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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オルバヘルスケアホールディングス

OLBA HEALTHCARE HOLDINGS,INC.2689 · Standard · 卸売業

医療機器販売と介護用品レンタルを中核とする持株会社。販売からレンタルまで医療・介護の幅広いニーズに応える。

概要

オルバヘルスケアホールディングスは、岡山県岡山市に本社を置く医療機器専門の卸売企業である。病院向け手術関連消耗品や整形外科・循環器領域の製品販売を中核とし、SPD(物品・情報管理)事業や介護用品レンタルも手がける。2025年6月期の連結売上高は1,227億円、営業利益20億円、従業員数は1,393人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

医療器材事業が売上の約9割を占めるグループ構造

当社グループは持株会社と8つの連結子会社で構成される。医療器材事業を中核とし、㈱カワニシ、サンセイ医機㈱、日光医科器械㈱、㈱カワニシバークメド、㈱オルシード、THAI OLBA Healthcareが医療機器の販売を担う。SPD事業は㈱ホスネット・ジャパン、介護用品事業は㈱ライフケアが行う。2025年6月期の医療器材事業売上高は1,158億78百万円で、グループ全体の約94%を占める。

消耗品が7割超を占める医療器材の商品構成

医療器材事業の商品分類別売上高では、消耗品が1,034億25百万円(構成比87.6%)を占め、設備備品は146億87百万円(同12.4%)にとどまる。消耗品の内訳は手術関連が504億57百万円(同42.7%)、整形外科が288億85百万円(同24.5%)、循環器が240億83百万円(同20.4%)である。前期比でそれぞれ3.9%、10.6%、7.2%増加した一方、設備備品は14.5%減少した。

M&Aで広げた全国的な販売網

2003年のメドテクニカ買収(名古屋)を皮切りに、2004年に井上医科器械(神戸)、2005年に日光医科器械(大阪)、2006年にネオス医科(奈良)と高塚薬品(岡山)、2009年にオオタメディカル(北海道)、2012年にサンセイ医機(福島)を相次いでグループ化した。これにより北は北海道から南は四国・九州に至る販売網を形成。子会社間の吸収合併も進め、経営効率を高めている。

SPD事業と介護用品事業が支える周辺領域

SPD事業は子会社ホスネット・ジャパンが担当し、病院の物品・情報管理業務を受託する。2025年6月期の売上高は57億17百万円(前期比9.4%増)、営業利益は1億13百万円(同9.0%増)と増収増益を達成した。介護用品事業はライフケアが在宅介護用ベッドや用品の販売・レンタルを行う。両事業とも物価上昇分の価格転嫁や管理料値上げ交渉を継続し収益改善に努めている。

業界の中での役割は医療・介護業界における商社・サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,266億円
営業利益
17億円
営業利益率
1.3%
純利益
11億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
医療器材 事業1,143億円93.2%18億円1.6%
SPD事業56億円4.6%1億円1.8%
介護用品 事業28億円2.3%2億円7.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01医療器材主力

医療機器及び関連機器の販売を行うセグメント。子会社を通じて、病院や診療所向けに医療機器を提供している。

主要顧客病院、診療所

主な製品・サービス1
医療機器
診断・治療に用いる医療機器。病院、診療所などに販売される。

02SPD(物品・情報管理)準主力

物品・情報管理及び購買管理業務並びに医療機器の販売を行うセグメント。医療機関の物流・在庫管理を支援する。

主要顧客医療機関

主な製品・サービス1
SPDサービス
医療機関向けに、物品の在庫管理・発注業務などを代行するサービス。

03介護用品準主力

在宅介護用ベッド・用品の販売・レンタルを行うセグメント。在宅介護を支える用品を提供する。

主な製品・サービス2
在宅介護用ベッド
在宅での介護に使用する電動ベッドなど。レンタルまたは販売で提供。
介護用品
車いす、歩行器、排泄介助用品など、在宅介護に必要な様々な用品。

製品と技術

手術関連消耗品:外科・内科・内視鏡をカバー

手術関連消耗品は医療器材事業の最大カテゴリーで、2025年6月期の売上高は504億57百万円(前期比3.9%増)。内訳は外科関連製品が同5.2%増と堅調に推移し、糖尿病関連を含む内科関連製品が同12.3%増と業績を牽引した。2023年4月から福島県でオリンパスマーケティング社の代理店業務を開始し、消化器内視鏡関連製品が同5.1%増加した。

整形外科消耗品:人工関節と外傷領域が成長を牽引

整形外科消耗品の売上高は288億85百万円(前期比10.6%増)。人工関節関連製品が前期に開業した医療機関の本格稼働や新規施設獲得により同10.5%増、外傷・スポーツ・関節鏡関連製品が同8.3%増と高い伸びを示した。脊椎関連製品は2024年6月の償還価格改定の影響で減少したが、第3四半期以降回復し同1.2%増となった。ロボット手術の導入支援も継続している。

循環器消耗品:カテーテルアブレーションと虚血治療が拡大

循環器消耗品の売上高は240億83百万円(前期比7.2%増)。不整脈治療に用いるカテーテルアブレーション関連製品が新規獲得施設の寄与により同13.4%増、心臓虚血治療関連製品が同8.8%増と成長を牽引した。一方、心臓血管外科領域(TAVI)は症例数の伸びが鈍化し同3.1%減となった。全体として循環器領域は引き続き拡大基調にある。

設備備品と新製品:自動精算機と廃棄物処理機

設備備品の売上高は146億87百万円(前期比14.5%減)。各種補助金需要の一巡と医療機関の設備投資減退が要因。一方、クリニック向け自動精算機「テマサック」は順調に販売台数を増やしている。2025年1月に設立した子会社オルシードは、有機廃棄物を低熱分解処理する「低熱分解型アップサイクルユニット OLSTECH」の販売を開始し、環境分野での新規事業として育成中である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

眼科・医療機器卸で中堅、収益性低く規模拡大が課題

オルバヘルスケアホールディングスは眼科・医療機器卸として中堅規模。同業のリョーサン菱洋ホールディングスはエレクトロニクス中心で規模が大きく、業種が異なる。イメージワンは医療・産業機器卸で競合するが、オルバは眼科専門性を持つ。タビオは靴下専門で異業種。高千穂交易は情報通信機器卸、YKTは金属・樹脂卸と業種が異なる。眼科市場は需要安定だが競合も多く、営業利益率1.6%と低く収益性改善が課題。売上高は緩やかに増加しているが、収益力向上策が必要。

強み

  • 眼科領域に特化した機器・材料卸売りで、専門知識と顧客ネットワークを持つ。
  • 眼科医療は高齢化に伴い需要が安定的で、景気変動の影響を受けにくい。
  • 近年売上高は増加傾向にあり、2025/6期は1227億円と前年比3.5%増。
  • 眼科医院から病院まで幅広い医療機関と取引があり、リスク分散が効く。

課題

  • 営業利益率が1.6%と低く、規模拡大やコスト削減による改善が必要。
  • 眼科市場では同業他社との競争が激しく、価格競争に陥るリスクがある。
  • 中堅規模のため、大手卸に比べ仕入れ交渉力や物流効率で劣る可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がオルバヘルスケアホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13321ミタチ産業133億円6.2倍
27670オーウエル130億円6.9倍
33131シンデン・ハイテックス129億円32.8倍
49818大丸エナウィン125億円12.4倍
58104クワザワホールディングス119億円9.9倍
62689オルバヘルスケアホールディングス118億円10.1倍
77435ナ・デックス112億円15.6倍
83562No.1110億円15.1倍
92750石光商事108億円8.3倍
107444ハリマ共和物産107億円7.0倍
117698アイスコ106億円29.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

医科器械販売会社として創業した1967年

1967年10月、岡山県岡山市中央町に「川西医科器機株式会社」を資本金150万円で設立。医科器械と理科器械の販売を目的とした。1971年2月に大供一丁目へ営業所を移転し、業務を拡大。1985年10月には医療機器・家庭用品の売買・レンタルを目的とする子会社ライフケアを設立し、介護分野へ進出。

合併と商号変更で事業基盤を拡大した1999年

1999年1月、香川精器株式会社(広島)と株式会社四国メディカルアビリティーズ(愛媛)を吸収合併。広島と愛媛に支店を設置し、商号を「株式会社カワニシ」に変更。同年6月には子会社の株式会社ユーヴィック(香川)も吸収合併し、四国地方の営業を一本化した。これにより中国・四国地域での販売力が強化された。

東証二部上場と持株会社体制への移行(2000〜2004年)

2000年12月、東京証券取引所市場第二部に上場。2003年3月には名古屋の株式会社メドテクニカを完全子会社化し、東海地方へ進出。2004年1月、分社型新設分割により営業を新設の「株式会社カワニシ」に承継させ、自らは「株式会社カワニシホールディングス」に商号変更。グループ管理と事業運営を分離する持株会社体制へ移行した。

全国展開を加速したM&A連続実施(2005〜2012年)

2005年6月に大阪の日光医科器械株式会社、2006年1月に奈良のネオス医科株式会社を買収。同年7月には岡山の高塚薬品株式会社(後に高塚ライフサイエンス)をグループ化。2009年9月に北海道の株式会社オオタメディカル、2012年1月に福島のサンセイ医機株式会社を取得し、全国的な販売網を完成させた。2011年にはカワニシがメドテクニカを吸収合併するなど、子会社の統廃合も進めた。

商号変更とブランド再構築(2021年)

2021年1月、創業100周年を記念して商号を「オルバヘルスケアホールディングス株式会社」に変更。同時期の2020年3月には東京証券取引所市場第一部に指定され、2022年4月の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。新社名「オルバ」のもと、グループ一体感の醸成とブランド力向上を図った。

海外展開と新規事業への挑戦(2023〜2025年)

2023年1月、タイ王国で医療器材販売を目的とする合弁会社THAI OLBA Healthcare Co., Ltd.を設立し、海外事業に本格着手。2025年1月には有機廃棄物分解処理機の開発製造販売を目的に株式会社オルシードを新設。同社は低熱分解型アップサイクルユニット「OLSTECH」の販売を開始し、医療機器商社の枠を超えた新たな収益源の創出を目指す。

年表32件を開く

1960年代

  • 1967年10月創業岡山県岡山市中央町8番10号にて医科器械、理科器械の販売を目的とする川西医科器機株式会社を資本金150万円で設立。

1970年代

  • 1971年2月営業業務を岡山県岡山市大供一丁目7番1号に移転。

1980年代

  • 1985年10月医療機器及び家庭用品の売買、レンタル業を目的として株式会社ライフケア(岡山県岡山市)(連結子会社)を設立。

1990年代

  • 1992年5月岡山県岡山市今一丁目4番31号の社屋に本社移転。
  • 1996年7月SPD事業を強化するために株式会社ホスネット・ジャパン(岡山県岡山市)(連結子会社)を設立。
  • 1997年5月創業四国地区における販売力強化のために株式会社ユーヴィック(香川県高松市)を設立。
  • 1997年7月高松営業所にかかる営業を株式会社ユーヴィックに譲渡。
  • 1999年1月M&A販売力並びに企業体質の強化を図るため、香川精器株式会社(広島県中区)、株式会社四国メディカルアビリティーズ(愛媛県伊予郡)を吸収合併。合併に伴い、広島県中区光南に広島香川精器支店、愛媛県伊予郡砥部町に四国支店を設置。同時に商号を株式会社カワニシに変更。
  • 1999年6月M&A四国地区の営業展開の効率化をはかるため、株式会社ユーヴィックを吸収合併。

2000年代

  • 2000年12月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。
  • 2003年3月市場基盤拡充のため、株式会社メドテクニカ(名古屋市北区)の株式を100%取得。
  • 2004年1月創業分社型新設分割により営業の全てを新たに設立した「株式会社カワニシ」に承継させ、商号を「株式会社カワニシホールディングス」に変更。
  • 2004年3月市場基盤拡充のため、有限会社井上医科器械(神戸市東灘区)の持分を100%取得。
  • 2005年1月M&A経営の効率化を図るため、株式会社カワニシ(連結子会社)が有限会社井上医科器械を吸収合併。
  • 2005年6月市場基盤拡充のため、日光医科器械株式会社(大阪市阿倍野区)(連結子会社)の株式を100%取得。
  • 2006年1月市場基盤拡充のため、ネオス医科株式会社(奈良県橿原市)の株式を100%取得。
  • 2006年4月M&A経営の効率化を図るため、日光医科器械株式会社(連結子会社)がネオス医科株式会社を吸収合併。
  • 2006年7月ライフサイエンス分野での市場基盤拡充のため、高塚薬品株式会社(高塚ライフサイエンス株式会社)(岡山県岡山市)の株式を100%取得。
  • 2009年9月市場基盤拡充のため、株式会社オオタメディカル(北海道帯広市)(連結子会社)の株式を100%取得。

2010年代

  • 2011年1月M&A経営の効率化を図るため、株式会社カワニシ(連結子会社)が株式会社メドテクニカを吸収合併。
  • 2012年1月市場基盤拡充のため、サンセイ医機株式会社(福島県郡山市)(連結子会社)の株式を100%取得。
  • 2014年8月グループの業容拡大に伴い、岡山県岡山市北区下石井一丁目1番3号に本社移転。
  • 2016年1月医療機器の輸出入販売を行うことを目的として、株式会社エクソーラメディカル(連結子会社)を設立。
  • 2017年1月M&A経営の効率化を図るため、株式会社カワニシ(連結子会社)が高塚ライフサイエンス株式会社(連結子会社)を吸収合併。
  • 2018年3月経営の効率化を図るため、株式会社オオタメディカル(連結子会社)を清算。
  • 2019年7月クリニック向けビジネスの強化を目的として、株式会社カワニシバークメド(岡山県岡山市)(連結子会社)を設立。

2020年代

  • 2020年3月東京証券取引所市場第一部に指定。
  • 2021年1月創業創業100周年を記念して、商号を「オルバヘルスケアホールディングス株式会社」に変更。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ移行。
  • 2022年6月M&Aクリニック向けビジネスの市場基盤拡充のため、株式会社カワニシバークメド(連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化。
  • 2023年1月主にタイ王国での医療器材販売を行う目的で、タイ個人株主との間でTHAI OLBA Healthcare Co., Ltd.(旧社名 Medical Device Innovation Co., Ltd.)への共同出資、及び運営に関するJOINT BUSINESS AGREEMENTを締結し合弁事業を開始。
  • 2025年1月有機廃棄物分解処理機等の開発製造販売を目的として、株式会社オルシード(岡山県岡山市)(連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年6月期まで1,420億円
  • 連結営業利益2028年6月期まで27億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    OLBA-DXによる業務改革

    デジタル技術を活用して非生産業務を効率化し、顧客サービス提供時間を最大化する。ICTツールで営業の質を向上させ、社員のITスキル向上にも取り組む。

  2. 02

    現業強化と生産性向上

    仕入交渉力の強化、業務合理化、グループ内連携強化、医療機器の安定供給に向けたロジスティクス基盤の充実により、顧客提供価値の最大化を目指す。

  3. 03

    未来への投資と新規事業育成

    タイ王国でのビジネス基盤確立、クリニック向けビジネス拡大、次世代ごみ処理機の開発・販売などの新規事業育成、外部連携促進、人的資本への投資を行う。

  4. 04

    専門領域でのグループ連携強化

    手術関連、整形外科、循環器などの専門領域でグループ内連携を深め、自動精算機などのオリジナル製品の拡販を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,393人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は706万円で、9期前と比べて+26.2%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は13.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月1,203
2017年6月1,179
2018年6月1,163
2019年6月55939.08.21,189
2020年6月56340.310.11,222
2021年6月61042.812.61,261
2022年6月60943.113.31,289
2023年6月65943.413.71,317
2024年6月69544.614.81,354162
2025年6月70643.713.71,393144

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 8 / 海外 1、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 福島県 郡山市902,033億円
医療器材 事業
本社 — 大阪府 八尾市489,350億円
医療器材 事業
本社 — 岡山市 北区3,132億円
医療器材 事業
本社及び 岡山支店(岡山市 北区)他3支店1,594百万円
医療器材 事業
本社 — 岡山市北区103百万円
全社
本社 — 岡山市 北区47百万円
介護用品 事業
本社 — 岡山市北区44百万円
SPD 事業
タイ王国パトゥムターニー県4百万円
医療器材 事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社カワニシ(注)3,4
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンセイ医機株式会社(注)3,4
    福島県郡山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日光医科器械株式会社(注)3
    大阪府八尾市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社カワニシバークメド
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オルシード
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エクソーラメディカル(注)5
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権94.2%
  • 海外
    THAI OLBA Healthcare Co.,Ltd.
    タイ王国パトゥムターニー県 · 連結子会社
    議決権49.0%
  • 国内
    株式会社ホスネット・ジャパン(注)3
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ライフケア
    岡山市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は1,266億円営業利益17億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.2%、利益が-15.0%。

売上高
+3.2%
1,266億円
営業利益
-15.0%
17億円
純利益
-21.4%
11億円
営業利益率
1.3%
前期比 -0.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は642億円、営業利益は10億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+3.4%、営業利益は−16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q29272.45
2023年4Q2764
2024年1Q27531.12
2024年2Q30041.33
2024年3Q319103.16
2024年4Q29251.74
2025年2Q60681.36
2025年4Q621121.98
2026年2Q62471.15
2026年4Q642101.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は747億円から1,266億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は1.3%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月74773
2013年6月962159
2014年6月971158
2015年6月94574
医療機器の輸出入販売を行うことを目的として、株式会社エクソーラメディカル(連結子会社)を設立。
2016年6月1,01563
経営の効率化を図るため、株式会社カワニシ(連結子会社)が高塚ライフサイエンス株式会社(連結子会社)を吸収合併。
2017年6月1,058117
2018年6月9791211
クリニック向けビジネスの強化を目的として、株式会社カワニシバークメド(岡山県岡山市)(連結子会社)を設立。
2019年6月980138
2020年6月97993
創業100周年を記念して、商号を「オルバヘルスケアホールディングス株式会社」に変更。
2021年6月1,0211510
クリニック向けビジネスの市場基盤拡充のため、株式会社カワニシバークメド(連結子会社)の株式を追加取得し、完全子会社化。
2022年6月1,0802115
2023年6月1,1052214
2024年6月1,18622221.915
有機廃棄物分解処理機等の開発製造販売を目的として、株式会社オルシード(岡山県岡山市)(連結子会社)を設立。
2025年6月1,22720201.614
2026年6月1,26617171.311

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高1,266億円のうち、営業利益として残るのは17億円1.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金98.7%1,249億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.3%17億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比1.9pt
1.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.6pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが16億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は34億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月19−6121355
2013年6月21−4−51765
2014年6月9−4−29542
2015年6月−21−46−2523
2016年6月7−7−2021
2017年6月9−1−7822
2018年6月−3−3−2−614
2019年6月1−4−1−311
2020年6月9−54419
2021年6月31−6−232521
2022年6月24−2−122231
2023年6月−7−32−1024
2024年6月21−7−111427
2025年6月16−167034

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は459億円。このうち返さなくてよい自己資本が123億円で、自己資本比率は26.7%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月283232608.1
2013年6月3173228510.3
2014年6月2903925113.6
2015年6月3064725915.3
2016年6月3094626314.8
2017年6月3165426216.6
2018年6月3346427018.8
2019年6月3386827019.8
2020年6月3377326421.6
2021年6月3668128522.2
2022年6月4009130922.8
2023年6月40910330625.3
2024年6月43211431926.3
2025年6月45912333626.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
114億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
336億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中47位あたり、逆に低いのは営業利益率284社中238位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.2%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,895で、1年前と比べて-2.7%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥1,895+0.7%1ヶ月-0.3%1年-2.7%時価総額118億円
過去52週の値幅
安値¥1,780高値¥2,238

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.1倍
PBR0.86倍
配当利回り4.22%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1905円は25日線(1925.4円)を約1.1%下回り、75日線、200日線も下回る弱気相場です。1か月で1.55%下落、年間でも4.94%下落しており、52週高値2238円からは約15%下落しています。RSIは35.71と弱気圏にあり、売り圧力が優勢です。ただし、直近は1900円前後での底堅さも見られ、出来高は減少傾向で売り一巡感も。200日線(1979.02円)が上値抵抗として意識されそうです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.16倍は業界平均17.91倍を大きく下回り、同業他社と比較して明らかに割安。PBR0.8989倍は1倍を下回り、解散価値に対しても低い評価。ROE12.1%に対してPBR1倍未満は、資本効率に見合わない低評価。配当利回り4.2%は平均2.98%を上回り、株主還元も手厚い。ただし直近の売上は微増ながら営業利益率が1%台と低く、収益力の弱さが懸念。割安であるが、収益性改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.1倍17.9倍
PBR0.86倍1.24倍
ROE12.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

医療・介護需要の構造的成長を背景に安定収益が期待される一方、業界の再編や価格競争、人件費上昇による収益圧迫が懸念される。強気派は、増収基調と高い配当利回り(4.2%)を評価し、低PBRからの是正を期待する。弱気派は、営業利益率が1%台と低水準で推移し、コスト増に収益が追いつかない点や、市場競争の激化による採算悪化リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 安定増収

    売上高は直近4期連続で増加し、2025/6期も1227億円に拡大。

  • 高配当利回り

    配当利回り4.2%は個人投資家に魅力的で、株価下支え要因。

  • 低PBRで割安感

    PBR0.9倍前後と解散価値近辺で推移し、株主還元の余地あり。

  • 売上高1227億円と3期連続増収2025年6月期影響

    売上高は1105→1186→1227億円と拡大。増収が利益下支え

  • PBR0.90倍の割安水準通年影響

    PBR0.90倍と解散価値割れ。ROE12.1%でPB改善余地

  • 配当利回り4.2%が株価支持通年影響

    配当利回り4.2%と高水準で下値を支える

  • 営業利益率改善余地で利益増2026年6月期影響

    営業利益率1.63%が1ポイント改善すると営業利益は約12億円増える

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率は1.63%(2025/6期)と低く、利益成長の鈍さが目立つ。

  • 競争激化

    医療卸業界の再編・価格競争により、採算悪化のリスクがある。

  • 株価の弱さ

    直近1年で株価は約5%下落し、市場の期待が薄いことを示唆。

  • 営業利益率1.63%へ低下2025年6月期影響

    営業利益は22億→20億円へ減少。利益率も1.85%→1.63%に悪化

  • 純利益14億円と頭打ち継続影響

    純利益は14〜15億円で横ばい。増収が最終利益に結びつかない

  • 外国人持ち株比率1.02%と低水準継続影響

    外国人持ち株比率が1.02%と低く、機関投資家の買いが入りにくい

  • 株価は年間4.9%下落不定影響

    直近1年で4.94%下落し、割安修正の動きが鈍い

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要拡大ペースとシェア維持力を確認するため。
営業利益率
販管費と価格競争の影響を測る重要指標。
配当性向
高配当の持続可能性を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.22%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
4.22%
いまの株価に対して
配当性向
43.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月3060.5
2018年6月4033.322.5
2019年6月400.086.4
2020年6月4512.5
2021年6月5011.179.1
2022年6月6020.036.5
2023年6月7016.776.7
2024年6月8014.380.6
2025年6月800.043.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ8,128人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.1%を占め、残る59.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他60.156.657.057.759.258.5
事業法人19.120.820.821.121.824.3
金融機関20.221.321.519.916.915.8
自己株式0.80.82.10.32.31.1
外国法人0.50.40.61.11.31.0
証券会社0.20.90.20.20.80.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社マスプ13.74
02前島達也7.78
03オルバヘルスケア従業員持株会6.27
04株式会社山陰合同銀行4.45
05株式会社中国銀行4.43
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.08
07光通信株式会社2.64
08株式会社伊予銀行2.64
09有限会社ティ・エム・テラオカ2.42
10権瓶和雄2.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+204%、1株純資産は14期で+408%。直近期のROEは12.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月6240716.012.612.4
2013年6月16857834.17.343.7
2014年6月14670022.87.826.9
2015年6月728409.418.338.9
2016年6月548196.620.867.7
2017年6月12394314.012.760.5
2018年6月1881,12118.28.422.5
2019年6月1381,19212.09.886.4
2020年6月571,1974.723.9
2021年6月1631,33712.810.279.1
2022年6月2531,51417.86.636.5
2023年6月2351,71214.67.776.7
2024年6月2521,92313.88.080.6
2025年6月2412,06912.18.343.6
2026年6月188

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/6期の役員報酬は総額169百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
前島洋平代表取締役 社長59107,000
磯田恭介専務 取締役 経営企画本部長516,000
村田宣治常務 取締役 管理本部長5112,000
桑村勝之常務 取締役 営業本部長516,000
川元由喜子取締役641,000
北川敬博取締役66
田久保善彦取締役56
守谷純一常勤 監査役631,000
周東秀成監査役50
新田東平監査役68
大畑裕一6122,000
長谷川威58

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4100131612932
社外取締役740406

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容621字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、以下の9社からなります。 なお、事業区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。また、従来非連結子会社であったTHAI OLBA Healthcare Co.,Ltd.は、重要性が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めています。さらに、当連結会計年度において、株式会社オルシードを新たに設立し、連結の範囲に含めています。加えて、連結子会社の株式会社エクソーラメディカルは、重要性が低下したため下記記載から除外しました。 ○ 持株会社・・・グループ全体を管理・統括 ・オルバヘルスケアホールディングス㈱(当社) ○ 医療器材事業・・・医療機器及び関連機器の販売 ・㈱カワニシ ・サンセイ医機㈱ ・日光医科器械㈱ ・㈱カワニシバークメド ・㈱オルシード ・THAI OLBA Healthcare Co.,Ltd. ○ SPD事業・・・物品・情報管理及び購買管理業務並びに医療機器の販売 ・㈱ホスネット・ジャパン ○ 介護用品事業・・・在宅介護用ベッド・用品の販売・レンタル ・㈱ライフケア 当社グループ内の取引関係及び顧客との取引関係は以下の図のとおりです。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で求められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題3,172字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループでは、会社の経営の基本方針として「社員憲章」を定めています。この「社員憲章」は、①事業のあり方、②組織のあり方、③メンバーのあり方、の3項目から構成され、当社グループのメンバーがよって立つべき企業理念を体現したものにもなっています。 また、国連の採択したSDGs(持続可能な開発目標)はこうした当社の経営方針と非常に親和性が高いため、その17項目のうち、「3. すべての人に健康と福祉を」「5.ジェンダー平等を実現しよう」「8.働きがいも経済成長も」「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」「13.気候変動に具体的な対策を」「17. パートナーシップで目標を達成しよう」の6つを実現するように努めています。 当社グループは、絶えずサービスのイノベーションを図り、グループ会社間でのノウハウ共有とインフラ統合を進めていくとともに、新技術や独自のノウハウを持つ企業と幅広く連携・提携を進めていきます。 オルバグループ社員憲章  事業のあり方○ ビジネスを通じて、医学・医療・介護の発展に貢献し、国民の健康長寿に寄与する○ 革新的な新機能・新技術の恩恵を、患者と医療機関に速やかに適切に提供する○ ステークホルダー(顧客、取引先、社員、地域社会、株主)の皆様に、誠実かつ継続的に価値を 提供し、持続可能な経営を追求する○ 業界の内外を問わず積極的に交わり、創造性を育み、グローバルな視点でフロンティアを探求する 組織のあり方○ 人材育成を尊び、「マネジメント(人を通じて事を成す)」に重きをおく○ ダイバーシティを重視し、多様な意見や価値観、働き方を認め合う○ いかなるときも、フェアーな競争と取引を心掛ける○ 競争によってもたらされた成果は、新たな価値を創造するために再投資する○ メンバーが心身ともに健康で、貢献意欲を持つことのできる環境を整備する メンバーのあり方○ 自発的かつ主体的な成長意志を持つ○ 過去の成果に安住せず、謙虚に学び続ける○ 自身の貢献や努力なしに便益を得ようとするフリーライディングを善しとしない○ 社内外のビジネス上のパートナーを尊重し、高い倫理観と誇りをもって業務に臨む (2) 目標とする経営指標 当社は、企業集団の成長、ならびに業務プロセスの効率性を測定するうえで、売上高と営業利益を重視しています。2025年6月期を初年度とする中期経営計画においては、2027年6月期の連結売上高1,350億円、連結営業利益27億円を目標としていました。中期計画の初年度である2025年6月期は、連結売上高はおおむね予算通りでしたが、連結営業利益は予算を大きく下回る結果となりました。 この要因として、設備備品の需要減退、消耗品の利益率の低下が挙げられます。顧客である医療・介護施設においては、人員不足に伴う人件費の増大、物価高騰、補助金などの財政支援の減少といった外部環境の影響を受け、設備投資に慎重な姿勢が見られました。消耗品に関しては、物価高騰の影響で上昇した仕入価格を、販売価格へ十分に転嫁できませんでした。 今後は現業を強化すべく、手術関連、整形外科、循環器といった各専門領域におけるグループ内連携をさらに進めるとともに、新たな収益源の確立に向けて、自動精算機をはじめとする当社グループオリジナル製品の拡販も推進していきます。また、変わりゆく事業環境に適応し、持続可能な経営を実現していくためには、DX(Digital transformation:デジタル化によるビジネスモデル等の再構築)と給与ベースアップや人材育成を含む人的資本への継続的な投資も必要であると考えています。 これらの取り組みを基盤に、2026年6月期を初年度とする中期経営計画をあらためて策定し、2028年6月期に目指す経営指標を、連結売上高1,420億円、連結営業利益27億円としました。また、上記のような投資余力を保持するためには、ROEを現状水準程度に保ちながらも自己資本を充実させることが重要と考えています。(過去5年のROEの単純平均実績:14.2%) (3) 中長期的な会社の経営戦略 厚生労働省が示した「地域医療構想」においては、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けてさまざまな取り組みが進められてきました。その後継策として2024年12月に取りまとめが行われた「新たな地域医療構想」においては、85歳以上の高齢者人口の増加や人口減少がさらに進む2040年頃を視野に入れ、全ての地域・全ての世代の患者が適切に医療・介護を受けながら生活し、必要に応じて入院し、日常生活に戻ることができ、同時に、医療従事者が持続可能な働き方を確保できる医療提供体制を整備することが課題に挙げられています。これらの課題に対応するためには、限られた医療資源を最適化・効率化しながら、「治す医療」を担う医療機関と「治し支える医療」を担う医療機関の役割分担を明確化し、地域完結型の医療・介護提供体制を構築することが必要とされています。一方で、ロボットを使用した手術や、がんゲノム等の遺伝子解析による個別化医療が一部で実現されるなど医療技術は目覚ましく進歩しています。もちろん、従前より当社グループが得意としてきた整形外科領域や循環器領域(循環器内科・心臓血管外科)、手術関連領域、またその他の領域においても、引き続き様々なサービス提供が医療現場より求められています。 こうした環境に対応すべく、当社グループでは2028年6月期を最終年度とする中期経営計画のポイントを以下の図のようにまとめました。なお、中期経営計画は毎年見直し、常に最新の中期計画による目標管理を行ってまいります。 ①OLBA-DX:DXによって、あらゆる業務のあり方を見直します。非生産業務をできるだけ効率化して顧客へのサービス提供時間の最大化を図ると同時に、ICTツールを用いて営業活動の質を向上させ、顧客満足度を高めていきます。社員のITスキルを向上させる取り組みにも注力します。 ②生産性向上:現業の強化・効率化とロジスティクスの革新がポイントです。仕入交渉力の強化、業務合理化などをさらに進めるほか、グループ内連携の強化、医療機器の安定供給に向けたロジスティクス基盤の充実により、顧客提供価値の最大化を目指します。 ③未来への投資:新規事業育成・外部連携促進・サステナビリティ確保がポイントです。新規事業として、タイ王国でのビジネス基盤の確立、カワニシバークメドによるクリニック向けビジネスの拡大、ならびに次世代ごみ処理機の開発・販売を通じて地球環境保護にも貢献する新会社「オルシード」の育成を進めていきます。また、業界内外を問わない業務連携、人的資本への投資も行っていきます。 なお、2030年に向けて当社グループが目指す姿として、2024年6月期に設定した「VISION2030」の内容は以下のとおりです。 1)国内最高の医療機器商社を目指す 2)営業利益の20%は、海外から獲得する 3)30以上の新製品・サービスを上市する (4) 会社の対処すべき課題 当社は、「会社の経営の基本方針」に基づき、グループ各社に対する資金・人材・インフラ事業政策等をサポートすることで企業価値の向上に努めていきます。 また、コンプライアンスの徹底、適切なリスク管理並びに適正な情報の開示を行い、グループの社会的価値を高めていきます。 (5) その他、会社の経営上重要な事項 該当事項はありません。
事業等のリスク6,331字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存です。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 なお、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクの全てを網羅するものではありません。 (1)償還価格制度について 健康保険法第76条第2項の規定に基づき厚生労働大臣が告示する診療報酬点数表の中に特定保険医療材料及びその材料価格基準(償還価格)が示されています。 医療制度改革の一環として、償還価格はおよそ2年ごとに見直しが行われていますが、実勢販売価格をもとに引き下げられる傾向にあります。これに連動して、当社グループの主な顧客である医療機関への販売単価も下落傾向にあり、収益性を圧迫する要因となっています。これに対処するため当社グループでは、仕入先との価格交渉力を高めたり、より付加価値の高い製品の取扱いを拡大したりなど収益改善に努めています。 (2)事業を継続するための法規制について 当社グループは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「医薬品医療機器等法」)をはじめとして、関連法規に基づく許可等を得て事業を継続しています。しかし、法令違反等により当該許可等が取り消された場合、当社グループの業績及び事業継続について重大な影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループでは統括部門を設置し、法令の遵守、適切な運用が行われるよう管理体制を整えています。また、定期的に役職員に対する教育研修を行うことで遵法意識の向上を図っています。 当社グループが取得している主な許可等とその内容は以下のとおりです。 ①医療機器販売に係る届出及び許可について 当社グループは医療機器や医薬品の販売業として医薬品医療機器等法の規制を受けており、所在地都道府県知事の許可等が必要となります。 当社グループ各社の取扱商品には高度管理医療機器が含まれていますので、医薬品医療機器等法に定められた要件に準拠して管理者の設置やシステムの整備を進め、高度管理医療機器を取り扱っている全ての事業所で各都道府県知事より許可を取得しました。 当該許可は6年ごとに更新をする必要があります。また医療の安全は国民国家にとって重要な課題であるため、今後、医療機器に対する新たな法規制や許認可制度が制定される可能性もあります。 (注)高度管理医療機器 多種多様な医療機器につき人体に与えるリスクに対応した安全対策を講ずるため、国際分類を踏まえ、医療機器は3つの類型(高度管理医療機器、管理医療機器、一般医療機器)に分類されています。このうち、高度管理医療機器を取り扱う販売業者については、都道府県知事の許可を得ることが必要です。なお高度管理医療機器とは、適正な使用目的にしたがって適正に使用したにもかかわらず、副作用又は機能障害が生じた場合に、人の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがある医療機器と定義されており、当社グループの取扱商品においては、人工呼吸器、人工関節、ステント、ペースメーカー等がこれに該当します。 ②医療機器製造販売に係る許可について 当社グループは医療機器の製造販売業者として「医薬品医療機器等法」の規制を受けており、所在地都道府県知事の許可が必要となります。 当社グループでは管理医療機器の製造・販売を行うため「医薬品医療機器等法」に定められた要件に準拠して管理者の設置や品質管理ならびに製造販売後安全管理について体制を整備し、第二種医療機器製造販売業許可を受けています。 当該許可は5年ごとに更新をする必要があります。また医療の安全は国民や国家にとって重要な課題であるため、今後、医療機器に対する新たな法規制や許認可制度が制定される可能性もあります。 (注)管理医療機器 多種多様な医療機器につき人体に与えるリスクに対応した安全対策を講ずるため、国際分類を踏まえ、医療機器は3つの類型(高度管理医療機器、管理医療機器、一般医療機器)に分類されています。このうち、管理医療機器を取り扱う製造販売業者については、都道府県知事の許可を得ることが必要です。なお管理医療機器とは、高度管理医療機器以外の医療機器で、副作用又は機能の障害が生じた場合において人の生命及び健康に影響を与えるおそれがあることからその適切な管理が必要なものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定する医療機器と定義されています。 ③医薬品の販売に係る法的規制について 当社グループは医療機器に付帯する薬品、試薬、体外診断用検査薬等(以下、医薬品等)を卸売販売しています。当社グループにおいては、医薬品医療機器等法に基づき卸売販売業の管理者を設置し、保管設備等の整備を行い、医薬品等を取り扱っている全ての事業所で各都道府県知事より許可を取得しています。今後、何らかの理由により医薬品医療機器等法の基準に適合しなくなった場合は、その事業所は医薬品の卸売販売業の許可を取り消される可能性があります。 ④毒物及び劇物取締法について 当社グループが販売している医薬品等の一部には、毒物及び劇物取締法に基づき毒物又は劇物の指定を受けている製品があります。当社グループにおいては、毒物及び劇物取締法に基づく取扱責任者の設置、保管場所等の整備を行い、毒物又は劇物を取り扱っている全ての事業所で各都道府県知事の登録を受けています。今後、何らかの理由により毒物及び劇物取締法の基準に適合しなくなった場合、その事業所は登録を取り消される可能性があります。 ⑤特定・一般建設業に係る法的規制について 建設工事及び内装仕上工事と管工事等に係る工事を受注するため、建設業法第3条に基づき福島県知事より特定・一般建設業の許可を受けています。今後、法的規制の新設や適用基準の変更等があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥福祉用具販売事業に係る介護保険法について 介護保険法では、居宅介護福祉用具購入費の支給対象となる特定福祉用具(注1)は、都道府県知事より指定を受けた特定福祉用具販売事業者(注2)又は特定介護予防福祉用具販売事業者(注3)から購入されたものであると定められています。株式会社ライフケアでは、特定福祉用具の販売に当たり、全営業拠点に管理者及び福祉用具専門相談員を設置し安全管理体制を整備して、各都道府県知事より特定福祉用具販売事業者及び特定介護予防福祉用具販売事業者の指定を受けています。今後、何らかの理由により当該要件が満たせなくなった場合、その事業所に対し指定取り消し処分等が下されることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注) 1 居宅介護福祉用具購入費の支給対象となる特定福祉用具とは、腰掛便座、特殊尿器、入浴補助具、簡易浴槽、移動用リフトのつり具の部分の5種目をいいます。 2 特定福祉用具販売事業者とは、介護保険法の要介護度1~5の要介護者を対象に特定福祉用具を販売する事業者をいいます。 3 特定介護予防福祉用具販売事業者とは、介護保険法の要支援度1~2の要支援者を対象に特定福祉用具を販売する事業者をいいます。 ⑦福祉用具貸与事業に係る介護保険法について 介護保険法では、介護保険法の支給対象となる福祉用具を貸与する事業者は、都道府県知事より福祉用具貸与事業者(注1)又は介護予防福祉用具貸与事業者(注2)の指定を受けることが義務付けられています。株式会社ライフケアでは、福祉用具の貸与に当たり、全営業拠点に管理者及び福祉用具専門相談員を設置し安全管理体制を整備して、各都道府県知事より福祉用具貸与事業者及び介護予防福祉用具貸与事業者の指定を受けています。今後、何らかの理由により当該要件が満たせなくなった場合、指定取り消し処分等が下されることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注1)福祉用具貸与事業者とは、介護保険法の要介護度1~5の要介護者を対象に福祉用具を貸与する事業者をいいます。 (注2)介護予防福祉用具貸与事業者とは、介護保険法の要支援度1~2の要支援者を対象に福祉用具を貸与する事業者をいいます。 (3)商品に関する法規制について 当社グループでは、医薬品医療機器等法の規制を受ける商品の取り扱いが高い割合を占めているため、当該法規制に違反するなどして当社グループの商品の供給体制が機能しなくなった場合、業績及び事業継続について重大な影響を及ぼす可能性があります。想定される内容は以下のとおりです。 ①医療機器及び医薬品の使用期限に係る法的規制について 当社グループの販売する医療機器及び医薬品の一部は、使用期限が設定されています。これは医療機器等が保健衛生上の危険を生じないように安全に使用出来る期限を定めたものです。 この使用期限を経過した医療機器等を販売することは医薬品医療機器等法に違反することとなり、この場合には、保健所等により医療機器販売業等の業務の停止などの処分を受ける可能性があります。 そのため当社グループでは、統括部門を設置し、使用期限を経過した医療機器等が流通しないよう手順を定め、適切な運用が行われるよう管理体制を整えています。また、定期的に役職員に対する教育研修を行うことで使用期限管理の徹底を図っています。 ②生物由来製品の販売に係る法的規制について 医薬品医療機器等法により、生物由来製品の販売業者は、生物由来製品を販売した際、販売先の住所・氏名その他厚生労働省令で定める事項に関する情報を、当該生物由来製品の製造承認取得者等に提供することが義務付けられています。そのため、上記法令に従って、生物由来製品の販売情報を製造承認取得者等に通知しています。 (注)生物由来製品 人その他の生物(植物を除く)に由来するものを原料又は材料として製造(小分けも含む)される医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器のうち、保健衛生上特別の注意を要するものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものを言います。当社グループの取扱商品の中には、生物由来成分を使用しているものがあるため、当該製品は生物由来製品に指定されています。 ③商品の回収、販売の停止等について 医療機器及び医薬品は、医薬品医療機器等法の定めにより、その使用において保健衛生上の危害が発生し、又は拡大する恐れがあることを知った場合は、これを防止するために廃棄、回収、販売の停止、情報の提供等の措置を講じなければならないとされています。 当社グループは、グループ外部の医療機器製造販売業者より仕入れた商品を販売するため、直接的にはこれらの義務を負うことはありませんが、間接的には、販売する商品が不具合等により回収、販売の停止等の事態になった場合には、販売業者である当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社グループでは、特定の商品が販売不能になった場合でも代替可能な商品を供給できるよう、多様な仕入先との取引関係を維持することに努めています。 (4)医療機器業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約(以下、医療機器業公正競争規約)について 医療機器業公正競争規約は、1998年11月に公正取引委員会の認定を受け、1999年4月に施行された、景品類提供の制限に関する公正競争規約です。事業者団体(医療機器業公正取引協議会)の自主規制ルールではありますが、不当景品類及び不当表示防止法(以下、景品表示法)に基づいて制定されており、医療機器業公正競争規約に違反することは、そのまま景品表示法違反となります。 当社グループでは、営業活動において医療機器業公正競争規約を遵守し、社員への教育啓発にも努めていますが、今後当局との間で認識の違いが生じ、医療機器業公正競争規約に違反した場合は、景品表示法違反に問われ、違約金が課される等の罰則を受ける場合があります。 (5)個人情報の管理について 当社グループでは、個人情報の管理の徹底を図っており、現在まで個人情報の流出による問題は発生していませんが、今後個人情報の流出により問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や信用低下等により、当社グループの経営成績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報セキュリティについて 当社グループは、外部からのサイバー攻撃やウィルス感染の侵入における対策としてIT環境の整備を行っていますが、想定外のリスクは、完全になくならないと考えています。その為、以下の3つのポイントでリスク軽減を図っています。 ・情報セキュリティ基本方針及び情報セキュリティ管理規程を定め、コンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)を整備 ・従業員のセキュリティ教育や標的型攻撃メール訓練といった、セキュリティーリテラシーの向上 ・感染被害拡大を防ぐため、24時間PCのモニタリングと感染時の迅速な検知と駆除、及び従業員向けの24時間セキュリティ問い合わせ窓口の設置 (7)企業再編、企業買収、合併等について 当社グループは今後も事業の拡大や統廃合に際して、関係会社の設立や売却、合併・分割・買収・提携の手法を用いる可能性があります。そのため、これらにかかる費用等が、一時的に当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性もあります。 また、当該事業が当初の計画どおりに進捗しない場合、投資価値の減損損失を行う必要が生じるなど、当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)固定資産の減損について 当社グループが保有する、土地・建物等の事業用資産や投資有価証券等について、価格下落等による資産価値の低下、外部環境の変化による事業収益・キャッシュ・フローの悪化等によって減損損失が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)海外事業について 当社グループはアジア地域において海外事業を展開しています。各国においては、為替リスクに加え、政治・経済情勢の変化、法規制の変更、商習慣の違い等に起因する予測不可能な事態が発生する可能性があります。これらの事象により事業計画が想定通りに進まない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害、感染症の拡大について 当社グループは国内の数多くの仕入先から医療機器等の商品を仕入れ、各地域の医療機関等へ販売をしています。大規模な地震、風水害等の自然災害が発生した場合、国内各地の物流網に影響が生じることで当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染症の拡大に対し、医療機関において当該感染症への対応のため、緊急性の低い治療、手術の見送り、延期などの対策が取られた場合、当該治療、手術において使用が見込まれていた医療機器などの販売機会が失われ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは事業継続計画(BCP計画)の策定・見直しを進め、これらの自然災害等が発生した際に速やかに行動が出来るように対策をとっています。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 財政状態及び経営成績の分析 ①経営成績の分析 2027年6月期を最終年度とする当社グループの中期経営計画では「現業強化・生産性向上」、「SDGs推進・ESG経営」、「新規事業探索・育成」、「DXの推進」を重点ポイントに定め、各種施策を推進しています。そして、さらに長期的な視点で経営を行うべく、2030年に向けて当社グループが目指す姿として、「国内最高の医療機器商社」、「営業利益の20%を海外から獲得」、「30以上の新製品・サービスを上市」という3本柱からなる「VISION2030」を制定し、実現に向けた基盤づくりを開始しています。 一方、顧客である医療・介護施設では、人員不足や物価高騰に伴う人件費の増加、補助金などの財政支援の減少によって設備投資に慎重になりつつあり、当期の設備備品は例年を下回る結果となりました。しかしながら、ロボット手術や不整脈治療など、新技術へのニーズが高い領域では、引き続き積極的な設備投資が行われています。 <医療器材事業> 医療器材事業の商品分類別売上高は下記のとおりです。ただし、当該商品分類別売上高については、管理会計に基づく集計値を元に分析を行っています。そのため、商品分類別売上高の合計は医療器材事業の売上高と一致していませんが、これによる分析の正確性への影響は軽微であると判断しています。また、各商品分類における前期比の記載においては、今期から一部商品の集計区分を変更したため、前期実績も同じ区分で再集計して比較しています。 <医療器材事業 商品分類別売上高> 単位:百万円 前期   当期   増減 金額   構成比(%)   金額   構成比(%)   金額   増減率(%) 手術関連消耗品   48,567   42.5   50,457   42.7   1,890   3.9 整形外科消耗品   26,122   22.9   28,885   24.5   2,762   10.6 循環器消耗品   22,460   19.6   24,083   20.4   1,623   7.2 消耗品 小計   97,150   85.0   103,425   87.6   6,275   6.5 設備備品   17,172   15.0   14,687   12.4   △2,485   △14.5 商品分類別売上高 合計   114,322   100.0   118,113   100.0   3,791   3.3 調整額   △2,158   -   △2,235   -   △77   - 医療器材事業 合計   112,164   -   115,878   -   3,714   3.3 医療器材事業の成長の軸は消耗品の売上高です。特に近年は関西地方を重点エリアとした営業活動を推進してきましたが、顧客獲得に一定の見通しがついたことにより、今期から連結子会社である株式会社カワニシの神戸営業所を関西支店に昇格させ、営業基盤の強化を図りました。また、世界的な物価高騰に伴う医療機器の仕入価格上昇は現在も継続していますが、我々は顧客ニーズを満たした安価な代替品提案を織り交ぜながら、可能な限り販売価格に転嫁する交渉を行っています。 これらの結果、医療器材事業の消耗品の売上高は前期比6.5%増となりました。その内訳は以下のとおりです。 手術関連消耗品の売上高は、前期比3.9%増となりました。主力の外科関連製品が同5.2%増と堅調に推移したことに加え、従来から重点的に営業活動を行っている糖尿病関連製品を含む内科関連製品が同12.3%増と業績を牽引しました。また、2023年4月より始まった福島県におけるオリンパスマーケティング社の代理店としての活動により、消化器内視鏡関連製品が同5.1%増となりました。 整形外科消耗品の売上高は、前期比10.6%増となりました。前期に開業した医療機関の本格稼働や、今期新たに獲得した施設の影響により、人工関節関連製品が同10.5%増、外傷・スポーツ・関節鏡(※1)関連製品が同8.3%増となり、医療器材事業の業績を牽引しました。また、2024年6月の償還価格改定の影響などにより減少傾向にあった脊椎関連製品も、第3四半期には増加に転じ、前期比1.2%増となりました。なお、人工関節の分野において普及しているロボット手術については、前期に引き続き、その導入支援を積極的に行っています。 (※1)膝や肩などの関節内にカメラを挿入して行われる低侵襲手術 循環器消耗品の売上高は、前期比7.2%増となりました。昨年まで増加を続けていた心臓血管外科領域はTAVI(※2)の症例数の伸びが落ち着いてきたことから、前期比3.1%減となったものの、新規獲得施設の影響により、カテーテルアブレーション(※3)関連製品が同13.4%増、心臓虚血治療関連製品が同8.8%増と業績拡大に寄与しました。 (※2)心臓の大動脈弁を低侵襲に人工弁へ置換する治療 (※3)頻脈の原因となる心筋組織を焼灼もしくは凝固する治療 設備備品の売上高は、各種補助金による需要が一段落したことに加え、医療機関の設備投資意欲が見込みよりも減退したことで前期比14.5%減となりました。その一方で新規領域の開発を進めており、クリニック向け自動精算機テマサックは順調に販売台数を伸ばしています。また、2025年1月6日に設立した株式会社オルシードでは、環境に配慮したサーキュラーエコノミー(循環経済)による持続可能な社会の実現を目指し開発した、次世代型ごみ処理機「低熱分解型アップサイクルユニット OLSTECH®(オルステック)」の販売も開始し、売上実績を計上しています。 その結果、医療器材事業は、売上高1,158億78百万円(前期比3.3%増)となりました。しかしながら、設備備品の需要減少により売上総利益が伸び悩んだことに加え、人的資本への投資としての給与ベースアップ、組織体制の強化に向けた人員補強、OLBA-DX推進のためのシステム投資などにより販売管理費が前年を上回ったことから、営業利益は17億74百万円(前期比12.9%減)となりました。 <SPD事業> SPD事業は、仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁する活動を継続したことと、物価上昇に伴う管理料の値上げ交渉を粘り強く継続した結果、売上高は57億17百万円(前期比9.4%増)となりました。また、販売管理費は給与ベースアップなどの影響により増加しましたが、仕入改善に努めたことにより、営業利益は1億13百万円(前期比9.0%増)となりました。 <介護用品事業> 介護用品事業は、在宅医療・居宅介護の需要が引き続き高く、主力のレンタル事業が前期比4.7%増と順調に推移しました。また、レンタルに付随する物品販売についても、提案営業を強化したことにより同10.8%増となりました。その結果、売上高は27億77百万円(前期比5.2%増)となりました。営業利益が2億5百万円(前期比1.8%減)となっているのは、四国地方における新規出店に伴う経費の増加によるもので、今後の営業活動拡大への先行投資と位置づけています。 以上の結果、当期の連結売上高は1,227億2百万円(前期比3.5%増)、連結営業利益19億79百万円(前期比11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益14億30百万円(前期比4.7%減)となりました。 (仕入及び販売の状況) (1) 仕入実績 区分   金額(千円)   前期比(%) 医療器材事業   104,765,115   104.1 SPD事業   2,749,549   107.5 介護用品事業   1,492,686   104.3 合計   109,007,351   104.2 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しています。 (2) 販売実績 区分   金額(千円)   前期比(%) 医療器材事業   114,336,640   103.2 SPD事業   5,588,730   109.8 介護用品事業   2,777,092   105.3 合計   122,702,463   103.5 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) エム・シー・ヘルスケア株式会社   12,886,541   10.9   14,817,157   12.1 2 セグメント間の取引については相殺消去しています。 ②財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は458億71百万円となり、前連結会計年度末と比べ26億34百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金が7億38百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が6億71百万円、商品が4億73百万円、工具、器具及び備品が3億61百万円、建設仮勘定が10億12百万円それぞれ増加した一方で、電子記録債権が4億15百万円、リース資産が1億93百万円それぞれ減少したことによるものです。 また、負債は336億15百万円となり、前連結会計年度末と比べ17億52百万円増加しました。主な要因は、支払手形及び買掛金が5億84百万円、電子記録債務が2億58百万円、1年内返済予定の長期借入金が4億円、長期借入金が15億16百万円それぞれ増加した一方で、短期借入金が6億円、未払法人税等が2億22百万円それぞれ減少したことによるものです。 純資産は122億55百万円となり、前連結会計年度末と比べ8億81百万円増加しました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益により14億30百万円増加した一方で、退職給付に係る調整累計額が27百万円、配当金により4億88百万円それぞれ減少したことによるものです。 この結果、自己資本比率は、0.4ポイント増加し、26.7%となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は前連結会計年度末に比べ7億38百万円増加し、34億20百万円となりました。主な増減要因は以下のとおりです。 営業活動による資金の増加は、16億26百万円(前期は20億84百万円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益により19億19百万円、減価償却費により6億28百万円、仕入債務の増加により8億43百万円それぞれ増加した一方で、売上債権の増加により2億56百万円、棚卸資産の増加により3億99百万円、法人税等の支払額により7億97百万円それぞれ減少したことによるものです。 投資活動による資金の減少は、16億35百万円(前期は6億73百万円の減少)となりました。主な要因は、投資事業組合からの分配による収入により9百万円増加した一方で、有形固定資産の取得による支出により14億45百万円、無形固定資産の取得による支出により1億63百万円、投資有価証券の取得による支出により39百万円それぞれ減少したことによるものです。 財務活動による資金の増加は、6億86百万円(前期は10億89百万円の減少)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入により20億円、自己株式の処分による収入により1億39百万円それぞれ増加した一方で、短期借入金の返済による支出により6億円、長期借入金の返済による支出により83百万円、リース債務の返済による支出により1億56百万円、自己株式の取得による支出により1億35百万円、当社の配当金の支払により4億88百万円それぞれ減少したことによるものです。 また、当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりです。 当社グループの事業活動における運転資金需要は、商品仕入代金並びに販売費及び一般管理費の支払など、日常の運転資金が主なものです。これに対する資金は、顧客への販売代金の回収及び金融機関からの短期借入金で賄います。また運転資金に加えて、設備・システム・M&A等の投資資金需要が随時発生します。これに対する資金は、上記の方法に加えて、金融機関からの長期借入金により賄います。これらの資金調達方法により、毎月末のグループ全体の現預金残高は、概ね20億円程度確保することを方針としています。 (3) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りを合理的な基準に基づいて実施していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があることから、これらの見積りと異なる場合があります。なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち重要なものはありません。 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しています。 これらのリスクに対して継続的にモニタリングを行って現状把握に努めるとともに、平時から対応策を検討し、リスクの最小化・分散化を図っていきます。

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開示資料

出典

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