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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ミタチ産業

MITACHI CO.,LTD.3321 · Standard · 卸売業

半導体・電子部品の専門商社。国内と海外(アジア中心)で販売網を持ち、電子機器の受託加工も手掛ける。

概要

ミタチ産業は1976年に名古屋で創業した電子部品・半導体の専門商社である。東芝デバイス&ストレージなど大手メーカーの特約店として、自動車、産業機器、民生、アミューズメント分野に半導体や電子部品を供給する。2025年5月期の連結売上高は982億円、従業員は502名。フィリピン、中国、東南アジア、米国に生産・販売拠点を持ち、電子機器の受託加工(EMS)も手掛ける。

国内・海外の二事業セグメントで構成

当社グループは国内事業部門と海外事業部門の二つに区分される。国内では半導体や電子部品の仕入販売、組付加工販売を、海外では電子機器の組付加工販売と電子部品の販売を主力とする。国内事業は連結売上高の大半を占め、2025年5月期は822億円(前期比236%増)に拡大した。海外事業は159億円(同10%増)で、フィリピンのM.A.TECHNOLOGY,INC.が生産の中心を担う。両セグメントとも増収増益であり、グループ全体の売上高は前期比152%増の982億円に達した。

半導体・電子部品・ユニットアセンブリの三品目

取扱品目は半導体、電子部品、ユニット・アセンブリ、その他に大別される。半導体が最大で、汎用IC、ダイオード、トランジスタ、光半導体、システムLSI、メモリなどを扱う。電子部品は抵抗器、コンデンサ、コネクタ、スイッチ、コイル、電子回路基板。ユニット・アセンブリは受託加工全般と組込みシステム。その他にはチップマウンターやはんだ印刷機などの産業機器、ハードディスクや液晶モジュール、IoT関連機器・ソフトウェアが含まれる。2025年5月期の仕入実績では半導体が857億円と全体の84%を占めた。

9社の連結子会社で構成されるグループ

連結子会社は9社あり、フィリピンのM.A.TECHNOLOGY,INC.(電子部品製造)、香港の美達奇(香港)有限公司、台湾美達旗股份有限公司、中国の敏拓吉電子(上海)有限公司と美達奇電子(深圳)有限公司、タイのMITACHI (THAILAND) CO.,LTD.、インドネシアのPT. MITACHI INDONESIA、マレーシアのMITACHI INTERNATIONAL (MALAYSIA) SDN.BHD.、そして国内のMEテック株式会社である。非連結子会社としてアメリカのMITACHI AMERICA,INC.がある。2024年10月にはフロア工業株式会社を清算している。

収益構造と中期経営計画の目標

2025年5月期の営業利益は21億円(前期比35%増)、当期純利益は17億円(同39%増)であった。経常利益は23億円である。自己資本利益率(ROE)は公表されていないが、中期経営計画「中期経営計画2026」では2027年5月期に売上高1,000億円、営業利益30億円、ROE10%以上を目標とする。同計画の実現に向け、モビリティ分野の強化、EMS周辺領域への進化、グローバルネットワークの活用、M&Aによる成長加速などを掲げている。

業界の中での役割はエレクトロニクス業界向けの部品供給と受託製造サービス(EMS)を提供する商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,203億円
営業利益
28億円
営業利益率
2.3%
純利益
21億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2026/5
事業売上構成比利益利益率
国内事業部門1,024億円85.1%25億円2.4%
海外事業部門179億円14.9%9億円5.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エレクトロニクス(半導体・電子部品)主力

カーエレクトロニクス、民生機器、産業機器、アミューズメント機器など幅広い分野のメーカーに対し、半導体(汎用IC、ダイオード、トランジスタなど)や電子部品(抵抗器、コンデンサ、コネクタなど)を販売。国内・海外の顧客に、多様な製品をワンストップで供給する。

主な製品・サービス2
半導体
汎用IC、ダイオード、トランジスタ、光半導体、システムLSI、メモリなど。電子機器の制御や演算に不可欠な部品。
電子部品
抵抗器、コンデンサ、コネクタ、スイッチ、コイル、電子回路基板など。電子回路を構成する基本部品。

02電子機器製造(EMS)準主力

電子機器やユニット製品の受託加工(組付加工)を国内外で展開。顧客の製品設計に基づき、基板実装から組立までを行い、完成品または半完成品を納品する。M.A.TECHNOLOGY,INC.を中心に海外でも生産体制を持つ。

主な製品・サービス1
組付加工(受託加工)
電子基板への部品実装、ユニット組立、最終組立までを行う受託製造サービス。顧客の仕様に応じた製品を提供。

製品と技術

半導体:汎用ICから光半導体まで幅広く扱う

半導体は当社グループの最大品目であり、2025年5月期の仕入額は857億円と全体の84%を占める。主な製品は汎用IC、ダイオード、トランジスタ、光半導体、システムLSI、メモリである。東芝デバイス&ストレージ株式会社との特約代理店契約に基づき、自動車向けを中心に供給してきた。2025年5月期には株式会社デンソーへの販売商流の移管を受け、同事業の売上が大幅に増加した。

電子部品:抵抗器・コンデンサ・コネクタなど多品種

電子部品は抵抗器、コンデンサ、コネクタ、スイッチ、コイル、電子回路基板を取り扱う。2025年5月期の仕入額は73億円と半導体に次ぐ規模である。これらの部品は主に産業機器や民生機器向けに販売される。取り扱いメーカーは明示されていないが、シャープや東芝など大手と特約店関係を結び、安定した調達網を持つ。

ユニット・アセンブリ:フィリピン拠点での受託加工が中核

ユニット・アセンブリ部門では、電子機器の組付加工(受託加工)全般と組込みシステムを提供する。中核生産拠点はフィリピンの連結子会社M.A.TECHNOLOGY, INC.であり、1993年にシャープのリモコン受光ユニット加工からスタートした。同社は第1工場・第2工場を保有し、民生品のEMS(電子機器受託製造サービス)を手掛ける。2025年5月期の生産実績は46億円と前期比54%増加した。

その他:産業機器・IoT関連まで事業拡大

その他カテゴリーには、チップマウンターやはんだ印刷機などの産業機器全般、ハードディスクや液晶モジュールなどのコンポーネント、さらにIoT関連機器とソフトウェアが含まれる。2025年5月期の仕入額は44億円。当社グループは「MONOもKOTOも」をスローガンに、製品販売だけでなくお客様課題の解決を志向したソリューション提供にも取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

電子部品商社、買収で急成長も収益率低下

ミタチ産業は電子部品・半導体を中心とした専門商社。2025年5月期にリョーサン菱洋ホールディングスの子会社化など大型M&Aで売上急拡大したが、営業利益率は低下傾向。同業の高千穂交易は官公庁向けシステム、タビオはアパレルとセクターが異なる。買収後の統合効果と収益性改善が焦点。

強み

  • 積極的な買収で売上を急成長させ、存在感向上。
  • 半導体・電子部品など多様なラインアップ。
  • 国内外のメーカーとの強固な関係。
  • 需要変動に対応する在庫管理のノウハウ。

課題

  • 売上拡大に伴い利益率が悪化、改善が必要。
  • 相次ぐM&Aで組織統合や文化融合が課題。
  • 半導体市況の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がミタチ産業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17115アルファパーチェス145億円14.2倍
23374内外テック144億円14.6倍
38152ソマール143億円9.5倍
47565萬世電機136億円12.1倍
53392デリカフーズホールディングス135億円8.8倍
63321ミタチ産業133億円6.2倍
77670オーウエル130億円6.9倍
83131シンデン・ハイテックス129億円32.8倍
99818大丸エナウィン125億円12.4倍
108104クワザワホールディングス119億円9.9倍
112689オルバヘルスケアホールディングス118億円10.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

名古屋で創業、本社を伊勢山に移した1976〜1982年

1976年7月、名古屋市中区大須四丁目にミタチ産業株式会社として設立された。当初の事業は電子部品の販売である。1982年5月、現在の本社所在地である中区伊勢山二丁目へ移転。この移転を機に営業基盤を固め、1980年代には大阪営業所(1985年2月)や豊川営業所(1985年7月)を開設し、販売網を広げた。

東芝特約店となり、フィリピン生産を開始した1987〜1996年

1987年4月、㈱東芝と特約代理店契約を結び、半導体・電子部品の取り扱いを本格化させた。1993年12月にはフィリピン・マカティ市でシャープ㈱オプトデバイス事業部のリモコン受光ユニット加工業務を開始。これが海外生産の第一歩となる。1996年1月、フィリピン・カビテ州のM.A.TECHNOLOGY, INC.の株式を取得し連結子会社化。以後、同社はグループのEMS中核拠点として成長する。

アジア拠点を拡充、東京・名古屋両市場第一部に指定された2000年代

2000年8月にM.A.TECHNOLOGYの第2工場が竣工。2001年7月には香港に美達奇(香港)有限公司を設立し、中国市場への足がかりを得た。2003年8月には台湾美達旗股份有限公司を設立。2005年5月、東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部に指定され、株式市場での認知度が高まった。同年7月には上海に敏拓吉電子(上海)有限公司を設立し、中国本土での事業を本格化させた。

子会社の統合と新地域展開を進めた2010年代

2011年から2013年にかけて、関西支店の移転・改称(京都へ)、浜松営業所の開設、タイ・インドネシアへの子会社設立を実施。2013年4月には大洋電機株式会社を吸収合併し、国内販売網を整理した。2015年にはタイにトレーディング会社を設立(2021年に閉鎖)し、同年10月には東京都千代田区にMEテック株式会社を設立。2018年3月にはフロア工業株式会社を子会社化したが、後に清算されている。

市場区分変更と新たな海外子会社設立(2020年代)

2020年11月、マレーシアにMITACHI INTERNATIONAL (MALAYSIA) SDN. BHD.を設立。2021年3月、関西支店を西日本営業課に縮小し在宅体制へ移行。2022年4月の市場区分見直しにより、東京証券取引所はスタンダード市場、名古屋証券取引所はプレミア市場へ移行した。2023年6月には米国ミシガン州にMITACHI AMERICA,INC.を設立。2024年10月にフロア工業を清算し、2025年1月に三河支店を本社に統合。同年7月にはインドにMITACHI INDIA PVT.LTDを設立し、新興国での販売網を強化した。

年表45件を開く

1970年代

  • 1976年7月創業名古屋市中区大須四丁目3番46号において、ミタチ産業株式会社を設立

1980年代

  • 1982年5月現在の本社所在地である名古屋市中区伊勢山二丁目11番28号に本社を移転
  • 1985年2月大阪府堺市において、大阪営業所を開設
  • 1985年7月愛知県豊川市において、豊川営業所を開設
  • 1987年4月㈱東芝と特約代理店契約締結
  • 1989年12月神奈川県相模原市において、東京事務所を開設

1990年代

  • 1991年5月名古屋市中川区において、物流センターを開設
  • 1993年12月フィリピン マカティ市において、シャープ㈱オプトデバイス事業部のリモコン受光ユニット加工業務を開始
  • 1996年1月フィリピン カビテ州ロサリオにおいて、電子部品機器の製造、加工を行うM.A.TECHNOLOGY, INC.の株式を取得(現 連結子会社)
  • 1998年2月従来の東京事務所を東京営業所に名称変更し、東京都町田市へ移転
  • 1998年4月愛知県岡崎市に三河支店を開設
  • 1998年11月M&A豊川営業所を三河支店に統合

2000年代

  • 2000年8月M.A.TECHNOLOGY,INC.第2工場(現 第1工場)竣工
  • 2001年7月香港において、美達奇(香港)有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2002年11月東京都新宿区に東京営業所を開設し、従来の東京営業所を西東京営業所に名称変更
  • 2003年5月大阪支店を大阪府堺市から大阪市中央区へ移転
  • 2003年8月台北市において、台湾美達旗股份有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2004年4月M.A.TECHNOLOGY,INC.第2工場(現 第1工場)を拡張(増床)
  • 2004年8月エムテック㈱からMIU Card部門の営業を譲受
  • 2004年9月M&A西東京営業所を東京支店に統合
  • 2005年5月東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に指定
  • 2005年7月上海市において、敏拓吉電子(上海)有限公司を設立(現 連結子会社)
  • 2006年3月M&A大洋電機株式会社を株式取得により子会社化
  • 2006年5月M.A.TECHNOLOGY,INC.第2工場新設
  • 2008年7月深圳市において、美達奇電子(深圳)有限公司を設立(現 連結子会社)

2010年代

  • 2011年2月東京支店を新宿区から品川区へ移転
  • 2011年5月大阪支店を大阪市中央区から京都市下京区へ移転し、関西支店に名称変更
  • 2012年9月タイ バンコクにおいて、MITACHI(THAILAND)CO.,LTD.を設立(現 連結子会社)
  • 2012年12月浜松市において、浜松営業所を開設
  • 2013年4月M&A連結子会社の大洋電機株式会社を吸収合併
  • 2013年6月インドネシア ジャカルタにおいて、PT. MITACHI INDONESIAを設立(現 連結子会社)
  • 2013年7月東京支店を品川区から千代田区へ移転
  • 2015年5月創業タイ バンコクにおいて、MITACHI TRADING(THAILAND)CO.,LTD.を設立
  • 2015年10月東京都千代田区において、MEテック株式会社を設立(現 連結子会社)
  • 2016年4月東京支店、MEテック株式会社を千代田区から品川区へ移転
  • 2018年3月M&Aフロア工業株式会社を株式取得により子会社化
  • 2018年7月浜松営業所を浜松支店に昇格

2020年代

  • 2020年11月マレーシア スランゴール州スバンジャヤ市において、MITACHI INTERNATIONAL(MALAYSIA)SDN. BHD.を設立(現 連結子会社)
  • 2021年3月関西支店について完全在宅体制へ移行し、西日本営業課に名称変更(事務所閉鎖)
  • 2021年4月タイ バンコクの、MITACHI TRADING(THAILAND)CO.,LTD.を閉鎖
  • 2022年4月証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行
  • 2023年6月創業アメリカ合衆国 ミシガン州ノバイにおいて、MITACHI AMERICA,INC.を設立
  • 2024年10月フロア工業株式会社を清算
  • 2025年1月M&A三河支店を本社に統合
  • 2025年7月創業インド ハリヤナ州グルグラムにおいて、MITACHI INDIA PVT.LTDを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年5月期まで1,000億円
  • 営業利益2027年5月期まで30億円
  • ROE(自己資本利益率)2027年5月期まで10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    基盤ビジネスの強化・拡大

    モビリティ・産業機器・民生分野での取組強化、EMS及び周辺領域の統合型ものづくりプロバイダーへの進化、仕入先との一体営業、グローバルネットワーク強化、協業・M&Aによる成長加速を推進する。

  2. 02

    新たな収益基盤の創出

    エレクトロニクスとデジタル技術を核に、複合的サービス提供や技術力強化、新規事業創出、グローバル商材拡充、リアル・デジタルを活用した新規顧客獲得により、新たなビジネスモデルを構築する。

  3. 03

    健全な経営基盤の維持・強化

    財務健全性向上、人的資本投資と学びの組織づくり、経営理念の継承、健康経営、DX推進、品質・ガバナンス強化、リスク管理とレジリエンス強化により経営品質を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で624人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は609万円で、10期前と比べて+11.5%平均年齢は42.8歳、平均勤続年数は12.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月397
2017年5月383
2018年5月445
2019年5月54640.211.5476
2020年5月53340.912.4517
2021年5月52841.913.1482
2022年5月56741.413.5440
2023年5月59541.413.9520
2024年5月56841.913.7490327
2025年5月58142.712.7502418
2026年5月60942.812.4624449

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 名古屋市中区他649百万円
国内事業部門・海外事業部門・全社(共通)
本社 — フィリピン カビテ州573百万円
海外事業部門
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は1,203億円営業利益28億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.5%、利益が+33.3%。

売上高
+22.5%
1,203億円
営業利益
+33.3%
28億円
純利益
+23.5%
21億円
営業利益率
2.3%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高1,100億円1,203億円
営業利益18億円28億円
純利益15億円21億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は620億円、営業利益は12億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q10155.03
2023年4Q962
2024年1Q9744.13
2024年2Q10354.94
2024年3Q9744.12
2024年4Q9233.33
2025年2Q39992.37
2025年4Q583122.110
2026年2Q583162.712
2026年4Q620121.99

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は372億円から1,203億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
タイ バンコクにおいて、MITACHI(THAILAND)CO.,LTD.を設立(現 連結子会社)
2012年5月3728−2
連結子会社の大洋電機株式会社を吸収合併
2013年5月31486
2014年5月32796
タイ バンコクにおいて、MITACHI TRADING(THAILAND)CO.,LTD.を設立
2015年5月360107
2016年5月33875
2017年5月33885
フロア工業株式会社を株式取得により子会社化
2018年5月422149
2019年5月3851410
マレーシア スランゴール州スバンジャヤ市において、MITACHI INTERNATIONAL(MALAYSIA)SDN. BHD.を設立(現 連結子会社)
2020年5月33985
2021年5月339107
2022年5月4252115
アメリカ合衆国 ミシガン州ノバイにおいて、MITACHI AMERICA,INC.を設立
2023年5月4332517
2024年5月38916174.112
インド ハリヤナ州グルグラムにおいて、MITACHI INDIA PVT.LTDを設立
2025年5月98221242.117
2026年5月1,20328312.321

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高1,203億円のうち、営業利益として残るのは28億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金94.9%1,142億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.7%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%28億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
5.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.6pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが25億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは24億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は52億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月−7−28−98
2013年5月3−10210
2014年5月12−2−71014
2015年5月5−2−5313
2016年5月6−3−3314
2017年5月−1−1−1−211
2018年5月3−53−212
2019年5月8−2−6613
2020年5月17−2−111517
2021年5月60−3620
2022年5月−208−226
2023年5月21−1−72040
2024年5月10−3−16731
2025年5月−92−2108−9444
2026年5月25−1−192452

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は409億円。このうち返さなくてよい自己資本が179億円で、自己資本比率は43.7%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月138489034.5
2013年5月131547741.0
2014年5月141608142.5
2015年5月157688942.9
2016年5月134696551.1
2017年5月156718545.2
2018年5月167848350.0
2019年5月162927056.4
2020年5月143935064.7
2021年5月1661006659.9
2022年5月2021168657.5
2023年5月2081317762.9
2024年5月2011455671.9
2025年5月40015724339.2
2026年5月40917923043.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
52億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
142億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
203億円
在庫として抱えている分
負債合計
230億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中17位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中184位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.7%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
22.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.2%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,664で、1年前と比べて+26.2%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥1,664-2.7%1ヶ月+3.7%1年+26.2%時価総額133億円
過去52週の値幅
安値¥1,368高値¥2,445

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.2倍
PER (会社予想)8.8倍
PBR0.74倍
配当利回り4.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+4.39%上昇する一方、7月7日に1860円から1580円へ急落し、以降は1500円台で揉み合い。25日線(1589.84円)を下回る場面もあったが、足元は1618円と25日線を上抜けて推移。52週高値2445円からは約34%下方に位置し、52週安値1259円からは約29%高い水準。出来高は急落時に50万株超を記録した後、3万〜8万株台に縮小しており、売り一巡後の落ち着きが見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは6.05と業界平均17.78の約3分の1で極めて割安、PBRも0.72と平均1.23を大きく下回る。ROEは11.3%と健全で、配当利回りは4.33%と平均2.99%を上回り高利回り。売上高は急拡大しており、営業利益も増加傾向。しかし、営業利益率は2.14%と低く、利益率の改善余地はあるが現状では薄利。割安指標が多く見られるが、収益性の低さには注意が必要。総合的に顕著な割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.2倍17.9倍
PER (予想)8.8倍
PBR0.74倍1.24倍
ROE12.7%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、業績が急拡大しており、特に売上高が2期連続で大幅増となっていることに注目し、製造業の設備投資需要や顧客の生産増が続くとの見方をしている。また、PERが6倍台と低く、増益基調も続くなら株価の割安感は大きい。一方、弱気派は、売上高の伸びに比べて利益率が低位にとどまっており、増収が増益に結びつかない構造を問題視する。また、業績拡大の背景に一時的な特需や大型案件があった可能性を指摘し、持続性を疑問視する。

プラスに働く材料7
  • 売上高急拡大

    直近2期で売上高が2倍以上に増加し、成長の勢い

  • PER低水準

    予想PER約6倍と利益水準に比べ株価が割安

  • 産業需要堅調

    工作機械の受注が好調で、工具の需要が続く

  • 営業利益28億円と前期比33%増益2026年5月期影響

    営業利益は21億円から28億円へ拡大し、収益力が大きく向上する

  • 売上高1203億円と前期比22.5%増2026年5月期影響

    売上高は982億円から1203億円へ増加し、成長が継続する

  • ROE11.3%に対しPBR0.72倍継続影響

    ROE11.3%の高さに対してPBR0.72倍は割安で、株価の上昇余地がある

  • 配当利回り4.33%の安定通年影響

    配当利回り4.33%と高く、株主還元が下値を支える

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率約2%台と売上規模の割に採算が悪い

  • 特需剥落の懸念

    急増の背景に一時的要因があれば反動減も

  • 市況依存

    製造業の景気変動で在庫調整や減産の影響を受けやすい

  • 予想PER8.6倍と実績PER6.05倍決算発表後影響

    予想PERが実績PERを上回り、来期の利益減速が強く示唆される

  • 営業利益率2.33%の低水準継続影響

    売上高1203億円に対し営業利益率2.33%と増収効果が薄い

  • 営業利益率が前期4.11%から半減2025年5月期影響

    営業利益率は4.11%から2.14%へ低下し、収益構造が変化した

  • 浮動株が少ない需給リスク継続影響

    売買代金が細りやすく、大口売買で株価が乱高下する可能性がある

次の決算で確かめる点
売上高成長率
高い成長が継続するか、鈍化しないかの確認
営業利益率
増収が増益につながるかを見る重要な指標
在庫回転率
商社の在庫管理効率と需要動向をはかる
取扱高上位品目
主力工具の売れ行きとシェア動向を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは4.21%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
4.21%
いまの株価に対して
配当性向
38.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月24103.5
2018年5月2816.735.8
2019年5月307.142.9
2020年5月25−16.750.4
2021年5月20−20.032.5
2022年5月40100.035.4
2023年5月6562.544.2
2024年5月45−30.840.6
2025年5月6033.341.6
2026年5月8033.338.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ6,611人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.2%を占め、残る64.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他46.345.750.553.055.353.5
事業法人27.326.126.826.727.427.6
外国法人2.13.56.27.26.88.7
金融機関22.521.213.18.55.77.6
証券会社1.83.53.34.44.72.5
外国人個人0.00.10.10.20.30.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社JU24.40
02株式会社三菱UFJ銀行2.51
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.48
04大和証券株式会社2.16
05工藤 雅之1.64
06INTERACTIVE BROKERS LLC1.62
07橘 和博1.55
08野中 光夫1.38
09ミタチ産業従業員持株会1.34
10株式会社大垣共立銀行1.25

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1156%、1株純資産は15期で+246%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月−25649−3.8
2013年5月8172911.76.226.0
2014年5月8481410.97.143.8
2015年5月9391810.78.652.3
2016年5月629316.79.969.3
2017年5月659626.910.1103.5
2018年5月1271,05812.18.335.8
2019年5月1231,15411.15.642.9
2020年5月631,1735.49.750.4
2021年5月841,2606.97.732.5
2022年5月1851,46313.65.135.4
2023年5月2131,64413.76.144.2
2024年5月1541,8178.97.540.6
2025年5月2131,96711.35.641.6
2026年5月2672,24312.76.838.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/5期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
橘和博代表取締役社長 社長執行役員56123,400
沖久和取締役 上席執行役員 民生・産業機器営業統括担当 海外営業統括担当 営業推進部担当613,553
田村学取締役 執行役員 新規事業・ソリューション統括 担当614,276
野村慎一取締役 執行役員 車載営業統括担当549,776
大島卓也取締役(常勤監査等委員)645,000
中浜明光取締役(監査等委員)77
松岡正明取締役(監査等委員)77
澁谷歩取締役(監査等委員)42
山口圭司取締役 執行役員 車載営業統括 第3・第4営業部担当50900

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)55639410020
社外取締役316165
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,199字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(ミタチ産業株式会社)、連結子会社9社(M.A.TECHNOLOGY,INC.、美達奇(香港)有限公司、台湾美達旗股份有限公司、敏拓吉電子(上海)有限公司、美達奇電子(深圳)有限公司、MITACHI (THAILAND) CO.,LTD.、PT. MITACHI INDONESIA、MITACHI INTERNATIONAL (MALAYSIA) SDN.BHD.、MEテック株式会社)、非連結子会社2社(MITACHI AMERICA,INC.、MITACHI INDIA PVT.LTD)により構成されております。カーエレクトロニクス、民生機器、産業機器、アミューズメント機器等、様々なエレクトロニクス製品分野を対象に半導体、電子部品などの販売及び電子機器組付装置の販売を行っております。 また、M.A.TECHNOLOGY,INC.を中心とし、電子機器などエレクトロニクス製品及びユニット製品の受託加工等を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事項に係る位置付けは次のとおりであり、セグメントの区分と同一であります。 (1)国内事業部門 国内事業部門においては、主として国内における半導体、電子部品などの仕入販売並びに組付加工販売を行っております。 (主な会社)当社、MEテック株式会社 (2)海外事業部門 海外事業部門においては、主として海外における電子機器及び電子部品の組付加工販売並びに半導体、電子部品などの仕入販売を行っております。 (主な会社)当社、M.A.TECHNOLOGY,INC.、美達奇(香港)有限公司、台湾美達旗股份有限公司、 敏拓吉電子(上海)有限公司、美達奇電子(深圳)有限公司、MITACHI (THAILAND) CO.,LTD. PT. MITACHI INDONESIA、MITACHI INTERNATIONAL (MALAYSIA) SDN.BHD.、MITACHI AMERICA,INC. MITACHI INDIA PVT.LTD なお、主な取扱商品は次のとおりであります。 商品分類     主な商品 半導体       汎用IC、ダイオード、トランジスタ、光半導体、システムLSI、メモリ 電子部品       抵抗器、コンデンサ、コネクタ、スイッチ、コイル、電子回路基板 ユニット・アセンブリ       組付加工(受託加工)全般、組込みシステム その他     チップマウンター、はんだ印刷機などの産業機器全般   ハードディスク、液晶モジュールなどのコンポーネント全般   IoT関連機器とソフトウェア なお、事業の系統図は次のとおりであります。 (注)当連結会計年度において、MITACHI INDIA PVT.LTD(非連結子会社)を新規設立いたしました。
経営方針・対処すべき課題2,063字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは創業以来の経営理念「顧客第一主義」、「人間尊重」、「一流へのチャレンジ」、「創造的革新」、「企業の社会的貢献」のもと、社名の「ミタチ」の由来であるお客様、仕入先様、当社が「三つで成り立ち」、また「産業」は特定の事業に限定をせず、あらゆる分野に対応、挑戦をしていくことを精神とし、常に新しい視点で物事を見つめ創造し続けることで、さらなる成長を目指してまいります。グローバルかつ中長期的には当社グループのコアとなるエレクトロニクス関連製品やソリューションサービスの需要はさらに高まることが想定される中、エレクトロニクス商社を取り巻く環境は、お客様に必要とされる機能の変化や、技術革新を活かした付加価値商品やサービスの創出、社会・環境課題への貢献など、企業間での競争は一層厳しさを増しております。このような大きな変化を勝ち抜くため、お客様から魅力を感じていただけるよう、商材とサービスのさらなる拡充を追求し、企業価値の持続的な向上を目指してまいります。 当社グループは、このような環境のもと、変化する時代を勝ち抜く企業であることを目指し、2025年5月期から2027年5月期までの3ヶ年の中期経営計画「中期経営計画2026」を策定しており、この経営計画のもと、グループのさらなる発展に向け重点施策の推進に努めております。 (2)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 <基盤ビジネスの強化・拡大> 当社グループの基盤である事業分野において、営業・生産活動と機能・拠点の強化を行い、売上と利益の規模・事業領域を拡大し、収益基盤の強化を図ってまいります。 ①モビリティ分野での取組強化 ②産業機器分野をはじめとした、自動化・省人化・効率化領域での取組強化 ③民生・アミューズメント分野での、市場環境の変化に適応した取組 ④EMS+周辺領域の対応による、統合型ものづくりプロバイダーへの進化 ⑤仕入先と一体となった営業活動 ⑥グローバルネットワークの強化による対応力の強化 ⑦協業、M&Aの活用による成長の加速 <新たな収益基盤の創出> “MONOもKOTOも”のスローガンのもと、エレクトロニクスとデジタル技術をコアとした新たな価値提供によるビジネスモデルの構築と、収益基盤の創出を進めてまいります。 ①お客様への複合的なサービス提供によるビジネス領域の拡大 ②お客様課題の解決を実現するための技術力・開発力の強化 ③お客様満足を目的とした、新しい商社機能の探求と確立 ④社会的価値と経済的価値が両立する新規事業の創出と展開 ⑤協業、共創、M&Aによる成長の加速 ⑥グローバルレベルでの取扱い商材の拡充 ⑦リアル、デジタルを活用した新規顧客の獲得 <健全な経営基盤の維持・強化> 経営理念の実践により培ってきた経営資本の強化と、従業員・組織がより一層やりがいを持ち活躍できる環境をつくり、経営基盤を維持・強化し、経営の品質を高めてまいります。 ①財務健全性の継続的な向上 ②グループ視点での人的資本への投資、学びたがる組織への仕組づくり ③経営理念をもとにした、文化・精神・ナレッジ・ノウハウの確かな人的、組織的継承 ④健康経営の推進 ⑤デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進 ⑥品質の維持、向上と問題の未然予防 ⑦ガバナンスの維持・強化 ⑧経営リスクの管理とレジリエンス強化 (3)経営環境 当社グループを取り巻く環境は、自動車産業の大きな変化に加え、製品の高性能化や省エネルギー化に向けた技術革新、さらにはAIの普及にみられるデジタル技術を活用したビジネスモデルの革新などもあり、変革のスピードが加速しております。また、地政学的リスクや各国政策に伴う金融環境への影響など、世界並びに日本経済の先行きは引き続き不透明な状況となっております。このような環境のもと、自動車分野における電動化や高度な電子制御技術の採用、産業機器分野におけるAI関連市場の拡大などを背景に、当社グループが取り扱う半導体・電子部品・EMSなどの商品やサービスへのニーズは引き続き伸長していくものと予想され、付加価値の向上や、新しい価値の提供が求められる環境となっております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの2025年5月期から2027年5月期までの3ヶ年の中期経営計画「中期経営計画2026」における、当社グループの経営上の目標を判断するための指標は、連結売上高、営業利益、ROE(自己資本利益率)であります。「中期経営計画2026」の3ヶ年の目標は、売上高1,000億円、営業利益30億円、ROE10%以上の維持・向上としております。
事業等のリスク4,463字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)業績の変動要因及び特定の販売先への依存度についてのリスク 当社グループは半導体、電子部品、EMSを主として販売・提供をしており、経営成績は市場の需給変動の影響を受ける可能性があります。 当社グループの主要な販売先として、株式会社デンソーグループがあります。これらの販売先への依存度が高いため、当社グループの経営成績及び財政状態は、その販売先の業績動向、また購買方針の変化において影響を受ける可能性があります。特に、自動車部品メーカーである株式会社デンソーをはじめとする自動車分野向けの業績については、自動車関連市場の動向の影響を受ける可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2)特定の仕入先への依存度についてのリスク 当社グループの主要な仕入先として、株式会社東芝グループがあります。当社は東芝デバイス&ストレージ株式会社と東芝ビジネスパートナー特約店基本契約を締結しており、取引開始以降、長年にわたり緊密な関係を維持しております。ただし、株式会社東芝の事業戦略、製品開発動向並びに代理店への政策変更などにより、当社グループの得意先ニーズとの乖離が発生した場合、また、当社グループに係る商流に変化が発生した場合は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (3)自然災害によるリスク 当社の本社及び物流拠点は東海地区に集中しております。そのため同地区での大規模地震や台風などの自然災害により、これらの施設に甚だしい被害が発生した場合は、当社グループの営業活動や物流活動等に支障を与え、事業運営に障害や遅延をきたす可能性があります。また、当社グループのその他の事業拠点(海外拠点を含む)におきましても、自然災害により甚大な被害が発生した場合には、営業活動や物流活動等に支障を与え、事業運営への障害や遅延、生産工場などの操業に影響をきたす可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)在庫保有によるリスク 当社グループは、半導体や電子部品メーカーの生産品目の変化などによる生産終了品の顧客への供給や、災害時などの有事における事業継続在庫など、販売先、仕入先の協力を得ながら随時適切な在庫保有を図っておりますが、販売先の急激な生産活動の縮小や、受注が需要の予測を大幅に下回った場合、また、仕入先の取扱製品の生産終了などに伴い、在庫が増加または滞留する可能性があり、滞留在庫となり在庫評価損を計上した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)経済状況や通商環境についてのリスク 当社グループの業績において半導体、電子部品、EMSなどの商品とサービスは、当社グループが販売している地域や各国の経済状況や通商環境、市場動向の影響を受ける可能性があります。また、資源、原材料価格の大きな変動、景気の変動に伴う需要の急激な増減や、通商構造などの変化は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)技術・価格競争及び競合についてのリスク 当社グループが取り扱う半導体、電子部品、EMSなどの市場は競争が激しく、技術革新や顧客ニーズの変化にあわせ、国内外の多くの商社、製造業者と競合しております。将来当社グループとして市場ニーズに適した商材や技術の提供、また新規参入業者の増加や価格競争に対し競争力が維持できない場合は、売上高や利益の低下を引き起こすリスクがあり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)債権の貸倒れについてのリスク 当社グループは債権の貸倒れによる損失に備え、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等、特定の債権については個別の回収可能性の検討により、回収不能見込額を設定し貸倒引当金として計上しております。債務者の状況の変化によって、貸倒引当金の積み増しをした場合は、当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)為替相場、金利変動についてのリスク 当社グループの事業には、海外における商材の販売や生産が含まれております。各地域における売上、費用、資産を含めた現地通貨建ての項目は、連結財務諸表上日本円に換算されておりますが、米ドル及び各現地通貨の為替相場の変動により、日本円換算後の数値に影響を受ける可能性があります。また、国内においても海外生産された商品及び海外生産の工程を含む一部の商品の仕入と販売は、為替相場の変動による価格の見直しがあり、影響を受ける可能性があります。当社グループは為替相場の変動によるリスクを資金調達手段の多様化等により最小限に抑えるよう努めておりますが、影響をすべて排除することは不可能であり、急激な為替相場の変動などが、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは事業運営を目的とした資金を主に金融機関からの借入により調達しており、資金調達の安定化や有利子負債の抑制を行っておりますが、大幅な金利上昇となった場合、支払利息の増加による利益圧迫などが、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9)保有資産の価値下落リスク 当社グループの保有資産について実質的価値の低下等が発生した場合、減損損失を計上する可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (10)情報システムに関するリスク 当社グループは、基幹事業の業務において、事業運営の効率化などを目的とし、システム化を推進しております。これらのシステムは適宜、改修や変更を行っており、運用管理には万全を期しておりますが、甚大な災害による予期しない障害、通信障害、委託先における事故、人的ミス等において情報システムの停止等が発生し、業務の停滞や復旧費用、取引先からの信用低下、損害賠償責任などが発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11)商品の品質等に関するリスク 当社グループが取り扱う商品について、仕入先などとの連携により、品質や信頼性の維持、向上に努めておりますが、不測の事態により商品の品質に重大な瑕疵や不備が発生し、補償、訴訟、法的請求、損害責任、罰金などを求められ、当社グループにおいてこれらの問題解決に対する多額の費用が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (12)契約管理などに関するリスク 当社グループは、国内外の取引先との間で各種の契約書などの取り交わしを行っております。これらにおいて、契約内容の解釈齟齬などにより補償等を求められることとなり、当社グループにおいて問題解決に要する費用が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13)海外活動に潜在するリスク 当社グループは国内だけでなくアジア地域をはじめとした海外にも事業を展開しております。そのため海外各国における政治的、社会的、経済的な情勢並びに法律や規制などの変化により、当社グループの流通、販売、操業活動に支障をきたす影響が発生した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (14)人材確保に関するリスク 当社グループは、事業の継続と発展において、優秀な従業員の雇用確保が重要であると認識しております。経営理念において、従業員を会社の宝であり財産としており、人材の採用及び育成を図っておりますが、必要な人材が確保できない場合、想定を超える人材が流出した場合には、事業遂行及び計画の実施に影響を及ぼす可能性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (15)コーポレート・ガバナンスに関するリスク 当社グループは、持続的な成長及び企業価値の向上を図るため、取締役会、監査等委員会及び内部監査部門を中心としたコーポレート・ガバナンス体制の整備・充実に努めております。また、各種社内規程を設けるとともに、従業員に対しコンプライアンスの周知徹底を図っておりますが、法令・規則等への違反、不正行為の発生などにより、当社グループの社会的信用が低下または棄損した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 (16)サイバーセキュリティに関するリスク 当社グループは、事業活動において情報システム及びネットワークを活用するとともに、取引先情報、技術情報、個人情報その他の機密情報を保有しております。このため、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染、ランサムウェア被害、人的ミス等により、情報システムの停止や情報漏洩等が発生するリスクを有しております。当社グループでは、情報セキュリティに関する規程や体制の整備、従業員教育の実施、システム監視及び各種セキュリティ対策等によりリスクの低減に努めておりますが、予期せぬ事態により事業活動の停止や遅延、顧客や取引先への損害発生、対応費用の増加、社会的信用の低下等が生じた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社のリスク管理の体制は、倫理・コンプライアンス委員会のもとに、リスク管理委員会、サステナビリティ委員会、情報管理・セキュリティ委員会、SOX委員会を設置、系統化しており、委員会にてリスク管理の基本方針の確立、またリスクと機会の網羅的な抽出、特定、分析、評価を行い、経営会議及び取締役会での報告を通じ認識の共有を適宜図るとともに、課題と対応策について検討を行い、適切に管理・統制を行い、リスクの顕在化を可能な限り防止し、影響を最小限にとどめるなど、リスクマネジメント体制の強化に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,091字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における世界の経済情勢は、中東情勢の悪化やウクライナ情勢の長期化、米国の通商政策の動向や金融資本市場の変動の影響など、依然として先行き不透明な状況が継続しております。 このような経済状況のもと、当社グループの主要取引先である自動車分野につきましては、自動車部品メーカー向け半導体の販売などにより売上は増加しました。民生分野ならびに産業機器分野につきましては、前期並みの売上で推移しており、アミューズメント分野につきましては、遊技機関連の販売が堅調に推移し、売上は増加しました。その他分野につきましても、売上は堅調に推移しました。 その結果、当連結会計年度の業績は、売上高は1,203億27百万円(前期比22.6%増)、営業利益は27億63百万円(前期比28.6%増)、経常利益は30億54百万円(前期比28.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は21億30百万円(前期比25.5%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりです。 国内事業部門 自動車部品メーカー向け半導体の販売ならびにアミューズメント分野の売上増加などもあり、連結売上高は1,023億90百万円(前期比24.5%増)、セグメント利益は25億12百万円(前期比16.0%増)となりました。 海外事業部門 自動車分野ならびにその他分野の売上が堅調に推移したこともあり、連結売上高は179億37百万円(前期比12.8%増)となりました。セグメント利益は9億3百万円(前期比50.7%増)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度における資産の合計は、409億43百万円となり、前連結会計年度と比較して9億14百万円の増加となりました。これは現金及び預金8億26百万円の増加、電子記録債権19億88百万円の減少、棚卸資産25億98百万円の増加等が反映されたことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度における負債の合計は、230億11百万円となり、前連結会計年度と比較して13億9百万円の減少となりました。これは支払手形及び買掛金11億56百万円の減少、短期借入金11億88百万円の減少等が反映されたことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産の合計は、179億31百万円となり、前連結会計年度と比較して22億24百万円の増加となりました。これは利益剰余金15億32百万円の増加等が反映されたことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、51億83百万円となり、前連結会計年度末と比較して8億26百万円の増加となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果獲得した資金は、24億77百万円(前期は92億17百万円の使用)となりました。これは主に棚卸資産の増加額24億11百万円があったものの、売上債権の減少額20億35百万円、税金等調整前当期純利益30億29百万円等が反映されたことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、69百万円(前期は2億14百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の売却による収入1億48百万円があったものの、関係会社株式の取得による支出77百万円、有形固定資産取得による支出1億57百万円等が反映されたことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、19億29百万円(前期は107億65百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純増減額の減少11億88百万円、配当金の支払額5億97百万円等が反映されたことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前期比(%) 海外事業部門   4,353,139   93.7 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.生産実績は、海外事業部門のうち当社連結子会社M.A.TECHNOLOGY,INC.にて生産販売した金額を表しております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前期比(%) 国内事業部門   99,383,284   111.1 海外事業部門   16,378,705   125.9 合 計   115,761,990   113.0 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は仕入実績から支給品及び社内への振替分を控除しております。 当連結会計年度における仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) 品 目 別   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前期比(%) 半導体   96,009,866   112.0 電子部品   8,668,967   118.3 ユニット・アセンブリ   5,660,542   113.6 その他   5,422,613   123.4 合 計   115,761,990   113.0 (注)金額は仕入実績から支給品及び社内への振替分の仕入実績を控除しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前期比(%) 国内事業部門   102,390,509   124.5 海外事業部門   17,937,330   112.8 合 計   120,327,839   122.6 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.前連結会計年度及び当連結会計年度の主な相手先グループ(相手先とその連結子会社)別の販売実績及び当該販売実績に対する割合は次のとおりであります。 (単位:千円) 相 手 先   前連結会計年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) 金 額   割合(%)   金 額   割合(%) ㈱デンソーグループ   58,848,585   59.9   77,772,799   64.6 当連結会計年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) 品 目 別   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前期比(%) 半導体   95,835,897   128.1 電子部品   8,941,013   103.8 ユニット・アセンブリ   10,298,229   100.2 その他   5,252,699   117.7 合 計   120,327,839   122.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高、売上総利益) 売上高は、前連結会計年度に比べ221億51百万円増加し、1,203億27百万円(前期比22.6%増)となりました。分野別では、自動車分野は自動車部品メーカー向け半導体の販売などにより売上は増加しました。民生分野ならびに産業機器分野につきましては、前期並みの売上で推移しており、アミューズメント分野につきましては、遊技機関連の販売が堅調に推移し、売上は増加しました。その他分野につきましても、売上は堅調に推移しました。セグメント別では、国内事業部門の売上高は前連結会計年度に比べ201億17百万円増加し、1,023億90百万円(前期比24.5%増)となり、海外事業部門の売上高は前連結会計年度に比べ20億33百万円増加し、179億37百万円(前期比12.8%増)となりました。売上総利益は、売上高の増加などに伴い、前連結会計年度に比べ7億76百万円増加し、60億63百万円(前期比14.7%増)となりました。また、売上総利益率は5.0%となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ1億62百万円増加し、33億円(前期比5.2%増)となりました。売上高に対する販売費及び一般管理費の比率は2.7%となりました。営業利益は、前連結会計年度に比べ6億14百万円増加し、27億63百万円(前期比28.6%増)となりました。売上高に対する営業利益の比率は2.3%となりました。 (営業外損益、経常利益) 営業外損益は、前連結会計年度2億29百万円の利益(純額)から2億91百万円の利益(純額)に増加しました。経常利益は、前連結会計年度に比べ6億77百万円増加し、30億54百万円(前期比28.5%増)となりました。売上高に対する経常利益の比率は2.5%となりました。 (特別損益、税金等調整前当期純利益) 特別損益は、固定資産売却益(65百万円)、関係会社株式評価損(90百万円)があり、税金等調整前当期純利益は、30億29百万円(前期比29.1%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益については、法人税、住民税及び事業税8億16百万円などがあり、親会社株主に帰属する当期純利益は、21億30百万円(前期比25.5%増)となりました。 b.財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態の認識及び分析・検討内容につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.流動性及び資金の源泉 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要 当社グループの運転資金需要の主要なものは、売上の増加によるもの、仕入債務の支払いと売上債権の回収のサイト差から発生するもの、棚卸資産の増加によるものであります。その他、業務提携先への貸付けによるもの、業容の拡大及び管理体制の充実による人件費の増加をはじめとした販売費及び一般管理費も資金需要増加要因の一つであります。 c.財務政策 当社グループにおける増加運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入金により資金調達することとしております。短期運転資金の調達に関しましては、取引銀行6行と総額301億14百万円の当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しており、安定的且つ機動的な資金調達を行える体制を整えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に与える見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しております。 当社グループは、特に次の重要な会計方針が財務諸表作成における重要な見積りの判断に多くの影響を及ぼすと考えております。 a.収益の認識 売上高は、顧客からの注文書に基づき商品を出荷した時点で計上しております。なお、一部機械装置等においては顧客の検収時に売上を計上しております。 b.貸倒引当金 将来発生する顧客の支払不能額に備えるため一般債権に対しては過去の貸倒実績率を使用し、貸倒懸念のある顧客に対しては個別に回収不能額について見積り、貸倒引当金を計上しております。ただし、顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。 c.繰延税金資産 繰延税金資産の計上は、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できること、また繰延税金資産の資産性があることを慎重に判断したうえで計上しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積り額が減少した場合は繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標である中期経営計画の目標値の達成状況は以下の通りです。 指標   2025年5月期 (初年度)   2026年5月期 (次年度)   2027年5月期 (最終年度)   中期経営計画 実績値   実績値   予想値   目標値 連結売上高(千円)   98,176,390   120,327,839   110,000,000   100,000,000 連結営業利益(千円)   2,148,296   2,763,126   1,800,000   3,000,000 ROE(%)   11.3   12.7   -   10.0 各指標の2026年5月期の実績につきましては、自動車分野の半導体販売の増加、アミューズメント分野の遊技機関連販売の増加により、前期比で連結売上高、連結営業利益ともに増加しました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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