本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アイスコ

Iceco Inc.7698 · Standard · 卸売業

冷凍食品・アイスクリームの卸売と食品スーパー運営の2軸。関東・東海に配送網を持ち、小売店に陳列まで行う付加価値で人手不足を支える。

概要

アイスコは、アイスクリーム・冷凍食品の卸売を主力とするフローズン事業と、食品スーパーマーケット運営を手掛ける企業である。2026年3月期の売上高は577億円で、関東・東海エリアを中心に15拠点と約400台の配送トラックを保有する。2021年に東京証券取引所JASDAQに上場し、2022年よりスタンダード市場に属する。従業員数は868名。

売上高の約9割を占めるフローズン事業

アイスコの事業は、フローズン事業とスーパーマーケット事業の二本柱で構成される。2026年3月期の連結業績では、フローズン事業の売上高が505億6800万円と全社売上高577億1600万円の約87.6%を占め、収益の中心である。同事業は主にドラッグストアやディスカウントストア、食品スーパーなどへアイスクリームと冷凍食品を卸売する。スーパーマーケット事業の売上高は71億4800万円で、神奈川県内に「スーパー生鮮館TAIGA」を7店舗運営する。同事業は生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)の鮮度と品質に特化し、大手スーパーとの差別化を図っている。セグメント利益ではフローズン事業が6億9900万円、スーパー事業が8200万円であり、相対的な収益規模の差が明確である。

売り場に直接陳列するフルメンテナンスサービス

フローズン事業の最大の特徴は、卸売業者として通常の「ドロップ納品」(バックヤードに商品を置くだけ)ではなく、配送員が商品を売り場の冷凍ケースに直接陳列する「フルメンテナンスサービス」を提供する点にある。これにより、人手不足に悩む小売店は陳列作業を省略でき、付加価値として対価を得ている。さらに、当社社員が需要を予測し発注代行を行う発注サービスも組み合わせ、顧客の業務負荷を軽減する。配送の約9割を自社社員が担うことでサービスの品質を維持しており、2026年3月期には自社トラック約400台を運用している。

関東・東海エリアをカバーする15拠点の物流網

フローズン事業は、関東・東海エリアに15の物流センター・営業所・サテライトを配置する。主要拠点として、千葉物流センター、厚木物流センター、岩槻物流センターなどを持ち、2025年4月には横浜営業所を新設した。2026年12月には、ケース単位での自動保管・入出庫を可能とする冷凍立体自動倉庫を備えた関東マザー物流センターの稼働を予定する。同センターでは物流の集約化を進め、サテライト物流網と連携することで持続可能な物流インフラを構築し、生産性の飛躍的向上を目指している。

フローズン専門店FROZEN JOE'Sの成長戦略

新規事業として、冷凍食品専門店「FROZEN JOE'S」の運営を展開する。同店舗は「本当に欲しいものが見つかる店」「持続可能な世界の実現に貢献する店」をブランドコンセプトとし、一般小売店では取り扱いの少ない全国各地のこだわり冷凍食品を品揃えする。2022年12月に川崎市に1号店を開店後、2023年9月に横浜市二俣川、2024年7月に横浜市ゆめが丘、2025年9月に調布PARCOと順次出店し、4店舗体制となる。今後も収益化と出店加速を計画し、成長の柱の一つとして育成を進めている。

業界の中での役割は冷凍食品・アイスクリームの専門卸売会社であり、地域密着型スーパーマーケットの運営会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
577億円
営業利益
8億円
営業利益率
1.4%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売店(ドラッグストア・食品スーパー等)主力

ドラッグストアや食品スーパー向けに市販用冷凍食品・アイスクリームを卸売。フルメンテナンスサービス(売場への直接陳列)を提供し、小売業の人手不足を補うだけでなく、需要予測に基づく発注サービスも提供。自社配送網(約400台)で品質とサービスを維持する。

主な製品・サービス2
フルメンテナンスサービス
冷凍食品・アイスクリームを得意先の売場に直接陳列し、売場づくりまで行うサービス。小売業の負担を軽減する。
発注サービス
当社社員が得意先に代わって需要を予測し発注するサービス。在庫切れや過剰発注を防ぐ。

02一般消費者(スーパーマーケット)準主力

神奈川県を中心に「スーパー生鮮館TAIGA」を展開。生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)の鮮度と品質に注力し、当日仕入れ・当日販売で大手スーパーと差別化する。売場面積150坪~320坪の店舗を運営。

主な製品・サービス1
スーパー生鮮館TAIGA
生鮮3品に特化した食品スーパー。早朝に市場で買い付けた青果・鮮魚を当日販売するなど鮮度にこだわる。

03フローズン専門店(直営)副次

直営のフローズン専門店「FROZEN JOE'S」を運営。全国各地のこだわり冷凍食品を扱い、一般小売店にはない品揃えで差別化する。新規事業として展開。

主な製品・サービス1
FROZEN JOE'S(フローズン専門店)
全国から取り寄せたこだわり冷凍食品を販売する直営専門店。独自の品揃えで他店と差別化。

製品と技術

冷凍食品・アイスクリームの卸売とフルメンテナンス

フローズン事業の中核は、冷凍食品とアイスクリームの卸売である。取り扱う商品は内食・中食需要の高まりにより市場が拡大しており、営業担当者が商品知識を生かして小売業に提案を行う。同社の独自サービスとして「フルメンテナンスサービス」を提供する。これは、配送員が商品を売り場の冷凍ケースに直接陳列する方式で、バックヤードに置くだけのドロップ納品とは異なる。さらに需要予測に基づく発注代行も行い、小売店の人手不足を補う。配送の約9割を自社社員が担当し、教育を徹底することでサービスの質を高めている。2026年3月期のフローズン事業売上高は505億6800万円である。

スーパー生鮮館TAIGAの生鮮品戦略

スーパーマーケット事業では、青果・鮮魚・精肉の生鮮3品に特化した運営を行う。鮮度・品質・品揃え・価格にこだわり、早朝に市場で担当バイヤーが買い付け、当日中に店頭に並べる「当日仕入れ当日販売」を実践する。これにより、大手スーパーとの差別化を図り、地域密着型のサービスを提供する。店舗規模は売場面積150坪から320坪で、神奈川県内に7店舗を展開。主力の芹が谷店(301坪)や藤沢石川店(320坪)などがある。収益性が低調な店舗には減損損失を計上するなど、ポートフォリオの見直しも行っている。

フローズン専門店FROZEN JOE'Sのブランド戦略

新規事業として2022年12月にスタートした冷凍食品専門店。ブランドコンセプトは「本当に欲しいものが見つかる店」「持続可能な世界の実現に貢献する店」であり、「食べておいしい」をモットーに、全国各地から取り寄せたこだわりの冷凍食品を品揃えする。一般小売店では扱いが少ない商品を中心に展開し、差別化を図る。2025年9月現在、川崎市(元住吉ブレーメン通り店)、横浜市(ジョイナステラス二俣川店、ゆめが丘ソラトス店)、調布市(調布PARCO店)の4店舗を運営。今後は収益化と出店加速を計画し、成長事業として育成する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

医療機器卸として業界中堅、売上増も利益率1%台

当社は医療機器・関連製品の卸売業者で、売上高は約577億円と成長中。同業にはリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易などが存在し、特に高千穂交易は同規模の医療機器商社として比較的類似。卸売業界は薄利多売が特徴で、当社の営業利益率は1%台と低く、業界平均並み。売上高は伸びているが、利益率の改善が見られない。医療業界の需要は安定しているものの、競争激化と価格圧力が収益性を圧迫している。大手への集約が進む中、当社は中堅として生き残り戦略が求められる。

強み

  • 売上高が3期連続で増加、底堅い需要。
  • 医療機器の総合卸として品揃え充実。
  • 医療機関との長年の取引関係を構築。
  • 同業他社と比べて中堅の規模を確保。

課題

  • 営業利益率1%台で、価格競争が厳しい。
  • 同業他社が多く、シェア争いが続く。
  • 増収効果が利益に出ていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がアイスコ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12689オルバヘルスケアホールディングス118億円10.1倍
27435ナ・デックス112億円15.6倍
33562No.1110億円15.1倍
42750石光商事108億円8.3倍
57444ハリマ共和物産107億円7.0倍
67698アイスコ106億円29.2倍
73173Cominix104億円14.7倍
83320クロスプラス101億円5.6倍
93079ディーブイエックス100億円43.3倍
107486サンリン100億円19.7倍
11423Aライオン事務器97億円10.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

アイスキャンデーの製造販売から冷菓卸売へ転換した創業期

1948年5月、神奈川県横浜市戸塚区において相原冷菓店としてアイスキャンデーの製造・販売・卸売を開始した。1954年5月にはアイスクリームの製造及び卸売業に転業し、冷菓卸売に特化する方向へ舵を切る。同時期、1952年5月には高島物産株式会社(資本金500万円)が設立され、冷菓販売業を開始。二つの企業が後に合併する基盤がこの時期に築かれた。1972年5月には株式会社相原冷菓が設立され、総合アイスクリーム卸売を開始する。

合併による株式会社アイスコの設立

1992年4月、株式会社相原冷菓と高島物産株式会社が合併し、商号を株式会社アイスコに改めた。資本金は5000万円。合併と同時に神奈川県横浜市神奈川区に神奈川営業所を新設し、同年5月には神奈川県横浜市泉区に本社を移転した。この合併により、冷菓卸売の営業基盤が統合され、現在の会社組織の原型が完成した。資本金はその後、2009年の大我産業吸収合併時に7500万円に増資され、現在に至る。

冷凍食品卸売への進出と営業網の拡大

1996年4月、市販冷凍食品の卸売りを本格的に開始し、アイスクリームに加えて冷凍食品商材を扱うようになる。2000年3月には食肉販売業務を目的とした子会社株式会社アイオーを設立。2005年6月に埼玉県狭山市に狭山営業所を新設し、関東北部へのエリア拡大を進めた。2006年12月には千葉県船橋市に千葉物流センター、2007年3月には愛知県名古屋市港区に名古屋営業所を開設し、東海エリアへ進出。2009年4月には株式会社大我産業を吸収合併し、スーパーマーケット事業部を発足させた。

スーパー生鮮館TAIGAの出店と事業多角化

2011年11月、神奈川県横浜市港南区にスーパー生鮮館TAIGA第1号店となる芹が谷店を開店。以降、2013年10月に藤沢石川店、2015年12月に海老名下今泉店、2016年4月に座間店と、神奈川県内に店舗網を拡大した。2015年2月には不動産管理業務を目的としたアイスコホールディングス株式会社を設立、2018年1月に同社を吸収合併し、同年4月には株式会社アイオーも吸収合併してグループ経営の効率化を図った。2023年9月には藤が丘店を開店し、計7店舗体制を確立した。

株式上場と新たな成長ステージへの移行

2021年4月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場を果たす。2022年4月の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行した。上場を機に、新規事業であるフローズン専門店「FROZEN JOE'S」を2022年12月に川崎市に1号店としてオープン。2023年9月には横浜市二俣川に2号店、2024年7月に横浜市ゆめが丘に3号店、2025年9月に調布PARCOに4号店を出店した。同時期、埼玉県さいたま市に岩槻物流センター(2021年4月)、静岡県浜松市に営業所(2015年12月)、愛知県春日井営業所(2020年2月)と、物流拠点も拡充している。

関東マザー物流センター建設と10年ビジョンへの挑戦

2025年4月に横浜営業所を新設し、同年9月から関東マザー物流センターの建設に着手。同センターは2026年12月の稼働を予定し、冷凍立体自動倉庫を導入することで物流の自動化を推進する。これにより、従来アナログ作業に依存していた仕分け・ピッキングを自動化し、労働環境の改善と生産性の飛躍的向上を狙う。10年ビジョン「iceco VISION 2030」では、収益力でフローズン卸業界ナンバーワンを目標に掲げ、第二次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の最終年度に売上高625億円、営業利益7億2400万円を目指している。

年表39件を開く

1940年代

  • 1948年5月神奈川県横浜市戸塚区において、相原冷菓店としてアイスキャンデーの製造・販売・卸売り等の経営を開始する

1950年代

  • 1952年5月創業神奈川県横浜市西区において、高島物産株式会社(資本金5百万円)設立 冷菓販売業を開始
  • 1954年5月相原冷菓店がアイスクリームの製造及び卸売業に転業

1970年代

  • 1972年5月創業株式会社相原冷菓が設立され、総合アイスクリーム卸売を開始
  • 1972年8月神奈川県横浜市神奈川区に高島物産株式会社本社移転

1980年代

  • 1985年7月高島物産株式会社は、神奈川県横須賀市に横須賀営業所を新設

1990年代

  • 1992年4月M&A株式会社相原冷菓と高島物産株式会社が合併、商号を株式会社アイスコと改めた。資本金50百万円
  • 1992年4月神奈川県横浜市神奈川区に神奈川営業所を新設
  • 1992年5月神奈川県横浜市泉区に本社移転
  • 1996年4月市販冷凍食品の卸売りを本格的に開始

2000年代

  • 2000年3月創業神奈川県横浜市泉区において、食肉販売業務を行うことを目的として株式会社アイオーを設立(資本金10百万円)
  • 2005年6月埼玉県狭山市に狭山営業所を新設
  • 2006年12月千葉県船橋市に千葉物流センターを新設
  • 2007年3月愛知県名古屋市港区に名古屋営業所を新設
  • 2009年4月創業株式会社大我産業を吸収合併しスーパーマーケット事業部を発足。資本金75百万円

2010年代

  • 2011年11月神奈川県横浜市港南区にスーパー生鮮館TAIGA芹が谷店を開店
  • 2013年10月神奈川県藤沢市にスーパー生鮮館TAIGA藤沢石川店を開店
  • 2014年4月神奈川県厚木市に厚木物流センターを新設
  • 2015年2月創業神奈川県横浜市泉区において、不動産管理業務を行うことを目的としてアイスコホールディングス株式会社を設立(資本金3百万円)
  • 2015年12月静岡県浜松市東区に浜松営業所を新設
  • 2015年12月神奈川県海老名市にスーパー生鮮館TAIGA海老名下今泉店を開店
  • 2016年4月神奈川県座間市にスーパー生鮮館TAIGA座間店を開店
  • 2017年2月東京都立川市に立川営業所を新設
  • 2017年5月神奈川県横浜市都筑区に神奈川営業所を移転
  • 2018年1月M&A経営の効率化を目的として、子会社であるアイスコホールディングス株式会社を吸収合併
  • 2018年4月M&A経営の効率化を目的として、子会社である株式会社アイオーを吸収合併
  • 2018年4月静岡県浜松市中央区中里町に浜松営業所を移転
  • 2019年4月愛知県名古屋市緑区に名古屋緑営業所を新設
  • 2019年12月静岡県焼津市に焼津営業所を新設

2020年代

  • 2020年2月愛知県春日井市に春日井営業所を新設
  • 2021年4月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
  • 2021年4月埼玉県さいたま市に岩槻物流センターを新設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行
  • 2022年12月神奈川県川崎市にフローズン専門店FROZEN JOE'S元住吉ブレーメン通り店を開店
  • 2023年9月神奈川県横浜市青葉区にスーパー生鮮館TAIGA藤が丘店を開店
  • 2023年9月神奈川県横浜市旭区にフローズン専門店FROZEN JOE'S ジョイナステラス二俣川店を開店
  • 2024年7月神奈川県横浜市泉区にフローズン専門店FROZEN JOE'S ゆめが丘ソラトス店を開店
  • 2025年4月神奈川県横浜市金沢区に横浜営業所を新設
  • 2025年9月東京都調布市にフローズン専門店FROZEN JOE'S 調布PARCO店を開店

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで62,500百万円
  • 営業利益2027年3月期まで724百万円
  • 配当性向2027年3月期まで16.9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本経営の実践

    フルメンテナンスサービスを支える人材の採用・育成に投資し、多様な働き方や働きやすい人事制度の導入、業務の標準化と社員教育を徹底する。

  2. 02

    収益力の改革加速

    配送効率の高い拠点新設や統廃合による物流効率向上を進め、北関東・東海エリアの売上を拡大。2026年開設予定の関東マザー物流センターに冷凍立体自動倉庫を導入し、自動化で生産性向上と労働環境改善を図る。

  3. 03

    新規事業の育成

    FROZEN JOE’Sの収益化と出店加速に加え、海外戦略として人気の高い冷凍食品・アイスクリームの仕入れ、日本食ニーズの高い海外市場への販路開拓を進める。

  4. 04

    コンプライアンス経営の推進・徹底

    内部統制システムの構築・運用・強化に努め、全従業員への法令遵守体制の周知徹底を図り、社会的信頼性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で868人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は442万円で、5期前と比べて+3.8%平均年齢は39.1歳、平均勤続年数は5.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年3月42636.75.6645
2022年3月43136.75.7679
2023年3月42937.35.9693
2024年3月43337.65.0752
2025年3月43538.55.785071
2026年3月44239.15.886892

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率42.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)45.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
横浜営業所 — 横浜市金沢区1,347百万円
フローズン 事業
厚木物流センター — 神奈川県厚木市925百万円
フローズン 事業
スーパー生鮮館TAIGA芹が谷店 — 神奈川県横浜市 港南区887百万円
スーパー マーケット 事業
スーパー生鮮館TAIGA岡津店 — 神奈川県横浜市 泉区693百万円
スーパー マーケット 事業
千葉物流センター — 千葉県船橋市458百万円
フローズン 事業
焼津営業所 — 静岡県焼津市372百万円
フローズン 事業
スーパー生鮮館TAIGA永田店 — 神奈川県横浜市 南区358百万円
スーパー マーケット 事業
本社 — 神奈川県横浜市 泉区280百万円
本社
主な関係会社
  • 国内
    株式会社KANコーポレーション
    神奈川県横浜市 泉区
    議決権40.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は577億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.5%、利益が+33.3%。

売上高
+5.5%
577億円
営業利益
+33.3%
8億円
純利益
-20.0%
4億円
営業利益率
1.4%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高625億円577億円
営業利益7億円8億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥21¥21

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は156億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+27.9%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q103−1
2024年1Q12221.62
2024年2Q14542.82
2024年3Q122−1−0.80
2024年4Q116−1
2025年2Q29162.14
2025年4Q25600.01
2026年2Q30872.34
2026年4Q26910.40
2027年1Q15610.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、売上は313億円から577億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は1.4%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年3月31342
経営の効率化を目的として、子会社であるアイスコホールディングス株式会社を吸収合併
2018年3月33084
2019年3月35242
2020年3月36721
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
2021年3月40695
2022年3月42343
2023年3月44921
2024年3月50553
2025年3月547671.15
2026年3月577881.44

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高577億円のうち、営業利益として残るのは8億円1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.7%477億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%92億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
17.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
1.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
0.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−29億円で、差し引きのフリーCFは−23億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は18億円で、売上の0.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月7−5−2216
2020年3月3−6−1−312
2021年3月11−3−3817
2022年3月10−2−1823
2023年3月4−2−5220
2024年3月17−11−1624
2025年3月2−7−4−514
2026年3月6−2926−2318

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は210億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は19.8%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月111111009.7
2018年3月1221510712.3
2019年3月1241710713.9
2020年3月1361811813.4
2021年3月1432312016.3
2022年3月1493111820.7
2023年3月1513211920.9
2024年3月1683413420.5
2025年3月1743813522.1
2026年3月2104116819.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
35億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
168億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率13 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE284社中99位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中280位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.4%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
19.8%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,695で、1年前と比べて+45.6%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥2,695+0.0%1ヶ月+2.9%1年+45.6%時価総額106億円
過去52週の値幅
安値¥1,852高値¥2,749

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.2倍
PER (会社予想)21.7倍
PBR2.52倍
配当利回り0.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(2591円)を上回り、1カ月で2.9%上昇。52週高値2749円に接近したが、届かずに推移。出来高は薄く、8月5日は800株と低調で、流動性が低い。75日線(2500円)がサポートで、中期トレンドは上昇。1年では44.65%上昇と堅調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PER28.3倍は業界平均17.75倍を上回るが、PBR2.47倍は平均1.23倍を大きく超え、資産面では割高感がある。ROE9.4%は平均水準を考えればまずまずだが、直近の純利益は減少傾向で、営業利益率も1%前後と低い。配当利回り0.76%は平均2.98%を下回る。売上高は堅調に伸びているが、収益性改善が限定的で、成長期待と現在のバリュエーションは概ね均衡していると考える。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.2倍17.9倍
PER (予想)21.7倍
PBR2.52倍1.24倍
ROE9.4%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

半導体市況の回復と、生成AI関連の需要拡大を背景に、電子部品商社の業績改善期待が高まっている。強気派は、売上高の成長と利益率の改善が続くとして、今後の増益を期待する。一方弱気派は、半導体市況の変動リスクや、競争激化によるマージン低下を懸念する。また、財務面では自己資本比率の低さや、利益の小粒さが指摘される。追加で、直近の株価上昇が業績の実力以上である可能性を指摘する向きもある。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要回復

    売上高が3期連続で増加し、営業利益率も改善傾向にある。

  • 市場成長期待

    生成AI向け半導体需要の拡大が部品商社の取扱量を押し上げる。

  • 財務改善

    ROEは9%台と資本効率は良好で、自己資本も積み上がっている。

  • 売上高577億円と3期連続増収通年影響

    売上高は505→547→577億円に拡大。営業利益8億円と過去データ中で最高益

  • 営業利益率1.39%へ着実に改善通年影響

    営業利益は前期6億円から8億円へ33%増、利益率0.29pt向上

  • 最終黒字を3期連続で確保通年影響

    純利益は3億→5億→4億円と黒字継続し、赤字転落リスクは低い

  • 自己資本利益率9.4%と高水準継続影響

    ROE9.4%は卸売業として高く、資本効率の良さからPBR2.47倍を維持

マイナスに働く材料7
  • 市況変動リスク

    半導体サイクルの下振れ時には在庫評価損や売上減の懸念がある。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は1%台と低く、価格競争に弱い構造。

  • 株価の割高感

    1年で株価が約45%上昇し、PERは28倍と過去の水準より高い。

  • 営業利益率1.39%と低収益体質継続影響

    営業利益率は1.39%と低く、原燃料高が発生すれば増収効果が薄れやすい

  • 純利益が前期比減益通年影響

    純利益は5億→4億円へ減少。営業外損益の悪化が収益を圧迫

  • PER28.3倍は卸売業としては割高継続影響

    時価総額103億円に対し純利益4億円。成長鈍化ならPER修正リスク

  • 配当利回り0.76%と株主還元が薄い継続影響

    配当利回り0.76%と低く、株主還元を目当てとした買いは入りにくい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
半導体市況と需要動向を反映する主要指標。
営業利益率
低マージン商売の収益性改善・悪化を見極める。
在庫回転率
電子部品の需要変動と在庫リスクを把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21で、前期から+2.6%いまの株価に対する利回りは0.78%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥21
1株あたり
配当利回り
0.78%
いまの株価に対して
配当性向
20.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月1949.1
2024年3月192.723.1
2025年3月202.615.8
2026年3月202.620.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ10,964人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.0%を占め、残る60.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.255.056.056.258.959.7
事業法人46.841.541.340.440.240.0
証券会社3.02.32.80.60.1
外国法人0.20.20.50.20.1
外国人個人0.00.00.0
金融機関0.30.20.20.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社KANコーポレーション34.35
02相原 敏貴5.72
03相原 貴久4.96
04江崎グリコ株式会社3.82
05アイスコ従業員持株会3.63
06大洋建設株式会社1.54
07相原 久子1.53
08青木 哲也1.53
09山本 宗男0.85
10浅井 功0.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−96%、1株純資産は10期で−90%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月2,13710,07525.7
2018年3月3,89514,00132.4
2019年3月1391,07013.912.0
2020年3月901,1418.118.5
2021年3月16372825.17.4
2022年3月678059.411.327.4
2023年3月388224.618.749.1
2024年3月828829.79.823.1
2025年3月12398313.314.515.8
2026年3月961,0559.425.720.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
相原貴久代表取締役社長551,545,000
相原敏貴取締役会長78225,000
三國慎専務取締役5316,200
永野泰敬取締役CFO35
岡宮健一取締役(監査等委員)66
中田雅明取締役(監査等委員)683,600
榎本進一郎取締役(監査等委員)51
相原大輔常務執行役員
岸裕一執行役員
渡部俊治執行役員
向後誠執行役員
髙下純次執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4108110927
社外取締役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,841字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「I Care Everybody Company ~あらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたい~」という企業理念を掲げ、アイスクリーム・冷凍食品の卸売業を行うフローズン事業、食品スーパーマーケットの運営を行うスーパーマーケット事業を通して、食を通じた社会貢献を目標に、常にお客様に喜んでいただくことを目指して事業を行っております。 事業系統図は以下のとおりであります。(2026年3月31日現在) ① フローズン事業 当社フローズン事業は、関東及び東海エリアを中心に15拠点の物流センター・営業所・サテライトと約400台の配送用のトラックを所有し、主にドラッグストア、食品スーパー等の小売店で販売される市販用冷凍食品及びアイスクリームの卸売を行っております。また、新規事業としてフローズン専門店の運営を行っております。 ・商品 当社の取り扱う冷凍食品は、内食・中食需要により市場が拡大しております。冷凍食品・アイスクリームの商品知識を備えた営業担当者を育成し、小売業のニーズに応える商品提案を行っております。 ・サービス ドラッグストアなど、バックヤードに冷凍庫がなく少人数で運営する店舗においては、冷凍食品・アイスクリームの性質上溶解が発生してしまうため、すぐに売場の冷凍ケースに陳列しなければなりません。当社は、冷凍食品・アイスクリームの専門の卸問屋として、「ドロップ納品」(商品をバックヤードに置いてくるだけの納品スタイル)ではなく、売り場に直接陳列して納品する「フルメンテナンスサービス」(得意先の売り場に直接商品を納品し、売り場づくりまで当社の配送員が行うサービス)を主として提供しており、小売業の人手不足を補い、店舗に陳列の業務負担をかけることなく、商品を販売できるという付加価値を付けたサービスを対価を得て提供しております。フルメンテナンスサービスの中には、当社社員が得意先に代わって需要を予測し発注する、発注サービスも提供しております。 また、物流業界は深刻な人手不足、ドライバー不足となっておりますが、当社の配送は、通常9割を自社社員が行い、残り1割を協力会社等に委託しております。自社社員で配送することで、きめ細かいサービスを提供するとともに、フルメンテナンスサービスの質を高める教育を積極的に行い、得意先の開拓、拡大を図っております。 ・フローズン専門店 フローズン専門店「FROZEN JOE'S」の運営を行っております。FROZEN JOE'Sでは「本当に欲しいものが見つかる店」「持続可能な世界の実現に貢献する店」をブランドコンセプトとし、「食べておいしい」をモットーに、一般の小売店では取り扱いの少ない全国各地から取り寄せたこだわりの冷凍食品等を展開していきます。 ② スーパーマーケット事業 当社スーパーマーケット事業は神奈川県を中心に「スーパー生鮮館TAIGA」を7店舗、テナントとして1店舗展開しております。当社の強みである生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に注力する事で、大手スーパーとの差別化を図っております。生鮮3品につきましては、鮮度・品質・品揃え・価格に徹底的にこだわり、より良い商品、美味しい商品を、よりお求めやすく提供できるよう不断の努力を続けております。 当社の直営店舗は、出店立地の環境に応じ、主に売場面積150坪から320坪の範囲で店舗展開を進めております。 商品の供給につきましては、鮮度を重視するため、早朝に市場にて、担当バイヤーが青果・鮮魚を買い付けております。知識・経験豊富なバイヤーが買い付けた商品が、その日のうちに店頭に並び販売される、つまり当日仕入れ当日販売を行うことによって、鮮度にこだわっております。 都道府県   所在地   店舗名   規模(売場面積) 神奈川県   横浜市南区   スーパー生鮮館TAIGA永田店   150坪 横浜市泉区   スーパー生鮮館TAIGA岡津店   281坪 横浜市港南区   スーパー生鮮館TAIGA芹が谷店   301坪 横浜市青葉区   スーパー生鮮館TAIGA藤が丘店   175坪 藤沢市   スーパー生鮮館TAIGA藤沢石川店   320坪 海老名市   スーパー生鮮館TAIGA海老名下今泉店   260坪 座間市   スーパー生鮮館TAIGA座間店   196坪 ※ その他テナント店舗1店舗を運営しております。
経営方針・対処すべき課題2,079字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は社名の由来にもなっている「I Care Everybody Company ~あらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたい~」を企業理念とし、顧客を第一に考えることを全従業員に徹底しつつ事業の拡大に取り組んでまいりました。当社が創業以来顧客を第一に考えたサービス提供に徹し、質の高い付加価値業務を提供してきたことによって、既存顧客からより多くの支持を得ていると認識しています。引き続き顧客第一の精神の基で企業価値の最大化を図ってまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 当社は、10年ビジョン「iceco VISION 2030」を定め、卸業界内でオンリーワンのポジションを確立し、収益力でフローズン卸業界ナンバーワンを目指しております。2025年3月期~2027年3月期の3カ年を対象とした第二次中期経営計画は、当期で2年目を終え、最終年度を迎えます。第二次中期経営計画では「環境変化への徹底対応」を基本方針とし、目標とする経営指標を掲げて取り組んでまいりました。 なお、2026年12月に稼働を予定する関東マザー物流センターへの設備投資に伴い、最終年度である2027年3月期は減価償却費の増加および稼働初期の運営費用の発生により、営業利益は一時的な減益を見込んでおります。当社は、こうした成長投資を着実に実行することで、次期中期経営計画における収益力の飛躍的な向上を目指してまいります。 こうした方針のもと、最終年度の目標とする経営指標を以下のとおり見直しております。 目標とする経営指標(第二次中期経営計画) 2026年度(2027年3月期)目標 売上高(百万円)   62,500 営業利益(百万円)   724 配当性向   16.9% (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社の取り扱う家庭用冷凍食品及びアイスクリームは、即食簡便な冷凍食品需要の増加や猛暑の影響に加え、値上げ効果により市場は拡大しております。しかしながら、小売業界の競争激化や再編により、当社が身を置く食品流通業にも大きな影響が出ていることに加え、メーカーの納入条件見直しや、消費者の低価格志向により、厳しい状況が続いております。加えて、人口減少や高齢化が進み、特に物流業界では2024年問題など、人手不足は業界内でも深刻な状況であり、これにより採用コスト及び人件費の増加は避けられない環境となっております。 このような状況の中で、当社が目標として掲げている10年ビジョン「iceco VISION 2030」を達成させるためには、第二次中期経営計画に掲げた以下の重点テーマに取り組み、環境変化に対応しながら、ピンチをチャンスに変えていく必要があります。 ① 人的資本経営の実践 当社のフローズン事業が提供するフルメンテナンスサービスは、配送だけでなく納品や発注等の専門性が必要となり、人材採用や人材育成などの人的資本への投資が、売上の増加や生産性の向上に寄与するものと考えております。人材確保をより強化するために、多様な働き方への対応や、働きやすい人事制度への改定を推進するとともに、現場での教育体制を整え、業務の標準化や社員教育を徹底して行ってまいります。 ② 収益力の改革加速 収益力の改革を加速するため、サテライト拠点をはじめとする配送効率の高い配送拠点の新設や、現在の配送拠点の統廃合による物流効率向上を進めながら、北関東及び東海エリアの売上を拡大してまいります。特に2026年12月開設予定の関東マザー物流センターにおいては、物流の集約化を行い、持続可能な物流インフラとして、サテライト物流網を最大限に活かした取り組みを進めてまいります。当センターにはケース単位での保管、入出庫を自動で行う冷凍の立体自動倉庫の導入を計画しております。従来、人の手で行っていた仕分け・ピッキングなどのアナログ作業に対し、立体自動倉庫を活用した自動化を実現することで、労働環境の改善を図ると共に、生産性を飛躍的に向上させ、10年ビジョン達成へ向けた取引拡大に対応してまいります。 ③ 新規事業の育成 第一次中期経営計画のテーマ「新規事業の創出」の次ステップとしてFROZEN JOE’Sの収益化と出店を加速させてまいります。また、海外戦略として海外で人気の高い冷凍食品やアイスクリームの仕入や、日本国内製造品の販路拡大先として日本食ニーズの高い海外マーケットを中心に販売ルートを確立してまいります。 ④ コンプライアンス経営の推進・徹底 事業の拡大に伴い、それぞれの事象に応じたリスク管理やコンプライアンスの遵守体制が重要と考えております。企業の社会的な信頼性を高めるために、内部統制システムの構築・運用・強化に努め、全従業員への法令遵守体制の周知徹底に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,231字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、当社の事業及び財務・経理の状況等に影響を及ぼす事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を記載しております。当社はこれらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 業績の季節的変動 当社のフローズン事業においては、主力商品であるアイスクリームが季節商品であり、アイスクリームの売上は、天候の影響を受ける可能性があります。特に、冷夏の場合はこれらの売上が減少し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、アイスクリームの販売が夏季に集中するため、売上高は第2四半期会計期間の割合が高くなる傾向があります。なお、当事業年度における1年間の売上高及び営業利益は、以下のとおりであります。 (単位:千円) 2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   合計 売上高   14,344,025   16,432,809   13,902,894   13,036,600   57,716,328 (構成比)   24.9%   28.5%   24.1%   22.6%   100.0% 営業利益   255,631   449,179   16,434   60,965   782,208 (構成比)   32.7%   57.4%   2.1%   7.8%   100.0% (2) 特定の取引先への依存について 当社のフローズン事業においては、㈱クリエイトエス・ディー及び㈱ドン・キホーテ及びそのグループ会社に対する総売上高に対する割合が当事業年度においてそれぞれ21.7%及び18.7%と高くなっております。また、当社の主な仕入先のうち、㈱ナックスからの総仕入高に対する割合が当事業年度において26.5%と高くなっております。今後も当社と当該企業との良好な関係を続けてまいりますが、このような取引関係が継続困難となった場合や、各社の動向等の変化等、何らかの理由により当該企業との取引が大幅に減少する場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 食品の安全性について 当社のスーパーマーケット事業においては、食品の安全性に日頃より十分な注意を払い、商品の温度管理や、食中毒、異物混入の未然防止、及び食品表示の適正性確保に努めておりますが、外的要因や自社の対応の不備により安全性・品質確保に問題が生じ、食品の流通に支障をきたした場合、当社に対するお客様の信頼が失われ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) フローズン事業における競争激化による得意先の帳合変更等について 当社のフローズン事業が属する食品流通業界においては、得意先である小売業による業種業態を越えた競合が激化し、小売業界内での再編が行われております。これにより得意先による取引卸の集約化や帳合変更が行われる可能性があります。また、フルメンテナンスサービスの付帯業務である陳列業務、発注業務に関するクレーム等が重なった場合には帳合変更が行われる可能性があります。当社の強みであるフルメンテナンスサービスや、得意先への営業等を強化し、得意先との連携を強めておりますが、得意先の政策等により当社との取引が縮小・解消された場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) スーパーマーケット事業における競合について 当社のスーパーマーケット事業が属する小売業界においては、ドラッグストア業態によるスーパーマーケットやコンビニエンスストア市場への参入など、業種業態を越えた競合が激化しております。当社は強みである生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に注力すること等で差別化を図っておりますが、当社の競合企業に対して効果的な差別化を行うことができず当社が想定している事業展開が図れない場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制等について 当社は、各種法令に基づきコンプライアンスの遵守に努めており、「行動規範」や「コンプライアンス規程」を策定し、全役職員に対する研修を実施し、周知徹底を図っております。しかし、コンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、道路交通法や食品衛生法等、それぞれの事業分野において各種法令の変更に当社が的確に対応できなかった場合や、当社の事業運営においてこれらの法令に違反した場合等には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 固定資産の減損について 当社は、フローズン事業の営業所、スーパーマーケット事業の店舗において固定資産を保有しており、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。当社は減損損失が発生しないよう各営業所・各店舗の収益管理を徹底し、採算性の悪い事業所・店舗に対しては店舗オペレーションの効率化や、積極的な販売促進活動を行うなどの対策を講じております。しかし、当社の保有資産について実質価値の下落や収益性の低下等により減損処理が必要となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 人材の確保について 当社が安定的な成長を確保していくためには、優秀な人材の確保が必要不可欠と考えております。特に、フローズン事業の特徴であるフルメンテナンスサービスを提供するにあたっては、優秀な配送員を継続して雇用することが重要です。そのため、当社は積極的な採用活動を行うとともに、採用後の人材教育による早期戦力化と定着を図っております。しかしながら、昨今の日本経済全体として労働人口の減少等による人手不足や人件費の高騰が問題となっており、当社においても、さらなる人件費の高騰が生じた場合や、計画どおりに人材を確保できない場合は、人件費や委託配送費用等に追加のコストが発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 売上債権が回収不能となるリスクについて 当社は、主にフローズン事業において与信行為を行っておりますが、十分な与信管理を行うとともに、売上債権等に対して一定の貸倒引当金を計上する等、信用リスク管理に努めております。しかし、与信先の信用不安等により、貸倒損失の発生や貸倒引当金を追加で計上する場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 自然災害や事故のリスクについて 大規模地震や台風などの自然災害や感染症・伝染病の流行により、交通機能に障害が発生した場合や、その復旧が遅れた場合には、当社の仕入及び得意先への配送が困難になる可能性があります。これらの自然災害等により自社物流に支障が発生した場合には、速やかに危機対応、復旧対応に努めてまいりますが、営業活動への影響、物的、人的な損害等が発生し、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 大株主について 当社の取締役会長である相原敏貴並びに代表取締役社長である相原貴久及びその資産管理会社である株式会社KANコーポレーション(以下「同人」という)の合計所有株式数は、本書提出日現在で発行済株式総数の45.1%を所有しております。 同人は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。しかし、何らかの事情により、大株主である同人の株式の多くが減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,339字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末の流動資産は前事業年度末に比べて1,061百万円増加し、10,729百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金が769百万円、現金及び預金が293百万円増加したこと等によるものです。 固定資産は前事業年度末に比べて2,543百万円増加し、10,232百万円となりました。これは主に、関東マザー物流センターの建設に伴い建設仮勘定が2,281百万円、土地が534百万円それぞれ増加したこと等によるものです。この結果、当事業年度末における総資産は前事業年度末に比べ3,604百万円増加し、20,962百万円となりました。 (負債) 当事業年度末の流動負債は前事業年度末に比べて1,992百万円増加し、12,324百万円となりました。これは主に、新規借入により短期借入金が1,491百万円、フローズン事業の仕入の増加に伴い支払手形及び買掛金が366百万円増加したこと等によるものです。 固定負債は前事業年度末に比べて1,303百万円増加し、4,489百万円となりました。これは主に、新規の借入により長期借入金が1,214百万円増加したこと等によるものです。 この結果、当事業年度末における負債は前事業年度末に比べ3,295百万円増加し、16,813百万円となりました。 (純資産) 当事業年度末の純資産は前事業年度末に比べて308百万円増加し、4,148百万円となりました。これは主に、利益剰余金が296百万円増加したこと等によるものです。 ② 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、継続的な物価上昇や米国の通商政策の影響などに対する懸念が残るなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社が属する食品流通業およびスーパーマーケット業界においては、円安基調が継続する中で、物流コストや原材料価格の高止まりが続き、食品価格は引き続き高水準で推移しております。 このような経営環境のもと、当社は「ICECO VISION 2030」の達成に向けて、第二次中期経営計画のもと、物流体制の強化をはじめ、人財への投資や新規事業への取り組みを通じて、将来に向けた成長基盤の構築を進めております。特に物流体制の強化策の一環として、2025年4月に横浜営業所を稼働し、関東エリアの売上増加への対応と配送効率の向上に取り組んでおります。また、2025年9月より関東マザー物流センターの建設に着手し、2026年12月に稼働を予定しております。 さらに、新規事業である冷凍食品専門店「FROZEN JOE’S」については、2025年9月に「調布PARCO」内に4号店を開店し、今後も事業拡大に向けた展開を進めてまいります。 当事業年度はドラッグストアやディスカウントストアといった主要得意先との取引が堅調に推移したことにより、売上高は57,716百万円(前期比5.5%増)、売上総利益は9,991百万円(前期比4.4%増)となりました。また、採用を強化した結果、人件費や採用費が増加しましたが、配送効率の改善により、販売費及び一般管理費は9,209百万円(前期比2.9%増)に留まり、営業利益は782百万円(前期比24.6%増)となりました。営業外費用については、関東マザー物流センター建設に係る借入実行に伴い、資金調達費用および支払利息が増加した結果、経常利益は791百万円(前期比14.4%増)となりました。なお、特別損失としてスーパー生鮮館TAIGA藤が丘店に係る減損損失217百万円および固定資産売却損16百万円を計上した結果、当期純利益は374百万円(前期比22.1%減)となりました。 セグメント別の業績は以下のとおりであります。 (ⅰ)フローズン事業 フローズン事業では、主要取引先であるドラッグストアの新規出店等の影響により、売上高及びセグメント利益は堅調に推移いたしました。 以上の結果、フローズン事業の売上高は50,568百万円(前期比6.0%増)、セグメント利益は699百万円(前期比26.2%増)となりました。 (ⅱ)スーパーマーケット事業 スーパーマーケット事業におきましては、低価格商品へのニーズに対応しつつ、当社の強みである商品の鮮度・品質・品揃えに徹底してこだわった販売を行い、販売力の強化に努めてまいりました。また、管理コストの削減を進めた結果、セグメント利益は前期比で増加いたしました。 以上の結果、スーパーマーケット事業の売上高は7,148百万円(前期比1.7%増)、セグメント利益は82百万円(前期比11.9%増)となりました。なお、収益性が継続的に低調なスーパー生鮮館TAIGA藤が丘店につきましては、当事業年度において減損損失217百万円を計上しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は1,764百万円と前事業年度末に比べ326百万円(22.7%)増加となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは593百万円の収入(前期は178百万円の収入)となりました。これは主に、補助金の受取額428百万円、売上債権の増加額が769百万円(前期は182百万円の減少)となった一方で、税引前当期純利益が557百万円(前期比134百万円減少)、減価償却費が390百万円(前期は381百万円)、減損損失が217百万円、仕入債務の増加額が366百万円(前期は206百万円の増加)となったこと等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは2,882百万円の支出(前期は729百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入が54百万円(前期は1百万円)となった一方で、関東マザー物流センターの建設等に伴う有形固定資産の取得による支出が3,324百万円(前期は740百万円)、無形固定資産の取得による支出が57百万円(前期は0百万円)となったこと等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは2,615百万円の収入(前期は414百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が641百万円(前期は409百万円)、配当金の支払額が75百万円(前期は71百万円)となった一方で、新規借入により短期借入金が1,491百万円増加し、長期借入による収入が1,829百万円(前期は760百万円)となったこと等によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社においては、提供するサービスの性格上、当該記載が馴染まないことから記載を省略しております。 b.受注実績 当社においては、提供するサービスの性格上、当該記載が馴染まないことから記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) フローズン事業   50,568,092   6.0 スーパーマーケット事業   7,148,236   1.7 合計   57,716,328   5.5 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   第73期事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   第74期事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱クリエイトエス・ディー   11,846,235   21.6   12,499,855   21.7 ㈱ドン・キホーテ及び そのグループ会社   10,557,919   19.3   10,802,346   18.7 ㈱コスモス薬品   8,521,853   15.6   8,614,959   14.9 スギホールディングス㈱   5,741,913   10.5   7,361,049   12.8 3.スーパーマーケット事業の販売実績の2つの区分の「生鮮3品」、「その他」別の販売実績は以下の通りです。 分類別   売上高(千円) 生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)   3,705,088 その他   3,443,147 合計   7,148,236 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計基準は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項 (重要な会計方針)」に記載されているとおりであります。当社は、過去の実績値や状況を踏まえて合理的と判断される前提に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、見積りの不確実性により、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (売上高・売上原価・売上総利益) 当事業年度の売上高は57,716百万円(前期比5.5%増)、売上原価は47,724百万円(前期比5.7%増)となりました。これは主に、ドラッグストアやディスカウントストアといった主要得意先との取引が堅調に推移したことにより売上高及び売上原価が増加したことによるものであります。 この結果、売上総利益は9,991百万円(前期比4.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費・営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は9,209百万円(前期比2.9%増)となりました。これは主に、採用を強化した結果、人件費や採用費が増加した一方、配送効率の改善により増加が抑制されたことによるものであります。 この結果、営業利益は782百万円(前期比24.6%増)となりました。 (営業外収益・営業外費用・経常利益) 当事業年度における営業外収益は104百万円(前期比0.1%増)となりました。これは主に、不動産賃貸料や雑収入が増加したことによるものであります。また、営業外費用は95百万円(前期比135.2%増)となりました。これは主に、関東マザー物流センター建設に係る借入実行に伴い、資金調達費用および支払利息が増加したことによるものであります。 この結果、経常利益は791百万円(前期比14.4%増)となりました。 (特別利益・特別損失・当期純利益) 当事業年度における特別損失は233百万円となりました。これは主に、スーパー生鮮館TAIGA藤が丘店に係る減損損失217百万円および固定資産売却損16百万円を計上したことによるものであります。なお、特別利益の発生はありません。 この結果、税引前当期純利益は557百万円(前期比19.4%減)となりました。 (当期純利益) 当事業年度において、法人税、住民税及び事業税274百万円、法人税等調整額△91百万円を計上した結果、当期純利益は374百万円(前期比22.1%減)となりました。 財政状態の分析 当事業年度末の財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は1,764百万円と前事業年度末に比べ326百万円(22.7%)増加となりました。 なお、各キャッシュ・フローの状況と分析の具体的数値については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しています。 b.資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社の資金需要のうち主なものは、運転資金及び設備投資に関するものであります。運転資金の需要のうち主なものは、商品の仕入であります。この財源については、自己資金の効率的な運用に加え、金融機関からの短期借入金によりまかなう方針であります。設備投資資金需要のうち主なものは、配送用のトラックの購入や、営業所・物流センター及び店舗運営の拡充・整備によるものであり、金融機関からの借入によりまかなう方針であります。また、当事業年度末において主要取引銀行との間に当座貸越契約及びコミットメントライン契約による総額7,105百万円の借入枠を設定し、不測の事態に備えております。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標」に記載の通り、売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益を重要な経営指標として位置付けております。 第73期事業年度及び第74期事業年度の経営指標は、次の通りであります。 第73期事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   第74期事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   金額(千円)   前年同期比(%) 売上高   54,717,434   57,716,328   5.5 営業利益   627,979   782,208   24.6 経常利益   691,624   791,115   14.4 当期純利益   481,663   374,997   △22.1 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。