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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

シンデン・ハイテックス

Shinden Hightex Corporation3131 · Standard · 卸売業

半導体・ディスプレイのスペシャリスト商社。メモリーからシステム製品まで、電子機器メーカーに幅広く部材を供給。

概要

シンデン・ハイテックスは1995年に設立された半導体専門商社である。SK hynixやGigaDeviceなどからの調達を基盤に、メモリー、液晶、システム製品、バッテリーを国内の電子機器メーカーへ供給する。2026年3月期の売上高は約428億円、従業員81名で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

4つの品目区分で構成される事業ポートフォリオ

当社グループは半導体製品、ディスプレイ、システム製品、バッテリー&電力機器の4分野を扱う。半導体製品は創業来の中核で、メモリー、メモリーモジュール、SSD、ASSP、ASIC、CPU、GPU、LED、ファウンドリーからなる。ディスプレイは液晶モジュール、有機EL、タッチパネル、液晶ディスプレイを扱い、汎用品と高付加価値品の両輪で展開する。システム製品は検査装置、通信モジュール、Board、EMS、サーバーを対象とし、ハードウェア・ソフトウェア・サービスを組み合わせた提案を強みとする。バッテリー&電力機器はリチウムイオン電池、鉛蓄電池、電源モジュール、電力機器を再生可能エネルギー市場向けに販売する。

日本と海外の二軸で構成される販売網

売上高の大部分は日本セグメントが占め、2026年3月期は410億76百万円(全体の約96%)であった。海外セグメントは17億35百万円で、主に香港子会社Shinden Hong Kong Limitedを通じて中国向けビジネスを行う。過去には米国、韓国、シンガポール、タイに子会社を設立したが、現在存続するのは香港のみである。国内では大阪、名古屋、静岡、福岡に営業拠点を置き、顧客である日系電子機器メーカーへの近接性を確保している。

特定仕入先への依存と安定調達力

2026年3月期の仕入先構成は、SK hynix Japanが23.6%(90億円超)、GigaDevice Semiconductor Inc.が18.9%(79億円)と、上位2社で総仕入の4割超を占める。これらメモリー・半導体メーカーとの長期取引関係が当社の供給基盤を支える。一方、調達環境の変化が収益に直結し、メモリー市況の変動や為替差損が業績を左右するリスクも内包する。

業界の中での役割は電子部品・半導体の専門商社(バリューチェーンにおける供給ハブ)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
428億円
営業利益
11億円
営業利益率
2.6%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本411億円96.0%11億円2.7%
海外17億円4.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01半導体・電子部品(メモリーなど)主力

創業来の中核分野。韓国・中国などのメモリーメーカーからDRAM、フラッシュメモリーなどを調達し、事務用機器、車載機器、産業機器などのメーカーに販売。メモリーモジュール、SSD、ASSP、ASIC、CPU、GPU、ファウンドリーサービスも提供。

主な製品・サービス6
メモリー
パソコンやデジタル製品の主記憶装置として使われるDRAMやフラッシュメモリー。様々な機器用途に販売。
メモリーモジュール
サーバー、事務用機器、車載機器などに使用されるメモリーモジュール。
SSD
半導体メモリーをドライブのように扱える補助記憶装置。産業用機器や事務用機器向けに販売。
ASSP・ASIC
特定用途向けの標準ICやカスタムIC。スマートフォン、車載機器などに採用。
CPU・GPU
コンピューターの中心処理装置やグラフィックス処理装置。近年はAIや車載制御にも使用。
ファウンドリー
顧客の設計データに基づき、半導体メーカーに製造を委託し、完成品を納入するサービス。

02ディスプレイ主力

主力分野。中国・韓国・台湾のメーカーから液晶モジュール、有機EL、タッチパネルなどを調達し、事務用機器、医療用機器、モバイル機器、商業施設などに販売。汎用品と高付加価値品の両輪で事業展開。

主な製品・サービス4
液晶モジュール
事務用機器、医療用機器、モバイル機器などに使用される液晶表示モジュール。
有機EL
スマートフォンなどに使用される有機ELパネル。低消費電力、高色再現性、薄型化が特徴。
タッチパネル
医療用機器、事務用機器、民生用機器に使用されるタッチパネル。
液晶ディスプレイ
商業施設などに設置される完成品の液晶ディスプレイ。

03システム製品準主力

ハードウェア・ソフトウェア・サービスを組み合わせたトータル提案を強みとする成長分野。検査装置、通信モジュール、電子回路基板、EMS、サーバーなどを取り扱い、産業用機器からデータセンターまで幅広い顧客に販売。

主な製品・サービス5
検査等装置
産業用機器向けの検査装置。
通信モジュール
車載用機器、産業用機器、設備監視ソリューションなどに使用される無線通信モジュール。
Board(電子回路基板)
特定機能を実現するために電子部品を実装した回路基板。アミューズメント、サーバーなどに使用。
EMS
電子機器の開発・生産を受託するサービス。
サーバー
データセンター、教育・研究機関などに販売されるサーバー機器。

04バッテリー&電力機器副次

再生可能エネルギーや電力インフラ市場に対応する戦略分野。リチウムイオン電池、鉛蓄電池、電源モジュール、太陽光発電向け電力機器などを供給。

主な製品・サービス3
電池関連商品
リチウムイオン電池、鉛蓄電池、および関連機器・部品。産業用機器、民生用機器、通信基地局向け。
電源・電源モジュール
幅広い分野の顧客向けに電源および電源モジュールを供給。
電力機器
太陽光発電所など再生可能エネルギー向けの電力機器。

製品と技術

メモリーからファウンドリーまで半導体を網羅

半導体製品は売上の中核であり、DRAMやフラッシュメモリーをSK hynixやGigaDeviceから調達し、事務用機器、車載、産業用機器向けに販売する。メモリーモジュールは国内・韓国・台湾メーカーから仕入れ、SSDも同様に調達する。ASSPやASICは米国・韓国メーカーから、CPU・GPUは米国メーカーから購入し、パソコン以外の産業用途に供給。LEDは韓国メーカー製を、ファウンドリーでは顧客の設計データを韓国・米国の半導体メーカーに委託し完成品を納入する。

液晶から有機ELへ広がるディスプレイ事業

ディスプレイ分野では、液晶モジュールが主力であり、中国・韓国・台湾のメーカーから調達し、事務用機器、医療用機器、モバイル機器向けに販売する。有機ELは中国メーカーから仕入れ、主にスマートフォン用途に供給。タッチパネルは国内・中国メーカー製、液晶ディスプレイ完成品は韓国メーカー製を商業施設向けに扱う。汎用品と高付加価値品の両輪で利益の拡大を目指す。

システム製品とバッテリーで成長領域を開拓

システム製品は検査装置、通信モジュール、Board、EMS、サーバーから構成される。検査装置は国内・韓国メーカー製、通信モジュールは欧米メーカー製を車載や設備監視に提供。BoardやEMSは民生用機器向け、サーバーはシンガポール・台湾メーカー製をデータセンターや研究機関に販売。バッテリー&電力機器ではリチウムイオン電池、鉛蓄電池、電源モジュール、太陽光発電向け電力機器を扱い、再生可能エネルギー市場をターゲットとする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社で中位、収益性は低水準

当社は電子部品・半導体を中心とした専門商社で、売上高400億円超と同業他社と比較して中位に位置する。競合のリョーサン菱洋ホールディングスは連結売上高約7,000億円と規模で大きく上回り、高千穂交易は約300億円でやや下回る。営業利益率は3.2%(2025/3期)と業界平均並みだが、2026/3期には2.57%への低下が見込まれ、収益力の改善が課題。内需依存度が高く、海外展開は限定的と推測される。

強み

  • 電子部品・半導体に特化した仕入・販売網を持ち、技術商社としての専門性を発揮。
  • 顧客との長期的な関係を構築し、一定のリピート需要を確保している。
  • 自己資本比率は高く、負債依存度が低いため財務リスクが小さい。
  • 特定の産業用電子部品で強みを持ち、競合との差別化が可能。

課題

  • 営業利益率が3%前後と低く、高付加価値サービスの強化が必要。
  • 内需依存が強く、成長余地のある海外市場への展開が急務。
  • 売上高が横ばいから微減傾向で、新たな成長ドライバーが不足。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がシンデン・ハイテックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18152ソマール143億円9.5倍
27565萬世電機136億円12.1倍
33392デリカフーズホールディングス135億円8.8倍
43321ミタチ産業133億円6.2倍
57670オーウエル130億円6.9倍
63131シンデン・ハイテックス129億円32.8倍
79818大丸エナウィン125億円12.4倍
88104クワザワホールディングス119億円9.9倍
92689オルバヘルスケアホールディングス118億円10.1倍
107435ナ・デックス112億円15.6倍
113562No.1110億円15.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 2件

カスタムメモリーモジュールから始まった創業期

1995年6月、東京都目黒区に資本金37百万円で設立。創業当初からカスタムメモリーモジュールの販売に注力し、同時にエルジージャパン(現SK hynix Japan)の半導体製品の取り扱いを開始した。同年中には大阪支店、名古屋支店、熊谷営業所、静岡営業所を開設し、国内販売網を急速に拡大。また、香港、韓国、シンガポールに相次いで子会社を設立し、海外展開の基盤を築いた。

本社移転と米国拠点設立で加速した2005年

2005年8月、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴにShinden U.S.A. INC.を設立。同時に本社を東京都中央区入船三丁目に移転し、福岡事務所を開設した。さらに、タイ子会社Shinden (Thailand) Co., Ltd.の持分比率を49%に変更。この時期、海外拠点を米国、アジアに広げ、グローバルな販売網を構築した。しかし、後に米国子会社は清算され、海外戦略の見直しが行われることとなる。

上場と子会社再編による事業構造の変化

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した後、不採算子会社の整理を進めた。Shinden U.S.A. INC.、Shinden Korea Techno Co., Ltd.、Shinden Singapore Pte. Ltd.、Shinden Hightex Korea Corporationを清算。タイ子会社はSDT THAI CO., LTD.に商号変更し、持分を売却した。中国の子会社Shinden Trading (Shanghai) Co., Ltd.の全出資持分も売却。結果として、連結子会社は当社とShinden Hong Kong Limitedの2社に集約された。

市場区分変更と第三次中期経営計画への移行

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行。2021年3月期以降、収益構造改革を推進し、付加価値型ビジネスへの転換を進めた。2026年5月には第三次中期経営計画を公表し、「成長と効率化の両立」を基本方針に掲げる。資本コストを意識した経営と、DX・GX関連市場への注力を通じて、持続的な利益創出を目指すフェーズにある。

年表2件を開く

1990年代

  • 1995年6月商号変更東京都目黒区に半導体・電子部品等の販売を目的として当社設立(資本金 37百万円)カスタムメモリーモジュールの販売を開始 エルジージャパン(株)(現:SK hynix Japan(株))の半導体製品の販売を開始 大阪市中央区に大阪支店を開設(2006年4月 大阪営業部に変更 現在:大阪市淀川区)エルジージャパン(株)(現:エルジーディスプレイジャパン(株))の液晶製品の販売を開始 名古屋市中区に名古屋支店を開設(2012年4月 名古屋営業所に変更 現在:名古屋市中村区)埼玉県熊谷市に熊谷営業所を開設 IBMのCPU等の電子部品の販売を開始 静岡県駿東郡長泉町に静岡営業所を開設(2006年4月 静岡営業部に変更)中華人民共和国香港特別行政区にShinden Hong Kong Limitedを設立(100%子会社)大韓民国ソウル特別市にShinden Hightex Korea Corporationを設立(100%子会社)仙台市青葉区に仙台事務所を開設(2004年1月 仙台営業所に変更)シンガポール共和国にShinden Singapore Pte. Ltd.を設立(100%子会社)中華

2000年代

  • 2005年8月上場アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市にShinden U.S.A. INC.を設立(100%子会社)福岡市博多区に福岡事務所(2015年7月 福岡営業所に変更)を開設 本社を東京都中央区入船三丁目に移転 Shinden (Thailand) Co., Ltd.(2017年2月 SDT THAI CO., LTD.に商号変更)の持分比率を49%に変更 Shinden U.S.A. INC.を清算 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 Shinden Trading (Shanghai) Co., Ltd.の全出資持分を売却 仙台営業所及び熊谷営業所を閉鎖 Shinden Korea Techno Co., Ltd.を清算 Shinden (Thailand) Co., Ltd.をSDT THAI CO., LTD.に商号変更 Shinden Singapore Pte. Ltd.を清算 Shinden Hightex Korea Corporationを清算 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益記載なし
  • ROE(自己資本利益率)記載なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長と効率化の両立

    第三次中期経営計画の基本方針として、外部環境変化に強い事業構造の構築に向け、成長分野を中心とした事業構造の強化、新たなソリューション提案力の向上による差別化、および資本コストを意識した経営を実践し、企業価値の向上を図る。

  2. 02

    既存事業の深化と成長分野への取組み

    培ってきた顧客・仕入先ネットワークと提案力を活かし、既存事業を深化させるとともに、デジタル化、AI、脱炭素化などの成長分野への取組みを進め、収益性と資本効率の改善に取り組む。

  3. 03

    経営基盤の強化(デジタル化・人材投資)

    戦略遂行のために、デジタル化の推進や人材育成・人的資本への投資を重要な課題と位置づけ、業務プロセスの効率化による意思決定の高度化と組織力の向上に継続的に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で81人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は741万円で、9期前と比べて+19.4%平均年齢は48.6歳、平均勤続年数は11.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月136
2018年3月136
2019年3月62049.39.3132
2020年3月61450.110.3120
2021年3月70350.311.0109
2022年3月74950.411.4102
2023年3月77649.911.994
2024年3月77348.811.492
2025年3月78749.411.9871,609
2026年3月74148.611.8811,358

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)81.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都中央区11百万円
日本
系統用蓄電所 — 千葉県旭市5百万円
日本
大阪営業部 — 大阪市淀川区4百万円
日本
静岡営業部 — 静岡県駿東郡長泉町1百万円
日本
名古屋営業所 — 名古屋市中村区1百万円
日本
主な関係会社
  • 海外
    Shinden Hong Kong Limited
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は428億円営業利益11億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.1%、利益が-21.4%。

売上高
-2.1%
428億円
営業利益
-21.4%
11億円
純利益
-33.3%
4億円
営業利益率
2.6%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高790億円428億円
営業利益40億円11億円
純利益20億円4億円
1株あたり配当¥235¥235

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は196億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q831
2024年1Q98−3−3.1−4
2024年2Q10454.83
2024年3Q11875.94
2024年4Q1030
2025年2Q21673.23
2025年4Q22173.23
2026年2Q19942.02
2026年4Q22973.12
2027年1Q196126.16

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は318億円から428億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月31832
2014年3月38474
2015年3月46453
2016年3月49421
2017年3月44454
2018年3月54496
2019年3月46132
2020年3月44332
2021年3月49175
2022年3月435117
2023年3月419139
2024年3月42353
2025年3月4371493.26
2026年3月4281152.64

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高428億円のうち、営業利益として残るのは11億円2.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金92.3%395億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.1%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.6%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
7.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.7pt
2.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
0.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.4pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−43億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−45億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は70億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−60−13−611
2014年3月170−61725
2015年3月−57061−5733
2016年3月290−92953
2017年3月33−1−113274
2018年3月−65037−6544
2019年3月600−356069
2020年3月−50−6−559
2021年3月−609−662
2022年3月70−9763
2023年3月460−684642
2024年3月10−15960
2025年3月310−253166
2026年3月−43−247−4570

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は221億円。このうち返さなくてよい自己資本が75億円で、自己資本比率は33.7%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月120269421.6
2014年3月1383110722.1
2015年3月2113617517.2
2016年3月1953316216.7
2017年3月2123417816.0
2018年3月2175516225.1
2019年3月2075215525.3
2020年3月1825312929.3
2021年3月2045814628.3
2022年3月2096414530.6
2023年3月1696910041.1
2024年3月1867111538.1
2025年3月166749244.5
2026年3月2217514733.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
50億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
147億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中174位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中254位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.6%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.1%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥6,110で、1年前と比べて+105.1%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥6,110-5.0%1ヶ月+35.8%1年+105.1%時価総額129億円
過去52週の値幅
安値¥2,595高値¥7,200

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.8倍
PER (会社予想)5.8倍
PBR1.47倍
配当利回り3.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に前日比-6.88%の6230円と反落したが、1カ月では+77.2%と急騰している。7月末から上昇が加速し、8月13日には6480円まで上昇した。25日移動平均線(4529.4円)を約37.5%上回り、RSIは78.22と買われすぎの水準。52週高値7200円に接近しており、高値圏での値動きが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER 19.46倍は同業平均16.32倍をやや上回るが、PBR 0.92倍は純資産割れ水準で平均1.22倍を下回り、資産面では割安。無配当で利回り0%は平均2.55%と乖離が大きく、株主還元が不十分。直近の営業利益は減少傾向にあり、収益力の弱さが懸念される。総合的に見てほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.8倍17.9倍
PER (予想)5.8倍
PBR1.47倍1.24倍
ROE4.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社の投資論点は、低収益ながら安定した事業基盤と割安な株価評価の妥当性。強気派は、PBR 0.92倍と純資産を下回る水準であり、配当や自社株買いなどの株主還元が期待される点を評価。一方、弱気派は、低い営業利益率と売上高の伸び悩み(2026年3月期は減収予想)を問題視。また、電子部品市況の変動リスクや、同業他社と比較して競争力が明確でない点を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 割安な株価指標

    PBR 0.92倍と解散価値を下回る水準で、株価の下支え期待。

  • 安定した事業基盤

    売上高は400億円超で安定しており、大きな赤字リスクは低い。

  • 株主還元の可能性

    無配だが、財務状況によっては配当再開や自社株買いの期待。

  • PBR0.92倍と解散価値割れ水準継続影響

    PBR0.92倍は純資産以下、株主価値重視の経営期待

  • 前期営業利益14億円と改善基調2025年3月期影響

    前期営業利益14億円(前年は赤字)、収益改善確認

  • 小型株で買収対象となる可能性不定影響

    時価総額77億円と小型、M&Aターゲットに浮上

  • 自己株式取得による株主還元次回決算影響

    余剰資金活用した自社株買いの可能性

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率2-3%と低く、コスト上昇でさらに圧迫されるリスク。

  • 成長性の欠如

    2026年3月期は減収予想で、成長期待が持ちにくい。

  • 業界競争の激化

    専門商社は多数存在し、価格競争で利益率が低下しやすい。

  • 2026/3期営業利益11億円に減益予想2026年3月期影響

    営業利益14→11億円、21%減益見通し

  • 売上高428億円で減収転換2026年3月期影響

    売上高437→428億円、減収で成長鈍化

  • 純利益4億円と前期比33%減2026年3月期影響

    純利益6→4億円、大幅減益で収益力低下

  • 無配継続で株主還元乏しい継続影響

    配当0円継続、インカムゲイン期待できない

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模の維持・拡大を確認する基本指標。
営業利益率
収益性改善の進捗を測る。
在庫回転率
在庫管理の効率性と市況変動への適応力を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり235で、前期から+4.0%いまの株価に対する利回りは3.85%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥235
1株あたり
配当利回り
3.85%
いまの株価に対して
配当性向
61.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月9039.1
2018年3月13044.440.3
2019年3月45−65.455.0
2020年3月450.056.2
2021年3月450.029.6
2022年3月110144.431.0
2023年3月13522.730.7
2024年3月60−55.642.8
2025年3月125108.324.9
2026年3月1304.061.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥235

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,671人。区分でいちばん多いのは個人・その他87.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.6%を占め、残る94.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他89.087.890.280.790.487.1
自己株式3.63.67.45.910.710.7
事業法人3.44.43.93.95.25.6
外国法人0.85.22.64.91.54.2
証券会社6.42.23.19.42.52.3
外国人個人0.00.20.10.10.40.8
金融機関0.30.20.11.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01横山 真弓3.62
02藤本 直子3.50
03シンデンハイテックス社員持株会2.50
04内藤 征吾2.29
05ウルトラテクノロジー株式会社2.09
06城下 保2.05
07INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.88
08鈴木 淳1.49
09河合 優1.42
10ケーエス興産有限会社1.35

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+66%、1株純資産は14期で+144%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1121,6217.219.8
2014年3月2641,90215.011.7
2015年3月1671,9718.010.230.1
2016年3月401,9292.140.848.0
2017年3月2192,13010.911.439.1
2018年3月3442,60713.68.840.3
2019年3月1022,6243.912.655.0
2020年3月932,6713.58.756.2
2021年3月2462,8339.08.229.6
2022年3月3683,13712.35.531.0
2023年3月4493,54913.56.630.7
2024年3月1483,5674.222.442.8
2025年3月3333,9288.96.724.9
2026年3月1873,9614.714.061.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額170百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
城下保取締役会長8143,300
鈴木淳代表取締役社長6731,500
田村祥常務取締役 管理本部 管掌6427,200
飯沼康宏常務取締役 本社第三営業本部 管掌 海外営業本部 管掌 業務本部 管掌 情報システム室 管掌6612,400
小倉浩一常務取締役 PM本部 管掌656,000
遠藤高義取締役 中部営業本部 管掌827,700
歩田栄一取締役 西日本営業本部長 西日本システム営業本部長592,100
田畑公史取締役 本社第一営業本部長5818,000
富田明彦取締役 本社第二営業本部長644,400
井上正廣取締役732,000
矢島浩取締役691,600
齋藤敏積常勤監査役7424,200
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
藤原忠信監査役72700
白井俊徳監査役67
綾部秀明782,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)914414416
社外取締役517173
監査役1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,564字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、海外子会社1社により構成されており、半導体製品、ディスプレイ、システム製品、バッテリー&電力機器、その他に関連する商品の仕入及び販売を主たる業務としております。 当社は、国内の電子機器及び産業用機器メーカー等を主な顧客としております。海外子会社は、主に日系企業に販売しております。 当社グループの当該事業に係る位置づけ及び主な取扱商品は、次のとおりであります。なお、当社グループの取扱商品はセグメント間で共通しているため、セグメント情報に関連づけた記載はしておりません。参考のため、品目区分ごとに記載しております。 (1)半導体製品 (位置づけ) 創業来の中核分野として、長年蓄積してきた技術知見とサプライチェーンの信頼関係を活かした“収益の基盤となる領域”と位置づけております。 (主な取扱商品) ① メモリー:メモリーは、主にパソコンの主記憶装置として使われております。また、多くのデジタル製品に使われるDRAM(Dynamic Random Access Memory)及びフラッシュメモリー等、多様な種類の商品があります。 韓国及び中国のメモリーメーカーより仕入れた商品を顧客へ販売しております。これらは当社グループの主力商品であり、複合機を含むプリンター等の事務用機器、カーナビ等の車載用機器、工作機械等の産業用機器等、様々な用途の機器向けに販売しております。 ② メモリーモジュール:主に国内、韓国及び台湾メーカーより仕入れたメモリーモジュールを顧客へ販売しております。 ③ SSD(注)1:主に国内、韓国及び台湾メーカーより仕入れたSSDを顧客へ販売しております。 ④ ASSP(注)2、ASIC(注)3、CPU(注)4、GPU(注)5:ASSP、ASICについては、米国、韓国メーカーより仕入れた商品を顧客へ販売しております。 また、CPU、GPUについては、パソコンで多く使われておりますが、米国メーカーより仕入れた商品を、パソコン用途以外の顧客に販売しております。 ⑤ LED(注)6:韓国メーカーより仕入れたLEDを顧客に販売しております。 ⑥ ファウンドリー(注)7:顧客からの半導体の設計データを受け、その要求を満たすことのできる、韓国・米国の半導体メーカーに製造依頼し、完成品を依頼元の顧客へ販売しております。 (注)1.SSD(Solid State Drive):半導体メモリーをディスクドライブのように扱える補助記憶装置の一種です。 2.ASSP(Application Specific Standard Product):ある特定用途(アプリケーション)に向けて開発された汎用IC(集積回路)です。 3.ASIC(Application Specific Integrated Circuit):ある特定用途、顧客向けに開発されたカスタムIC(集積回路)です。 4.CPU(Central Processing Unit):コンピューター等において中心的な処理装置として働く電子回路のことです。中央処理装置や中央演算処理装置等と訳されます。 5.GPU(Graphics Processing Unit):3Dグラフィックスの表示に必要な計算処理を行う半導体デバイスです。昨今はその高速処理能力を活かし、AI(人工知能)や車載の制御に使用されております。 6.LED(Light Emitting Diode):電圧を加えた際に発光する半導体素子です。長寿命、低消費電力等の特長より、照明等の幅広い用途で利用されております。 7.ファウンドリー:顧客から設計データを受け取り、その設計に沿って、半導体メーカーが半導体ウェハーを製造することです。 (2)ディスプレイ (位置づけ) 汎用品と高付加価値品の両輪で事業を展開することで、“利益「額」と「率」の両面での拡大を目指す領域”と位置づけております。 (主な取扱商品) ① 液晶モジュール:主に中国、韓国及び台湾の液晶メーカーより仕入れた液晶モジュールを顧客へ販売しております。これらも当社グループの主力商品であり、事務用機器、医療用機器及びモバイル機器等、様々な用途の機器に使用されております。 ② 有機EL(注)8:中国の液晶メーカーより仕入れた有機ELを顧客へ販売しております。 ③ タッチパネル:国内及び中国のメーカーより仕入れたタッチパネルを顧客へ販売しております。 ④ 液晶ディスプレイ:主に韓国のメーカーより完成品として仕入れ、商業施設等の顧客へ販売しております。 (注)8.有機EL(Organic Electro Luminescence):薄膜の中に有機化合物を挟み込み、電気を流すことで有機化合物が発光する仕組みを利用した発光素子です。有機ELディスプレイパネルは、従来の液晶ディスプレイパネルに比べて、消費電力が少なく、色再現性が高く、視野角が広く、薄型化が可能です。また、柔軟性があり、曲面ディスプレイの実現が可能となります。 (3)システム製品 (位置づけ) ハードウェア・ソフトウェア・サービスを組み合わせたトータル提案力を強みとする“成長領域”と位置づけております。 (主な取扱商品) ① 検査等装置:国内、韓国メーカーより仕入れた検査等に用いられる装置を顧客へ販売しております。 ② 通信モジュール:欧米のメーカーより仕入れた通信モジュールを顧客へ販売しております。 ③ Bоard(電子回路基板):ある特定の機能を実現するため、様々な電子部品を実装した回路基板を顧客へ販売しております。 ④ EMS(Electronics Manufacturing Service):製品の開発・生産を受託するサービスを行っております。 ⑤ サーバー:主にシンガポール及び台湾メーカーより仕入れたサーバー機器を顧客へ販売しております。 (4)バッテリー&電力機器 (位置づけ) 再生可能エネルギーや電力インフラ向けなどの成長市場に対応する“戦略的領域”と位置づけております。 (主な取扱商品) ① 電池関連商品:主に国内、韓国、台湾メーカーより仕入れたリチウムイオン及び鉛蓄電池、並びに関連する機器・部品を顧客へ販売しております。 ② 電源・電源モジュール:主に国内、台湾メーカーより仕入れた電源及び電源モジュールを幅広い分野の顧客へ販売しております。 ③ 電力機器:主に韓国メーカーより仕入れた電力機器を、太陽光発電等の再生可能エネルギー向けの顧客へ販売しております。 (5)その他 上記に当てはまらない商材及び新たな取組みの商材を総合した分野となります。 品目   用途   取扱会社 半導体製品   メモリー   車載用機器 事務用機器 モバイル機器 サーバー 産業用機器   当社 Shinden Hong Kong Limited メモリーモジュール   サーバー 事務用機器 車載用機器 産業用機器 通信用基地局   当社 Shinden Hong Kong Limited SSD   産業用機器 事務用機器   当社 ASSP・ASIC   液晶モジュール スマートフォン 車載用機器 産業用機器   当社 Shinden Hong Kong Limited CPU・GPU   アミューズメント 産業用機器 車載用機器   当社 LED   民生用機器   当社 ファウンドリー   液晶ドライバー 車載用機器 通信用機器   当社 ディスプレイ   液晶モジュール   モニター PC及びタブレット 医療用機器 産業用機器 民生用機器   当社 Shinden Hong Kong Limited 有機EL   スマートフォン   当社 タッチパネル   医療用機器 事務用機器 民生用機器   当社 液晶ディスプレイ   商業施設等   当社 システム製品   検査等装置   産業用機器   当社 通信モジュール   車載用機器 産業用機器 設備監視用ソリューション   当社 Bоard   アミューズメント サーバー 事務用機器 民生用機器   当社 EMS   民生用機器   当社 サーバー   産業用機器 データセンター 教育・研究機関等   当社 品目   用途   取扱会社 バッテリー& 電力機器   電池関連商品   産業用機器 民生用機器 通信用基地局   当社 電源・電源モジュール   産業用機器 民生用機器   当社 電力機器   太陽光発電所等用機器   当社 その他   ―   ―   当社 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,561字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループの経営の基本方針は、「トータルソリューションとして、お客様のニーズを的確に捉え、スピーディーに対応し、お客様の満足できる企業」として、世界中より時代を先取りできる製品を発掘・供給することにより、持続的な成長と企業価値の向上を図ることであります。 その実現に向けて、当社グループは、これまで培ってきた顧客・仕入先とのネットワークや提案力を活かし、既存事業の深化と成長分野への取組みを進めるとともに、資本コストを意識した経営を通じて、収益性および資本効率の改善に取り組んでまいります。 よって、当社グループは、2026年5月13日に公表した第三次中期経営計画において掲げた「成長と効率化の両立」を基本とする経営方針のもと、引き続き変化に強い事業構造の構築と企業価値の最大化に向けた取組みを推進してまいります。 (2) 経営環境 当社グループを取り巻く事業環境は、景気動向や為替変動、地政学的リスク等の影響を受けやすく、先行きの不確実性が高い状況が継続しております。一方で、デジタル化やAIの進展、脱炭素化を背景とした環境関連投資の拡大など、中長期的な成長機会も存在しております。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題並びに経営戦略等 当社グループは、2021年3月期以降推進してきた収益構造改革を通じて、事業ポートフォリオの見直しや付加価値型ビジネスへの転換を進め、収益体質の改善を着実に進展させてまいりました。これにより、成長分野を中心とした利益創出力の強化や、事業運営の効率化が進みつつあります。 こうした取組みを踏まえ、第三次中期経営計画では、当社グループが今後持続的に成長していくための経営方針として、「成長と効率化の両立」を基本に据えております。具体的には、外部環境変化に強い事業構造の構築に向け、成長分野を中心とした事業構造の強化や、新たなソリューション提案力の向上による差別化、ならびに資本コストを意識した経営の実践を通じて、企業価値の向上を図る方針としております。 また、これらの戦略を着実に遂行するため、デジタル化の推進や人材育成・人的資本への投資を含む経営基盤の強化を重要な課題と位置づけ、業務プロセスの効率化による意思決定の高度化、そして組織力の向上に継続的に取り組んでまいります。 当社グループは、中長期的な視点でこれらの経営方針及び戦略を着実に実行することにより、持続的に利益を創出できる事業構造の完成と、将来の成長ステージに向けた確かな基盤づくりを進めてまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営方針の実効性を定量的に判断するための客観的な指標として、「経常利益」および資本効率を示す指標である「ROE(自己資本利益率)」を重要視しております。 当連結会計年度におけるROEは、前期比で低下し、前第二次中期経営計画において掲げる目標水準には未達となりました。これは、収益性の低下に加え、事業環境への対応および将来の成長に向けた運転資金の増加等により、資本効率が一時的に低下したことによるものであります。 一方で、当社グループは、ROIC(投下資本利益率)が資本コストを上回る水準を維持していることを踏まえ、今後は、在庫回転日数や売上債権回収期間等の運転資金指標を含めた管理を通じて、資本効率の改善を図るとともに、収益性の回復を通じて、ROEの向上を目指してまいります。
事業等のリスク7,170字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクを洗い出し、それらについて、経営者の目線から事業計画への影響度と発生可能性を考慮した上でリスク評価を行った結果を列記しております。また、リスクの洗い出しに際して、以下の定義のとおり、リスクを「戦略リスク」と「オペレーションリスク」に分類しております。 (リスク区分) 戦略リスク   事業戦略の策定及び遂行により獲得を企図する成果が予定通り獲得できない程度及びその発生可能性であり、健全な範囲で事業成果を獲得するために敢えて選択して取るリスク オペレーションリスク   戦略遂行を支えるオペレーション上の事象による損失額及び事象発生可能性であり、事業遂行上一定以下に抑制すべきリスク (リスクテーブル) リスク区分   リスクの種類 戦略リスク   環境横断的リスク   (1)景気変動の影響 (2)為替リスク (3)地政学的リスク (4)自然災害、事故等による影響 事業特有のリスク   (5)商品の需給動向の変動 (6)主要仕入先(メーカー)への高依存 (7)主要販売先への高依存 オペレーションリスク   (8)資金調達 (9)借入金及び支払承諾の財務制限条項 (10)情報管理 (11)棚卸資産廃棄及び棚卸資産評価の影響 (12)売掛債権回収リスク 当社グループは、これらリスクの発生の可能性及び影響度を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて検討した上で行われる必要があると考えております。また、以下の記載は、当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありません。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)景気変動の影響 当社グループの取扱商品は、半導体製品、ディスプレイ、システム製品及びバッテリー&電力機器等であり、顧客は、日本(日系)のセットメーカー向けが中心となり、その製品の一部として組み込まれております。したがって、景気の変動が、顧客の属する市場の需給動向に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、既存の顧客への供給責任を果たす一方、成長性の高い市場への販路の拡大や付加価値の高い商品の拡販に努めております。昨今の中東情勢の影響等により、原材料の供給制約や価格上昇が生じ、サプライチェーン全体への影響を背景とした世界的な景気後退懸念があります。これらは、当社グループの施策のみで当該リスクを完全に回避できるものではありません。よって、景気の変動による市場及び顧客の需要の変化により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 (2)為替リスク 当社グループは外貨建販売比率が高く(2025年3月期77.9%、2026年3月期75.2%)、その主な決済通貨は米ドルであります。当社グループの経営成績は、為替相場の動向により売上高及び利益が変動し易い構造にある上、決算処理に係る外貨建資産、外貨建負債及び連結子会社の円換算額の評価等からも影響を受ける可能性があります。また、買掛債務の支払いサイトに比べ、売掛債権回収サイトが長く、売掛債権高が買掛債務高を上回る傾向があるため、外貨建借入金にて外貨建債権債務のバランス化を図る等により、為替相場の変動の影響を避け、抑制するように努めております。しかしながら想定以上に為替相場が変動した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「中」程度であると認識しております。 当社グループの外貨建て売掛債権・買掛債務の金額及び割合   前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 売掛債権金額(千円)(A)   7,346,372   8,346,562 内外貨建て売掛債権(千円)(B)   6,250,289   7,054,691 外貨建て比率(%)(B/A)   85.1   84.5 買掛債務金額(千円)(C)   2,476,321   2,645,874 内外貨建て買掛債務(千円)(D)   1,820,445   1,958,054 外貨建て比率(%)(D/C)   73.5   74.0 (3)地政学的リスク 当社グループは、主要販売先である日本(日系)のセットメーカー等の海外生産拠点の事業活動をサポートすることを主な目的として、日本のみならず、アジアを中心とした海外でも事業活動を展開しております。また、当社グループの仕入先の大部分は海外のメーカーであります。引き続き積極的に世界の優れた製品の拡販に努め、収益の拡大を図ってまいりますが、以下の要因により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、現下の中東情勢に関し、当社グループは同地域向けの販売や同地域からの直接的な仕入取引を行っていないことから、事業活動に直ちに重大な影響を及ぼす状況にはありません。今後の国際情勢の変化によっては、顧客や仕入先を通じた間接的な影響が顕在化する可能性もあるため、引き続き動向を注視してまいります。 ① テロ及び戦争等。 ② 各国または当事国間における政治的、社会的、経済的状況の変化。 ③ 各国における法律・輸出入規制・税制等に関する法的規制の改変、並びに商慣習及び労使関係の変化。 ④ 上記①から③、またはそれら以外の予見できない地政学的要因により、サプライチェーンが寸断され商品の供給が停滞した場合。 当社グループの事業を遂行するうえで、当該リスクも当社グループの施策のみで完全に回避できるものではありませんが、「(6) 主要仕入先(メーカー)への高依存」の項目に記載の施策をとりつつ、これらの影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 (4)自然災害、事故等による影響 地震や津波、台風等の自然災害、感染症の蔓延、事故、火災等により人的・物的な被害が生じた場合、あるいはそれらの自然災害及び事故等に起因する電力・ガス・水道・交通網の遮断等により、正常な事業活動が阻害された場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 あわせて、取引先の生産機能、物流機能が著しく低下し、それに伴い、需要及び供給が停滞する可能性があります。 また、当社グループが部品、資材等の供給が可能であっても、他の必要部品や資材が調達できず取引先が生産を見合わせる事態も想定され、これらの状況によっては、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 最後に、当社グループの事業活動におきまして、コンピューターシステム及びそのネットワークを活用しており、そのためセキュリティの強化やデータのバックアップ体制の構築、ハードウエアの増強等、システムトラブル対策を講じていますが、これらの対策にも関わらず、自然災害、事故等によりシステムトラブルが発生した場合には当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの発生可能性は「中」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 (5)商品の需給動向の変動 当社グループの主な取扱商品である半導体製品は、メモリー及びメモリーモジュール等の汎用品が主体であり、技術革新が早いことから、製品の世代交代や需要構造の変化に伴い、需給環境が大きく変動する特性があります。特に、市況の変動局面においては、汎用品を中心とした取扱商品の需給バランスや価格動向が不安定となり、需要及び収益性に影響を及ぼす可能性があります。当社グループの事業を遂行するうえで、当該リスクも完全に回避できるものではありませんが、これらの影響を最小限に抑えるよう、以下のとおり努めてまいります。 ① 半導体製品においては、SоCをはじめとするASIC、CPU、通信用半導体、メモリーモジュール及びSSD等の高付加価値商品の拡販。 ② 販売先及び仕入先との関係を密にし、生産計画等の情報の取得による精度向上に注力するとともに、汎用品の適切な受発注管理を行う。 ③ 半導体製品以外に、ディスプレイ、システム製品、バッテリー&電力機器等、他の品目分野の商品の拡販を実施し、全体最適化を図る。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 (6)主要仕入先(メーカー)への高依存 当社グループの取扱商品は、半導体製品、ディスプレイ、システム製品及びバッテリー&電力機器等であり、当社グループの主要販売先の厳密な納入基準を満たすため、一部の主要仕入先(メーカー)に高く依存しております。 当社グループとしましては、主要仕入先(メーカー)との良好な関係の維持に努めておりますが、それらの経営方針の変更等の要因で、代理店政策の見直しが行われた場合、代理店契約の解除または変更のおそれがあります。代理店契約の解除に際しては、当社グループに現在割り当てられている商権の喪失のおそれがあり、代理店契約の変更に際しては、一部商権の喪失、または仕入にかかるマージン率が引き下げられるおそれがあります。これらの場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、代理店政策の見直し以外にも、主要仕入先(メーカー)の市場における競争力が著しく低下した場合等にも、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、当該リスクは、「(3) 地政学的リスク」及び「(5)商品の需給動向の変動」と関連性を有することを認識し、主要仕入先(メーカー)の取扱商品の維持拡大のみならず、世界的視点で仕入先(メーカー)の新規開拓により、高付加価値商品をシステムソリューションとして顧客に提供することで、取扱商品の多角化を図り、主要仕入先(メーカー)に対する過度の偏重を抑制し、これらの影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 当社グループの連結仕入高に占める主要仕入先(メーカー)の仕入高割合(上位3社) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 割合(%)   割合(%) 59.6   57.4 (7)主要販売先への高依存 当社グループの販売先は、主に日本(日系)の大手セットメーカーであります。何らかの理由により主要販売先が経営戦略を変更した場合、主要販売先からの販売価格の値引き要請を適時適切に仕入価格に転嫁できなかった場合、さらには、主要販売先の最終製品の販売動向により、生産計画の変更・延期・取消等が発生した場合、もしくは主要販売先が自社生産から外部委託生産へ生産方式を転換した場合等には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループとしましては、主要販売先と緊密な関係を維持し、長期安定取引の継続に努めるとともに、成長性の高い市場への販路の拡大や付加価値の高い商品の発掘・拡販により、これらの影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 当社グループの連結売上高に占める主要販売先の売上高割合(上位3グループ企業) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 割合(%)   割合(%) 36.8   34.6 (8)資金調達 当社グループは、買掛債務の支払いサイトに比較して売掛債権回収サイトが長く、売掛債権高が買掛債務高を上回る傾向があるため、売上高が増加する局面等においては、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスになり易い財務体質にあり、その場合には相応の増加運転資金が必要となります。不足する運転資金は金融機関からの借入金等により調達しております。2025年3月期におきましては、棚卸資産が大幅に減少した結果、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に増加し、有利子負債の返済に充当いたしました。しかしながら、2026年3月期におきましては、棚卸資産及び前渡金並びに売掛債権が増加した結果、営業活動によるキャッシュ・フローが大きくマイナスとなり、不足する資金を確保するため、有利子負債が増加する結果となりました。当社グループは、今後とも自己資本の充実を図るとともに、引続き金融機関との良好な関係の構築に努めてまいりますが、資金調達環境が悪化した場合、もしくは金利水準が大幅に変動した場合等には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの発生可能性は「中」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日) 有利子負債残高(千円)(A)(注)   5,968,479   11,563,544 内長期(a)   48,803   479,640 総資産額(千円)(B)   16,636,032   22,134,898 有利子負債依存度(%)(A/B)   35.9   52.2 長期有利子負債比率(%)(a/A)   0.8   4.1 (注)有利子負債=コマーシャルペーパー+短期借入金+1年内返済予定の長期借入金+1年内償還予定の社債+長期借入金+社債 (9)借入金及び支払承諾の財務制限条項 当社グループの借入金の一部には、財務制限条項が付されており、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)※2 財務制限条項」の条項のいずれかに抵触した場合、期限の利益を喪失し、該当する借入先に対して借入金を一括して返済することになっております。その場合、当社グループの資金繰りに支障をきたし、運転資金の不足により売上高の伸長が阻害され、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの発生可能性は「低」程度、影響度は「高」程度であると認識しております。 (10)情報管理 当社グループは顧客情報や機密情報を取り扱っており、サイバー攻撃等によりこれらの情報が漏洩するリスクがあります。またシステム障害等によりデータの紛失や破損のリスクがあります。これらのリスクが顕在化した場合、業務の停止、顧客サービスの質の低下及び信用毀損や法的責任を問われるなど当社グループの事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。 重要情報の取り扱いについては、当社グループのコンプライアンス・情報管理・文書管理の各規程・マニュアル等に則り、当社グループ内部からの情報漏洩を未然に防ぐ措置を講じています。 これらの取り組みにより、情報セキュリティ事故は発生しておりませんが、不測の事態により当該リスクが発現した場合には、当社グループが講じる措置について速やかに開示いたします。 当該リスクの発生可能性は「低」程度、影響度は「中」程度であると認識しております。 (11)棚卸資産廃棄及び棚卸資産評価の影響 当社グループは、顧客からの所要数量、納期などの要求に適切に対応し、顧客に対する供給責任を果たすために必要な棚卸資産を確保しております。一方で、市況環境や調達条件の変化等を背景に、棚卸資産の水準が相対的に高まる局面もあり、こうした環境下で顧客の所要数量に変動が生じた場合は、廃棄、または資産価値評価の見直しを必要とする等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの事業を遂行するうえで、当該リスクも完全に回避できるものではなく、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、これらの影響を最小限に抑えるよう、顧客の所要数量及び受注状況や取扱商品が搭載される製品の需要動向を考慮し、仕入先への発注数を調整する等、棚卸資産の適正管理に努めてまいります。 当該リスクの発生可能性は「高」程度、影響度は「中」程度であると認識しております。 (12)売掛債権回収リスク 当社グループでは、与信管理規程に則り取引先別に与信限度額を設定し、信用状態の継続的な把握をすることにより不良債権の発生防止に努めております。また、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率による計算額を、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上するとともに一部の取引については信用保険を付保しております。しかしながら、事業環境の急激な変化等により取引先の財政状態が悪化し、支払遅延や売掛債権等の回収が行えない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクの発生可能性は「中」程度、影響度は「中」程度であると認識しております。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に、総じて緩やかな回復基調で推移しています。個人消費や設備投資も持ち直している一方、輸出や生産はおおむね横ばいで推移し、企業収益及び雇用情勢についても、米国の通商政策の影響が残るものの、改善の動きがみられています。また、物価面では、中東情勢の影響による原油価格の上昇等を背景に、消費者物価が、このところ上昇傾向にあります。こうした状況のもと、中東情勢を背景とした原油価格やエネルギー価格の動向、これに伴う金融資本市場への影響、ならびに米国の通商政策をめぐる動向などが、景気を下押しするリスクとなっており、先行きに不透明感を与えています。 当社グループが属するエレクトロニクス業界においては、生成AI関連を中心としたデータセンター等の需要拡大を背景に、半導体市場全体では回復基調が継続する中、メモリー市況では需給の逼迫を背景とした価格上昇が進行しており、こうした調達環境の変化が事業運営に影響を及ぼす状況にあります。一方で、AIやデジタル・トランスフォーメーション(以下、DXという)、グリーン・トランスフォーメーション(以下、GXという)の進展を背景とした中長期的な需要拡大への期待は、引き続き高まっています。 このような情勢の下、当社グループは、当中期経営期間を前中期経営期間より推進してきた「収益構造改革」の総仕上げの期間と位置づけ、既存のお客様への安定供給に努めつつ、DX及びGX関連市場を重点分野として、取引基盤の拡充や商材ポートフォリオの高度化に取り組んでまいりました。また、成長分野への経営資源配分を進めるとともに、収益性や効率性を意識した事業運営を継続して推進してまいりました。 こうした取組みを継続する中で、当社グループは、中期的に目指す収益水準の達成に向けた基本的な方向性を維持しつつ、足元では収益性の確保をより重視した経営体制へと軸足を移しております。成長と効率化の両立を図りながら、収益の安定性と持続性を高めていく段階に入っており、当社グループは現在、「次の成長ステージに向けた収益基盤の構築を進めるフェーズにある」ものと認識しております。 当連結会計年度における当社グループの業績は、減収減益となりました。売上高につきましては、分野ごとに増減はあったものの、半導体製品分野における一部ビジネスの商流移管や前年の反動減の影響などにより、全体としては減収となりました。利益面につきましては、主にメモリー市況の変動等を背景とした調達環境の変化により原価率が上昇したことが影響し、売上総利益が減少しました。販売費及び一般管理費は概ね抑制したものの、売上総利益の減少を補うには至らず、営業利益は減益となりました。また、経常利益以下の利益指標につきましては、営業利益の減少に加え、仕入資金需要の増加に伴うドル建て資産負債のネットポジション拡大を背景に為替差損が増加したことから、減益となりました。 その結果、売上高は428億12百万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は10億66百万円(前年同期比23.9%減)、経常利益は5億23百万円(前年同期比43.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億51百万円(前年同期比45.2%減)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (日本) 当連結会計年度は、システム製品分野の増収が下支えしましたが、半導体製品、ディスプレイ及びバッテリー&電力機器分野が弱含み、売上高は410億76百万円(前年同期比0.1%減)となりました。また、主にメモリー市況の変動等を背景とした調達環境の変化により原価率が上昇したことが影響し、売上総利益が減少したため、セグメント利益は11億31百万円(前年同期比21.1%減)となりました。 (海外) 当連結会計年度は、中国向けビジネスの低迷により、売上高は17億35百万円(前年同期比33.9%減)となり、セグメント損失は33百万円(前年同期は33百万円のセグメント損失)となりました。 当連結会計年度末の財政状態は、総資産は221億34百万円(前連結会計年度末比33.1%増)、負債は146億67百万円(前連結会計年度末比58.9%増)、純資産は74億67百万円(前連結会計年度末比0.8%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度において、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ3億97百万円増加し69億73百万円となりました。主な要因は、財務活動による資金の増加によるものであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果減少した資金は、42億93百万円(前年同期は30億68百万円の増加)となりました。主な要因は、棚卸資産の増加を26億92百万円、前渡金の増加を12億7百万円、売上債権の増加を10億57百万円計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は1億67百万円(前年同期は39百万円の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出88百万円、無形固定資産の取得による支出70百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果増加した資金は47億20百万円(前年同期は24億62百万円の減少)となりました。主な要因は、短期借入金の純増額47億48百万円があったことによるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 a. 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   42,044,772   113.1 海外(千円)   1,371   136.8 合計(千円)   42,046,144   113.1 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の仕入実績及び当該仕入実績の総仕入実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額 (千円)   割合 (%)   金額 (千円)   割合 (%) SK hynix Japan(株)   5,644,085   15.2   9,908,179   23.6 GigaDevice Semiconductor Inc.   10,353,408   27.9   7,927,920   18.9 BOE TECHNOLOGY (HK) LIMITED   6,149,602   16.5   6,279,395   14.9 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の仕入実績のうち、当該仕入実績の総仕入実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 b. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 日本(千円)   41,076,538   99.9 海外(千円)   1,735,471   66.1 合計(千円)   42,812,010   97.9 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額 (千円)   割合 (%)   金額 (千円)   割合 (%) JCET STATS ChipPAC Korea Ltd.   5,138,392   11.7   5,242,731   12.2 NECパーソナルコンピュータ(株)   5,158,398   11.8   5,098,087   11.9 Amkor Technology Korea, Inc.   5,509,695   12.6   -   - 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 (a) 売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ2.1%、9億33百万円減少し、428億12百万円となりました。 品目別売上高は、次のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 品目別    (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)    (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   増減率 (%) 金額(千円)   構成比(%)   金額(千円)   構成比(%) 半導体製品   28,866,930   66.0   26,103,760   61.0   △9.6 ディスプレイ   7,659,500   17.5   7,461,705   17.4   △2.6 システム製品   5,364,381   12.3   7,710,378   18.0   43.7 バッテリー&電力機器   1,604,517   3.7   1,254,519   2.9   △21.8 その他   249,889   0.5   281,647   0.7   12.7 合計   43,745,219   100.0   42,812,010   100.0   △2.1 ・半導体製品分野 メモリー関連商材の価格上昇による増加があったものの、当初より想定していた一部車載向けビジネスの商流移管に加え、前年に計上したファウンドリービジネスの反動減が影響し、売上高は減少しました。 ・ディスプレイ分野 テレビ向け液晶ディスプレイモジュールの需要増加や有機EL案件の進捗に加え、完成品としての液晶ディスプレイの販路拡大という積み重ねがあったものの、PC向けの需要が一巡したことで売上高は減少しました。 ・システム製品分野 検査等装置及びEMSビジネスが堅調に推移したことに加え、AIサーバーのメーカーラインナップ強化による案件の獲得が進み、売上高は増加しました。 ・バッテリー&電力機器分野 バッテリー周辺機器や電力機器が増加したものの、主力である家庭用蓄電システム向けビジネスの減少が影響し、売上高は減少しました。 ・その他分野 省エネルギーや環境負荷低減に資する商材等の提案強化を進め、売上高は増加しました。 (b) 売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ1.4%、5億78百万円減少し、395億6百万円となり、売上原価率は同0.7ポイント上昇し92.3%となりました。これは、主にメモリー市況の変動等を背景とした調達環境が変化したためです。 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ0.9%、20百万円減少し、22億39百万円となりました。これは主に、人件費の圧縮によるものです。 (c) 営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ23.9%、3億34百万円減少し、10億66百万円となり、営業利益率は同0.7ポイント減少し2.5%となりました。これは売上総利益の減少のためです。 (d) 営業外損益及び経常利益 当連結会計年度は、支払利息は減少しましたが為替差損の増加等があり、営業外損益は前連結会計年度と比べ71百万円の減少となりました。上記の通り営業利益も減少したことにより、経常利益は5億23百万円(前年同期比43.7%減)となりました。 (e) 特別損益 当連結会計年度は、SDT THAI CO.,LTD.の清算による関係会社清算益を計上したため、特別損益は前連結会計年度と比べ19百万円の増加となりました。 (f) 法人税等及び当期純利益 法人税、住民税及び事業税、並びに法人税等調整額を合わせた税金費用の合計は1億91百万円であり、税金等調整前当期純利益に対する負担率は35.2%であります。 b. 財政状態の分析 (a) 資産 総資産は221億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ54億98百万円(33.1%)増加しました。主な要因は、商品が26億86百万円(116.8%)、前渡金が12億7百万円(1,382.5%)、売掛金が10億円(13.6%)増加したことによるものであります。 (b) 負債 負債は146億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ54億36百万円(58.9%)増加しました。主な要因は、有利子負債が55億95百万円(93.7%)増加したことによるものであります。 (c) 純資産 純資産は74億67百万円となり、前連結会計年度末に比べ62百万円(0.8%)増加しました。主な要因は、利益剰余金が1億16百万円(2.4%)増加したことによるものであります。 (d) 経営指標 流動比率は、商品の増加を上回る短期借入金の増加等により前連結会計年度末と比べ25.0ポイント減少し152.9%となりました。自己資本比率は、有利子負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ10.8ポイント減少し33.7%となりました。有利子負債対純資産比率は1.5倍となり、前連結会計年度末と比べ0.7ポイント増加しました。 c. 資本の財源及び資金の流動性について (a) キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、42億93百万円の資金の減少(前年同期は30億68百万円の増加)となりました。主な要因は、棚卸資産の増加を26億92百万円、前渡金の増加を12億7百万円、売上債権の増加を10億57百万円計上したことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、1億67百万円の資金の減少(前年同期は39百万円の減少)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出88百万円、無形固定資産の取得による支出70百万円があったことによるものであります。 以上の結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせたフリー・キャッシュ・フローは44億61百万円の資金の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、47億20百万円の資金の増加(前年同期は24億62百万円の減少)となりました。主な要因は、短期借入金の純増額47億48百万円があったことによるものであります。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は69億73百万円(前年同期は65億76百万円)となりました。 (b) 資金需要 当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用等であります。これらの資金需要に対し、主として金融機関からの借入により調達することとしております。 なお、当社グループの資金需要等の動向につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (8)資金調達」に記載のとおりであります。 d. 経営成績に重要な影響を与える要因について 世界的な物価の上昇や各国の通商政策の動向等による海外経済の悪化懸念等の下振れリスクが顕在化し、景気低迷による消費マインドが低下した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 併せて、当社グループは、仕入れ及び販売にかかる外貨取引の割合が高いため、わが国を含めた各国の中央銀行による金融政策の変更や経済動向の変化、金融不安等によって為替の急激な変動があった場合、為替差損益が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループでは、社内規程に基づき為替変動リスクの低減に努めておりますが、急激な市場変動が生じた場合には、当該リスクを完全に回避できない可能性があります。 供給面での制約によって、他社を含めた部品の調達難による顧客の生産調整等が行われた場合、当社グループの主要販売先が属する市場の需給動向に影響を及ぼす可能性があり、それらの要因等より、主要販売先の所要数量に変動が生じた場合は収益が減少する等、主として売上面を通じて、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 昨今の情勢を背景に、地政学的リスクへの懸念が高まる中、各種費用の増加懸念があるとともに、事態が緊迫化した場合は、サプライチェーンが混乱するおそれがあります。このような状況下で供給制約に拍車がかかり、商品の需給バランスが崩れた場合、主要仕入先(メーカー)に高い依存をしている当社グループの経営成績へ影響を及ぼす可能性があります。 また、上記の景気変動並びに、為替変動及びサプライチェーンの混乱、または、その他の要因による、販売先の事業環境の急激な変化によって財政状態が極端に悪化した場合、売掛債権等が取立遅延や不能になるおそれがあります。そのような場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、上記の事象の顕在化等により著しく当社グループの財政状態や経営成績が悪化し、資金調達環境が変化した場合は、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 以上を踏まえ、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の中で、経営者の視点により分析・検討した結果、「特に重要なリスク」として認識しているリスクは、以下のとおりとなります。 ・(1) 景気変動の影響 ・(2) 為替リスク ・(3) 地政学的リスク ・(5) 商品の需給動向の変動 ・(6) 主要仕入先(メーカー)への高依存 ・(7) 主要販売先への高依存 ・(8) 資金調達 ・(12) 売掛債権回収リスク e. 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 当社グループでは、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、事業活動の成果を示す指標である経常利益に加え、資本効率の観点から自己資本利益率(RОE)を重視しております。 経常利益は、当社グループの本業における収益力や事業運営の安定性を示す指標であり、期初(2025年5月12日)に公表した業績見通しに対する達成状況を通じて、年度ごとの業績を把握した上で評価しております。一方、RОEは、利益水準のみならず、資産効率や財務構造を含めた経営全体の成果を総合的に示す指標であり、資本コストを意識した経営を推進するうえで重要な評価軸として位置付けております。 指標   当初目標   実績   差異(%) 経常利益   1,200百万円   523百万円   △56.3% 自己資本利益率(RОE)   10.0%   4.7%   △5.3% 経常利益については、上期の業績進捗や市場環境の変化等を踏まえ、期中に業績予想の修正を行いましたが、期末においては、メモリー価格高騰を背景としたドル建て仕入資金需要の増加や、将来の事業拡大を見据えた資金手当としてのドル建て有利子負債の積み増し等により、為替差損が想定を上回って発生したことから、経常利益以下の利益指標が前回公表予想を下回る結果となりました。 一方、RОEは、当連結会計年度における利益水準に加え、運転資金の増加に伴う資産効率の低下等を反映した結果、株主資本コストを下回る水準となりました。当社グループとしましては、引き続き、資産効率の向上、高付加価値商品の拡販、資金調達の効率化等に継続的に取り組んでまいります。そして、これらの取組みを通じて、資本コストを上回る収益性の確保と、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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