店舗からドラッグストアなどの小型店舗に至る小売・流通業全般の幅広い顧客層に販売しております。 マイティキューブ㈱は、商品監視用自鳴式タグシステムの開発及び販売を行っており、ホームセンターや家電量販店を中心に幅広い顧客層と取引しております。 (ビジネスソリューション商品類) クラウドサービス(MSPサービス含む)及びクラウド型無線LANシステム等の販売、入退室管理システムやネットワーク関連機器及び商品監視・映像監視等のセキュリティに関するコンサルティングやシステム設計、郵送物の封入封緘を行うメールインサーティングシステム(封入封緘機)など、最新エレクトロニクス技術応用システムの機器の設計・構築及び設置・販売等をオフィスビル・データセンター・工場などの企業関連施設に向けて行っております。 (グローバル商品類) 高度防火システムの設計・構築及び機器の設置・販売を、オフィスビルや商業施設、ならびに発電エネルギー関連プラント、天然ガス・石油化学工業プラントなどに向けて行っております。 Takachiho Fire,Security & Services(Thailand)Ltd.は、タイにおいて、商品監視、映像監視等のセキュリティに関するコンサルティング、システム設計及び商品監視システム・入退室管理システム・監視カメラ・防火システム等の販売を行っております。 Guardfire Limited及びGuardfire Singapore Pte.Ltd.は、東南アジア地域において、高度防火システムの設計、販売を行なっております。 (保守サービス商品類) ビジネスセキュリティセグメントで取扱う各商品類の保守・システム運用受託(アウトソーシング)及び運用監視サービスを行っております。 また、迅速な対応により顧客満足向上を図るため、24時間365日対応サービスを用意し、全国300ヶ所のサービス拠点より提供しております。 <エレクトロメカニクスセグメント> (エレクトロニクス商品類) アナログICを中心とする各種半導体や、シリコンマイクなどのセンサー、電子部品に関する販売及びコンサルティング(電子機器設計支援)を行っております。産業用エレクトロニクス機器、IP-PBX(構内交換機)やスマートフォン等の情報通信機器など、広範な分野で使われております。 TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITED及び提凱貿易(上海)有限公司は、中国、東南アジア地域で、上記の商品を販売しております。 (メカニクス商品類) スライドレール・ガススプリング・ソフトクローズダンパー・昇降システムなど安全性、利便性、快適性を向上する機構部品の販売及びコンサルティングを行っております。主に金融機関やコンビニエンスストアなどのATM等の開閉・引出・安全機構(スライドレール・ガススプリング・キー)、システムキッチンの引出・昇降機構(スライドレール・昇降システム)、コピー機の給紙機構(スライドレール・ダンパー)などに使われております。 TAKACHIHO KOHEKI(H.K.)LIMITED、提凱貿易(上海)有限公司及びTakachiho America,Inc.は、中国、東南アジア地域、米国で、上記の商品を販売しております。 セグメントと商品類との関連を表にすると、次のとおりであります。 セグメント   主な事業の内容   主な会社 ビジネスセキュリティ リテールソリューション商品類   商品監視システム(万引き防止装置、センサーケーブル式警報機、セキュリティタグ等)、映像監視システム等のシステム設計、販売、各種システム設計・設置、小売店舗・物流・在庫管理システム等のRFIDタグ及びその周辺機器   当社 マイティキューブ㈱ ビジネスソリューション 商品類   クラウドサービス(MSPサービス含む)及びクラウド型無線LANシステム等の販売・入退室管理システム、映像監視システム、ネットワーク関連機器、物流・在庫管理システム等のRFIDタグ及びその周辺機器、メールインサーティングシステム(封入封緘機)等の販売、各種システム設計・設置   当社 グローバル商品類   高度防火システム等の販売・設計・構築・設置   Takachiho Fire,Security & Services(Thailand) Ltd. Guardfire Limited Guardfire Singapore Pte.Ltd. 保守サービス商品類   ビジネスセキュリティセグメントの各商品類に関 するシステム保守・システム運用受託(アウトソ ーシング)・運用監視サービス   当社 エレクトロメカニクス エレクトロニクス商品類   各種半導体(アナログICなど)、センサー(シリコンマイクなど)、電子部品の販売   当社 TAKACHIHO KOHEKI (H.K.)LIMITED 提凱貿易(上海) 有限公司 メカニクス商品類   スライドレール、ガススプリング、キー、ダンパー、昇降システム等の安全・省力化機構部品等の販売   当社 TAKACHIHO KOHEKI (H.K.)LIMITED 提凱貿易(上海) 有限公司 Takachiho America, Inc. (注)商品・専門語等用語について (1) セキュリティタグ:万引き防止装置が感知するための商品に取付けられる特殊なタグ。 (2) クラウド型無線LANシステム:インターネット上で無線LANの接続ポイントの管理ができるシステム。 (3) RFIDタグ:商品情報を記憶した微小なICチップとアンテナを組み込んだ特殊なタグ。 (4) 封入封緘機:郵便物の選択・封入及び封緘業務の自動化機器。 (5) スライドレール:ボールベアリングを組み込んだ金属製のレールで、小さい力で重量物の引出しやスムーズな引出しなどができるもの。 (6) ガススプリング:窒素ガスを管に閉じ込め、ガスの反発力により小さい力で重い扉の上下開閉ができるもの。 (7) ダンパー:オイルの粘性抵抗を利用した緩衝機構で、引出し部開閉時の衝撃吸収などに使用。 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)点線は当社グループ内部の取引を表します。
経営方針・対処すべき課題2,421字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、技術商社として「創造」を企業理念に掲げ、創業以来、技術の力を通じて社会や産業が抱える課題に向き合ってまいりました。 当社グループは、技術力と提案力を融合したソリューションの提供を強みとし、社会インフラ、産業分野等において、「安全・安心・快適」を支える製品およびサービスを展開しております。単なる製品提供にとどまらず、コンサルティングから設計・構築、運用・保守まで一貫して関与することで、お客様の課題解決および付加価値創出に貢献しております。 また、変化の大きい事業環境や社会課題を踏まえ、当社グループは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を重要な経営課題と位置づけております。人的資本の強化、事業を通じた社会課題への対応、ならびにガバナンスの充実を通じて、ステークホルダーとの信頼関係を構築し、責任ある経営を推進してまいります。 今後も当社グループは、技術と人を軸とした価値創造を通じて、社会に必要とされ続ける企業グループを目指してまいります。 (2)経営環境 当社事業領域においては、デジタル化や技術革新がもたらすサイバーセキュリティ対策やAI・データ活用需要の増加、国内の労働人口減少によるIT人材不足・DXによる効率化・ロボット需要などの高まりによるビジネスの拡大が見込まれております。また、地政学リスクの高まりによるサプライチェーン安定化の要請などが高まると予測しています。 (3)経営戦略等 当社グループは、金融、製造、小売、情報通信、大型プラント建設など、幅広い業界を市場としておりますが、急激に変化する経済環境の中、経営戦略もこれに対応した変化が求められています。 当社グループでは、付加価値の高い提案によってお客様にご満足いただくことが持続的成長の重要課題と確信し、事業活動の原点であります「創造力」を駆使して当社独自のユニークな商品、サービスの開発を推進しております。 当社グループでは、2025年3月21日に、2027年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を公表しました。 その概要は次のとおりであります。 ①中期経営方針 当社は、2030年のありたい姿を「1st choice されるソリューションプロバイダーになって、お客様と共に未来を描き、安心・安全な社会を実現する」に設定しました。当社は企業理念およびパーパスを軸に、強みである「目利き力」「技術力」「ワンストップサービス」「取引先との信頼関係」を最大限に発揮することで、お客様課題・社会課題を解決してまいります。 2030年のありたい姿に向かって、新中期経営計画では、基本方針「注力事業への重点投資による事業成長」と「お客様伴走型で共に新しい未来と価値を創造」のもと、「事業戦略」「資本戦略」「サステナブル経営」を推進し、当社グループの持続的な成長と企業価値向上を実現してまいります。 ②経営戦略 次のとおり、「事業戦略」「資本政策」「サステナブル経営」を推進しております。 (事業戦略) (事業領域1) ビジネスセキュリティ フィジカル×サイバー空間の安心安全をトータルセキュリティソリューションで実現する (事業領域2) エレクトロメカニクス 半導体事業の売上規模を拡大するとともに、技術開発力を強みに付加価値を向上 (基本戦略1) ロイヤルカスタマー戦略の進化 ・マトリクス組織を導入し、社内横串連携を強化 ・組織を超えたマルチプロダクト・サービスを提供し、顧客深耕を図る (基本戦略2)サービスビジネスの成長 ・従来の「モノ売り」から「事業をデザイン」する思考へ進化させ、お客様伴走型で新ソリューションを創造 ・保守・マネージドサービス・クラウドサービスをさらに伸ばし、安定収益拡大・利益率向上 (基本戦略3) 新規事業、グローバル展開の強化 ・シリコンバレーイノベーションセンターとの連携強化 ・東南アジア・インドへの販路拡大 (基本戦略4)成長投資60億円の実行 ・ビジネスセキュリティ分野、エレクトロメカニクス分野、人材・DX等への投資を強化 (資本戦略)成長投資と株主還元の両立 ・1年目は配当性向100%、2年目以降は累進配当制採用による安定的な株主還元 ・ROIC経営の推進で資本収益性の向上 ・獲得する営業キャッシュ・フローと運転資本改善、有利子負債の活用により成長投資を実行 (サステナブル経営の推進)事業を通じて社会課題を解決し、産業と社会の持続的発展に貢献 ⅰ.環境分野(E) ・事業を通じた環境問題への対応 ・気候変動への対応 ⅱ.社会分野(S) ・人的資本経営の推進 ・安心安全な社会実現への取り組み ⅲ.ガバナンス(G) ・監査等委員会設置会社への移行 ・内部監査室を新設 ・女性取締役の就任 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2027年度を最終年度とする中期経営計画の指標は以下の通りです。 連結売上目標  350億円、連結営業利益目標 30億円、連結当期純利益 20億円、ROE10%超 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2025年3月21日に公表した中期経営計画2025-2027『Security. Solutions. Synergy. ~ビジネスセキュリティ×エレクトロメカニクスで、進化の最先端へ~』のもと、企業価値を高め、事業成長を実現するために次の課題に取り組んでまいります。 ①新たな事業変革に向けた成長 ②資本収益性の向上 ③新中期経営計画を支えるサステナブル経営の推進
事業等のリスク2,683字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)市場の変動について 当社グループの事業は、エレクトロニクスを応用したセキュリティ・ネットワークセキュリティ・メーリング・RFID・防火関連商品の販売と設置や保守サービスを行うビジネスセキュリティセグメント、半導体・機構部品の販売を行うエレクトロメカニクスセグメントで構成されております。 ビジネスセキュリティセグメントは総合スーパーマーケット・ドラッグストア・専門小売店などの小売業に加え、通信業や金融業、発電・石油プラントなどの幅広い業界に対し、商品監視システムや入退室管理システム、メーリングシステム・RFIDシステム・防火システムなどを販売しており、こうしたシステムの販売はお客様の新規出店や設備投資の増減により変動が生じやすく、それにより業績にも影響が生じる場合があります。一方、エレクトロメカニクスセグメントでは製造業への販売を主としていますが、その内、半導体を取り扱うエレクトロニクス商品類では、過去の経験も踏まえ、価格と需給変動が大きい汎用半導体の取扱いをやめ、特定の用途向け半導体の販売を強化しております。しかし、世界的な貿易摩擦や地政学的リスクの影響等により当社顧客である製造業の需要に影響が出た場合、当社業績に影響を受けない保証はなく、今後もそうした需給変動により、当社グループの業績及び財政状態は影響を受ける可能性があります。 (2)先端技術・商品の確保について 当社グループは、エレクトロニクスを応用した先端技術及び商品を、海外に広く探求・開拓してきており、それが当社グループの持つ競争力の源泉の一つであります。そのため、他社に先駆け、これら技術や商品の供給先を新たに確保するため、海外先端ベンチャーメーカー等への投資が必要な場合もあります。 しかしながら、商品開発が計画どおりに進まず投資先の経営が悪化することや、市場での技術革新が早いために、取り込んだ先端商品の市場開拓が順調に進まないこと等もあり、投資の回収が困難となる可能性があります。 (3)主要な仕入先への依存について 当社グループは、海外メーカーの販売代理店として、商品の輸入販売を行っており、その契約形態は独占的若しくは非独占的販売代理店契約など様々です。長年にわたる主要代理店としての取引関係等を通じて緊密な関係を維持しておりますが、契約形態の変更や、契約が更新されなかった場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (4)サプライチェーン及び地政学リスクについて 当社グループは海外メーカーからの商品調達に大きく依存しており、国際的な政治・経済情勢の変化、貿易摩擦、輸出入規制、制裁措置、為替政策の変更、戦争・紛争等の地政学的リスクの影響を受ける可能性があります。 これらの影響により、仕入価格の上昇、調達困難、物流の停滞や混乱による納期遅延が生じた場合には、販売機会の逸失やコスト増加等を通じて当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)主要な得意先への依存について 当社グループは、時代を先取りしたソリューション提案・企画や商品・サービス供給を通して、取引先との緊密な関係の維持に努めておりますが、取引が維持できなくなった場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (6)為替変動の影響について 当社グループの為替変動につきましては、当社(提出会社)の影響が主であり、当社の仕入額のうち、輸入仕入が占める割合は、2026年3月期で47.0%となっております。 輸入仕入額の多くは外貨建取引であり、これに国内仕入の外貨建取引を加えると、2026年3月期における当社の仕入額に占める外貨建取引の割合は53.8%となります。 一方で、販売については2026年3月期の当社の売上高の約30%が外貨建取引を行っているため、為替が円安に変動した場合のリスクの一部を相殺しております。 なお、当社は2027年3月期の計画においては、当社の仕入額に占める外貨建取引の割合は約60%を想定している一方で、売上高に占める外貨建取引の割合は約30%を想定しているため、リスクの一部が相殺される見込みとなっております。 為替変動により輸入価格が上昇する場合は、販売価格の値上げ交渉を行い、影響を最小限に留める活動を行っております。 また、外貨建取引については、外貨建の仕入決済等の実需に基づく為替予約により一部為替リスクのヘッジを行っておりますが、決済時及び決算日の評価替による為替差損益が、営業外損益において大きく影響する可能性があります。 (7)投資有価証券等の減損による影響について 当社グループが保有する投資有価証券等について、現時点において必要な減損等の処理は実施しておりますが、収益性の悪化等による価値の毀損により、当該投資有価証券等の減損処理を実施する場合は、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (8)サイバーセキュリティに関するリスク 近年、サイバー攻撃はこれまで以上に技術が高度化し、攻撃手法も多様化・巧妙化しています。このような状況を踏まえ、当社はサイバーセキュリティに関するリスクを最重要リスクの一つと認識し、情報システム部門を中心に、ソフトウェアのアップデート管理や多要素認証の採用をはじめとする各種サイバー攻撃対策を実施し、その管理には万全を期しています。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、サイバー攻撃やそれに伴う深刻なシステム障害等により実質的にビジネスが中断した場合、または顧客情報を含む重要データが逸失、破損、社外流出した場合、当社グループの経営成績は大きな影響を受ける可能性があります。 (9)自然災害等に関するリスク 地震、台風等の自然災害や感染症の拡大等により、当社グループの拠点、仕入先、物流網等に被害が発生した場合、事業活動の停止や遅延が生じる可能性があります。 当社グループでは事業継続計画の整備等の対応を進めておりますが、想定を超える事象が発生した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,515字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかに回復しております。ただし、先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視する必要があります。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などにも注意する必要があります。 当社グループの市場環境は引き続き競争激化の状況にありますが、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を見据え、『 注力事業への重点投資による事業成長 』 と 『 お客様伴走型で共に新しい未来と価値を創造 』を基本方針として、事業戦略を推進しております。 事業戦略として、「ロイヤルカスタマー戦略の進化」、「サービスビジネスの成長」、「新規事業・グローバル事業の強化」、「成長投資60億円の実行」を掲げ、事業の拡大を図っております。 具体的には、ビジネスセキュリティセグメントでは、主要商品である商品監視システム、CCTVや入退室管理システムや新しく取り扱いを開始したサイバーセキュリティシステムなどセキュリティ商品の販売強化や付加価値強化、及び顔認証システムなどの画像認識やRFIDシステム、省人化システムなどのリテールソリューションの拡大を図っております。また、MSPサービスや万引情報配信プラットフォームなどのクラウドサービスに加え、AI技術が搭載された統合セキュリティソリューションの拡販も強化しております。 他方、エレクトロメカニクスセグメントでは、エレクトロニクス事業においては主に通信インフラ市場、IoTを主とした産業機器市場、プリンター等ビジネス機器市場やアミューズメント市場への拡販及びソリューションビジネスの拡大、及び東南アジア市場への拡販、またメカニクス事業では、引き続き成長が見込まれる半導体製造装置等の産業機器市場、国内、及び北米へのキッチン等の住宅設備向け機構部品の販売、アミューズメント市場への拡販やユニット商品の開発などに注力しております。 このような状況の中、当連結会計年度の経営成績は、売上高は、データセンターやオフィス向けセキュリティシステムの成長によりビジネスソリューション商品類の販売が好調に推移したことなどにより、前年同期比5.0%増の295億10百万円となりました。 損益につきましては、上記理由により、営業利益及び経常利益は上場来最高益を更新し、営業利益は前年同期比0.9%増の20億98百万円、経常利益は外貨建取引の為替差益、及び当社が出資するベンチャーキャピタルファンドにおいて投資先のEXITに伴う投資事業組合運用益を計上したことなどから、前年同期比20.1%増の24億8百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券評価損を特別損失として計上したことなどから、前年同期比2.9%減の14億15百万円となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 当連結会計年度より、「クラウドサービス&サポートセグメント」と「システムセグメント」を、「ビジネスセキュリティセグメント」として統合しました。これは、クラウドサービス事業の拡大は一定の成果を得られたことと、セキュリティ市場というターゲット市場の明確化を目的にしたもので、セキュリティ市場への販売を強化してまいりました。 デバイスセグメントにつきましても、事業の内容をより分かりやすくするため、「デバイスセグメント」を「エレクトロメカニクスセグメント」へ名称を変更しております。 また、前年同期比較につきましては、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 (ビジネスセキュリティセグメント) ビジネスセキュリティセグメントの売上高は、前年同期比10.5%増の151億52百万円、営業利益は前年同期比21.6%増の14億2百万円となりました。 リテールソリューション商品類は、アパレル向けにRFIDシステムや監視カメラの大型案件が好調に推移し、売上高は前年同期比3.0%増の42億51百万円となりました。 ビジネスソリューション商品類は、データセンターやオフィス向けに入退室管理システムや監視カメラシステムが好調に推移し、売上高は前年同期比15.0%増の54億55百万円となりました。 グローバル商品類は、防火システムの大型案件やオフィス向けセキュリティシステムが好調に推移し、加えて円安による円換算収益増加などにより売上高が増加し、前年同期比23.3%増の36億27百万円となりました。 保守サービス商品類は、一部製品の保守終了の影響で、前年同期比4.0%減の18億18百万円となりました。 (エレクトロメカニクスセグメント) エレクトロメカニクスセグメントの売上高は、前年同期比0.2%減の143億58百万円、営業利益は、円安による仕入コスト増加や営業要員等の成長投資による販管費増加により前年同期比24.9%減の6億95百万円となりました。 エレクトロニクス商品類では、コンシューマ向け電子部品の販売が好調に推移した一方で、車載機器・モジュー ル向け販売が低調に推移したことで、売上高は前年同期比0.9%減の91億27百万円となりました。 メカニクス商品類では、キッチン向け企画開発品やオフィス向け機構部品の販売が好調に推移し、売上高は前年同期比1.1%増の52億31百万円となりました。 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比べ22億38百万円増加し、256億98百万円となりました。これは、現金及び預金が13億23百万円、投資有価証券が6億36百万円、売掛金が2億78百万円増加したことなどによるものです。 負債は、前連結会計年度末と比べ14億78百万円増加し、81億3百万円となりました。これは短期借入金が7億99百万円、契約負債が4億96百万円、繰延税金負債が2億1百万円増加したことなどによるものです。 純資産は前連結会計年度末と比べ7億59百万円増加し、175億94百万円となりました。これは有価証券評価差額金が6億43百万円、為替換算調整勘定が2億24百万円増加したことなどによるものです。自己資本比率は前連結会計年度末から3.3ポイント下降し、68.5%となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ13億23百万円(22.0%)増加し73億49百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ10億57百万円減少し、19億34百万円のプラスとなりました。これは、税金等調整前当期純利益が21億33百万円となる中、契約負債が4億86百万円増加した一方で、前払費用が2億24百万円増加したこと、法人税等の支払額6億18百万円があったことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ4億83百万円増加し、10百万円のプラスとなりました。これは、投資有価証券の売却による収入2億70百万円があったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度と比べ6億73百万円増加し、8億31百万円のマイナスとなりました。これは、短期借入金が7億81百万円増加した一方で、配当金の支払16億2百万円があったことなどによるものです。 ③仕入、受注及び販売の実績 a.仕入実績 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ビジネスセキュリティ   9,796,507   117.4 エレクトロメカニクス   11,558,716   110.7 計   21,355,223   113.7 (注)金額は、実際仕入額によっております。 b.受注実績 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) ビジネスセキュリティ   16,015,459   108.3   6,822,596   114.5 エレクトロメカニクス   14,518,108   110.9   4,704,046   103.5 計   30,533,567   109.5   11,526,643   109.7 c.販売実績 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) ビジネスセキュリティ   15,152,326   110.5 エレクトロメカニクス   14,358,480   99.8 計   29,510,806   105.0 (注)1.主要な業種別の販売実績額及び販売実績額計に対する割合は、次のとおりであります。 業種   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 電気機械製造業   13,243,944   47.1   13,639,791   46.2 流通業   6,231,540   22.2   5,879,514   19.9 サービス業   4,185,786   14.9   4,662,268   15.8 その他   4,437,147   15.8   5,329,232   18.1 計   28,098,418   100.0   29,510,806   100.0 2.ビジネスセキュリティの販売実績を商品の種類ごとに示すと、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前期比(%) リテールソリューション商品類   4,251,343   103.0 ビジネスソリューション商品類   5,455,124   115.0 グローバル商品類   3,627,747   123.3 保守サービス商品類   1,818,110   96.0 計   15,152,326   110.5 3.エレクトロメカニクスの販売実績を商品の種類ごとに示すと、次のとおりであります。 区分   金額(千円)   前期比(%) エレクトロニクス商品類   9,127,147   99.1 メカニクス商品類   5,231,332   101.1 計   14,358,480   99.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等の状況 当連結会計年度の経営成績等の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの事業運営は、特定の分野や顧客、サプライヤーに依存しているのが実情です。従って、そうした特定の分野や顧客の市況・業況や、サプライヤーとのパートナーシップ如何によっては、当社の業績に大きな影響が及ぶ可能性があります。 c.戦略的現状と見通し 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかに回復しております。ただし、先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視する必要があります。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などにも注意する必要があります。 そのような中で、当社グループでは、2027年度を最終年度とした中期経営計画『Security. Solutions. Synergy. ~ビジネスセキュリティ×エレクトロメカニクスで、進化の最先端へ~』を策定しました。本計画では、『 注力事業への重点投資による事業成長 』 と 『 お客様伴走型で共に新しい未来と価値を創造 』を基本方針に掲げ、当社グループの持続的な成長と企業価値向上を実現してまいります。 ビジネスセキュリティセグメントでは、リテールセキュリティ、フィジカルセキュリティ、統合プラットフォームクラウドサービス、クラウド管理型ネットワーク、サイバーセキュリティなどのトータルセキュリティソリューションと、コンサルティング、システムインテグレーション、設置工事、アフターサービスまでのワンストップサービスで、"ビジネスセキュリティなら高千穂交易"を目指してまいります。 具体的には、ビジネスソリューションでは、データセンターやオフィス向けの入退室管理システム・監視カメラ、MSPサービス、サイバー・OTセキュリティに注力してまいります。リテールソリューションでは、アパレル市場向けRFIDシステムの拡販に加え、防犯クラウドサービスの立ち上げやロス対策コンサルティングを拡充してまいります。 エレクトロメカニクスセグメントでは、電子部品と機構部品の両分野に精通していることを強みに幅広い商材ラインアップと技術サービスをワンストップで提供します。 具体的には、エレクトロニクス事業では、電源・通信・センサを強みに、産業機器分野への販売を強化し、加えて単なる商品の提供だけでなく付加価値の高いソリューションビジネスを強化します。また、東南アジアなどグローバル展開を図ります。 メカニクス事業では、住宅設備市場、産業機器市場への注力、及び企画開発品を強化することで付加価値向上を目指します。 ③資本の財源及び資金の流動性 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 b.財務政策 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、手許流動資金(現預金)のほか、金融機関からの借入等外部資金の活用も含め、最適な方法による資金調達にて対応しております。 ④経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 当社グループは、当連結会計年度におきましては、連結売上300億円、連結経常利益21億円を目標として、事業に邁進してまいりました。 結果、データセンターやオフィス向けセキュリティシステムの成長によりビジネスソリューション商品類の販売が好調に推移したことなどにより、売上高は前年同期比5.0%増の295億10百万円となりましたが、エレクトロニクス商品類において、前期好調だった車載機器・モジュール向け販売の反動減により計画は未達となりました。 経常利益は、24億8百万円となり、上場来最高益を更新いたしました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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